JP5118953B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

本発明は、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能なスロットマシンに関し、特には外部からのメダルの投入に基づいてゲームを行うスロットマシンに関する。
この種のスロットマシンでは、外部から投入されたメダルをセンサで検出し、これら検出されたメダル数に基づいて賭数を設定したり、賭数を設定するためのクレジットとして記憶したりするが、例えば、一度投入された遊技媒体を外部から牽引して再度使用する不正行為、いわゆる逆戻し等の不正が行われる可能性があるため、これら投入メダルを検出するセンサをメダルの流下方向に沿って2つないし3つ配置し、これら複数のセンサによる検出順に基づいてメダルの流下方向についても検出できるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2000−325549号公報(第1頁) 特開2003−281592号公報(第3頁、第2図)
本発明は、メダルが検出もされず返却もされずに取り込まれてしまうこと(いわゆる飲み込み)を防止できるスロットマシンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のスロットマシンは、
1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであって、
メダル投入口から投入されたメダルを前記賭数の設定に用いるために取り込むための取込経路と、
前記メダル投入口から投入されたメダルを返却するための返却経路と、
前記メダル投入口から投入されたメダルの流下経路を、前記返却経路または前記取込経路のいずれかの流下経路に切り替える流路切替手段と、
前記取込経路に沿って配置された複数の投入メダルセンサと、
前記複数の投入メダルセンサのうち最も上流側の投入メダルセンサがメダルを検出した後、最も下流側の投入メダルセンサが該メダルを検出したことを条件に、メダルが投入されたことを判定する判定手段と、
を備え、
前記流路切替手段は、メダルをあと1枚投入することでメダルの受付が禁止される状態において、前記判定手段によってメダルが投入されたと判定される前であって、該メダルを前記複数の投入メダルセンサのうち前記最も上流側の投入メダルセンサが検出したタイミングでメダルの流下経路を前記取込経路から前記返却経路に切り替えて、該メダルの直後に投入されたメダルを返却させる
ことを特徴としている。
この特徴によれば、メダルを1枚だけ投入可能な状態では、最後の1枚のメダルが投入されてから極力早い段階でメダルの流下経路が取込経路から返却経路に切り替わるので、更にメダルが流下してきた場合でも当該メダルが検出もされず返却もされずに取り込まれてしまうこと(いわゆる飲み込み)を防止できる。
尚、所定数の賭数とは、少なくとも1以上の賭数であって、2以上の賭数が設定されることや最大賭数が設定されることでゲームが開始可能となるようにしても良い。
また、投入されたメダルを前記賭数の設定に用いるために取り込むとは、投入されたメダルを直接賭数の設定に用いるために取り込むことのみでなく、投入されたメダルを賭数の設定に用いるためのクレジットとして内部に貯留するために取り込むことも含む。
本発明の手段1に記載のスロットマシンは、請求項1に記載のスロットマシンであって、
前記複数の投入メダルセンサは、第1の投入メダルセンサ、第2の投入メダルセンサ及び第3の投入メダルセンサを含み、
前記第1の投入メダルセンサ及び前記第2の投入メダルセンサは、前記取込経路を流下するメダルの上縁部または下縁部のうちの一方の縁部を検出可能な位置に配置され、
前記第3の投入メダルセンサは、前記取込経路に沿って配置された前記第1の投入メダルセンサ及び前記第2の投入メダルセンサの間で、かつ前記取込経路を流下するメダルの上縁部または下縁部のうち、前記第1の投入メダルセンサ及び前記第2の投入メダルセンサとは異なる縁部を検出可能な位置に配置され、
前記判定手段は、前記第1の投入メダルセンサ、前記第2の投入メダルセンサ及び第3の投入メダルセンサによって検出された検出順序が正常であることを条件に前記メダル投入口から投入されたメダルが適正であると判定する、
ことを特徴とする。
この特徴によれば、半円盤形状のディスクを回転させることで投入メダルセンサに誤検出を行わせる不正行為がなされた場合でも、第1、第2、第3の投入メダルセンサによる検出順序が正常なメダルの流下による検出順序と異なるようになるため、不正行為を検知できる。
本発明の手段2に記載のスロットマシンは、請求項1または手段1に記載のスロットマシンであって、
前記投入メダルセンサによるメダルの検出順序が正常な順序と異なったとき、または前記投入メダルセンサによるメダルの連続検出時間が予め定められた最大検出時間を超えたときにエラー判定するエラー判定手段と、
前記エラー判定手段によるエラー判定に基づき所定のエラー処理を実行するエラー処理手段と、
前記流路切替手段により前記メダルの流下経路が前記返却経路に切り替わったときから前記最大検出時間よりも長く定められた無効化時間が経過するまでの間、前記投入メダルセンサによるメダルの検出を無効化する無効化手段と、
を備えることを特徴とする。
この特徴によれば、流路切替手段によりメダルの流下経路が返却経路に切り替わったにも関わらず、投入された勢いでメダルの飲み込みが生じることがあり、この場合にメダルが流下する時間は、正常にメダルが流下する時間に比較して長い時間を要することが多いが、流路切替手段によりメダルの流下経路が返却経路に切り替わったときから無効化時間が経過するまでの間、投入メダルセンサによる検出が無効化されるとともに、投入メダルセンサによる検出が無効化される無効化時間が、メダルが取込経路内に詰まったことを判定するための最大検出時間よりも長く設定されており、投入された勢いで生じるメダルの飲み込みにより取込経路を流下するメダルの検出が無効化される時間が十分に担保されるため、飲み込みが生じたときに流下時間が長くてもそれによるエラー判定を防止できる。
本発明の手段3に記載のスロットマシンは、手段2に記載のスロットマシンであって、
前記エラー判定手段は、全ての前記投入メダルセンサがメダルを検出していない状態で、前記取込経路の最も上流側に設けられた投入メダルセンサのみがメダルを検出したときに、該検出を無視することを特徴とする。
この特徴によれば、逆戻し等の不正行為がなされた旨は確実に検知できるうえに、必要のないエラー判定を防止できる。
本発明の手段4に記載のスロットマシンは、手段2または手段3に記載のスロットマシンであって、
前記エラー判定手段は、前記投入メダルセンサによるメダルの連続検出時間が予め定められた最小検出時間に満たないときにもエラー判定することを特徴とする。
この特徴によれば、投入メダルセンサにより検出されたメダルの流下時間が、正常に流下するメダルの流下時間に満たない場合、例えば、電波を用いた不正が行われた場合にも、その不正行為を検知できる。
ことを特徴としている。
本発明の手段5に記載のスロットマシンは、手段2〜4のいずれかに記載のスロットマシンであって、
前記メダルの払出を行う払出装置を備え、
前記エラー処理手段は、前記払出装置によりメダルの払出動作が行われていないときに前記エラー判定手段がエラー判定した場合に即時に前記エラー処理を実行し、前記払出装置によりメダルの払出動作が行われているときに前記エラー判定手段がエラー判定した場合に該払出動作の終了を待って前記エラー処理を実行することを特徴とする。
この特徴によれば、払出装置によるメダルの払出動作が行われているときには、その終了を待ってエラー処理が実行され、払出動作の制御とエラー処理の制御が重ならないので制御負荷を軽減できる。
本発明の手段6に記載のスロットマシンは、請求項1または手段1〜5のいずれかに記載のスロットマシンであって、
前記所定数の賭数が設定された状態において遊技者の操作によりゲームの開始を要求するための開始要求操作手段と、
前記開始要求操作手段の操作を有効に検出したときに前記投入メダルセンサの検出を無効化するメダル検出無効化手段と、
前記投入メダルセンサの検出中において前記開始要求操作手段の検出を無効化する開始要求無効化手段と、
を備えることを特徴とする。
この特徴によれば、投入メダルセンサによるメダルの検出中において開始要求操作手段の検出が無効化されるので、当該検出中のメダルの飲み込みが生じてしまうことを防止できる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明が適用されたスロットマシンの実施例を図面を用いて説明すると、図1に示すように、本実施例のスロットマシン1には、外周に複数種の図柄が配列されたリール2L、2C、2R(以下、左リール、中リール、右リールともいう)が水平方向に並設されており、これらリール2L、2C、2Rに配列された図柄のうち連続する3つの図柄がスロットマシン1の前面に設けられた透視窓3から見えるように配置されている。
各リール2L、2C、2Rは、各々対応して設けられたリールモータ34L、34C、34R(図2参照)によって回転されることで、各リール2L、2C、2Rの図柄が透視窓3に連続的に変化しつつ表示されるとともに、各リール2L、2C、2Rの回転を停止させることで、透視窓3に3つの連続する図柄が表示結果として導出表示されるようになっている。
また、本実施例のスロットマシン1には、メダルが投入可能なメダル投入部4、クレジットを用いて賭数を設定する際に操作される1枚BETスイッチ5及びMAXBETスイッチ6、ゲームを開始する際に操作されるスタートスイッチ7、リール2L、2C、2Rの回転を各々停止する際に操作されるストップスイッチ8L、8C、8Rが設けられている。
また、本実施例のスロットマシン1の内部には、メダル投入部4から投入されたメダルをホッパータンク(図示略)に導く取込側流路302(図3(a)参照)またはメダル払出穴9(図1参照)に導く排出側流路303(図3(a)参照)のいずれかに振り分けるメダルセレクタ300(図3参照)が設けられている。直径や厚みの異なる不正メダルは、このメダルセレクタ300により振り分けられてメダル払出穴9から返却される。
また、メダルセレクタ300には、流下するメダルの流路を取込側流路302または排出側流路303のいずれか一方に選択的に切り替えるための流路切替ソレノイド36(図2参照)が設けられている。通常時において流路切替ソレノイド36は励磁されており、この状態において流下するメダルは取込側流路302を流下して投入メダルセンサ31a〜c(図2、図3(a)参照)により検出された後、ホッパータンクに貯留されるようになっている。また、メダル投入が不可能な場合には、流路切替ソレノイド36の励磁が解除されて流路が排出側流路303に切替わってメダル払出穴9から返却される。
本実施例のスロットマシン1においてゲームを行う場合には、まず、メダルをメダル投入部4から投入するか、あるいはクレジットを使用して賭数を設定する。クレジットを使用するにはMAXBETスイッチ6、または1枚BETスイッチ5を操作すれば良い。所定数の賭数が設定されると、設定された賭数に応じて入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’(図1参照)が有効となり、スタートスイッチ7の操作が有効な状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。尚、所定数の賭数とは、少なくとも1以上の賭数であれば良い。
ゲームが開始可能な状態でスタートスイッチ7を操作すると、各リール2L、2C、2Rが回転し、各リール2L、2C、2Rの図柄が連続的に変動する。この状態でいずれかのストップスイッチ8L、8C、8Rを操作すると、対応するリール2L、2C、2Rの回転が停止し、表示結果が導出表示される。
そして全てのリール2L、2C、2Rが停止されることで1ゲームが終了し、賭数に応じて有効化されたいずれかの入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’上に予め定められた図柄の組合せが各リール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には入賞が発生し、その入賞に応じて定められた枚数のメダルが遊技者に対して付与され、クレジットに加算される。また、クレジットが上限数(本実施例では50)に達した場合には、メダルが直接メダル払出穴9(図1参照)から払い出されるようになっている。
図2は、スロットマシン1の構成を示すブロック図である。スロットマシン1には、図2に示すように、遊技制御基板40、演出制御基板90が設けられており、遊技制御基板40によって主に遊技状態が制御され、演出制御基板90によって遊技状態に応じた演出が制御される。
遊技制御基板40には、前述した1枚BETスイッチ5、MAXBETスイッチ6、スタートスイッチ7、ストップスイッチ8L、8C、8Rが接続されているとともに、メダル投入部4から投入されたメダルを検出する投入メダルセンサ31a〜c、メダル払出穴9から払い出されるメダルを検出する払出センサ33、リール2L、2C、2Rの基準位置を検出するリールセンサ35が接続されており、これら接続されたスイッチ、センサの検出信号が入力されるようになっている。
また、遊技制御基板40には、前述したリールモータ34L、34C、34Rが接続されているとともに、前述のホッパータンクに貯留されたメダルをメダル払出穴9より払い出すためのホッパーモータ32、前述した流路切替ソレノイド36が接続されており、これら電気部品は、遊技制御基板40に搭載された後述のメイン制御部41の制御に基づいて駆動されるようになっている。
遊技制御基板40には、所定の手順で演算を行うCPU、CPUの制御プログラムや各種データテーブル等を格納するROM、必要なデータの書き込み及び読み出しを行うRAMを備えるメイン制御部41、遊技制御基板40に接続されたスイッチ、センサから入力された検出信号が入力されるスイッチ回路42、リールモータ34L、34C、34Rの駆動制御を行うモータ回路43等、が搭載されており、メイン制御部41は、遊技制御基板40に接続されたスイッチ、センサの検出信号を受けて、ゲームの進行に応じた各種の制御を行う。
演出制御基板90には、スロットマシン1の前面に配置された液晶表示器51(図1参照)、演出効果LED52、スピーカ53、54、リールランプ55が接続されており、これら電気部品は、演出制御基板90に搭載された後述のサブ制御部91による制御に基づいて駆動されるようになっている。
演出制御基板90には、メイン制御部41と同様のCPU、ROM、RAMを備えるサブ制御部91、演出制御基板90に接続された液晶表示器51の駆動制御を行う液晶駆動回路92、演出効果LED52の駆動制御を行うランプ駆動回路93、スピーカ53、54からの音声出力制御を行う音声出力回路94等、が搭載されており、サブ制御部91は、遊技制御基板40に搭載されたメイン制御部41から送信されるコマンドを受けて、演出を行うための各種の制御を行う。
図3(a)及び図4(a)は、本実施例のスロットマシン1に設けられたメダルセレクタ300の構造を示す断面図、図3(b)は図3(a)のA−A断面図、図4(b)は図4(a)のB−B断面図、図5(a)はメダルセレクタ300内に設けられた投入メダルセンサ31a〜cの拡大図、図5(b)は投入メダルセンサ31a、31cの配置状況を示す斜視図、図5(c)は不正器具の概略図である。
図3(a)に示すように、メダルセレクタ300には、メダル投入部4から投入されたメダルが流下する投入流路301及び投入流路301を流下したメダルをホッパータンクへ案内する取込側流路302が形成されている。また、図3(a)(b)に示すように、投入流路301の下方には、流路切替ソレノイド36の励磁により軸304aを支点として揺動する流路切替板304及び投入流路301から落下したメダルをメダル払出穴9に案内する排出側流路303が設けられている。
流路切替板304は、流路切替ソレノイド36が励磁されていない状態において、図3(a)(b)に示すように、その上端部304bがメダルセレクタ本体に設けられた凹部305内に収容された状態とされ、投入流路301と排出側流路303と、が連通した状態となるため、投入流路301を流下するメダルは排出側流路303に落下してメダル払出穴9より排出される。また、流路切替板304は、流路切替ソレノイド36が励磁された状態において、図4(a)(b)に示すように、流路切替板304の上部が軸304aを支点として図中左方向(矢印方向)に揺動することで、流路切替板304の上端部304bが凹部305より突出した状態となるため、投入流路301を流下するメダルは流路切替板304の上端部304bに沿って取込側流路302内に流下し、ホッパータンクに案内される。
また、取込側流路302には、図4(a)に示すように、取込側流路302を流下するメダルの通過を検出する投入メダルセンサ31a〜c(以下投入メダルセンサ31aをセンサ1、投入メダルセンサ31bをセンサ2、投入メダルセンサ31cをセンサ3とも呼ぶ)が設けられており、これらのうちセンサ1、センサ3は、取込側流路302の上部に沿った位置、すなわち取込側流路302を流下する円盤状のメダルの上端部の通過を、各々上流側と下流側にて検出可能な位置に配置され、センサ2は、取込側流路302の下部位置、すなわち取込側流路302を流下する円盤状のメダルの下端部の通過を検出可能な位置に配置されている。更に、センサ2は、センサ1及びセンサ3の間、すなわち取込側流路302を正常に流下するメダルがセンサ1、センサ2、センサ3の順番で検出される位置に配置されている。
また、本実施例では、図5(a)に示すように、取込側流路302の通路幅(s)がメダルの厚み(m)の1.5倍に形成されている。更に、センサ1〜3として、投光部37と受光部38を備え、投光部37と受光部38の間をメダルが通過した際の投光部37からの光の遮断を受光部38が検知することでメダルの通過を検出するフォトセンサが用いられているとともに、投光部37と受光部38との離間幅、すなわちメダルが通過する空間の幅が、メダルの厚み(m)の1.5倍に形成されたフォトセンサが用いられている。
また、取込側流路302を流下する円盤状のメダルの上端部の通過を、各々上流側と下流側にて検出可能な位置に配置されるセンサ1及びセンサ3は、図5(b)に示すように、一方の投光部37と受光部38の向きが、他方の投光部37と受光部38の向きと逆に配置されている。
このように本実施例では、上流側と下流側に配置されるセンサ1及びセンサ3の投光部37と受光部38の向きが、各々逆向きに配置されているので、LED等の発光素子を備える不正器具を当該スロットマシン1に用いる場合には、図5(c)に示すように、基板を挟んで両側にLED等の発光素子を搭載しなければならい。これにより不正器具の厚みが増すこととなり、不正器具をメダル投入部4からセンサ1〜3が配置された位置まで挿入することが困難となるため、これら発光素子を搭載した不正器具による不正行為を効果的に抑制することができる。
更に、上述のように、取込側流路302の通路幅がメダルの厚みよりもわずかに幅広に形成されているとともに、投光部37と受光部38の離間幅が、メダルの厚みよりもわずかに幅広に形成されたフォトセンサが用いられている。すなわち投光部37と受光部38がメダルの厚みよりもわずかに幅広に離間して配置されている。これにより、メダルの流下を妨げず、かつメダルの厚み以上の不正器具を投光部37と受光部38の間に配置することがほぼ不可能となるので、発光素子を搭載した不正器具による不正行為を一層効果的に抑制することができる。
尚、本実施例では、取込側流路302の通路幅がメダルの厚みよりもわずかに幅広に形成されているとともに、投光部37と受光部38がメダルの厚みよりもわずかに幅広に離間して配置されているが、メダル投入部4から最も下流側に配置されたセンサ3までの経路幅(経路上に配置された投光部37と受光部38の離間幅も含む)がメダルの厚みよりわずかに幅広に形成されていれば上記と同様の効果が得られる。
また、メダルの厚みよりもわずかに幅広に形成されているとは、メダルの厚みの2倍程度までの幅に形成されていることであるが、取込側流路302の通路幅や投光部37と受光部38の離間幅が広すぎると不正器具を挿入しやすくなり、狭すぎるとメダル詰まりを起こす可能性があるので、メダルの厚みの1.2倍〜1.5倍程度の幅に形成されていることがより好ましい。
また、本実施例では実施していないが、メダルの通路上に、流下方向へのメダルの流下を妨げることがないが、逆方向へのメダルの移動を規制する逆支弁を設けても良く、これにより、一度挿入した不正器具を取り出す際に発光素子が逆支弁に引っかかって取り出すことが困難となるので、このようにした場合でも、発光素子を搭載した不正器具による不正行為を一層効果的に抑制することができる。
図6(a)〜(f)は、取込側流路302を正常に流下するメダル、すなわち正常な方向(図中右方向)に流下するメダルの流下状況を示す図である。
取込側流路302を正常に流下するメダルは、図6(a)〜(f)に示すように、図中右側に向かって流下するため、センサ1、センサ2、センサ3の順番でその通過が検出される。詳しくは、まず、取込側流路302の上流側上端のセンサ1によりメダルの上端が検出され、次いで、取込側流路302の下端のセンサ2によりメダルの下端が検出され、次いで、取込側流路302の下流側上端のセンサ3によりメダルの上端が検出される。
取込側流路302を正常に流下するメダルのセンサ1〜3による検出状態の遷移、すなわちセンサ1〜3による検出状態の変化の履歴は、常に図7に示すタイミングチャートのようになる。
具体的には、センサ1のみ検出される状態a−b(センサ1:on、センサ2:off、センサ3:off)、センサ1、センサ2の双方が検出される状態b−c(センサ1:on、センサ2:on、センサ3:off)、センサ1〜3の全てが検出される状態c−d(センサ1:on、センサ2:on、センサ3:on)、センサ2、センサ3の双方が検出される状態d−e(センサ1:off、センサ2:on、センサ3:on)、センサ3のみ検出される状態e−f(センサ1:off、センサ2:off、センサ3:on)、の順番でセンサ1〜3の検出状態が変化する。
このように本実施例では、取込側流路302を正常に流下するメダルのセンサ1〜3による検出状態の遷移が常に同一パターンの状態遷移となるため、センサ1〜3による検出状態の遷移が異なった状態遷移となった時点で状態遷移の異常が判定され、メダル投入に関連した不正を検出できる。
例えば、本実施例のメダルセレクタ300では、センサ1、センサ3が、取込側流路302を流下するメダルの上端部の通過を、各々上流側と下流側にて検出可能な位置に配置されているため、図8(a)に示すように、流下方向が異なる場合、すなわち一度投入されたメダルを外部から牽引して再度使用する不正行為、いわゆる逆戻しが行われた場合には、図8(b)に示すように、センサ3、センサ2、センサ1の順番で検出される。すなわちセンサ1よりも下流側に設けられたセンサ3の方が先に検出されるので、センサ1よりもセンサ3が先に検出された時点(図中e1)で状態遷移の異常が判定され、逆戻しが行われた旨を検知できる。
また、本実施例のメダルセレクタ300では、取込側流路302の上流側と下流側に各々配置されたセンサ1及びセンサ2によるメダルの検出順に基づいて取込側流路302を流下するメダルの流下方向が検出される構成とされており、簡単な構成にて、かつ確実にメダルの流下方向を検出できる。
また、本実施例のメダルセレクタ300では、メダルの下端の通過を検出するセンサ2が、メダルの上端の通過を検出するセンサ1、センサ3の間に配置されている。すなわち取込側流路302を正常に流下するメダルがセンサ1、センサ2、センサ3の順番で検出される位置に配置されており、図9(a)に示すように、半円盤形状の媒体を回転させることで誤った検出を行わせる不正行為、いわゆる半分メダル回しが行われた場合には、センサ1、センサ3、センサ2の順番で検出される。すなわちこのような不正が行われた場合には、センサ1〜3による検出順が、正常に流下するメダルの検出順とは異なる順番となるので、センサ1〜3による検出順が正常に流下するメダルの検出順と異なった時点(図中e2)で状態遷移の異常が判定され、半分メダル回しが行われた旨を検知できる。
次に、メイン制御部41が実行する投入メダル判定処理の制御内容を、図10のフローチャートに基づいて以下に説明する。
投入メダル判定処理は、センサ1〜3の検出状況に基づき、メダルの投入を監視する処理であり、所定間隔(本実施例では、0.56ms)毎に実行されるタイマ割込処理の中で実行される処理である。
まず、投入メダル判定処理では、メダルの受付が不可能な状態となったとき、すなわち流路切替ソレノイド36の励磁が解除され、メダルの流路が取込側流路302から排出側流路303に切り替わったときから検出無効時間(500ms)が経過したか否かを確認し(S1)、検出無効時間(500ms)が経過していなければ、メダルの受付が不可能な状態となったときからの時間を計測するための受付不可時間カウンタの値を1加算した後(S2)、処理を終了する。すなわち、メダルの受付が不可能な状態となってから検出無効時間が経過するまでは、センサ1〜3によりメダルが検出されている場合でも、その検出は無視される。
また、S1のステップにおいてメダルの受付が不可能な状態となってから検出無効時間(500ms)が経過している場合には、メダルの受付が不可能な状態となったときからの時間を計測するための受付不可時間カウンタの値をクリアした後(S3)、センサ1〜3の検出状態を取得し(S4)、該取得したセンサ1〜3の検出状態及びその遷移に基づいてセンサ1〜3が全てoffの状態からいずれかのセンサがonの状態に変化したか否かを確認する(S5)。
そしてセンサ1〜3が全てoffの状態からいずれかのセンサがonの状態に変化した場合には、スタートスイッチ7の検出を無効化させるためのスタート禁止フラグをセットし(S6)、S4のステップにおいて取得した検出状態に基づいてセンサ1〜3の検出状態の遷移を更新する(S7)。また、S5のステップにおいてセンサ1〜3が全てoffの状態からいずれかのセンサがonの状態に変化していなければ、S7のステップに移行し、S4のステップおいて取得した検出状態に基づいてセンサ1〜3の検出状態の遷移を更新する。
次いで、メダルがあと1枚だけ投入可能な状態となったとき(例えば、最大賭数が設定され、かつ1枚のメダルが投入されることでクレジットの上限に到達する場合や、クレジットが上限に既に到達しており、かつ1枚のメダルが投入されることで最大賭数となる場合、メダル投入によるクレジットの加算が制限されている状態で1枚のメダルが投入されることで最大賭数となる場合、等)にセットされる最終メダルフラグがセットされているか否かを確認する(S8)。そして最終メダルフラグがセットされている場合には、S4のステップにおいて更新したセンサ1〜3の検出状態に基づいてセンサ1がonの状態か否か、すなわちセンサ1によりメダルが検出されているか否かを確認し(S9)、センサ1がonの状態であれば更に連続検出時間、すなわちメダルの検出を開始してからの時間が2ms以上であるか否かを確認し(S10)、連続検出時間が2ms以上の場合には、受付不可フラグをセットする(S11)。
受付不可フラグは、流路切替ソレノイドの励磁を解除させる旨を示すフラグであり、当該フラグがセットされることによりその後の処理で流路切替ソレノイドの励磁が解除され、メダルの流路が取込側流路302から排出側流路303に切り替わるようになっている。尚、S9のステップにおいてセンサ1がonの状態の場合に、更に連続検出時間が2ms以上であるかを確認することは、ノイズ等による誤検出を防止できることから好ましいが、S9のステップにおいてセンサ1のonの状態が検出されていれば、その検出時間に関わらず受付不可フラグをセットするようにしても良い。
S8〜11のステップの後、S4のステップにおいて更新したセンサ1〜3の検出状態の遷移が正常か否かを確認する(S12)。具体的には、S4のステップにおいて更新したセンサ1〜3の検出状態の遷移が図7に示す状態遷移に適合するものであれば正常と判定する。一方、図8(b)に示すように、センサ1がonに変化する前にセンサ2やセンサ3がonに変化した場合(図中e1)や、図9(b)に示すように、センサ1からonに変化したもののセンサ2がonに変化する前にセンサ2がonに変化した場合(図中e2)、すなわち正常な状態遷移とは異なる順番でセンサ1〜3の検出状態が変化した場合には、その時点で異常と判定する。
そしてS12のステップにおいてセンサ1〜3の検出状態の遷移が正常の場合には、メダルの投入が完了したか否か、すなわちセンサ1〜3の検出状態の遷移が正常に完了したか否かを確認する(S13)。
S13のステップにおいてメダルの投入が完了していれば、連続検出時間(ここでは図7に示すa〜fに要した時間)が、これら検出に要する最小限の時間である最小検出時間(10ms)以上であるか否かを確認し(S14)、連続検出時間が最小検出時間(10ms)以上の場合には、受付不可フラグがセットされているか否かに基づいてメダルの受付が可能な状態、すなわち流路切替ソレノイド36が励磁され、メダルの流路が取込側流路302とされ、賭数またはクレジットの加算が可能な状態であるか否かを確認する(S15)。
S15のステップにおいてメダルの受付が可能な状態である場合には、メダルが正常に投入された旨を示すメダル投入フラグを設定し(S16)、連続検出時間を計測するための連続検出時間カウンタの値及びセンサ1〜3の検出状態の遷移をクリアした後(S17、S18)、スタート禁止フラグをクリアして処理を終了する(S19)。また、S16のステップにおいてメダル投入フラグが設定されることにより、後の処理において賭数が設定可能であれば、賭数が1加算される。また、賭数が最大賭数に到達している状態であればクレジットに1が加算されることとなる。また、S15のステップにおいてメダルの受付が可能な状態でない場合には、メダル投入フラグを設定せずに連続検出時間カウンタの値及びセンサ1〜3の検出状態の遷移をクリアした後(S17、S18)、スタート禁止フラグをクリアして処理を終了する(S19)。すなわちセンサ1〜3によるメダルの検出は無視される。
また、S13のステップにおいてメダルの投入が完了していなければ、センサ1〜3の全てがoffの状態であるか、すなわちいずれのセンサ1〜3においてもメダルを検出していない状態であるか否かを確認し(S20)、いずれかのセンサ1〜3がonの状態であれば、連続検出時間以内であるか否か、すなわちセンサ1にてメダルを最初に検出した時点からの経過時間がこれら検出に要する最大限の時間である最大検出時間(100ms)以内であるかを確認し(S21)、連続検出時間が最大検出時間(100ms)以内であれば、連続検出時間カウンタに1を加算し(S22)、処理を終了する。
また、S20のステップにおいていずれのセンサ1〜3においてもメダルを検出していない状態であれば、最終メダルフラグがセットされているか否かを確認し(S23)、最終メダルフラグセットされていれば更に受付不可フラグがセットされているか否かを確認し(S24)、受付不可フラグがセットされていれば、当該受付不可フラグをクリアした後(S25)、連続検出時間カウンタの値及びセンサ1〜3の検出状態の遷移をクリアした後(S17、S18)、スタート禁止フラグをクリアして処理を終了する(S19)。すなわちメダルがあと1枚だけ投入可能な状態でセンサ1が検出されて受付不可フラグがセットされ、メダルの流下経路が取込側流路302から排出側流路303に切り替わっても、当該メダルの投入が完了せずにセンサ1〜3が検出していない状態となった場合には、受付不可フラグはクリアされてメダルの流下経路が再度排出側流路303から取込側流路302に切り替わるようになっている。尚、S23のステップにおいて最終メダルフラグがセットされていない場合やS24のステップにおいて受付不可フラグがセットされていない場合には、連続検出時間カウンタの値及びセンサ1〜3の検出状態の遷移をクリアした後(S17、S18)、スタート禁止フラグをクリアして処理を終了する(S19)。
また、S12のステップにおいてセンサ1〜3の検出状態の遷移が正常な状態遷移とは異なる場合には、センサ1〜3が全てoffの状態からセンサ1のみonの状態に変化したか否かを確認し(S26)、センサ1〜3が全てoffの状態からセンサ1のみonの状態に変化した場合であれば、連続検出時間カウンタの値及びセンサ1〜3の検出状態の遷移をクリアした後(S17、S18)、スタート禁止フラグをクリアして処理を終了する(S19)。すなわちセンサ1〜3の検出状態の遷移が正常な状態遷移とは異なる場合でも、センサ1〜3が全てoffの状態からセンサ1のみonの状態に変化した場合であれば、その検出は無視される。
また、S14のステップにおいて連続検出時間が最小検出時間である10msに満たない場合、または、S21のステップにおいて連続検出時間が最大検出時間である100msを越えた場合、または、S26のステップにおいて全てoffの状態からセンサ1のみonの状態に変化していないと判定された場合には、投入エラーと判定して、その旨を示す投入エラーフラグを設定し(S27)、処理を終了する。この投入エラーフラグが設定されることにより、後の処理において後述するエラー処理が実行され、ゲームの進行が不能動化されることとなる。
また、上述のようにセンサ1〜3がoffの状態からいずれかのセンサがonに変化した時点から全てのセンサがoffの状態となるまでスタート禁止フラグがセットされ、スタートスイッチ7の検出が無効化されるようになっている。このため、センサ1〜3によるメダルの検出中において、スタートスイッチ7が有効に検出されてゲームが開始してしまうことがないので、当該メダルが正常に検出もされず返却もされずに内部に取り込まれてしまうこと(いわゆる飲み込み)を防止できる。
本実施例のスロットマシン1では、メイン制御部41が以上のような制御に従うことによって、以下に説明する状況で投入エラーが判定される。
まず、センサ1〜3の検出状態の遷移が正常な状態遷移と異なる場合、すなわち図8(b)に示すように、センサ1がonに変化する前にセンサ2やセンサ3がonに変化した場合(図中e1)や、図9(b)に示すように、センサ1からonに変化したもののセンサ2がonに変化する前にセンサ2がonに変化した場合(図中e2)、すなわち正常な状態遷移とは異なる順番でセンサ1〜3の検出状態が変化した場合に投入エラーが判定される。これにより前述した逆戻しや半分メダル回し等の不正行為が行われたことを確実に検知できる。
尚、本実施例では、図11(a)(b)に示すように、あと1枚メダルを投入するとメダルの受付が不可能な状態となる場合に、センサ1がメダルを検出したときに、他のセンサが当該メダルを検出する前に、メダルの流路が取込側流路302から排出側流路303に切り替わるようになっている。これにより、メダルがあと1枚だけ投入可能な状態では、最後の1枚のメダルが投入されてから極力早い段階でメダルの流下経路が取込側流路302から排出側流路303に切り替わるので、更にメダルが流下してきた場合でも当該メダルが内部に取り込まれてしまうことを防止できる。
しかしながら、この場合には、図12(a)(b)に示すように、センサ1には検出されたものの排出側流路303に落下してしまう場合があり、この場合には、センサ1がoffに変化した際にセンサ2がonに変化していないので、その時点(図中e3)でセンサ1〜3の検出状態の遷移が正常な状態遷移とは異なると判定され、エラー判定されてしまうこととなる。このため、本実施例では、センサ1〜3の検出状態の遷移が正常な状態遷移と異なる場合でも、図12(a)(b)に示すように、センサ1〜3が全てoffの状態からセンサ1のみonの状態に変化した場合には、投入エラーとして判定されないようになっているので、必要のない投入エラーの判定を防止できる。
また、センサ1〜3の検出状態の遷移が正常な状態遷移であっても、その検出に要した連続検出時間が、最大検出時間である100msを越えた場合には、投入エラーが判定される。これにより、取込側流路302内にメダルが詰まっている旨を検知できる。
また、センサ1〜3の検出状態の遷移が正常な状態遷移で投入の完了が検出された場合でも、その検出に要した連続検出時間が、最小検出時間である10msに満たない場合には、投入エラーが判定される。これにより、例えば電波を用いてセンサ1〜3に不正な検出をさせる不正行為が行われた場合でもその旨を検知できる。
また、図13(a)に示すように、メダルの受付が不可能な状態となって、流路切替ソレノイド36の励磁が解除され、投入されたメダルの流下経路が取込側流路302から排出側流路303に切り替わったときから、検出無効時間として定められた500msが経過するまでの期間、センサ1〜3の検出が無視される。すなわちセンサ1〜3の検出が無効化される。
本実施例のスロットマシン1では、前述した逆戻し等の不正がいつ行われるとも限らないので常時センサ1〜3の検出状態を監視しているが、メダルの投入の受付が不可能な状態となって取込側流路302から排出側流路303に切り替わった際に、投入されたメダルが流下する勢いや後方から流下するメダルの勢いで取込側流路302側に流下してしまう場合がある。この場合には正常にメダルが流下する時間に比較して長い時間を要することが多く、連続検出時間が最大検出時間である100msを越えてエラー判定されてしまうが、メダルの受付が不可能な状態となってから検出無効時間として定められた500msが経過するまでの期間、センサ1〜3の検出が無効化されるので、メダルの投入の受付が不可能な状態となって取込側流路302から排出側流路303に切り替わった際に、投入されたメダルが流下する勢いや後方から流下するメダルの勢いで取込側流路302側に流下してしまった場合でも投入エラーと判定されてしまうことを防止できる。
また、このような場合には、前述したように正常にメダルが流下する時間に比較して長い時間を要することが多いが、本実施例では、検出無効時間がメダル詰まりを判定するための最大検出時間よりも長く設定されており、取込側流路302を流下するメダルの検出が無効化される時間が担保されるため、投入エラーの発生を確実に防止できる。
また、投入エラーの発生を防止するためには検出無効時間を極力長い時間とることが好ましいが、検出無効時間をあまり長くとりすぎると、1ゲームに要した時間が短い場合に、次のゲームにて投入されたメダルの検出が無効化されてしまう可能性があることから、検出無効時間を、1ゲームに要する最短時間より短くする必要がある。
本実施例の場合には、図13(b)に示すように、ゲームの開始から各リールの停止操作が有効となるまでの時間が最短で100ms、いずれかのリールの停止操作がされ、該当するリールが停止した後、再び残りのリールの停止操作が有効となるまでに要する時間が最短で200ms(図柄の引込を伴わない場合)とされており、これらの時間を考慮すると、1ゲームに要する理論上の最短時間は500msとなる。また、ゲームの開始から各リールの停止操作が有効となるまでの時間は通常100ms以上かかるうえに、リールが停止した後、再び残りのリールの停止操作が有効となるまでに要する時間も引込制御が行われることにより200ms以上かかることが多いため、1ゲームに要する実際の最短時間は500msを越える時間となる。
このため本実施例では、500ms、すなわち1ゲームに要する最短時間の範囲で極力長い時間が検出無効時間として設定されており、取込側流路302を流下するメダルの検出が無効化される時間が十分に担保され、投入エラーの発生を確実に防止できるうえに、次のゲームにて投入されたメダルの検出が無効化されてしまうといった不都合も回避できる。
また、本実施例では、メダルの投入の受付が不可能な状態となってから検出無効時間が経過するまでの間、センサ1〜3の検出を無視することで、センサ1〜3の検出が無効化されるようになっており、センサ1〜3の検出を行うための回路構成を変更することなく、制御を変更するのみで検出を無効化することができる。
また、前述したメイン制御部41は、投入メダル判定処理において投入エラーと判定した場合、すなわち投入エラーフラグを設定した場合に、リセット操作によりエラーが解除されるまでの間ゲームの進行を不能動化し、エラーコードをゲーム回数表示器(図示略)に表示させてその旨を報知するエラー処理を実行する。
図14は、投入エラーの発生に基づくエラー処理の実行契機を示すタイミングチャートである。
投入メダル判定処理における投入メダルエラーフラグの設定に基づきエラー処理が実行される契機は、その時点でホッパーモータ32によるメダルの払出動作が行われているか否かによって異なる。
詳しくは、投入メダル判定処理において投入メダルエラーフラグが設定された時点で、ホッパーモータ32によるメダルの払出動作が行われていない場合には、その時点でエラー処理を実行し、ゲームの進行が不可能な状態に制御する。すなわち投入エラーの判定によりゲームの進行が不能動化される。
また、投入メダル判定処理において投入メダルエラーフラグが設定された時点で、ホッパーモータ32によるメダルの払出動作が行われている場合には、その終了後、エラー処理を実行し、ゲームの進行が不可能な状態に制御する。
このように本実施例では、投入メダル判定処理において投入エラーを判定した場合に、ゲームの進行が不能動化されるようになっており、エラーが解消されるまでゲームの進行を停止させることができるため、不正された状態やメダル詰まり等の不具合が生じた状態でゲームが進行してしまうことを防止できる。
また、エラー処理では、ゲームの進行の不能動化に加えてエラーコードがゲーム回数表示器に表示されてその旨が報知されるため、遊技場の係員等が投入エラーの発生に対して迅速に対応することができる。
また、本実施例では、投入メダル判定処理において投入エラーを判定した場合でも、ホッパーモータ32によるメダルの払出動作が行われている場合には、その終了を待ってエラー処理が実行されるようになっており、投入エラーの判定時点でホッパーモータ32によるメダルの払出動作を中断し、エラーの解除に伴い再びホッパーモータ32によるメダルの払出動作を再開する等の複雑な制御を行う必要がないため、メイン制御部41の制御負荷を軽減できる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
例えば、前記実施例では、検出無効時間が500msと定められているが、少なくともメダル詰まりを検出する最大検出時間よりも長く定められていれる時間であれば任意に変更可能である。
また、前記実施例では、遊技媒体としてメダルを使用してゲームを実施可能な通常のスロットマシンを用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技媒体としてパチンコ球を用いてゲームを行うスロットマシンに適用しても良い。
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
本発明の請求項1は、1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報(図柄)を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン1であって、
メダル投入口(メダル投入部4)から投入されたメダルを前記賭数の設定に用いるために取り込むための取込経路(取込側流路302)と、
前記メダル投入口から投入されたメダルを返却するための返却経路(排出側流路303)と、
前記メダル投入口から投入されたメダルの流下経路を、前記返却経路または前記取込経路のいずれかの流下経路に切り替える流路切替手段(流路切替ソレノイド36)と、
前記取込経路に沿って配置された複数の投入メダルセンサ{投入メダルセンサ31a〜c(センサ1〜3)}と、
前記複数の投入メダルセンサのうち最も上流側の投入メダルセンサ{投入メダルセンサ31a(センサ1)}がメダルを検出した後、最も下流側の投入メダルセンサ{投入メダルセンサ31c(センサ3)}が該メダルを検出したことを条件に、メダルが投入されたことを判定する判定手段{メイン制御部41(投入メダル判定処理)}と、
を備え、
前記流路切替手段は、メダルをあと1枚投入することでメダルの受付が禁止される状態(最終メダルフラグがセットされている状態)において、前記判定手段によってメダルが投入されたと判定される前であって、該メダルを前記複数の投入メダルセンサ{投入メダルセンサ31a〜c(センサ1〜3)}のうち前記最も上流側の投入メダル検出手段{投入メダルセンサ31a(センサ1)}がメダルを検出したタイミングでメダルの流下経路を前記取込経路(取込側流路302)から前記返却経路(排出側流路303)に切り替えて、該メダルの直後に投入されたメダルを返却させる。
本発明の手段1は、前記複数の投入メダルセンサは、第1の投入メダルセンサ{投入メダルセンサ31a(センサ1)}、第2の投入メダルセンサ{投入メダルセンサ31c(センサ3)}及び第3の投入メダルセンサ{投入メダルセンサ31b(センサ2)}を含み、
前記第1の投入メダルセンサ及び前記第2の投入メダルセンサは、前記取込経路を流下するメダルの上縁部または下縁部のうちの一方の縁部(上端)を検出可能な位置に配置され、
前記第3の投入メダルセンサは、前記取込経路に沿って配置された前記第1の投入メダルセンサ及び前記第2の投入メダルセンサの間で、かつ前記取込経路(取込側流路302)を流下するメダルの上縁部または下縁部のうち、前記第1の投入メダルセンサ及び前記第2の投入メダルセンサとは異なる縁部(下端)を検出可能な位置に配置され、
前記判定手段{メイン制御部41(投入メダル判定処理)}は、前記第1の投入メダルセンサ、前記第2の投入メダルセンサ及び第3の投入メダルセンサによって検出された検出順序が正常であることを条件に前記メダル投入口から投入されたメダルが適正であると判定する。
本発明の手段2は、前記投入メダルセンサ{投入メダルセンサ31a〜c(センサ1〜3)}によるメダルの検出順序が正常な順序と異なったとき、または前記投入メダルセンサによるメダルの連続検出時間が予め定められた最大検出時間(500ms)を超えたときにエラー判定するエラー判定手段{メイン制御部41(投入メダル判定処理)}と、
前記エラー判定手段によるエラー判定に基づき所定のエラー処理を実行するエラー処理手段{メイン制御部41(ゲームの進行を不能動化する処理)}と、
前記流路切替手段により前記メダルの流下経路が前記返却経路に切り替わったときから前記最大検出時間よりも長く定められた無効化時間(500ms)が経過するまでの間、前記投入メダルセンサによるメダルの検出を無効化する無効化手段{メイン制御部41(センサの検出状態を無視する処理)}と、を備える。
本発明の手段3は、前記エラー判定手段{メイン制御部41(投入メダル判定処理)}は、全ての前記投入メダルセンサ{投入メダルセンサ31a〜c(センサ1〜3)}がメダルを検出していない状態で、前記取込経路の最も上流側に設けられた投入メダルセンサ{投入メダルセンサ31a(センサ1)}のみがメダルを検出したときに、該検出を無視する。
本発明の手段4は、前記エラー判定手段{メイン制御部41(投入メダル判定処理)}は、前記投入メダルセンサ{投入メダルセンサ31a〜c(センサ1〜3)}によるメダルの連続検出時間が予め定められた最小検出時間(10ms)に満たないときにもエラー判定する。
本発明の手段5は、前記メダルの払出を行う払出装置(ホッパーモータ32)を備え、
前記エラー処理手段{メイン制御部41(ゲームの進行を不能動化する処理)}は、前記払出装置によりメダルの払出動作が行われていないときに前記エラー判定手段{メイン制御部41(投入メダル判定処理)}がエラー判定した場合に即時に前記エラー処理を実行し、前記払出装置によりメダルの払出動作が行われているときに前記エラー判定手段がエラー判定した場合に該払出動作の終了を待って前記エラー処理を実行する。
本発明の手段6は、前記所定数の賭数が設定された状態において遊技者の操作によりゲームの開始を要求するための開始要求操作手段(スタートスイッチ7)と、
前記開始要求操作手段の操作を有効に検出したときに前記投入メダルセンサ{投入メダルセンサ31a〜c(センサ1〜3)}の検出を無効化するメダル検出無効化手段{メイン制御部41(有効なスタートスイッチ7の検出時にメダルの受付を不可とする処理)}と、
前記投入メダルセンサの検出中において前記開始要求操作手段の検出を無効化する開始要求無効化手段{メイン制御部41(メダルの検出中にスタート禁止フラグをセットする処理)}と、を備える。
本発明が適用された実施例のスロットマシンの正面図である。 スロットマシンの構成を示すブロック図である。 (a)は、スロットマシンに設けられたメダルセレクタの構造を示す断面図であり、(b)は、(a)のA−A断面図である。 (a)は、スロットマシンに設けられたメダルセレクタの構造を示す断面図であり、(b)は、(a)のB−B断面図である。 (a)は、メダルセレクタに設けられた投入メダルセンサの拡大図であり、(b)は、投入メダルセンサの配置状況を示す斜視図であり、(c)は、不正器具の概略図である。 (a)〜(f)は、メダルセレクタにおけるメダルの流下状況を示す図である。 メダルセレクタ内に設けられた投入メダルセンサがメダルを検出する際の正常な検出状態の遷移を示すタイミングチャートである。 (a)は、メダル投入に伴う不正の一例を示す図であり、(b)は、その際の投入メダルセンサの検出状態の遷移を示すタイミングチャートである。 (a)は、メダル投入に伴う不正の一例を示す図であり、(b)は、その際の投入メダルセンサの検出状態の遷移を示すタイミングチャートである。 メイン制御部が実行する投入メダル判定処理の制御内容を示すフローチャートである。 (a)は、あと1枚メダルを投入することでメダルの受付が不可能となる状態で投入メダルセンサが検出された際のメダル流路の切り替わり状況を示すタイミングチャートであり、(b)は、その際のメダルの流下状況を示す図である。 (a)は、投入メダルセンサの検出状態の遷移の一例を示すタイミングチャートであり、(b)は、その際のメダルの流下状況を示す図である。 (a)は、メダルセレクタによる流路の切替に伴う投入メダルセンサの有効/無効の制御を示すタイミングチャートである。(b)は、1ゲームに要する最短時間の構成を示すタイミングチャートである。 (a)(b)は、メイン制御部が実行するエラー処理の実行契機を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 スロットマシン
2L、2C、2R リール
4 メダル投入部
31a〜c 投入メダルセンサ(センサ1〜3)
36 流路切替ソレノイド
37 投光部
38 受光部
41 メイン制御部
302 取込側流路
303 排出側流路

Claims (1)

  1. 1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであって、
    メダル投入口から投入されたメダルを前記賭数の設定に用いるために取り込むための取込経路と、
    前記メダル投入口から投入されたメダルを返却するための返却経路と、
    前記メダル投入口から投入されたメダルの流下経路を、前記返却経路または前記取込経路のいずれかの流下経路に切り替える流路切替手段と、
    前記取込経路に沿って配置された複数の投入メダルセンサと、
    前記複数の投入メダルセンサのうち最も上流側の投入メダルセンサがメダルを検出した後、最も下流側の投入メダルセンサが該メダルを検出したことを条件に、メダルが投入されたことを判定する判定手段と、
    を備え、
    前記流路切替手段は、メダルをあと1枚投入することでメダルの受付が禁止される状態において、前記判定手段によってメダルが投入されたと判定される前であって、該メダルを前記複数の投入メダルセンサのうち前記最も上流側の投入メダルセンサが検出したタイミングでメダルの流下経路を前記取込経路から前記返却経路に切り替えて、該メダルの直後に投入されたメダルを返却させる
    ことを特徴とするスロットマシン。
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