JP2004256112A - 圧力容器 - Google Patents

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一雄 古市
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Abstract

【課題】簡素な構造により圧力容器のコストをほとんど上昇させることなく、圧力容器内の圧力が所定の上限値を超えて上昇した場合に内部の加圧ガスを自動的に外部に放出して安全を確保するようにした圧力容器を提供する。
【解決手段】上部に開口部3を備えた容器本体2と、前記開口部の上面に配置され、下面にシール部材を収納するための収納凹部44が設けられた取付部材4と、内部が中空に形成され、前記収納凹部に収納されて前記開口部と前記取付部材の間をシールする中空シール部材5と、前記収納凹部の外周部の下端が前記開口部上面と所定距離の間隙を有する位置に前記取付部材を固定する固定手段31とを有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、洗浄液を収容し飲料注出用器具や配管等の洗浄を行うための圧力容器や、ビール等の飲料を収容して飲料を注出するための圧力容器に関するものであり、さらに詳しくは、圧力容器内の圧力が所定の上限値を超えて上昇した場合に内部の加圧ガスを自動的に外部に放出して安全を確保するようにした圧力容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
圧力容器内に洗浄液を収容し、飲料注出用器具や配管等の洗浄を行うための洗浄器としては、下記の特許文献1のような技術が公知である。特許文献1には、容器本体(2,12,22等)内に洗浄液を貯留し、加圧ガスの圧力により洗浄液をディスペンスヘッドおよび飲料注出器具等に圧送して洗浄を行う洗浄器が記載されている。この容器本体には、内部の圧力の解放および洗浄液の注入を行うための栓(5,6)が設けられている。
【0003】
この他にも、ビール等の飲料を収容し、加圧ガスの圧力により内部の飲料を加圧し、注出コックからグラス等に飲料を注出するための注出器としての圧力容器も公知である。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−117216号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の洗浄器は、ディスペンスヘッドや飲料注出器具に洗浄液を圧送して洗浄を行うものであるため、圧力容器内の圧力が高圧になりすぎないように注意する必要がある。内部の圧力が圧力容器の耐圧を超えるほど高圧になると、圧力容器自体が破壊してしまう危険もある。このため、洗浄器には使用できる加圧ガスの圧力の上限値が設定されており、その上限値以上の圧力の加圧ガスを供給することは禁止されている。しかし、洗浄現場での加圧ガスの圧力の確認が不十分であったり、また、洗浄能力を高めるために上限値以上の圧力を供給してしまったりすることも生じうる。
【0006】
また、圧力容器内の圧力が上限値を超えるような場合に備えて、容器本体の栓に所定圧力以上の内部圧力を外部に逃がすように動作する安全弁(リリーフ弁)を設けることも行われている。しかし、このような安全弁を設けることは圧力容器のコスト上昇を招くものである。
【0007】
また、規定値以上の圧力の加圧ガスを供給されても耐えられるように圧力容器自体の耐圧を高く設計することも行われている。しかし、これもまた圧力容器のコスト上昇を招くものである。さらに、使用に伴う経時変化により圧力容器の材質が劣化したり、圧力容器に付けた傷等により耐圧が設計値よりも低下してしまうという問題点がある。
【0008】
そこで、本発明は、簡素な構造により圧力容器のコストをほとんど上昇させることなく、圧力容器内の圧力が所定の上限値を超えて上昇した場合に内部の加圧ガスを自動的に外部に放出して安全を確保するようにした圧力容器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の圧力容器は、上部に開口部を備えた容器本体と、前記開口部の上面に配置され、下面にシール部材を収納するための収納凹部が設けられた取付部材と、内部が中空に形成され、前記収納凹部に収納されて前記開口部と前記取付部材の間をシールする中空シール部材と、前記収納凹部の外周部の下端が前記開口部上面と所定距離の間隙を有する位置に前記取付部材を固定する固定手段とを有するものである。
【0010】
また、上記の圧力容器において、前記取付部材は、飲料収容容器から飲料を供給するためのディスペンスヘッドを取り付け可能なものとして、前記ディスペンスヘッドから供給される加圧ガスにより、前記容器本体内の洗浄液を前記ディスペンスヘッドおよび前記ディスペンスヘッドに接続された機器に流通させてそれらを洗浄することができる。
【0011】
また、上記の圧力容器において、前記容器本体内の飲料を注出するための注出コックと、前記容器本体内に加圧ガスを供給するための加圧ガス供給口を設け、前記取付部材は、圧力容器の開口部を密封する蓋部材とし、前記加圧ガス供給口から供給される加圧ガスにより、前記容器本体内の飲料を前記注出コックから注出することができる。
【0012】
また、上記の圧力容器において、前記取付部材は、前記容器本体の前記開口部に密封状態で取り付けられる容器上部とし、前記容器上部に、前記容器本体内の飲料を注出するための注出コックと、圧力容器内に加圧ガスを供給するための加圧ガス供給口を設け、前記加圧ガス供給口から供給される加圧ガスにより、前記容器本体内の飲料を前記注出コックから注出することができる。
【0013】
また、上記の圧力容器において、前記容器本体は、缶入り飲料を缶ごと収納可能なものとすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態としての洗浄器1の構成を示す断面図である。洗浄器1の容器本体2と取付部材4とは圧力容器を構成し、内部に加圧ガスを導入しても気密性を保つように作られている。圧力容器の材質はステンレス材等が使用できる。容器本体2の上部には開口部3が形成されており、開口部3の外周にはねじが形成されている。開口部3の上部に取付部材4を載置して、固定部材31によって取付部材4を密封状態で取り付け固定する。固定部材31の内周にもねじが形成されており、開口部3の外周のねじと螺合して固定するようになっている。なお、これらのねじは2条ねじを構成している。
【0015】
取付部材4の下面側の開口部3と対向する位置には、中空シールリング5を収納するための収納凹部44が形成されている。収納凹部44は下方に開口する環状の凹部として形成されている。収納凹部44の内周側の壁面が開口部3の内周面にガイドされ、取付部材4の位置決めがなされる。取付部材4の上面側は、ディスペンスヘッド7(図2参照)が取り付け可能である。ディスペンスヘッド7と取付部材4とは、係合突起41によるバヨネット機構等の接続機構によってワンタッチで結合することができる。
【0016】
取付部材4には、加圧ガスを容器本体2内に流入させるための流入孔42が設けられている。さらに取付部材4には、ディスペンスヘッド7の中空シャフト71の下端部75と接続するための接続部43が設けられている。この接続部43の下方には、ホース6が接続されている。ディスペンスヘッド7から供給された圧縮空気や二酸化炭素ガス等の加圧ガスは流入孔42から容器本体2内に流入し、容器本体2の内圧を高めて内部に貯留した洗浄液をホース6を通して容器外に圧送することができる。洗浄液としては通常、水道水が使用される。
【0017】
図2は、ディスペンスヘッド7の構成を示す断面図である。ディスペンスヘッド7は、ビール樽等の飲料容器に取り付けて、加圧ガスの圧力により、冷却サーバー等の注出器に飲料を供給するための器具である。本発明の洗浄器1は、取付部材4にディスペンスヘッド7を着脱自在に取り付けることができ、ディスペンスヘッド7およびそれに接続された接続パイプ、冷却器、注出器等に洗浄液を圧送することができ、それらの洗浄を行うことができる。
【0018】
ディスペンスヘッド7の取付部78は、係合突起41により取付部材4に取り付けられる。ディスペンスヘッド7を取付部材4に取り付けた状態で、ハンドル73を回転させて中空シャフト71を下方に押し下げると、中空シャフト71の下端部75が接続部43に液密状態で接続される。それと同時に、ガス供給口74から供給された加圧ガスが容器本体2内に流入する。加圧ガスにより加圧された容器本体2内の洗浄液は、ホース6から中空シャフト71内を通り、流出口77から流出する。
【0019】
注出器等の洗浄を行うには、洗浄器1の取付部材4にディスペンスヘッド7を取り付け、ディスペンスヘッド7のガス供給口74から加圧ガスを供給するとともに、ディスペンスヘッド7の流出口77に接続パイプを介して注出器等を接続しておく。そして、ディスペンスヘッド7のハンドル73を回転させて中空シャフト71を下方に押し下げる。すると、加圧ガスは容器本体2内に流入し、洗浄液を加圧する。加圧された洗浄液は、ホース6から中空シャフト71内を通り、流出口77から注出器等に供給される。このように加圧された洗浄液が通過することにより、ディスペンスヘッド7、接続パイプ、注出器等の内部の飲料通路が洗浄される。
【0020】
ガス供給口74には、コンプレッサーからの圧縮空気や、二酸化炭素ガス等のボンベから減圧弁により所定の圧力に調整された加圧ガスが供給される。しかし、加圧ガスの圧力が錯誤により正規の値に調整されなかったり、洗浄液の圧力を高めるために高圧力側に設定されてしまうこともあり得る。
【0021】
本発明の洗浄器1では、このように上限圧力よりも高圧の加圧ガスが供給されてしまった場合でも、加圧ガスの圧力を確実に容器本体2外に逃がすようにして、洗浄器1の安全性を向上させるものである。上限値を超える圧力では、加圧ガスが取付部材4と開口部3との間の中空シールリング5の部分から容器外部に逃げることになる。詳しい説明は後述する。例えば、洗浄作業における加圧ガスの正規の圧力が100〜120kPaであり、洗浄器1の圧力容器としての耐圧が1MPaとすれば、500kPa以上の圧力で、加圧ガスを外部に逃がすようにすることができる。
【0022】
図3は、洗浄器1における取付部材4と中空シールリング5の構成を示す図である。図3(a)は取付部材4を図1における下面側から見た図である。取付部材4の下面側の外周部には、環状に収納凹部44が形成されており、その収納凹部44に中空シールリング5が収納されている。収納凹部44の外周側の外周壁45の下端面には、突起46が形成されている。この突起46は、開口部3に取付部材4が取り付け固定された際に、外周壁45の下面と開口部3の上面との間に所定距離の間隙を確保するためのものである。
【0023】
図3(b)は、取付部材4の突起46の部分を側面から拡大した図である。この図に示すように、突起46の突出量dだけ、外周壁45の下面と開口部3の上面との間に間隙が設けられるようになる。なお、突起46は、図3(a)では円周上の均等位置に4個所設けられているが、4個に限らず1個以上の適宜の数だけ形成することができる。また、間隙を確保するための構成としては、他の手段を用いてもよい。例えば、固定部材31の固定側回転位置を規制するストッパを設ける等の構成が利用できる。
【0024】
図3(c)は、取付部材4の収納凹部44と中空シールリング5、開口部3の拡大断面図である。中空シールリング5は、このように中空パイプ状であってその中空パイプが環状に形成されたものである。中空シールリング5の材質としてはシリコンゴム等の軟質材料が使用できる。
【0025】
容器本体2内の圧力が上限値以下であれば、取付部材4と開口部3との間は中空シールリング5によってシールされ、加圧ガスの漏れが生じることはない。容器本体2内の圧力が上限値を超えると、中空シールリング5の開口部3との接触部近傍が外側方向に膨らむように変形する。このような変形は環状の中空シールリング5の全周の一部に発生する。そして、この変形部から加圧ガスが容器本体2外に放出される。
【0026】
加圧ガスが放出される圧力の上限値は、中空シールリング5の材質や形状によって調整することができる。外周壁45と開口部3の間の間隙の距離dは、中空シールリング5の材質や形状にしたがって適切な値に設定しておく。例えば、シリコンゴムからなる中空パイプ外径8mm、中空パイプ肉厚0.8mmの中空シールリングの場合、距離dは0.5mm程度が好ましい。この場合、加圧ガスが放出される圧力は約500kPaとなる。また、中空パイプの肉厚を1.0mmとすると、放出圧力は約1MPaとなる。
【0027】
以上のように、本発明の洗浄器1においては、中空シールリング5を使用したシール構造により、所定の上限圧力を超える加圧ガスを確実に圧力容器の外部に放出することができる。このため、規定圧力以上の高圧により圧力容器が破損したり破裂するというような事故を確実に防止することができ、洗浄器1の安全性が著しく向上する。また、洗浄器1に専用の安全弁等を設ける必要もなく、洗浄器1の耐圧を必要以上に大きくする必要もないため、洗浄器1のコストを低下させることができる。
【0028】
次に本発明の他の実施の形態について説明する。図4は、第2の実施の形態として、本発明を家庭用の飲料注出器10に適用した例を示すものである。この図は飲料注出器10の構成を示す断面図である。飲料注出器10は、内部にビール等の飲料を収容し、二酸化炭素等の加圧ガスの圧力により、飲料を注出コック60からグラス等に注出するものである。
【0029】
飲料注出器10の容器本体20と取付部材としての蓋部材24とは圧力容器を構成し、内部に加圧ガスを導入しても気密性を保つように作られている。圧力容器の材質はステンレス材等が使用できる。容器本体20の上部には開口部22が形成されており、開口部22の外周にはねじが形成されている。開口部22の上部に蓋部材24を載置して、固定部材23によって蓋部材24を密封状態で取り付け固定する。固定部材23の内周にもねじが形成されており、開口部22の外周のねじと螺合して固定するようになっている。なお、これらのねじは2条ねじを構成している。
【0030】
開口部22と蓋部材24とのシール構造は、図1のシール構造と同様である。すなわち、蓋部材24の下面側の開口部22と対向する位置には、中空シールリング50を収納するための収納凹部25が形成されている。収納凹部25は下方に開口する環状の凹部として形成されている。収納凹部25には中空シールリング50が収納されている。
【0031】
容器本体20には、加圧ガスを容器本体20内に供給するための加圧ガス供給口21が設けられている。また、容器本体20には、容器本体20内部の飲料を注出するための注出コック60が設けられている。加圧ガスによって加圧された飲料は注出パイプ63を通り、注出コック60の注出口62から注出される。注出コック60のレバー61を倒すことにより、飲料が注出口62からグラス等に注出される。
【0032】
加圧ガス供給口21には、二酸化炭素ガス等のボンベから減圧弁により所定の圧力に調整された加圧ガスが供給される。しかし、この減圧弁が錯誤により正規の圧力に調整されないこともあり得る。また、低温の二酸化炭素ガスが流通するにしたがい、減圧弁が冷却されてその機能が損なわれ、加圧ガスの圧力が高圧側にシフトしてしまうことも生じ得る。
【0033】
この飲料注出器10では、このように上限圧力よりも高圧の加圧ガスが供給されてしまった場合でも、加圧ガスの圧力を確実に容器本体20外に逃がすようにして、飲料注出器10の安全性を向上させるものである。この飲料注出器10の開口部22と蓋部材24の間のシール構造は、図1のシール構造と同様であるため、上限値を超える圧力では、加圧ガスが開口部22と蓋部材24との間の中空シールリング50の部分から容器外部に放出され、容器内部の圧力を下げることになる。また、飲料注出器10に専用の安全弁等を設ける必要もなく、飲料注出器10の耐圧を必要以上に大きくする必要もないため、飲料注出器10のコストを低下させることができる。
【0034】
図5は、第3の実施の形態としての、家庭用の飲料注出器11の構成を示す断面図である。この飲料注出器11は、内部に缶ビール等の飲料を缶ごと収容し、二酸化炭素等の加圧ガスの圧力により、飲料を注出コック16からグラス等に注出するものである。飲料注出器11の内部には保冷剤18が配置されており、缶ビール等の飲料は保冷剤18により冷却状態に保たれる。
【0035】
飲料注出器11の容器本体12と取付部材としての容器上部13とは圧力容器を構成し、内部に加圧ガスを導入しても気密性を保つように作られている。圧力容器の材質は合成樹脂やステンレス材等が使用できる。容器本体12の上部には開口部121が形成されている。開口部121の上部に容器上部13を載置して、固定部材14によって容器上部13を密封状態で取り付け固定する。固定部材14と開口部121とは係合突部によって着脱自在に結合される。
【0036】
開口部121と容器上部13との間のシール構造は、図1のシール構造と同様である。すなわち、容器上部13の下面側の開口部121と対向する位置に収納凹部が形成されており、その収納凹部に中空シールリング15が収納されている。容器上部13には、加圧ガスを容器本体12内に供給するための加圧ガス供給口17が設けられている。また、容器上部13には、容器本体12内部の飲料を注出するための注出コック16が設けられている。加圧ガスによって加圧された飲料は注出コック16に接続された注出パイプを通り、注出コック16から注出される。
【0037】
この飲料注出器11も、図1のものと同様のシール構造により、上限圧力よりも高圧の加圧ガスが供給されてしまった場合でも、加圧ガスの圧力を確実に容器本体12外に逃がすことができ、飲料注出器11の安全性を向上させるものである。上限値を超える圧力では、加圧ガスが開口部121と容器上部13との間の中空シールリング15の部分から容器外部に放出され、容器内部の圧力を下げることになる。また、飲料注出器11に専用の安全弁等を設ける必要もなく、飲料注出器11の耐圧を必要以上に大きくする必要もないため、飲料注出器11のコストを低下させることができる。
【0038】
【発明の効果】
本発明は、以上に説明したように構成されているので、以下のような効果を奏する。
【0039】
圧力容器のシール構造として中空シール部材を利用するようにしたので、上限圧力よりも高圧の加圧ガスが供給された場合でも、加圧ガスの圧力を確実に圧力容器外に逃がすことができ、圧力容器の安全性を向上させることができる。さらに、圧力容器に専用の安全弁等を設ける必要もなく、圧力容器の耐圧を必要以上に大きくする必要もないため、圧力容器のコストを低下させることができる。
【0040】
取付部材はディスペンスヘッドを取り付け可能なものとし、容器本体内の洗浄液をディスペンスヘッドおよびディスペンスヘッドに接続された機器に流通させてそれらを洗浄するようにして、安全に洗浄作業を行うことができる。高圧の加圧ガスによる洗浄器の破損や破裂等の事故も確実に無くすことができる。また、洗浄器のコストを低下させることができる。
【0041】
飲料を注出するための注出コックを設け、加圧ガスにより容器本体内の飲料を注出コックから注出するようにして、家庭でも安全に飲料注出器を利用することができる。また、飲料注出器のコストを低下させることができる。
【0042】
容器本体が缶入り飲料を缶ごと収納可能なものであれば、家庭でも安全かつ手軽に飲料注出器を利用することができる。また、飲料注出器のコストを低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態である洗浄器の構成を示す断面図である。
【図2】図2は、ディスペンスヘッドの構成を示す断面図である。
【図3】図3は、洗浄器における取付部材と中空シールリングの構成を示す図である。
【図4】図4は、本発明の第2の実施の形態である飲料注出器の構成を示す断面図である。
【図5】図5は、本発明の第3の実施の形態である飲料注出器の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1…洗浄器
2,20,12…容器本体
3,22,121…開口部
4…取付部材
5,50,15…中空シールリング
6…ホース
7…ディスペンスヘッド
10,11…飲料注出器
13…容器上部
18…保冷剤
21,17…加圧ガス供給口
24…蓋部材
31,23,14…固定部材
41…係合突起
42…流入孔
43…接続部
44,25…収納凹部
45…外周壁
46…突起
60,16…注出コック
61…レバー
62…注出口
63…注出パイプ
71…中空シャフト
73…ハンドル
74…ガス供給口
75…下端部
77…流出口
78…取付部

Claims (5)

  1. 上部に開口部(3,22,121)を備えた容器本体(2,20,12)と、
    前記開口部(3,22,121)の上面に配置され、下面にシール部材を収納するための収納凹部(44,25)が設けられた取付部材(4,24,13)と、
    内部が中空に形成され、前記収納凹部(44,25)に収納されて前記開口部(3,22,121)と前記取付部材(4,24,13)の間をシールする中空シール部材(5,50,15)と、
    前記収納凹部(44,25)の外周部(45)の下端が前記開口部(3,22,121)上面と所定距離の間隙を有する位置に前記取付部材(4,24,13)を固定する固定手段(31,23,14)とを有する圧力容器。
  2. 請求項1に記載した圧力容器であって、
    前記取付部材(4)は、飲料収容容器から飲料を供給するためのディスペンスヘッド(7)を取り付け可能なものであり、
    前記ディスペンスヘッド(7)から供給される加圧ガスにより、前記容器本体(2)内の洗浄液を前記ディスペンスヘッド(7)および前記ディスペンスヘッド(7)に接続された機器に流通させてそれらを洗浄するものである圧力容器。
  3. 請求項1に記載した圧力容器であって、
    前記容器本体(20)内の飲料を注出するための注出コック(60)と、
    前記容器本体(20)内に加圧ガスを供給するための加圧ガス供給口(21)を有し、
    前記取付部材は、圧力容器の開口部(22)を密封する蓋部材(24)であり、
    前記加圧ガス供給口(21)から供給される加圧ガスにより、前記容器本体(20)内の飲料を前記注出コック(60)から注出するものである圧力容器。
  4. 請求項1に記載した圧力容器であって、
    前記取付部材は、前記容器本体(12)の前記開口部(121)に密封状態で取り付けられる容器上部(13)であり、
    前記容器上部(13)は、前記容器本体(12)内の飲料を注出するための注出コック(16)と、圧力容器内に加圧ガスを供給するための加圧ガス供給口(17)を備え、
    前記加圧ガス供給口(17)から供給される加圧ガスにより、前記容器本体(12)内の飲料を前記注出コック(16)から注出するものである圧力容器。
  5. 請求項4に記載した圧力容器であって、
    前記容器本体(12)は、缶入り飲料を缶ごと収納可能なものである圧力容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013144553A (ja) * 2012-01-13 2013-07-25 Nippon Light Metal Co Ltd ディスペンサ洗浄用容器の安全装置

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