JP2004246318A - 潜像担持体、その製造方法とそれを用いた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 導電性円筒状基体外表面上に少なくとも感光層が設けられた潜像担持体であって、該導電性円筒状基体の内壁全方位に密着するように弾性円筒状部材が固定され、かつ該弾性円筒状部材の内部に外径が該弾性円筒状部材の内径よりも大きい剛性棒状部材が固定され、該弾性円筒状部材と該剛性棒状部材が共に取り外し可能なものであることを特徴とする潜像担持体。
【選択図】 図9
Description
このような画像形成装置において実行される画像形成処理の一つに帯電処理がある。
この処理は、潜像担持体である感光体に対して一様な電荷を帯電させる処理であるが、その方式として、コロナ放電による帯電あるいは接触帯電がある。
コロナ放電は、潜像担持体との間に所定間隔を設けてコロナチャージャを配置し、チャージャワイヤに対して高電圧を印加することによった行なう方式である。
この方式では、放電時にオゾンや窒素酸化物などの放電生成物が発生し、この生成物が環境悪化を招くため、近年では、低電圧の印加が可能で上述した不具合を発生させない接触帯電方式が採用されるようになっている。
接触帯電方式は導線性のローラやブラシあるいはブレードを感光体に接触させ、両者間に電圧を印加して感光体への電荷注入を行なうことができる。
接触帯電方式の場合には、低電圧の印加で済ませることができ、放電生成物の発生がないものの、感光体と直接接触するため、感光体上に残留したトナー等の付着物が逆転移しやすいという問題がある。
しかも、長時間放置されたままになると、潜像担持体に接触している帯電部材の一部が永久歪みを発生して変形し、再度帯電処理を行なう場合には潜像担持体との間の接触状態が変化することがある。
この結果、潜像担持体に対する均一な接触が損なわれることになり、その結果帯電ムラを招くような不具合をもたらすことになる。
この方法に用いられる構成の一つに、例えば、帯電部材をローラとした場合、帯電ローラの軸方向の両側周面に所定厚さのフィルムを捲装し、フィルムの厚さによって微小間隔の隙間を設ける構成がある。
つまり、上記隙間が維持されていることを前提とした場合、比較的設定が容易なDC電圧を印加することによって一様帯電できるが、その隙間が所定間隔よりも大きくなるように変化した場合には、その大きくなる変化に応じて帯電電位が変化するという問題を発生することになる。
この問題の解決のために、従来では、DC電圧に対してAC電圧を重畳して隙間変化が生じた場合でも一様な帯電特性が得られるようにすることが行なわれている。
機能分離型感光体においては、主に紫外部に吸収を持つ電荷輸送物質と、主に可視部に吸収を持つ電荷発生物質とを組み合わせて用いることが知られており、かつ有用である。
しかるに、低分子電荷輸送物質と不活性高分子からなる電荷輸送層は一般に柔らかく、機械的耐久性に乏しく、電子写真プロセスにおいては繰り返し使用による種々接触部材(現像・転写紙・クリーニングブラシ・クリーニングブレード等)から受ける機械的な負荷により、膜削れを生じやすい。
潜像担持体は、電子写真プロセスにおいて、様々な機械的あるいは化学的な負荷を受けて摩耗し、膜厚減少による異常画像を発生させている。
この潜像担持体の耐久性を向上させる手段として、潜像担持体にフィラーを添加する技術、あるいは感光層表面にフィラーを分散させた表面保護層を設ける技術が、提案されている(例えば、特許文献1〜5参照。)。
この他、基体上に導電性粉体を適当な結着樹脂に分散して塗工したものも、潜像担持体を構成する導電性基体として用いることができる。この導電性粉体としては、カーボンブラック、アセチレンブラック、またアルミニウム、ニッケル、鉄、ニクロム、銅、亜鉛、銀などの金属粉、あるいは導電性酸化スズ、ITOなどの金属酸化物粉体などが挙げられる。
このような導電性層は、これらの導電性粉体と結着樹脂を適当な溶剤、例えば、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、メチルエチルケトン、トルエンなどに分散して塗布することにより設けることができる。
最近の電子写真方式を採用した複写機、プリンター、ファクシミリ等においては小型軽量化が進んでおり、潜像担持体の基体に関しても小径、薄肉の軽量なものが多く採用されるようになってきている。
しかしながら、このような導電性を有する円筒体を基体とする潜像担持体は、稼働中に騒音を発生する場合がある。
通常、潜像担持体の周囲には、帯電、書き込み、現像、転写およびクリーニングの各処理を行なう手段が対向して配置されているが、これら手段のうちで特に、帯電手段とクリーニング手段が、潜像担持体の騒音発生源となることが多い。
帯電手段として、前述の帯電条件の説明で明らかにしたような、DC電圧に重畳させてAC電圧が印加させる方式の場合には、AC電圧の印加時に薄肉の基体の円筒部が共振しやすくなって、その共振が原因となって周辺部に騒音を伝搬することになる。
クリーニング手段には、一般的に潜像担持体表面を清掃するために、その表面に接触するブレードが設けられており、該ブレードが潜像担持体の回転移動に伴う引きずりと元位置への復帰を繰り返すことによって、薄肉の円筒部で振動し、その結果潜像担持体が共鳴して騒音を発生することになる。
特に、電子写真プロセスの高速化が進む中、クリーニング特性を確保するためにクリーニングブレードの潜像担持体に対する当接圧力等を高く設定する必要がでてきており、その結果潜像担持体の共鳴現象がより発生しやすくなっている。
さらに、電子写真プロセスを応用した画像形成装置の印字品質をさらに高めるために、トナーの微粒子化あるいは球形化という技術も開発されているが、このようなトナーについては、クリーニングブレードによる潜像担持体上の共鳴現象が発生しやすいような、クリーニングブレード条件を設定せざるを得ないという課題を有している。
さらにまた、省エネルギーの観点からトナーの定着エネルギーを低下させる技術も開発されているが、このトナーも、クリーニングブレードによる潜像担持体上の共鳴現象が発生しやすいような、クリーニングブレード条件を設定せざるを得ないという課題を有するものである。
例えば、潜像担持体の基体内部に梁構造を設ける技術が提案されているが、共振周波数の変化によってクリーニングブレードによる共鳴現象には効果が認められるものの、帯電のAC周波数による共鳴には効果が少ないという問題がある(例えば、特許文献7参照。)。
これは、AC音の発生防止効果はあるものの、基体の重量が大きくなって、感光層を塗工製造する際のハンドリングの点で不利(基体チャッキング治具の新規導入、チャッキング圧力の増加等)になり、また、基体コストも高くなるという問題がある。
しかし、この提案では、具体的には、水やエタノールをポリ塩ビ製の袋に入れた状態で潜像担持体の内側に内包させ、さらにその中に不凍液を混入して氷点下での凍結を防止させているが、保管環境が予想もしない低温にさらされた場合(飛行機輸送)などで万が一破裂した場合、高電圧をいくつもの課程で使用する電子写真プロセスにとっては非常に危険をもたらす問題があり、また、実施例には詳細に記載されていないが、ウレタンゴムやフッ素ゴムのような弾性体を用いる場合には感光体内径よりもこれら内包材の外径を若干大きくすることにより、感光ドラム内面との確実な接触がなされるという記載がある。
確かに、弾性体を内包させることにより帯電による共鳴を抑制する効果は期待できるものの、外径が支持体内径より若干大きい内包材を支持体内側に挿入する工法は非常に困難なはずであるにもかかわらず、液体物、粉体物を内包した塩ビ等の袋状部材の挿入は非常に容易と記載しているだけであって、そのような挿入を満足裡に行なうための具体的手段については、何の説明もない。後者(径の大きい弾性物を挿入する)は困難であり、そのための技術、設備、工数が確実に必要となり、この場合生産コスト的には不利になる。
この場合、接着剤が硬化する際に体積の収縮が起こるために、特に薄肉基体を使用する場合には、潜像担持体の外部形状の精度(真直度、真円度)が影響を受け、微細なドット画像再現が要求されるデジタル書込みプロセスを採用した画像形成装置において問題となる場合がある。
また、このように接着剤で固定する方式によると、内包材を基体の内側全面にわたり密着固定させることが難しく、共鳴音の抑制効果の点で劣る問題もある。
この技術は、エポキシ樹脂接着剤が硬化時の体積変化の少ない材料として利点があるものの、充填体の表面全体を潜像担持体の内側全面に接着させることが難しく、特にAC帯電による共鳴音の抑制効果の点で問題がある。
また、エポキシ樹脂接着剤の硬化完了までに時間を要するため、製造タクトが長くなり生産効率が低下するという問題も有するものである。
これらの技術は、樹脂製あるいは金属製の基体形状がC型の成型物を用い、そのバネ力を利用して、円筒状基体内側への密着を狙いとしたものであるが、薄肉の基体を使用した場合には、このバネ圧力が真円度へマイナスの影響をもたらして、上述のように微細ドット書き込みをされるような画像形成プロセスにおいて異常画像等の問題を引き起こす原因になるものである。
この技術は、円柱状部材を基体の内側に固定する点において生産性に優れた方法であるが、実際の制振効果に関しては基体の内側への密着面積が小さいために、AC帯電による共鳴音の抑制効果が小さくなるという問題を有するものである。
また、本発明の課題は、このような潜像担持体を容易に生産でき、しかも環境負荷の低減(資源の有効活用)のため容易にリサイクルすることのできる技術を提供することである。
また、本発明の上記潜像担持体を採用することによって、騒音発生や微小振動の少ない電子写真装置用プロセスカートリッジを得ることができる。
[画像形成装置について]
図1は、フルカラー電子写真画像形成装置の構成図、図2は、図1に示す画像形成装置に用いられる作像手段の拡大図、および図3は、図2に示す作像手段に用いられる帯電手段の正面図である。
図1に示される電子写真画像形成装置(20)は、原稿画像に応じた各色毎の画像を形成する作像手段(21C)、(21Y)、(21M)、(21BK)、これらの各作像手段に対応して配置された転写手段(22)、各作像手段と転写手段(22)とが対向する転写領域に、各種シート状媒体を供給するシート状媒体供給手段としての手差しトレイ(23)、給紙カセット(24)、手差しトレイ(23)、給紙カセット(24)から搬送されるシート状媒体を各作像手段による作像のタイミングに合わせて供給するレジストローラ(30)および転写領域において転写後のシート状媒体の定着を行なう定着手段(1)の各手段等を備えたものである。
静電潜像担持体の基体として、例えば、外径が30mm、内径が27.5mmおよび周壁の厚さが0.75mmの薄肉円筒体が用いられ、作像手段(21C)は、この潜像担持体で構成される感光体ドラム(25C)の回転方向Aに沿って順に配置されている帯電手段(27C)、現像手段(26C)およびクリーニング手段(28C)を有し、帯電手段(27C)と現像手段(26C)との間で露光光(29C)を受けるようにした、周知の構成からなるものである。
図1に示す画像形成装置(20)は、転写手段(22)が斜めに延在させてあるので、水平方向での転写手段(22)の占有スペースを小さくすることができる。
各作像手段(21C)、(21Y)、(21M)および(21BK)は、図2に示すようなユニットから構成され、画像形成装置(20)内に配置されている。
図2は、4つの作像手段のうちの1つである作像手段(21C)であって、感光体ドラム(25C)、帯電手段(27C)およびクリーニング手段(28C)が配置されたものの概略図である。
なお、この作像手段としては、これらの3つの手段のみならず、他の手段を適宜具備することができ、また、該作像手段はユニット部材として必要に応じて取り換え可能なものとすることができる。
帯電手段(27C)は、回転軸(27C2)に設けられているバネ(27C3)によって感光体ドラム(25C)に向けて押圧付勢されており、フィルム(27C1)を感光体ドラム(25C)の周面に当接させ、感光体ドラム(25C)の周面との間に間隙Gが形成されるように対向している。
帯電手段(27C)は、芯金に対して、例えば、DC−700Vを定電圧制御によって印加するとともに、AC電圧を定電流制御により印加されることによって、感光体ドラム(25C)に対して上記間隙Gを介して気中放電による一様帯電を行なう機能を有するものである。
帯電手段(27C)におけるクリーニング機能は、フィルム(27C1)が感光体ドラム(25C)に常時接触している関係上、感光体ドラム(27C)に付着したトナーなどがフィルムに逆転移してしまうのを防止するためのものであり、逆転移したトナーやゴミなどによって、フィルム(27C1)と感光体ドラム(25C)との接触状態が変化するのを防止させて、感光体ドラム(25C)と帯電手段(27C)との対向間隔を常時一定に維持するように構成されている。
本発明の静電潜像担持体(以後、単に潜像担持体ともいう)は、円筒状導電性基体上に感光層が設けられ、該円筒状導電性基体内部に弾性材料からなる円筒状部材(以後、弾性円筒状部材という)が固定され、さらに該円筒状部材内部に棒状剛性材料が固定され、該棒状剛性材料の外径が該円筒状部材の内径よりも大きいことを基本構成とするものであり、これらの「固定」が主として弾性円筒状部材が持つ「弾性」によってなされ、かつこれらの固定された2種類の部材は必要に応じて取り外し可能であることを特徴とするものである。
本発明の潜像担持体は、この基本構成を有する潜像担持体でありさえすれば、特に他の条件としては限定的でなく、従来から公知の潜像担持体に関する技術、例えば先に従来技術の項で説明したものなど、が適用可能である。
特に、有機系潜像担持体の場合、高信頼性、高耐久性のために、潜像担持体表面に保護層が形成されている等の耐久性向上対策が施されていることが望ましい。
特に、帯電及びクリーニングブレード時に発生する帯電音や摺擦音等の振動音を効率よく解消するためには、振動が発生すると直ちに制振部材に伝達し、急速に減衰させるような音伝達速度の早い材料が望ましく、その材料として、例えば、アルミニウム(P波速度:6420m/s(国立天文台編、丸善株式会社、理科年表に記載))やベリリウム(P波速度:12890m/s(国立天文台編、丸善株式会社、理科年表に記載))などが好ましい材料である。
さらに、例えばJIS3003系のアルミニウムは、簡単に入手できるため一般的に使用されるものであるばかりでなく、帯電で生じた帯電音あるいはクリーニングブレードの摺擦で生じた摺擦音の振動を素早く制振部材に伝達させやすくするための、薄肉に加工しやすい材料であるため、本発明の円筒状導電性基体に特に有効なものとして使用することができる。
また、本発明では振動の伝達を早めるためにできるだけ薄肉にするのが望ましいが、余り薄いと、前記した加工時に、及び感光層の乾燥時の温度(80〜160℃)や、フランジ取り付け時の厚入で変形し、真円度、真直度が保証されなくなるため、直径φ20〜120(mm)の潜像担持体であれば、導電性支持体の厚みとしては、0.5〜3mmが望ましく、さらには0.7〜1.5mm程度の厚みが望ましい。
該基体用材料の電気抵抗は、体積固有抵抗で、106Ω・cmオーダー以下の値であれば問題はない。
本発明の潜像担持体を構成する感光層に用いられる感光材料としては、従来公知の、シリコン系等の無機材料あるいは有機材料を用いることができるが、ここでは、有機系の感光材料を用いた潜像担持体を中心にして、説明する。
有機系潜像担持体の感光層としては、単層でも積層でもよいが、説明の都合上、先ず電荷発生層と電荷輸送層で構成される場合について述べる。
電荷発生層は、電荷発生物質を主成分とする層である。
電荷発生層には、公知の電荷発生物質を用いることが可能であり、その代表として、モノアゾ顔料、ジスアゾ顔料、トリスアゾ顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、キナクリドン系顔料、キノン系縮合多環化合物、スクアリック酸系染料、他のフタロシアニン系顔料、ナフタロシアニン系顔料、アズレニウム塩系染料等が挙げられ用いられる。これら電荷発生物質は単独でも、2種以上混合してもかまわない。
中でもアゾ顔料および/またはフタロシアニン顔料が有効に用いられる。特に下記構造式(1)で表わされるアゾ顔料、およびチタニルフタロシアニン(特にCuKαの特性X線(波長1.541Å)に対するブラッグ角2θの回折ピーク(±0.2゜)として、少なくとも27.2゜に最大回折ピークを有するチタニルフタロシアニン)が有効に使用できる。
(1)式
(2)式
式中、R203は、水素原子、メチル基、エチル基などのアルキル基、フェニル基などのアリール基を表わす。R204,R205,R206,R207,R208はそれぞれ、水素原子、ニトロ基、シアノ基、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン原子、トリフルオロメチル基、メチル基、エチル基などのアルキル基、メトキシ基、エトキシ基などのアルコキシ基、ジアルキルアミノ基、水酸基を表わし、Zは置換もしくは無置換の芳香族炭素環または置換もしくは無置換の芳香族複素環を構成するのに必要な原子群を表わす。
該電荷発生層に用いられる結着樹脂としては、ポリアミド、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリケトン、ポリカーボネート、シリコン樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリビニルケトン、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリアクリルアミド、ポリビニルベンザール、ポリエステル、フェノキシ樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリフェニレンオキシド、ポリアミド、ポリビニルピリジン、セルロース系樹脂、カゼイン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。結着樹脂の量は、電荷発生物質100重量部に対し0〜500重量部、好ましくは10〜300重量部が適当である。
塗布液の塗工法としては、浸漬塗工法、スプレーコート、ビートコート、ノズルコート、スピナーコート、リングコート等の方法を用いることができる。
電荷発生層の膜厚は、0.01〜5μm程度が適当であり、好ましくは0.1〜2μmである。
電荷輸送物質には、正孔輸送物質と電子輸送物質とがある。
電荷輸送物質としては、例えばクロルアニル、ブロムアニル、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタン、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロキサントン、2,4,8−トリニトロチオキサントン、2,6,8−トリニトロ−4H−インデノ〔1,2−b〕チオフェン−4−オン、1,3,7−トリニトロジベンゾチオフェン−5,5−ジオキサイド、ベンゾキノン誘導体等の電子受容性物質が挙げられる。
また、電荷輸送層の膜厚は、解像度・応答性の点から、25μm以下とすることが好ましい。下限値に関しては、使用するシステム(特に帯電電位等)により異なるが、5μm以上が好ましい。
ここで用いられる溶剤としては、テトラヒドロフラン、ジオキサン、トルエン、ジクロロメタン、モノクロロベンゼン、ジクロロエタン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、アセトンなどが用いられる。
可塑剤としては、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレートなど一般の樹脂の可塑剤として使用されているものがそのまま使用でき、その使用量は、結着樹脂に対して0〜30重量%程度が適当である。
レベリング剤としては、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイルなどのシリコーンオイル類や、側鎖にパーフルオロアルキル基を有するポリマーあるいは、オリゴマーが使用され、その使用量は、結着樹脂に対して、0〜1重量%が適当である。
上述した電荷発生物質が結着樹脂中に分散された潜像担持体を使用することができる。
単層の感光層は、電荷発生物質および電荷輸送物質および結着樹脂を適当な溶剤に溶解ないし分散し、得られた分散液を塗布液にして導電性基体上に塗布、乾燥することによって形成できる。
さらに、この感光層には上述した電荷輸送材料を添加した機能分離タイプとしても良く、良好に使用できる。また、必要により、可塑剤やレベリング剤、酸化防止剤等を添加することもできる。
結着樹脂としては、先に電荷輸送層で挙げた結着樹脂をそのまま用いるほかに、電荷発生層で挙げた結着樹脂を混合して用いてもよい。もちろん、先に挙げた高分子電荷輸送物質も良好に使用できる。
結着樹脂100重量部に対する電荷発生物質の量は、5〜40重量部が好ましく、電荷輸送物質の量は0〜190重量部が好ましく、さらに好ましくは50〜150重量部である。
単層感光層は、電荷発生物質および結着樹脂を、必要ならば電荷輸送物質とともに、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジクロロエタン、シクロヘキサン等の溶媒を用いて分散機等で分散して得られた分散液を塗布液にして、浸漬塗工法やスプレーコート、ビードコートなどで塗工して形成できる。
単層感光層の膜厚は、5〜25μm程度が適当である。
下引き層は、一般には樹脂を主成分とするが、これらの樹脂はその上に感光層を溶剤で塗布することを考えると、一般の有機溶剤に対して耐溶剤性の高い樹脂であることが望ましい。
このような樹脂としては、ポリビニルアルコール、カゼイン、ポリアクリル酸ナトリウム等の水溶性樹脂、共重合ナイロン、メトキシメチル化ナイロン等のアルコール可溶性樹脂、ポリウレタン、メラミン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド−メラミン樹脂、エポキシ樹脂等、三次元網目構造を形成する硬化型樹脂等が挙げられる。
また、下引き層には、モアレ防止、残留電位の低減等のために、酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化ジルコニウム、酸化スズあるいは酸化インジウム等で例示できる金属酸化物の微粉末顔料を加えてもよい。
さらに、本発明の潜像担持体の下引き層として、シランカップリング剤、チタンカップリング剤、クロムカップリング剤等を使用することもできる。
この他、該下引き層には、Al2O3を陽極酸化にて設けたものや、ポリパラキシリレン(パリレン)等の有機物やSiO2、SnO2、TiO2、ITO、CeO2等の無機物を真空薄膜作成法にて設けたものも良好に使用できる。このほかにも公知のものを用いることができる。
下引き層の膜厚は、0〜5μmが適当である。
表面保護層に使用される結着樹脂としては、ABS樹脂、ACS樹脂、オレフィン−ビニルモノマー共重合体、塩素化ポリエーテル、アリル樹脂、フェノール樹脂、ポリアセタール、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリアクリレート、ポリアリルスルホン、ポリブチレン、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエーテルスルホン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド、アクリル樹脂、ポリメチルベンテン、ポリプロピレン、ポリフェニレンオキシド、ポリスルホン、ポリスチレン、AS樹脂、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、エポキシ樹脂等の樹脂を例示することができる。中でも、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂が有効に使用される。
これらの結着樹脂は、単独または2種以上の混合物として用いることができる。
有機性フィラー材料としては、ポリテトラフルオロエチレンのようなフッ素樹脂粉末、シリコーン樹脂粉末、a−カーボン粉末等が挙げられ、無機性フィラー材料としては、銅、スズ、アルミニウム、インジウムなどの金属粉末、シリカ、酸化錫、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化インジウム、酸化アンチモン、酸化ビスマス、アンチモンをドープした酸化錫、錫をドープした酸化インジウム等の金属酸化物、チタン酸カリウムなどの無機材料が挙げられる。
特に、フィラーの硬度の点からは、この中でも無機材料を用いることが有利である。特に金属酸化物が良好であり、さらには、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化チタンが有効に使用できる。
フィラーの平均一次粒径が0.01μm未満の場合は、耐摩耗性の低下、分散性の低下等を引き起こす傾向があり、また、0.5μmより大きい場合には、分散液中のフィラーの沈降性が促進されたり、トナーのフィルミングが発生したりする可能性がある。
したがって、概ね全固形分に対して、50重量%以下、好ましくは30重量%以下程度である。
フィラーの分散性の低下は、残留電位の上昇だけでなく、塗膜の透明性の低下や塗膜欠陥の発生、さらには耐摩耗性の低下をも引き起こすため、高耐久化あるいは高画質化を妨げる大きな問題に発展する可能性がある。
表面処理剤としては、従来用いられている表面処理剤を使用することができるが、フィラーの絶縁性を維持できるものであることが好ましい。
例えば、チタネート系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、ジルコアルミネート系カップリング剤、高級脂肪酸等、あるいはこれらとシランカップリング剤との混合処理や、Al2O3、TiO2、ZrO2、シリコーン、ステアリン酸アルミニウム等、あるいはそれらの混合処理がフィラーの分散性及び画像ボケの点からより好ましい。
シランカップリング剤による処理は、画像ボケの影響が強くなるが、上記の表面処理剤とシランカップリング剤との混合処理を施すことによって、その影響を抑制できる場合がある。
表面処理量については、用いるフィラーの平均一次粒径によって異なるが、3〜30wt%が適しており、5〜20wt%がより好ましい。
表面処理量が、3wt%未満の場合には、フィラーの分散効果が得られず、また20wt%より大きいと残留電位の著しい上昇を引き起こす傾向がある。
これらのフィラー材料は、単独もしくは2種類以上混合して用いられる。
長期的に繰り返し使用される潜像担持体としては、機械的に耐久性が高く、摩耗しにくいものであることが重要であるが、実機内では、帯電部材などからオゾン及びNOxガスなどが発生して、潜像担持体の表面に付着し、このような付着物が存在すると、画像流れが発生して画質の低下を招くことになる。
この画像流れを防止するためには、感光層をある一定速度以上に摩耗する必要がある。そのためには、表面保護層は少なくとも0.1μm以上の膜厚であることが好ましい。また表面保護層の膜厚が10.0μmよりも大きい場合は、残留電位上昇や微細ドット再現性の低下が考えられる。
また、分散液中でのフィラーの平均粒径は、1μm以下、好ましくは0.5μm以下にあることが表面保護層の透過率の点から好ましい。
これらのフィラーは、表面保護層中に分散されている。
このうち一般的な表面保護層の製膜方法としては、微小開口部を有するノズルから塗料を噴出させ霧化することによって生成した微小液滴を、感光層上に付着させて塗膜を形成するスプレー塗工方法が通常用いられる。
ただし表面保護層の塗工方法は、スプレー塗工方法に限定されるものではない。
電荷輸送物質としては、電荷輸送層を形成するのに用いられる前述のものが用いられる。
電荷輸送物質として、低分子電荷輸送物質を用いる場合には、保護層中で濃度傾斜ができるように低分子電荷輸送物質含有させることができ、例えば表面側を低濃度にすると、耐摩耗性向上のために有効である。
これら高分子電荷輸送物質から構成される保護層は、耐摩耗性に優れたものである。
高分子電荷輸送物質としては、公知の材料が使用できるが、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエーテルのいずれか一つの重合体であり、特に、トリアリールアミン構造を主鎖および/または側鎖に含むポリカーボネートが好ましい。
中でも、(3)〜(12)式で表わされる高分子電荷輸送物質が良好に用いられ、これらを以下に例示し、具体例を示す。
(3)式
ここで、R101とR102,R103とR104は、それぞれ同一でも異なってもよい。
(4)式
(8)式
(9)式
(10)式
(12)式
また、塗工液中のフィラー分散性向上のために分散安定剤を添加することができる。
これらの化合物の代表的な材料を、順次以下に例示する。
(a)フェノール系化合物
2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ブチル化ヒドロキシアニソール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、n−オクタデシル−3−(4’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレン−ビス−(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス−(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラキス−[メチレン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン、ビス[3,3’−ビス(4’−ヒドロキシ−3’−t−ブチルフェニル)ブチリックアシッド]グリコールエステル、トコフェロール類など。
(b)パラフェニレンジアミン類
N−フェニル−N’−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジ−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジメチル−N,N’−ジ−t−ブチル−p−フェニレンジアミンなど。
(c)ハイドロキノン類
2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノン、2,6−ジドデシルハイドロキノン、2−ドデシルハイドロキノン、2−ドデシル−5−クロロハイドロキノン、2−t−オクチル−5−メチルハイドロキノン、2−(2−オクタデセニル)−5−メチルハイドロキノンなど。
(d)有機硫黄化合物類
ジラウリル−3,3’−チオジプロピオネート、ジステアリル−3,3’−チオジプロピオネート、ジテトラデシル−3,3’−チオジプロピオネートなど。
(e)有機燐化合物類
トリフェニルホスフィン、トリ(ノニルフェニル)ホスフィン、トリ(ジノニルフェニル)ホスフィン、トリクレジルホスフィン、トリ(2,4−ジブチルフェノキシ)ホスフィンなど。
(a)リン酸エステル系可塑剤
リン酸トリフェニル、リン酸トリクレジル、リン酸トリオクチル、リン酸オクチルジフェニル、リン酸トリクロルエチル、リン酸クレジルジフェニル、リン酸トリブチル、リン酸トリ−2−エチルヘキシル、リン酸トリフェニルなど。
(b)フタル酸エステル系可塑剤
フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジイソブチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジヘプチル、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル、フタル酸ジイソオクチル、フタル酸ジ−n−オクチル、フタル酸ジノニル、フタル酸ジイソノニル、フタル酸ジイソデシル、フタル酸ジウンデシル、フタル酸ジトリデシル、フタル酸ジシクロヘキシル、フタル酸ブチルベンジル、フタル酸ブチルラウリル、フタル酸メチルオレイル、フタル酸オクチルデシル、フマル酸ジブチル、フマル酸ジオクチルなど。
(c)芳香族カルボン酸エステル系可塑剤
トリメリット酸トリオクチル、トリメリット酸トリ−n−オクチル、オキシ安息香酸オクチルなど。
(d)脂肪族二塩基酸エステル系可塑剤
アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジ−n−ヘキシル、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル、アジピン酸ジ−n−オクチル、アジピン酸−n−オクチル−n−デシル、アジピン酸ジイソデシル、アジピン酸ジカプリル、アゼライン酸ジ−2−エチルヘキシル、セバシン酸ジメチル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジ−n−オクチル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、セバシン酸ジ−2−エトキシエチル、コハク酸ジオクチル、コハク酸ジイソデシル、テトラヒドロフタル酸ジオクチル、テトラヒドロフタル酸ジ−n−オクチルなど。
(e)脂肪酸エステル誘導体
オレイン酸ブチル、グリセリンモノオレイン酸エステル、アセチルリシノール酸メチル、ペンタエリスリトールエステル、ジペンタエリスリトールヘキサエステル、トリアセチン、トリブチリンなど。
(f)オキシ酸エステル系可塑剤
アセチルリシノール酸メチル、アセチルリシノール酸ブチル、ブチルフタリルブチルグリコレート、アセチルクエン酸トリブチルなど。
(g)エポキシ可塑剤
エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシステアリン酸ブチル、エポキシステアリン酸デシル、エポキシステアリン酸オクチル、エポキシステアリン酸ベンジル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジオクチル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジデシルなど。
(h)二価アルコールエステル系可塑剤
ジエチレングリコールジベンゾエート、トリエチレングリコールジ−2−エチルブチラートなど。
(i)含塩素可塑剤
塩素化パラフィン、塩素化ジフェニル、塩素化脂肪酸メチル、メトキシ塩素化脂肪酸メチルなど。
(j)ポリエステル系可塑剤
ポリプロピレンアジペート、ポリプロピレンセバケート、ポリエステル、アセチル化ポリエステルなど。
(k)スルホン酸誘導体
p−トルエンスルホンアミド、o−トルエンスルホンアミド、p−トルエンスルホンエチルアミド、o−トルエンスルホンエチルアミド、トルエンスルホン−n−エチルアミド、p−トルエンスルホン−n−シクロヘキシルアミドなど。
(l)クエン酸誘導体
クエン酸トリエチル、アセチルクエン酸トリエチル、クエン酸トリブチル、アセチルクエン酸トリブチル、アセチルクエン酸トリ−2−エチルヘキシル、アセチルクエン酸−n−オクチルデシルなど。
(m)その他
ターフェニル、部分水添ターフェニル、ショウノウ、2−ニトロジフェニル、ジノニルナフタリン、アビエチン酸メチルなど。
(a)炭化水素系化合物
流動パラフィン、パラフィンワックス、マイクロワックス、低重合ポリエチレンなど。
(b)脂肪酸系化合物
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルチミン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸など。
(c)脂肪酸アミド系化合物
ステアリルアミド、パルミチルアミド、オレインアミド、メチレンビスステアロアミド、エチレンビスステアロアミドなど。
(d)エステル系化合物
脂肪酸の低級アルコールエステル、脂肪酸の多価アルコールエステル、脂肪酸ポリグリコールエステルなど。
(e)アルコール系化合物
セチルアルコール、ステアリルアルコール、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリグリセロールなど。
(f)金属石鹸
ステアリン酸鉛、ステアリン酸カドミウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウムなど。
(g)天然ワックス
カルナバロウ、カンデリラロウ、蜜ロウ、鯨ロウ、イボタロウ、モンタンロウなど。
(h)その他
シリコーン化合物、フッ素化合物など。
(a)ベンゾフェノン系
2−ヒドロキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’,4−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ4−メトキシベンゾフェノンなど。
(b)サルシレート系
フェニルサルシレート、2,4−ジ−t−ブチルフェニル3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエートなど。
(c)ベンゾトリアゾール系
(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、(2’−ヒドロキシ5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、(2’−ヒドロキシ5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、(2’−ヒドロキシ3’−ターシャリブチル5’−メチルフェニル)5−クロロベンゾトリアゾールなど。
(d)シアノアクリレート系
エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、メチル2−カルボメトキシ3(パラメトキシ)アクリレートなど。
(e)クエンチャー(金属錯塩系)
ニッケル(2,2’チオビス(4−t−オクチル)フェノレート)ノルマルブチルアミン、ニッケルジブチルジチオカルバメート、ニッケルジブチルジチオカルバメート、コバルトジシクロヘキシルジチオホスフェートなど。
(f)HALS(ヒンダードアミン)
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、1−[2−〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ〕エチル]−4−〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ〕−2,2,6,6−テトラメチルピリジン、8−ベンジル−7,7,9,9−テトラメチル−3−オクチル−1,3,8−トリアザスピロ〔4,5〕ウンデカン−2,4−ジオン、4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンなど。
がある。
図4は、騒音防止構造を有する本発明の潜像担持体に関する基本的な構造の一例を示す概念図である。
図4において、本発明の潜像担持体(2)は、先述のように、円筒状導電性基体上(3)上に、感光層(4)が設けられ、該円筒状導電性基体(3)の筒内に弾性円筒状部材(5)が固定され、さらにこの円筒状部材(5)の胴内部に棒状剛性材料(6)が固定され、該棒状剛性材料の外径が該円筒状部材の内径よりも大きいことを基本構成とするものであり、これらの「固定」が弾性円筒状部材が持つ「弾性」によってなされ、かつこれらの固定された2種類の部材は必要に応じて取り外し可能であることを特徴とするものである。
すなわち、円筒状部材(5)が弾性であるために、力を加えて内径及び外径を膨張でき、かつ棒状剛性材料(6)が棒状で軸方向に垂直な面での断面形状外形が円形であるため、剛性棒状材料(6)を円筒状部材(5)の胴内に簡単に挿入することができ、かつ一旦挿入後には、両者は別段の力を加えないかぎり安定に保持することができ、また、さほど大きな力を要することなく剛性棒状部材(6)を弾性円筒状部材(5)の胴内から簡単に引き抜くことができるものである。
したがって、弾性円筒状部材と剛性棒状部材は共に、潜像担持体から容易に取り外しができるものであるため、リサイクル使用して新たな潜像担持体を作製するのに用いることができ、また潜像担持体の部品として単独に扱うことができる。
図5において、弾性材料からなる円筒状部材(5)の胴内部に挿入する棒状剛性材料(6)の軸方向に垂直な面での断面が、複数の頂点(61)を有する形状をなしており、円筒状部材(5)の胴内への挿入の際、図8に示すように棒状剛性部材(6)と弾性材料よりなる円筒状部材(5)との接触面積が少なく、より簡単な力にて挿入や引き抜きが可能になる。
図6および図7は、図5における、胴内部に挿入する棒状剛性材料(6)の軸方向に垂直な面が、複数の頂点(61)を有する形状をなす断面を示すものである。
本発明の潜像担持体は、図4あるいは図5に示されるように、円筒状導電性基体(3)の円筒内に制振部材が挿入されたものであることを特徴とするものであり、該制振部材は、弾性円筒状部材(5)とこの部材(5)内部に挿入された剛性材料(6)とから基本的になるものである。
該制振部材を固定するには、初めに円筒状導電性基体(3)内に弾性円筒状部材(5)を取り付けた後に、剛性材料(6)を弾性円筒状部材(5)の胴内部に挿入してもよく、あるいは初めに弾性円筒状部材(5)の胴内部に剛性材料(6)を取り付け一体化した後に、これを円筒状導電性基体(3)に取り付けてもよいが、円筒状導電性基体(3)の傷付防止等の観点から前者の方が便利なことが多く、作業性の観点からは後者の方が便利なことが多い。
なお、後者の場合には、弾性円筒状部材(5)の胴内部に棒状剛性材料(6)を取り付けたものを予め別途準備しておくことも可能である。
さらに、棒状剛性材料のほぼ全表面上に弾性材料からなる層が一体的に設けられたものを、別途作製し、制振部材とすることもできる。
いずれの場合であっても、水又は揮発性の他の液体あるいは潤滑性粉体等によって、弾性円筒状部材(5)表面、剛性材料(6)表面に潤滑性を付与して一体化や引き抜きの場合の抵抗力を低下させることもできる。
弾性円筒状部材(5)は、必ずしも完全な円筒型である必要はなく、例えば、剛性材料(6)の挿入、密着性及び引抜きをより容易にするため、あるいは潜像担持体への挿入、密着性及び引き抜きをより容易にするため、一部肉厚が異なる部分を有していてもよく、又は一部開口部があってもあるいは切れ目があってもよい。
また、弾性円筒状部材(5)の肉厚は、円筒状導電性基体(3)の太さにもよるが、1mmから10mmであることが好ましく、特に3mmから8mmの範囲であることがより好ましい。
さらに、弾性円形部材(5)の長さは、円筒状導電性基体(3)の長さに対して比率50%以上で、フランジ固定幅をマイナスした長さに対して100%以下であることが好ましい。
これらは、先端テーパー形状、後端ストッパー部分付き等の形、或いは軽量化のために、あるいは潜像像担持体中央に回転軸等を通すことができるように、中空円筒型が好ましく、この中空円筒型は、押し出し成形、射出成形、モールド成形等の従来公知の成形法や切削加工、溶接等によって、保形性のある棒状剛性部材に成形することができる。
そして、この棒状剛性部材(6)は、弾性円筒状部材(5)への挿入抵抗と、挿入時の弾性円筒状部材(5)と円筒状導電性基体(3)内壁との密着性が適性な範囲になるように、外径が弾性円筒状部材内径に対し101%〜120%程度であることが望ましい。
棒状剛性部材(6)の長さは、弾性円筒状部材(5)の前記の長さに合わせ、円筒状導電性基体(3)の長さに対して比率50%以上でフランジ固定幅をマイナスした長さに対して100%以下であることが好ましい。
また、該棒状剛性部材(6)は、図9に示すように、断面の頂点部分を連続してねじれた構造とすることができる。
棒状剛性部材(6)の組み込みは、弾性円筒部材(5)の軸方向一方端から挿入して行なわれ、弾性円筒部材(5)内に挿入されると、弾性円筒部材(5)が押し広げられ、円筒状導電性基体(3)内壁に密着固定される。
図6に示されるように、棒状剛性部材の軸方向に垂直な面での断面が複数の頂点(61)を有する形状をなすようにすることができるが、さらに、図9に示されるように、その頂点が軸方向に連続してねじれた構造とした場合、複数の頂点(61)がねじれていない棒状剛性材料を挿入した場合と比較して、円筒状導電性基体の真円度に及ぼす影響をより少なくできるというメリットがあるので、より好ましい構造である。
さらに、該棒状剛性部材(6)の好ましい態様としては、その軸方向に垂直な面である断面の形状が円又は複数の頂点(61)(61)を有するものであって、且つ各頂点と頂点の間に谷(66)(66)を有し、各頂点(61)を結んだ円の径が該弾性円筒状部材の内径より大きく、各谷(66)を結んだ円の径が該弾性円筒状部材の内径より小さく構成したものであり、このような構成によって、狙いの効果(弾性円筒状部材の支持体内壁への密着性、棒状剛性部材挿入及び取り出し抵抗の低減、円筒状導電性基体の真円度・進捗度への影響防止等)を達成することができる。
交流電圧を重畳した直流電圧を、接触帯電装置あるいは非接触帯電装置に印加して帯電を行なったときに発生する帯電音、またはクリーニングブレードと潜像担持体間の摩擦抵抗が大きくなったときにしばしば発生する摺擦音等、いわゆる振動音は、潜像担持体を構成する基体に共鳴増幅されて不快な騒音として感じられる。
これを防止し該基体の共鳴を起こしにくくするために、ドラム状潜像担持体を構成する円筒状基体の内壁との間に空間ができないように、制振部材の弾性円筒状体を装着することが非常に効果がある。
したがって、このような空間が形成されないようにするためには、弾性円筒状部材が円筒状基体の内壁の全方位に密着するように固定されることが重要である。
損失正接tanδは、ある材料における応力と歪みの位相角δ(損失角)の正接を表わすものである。
この損失正接tanδは、材料固有の値で、その材質の減衰効果を示している。すなわち、損失正接tanδの値が大きければ、より大きな減衰効果が得られる。
一般的には、ゴム材料の物理特性を表わす際に測定される特性だが、プラスチック、繊維、紙、セラミックスあるいはセメントなどについても測定されるものである。
中でも、ブチルゴムが弾性円筒状部材として特に好適な材料である。
例えば、厚み3mm、幅3mm、長さ20mmにカットしたブチルゴムを、JIS K 7244−4に規定された非共振振動法(周波数は30Hzに設定)に準じた方法で測定すると、ブチルゴムの損失正接tanδは、ほぼ0.8であった。
但し、ブチルゴムに限らず添加する材料や製法などによって、損失正接tanδは大きく変化するので、制振部材と使用する場合には、損失正接tanδができるだけ大きいゴム材を選択することが望ましい。
また、ブチルゴムの他に、損失正接tanδが大きい材料としては、例えば、ハネナイトの商品名で販売されている内外ゴム(株)の無反発ゴム部材は、0.8〜2と高い損失正接tanδの数値を示すものであり、振動吸収性能が高く、弾性円筒状部材の材料として好適に使用できる。
図11は、円筒状導電性基体としての、φ30mm、長さ340mm(フランジ固定幅をマイナスした長さ300mm)、肉厚0.7mm(基体内径28.6mm)のアルミ製円筒体の内側に、図5の構造の制振部材[弾性円筒状部材(肉厚4mm、外径26.6mm、内径14.6mm、長さ240mm)に剛性棒状部材(長さ240mm、頂点部外径17.6mm、谷部外径13mm)を挿入した構造]を内蔵し、使用する弾性円筒状部材の損失正接tanδを変化させた場合の効果を示すものである。
横軸は、弾性円筒状部材(5)の損失正接tanδであり、また、縦軸は、潜像担持体から300mm離れた位置で測定した暗騒音圧(ここでは46dB)と、実施例の潜像担持体に接触させたローラー形状の帯電部材に、−800Vの直流電圧と1.5KV/1.35KHzの交流電圧を重畳した帯電電圧とを印加した際に測定された音圧との差(音圧差)をとり、夫々プロットしたものである。
音圧差が4dB以内であれば、ほぼ不快を感じない領域である。数値は低いほど望ましい。
図11から、損失正接tanδが、約0.5以上あれば良いことが判る。
横軸は、制振部材の長さ(制振部材を固定することのできる支持体の有効長さ=300mmに対する割合%)、縦軸に、潜像担持体から300mm離れた位置で測定した暗騒音(ここでは46dB)と、実施例の潜像担持体に接触させたローラー形状の帯電部材に−800Vの直流電圧と、1.5KV/1.35KHzの交流電圧を重畳した帯電電圧を印加したときに得られる音圧との差(音圧差)をとり、夫々プロットしたものである。
図12から、制振部材長さは、円筒状導電性基体が制振部材を固定できる有効長さに対し占める割合が大きくなるほど制振効果が増大し、円筒状導電性基体の制振部材を固定できる有効長さの50%以上であると良好な結果が得られることが判る。
剛性棒状部材(長さ240mm)は、頂点部外径と谷部外径をそれぞれ弾性円筒状部材肉厚と内径に合わせて変化させて挿入した。
横軸は、弾性円筒状部材の肉厚であり、縦軸に、潜像担持体から300mm離れた位置で測定した暗騒音(ここでは46dB)と、実施例の潜像担持体に接触させたローラー形状の帯電部材に−800Vの直流電圧と、1.5KV/1.35KHzの交流電圧を重畳した帯電電圧を印加したときに測定される音圧との差(音圧差)をとり、夫々プロットしたものである。
図13から、弾性円筒状部材の肉厚は大きくなるほど制振効果が増大し、3mm以上であると良好な結果が得られることがわかる。
本発明の制振部材は、さらに、剛性棒状部材を引き抜くことで弾性円筒状部材も簡単に取り外すことができ、双方ともに再利用が容易にできることが特徴である。
横軸は、制振部材の繰り返し使用回数であり、縦軸には、潜像担持体から300mm離れた位置で測定した暗騒音(ここでは46dB)と、実施例の潜像担持体に接触させたローラー形状の帯電部材に−800Vの直流電圧と、1.5KV/1.35KHzの交流電圧を重畳した帯電電圧を印加したときに測定される音圧との差(音圧差)をとり、夫々プロットしたものである。
図14から、本発明の制振部材は繰り返し使用してもその制振効果が低下せず、リサイクル使用が可能であることが判る。
2 潜像担持体
3 円筒状導電性基体
4 感光層
5 弾性円筒状部材
6 剛性棒状部材
20 画像形成装置
21C、21M、21Y、21BK 作像手段
22 転写手段
23 手差しトレイ
24 給紙カセット
25C、25M、25Y、25BK 潜像担持体である感光体ドラム
26C、26M、26Y、26BK 現像手段
27C、27M、27Y、27BK 帯電手段
27C1 フィルム
27C2 回転軸
27C3 バネ
27C4 パット部材
28C クリーニング手段
28C1 クリーニングブレード
28C2 ブラシ
28C3 廃トナー搬送手段
29 露光手段
29C 露光光
30 レジストローラ
61 頂点
66 谷
Claims (16)
- 導電性円筒状基体外表面上に少なくとも感光層が設けられた潜像担持体であって、該導電性円筒状基体の内壁全方位に密着するように弾性円筒状部材が固定され、かつ該弾性円筒状部材の内部に外径が該弾性円筒状部材の内径よりも大きい剛性棒状部材が固定され、該弾性円筒状部材と該剛性棒状部材が共に取り外し可能なものであることを特徴とする潜像担持体。
- 該弾性円筒状部材に該剛性棒状部材を内臓してなる制振部材を、該円筒状導電性基体の内壁全方位に密着するように固定してなることを特徴とする請求項1に記載の潜像担持体。
- 該弾性円筒状部材が、0.5以上の損失正接tanδを有する弾性材料から構成されたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の潜像担持体。
- 該剛性棒状部材の軸方向に垂直な断面が円形であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の潜像担持体。
- 該剛性棒状部材の軸方向に垂直な断面が複数の頂点を有する形状であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の潜像担持体。
- 該剛性棒状部材が、軸方向の一方端から他方端に向けて連続的にねじられた構造をなすものであることを特徴とする請求項5に記載の潜像担持体。
- 該剛性棒状部材が、各頂点と頂点の間に谷を有する形状であり、各頂点を結んだ円の径が該弾性円筒状部材の内径より大きく、各谷を結んだ円の径が該弾性円筒状部材の内径より小さいことを特徴とする請求項5又は6に記載の潜像担持体。
- 表面に少なくとも感光層が設けられた導電性円筒状基体の内側に、該導電性円筒状基体の内径よりも小さい外径を有する弾性円筒状部材を挿入した後に、該弾性円筒状部材の内側に該弾性円筒状部材の内径より外径の大きい剛性棒状部材を挿入することによって該弾性円筒状部材の外径を拡大させて、該導電性円筒状基体の内側全方位に密着するように該弾性円筒状部材を固定することを特徴とする潜像担持体の製造方法。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載の潜像担持体と該潜像担持体に帯電部材が潜像担持体に接触もしくは近接配置された帯電手段とを少なくとも具備することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載の潜像担持体を少なくとも具備することを特徴とする電子写真画像形成装置用プロセスカートリッジ。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載の潜像担持体、帯電手段およびクリーニング手段を少なくとも具備することを特徴とする電子写真画像形成装置用作像手段ユニット。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載の潜像担持体を構成する剛性棒状部材を抜き取って弾性円筒状部材の外径を縮小させて、弾性円筒状部材を潜像担持体内側から取り外すことを特徴とする潜像担持体の解体方法。
- 請求項12の解体方法によって取り外された弾性円筒状部材と剛性棒状部材とを新たな潜像担持体を作製するために使用するリサイクル方法。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載の潜像担持体を構成する弾性円筒状部材。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載の潜像担持体を構成する剛性棒状部材。
- 弾性円筒状部材に剛性棒状部材を内臓してなり、請求項1乃至7のいずれかに記載の潜像担持体を構成するために用いられる制振部材。
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JP2008203850A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Xerox Corp | 音響減衰材付イメージングドラム |
CN105988315A (zh) * | 2015-03-16 | 2016-10-05 | 富士施乐株式会社 | 支持部件、图像承载体以及图像形成装置 |
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2003
- 2003-08-01 JP JP2003285265A patent/JP2004246318A/ja active Pending
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