JP2004248733A - 携帯端末用保持具、携帯端末用保持具を用いたデータ伝送システムおよび携帯端末用保持具を用いた電力伝送システム - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯電話機用ストラップに付加価値を持たせ、利便性を向上させる。
【解決手段】携帯電話機用ストラップ1は、RFタグ15、半導体メモリ16、センサ17および電池19などを有する機能ユニット4を備え、携帯電話機9と機能ユニット4との間でデータ線6や電力線7を通じてデータや電力を伝送可能に構成されている。単に携帯電話機9を保持するという機能に加えて、携帯電話機9と機能ユニット4との間でデータや電力を伝送するという機能を付加価値として持たせることにより、携帯電話機9と機能ユニット4との間で所望のデータや所望の電力を伝送させることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】携帯電話機用ストラップ1は、RFタグ15、半導体メモリ16、センサ17および電池19などを有する機能ユニット4を備え、携帯電話機9と機能ユニット4との間でデータ線6や電力線7を通じてデータや電力を伝送可能に構成されている。単に携帯電話機9を保持するという機能に加えて、携帯電話機9と機能ユニット4との間でデータや電力を伝送するという機能を付加価値として持たせることにより、携帯電話機9と機能ユニット4との間で所望のデータや所望の電力を伝送させることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯端末を保持すると共に前記携帯端末に対して着脱可能に構成された携帯端末用保持具、前記携帯端末用保持具と携帯端末との間でデータを伝送するデータ伝送システム、前記携帯端末用保持具と携帯端末との間で電力を伝送する電力伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば携帯電話機などの携帯端末を携帯するときの利便性を高める道具の一つとして、携帯端末を人体の手や首などに掛けて持ち易くするための携帯端末用ストラップが供されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−360331号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の携帯端末用ストラップは、単に携帯端末を携帯するときの利便性を高めるものであり、それ以上の付加価値を備えているものではない。
【0005】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、付加価値を持たせることにより、利便性を向上させることができる携帯端末用保持具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した携帯端末用保持具によれば、接続手段が携帯端末の外部接続端子に接続されている状態で、その接続手段に接続されている携帯端末と機能ユニットとの間でデータ伝送手段を通じてデータを伝送可能に構成したので、従来のものとは異なって、単に携帯端末を保持するという機能に加えて、携帯端末と機能ユニットとの間でデータを伝送するという機能を付加価値として持たせることにより、携帯端末と機能ユニットとの間で所望のデータを伝送させることができ、利便性を向上させることができる。
【0007】
請求項2に記載した携帯端末用保持具によれば、データ伝送手段を銅線により構成したので、単に携帯端末と機能ユニットとの間でデータ伝送手段を通じてデータを伝送させるのみならず、必要に応じて、携帯端末と機能ユニットとの間でデータ伝送手段を通じて電力をも伝送させることができる。
【0008】
請求項3に記載した携帯端末用保持具によれば、データ伝送手段を光ファイバーにより構成したので、光ファイバーの特長を活かして、携帯端末と機能ユニットとの間でデータ伝送手段を通じてデータを高速且つ正確に(エラーの発生を抑えて)伝送させることができる。
【0009】
請求項4に記載した携帯端末用保持具によれば、機能ユニットにRFタグを備え、接続手段に接続されている携帯端末からデータ伝送手段を通じて伝送されたデータがRFタグに書込可能であると共に、RFタグから読出されたデータがデータ伝送手段を通じて接続手段に接続されている携帯端末に伝送可能に構成したので、携帯端末に記憶されている所望のデータを携帯端末用保持具のRFタグに転送させて記憶させることができると共に、携帯端末用保持具のRFタグに記憶されている所望のデータを携帯端末に転送させて記憶させることができる。
【0010】
この機能を利用したアプリケーションの一例としては、例えば電車やバスなどの公共交通機関のWEBサイトから乗物の乗車券に相当する乗車券データを携帯端末にダウンロードし、そのダウンロードされた乗車券データを携帯端末用保持具のRFタグに転送させて記憶させておき、実際に乗物に乗車するときに、携帯端末用保持具のRFタグに記憶されている乗車券データを改札口の専用の読取装置に読取らせることにより、携帯端末用保持具を用いて速やかに乗車手続きを行うことができる。
【0011】
また、この場合、RFタグを携帯端末に内蔵するのではなく、RFタグを携帯端末とは別体の機能ユニットに備えて構成したので、RFタグを携帯端末に内蔵するものとは異なって、携帯端末の筐体が金属製であっても、その筐体が金属製であることに因る通信への悪影響を極力抑えることができる。しかも、RFタグを携帯端末に実装する必要もないので、携帯端末においてRFタグの実装スペースを省略することができ、携帯端末の小型化および軽量化をも図ることができる。
【0012】
請求項5に記載した携帯端末用保持具によれば、携帯端末をリサイクルするのに必要なリサイクルデータ(例えば型式、製造番号および稼動期間など)をRFタグに書込可能に構成したので、携帯端末が廃棄されて当該携帯端末の内蔵メモリからリサイクルデータを読出不可能になったとしても、RFタグに書込まれているリサイクルデータを読出すことにより、携帯端末のリサイクルデータを確実に取得することができ、その取得されたリサイクルデータに基づいて携帯端末を適切な手順でリサイクルすることができる。
【0013】
請求項6に記載した携帯端末用保持具によれば、RFタグの外部アンテナとして作用するアンテナを機能ユニットから引出された格好で配設したので、RFタグが通信可能な距離を拡大することができ、利便性をより向上させることができる。
【0014】
請求項7に記載した携帯端末用保持具によれば、機能ユニットにデータ記憶手段を備え、接続手段に接続されている携帯端末からデータ伝送手段を通じて伝送されたデータがデータ記憶手段に書込可能であると共に、データ記憶手段から読出されたデータがデータ伝送手段を通じて接続手段に接続されている携帯端末に伝送可能に構成したので、携帯端末に記憶されている所望のデータを携帯端末用保持具のデータ記憶手段に転送させて記憶させることができると共に、携帯端末用保持具のデータ記憶手段に記憶されている所望のデータを携帯端末に転送させて記憶させることができる。
【0015】
この機能を利用したアプリケーションの一例しては、例えば広告主が宣伝したい所望の広告データ(文字データ、画像データあるいは音声データなど)をデータ記憶手段に書込んでおき、その広告データが書込まれたデータ記憶手段が内蔵された携帯端末用保持具を無償または有償で配布し、携帯端末用保持具が携帯端末に装着されたときに、携帯端末用保持具のデータ記憶手段に記憶されている広告データが携帯端末に転送されて出力されることにより、所望の広告活動を実施することができる。また、携帯端末がインターネットに接続可能な構成であれば、インターネット上のWEBサイトのアドレスを示すURLをデータ記憶手段に書込んでおき、そのWEBサイトに携帯端末がアクセスすることによっても、所望の広告活動を実施することができる。
【0016】
また、例えばWEBサイトからデータを携帯端末にダウンロードした後に、そのダウンロードされたデータを携帯端末とは別体である携帯端末用保持具に記憶させておくことができる。また、携帯端末用保持具を複数の携帯端末の間で付替えることにより、それら複数の携帯端末の間で携帯端末用保持具を通じてデータを転送することでき、データを共有することもできる。尚、この場合、データ記憶手段に記憶可能なデータは、例えば携帯端末が表示する文字の文字データ、携帯端末が表示する画像(静止画や動画)の画像データ、携帯端末が出力する音楽の音楽データ、携帯端末のCPUが実行する制御プログラムやアプリケーションプログラムのプログラムデータなどである。
【0017】
請求項8に記載した携帯端末用保持具によれば、機能ユニットにセンサを備え、センサにより計測されたデータがデータ伝送手段を通じて接続手段に接続されている携帯端末に伝送可能に構成したので、携帯端末用保持具のセンサにより計測されたデータを携帯端末に転送させて記憶させたり、出力させたりすることができる。尚、この場合、センサは、例えば脈拍を計測する脈拍センサ、体温を計測する体温センサ、GPS電波を受信して現在位置を取得するGPSセンサ、高度を計測する高度センサ、温度を計測する温度センサ、湿度を計測する湿度センサなどである。
【0018】
請求項9に記載した携帯端末用保持具によれば、接続手段が携帯端末の外部接続端子に接続されている状態で、その接続手段に接続されている携帯端末と機能ユニットとの間で電力伝送手段を通じて電力を伝送可能に構成したので、従来のものとは異なって、単に携帯端末を保持するという機能に加えて、携帯端末と機能ユニットとの間で電力を伝送するという機能を付加価値として持たせることにより、携帯端末と機能ユニットとの間で所望の電力を伝送させることができ、利便性を向上させることができる。
【0019】
請求項10に記載した携帯端末用保持具によれば、機能ユニットに電池を備え、電池に蓄積されている電力が電力伝送手段を通じて接続手段に接続されている携帯端末に伝送可能に構成したので、携帯端末が駆動電力として使用する電力を携帯端末の外部に確保しておくことができると共に、携帯端末用保持具から携帯端末に給電することができる。しかも、携帯端末に電池を装着する必要もないので、携帯端末において電池の装着スペースを省略することができ、携帯端末の小型化および軽量化を図ることができる。
【0020】
請求項11に記載した携帯端末用保持具によれば、機能ユニットがRFタグを備え、そのRFタグが電池から供給された電力を駆動電力として動作するように構成したので、RFタグの送信電力を高めることができ、RFタグが通信可能な距離を拡大することができ、利便性をより向上させることができる。
【0021】
請求項12に記載した携帯端末用保持具によれば、商用電源に対して着脱可能な商用電源コンセントを備え、機能ユニットに整流回路を備え、商用電源から商用電源コンセントを通じて供給された電力が整流回路で整流されて電力伝送手段を通じて接続手段に接続されている携帯端末に伝送可能に構成したので、携帯端末用保持具を携帯端末の充電器として動作させることができる。
【0022】
請求項13に記載した携帯端末用保持具を用いたデータ伝送システムによれば、上記した請求項1に記載したように、携帯端末用保持具と携帯端末との間で所望のデータを伝送させることができ、利便性を向上させることができる。
【0023】
請求項14に記載した携帯端末用保持具を用いたデータ伝送システムによれば、携帯端末用保持具と携帯電話機との間で所望のデータを伝送させることができ、携帯電話機が通信機能を必然的に備えており、近年では、携帯電話機が通信機能を用いて大容量のデータを処理可能であることを鑑みると、その利点を十分に活用することができる。
【0024】
請求項15に記載した携帯端末用保持具を用いた電力伝送システムによれば、上記した請求項9に記載したように、携帯端末用保持具と携帯端末との間で所望の電力を伝送させることができ、利便性を向上させることができる。
【0025】
請求項16に記載した携帯端末用保持具を用いた電力伝送システムによれば、携帯端末用保持具と携帯電話機との間で所望の電力を伝送させることができ、携帯電話機が通信機能を必然的に備えており、携帯電話機が通信動作を行うときに消費電力が大きいことを鑑みると、その利点を十分に活用することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
(第1実施例)
以下、本発明を、携帯電話機を手に掛けて保持するように構成された携帯電話機用ストラップに適用した第1実施例について、図1ないし図9を参照して説明する。まず、図1は、携帯電話機用ストラップ(以下、ストラップと称する)および携帯電話機の外観図を示している。ストラップ1は、手掛け部2と携帯電話機接続部3とが機能ユニット4を挟んだ格好で構成されている。手掛け部2は、例えば複数の糸が織込まれた繊維5から構成されているもので、人体の手に掛け易いように環が形成されて構成されている。
【0027】
携帯電話機接続部3は、例えば銅線や光ファイバーからなるデータ線6(本発明でいうデータ伝送手段)、例えば銅線からなる電力線7(本発明でいう電力伝送手段)および紐8が一体となって構成されている。データ線6および電力線7の端部には、携帯電話機9の上部に配設されている外部接続端子10に着脱可能な接続コネクタ11(本発明でいう接続手段)が配設されている。また、紐8は、携帯電話機9の上部に形成されている引掛け部12に引掛け易いように環が形成されて構成されている。
【0028】
このような構成では、ユーザは、紐8を携帯電話機9の引掛け部12に引掛けると共に、接続コネクタ11を携帯電話機9の外部接続端子10に装着することにより、ストラップ1を携帯電話機9に正常な取付方法で取付けることができる。尚、ストラップ1が携帯電話機9に正常に取付けられた状態では、紐8が伸張されたときに、データ線6および電力線7が弛む(余裕がある)ようになっており、ユーザがストラップ1を手に持った状態で、携帯電話機9の自重による大部分の応力が紐8に作用すると共に、携帯電話機9の自重による応力がデータ線6や電力線7に作用しないか、または、携帯電話機9の自重による応力がデータ線6や電力線7に作用したとしても、その応力が僅かとなるように構成されている。また、データ線6は、一連のデータ転送を所定のデータ転送規格に準じて行うのに必要な制御データ線、送信データ線、受信データ線およびグランド線などを備えて構成されている。
【0029】
蓋13は、ストラップ1が携帯電話機9に取付けられないときに外部接続端子10を塞ぐものであり、塵埃が外部接続端子10を通じて携帯電話機9の内部に侵入するのを防止するために用意されている。そして、機能ユニット4は、直方体状の筐体14の内部に、各種の電子部品を備えて構成されている。
【0030】
図2は、上記したストラップ1、特には機能ユニット4および携帯電話機9の電気的な構成を機能ブロック図として示している。機能ユニット4は、RFタグ15、半導体メモリ16(本発明でいうデータ記憶手段)、センサ17、安定化回路18および電池19を備えて構成されている。
【0031】
RFタグ15は、内部アンテナ20、外部アンテナ21、送受信回路22およびメモリ23を備えて構成されており、外部に配設されているRFタグ読取書込装置(図示せず)との間で、電磁結合方式、静電結合方式あるいは電磁誘導方式などの各種の伝送方式によりデータを通信可能に構成されている。また、携帯電話機9からデータ線6を通じて伝送されたデータがRFタグ15に書込可能であると共に、RFタグ15から読出されたデータがデータ線6を通じて携帯電話機9に伝送可能に構成されている。
【0032】
外部アンテナ21は、図1にも示すように、例えば銅線により構成されており、手掛け部2の繊維5に一体化されて機能ユニット4の筐体14から引出されている。内部アンテナ20と外部アンテナ21とは、送受信回路22に並列に接続されており、外部アンテナ21を用いたデータ通信では、外部アンテナ21が内部アンテナ20よりもアンテナ素子として作用する部分が大きく形成されている分、内部アンテナ20を用いたデータ通信よりも、通信距離を大きく確保することが可能となっている。
【0033】
半導体メモリ16は、携帯電話機9が表示する文字の文字データ、携帯電話機9が表示する画像(静止画や動画)の画像データ、携帯電話機9が出力する音楽の音楽データ、携帯電話機9のCPU24が実行する制御プログラムやアプリケーションプログラムのプログラムデータなどを記憶可能に構成されており、携帯電話機9からデータ線6を通じて伝送されたデータが半導体メモリ16に書込可能であると共に、半導体メモリ16から読出されたデータがデータ線6を通じて携帯電話機9に伝送可能に構成されている。
【0034】
センサ17は、例えば脈拍を計測する脈拍センサ、体温を計測する体温センサ、GPS電波を受信して現在位置を取得するGPSセンサ、高度を計測する高度センサ、温度を計測する温度センサ、湿度を計測する湿度センサなどから構成されており、センサ17により計測されたデータがデータ線6を通じて携帯電話機9に伝送可能に構成されている。
【0035】
安定化回路18は、電池19から供給された電力を安定化させ、安定化された電力をRFタグ15、半導体メモリ16およびセンサ17に供給可能であると共に、安定化された電力を電力線7を通じて携帯電話機9に供給可能に構成されている。RFタグ15、半導体メモリ16およびセンサ17は、電池19から安定化回路18を通じて供給される電力を駆動電力として動作可能に構成されている。また、携帯電話機9は、自身に装着されているバッテリ31から供給される電力を駆動電力として動作可能であるのに加えて、機能ユニット4の電池19から電力線7を通じて供給される電力を駆動電力としても動作可能に構成されている。
【0036】
携帯電話機9は、CPU24の他に、ネットワークとの間の無線通信を制御するRF回路25、送話音声を入力するマイクロホン26、受話音声を出力するレシーバ27、文字や画像を表示する液晶ディスプレイ28、「通話開始」キー、「通話終了」キー、「数字」キーなどの各種のキーが配列されてなるキーパッド29、データを記憶するメモリ30および携帯電話機9の駆動電力となる電力を蓄積するバッテリ31を備えて構成されている。
【0037】
次に、上記した構成の作用について、図3ないし図9を参照して説明する。ここでは、ストラップ1を利用したアプリケーションの幾つかの例として、
(1)携帯電話機9をリサイクルするのに必要なリサイクルデータを機能ユニッ
ト4のRFタグ15に書込む処理
(2)機能ユニット4の半導体メモリ16と携帯電話機9との間でデータを転送
する処理
(3)機能ユニット4のセンサ17を利用して携帯電話機9に地図を表示させる
処理
(4)ユーザが鉄道を利用するときに必要な乗車券データを機能ユニット4のR
Fタグ15に書込む処理
の各々について、順次説明する。
【0038】
(1)携帯電話機9をリサイクルするのに必要なリサイクルデータを機能ユニット4のRFタグ15に書込む処理
まず、「携帯電話機9をリサイクルするのに必要なリサイクルデータを機能ユニット4のRFタグ15に書込む処理」について、図3を参照して説明する。
【0039】
携帯電話機9において、CPU24は、携帯電話機9の電源が投入された旨を検出すると(ステップS1にて「YES」)、機能ユニット4の種別を識別する(ステップS2)。ここで、CPU24は、機能ユニット4がRFタグ15を備えている構成である旨を検出すると(ステップS3にて「YES」)、リサイクルデータがメモリ30に記憶されているか否かを識別する(ステップS4)。この場合、リサイクルデータとは、例えば型式、製造番号および稼動期間などである。
【0040】
そして、CPU24は、リサイクルデータがメモリ30に記憶されている旨を検出すると(ステップS4にて「YES」)、メモリ30からリサイクルデータを読出し(ステップS5)、読出されたリサイクルデータを外部接続端子10からデータ線6を通じて機能ユニット4のRFタグ15に転送させて書込む(ステップS6)。
【0041】
以上に説明した一連の処理により、携帯電話機9のメモリ30に記憶されているリサイクルデータを機能ユニット4のRFタグ15に転送させて書込むことが可能となる。
【0042】
(2)機能ユニット4の半導体メモリ16と携帯電話機9との間でデータを転送
する処理
次に、「機能ユニット4の半導体メモリ16と携帯電話機9との間でデータを転送する処理」について、図4を参照して説明する。
【0043】
携帯電話機9において、CPU24は、携帯電話機9から機能ユニット4の半導体メモリ16へデータを転送させるためのトリガを検出すると(ステップS11にて「YES」)、指定されたデータを外部接続端子10からデータ線6を通じて機能ユニット4の半導体メモリ16に転送させて書込む(ステップS12)。この場合、携帯電話機9から機能ユニット4へデータを転送させるためのトリガとは、例えばユーザによる所定操作やタイマのタイムアップなどである。また、この場合、CPU24は、携帯電話機9のメモリ30に予め記憶されているデータを外部接続端子10からデータ線6を通じて半導体メモリ16に転送させても良いし、特定のWEBサイトからネットワークを通じて携帯電話機9にダウンロードされたデータを外部接続端子10からデータ線6を通じて機能ユニット4の半導体メモリ16に転送させても良い。
【0044】
また、CPU24は、機能ユニット4の半導体メモリ16から携帯電話機9へデータを転送させるためのトリガを検出すると(ステップS13にて「YES」)、指定されたデータを半導体メモリ16から読出し、読出されたデータをデータ線6を通じてメモリ30に転送させて書込む(ステップS14)。この場合、機能ユニット4から携帯電話機9へデータを転送させるためのトリガとは、例えばユーザによる所定操作やタイマのタイムアップなどである。
【0045】
以上に説明した一連の処理により、携帯電話機9から機能ユニット4の半導体メモリ16へデータを転送させて書込むことが可能となり、また、機能ユニット4の半導体メモリ16から携帯電話機9へデータを転送させて書込むことが可能となる。
【0046】
(3)機能ユニット4のセンサ17を利用して携帯電話機9に地図を表示させる
処理
次に、「機能ユニット4のセンサ17を利用して携帯電話機9に地図を表示させる処理」について、図5および図6を参照して説明する。尚、ここでは、センサ17がGPSセンサであることを前提として説明する。
【0047】
携帯電話機9において、CPU24は、地図を表示させるためのトリガを検出すると(ステップS21にて「YES」)、機能ユニット4のGPSセンサ17に現在位置を取得させる(ステップS22)。この場合、地図を表示させるためのトリガとは、例えばユーザによる所定操作やタイマのタイムアップなどである。次いで、CPU24は、RF回路25を地図提供会社32のWEBサイト33に接続させる(ステップS23)。
【0048】
CPU24は、地図提供会社32のWEBサイト33から地図表示のメニュー画面データがネットワーク34(携帯電話網35やインターネット36)を通じてダウンロードされると、地図表示のメニュー画面を液晶ディスプレイ28に表示させ(ステップS24)、「地図送信ボタン」が操作されるのを待機する(ステップS25)。次いで、CPU24は、「地図送信ボタン」が操作された旨を検出すると(ステップS25にて「YES」)、送信確認画面を液晶ディスプレイ28に表示させ(ステップS26)、「送信確認ボタン」が操作されるのを待機する(ステップS27)。
【0049】
CPU24は、「送信確認ボタン」が操作された旨を検出すると(ステップS27にて「YES」)、GPSセンサ17により取得された現在位置の現在位置データをRF回路25からネットワーク34を通じて地図提供会社32のWEBサイト33にアップロードさせ(ステップS28)、地図提供会社32のWEBサイト33からネットワーク34を通じて地図データがダウンロードされるのを待機する(ステップS29)。
【0050】
そして、CPU24は、地図提供会社32のWEBサイト33からネットワーク34を通じて地図データがダウンロードされた旨を検出すると(ステップS29にて「YES」)、ダウンロードされた地図データの地図を液晶ディスプレイ28に表示させる(ステップS30)。
【0051】
以上に説明した一連の処理により、機能ユニット4のGPSセンサ17により取得された現在位置に対応する地図を携帯電話機9に表示させることが可能である。尚、上記した説明において、「地図送信ボタン」や「送信確認ボタン」は、キーパッド29における特定のキーや特定の複数のキーが組合されて構成されるものである。
【0052】
(4)ユーザが鉄道を利用するときに必要な乗車券データを機能ユニット4のR
Fタグ15に書込む処理
次に、「ユーザが鉄道を利用するときに必要な乗車券データを機能ユニット4のRFタグ15に書込む処理」について、図7および図8を参照して説明する。
【0053】
携帯電話機9において、CPU24は、切符を購入するためのトリガを検出すると(ステップS31にて「YES」)、RF回路25を鉄道会社37のWEBサイト38に接続させる(ステップS32)。この場合、切符を購入するためのトリガとは、例えばユーザによる所定操作などである。次いで、CPU24は、鉄道会社37のWEBサイト38から切符購入のメニュー画面データがネットワーク34を通じてダウンロードされると、切符購入のメニュー画面を液晶ディスプレイ28に表示させ(ステップS33)、「乗車駅」や「下車駅」が選択されるのを待機する(ステップS34)。
【0054】
CPU24は、「乗車駅」や「下車駅」が選択された旨を検出すると(ステップS34にて「YES」)、切符購入確認画面を液晶ディスプレイ28に表示させ(ステップS35)、「送信確認ボタン」が操作されるのを待機する(ステップS36)。次いで、CPU24は、「送信確認ボタン」が操作された旨を検出すると(ステップS36にて「YES」)、選択された「乗車駅」や「下車駅」に関する切符購入データをRF回路25からネットワーク34を通じて鉄道会社37のWEBサイト38にアップロードさせ(ステップS37)、鉄道会社37のWEBサイト38からネットワーク34を通じて乗車券データがダウンロードされるのを待機する(ステップS38)。
【0055】
CPU24は、鉄道会社37のWEBサイト38からネットワーク34を通じて乗車券データがダウンロードされた旨を検出すると(ステップS38にて「YES」)、ダウンロードされた乗車券データの乗車券画面を液晶ディスプレイ28に表示させ(ステップS39)、「購入確認ボタン」が操作されるのを待機する(ステップS40)。そして、CPU24は、「購入確認ボタン」が操作された旨を検出すると(ステップS40にて「YES」)、ダウンロードされた乗車券データを外部接続端子10からデータ線6を通じて機能ユニット4のRFタグ15に転送させて書込む(ステップS41)。尚、上記した説明において、「送信確認ボタン」や「購入確認ボタン」は、キーパッド29における特定のキーや特定の複数のキーが組合されて構成されるものである。
【0056】
以上に説明した一連の処理により、鉄道会社37のWEBサイト38からユーザが鉄道を利用するときに必要な乗車券データをダウンロードさせて機能ユニット4のRFタグ15に転送させて書込むことが可能となる。そして、これ以降、ユーザは、実際に鉄道を利用するときには、ストラップ1のRFタグ15に記憶されている乗車券データを改札口39のRFタグ読取書込装置40に読取らせることにより、ストラップ1を用いて速やかに乗車手続きを行うことができる。
【0057】
また、個人で切符を購入する場合に限らず、団体で回数券を購入する場合に適用することもでき、その場合、鉄道会社37のWEBサイト38からダウンロードされた回数券データをストラップ1のRFタグ15に記憶させた後、ストラップ1を付替えることにより、団体で回数券を使用することもできる。尚、このようにして切符や回数券を購入する場合、例えば電子決済システムを用いて代金を支払うことになる。
【0058】
ところで、以上は、ストラップ1がデータ線6および電力線7を備えた構成を説明したものであるが、ストラップ1がデータ線6および電力線7のうちいずれかを要求される機能に応じて選択的に備えた構成であっても良い。また、以上は、機能ユニット4がRFタグ15、半導体メモリ16およびセンサ17を備えた構成を説明したものであるが、機能ユニット4がRFタグ15、半導体メモリ16およびセンサ17のうち少なくとも1つを要求される機能に応じて選択的に備えた構成であっても良い。
【0059】
また、以上は、ストラップ1が1個の機能ユニット4を備えた構成を説明したものであるが、図9に示すように、ストラップ41が複数(図9では4個)の機能ユニット42〜45を備えた構成であっても良い。この場合、複数の機能ユニット42〜45にRFタグ15、半導体メモリ16およびセンサ17などが分散されて配設される構成であっても良いし、また、それら複数の機能ユニット42〜45に電池19を備える構成であっても良く、複数の機能ユニット42〜45に電池19を備える構成では、ストラップ41が蓄積可能な電力を増大させることができる。
【0060】
以上に説明したように第1実施例によれば、ストラップ1において、携帯電話機9と機能ユニット4との間でデータ線6や電力線7を通じてデータや電力を伝送可能に構成したので、単に携帯電話機9を保持するという機能に加えて、携帯電話機9と機能ユニット4との間でデータや電力を伝送するという機能を付加価値として持たせることにより、携帯電話機9と機能ユニット4との間で所望のデータや所望の電力を伝送させることができ、利便性を向上させることができる。
【0061】
また、データ線6を銅線により構成すれば、単に携帯電話機9と機能ユニット4との間でデータ線6を通じてデータを伝送させるのみならず、必要に応じて、携帯電話機9と機能ユニット4との間でデータ線6を通じて電力をも伝送させることができる。また、データ線6を光ファイバーにより構成すれば、光ファイバーの特長を活かして、携帯電話機9と機能ユニット4との間でデータを高速且つ正確に伝送させることができる。
【0062】
また、携帯電話機9からデータ線6を通じて伝送されたデータがRFタグ15に書込可能であると共に、RFタグ15から読出されたデータがデータ線6を通じて携帯電話機9に伝送可能に構成したので、携帯電話機9に記憶されている所望のデータをRFタグ15に転送させて記憶させることができると共に、RFタグ15に記憶されている所望のデータを携帯電話機9に転送させて記憶させることができる。
【0063】
また、RFタグ15を携帯電話機9に内蔵するのではなく、RFタグ15を携帯電話機9とは別体の機能ユニット4に備えて構成したので、携帯電話機9の筐体が金属製であっても、その筐体が金属製であることに因る通信への悪影響を極力抑えることができる。しかも、RFタグ15を携帯電話機9に実装する必要もないので、携帯電話機9においてRFタグ15の実装スペースを省略することができ、携帯電話機9の小型化および軽量化をも図ることができる。
【0064】
また、携帯電話機9からデータ線6を通じて伝送されたデータが半導体メモリ16に書込可能であると共に、半導体メモリ16から読出されたデータがデータ線6を通じて携帯電話機9に伝送可能に構成したので、携帯電話機9に記憶されている所望のデータを半導体メモリ16に転送させて記憶させることができると共に、半導体メモリ16に記憶されている所望のデータを携帯電話機9に転送させて記憶させることができる。
【0065】
また、センサ17により計測されたデータがデータ線6を通じて携帯電話機9に伝送可能に構成したので、センサ17により計測されたデータを携帯電話機9に転送させて記憶させたり、出力させたりすることができる。
【0066】
また、電池19に蓄積されている電力が電力線7を通じて携帯電話機9に伝送可能に構成したので、携帯電話機9が駆動電力として使用する電力を携帯電話機9の外部に確保しておくことができると共に、ストラップ1から携帯電話機9に給電することができる。しかも、携帯電話機9に電池を装着する必要もないので、携帯電話機9において電池の装着スペースを省略することができ、携帯電話機9の小型化および軽量化を図ることができる。
【0067】
(第2実施例)
次に、本発明の第2実施例について、図10および図11を参照して説明する。尚、上記した第1実施例と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。上記した第1実施例は、機能ユニット4が電池19を備えて構成したものであるが、これに対して、この第2実施例は、機能ユニットが商用電源から商用電源コンセントを通じて供給された電力を整流する整流回路を備えて構成したものである。
【0068】
すなわち、ストラップ51は、手掛け部52に商用電源53に対して装着可能な商用電源コンセント54が配設されて構成されている。また、機能ユニット55は、上記した第1実施例で説明した電池19に代えて、商用電源53から商用電源コンセント54を通じて供給された電力を整流する整流回路56を備えて構成されている。
【0069】
安定化回路57は、整流回路56により整流された電力を安定化させ、安定化された電力をRFタグ15、半導体メモリ16およびセンサ17に供給可能であると共に、安定化された電力を電力線7を通じて携帯電話機9に供給可能に構成されている。RFタグ15、半導体メモリ16およびセンサ17は、商用電源53から安定化回路57を通じて供給される電力を駆動電力として動作可能に構成されている。また、携帯電話機9は、自身に装着されているバッテリ31から供給される電力を駆動電力として動作可能であるのに加えて、商用電力が整流されてデータ線7を通じて供給される電力を駆動電力としても動作可能に構成されている。
【0070】
尚、商用電源コンセント54は、端子54a,54bが回動することにより収納可能に構成され(図10では収納された状態を破線で示している)、ストラップ51の携帯性を損なわないように構成されている。また、この場合、外部アンテナ21と共に、商用電力を伝送するための電力線58も、手掛け部2の繊維5に一体化されている。
【0071】
以上に説明したように第2実施例によれば、上記した第1実施例に記載したものと同様の作用効果を得ることができ、特に、この場合は、商用電源53から商用電源コンセント54を通じて供給された電力が整流回路56で整流されて電力線7を通じて携帯電話機9に伝送可能に構成したので、ストラップ51を携帯電話機9の充電器として動作させることもできる。
【0072】
(その他の実施例)
本発明は、上記した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
携帯端末は、携帯電話機に限らず、デジタルカメラや音楽再生機器や録音機器などの他のものであって良い。
第1実施例と第2実施例とを組合わせた構成、つまり、機能ユニットが電池と整流回路とを同時に備えた構成であっても良い。
機能ユニットに電圧を変換する電圧回路を備えた構成であっても良く、そのように構成すれば、外国でも使用することができる。
【0073】
機能ユニットの位置が調節可能な構成であっても良く、そのように構成すれば、機能ユニットが例えば脈拍センサや体温センサなどの身体に関するデータを計測するセンサを備えている場合に、機能ユニットを身体の適切な箇所に容易に置くことができ、測定を容易に行うことができると共に、精度の高い測定を行うことができる。
ストラップのような人体の手や首に掛ける構成に限らず、携帯端末がベルトなどにより人体の腕に装着可能な腕時計タイプのものに対応するように、ベルトに装着可能な構成であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を概略的に示す図
【図2】機能ユニットおよび携帯電話機の機能ブロック図
【図3】携帯電話機からRFタグにリサイクルデータが転送されて書込まれる処理を示すフローチャート
【図4】携帯電話機と半導体メモリとの間でデータが転送されて書込まれる処理を示すフローチャート
【図5】携帯電話機が地図を表示する処理を示すフローチャート
【図6】システムの構成を概略的に示す図
【図7】携帯電話機からRFタグに乗車券データが転送されて書込まれる処理を示すフローチャート
【図8】図6相当図
【図9】複数の機能ユニットが配設された態様を概略的に示す図
【図10】本発明の第2実施例を概略的に示す図
【図11】図2相当図
【符号の説明】
図面中、1は携帯電話機用ストラップ(携帯端末用保持具)、4は機能ユニット、6はデータ線(データ伝送手段)、7は電力線(電力伝送手段)、9は携帯電話機(携帯端末)、10は外部接続端子、11は接続コネクタ(接続手段)、15はRFタグ、16は半導体メモリ(データ記憶手段)、17はセンサ、19は電池、21は外部アンテナ、41は携帯電話機用ストラップ(携帯端末用保持具)、42〜45は機能ユニット、51は携帯電話機用ストラップ(携帯端末用保持具)、53は商用電源、54は商用電源コンセント、55は機能ユニット、56は整流回路である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯端末を保持すると共に前記携帯端末に対して着脱可能に構成された携帯端末用保持具、前記携帯端末用保持具と携帯端末との間でデータを伝送するデータ伝送システム、前記携帯端末用保持具と携帯端末との間で電力を伝送する電力伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば携帯電話機などの携帯端末を携帯するときの利便性を高める道具の一つとして、携帯端末を人体の手や首などに掛けて持ち易くするための携帯端末用ストラップが供されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−360331号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の携帯端末用ストラップは、単に携帯端末を携帯するときの利便性を高めるものであり、それ以上の付加価値を備えているものではない。
【0005】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、付加価値を持たせることにより、利便性を向上させることができる携帯端末用保持具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した携帯端末用保持具によれば、接続手段が携帯端末の外部接続端子に接続されている状態で、その接続手段に接続されている携帯端末と機能ユニットとの間でデータ伝送手段を通じてデータを伝送可能に構成したので、従来のものとは異なって、単に携帯端末を保持するという機能に加えて、携帯端末と機能ユニットとの間でデータを伝送するという機能を付加価値として持たせることにより、携帯端末と機能ユニットとの間で所望のデータを伝送させることができ、利便性を向上させることができる。
【0007】
請求項2に記載した携帯端末用保持具によれば、データ伝送手段を銅線により構成したので、単に携帯端末と機能ユニットとの間でデータ伝送手段を通じてデータを伝送させるのみならず、必要に応じて、携帯端末と機能ユニットとの間でデータ伝送手段を通じて電力をも伝送させることができる。
【0008】
請求項3に記載した携帯端末用保持具によれば、データ伝送手段を光ファイバーにより構成したので、光ファイバーの特長を活かして、携帯端末と機能ユニットとの間でデータ伝送手段を通じてデータを高速且つ正確に(エラーの発生を抑えて)伝送させることができる。
【0009】
請求項4に記載した携帯端末用保持具によれば、機能ユニットにRFタグを備え、接続手段に接続されている携帯端末からデータ伝送手段を通じて伝送されたデータがRFタグに書込可能であると共に、RFタグから読出されたデータがデータ伝送手段を通じて接続手段に接続されている携帯端末に伝送可能に構成したので、携帯端末に記憶されている所望のデータを携帯端末用保持具のRFタグに転送させて記憶させることができると共に、携帯端末用保持具のRFタグに記憶されている所望のデータを携帯端末に転送させて記憶させることができる。
【0010】
この機能を利用したアプリケーションの一例としては、例えば電車やバスなどの公共交通機関のWEBサイトから乗物の乗車券に相当する乗車券データを携帯端末にダウンロードし、そのダウンロードされた乗車券データを携帯端末用保持具のRFタグに転送させて記憶させておき、実際に乗物に乗車するときに、携帯端末用保持具のRFタグに記憶されている乗車券データを改札口の専用の読取装置に読取らせることにより、携帯端末用保持具を用いて速やかに乗車手続きを行うことができる。
【0011】
また、この場合、RFタグを携帯端末に内蔵するのではなく、RFタグを携帯端末とは別体の機能ユニットに備えて構成したので、RFタグを携帯端末に内蔵するものとは異なって、携帯端末の筐体が金属製であっても、その筐体が金属製であることに因る通信への悪影響を極力抑えることができる。しかも、RFタグを携帯端末に実装する必要もないので、携帯端末においてRFタグの実装スペースを省略することができ、携帯端末の小型化および軽量化をも図ることができる。
【0012】
請求項5に記載した携帯端末用保持具によれば、携帯端末をリサイクルするのに必要なリサイクルデータ(例えば型式、製造番号および稼動期間など)をRFタグに書込可能に構成したので、携帯端末が廃棄されて当該携帯端末の内蔵メモリからリサイクルデータを読出不可能になったとしても、RFタグに書込まれているリサイクルデータを読出すことにより、携帯端末のリサイクルデータを確実に取得することができ、その取得されたリサイクルデータに基づいて携帯端末を適切な手順でリサイクルすることができる。
【0013】
請求項6に記載した携帯端末用保持具によれば、RFタグの外部アンテナとして作用するアンテナを機能ユニットから引出された格好で配設したので、RFタグが通信可能な距離を拡大することができ、利便性をより向上させることができる。
【0014】
請求項7に記載した携帯端末用保持具によれば、機能ユニットにデータ記憶手段を備え、接続手段に接続されている携帯端末からデータ伝送手段を通じて伝送されたデータがデータ記憶手段に書込可能であると共に、データ記憶手段から読出されたデータがデータ伝送手段を通じて接続手段に接続されている携帯端末に伝送可能に構成したので、携帯端末に記憶されている所望のデータを携帯端末用保持具のデータ記憶手段に転送させて記憶させることができると共に、携帯端末用保持具のデータ記憶手段に記憶されている所望のデータを携帯端末に転送させて記憶させることができる。
【0015】
この機能を利用したアプリケーションの一例しては、例えば広告主が宣伝したい所望の広告データ(文字データ、画像データあるいは音声データなど)をデータ記憶手段に書込んでおき、その広告データが書込まれたデータ記憶手段が内蔵された携帯端末用保持具を無償または有償で配布し、携帯端末用保持具が携帯端末に装着されたときに、携帯端末用保持具のデータ記憶手段に記憶されている広告データが携帯端末に転送されて出力されることにより、所望の広告活動を実施することができる。また、携帯端末がインターネットに接続可能な構成であれば、インターネット上のWEBサイトのアドレスを示すURLをデータ記憶手段に書込んでおき、そのWEBサイトに携帯端末がアクセスすることによっても、所望の広告活動を実施することができる。
【0016】
また、例えばWEBサイトからデータを携帯端末にダウンロードした後に、そのダウンロードされたデータを携帯端末とは別体である携帯端末用保持具に記憶させておくことができる。また、携帯端末用保持具を複数の携帯端末の間で付替えることにより、それら複数の携帯端末の間で携帯端末用保持具を通じてデータを転送することでき、データを共有することもできる。尚、この場合、データ記憶手段に記憶可能なデータは、例えば携帯端末が表示する文字の文字データ、携帯端末が表示する画像(静止画や動画)の画像データ、携帯端末が出力する音楽の音楽データ、携帯端末のCPUが実行する制御プログラムやアプリケーションプログラムのプログラムデータなどである。
【0017】
請求項8に記載した携帯端末用保持具によれば、機能ユニットにセンサを備え、センサにより計測されたデータがデータ伝送手段を通じて接続手段に接続されている携帯端末に伝送可能に構成したので、携帯端末用保持具のセンサにより計測されたデータを携帯端末に転送させて記憶させたり、出力させたりすることができる。尚、この場合、センサは、例えば脈拍を計測する脈拍センサ、体温を計測する体温センサ、GPS電波を受信して現在位置を取得するGPSセンサ、高度を計測する高度センサ、温度を計測する温度センサ、湿度を計測する湿度センサなどである。
【0018】
請求項9に記載した携帯端末用保持具によれば、接続手段が携帯端末の外部接続端子に接続されている状態で、その接続手段に接続されている携帯端末と機能ユニットとの間で電力伝送手段を通じて電力を伝送可能に構成したので、従来のものとは異なって、単に携帯端末を保持するという機能に加えて、携帯端末と機能ユニットとの間で電力を伝送するという機能を付加価値として持たせることにより、携帯端末と機能ユニットとの間で所望の電力を伝送させることができ、利便性を向上させることができる。
【0019】
請求項10に記載した携帯端末用保持具によれば、機能ユニットに電池を備え、電池に蓄積されている電力が電力伝送手段を通じて接続手段に接続されている携帯端末に伝送可能に構成したので、携帯端末が駆動電力として使用する電力を携帯端末の外部に確保しておくことができると共に、携帯端末用保持具から携帯端末に給電することができる。しかも、携帯端末に電池を装着する必要もないので、携帯端末において電池の装着スペースを省略することができ、携帯端末の小型化および軽量化を図ることができる。
【0020】
請求項11に記載した携帯端末用保持具によれば、機能ユニットがRFタグを備え、そのRFタグが電池から供給された電力を駆動電力として動作するように構成したので、RFタグの送信電力を高めることができ、RFタグが通信可能な距離を拡大することができ、利便性をより向上させることができる。
【0021】
請求項12に記載した携帯端末用保持具によれば、商用電源に対して着脱可能な商用電源コンセントを備え、機能ユニットに整流回路を備え、商用電源から商用電源コンセントを通じて供給された電力が整流回路で整流されて電力伝送手段を通じて接続手段に接続されている携帯端末に伝送可能に構成したので、携帯端末用保持具を携帯端末の充電器として動作させることができる。
【0022】
請求項13に記載した携帯端末用保持具を用いたデータ伝送システムによれば、上記した請求項1に記載したように、携帯端末用保持具と携帯端末との間で所望のデータを伝送させることができ、利便性を向上させることができる。
【0023】
請求項14に記載した携帯端末用保持具を用いたデータ伝送システムによれば、携帯端末用保持具と携帯電話機との間で所望のデータを伝送させることができ、携帯電話機が通信機能を必然的に備えており、近年では、携帯電話機が通信機能を用いて大容量のデータを処理可能であることを鑑みると、その利点を十分に活用することができる。
【0024】
請求項15に記載した携帯端末用保持具を用いた電力伝送システムによれば、上記した請求項9に記載したように、携帯端末用保持具と携帯端末との間で所望の電力を伝送させることができ、利便性を向上させることができる。
【0025】
請求項16に記載した携帯端末用保持具を用いた電力伝送システムによれば、携帯端末用保持具と携帯電話機との間で所望の電力を伝送させることができ、携帯電話機が通信機能を必然的に備えており、携帯電話機が通信動作を行うときに消費電力が大きいことを鑑みると、その利点を十分に活用することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
(第1実施例)
以下、本発明を、携帯電話機を手に掛けて保持するように構成された携帯電話機用ストラップに適用した第1実施例について、図1ないし図9を参照して説明する。まず、図1は、携帯電話機用ストラップ(以下、ストラップと称する)および携帯電話機の外観図を示している。ストラップ1は、手掛け部2と携帯電話機接続部3とが機能ユニット4を挟んだ格好で構成されている。手掛け部2は、例えば複数の糸が織込まれた繊維5から構成されているもので、人体の手に掛け易いように環が形成されて構成されている。
【0027】
携帯電話機接続部3は、例えば銅線や光ファイバーからなるデータ線6(本発明でいうデータ伝送手段)、例えば銅線からなる電力線7(本発明でいう電力伝送手段)および紐8が一体となって構成されている。データ線6および電力線7の端部には、携帯電話機9の上部に配設されている外部接続端子10に着脱可能な接続コネクタ11(本発明でいう接続手段)が配設されている。また、紐8は、携帯電話機9の上部に形成されている引掛け部12に引掛け易いように環が形成されて構成されている。
【0028】
このような構成では、ユーザは、紐8を携帯電話機9の引掛け部12に引掛けると共に、接続コネクタ11を携帯電話機9の外部接続端子10に装着することにより、ストラップ1を携帯電話機9に正常な取付方法で取付けることができる。尚、ストラップ1が携帯電話機9に正常に取付けられた状態では、紐8が伸張されたときに、データ線6および電力線7が弛む(余裕がある)ようになっており、ユーザがストラップ1を手に持った状態で、携帯電話機9の自重による大部分の応力が紐8に作用すると共に、携帯電話機9の自重による応力がデータ線6や電力線7に作用しないか、または、携帯電話機9の自重による応力がデータ線6や電力線7に作用したとしても、その応力が僅かとなるように構成されている。また、データ線6は、一連のデータ転送を所定のデータ転送規格に準じて行うのに必要な制御データ線、送信データ線、受信データ線およびグランド線などを備えて構成されている。
【0029】
蓋13は、ストラップ1が携帯電話機9に取付けられないときに外部接続端子10を塞ぐものであり、塵埃が外部接続端子10を通じて携帯電話機9の内部に侵入するのを防止するために用意されている。そして、機能ユニット4は、直方体状の筐体14の内部に、各種の電子部品を備えて構成されている。
【0030】
図2は、上記したストラップ1、特には機能ユニット4および携帯電話機9の電気的な構成を機能ブロック図として示している。機能ユニット4は、RFタグ15、半導体メモリ16(本発明でいうデータ記憶手段)、センサ17、安定化回路18および電池19を備えて構成されている。
【0031】
RFタグ15は、内部アンテナ20、外部アンテナ21、送受信回路22およびメモリ23を備えて構成されており、外部に配設されているRFタグ読取書込装置(図示せず)との間で、電磁結合方式、静電結合方式あるいは電磁誘導方式などの各種の伝送方式によりデータを通信可能に構成されている。また、携帯電話機9からデータ線6を通じて伝送されたデータがRFタグ15に書込可能であると共に、RFタグ15から読出されたデータがデータ線6を通じて携帯電話機9に伝送可能に構成されている。
【0032】
外部アンテナ21は、図1にも示すように、例えば銅線により構成されており、手掛け部2の繊維5に一体化されて機能ユニット4の筐体14から引出されている。内部アンテナ20と外部アンテナ21とは、送受信回路22に並列に接続されており、外部アンテナ21を用いたデータ通信では、外部アンテナ21が内部アンテナ20よりもアンテナ素子として作用する部分が大きく形成されている分、内部アンテナ20を用いたデータ通信よりも、通信距離を大きく確保することが可能となっている。
【0033】
半導体メモリ16は、携帯電話機9が表示する文字の文字データ、携帯電話機9が表示する画像(静止画や動画)の画像データ、携帯電話機9が出力する音楽の音楽データ、携帯電話機9のCPU24が実行する制御プログラムやアプリケーションプログラムのプログラムデータなどを記憶可能に構成されており、携帯電話機9からデータ線6を通じて伝送されたデータが半導体メモリ16に書込可能であると共に、半導体メモリ16から読出されたデータがデータ線6を通じて携帯電話機9に伝送可能に構成されている。
【0034】
センサ17は、例えば脈拍を計測する脈拍センサ、体温を計測する体温センサ、GPS電波を受信して現在位置を取得するGPSセンサ、高度を計測する高度センサ、温度を計測する温度センサ、湿度を計測する湿度センサなどから構成されており、センサ17により計測されたデータがデータ線6を通じて携帯電話機9に伝送可能に構成されている。
【0035】
安定化回路18は、電池19から供給された電力を安定化させ、安定化された電力をRFタグ15、半導体メモリ16およびセンサ17に供給可能であると共に、安定化された電力を電力線7を通じて携帯電話機9に供給可能に構成されている。RFタグ15、半導体メモリ16およびセンサ17は、電池19から安定化回路18を通じて供給される電力を駆動電力として動作可能に構成されている。また、携帯電話機9は、自身に装着されているバッテリ31から供給される電力を駆動電力として動作可能であるのに加えて、機能ユニット4の電池19から電力線7を通じて供給される電力を駆動電力としても動作可能に構成されている。
【0036】
携帯電話機9は、CPU24の他に、ネットワークとの間の無線通信を制御するRF回路25、送話音声を入力するマイクロホン26、受話音声を出力するレシーバ27、文字や画像を表示する液晶ディスプレイ28、「通話開始」キー、「通話終了」キー、「数字」キーなどの各種のキーが配列されてなるキーパッド29、データを記憶するメモリ30および携帯電話機9の駆動電力となる電力を蓄積するバッテリ31を備えて構成されている。
【0037】
次に、上記した構成の作用について、図3ないし図9を参照して説明する。ここでは、ストラップ1を利用したアプリケーションの幾つかの例として、
(1)携帯電話機9をリサイクルするのに必要なリサイクルデータを機能ユニッ
ト4のRFタグ15に書込む処理
(2)機能ユニット4の半導体メモリ16と携帯電話機9との間でデータを転送
する処理
(3)機能ユニット4のセンサ17を利用して携帯電話機9に地図を表示させる
処理
(4)ユーザが鉄道を利用するときに必要な乗車券データを機能ユニット4のR
Fタグ15に書込む処理
の各々について、順次説明する。
【0038】
(1)携帯電話機9をリサイクルするのに必要なリサイクルデータを機能ユニット4のRFタグ15に書込む処理
まず、「携帯電話機9をリサイクルするのに必要なリサイクルデータを機能ユニット4のRFタグ15に書込む処理」について、図3を参照して説明する。
【0039】
携帯電話機9において、CPU24は、携帯電話機9の電源が投入された旨を検出すると(ステップS1にて「YES」)、機能ユニット4の種別を識別する(ステップS2)。ここで、CPU24は、機能ユニット4がRFタグ15を備えている構成である旨を検出すると(ステップS3にて「YES」)、リサイクルデータがメモリ30に記憶されているか否かを識別する(ステップS4)。この場合、リサイクルデータとは、例えば型式、製造番号および稼動期間などである。
【0040】
そして、CPU24は、リサイクルデータがメモリ30に記憶されている旨を検出すると(ステップS4にて「YES」)、メモリ30からリサイクルデータを読出し(ステップS5)、読出されたリサイクルデータを外部接続端子10からデータ線6を通じて機能ユニット4のRFタグ15に転送させて書込む(ステップS6)。
【0041】
以上に説明した一連の処理により、携帯電話機9のメモリ30に記憶されているリサイクルデータを機能ユニット4のRFタグ15に転送させて書込むことが可能となる。
【0042】
(2)機能ユニット4の半導体メモリ16と携帯電話機9との間でデータを転送
する処理
次に、「機能ユニット4の半導体メモリ16と携帯電話機9との間でデータを転送する処理」について、図4を参照して説明する。
【0043】
携帯電話機9において、CPU24は、携帯電話機9から機能ユニット4の半導体メモリ16へデータを転送させるためのトリガを検出すると(ステップS11にて「YES」)、指定されたデータを外部接続端子10からデータ線6を通じて機能ユニット4の半導体メモリ16に転送させて書込む(ステップS12)。この場合、携帯電話機9から機能ユニット4へデータを転送させるためのトリガとは、例えばユーザによる所定操作やタイマのタイムアップなどである。また、この場合、CPU24は、携帯電話機9のメモリ30に予め記憶されているデータを外部接続端子10からデータ線6を通じて半導体メモリ16に転送させても良いし、特定のWEBサイトからネットワークを通じて携帯電話機9にダウンロードされたデータを外部接続端子10からデータ線6を通じて機能ユニット4の半導体メモリ16に転送させても良い。
【0044】
また、CPU24は、機能ユニット4の半導体メモリ16から携帯電話機9へデータを転送させるためのトリガを検出すると(ステップS13にて「YES」)、指定されたデータを半導体メモリ16から読出し、読出されたデータをデータ線6を通じてメモリ30に転送させて書込む(ステップS14)。この場合、機能ユニット4から携帯電話機9へデータを転送させるためのトリガとは、例えばユーザによる所定操作やタイマのタイムアップなどである。
【0045】
以上に説明した一連の処理により、携帯電話機9から機能ユニット4の半導体メモリ16へデータを転送させて書込むことが可能となり、また、機能ユニット4の半導体メモリ16から携帯電話機9へデータを転送させて書込むことが可能となる。
【0046】
(3)機能ユニット4のセンサ17を利用して携帯電話機9に地図を表示させる
処理
次に、「機能ユニット4のセンサ17を利用して携帯電話機9に地図を表示させる処理」について、図5および図6を参照して説明する。尚、ここでは、センサ17がGPSセンサであることを前提として説明する。
【0047】
携帯電話機9において、CPU24は、地図を表示させるためのトリガを検出すると(ステップS21にて「YES」)、機能ユニット4のGPSセンサ17に現在位置を取得させる(ステップS22)。この場合、地図を表示させるためのトリガとは、例えばユーザによる所定操作やタイマのタイムアップなどである。次いで、CPU24は、RF回路25を地図提供会社32のWEBサイト33に接続させる(ステップS23)。
【0048】
CPU24は、地図提供会社32のWEBサイト33から地図表示のメニュー画面データがネットワーク34(携帯電話網35やインターネット36)を通じてダウンロードされると、地図表示のメニュー画面を液晶ディスプレイ28に表示させ(ステップS24)、「地図送信ボタン」が操作されるのを待機する(ステップS25)。次いで、CPU24は、「地図送信ボタン」が操作された旨を検出すると(ステップS25にて「YES」)、送信確認画面を液晶ディスプレイ28に表示させ(ステップS26)、「送信確認ボタン」が操作されるのを待機する(ステップS27)。
【0049】
CPU24は、「送信確認ボタン」が操作された旨を検出すると(ステップS27にて「YES」)、GPSセンサ17により取得された現在位置の現在位置データをRF回路25からネットワーク34を通じて地図提供会社32のWEBサイト33にアップロードさせ(ステップS28)、地図提供会社32のWEBサイト33からネットワーク34を通じて地図データがダウンロードされるのを待機する(ステップS29)。
【0050】
そして、CPU24は、地図提供会社32のWEBサイト33からネットワーク34を通じて地図データがダウンロードされた旨を検出すると(ステップS29にて「YES」)、ダウンロードされた地図データの地図を液晶ディスプレイ28に表示させる(ステップS30)。
【0051】
以上に説明した一連の処理により、機能ユニット4のGPSセンサ17により取得された現在位置に対応する地図を携帯電話機9に表示させることが可能である。尚、上記した説明において、「地図送信ボタン」や「送信確認ボタン」は、キーパッド29における特定のキーや特定の複数のキーが組合されて構成されるものである。
【0052】
(4)ユーザが鉄道を利用するときに必要な乗車券データを機能ユニット4のR
Fタグ15に書込む処理
次に、「ユーザが鉄道を利用するときに必要な乗車券データを機能ユニット4のRFタグ15に書込む処理」について、図7および図8を参照して説明する。
【0053】
携帯電話機9において、CPU24は、切符を購入するためのトリガを検出すると(ステップS31にて「YES」)、RF回路25を鉄道会社37のWEBサイト38に接続させる(ステップS32)。この場合、切符を購入するためのトリガとは、例えばユーザによる所定操作などである。次いで、CPU24は、鉄道会社37のWEBサイト38から切符購入のメニュー画面データがネットワーク34を通じてダウンロードされると、切符購入のメニュー画面を液晶ディスプレイ28に表示させ(ステップS33)、「乗車駅」や「下車駅」が選択されるのを待機する(ステップS34)。
【0054】
CPU24は、「乗車駅」や「下車駅」が選択された旨を検出すると(ステップS34にて「YES」)、切符購入確認画面を液晶ディスプレイ28に表示させ(ステップS35)、「送信確認ボタン」が操作されるのを待機する(ステップS36)。次いで、CPU24は、「送信確認ボタン」が操作された旨を検出すると(ステップS36にて「YES」)、選択された「乗車駅」や「下車駅」に関する切符購入データをRF回路25からネットワーク34を通じて鉄道会社37のWEBサイト38にアップロードさせ(ステップS37)、鉄道会社37のWEBサイト38からネットワーク34を通じて乗車券データがダウンロードされるのを待機する(ステップS38)。
【0055】
CPU24は、鉄道会社37のWEBサイト38からネットワーク34を通じて乗車券データがダウンロードされた旨を検出すると(ステップS38にて「YES」)、ダウンロードされた乗車券データの乗車券画面を液晶ディスプレイ28に表示させ(ステップS39)、「購入確認ボタン」が操作されるのを待機する(ステップS40)。そして、CPU24は、「購入確認ボタン」が操作された旨を検出すると(ステップS40にて「YES」)、ダウンロードされた乗車券データを外部接続端子10からデータ線6を通じて機能ユニット4のRFタグ15に転送させて書込む(ステップS41)。尚、上記した説明において、「送信確認ボタン」や「購入確認ボタン」は、キーパッド29における特定のキーや特定の複数のキーが組合されて構成されるものである。
【0056】
以上に説明した一連の処理により、鉄道会社37のWEBサイト38からユーザが鉄道を利用するときに必要な乗車券データをダウンロードさせて機能ユニット4のRFタグ15に転送させて書込むことが可能となる。そして、これ以降、ユーザは、実際に鉄道を利用するときには、ストラップ1のRFタグ15に記憶されている乗車券データを改札口39のRFタグ読取書込装置40に読取らせることにより、ストラップ1を用いて速やかに乗車手続きを行うことができる。
【0057】
また、個人で切符を購入する場合に限らず、団体で回数券を購入する場合に適用することもでき、その場合、鉄道会社37のWEBサイト38からダウンロードされた回数券データをストラップ1のRFタグ15に記憶させた後、ストラップ1を付替えることにより、団体で回数券を使用することもできる。尚、このようにして切符や回数券を購入する場合、例えば電子決済システムを用いて代金を支払うことになる。
【0058】
ところで、以上は、ストラップ1がデータ線6および電力線7を備えた構成を説明したものであるが、ストラップ1がデータ線6および電力線7のうちいずれかを要求される機能に応じて選択的に備えた構成であっても良い。また、以上は、機能ユニット4がRFタグ15、半導体メモリ16およびセンサ17を備えた構成を説明したものであるが、機能ユニット4がRFタグ15、半導体メモリ16およびセンサ17のうち少なくとも1つを要求される機能に応じて選択的に備えた構成であっても良い。
【0059】
また、以上は、ストラップ1が1個の機能ユニット4を備えた構成を説明したものであるが、図9に示すように、ストラップ41が複数(図9では4個)の機能ユニット42〜45を備えた構成であっても良い。この場合、複数の機能ユニット42〜45にRFタグ15、半導体メモリ16およびセンサ17などが分散されて配設される構成であっても良いし、また、それら複数の機能ユニット42〜45に電池19を備える構成であっても良く、複数の機能ユニット42〜45に電池19を備える構成では、ストラップ41が蓄積可能な電力を増大させることができる。
【0060】
以上に説明したように第1実施例によれば、ストラップ1において、携帯電話機9と機能ユニット4との間でデータ線6や電力線7を通じてデータや電力を伝送可能に構成したので、単に携帯電話機9を保持するという機能に加えて、携帯電話機9と機能ユニット4との間でデータや電力を伝送するという機能を付加価値として持たせることにより、携帯電話機9と機能ユニット4との間で所望のデータや所望の電力を伝送させることができ、利便性を向上させることができる。
【0061】
また、データ線6を銅線により構成すれば、単に携帯電話機9と機能ユニット4との間でデータ線6を通じてデータを伝送させるのみならず、必要に応じて、携帯電話機9と機能ユニット4との間でデータ線6を通じて電力をも伝送させることができる。また、データ線6を光ファイバーにより構成すれば、光ファイバーの特長を活かして、携帯電話機9と機能ユニット4との間でデータを高速且つ正確に伝送させることができる。
【0062】
また、携帯電話機9からデータ線6を通じて伝送されたデータがRFタグ15に書込可能であると共に、RFタグ15から読出されたデータがデータ線6を通じて携帯電話機9に伝送可能に構成したので、携帯電話機9に記憶されている所望のデータをRFタグ15に転送させて記憶させることができると共に、RFタグ15に記憶されている所望のデータを携帯電話機9に転送させて記憶させることができる。
【0063】
また、RFタグ15を携帯電話機9に内蔵するのではなく、RFタグ15を携帯電話機9とは別体の機能ユニット4に備えて構成したので、携帯電話機9の筐体が金属製であっても、その筐体が金属製であることに因る通信への悪影響を極力抑えることができる。しかも、RFタグ15を携帯電話機9に実装する必要もないので、携帯電話機9においてRFタグ15の実装スペースを省略することができ、携帯電話機9の小型化および軽量化をも図ることができる。
【0064】
また、携帯電話機9からデータ線6を通じて伝送されたデータが半導体メモリ16に書込可能であると共に、半導体メモリ16から読出されたデータがデータ線6を通じて携帯電話機9に伝送可能に構成したので、携帯電話機9に記憶されている所望のデータを半導体メモリ16に転送させて記憶させることができると共に、半導体メモリ16に記憶されている所望のデータを携帯電話機9に転送させて記憶させることができる。
【0065】
また、センサ17により計測されたデータがデータ線6を通じて携帯電話機9に伝送可能に構成したので、センサ17により計測されたデータを携帯電話機9に転送させて記憶させたり、出力させたりすることができる。
【0066】
また、電池19に蓄積されている電力が電力線7を通じて携帯電話機9に伝送可能に構成したので、携帯電話機9が駆動電力として使用する電力を携帯電話機9の外部に確保しておくことができると共に、ストラップ1から携帯電話機9に給電することができる。しかも、携帯電話機9に電池を装着する必要もないので、携帯電話機9において電池の装着スペースを省略することができ、携帯電話機9の小型化および軽量化を図ることができる。
【0067】
(第2実施例)
次に、本発明の第2実施例について、図10および図11を参照して説明する。尚、上記した第1実施例と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。上記した第1実施例は、機能ユニット4が電池19を備えて構成したものであるが、これに対して、この第2実施例は、機能ユニットが商用電源から商用電源コンセントを通じて供給された電力を整流する整流回路を備えて構成したものである。
【0068】
すなわち、ストラップ51は、手掛け部52に商用電源53に対して装着可能な商用電源コンセント54が配設されて構成されている。また、機能ユニット55は、上記した第1実施例で説明した電池19に代えて、商用電源53から商用電源コンセント54を通じて供給された電力を整流する整流回路56を備えて構成されている。
【0069】
安定化回路57は、整流回路56により整流された電力を安定化させ、安定化された電力をRFタグ15、半導体メモリ16およびセンサ17に供給可能であると共に、安定化された電力を電力線7を通じて携帯電話機9に供給可能に構成されている。RFタグ15、半導体メモリ16およびセンサ17は、商用電源53から安定化回路57を通じて供給される電力を駆動電力として動作可能に構成されている。また、携帯電話機9は、自身に装着されているバッテリ31から供給される電力を駆動電力として動作可能であるのに加えて、商用電力が整流されてデータ線7を通じて供給される電力を駆動電力としても動作可能に構成されている。
【0070】
尚、商用電源コンセント54は、端子54a,54bが回動することにより収納可能に構成され(図10では収納された状態を破線で示している)、ストラップ51の携帯性を損なわないように構成されている。また、この場合、外部アンテナ21と共に、商用電力を伝送するための電力線58も、手掛け部2の繊維5に一体化されている。
【0071】
以上に説明したように第2実施例によれば、上記した第1実施例に記載したものと同様の作用効果を得ることができ、特に、この場合は、商用電源53から商用電源コンセント54を通じて供給された電力が整流回路56で整流されて電力線7を通じて携帯電話機9に伝送可能に構成したので、ストラップ51を携帯電話機9の充電器として動作させることもできる。
【0072】
(その他の実施例)
本発明は、上記した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
携帯端末は、携帯電話機に限らず、デジタルカメラや音楽再生機器や録音機器などの他のものであって良い。
第1実施例と第2実施例とを組合わせた構成、つまり、機能ユニットが電池と整流回路とを同時に備えた構成であっても良い。
機能ユニットに電圧を変換する電圧回路を備えた構成であっても良く、そのように構成すれば、外国でも使用することができる。
【0073】
機能ユニットの位置が調節可能な構成であっても良く、そのように構成すれば、機能ユニットが例えば脈拍センサや体温センサなどの身体に関するデータを計測するセンサを備えている場合に、機能ユニットを身体の適切な箇所に容易に置くことができ、測定を容易に行うことができると共に、精度の高い測定を行うことができる。
ストラップのような人体の手や首に掛ける構成に限らず、携帯端末がベルトなどにより人体の腕に装着可能な腕時計タイプのものに対応するように、ベルトに装着可能な構成であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を概略的に示す図
【図2】機能ユニットおよび携帯電話機の機能ブロック図
【図3】携帯電話機からRFタグにリサイクルデータが転送されて書込まれる処理を示すフローチャート
【図4】携帯電話機と半導体メモリとの間でデータが転送されて書込まれる処理を示すフローチャート
【図5】携帯電話機が地図を表示する処理を示すフローチャート
【図6】システムの構成を概略的に示す図
【図7】携帯電話機からRFタグに乗車券データが転送されて書込まれる処理を示すフローチャート
【図8】図6相当図
【図9】複数の機能ユニットが配設された態様を概略的に示す図
【図10】本発明の第2実施例を概略的に示す図
【図11】図2相当図
【符号の説明】
図面中、1は携帯電話機用ストラップ(携帯端末用保持具)、4は機能ユニット、6はデータ線(データ伝送手段)、7は電力線(電力伝送手段)、9は携帯電話機(携帯端末)、10は外部接続端子、11は接続コネクタ(接続手段)、15はRFタグ、16は半導体メモリ(データ記憶手段)、17はセンサ、19は電池、21は外部アンテナ、41は携帯電話機用ストラップ(携帯端末用保持具)、42〜45は機能ユニット、51は携帯電話機用ストラップ(携帯端末用保持具)、53は商用電源、54は商用電源コンセント、55は機能ユニット、56は整流回路である。
Claims (16)
- 携帯端末を保持すると共に前記携帯端末に対して着脱可能に構成された携帯端末用保持具であって、
携帯端末の外部接続端子に接続可能な接続手段と、
機能ユニットと、
前記接続手段に接続されている携帯端末と前記機能ユニットとの間でデータを伝送するためのデータ伝送手段とを備えたことを特徴とする携帯端末用保持具。 - 請求項1に記載した携帯端末用保持具において、
前記データ伝送手段が銅線により構成されていることを特徴とする携帯端末用保持具。 - 請求項1に記載した携帯端末用保持具において、
前記データ伝送手段が光ファイバーにより構成されていることを特徴とする携帯端末用保持具。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載した携帯端末用保持具において、
前記機能ユニットがRFタグを備えて構成され、前記接続手段に接続されている携帯端末から前記データ伝送手段を通じて伝送されたデータが前記RFタグに書込可能であると共に、前記RFタグから読出されたデータが前記データ伝送手段を通じて前記接続手段に接続されている携帯端末に伝送可能に構成されていることを特徴とする携帯端末用保持具。 - 請求項4に記載した携帯端末用保持具において、
携帯端末をリサイクルするのに必要なリサイクルデータが前記RFタグに書込可能に構成されていることを特徴とする携帯端末用保持具。 - 請求項4または5に記載した携帯端末用保持具において、
前記RFタグの外部アンテナとして作用するアンテナが前記機能ユニットから引出された格好で配設されていることを特徴とする携帯端末用保持具。 - 請求項1ないし6のいずれかに記載した携帯端末用保持具において、
前記機能ユニットがデータ記憶手段を備えて構成され、前記接続手段に接続されている携帯端末から前記データ伝送手段を通じて伝送されたデータが前記データ記憶手段に書込可能であると共に、前記データ記憶手段から読出されたデータが前記データ伝送手段を通じて前記接続手段に接続されている携帯端末に伝送可能に構成されていることを特徴とする携帯端末用保持具。 - 請求項1ないし7のいずれかに記載した携帯端末用保持具において、
前記機能ユニットがセンサを備えて構成され、前記センサにより計測されたデータが前記データ伝送手段を通じて前記接続手段に接続されている携帯端末に伝送可能に構成されていることを特徴とする携帯端末用保持具。 - 携帯端末を保持すると共に前記携帯端末に対して着脱可能に構成された携帯端末用保持具であって、
携帯端末の外部接続端子に接続可能な接続手段と、
機能ユニットと、
前記接続手段に接続されている携帯端末と前記機能ユニットとの間で電力を伝送するための電力伝送手段とを備えたことを特徴とする携帯端末用保持具。 - 請求項9に記載した携帯端末用保持具において、
前記機能ユニットが電池を備えて構成され、前記電池に蓄積されている電力が前記電力伝送手段を通じて前記接続手段に接続されている携帯端末に伝送可能に構成されていることを特徴とする携帯端末用保持具。 - 請求項10に記載した携帯端末用保持具において、
前記機能ユニットがRFタグを備えて構成され、前記RFタグが前記電池から供給された電力を駆動電力として動作するように構成されていることを特徴とする携帯端末用保持具。 - 請求項9ないし11のいずれかに記載した携帯端末用保持具において、
商用電源に対して着脱可能な商用電源コンセントを備え、前記機能ユニットが整流回路を備えて構成され、商用電源から前記商用電源コンセントを通じて供給された電力が前記整流回路で整流されて前記電力伝送手段を通じて前記接続手段に接続されている携帯端末に伝送可能に構成されていることを特徴とする携帯端末用保持具。 - 請求項1ないし8のいずれかに記載した携帯端末用保持具と、
前記携帯端末用保持具に保持されると共に前記携帯端末用保持具が着脱可能に構成された携帯端末とを備え、
前記携帯端末用保持具と前記携帯端末との間でデータを伝送可能に構成されていることを特徴とする携帯端末用保持具を用いたデータ伝送システム。 - 請求項13に記載した携帯端末用保持具を用いたデータ伝送システムにおいて、
前記携帯端末が携帯電話機であることを特徴とする携帯端末用保持具を用いたデータ伝送システム。 - 請求項9ないし12のいずれかに記載した携帯端末用保持具と、
前記携帯端末用保持具に保持されると共に前記携帯端末用保持具が着脱可能に構成された携帯端末とを備え、
前記携帯端末用保持具と前記携帯端末との間で電力を伝送可能に構成されていることを特徴とする携帯端末用保持具を用いた電力伝送システム。 - 請求項15に記載した携帯端末用保持具を用いた電力伝送システムにおいて、
前記携帯端末が携帯電話機であることを特徴とする携帯端末用保持具を用いた電力伝送システム。
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