JPWO2016132451A1 - 顕微鏡 - Google Patents

顕微鏡 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2016132451A1
JPWO2016132451A1 JP2017500168A JP2017500168A JPWO2016132451A1 JP WO2016132451 A1 JPWO2016132451 A1 JP WO2016132451A1 JP 2017500168 A JP2017500168 A JP 2017500168A JP 2017500168 A JP2017500168 A JP 2017500168A JP WO2016132451 A1 JPWO2016132451 A1 JP WO2016132451A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
image
visible light
microscope
infrared
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017500168A
Other languages
English (en)
Inventor
上田 篤
篤 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Publication of JPWO2016132451A1 publication Critical patent/JPWO2016132451A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/36Microscopes arranged for photographic purposes or projection purposes or digital imaging or video purposes including associated control and data processing arrangements
    • G02B21/362Mechanical details, e.g. mountings for the camera or image sensor, housings
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/02Objectives
    • G02B21/04Objectives involving mirrors
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/06Means for illuminating specimens
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/06Means for illuminating specimens
    • G02B21/08Condensers
    • G02B21/082Condensers for incident illumination only
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/18Arrangements with more than one light path, e.g. for comparing two specimens
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/24Base structure
    • G02B21/248Base structure objective (or ocular) turrets
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/36Microscopes arranged for photographic purposes or projection purposes or digital imaging or video purposes including associated control and data processing arrangements
    • G02B21/361Optical details, e.g. image relay to the camera or image sensor
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B17/00Systems with reflecting surfaces, with or without refracting elements
    • G02B17/02Catoptric systems, e.g. image erecting and reversing system
    • G02B17/06Catoptric systems, e.g. image erecting and reversing system using mirrors only, i.e. having only one curved mirror
    • G02B17/0605Catoptric systems, e.g. image erecting and reversing system using mirrors only, i.e. having only one curved mirror using two curved mirrors
    • G02B17/061Catoptric systems, e.g. image erecting and reversing system using mirrors only, i.e. having only one curved mirror using two curved mirrors on-axis systems with at least one of the mirrors having a central aperture
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/56Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof provided with illuminating means

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

本発明は、試料の位置決め作業を行う際に用いる撮影装置が搭載された顕微鏡であって、該撮影装置により得られる画像に歪みや死角が生じず、且つ、市販の撮影装置を使用してコストを抑えることができる顕微鏡を提供することを目的とする。顕微鏡10は、試料Sを保持する試料保持部(試料ステージ12)と、試料保持部に保持された試料Sに照射光を照射する測定光源(赤外光源11)と、照射光が前記試料Sを透過し又は試料Sにより反射された測定光を集光する集光光学素子(カセグレン鏡13)と、集光光学素子により集光された測定光を検出する検出部(赤外検出器15)と、試料Sの画像を撮影する画像撮影装置と、試料Sに対向する位置に、集光光学素子と画像撮影装置のいずれか一方を他方と切り替え可能に配置する対物光学系切替部(レボルバ18)とを備える。

Description

本発明は赤外顕微鏡や紫外顕微鏡等の顕微鏡に関する。
赤外顕微鏡や紫外顕微鏡では一般に、赤外光や紫外光を用いた本測定を行う前に、試料を可視光で撮影し、得られた画像に基づいて試料中のどの位置を対象として測定を行うかを特定し、当該位置が測定範囲に含まれるように試料の位置を修正するという、位置決め作業が行われる。
一例として、典型的な従来の赤外顕微鏡90を図4に概略図で示す。この赤外顕微鏡90は、光源91、試料ステージ92、カセグレン鏡93、ビームスプリッタ94、赤外検出器95、可視光撮影装置96を有する。光源91は、赤外光源911と可視光源912を有する。切替ミラー913で光路が切り替えられることにより、赤外光と可視光のいずれか一方が、半透鏡914で反射されて後述のようにカセグレン鏡93を通過し、試料ステージ92上の試料Sに照射される。なお、図4は反射測定の場合を示しており、透過測定の場合には試料Sの下側から光が照射される。カセグレン鏡93は試料ステージ92の上側に設けられており、下向きの凹面鏡から成る主鏡931と上向きの凸面鏡から成る副鏡932を組み合わせたものである。光源91からの光は、主鏡931に設けられたアパーチャ(図示せず)を通過して副鏡932で反射され、さらに主鏡931で反射されることにより、試料S上の微小領域に集光される。そして、試料Sで反射された光は、主鏡931、副鏡932の順に反射され、赤外検出器95又は可視光撮影装置96に入射する。ビームスプリッタ94は主鏡931のアパーチャを通過した赤外光を反射して可視光を透過させる鏡である。赤外検出器95はビームスプリッタ94で反射される赤外光の光路上に設けられており、可視光撮影装置96はビームスプリッタ94を透過する可視光の光路上に設けられている。可視光撮影装置96には、CCD(電荷結合素子:Charge Coupled Device)やCMOS(相補型金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ:Complementary Metal-Oxide-Semiconductor field-effect transistor)を用いたイメージセンサが用いられる。
赤外顕微鏡90を使用する際には、まず、光源91から可視光を試料Sに照射して可視光撮影装置96により試料Sを撮影し、得られた画像に基づいて試料の位置決め作業を行う。その後、光源91からの光を赤外光に切り替え、試料Sで反射(又は試料Sを透過)した赤外光を赤外検出器95で検出することにより本測定を行う。
この赤外顕微鏡90では、試料Sを撮影する際に可視光がカセグレン鏡93を通過することにより、可視光撮影装置96においてはカセグレン鏡93によって試料Sの一部(例えば、倍率が15倍程度のカセグレン鏡を用いた場合は、1辺が数百μm程度の領域)が拡大された像が得られる。そのため、位置決め作業の際に、試料S中の測定対象位置を探すために、画像を見ながら試料Sを少しずつ移動させる作業を行わなければならず、位置決め作業に時間を要してしまう。また、カセグレン鏡は、焦点深度が浅い(数μm)ため上下方向の試料の位置を焦点に合わせることが難しい、という点も作業に時間を要する原因となる。
このようなカセグレン鏡による問題を回避するために、特許文献1には、位置決め作業の際に試料Sからの可視光がカセグレン鏡を通過することなく可視光撮影装置に導入されるように構成された、以下の2例の赤外顕微鏡が記載されている。
第1の例の赤外顕微鏡90Aは、図5に示すように、上記の赤外顕微鏡90における(第1の)可視光撮影装置96と共に、カセグレン鏡93の側方に、可視光を用いて試料Sを斜め上方から撮影する第2可視光撮影装置96Aを有する。それ以外の構成は上記の赤外顕微鏡90と同様である。第2可視光撮影装置96Aは(第1の)可視光撮影装置96よりも試料Sを低い倍率で広い範囲に亘って撮影する。ここで、第2可視光撮影装置96Aが斜め上方から試料Sを撮影することにより、そのままでは画像に歪みが生じてしまうため、画像補整により歪みが除去される。画像補整は、予備測定において格子状の図が描かれたサンプルを第2可視光撮影装置96Aで撮影することにより得られた画像における格子点の位置と実際のサンプルにおける格子点の位置のずれの情報に基づいて行われる。
赤外顕微鏡90Aの使用者は、第2可視光撮影装置96Aによって撮影された広視野の画像を用いて測定対象位置を探索し、試料Sの位置決め作業を容易に行うことができる。また、第2可視光撮影装置96Aはカセグレン鏡93の焦点深さに依存しないため、焦点合わせを容易に行うことができる。使用者は、こうして位置決め作業を行った後、(第1の)可視光撮影装置96を用いて、狭い領域が拡大された画像を見ることにより、正しく位置決めされていることを確認することができる。
第2の例の赤外顕微鏡90Bは、図6に示すように、カセグレン鏡93の副鏡932の下面(鏡面の裏側の面)に、小型の第2可視光撮影装置96Bを有する。それ以外の構成は上記の赤外顕微鏡90と同様である。第2可視光撮影装置96Bは(第1の)可視光撮影装置96よりも試料Sを低い倍率で広い範囲に亘って撮影する。第2の例では、第2可視光撮影装置96Bは試料Sの直上である副鏡932の下面から撮影するため、画像補整を行うことなく、歪みの無い画像が得られる。この画像を用いて、第1の例と同様に、広視野の画像から測定対象位置を探索することができると共に、焦点合わせも容易であるため、試料Sの位置決め作業を容易に行うことができる。
特開2013-190554号公報 特開平11-044636号公報
しかしながら、上記第1の例の赤外顕微鏡90Aでは、集光量を多くするために開口数を大きくすると、カセグレン鏡93の径が大きくなるため、第2可視光撮影装置96Aは試料Sの表面に対してより浅い角度から撮影を行わなければならない。そうすると、画像の歪みがより強くなり、画像補整による歪みの除去が困難になる。また、第2可視光撮影装置96Aが試料Sの斜め上方から撮影を行うことから、試料Sの表面に凹凸がある場合には、凸部によって試料Sの表面の一部が隠れてしまい、死角が生じる。さらには、特許文献2に記載のように、ATR法(全反射測定法:Attenuated Total Reflectance)による測定を行う場合には、プリズムを試料の表面に当接しなければならないが、このプリズムは、プリズムホルダによりカセグレン鏡の下部に取り付ける。そうすると試料の上側には隙間がなくなり、試料の斜め上方からの撮影は不可能となる。
上記第2の例の赤外顕微鏡90Bでは、カセグレン鏡93の副鏡932の下側という狭い領域内に市販の可視光撮影装置を搭載することは困難であり、当該領域に収まる基板にCCDやCMOSを搭載した、当該赤外顕微鏡90B専用の小型可視光撮影装置を作製しなければならない。これは、コスト高の要因となる。
本発明が解決しようとする課題は、試料の位置決め作業を行う際に用いる撮影装置が搭載された顕微鏡であって、該撮影装置により得られる画像に歪みや死角が生じず、且つ、市販の撮影装置を使用してコストを抑えることができる顕微鏡を提供することである。
上記課題を解決するために成された本発明に係る顕微鏡は、
a) 試料を保持する試料保持部と、
b) 前記試料保持部に保持された試料に照射光を照射する測定光源と、
c) 前記照射光が前記試料を透過し又は試料により反射された測定光を集光する集光光学素子と、
d) 前記集光光学素子により集光された測定光を検出する検出部と、
e) 前記試料の画像を撮影する画像撮影装置と、
f) 前記試料に対向する位置に、前記集光光学素子と前記画像撮影装置のいずれか一方を他方と切り替え可能に配置する対物光学系切替部と
を備えることを特徴とする。
本発明に係る顕微鏡では、試料の位置決めを行う際には、対物光学系切替部により画像撮影装置を試料に対向する位置に配置し、該画像撮影装置により、位置決めに用いる画像を撮影する。その画像に基づいて位置決めを行った後、対物光学系切替部により集光光学素子を試料に対向する位置に配置し、試料を透過又は試料により反射された測定光を集光光学素子で集光して検出部により検出する。
本発明によれば、位置決めのための画像を撮影する際には、集光光学素子を介さないため、集光光学素子によって拡大されることのない画像を得ることができる。そのため、測定対象位置の探索を容易に行うことができる。また、集光光学素子を介した場合に難しくなる、焦点の位置を合わせる操作も、本発明では容易に行うことができる。画像の撮影は試料に対向する位置から行うため、斜め上方から撮影する場合のように画像の歪みや死角が生じることがないうえに、集光量を多くしたりATR法で用いるプリズムホルダを組み合わせることで集光光学素子が大型化しても、撮影の障害となることがない。さらに、カセグレン鏡(集光光学素子)の副鏡の下側のように狭い領域に画像撮影装置を取り付ける必要がないため、作製が容易であるうえに、市販のCCD又はCMOSイメージセンサを用いることができ、コストを抑えることができる。
測定光には、赤外光や紫外光等を用いることができる。画像撮影装置には、典型的には可視光で撮影を行うものを用いるが、赤外線や紫外線を検出するイメージングセンサを用いることもできる。画像撮影装置により画像を撮影する際の光源は、画像撮影装置で検出する光が測定光と同じ波長帯の光である(例えば赤外顕微鏡において赤外線イメージセンサを用いる)場合には、測定光源をそのまま用いることができる。一方、画像撮影装置で検出される光と測定光の波長が異なる(例えば赤外顕微鏡において可視光による画像撮影装置を用いる)場合には、本発明に係る顕微鏡に、前記画像撮影装置により検出可能な波長の光を前記試料に照射する画像撮影用光源を設ければよい。
対物光学系切替部には、前記集光光学素子と前記画像撮影装置を回転により切り替えるレボルバを好適に用いることができる。このようなレボルバは、顕微鏡において広く用いられているものであり、本発明では当該レボルバをそのまま用いることができる。あるいは、対物光学系切替部には、直線状にスライドすることで前記集光光学素子と前記画像撮影装置の切り替えを行うものも用いることもできる。
本発明により、試料の位置決めに用いる画像に歪みや死角が生じず、且つ、市販の撮影装置を使用してコストを抑えることができる顕微鏡を得ることができる。
本発明に係る顕微鏡の一実施例の概略構成を示し、試料の位置決め作業を行う際の状態を示す図。 本実施例の顕微鏡を用いて、位置決め作業のために撮影した可視画像の一例を示す写真。 本実施例の顕微鏡において、赤外光による測定時の状態を示す図。 従来の顕微鏡の一例である赤外顕微鏡を示す概略構成図。 従来の赤外顕微鏡の他の例を示す概略構成図。 従来の赤外顕微鏡の他の例を示す概略構成図。
図1〜図3を用いて、本発明に係る顕微鏡の一実施例を説明する。
図1に、本実施例に係る顕微鏡10の要部を概略構成図で示す。本実施例の顕微鏡10は赤外顕微鏡であり、赤外光源11、試料ステージ12、ビームスプリッタ14、赤外検出器15、及びレボルバ18等を有する。試料ステージ12、ビームスプリッタ14及び赤外検出器15は、上述した従来の赤外顕微鏡90等で用いられているものと同様であるため、詳細な説明は省略する。なお、赤外顕微鏡90等では赤外光源911と可視光源912を切り替えるように光源91が構成されているが、本実施例では光源91に対応する位置に赤外光源11のみが設けられている。半透鏡114は従来の赤外顕微鏡90の光源91における半透鏡914と同様に設けられている。
レボルバ18は、カセグレン鏡13及び可視光撮影装置161が取り付けられており、レボルバ18を回動させることによってカセグレン鏡(上記)13と可視光撮影装置161のいずれか一方が試料ステージ12に保持された試料Sの直上に配置されるように構成されている。カセグレン鏡13は従来の赤外顕微鏡で用いられているものと同様であり、上記集光光学素子に相当する。
可視光撮影装置161は上記画像撮影装置に相当する。本実施例では、可視光撮影装置161は、市販の130万画素(1280×1024ピクセル)のCMOSイメージセンサ1611と焦点距離が8mmであるレンズ1612を組み合わせて、結像倍率0.27倍とした。この可視光撮影装置161による試料面における撮影領域は約10×13mmである。また、試料面とCMOSイメージセンサ1611の距離は約53mm、試料面とレンズ1612の先端の距離は31mmである。前者の距離はカセグレン鏡13の同焦点距離よりも10mm以上短いため、可視光撮影装置161は余裕をもってレボルバ18に取り付けることができる。
レンズ1612の周囲には、試料面を照明するリング状の可視光源1613が設けられている。このようなリング状の可視光源には、一般的な実体顕微鏡の一部において採用されている既存のものを用いることができる。
カセグレン鏡13及びビームスプリッタ14の上方にある、顕微鏡10の鏡筒には、拡大可視光撮影装置162が取り付けられている。この拡大可視光撮影装置162は、試料Sの直上にカセグレン鏡13を配置した状態で該カセグレン鏡13を通して試料Sの画像を撮影するものである。拡大可視光撮影装置162により得られる画像は、可視光撮影装置161により得られる画像よりも、倍率が大きいが、試料面における撮影領域が狭く、約0.3mm×0.4mmに過ぎない。
本実施例の顕微鏡10の使用方法を説明する。まず、試料ステージ12に試料Sを載置し、レボルバ18を回動させることにより、図1に示すように可視光撮影装置161を試料Sの直上に配置する。そして、可視光源1613から可視光を試料Sに照射しつつ、可視光撮影装置161により撮影領域内の試料Sの画像を撮影する。
可視光撮影装置161により得られる画像の一例を図2(a)に示す。この図において撮影された領域の全体の大きさは、試料S中の約10mm×13mmの範囲内である。また、図2(a)中には、拡大可視光撮影装置162による撮影領域とほぼ同じ大きさである0.3mm×0.4mmの枠21を実線で示す。なお、図2(a)における枠21以外の実線は、寸法をわかりやすくするために試料ステージ12に載置した方眼紙に引かれた線であり、それらの線の間隔は1mmである。図2(a)の写真から、枠21内に、測定対象物である点状の異物が存在することがわかる。図2(b)に、(a)の写真を画像処理ソフトウエアを用いて5倍に拡大した写真を示す。この拡大写真に丸印で示したところに、異物が存在する。
従来の赤外顕微鏡では、カセグレン鏡によって像が拡大されるため、図2(b)と同程度の範囲しか画像の撮影を行うことができなかったのに対して、本実施例の顕微鏡10では図2(a)に示すようにより広い範囲で位置決め用の画像を撮影することができるため、広い範囲内の一部に存在する測定対象物を探索することが容易である。
次に、得られた画像により位置が特定された測定対象物が視野の中央に来るように、試料Sの位置を移動させることにより、試料Sの位置決めを行う。その際、試料ステージ12を縦及び横方向に可動である、いわゆるX−Yステージとし、位置の微調整ができるようにするとよい。なお、可視光撮影装置161やカセグレン鏡13等を設置する位置の精度により、可視光撮影装置161で得られた画像の中心と赤外測定における中心の位置がずれる場合がある。その場合には事前に校正を行い、位置決め用の画像における中心から縦方向及び横方向に所定の距離だけずれた位置に測定対象物の位置を合わせるようにすればよい。
位置決めを完了した後、図3に示すように、レボルバ18を回動させ、カセグレン鏡13を試料Sの直上に配置する。この状態において、拡大可視光撮影装置162により、カセグレン鏡13を通した可視光の画像を撮影すれば、拡大された画像で測定対象物の位置を再確認することができる。拡大可視光撮影装置162で撮影した画像の方が、可視光撮影装置161で撮影した画像を画像処理ソフトウエアで同倍率に拡大した場合よりも鮮明な画像が得られる。但し、拡大可視光撮影装置162による撮影は、赤外顕微鏡による測定における必須の動作ではなく、それゆえ、顕微鏡10において拡大可視光撮影装置162を省略することも可能である。
このようにカセグレン鏡13を試料Sの直上に配置した後、赤外光源11からカセグレン鏡13を通して試料Sに、測定光である赤外光を照射し、試料Sにより反射された赤外光を赤外検出器15で検出することにより、測定を行う。この赤外測定は通常の赤外顕微鏡で行われるものと同じであるため、詳細な説明は省略する。なお、ここでは試料Sにより反射された反射光を測定する場合について説明し、当該反射光測定のための光学系のみを示したが、試料Sを透過する透過光を測定する場合には、試料Sの下側から赤外光を照射する光学系を用いて測定を行えばよい。
本発明は上記実施例には限定されない。
例えば、本実施例では可視光撮影装置161にCMOSイメージセンサを用いたが、その代わりにCCDイメージセンサ等を用いることもできる。また、可視光撮影装置161の代わりに、赤外線イメージセンサ等を用いることもできる。
レンズ1612の周囲に設けたリング状の可視光源1613の代わりに、可視光撮影装置161の筐体やレボルバ18に可視光源を取り付けてもよい。あるいは、自然光や室内照明光によって可視光を十分に採光できる条件下で使用される場合には、顕微鏡10において可視光源を省略してもよい。
上記実施例では、可視光撮影装置161及びカセグレン鏡13をレボルバ18に搭載したが、それら可視光撮影装置161及びカセグレン鏡13の一方をいずれか一方を他方と切り替え可能に試料Sの上に配置できればよく、例えば直線状に移動するスライド式の切替装置を用いてもよい。
上記実施例では赤外顕微鏡について説明したが、紫外顕微鏡においても同様の構成を採ることができる。
10…顕微鏡(赤外顕微鏡)
11、911…赤外光源
114、914…半透鏡
12、92…試料ステージ
13、93…カセグレン鏡
14、94…ビームスプリッタ
15、95…赤外検出器
161…可視光撮影装置
1611…CMOSイメージセンサ
1612…レンズ
1613…可視光源
162…拡大可視光撮影装置
18…レボルバ
90、90A、90B…従来の赤外顕微鏡
91…光源
912…従来の赤外顕微鏡における可視光源
913…切替ミラー
931…カセグレン鏡の主鏡
932…カセグレン鏡の副鏡
96…従来の赤外顕微鏡における可視光撮影装置
96A、96B…第2可視光撮影装置

Claims (3)

  1. a) 試料を保持する試料保持部と、
    b) 前記試料保持部に保持された試料に照射光を照射する測定光源と、
    c) 前記照射光が前記試料を透過し又は試料により反射された測定光を集光する集光光学素子と、
    d) 前記集光光学素子により集光された測定光を検出する検出部と、
    e) 前記試料の画像を撮影する画像撮影装置と、
    f) 前記試料に対向する位置に、前記集光光学素子と前記画像撮影装置のいずれか一方を他方と切り替え可能に配置する対物光学系切替部と
    を備えることを特徴とする顕微鏡。
  2. 前記画像撮影装置により検出可能な波長の光を前記試料に照射する画像撮影用光源を備えることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡。
  3. 前記対物光学系切替部が、前記集光光学素子と前記画像撮影装置を回転により切り替えるレボルバであることを特徴とする請求項1又は2に記載の顕微鏡。
JP2017500168A 2015-02-17 2015-02-17 顕微鏡 Pending JPWO2016132451A1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2015/054265 WO2016132451A1 (ja) 2015-02-17 2015-02-17 顕微鏡

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2016132451A1 true JPWO2016132451A1 (ja) 2019-08-22

Family

ID=56689295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017500168A Pending JPWO2016132451A1 (ja) 2015-02-17 2015-02-17 顕微鏡

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20180024344A1 (ja)
EP (1) EP3260902A4 (ja)
JP (1) JPWO2016132451A1 (ja)
WO (1) WO2016132451A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6751138B2 (ja) * 2016-04-27 2020-09-02 ギガフォトン株式会社 極端紫外光センサユニット及び極端紫外光生成装置
CN110554495B (zh) * 2018-05-30 2022-08-26 香港理工大学 一种光场光学显微镜及其光场显微成像分析系统
US10641659B2 (en) * 2018-08-14 2020-05-05 Shimadzu Corporation Infrared microscope with adjustable connection optical system
US11067787B2 (en) * 2018-10-23 2021-07-20 Microsanj, LLC Microscope mounted infrared digital thermal image system
US11227411B2 (en) * 2019-12-18 2022-01-18 The Boeing Company Fixtures, systems, and methods for configuring an imaging device for capturing images of an object

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11264935A (ja) * 1998-03-18 1999-09-28 Jeol Ltd 顕微赤外装置
JP2004515759A (ja) * 2000-12-05 2004-05-27 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 生体サンプル内の病変を診断するための方法
JP2004535600A (ja) * 2001-07-19 2004-11-25 カール ツアイス マイクロエレクトロニック システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 顕微鏡対物レンズおよびこの顕微鏡対物レンズの顕微鏡における使用
JP3121902U (ja) * 2006-03-07 2006-06-01 株式会社島津製作所 赤外顕微鏡
JP2013190554A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Shimadzu Corp 顕微鏡

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007264322A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Shimadzu Corp 赤外顕微鏡

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11264935A (ja) * 1998-03-18 1999-09-28 Jeol Ltd 顕微赤外装置
JP2004515759A (ja) * 2000-12-05 2004-05-27 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 生体サンプル内の病変を診断するための方法
JP2004535600A (ja) * 2001-07-19 2004-11-25 カール ツアイス マイクロエレクトロニック システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 顕微鏡対物レンズおよびこの顕微鏡対物レンズの顕微鏡における使用
JP3121902U (ja) * 2006-03-07 2006-06-01 株式会社島津製作所 赤外顕微鏡
JP2013190554A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Shimadzu Corp 顕微鏡

Also Published As

Publication number Publication date
US20180024344A1 (en) 2018-01-25
EP3260902A4 (en) 2018-02-28
WO2016132451A1 (ja) 2016-08-25
EP3260902A1 (en) 2017-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5015955B2 (ja) 自動顕微鏡の自動焦点調節法及びシステム
JP4979246B2 (ja) 欠陥観察方法および装置
WO2016132451A1 (ja) 顕微鏡
US7697124B2 (en) Apparatus for measuring stray light in lens module
JP4599941B2 (ja) 自動焦点検出装置およびこれを備える顕微鏡システム
JP2006084794A (ja) 焦点位置制御機構付き観察装置
JP5053691B2 (ja) 標本スキャナ装置、該装置による標本位置検出方法
KR102182571B1 (ko) Ir 조명을 이용하는 시료 검사용 광학장치 및 ir 조명을 이용하는 자동 초점용 광학장치
JP6387381B2 (ja) オートフォーカスシステム、方法及び画像検査装置
TW200521481A (en) Focusing system and method
JP5322368B2 (ja) 顕微鏡システム、観察方法および観察プログラム
JP2007078485A (ja) オートコリメータ及びそれを用いた角度測定装置
JP2012159854A (ja) 倒立顕微鏡システム
KR20150114199A (ko) 자동초점거리 조절 기능을 갖는 렌즈 검사장치
JP2007264322A (ja) 赤外顕微鏡
JP2009222449A (ja) レンズ系を用いた距離計測装置
JP6564153B1 (ja) 被検レンズ載置台及びレンズチェッカー
JP2004102032A (ja) 走査型共焦点顕微鏡装置
US10782515B2 (en) Microscope system, observation method, and computer-readable recording medium
JP6633599B2 (ja) レンズチェッカー
US10983320B2 (en) Optical arrangement for imaging a sample
JP2018194634A (ja) ライトフィールド顕微鏡
JP2004535601A (ja) 顕微鏡対物レンズの構成
JP4514036B2 (ja) レンズ用撮像装置
JP4406873B2 (ja) スキャン測定検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170517

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190730

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190927

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200303