JP2004254878A - 車両用シートシステム - Google Patents

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JP2004254878A
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wheelchair
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Kazuhiro Hibi
和宏 日比
Koji Aoyama
宏司 青山
Kazuya Miura
和也 三浦
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Araco Co Ltd
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Araco Co Ltd
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Abstract

【課題】助手席に搭載された車椅子が車両から切離されて使用されるものがある。しかし、車椅子が切離されると車椅子のあった位置に車椅子搭載機構のみが露出して見栄えが悪いと共に、せっかくの室内スペースが有効活用されない。
【解決手段】車椅子が切離された車椅子搭載機構の車椅子支持部14にシートクッション32とシートバック34とを有するシート30を車椅子に代えて搭載可能とした。車椅子を車椅子搭載機構から切離して使用する場合にも、車椅子の代りにシート30を搭載することにより、機構がシートで覆われ見栄えを良くすることができるとともに、シート30に乗員が座ることができ、室内スペースを無駄なく有効活用できる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、車椅子を搭載可能とされた車両用シートシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両室内の助手席に車椅子搭載機構を設け、車椅子を車両の開口部を介して車室外まで移送するものがあり、特許文献1に開示されている。開示内容によれば、車椅子は車室外にて車椅子搭載機構から切離されて単独で移動できるようにされている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000―270公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
車椅子が切離された車椅子搭載機構は車椅子がないまま車両室内に戻り、車両は通常どおり使用される。しかし、その場合、車椅子がないことにより機構部分が車室内で露出することになり、見栄えが悪いのみならず、せっかくの室内スペースが有効に活用されない。本発明はこれらの問題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、車両室内の所定位置に車椅子搭載機構を設け、この搭載機構に、シートクッションとシートバックとを有するシートを車椅子に代えて搭載可能としたことを特徴とする。
【0006】
本発明によれば、車椅子搭載機構から車椅子が切離されたとき、車椅子の代りにシートを搭載することができ、車椅子なしで車両を使用する際にも機構をシートで覆って見栄えを良くすることができるとともに、車椅子の代りに搭載されたシートに乗員が座ることができ、車室内のスペースを無駄なく有効に活用することができる。
【0007】
また、請求項2の発明は、請求項1において、車椅子搭載機構は車両の開口部を介して車室外まで車椅子を移動可能とする移送機構を備え、車椅子搭載機構の車椅子支持部は移送機構と共に移動するように設けられていることを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、車椅子に代えてシートを搭載する際、車椅子支持部を車室外に移送した状態で作業を行うことができ、シートの搭載作業を狭い室内ではなく、広い室外で行って作業性を改善できる。
【0009】
更に、請求項3の発明は、請求項1又は2において、車椅子搭載機構の車椅子支持部は車椅子の鉤部と係合するピンを備え、車椅子に代えて搭載可能とされたシートには同じピンと係合する鉤を備え、そのシートと車椅子支持部との間は、ロック機構によって互いに切離し自在に固定され、弾性体と位置決め部材との当接によってピンとシートの鉤との係合が外れる方向へシートが移動するのを阻止されるとともに、車椅子支持部とシートとが互いに離れる方向に付勢されていることを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、ピンと鉤との係合、並びにロック機構のロック操作を行うのみの簡単な作業でシートを車椅子支持部に固定でき、弾性体と位置決め部材との相互作用によりシートを容易に外れないように固定できるとともに、車両走行中の振動に伴う干渉音の発生を防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について一つの実施形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1に示すように、この実施形態では車椅子搭載機構10は車両の床2上に固定され、回転・スライド機構16の上に移送機構12及び車椅子支持部14を備えて構成されている。この車椅子搭載機構10は本発明の特徴部分ではないので詳細な説明は省略するが、回転・スライド機構16はその上に置かれた移送機構12及び車椅子支持部14が車両進行方向に対し前向き且つ後方に位置する初期位置から水平面内で側方に回転しながら前方に移動するように構成されている。移送機構12は上述のように回転し、前方移動した後に車両の開口部から車椅子支持部14を車室外下方に移送させるように構成されている。これらの構成は本出願人の先願である特願2002―152773に詳しく説明されている。
【0013】
車椅子支持部14には車椅子20が支持され、固定される構成となっている。図1において、40は人体を模式化して示し、4は車両の接地面を示す。
【0014】
車椅子20は、図2のような構成であり、主にはフレーム22、主車輪24、補助車輪26、ヘッドレストアッシー28、フットレスト29から成っている。フレーム22の後方には車椅子支持部14のピン146と係合するための傾斜部222及び鉤部224が形成され、鉤部224にピン146が嵌まり込み係合することにより車椅子20を車椅子支持部14に対して固定するようになっている。なお、車椅子20の前方も図示を省略したロック機構によって車椅子支持部14に固定されるように構成されている。
【0015】
車椅子20を車椅子支持部14に搭載するときは、充分に降下した車椅子支持部14に対し、車椅子20を後退走行させ、傾斜部222がピン146に当接する位置で停める。その後、車椅子支持部14を上昇動作させると、傾斜部222の傾斜に沿ってピン146が移動し、ピン146が鉤部224に達して嵌まり込んだところで車椅子20が車椅子支持部14に支持され、固定される。車椅子20を車椅子支持部14から切離すときは図示しないロック機構を解除して上述と逆の操作を行うことにより実現される。
【0016】
車椅子20に代えて車椅子支持部14に搭載されるシート30は図3に示されている。このシート30はシートクッション32とシートバック34を備え、両者の接合部に設けられた左右一対のリクライニングアジャスタ324によってシートバック34はシートクッション32に対して角度調整自在とされている。シートクッション32のフレーム322後方には鉤36が両サイドに溶着されており、車椅子支持部14のピン146と係合可能とされている。なお、図3において、ピン146は一つだけしか図示されてないが、鉤36に対応して両サイドに設けられている。鉤36の反対側、つまりシートクッション32の前方側にはブラケット325によってロック機構38、ゴム製の一対の弾性体35が設けられている。また、ロック機構38のロック状態を解除するためのベルト39がシートクッション側部に引張り操作可能に保持されている。このロック機構は格納式のシートのロック機構として公知のものと同一であるので詳細説明は省略する。なお、このロック機構については特開昭63―137054に詳しく説明されている。
【0017】
ロック機構38に対応して車椅子支持部14にはフレーム144に形成された開口1442を横切ってストライカ148が設けられている(請求項ではストライカを含めてロック機構としている)。また、弾性体35に対応して車椅子支持部14のフレーム144上に山形状の位置決め部材145が一対設けられている。なお、図3において、構造を判り易くするため、ロック機構38、弾性体35、ストライカ148及び位置決め部材145は、相対的に大きめに記載されている。
【0018】
シート30を車椅子支持部14上に搭載し、鉤36をピン146に係合させた状態でシートクッション32の前部を下方に押圧すると、図4に示すようにロック機構38のロックプレート382がストライカ148と係合してロック状態となるとともに、弾性体35が位置決め部材145の傾斜面に当接する。この結果、位置決め部材145の傾斜面によって弾性体35を介してシートクッション32が上方かつ前方に付勢され、鉤36とピン146との係合が解除されるのを阻止するとともに、ロック機構38内でストライカ148を常時下方に位置させ、ストライカ148がロック機構38内でがたつくことを防止している。
【0019】
シート30を車椅子支持部14から取外す際は、ベルト39を引張り操作してロック機構38のロック状態を解除し、ロック機構38からストライカ148を外すとともに、ピン146と鉤36との係合を解除するようにシート30を持ち上げることにより行うことができる。
【0020】
なお、シートクッション32には、図4に示すようにフットレスト33が設けられている。フットレスト33はシートクッション32のブラケット325にフットレストブラケット332を介して取付けられている。また、フットレスト33はヒンジ部334により未使用時は上方へ折畳んで収納可能とされている。フットレスト33は図4の位置にセットすることにより、そこに乗員が足を載せることができる。このシート30は車椅子支持部14とともに車椅子搭載機構10、移送機構12によって車室内と車室外との間で移動されるため、移動時に乗員がフットレスト33に足を載せて楽な姿勢をとれるようにしている。
【0021】
図3、図4において、326はシート30のクッションスプリング、328はクッションパッドである。
【0022】
以上説明した実施態様によれば、車椅子支持部14に車椅子20かシート30を選択的に搭載することができる。そのため、助手席位置のスペースを無駄なく活用できる。車椅子20、シート30のどちらを使用する場合でも車椅子搭載機構10により乗員を車外まで移送でき、乗降を容易としている。また、車椅子20とシート30との載せ代えも車外で作業性良く行うことができる。
【0023】
以上、本発明について一つの実施形態に基づいて説明したが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではなく、種々の実施形態を採り得る。例えば、車椅子搭載機構の位置は助手席位置ではなく、後部席位置でも良い。また、ロック機構38とストライカ148の取付位置、弾性体35と位置決め部材145の取付位置は、それぞれ車椅子支持部14とシートクッション32との間で互いに逆にしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施形態を示し、車両後方から見た部分断面側面図
【図2】図1における車椅子の分解斜視図
【図3】図1における車椅子支持部の斜視図及び車椅子に代わって搭載されるシートの斜視図
【図4】図3における車椅子支持部にシートが搭載された状態を示す部分断面側面図
【符号の説明】
10……車椅子搭載機構
12……移送機構
14……車椅子支持部
20……車椅子
30……シート
32……シートクッション
34……シートバック
35……弾性体
36……鉤
38……ロック機構
145……位置決め部材
146……ピン
148……ストライカ
224……鉤部

Claims (3)

  1. 車両室内の所定位置に車椅子搭載機構を設け、この搭載機構に、シートクッションとシートバックとを有するシートを車椅子に代えて搭載可能としたことを特徴とする車両用シートシステム。
  2. 請求項1において、車椅子搭載機構は車両の開口部を介して車室外まで車椅子を移動可能とする移送機構を備え、車椅子搭載機構の車椅子支持部は移送機構と共に移動するように設けられていることを特徴とする車両用シートシステム。
  3. 請求項1又は2において、車椅子搭載機構の車椅子支持部は車椅子の鉤部と係合するピンを備え、車椅子に代えて搭載可能とされたシートには同じピンと係合する鉤を備え、そのシートと車椅子支持部との間は、ロック機構によって互いに切離し自在に固定され、弾性体と位置決め部材との当接によってピンとシートの鉤との係合が外れる方向へシートが移動するのを阻止されるとともに、車椅子支持部とシートとが互いに離れる方向に付勢されていることを特徴とする車両用シートシステム。
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