JP2004254983A - 焼鳥製造装置 - Google Patents
焼鳥製造装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004254983A JP2004254983A JP2003050420A JP2003050420A JP2004254983A JP 2004254983 A JP2004254983 A JP 2004254983A JP 2003050420 A JP2003050420 A JP 2003050420A JP 2003050420 A JP2003050420 A JP 2003050420A JP 2004254983 A JP2004254983 A JP 2004254983A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yakitori
- rotation
- grilled
- grilled chicken
- chicken
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Abstract
【課題】複数個の串刺状の焼鳥は焼鳥移送機構により並列状態で連続移送され、この連続移送中に焼鳥は遠赤外線ヒータからの遠赤外線により加熱されて焼かれ、この連続移送加熱中に焼鳥は自転機構により自転することになり、このため、焼鳥を満遍なく均一に焼き上げることができると共に加熱効率を高めることができ、加熱作業性を向上することができる。
【解決手段】複数個の串刺状の焼鳥Wを並列状態で連続移送する焼鳥移送機構2と、連続移送中の焼鳥を遠赤外線で加熱する遠赤外線ヒータ3と、焼鳥を連続移送中に自転させる自転機構4とを備えてなる。
【選択図】 図1
【解決手段】複数個の串刺状の焼鳥Wを並列状態で連続移送する焼鳥移送機構2と、連続移送中の焼鳥を遠赤外線で加熱する遠赤外線ヒータ3と、焼鳥を連続移送中に自転させる自転機構4とを備えてなる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複数個の串刺状の焼鳥を連続的に焼成製造する焼鳥製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
【特許文献】
特開平10−179418号公報
【0004】
従来、この種の焼鳥製造装置として、焼鳥にガスバーナーの炎により直接あてて焼く直焼き構造や加熱板をガスバーナーにより加熱し、加熱板により加熱する間接加熱構造のものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来構造の場合、複数個の焼鳥を一個ずつ焼く構造となっているため、製造効率が低いという不都合を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような不都合を解決することを目的とするもので、本発明のうちで、請求項1記載の発明は、複数個の串刺状の焼鳥を並列状態で連続移送する焼鳥移送機構と、連続移送中の焼鳥を遠赤外線で加熱する遠赤外線ヒータと、該焼鳥を連続移送中に自転させる自転機構とを備えてなることを特徴とする焼鳥製造装置にある。
【0007】
又、請求項2記載の発明は、上記連続移送中の焼鳥の下方に汁受部材を配設し、該汁受部材の上表面を反射面に形成してなることを特徴とするものであり、又、請求項3記載の発明は、上記連続移送中の焼鳥の下方に汁受部材を配設し、該汁受部材内に空気通過部を形成し、該空気通過部に冷却用空気を送風可能な送風機構を配設してなることを特徴とするものであり、又、請求項4記載の発明は、上記焼鳥の自転速度を調整する速度調整機構を設けてなることを特徴とするものである。
【0008】
又、請求項5記載の発明は、上記焼鳥移送機構は上記焼鳥の串を抜差自在に保持する複数個の焼鳥ホルダと、該複数個の焼鳥ホルダを連続移送させるチェーン機構とからなることを特徴とするものであり、又、請求項6記載の発明は、上記自転機構は上記複数個の焼鳥ホルダにそれぞれ設けた自転用スプロケットと、該それぞれの自転用スプロケットに咬合可能な自転用チェーンとからなることを特徴とするものであり、又、請求項7記載の発明は、上記速度調整機構として、自転用チェーンを移送させるチェーン移送機構を設けてなることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1乃至7図は本発明の実施の形態例を示し、大別して、機台1と、複数個の串刺状の焼鳥Wを並列状態で連続移送する焼鳥移送機構2と、連続移送中の焼鳥Wを遠赤外線で加熱する遠赤外線ヒータ3と、焼鳥Wを連続移送中に自転させる自転機構4からなる。
【0010】
この焼鳥移送機構2は、上記焼鳥Wの串Kを抜差自在に保持する複数個の焼鳥ホルダ5と、この複数個の焼鳥ホルダ5を連続移送させるチェーン機構6とからなり、この場合、機台1に駆動軸7及び従動軸8を横設し、駆動軸7及び従動軸8にそれぞれ駆動スプロケット7a及び従動スプロケット8aを固定し、この駆動スプロケット7a及び従動スプロケット8a間に移送用チェーン9を掛回し、駆動軸7に図示省略の駆動モータの主軸を連結し、移送用チェーン9に軸受体9aにより焼鳥ホルダ5を自転自在に並列状態に複数個配設し、駆動モータにより移送用チェーン9を送り方向Mに循回移送させることにより焼鳥ホルダ5を連続移送させるように構成している。
【0011】
又、この焼鳥ホルダ5は、焼鳥Wの串Kを抜差自在に保持する差込穴5aが形成され、かつ、串Kを突出可能な突き杆5bが差込穴5aに摺動自在に内装され、串Kを弾圧保持可能な板バネ状の弾性板5c、突き杆5bを後退させるバネ5d及び後退位置を定めるストッパ5eが設けられている。
【0012】
しかして、この場合、図1の右方を供給位置Qとし、左方を取出位置Hとし、この供給位置Qにおいて、人為的又は自動的に順次串刺し状の焼鳥Wの串Kを焼鳥ホルダ5の差込穴5aに挿通し、取出位置Hにおいて、図外の突出機構により突き杆5aを突体Dにより突き動作し、串Kを焼鳥ホルダ5から突き出し、下方の排出シュートS上に落下排出するように構成されている。
【0013】
又、上記遠赤外線ヒータ3は、上記機台1の上方に複数個配置され、下方に向いて遠赤外線Rを放射するように構成されている。
【0014】
又、上記自転機構4には上記焼鳥Wの自転速度を調整する速度調整機構10が設けられ、この場合、上記複数個の焼鳥ホルダ5にそれぞれ自転用スプロケット11を設け、チェーン移送機構12として、上記従動軸8に従動用スプロケット8aより小径の調整スプロケット8bを設け、機台1に従軸13を横設し、従軸13にスプロケット13aを取り付け、調整スプロケット8bとスプロケット13aとの間に自転用スプロケット11に咬合可能な自転用チェーン14を掛回し、機台1に自転用チェーン14を自転用スプロケット11に咬合させるガイドレール15を配設して構成している。尚、自転速度の調整には、自転速度の大小調節及び停止並びに逆転もしくはこれらの組み合わせを含むものである。
【0015】
しかして、焼鳥ホルダ5の移送Mに伴い自転用スプロケット11と自転用チェーン14との咬合により焼鳥ホルダ5は自転Nすることになり、かつ、速度調整機構10としての自転用チェーン14の焼鳥Wの移送方向と同方向の移送及び従動スプロケット8aと調整用スプロケット8bとのピッチ円直径の差により焼鳥ホルダ5の自転速度が調整されて焼鳥Wは自転することになる。すなわち、自転用チェーン14を固定状態にすると焼鳥Wの自転速度が速すぎることがあるからである。又、この場合、速度調節機構10として、従動軸8を駆動源とする構造として簡素化を図っているが、自転用チェーン14を別途の駆動源で独立して移送させる構造とすることもできる。
【0016】
16は汁受部材であって、この場合、熱伝導率の高いアルミニュウムにより製作され、連続移送される焼鳥Wの下方に配置され、上表面は上記遠赤外線ヒータ3から下方に向いて放射される遠赤外線Rを上方に反射させる反射面16aに形成され、互いに逆ハ状に二個対設すると共に対向下部に流下樋部17を配設し、汁受部材16の内部に空気通過部18を形成し、空気通過部18内に冷却用の空気Fを送風可能な送風機構19を設けて構成している。
【0017】
20は前部の導光カバーであって、機台1に枢着部21により角度調節自在に枢着され、この角度調節により遠赤外線Rの放射効率を高めるように構成され、又、22は後部の導光カバーであって、枢着部23により角度調節自在に枢着され、前部の導光カバー20及び後部の導光カバー22により遠赤外線ヒータ3からの遠赤外線Rを下方の焼鳥Wに向けて良好に放射し、遠赤外線Rの放射効率を高めると共に串Kの基部の焦げ付き折損を防ぐように構成されている。
【0018】
この実施の形態例は上記構成であるから、供給位置Qにおいて、複数個の串刺状の焼鳥Wを移送用チェーン9により移送Mされてくる焼鳥ホルダ5の差込穴5aに差し込み、この串刺状の焼鳥Wは焼鳥移送機構2により並列状態で連続移送され、この連続移送中に焼鳥Wは遠赤外線ヒータ3からの遠赤外線により加熱されて焼かれ、取出位置Hにおいて排出されることになり、この連続移送加熱中に焼鳥Wは自転機構4により自転Nすることになり、このため、焼鳥Wを満遍なく均一に焼き上げることができると共に加熱効率を高めることができ、加熱作業性を向上することができる。
【0019】
又、この場合、上記連続移送中の焼鳥Wの下方に汁受部材16を配設し、汁受部材16の上表面を反射面16aに形成してなるから、遠赤外線ヒータ3から下方に向いて放射される遠赤外線Rを反射面16aにより上向きに反射し、これにより、遠赤外線ヒータ3から下方に向いて放射される遠赤外線R及び反射面16aにより上向きに反射されてくる遠赤外線Rにより焼鳥Wを上下両方から加熱することができ、それだけ加熱効率を向上することができ、又、この場合、上記連続移送中の焼鳥の下方に汁受部材16を配設し、汁受部材16内に空気通過部18を形成し、空気通過部18に冷却用空気を送風可能な送風機構19を配設してなるから、加熱される焼鳥Wから落ちてくる汁は汁受部材16が受け、汁受部材16は送風機構19からの空気通過部18を通過する冷却用空気Fにより冷却されているので、汁は速やかに冷却され、このため汁による煙の発生を抑制することができ、又、この場合、上記焼鳥Wの自転速度を調整する速度調整機構10を設けてなるから、焼鳥Wの大きさや種類等に適応することができ、良好な焼き上がり状態を得ることができる。
【0020】
又、この場合、上記焼鳥移送機構5は上記焼鳥Wの串Kを抜差自在に保持する複数個の焼鳥ホルダ5と、複数個の焼鳥ホルダ5を連続移送させるチェーン機構6とからなるので、焼鳥Wの移送及び焼鳥の供給取出を容易に行うことができ、又、この場合、上記自転機構4は上記複数個の焼鳥ホルダ5にそれぞれ設けた自転用スプロケット11と、それぞれの自転用スプロケット11に咬合可能な自転用チェーン14とからなるので、自転構造を簡素化することができ、又、この場合、上記自転用チェーン14を移送させるチェーン移送機構12を設けてるから、速度調節機構10の構造を簡素化することができ、製作コストを低減することができる。
【0021】
尚、本発明は上記実施の形態例に限られるものではなく、焼鳥移送機構2、自転機構4等の構造等は適宜変更して設計される。
【0022】
【発明の効果】
本発明は上述の如く、請求項1記載の発明にあっては、複数個の串刺状の焼鳥は焼鳥移送機構により並列状態で連続移送され、この連続移送中に焼鳥は遠赤外線ヒータからの遠赤外線により加熱されて焼かれ、この連続移送加熱中に焼鳥は自転機構により自転することになり、このため、焼鳥を満遍なく均一に焼き上げることができると共に加熱効率を高めることができ、加熱作業性を向上することができる。
【0023】
又、請求項2記載の発明にあっては、上記連続移送中の焼鳥の下方に汁受部材を配設し、汁受部材の上表面を反射面に形成してなるから、遠赤外線ヒータから下方に向いて放射される遠赤外線を反射面により上向きに反射し、これにより、遠赤外線ヒータから下方に向いて放射される遠赤外線及び反射面により上向きに反射されてくる遠赤外線により焼鳥を上下両方から加熱することができ、それだけ加熱効率を向上することができ、又、請求項3記載の発明にあっては、上記連続移送中の焼鳥の下方に汁受部材を配設し、汁受部材内に空気通過部を形成し、空気通過部に冷却用空気を送風可能な送風機構を配設してなるから、加熱される焼鳥から落ちてくる汁は汁受部材が受け、汁受部材は送風機構からの空気通過部を通過する冷却用空気により冷却されているので、汁は速やかに冷却され、このため汁による煙の発生を抑制することができ、又、請求項4記載の発明にあっては、焼鳥の自転速度を調整する速度調整機構を設けてなるから、焼鳥の大きさや種類等に適応することができ、良好な焼き上がり状態を得ることができる。
【0024】
又、請求項5記載の発明にあっては、上記焼鳥移送機構は上記焼鳥の串を抜差自在に保持する複数個の焼鳥ホルダと、複数個の焼鳥ホルダを連続移送させるチェーン機構とからなるので、焼鳥の移送及び焼鳥の供給取出を容易に行うことができ、又、請求項6記載の発明にあっては、上記自転機構は上記複数個の焼鳥ホルダにそれぞれ設けた自転用スプロケットと、それぞれの自転用スプロケットに咬合可能な自転用チェーンとからなるので、自転構造を簡素化することができ、又、請求項7記載の発明にあっては、上記自転用チェーンを移送させるチェーン移送機構を設けてるから、速度調節機構の構造を簡素化することができ、製作コストを低減することができる。
【0025】
以上の如く、所期の目的を充分達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の全体前面図である。
【図2】本発明の実施の形態例の全体平面図である。
【図3】本発明の実施の形態例の全体側断面図である。
【図4】本発明の実施の形態例の全体側断面図である。
【図5】本発明の実施の形態例の部分断面図である。
【図6】本発明の実施の形態例の部分側断面図である。
【図7】本発明の実施の形態例の部分側断面図である。
【符号の説明】
2 焼鳥移送機構
3 遠赤外線ヒータ
4 自転機構
5 焼鳥ホルダ
6 チェーン機構
10 速度調節機構
11 自転用スプロケット
12 チェーン移送機構
14 自転用チェーン
16 汁受部材
16a 反射面
18 空気通過部
19 送風機構
【発明の属する技術分野】
本発明は複数個の串刺状の焼鳥を連続的に焼成製造する焼鳥製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
【特許文献】
特開平10−179418号公報
【0004】
従来、この種の焼鳥製造装置として、焼鳥にガスバーナーの炎により直接あてて焼く直焼き構造や加熱板をガスバーナーにより加熱し、加熱板により加熱する間接加熱構造のものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来構造の場合、複数個の焼鳥を一個ずつ焼く構造となっているため、製造効率が低いという不都合を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような不都合を解決することを目的とするもので、本発明のうちで、請求項1記載の発明は、複数個の串刺状の焼鳥を並列状態で連続移送する焼鳥移送機構と、連続移送中の焼鳥を遠赤外線で加熱する遠赤外線ヒータと、該焼鳥を連続移送中に自転させる自転機構とを備えてなることを特徴とする焼鳥製造装置にある。
【0007】
又、請求項2記載の発明は、上記連続移送中の焼鳥の下方に汁受部材を配設し、該汁受部材の上表面を反射面に形成してなることを特徴とするものであり、又、請求項3記載の発明は、上記連続移送中の焼鳥の下方に汁受部材を配設し、該汁受部材内に空気通過部を形成し、該空気通過部に冷却用空気を送風可能な送風機構を配設してなることを特徴とするものであり、又、請求項4記載の発明は、上記焼鳥の自転速度を調整する速度調整機構を設けてなることを特徴とするものである。
【0008】
又、請求項5記載の発明は、上記焼鳥移送機構は上記焼鳥の串を抜差自在に保持する複数個の焼鳥ホルダと、該複数個の焼鳥ホルダを連続移送させるチェーン機構とからなることを特徴とするものであり、又、請求項6記載の発明は、上記自転機構は上記複数個の焼鳥ホルダにそれぞれ設けた自転用スプロケットと、該それぞれの自転用スプロケットに咬合可能な自転用チェーンとからなることを特徴とするものであり、又、請求項7記載の発明は、上記速度調整機構として、自転用チェーンを移送させるチェーン移送機構を設けてなることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1乃至7図は本発明の実施の形態例を示し、大別して、機台1と、複数個の串刺状の焼鳥Wを並列状態で連続移送する焼鳥移送機構2と、連続移送中の焼鳥Wを遠赤外線で加熱する遠赤外線ヒータ3と、焼鳥Wを連続移送中に自転させる自転機構4からなる。
【0010】
この焼鳥移送機構2は、上記焼鳥Wの串Kを抜差自在に保持する複数個の焼鳥ホルダ5と、この複数個の焼鳥ホルダ5を連続移送させるチェーン機構6とからなり、この場合、機台1に駆動軸7及び従動軸8を横設し、駆動軸7及び従動軸8にそれぞれ駆動スプロケット7a及び従動スプロケット8aを固定し、この駆動スプロケット7a及び従動スプロケット8a間に移送用チェーン9を掛回し、駆動軸7に図示省略の駆動モータの主軸を連結し、移送用チェーン9に軸受体9aにより焼鳥ホルダ5を自転自在に並列状態に複数個配設し、駆動モータにより移送用チェーン9を送り方向Mに循回移送させることにより焼鳥ホルダ5を連続移送させるように構成している。
【0011】
又、この焼鳥ホルダ5は、焼鳥Wの串Kを抜差自在に保持する差込穴5aが形成され、かつ、串Kを突出可能な突き杆5bが差込穴5aに摺動自在に内装され、串Kを弾圧保持可能な板バネ状の弾性板5c、突き杆5bを後退させるバネ5d及び後退位置を定めるストッパ5eが設けられている。
【0012】
しかして、この場合、図1の右方を供給位置Qとし、左方を取出位置Hとし、この供給位置Qにおいて、人為的又は自動的に順次串刺し状の焼鳥Wの串Kを焼鳥ホルダ5の差込穴5aに挿通し、取出位置Hにおいて、図外の突出機構により突き杆5aを突体Dにより突き動作し、串Kを焼鳥ホルダ5から突き出し、下方の排出シュートS上に落下排出するように構成されている。
【0013】
又、上記遠赤外線ヒータ3は、上記機台1の上方に複数個配置され、下方に向いて遠赤外線Rを放射するように構成されている。
【0014】
又、上記自転機構4には上記焼鳥Wの自転速度を調整する速度調整機構10が設けられ、この場合、上記複数個の焼鳥ホルダ5にそれぞれ自転用スプロケット11を設け、チェーン移送機構12として、上記従動軸8に従動用スプロケット8aより小径の調整スプロケット8bを設け、機台1に従軸13を横設し、従軸13にスプロケット13aを取り付け、調整スプロケット8bとスプロケット13aとの間に自転用スプロケット11に咬合可能な自転用チェーン14を掛回し、機台1に自転用チェーン14を自転用スプロケット11に咬合させるガイドレール15を配設して構成している。尚、自転速度の調整には、自転速度の大小調節及び停止並びに逆転もしくはこれらの組み合わせを含むものである。
【0015】
しかして、焼鳥ホルダ5の移送Mに伴い自転用スプロケット11と自転用チェーン14との咬合により焼鳥ホルダ5は自転Nすることになり、かつ、速度調整機構10としての自転用チェーン14の焼鳥Wの移送方向と同方向の移送及び従動スプロケット8aと調整用スプロケット8bとのピッチ円直径の差により焼鳥ホルダ5の自転速度が調整されて焼鳥Wは自転することになる。すなわち、自転用チェーン14を固定状態にすると焼鳥Wの自転速度が速すぎることがあるからである。又、この場合、速度調節機構10として、従動軸8を駆動源とする構造として簡素化を図っているが、自転用チェーン14を別途の駆動源で独立して移送させる構造とすることもできる。
【0016】
16は汁受部材であって、この場合、熱伝導率の高いアルミニュウムにより製作され、連続移送される焼鳥Wの下方に配置され、上表面は上記遠赤外線ヒータ3から下方に向いて放射される遠赤外線Rを上方に反射させる反射面16aに形成され、互いに逆ハ状に二個対設すると共に対向下部に流下樋部17を配設し、汁受部材16の内部に空気通過部18を形成し、空気通過部18内に冷却用の空気Fを送風可能な送風機構19を設けて構成している。
【0017】
20は前部の導光カバーであって、機台1に枢着部21により角度調節自在に枢着され、この角度調節により遠赤外線Rの放射効率を高めるように構成され、又、22は後部の導光カバーであって、枢着部23により角度調節自在に枢着され、前部の導光カバー20及び後部の導光カバー22により遠赤外線ヒータ3からの遠赤外線Rを下方の焼鳥Wに向けて良好に放射し、遠赤外線Rの放射効率を高めると共に串Kの基部の焦げ付き折損を防ぐように構成されている。
【0018】
この実施の形態例は上記構成であるから、供給位置Qにおいて、複数個の串刺状の焼鳥Wを移送用チェーン9により移送Mされてくる焼鳥ホルダ5の差込穴5aに差し込み、この串刺状の焼鳥Wは焼鳥移送機構2により並列状態で連続移送され、この連続移送中に焼鳥Wは遠赤外線ヒータ3からの遠赤外線により加熱されて焼かれ、取出位置Hにおいて排出されることになり、この連続移送加熱中に焼鳥Wは自転機構4により自転Nすることになり、このため、焼鳥Wを満遍なく均一に焼き上げることができると共に加熱効率を高めることができ、加熱作業性を向上することができる。
【0019】
又、この場合、上記連続移送中の焼鳥Wの下方に汁受部材16を配設し、汁受部材16の上表面を反射面16aに形成してなるから、遠赤外線ヒータ3から下方に向いて放射される遠赤外線Rを反射面16aにより上向きに反射し、これにより、遠赤外線ヒータ3から下方に向いて放射される遠赤外線R及び反射面16aにより上向きに反射されてくる遠赤外線Rにより焼鳥Wを上下両方から加熱することができ、それだけ加熱効率を向上することができ、又、この場合、上記連続移送中の焼鳥の下方に汁受部材16を配設し、汁受部材16内に空気通過部18を形成し、空気通過部18に冷却用空気を送風可能な送風機構19を配設してなるから、加熱される焼鳥Wから落ちてくる汁は汁受部材16が受け、汁受部材16は送風機構19からの空気通過部18を通過する冷却用空気Fにより冷却されているので、汁は速やかに冷却され、このため汁による煙の発生を抑制することができ、又、この場合、上記焼鳥Wの自転速度を調整する速度調整機構10を設けてなるから、焼鳥Wの大きさや種類等に適応することができ、良好な焼き上がり状態を得ることができる。
【0020】
又、この場合、上記焼鳥移送機構5は上記焼鳥Wの串Kを抜差自在に保持する複数個の焼鳥ホルダ5と、複数個の焼鳥ホルダ5を連続移送させるチェーン機構6とからなるので、焼鳥Wの移送及び焼鳥の供給取出を容易に行うことができ、又、この場合、上記自転機構4は上記複数個の焼鳥ホルダ5にそれぞれ設けた自転用スプロケット11と、それぞれの自転用スプロケット11に咬合可能な自転用チェーン14とからなるので、自転構造を簡素化することができ、又、この場合、上記自転用チェーン14を移送させるチェーン移送機構12を設けてるから、速度調節機構10の構造を簡素化することができ、製作コストを低減することができる。
【0021】
尚、本発明は上記実施の形態例に限られるものではなく、焼鳥移送機構2、自転機構4等の構造等は適宜変更して設計される。
【0022】
【発明の効果】
本発明は上述の如く、請求項1記載の発明にあっては、複数個の串刺状の焼鳥は焼鳥移送機構により並列状態で連続移送され、この連続移送中に焼鳥は遠赤外線ヒータからの遠赤外線により加熱されて焼かれ、この連続移送加熱中に焼鳥は自転機構により自転することになり、このため、焼鳥を満遍なく均一に焼き上げることができると共に加熱効率を高めることができ、加熱作業性を向上することができる。
【0023】
又、請求項2記載の発明にあっては、上記連続移送中の焼鳥の下方に汁受部材を配設し、汁受部材の上表面を反射面に形成してなるから、遠赤外線ヒータから下方に向いて放射される遠赤外線を反射面により上向きに反射し、これにより、遠赤外線ヒータから下方に向いて放射される遠赤外線及び反射面により上向きに反射されてくる遠赤外線により焼鳥を上下両方から加熱することができ、それだけ加熱効率を向上することができ、又、請求項3記載の発明にあっては、上記連続移送中の焼鳥の下方に汁受部材を配設し、汁受部材内に空気通過部を形成し、空気通過部に冷却用空気を送風可能な送風機構を配設してなるから、加熱される焼鳥から落ちてくる汁は汁受部材が受け、汁受部材は送風機構からの空気通過部を通過する冷却用空気により冷却されているので、汁は速やかに冷却され、このため汁による煙の発生を抑制することができ、又、請求項4記載の発明にあっては、焼鳥の自転速度を調整する速度調整機構を設けてなるから、焼鳥の大きさや種類等に適応することができ、良好な焼き上がり状態を得ることができる。
【0024】
又、請求項5記載の発明にあっては、上記焼鳥移送機構は上記焼鳥の串を抜差自在に保持する複数個の焼鳥ホルダと、複数個の焼鳥ホルダを連続移送させるチェーン機構とからなるので、焼鳥の移送及び焼鳥の供給取出を容易に行うことができ、又、請求項6記載の発明にあっては、上記自転機構は上記複数個の焼鳥ホルダにそれぞれ設けた自転用スプロケットと、それぞれの自転用スプロケットに咬合可能な自転用チェーンとからなるので、自転構造を簡素化することができ、又、請求項7記載の発明にあっては、上記自転用チェーンを移送させるチェーン移送機構を設けてるから、速度調節機構の構造を簡素化することができ、製作コストを低減することができる。
【0025】
以上の如く、所期の目的を充分達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の全体前面図である。
【図2】本発明の実施の形態例の全体平面図である。
【図3】本発明の実施の形態例の全体側断面図である。
【図4】本発明の実施の形態例の全体側断面図である。
【図5】本発明の実施の形態例の部分断面図である。
【図6】本発明の実施の形態例の部分側断面図である。
【図7】本発明の実施の形態例の部分側断面図である。
【符号の説明】
2 焼鳥移送機構
3 遠赤外線ヒータ
4 自転機構
5 焼鳥ホルダ
6 チェーン機構
10 速度調節機構
11 自転用スプロケット
12 チェーン移送機構
14 自転用チェーン
16 汁受部材
16a 反射面
18 空気通過部
19 送風機構
Claims (7)
- 複数個の串刺状の焼鳥を並列状態で連続移送する焼鳥移送機構と、連続移送中の焼鳥を遠赤外線で加熱する遠赤外線ヒータと、該焼鳥を連続移送中に自転させる自転機構とを備えてなることを特徴とする焼鳥製造装置。
- 上記連続移送中の焼鳥の下方に汁受部材を配設し、該汁受部材の上表面を反射面に形成してなることを特徴とする請求項1記載の焼鳥製造装置。
- 上記連続移送中の焼鳥の下方に汁受部材を配設し、該汁受部材内に空気通過部を形成し、該空気通過部に冷却用空気を送風可能な送風機構を配設してなることを特徴とする請求項1又は2記載の焼鳥製造装置。
- 上記焼鳥の自転速度を調整する速度調整機構を設けてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の焼鳥製造装置。
- 上記焼鳥移送機構は上記焼鳥の串を抜差自在に保持する複数個の焼鳥ホルダと、該複数個の焼鳥ホルダを連続移送させるチェーン機構とからなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の焼鳥製造装置。
- 上記自転機構は上記複数個の焼鳥ホルダにそれぞれ設けた自転用スプロケットと、該それぞれの自転用スプロケットに咬合可能な自転用チェーンとからなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の焼鳥製造装置。
- 上記速度調整機構として、自転用チェーンを移送させるチェーン移送機構を設けてなることを特徴とする請求項6記載の焼鳥製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003050420A JP2004254983A (ja) | 2003-02-27 | 2003-02-27 | 焼鳥製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003050420A JP2004254983A (ja) | 2003-02-27 | 2003-02-27 | 焼鳥製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004254983A true JP2004254983A (ja) | 2004-09-16 |
Family
ID=33115828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003050420A Pending JP2004254983A (ja) | 2003-02-27 | 2003-02-27 | 焼鳥製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004254983A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015150240A (ja) * | 2014-02-14 | 2015-08-24 | 株式会社トーテック | 焼鳥製造方法及びその装置 |
CN105520650A (zh) * | 2016-01-25 | 2016-04-27 | 陕西天驹静态交通科技有限公司 | 连续式燃气烤肉机 |
CN105520649A (zh) * | 2016-01-25 | 2016-04-27 | 陕西天驹静态交通科技有限公司 | 连续式红外烤肉机 |
-
2003
- 2003-02-27 JP JP2003050420A patent/JP2004254983A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015150240A (ja) * | 2014-02-14 | 2015-08-24 | 株式会社トーテック | 焼鳥製造方法及びその装置 |
CN105520650A (zh) * | 2016-01-25 | 2016-04-27 | 陕西天驹静态交通科技有限公司 | 连续式燃气烤肉机 |
CN105520649A (zh) * | 2016-01-25 | 2016-04-27 | 陕西天驹静态交通科技有限公司 | 连续式红外烤肉机 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8991384B2 (en) | Rotary barbecue device | |
JP6467509B2 (ja) | 双方向加熱調理器 | |
CN101791187B (zh) | 双向加热烹调机 | |
KR200415670Y1 (ko) | 김 구이장치 | |
KR101427461B1 (ko) | 반사체가 구비된 조리용기 | |
KR100853566B1 (ko) | 회전식 구이 장치 | |
JP2004254983A (ja) | 焼鳥製造装置 | |
US20170007071A1 (en) | Multi-zone spit-rotisserie device for meat roasting and grilling | |
JP6032733B2 (ja) | 寿司炙り装置 | |
KR101366121B1 (ko) | 어묵 양면 구이기 | |
JPS6355329B2 (ja) | ||
JP6504689B2 (ja) | 食品炙り装置 | |
KR200481685Y1 (ko) | 숯을 이용한 김 구이장치 | |
JP2005287748A (ja) | 焼鳥製造装置 | |
US9211035B2 (en) | Food preparation apparatus and method | |
KR200321549Y1 (ko) | 고기구이기 | |
KR20080003993U (ko) | 회전가열식 숯불구이기 | |
KR101023663B1 (ko) | 자동 구이 장치 | |
TWI540965B (zh) | 串燒製造裝置 | |
JP2004254966A (ja) | 遠赤外線式無煙ロースター | |
RU136967U1 (ru) | Устройство для тепловой обработки пищевых продуктов | |
JP5847012B2 (ja) | 加熱調理装置 | |
JP2013188425A (ja) | 加熱調理装置 | |
FR2507060A1 (fr) | Four a micro-ondes pour la cuisson d'oeufs | |
JPS6340190Y2 (ja) |