JP2009199383A - 音響システム - Google Patents

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【課題】ユーザの体調、精神状態等の健康状態に客観的に適した音楽・音声等のコンテンツを自動で再生する技術を提供する。
【解決手段】音響システムでは、ユーザの生体情報が、携帯機41、トイレ内設備G18,G25、洗面室内設備G17から取得される。ホームサーバ31は、健康状態ごとに適する複数の音コンテンツを記憶しているコンテンツデータベースを有している。ホームサーバ31は、ユーザの生体情報に基づき健康状態を解析し、当該解析した健康状態に基づき、コンテンツデータベースから音コンテンツを選択する。さらに、ホームサーバ31は、オーディオ装置A13,A14,A22,A23,A24を制御し、コンテンツデータベースから選択した音コンテンツを再生させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ユーザの体調、精神状態等の健康状態に応じて、適切な音楽・音声等のコンテンツを自動で再生する音響システムに関する。
現在、市場で提供されている音楽・音声等のコンテンツは多数存在し、ユーザが自己に適したコンテンツを自力で選択することが難しい場合がある。そこで、コンテンツの選択を支援する技術が開発されており、例えば特許文献1のシステムは、ユーザが過去に選択した音楽を解析し、解析データに基づいて他の音楽を新たに推薦する。そして、ユーザは、推薦された音楽の中から最適なものを選択する。このシステムによれば、ユーザは、夥しい数の音楽の中から、自己の嗜好に合った音楽を容易に選択することができる。
特表2007−508636号公報
上記特許文献1のシステムでは、過去の履歴に基づき解析されたユーザの嗜好に応じて音楽が推薦される。このため、例えばユーザが疲れを感じているときでも、テンポが速く単純でリズミカルな音楽が選択されることがあり、かかる場合、呼吸、血圧、脈拍等が増加して却って疲労を増加させる可能性も考えられる。また、最終的にはユーザ自身が音楽の選択を行う必要があることから、その手間が煩わしく感じられることも考えられる。
本発明は、ユーザの体調、精神状態等の健康状態に客観的に適した音楽・音声等のコンテンツを自動で再生する技術を提供することを主たる目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
すなわち、第1の手段は、健康状態ごとに適する複数の音コンテンツが適する健康状態を記憶しているコンテンツデータベースと、ユーザの生体情報に基づき健康状態を解析する健康状態解析手段と、当該健康状態解析手段により解析された健康状態に基づき、前記コンテンツデータベースから音コンテンツを選択する音コンテンツ選択手段と、当該音コンテンツ選択手段が選択した音コンテンツを再生する音コンテンツ再生装置とを備える。
「音コンテンツ」とは、音楽、自然音、人工作成音等、音から成るコンテンツを全て含む。「音コンテンツ」の単位としては種々考えられ、例えば1トラック(1曲)を1単位として捉えたり、3トラック(3曲)を1単位として捉えたりすることができる。あるいは、1アルバムを1単位として捉えてもよく、さらには所定の時間単位(例えば3分、10分など)で区切った単位を1単位と考えることもできる。また、「健康状態」とは、体調(例えば、通常状態、疲労状態、病気状態等)、精神状態(例えば、リラックス状態、緊張状態、睡眠状態等)等のことをいう。
ユーザの健康状態は、脈拍、体動、皮膚温度、皮膚電位、体重、体脂肪、体温、骨密度等の生体情報に基づき解析される。各音コンテンツは、周波数・音量レベル・リズム・テンポ等や、コード進行の繰り返しパターンや盛り上り区間等の固有の特徴を有しており、それぞれが適する健康状態がある。例えば、ゆったりとしたテンポの音コンテンツは、緊張状態を緩和するのに適しているとされており、コンテンツデータベースには、各音コンテンツが適する健康状態が記憶されている。第1の手段によれば、生体情報から解析されたユーザの健康状態に基づき音コンテンツが選択されるため、客観的にユーザの健康状態に適した音コンテンツが、ユーザの手間を煩わせることなく再生される。
第2の手段のように、前記コンテンツデータベースは、ユーザごとに、各ユーザに適した音コンテンツを記憶していることが好ましい。各ユーザに適した音コンテンツは、例えば上記特許文献1に記載の技術によりユーザの嗜好に基づき推薦された音コンテンツの中から選択したり、ユーザの年齢、性別等の属性に基づき推薦された音コンテンツの中から選択したり、ユーザが自力で選択したりする等によって、コンテンツデータベースに記憶される。
第3の手段は、ユーザによる入力操作を受け付ける入力手段を備え、前記コンテンツデータベースは、前記音コンテンツ再生装置による音コンテンツ再生中に、当該音コンテンツを調整する操作が前記入力手段で受け付けられた場合、当該音コンテンツと、前記操作により調整された内容と、その時点でのユーザの健康状態とを対応付けて記憶する。
選択された音コンテンツの再生中に、ユーザによる入力操作によって、例えば特定音域のカット、リズム・テンポの変更等の調整がなされたり、他の音コンテンツに変更された場合は、操作対象となった音コンテンツと、その調整内容又は変更された音コンテンツと、その時点での健康状態とを対応付けてコンテンツデータベースに記憶しておく。これにより、ユーザの嗜好をより反映したデータが蓄積される。
なお、第3の手段によりデータベースに記憶された情報には、健康状態が含まれている。このため、前記音コンテンツ選択手段は、これら健康状態に基づき音コンテンツを選択することができ、よりユーザの嗜好に合った音コンテンツが選択される。
第4の手段は、前記ユーザの健康状態に基づき音コンテンツの聴取目的を推定する聴取目的推定手段を備え、前記コンテンツデータベースは、聴取目的ごとに適する音コンテンツをさらに記憶しており、前記音コンテンツ選択手段は、前記聴取目的推定手段が推定した聴取目的に基づき、前記コンテンツデータベースから音コンテンツを選択する。
ユーザの体調(例えば、通常状態、疲労状態、病気状態等)、精神状態(例えば、リラックス状態、緊張状態、睡眠状態等)等の健康状態に基づき、ユーザが所望するであろう聴取目的を推定することができる。例えば、ユーザの精神状態が緊張状態と解析された場合、「リラックスするため」という聴取目的が推定される。一方、各音コンテンツは、周波数・音量レベル・リズム・テンポ等や、コード進行の繰り返しパターンや盛り上り区間等の固有の特徴を有しており、それぞれが適する聴取目的がある。例えば、ゆったりとしたテンポの音コンテンツは、リラックスを目的として聴取するのに適しているとされており、コンテンツデータベースには、各音コンテンツが適する聴取目的が記憶されている。第4の手段によれば、ユーザの健康状態から推定された聴取目的に適した音コンテンツが自動で選択されるため、客観的にユーザの健康状態に適した音コンテンツが再生される。
第5の手段では、前記音コンテンツには、予定された再生順序の単位ごとに区切りが設けられており、前記健康状態解析手段は、前記音コンテンツ選択手段により選択され、再生されている音コンテンツが区切りに到達した時点で、ユーザの健康状態を解析し、当該解析した健康状態に基づき、前記聴取目的推定手段により推定された聴取目的の効果の程度を判定し、前記コンテンツデータベースでは、前記判定された聴取目的の効果の程度を反映して、各音コンテンツが適する聴取目的が書き換えられる。
音コンテンツの単位として、例えば1トラック(1曲)、3トラック(3曲)、1アルバム、所定の時間単位(例えば3分、10分など)などが考えられ、予定された再生順序の単位ごとに区切りが設けられている。そして、ユーザの健康状態に基づき推定された聴取目的に適した音コンテンツが区切りに到達した時点で、実際にどの程度の効果があったかを判定し、その程度を反映してデータを書き換えることで、より精度の高いコンテンツデータベースが構築される。
第6の手段は、前記音コンテンツ再生装置が再生する音コンテンツを聴取可能な範囲に存在するユーザを特定するユーザ特定手段を備え、前記コンテンツデータベースは、前記健康状態解析手段により判定された聴取目的の効果の程度が複数のユーザについて高かった音コンテンツについては、その旨の情報を対応付けて記憶し、前記音コンテンツ選択手段は、前記ユーザ特定手段が複数のユーザを特定した場合、又は前記聴取目的の効果の程度が判定されていないユーザを特定した場合、前記コンテンツデータベースから、前記判定された聴取目的の効果の程度が複数のユーザについて高かった音コンテンツを選択する。
聴取目的の効果の程度が複数のユーザについて高かった音コンテンツは、一般的に効果の程度が高い(汎用性の高い)音コンテンツと推測できる。したがって、複数のユーザを対象として再生する必要がある場合、又は前記聴取目的の効果が未知のユーザを対象として再生する必要がある場合に、このような音コンテンツを選択することは、難が少ないと考えられる。
第7の手段では、前記ユーザ特定手段は、ユーザの年齢、性別等の属性をさらに特定し、前記コンテンツデータベースでは、前記属性グループが同じである複数のユーザについて前記判定された聴取目的の効果の程度を反映して、各音コンテンツに対応する聴取目的が書き換えられる。
第7の手段では、年齢、性別等の属性グループが同じの複数のユーザについて判定された聴取目的の効果の程度を反映して、各音コンテンツが適する聴取目的が書き換えられる。これにより、ユーザの属性による効果の程度を反映したコンテンツデータベースが構築されていく。
第8の手段は、日時、気象等の外部条件の情報を取得する外部条件情報取得手段を備え、前記コンテンツデータベースは、前記外部条件ごとに適する音コンテンツをさらに記憶しており、前記音コンテンツ選択手段は、前記外部条件情報取得手段が取得した外部条件情報に基づき、前記コンテンツデータベースから音コンテンツを選択する。
日時、気象等の外部条件の情報は、例えば時計機能、カレンダ機能により、あるいはインターネット上から取得することができる。各音コンテンツは、周波数・音量レベル・リズム・テンポ等や、コード進行の繰り返しパターンや盛り上り区間等の固有の特徴を有しており、それぞれが適する時間帯、季節、気象等の外部条件がある。例えば、明るい基調で早いテンポの音コンテンツは、夏に適していると考えられ、コンテンツデータベースには、各音コンテツが適する外部条件が記憶されている。第8の手段によれば、外部条件に適した音コンテンツが選択され、よりTPOに合った音コンテンツが再生される。
第9の手段は、前記音コンテンツ再生装置が配置されるスペースの壁、床、天井、又は建具のうち少なくともいずれかを多孔構造の面材で構成し、前記面材にアクチュエータを取り付け、面材の孔部について開口面積を調整可能とした。
例えば、面材の下地材又は仕上材のうち少なくとも一方を平坦面方向において平行移動すれば、下地材の孔群の位置と仕上材の孔群の位置を、一致させたりずらしたりすることができる。これにより、例えば大音量のコンテンツが再生される場合は、下地材の孔群の位置と仕上材の孔群の位置を一致させて孔部の開口面積を拡大し音反射率を低下させることができる。一方、例えば小音量のコンテンツが再生される場合は、下地材の孔群の位置と仕上材の孔群の位置をずらして孔部を閉鎖させ音反射率を上げることができる。
第10の手段は、複数の内部空間を有する建物に適用され、音コンテンツ再生装置が配置された内部空間ごとに音コンテンツを再生する。
例えば複数のユーザがそれぞれ別の内部空間にいて建物全体で一律に同じ音コンテンツを再生したくない場合もあり得る。第10の手段では、音コンテンツ再生装置が配置された内部空間(部屋、廊下など)にいるユーザに合わせて、異なる音コンテンツを再生することができる。
以下に、本発明の音響システムを具現化した一実施形態を図面に基づいて説明する。最初に、本実施形態の音響システムが適用される二階建て住宅における各階の間取り例を図1に基づいて説明する。
図1に示すように、住宅は一階部分10と二階部分20とを有しており、一階部分10には、主な屋内スペースとして、玄関11、廊下12、和室13、リビング14、ダイニング15、キッチン16、洗面室17、トイレ18及び浴室19が設けられている。また、二階部分20には、主な屋内スペースとして、階段ホール21、主寝室22、子供部屋23,24、トイレ25が設けられている。
一階部分10の和室13、リビング14、及び二階部分20の主寝室22、子供部屋23,24にはそれぞれオーディオ装置A13,A14,A22,A23,A24が配置され、また、リビング14には、テレビT14が配置されている。また、一階部分10のトイレ18及び二階部分20のトイレ25にはそれぞれトイレ内設備G18,G25が設置され、一階部分10の洗面室17には洗面室内設備G17が設置されている。
音響システムでは、一階部分10及び二階部分20の各スペースにおいて、ユーザに携帯される携帯機(携帯型通信装置)との間で無線通信が行われ、その時のユーザの位置が確認される。携帯機との無線通信を行うための構成として、図2に示すように、一階部分10の各スペース11〜19にはそれぞれ受信装置J1,J2,J3,J4,J5,J6,J7,J8,J9が設けられ、二階部分20の各スペース21〜25にはそれぞれ受信装置J11,J12,J13,J14,J15が設けられている。各受信装置J1〜J9,J11〜J15が設けられているスペースに携帯機41(図3参照)が進入してきた場合(又は設置箇所に接近した場合)、同携帯機41から送信される各種情報を受信できるものとされている。
次に、音響システムの概略的な構成について図3に基づいて説明する。
図3に示すように、ホームサーバ31には、一階部分10及び二階部分20の各受信装置J1〜J9,J11〜J15がネットワーク線32を介して接続されている。また、同じくホームサーバ31には、一階部分10のトイレ内設備G18、洗面室内設備G17、及び二階部分のトイレ内設備G25がネットワーク線33を介して接続されており、さらに、一階部分10及び二階部分20のオーディオ装置A13,A14,A22,A23,A24、及びテレビT14がネットワーク線34を介して接続されている。さらに、ホームサーバ31は、インターネット35に接続されており、インターネット35を介して外部情報(気象情報、コンテンツ情報等)を取得することができる。
ホームサーバ31は、CPU、メモリ、入力部、表示部等を有するコンピュータである。ホームサーバ31は、各受信装置J1〜J9,J11〜J15を通じて、携帯機41より、後述するID情報及び生体情報等を入力し、その入力情報に基づいてオーディオ装置A13,A14,A22,A23,A24の制御を実施する。一方、オーディオ装置A13,A14,A22,A23,A24、及びテレビT14は、ホームサーバ31にON/OFF状態の信号を送信する。
携帯機41は、無線通信部42を備えており、例えば、1つ部屋程度のエリアを通信範囲(送受信範囲)として、各受信装置J1〜J9,J11〜J15との間で無線通信が可能となっている。また、携帯機41は、生体情報計測部43を備えており、ユーザの生体情報をリアルタイムで計測する。生体情報は、脈拍、体動、皮膚温度、皮膚電位等であり、本実施の形態では、少なくとも脈拍が計測される。さらに、携帯機41にはメモリ44が設けられており、そのメモリ44には、それぞれの所有者(ユーザ)ごとに異なる個別のID情報(識別情報)が記憶されている。ID情報は、少なくとも本制御システムで認証されるユーザであって、かつ、認証対象とされる複数のユーザ(例えば同居する家族)が個別に識別可能となる情報であり、後述する優先順位が明らかになる情報(例えば年齢の情報)や性別等の情報も含まれている。計測された生体情報はID情報等と関連付けられて、時々刻々と、各受信装置J1〜J9,J11〜J15を介してホームサーバ31に送信される。なお、ID情報等はホームサーバ31にも登録されており、ホームサーバ31では受信した生体情報がどのユーザのものかを把握することが可能である。
携帯機41は、小型で常備しやすくユーザの生体情報を計測できるものである。本実施形態ではユーザの手首に装着されるリストバンド型であるが、例えばペンダント型、指輪型等として具現化することが考えられる。また、ユーザに直接装着されるものでなくても、生体情報を計測できる機能を有していれば、スマートキーシステムで使用される電子キーを携帯機41として用いたり、日常的に使用される携帯電話を携帯機41として用いたり、通信機能を有するICカードを携帯機41として用いたりすることもできる。なお、携帯機41が携帯電話の場合、各受信装置J1〜J9,J11〜J15では通信電波を受信し、ユーザが電話中である旨の情報をホームサーバ31に送信する。
トイレ内設備G18,G25は、便器内に設置されてユーザの排泄物から血糖値等の測定を行う機器や、ユーザが便座に着座したときの足裏位置及び便座に設置されてユーザが便座を使用している間に体重、体脂肪、脈拍、体温及び骨密度を測定するセンサ等である。洗面室内設備G17は、ユーザの体重、体脂肪、脈拍、体温及び骨密度を測定する機器であり、体脂肪計付き体重計や床に設置したセンサ等を採用することができる。これらトイレ内設備G18,G25、及び洗面室内設備G17により測定された生体情報は、それが得られたタイミングでホームサーバ31に送信される。
携帯機41、及びトイレ内設備G18,G25、及び洗面室内設備G17からホームサーバ31に送信された生体情報は、ホームサーバ31に蓄積されて記憶される。生体情報は、携帯機41から時々刻々と送信され、トイレ内設備G19,G25、及び洗面室内設備G17からは得られたタイミングで送信されるが、ホームサーバ31は、カレンダ機能・時計機能を有しており、生体情報が送信された各時点の年月日・曜日・時刻、気象と対応付けて、生体情報履歴データベースに記憶する。
ホームサーバ31には、体調、精神状態、運動状態の解析プログラムが記憶されており、これにより各ユーザの体調、精神状態、運動状態の解析が行われる。体調の解析は、現時点の脈拍、体動、皮膚温度、皮膚電位等と、直近に生体情報履歴データベースに記憶された体重、体脂肪、脈拍、体温及び骨密度等を、基準値と比較し、「通常状態」か「疲労状態」か「病気状態」かを解析する。また、精神状態の解析は、現時点の脈拍、皮膚温度、皮膚電位等に基づいて、「リラックス状態」か、「緊張状態」か、「睡眠状態」かを解析する。さらに、運動状態は、現時点の脈拍、体動、皮膚温度等に基づいて、「活動状態」か、「静止状態」かを解析する。
また、ホームサーバ31は、コンテンツデータベースを記憶している。なお、本実施形態において「音コンテンツ」又は「コンテンツ」は、1トラック(1曲)の単位で表されるものである。図4に例示するように、コンテンツデータベースには、各ユーザが嗜好するコンテンツ名(曲名)・アーティストがユーザごとに(ID情報ごとに)記憶されている。コンテンツ名(曲名)・アーティストは、各ユーザがホームサーバ31に直接入力することで登録される。なお、本実施形態で「コンテンツ」とは、音楽、自然音、人工作成音等、音から成るコンテンツを全て含むものとする。また、ホームサーバ31は、コンテンツ解析プログラムを記憶しており、ユーザが直接入力したコンテンツに基づいてユーザの嗜好を解析し、インターネット35上からユーザが好みそうなコンテンツを検索して推薦する。ユーザの年齢、性別等の属性に基づいて推薦してもよい。ユーザは、推薦されたコンテンツの中からリストに加えたいものを選択して入力することができる。さらに、複数のユーザについて聴衆目的の効果が特に高かったと判定されたコンテンツがリストに含まれていない場合は、そのコンテンツを自動的にリストに加える。
さらに、ホームサーバ31は、コンテンツ解析プログラムによって、コンテンツの周波数・音量レベル・リズム・テンポ等や、コンテンツ(曲)の演奏時間の経過に伴うコード進行の繰り返しパターンや盛り上り区間等の情報を解析し、コンテンツの特徴を取り出す。そして、各コンテンツの特徴に基づいて、各コンテンツが適応する体調(「通常状態」、「疲労状態」、「病気状態」)、聴取目的(「リラックス用」、「集中用」、「リフレッシュ用」、「安眠用」)、季節、時間帯、気象を解析する。あるいは、インターネット35上で提供されているコンテンツ情報を参照して、適応する聴取目的、季節等の情報を取得してもよい。解析又は取得された情報は、図4に示すように、各コンテンツ(曲)に対応付けて記憶される。
なお、上記のように解析又は取得された情報に基づいて適応すると考えられるコンテンツを再生しても、後述するように、ユーザ自身によって、特定音域がカットされたり、リズム・テンポが変更される等の調整が行われる場合や、他のコンテンツに変更される場合がある。このような場合も含め、コンテンツデータベースには、実際にコンテンツが再生された年月日・曜日・時刻と、その時点でのユーザの体調、精神状態、運動状態、気象とが、各コンテンツ(調整が行われた場合は、その調整内容)に対応付けて記憶されている。また、コンテンツ解析プログラムは学習機能を有しており、実際にコンテンツが再生された各時点の情報を取り込んで解析を再実行し、各コンテンツが適応する条件の情報をカスタマイズしてコンテンツデータベースを書き換える。これにより、ユーザによる変更(嗜好)を反映したコンテンツデータベースが構築されていく。
さらに、ホームサーバ31は、コンテンツの再生が終了する度に、生体情報を取得し、コンテンツの聴取目的に応じた効果があったか否かを判定する。例えば、聴取目的が「リラックス用」であった場合、そのコンテンツの再生が終了した時点で精神状態を解析し、解析結果が「リラックス状態」であれば効果があったと判定するが、「緊張状態」であれば効果がなかったと判定する。そして、効果の有無の情報を取り込んでコンテンツ解析を再実行し、各コンテンツに関する情報をカスタマイズしてコンテンツデータベースを書き換える。
また、複数のユーザについて効果の高かったコンテンツについては、1つの部屋に複数のユーザが存在する場合や、ID情報の登録がないユーザが出現した場合に有効であると考えられる。したがって、そのコンテンツに、複数ユーザに効果が高かった旨の情報を対応付けて記憶する。ここで、特定の年齢層、性別等のユーザに特に効果が高かった場合は、その年齢層、性別等に該当するユーザについて記憶されているそのコンテンツに、その旨の情報を対応付けて記憶する。なお、上述のように、効果の高かったコンテンツがユーザのリストに含まれていなければ、そのユーザのリストに加える。一方、特定の年齢層、性別等に効果が低かったコンテンツについては、その年齢層、性別等に該当するユーザについて記憶されているそのコンテンツに、その旨の情報を対応付けて記憶する。このように記憶された情報に基づいてコンテンツ解析が再実行され、実際の効果を反映したコンテンツデータベースが構築されていく。
また、ホームサーバ31は、優先順位データベースを記憶している。優先順位は、オーディオ装置が配置されている1つの部屋に複数のユーザ(例えば同居する家族)が存在する場合、どのユーザに合わせてコンテンツを再生するのかの優先順位に関する情報である。本実施形態では、各ユーザの体調を基準として「病気状態」→「疲労状態」→「通常状態」の順に優先される。また、複数のユーザが同じ体調場合は、ユーザにより予め決定された優先順位(例えば、「幼児→高齢者→成人」)に従って優先されるユーザが決定される。
オーディオ装置A13,A14,A22,A23,A24は、ホームサーバ31から送信される制御信号に基づいて、自動でコンテンツを選択して再生する。また、オーディオ装置A13,A14,A22,A23,A24は、それぞれ入力ボタンを有しており、ユーザによる入力操作が行われる。ユーザによる入力操作は、例えば再生中のコンテンツについて特定音域をカットしたり、リズム・テンポを変更したい場合、あるいは再生中のコンテンツを他のコンテンツに変更したい場合等に行われる。なお、入力操作は、図示しないリモートコントローラによっても行うことができる。
上記構成の音響システムでは、ユーザが住宅内に存在している場合は、受信装置J1〜J9,J11〜J15から定期的に送信されるリクエスト信号の受信エリアに進入した携帯機41が、リクエスト信号に応答してID情報を送信する。そして、ホームサーバ31は、携帯機41から送信されるID情報を受信装置J1〜J9,J11〜J15を通じて入力し、その入力情報に基づいて各オーディオ装置A13,A14,A22,A23,A24の機器制御を実施する。
以下、音響システムが実行するオーディオ装置制御処理について、図5のフローチャートを参照しつつ説明する。図5のフローチャートは、ホームサーバ31が、ある部屋に配置されたオーディオ装置を対象として実行する処理を説明するものである。この処理は、一定期間ごと(例えば1秒ごと、10秒ごと)に繰り返し実行される。
最初にステップS11において、ユーザがその部屋に存在しているか否かを判定する。すなわち、その部屋に設置された受信装置が携帯機41から送信されるID情報を受信したか否かを判定する。ユーザが存在しないと判定した場合は(ステップS11でNO)、処理を終了して最初に戻る。
一方、ステップS11において、ユーザが存在すると判定した場合は(ステップS11でYES)、ステップS12に移行し、同じ部屋内の他の音声発生機器がON状態か否かを判定する。ここでいう音声発生機器とは、テレビT14や携帯電話等、オーディオ装置の音が干渉すると好ましくないと考えられる機器である。テレビT14がON状態であればその情報がホームサーバ31に送信され、携帯電話が通信中であればその情報がホームサーバ31に送信されるので、ステップS12の判定を行うことが可能となる。そして、いずれかの音声発生機器がON状態と判定されれば(ステップS12でYES)、ステップS18に移行して、制御対象のオーディオ装置でコンテンツが再生中か否かを判定する。オーディオ装置がOFF状態で再生中でなければ(ステップS18でNO)、そのまま処理を終了して最初に戻る。一方、再生中であれば(ステップS18でYES)、ステップS19でコンテンツをストップして最初に戻る。これにより、他の音声発生機器の動作中に、オーディオ装置のコンテンツ再生が邪魔になることが避けられる。
一方、ステップS12において他の音声発生機器がON状態でないと判定されれば(ステップS12でNO)、ステップS13に移行する。ステップS13では、ユーザのID情報、生体情報を取得すると共に、日時情報・気象情報を取得する。ID情報は、携帯機41から送信されたものを取得し、生体情報は、携帯機41から送信されたものと、生体情報履歴データベースに記憶されたもの(トイレ内設備G18,G25、及び洗面室内設備G17から送信されたもの)を取得する。また、日時情報は、カレンダ機能・時計機能から取得し、気象情報は、インターネット35を介して取得する。
次いでステップS14では、制御対象のオーディオ装置でコンテンツが再生中か否かを判定する。オーディオ装置がOFF状態で再生中でなければ(ステップS14でNO)、ステップS15に移行し、ユーザの生体情報に基づいて睡眠中か否かを判定する。(複数のユーザが存在する場合はそのうちの1人でも)睡眠中であれば(ステップS15でYES)、そのまま処理を終了するが、睡眠中でなければ(ステップS15でNO)、ステップS16に移行する。
ステップS16では、以下の手順でコンテンツを選択する;
(i)現時点でのユーザの体調、精神状態、運動状態を解析する、
(ii)その部屋に複数のユーザが存在する場合は、優先順位データベースを参照し、優先されるユーザを選択する、
(iii)コンテンツデータベースを参照し、(優先される)ユーザのコンテンツリストから、現時点での体調、精神状態、運動状態、季節、時間帯、気象に適応するコンテンツを選択する。なお、ユーザが所望するであろうコンテンツの聴取目的(「リラックス用」、「集中用」、「リフレッシュ用」、「安眠用」)は、例えば以下のように推定することができる;
・精神状態が「リラックス状態」で運動状態が「活動状態」であれば「集中用」コンテンツ、
・精神状態が「リラックス状態」で運動状態が「静止状態」であれば「リラックス用」コンテンツ、
・精神状態が「緊張状態」で運動状態が「活動状態」であれば「リフレッシュ用」コンテンツ、
・精神状態が「緊張状態」で運動状態が「静止状態」であれば「リラックス用」コンテンツ、
・ユーザの通常入眠時刻前1時間以内であれば「安眠用」コンテンツ。
このようにコンテンツが選択されると、ステップS17でコンテンツの再生が開始される。
一方、ステップS14で制御対象のオーディオ装置でコンテンツが再生中であれば(ステップS14でYES)、ステップS20に移行し、ユーザが睡眠中か否かを判定する。(複数のユーザが存在する場合はそのうちの1人でも)睡眠中であれば(ステップS20でYES)、ステップS19でコンテンツをストップするが、睡眠中でなければ(ステップS20でNO)、ステップS21に移行する。
ステップS21では、コンテンツ変更条件が成立したか否かの判定を行う。再生中のコンテンツが選択された時点と対比して、以下(a)〜(d)のいずれかの場合が生じていれば、コンテンツ変更条件は成立する;
(a)ユーザがオーディオ装置の入力ボタンでコンテンツ変更の操作を行った場合、
(b)優先されるユーザが変更して再生中のコンテンツが適応せず、かつ、当該コンテンツの終了直前である場合、
(c)(優先される)ユーザの体調が悪化して再生中のコンテンツが適応せず、かつ、当該コンテンツの終了直前である場合、
(d)(優先される)ユーザの精神状態、運動状態が変化して再生中のコンテンツが適応せず、かつ、当該コンテンツの終了直前である場合。
なお、(b)は、例えば、ユーザの増減があった場合や、ユーザの増減はないが体調の入れ替わりがあった場合等に生じると考えられる。
上記(a)〜(d)のいずれかの場合が生じており、コンテンツ変更条件が成立すれば(ステップS21でYES)、ステップS22に移行して、新たにコンテンツを選択する。 (a)の場合は、ユーザにより変更されたコンテンツを選択し、(b),(c),(d)の場合は、ステップS16と同様の手法でコンテンツデータベースからそれぞれ適応するコンテンツを選択する。このようにコンテンツが選択されると、ステップS17で変更されたコンテンツの再生が開始される。
一方、ステップS21においてコンテンツ変更条件が成立しない場合(ステップS21でNO)は、再生中のコンテンツをそのまま継続する(ステップS23)。
以上のように、本音響システムによれば、ユーザの体調・精神状態・運動状態、季節、時間帯、気象等に適したコンテンツが自動で選択されて再生されるため、客観的にユーザの健康状態に適し、かつTPOに合った音コンテンツが、ユーザの手間を煩わせることなく再生される。また、複数のユーザが1つの部屋に存在する場合は、予め決められた優先順位に従って選択されるため、優先されるユーザの選択につき客観性が保たれる。さらに、自動選択されたコンテンツがユーザ自身によって調整・変更された場合も、その情報を取り込んでコンテンツデータベースを書き換えるため、ユーザの嗜好を反映したコンテンツデータベースが構築されていく。また、コンテンツの再生が終了する度に、コンテンツの聴取目的に応じた効果があったか否かを判定し、効果の有無の情報を取り込んでコンテンツデータベースを書き換えるため、実際の効果を反映したコンテンツデータベースが構築されていく。
なお、上記ステップS15及びステップS20の睡眠判定は、主寝室22、子供部屋23,24に配置されたオーディオ装置22A,23A,24Aを制御する場合にのみに実行し、その他の屋内スペースに配置されたオーディオ装置A13,A14については実行しないようにしてもよい。
また、オーディオ装置A13,A14,A22,A23,A24が配置される屋内スペースの天井・壁・床・建具の面材を多数の孔をそれぞれ有する下地材と仕上材とから成る多孔構造としてもよい。そして、下地材及び/又は仕上材にアクチュエータを取り付け、面材の平坦面方向に平行移動できる構成とし、下地材の孔群の位置と仕上材の孔群の位置を一致させたりずらしたりする。これにより、例えば大音量のコンテンツが再生される場合は、下地材の孔群の位置と仕上材の孔群の位置を一致させて孔を貫通させ音反射率を低下させることができる。一方、小音量のコンテンツが再生される場合は、下地材の孔群の位置と仕上材の孔群の位置をずらして孔を閉鎖させ音反射率を上げることができる。
(コンテンツ再生装置の他の実施形態)
上記実施形態では、住宅の屋内スペースに配置されたオーディオ装置A13,A14,A22,A23,A24を対象として制御処理を行っていた。しかしながら、ホームサーバ31を、携帯電話・自動車の車載装置等と通信可能とし、携帯電話・車載装置等を対象として制御処理を行ってもよい。なお、車載装置を対象として制御処理を行う場合は、運転に相応しくないコンテンツ(「安眠用」等)を選択候補から除外する。
また、上記実施形態では、オーディオ装置A13等にて実際に再生されたコンテンツに関する情報をコンテンツデータベースに蓄積し、学習機能によって、各コンテンツに関する情報をカスタマイズした。しかしながら、携帯電話・車載装置等で再生されたコンテンツについても、コンテンツデータベースに蓄積するようにしてもよい。これにより、蓄積されるデータが増加し、より精度の高い情報にカスタマイズすることができる。
(コンテンツ選択の他の実施形態)
上記実施形態では、コンテンツデータベースに記憶されるコンテンツリストは、各ユーザがコンテンツ名をホームサーバ31に直接入力することで作成された。しかしながら、例えば来客等、ID情報の登録がないユーザに対してコンテンツを再生する必要が生じる場合がある。このようなユーザについては、コンテンツの聴取目的に応じた効果の有無の判定がなされていないが、複数のユーザについて効果が高かったコンテンツを選択することができる。あるいは、当該ユーザの年齢等に基づき、最も嗜好が近いと思われる他のユーザのコンテンツリストからコンテンツを選択することができる。さらには、優先順位が予め決定されていない場合も、複数のユーザについて効果が高かったコンテンツを選択すれば、どのユーザにとっても難が少ないと考えられる。
(生体情報取得の他の実施形態)
上記実施形態では、携帯機41、トイレ内設備G18,G25、洗面室内設備G17により、脈拍、体動、皮膚温度、皮膚電位、体重、体脂肪等の生体情報を取得していたが、これに限るものではない。例えば、椅子に備えたヘッドギアによって脳波を取得したり、サーモカメラによって皮膚温を取得したり、エアマットレスに内蔵されて圧力の変動を検出したりする等、他の方法によって生体情報を取得することもできる。
(ユーザ存在位置把握の他の実施形態)
上記実施形態では、ユーザの存在位置を、携帯機41と受信装置J1〜J9,J11〜J15とによって把握していたが、これに限るものではない。例えば、サーモカメラ等によって存在位置を確認することもできる。
二階建て住宅における一階部分及び二階部分の間取り例を示す図。 一階部分及び二階部分の各スペースにおける受信装置の設置例を示す図。 一実施形態の音響システムの全体構成を示す概略図。 一実施形態のコンテンツデータベースを示す図。 一実施形態のオーディオ装置制御処理の手順を示すフローチャート。
符号の説明
1…住宅、A13,A14,A22,A23,A24…オーディオ装置、G17…洗面室内設備、G18,G25…トイレ内設備、T14…テレビ、J1〜J9,J11〜J15…受信装置、31…ホームサーバ、35…インターネット、41…携帯機。

Claims (10)

  1. 健康状態ごとに適する複数の音コンテンツを記憶しているコンテンツデータベースと、
    ユーザの生体情報に基づき健康状態を解析する健康状態解析手段と、
    当該健康状態解析手段により解析された健康状態に基づき、前記コンテンツデータベースから音コンテンツを選択する音コンテンツ選択手段と、
    当該音コンテンツ選択手段が選択した音コンテンツを再生する音コンテンツ再生装置と、
    を備えた音響システム。
  2. 前記コンテンツデータベースは、ユーザごとに、各ユーザに適した音コンテンツを記憶していることを特徴とする請求項1に記載の音響システム。
  3. ユーザによる入力操作を受け付ける入力手段を備え、
    前記コンテンツデータベースは、前記音コンテンツ再生装置による音コンテンツ再生中に、当該音コンテンツを調整する操作が前記入力手段で受け付けられた場合、当該音コンテンツと、前記操作により調整された内容と、その時点でのユーザの健康状態とを対応付けて記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載の音響システム。
  4. 前記ユーザの健康状態に基づき音コンテンツの聴取目的を推定する聴取目的推定手段を備え、
    前記コンテンツデータベースは、聴取目的ごとに適する音コンテンツをさらに記憶しており、
    前記音コンテンツ選択手段は、前記聴取目的推定手段が推定した聴取目的に基づき、前記コンテンツデータベースから音コンテンツを選択することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の音響システム。
  5. 前記音コンテンツには、予定された再生順序の単位ごとに区切りが設けられており、
    前記健康状態解析手段は、前記音コンテンツ選択手段により選択され、再生されている音コンテンツが区切りに到達した時点で、ユーザの健康状態を解析し、当該解析した健康状態に基づき、前記聴取目的推定手段により推定された聴取目的の効果の程度を判定し、
    前記コンテンツデータベースでは、前記判定された聴取目的の効果の程度を反映して、各音コンテンツが適する聴取目的が書き換えられることを特徴とする請求項4に記載の音響システム。
  6. 前記音コンテンツ再生装置が再生する音コンテンツを聴取可能な範囲に存在するユーザを特定するユーザ特定手段を備え、
    前記コンテンツデータベースは、前記健康状態解析手段により判定された聴取目的の効果の程度が複数のユーザについて高かった音コンテンツについては、その旨の情報を対応付けて記憶し、
    前記音コンテンツ選択手段は、前記ユーザ特定手段が複数のユーザを特定した場合、又は前記聴取目的の効果の程度が判定されていないユーザを特定した場合、前記コンテンツデータベースから、前記判定された聴取目的の効果の程度が複数のユーザについて高かった音コンテンツを選択することを特徴とする請求項5に記載の音響システム。
  7. 前記ユーザ特定手段は、ユーザの年齢、性別等の属性をさらに特定し、
    前記コンテンツデータベースでは、前記属性グループが同じである複数のユーザについて前記判定された聴取目的の効果の程度を反映して、各音コンテンツに対応する聴取目的が書き換えられることを特徴とする請求項5又は6に記載の音響システム。
  8. 日時、気象等の外部条件の情報を取得する外部条件情報取得手段を備え、
    前記コンテンツデータベースは、前記外部条件ごとに適する音コンテンツをさらに記憶しており、
    前記音コンテンツ選択手段は、前記外部条件情報取得手段が取得した外部条件情報に基づき、前記コンテンツデータベースから音コンテンツを選択することを特徴とする請求項1か7のいずれか1つに記載の音響システム。
  9. 前記音コンテンツ再生装置が配置されるスペースの壁、床、天井、又は建具のうち少なくともいずれかを多孔構造の面材で構成し、
    前記面材にアクチュエータを取り付け、面材の孔部について開口面積を調整可能としたことを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載の音響システム。
  10. 複数の内部空間を有する建物に適用され、音コンテンツ再生装置が配置された内部空間ごとに音コンテンツを再生する1から9のいずれか1つに記載の音響システム。
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