JP2004253740A - 固体撮像素子 - Google Patents
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Abstract
【課題】画素サイズが縮小されても高い読み出し効率を確保することが可能である固体撮像素子を提供する。
【解決手段】画素を構成する受光センサ部11が、一方の垂直電荷転送部12側が長く、他方の垂直電荷転送部12側が短い形状を有し、各列の画素において、受光センサ部11の長い方の側が1つ置きに互い違いに水平方向Hの逆側に向き、かつ垂直電荷転送部12を挟んで水平方向Hに隣接する画素において、受光センサ部11の長い方の側同士、短い方の側同士がそれぞれ対向するように配置され、各垂直電荷転送部12の受光センサ部11の長い方の側が対向する部分に、垂直電荷転送部の垂直転送電極13,14とは独立した読み出し用電極15,16が設けられた固体撮像素子1を構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】画素を構成する受光センサ部11が、一方の垂直電荷転送部12側が長く、他方の垂直電荷転送部12側が短い形状を有し、各列の画素において、受光センサ部11の長い方の側が1つ置きに互い違いに水平方向Hの逆側に向き、かつ垂直電荷転送部12を挟んで水平方向Hに隣接する画素において、受光センサ部11の長い方の側同士、短い方の側同士がそれぞれ対向するように配置され、各垂直電荷転送部12の受光センサ部11の長い方の側が対向する部分に、垂直電荷転送部の垂直転送電極13,14とは独立した読み出し用電極15,16が設けられた固体撮像素子1を構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、信号電荷を転送する電荷転送部を有する固体撮像素子に係わる。
【0002】
【従来の技術】
従来の代表的なIT(インターライントランスファ)式のCCD固体撮像素子の概略構成図(平面図)を図9に示す。
【0003】
図9に示すように、このCCD固体撮像素子は、画素を構成し、入射した光を信号電荷に光電変換する受光センサ部61が多数マトリクス状に配置され、各列の受光センサ部61の一側に垂直方向(縦方向)Vに延びる垂直転送レジスタ62が設けられて、撮像領域が構成されている。
垂直転送レジスタ62には、第1層の電極層53及び第2層の電極層54による転送電極63が配置され、この転送電極63の下の半導体層に図示しないが転送チャネルが配置形成されている。
受光センサ部61と左側の垂直転送レジスタ62との間には、信号電荷の読み出しを行う電荷読み出し領域(図中斜線を付した領域)64が設けられている。受光センサ部61の周囲の電荷読み出し領域64が設けられている部分以外には、画素分離領域(チャネルストップ領域)65が形成されている。
そして、信号電荷の読み出し動作と信号電荷の転送動作とを、共に電荷転送用の転送電極63(53,54)に電圧を印加することにより行っている。
【0004】
このように、従来のCCD固体撮像素子では、各受光センサ部で光電変換された信号電荷が、各列の受光センサ部の一側に設けられた垂直転送レジスタ等の電荷転送部に読み出され、この電荷転送部において信号電荷が転送される構成となっている(例えば特許文献1、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−77450号公報(図7)
【特許文献2】
特開2002−270811号公報(図7、図8)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図9に示した構成では、マトリクス状に配置された受光センサ部61のうち、水平方向(横方向)Hに隣接する画素の受光センサ部61で光電変換された信号電荷は、それぞれ別々の電荷転送部に読み出されることから、これらを撮像領域内で混合することが不可能になっている。
【0007】
また、画素や受光センサ部62の形状は、矩形状とされる場合がほとんどであり、矩形状の受光センサ部62の一辺が電荷読み出し領域64に面している。
このため、電荷読み出し領域64に充当できる幅が制限されており、固体撮像素子の微細化や多画素化が進むことによって画素サイズが縮小されると、その分電荷読み出し領域64の幅が小さくなって、読み出し効率が低下してしまうことになる。
【0008】
これに対して、電荷読み出し領域64の幅を拡げようとすると、受光センサ部62を縦に細長い矩形状にする必要がある。
しかしながら、このように縦長の形状とすると、受光センサ部62の開口の縦横比が大きくなって、垂直方向Vと水平方向Hとで集光性が大きく違ってきて、特に水平方向Hの集光性が悪くなってしまう。
また、縦長になった分垂直方向Vの画素数が少なくなり垂直方向Vの解像度が低下するため、垂直方向Vの解像度と水平方向Hの解像度との比も従来と大きく変わってしまうことになる。
【0009】
また、固体撮像素子の用途によっては、撮像領域内において信号電荷の間引き動作を行うことも要望される。
しかし、図9に示したような従来のCCD固体撮像素子の構成では、撮像領域内で間引き動作を行うことが困難であり、水平転送レジスタの方で信号電荷の間引き動作を行う必要があった。
【0010】
上述した問題の解決のために、本発明においては、画素サイズが縮小されても高い読み出し効率を確保することが可能である固体撮像素子を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の固体撮像素子は、画素を構成する受光センサ部が多数マトリクス状に配置され、この受光センサ部の各列に対して、それぞれ垂直方向に延びる垂直電荷転送部が設けられ、受光センサ部は、両側にある垂直電荷転送部のうち、一方の垂直電荷転送部側が長く、他方の垂直電荷転送部側が短い形状を有し、垂直方向に並ぶ各列の画素において、受光センサ部の長い方の側が1つ置きに互い違いに水平方向の逆側に向いて配置され、垂直電荷転送部を挟んで水平方向に隣接する画素において、受光センサ部の長い方の側同士、短い方の側同士がそれぞれ対向するように配置され、各垂直電荷転送部の受光センサ部の長い方の側が対向する部分に、受光センサ部から信号電荷を読み出すための読み出し用電極が、垂直電荷転送部の垂直転送電極とは独立して設けられているものである。
【0012】
また、上述の本発明の固体撮像素子において、各画素の受光センサ部が略三角形状であり、読み出し用電極が略三角形状の受光センサ部の長辺側に設けられている構成を可とする。
また、上述の本発明の固体撮像素子において、垂直電荷転送部を挟んで水平方向に隣接する2つの画素に対して、一方の画素から読み出しを行う読み出し用電極と、他方の画素から読み出しを行う読み出し用電極とが、それぞれ電気的に独立して設けられている構成を可とする。
【0013】
上述の本発明の固体撮像素子の構成によれば、受光センサ部が、両側にある垂直電荷転送部のうち、一方の垂直電荷転送部側が長く、他方の垂直電荷転送部側が短い形状を有し、各列の画素において受光センサ部の長い方の側が1つ置きに互い違いに水平方向の逆側を向いて配置されているため、1行置きに受光センサ部の長い方の側と受光センサ部の短い方の側とが交互に垂直電荷転送部に面することになる。これにより、矩形状の受光センサ部の場合と比較して、垂直方向の画素数を増やすことが可能になる。
そして、垂直電荷転送部を挟んで水平方向に隣接する画素において、受光センサ部の長い方の側同士、短い方の側同士がそれぞれ対向するように配置され、各垂直電荷転送部の受光センサ部の長い方の側が対向する部分に、読み出し用電極が設けられているので、受光センサ部の長い方の側から垂直電荷転送部に信号電荷を読み出すことができ、同一の垂直電荷転送部に信号電荷が読み出されるのが1行おき(奇数行のみ或いは偶数行のみ)の画素となるので、読み出し用の領域を受光センサ部の長い方の側に設け、かつ広く確保することができる。さらに、水平方向に隣接する画素の信号電荷がその間に挟まれた垂直電荷転送部に読み出されるため、水平方向に隣接する画素の信号電荷を(撮像領域内にある)垂直電荷転送部において混合することも可能になる。
【0014】
特に、各画素の受光センサ部が略三角形状であり、読み出し用電極が略三角形状の受光センサ部の長辺側に設けられている構成としたときには、多数の画素を隙間なく配置することができると共に、受光センサ部の開口を比較的広くとることができる。
また特に、垂直電荷転送部を挟んで水平方向に隣接する2つの画素に対して、一方の画素から読み出しを行う読み出し用電極と他方の画素から読み出しを行う読み出し用電極とをそれぞれ電気的に独立して設けた構成としたときには、読み出し用電極に印加する電圧の制御により、2つの画素の信号電荷を混合したり、或いは別々に読み出したり、というように複数種の読み出し動作を行うことが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施の形態として、固体撮像素子の概略構成図(平面図)を示す。本実施の形態は、本発明をCCD固体撮像素子に適用したものである。
【0016】
この固体撮像素子1は、画素を構成する受光センサ部11が多数マトリクス状に配置され、この受光センサ部11の各列に対応して、垂直方向(図中縦方向)Vに延びるCCD構造の垂直転送レジスタ12が設けられて、撮像領域が構成されている。
垂直転送レジスタ12においては、第1層(下層)の電極層により形成された転送電極13と、第2層(上層)の電極層により形成された転送電極14とが一部重なりをもって配置されている。
【0017】
本実施の形態の固体撮像素子1では、特に各画素を構成する受光センサ部11の形状を略三角形状としている。
そして、略三角形状の受光センサ部11の長辺を、垂直転送レジスタ12側に向くように配置している。
また、垂直方向Vにおいて、この略三角形状の受光センサ部11の長辺が、左側の垂直転送レジスタ12と右側の垂直転送レジスタ12とに、1画素置きに互い違いに向くように配置されている。
【0018】
さらに、各画素に対して、垂直転送レジスタ12を構成する転送電極(垂直転送電極)13,14とは独立して、読み出し用の電極を設けている。
この読み出し用の電極は、互いに絶縁された下層の読み出し用電極15と上層の読み出し用電極16とから構成されている。
【0019】
これら読み出し用電極15,16は、転送電極13,14と同様に、垂直転送レジスタ12の部分(電極部)と、この電極部を連結する垂直方向Vの画素間の部分(配線部)とにより構成されている。
そして、これら読み出し用電極15,16は、垂直転送レジスタ12にある電極部において一部重なりをもって左右に配置されている。
また、それぞれの読み出し用電極15及び16において、垂直転送レジスタ12の1つ置きに、電極部の延びる向きが図中上向きと図中下向きとに交互になっている。そして、垂直転送レジスタ12において、下層の読み出し用電極15の上向きの電極部と上層の読み出し用電極16の下向きの電極部、下層の読み出し用電極15の下向きの電極部と上層の読み出し用電極16の上向きの電極部が、それぞれ重なっている。
【0020】
この読み出し用電極15,16の材料としては、例えば多結晶シリコンやタングステンシリサイド等の導電性の物質が挙げられる。
【0021】
また、図示しないが、読み出し用電極15,16の上方には、層間絶縁膜を介して受光センサ部11上に開口を有する遮光膜が設けられる。
さらに、必要に応じて、カラーフィルタやオンチップマイクロレンズ等が配置されて固体撮像素子1が構成される。
【0022】
ここで、図1に示す本実施の形態の固体撮像素子1において、転送電極13,14下の半導体基体の平面図を図2に示す。即ち図2は、半導体基体表面付近の各半導体領域の平面レイアウトを示す図である。
図2に示すように、垂直方向に隣接する画素の各受光センサ部11の間には、チャネルストップ領域(画素分離領域)3が形成されている。
また、受光センサ部11とその長辺側にある垂直転送レジスタ12との間には、読み出し用の領域2が形成されている。
この読み出し用の領域2は、図1に示した読み出し用電極15及び16の各電極部に対応して配置されている。
【0023】
本実施の形態の固体撮像素子1においては、上述のように構成していることにより、略三角形状の受光センサ部11の長辺側にある読み出し用電極15,16に読み出し電圧を印加して、受光センサ部11に蓄積された信号電荷を読み出し用の領域2を通じて垂直転送レジスタ12の転送チャネル領域に読み出すことができる。
【0024】
この信号電荷の読み出し時には、例えば、第1層の電極層から成る転送電極13に低レベルの電圧を印加し、第2層の電極層から成る転送電極14に高レベルの電圧を印加する。
そして、読み出し用電極15,16に読み出し電圧を印加して、受光センサ部11の信号電荷を第2層の電極層から成る転送電極14下の垂直転送チャネルに読み出せばよい。
【0025】
そして、垂直転送レジスタ12に対して、左右にそれぞれ読み出し用電極15,16と読み出し用の領域2を配置しているので、垂直転送レジスタ12を挟んで水平方向(図中横方向)Hに隣接する2つの画素の受光センサ部11の信号電荷を、共に間にある同一の垂直転送レジスタ12に読み出すことができる。
これにより、左右の受光センサ部11から同時に読み出して加算することも、左右の受光センサ部11から別々に読み出すことも可能になる。
【0026】
即ち、左右の読み出し用電極15,16に読み出し電圧を印加して、左右の受光センサ部12の信号電荷を、同時に又は順次読み出すことによって、撮像領域内において水平方向Hの画素の信号電荷を混合することが可能になる。
このように水平方向Hの画素の信号電荷を混合することにより、2倍の電荷量を得ることができるため、例えばより広いダイナミックレンジを有する撮像を行うことが可能になる。
【0027】
一方、高解像度の撮像が必要な場合には、左右の読み出し用電極15,16にそれぞれ別々に時間をずらして読み出し電圧を印加することにより、左右の受光センサ部11からそれぞれ信号電荷を別々に間にある垂直転送レジスタ12に読み出すことが可能になる。
【0028】
また、読み出し用電極15,16を転送電極13,14とは独立して設けていることにより、各画素の受光センサ部11からの信号電荷の読み出し動作を自由に行うことができるため、間引き動作も容易に行うことができる。
【0029】
さらに、各画素の受光センサ部11を略三角形状として、その長辺側に読み出し用電極15,16を設けていることにより、読み出し用の領域2の長さ(読み出しゲート長)を長く取ることができる。
これにより、信号電荷の読み出し効率を向上することができる。
【0030】
また、垂直方向に並ぶ画素において、略三角形状の受光センサ部11の長辺を1つ置きに左右交互に配置していることにより、略三角形状の長辺を同じ側に配置した場合には利用できない領域を利用可能にして、効率良くレイアウトすることができる。
従って、多画素化を図る場合に好都合である。
【0031】
ここで、本実施の形態の固体撮像素子1と、従来の矩形状の受光センサ部を有する構成の固体撮像素子とにおいて、解像度を比較する。
まず、本実施の形態の固体撮像素子1の場合を図3に示す。図中20は、画素中心、即ち受光センサ部11の中心を示す。
同様に、従来の矩形状の受光センサ部61を有する固体撮像素子の場合を図10に示す。図中70は、画素中心、即ち受光センサ部61の中心を示す。
図3と図10とを比較してわかるように、図3に示すように受光センサ部11を略三角形状として、その長辺を1つ置きに左右交互に配置していることにより、読み出し領域の幅を長く取ることができると共に、垂直方向の画素中心20を近づけることができるため、垂直方向の解像度を上げることができる。例えば従来構成の1.5倍や2倍の解像度とすることができる。
図3の画素中心20の間隔は、図10の画素中心70の間隔と比較して、約半分になっている。
【0032】
なお、矩形状の受光センサ部61の場合には、画素の微細化が進んだときにも充分な読み出し効率が得られるように読み出し用の領域を長く確保しようとすると、前述したように、矩形状の受光センサ部61を縦に細長くせざるを得ないため、その分垂直方向Vの解像度が下がり、垂直方向Vの解像度と水平方向Hの解像度の比が大きく変わってしまう。
これに対して、本実施の形態の略三角形状の受光センサ部11の場合には、画素の微細化が進んだときにも、三角形の長辺側で読み出し用の領域を長く確保することが可能になり、かつ三角形の長辺を垂直方向Vに左右互い違い配置することにより垂直方向Vの解像度を上げることができる。このため、三角形の長辺と高さの比を適切に選定することにより、読み出し用の領域を長くしたことによる垂直方向Vの解像度の低下と相殺させて、垂直方向Vの解像度と水平方向Hの解像度の比が従来とほどんど変わらないようにすることが可能である。
【0033】
上述の本実施の形態の固体撮像素子1の構成によれば、1行置きに略三角形状の受光センサ部11の長辺側と頂点側とが交互に垂直転送レジスタ12に面することになるため、矩形状の受光センサ部の場合と比較して、垂直方向Vの画素数を増やして、垂直方向Vの解像度を向上することが可能になる。
【0034】
また、受光センサ部11の長辺側から垂直転送レジスタ12に信号電荷を読み出すことができ、同一の垂直転送レジスタ12に信号電荷が読み出されるのが1行おき(奇数行のみ或いは偶数行のみ)の画素となるので、読み出し用の領域2の長さ(読み出しゲート長)を広く確保して、読み出し効率を向上することが可能になる。これにより、画素サイズが縮小された場合でも、読み出し用の領域を長く確保して、高い読み出し効率とすることが可能になる。
【0035】
さらに、垂直転送レジスタ12を挟んで水平方向Hに隣接する画素の受光センサ部11の信号電荷がその間の垂直転送レジスタ12に読み出されるため、読み出し用電極15,16に読み出し電圧を同時に或いは順次印加することにより、水平方向に隣接する画素の信号電荷を撮像領域内にある垂直転送レジスタにおいて混合することができる。即ち、水平方向Hに隣接する画素の信号電荷を容易に混合することが可能になる。
【0036】
また、垂直転送レジスタ12を挟む左右の画素の受光センサ部11に対して、それぞれ互いに電気的に絶縁された読み出し用電極15及び16が設けられていることにより、これら読み出し用電極15,16に印加する読み出し電圧の態様を変えることにより、垂直方向Vや水平方向Hに隣接する画素における信号電荷の混合、信号電荷の間引き、信号電荷を加算しない全画素読み出しのいずれにも対応することが可能になる。
【0037】
本実施の形態の固体撮像素子1は、例えば次のようにして製造することができる。
【0038】
まず、半導体基体に、受光センサ部11を構成する各半導体領域、垂直転送レジスタ12を構成する転送チャネル領域等の各半導体領域、読み出し用領域2、並びにチャネルストップ領域(画素分離領域)3をそれぞれ形成する。
【0039】
次に、転送チャネル領域及びチャネルストップ領域(画素分離領域)3上に、絶縁膜を介して第1層の電極層による転送電極13を形成して、その表面に絶縁膜を形成した後、第2層の電極層による転送電極14を形成する(以上図4参照)。
【0040】
次に、図5に示すように、転送電極13,14上に、下層の読み出し用電極15を形成する。
続いて、図6に示すように、電極部が下層の読み出し用電極15に一部重なるように、上層の電荷読み出し用電極16を形成する。
【0041】
その後は、図示しないが、読み出し用電極15,16の上方に、層間絶縁膜を介して受光センサ部11上に開口を有する遮光膜を形成した後、表面を絶縁層等で覆う。
さらに、必要に応じて、表面を平坦化した後にカラーフィルタやオンチップマイクロレンズを形成する。
このようにして、図1〜図3に示した本実施の形態の固体撮像素子1を製造することができる。
【0042】
なお、受光センサ部11の形状は、図1〜図4に示した略三角形状に限定されるものではなく、その他の形状、例えば多角形状や曲線を含む形状としてもよい。
いずれの形状としても、各受光センサ部11において、受光センサ部11に蓄積された信号電荷が読み出される垂直転送レジスタ側が長く、その反対側(反対の垂直転送レジスタ側)が短い構成とすることにより、読み出しゲート部のゲート長を長く確保して読み出し効率の向上を図ると共に、単位面積当たりの画素数を増やすことが可能になる。
そして、垂直方向Vに並ぶ画素が左右互い違いに垂直転送レジスタに読み出される構成の配置レイアウトとすれば、図1〜図4に示した略三角形の場合と同様の効果が得られる。
【0043】
ここで、受光センサ部11の形状の他の形態を、図7A〜図7Eにそれぞれ示す。
図7Aは、受光センサ部11を半円形とした場合である。
図7Bは、受光センサ部11を正六角形の半分の台形状とした場合である。
図7Cは、受光センサ部11を正八角形の半分の形状(六角形)とした場合である。
図7Dは、受光センサ部11をかまぼこ状とした場合である。
図7Eは、受光センサ部11を正八角形の半分の形状(五角形)とした場合である。
【0044】
この他、受光センサ部11の形状としては、三角形の角部を丸くした形状や、図7B・図7C・図7Eに示したような多角形の角部を丸くした形状も考えられる。
また、垂直転送レジスタ側に多角形の一辺が面している構成に限らず、多角形の複数の辺が面している構成も採りうる。
【0045】
図1〜図4に示したように受光センサ部11を略三角形状にした場合には、無駄なく画素をしきつめて配置することができ、受光センサ部11の開口も広くとることができることから、画素数を増やしたり、感度を向上したりする場合に有利である。
【0046】
なお、図1では、垂直転送レジスタ12上において左右の読み出し用電極15,16が重なりをもって形成されているが、垂直転送レジスタの左右の読み出し電極が互いに電気的に絶縁していれば、重なりのない同じ層の電極層により構成してもよい。
このように、重なりのない同じ電極層により読み出し用電極を構成した場合には、これら読み出し用電極を同時に形成することが可能になる。
【0047】
また、転送電極を構成する電極層(多結晶シリコン層等)の数は特に限定されない。従来採用されているような2層の電極層や3層の電極層によって、転送電極を構成してもよく、また1層の電極層のみで転送電極を構成してもよい。
【0048】
上述の実施の形態では、本発明をCCD構造の電荷転送部を有するCCD固体撮像素子に適用した場合であったが、本発明はその他の電荷転送部を有する固体撮像素子、例えばCSD構造の電荷転送部を有する固体撮像素子にも適用可能である。
【0049】
続いて、本発明の固体撮像素子の他の実施の形態の概略構成図(平面図)を図8に示す。本実施の形態は、本発明をCSD構造の電荷転送部を有する固体撮像素子に適用した場合である。
【0050】
本実施の形態の固体撮像素子21は、特に各垂直転送レジスタが1枚の転送電極22で構成されている。
この転送電極22は、例えば高抵抗の多結晶シリコン膜により構成され、例えばノンドープの多結晶シリコン膜を形成した後に、低濃度の不純物のドープを行うことにより形成することができる。
この転送電極22により、CSD構造の垂直転送レジスタが構成されている。
【0051】
転送電極22は、図示しないが、各画素に対応する箇所でそれぞれ水平方向に延びる配線とコンタクトさせることにより、転送電極22に電位の分布を与えて、転送電極22下の転送チャネル領域においてCCD構造の電荷転送部と同様に信号電荷の転送を行うことが可能な構成とする。
【0052】
本実施の形態の固体撮像素子21では、先の実施の形態の固体撮像素子1と同様に、垂直転送レジスタの左右に、読み出し用電極23,24が設けられている。
これにより、読み出し用電極23,24に、それぞれ読み出し電圧を印加することにより、先の実施の形態と同様の読み出し動作を行うことができる。
【0053】
その他の構成、例えば受光センサ部11を構成する半導体領域や読み出し用の領域等の構成、遮光膜等は先の実施の形態の固体撮像素子1と同様に構成することができる。
【0054】
本実施の形態の固体撮像素子21の構成によれば、垂直転送レジスタの左右に、転送電極とは独立して読み出し電極23,24が設けられ、略三角形状の受光センサ部11の長辺側にこの読み出し電極23,24が配置され、さらに垂直方向Vにおいて、1画素置きに受光センサ部11の長辺が左右互い違いに配置されていることにより、先の実施の形態の固体撮像素子1と同様の効果が得られる。
【0055】
即ち、撮像領域内において水平方向Hの画素の信号電荷の混合を容易に行うことができ、読み出しゲート長を長くして高い読み出し効率を確保することができ、さらに垂直方向Vの解像度を向上することも可能になる。
また、読み出し電極23,24に印加する読み出し電圧の態様を変えることにより、垂直方向Vや水平方向Hに隣接する画素における信号電荷の混合、信号電荷の間引き、信号電荷を加算しない全画素読み出しのいずれにも対応することが可能になる。
【0056】
なお、上述の各実施の形態の固体撮像素子1,21は、垂直方向Vや水平方向Hに隣接する画素における信号電荷の混合、信号電荷の間引き、信号電荷を加算しない全画素読み出しのいずれにも対応することが可能な構成であった。
これに対して、これらのうち1つの動作のみに対応させればよい場合には、上述の各実施の形態とは読み出し電極の形状を変えることも考えられる。
例えば、電極を簡略化したり、2層の読み出し電極を1層に一体化したりすることも可能である。
【0057】
本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成が取り得る。
【0058】
【発明の効果】
上述の本発明によれば、画素サイズが縮小された場合でも、受光センサ部から信号電荷を読み出すための読み出し用の領域を長くして、高い読み出し効率を確保することが可能になる。
また、矩形状の受光センサ部の場合と比較して、垂直方向の画素数を増やして垂直方向の解像度を上げることが可能になる。
さらに、水平方向に隣接する画素の信号電荷を、撮像領域内にある垂直電荷転送部で容易に混合することが可能になる。
【0059】
特に、各画素の受光センサ部が略三角形状であり、読み出し用電極が略三角形状の受光センサ部の長辺側に設けられている構成としたときには、多画素化や感度向上を図る上で有利になる。
また特に、垂直電荷転送部を挟んで水平方向に隣接する2つの画素に対して、一方の画素から読み出しを行う読み出し用電極と他方の画素から読み出しを行う読み出し用電極とをそれぞれ電気的に独立して設けた構成としたときには、2つの画素の信号電荷を混合したり、或いは別々に読み出したり、というように複数種の読み出し動作を行うことが可能になる。そして、例えば撮像領域内における画素の間引き動作も可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体撮像素子の一実施の形態の概略構成図(平面図)である。
【図2】図1の固体撮像素子の半導体基体部の平面図である。
【図3】図1の固体撮像素子における解像度を示す図である。
【図4】図1の固体撮像素子の製造工程を示す工程図である。
【図5】図1の固体撮像素子の製造工程を示す工程図である。
【図6】図1の固体撮像素子の製造工程を示す工程図である。
【図7】A〜E 受光センサ部の形状の他の形態を示す図である。
【図8】本発明の固体撮像素子の他の実施の形態の概略構成図(平面図)である。
【図9】従来のCCD固体撮像素子の概略構成図(平面図)である。
【図10】従来の固体撮像素子における解像度を示す図である。
【符号の説明】
1,21 固体撮像素子、2 読み出し用の領域、3 チャネルストップ領域(画素分離領域)、11 受光センサ部、12 垂直転送レジスタ、13,14,22 転送電極、15,16,23,24 読み出し用電極、V 垂直方向、H水平方向
【発明の属する技術分野】
本発明は、信号電荷を転送する電荷転送部を有する固体撮像素子に係わる。
【0002】
【従来の技術】
従来の代表的なIT(インターライントランスファ)式のCCD固体撮像素子の概略構成図(平面図)を図9に示す。
【0003】
図9に示すように、このCCD固体撮像素子は、画素を構成し、入射した光を信号電荷に光電変換する受光センサ部61が多数マトリクス状に配置され、各列の受光センサ部61の一側に垂直方向(縦方向)Vに延びる垂直転送レジスタ62が設けられて、撮像領域が構成されている。
垂直転送レジスタ62には、第1層の電極層53及び第2層の電極層54による転送電極63が配置され、この転送電極63の下の半導体層に図示しないが転送チャネルが配置形成されている。
受光センサ部61と左側の垂直転送レジスタ62との間には、信号電荷の読み出しを行う電荷読み出し領域(図中斜線を付した領域)64が設けられている。受光センサ部61の周囲の電荷読み出し領域64が設けられている部分以外には、画素分離領域(チャネルストップ領域)65が形成されている。
そして、信号電荷の読み出し動作と信号電荷の転送動作とを、共に電荷転送用の転送電極63(53,54)に電圧を印加することにより行っている。
【0004】
このように、従来のCCD固体撮像素子では、各受光センサ部で光電変換された信号電荷が、各列の受光センサ部の一側に設けられた垂直転送レジスタ等の電荷転送部に読み出され、この電荷転送部において信号電荷が転送される構成となっている(例えば特許文献1、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−77450号公報(図7)
【特許文献2】
特開2002−270811号公報(図7、図8)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図9に示した構成では、マトリクス状に配置された受光センサ部61のうち、水平方向(横方向)Hに隣接する画素の受光センサ部61で光電変換された信号電荷は、それぞれ別々の電荷転送部に読み出されることから、これらを撮像領域内で混合することが不可能になっている。
【0007】
また、画素や受光センサ部62の形状は、矩形状とされる場合がほとんどであり、矩形状の受光センサ部62の一辺が電荷読み出し領域64に面している。
このため、電荷読み出し領域64に充当できる幅が制限されており、固体撮像素子の微細化や多画素化が進むことによって画素サイズが縮小されると、その分電荷読み出し領域64の幅が小さくなって、読み出し効率が低下してしまうことになる。
【0008】
これに対して、電荷読み出し領域64の幅を拡げようとすると、受光センサ部62を縦に細長い矩形状にする必要がある。
しかしながら、このように縦長の形状とすると、受光センサ部62の開口の縦横比が大きくなって、垂直方向Vと水平方向Hとで集光性が大きく違ってきて、特に水平方向Hの集光性が悪くなってしまう。
また、縦長になった分垂直方向Vの画素数が少なくなり垂直方向Vの解像度が低下するため、垂直方向Vの解像度と水平方向Hの解像度との比も従来と大きく変わってしまうことになる。
【0009】
また、固体撮像素子の用途によっては、撮像領域内において信号電荷の間引き動作を行うことも要望される。
しかし、図9に示したような従来のCCD固体撮像素子の構成では、撮像領域内で間引き動作を行うことが困難であり、水平転送レジスタの方で信号電荷の間引き動作を行う必要があった。
【0010】
上述した問題の解決のために、本発明においては、画素サイズが縮小されても高い読み出し効率を確保することが可能である固体撮像素子を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の固体撮像素子は、画素を構成する受光センサ部が多数マトリクス状に配置され、この受光センサ部の各列に対して、それぞれ垂直方向に延びる垂直電荷転送部が設けられ、受光センサ部は、両側にある垂直電荷転送部のうち、一方の垂直電荷転送部側が長く、他方の垂直電荷転送部側が短い形状を有し、垂直方向に並ぶ各列の画素において、受光センサ部の長い方の側が1つ置きに互い違いに水平方向の逆側に向いて配置され、垂直電荷転送部を挟んで水平方向に隣接する画素において、受光センサ部の長い方の側同士、短い方の側同士がそれぞれ対向するように配置され、各垂直電荷転送部の受光センサ部の長い方の側が対向する部分に、受光センサ部から信号電荷を読み出すための読み出し用電極が、垂直電荷転送部の垂直転送電極とは独立して設けられているものである。
【0012】
また、上述の本発明の固体撮像素子において、各画素の受光センサ部が略三角形状であり、読み出し用電極が略三角形状の受光センサ部の長辺側に設けられている構成を可とする。
また、上述の本発明の固体撮像素子において、垂直電荷転送部を挟んで水平方向に隣接する2つの画素に対して、一方の画素から読み出しを行う読み出し用電極と、他方の画素から読み出しを行う読み出し用電極とが、それぞれ電気的に独立して設けられている構成を可とする。
【0013】
上述の本発明の固体撮像素子の構成によれば、受光センサ部が、両側にある垂直電荷転送部のうち、一方の垂直電荷転送部側が長く、他方の垂直電荷転送部側が短い形状を有し、各列の画素において受光センサ部の長い方の側が1つ置きに互い違いに水平方向の逆側を向いて配置されているため、1行置きに受光センサ部の長い方の側と受光センサ部の短い方の側とが交互に垂直電荷転送部に面することになる。これにより、矩形状の受光センサ部の場合と比較して、垂直方向の画素数を増やすことが可能になる。
そして、垂直電荷転送部を挟んで水平方向に隣接する画素において、受光センサ部の長い方の側同士、短い方の側同士がそれぞれ対向するように配置され、各垂直電荷転送部の受光センサ部の長い方の側が対向する部分に、読み出し用電極が設けられているので、受光センサ部の長い方の側から垂直電荷転送部に信号電荷を読み出すことができ、同一の垂直電荷転送部に信号電荷が読み出されるのが1行おき(奇数行のみ或いは偶数行のみ)の画素となるので、読み出し用の領域を受光センサ部の長い方の側に設け、かつ広く確保することができる。さらに、水平方向に隣接する画素の信号電荷がその間に挟まれた垂直電荷転送部に読み出されるため、水平方向に隣接する画素の信号電荷を(撮像領域内にある)垂直電荷転送部において混合することも可能になる。
【0014】
特に、各画素の受光センサ部が略三角形状であり、読み出し用電極が略三角形状の受光センサ部の長辺側に設けられている構成としたときには、多数の画素を隙間なく配置することができると共に、受光センサ部の開口を比較的広くとることができる。
また特に、垂直電荷転送部を挟んで水平方向に隣接する2つの画素に対して、一方の画素から読み出しを行う読み出し用電極と他方の画素から読み出しを行う読み出し用電極とをそれぞれ電気的に独立して設けた構成としたときには、読み出し用電極に印加する電圧の制御により、2つの画素の信号電荷を混合したり、或いは別々に読み出したり、というように複数種の読み出し動作を行うことが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施の形態として、固体撮像素子の概略構成図(平面図)を示す。本実施の形態は、本発明をCCD固体撮像素子に適用したものである。
【0016】
この固体撮像素子1は、画素を構成する受光センサ部11が多数マトリクス状に配置され、この受光センサ部11の各列に対応して、垂直方向(図中縦方向)Vに延びるCCD構造の垂直転送レジスタ12が設けられて、撮像領域が構成されている。
垂直転送レジスタ12においては、第1層(下層)の電極層により形成された転送電極13と、第2層(上層)の電極層により形成された転送電極14とが一部重なりをもって配置されている。
【0017】
本実施の形態の固体撮像素子1では、特に各画素を構成する受光センサ部11の形状を略三角形状としている。
そして、略三角形状の受光センサ部11の長辺を、垂直転送レジスタ12側に向くように配置している。
また、垂直方向Vにおいて、この略三角形状の受光センサ部11の長辺が、左側の垂直転送レジスタ12と右側の垂直転送レジスタ12とに、1画素置きに互い違いに向くように配置されている。
【0018】
さらに、各画素に対して、垂直転送レジスタ12を構成する転送電極(垂直転送電極)13,14とは独立して、読み出し用の電極を設けている。
この読み出し用の電極は、互いに絶縁された下層の読み出し用電極15と上層の読み出し用電極16とから構成されている。
【0019】
これら読み出し用電極15,16は、転送電極13,14と同様に、垂直転送レジスタ12の部分(電極部)と、この電極部を連結する垂直方向Vの画素間の部分(配線部)とにより構成されている。
そして、これら読み出し用電極15,16は、垂直転送レジスタ12にある電極部において一部重なりをもって左右に配置されている。
また、それぞれの読み出し用電極15及び16において、垂直転送レジスタ12の1つ置きに、電極部の延びる向きが図中上向きと図中下向きとに交互になっている。そして、垂直転送レジスタ12において、下層の読み出し用電極15の上向きの電極部と上層の読み出し用電極16の下向きの電極部、下層の読み出し用電極15の下向きの電極部と上層の読み出し用電極16の上向きの電極部が、それぞれ重なっている。
【0020】
この読み出し用電極15,16の材料としては、例えば多結晶シリコンやタングステンシリサイド等の導電性の物質が挙げられる。
【0021】
また、図示しないが、読み出し用電極15,16の上方には、層間絶縁膜を介して受光センサ部11上に開口を有する遮光膜が設けられる。
さらに、必要に応じて、カラーフィルタやオンチップマイクロレンズ等が配置されて固体撮像素子1が構成される。
【0022】
ここで、図1に示す本実施の形態の固体撮像素子1において、転送電極13,14下の半導体基体の平面図を図2に示す。即ち図2は、半導体基体表面付近の各半導体領域の平面レイアウトを示す図である。
図2に示すように、垂直方向に隣接する画素の各受光センサ部11の間には、チャネルストップ領域(画素分離領域)3が形成されている。
また、受光センサ部11とその長辺側にある垂直転送レジスタ12との間には、読み出し用の領域2が形成されている。
この読み出し用の領域2は、図1に示した読み出し用電極15及び16の各電極部に対応して配置されている。
【0023】
本実施の形態の固体撮像素子1においては、上述のように構成していることにより、略三角形状の受光センサ部11の長辺側にある読み出し用電極15,16に読み出し電圧を印加して、受光センサ部11に蓄積された信号電荷を読み出し用の領域2を通じて垂直転送レジスタ12の転送チャネル領域に読み出すことができる。
【0024】
この信号電荷の読み出し時には、例えば、第1層の電極層から成る転送電極13に低レベルの電圧を印加し、第2層の電極層から成る転送電極14に高レベルの電圧を印加する。
そして、読み出し用電極15,16に読み出し電圧を印加して、受光センサ部11の信号電荷を第2層の電極層から成る転送電極14下の垂直転送チャネルに読み出せばよい。
【0025】
そして、垂直転送レジスタ12に対して、左右にそれぞれ読み出し用電極15,16と読み出し用の領域2を配置しているので、垂直転送レジスタ12を挟んで水平方向(図中横方向)Hに隣接する2つの画素の受光センサ部11の信号電荷を、共に間にある同一の垂直転送レジスタ12に読み出すことができる。
これにより、左右の受光センサ部11から同時に読み出して加算することも、左右の受光センサ部11から別々に読み出すことも可能になる。
【0026】
即ち、左右の読み出し用電極15,16に読み出し電圧を印加して、左右の受光センサ部12の信号電荷を、同時に又は順次読み出すことによって、撮像領域内において水平方向Hの画素の信号電荷を混合することが可能になる。
このように水平方向Hの画素の信号電荷を混合することにより、2倍の電荷量を得ることができるため、例えばより広いダイナミックレンジを有する撮像を行うことが可能になる。
【0027】
一方、高解像度の撮像が必要な場合には、左右の読み出し用電極15,16にそれぞれ別々に時間をずらして読み出し電圧を印加することにより、左右の受光センサ部11からそれぞれ信号電荷を別々に間にある垂直転送レジスタ12に読み出すことが可能になる。
【0028】
また、読み出し用電極15,16を転送電極13,14とは独立して設けていることにより、各画素の受光センサ部11からの信号電荷の読み出し動作を自由に行うことができるため、間引き動作も容易に行うことができる。
【0029】
さらに、各画素の受光センサ部11を略三角形状として、その長辺側に読み出し用電極15,16を設けていることにより、読み出し用の領域2の長さ(読み出しゲート長)を長く取ることができる。
これにより、信号電荷の読み出し効率を向上することができる。
【0030】
また、垂直方向に並ぶ画素において、略三角形状の受光センサ部11の長辺を1つ置きに左右交互に配置していることにより、略三角形状の長辺を同じ側に配置した場合には利用できない領域を利用可能にして、効率良くレイアウトすることができる。
従って、多画素化を図る場合に好都合である。
【0031】
ここで、本実施の形態の固体撮像素子1と、従来の矩形状の受光センサ部を有する構成の固体撮像素子とにおいて、解像度を比較する。
まず、本実施の形態の固体撮像素子1の場合を図3に示す。図中20は、画素中心、即ち受光センサ部11の中心を示す。
同様に、従来の矩形状の受光センサ部61を有する固体撮像素子の場合を図10に示す。図中70は、画素中心、即ち受光センサ部61の中心を示す。
図3と図10とを比較してわかるように、図3に示すように受光センサ部11を略三角形状として、その長辺を1つ置きに左右交互に配置していることにより、読み出し領域の幅を長く取ることができると共に、垂直方向の画素中心20を近づけることができるため、垂直方向の解像度を上げることができる。例えば従来構成の1.5倍や2倍の解像度とすることができる。
図3の画素中心20の間隔は、図10の画素中心70の間隔と比較して、約半分になっている。
【0032】
なお、矩形状の受光センサ部61の場合には、画素の微細化が進んだときにも充分な読み出し効率が得られるように読み出し用の領域を長く確保しようとすると、前述したように、矩形状の受光センサ部61を縦に細長くせざるを得ないため、その分垂直方向Vの解像度が下がり、垂直方向Vの解像度と水平方向Hの解像度の比が大きく変わってしまう。
これに対して、本実施の形態の略三角形状の受光センサ部11の場合には、画素の微細化が進んだときにも、三角形の長辺側で読み出し用の領域を長く確保することが可能になり、かつ三角形の長辺を垂直方向Vに左右互い違い配置することにより垂直方向Vの解像度を上げることができる。このため、三角形の長辺と高さの比を適切に選定することにより、読み出し用の領域を長くしたことによる垂直方向Vの解像度の低下と相殺させて、垂直方向Vの解像度と水平方向Hの解像度の比が従来とほどんど変わらないようにすることが可能である。
【0033】
上述の本実施の形態の固体撮像素子1の構成によれば、1行置きに略三角形状の受光センサ部11の長辺側と頂点側とが交互に垂直転送レジスタ12に面することになるため、矩形状の受光センサ部の場合と比較して、垂直方向Vの画素数を増やして、垂直方向Vの解像度を向上することが可能になる。
【0034】
また、受光センサ部11の長辺側から垂直転送レジスタ12に信号電荷を読み出すことができ、同一の垂直転送レジスタ12に信号電荷が読み出されるのが1行おき(奇数行のみ或いは偶数行のみ)の画素となるので、読み出し用の領域2の長さ(読み出しゲート長)を広く確保して、読み出し効率を向上することが可能になる。これにより、画素サイズが縮小された場合でも、読み出し用の領域を長く確保して、高い読み出し効率とすることが可能になる。
【0035】
さらに、垂直転送レジスタ12を挟んで水平方向Hに隣接する画素の受光センサ部11の信号電荷がその間の垂直転送レジスタ12に読み出されるため、読み出し用電極15,16に読み出し電圧を同時に或いは順次印加することにより、水平方向に隣接する画素の信号電荷を撮像領域内にある垂直転送レジスタにおいて混合することができる。即ち、水平方向Hに隣接する画素の信号電荷を容易に混合することが可能になる。
【0036】
また、垂直転送レジスタ12を挟む左右の画素の受光センサ部11に対して、それぞれ互いに電気的に絶縁された読み出し用電極15及び16が設けられていることにより、これら読み出し用電極15,16に印加する読み出し電圧の態様を変えることにより、垂直方向Vや水平方向Hに隣接する画素における信号電荷の混合、信号電荷の間引き、信号電荷を加算しない全画素読み出しのいずれにも対応することが可能になる。
【0037】
本実施の形態の固体撮像素子1は、例えば次のようにして製造することができる。
【0038】
まず、半導体基体に、受光センサ部11を構成する各半導体領域、垂直転送レジスタ12を構成する転送チャネル領域等の各半導体領域、読み出し用領域2、並びにチャネルストップ領域(画素分離領域)3をそれぞれ形成する。
【0039】
次に、転送チャネル領域及びチャネルストップ領域(画素分離領域)3上に、絶縁膜を介して第1層の電極層による転送電極13を形成して、その表面に絶縁膜を形成した後、第2層の電極層による転送電極14を形成する(以上図4参照)。
【0040】
次に、図5に示すように、転送電極13,14上に、下層の読み出し用電極15を形成する。
続いて、図6に示すように、電極部が下層の読み出し用電極15に一部重なるように、上層の電荷読み出し用電極16を形成する。
【0041】
その後は、図示しないが、読み出し用電極15,16の上方に、層間絶縁膜を介して受光センサ部11上に開口を有する遮光膜を形成した後、表面を絶縁層等で覆う。
さらに、必要に応じて、表面を平坦化した後にカラーフィルタやオンチップマイクロレンズを形成する。
このようにして、図1〜図3に示した本実施の形態の固体撮像素子1を製造することができる。
【0042】
なお、受光センサ部11の形状は、図1〜図4に示した略三角形状に限定されるものではなく、その他の形状、例えば多角形状や曲線を含む形状としてもよい。
いずれの形状としても、各受光センサ部11において、受光センサ部11に蓄積された信号電荷が読み出される垂直転送レジスタ側が長く、その反対側(反対の垂直転送レジスタ側)が短い構成とすることにより、読み出しゲート部のゲート長を長く確保して読み出し効率の向上を図ると共に、単位面積当たりの画素数を増やすことが可能になる。
そして、垂直方向Vに並ぶ画素が左右互い違いに垂直転送レジスタに読み出される構成の配置レイアウトとすれば、図1〜図4に示した略三角形の場合と同様の効果が得られる。
【0043】
ここで、受光センサ部11の形状の他の形態を、図7A〜図7Eにそれぞれ示す。
図7Aは、受光センサ部11を半円形とした場合である。
図7Bは、受光センサ部11を正六角形の半分の台形状とした場合である。
図7Cは、受光センサ部11を正八角形の半分の形状(六角形)とした場合である。
図7Dは、受光センサ部11をかまぼこ状とした場合である。
図7Eは、受光センサ部11を正八角形の半分の形状(五角形)とした場合である。
【0044】
この他、受光センサ部11の形状としては、三角形の角部を丸くした形状や、図7B・図7C・図7Eに示したような多角形の角部を丸くした形状も考えられる。
また、垂直転送レジスタ側に多角形の一辺が面している構成に限らず、多角形の複数の辺が面している構成も採りうる。
【0045】
図1〜図4に示したように受光センサ部11を略三角形状にした場合には、無駄なく画素をしきつめて配置することができ、受光センサ部11の開口も広くとることができることから、画素数を増やしたり、感度を向上したりする場合に有利である。
【0046】
なお、図1では、垂直転送レジスタ12上において左右の読み出し用電極15,16が重なりをもって形成されているが、垂直転送レジスタの左右の読み出し電極が互いに電気的に絶縁していれば、重なりのない同じ層の電極層により構成してもよい。
このように、重なりのない同じ電極層により読み出し用電極を構成した場合には、これら読み出し用電極を同時に形成することが可能になる。
【0047】
また、転送電極を構成する電極層(多結晶シリコン層等)の数は特に限定されない。従来採用されているような2層の電極層や3層の電極層によって、転送電極を構成してもよく、また1層の電極層のみで転送電極を構成してもよい。
【0048】
上述の実施の形態では、本発明をCCD構造の電荷転送部を有するCCD固体撮像素子に適用した場合であったが、本発明はその他の電荷転送部を有する固体撮像素子、例えばCSD構造の電荷転送部を有する固体撮像素子にも適用可能である。
【0049】
続いて、本発明の固体撮像素子の他の実施の形態の概略構成図(平面図)を図8に示す。本実施の形態は、本発明をCSD構造の電荷転送部を有する固体撮像素子に適用した場合である。
【0050】
本実施の形態の固体撮像素子21は、特に各垂直転送レジスタが1枚の転送電極22で構成されている。
この転送電極22は、例えば高抵抗の多結晶シリコン膜により構成され、例えばノンドープの多結晶シリコン膜を形成した後に、低濃度の不純物のドープを行うことにより形成することができる。
この転送電極22により、CSD構造の垂直転送レジスタが構成されている。
【0051】
転送電極22は、図示しないが、各画素に対応する箇所でそれぞれ水平方向に延びる配線とコンタクトさせることにより、転送電極22に電位の分布を与えて、転送電極22下の転送チャネル領域においてCCD構造の電荷転送部と同様に信号電荷の転送を行うことが可能な構成とする。
【0052】
本実施の形態の固体撮像素子21では、先の実施の形態の固体撮像素子1と同様に、垂直転送レジスタの左右に、読み出し用電極23,24が設けられている。
これにより、読み出し用電極23,24に、それぞれ読み出し電圧を印加することにより、先の実施の形態と同様の読み出し動作を行うことができる。
【0053】
その他の構成、例えば受光センサ部11を構成する半導体領域や読み出し用の領域等の構成、遮光膜等は先の実施の形態の固体撮像素子1と同様に構成することができる。
【0054】
本実施の形態の固体撮像素子21の構成によれば、垂直転送レジスタの左右に、転送電極とは独立して読み出し電極23,24が設けられ、略三角形状の受光センサ部11の長辺側にこの読み出し電極23,24が配置され、さらに垂直方向Vにおいて、1画素置きに受光センサ部11の長辺が左右互い違いに配置されていることにより、先の実施の形態の固体撮像素子1と同様の効果が得られる。
【0055】
即ち、撮像領域内において水平方向Hの画素の信号電荷の混合を容易に行うことができ、読み出しゲート長を長くして高い読み出し効率を確保することができ、さらに垂直方向Vの解像度を向上することも可能になる。
また、読み出し電極23,24に印加する読み出し電圧の態様を変えることにより、垂直方向Vや水平方向Hに隣接する画素における信号電荷の混合、信号電荷の間引き、信号電荷を加算しない全画素読み出しのいずれにも対応することが可能になる。
【0056】
なお、上述の各実施の形態の固体撮像素子1,21は、垂直方向Vや水平方向Hに隣接する画素における信号電荷の混合、信号電荷の間引き、信号電荷を加算しない全画素読み出しのいずれにも対応することが可能な構成であった。
これに対して、これらのうち1つの動作のみに対応させればよい場合には、上述の各実施の形態とは読み出し電極の形状を変えることも考えられる。
例えば、電極を簡略化したり、2層の読み出し電極を1層に一体化したりすることも可能である。
【0057】
本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成が取り得る。
【0058】
【発明の効果】
上述の本発明によれば、画素サイズが縮小された場合でも、受光センサ部から信号電荷を読み出すための読み出し用の領域を長くして、高い読み出し効率を確保することが可能になる。
また、矩形状の受光センサ部の場合と比較して、垂直方向の画素数を増やして垂直方向の解像度を上げることが可能になる。
さらに、水平方向に隣接する画素の信号電荷を、撮像領域内にある垂直電荷転送部で容易に混合することが可能になる。
【0059】
特に、各画素の受光センサ部が略三角形状であり、読み出し用電極が略三角形状の受光センサ部の長辺側に設けられている構成としたときには、多画素化や感度向上を図る上で有利になる。
また特に、垂直電荷転送部を挟んで水平方向に隣接する2つの画素に対して、一方の画素から読み出しを行う読み出し用電極と他方の画素から読み出しを行う読み出し用電極とをそれぞれ電気的に独立して設けた構成としたときには、2つの画素の信号電荷を混合したり、或いは別々に読み出したり、というように複数種の読み出し動作を行うことが可能になる。そして、例えば撮像領域内における画素の間引き動作も可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体撮像素子の一実施の形態の概略構成図(平面図)である。
【図2】図1の固体撮像素子の半導体基体部の平面図である。
【図3】図1の固体撮像素子における解像度を示す図である。
【図4】図1の固体撮像素子の製造工程を示す工程図である。
【図5】図1の固体撮像素子の製造工程を示す工程図である。
【図6】図1の固体撮像素子の製造工程を示す工程図である。
【図7】A〜E 受光センサ部の形状の他の形態を示す図である。
【図8】本発明の固体撮像素子の他の実施の形態の概略構成図(平面図)である。
【図9】従来のCCD固体撮像素子の概略構成図(平面図)である。
【図10】従来の固体撮像素子における解像度を示す図である。
【符号の説明】
1,21 固体撮像素子、2 読み出し用の領域、3 チャネルストップ領域(画素分離領域)、11 受光センサ部、12 垂直転送レジスタ、13,14,22 転送電極、15,16,23,24 読み出し用電極、V 垂直方向、H水平方向
Claims (3)
- 画素を構成する受光センサ部が多数マトリクス状に配置され、
前記受光センサ部の各列に対して、それぞれ垂直方向に延びる垂直電荷転送部が設けられた固体撮像素子であって、
前記受光センサ部は、両側にある垂直電荷転送部のうち、一方の垂直電荷転送部側が長く、他方の垂直電荷転送部側が短い形状を有し、
垂直方向に並ぶ各列の画素において、前記受光センサ部の長い方の側が、1つ置きに互い違いに水平方向の逆側に向いて配置され、
前記垂直電荷転送部を挟んで水平方向に隣接する画素において、前記受光センサ部の長い方の側同士、短い方の側同士がそれぞれ対向するように配置され、
各前記垂直電荷転送部の前記受光センサ部の長い方の側が対向する部分に、前記受光センサ部から信号電荷を読み出すための読み出し用電極が、前記垂直電荷転送部の垂直転送電極とは独立して設けられている
ことを特徴とする固体撮像素子。 - 各画素の前記受光センサ部が略三角形状であり、前記読み出し用電極が略三角形状の前記受光センサ部の長辺側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
- 前記垂直電荷転送部を挟んで水平方向に隣接する2つの画素に対して、一方の画素から読み出しを行う読み出し用電極と、他方の画素から読み出しを行う読み出し用電極とが、それぞれ電気的に独立して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
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