JPH10133117A - 焦点検出装置を備えた顕微鏡 - Google Patents

焦点検出装置を備えた顕微鏡

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JPH10133117A
JPH10133117A JP8290287A JP29028796A JPH10133117A JP H10133117 A JPH10133117 A JP H10133117A JP 8290287 A JP8290287 A JP 8290287A JP 29028796 A JP29028796 A JP 29028796A JP H10133117 A JPH10133117 A JP H10133117A
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light
objective lens
test object
focus detection
microscope
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JP8290287A
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Takashi Shionoya
孝 塩野谷
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】段差部を有する被検物体を観察する場合でも、
容易に被検物体の焦点ずれを検出できる焦点検出装置を
備えた顕微鏡を提供する。 【解決手段】観察用光源10と、対物レンズ2と、被検
物体24で反射され対物レンズを通過した第1の光を結
像させる観察光学系3、4、5と、対物レンズ2の焦点
位置からの被検物体24の位置ずれを検出する焦点検出
手段とを具備する。焦点検出手段は、焦点検出用光源1
3と、この光を対物レンズ2に入射させて、被検物体2
4上に集光させるための偏向光学系7と、被検物体24
で反射された第2の光の結像位置を検出する検出手段1
8、27と、第2の光を被検物体24上で走査させるた
めに、対物レンズに入射する第2の光の入射方向を走査
する走査手段31とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顕微鏡の焦点検出
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被検物体上へ一定のパターンを投影し、
かつ、このパターンを結像する光束が瞳位置近傍で光軸
に対し非対称となるようにし、被検物体と対物レンズの
間隔変動を、パターン像の横ずれとして検出する、いわ
ゆる横ずれ式と呼ばれる焦点検出方法が知られている。
【0003】図3は落射照明型の顕微鏡に用いられる従
来の横ずれ式合焦装置の光学的構成を示す。図3の顕微
鏡は観察光学系と照明光学系とオートフォーカス光学系
とから構成されている。
【0004】観察光学系は第1対物レンズ102と、第
2対物レンズ103と、俯視プリズム104と、接眼レ
ンズ105とを有する。第1対物レンズ102と第2対
物レンズ103との間には平行光路が形成されており、
この平行光路にはダイクロイックミラー107と、ハー
フミラー108とが光軸101に対してそれぞれ45度
の角度で設置されている。ダイクロイックミラー107
は赤外光を反射し可視光を透過する特性を有する。
【0005】照明系は可視光線を射出する照明光源11
0と集光レンズ111とを有し、照明光束はハーフミラ
ー108によって反射され、上記の平行光路に導かれ
る。
【0006】オートフォーカス光学系は、赤外光を射出
する光源113と、コリメータレンズ114と、遮光板
116と、ハーフミラー115と、集光レンズ117
と、受光素子118を有する。受光素子118の受光面
は光軸を含む面で2分されており、2つの受光領域11
8a、118bからそれぞれ出力が得られる。
【0007】光源113から出射する光束の光路のうち
のコリメータレンズ114の光軸を含む面で2分される
一方の光路119は、遮光板116によって遮断され
る。光源113から出射された光束のうち他方の光路1
20を通った光束は、ダイクロイックミラー107によ
って反射され、光軸の左側の光路121を通って対物レ
ンズ102へ入射し、制御装置126によって光軸10
1方向に移動可能な移動ステージ125上に置かれた被
検物体124上で結像する。被検物体124の被検面1
23からの反射光束は光軸の右側の光路122を通って
対物レンズ102を通過し、ダイクロイックミラー10
7によって反射され、ハーフミラー115によって反射
され、受光素子118の受光面上に再結像する。
【0008】対物レンズ102と被検面123との位置
関係が合焦状態にある時、被検面123からの反射光束
は受光領域118aと受光領域118bの境界線上に再
結像する。
【0009】対物レンズ102と被検面123との位置
関係が合焦状態よりも離れている時(前ピン状態)は、
図4に示すように被検面123からの反射光束は受光素
子118の受光面よりも手前で再結像し、受光領域11
8aへ入射する。なお、図4では照明光学系、観察光学
系および制御装置の部分は省略した。
【0010】対物レンズ102と被検面123との位置
関係が合焦状態よりも接近している時(後ピン状態)
は、図5に示すように被検面123からの反射光束の再
結像位置は受光素子118よりも後ろとなり、受光面上
では反射光束は受光領域118bに入射する。なお、図
5では照明光学系、観察光学系および制御装置の部分は
省略した。
【0011】差動検出器127により受光領域118a
と受光領域118bとの出力の差動信号を検出すると、
差動信号が正のときは前ピン状態、負のときは後ピン状
態、零のときは合焦状態と判断することが可能である。
この差動信号から被検面の位置を判断して、制御装置1
26により移動ステージ125を上下させ自動的に合焦
状態に位置合わせをすることが可能である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
横ずれ式の顕微鏡用の焦点検出装置においては被検物体
上の光束が被検物体上の段差部分に照射されたとき、受
光面上での光束の強度分布が段差部による散乱のために
大きく変形し、正確に焦点を検出することができないと
いう問題点があった。
【0013】本発明はこの問題点を解決し、段差部を有
する被検物体を観察する場合でも、容易に被検物体の焦
点ずれを検出できる焦点検出装置を備えた顕微鏡を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明は、以下のような焦点検出装置を備えた顕
微鏡を提供する。
【0015】すなわち、観察用光源と、前記観察用光源
から出射された第1の光を被検物体上に集光する対物レ
ンズと、前記被検物体で反射され前記対物レンズを通過
した第1の光を結像させる観察光学系と、前記対物レン
ズの焦点位置からの前記被検物体の位置ずれを検出する
焦点検出手段とを具備し、前記焦点検出手段は、焦点検
出用光源と、前記焦点検出用光源から出射された第2の
光を前記対物レンズに入射させて、前記被検物体上に集
光させるための偏向光学系と、前記被検物体で反射され
前記対物レンズを通過した第2の光の結像位置を検出す
る検出手段と、前記第2の光を前記被検物体上で走査さ
せるために、前記対物レンズに入射する第2の光の入射
方向を走査する走査手段とを有する顕微鏡である。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態の焦点検出
装置を備えた顕微鏡について説明する。
【0017】まず、図1を用いて、本実施の形態の焦点
検出装置を備えた顕微鏡について説明する。
【0018】図1の顕微鏡の光学系は、顕微鏡の観察光
学系と、顕微鏡の照明光学系と、焦点検出装置のオート
フォーカス光学系とから構成されている。
【0019】顕微鏡の観察光学系は、第1対物レンズ2
と、第2対物レンズ3と、俯視プリズム4と、接眼レン
ズ5とを有する。第1対物レンズ2と第2対物レンズ3
との間には平行光路が形成されており、この平行光路に
はダイクロイックミラー7と、ハーフミラー8とが光軸
1に対してそれぞれ45度の角度で設置されている。ダ
イクロイックミラー7は、赤外光を反射し可視光を透過
する特性を有する。
【0020】顕微鏡の照明光学系は、可視光線を射出す
る照明光源10と集光レンズ11とを有し、照明光束は
ハーフミラー8によって反射され、第1対物レンズと第
2対物レンズとの間の平行光路に導かれる。
【0021】オートフォーカス光学系は、赤外光を射出
する光源13と、コリメータレンズ14と、遮光板16
と、ハーフミラー15と、光偏向器31と、第1及び第
2のリレーレンズ32、33と、集光レンズ17と、受
光素子18を有する。光源13には半導体レーザが用い
られている。光偏向器31は、対物レンズ2の瞳位置に
対して共役な位置関係に設置されている。光偏向器31
は、予め定めた一定の方向について一定の周期で偏向方
向を走査させるため駆動装置203を有する。具体的に
は、光偏向器31としてガルバノスキャナーが用いられ
ている。また、受光素子18の受光面は、光軸を含む面
で2分されており、2つの受光領域18a、18bから
それぞれ出力が得られる。
【0022】なお、受光素子18には、差動検出器27
が接続されている。また、被検物体24を光軸1の方向
に移動させる移動ステージ25には、動作を制御するた
めの制御装置26が接続されている。制御装置26は、
図9に示すように、積分回路262と、サンプルホール
ド回路263と、これらの動作を制御する制御回路26
1と、モータ制御回路264とを内蔵する。積分回路2
62には、差動検出器27の出力が入力される。また、
制御回路261は、駆動装置203へも制御信号を出力
し、光偏向器31の動作を制御する。オートフォーカス
光学系において、光源13から出射された光束は、図1
のように、コリメータレンズ14の光軸21を含む面で
2分され、一方の光束19は、遮光板16によって遮断
される。他方の光束20は、光偏向器31に照射されて
偏向された後、第1のリレーレンズ32を光軸201の
下側の光路を通って通過し、さらに、第2のリレーレン
ズ33を光軸201の上側の光路を通って通過する。そ
して、ダイクロイックミラー7によって反射され、対物
レンズ2の光軸1の右側の光路を通って対物レンズ2へ
入射し、被検物体24の被検面23上に光スポット26
0が照射される。
【0023】被検物体24の被検面23が対物レンズ2
の焦点位置にある場合、光スポット260は被検物体2
4の被検面23上で焦点を結ぶ。被検面23からの反射
光束22は、光軸1を挟んで光束20とは逆側の左側の
光路を通って対物レンズ2を通過し、ダイクロイックミ
ラー7によって反射され、第1及び第2のリレーレンズ
32、33を光軸201を挟んで光束20とは逆側の光
路を通って通過し、光偏向器31で偏向される。そし
て、光軸1の左側の光路を通ってハーフミラー15に達
し、これによって反射され、受光素子18の受光領域1
8aと受光領域18bとの境界線上に再結像する。
【0024】なお、光偏向器31は、予め定めた一定の
方向に一定の周期で偏向方向を走査させているため、光
偏向器31による照明光束20の偏向方向202と光軸
201とのなす角は、一定の周期で変化する。これによ
り、対物レンズ2によって被検面23に集光される光束
20のスポット260は、図6のように被検物体24の
被検面23上を一定の周期で移動する。
【0025】このとき、光偏向器31は、対物レンズ2
の瞳位置に対して共役な位置関係に設置されているの
で、対物レンズ2によって集光されるスポット260の
結像状態は、光偏向器31の走査には左右されない。よ
って、例えば、被検面23が対物レンズ2の焦点位置に
ある場合には、光スポット260は、被検面23に結像
したまま移動する。
【0026】また、光偏向器31は、対物レンズ2の瞳
位置に対して共役な位置関係にあるため、被検面23に
よる光スポットの反射光束22が光偏向器31で反射さ
れた後の光路は、光偏向器31を走査させても、常に光
軸21の右側を通り、かつ、光軸21に平行な光路とな
る。このため、光偏向器31を走査させても、受光素子
18上の光束の位置は、これによって左右されない。
【0027】よって、被検面23が対物レンズ2の焦点
位置にある場合には、常に、反射光束22は、受光素子
18上の領域18a,18bの境界線上に結像する。
【0028】また、被検面23が、対物レンズ2の焦点
位置よりも対物レンズ2から遠い位置にあるとき(前ピ
ン状態)には、被検面23からの反射光束は受光素子1
8の受光面よりも手前で再結像し、受光領域18aへ入
射する。
【0029】被検面23が対物レンズ2の焦点位置より
も対物レンズ2に接近しているとき(後ピン状態)は、
被検面23からの反射光束の再結像位置は受光素子18
よりも後ろとなり、受光面上では反射光束は受光領域1
8bに入射する。
【0030】差動検出器27は、受光領域18aと受光
領域18bとの出力の差動信号を検出する。差動信号が
正のときは前ピン状態、負のときは後ピン状態、零のと
きは合焦状態と判断することができるが、本実施の形態
では、制御装置26の制御回路261(図9)は、駆動
装置203へ図10(a)のように制御信号を出力し、
被検面23上の光スポット260を周期的に移動させる
とともに、光スポット260が正方向に移動している間
に対応する時間、差動検出器27の出力を積分するよう
に、積分回路262に制御信号(図10(c))を出力
する。また、制御回路262は、積分回路262の積分
をリセットする直前のタイミングで、サンプルホールド
回路263にサンプリングするよう指示する制御信号
(図10(e))を出力する。
【0031】これにより、積分回路262は、光スポッ
ト260の移動に合わせて差動検出器27の出力(図1
0(b))を積分してサンプルホールド回路263に出
力する。サンプルホールド回路263は、積分回路26
2の出力(図10(d))がリセットされる直前の出力
をモーター制御回路264にホールドして出力する(図
10(f))。
【0032】サンプルホールド回路263の出力は、積
分回路262が積分した出力であるため、光スポット2
60が移動した被検面23上に段差部があり、差動検出
器27の出力が乱れたとしても、その影響が積分により
ならされ、段差の影響を受けずに、被検面23の焦点か
らのずれ量を検出することができる。よって、このサン
プルホールド回路263の出力に応じて、モーター制御
回路264が移動ステージ25のモータを駆動させるこ
とにより、被検物体24を対物レンズ2の焦点位置に移
動させることができる。
【0033】このように、本実施の形態の焦点検出装置
では、オートフォーカス光学系の光スポット260を被
検面23上で走査させ、走査中の差動検出器27の出力
を積分し、この積分値を被検物体の移動に用いることに
より、被検面の段差の影響を受けずに、精度良く被検物
体を焦点位置に移動させることができる。
【0034】このとき、本実施の形態では、オートフォ
ーカス光学系の光スポット260を被検面23上で移動
させるために、光偏向器31によって光スポット260
を移動させる構成を用いている。このため、被検面23
を走査させる必要がなく、観察光学系による被検物体2
4の観察に全く影響を与えないという特徴がある。
【0035】また、本実施の形態では、光スポット26
0を移動させるための光偏向器31を対物レンズ2の瞳
位置と共役な位置に配置しているため、光スポットを被
検面23上で結像状態を維持したまま移動させることが
できるとともに、光スポット260が移動しても受光素
子18上の光束の位置には影響を与えない。
【0036】また、本実施の形態の焦点検出装置では、
光偏向器31を所望の角度で停止させることにより、図
7および図8のように、被検面23上の所望の位置で光
スポットを停止させることができる。これにより、この
スポット260が照射されている位置での被検面23の
焦点位置ずれを検出することも可能である。
【0037】また、図1の焦点検出装置を備えた顕微鏡
では、光偏向器としてガルバノスキャナーを用いたが、
図2のように、光偏向器として音響光学素子34を用い
ることも可能である。なお、図2では、図1の焦点検出
装置を備えた顕微鏡と同じ部品については同じ符号を付
している。また、図2では顕微鏡の観察光学系と照明光
学系の部分を省略している。
【0038】また、光偏向器としては、音響光学素子以
外に、ポリゴンミラーを用いることも可能である。
【0039】なお、受光素子18として、リニアセンサ
を用いることも可能である。
【0040】また、図11のように、受光素子18の代
わりにダブルモード導波路301を形成した基板300
を用いることも可能である。ここで、基板300には、
ダブルモード導波路301を伝搬してきた光を2方向に
分岐する分岐部302と、分岐部302で分岐された光
をそれぞれ伝搬する導波路303、304を形成してお
く。導波路303、304の出射端には、光検出器30
5、306を取り付けておく。差動検出器27は、光検
出器305、306の出力の差を求める。なお、図1の
遮光板16は不要である。
【0041】ここで、ダブルモード導波路301の長さ
Lは、ダブルモード導波路301を伝搬する0次モード
光と1次モード光との完全結合長(位相差が180゜に
なる長さ)をLcとしたときに、 L=Lc(2m+1)/2 (m=1、2、3・・・) を満たすように設定しておく。また、ダブルモード導波
路301の入射端面の中心と、集光レンズの光軸とが導
波路の幅方向にずれるように位置あわせしておく。
【0042】これにより、ダブルモード導波路301に
は、0次モード光と1次モード光とが励振され、これら
が干渉しながら伝搬する。
【0043】被検面23からの反射光が、ダブルモード
導波路301の入射端面の位置でちょうど焦点を結ぶと
きには、入射端面位置での光の位相面が導波路の幅方向
と平行であるため、ダブルモード導波路301に励振さ
れる0次モード光と1次モード光との位相差は90゜と
なり、分岐部302で導波路303、304に等しく光
が分配される。よって、差動検出器27の出力は0にな
る。また、被検面23からの反射光がダブルモード導波
路301の入射端面より手前で焦点を結ぶときには、入
射端位置での光の位相面が導波路の幅方向に傾斜してい
るため、ダブルモード導波路301に励振される0次モ
ード光と1次モード光との位相差は90゜でなくなり、
分岐部302で導波路303、304に分配される光強
度は等しくなく、差動検出器27の出力が0にならな
い。また、被検面23からの反射光がダブルモード導波
路301の入射端面より向こう側で焦点を結ぶときに
も、入射端面での光の位相面が導波路の幅方向に傾斜し
ているため、ダブルモード導波路301に励振される0
次モード光と1次モード光との位相差は90゜でなくな
り、分岐部302で導波路303、304に分配される
光強度は等しくなく、差動検出器27の出力が0にはな
らないが、このときの出力の極性は、入射端面より手前
で焦点を結ぶときの逆になる。
【0044】よって、図11のように、ダブルモード導
波路を用いた焦点検出装置を備えた顕微鏡を構成するこ
とが可能である。
【0045】なお、図11の構成の場合、被検面23上
での光スポット260の移動による光束の傾きによって
生じる反射光の波面の傾きが、ダブルモード導波路に励
振されるモードに影響を耐えない程度に、光スポット2
60の移動範囲を設定する必要がある。
【0046】なお、本発明の実施の形態では、焦点検出
方法として横ずれ式の焦点検出方法を用いているが、フ
ーコー法やナイフエッジ法やスポットサイズディテクシ
ョン法などの他の焦点検出方法も用いることができる。
【0047】
【発明の効果】上述してきたように、本発明では、観察
光学系の観察に影響を与えることなく、段差部を有する
被検物体の焦点ずれを検出できる焦点検出装置を備えた
顕微鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施の形態の焦点検出装置を備え
た顕微鏡の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の別の実施の形態の焦点検出装置を備え
た顕微鏡の部分的な構成を示すブロック図。
【図3】従来の焦点検出装置を備えた顕微鏡の構成を示
すブロック図。
【図4】図3の焦点検出装置の焦点検出原理を示すブロ
ック図。
【図5】図3の焦点検出装置の焦点検出原理を示すブロ
ック図。
【図6】図1の顕微鏡において、被検物体24上でオー
トフォーカス光学系の光スポット260が移動すること
を示す説明図。
【図7】図6の光スポットをある点で停止させた場合を
示す説明図。
【図8】図6の光スポットをある点で停止させた場合を
示す説明図。
【図9】図1の顕微鏡の制御装置26の構成を示すブロ
ック図。
【図10】(a),(b),(c),(d),(e),(f)図9の制御装置2
6の各回路の出力信号波形を示す説明図。
【図11】本発明の別の構成の焦点検出装置を備えた顕
微鏡を構成を示すブロック図。
【符号の説明】
2、102・・・対物レンズ 7、107・・・ダイクロイックミラー 13、113・・・光源 14、114・・・コリメータレンズ 15、115・・・ハーフミラー 16、116・・・遮光板 17、117・・・集光レンズ 18、118・・・受光面が2分されている受光素子 18a、18b、118a、118b・・・受光領域 23、123・・・被検面 24、124・・・被検物体 25、125・・・ステージ 26、126・・・制御装置 27、127・・・差動検出器 31・・・ガルバノスキャナー 32、33・・・リレーレンズ 34・・・音響光学偏向器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】観察用光源と、前記観察用光源から出射さ
    れた第1の光を被検物体上に集光する対物レンズと、前
    記被検物体で反射され前記対物レンズを通過した第1の
    光を結像させる観察光学系と、前記対物レンズの焦点位
    置からの前記被検物体の位置ずれを検出する焦点検出手
    段とを具備し、 前記焦点検出手段は、焦点検出用光源と、前記焦点検出
    用光源から出射された第2の光を前記対物レンズに入射
    させて、前記被検物体上に集光させるための偏向光学系
    と、前記被検物体で反射され前記対物レンズを通過した
    第2の光の結像位置を検出する検出手段と、前記第2の
    光を前記被検物体上で走査させるために、前記対物レン
    ズに入射する第2の光の入射方向を走査する走査手段と
    を有することを特徴とする顕微鏡。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記走査手段は、前記
    焦点検出用光源と前記対物レンズとの間に配置され、前
    記対物レンズに入射する前記第2の光の入射角度を走査
    させる偏向器であり、前記偏向器は、前記対物レンズの
    瞳に対して共役な位置に配置されていることを特徴とす
    る顕微鏡。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記検出手段は、検出
    結果を積分する積分手段を有することを特徴とする顕微
    鏡。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記積分手段の積分し
    た検出結果に応じて、前記被検物体を前記対物レンズの
    光軸方向に移動させる移動手段をさらに有することを特
    徴とする顕微鏡。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記検出手段は、前記
    焦点検出用光源から出射された第2の光を光軸を含む面
    で2つの光束に分割し、一方を遮蔽する遮蔽手段と、前
    記被検物体からの反射光を受光するための、受光領域が
    2以上に分割された受光素子と、前記受光素子の各受光
    領域の受光量の差を求める減算手段とを有することを特
    徴とする顕微鏡。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記検出手段は、前記
    被検物体で反射された第2の光を伝搬するダブルモード
    導波路と、前記ダブルモード導波路を伝搬してきた光の
    電界強度分布の対称性を検出する手段とを有することを
    特徴とする顕微鏡。
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