JP2004254991A - 遊技機 - Google Patents

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JP2004254991A JP2003050478A JP2003050478A JP2004254991A JP 2004254991 A JP2004254991 A JP 2004254991A JP 2003050478 A JP2003050478 A JP 2003050478A JP 2003050478 A JP2003050478 A JP 2003050478A JP 2004254991 A JP2004254991 A JP 2004254991A
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Takaaki Ichihara
高明 市原
Hiroshi Ishii
浩 石井
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Abstract

【課題】遊技媒体が入賞すると速やかに遊技者に特典を付与するとともに、異常な入賞信号を発見することができる遊技機を提供する。
【解決手段】この遊技機は、遊技媒体が流下する遊技領域と、遊技領域内に設けられた入賞領域と、その入賞領域近傍に設けられ、その入賞領域を通過する遊技媒体を検出する遊技媒体検出手段とを有し、遊技媒体検出手段から出力される検出信号に応じて遊技者に特典を付与する。この遊技機は、前記遊技媒体検出手段と接続され、遊技媒体検出手段から出力される検出信号を受信する検出信号監視部を備える。検出信号監視部は、遊技媒体検出手段から出力される検出信号の受信間隔が予め設定された基準期間内となる連続検出の発生頻度が設定値を超える場合に(S14でNO,S20でNO,S22でYES)、発生頻度が設定値を超えたことを報知する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機に関し、詳しくは、遊技機に対して行われる不正行為を検出するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技領域内に設けられた入賞領域を、遊技領域内を流下する遊技媒体が通過すると、遊技者に特典を付与する遊技機が知られている。例えばパチンコ機では、遊技領域内に各種入賞口(入賞領域)が設けられ、遊技領域内を流下するパチンコ球(遊技媒体)が入賞口に入賞(通過)すると、遊技者に賞球が払出される。この種の遊技機では、入賞領域を通過した遊技媒体の数と特典を付与する回数が一致する必要がある。このために、入賞領域を通過した遊技媒体を1個ずつ遊技機外に排出する装置を備えた遊技機が開発されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載の遊技機では、入賞口にパチンコ球が入賞したことを検出する検出センサが設けられる。また、各入賞口に入賞したパチンコ球は入賞球処理装置(いわゆる球切り装置)に集められ、入賞球処理装置から1個ずつパチンコ機外に排出される。そして、検出センサで検出されたパチンコ球数と入賞球処理装置から排出されたパチンコ球数が一致するか否かを判定することで、入賞口に入賞したパチンコ球の数だけ賞球が払出されるようになっていた。
なお、特許文献1の遊技機では、検出センサで遊技球が検出されても、その遊技球が入賞球処理装置から排出されるまでは賞球が払出されないため、遊技球の入賞から賞球の払出しまでに一定の時間を要するものとなっていた。そこで、速やかに賞球を払出すために入賞球処理装置を無くし、入賞領域に設けた検出センサからの検出信号にのみ基づいて賞球の払出を行うようにした遊技機も提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−142328号公報
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】上述したように特許文献1に記載の遊技機では、遊技者に速やかに特典が付与されないという問題がある。一方、新しく提案された遊技機では、検出センサと制御基板との間に不正部品を設置し、この不正部品によって1個の検出信号から複数個の検出信号を発生させて多くの特典を得ようとする不正を行われた場合に、この不正を発見することができないという問題がある。特に、この種の不正行為によって得られる特典の量は余り大きくならないため、遊技店の店員によってこの種の不正行為を発見することは困難でもあった。
【0005】
そこで、本発明は、遊技媒体が入賞すると速やかに遊技者に特典を付与するとともに、上述した不正行為を発見することができる遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用および効果】上記課題を解決するために本願に係る遊技機は、遊技媒体が流下する遊技領域と、遊技領域内に設けられた入賞領域と、その入賞領域近傍に設けられ、その入賞領域を通過する遊技媒体を検出する遊技媒体検出手段とを有し、遊技媒体検出手段から出力される検出信号に応じて遊技者に特典を付与する。この遊技機は、前記遊技媒体検出手段と接続され、遊技媒体検出手段から出力される検出信号を受信する検出信号監視部を備える。そして、この検出信号監視部は、遊技媒体検出手段から出力される検出信号の受信間隔が予め設定された基準期間内となる連続検出の発生頻度が設定値を超える場合に、発生頻度が設定値を超えたことを報知することを特徴とする。
この遊技機では、遊技領域に設けられた入賞領域の近傍に遊技媒体検出手段が設けられ、この遊技媒体検出手段からの検出信号に応じて遊技者に特典を付与する。したがって、遊技媒体が入賞領域を通過すると速やかに遊技者に特典が付与される。また、この遊技機には、遊技媒体検出手段からの検出信号を受信する検出信号監視部が設けられる。検出信号監視部は、遊技媒体検出手段から出力される検出信号の受信間隔が予め設定された基準期間内となる連続検出の発生頻度が設定値を超える場合に、発生頻度が設定値を超えたこと(すなわち、不正行為の可能性があること)を報知する。したがって、連続検出が頻発する場合にのみ不正行為の可能性が報知され、連続検出が偶発的に生じた場合は不正行為の可能性が報知されない。すなわち、この種の遊技機では遊技領域内を複数の遊技媒体が流下するため、入賞領域に複数の遊技媒体が偶発的に連続入賞する場合があり、このような場合には不正行為の可能性があるとは報知されない。このため、上述した不正行為の発見を精度良く行うことができる。
【0007】
なお、上記「基準期間」は、遊技機の種類や遊技態様等に応じて適宜設定することができる。例えば、受信間隔が設定時間T1以内となるときに「基準期間」内と判定することができる。
また、遊技媒体検出手段の検出領域を遊技媒体が通過するのに要する時間が無視できない場合は、検出信号がチャタリングすることが考えられる。このような場合、基準期間に上限値T2と下限値T3を設定することができる。この場合、検出信号の受信間隔がT3以上T2以内となるときに「基準期間」内と判定される。
【0008】
また、連続検出の「発生頻度」は、種々の方法により算出することができる。例えば、連続検出が発生したときに、その連続検出と直前に発生した連続検出との時間間隔から「発生頻度(すなわち、単位時間当りの連続検出発生回数)」を算出することができる。
あるいは、入賞領域への遊技媒体の入賞回数とその入賞領域での連続検出の発生回数との比(連続検出発生回数/入賞回数)を「発生頻度」としてもよい。この場合、入賞回数は遊技媒体検出手段からの検出信号をカウントすることで算出できる。
【0009】
上記遊技機では、遊技領域内に複数の入賞領域が設けられるとともに、これら入賞領域毎にその近傍に遊技媒体検出手段が設けられていてもよい。この場合、前記検出信号監視部は、遊技媒体検出手段のそれぞれと接続され、これら遊技媒体検出手段から出力される検出信号を受信する。そして、同一の遊技媒体検出手段から出力される検出信号の受信間隔が予め設定された基準期間内となる連続検出の発生頻度が設定値を超える場合に、発生頻度が設定値を超えたこと(すなわち、不正行為の可能性があること)を報知することが好ましい。
なお、入賞領域が複数設けられる場合は、上記「基準期間」は、入賞領域毎に異なる値を設定するようにしてもよい。例えば、入賞領域毎に入賞確率が異なる場合は、異なる「基準期間」を設定するようにしてもよい。
あるいは、複数の入賞領域のいずれかが可変入賞装置に設けられる場合もある。可変入賞装置は、遊技状態によって遊技媒体の入賞確率が高い状態と入賞確率が低い状態とに切替えられる。したがって、可変入賞装置についての「基準期間」は、可変入賞装置の動作状態によって異なる値が設定されていてもよい。
【0010】
上記遊技機においては、前記検出信号監視部は、連続検出の「発生頻度」を遊技媒体検出手段の違いを区別することなく算出してもよい。すなわち、異なる入賞領域で連続検出が頻発する場合に、発生頻度が設定値を超えたこと(不正行為の可能性があること)を報知するようにしてもよい。
あるいは、前記検出信号監視部は、遊技媒体検出手段毎に算出された連続検出の発生頻度のいずれかが設定値を超える場合に、発生頻度が設定値を超えたこと(不正行為の可能性があること)を報知するようにしてもよい。このような構成によると、同一の遊技媒体検出手段において発生した連続検出の発生頻度によって不正行為の可能性が報知されるため、誤報知を防止することができる。
【0011】
また、前記検出信号監視部の一つの態様としては、次に記載する構成をとることができる。
すなわち、前記検出信号監視部は、連続検出の発生時刻を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された発生時刻に基づいて不正行為の可能性を判定する判定手段と、判定手段により不正行為の可能性があると判定された場合に不正行為の可能性があることを報知する報知手段とを有する。この判定手段は、連続検出が発生した場合に、その発生時刻と記憶手段に記憶されている直前の連続検出の発生時刻とから発生頻度を算出し、(1)算出された発生頻度が設定値以下の場合は、記憶手段に記憶されている発生時刻を消去して新しく発生した連続検出の発生時刻を記憶し、(2)算出された発生頻度が設定値を超え、かつ、記憶手段に記憶されている発生時刻の数が設定回数未満の場合は、新しく発生した連続検出の発生時刻を記憶手段に追加記憶し、(3)算出された発生頻度が設定値を超え、かつ、記憶手段に記憶されている発生時刻の数が設定回数以上の場合は、不正行為の可能性があると判定する。
このような構成によると、連続検出の発生頻度が設定値以下の場合は記憶手段に記憶されている内容がリセットされるため、記憶手段の記憶容量を少なくすることができる。
【0012】
また、上記遊技機においては、前記検出信号監視部により発生頻度が設定値を超えたこと(不正行為の可能性があること)が報知された場合に、不正行為による特典付与を防止する手段をさらに備えることが好ましい。このような構成によると、不正行為による遊技店の損失の拡大を防止することができる。
「防止手段」としては、例えば、遊技機の一部の機能を停止させる手段として構成することができる。例えば、特典として遊技媒体の払出を行う遊技機の場合には、遊技媒体を払出す払出装置の動作を停止させる手段として構成できる。あるいは、遊技領域に遊技媒体を発射する発射装置を備える遊技機の場合には、発射装置の動作を停止させる手段として構成できる。
【0013】
【発明の実施の形態】最初に、次に説明する実施例の主要な特徴を記載する。
(形態1) 請求項に記載の遊技機はいわゆるパチンコ機である。パチンコ機はパチンコ球(遊技媒体)が流下する遊技領域を備える。遊技領域には複数の入賞口(入賞領域)が配される。入賞口のそれぞれには入賞口センサ(遊技媒体検出手段)が配されている。各入賞口センサはメイン制御部(請求項でいう検出信号監視部に相当する)に接続される。メイン制御部は、入賞口センサからの検出信号に応じて払出装置を駆動したり、その検出信号に連続検出が発生したときに不正行為の可能性があるか否かを判定する。不正行為の可能性があると判定したときは、その旨をランプ・スピーカによって報知する。
【0014】
【実施例】本発明を遊技機の一種であるパチンコ機に具現化した一実施例について図面を参照して説明する。図1は本実施例に係るパチンコ機の外観を示す正面図である。図1に示すように本実施例に係るパチンコ機10は遊技盤を備え、この遊技盤の遊技領域12(発射レールによって囲まれた領域)には、図柄表示装置15、入賞口16a〜16d、第1種始動口19、大入賞口20等が適宜配置されている。
遊技領域12の略中央に組付けられる図柄表示装置15には、図柄表示器18と保留球ランプ25が設けられている。図柄表示器18には液晶表示器が用いられる。図柄表示器18の画面上には3つの特別図柄が所定条件下変動表示される。変動表示される特別図柄は、変動停止時の図柄の組合せによって大当り遊技状態(大入賞口20が開放される状態)に移行するか否かを遊技者に認識させる役割を果たす。特別図柄として用いられる図柄としては、文字(英数字や漢字等)、記号、図形、絵柄等があるが、本実施例では数字(0〜9)が用いられる。図柄表示器18に表示される変動停止時の図柄が「7・7・7」等のいわゆるゾロ目となると、大当り遊技状態に移行するようになっている。
【0015】
保留球ランプ25は、特別図柄の変動保留回数(本実施例の最大保留回数は4回)を表示するランプである。保留球ランプ25は、4個のLEDにより構成されており、保留回数に応じた数のLEDが点灯される。図柄変動の保留は、図柄表示器18に特別図柄が変動表示されている状態で第1種始動口19にパチンコ球が入賞すると行われる。保留された図柄変動は、図柄表示器18に変動表示されている図柄変動が終了すると保留された順に表示される。なお、図柄変動が4回保留されている状態で第1種始動口19にパチンコ球が入賞しても、当該入賞に基づく図柄変動は保留されない。
【0016】
入賞口16a〜16dのそれぞれには、当該入賞口に入賞したパチンコ球を検出する入賞センサ41a〜41dが設けられる(図1では図示省略;ただし、図3に図示)。入賞センサ41a〜41dによりパチンコ球が検出されると、払出装置30(図2参照)より賞球(賞品球)が払い出される。
【0017】
第1種始動口19には始動口センサ42が設けられる。始動口センサ42によりパチンコ球が検出されると、図柄表示器18に特別図柄が変動表示される。第1種始動口19は、入賞口16a〜16dと同様に、パチンコ球が入賞すると払出装置30より賞球が払い出される。また、第1種始動口19は開閉羽19aを有する。開閉羽19aは、大当り遊技状態に移行する確率が高い遊技状態(いわゆる、確変状態)となると開かれる期間が長くなり、第1種始動口19にパチンコ球が入賞し易い状態となる。なお、パチンコ機10が確変状態へ移行するか否かは、図柄表示器18に表示される変動停止時の図柄によって決まる。本実施例では、図柄表示器18に表示される変動停止時の図柄の組み合せが「1・1・1」等の奇数のゾロ目となるとき、確変状態に移行するようになっている。
【0018】
大入賞口20は開閉蓋21を有し、開平蓋21はソレノイド44によって開閉駆動されるようになっている。開閉蓋21は、大当り遊技状態に移行すると開放される。開閉蓋21が開放される期間は、大入賞口20にパチンコ球が所定個数(一般的には10個)入賞するか、開放してから30秒間を経過するまでのいずれか早いほうで終了する。開閉蓋21が開放されると、大入賞口20にパチンコ球が入賞可能な状態となる。大入賞口20に入賞したパチンコ球は、大入賞口20内に設けられた通常ゾーンとVゾーンのいずれかに入賞するようになっている。通常ゾーンに入賞したパチンコ球は入賞センサ(図示を省略)で検出され、払出装置30より賞球が払出される。Vゾーンに入賞したパチンコ球はV入賞センサ43(図3で表示)で検出される。V入賞センサ43でパチンコ球が検出されると、開閉蓋21が閉じられた後所定条件下再び解放される。本実施例では、一度の大当りに開閉蓋21が開放される回数は最大16回となっている。
なお、上述した各種入賞口16a〜16d,第1種始動口19,大入賞口20に入賞したパチンコ球は、アウト口(図示省略)に入球したパチンコ球と共に、パチンコ機10の裏側に設けられた排出口から機外に排出されるようになっている。
【0019】
また、パチンコ機10には、上述した遊技盤以外にも、賞球の受皿である上皿22が設けられる。上皿22の下方には効果音等を出力するスピーカ24が配設され、遊技領域12の周囲には各種のランプ装置26が配される。これらスピーカ24とランプ装置26は、遊技の進行に応じてそれぞれ効果音、効果光が出力される。また、後述するようにパチンコ機10に不正が行われている可能性があると判定されたときは、スピーカ24から報知音が出力され、同時に、ランプ装置26が所定の点灯パターンで点滅するようになっている。
さらに、パチンコ機10の正面右下の位置には発射装置が設けられる。発射装置は、発射ハンドル23や図示しない発射モータにより構成される。遊技者が発射ハンドル23を操作すると発射モータが駆動され、これによりパチンコ球が発射されるようになっている。発射装置より発射されたパチンコ球は、上述した遊技盤に形成された遊技領域12に打ち出される。打ち出されたパチンコ球は遊技領域12を流下し、流下するパチンコ球が各種入賞口に入賞することで図柄表示器18や大入賞口20が作動して遊技が進行することとなる。例えば、第1種始動口19にパチンコ球が入賞すると図柄表示器18に特別図柄が変動表示され、変動表示される図柄変動が所定の組合せで停止すると大入賞口20が開閉される。図柄表示器18に特別図柄が変動表示される際や大入賞口20が開閉される大当り状態においては、スピーカ24やランプ装置26から効果音や効果光が出力され遊技を盛り上げる。また、第1種始動口19や大入賞口20等の入賞装置にパチンコ球が入賞すると、次に説明する払出装置30より賞球が払い出される。
【0020】
次に、払出装置30の構成について図2を参照して説明する。図2はパチンコ機の裏面側に配備される裏セット板およびその付属物を示す背面図である。図2に示すように、払出装置30はパチンコ機10の裏面側に取付けられた裏セット板11に配設されている。裏セット板11には、払出装置30の他に、パチンコ球を多数貯留するための球貯留タンク13、球貯留タンク13に貯留されたパチンコ球を払出装置30に誘導する誘導レール14が設けられている。なお、上記誘導レール14は、図示していないが内外に2つの球通路が並列に形成されている。
【0021】
払出装置30は、図2に示すように、誘導レール14に連通する上部球誘導路31aと、上部球誘導路31aの下流側開口部近くに設けられた回転球受け体34と、回転球受け体34の下方に配置される下部球誘導路31bとを有している。これら上部球誘導路31a、回転球受け体34および下部球誘導路31bも、誘導レール14が2列に形成されていることに応じて、それぞれ内外に1対相互に隣接して設けられている。
回転球受け体34は、一つのパチンコ球を一時的に受け得る凹部(球受け部)34aが複数形成され(図では6カ所)、この球受け部34aには上部球誘導路31aを通行してきたパチンコ球が一球ずつ受け入れられる。回転球受け体34は、モータ36(図3に表示)により回転駆動される。このため、モータ36が回転することによって、球受け部34aに受け入れられたパチンコ球を一球ずつ規則的に下部球誘導路31bに落入させることができる。既に述べたように回転球受け体34は2列(内外)に形成されているため、内外それぞれの回転球受け体34からパチンコ球が下部誘導路31bに排出される。この内と外の2つの回転球受け体34からパチンコ球が排出されるタイミングは、両回転球受け体34よりパチンコ球が同時に排出されないように調整されている。すなわち、内と外に設けた回転球受け体34が所定の角度だけ位相がずれて設けられることで、パチンコ球の排出タイミングがずれるように構成されている。
回転球受け体34から排出されたパチンコ球が落入する下部球誘導路31bの上流側部分は、賞球用球誘導路32aと貸し球用球誘導路32bとの二つに分かれている。そして、回転球受け体34の回転方向に応じて球受け部34aから排出・落下するパチンコ球が賞球用球誘導路32aに落入するか或いは貸し球用球誘導路32bに落入するかが決定される。
【0022】
かかる構成の結果、球貯留タンク13に貯留するパチンコ球は、球貯留タンク13の底部から誘導レール14および上部球誘導路31aを通って回転球受け体34に至る。そして、モータ36が回転駆動されることによって回転球受け体34が回転し、その結果、パチンコ球は1球ずつ下部球誘導路31b(賞球用球誘導路32a又は貸し球用球誘導路32b)に送出(落入)される。すなわち、遊技者に賞球を払出すときは回転球受け体34が反時計回りに回転し、回転球受け体34から排出されたパチンコ球は賞球用球誘導路32aに落入する。一方、パチンコ球を貸し球として払い出すときは回転球受け体34が時計回りに回転し、回転球受け体34から排出されたパチンコ球は貸し球用球誘導路32bに落入する。これら賞球用球誘導路32a、貸し球用誘導路32bに落入したパチンコ球は払出用球誘導路35に流れ、パチンコ機10の前面に設けられた上皿22に排出される。
【0023】
上記払出装置30には、回転球受け体34に隣接してフォト検出器(フォトカプラ)より成る回転検出センサ29が備えられており、これによって回転球受け体34の回転を検出する。すなわち、回転球受け体34には回転球受け体34と一体となって回転する図示しない円盤状の位置検出板が付設されており、この位置検出板の周縁部には、上記複数の球受け部34aそれぞれに対応する複数のスリットが一定の間隔(角度)をあけて設けられている。また、回転検出センサ29は、位置検出板が回転する際において位置検出板のスリットの通過を検出し得る所定の位置に配設される。したがって、位置検出板のスリットの一つが回転検出センサ29の検出位置を通過する度に、回転検出センサ29がオンとなり、回転検出信号が後述する払出制御部60に出力される。つまり、球受け部34aから一球のパチンコ球が排出され得る回転角度(即ち上記6カ所の球受け部34aを有する本実施形態に係る回転球受け体34では60度)の回転毎に一回の回転検出信号が払出制御部60に出力される。
【0024】
また、上記払出装置30の賞球用球誘導路32aには、当該誘導路を通行するパチンコ球を検出する賞球検出センサ27(典型的には近接スイッチ)が設けられている。賞球検出センサ27は、内と外に2列に設けられた賞球用球誘導路32aのそれぞれに設けられている。そして、当該賞球用球誘導路32aをパチンコ球が通行した際に、賞球検出信号を後述する払出制御部60に出力する。
同様に、貸し球用球誘導路32bにも、当該誘導路を通行するパチンコ球を検出する貸し球検出センサ28(典型的には近接スイッチ)が設けられている。この貸し球検出センサ28も、内と外に2列に設けられた貸し球用球誘導路32bのそれぞれに設けられている。そして、貸し球用球誘導路32bをパチンコ球が通行した際に、貸し球検出信号を後述する払出制御部60に出力する。
【0025】
次に、上述のように構成されるパチンコ機10の制御系の構成について図3を参照して説明する。図3はパチンコ機10の制御系の構成を示すブロック図である。図3に示すようにパチンコ機10には、パチンコ機10全体を制御するメイン制御部52と、メイン制御部52と電気的に接続された複数のサブ制御部(表示制御部54,音制御部56,ランプ制御部58,払出制御部60)を備える。
【0026】
メイン制御部52は、パチンコ機10の各電動装置(図柄表示器18,スピーカ24,保留球ランプ25,ランプ装置26,払出装置30等)の動作を統括する制御装置である。
メイン制御部52は、CPU,ROM,RAM等により構成される。メイン制御部52のCPUは、ROMに格納されている遊技制御プログラムを実行することでサブ制御部(表示制御部54,音制御部56,ランプ制御部58,払出制御部60)にコマンドを出力し、これにより各遊技装置(図柄表示器18,スピーカ24,保留球ランプ25,ランプ装置26,払出装置30等)を制御する。メイン制御部52のRAMには、上記遊技制御プログラムを実行する際に発生する各種データや入出力信号が格納される。
【0027】
また、メイン制御部52には、入賞センサ41a〜41d,始動口センサ42,V入賞センサ43等が接続され、これら入賞検出センサから出力される検出信号が入力するようになっている。メイン制御部52は、センサ41a〜41d,42,43からの検出信号を受信すると払出コマンドを作成し、その作成した払出コマンドを払出制御部60に出力する。払出制御部60は、払出コマンドを受信すると、払出装置30を駆動して賞球を払い出す。このようにメイン制御部52は、センサ41a〜41d,42,43の検出信号に基づいて直ちに払出コマンドを作成し、払出制御部60に出力するため、パチンコ球が入賞口に入賞すると速やかに賞球が払出される。
また、後述するようにメイン制御部52は、入賞センサ41a〜41d、始動口センサ42から出力される検出信号の受信状態から、パチンコ機10に不正行為が行われているか否かを判定するようになっている。すなわち、入賞センサ41a〜41d、始動口センサ42とメイン制御部52の間に、不正部品(例えば、検出信号を増加させる回路)が設置されているか否かの判定を行う。この不正行為判定処理のためにメイン制御部52のRAMには、入賞センサ41a〜41d,始動口センサ42別に検出信号の受信時刻(入賞時刻)が記憶され(図5参照)、また、連続検出の発生時刻が記憶される(図6参照)。上述したことから明らかなように本実施例では、大入賞口20に入賞したパチンコ球を検出する入賞センサ(V入賞センサ43等)の検出信号に基づいて不正行為が行われているか否かを判定しない。大入賞口20は所定個数のパチンコ球が入賞すると開閉蓋21が閉じられてしまうため、不正行為を働く可能性が低いためである。
また、メイン制御部52にはソレノイド44が接続されており、メイン制御部52はソレノイド44の駆動を制御することで大入賞口20の開閉を制御する。
【0028】
表示制御部54は、図柄表示器18に表示される画像(特別図柄の変動表示等)を制御する制御装置である。表示制御部54は、メイン制御部52と同様、CPU,ROM,RAM等により構成される。表示制御部54のCPUは、メイン制御部52から出力されるコマンドを解析し、コマンドで指示された画像を図柄表示器18に表示させる。
【0029】
音制御部56は、スピーカ24から出力される音声(効果音)を制御する制御装置である。音制御部56は、メイン制御部52と同様、CPU,ROM,RAM等により構成される。音制御部56のCPUは、メイン制御部52から出力されるコマンドを解析し、コマンドで指示された音声をスピーカ24から出力させる。
【0030】
ランプ制御部58は、保留球ランプ25,ランプ装置26の点灯を制御する制御装置である。ランプ制御部58は、メイン制御部52と同様、CPU,ROM,RAM等により構成される。ランプ制御部56のCPUは、メイン制御部52から出力されるコマンドを解析し、コマンドで指示された発光パターンでランプ装置26を点灯し、また、コマンドで指示された保留球数だけ保留球ランプ25を点灯する。
【0031】
払出制御部60は、払出装置30を制御する制御装置である。払出制御部60は、メイン制御部52と同様、CPU,ROM,RAM等により構成される。払出制御部60のCPUは、メイン制御部52から出力される払出コマンドを解析し、モータ36を駆動することで払出コマンドで指示された賞球数を払出す。
【0032】
次に、上述したように構成される遊技機の制御系で行われる処理を説明する。なお、メイン制御部52で行われる不正検出処理以外の処理(例えば、入賞検出信号に基づく賞球の払出処理等)は、従来公知のパチンコ機における処理と同一であるため、ここではその説明を省略し、メイン制御部52で行われる不正検出処理のみを説明する。図4はメイン制御部52で行われる不正検出処理の手順を示すフローチャートであり、図5は不正検出処理を行う際にメイン制御部52のRAMに格納される入賞時刻の一例を示す図であり、図6は不正検出処理を行う際にメイン制御部52のRAMに格納される連続検出の発生時刻の一例を示す図である。
【0033】
メイン制御部52の不正検出処理は、入賞センサ41a〜41d、始動口センサ42のいずれかから出力される検出信号を受信すると開始される。図4に示すように不正検出処理が開始されると、メイン制御部52は、まず、検出信号を受信した時刻(すなわち、入賞時刻)を入賞センサ別に記憶する(S10)。図5に示すように、メイン制御部52のRAMには、入賞センサ別に入賞時刻を記憶する記憶領域が2箇所設けられている。検出信号を受信すると、その検出信号を出力したセンサ用の記憶領域に入賞時刻を格納する。例えば、図5に示す状態で入賞センサ41aからの検出信号を受信した場合は、入賞センサ41aの2番目の領域に入賞時刻を格納する。なお、2番目の記憶領域まで入賞時刻が記憶されているときは、2番目の記憶領域に格納されている入賞時刻を1番目の記憶領域にシフトし、しかる後2番目の記憶領域に入賞時刻を格納する。
ステップS12では,ステップS10で入賞時刻を記憶した入賞センサについて入賞間隔T1を算出する。具体的には、該当する入賞センサの2番目の記憶領域に格納されている入賞時刻(当該不正検出処理のステップS10で格納された入賞時刻)から1番目の記憶領域に格納されている入賞時刻を減算することにより算出する。なお、1番目の記憶領域にしか入賞時刻が記憶されていない場合(当該入賞センサによる入賞検出が最初の入賞検出の場合)は、入賞間隔T1が算出できないため、入賞間隔T1を「設定値1」とする。図5に示すように、「設定値1」はセンサ別に設定され、請求項でいう「基準期間」を規定するための数値である。具体的には、始動口センサ42についてはP1、入賞センサ41aについてはP2、・・等と設定されている。
次いで、ステップS12で算出された入賞間隔T1が「設定値1」以上となったか否かを判定する(S14)。入賞間隔T1が「設定値1」以上となる場合〔ステップS14でYES〕は、連続検出が発生していないと判定して不正検出処理を終了する。したがって、上述したステップS12で入賞間隔T1が算出できない場合は、ステップS14の判定が必ずYESとなり、そのまま不正検出処理を終了することとなる。一方、入賞間隔T1が「設定値1」未満となる場合〔ステップS14でNO〕は、連続検出が発生したと判定してステップS16に進む。
【0034】
ステップS16では、ステップS14で連続検出が発生したと判定されたセンサについてその連続検出の発生時刻を記憶する。図6に示すように、メイン制御部52のRAMには、センサ別に連続検出の発生時刻を記憶する領域が4箇所設けられている。ステップS16では、連続検出が発生したセンサ用の記憶領域のうち空いている一番前の記憶領域に発生時刻を格納する。例えば、図6に示す状態で始動口センサ42で連続検出が発生した場合は、始動口センサ42の2番目の記憶領域に発生時刻を記憶する。発生時刻には、当該不正検出処理のステップS10で記憶された入賞時刻と同一の時刻が記憶される。
ステップS18では,ステップS16で発生時刻を記憶した入賞センサについて発生間隔T2を算出する。具体的には、ステップS16で格納した発生時刻からその一つ前の記憶領域に格納されている発生時刻を減算することにより算出する。なお、ステップS16で格納した発生時刻が1番目の記憶領域に格納された場合は、発生間隔T2が算出できないため、発生間隔T2を「設定値2」とする。図6に示すように、「設定値2」はセンサ別に設定され、連続検出の発生頻度が不正行為が原因か否かを判定するための数値である(すなわち、請求項に記載した「設定値」に相当する)。具体的には、始動口センサ42についてはQ1、入賞センサ41aについてはQ2、・・等と設定されている。
【0035】
次いで、ステップS18で算出された発生間隔T2が「設定値2」を超えるか否かを判定する(S20)。発生間隔T2が「設定値2」を超える場合〔ステップS20でYES〕は、不正行為が行われていないと判定してステップS26に進む。
ステップS26では、該当するセンサの発生時刻が記憶されている記憶領域のうち最新の発生時刻(すなわち、当該不正検出処理のステップS16で格納した発生時刻)を除いてクリアし、最新の発生時刻を1番目の記憶領域に格納する。これにより、最新の連続検出以前に発生した連続検出の発生時刻が消去され、以後は最新の連続検出を基準に不正行為の判定が行われることとなる。
【0036】
一方、発生間隔T2が「設定値2」以下の場合〔ステップS20でYES〕は、不正行為が行われている可能性があると判定してステップS22に進む。
ステップS22では該当する入賞センサについて、「設定値2」以下の発生間隔で発生した連続検出の発生回数が「設定値3」以上となったか否かを判定する。具体的には、該当する入賞センサの記憶領域に記憶されている発生時刻の回数が「設定値3」以上となったか否かで判定する。図6に示すように、「設定値3」は入賞センサ別に設定されている(本実施例では、「4」以下の正数が設定されている)。
発生回数が「設定値3」以上とならない場合〔ステップS22でNO〕はそのまま不正検出処理を終了し、発生回数が「設定値3」以上となる場合〔ステップS22でYES〕は不正報知処理を開始する(S24)。不正報知処理では、メイン制御部52から音制御部56及びランプ制御部58に不正報知コマンドが出力される。これにより、スピーカ24から報知音が出力され、ランプ装置26が所定のパターンで点滅を開始する。このため、遊技店の店員等が不正行為の可能性に気付き、迅速な対応が可能となる。
【0037】
上述したことから明らかなように、本実施例のパチンコ機10では、「設定値1」以下の時間間隔で検出信号を受信する連続検出が「設定値2」以下の発生間隔で「設定値3」以上連続して発生すると不正報知が行われる。したがって、パチンコ球が偶発的に同一入賞装置に入賞する場合には、不正行為が行われているとは判定されず不正報知処理が行われない。また、この不正行為が行われているか否かの判定は、入賞センサ毎に判定されるため精度良く不正行為の検出が行われている。
【0038】
以上、本発明の好適な一実施例について詳細に説明したが、本発明は上述した例に限られることなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。例えば、次に説明する形態で実施することもできる。
【0039】
(1)上述した実施例において、始動口センサ42に連続検出が発生したか否かを判定するための「設定値1」は、遊技状態に合わせて変更するようにしてもよい。すなわち、始動口センサ42が配される第1種始動口19は、確変状態では開閉羽19aが開かれる期間が長くなり、非確変状態では開閉羽19aが開かれる期間が短くなる。このため、確変状態では第1種始動口19にパチンコ球が入賞し易く、非確変状態では第1種始動口19にパチンコ球が入賞し難くなる。そこで、図7に示すように、始動口センサ42に関する「設定値1」を確変状態ではP1とし、非確変状態ではP1’(>P1)とする。これにより、始動口センサ42に連続検出が発生したか否かを精度良く判定することができる。
【0040】
(2)上述した実施例では不正行為の判定を入賞センサ別に行ったが、本発明はこのような形態に限られない。例えば、連続検出が発生したか否かについては入賞センサ別に判定するが、連続検出であると判定された場合にはその発生時刻を入賞センサ毎に分類することなく記憶するようにしてもよい(図8参照)。そして、そのようにして記憶された発生時刻の発生間隔がQ1’以下で、その発生回数がR1’以上となるときに、不正行為の可能性があると判定するようにしてもよい。このような構成によると、入賞センサは異なるが頻繁に連続検出が発生しているような場合に不正報知が行われ、不正行為をより早い時期に発見することが可能となる。
【0041】
(3)上述した実施例では、入賞センサに連続検出が発生したか否かを検出信号の受信間隔が「設定値1」未満か否かで判定するようにしたが、本発明はこのような形態に限られない。例えば、入賞センサの検出領域をパチンコ球が通過するのにある程度の時間を要する場合には、入賞センサからの検出信号にチャタリングが発生することがある。このような場合には、さらに、検出信号の受信間隔T1が所定値を超えるときにのみ連続検出と判定するようにしてもよい。すなわち、検出信号の受信間隔が所定値以下のときは連続検出と判定しないこととなる。これによって、チャタリングを誤って連続検出と判定されることを防止することができる。
【0042】
(4)上述した実施例では、連続検出の発生間隔T2を発生頻度としたが、本発明はこのような形態に限られない。例えば、入賞口への入賞回数とその入賞口での連続検出の発生回数との比(連続検出発生回数/入賞回数)を「発生頻度」としてもよい。この場合、入賞回数は入賞センサからの検出信号をカウントすることで算出できる。そして、上述したように算出される「発生頻度」が所定値を超えるときに不正行為が行われていると判定してもよい。
また、1個の検出信号を複数個に増加させる不正回路が設けられている場合、連続検出回数と入賞回数は所定の正数比となる。このため、上述したように算出された「発生頻度」が正数比となるときに不正行為が行われていると判定してもよい。
【0043】
(5)上述した実施例では、始動口センサ42と入賞センサ41a〜41dのそれぞれについて検出信号の状態を監視したが、一部のセンサ(例えば、始動口センサ42)についてのみ検出信号の状態を監視してもよい。一部の入賞センサについてのみ検出信号を監視することで、不正検出処理を簡易に行うことができる。この場合、不正行為が行われ易い入賞口(例えば、始動口センサ)についてのみ不正行為を判定することが好ましい。
【0044】
(6)上述した実施例では、スピーカ24とランプ装置26を用いた不正報知処理のみを行ったが、これと併せて或いはこれに換えて次に説明する処理を行うようにしてもよい。例えば、不正行為が行われている可能性が高いと判定されたときに、メイン制御部からホールコンピュータにその旨を通知する報知信号を出力するようにしてもよい。また、メイン制御部から発射制御部に発射禁止コマンドを出力したり、あるいは、メイン制御部から払出制御部に払出禁止コマンドを出力するようにしてもよい。発射禁止コマンドや払出禁止コマンドを出力するようにした場合、遊技店の損失の拡大を速やかに防止することができる。
【0045】
(7)上述した実施例では、本発明の技術をパチンコ機に適用した例であったが、他にも、アレンジホール機や雀球遊技機等に用いることが可能である。
【0046】
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るパチンコ機の外観を示す正面図。
【図2】図1に示すパチンコ機の裏面側に配備される裏セット板およびその付属物を示す背面図。
【図3】図1に示すパチンコ機の制御部の構成を示すブロック図。
【図4】メイン制御部で行われる不正検出処理の処理手順を示すフローチャート。
【図5】メイン制御部のRAMに設けられる入賞時刻の記憶領域を説明するための図。
【図6】メイン制御部のRAMに設けられる連続検出の発生時刻の記憶領域を説明するための図。
【図7】本実施例を変形した他の形態を説明するための図。
【図8】本実施例を変形した他の形態を説明するための図。
【符号の説明】
10・・パチンコ機
18・・図柄表示器
24・・スピーカ
25・・保留球ランプ
26・・ランプ装置
30・・払出装置
41a〜41d・・入賞センサ
42・・始動口センサ
43・・V入賞センサ
44・・ソレノイド
52・・メイン制御部
54・・表示制御部
56・・音制御部
58・・ランプ制御部
60・・払出制御部

Claims (1)

  1. 遊技媒体が流下する遊技領域と、遊技領域内に設けられた入賞領域と、その入賞領域近傍に設けられ、その入賞領域を通過する遊技媒体を検出する遊技媒体検出手段とを有し、遊技媒体検出手段から出力される検出信号に応じて遊技者に特典を付与する遊技機であって、
    前記遊技媒体検出手段と接続され、遊技媒体検出手段から出力される検出信号を受信する検出信号監視部を備え、
    この検出信号監視部は、遊技媒体検出手段から出力される検出信号の受信間隔が予め設定された基準期間内となる連続検出の発生頻度が設定値を超える場合に、発生頻度が設定値を超えたことを報知することを特徴とする遊技機。
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