JP2004246535A - 再生方法、再生装置およびコンテンツ配信システム - Google Patents

再生方法、再生装置およびコンテンツ配信システム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの感情心理状態を反映したコンテンツの選択指定が可能な再生方法を提供する。
【解決手段】音声や音楽および/または映像のコンテンツを視聴したときの視聴者の生体情報あるいは当該生体情報の解析結果を、コンテンツの識別子と対応付けてデータベースに記憶しておく。音声や音楽および/または映像のコンテンツの再生に先立ち、ユーザにより指定された、視聴したい音声や音楽および/または映像のコンテンツに対する感情心理状態に対応するコンテンツを、データベースから、生体情報の解析結果に基づいて検索してユーザに提示する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、音声や音楽および/または映像のコンテンツの再生方法、再生装置およびコンテンツ配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近は、記録媒体やメモリの大容量化により、音声や音楽および/または映像のコンテンツを大量に格納して、所望のコンテンツを選択して再生できるようなシステムがある。その一例は、例えば、複数枚のCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)が装着可能で、その中から所定のコンテンツを選択して再生できるような、いわゆるオートチェンジャシステムである。
【0003】
また、100GB(ギガバイト)以上の大容量のハードディスク装置を用いた記録再生システムも登場している。この大容量のハードディスク装置を用いたシステムにおいては、放送された、あるいはネットワークを通じてコンテンツ配信サーバ装置からダウンロードされたコンテンツを大量に記録しておくことができる。
【0004】
さらには、ネットワークを通じてコンテンツ配信サーバ装置にアクセスし、当該コンテンツ配信サーバ装置からコンテンツをダウンロードした場合に、記録媒体に記録することなく、当該ダウンロードされたコンテンツを視聴するようにする装置もある。このようなネットワークを通じたコンテンツ配信システムにおいては、ユーザ側のクライアント端末には、大容量の記録媒体やメモリは不要になり、コンテンツ配信サーバ装置が用意する大量のコンテンツのすべてをユーザは利用可能となる。
【0005】
このように、大量のコンテンツが利用可能になる場合、その大量のコンテンツの中から、希望するコンテンツを選択指定する方法が問題となる。
【0006】
コンテンツのタイトルが分かっている場合には、そのタイトルを指定することにより、希望するコンテンツを容易に選択指定することができる。また、コンテンツのタイトルが分からない場合であっても、気に入ったコンテンツについて、ブックマークに登録しておき、そのブックマークに基づいて、対応するコンテンツのタイトルを検出したり、また、ブックマークに対応するコンテンツの再生を行なうようにしたりする方法も、特許文献1(特開2000−339345号公報)や特許文献2(特開2000−341646号公報)などに記載されている。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−339345号公報。
【特許文献2】
特開2000−341646号公報。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のようなコンテンツのタイトルを用いてコンテンツを選択するのではなく、ユーザがそのときの感情心理状態として、例えばリラックスできるコンテンツを視聴したい、あるいは気分を高揚できるコンテンツを視聴したいというような要求が多々ある。
【0009】
このような場合には、コンテンツのタイトルは問題とならず、上述のような従来の技術は用いることができない。
【0010】
この発明は、上述の問題点に鑑み、ユーザの感情心理状態を反映したコンテンツの選択指定が可能な再生方法、再生装置およびコンテンツ配信システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明による再生方法は、
音声や音楽および/または映像のコンテンツを視聴したときの視聴者の生体情報あるいは当該生体情報の解析結果を、前記コンテンツの識別子と対応付けてデータベースに記憶しておき、
前記音声や音楽および/または映像のコンテンツの再生に先立ち、ユーザにより指定された、視聴したい前記音声や音楽および/または映像のコンテンツに対する感情心理状態に対応するコンテンツを、前記データベースから、前記生体情報あるいは当該生体情報の解析結果に基づいて検索して前記ユーザに提示する
ことを特徴とする。
【0012】
請求項1の発明においては、コンテンツを視聴したときの視聴者の生体情報あるいは当該生体情報の解析結果が、コンテンツの識別子と対応付けられてデータベースに記憶されている。ユーザが、視聴により得たい感情心理状態、例えばリラックス状態などを指定すると、ベータベースの生体情報あるいは当該生体情報の解析結果が検索されて、視聴によりリラックス状態になったコンテンツが抽出されて、ユーザに提示される。
【0013】
提示の方法としては、請求項3のように、コンテンツの一覧を提示する方法と、請求項4のようにコンテンツをそのまま再生開始する方法とが可能である。コンテンツの一覧が表示される方法の場合には、そのコンテンツの一覧から視聴したいコンテンツを容易に選択することができる。
【0014】
したがって、ユーザは、視聴により得たい感情心理状態に応じたコンテンツを容易に視聴することができる。
【0015】
また、請求項2の発明による再生方法は、
音声や音楽および/または映像のコンテンツを視聴したときの視聴者の生体情報あるいは当該生体情報の解析結果を、前記コンテンツの識別子と対応付けてデータベースに記憶しておき、
前記音声や音楽および/または映像のコンテンツの再生に先立ち、ユーザの生体情報を検出し、検出された生体情報に基づいて、前記ユーザの感情心理状態を判別し、当該感情心理状態と同質あるいは逆の感情心理状態に対応するコンテンツを、前記データベースから検索して前記ユーザに提示する
ことを特徴とする。
【0016】
この請求項2の発明においては、視聴に先立ち、視聴者(ユーザ)の生体情報が検出され、検出された生体情報に基づいて判別されたユーザの感情心理状態に応じたコンテンツが、データベースから検索されてユーザに提示される。したがって、ユーザは、自分のそのときの感情心理状態に応じたコンテンツの視聴が可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明による再生装置および再生方法の実施形態を、図を参照しながら説明する。
【0018】
[再生装置および再生方法の第1の実施形態]
以下に説明する第1の実施形態においては、再生装置内に、コンテンツデータベースを記憶するコンテンツ記憶装置を備えると共に、このコンテンツ記憶装置に記憶されているコンテンツを視聴者が視聴したときの生体情報の解析結果を記憶する生体情報データベースを設ける。
【0019】
そして、この第1の実施形態では、再生装置は、視聴者がコンテンツを視聴したときに、生体情報センサで検出した当該視聴者の生体情報を取り込んで解析し、その解析結果を前記生体情報データベースに蓄積するようにする機能を備える。
【0020】
生体情報としては、心拍、脈波、呼吸、血圧、心電、脳波、皮膚発汗、皮膚抵抗、体動、脳磁図、筋電、体表面温度、瞳孔径の大きさ、マイクロバイブレーション、生化学反応のうちの一つあるいは複数の項目の情報が用いられる。この実施形態では、心拍を生体情報として検出するようにする。
【0021】
視聴者がコンテンツを視聴しているときに取得した、これらの生体情報を解析することにより、視聴者の気分が沈静化している、ゆったりとした気分となっている、気分が高揚している、などの感情心理状態を把握することができると期待される。
【0022】
そこで、この実施形態の再生装置では、ユーザは、コンテンツの視聴に先立ち、視聴により得たい感情心理状態を指定入力することができるように構成されている。この指定入力の方法としては、気分沈静化キー、気分高揚キー、リラックスキーなどのように、感情心理状態に応じたキーを設け、そのキーにより直接的に選択入力する方法の他、気分沈静化、気分高揚、リラックスなどの感情心理状態の選択項目のリストからなるメニューをLCD(Liquid Crystal Display)などの画面に表示し、そのメニューから、感情心理状態を選択指定する方法などの方法がある。この例では、後者の方法が用いられる。
【0023】
そして、ユーザにより、視聴により得たい感情心理状態の指定入力がなされたときには、この第1の実施形態の再生装置は、当該指定された感情心理状態に適合する1または複数個のコンテンツを、生体情報データベースに基づいて検索する。そして、この第1の実施形態の再生装置は、その検索により見つけ出された1または複数のコンテンツのリストを、当該指定された感情心理状態を招来するであろうコンテンツの候補一覧として、ユーザに提供するようにする。
【0024】
ユーザは、このコンテンツの一覧リストから、希望するコンテンツを選択することにより、自分が得たい感情心理状態を招来するであろう適切なコンテンツを選択して再生することができる。
【0025】
以上のようにして選択されたコンテンツが再生されてユーザに視聴されることになるが、その視聴の際に、再度、視聴中のユーザの生体情報(以下、視聴中生体情報という)を取得し、その解析結果を、生体情報データベースに反映させることができる。
【0026】
この反映のさせ方の一例としては、以前の同じコンテンツについての視聴中生体情報の解析結果を、新たな視聴中生体情報の解析結果に置き換える方法がある。反映のさせ方の他の例としては、以前の当該コンテンツについての視聴中生体情報の解析結果との平均値を取る方法がある。平均値を求める方法によれば、その回の視聴環境において、電話の着信ベルが鳴動した、外で大きな音がしたなどの、ノイズの影響や、視聴中に睡眠状態に入った影響などを軽減できる。
【0027】
また、後者の平均値を取る方法において、視聴回数を重ねる毎に、いわゆる慣れにより、当該コンテンツについての印象度が薄くなることを予想して、新たな視聴中生体情報の解析結果に重み付けをして平均値を取る方法を採用するようにすることもできる。その重み付けは、コンテンツに対する最初の印象を重要とする場合には、新たな視聴中生体情報の解析結果は、視聴回数が多いほど、重み付け係数を、より小さくし、慣れによる結果を重視する場合には、新たな視聴中生体情報の解析結果は、視聴回数が多いほど、重み付け係数を、より大きくするようにすればよい。
【0028】
[再生装置のハードウエア構成例]
図1は、この第1の実施形態の再生装置100のブロック図である。この実施形態の再生装置100は、CPU(Central Processing Unit)101に対して、システムバス102を介して、ROM(Read Only Memory)103と、RAM(Random Access Memory)104と、LCD(Liquid Crystal Display)インターフェース(図ではインターフェースはI/Fと記載する。以下同じ)105と、キー入力インターフェース106と、通信インターフェース107と、コンテンツ記憶装置(コンテンツデータベース記憶装置)108と、生体情報データベース記憶装置109と、I/Oポート110〜116とが接続されている。
【0029】
LCDインターフェース105には、LCD121が接続されている。キー入力インターフェース106には、キー入力操作部122が接続されている。通信インターフェース107は、例えばインターネット123に接続されている。
【0030】
コンテンツ記憶装置108と、生体情報データベース記憶装置109とは、この例では、ハードディスク装置で構成されている。この場合、コンテンツ記憶装置108と、生体情報データベース記憶装置109とを別々のハードディスク装置で構成してもよいし、大容量の一つのハードディスク装置のメモリ領域を2分して、一方をコンテンツ記憶装置108、他方を生体情報データベース記憶装置109として用いるようにしても良い。
【0031】
記憶装置108,109は、ハードディスク装置ではなく、半導体メモリ装置などのその他の記憶装置が使用可能であることは言うまでもない。
【0032】
コンテンツ記憶装置108には、例えば、インターネット123からダウンロードしたコンテンツの音声や音楽および/または映像のデータが記憶されている。
【0033】
コンテンツ記憶装置108に記憶されるコンテンツの情報は、インターネット123からダウンロードしたものに限られるものではなく、例えばデータ通信手段を通じて、CD(Compact Disc)プレーヤやDVD(Digital Versatile Disc)プレーヤあるいはVTRから音声や音楽および/または映像のコンテンツを受信して、記憶するようにすることもできる。また、再生装置100にCD(Compact Disc)プレーヤやDVD(Digital Versatile Disc)プレーヤあるいはVTRなどが搭載されるものであれば、それらにおいて再生したコンテンツの情報を必要に応じてコンテンツ記憶装置108に記憶しておくようにすることができる。
【0034】
コンテンツの例としては、例えばクラシック音楽、ポップス、ジャズ、歌謡曲、環境音楽などのミュージックソースのコンテンツ、映画やドラマの映像コンテンツの他、小説の朗読などの音声のコンテンツであってもよい。
【0035】
記憶される各コンテンツの情報には、それぞれのコンテンツを識別するための情報、例えばタイトル名、アーチスト名、出演者名、再生時間、ファイル名などの情報も含まれる。これらのコンテンツの識別のための情報は、音声や音楽および/または映像のコンテンツのデータに対応付けられて記憶されるのは勿論である。
【0036】
タイトル名、アーチスト名、ファイル名などのコンテンツの識別のための情報は、それらがダウンロードされた情報に含まれている場合や記録媒体にコンテンツのデータに付随して記録されている場合には、それらが用いられて記憶される。そのような情報がダウンロードデータや記録媒体の情報に含まれていない場合には、必要に応じて、キー入力操作部122が用いられて、ユーザにより入力されて、コンテンツ記憶装置108に書き込まれる。
【0037】
生体情報データベース記憶装置109には、この実施形態では、後述するように、コンテンツの視聴ユーザの、コンテンツの視聴時の生体情報が、視聴コンテンツの識別情報と対応付けられて記憶される。
【0038】
I/Oポート110には、コンテンツ記録エンコード部124が接続される。このコンテンツ記録エンコード部124は、インターネット123からダウンロードしたコンテンツ情報や、データ通信手段を通じて受信したコンテンツ情報を、コンテンツ記憶装置108に記憶するために圧縮するなどのエンコード処理を行なう。
【0039】
I/Oポート111には、コンテンツ再生デコード部125が接続される。このコンテンツ再生デコード部125は、コンテンツ記憶装置108から読み出されたコンテンツ情報の圧縮を解凍するなどのデコード処理を行なう。
【0040】
I/Oポート112は、音声データ出力用であり、これにはD/A変換器126が接続される。そして、コンテンツ再生デコード部125で再生デコードされたデジタル音声信号が、このI/Oポート110からD/A変換器126に供給されてアナログ音声信号に変換され、音声出力端子127を通じて出力される。音声出力端子127には、オーディオアンプ128が接続され、音声出力端子127からのアナログ音声信号がこのオーディオアンプ128を通じてスピーカ129に供給されて音響再生される。
【0041】
また、I/Oポート113は、映像データ出力用であり、これにはD/A変換器130が接続される。そして、コンテンツ再生デコード部125で再生デコードされたデジタル映像信号が、このI/Oポート113からD/A変換器130に供給されてアナログ映像信号に変換され、映像出力端子131を通じて出力される。映像出力端子131には映像表示装置132が接続されており、映像出力端子131からのアナログ映像信号がこの映像表示装置132に供給されて、その画面に映像が再生表示される。
【0042】
また、I/Oポート114には、A/D変換器133を介して生体情報センサ134が接続されている。この例では、この生体情報センサ134は、上述した生体情報のうちの視聴者の心拍を検出する心拍センサで構成される。
【0043】
そして、I/Oポート115には、センサ装着検出素子135が接続される。このセンサ装着検出素子135は、視聴ユーザが、視聴に先立ち生体情報センサ134を、生体情報が検出可能なように、身体に装着したときにそれを検出するためのもので、例えば装着によりオンになる検出素子が用いられる。この検出素子としては、装着により光が遮断されることを検出してオンになる素子や、装着により機械的にオンになるスイッチなどが用いられる。
【0044】
なお、人が生体情報センサを装着しなくても、椅子やベッドに取り付けられて、人が椅子に腰掛けたときや、ベッドに寝ているときに、呼吸や脈拍を自動的に検出することができる生体情報も知られており、その場合には、センサ装着検出素子135は、椅子にユーザが腰掛けたときや、ベッドに寝たときに、それを検出するスイッチなどで構成することができる。その場合には、ユーザは、生体情報センサを装着したことを意識する必要がないので、心理的圧迫が無く、視聴中生体情報が良好な条件環境において取得することができると期待される。
【0045】
さらに、I/Oポート116には、生体情報解析部136が接続される。この生体情報解析部136では、生体情報としての心拍について、後述のような解析処理を実行する。その解析結果は、生体情報データベース記憶装置109に、コンテンツのタイトル名、ファイル名、視聴時刻などと共に、書き込まれる。
【0046】
この実施形態では、生体情報データベース記憶装置109には、各視聴ユーザ毎に生体情報の解析結果が記憶されるようにされており、このため、視聴者識別情報(以下、視聴者IDという)も、前記生体情報の解析結果に対応付けられて記憶されている。
【0047】
また、この例においては、CPU101は、センサ装着検出素子135からの検出出力により、生体情報センサ134がユーザに装着されて、生体情報センサ134(心拍センサ)で生体情報(心拍)の検出が可能となったことを検知したときには、I/Oポート114から生体情報センサ134で検出された生体情報(この例では、心拍情報)を取り込むようにする。
【0048】
そして、I/Oポート116には、生体情報解析部136が接続されており、CPU101は、取り込んだ生体情報を、この生体情報解析部136にI/Oポート116を通じて供給するようにする。生体情報解析部136では、入力された生体情報について、後述のような解析処理を実行する。その解析結果は、生体情報データベース記憶装置109に、コンテンツのタイトル名、ファイル名、視聴時刻、視聴者IDなどと共に、書き込まれる。
【0049】
[生体情報解析部136における解析処理の例]
生体情報解析部136における解析処理の例を、生体情報が心拍の場合について説明する。
【0050】
この実施形態では、生体情報解析部136は、視聴の前後の心拍変動率(単位は、%)と、最大心拍変動点とを解析結果として得るようにする。心拍変動率は、次の(式1)により求められる。
【0051】
心拍変動率=(視聴後の心拍数−視聴前の心拍数)/平常時心拍数×100
・・・(式1)
ここで、(式1)の「平常時心拍数」は、視聴ユーザのそれぞれについて計測されて、記憶保持されている。
【0052】
最大心拍変動点は、i(iは整数)回目の心拍間隔をp(i)としたとき、過去10回の心拍間隔計測における平均心拍変動(単位は%)が、最も大きかった時刻で示される。その最大心拍変動点における平均心拍変動の値も、同時にデータベース記憶装置109に記憶される。
【0053】
平均心拍変動は、次の(式2)により求められる。
【0054】
【数1】
Figure 2004246535
ここで、(式2)のように、過去10回の心拍間隔計測の平均心拍変動を検出するようにしたのは、次のような理由による。すなわち、一般に、人間の心拍は、おおよそ4回ごと単位に揺らぐといわれている。これは、心拍数は、呼吸の吸気の間に4回、呼気の間に4回程度になるが、一般に、吸気のときよりも、呼気のときの方が、ゆっくりになりがちであるからである。そこで、この実施形態では、吸気および呼気の間を1周期として、心拍数の個人変動も考慮して、過去10回の心拍間隔計測の平均心拍変動を検出するようにしたものである。10回ではなく、過去10×k(kは整数)回の心拍間隔計測の平均心拍変動を検出するようにしてもよい。
【0055】
[第1の実施形態の再生装置における再生時処理]
図2〜図4は、第1の実施形態の再生装置における再生時処理のフローチャートを示すものである。この図2の処理の各ステップは、CPU101が、ROM103に記憶されているプログラムに従って実行するものである。
【0056】
この第1の実施形態においては、個々の視聴ユーザ毎に、その視聴中生体情報の解析結果を、生体情報データベースに記録すると共に、当該視聴ユーザ毎の生体情報の解析結果に基づいて、視聴ユーザ毎に対応したコンテンツの検索ができるようにする。
【0057】
このため、この実施形態では、予め視聴ユーザ毎の視聴者IDが再生装置100に登録され、生体情報解析結果は、その視聴者ID毎に、生体情報データベース記憶装置109に登録されるようにされている。
【0058】
そこで、この実施形態では、再生指示に先立ち、視聴ユーザは、自分の視聴者IDを入力する。CPU101は、視聴者IDを受信したことを検知すると(ステップS101)、一般再生か、データベース再生かの問い合わせを、視聴ユーザに対して、LCD121の画面表示メッセージおよび/またはスピーカ129からの放音メッセージにより行なう(ステップS102)。
【0059】
ここで、一般再生とは、視聴ユーザが再生したいコンテンツのタイトルやアーチストを直接的に指示して再生を開始させるようにする再生である。また、データベース再生とは、視聴ユーザが指示した感情心理状態に適合するコンテンツを生体情報データベース記憶装置109から抽出して、その一覧を視聴ユーザに提供し、視聴ユーザがその一覧から希望するコンテンツを選択して再生を開始させるようにする再生である。
【0060】
ステップS102での問い合わせの画面に応じて、視聴ユーザは、データベース再生あるいは一般再生のいずれかを選択入力する。この選択入力に応じて、CPU101は、データベース再生あるいは一般再生のいずれが選択されたかを判別し(ステップS103)、一般再生が選択されたと判別したときには、コンテンツ記憶装置108に記憶されているコンテンツの一覧表示を行なう(ステップS104)。この一覧表示は、コンテンツタイトル名やアーチスト名を、例えば50音順に表示したり、ジャンル分けして表示したりする方法によりなされる。
【0061】
次に、CPU101は、コンテンツ一覧表示から特定のコンテンツが選択指示されるのを待ち(ステップS105)、特定のコンテンツが選択指示されたと判別したときには、当該選択指示されたコンテンツをコンテンツ記憶装置108から検索し、その音声や音楽および/映像のデータの読み出し準備をするようにする(ステップS106)。
【0062】
そして、CPU101は、視聴ユーザからの、例えばキー入力操作部122を通じた再生開始指示入力を待ち(ステップS107)、再生開始指示入力を判別したときには、センサ装着検出素子135の検出出力をI/Oポート115を通じて取得し、その検出出力に基づいて、視聴ユーザには生体情報センサ134が装着されていて、生体情報の収集が可能であるか否か判別する(ステップS108)。
【0063】
この実施形態では、生体情報センサ134が視聴ユーザに装着されていると判別したときには、自動的に生体情報センサ134からの視聴中生体情報を取り込みながらのコンテンツの再生を実行するようにすると共に、生体情報センサ134が視聴ユーザに装着されていないときには、生体情報の取り込みなしに、コンテンツの再生を実行するようにする。
【0064】
そこで、ステップS108において、生体情報センサ134が視聴ユーザに装着されていないと判別したときには、CPU101は、コンテンツ記憶装置108から、前記指定されたコンテンツのデータを読み出して、コンテンツ再生処理を実行する(ステップS109)。
【0065】
このコンテンツ再生処理においては、CPU101の制御の下において、コンテンツ記憶装置108から読み出されたコンテンツのデータが、コンテンツ再生デコード部125に転送されて再生デコード処理される。そして、その再生デコード処理されたデータのうち、音声データはI/Oポート112を通じてD/A変換器126に供給されて、アナログ音声信号に変換され、音声出力端子127を通じてオーディオアンプ128に供給され、スピーカ129からコンテンツの音声あるいは音楽が音響再生される。
【0066】
また、コンテンツ再生デコード部125でデコード処理されたデータのうち、映像データはI/Oポート113を通じてD/A変換器130に供給されて、アナログ映像信号に変換され、映像出力端子131を通じて映像表示装置132に供給され、その表示画面にコンテンツの映像が表示される。
【0067】
そして、このコンテンツ再生状態においては、CPU101は、キー入力操作部122を通じて再生停止指示が入力されたか否か判別し(ステップS110)、再生停止指示が入力されたと判別したときには、CPU101は、コンテンツ記憶装置108からのコンテンツのデータの読み出しを停止するなどして、コンテンツ再生を停止する(ステップS111)。
【0068】
その後、CPU101は、キー入力操作部122を通じて再生再開指示の入力がなされたか否か判別し(ステップS112)、再生再開指示の入力がなされたと判別したときには、ステップS109に戻って、再生を再開する。また、CPU101は、ステップS112で、再生再開指示がなされてはいないと判別したときには、次のコンテンツに進む指示入力がキー入力操作部122を通じてなされたか否か判別する(ステップS113)。そして、次のコンテンツに進む指示入力がなされたと判別したときには、ステップS102に戻る。
【0069】
また、ステップS113で、次のコンテンツに進む指示入力が無かったと判別したときには、CPU101は、再生終了の指示入力がキー入力操作部122を通じてなされたか否か判別し(ステップS114)、再生終了でなければ、ステップS112に戻る。また、再生終了であると判別したときには、この再生処理ルーチンを終了する。
【0070】
次に、ステップS108において、生体情報センサ134が視聴ユーザに装着されていると判別したときには、CPU101は、コンテンツ記憶装置108から、前記指定されたコンテンツのデータを読み出して、コンテンツ再生処理を実行すると共に、生体情報センサ134から生体情報、この例では、心拍情報を取り込む(図3のステップS121)。
【0071】
したがって、このコンテンツ再生処理時においては、前述したようにして、音声データがコンテンツに含まれる場合には、スピーカ129からコンテンツの音声あるいは音楽が音響再生され、また、映像データがコンテンツに含まれる場合には、映像表示装置の表示画面にコンテンツの映像が表示される。さらに、生体情報センサ134からの生体情報のデジタルデータがI/Oポート114を通じて取り込まれ、生体情報解析部136に転送され、前述のような解析が行なわれる。
【0072】
そして、このコンテンツ再生状態においては、CPU101は、キー入力操作部122を通じて再生停止指示が入力されたか否か判別し(ステップS122)、再生停止指示が入力されたと判別したときには、CPU101は、コンテンツ記憶装置108からのコンテンツのデータの読み出しを停止するなどして、コンテンツ再生を停止すると共に、生体情報センサ134からの生体情報の取り込みを停止する(ステップS123)。
【0073】
次に、CPU101は、コンテンツをコンテンツ記憶装置108から最後まですべて読み出したか否か判別し(ステップS124)、未だ、最後までは読み出していないと判別したときには、キー入力操作部122を通じて再生再開指示の入力がなされたか否か判別し(ステップS125)、再生再開指示の入力がなされたと判別したときには、ステップS121に戻って、コンテンツの再生を再開すると共に、生体情報センサからの生体情報の取り込みを再開する。
【0074】
また、CPU101は、ステップS125で、再生再開指示がなされてはいないと判別したときには、次のコンテンツに進む指示入力がキー入力操作部122を通じてなされたか否か判別する(ステップS126)。そして、次のコンテンツに進む指示入力がなされたと判別したときには、ステップS102に戻る。
【0075】
また、ステップS126で、次のコンテンツに進む指示入力が無かったと判別したときには、CPU101は、再生終了の指示入力がキー入力操作部122を通じてなされたか否か判別し(ステップS127)、再生終了でなければ、ステップS125に戻る。また、再生終了であると判別したときには、この再生処理ルーチンを終了する。
【0076】
このステップS127からの再生終了は、コンテンツを最後まで視聴したものではないので、この実施形態では、視聴中生体情報のデータベース記憶装置109への記録は行なわないが、データベース記憶装置109に記録するようにしても良い。ただし、その場合には、部分視聴という条件を付して記録するようにすると良い。
【0077】
ステップS124で、コンテンツをコンテンツ記憶装置108から最後まですべて読み出したと判別したときには、CPU101は、取り込んだ生体情報の解析指示を、生体情報解析部136に送って、前述したような心拍情報についての解析を行なわせ(ステップS128)、その解析結果を生体情報データベース記憶装置109に、視聴したコンテンツの識別情報および視聴者IDと対応付けて記憶する(ステップS129)。
【0078】
そして、CPU101は、次のコンテンツに進む指示入力がキー入力操作部122を通じてなされたか否か判別し(ステップS130)、次のコンテンツに進む指示入力がなされたと判別したときには、ステップS102に戻る。
【0079】
また、ステップS130で、次のコンテンツに進む指示入力が無かったと判別したときには、CPU101は、再生終了の指示入力がキー入力操作部122を通じてなされたか否か判別し(ステップS131)、再生終了でなければ、ステップS130に戻る。また、再生終了であると判別したときには、この再生処理ルーチンを終了する。
【0080】
以上のようにして作成された生体情報データベースの例を、図5に示す。
【0081】
図5に示すように、生体情報データベース情報は、コンテンツIDと、コンテンツのタイトル、ファイル名、視聴時刻、視聴者ID、心拍変動率、最大心拍変化点の情報からなる。コンテンツID、タイトル、ファイル名は、コンテンツ記憶装置108に記憶されていた視聴コンテンツについてのそれらの情報がそのまま用いられる。視聴時刻は、視聴年月日と、例えば視聴開始時刻からなる。視聴開始時刻の代わりに、あるいは視聴開始時刻と共に視聴終了時刻が記録されても良い。
【0082】
この例では、生体情報解析結果は、心拍変動率と、最大心拍変化点の情報であり、それぞれ前述したようにして求められる。なお、図5の例に示される最大心拍変化点の情報には、最大心拍変化点のときの、コンテンツの先頭からの時刻と、そのときの平均心拍変動とが含まれる。
【0083】
この生体情報データベースから、視聴者IDにより識別される視聴者が、コンテンツIDやタイトル、ファイル名、アーチスト名などにより識別されるコンテンツを視聴した結果の感情心理状態を推定することができる。
【0084】
すなわち、図5のデータベース情報において、心拍変動率がマイナスとなっているということは、当該コンテンツの視聴終了時の心拍数が視聴開始時点よりも下がっていることを意味している。したがって、当該コンテンツを視聴すると、視聴者IDで識別される視聴者の感情心理状態が沈静化する、あるいは興奮状態からリラックスした状態になることを示している。そして、数値(%)が大きいほど、沈静化あるいはリラックス化の度合いが大きいことを示している。さらに、最大心拍変化点の情報から、沈静化やリラックス状態になりやすいコンテンツかどうかを推定することができる。
【0085】
また、心拍変動率がプラスとなっているということは、当該コンテンツの視聴終了時の心拍数が視聴開始時点よりも上がっていることを意味している。したがって、当該コンテンツを視聴すると、視聴者IDで識別される視聴者の感情心理状態が興奮あるいは気分が高揚した状態になることを示している。そして、数値(%)が大きいほど、その度合いが強くなることを示している。さらに、最大心拍変化点の情報から、感情心理状態が興奮あるいは高揚した状態になりやすいコンテンツかどうかを推定することができる。
【0086】
したがって、視聴者が視聴したいコンテンツを選択指示する方法として、視聴後の感情心理状態を指定する方法を用いた場合に、CPU101は、前記生体情報データベース記憶装置109の心拍変動率および最大心拍変化点の生体情報に基づいて、当該データベース記憶装置109から検索して、当該指定された感情心理状態を視聴後に招来すると推定されるコンテンツを抽出することができる。この場合に、この例では、抽出するコンテンツとしては、一つのみではなく、例えば、指定された感情心理状態に視聴者を引き込み易いと思われる順に、複数個、抽出し、それを一覧リストとして提供するようにする。視聴ユーザは、そのリストから自分が好むコンテンツを選択することができる。
【0087】
以上のような生体情報データベース記憶装置109を用いるコンテンツの選択再生が、データベース再生である。
【0088】
すなわち、図2のステップS103において、データベース再生が選択されたと判別したときには、CPU101は、この例においては、LCD121の画面に、再生により視聴ユーザが得たいと希望する感情心理状態の選択肢を表示するようにする(図4のステップS141)。
【0089】
視聴ユーザは、このLCD121の画面を参照して、希望する感情心理状態の選択指定を行なう。この選択指定は、例えば希望する感情心理状態の選択肢番号を、キー入力操作部122を通じて入力することにより行なう。
【0090】
CPU101は、この感情心理状態の選択指定の受信を確認すると(ステップS142)、選択指定された感情心理状態を招来するであろうコンテンツを、前述したようにして、生体情報データベース記憶装置109から検索して、抽出し(ステップS143)、LCD121の画面に、当該抽出したコンテンツの一覧を、生体情報解析結果の表示データと共に表示する(ステップS144)。そして、図2のステップS105に進む。ここで、生体情報解析結果の表示データは、必ずしも、表示しなくてもよい。
【0091】
このときのLCD121の画面でのコンテンツ一覧の表示例を図6に示す。この例は、視聴者IDが「1」の視聴ユーザが、視聴により得たい感情心理状態として「リラックス状態」を指定した場合の音楽コンテンツ候補の一覧表示例である。図5においては、視聴者ID「1」の視聴ユーザが、リラックス状態になる音楽コンテンツは、コンテンツID「1」、「3」、「6」であるので、それらが抽出されている。
【0092】
そして、図6の例では、抽出されたコンテンツが、リラックス状態の度合いの大きさの順に、アーチスト名、タイトル名と共に表示される。さらに、図6の例では、生体情報解析結果の表示データとして、最大心拍変化点の時間情報(コンテンツの先頭の時点からの時間情報)が併せて表示される。したがって、視聴ユーザは、その時間情報からリラックス状態にどれくらいの時間で誘導されるかを大略知ることができる。
【0093】
視聴ユーザは、この図6のようなコンテンツ一覧表示を参照して、再生を希望するコンテンツを選択指示するようにする。CPU101は、このコンテンツの選択指示を受け付けると(ステップS105)、前述したステップS106以降の処理を実行する。
【0094】
以上のようにして、この実施形態によれば、視聴ユーザが視聴後に得たい感情心理状態を選択指定すると、生体情報データベース記憶装置109から、当該感情心理状態を招来するであろうコンテンツが検索されて、その一覧リストが視聴ユーザに提示されるので、視聴ユーザは、視聴後に、要求した感情心理状態になれるコンテンツをその一覧から容易に選択することができる。
【0095】
[データベース再生のためのコンテンツ一覧表示の他の例]
生体情報データベース記憶装置109の記憶容量に余裕がある場合には、取得した視聴中生体情報の時系列データをそのまま、あるいは圧縮して記憶することができる。そして、この場合には、この視聴中生体情報の時系列データを、生体情報データベース記憶装置109から読み出して、グラフ化して表示することができる。
【0096】
図7は、その場合のLCD121の画面上におけるコンテンツ一覧の表示例を示すものである。この図7の例のコンテンツリストは、図5の例と同じであるが、各コンテンツの右横のスペースに、生体情報(この例では心拍数)の時系列変化がグラフ表示されている点が図5と異なる。
【0097】
この例によれば、この視聴中生体情報の時系列データのグラフ化表示により、感情心理状態の変化を予め知ることができるので、再生したいコンテンツを選択するときの良好な補助資料となる。
【0098】
[再生方法の第2の実施形態]
上述した第1の実施形態では、希望するコンテンツの再生に際して、視聴ユーザが視聴後に得たい感情心理状態を指定入力するようにしたが、生体情報センサ134を用いて視聴ユーザの視聴開始時の感情心理状態を検出することにより、そのときの感情心理状態と同質の、あるいは逆質の感情心理状態が得られるコンテンツを検索するようにすることもできる。
【0099】
この例の場合には、生体情報として検出される心拍数の情報は、時系列データとして、コンテンツの視聴中のすべての期間のデータを生体情報データベースに記憶するようにするのが望ましい。コンテンツの先頭部分、中間部分、終了部分における生体情報の時系列データを、部分的に抽出して記憶するようにしてもよい。
【0100】
この第2の実施形態の場合においても、図2および図3のフローチャートの処理部分は、第1の実施形態と全く同様である。この第2の実施形態では、ステップS103でデータベース再生が選択された場合の処理動作が、第1の実施形態とは異なる。
【0101】
図8は、この第2の実施形態の場合におけるデータベース再生のフローチャートである。
【0102】
すなわち、図2のステップS103において、データベース再生が選択されたと判別したときには、CPU101は、この第2の実施形態においては、センサ装着検出素子135の検出出力をI/Oポート115を通じて取得し、その検出出力に基づいて、視聴ユーザには、生体情報センサ134が装着されていて、生体情報の収集が可能であるか否か判別する(ステップS151)。
【0103】
この第2の実施形態では、生体情報センサ134が視聴ユーザに装着されていないと判別したときには、CPU101は、生体情報センサ134によって生体情報の収集が可能な状態にするように促すメッセージを視聴ユーザに送出する(ステップS152)。このメッセージは、音声および/またはLCD121の画面の表示により行なわれる。
【0104】
このメッセージに応じて視聴ユーザは生体情報センサ134を装着する状態にする。CPU101は、センサ装着検出素子135の検出出力によりそれを確認すると(ステップS151)、視聴ユーザの現在の感情心理状態を生体情報センサ134からの生体情報に基づいて解析する(ステップS153)。例えば、視聴ユーザの現在の心拍数と、平常時心拍数とを比較して、リラックス状態か、興奮状態かを判別する。
【0105】
そして、この例では、そのときの視聴ユーザの感情心理状態と、視聴後の感情心理状態が同質となるコンテンツを、記憶装置109の生体情報データベースから抽出し、その抽出したコンテンツの一覧を、そのコンテンツに関する生体情報解析結果の表示データと共に表示する(ステップS154)。ここで、生体情報解析結果の表示データは、必ずしも、表示しなくてもよい。その後、図2のステップS105に進み、前述と同様にして、コンテンツの再生および視聴中生体情報の取得を実行する。
【0106】
ここで、そのときの視聴ユーザの感情心理状態と、視聴後の感情心理状態が同質となるコンテンツは、例えばコンテンツの終了部分において、同質の生体情報が得られる状態となるコンテンツのみではなく、例えば、視聴中生体情報の大半(コンテンツの先頭部分、中間部分、終了部分)の生体情報と、ステップS153で得られた生体情報とがほぼ同じであるものであってもよい。
【0107】
以上の説明では、ステップS153で取得した生体情報から求めた視聴ユーザの感情心理状態と同質のコンテンツを検索するようにしたが、ステップS153で取得した生体情報から求めた視聴ユーザの感情心理状態と逆質のコンテンツを検索するようにしてもよい。例えば、現在時点がリラックス状態か気分沈静化状態であれば、気分高揚状態のコンテンツを検索するようにする。
【0108】
また、視聴ユーザが、再生を希望するコンテンツが同質のコンテンツか、逆質のコンテンツかを選択指示するようにしてもよい。図9は、その場合のデータベース再生の要部のフローチャートを示すものである。すなわち、この例では、図9のフローチャートが前述の図8のフローチャートに置き換わるものであり、図2および図3のフローチャートの部分が同じであることは前述の例と同様である。
【0109】
すなわち、図2のステップS103において、データベース再生が選択されたと判別したときには、CPU101は、この例においては、センサ装着検出素子135の検出出力をI/Oポート115を通じて取得し、その検出出力に基づいて、視聴ユーザには、生体情報センサ134が装着されていて、生体情報の収集が可能であるか否か判別する(ステップS161)。
【0110】
生体情報センサ134が視聴ユーザに装着されていないと判別したときには、CPU101は、生体情報センサ134によって生体情報の収集が可能な状態にするように促すメッセージを視聴ユーザに送出する(ステップS162)。このメッセージは、音声および/またはLCD121の画面の表示により行なわれる。
【0111】
このメッセージに応じて視聴ユーザは生体情報センサ134を装着する状態にする。CPU101は、センサ装着検出素子135の検出出力によりそれを確認すると(ステップS151)、視聴ユーザの現在の感情心理状態を生体情報センサ134からの生体情報に基づいて解析する(ステップS163)。
【0112】
次に、CPU101は、視聴ユーザがそのときの感情心理状態と同質のコンテンツの再生を要求するか、逆質のコンテンツの再生を要求するかの問い合わせを、視聴ユーザに対して、LCD121の画面表示メッセージおよび/またはスピーカ129からの放音メッセージにより行なう(ステップS164)。視聴ユーザは、この問い合わせに対して同質か、逆質かの選択指示入力をするので、CPU101はその選択指示入力を判別して、要求されたのは、同質か、逆質かを判別する(ステップS165)。
【0113】
そして、同質が要求されたと判別したときには、CPU101は、そのときの視聴ユーザの感情心理状態と、例えば視聴後の感情心理状態が同質となるコンテンツを、記憶装置109の生体情報データベースから抽出し、その抽出したコンテンツの一覧を、そのコンテンツに関する生体情報解析結果の表示データと共に表示する(ステップS166)。ここで、生体情報解析結果の表示データは、必ずしも、表示しなくてもよい。その後、図2のステップS105に進み、前述と同様にして、コンテンツの再生および視聴中生体情報の取得を実行する。
【0114】
また、逆質が要求されたと判別したときには、CPU101は、そのときの視聴ユーザの感情心理状態と、例えば視聴後の感情心理状態が逆質となるコンテンツを、記憶装置109の生体情報データベースから抽出し、その抽出したコンテンツの一覧を、そのコンテンツに関する生体情報解析結果の表示データと共に表示する。ここで、生体情報解析結果の表示データは、必ずしも、表示しなくてもよい。その後、図2のステップS105に進み、前述と同様にして、コンテンツの再生および視聴中生体情報の取得を実行する(ステップS167)。
【0115】
なお、以上の第2の実施形態の説明においては、同質かあるいは逆質かは、視聴後の感情心理状態について問題にしたが、視聴開始時における感情心理状態が同じコンテンツを同質のコンテンツ、逆の感情心理状態のコンテンツを逆質として抽出するようにしても良い。つまり、コンテンツの先頭部分の視聴中生体情報と、ステップS153で得られた生体情報とがほぼ同じであるものを、同質の感情心理状態が得られるコンテンツとし、コンテンツの先頭部分の視聴中生体情報と、ステップS153で得られた生体情報とが異なるものを、逆質の感情心理状態が得られるコンテンツとするようにしても良い。
【0116】
[再生方法の第3の実施形態]
以上の実施形態においては、生体情報センサ134が視聴ユーザに装着されていることを検出したときには、視聴中生体情報の解析結果をすべて生体情報データベースに反映するようにしたが、視聴ユーザがデータベースとして保存することを指示したときにのみ、データベースに反映するようにしても良い。第3の実施形態は、その場合の例である。
【0117】
この第3の実施形態では、データベースに反映させるときに、それまでに既に当該コンテンツについての同じ視聴者IDの視聴者についての解析結果が記憶装置109に保存されているときには平均化する処理をするだけでなく、平均化せずに、その回の生体情報解析結果を特別のものとして、別個に記憶することができるようにしている。これは、視聴時に、その回の視聴における感情心理状態を特に大事にして、それを保持したいとの要求に答えるものである。
【0118】
この第3の実施形態においては、生体情報データベース記憶装置109の記憶領域は、取得した視聴中生体情報の解析結果を、当該コンテンツの以前の視聴中生体情報の解析結果に平均化したものをコンテンツ識別情報に対応付けて記憶する平均化解析結果格納領域と、取得した生体情報のその回の解析結果のみをコンテンツ識別情報に対応付けて記憶する単独解析結果格納領域とに分けて管理するようにする。
【0119】
そして、この第3の実施形態においては、データベース再生においては、生体情報データベース記憶装置109の前記2つの格納領域のうちの、いずれの格納領域の情報を用いて検索するかを、視聴ユーザが選択指定することができるようにする。
【0120】
図10は、この第3の実施形態において、視聴中生体情報を生体情報情解析結果データベース記憶装置109に格納するときの処理のフローチャートを示すものである。この図10は、前述の第1の実施形態において、再生開始指示が視聴ユーザからなされたことが検知されたときに、生体情報センサ134が視聴ユーザに装着されていると検知されたときに実行される図3のフローチャートに対応する部分であり、ステップS121〜ステップS127の部分は、全く同一であるので、ここでは、その部分の説明は省略する。
【0121】
この第3の実施形態では、ステップS124で、コンテンツをコンテンツ記憶装置108から最後まですべて読み出したと判別したときには、CPU101は、取り込んだ視聴中生体情報の解析結果をデータベース化するか否かを問い合わせる画面をLCD121に表示する(ステップS171)。スピーカ129から、併せて音声メッセージによる同一趣旨の問い合わせメッセージを放音するようにしても良い。
【0122】
次に、CPU101は、この問い合わせに対する視聴ユーザのキー入力操作部122を通じた選択入力を監視して、データベース化するかどうか判別する(ステップS172)。データベース化しないと判別したときには、CPU101は、次のコンテンツに進む指示入力がキー入力操作部122を通じてなされたか否か判別し(ステップS177)、次のコンテンツに進む指示入力がなされたと判別したときには、図2のステップS102に戻る。
【0123】
また、ステップS177で、次のコンテンツに進む指示入力が無かったと判別したときには、CPU101は、再生終了の指示入力がキー入力操作部122を通じてなされたか否か判別し(ステップS178)、再生終了でなければ、ステップS177に戻る。また、再生終了であると判別したときには、この再生処理ルーチンを終了する。
【0124】
また、CPU101は、ステップS172でデータベース化すると判別したときには、取り込んだ生体情報の解析指示を、生体情報解析部136に送って、前述したような心拍情報についての解析を行なわせる(ステップS173)。次に、CPU101は、生体情報の解析結果を特別枠で保存するかどうかの問い合わせを、視聴ユーザに対して、LCD121の画面表示メッセージおよび/またはスピーカ129からの放音メッセージにより行なう(ステップS174)。
【0125】
CPU101は、この問い合わせに対する視聴ユーザの選択入力により特別枠ではないと判別したときには、同一コンテンツおよび同一視聴者IDについての以前の生体情報解析結果との平均をとることにより、今回の視聴中生体情報の解析結果をデータベースに反映させ、その平均化結果を生体情報データベース記憶装置109の平均化解析結果格納領域に格納する(ステップS175)。
【0126】
また、ステップS174での問い合わせに対する視聴ユーザの選択入力により特別枠であると判別したときには、CPU101は、今回の視聴中生体情報の解析結果を、視聴したコンテンツの識別情報と対応付けて、生体情報データベース記憶装置109の単独解析結果格納領域に格納する(ステップS176)。
【0127】
そして、ステップS175あるいはステップS176により、データベースへの生体情報解析結果の格納が終了したら、ステップS177に進み、上述したように、このステップS177以下の処理を行なう。
【0128】
この第3の実施形態において、図2のステップS103においてデータベース再生が選択指定されたときには、CPU101は、生体情報データベースは、平均化解析結果格納領域と、単独解析結果格納領域とのいずれのものを使用するかの問い合わせを、視聴ユーザに対して、LCD121の画面表示メッセージおよび/またはスピーカ129からの放音メッセージにより行なう。そして、その問い合わせにしたがっていずれかのデータベースを使用することを決定し、その決定されたデータベースを用いて図4のステップS141以降の処理を実行するようにする。
【0129】
生体情報解析結果を平均化したときには、視聴ユーザのその回の印象をそのまま残すようにすることが困難になるが、この第3の実施形態によれば、特にその回のコンテンツ視聴時の感情心理状態を大切にして残したいと希望するときに、その希望通りに、その回の感情心理状態に関する生体情報解析結果をデータベースに記憶させておくことが可能になり、便利である。
【0130】
以上の説明は、第3の実施形態を第1の実施形態に適用した場合であるが、この第3の実施形態を、前述した第2の実施形態に適用することも可能である。
【0131】
[再生方法の第4の実施形態]
前述の第1〜第3の実施形態では、データベース再生を指定したときには、生体情報データベースから抽出したコンテンツの一覧を視聴ユーザに提供し、視聴ユーザがそのコンテンツ一覧から再生コンテンツを選択指定するようにしたが、この第4の実施形態では、データベース再生においては、指定された感情心理状態に適合するコンテンツを一つ選び出して、あるいは、視聴前に取得した生体情報により示される感情心理状態と同質あるいは逆質のコンテンツを一つ選び出して、自動的に再生開始とするようにする。
【0132】
この第4の実施形態によれば、データベース再生においては、自分が視聴したいコンテンツが、再生開始などの煩わしいキー操作入力を行わなくても自動的に再生されるというメリットがある。
【0133】
図11は、この第4の実施形態の再生処理ルーチンの一例を示すもので、この例は、データベース再生においては、視聴ユーザにより指定された感情心理状態に適合するコンテンツを一つ選び出して、そのコンテンツを自動再生する場合である。
【0134】
この第4の実施形態においても、再生指示に先立ち、視聴ユーザは、自分の視聴者IDを入力する。CPU101は、視聴者IDを受信したことを検知すると(ステップS181)、一般再生か、データベース再生かの問い合わせを、視聴ユーザに対して、LCD121の画面表示メッセージおよび/またはスピーカ129からの放音メッセージにより行なう(ステップS182)。
【0135】
ステップS182での問い合わせの画面に応じて、視聴ユーザは、データベース再生あるいは一般再生のいずれかを選択入力する。この選択入力に応じて、CPU101は、データベース再生あるいは一般再生のいずれが選択されたかを判別し(ステップS183)、一般再生が選択されたと判別したときには、前述の図2のステップS105以下の処理を行なうようにする。
【0136】
そして、ステップS83において、データベース再生が選択されたと判別したときには、CPU101は、この例においては、LCD121の画面に、再生により視聴ユーザが得たいと希望する感情心理状態の選択肢を表示するようにする(図4のステップS184)。
【0137】
視聴ユーザは、このLCD121の画面を参照して、希望する感情心理状態の選択指定を行なう。この選択指定は、例えば希望する感情心理状態の選択肢番号を、キー入力操作部122を通じて入力することにより行なう。
【0138】
CPU101は、この感情心理状態の選択指定の受信を確認すると(ステップS185)、選択指定された感情心理状態を招来するであろうコンテンツのうちから、最も適切であると判断することができる一つを、前述したようにして、生体情報データベース記憶装置109から検索して、抽出する(ステップS186)。
【0139】
次に、CPU101は、センサ装着検出素子135の検出出力をI/Oポート115を通じて取得し、その検出出力に基づいて、視聴ユーザには生体情報センサ134が装着されていて、生体情報の収集が可能であるか否か判別する(ステップS187)。そして、生体情報センサ134が視聴ユーザに装着されていると判別したときには、図3に示したステップS121以降の処理、あるいは、図10に示したステップS121以降の処理を実行する。
【0140】
このとき、ステップS186では、唯一のコンテンツが抽出されているので、そのコンテンツがコンテンツ記憶装置108から読み出されて再生されると共に、その視聴中生体情報の順次取得がなされる。
【0141】
ステップS187で、生体情報センサ134が視聴ユーザに装着されていないと判別したときには、CPU101は、ステップS186で抽出された唯一のコンテンツをコンテンツ記憶装置108から読み出して、その再生を開始させる(ステップS188)。
【0142】
そして、このコンテンツ再生状態においては、CPU101は、キー入力操作部122を通じて再生停止指示が入力されたか否か判別し(ステップS189)、再生停止指示が入力されたと判別したときには、CPU101は、コンテンツ記憶装置108からのコンテンツのデータの読み出しを停止するなどして、コンテンツ再生を停止する(ステップS190)。
【0143】
その後、CPU101は、キー入力操作部122を通じて再生再開指示の入力がなされたか否か判別し(ステップS191)、再生再開指示の入力がなされたと判別したときには、ステップS188に戻って、再生を再開する。また、CPU101は、ステップS191で、再生再開指示がなされてはいないと判別したときには、次のコンテンツに進む指示入力がキー入力操作部122を通じてなされたか否か判別する(ステップS192)。そして、次のコンテンツに進む指示入力がなされたと判別したときには、ステップS182に戻る。
【0144】
また、ステップS192で、次のコンテンツに進む指示入力が無かったと判別したときには、CPU101は、再生終了の指示入力がキー入力操作部122を通じてなされたか否か判別し(ステップS193)、再生終了でなければ、ステップS191に戻る。また、再生終了であると判別したときには、この再生処理ルーチンを終了する。
【0145】
前述したように、この第4の実施形態においては、視聴中生体情報の解析結果は、図3の例のように、常に前の解析結果と平均化して記憶装置109の同一コンテンツについての解析結果に反映するようにしてもよいし、図10の例のように、データベース化指示があったときにのみ記憶装置109に記憶するようにしても良い。
【0146】
また、この第4の実施形態を第2の実施形態と組み合わせることもできる。
【0147】
この第4の実施形態によれば、視聴ユーザは、希望する感情心理状態を指定するだけで、再生開始指示やコンテンツ選択指示をすることなく、希望のコンテンツの視聴が可能になり、非常に便利である。
【0148】
[コンテンツ配信システムの実施形態]
以上の実施形態は、再生装置にコンテンツ記憶装置と、生体情報データベース記憶装置が内蔵されていて、視聴ユーザの感情心理状態を考慮したコンテンツの再生ができるようにしたものであるが、前記記憶装置を内蔵する場合には、その記憶装置の容量に制限があり、大容量の記憶装置を内蔵しなれければならないという問題がある。
【0149】
この問題点を解決するために、この発明においては、コンテンツ配信システムを提供する。
【0150】
図12は、このコンテンツ配信システムの構成を示す図である。すなわち、この実施形態においては、インターネットなどのネットワーク150に、サーバ装置200が接続されると共に、このサーバ装置200に対してネットワーク150を通じてアクセス可能なクライアント端末300の複数個が接続される。
【0151】
この実施形態においては、クライアント端末300は、サーバ装置200に対して会員登録することにより、パスワードや暗証番号等の認証用情報を、サーバ装置200から取得し、その取得後は、それら取得したパスワードや暗証番号を用いて、サーバ装置200で認証が取られることにより、サーバ装置200に対してアクセスすることが可能になる。パスワードや暗証番号は、各クライアント端末300毎に異なるものとされ、各クライアント端末300のそれぞれを識別するための情報ともなる。
【0152】
この実施形態のサーバ装置200は、クライアント端末300が要求したコンテンツをダウンロードする。クライアント端末300は、コンテンツのダウンロードを要求するに際し、この実施形態では、前述した視聴ユーザの感情心理状態によるダウンロード要求コンテンツの指定ができる。
【0153】
図13は、この実施形態のサーバ装置200の構成例である。この実施形態のサーバ装置200は、CPU210に対して、システムバス211を介して、ROM212と、RAM213と、コンテンツデータベース記憶装置214と、生体情報データベース記憶装置215と、生体情報受信バッファ216と、生体情報解析部217と、ダウンロードデータ生成部218と、通信インターフェース219と、認証部220とが接続されている構成されている。
【0154】
生体情報解析部217と、ダウンロードデータ生成部218と、認証部219とは、それぞれI/Oポート221,222,223を介してシステムバス211に接続される。
【0155】
コンテンツデータベース記憶装置214は、前述した再生装置100のコンテンツ記憶装置108と同じ機能を少なくとも備えるものである。生体情報データベース記憶装置215には、前述した再生装置100の生体情報データベース記憶装置109に記憶されるものと等しい生体情報解析結果が記憶される。この実施形態では、生体情報解析結果は、視聴者IDに代わって、クライアント端末300毎に、また、視聴コンテンツのそれぞれに対応付けられて記憶されている。
【0156】
生体情報受信バッファ216は、後述するように、クライアント端末300から送られてくる生体情報を通信インターフェース219を通じて受信したものを、一時記憶するためのものである。
【0157】
生体情報解析部217は、前述の再生装置100の生体情報解析部136と同様の構成を備えるものとされる。
【0158】
ダウンロードデータ生成部218は、クライアント端末300にダウンロードするデータを生成するためのものである。認証部220は、クライアント端末300がサーバ装置200に対してアクセスしてきたときに、その認証処理を行なう。
【0159】
図14は、クライアント端末300の構成例を示すブロック図である。このクライアント端末300の構成例において、前述の再生装置100の構成と同一部分には、同一番号を付してその説明は省略することとする。ただし、CPUには、301の番号を付与した。
【0160】
この図14のクライアント端末300は、図1の再生装置100の構成要素のうち、コンテンツ記憶装置108と、生体情報データベース記憶装置109と、コンテンツ記録エンコード部124と、生体情報解析部136とを有しない。その代わりに、クライアント端末300には、ダウンロードデータバッファ310と、アップロードデータ生成部311とがシステムバス102に接続されて設けられる。
【0161】
ダウンロードデータバッファ310は、サーバ装置200からダウンロードされるコンテンツのデータを一時格納するためのものである。アップロードデータ生成部311は、後述するように、視聴中生体情報をサーバ装置200にアップロードするために用いられる。
【0162】
[コンテンツ配信のための処理動作]
1.サーバ装置200の処理動作
図15は、この実施形態におけるサーバ装置200のコンテンツ配信時の処理動作を説明するためのフローチャートである。
【0163】
先ず、サーバ装置200のCPU210は、クライアント端末300からのネットワーク150を経由したアクセスが到来したか否か判別し(ステップS201)、前記アクセスの到来を検知したら認証処理を実行する(ステップS202)。
【0164】
例えば、この認証処理は、前述したように、あらかじめクライアント端末300に与えられているパスワードや暗証番号の送信要求をクライアント端末300に送り、その送信要求に応じて送られてくるパスワードや暗証番号を、認証部220に登録されている会員クライアント端末のパスワードや暗証番号と比較して、一致したものがあるかどうかにより行なう。
【0165】
CPU101は、この認証処理の結果、認証が取れたか否かを判別し(ステップS203)、認証が取れなかったときには、認証NGをクライアント端末300に返送するなどの認証NGの処理を行なう(ステップS204)。
【0166】
また、CPU101は、認証がとれたときには、認証OKをクライアント端末300に送り(ステップS205)、その後、クライアント端末300から送られてくる感情心理状態の指定情報の受信を待ち(ステップS206)、感情心理状態の指定情報の受信を確認したときには、受信した生体情報データベースを検索して、該当するコンテンツを抽出する(ステップS207)。この場合に、認証がとれたことにより、アクセスしてきたクライアント端末300がいずれのクライアント端末であるかも、CPU210はパスワードや暗証番号から認識するので、検索する生体情報データベースは、当該アクセスしてきたクライアント端末300のデータベースとされる。
【0167】
そして、CPU210は、抽出したコンテンツの情報をダウンロードデータ生成部218に送り、抽出したコンテンツの一覧データを作成させ、作成されたコンテンツの一覧データを、通信インターフェース219からクライアント端末300にダウンロードする(ステップS208)。
【0168】
これに対してクライアント端末300からは、コンテンツ一覧から選択指示されたダウンロードを要求するコンテンツの選択指定情報が送られてくるので、CPU210は、このコンテンツの選択指定情報の受信を確認すると(ステップS209)、選択指定されたコンテンツをコンテンツデータベース記憶装置214から検索して抽出して、クライアント端末300にダウンロードする(ステップS210)。
【0169】
その後、この実施形態においては、後述するように、クライアント端末300からは視聴中生体情報が送られてくるので、当該視聴中生体情報の受信を確認すると(ステップS211)、CPU101は、生体情報解析部217で前述の再生装置の実施形態の場合と同様に当該視聴中生体情報の解析を行なわせるようにする(ステップS212)。そして、その生体情報の解析結果を、クライアント端末ごとに管理される生体情報データベース記憶装置215のデータベースに反映させるようにする(ステップS213)。
【0170】
なお、上記の、サーバとクライアント間の通信は、個人情報を保護するために内容を暗号化して送受信することが望ましい。
【0171】
2.クライアント端末300の処理動作
図16および図17は、この実施形態におけるクライアント装置300のコンテンツ配信時の処理動作を説明するためのフローチャートである。
【0172】
先ず、クライアント端末300のCPU301は、サーバ装置200へのアクセス要求がなされたか否か判別し(ステップS221)、当該アクセス要求がなされなかったと判別したときには、その他の処理を行なう(ステップS222)。
【0173】
クライアント端末300のCPU301は、サーバ装置200へのアクセス要求がなされたと判別したときには、ユーザからのパスワードや暗証番号の入力を受け付けて、それをサーバ装置200に送信する(ステップS223)。次に、CPU301は、サーバ装置200から認証OKを受信したか否か判別し(ステップS224)、認証OKではなく、認証NGを受信したときには、認証NGのときの処理を実行する(ステップS225)。
【0174】
ステップS224で認証OKを受信したことを確認したときには、CPU301は、視聴ユーザに感情心理状態の入力を促し、その結果、入力される感情心理状態の指定を受け付ける(ステップS226)。そして、この感情心理状態の指定を受け付けたことを確認すると、CPU301は、その指定情報を伴ったダウンロード要求をサーバ装置200に送る(ステップS227)。
【0175】
このダウンロード要求に対しては、サーバ装置200からは、前述したように、生体情報データベースから検索されて抽出されたコンテンツの一覧データがダウンロードされてくるので、CPU301は、そのダウンロードデータを受信して(ステップS228)、そのコンテンツ一覧をLCD121の画面に表示する(ステップS229)。このときの画面表示は、前述した図6や図7に示したものと同様である。
【0176】
視聴ユーザは、このコンテンツの一覧から希望するコンテンツを選択指定するので、CPU301は、キー入力操作部122を通じたその選択指定を受け付けると(ステップS230)、当該コンテンツの選択指定情報をサーバ装置200に送る(ステップS231)。
【0177】
このコンテンツの選択指定情報に対しては、サーバ装置200からは、該当コンテンツのデータがダウンロードされてくるので、CPU301は、ダウンロードされてくるコンテンツのデータを、ダウンロードデータバッファ310に一時格納する(ステップS232)。
【0178】
次に、CPU301は、センサ装着検出素子135の検出出力をI/Oポート115を通じて取得し、その検出出力に基づいて、視聴ユーザには生体情報センサ134が装着されていて、生体情報の収集が可能であるか否か判別する(ステップS241)。
【0179】
ステップS241において、生体情報センサ134が視聴ユーザに装着されていないと判別したときには、CPU301は、ダウンロードデータバッファ310から、前記指定されたコンテンツのデータを読み出して、コンテンツ再生処理を実行する(ステップS242)。そして、CPU301は、コンテンツが最後まで再生されたか否か判別し(ステップS243)、最後まで再生されたと判別したときには、コンテンツ再生を停止し、サーバ装置200との接続を解除するなどの終了処理をする(ステップS244)。そして、この再生ルーチンを終了する。
【0180】
また、ステップS241で、生体情報センサ134が視聴ユーザに装着されていると判別したときには、CPU301は、ダウンロードデータバッファ310から、前記指定されたコンテンツのデータを読み出して、コンテンツ再生処理を実行すると共に、生体情報センサ134から生体情報、この例では、心拍情報を取り込む(ステップS245)。取り込んだ生体情報は、この例では、アップロードデータ生成部311が内蔵するバッファメモリに格納される。
【0181】
そして、CPU301は、コンテンツが最後まで再生されたか否か判別し(ステップS246)、最後まで再生されたと判別したときには、コンテンツ再生を停止し、視聴中生体情報をすべてと、コンテンツの識別情報とを含むアップロードデータを、アップロードデータ生成部311で作成させるようにし、当該作成したアップロードデータをサーバ装置200に送るようにする(ステップS247)。その後、サーバ装置200との接続を解除するなどの終了処理をする(ステップS248)。そして、この再生ルーチンを終了する。
【0182】
以上のようにして、このコンテンツ配信システムによれば、視聴ユーザが感情心理状態を指定してコンテンツのダウンロード要求をすると、その指定された感情心理状態に適合するコンテンツが自動的にダウンロードされる。
【0183】
なお、図15および図16の例では、コンテンツの視聴が終了するまで、クライアント端末300とサーバ装置200とはオンライン接続された状態になるが、サーバ装置200からのコンテンツデータをダウンロードデータバッファ310に格納したときには、サーバ装置との通信路を、一旦切断し、その後、当該コンテンツの再生が終了したときに、アップロードすべき生体情報があるときには、再度、サーバ装置200にアクセスして通信路を形成して、生体情報をアップロードするようにしても勿論よい。
【0184】
なお、以上のコンテンツ配信システムの説明は、再生装置の第1の実施形態の発明をコンテンツ配信システムに適用した場合であるが、上述した再生装置の第2の実施形態〜第4の実施形態およびその変形例の発明をも、コンテンツ配信システムに適用することができることは言うまでもない。
【0185】
また、生体情報解析部は、図14の実施形態では、サーバ装置200側に設けたが、クライアント端末300側に設けるようにしてもよい。しかし、その場合には、生体情報の時系列データをサーバ装置200に送る必要がある場合、視聴中生体情報の解析結果と共に、すべての生体情報の時系列データをそのままあるいは圧縮してサーバ装置200に送るようにする必要がある。
【0186】
[その他の変形例]
なお、上述の実施形態においては、最大心拍変化点を求めるようにしたので、コンテンツの再生は、当該最大心拍変化点の前後についてのみ行なうように構成することもできる。その場合には、視聴ユーザは、希望する感情心理状態に迅速に誘引されることが期待できる。
【0187】
また、上述の実施形態では、生体情報データベースには、生体情報解析結果を格納するようにしたが、生体情報データベースには、生体情報のみを記憶するようにして、視聴ユーザからデータベース再生が指示されたときや、感情心理状態に応じたコンテンツのダウンロード要求を受けたときに、必要に応じて生体情報データベース記憶装置から読み出した生体情報を生体情報解析部で解析するようにしても良い。
【0188】
また、上述の説明では、生体情報データベースは、視聴者IDで識別される視聴ユーザ個々に対応して再生装置で取得して、記憶するようにしたが、生体情報の解析結果を平均化した場合には、視聴ユーザ個々のばらつきを考慮する必要がなくなる。そこで、視聴ユーザ個々に対応して生体情報解析結果をコンテンツ毎に記憶するのではなく、各コンテンツに一つの生体情報解析結果(平均化した生体情報解析結果)を対応させて記憶させるようにしても良い。その場合には、視聴者IDの入力は不必要となる。また、コンテンツ配信システムにおいても、クライアント端末毎の生体情報データベースを用意する必要がなくなる。
【0189】
この平均化の考えを発展させると、コンテンツ毎のそれぞれに対応して、複数人の視聴者の視聴中生体情報の解析結果を平均化した情報を予め用意しておき、それを生体情報データベースとして保持するようにすることで、視聴中生体情報の取得を行なう必要がない再生装置を提供することができる。
【0190】
その場合には、視聴ユーザは、視聴中生体情報の取得のために、煩わしい生体情報センサの装着の必要がなくなるというメリットがある。
【0191】
また、コンテンツ毎の視聴中生体情報解析結果(平均化解析結果の情報)を、各コンテンツに付随させて、流通させることが可能になる。例えば、コンテンツのダウンロードの際に、当該コンテンツについての視聴中生体情報解析結果が付随されてダウンロードされ、それが再生装置100のデータベース装置109に記憶されて、コンテンツ検索に利用されるようにすることもできる。
【0192】
また、ディスクなどの記録媒体にコンテンツが記録される場合に、当該コンテンツについての視聴中生体情報解析結果を付随して記憶しておき、その視聴中生体情報解析結果を読み出して、生体情報データベース記憶装置109に記憶するようにすることもできる。
【0193】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、ユーザの感情心理状態を反映したコンテンツの選択指定が可能な再生方法、再生装置およびコンテンツ配信システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による再生装置の一実施形態のブロック図である。
【図2】第1の実施形態の再生装置における再生処理動作のフローチャートの一部を示す図である。
【図3】第1の実施形態の再生装置における再生処理動作のフローチャートの一部を示す図である。
【図4】第1の実施形態の再生装置における再生処理動作のフローチャートの一部を示す図である。
【図5】第1の実施形態の再生装置における生体情報データベースの一例を説明するための図である。
【図6】第1の実施形態の再生装置におけるコンテンツ一覧画面の一例を示す図である。
【図7】第1の実施形態の再生装置におけるコンテンツ一覧画面の他の一例を示す図である。
【図8】第2の実施形態の再生装置における再生処理動作のフローチャートの一部を示す図である。
【図9】第2の実施形態の再生装置における再生処理動作のフローチャートの一部を示す図である。
【図10】第3の実施形態の再生装置における再生処理動作のフローチャートの一部を示す図である。
【図11】第4の実施形態の再生装置における再生処理動作のフローチャートの一部を示す図である。
【図12】この発明によるコンテンツ配信システムの実施形態の構成例を示す図である。
【図13】図12の実施形態のサーバ装置の構成例を示すブロック図である。
【図14】図12の実施形態のクライアント端末の構成例を示すブロック図である。
【図15】図12の実施形態のサーバ装置の処理動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
【図16】図12の実施形態のクライアント端末の処理動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図である。
【図17】図12の実施形態のクライアント端末の処理動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図である。
【符号の説明】
108…コンテンツ記憶装置、109…生体情報データベース記憶装置、134…生体情報センサ、136…生体情報解析部

Claims (20)

  1. 音声や音楽および/または映像のコンテンツを視聴したときの視聴者の生体情報あるいは当該生体情報の解析結果を、前記コンテンツの識別子と対応付けてデータベースに記憶しておき、
    前記音声や音楽および/または映像のコンテンツの再生に先立ち、ユーザにより指定された、視聴したい前記音声や音楽および/または映像のコンテンツに対する感情心理状態に対応するコンテンツを、前記データベースから、前記生体情報あるいは当該生体情報の解析結果に基づいて検索して前記ユーザに提示する
    ことを特徴とする再生方法。
  2. 音声や音楽および/または映像のコンテンツを視聴したときの視聴者の生体情報あるいは当該生体情報の解析結果を、前記コンテンツの識別子と対応付けてデータベースに記憶しておき、
    前記音声や音楽および/または映像のコンテンツの再生に先立ち、ユーザの生体情報を検出し、検出された生体情報に基づいて、前記ユーザの感情心理状態を判別し、当該感情心理状態と同質あるいは逆の感情心理状態に対応するコンテンツを、前記データベースから、前記生体情報あるいは当該生体情報の解析結果に基づいて検索して前記ユーザに提示する
    ことを特徴とする再生方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の再生方法において、
    前記検索の結果のコンテンツの一覧を、前記ユーザに提示するようにし、
    前記ユーザは、前記提示されたコンテンツの一覧中から、再生するコンテンツを指定することができるようにした
    ことを特徴とする再生方法。
  4. 請求項1または請求項2に記載の再生方法において、
    前記検索の結果のコンテンツを再生することにより、前記ユーザに提示する
    ことを特徴とする再生方法。
  5. 請求項1または請求項2に記載の再生方法において、
    前記データベースには、前記音声や音楽および/または映像のコンテンツを視聴したときの視聴者の生体情報あるいは当該生体情報の解析結果は、個々の視聴者識別子と対応付けて記憶するようにし、
    前記データベースからの前記コンテンツの検索は、前記視聴者識別子に基づいて、前記ユーザが視聴者となったときの前記生体情報あるいは当該生体情報の解析結果について行なう
    ことを特徴とする再生方法。
  6. 請求項3に記載の再生方法において、
    前記データベースには、前記生体情報が、前記音声や音楽および/または映像のコンテンツに時間的に同期した時系列情報として記憶され、
    前記検索の結果のコンテンツについての前記生体情報が、時系列表示されて、前記ユーザに提示される
    ことを特徴とする再生方法。
  7. 請求項1または請求項2に記載の再生方法において、
    前記生体情報は、心拍、脈波、呼吸、血圧、心電、脳波、皮膚の発汗、皮膚抵抗、体動、脳磁図、筋電、体表面温度、瞳孔径の大きさ、マイクロバイブレーション、生化学反応の中の少なくとも一つである
    ことを特徴とする再生方法。
  8. 音声や音楽および/または映像のコンテンツを前記コンテンツの識別子と対応付けて格納する格納手段と、
    前記音声や音楽および/または映像のコンテンツを視聴したときの視聴者の生体情報あるいは当該生体情報の解析結果を、前記コンテンツの識別子と対応付けて記録しているデータベースと、
    ユーザが視聴したい前記音声や音楽および/または映像のコンテンツに対する感情心理状態についての入力をするための入力手段と、
    前記入力手段により入力された前記ユーザにより指定された感情心理状態に対応するコンテンツを、前記データベースから検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索されたコンテンツを前記ユーザに提示するコンテンツ提示手段と、
    を備えることを特徴とする再生装置。
  9. 音声や音楽および/または映像のコンテンツを前記コンテンツの識別子と対応付けて格納する格納手段と、
    前記音声や音楽および/または映像のコンテンツを視聴したときの視聴者の生体情報あるいは当該生体情報の解析結果を、前記コンテンツの識別子と対応付けて記録しているデータベースと、
    前記音声や音楽および/または映像のコンテンツの再生を開始する前のユーザの生体情報を検出する視聴前生体情報検出手段と、
    前記視聴前生体情報検出手段によって検出された生体情報に基づいて、前記ユーザの感情心理状態を判別し、当該感情心理状態と同質あるいは逆の感情心理状態に対応するコンテンツを、前記データベースから検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索されたコンテンツを前記ユーザに提示するコンテンツ提示手段と、
    を備えることを特徴とする再生装置。
  10. 請求項8または請求項9に記載の再生装置において、
    前記コンテンツ提示手段は、前記検索手段における検索結果のコンテンツの一覧を前記ユーザに提示するものであり、
    前記提示されたコンテンツの一覧中から、再生するコンテンツをユーザが指定することができるようにした
    ことを特徴とする再生装置。
  11. 請求項8または請求項9に記載の再生装置において、
    前記コンテンツ提示手段は、前記検索手段での検索の結果のコンテンツを再生することにより、前記ユーザに提示する
    ことを特徴とする再生装置。
  12. 請求項8または請求項9に記載の再生装置において、
    前記データベースには、前記音声や音楽および/または映像のコンテンツを視聴したときの視聴者の生体情報あるいは当該生体情報の解析結果は、個々の視聴者識別子と対応付けられて記憶され、
    前記データベースからの前記指定された感情心理状態に対するコンテンツの検索は、前記感情心理状態を指定したユーザが視聴者となったときの前記生体情報あるいは当該生体情報の解析結果に基づいて行なう
    ことを特徴とする再生装置。
  13. 請求項8または請求項9に記載の再生装置において、
    前記データベースには、前記生体情報が、前記音声や音楽および/または映像のコンテンツに時間的に同期した時系列情報として記憶され、
    前記コンテンツ提示手段は、前記検索の結果のコンテンツについての前記生体情報を、時系列表示して、前記ユーザに提示する
    ことを特徴とする再生装置。
  14. 請求項8または請求項9に記載の再生装置において、
    前記生体情報は、心拍、脈波、呼吸、血圧、心電、脳波、皮膚の発汗、皮膚抵抗、体動、脳磁図、筋電、体表面温度、瞳孔径の大きさ、マイクロバイブレーション、生化学反応の中の少なくとも一つである
    ことを特徴とする再生装置。
  15. 請求項8または請求項9に記載の再生装置において、
    前記格納手段は、光ディスク、磁気テープ、ハードディスク、半導体メモリのうちのいずれかを用いた手段である
    ことを特徴とする再生装置。
  16. 配信サーバ装置と、ネットワークを通じて前記配信サーバ装置に接続されるクライアント端末とからなるコンテンツ配信システムにおいて、
    前記配信サーバ装置は、
    音声や音楽および/または映像のコンテンツを前記コンテンツの識別子と対応付けて格納する格納手段と、
    前記音声や音楽および/または映像のコンテンツを視聴したときの視聴者の生体情報あるいは当該生体情報の解析結果を、前記コンテンツの識別子と対応付けて記録しているデータベースと、
    前記クライアント端末からの視聴したい前記音声や音楽および/または映像のコンテンツに対する感情心理状態についての情報を受信したときに、感情心理状態に対応するコンテンツを、前記データベースから検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索されたコンテンツに関する情報を前記ネットワークを通じて前記クライアント端末に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記クライアント端末は、
    ユーザが視聴したい前記音声や音楽および/または映像のコンテンツに対する感情心理状態についての入力をするための入力手段と、
    前記入力手段により入力された前記ユーザにより指定された感情心理状態の情報を前記配信サーバ装置に送る手段と、
    前記配信サーバ装置から送られてくる前記検索手段により検索されたコンテンツに関する情報を受信して、前記ユーザに提示するコンテンツ提示手段と、
    を備える
    ことを特徴とするコンテンツ配信システム。
  17. 配信サーバ装置と、ネットワークを通じて前記配信サーバ装置に接続されるクライアント端末とからなるコンテンツ配信システムにおいて、
    前記配信サーバ装置は、
    音声や音楽および/または映像のコンテンツを前記コンテンツの識別子と対応付けて格納する格納手段と、
    前記音声や音楽および/または映像のコンテンツを視聴したときの視聴者の生体情報あるいは当該生体情報の解析結果を、前記コンテンツの識別子と対応付けて記録しているデータベースと、
    前記クライアント端末からのユーザの生体情報に基づいて、前記ユーザの感情心理状態を判別し、当該感情心理状態と同質あるいは逆の感情心理状態に対応するコンテンツを、前記データベースから検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索されたコンテンツに関する情報を前記ネットワークを通じて前記クライアント端末に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記クライアント端末は、
    前記音声や音楽および/または映像のコンテンツの再生を開始する前のユーザの生体情報を検出する生体情報検出手段と、
    前記生体情報検出手段で検出された前記ユーザの生体情報を前記配信サーバ装置に送る手段と、
    前記配信サーバ装置から送られてくる前記検索手段により検索されたコンテンツに関する情報を受信して、前記ユーザに提示するコンテンツ提示手段と、
    を備える
    ことを特徴とするコンテンツ配信システム。
  18. 請求項16または請求項17に記載のコンテンツ配信システムにおいて、
    前記配信サーバ装置の前記送信手段は、前記検索手段での検索結果のコンテンツの一覧情報を、前記コンテンツに関する情報として前記クライアント端末に送るものであり、
    前記クライアント端末の前記コンテンツ提示手段は、前記コンテンツの一覧を表示して、ユーザに提示するものであると共に、
    前記クライアント端末は、前記コンテンツ提示手段により提示された前記コンテンツの情報から指定された配信を要求するコンテンツを指定する配信コンテンツ指定情報を前記配信サーバ装置に送る配信コンテンツ指定手段と、
    を備え、
    前記配信サーバは、前記クライアント端末からの前記配信コンテンツ指定情報により要求されるコンテンツを前記格納手段から読み出して、前記クライアント端末に配信する
    ことを特徴とするコンテンツ配信システム。
  19. 請求項16または請求項17に記載のコンテンツ配信システムにおいて、
    前記配信サーバ装置の前記送信手段は、前記検索手段での検索結果のコンテンツの情報そのものを、前記コンテンツに関する情報として送信するものであり、
    前記クライアント端末の前記コンテンツ提示手段は、受信した前記コンテンツの情報を再生することにより、前記ユーザに提示する
    ことを特徴とするコンテンツ配信システム。
  20. 請求項16または請求項17に記載のコンテンツ配信システムにおいて、
    前記クライアント端末は、
    前記音声や音楽および/または映像のコンテンツを視聴したときのユーザの生体情報を検出する視聴中生体情報検出手段と、
    前記視聴中生体情報検出手段で検出された視聴中生体情報を、前記配信サーバ装置に送信する手段と、
    を備え、
    前記配信サーバ装置は、
    前記視聴中生体情報を受信して解析し、その解析結果を前記データベースに反映させる手段を備える
    ことを特徴とするコンテンツ配信システム。
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