JP2004251984A - オートフォーカス装置 - Google Patents

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義徳 関根
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Abstract

【課題】本発明の目的は対象物の種類が制限されることなく正確な焦点検出を行うことが可能なオートフォーカス装置を提供することにある。
【解決手段】対象物と光学系との距離を調節し焦点を合わせるオートフォーカス装置において、対象物22からの反射光の光路上に設けられたナイフエッジ12と、該ナイフエッジ12に近接して設置されたアパーチャ14と、前記ナイフエッジ12及びアパーチャ14の後段に置かれた二分割受光手段16と、を備え、前記二分割受光手段16により前記反射光のうち前記ナイフエッジ12により遮断されなかった部分を受光し、該受光信号を基に前記対象物22との焦点合わせを行い、前記アパーチャ14により対象物内部からの外乱光を遮断することを特徴とするオートフォーカス装置。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オートフォーカス装置、特にその焦点検出機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
光学系の焦点検出を行うオートフォーカスには、従来から多くの手法がある。その代表的な方法として、CCDカメラを用いた画像処理による方法、半導体位置検出素子(PSD)を用いる方法、フーコー法、非点収差法などがある。フーコー法はCDやDVDの光ピックアップ機構等に良く利用され、焦点検出に有効な方法の一つである。このフーコー法の中でもさらに、複プリズムを用いたもの、ウエッジプリズムを用いたもの、ナイフエッジを用いたものなどがある。
【0003】
この中のナイフエッジ法は、対象物からの反射光の光路上にナイフエッジを設置し、その後段に2分割フォトダイオードを設置して対象物からの反射光を受光するものである。結像位置が光学系の焦点位置に合致したとき、2分割フォトダイオードの受光強度が2つのフォトダイオードで一致する。また、焦点が合わない場合は、対象物の位置が遠いか近いかでどちらか片方のフォトダイオードの受光強度が強くなる。このように、光学系の受光側の焦点近傍にナイフエッジを設け、対象物からの反射光のうち該ナイフエッジにより遮断されなかった部分の受光信号から焦点検出を行う(例えば特許文献1を参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−105547号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上に述べたナイフエッジ法は、光ディスクなどのような一つの面で散乱または全反射するような対象物に対してなら問題は生じない。しかしながら、不純物が多く混ざったガラス等のように、集光する対象物面の奥まで光が透過し、対象物の奥からの散乱または反射光が存在する場合、それらの光が外乱光として焦点検出の邪魔をしてしまう。そのため、通常のナイフエッジ法ではそのような対象物に対しては正確な焦点検出ができない状態であった。
本発明は上記の課題に鑑みなされたものであり、その目的は対象物の種類が制限されることなく正確な焦点検出を行うことが可能なオートフォーカス装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のオートフォーカス装置は、対象物と光学系との距離を調節し焦点を合わせるオートフォーカス装置において、対象物からの反射光の光路上に設けられたナイフエッジと、該ナイフエッジに近接して設置されたアパーチャと、前記ナイフエッジ及びアパーチャの後段に置かれた二分割受光手段と、を備える。そして、前記二分割受光手段により前記反射光のうち前記ナイフエッジにより遮断されなかった部分を受光し、該受光信号を基に前記対象物との焦点合わせを行い、前記アパーチャにより対象物内部からの外乱光を遮断することを特徴とする。
【0007】
また、本発明のオートフォーカス装置は、対象物と光学系との距離を調節し焦点を合わせるオートフォーカス装置において、対象物からの反射光の光路上に設けられたアパーチャと、該アパーチャの後段に置かれた二分割受光手段と、を備え、前記アパーチャは、略半円形の開口部を持ち該開口部の直線部分がナイフエッジ部とされ、前記二分割受光手段により前記反射光のうち前記アパーチャのナイフエッジ部によって遮断されなかった部分を受光し、該受光信号を基に対象物との焦点合わせを行い、前記アパーチャにより対象物内部からの外乱光を遮断することを特徴とする。
【0008】
上記のオートフォーカス装置において、前記光学系は対物レンズと、該対物レンズを通った光を集光する集光レンズと、を含み、前記ナイフエッジは前記集光レンズの焦点位置に好適に設置される。
また、上記のオートフォーカス装置において、前記光学系は対物レンズと、該対物レンズを通った光を集光する集光レンズと、を含み、前記略半円形の開口部を持つアパーチャは前記集光レンズの焦点位置に好適に設置される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明のオートフォーカス装置を図面を参照して説明する。
図1は本発明のオートフォーカス装置の一実施形態を示す概略構成図である。図1のオートフォーカス装置10は、ナイフエッジ12と、アパーチャ14と、二分割受光手段(二分割フォトダイオード16)と、を備えている。
ナイフエッジ12は、集光レンズ18の焦点近傍に設置され、該ナイフエッジ12に近接してアパーチャ14が設けられている。また、二分割フォトダイオード16は該アパーチャ14の後段に置かれている。
【0010】
対象物22表面からの反射光(図1の実線で示されたもの)は、対物レンズ20を通り、集光レンズ18により集光される。この集光レンズ18の焦点位置に設置されたナイフエッジ12によって反射光の一部は遮断され、反射光のうちナイフエッジ12に遮断されなかった部分が二分割フォトダイオード16によって受光される。
ここで、二分割フォトダイオード16は、二つの受光部(受光部A、受光部B)からなり、受光部Aと受光部Bとの受光強度から対象物22と対物レンズ20との位置関係を算出し焦点合わせを行う。図1の下図は二分割フォトダイオード16の受光面を模式的に示したものである。
【0011】
図2は二分割フォトダイオードの受光部Aと対象物の位置座標との関係、受光部Bと対象物の位置座標との関係を示した図である。図2に示すように、対象物の位置の変化により受光部Aの受光強度、受光部Bの受光強度が変化する。ここで、受光部Aでの受光強度と受光部Bでの受光強度とが同じになる点が焦点が合った位置である。また、対象物の位置が焦点位置からずれていた場合には、対象物の位置が対物レンズより遠いか近いかでどちらか片方の受光部での受光強度が大きくなる。
本発明の最も特徴的な部分は、ナイフエッジ12に近接してアパーチャ14を設置したことである。アパーチャを設けたことにより、対象物の表面からの反射光以外の外乱光(図1において点線で示した)の影響を少なくでき、対象物の種類によらない正確な焦点検出が可能となる。以下にその理由を詳述する。
【0012】
まず通常のナイフエッジ法について簡単に原理を説明する。
図3はナイフエッジ法の説明図である。図1と対応する部分には符号300を加え説明を省略する。図3の(a)が対象物が焦点位置にある場合、(b)は対象物の位置が焦点位置より遠い場合、(c)が焦点位置より近い場合を示している。図3(d)は、外乱光があった場合の説明図である。また、それぞれの場合について右に二分割フォトダイオードの受光面も模式的に示されている。
【0013】
図3(a)のように対象物322の表面が対物レンズ320の焦点位置にある場合、対象物322からの反射光は集光レンズ318によってナイフエッジ312の付近に収束され、ナイフエッジ312に遮られることなく二分割フォトダイオード316で検出される。このとき、二分割フォトダイオード316の受光部A、受光部Bで検出される光の強度は共に等しくなり、フォーカスがあっていることが分かる。
【0014】
図3(b)は、対象物322が対物レンズ320の焦点位置よりも遠い場合を示した図である。この場合、集光レンズ318によって反射光はナイフエッジ312の設置場所よりも手前に収束する。そのため、反射光の一部がナイフエッジ312によって遮られ、二分割フォトダイオード316の受光部Bの部分がナイフエッジ312の影(図3(b)の斜線部分)となる。そのため、二分割フォトダイオードの受光部Aでの光強度が受光部Bのものよりも大きくなり、対象物の位置がフォーカス位置よりも遠い位置にあることが分かる。
【0015】
図3(c)では、対象物322の表面が対物レンズ320の焦点位置より近い位置にある場合を示している。このとき、反射光の収束点はナイフエッジ312よりも奥側であるため、二分割フォトダイオード316の受光部Aの部分がナイフエッジの影(図3(c)の斜線部分)となる。その結果、二分割フォトダイオードの受光部Bでの光強度が受光部Aのものよりも大きくなり、対象物の位置がフォーカス位置よりも近い位置にあることが分かる。
【0016】
以上がナイフエッジ法の説明であり、本発明でのオートフォーカス装置も原理的にはこの方法を用いている。しかしながら、例えば不純物が多く混ざったガラス等のように、光を集光する面の奥まで光が透過し、対象物の奥からの散乱光、反射光が外乱光として存在する場合、通常のナイフエッジ法では正確な焦点検出を行うことができない。つまり、図3(d)を参照すると分かるように対象物表面に焦点が合致している場合でも、同図で点線で示した外乱光のため、二分割フォトダイオードの受光面Aが受光面Bよりも受光強度が強くなってしまう。つまり、集光レンズによる外乱光の収束点は、焦点検出に用いる対象物表面からの反射光の収束点と異なる位置にあるため、外乱光が受光部A側により多く到達してしまうからである。
【0017】
本発明者らは、上記の問題をナイフエッジに近接してアパーチャを設置することによって解消させた。これを図1を参照して説明する。ここでは、対象物の表面がちょうど焦点位置にある場合を考える。この場合でも対象物内部からの散乱光/反射光などの外乱光が存在し、この外乱光の収束点は焦点検出に用いる対象物表面からの反射光の収束点とは異なる位置にある。そこで、図1に示されるように、ナイフエッジ12に近接して設置したアパーチャ14によって、点線で示した外乱光が遮断される。対象物側の焦点の近傍からの光以外を除去できるため、図1の下図に示したように、受光部Aと受光部Bとで受光する光は外乱光に影響されない。
【0018】
よって、二分割フォトダイオード16に余分な光が入射しないため、空間分解能を高めることができ正確な焦点検出が可能となる。このように、アパーチャをナイフエッジに近接して設置したことにより、対象物からの外乱光の影響を低減でき、正確な焦点検出が可能となる。
また、焦点の前後の光も重要であることから、アパーチャの開口径を最適化することによって効果的に有効な光を通すことができ、多種の対象物についても焦点の検出が可能となる。このアパーチャのサイズとしては、0.05mm〜5mmが好適であり、さらに好適には0.5mm〜1.0mmが望ましい。
【0019】
次に本発明の第2実施形態として、D字型の開口部を有するアパーチャを用いたオートフォーカス装置について説明する。図4にこの第2実施形態の概略構成図である。図1に対応する部分には符号100を加え説明を省略する。図4(a)がその概略構成図、図4(b)がアパーチャの部分の斜視図である。
図4(a)のオートフォーカス装置110は、一部がナイフエッジ状となった開口部を有するアパーチャ114と、二分割受光手段(二分割フォトダイオード116)と、を備えており、対象物との焦点合わせを行う。前記アパーチャ114は、図4(b)に示すように、その開口部124が略半円形の形状をなしており、半円の直線部分がナイフエッジ112とされる。このため、このアパーチャ114は、図1でのナイフエッジとアパーチャを一体化したものといえる。
【0020】
上記のような開口形状のアパーチャを用いることで、図1で示した構成と同様な理由から、図4に点線で示した外乱光が除かれ、正確な焦点検出を行うことが可能となる。
また、上記の開口部の半円形部分の直径は、0.05mm〜5mmが好適であり、さらに好適には0.5mm〜1.0mmが望ましい。
【0021】
【実施例】
図5は分光光度計の顕微鏡システムに本発明のオートフォーカス装置を適用したものである。この顕微鏡システムは、光源としてのレーザー230と、対物レンズ220と、分光器232と、対象物の台となるステージ234と、オートフォーカス装置210と、を備えている。オートフォーカス装置210は、図1の構成と同じものであり、集光レンズ218と、ナイフエッジ212と、アパーチャ214と、二分割受光手段(二分割フォトダイオード216)と、を備えている。ここで、アパーチャ214の開口部の直径は約1mm程度とした。アパーチャ214を備えることにより、外乱光の影響を低減し焦点検出が正確になることは上に述べた通りである。
【0022】
また、上記の顕微鏡システムは、ステージ234を上下方向に移動するためのステージ駆動手段236と、二分割受光手段216からの受光信号に基づきステージの駆動量及び駆動方向を算出するための演算手段238と、を備えている。
レーザー230から出射されたレーザー光は、ハーフミラー240によって反射され、対物レンズ220を通り対象物222へ照射される。対象物222に照射された光はそこで反射され、対物レンズ220により集光される。さらに対象物からの反射光はハーフミラー240を透過し、その透過した光はハーフミラー242において、一部が透過し分光器232へと向かい、一部は反射してオートフォーカス装置210へと向かう。
【0023】
オートフォーカス装置210へと向かった光は、図1で説明したものと同様に、集光レンズ218によって収束を受け、その収束点とナイフエッジ212との位置関係から光学系と対象物222との距離を調節しフォーカスを合わせる。
二分割フォトダイオード216の受光部Aや受光部Bからの受光信号は、CPU等の演算手段238に送られる。演算手段238は受光部Aの受光信号と受光部Bの受光信号との差を求めること等を行い、対物レンズ220と対象物222との位置関係の情報を得る。ステージ駆動手段236は、ステッピングモータ等を用いて構成されており、演算手段238からの制御信号により駆動方向および駆動量が制御される。
【0024】
以上のような構成を用い、対象物として幾つかの試料を用い、アパーチャ無しの構成での焦点検出と、本発明のアパーチャを用いた構成での焦点検出を比較する試験を行った。以下にその結果を述べる(図6〜図10を参照)。図6〜図10のグラフは縦軸が信号強度、横軸がステージ座標を示している。
【0025】
<試験例1>
まず試料としてシリコンを用い、ステージ位置を変化させたときの二分割フォトダイオード216の受光部Aの受光信号Aと、受光部Bの受光信号Bとを観測した。図6のグラフがその結果である。この試験はアパーチャなしの通常のナイフエッジ法での構成で測定を行った。
図6のグラフから明らかなように受光信号A(SIGA)と受光信号B(SIGB)との交点から焦点位置を明確に算出することができる。
このように、シリコンではその表面で光が反射され、試料内部からの外乱光はごく僅かであることから通常のナイフエッジ法でも焦点検出が可能である。
【0026】
<試験例2、3>
次に試料としてガラスに両面テープを付着したものを用い、テープの付着面を表にして測定を行った。
図7がアパーチャなし(試験例2)、図8がアパーチャを設けたもの(試験例3)での試験結果である。
図7から明らかなように試験例2では、受光信号A(SIGA)と受光信号B(SIGB)とからは試料と光学系との位置関係を算出することが不可能であることが分かる。一方、アパーチャを設けた場合の試験例3からは、上記のシリコンをもちいた場合と同様な受光信号とステージ位置との関係が得られた。
【0027】
よって、ガラスに両面テープを付着したような試料では、該試料内部からの外乱光により、通常のナイフエッジ法では正確な焦点検出が不可能になることが分かる。
しかし、本発明のようにアパーチャを設けることにより、外乱光の影響を低減し、正確な焦点検出が行えることが分かった。
【0028】
<試験例4、5>
次に試料としてポリプロピレンを用いて測定を行った。図9がアパーチャなしのとき(試験例4)、図10がアパーチャを設けたとき(試験例5)の結果である。
試験例4の場合の図9をみると分かるように、交点近くでの受光信号A(SIGA)と受光信号B(SIGB)との関係が異常であり、受光信号とステージ位置との正しい関係を示していない。
一方、アパーチャを設けた場合の図10での結果からは、正常な受光信号とステージ位置との関係が得られ、正確な焦点検出が可能でる。
【0029】
以上の試験例から、アパーチャをナイフエッジに近接して設けることにより、通常のナイフエッジ法では焦点検出が行えないような対象物についても、正確な焦点検出が可能であることが分かる。
また、以上の実施例では対象物の表面にフォーカスを合わせる場合を述べたが、二分割フォトダイオードにバイアスを加え、対象物表面とは少しずらした位置でフォーカスを合わせるというような構成も可能である。例えば、対象物表面から少し上の位置にフォーカスを合わせることにより、広い視野での対象物の観察が可能となる。
【0030】
【発明の効果】
本発明のオートフォーカス装置によれば、ナイフエッジに近接してアパーチャを設けることにより、種々の対象物に対して正確な焦点検出が可能となる。
また、本発明のオートフォーカス装置によれば、開口部を略半円形とし該開口部の直線部分がナイフエッジ部とされたアパーチャを設けることにより、種々の対象物に対して正確な焦点検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオートフォーカス装置の一実施形態の概略構成図。
【図2】ナイフエッジ法における対象物位置による受光強度の変化を示した図。
【図3】ナイフエッジ法の説明図。
【図4】本発明のオートフォーカス装置の一実施形態の概略構成図。
【図5】本発明のオートフォーカス装置を組み込んだ分光顕微鏡の一実施例。
【図6】試料としてシリコンを用いた場合の信号強度とステージ位置との関係を示すグラフ。
【図7】試料としてガラスに両面テープを付着したものを用いた場合の信号強度とステージ位置との関係を示すグラフ(アパーチャなし)。
【図8】試料としてガラスに両面テープを付着したものを用いた場合の信号強度とステージ位置との関係を示すグラフ(アパーチャあり)。
【図9】試料としてポリプロピレンを用いた場合の信号強度とステージ位置との関係を示すグラフ(アパーチャなし)。
【図10】試料としてポリプロピレンを用いた場合の信号強度とステージ位置との関係を示すグラフ(アパーチャあり)。
【符号の説明】
10 オートフォーカス装置
12 ナイフエッジ
14 アパーチャ
16 二分割フォトダイオード
18 集光レンズ
20 対物レンズ
22 対象物

Claims (4)

  1. 対象物と光学系との距離を調節し焦点を合わせるオートフォーカス装置において、
    対象物からの反射光の光路上に設けられたナイフエッジと、
    該ナイフエッジに近接して設置されたアパーチャと、
    前記ナイフエッジ及びアパーチャの後段に置かれた二分割受光手段と、を備え、
    前記二分割受光手段により前記反射光のうち前記ナイフエッジにより遮断されなかった部分を受光し、該受光信号を基に前記対象物との焦点合わせを行い、
    前記アパーチャにより対象物内部からの外乱光を遮断することを特徴とするオートフォーカス装置。
  2. 対象物と光学系との距離を調節し焦点を合わせるオートフォーカス装置において、
    対象物からの反射光の光路上に設けられたアパーチャと、
    該アパーチャの後段に置かれた二分割受光手段と、を備え、
    前記アパーチャは、略半円形の開口部を持ち該開口部の直線部分がナイフエッジ部とされ、
    前記二分割受光手段により前記反射光のうち前記アパーチャのナイフエッジ部によって遮断されなかった部分を受光し、該受光信号を基に対象物との焦点合わせを行い、
    前記アパーチャにより対象物内部からの外乱光を遮断することを特徴とするオートフォーカス装置。
  3. 請求項1のオートフォーカス装置において、
    前記光学系は対物レンズと、該対物レンズを通った光を集光する集光レンズと、を含み、前記ナイフエッジは前記集光レンズの焦点位置に設置されることを特徴とするオートフォーカス装置。
  4. 請求項2のオートフォーカス装置において、
    前記光学系は対物レンズと、該対物レンズを通った光を集光する集光レンズと、を含み、前記略半円形の開口部を持つアパーチャは前記集光レンズの焦点位置に設置されることを特徴とするオートフォーカス装置。
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