JP2004245458A - クリーンベンチ - Google Patents
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Abstract
【課題】維持費を低減できるクリーンベンチを提供する。
【解決手段】清浄な空気が送られる作業台2を備えるクリーンベンチ1である。濾過により比較的清浄度の高い空気を生成するための第1フィルタ41と、濾過により比較的清浄度の低い空気を生成するための第2フィルタ42とを備える。作業台2上には、第1フィルタ41により濾過された空気が送られる第1作業領域31と、第2フィルタ42により濾過された空気が送られる第2作業領域32とが形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】清浄な空気が送られる作業台2を備えるクリーンベンチ1である。濾過により比較的清浄度の高い空気を生成するための第1フィルタ41と、濾過により比較的清浄度の低い空気を生成するための第2フィルタ42とを備える。作業台2上には、第1フィルタ41により濾過された空気が送られる第1作業領域31と、第2フィルタ42により濾過された空気が送られる第2作業領域32とが形成されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クリーンベンチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、高い清浄度が要求される作業を行うための作業台を備える装置として、クリーンベンチが知られている(例えば、特許文献1参照)。
クリーンベンチは、作業台と、該作業台上に清浄な空気を送気するための送気部とを備えて概略構成されている。このうち送気部は、例えば送気ファンと、この送気ファンより送気された空気を濾過するエアフィルタと、このエアフィルタによって濾過されることにより清浄化された空気を作業台上に向けて吹き出す吹出部とを備えている。
【0003】
クリーンベンチの作業台上の清浄度を維持するためには、例えば定期的にエアフィルタを交換する必要がある。なお、エアフィルタは、要求される清浄度のレベルに応じて、例えばHEPAフィルタ、ULPAフィルタ等、様々なグレードのものがあり、ハイグレードなもの(濾過により高い清浄度の空気を生成できるもの)ほど高価である。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−141273号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、クリーンベンチで行う作業の中にも、比較的高い清浄度を要求される作業と、そうでない作業とが含まれるが、クリーンベンチの作業台上は全域で同じ清浄度(クリーン度)に設定されている。
つまり、一部の作業を行う場合に備えて作業台の全域が高いクリーン度に保たれている。
従って、従来は、さほどの清浄度を要求しない作業も、必要以上に清浄度の高い領域で作業を行っている。
このため、必要以上にエアフィルタの交換費用、すなわち、クリーンベンチの維持費がかさむことがある。
【0006】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、維持費を低減できるクリーンベンチを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明のクリーンベンチは、清浄な空気が送られる作業台を備えるクリーンベンチにおいて、濾過により比較的清浄度の高い空気を生成するための第1フィルタと、濾過により比較的清浄度の低い空気を生成するための第2フィルタとを備え、前記作業台上には、前記第1フィルタにより濾過された空気が送られる第1作業領域と、前記第2フィルタにより濾過された空気が送られる第2作業領域とが形成されていることを特徴としている。
【0008】
本発明のクリーンベンチにおいては、前記第1フィルタを介して前記第1作業領域に送気するための第1送気装置と、前記第2フィルタを介して前記第2作業領域に送気するための第2送気装置とを更に備え、前記第2送気装置よりも前記第1送気装置の方が大きい送気力に設定されていることが好ましい。
【0009】
本発明によれば、作業の種類に応じて第1作業領域と第2作業領域とを適宜に使い分けることができる。すなわち、比較的高い清浄度を要求される作業は第1作業領域で行う一方で、比較的低い清浄度で構わない作業は第2作業領域で行うことができる。さらに、第2フィルタは第1フィルタよりも安価であるため、維持費(フィルタの交換費用)を低減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係る実施の形態について説明する。
【0011】
図1〜図5に示すように、本実施形態のクリーンベンチ1は、清浄な空気が送られる作業台2と、作業台2上の作業領域3に送られる前に空気を濾過して清浄化するためのメインフィルタ4と、メインフィルタ4を介して作業領域3に送気するための送気装置5(図2、図3)と、送気装置5等が配されたダクトチャンバ6(図2)等を備えて概略構成されている。
【0012】
このうち作業台2は、例えば、その上面が一つの平面から構成されている。また、作業台2は、その上面の高さが、例えば椅子(図示略)に座った作業者による作業がし易い高さとなるように、後述する支持側板部21等により支持されている。
【0013】
また、作業領域3は、作業台2の上面と、作業台2の左右両端部上に一方ずつが立設されて互いに対向する一対の側部板状部材7と、作業台2の上面と対向するように作業台2の上方に設けられた天井構成板状部材8と、作業領域3の奥側面を構成するように作業台2の奥側端部上に立設された奥側板状部材9と、により囲まれ、前面に開口部3aを有する領域である。
従って、作業台2の前に着座した作業者は、作業領域前面の開口部3aを介して作業台2上にて作業を行うことができる。
なお、本実施形態のクリーンベンチ1の作業領域3には、後述するように、比較的清浄度の高い空気が送られる第1作業領域(例えば作業領域3の右側半部)31と、比較的清浄度の低い空気が送られる第2作業領域(例えば作業領域3の左側半部)32とが形成されている。
【0014】
また、作業領域3を包囲する部材のうち、側部板状部材7は、例えば透明材(より具体的には、例えば強化ガラス)からなる。
また、天井構成板状部材8は、透光性を有していて、その上側には、該天井構成板状部材8を介して作業領域3を照明するための照明部材(例えば蛍光灯)81が設けられている。なお、作業領域3の上側には、天井構成板状部材8により下面を構成され、内部に照明部材8を備える筐体上の天井ケース80が設けられている。
また、奥側板状部材9は、清浄空気の吹出面(吹出部)を構成している。すなわち、奥側板状部材9には、表裏を貫通する多数の孔部(図示略)が一面に形成され、各孔部を介して清浄空気を吹き出し可能となっている。
【0015】
さらに、奥側板状部材9の後側にはメインフィルタ4が配されている。
ここで、本実施形態のクリーンベンチ1におけるメインフィルタ4は、濾過により比較的清浄度の高い空気を生成するための第1フィルタ41と、濾過により比較的清浄度の低い空気を生成するための第2フィルタ42とからなる分割構成をなしている。
換言すれば、本実施の形態のクリーンベンチ1は、(比較的目の細かい)第1フィルタ41と、第1フィルタ41よりも目の粗い第2フィルタ42とを備える。
なお、第1フィルタ41は、具体的には例えばULPAフィルタからなり、第2フィルタ42は、具体的には例えばHEPAフィルタからなる。
このうち、第1フィルタ41は、奥側板状部材9の後側領域における例えば右側半部に配されていて、第2フィルタ42は、例えば同左側半部に配されている。
また、メインフィルタ(第1及び第2フィルタ41、42)4の後側には、ダクトチャンバ6の例えば上側部分を構成する陽圧部(後述)が配されている。
【0016】
ダクトチャンバ6は、当該クリーンベンチ1の例えば後部に配されている。
ダクトチャンバ6は、上記陽圧部と、該陽圧部の例えば下側に配された陰圧部とを備えて概略構成されている。
ダクトチャンバ6において、例えば作業台2と略等しい高さよりも上側部分は陽圧により構成されている一方で、該高さよりも下側部分は陰圧部により構成されている。
このうち陰圧部の内部には、メインフィルタ4を介して作業領域3に送気するための送気装置5が配されている。
【0017】
ここで、本実施の形態のクリーンベンチ1の送気装置5は、第1フィルタ41を介して第1作業領域31に送気するための第1送気装置51と、第2フィルタを介して前記第2作業領域に送気するための第2送気装置とからなる(図3)。
このうち第1送気装置51の送気力は、第2送気装置52よりも大きく設定されている。より具体的には、例えば、第1送気装置51として、第2送気装置52よりも大型で送気力の大きいものを用いる。
このように第1送気装置51の方を第2送気装置52よりも大きな送気力にするのは、第2フィルタ42よりも目の細かい第1フィルタ41の方が圧損が大きいためである。
また、本実施形態の場合、第1フィルタ41を介して第1作業領域31に送られる清浄空気の流量と、第2フィルタ42を介して第2作業領域32に送られる清浄空気の流量とが略等しくなるように、第1及び第2送気装置51,52の送気力を設定する。
なお、第1及び第2送気装置51、52は、例えばそれぞれモータ駆動により送気するファンからなる。
【0018】
また、ダクトチャンバ6は、第1送気装置51が配され、該第1送気装置51より第1フィルタ41に送気するための第1ダクトチャンバ(例えば右側半部)61と、第2送気装置52が配され、該第2送気装置52より第2フィルタ42に送気するための第2ダクトチャンバ(例えば左側半部)62とからなる。
つまり、第1ダクトチャンバ61は、第1送気装置51が配された第1陰圧部61bを、例えば下部に有し、上部には第1陽圧部61aを有している。
同様に、第2ダクトチャンバ62は、第2送気装置52が配された第2陰圧部62bを、例えば下部に有し、上部には第2陽圧部62aを有している。
【0019】
なお、第1ダクトチャンバ(第1陽圧部61a及び第1陰圧部61b)61と第2ダクトチャンバ(第2陽圧部62a及び第2陰圧部62b)62とは、仕切壁部63(図4等)により互いに仕切られて、相互の雰囲気が入り混じらないようにされている。また、第1陽圧部61aと第1陰圧部61b、並びに、第2陽圧部62aと第2陰圧部62bは、仕切壁部63と直交するとともに略水平に配された仕切壁部64(図4)により互いに仕切られている。
さらに、第1フィルタ41の配置領域と第2フィルタ42の配置領域とについても上記仕切壁部63により互いに仕切られている。
また、メインフィルタ4(第1及び第2フィルタ41、42)の配置領域と陽圧部61a、62aとの境界部には、仕切壁部28(図2)が設けられている。だだし、この仕切壁部28に形成された左右一対の開口部28aを介して、陽圧部61aと第1フィルタ41の配置領域、並びに、陽圧部62aと第2フィルタ42の配置領域とはそれぞれ連通されている。
【0020】
また、第1及び第2陰圧部61b、62bの例えば前面には、それぞれ空気取り入れ用の開口部64(図1、図2)が形成され、該開口部64にはプレフィルタ65が配されている。このプレフィルタ65は、送気装置5(第1及び第2送気装置51,52)に導入される前に空気を予め濾過するためのフィルタである。
【0021】
また、第1送気装置(上記のように第1陰圧部61b内に配されている)51の空気吹出口は、第1陽圧部61aの下端部に接続されている。従って、第1送気装置51は、その空気吹出口を介して第1陽圧部61a内に送気可能となっている。
同様に、第2送気装置52は、その空気吹出口が第2陽圧部62aの下端部に接続されていて、該空気吹出口を介して第2陽圧部62a内に送気可能となっている。
【0022】
また、クリーンベンチ1は、例えば、作業台2の左右両側部を支持する左右一対の支持側板部21を備えている。これら支持側板部21は、作業台2よりも奥に向けて当該クリーンベンチ1の後端部まで延在している(図2)。
さらに、支持側板部21の後部の上側には、ダクトチャンバ6の陽圧部61a、62b及びメインフィルタ4の配置領域の左右側壁を構成する上部側壁構成板状部22(図2〜図4)がそれぞれ設けられている。これら上部側壁構成板状部22の前側端部における下部には、該上部側壁構成板状部22間の前側開口を塞ぐように上記奥側板状部材9が配されている。また、これら上部側壁構成板状部22の前側端部における上部は上記天井ケース80に連なっている。
なお、天井ケース80の前側端部における左右両端部は、作業台2上に垂下するように側部板状部材7の前縁部に沿って設けられた補強柱27により支持されている。
また、上部側壁構成板状部22間の上側開口には、該開口を塞ぐように天板23(図2〜図4)が設けられている。なお、天板23は、このように天井ケース80の上面部とは別体の部材であっても良いし、該上面部と一体であっても良い。
また、支持側板部21間の後部における下側の開口には、該開口を塞ぐように底板24(図2〜図4)が設けられている。
さらに、作業台2の下側領域における奥には、底板24の前側端部より垂直に起立するとともに左右の支持側板部21間に亘って延在する下部奥側板状部25(図1、図2)が設けられている。なお、この下部奥側板状部25は、上記開口部64が形成されているとともにプレフィルタ65を保持している。
加えて、底板24、天板23、上部側壁構成板状部22及び支持側板部21の後側端部間の開口には、当該クリーンベンチの背面部を構成する背面構成板状部26(図2〜図4)が設けられている。
【0023】
なお、図3に示すように、背面構成板状部材26の上部における正面視右側半部には、第1フィルタ41のメンテナンス(交換作業)を行うための開口部261が形成されているとともに、常時は該開口部261を閉塞するための閉塞用板状部261aが例えば止着部材により取付けられている。同様に、背面構成板状部材26の上部における正面視左側半部には、第2フィルタ42のメンテナンスを行うための開口部262が形成されているとともに、常時は該開口部262を閉塞するための閉塞用板状部262aが取付けられている。
さらに、背面構成板状部材26の下部において、正面視右側半部には、第1送気装置51のメンテナンスを行うための開口部263及び常時は該該開口部263を閉塞するための閉塞用板状部263aが設けられ、正面視左側半部には、第2送気装置52のメンテナンスを行うための開口部264及び常時は該開口部264を閉塞するための閉塞用板状部264aが設けられている。
【0024】
なお、以上において、第1及び第2陽圧部61a、62aは、それぞれ、仕切壁部28、上部側壁構成板状部22、仕切壁部63、64、背面構成板状部26及び天板23により囲まれて形成されている。
同様に、第1及び第2陰圧部61b、62bは、それぞれ、下部奥側板状部25、支持側板部21、仕切壁部63、64、背面構成板状部26及び天板23により囲まれて形成されている。
【0025】
また、作業台2の下側領域、すなわち、下部奥側板状部25の手前側で支持側板部21間の領域は、作業者のフットスペースを構成している。
クリーンベンチ1は、他に、支持側板部21の下側に設けられた移動用のキャスター11及び位置固定用のジャッキ12(図2)等を備えている。
【0026】
本実施形態のクリーンベンチは以上のように構成されている。
そして、クリーンベンチは、送気装置5の稼働状態で、以下のように作業領域3に清浄空気を送ることができる。
【0027】
すなわち、第1送気装置51により減圧されている第1陰圧部61b内にプレフィルタ65を介して外部より吸入された空気は、該第1送気装置51により第1陽圧部61a内に送気される。すると、第1陽圧部61a内が加圧され、第1フィルタ41にも圧が加わる。
よって、第1陽圧部61a内の空気は、第1フィルタ41を通過することにより濾過されて清浄化され、該第1フィルタ41の手前側に位置する奥側板状部材9における右側半部の孔部を介して、第1作業領域31内に吹き出される。
従って、第1作業領域31内には、該第1作業領域31の奥側から手前側に向かった後に開口部3aを介して外部に吹き出される清浄な気流が略水平に形成される。
【0028】
同様に、第2送気装置52によりプレフィルタ65を介して第2陰圧部61b内に吸入された空気は、該第2送気装置52により第2陽圧部62a内に送気され、第1陽圧部62a内の空気は、第2フィルタ42により濾過されて清浄化され、奥側板状部材9における左側半部の孔部を介して第2作業領域32内に吹き出される。
従って、第2作業領域32内には、該第2作業領域32の奥側から手前側に向かった後に開口部3aを介して外部に吹き出される清浄な気流が略水平に形成される。
【0029】
つまり、作業領域3は、第1フィルタにより濾過された比較的清浄度の高い空気が送られるためクリーン度が比較的高く維持される第1作業領域31と、第2フィルタにより濾過された比較的清浄度の低い空気(ただし、こちらもHEPAフィルタにより濾過された空気であるだけに清浄度が高められているのは勿論である)が送られるためクリーン度が比較的低い第2作業領域32とを左右方向に並んで備える。
【0030】
また、第1フィルタ41を介して第1作業領域31に送られる清浄空気と、第2フィルタ42を介して第2作業領域32に送られる清浄空気と、の流量が互いに略等しくなるように、第1及び第2送気装置51,52の送気力が設定されているので、相互の領域が互いに侵されてしまうことを抑制できる。
【0031】
以上のような実施の形態によれば、作業台2上には、クリーン度の比較的高い第1作業領域31と、比較的低い第2作業領域32とが形成されているので、作業の種類に応じて第1作業領域31と第2作業領域32とを適宜に使い分けることができる。すなわち、比較的高い清浄度を要求される作業は第1作業領域31で行う一方で、比較的低い清浄度で構わない作業は第2作業領域32で行うことができる。さらに、第2フィルタ42は第1フィルタ41よりも安価であるため、維持費(フィルタの交換費用)を低減することができる。
【0032】
なお、上記の実施の形態では、第1及び第2フィルタ41、42を作業領域3の後側に設け、清浄空気が作業空間内を略水平に流れるようにした水平気流形のクリーンベンチ1に本発明を適用した例を示したが、これに限らず、例えば、第1及び第2フィルタ41、42を作業領域3の天井部(天井ケース80内)に設け、作業台2に向けて清浄空気を吹き下ろすようにした垂直気流形に本発明を適用しても良い。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、作業の種類に応じて第1作業領域と第2作業領域とを適宜に使い分けることができる。すなわち、比較的高い清浄度を要求される作業は第1作業領域で行う一方で、比較的低い清浄度で構わない作業は第2作業領域で行うことができる。さらに、第2フィルタは第1フィルタよりも安価であるため、維持費を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態のクリーンベンチを示す正面図である。
【図2】本発明に係る実施の形態のクリーンベンチを示す側面図である。
【図3】本発明に係る実施の形態のクリーンベンチを示す背面図である。
【図4】本発明に係る実施の形態のクリーンベンチを背面側から見た概略斜視図である。
【図5】本発明に係る実施の形態のクリーンベンチの作業台を示す図である。
【符号の説明】
1 クリーンベンチ
2 作業台
41 第1フィルタ
42 第2フィルタ
31 第1作業領域
32 第2作業領域
51 第1送気装置
52 第2送気装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、クリーンベンチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、高い清浄度が要求される作業を行うための作業台を備える装置として、クリーンベンチが知られている(例えば、特許文献1参照)。
クリーンベンチは、作業台と、該作業台上に清浄な空気を送気するための送気部とを備えて概略構成されている。このうち送気部は、例えば送気ファンと、この送気ファンより送気された空気を濾過するエアフィルタと、このエアフィルタによって濾過されることにより清浄化された空気を作業台上に向けて吹き出す吹出部とを備えている。
【0003】
クリーンベンチの作業台上の清浄度を維持するためには、例えば定期的にエアフィルタを交換する必要がある。なお、エアフィルタは、要求される清浄度のレベルに応じて、例えばHEPAフィルタ、ULPAフィルタ等、様々なグレードのものがあり、ハイグレードなもの(濾過により高い清浄度の空気を生成できるもの)ほど高価である。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−141273号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、クリーンベンチで行う作業の中にも、比較的高い清浄度を要求される作業と、そうでない作業とが含まれるが、クリーンベンチの作業台上は全域で同じ清浄度(クリーン度)に設定されている。
つまり、一部の作業を行う場合に備えて作業台の全域が高いクリーン度に保たれている。
従って、従来は、さほどの清浄度を要求しない作業も、必要以上に清浄度の高い領域で作業を行っている。
このため、必要以上にエアフィルタの交換費用、すなわち、クリーンベンチの維持費がかさむことがある。
【0006】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、維持費を低減できるクリーンベンチを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明のクリーンベンチは、清浄な空気が送られる作業台を備えるクリーンベンチにおいて、濾過により比較的清浄度の高い空気を生成するための第1フィルタと、濾過により比較的清浄度の低い空気を生成するための第2フィルタとを備え、前記作業台上には、前記第1フィルタにより濾過された空気が送られる第1作業領域と、前記第2フィルタにより濾過された空気が送られる第2作業領域とが形成されていることを特徴としている。
【0008】
本発明のクリーンベンチにおいては、前記第1フィルタを介して前記第1作業領域に送気するための第1送気装置と、前記第2フィルタを介して前記第2作業領域に送気するための第2送気装置とを更に備え、前記第2送気装置よりも前記第1送気装置の方が大きい送気力に設定されていることが好ましい。
【0009】
本発明によれば、作業の種類に応じて第1作業領域と第2作業領域とを適宜に使い分けることができる。すなわち、比較的高い清浄度を要求される作業は第1作業領域で行う一方で、比較的低い清浄度で構わない作業は第2作業領域で行うことができる。さらに、第2フィルタは第1フィルタよりも安価であるため、維持費(フィルタの交換費用)を低減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係る実施の形態について説明する。
【0011】
図1〜図5に示すように、本実施形態のクリーンベンチ1は、清浄な空気が送られる作業台2と、作業台2上の作業領域3に送られる前に空気を濾過して清浄化するためのメインフィルタ4と、メインフィルタ4を介して作業領域3に送気するための送気装置5(図2、図3)と、送気装置5等が配されたダクトチャンバ6(図2)等を備えて概略構成されている。
【0012】
このうち作業台2は、例えば、その上面が一つの平面から構成されている。また、作業台2は、その上面の高さが、例えば椅子(図示略)に座った作業者による作業がし易い高さとなるように、後述する支持側板部21等により支持されている。
【0013】
また、作業領域3は、作業台2の上面と、作業台2の左右両端部上に一方ずつが立設されて互いに対向する一対の側部板状部材7と、作業台2の上面と対向するように作業台2の上方に設けられた天井構成板状部材8と、作業領域3の奥側面を構成するように作業台2の奥側端部上に立設された奥側板状部材9と、により囲まれ、前面に開口部3aを有する領域である。
従って、作業台2の前に着座した作業者は、作業領域前面の開口部3aを介して作業台2上にて作業を行うことができる。
なお、本実施形態のクリーンベンチ1の作業領域3には、後述するように、比較的清浄度の高い空気が送られる第1作業領域(例えば作業領域3の右側半部)31と、比較的清浄度の低い空気が送られる第2作業領域(例えば作業領域3の左側半部)32とが形成されている。
【0014】
また、作業領域3を包囲する部材のうち、側部板状部材7は、例えば透明材(より具体的には、例えば強化ガラス)からなる。
また、天井構成板状部材8は、透光性を有していて、その上側には、該天井構成板状部材8を介して作業領域3を照明するための照明部材(例えば蛍光灯)81が設けられている。なお、作業領域3の上側には、天井構成板状部材8により下面を構成され、内部に照明部材8を備える筐体上の天井ケース80が設けられている。
また、奥側板状部材9は、清浄空気の吹出面(吹出部)を構成している。すなわち、奥側板状部材9には、表裏を貫通する多数の孔部(図示略)が一面に形成され、各孔部を介して清浄空気を吹き出し可能となっている。
【0015】
さらに、奥側板状部材9の後側にはメインフィルタ4が配されている。
ここで、本実施形態のクリーンベンチ1におけるメインフィルタ4は、濾過により比較的清浄度の高い空気を生成するための第1フィルタ41と、濾過により比較的清浄度の低い空気を生成するための第2フィルタ42とからなる分割構成をなしている。
換言すれば、本実施の形態のクリーンベンチ1は、(比較的目の細かい)第1フィルタ41と、第1フィルタ41よりも目の粗い第2フィルタ42とを備える。
なお、第1フィルタ41は、具体的には例えばULPAフィルタからなり、第2フィルタ42は、具体的には例えばHEPAフィルタからなる。
このうち、第1フィルタ41は、奥側板状部材9の後側領域における例えば右側半部に配されていて、第2フィルタ42は、例えば同左側半部に配されている。
また、メインフィルタ(第1及び第2フィルタ41、42)4の後側には、ダクトチャンバ6の例えば上側部分を構成する陽圧部(後述)が配されている。
【0016】
ダクトチャンバ6は、当該クリーンベンチ1の例えば後部に配されている。
ダクトチャンバ6は、上記陽圧部と、該陽圧部の例えば下側に配された陰圧部とを備えて概略構成されている。
ダクトチャンバ6において、例えば作業台2と略等しい高さよりも上側部分は陽圧により構成されている一方で、該高さよりも下側部分は陰圧部により構成されている。
このうち陰圧部の内部には、メインフィルタ4を介して作業領域3に送気するための送気装置5が配されている。
【0017】
ここで、本実施の形態のクリーンベンチ1の送気装置5は、第1フィルタ41を介して第1作業領域31に送気するための第1送気装置51と、第2フィルタを介して前記第2作業領域に送気するための第2送気装置とからなる(図3)。
このうち第1送気装置51の送気力は、第2送気装置52よりも大きく設定されている。より具体的には、例えば、第1送気装置51として、第2送気装置52よりも大型で送気力の大きいものを用いる。
このように第1送気装置51の方を第2送気装置52よりも大きな送気力にするのは、第2フィルタ42よりも目の細かい第1フィルタ41の方が圧損が大きいためである。
また、本実施形態の場合、第1フィルタ41を介して第1作業領域31に送られる清浄空気の流量と、第2フィルタ42を介して第2作業領域32に送られる清浄空気の流量とが略等しくなるように、第1及び第2送気装置51,52の送気力を設定する。
なお、第1及び第2送気装置51、52は、例えばそれぞれモータ駆動により送気するファンからなる。
【0018】
また、ダクトチャンバ6は、第1送気装置51が配され、該第1送気装置51より第1フィルタ41に送気するための第1ダクトチャンバ(例えば右側半部)61と、第2送気装置52が配され、該第2送気装置52より第2フィルタ42に送気するための第2ダクトチャンバ(例えば左側半部)62とからなる。
つまり、第1ダクトチャンバ61は、第1送気装置51が配された第1陰圧部61bを、例えば下部に有し、上部には第1陽圧部61aを有している。
同様に、第2ダクトチャンバ62は、第2送気装置52が配された第2陰圧部62bを、例えば下部に有し、上部には第2陽圧部62aを有している。
【0019】
なお、第1ダクトチャンバ(第1陽圧部61a及び第1陰圧部61b)61と第2ダクトチャンバ(第2陽圧部62a及び第2陰圧部62b)62とは、仕切壁部63(図4等)により互いに仕切られて、相互の雰囲気が入り混じらないようにされている。また、第1陽圧部61aと第1陰圧部61b、並びに、第2陽圧部62aと第2陰圧部62bは、仕切壁部63と直交するとともに略水平に配された仕切壁部64(図4)により互いに仕切られている。
さらに、第1フィルタ41の配置領域と第2フィルタ42の配置領域とについても上記仕切壁部63により互いに仕切られている。
また、メインフィルタ4(第1及び第2フィルタ41、42)の配置領域と陽圧部61a、62aとの境界部には、仕切壁部28(図2)が設けられている。だだし、この仕切壁部28に形成された左右一対の開口部28aを介して、陽圧部61aと第1フィルタ41の配置領域、並びに、陽圧部62aと第2フィルタ42の配置領域とはそれぞれ連通されている。
【0020】
また、第1及び第2陰圧部61b、62bの例えば前面には、それぞれ空気取り入れ用の開口部64(図1、図2)が形成され、該開口部64にはプレフィルタ65が配されている。このプレフィルタ65は、送気装置5(第1及び第2送気装置51,52)に導入される前に空気を予め濾過するためのフィルタである。
【0021】
また、第1送気装置(上記のように第1陰圧部61b内に配されている)51の空気吹出口は、第1陽圧部61aの下端部に接続されている。従って、第1送気装置51は、その空気吹出口を介して第1陽圧部61a内に送気可能となっている。
同様に、第2送気装置52は、その空気吹出口が第2陽圧部62aの下端部に接続されていて、該空気吹出口を介して第2陽圧部62a内に送気可能となっている。
【0022】
また、クリーンベンチ1は、例えば、作業台2の左右両側部を支持する左右一対の支持側板部21を備えている。これら支持側板部21は、作業台2よりも奥に向けて当該クリーンベンチ1の後端部まで延在している(図2)。
さらに、支持側板部21の後部の上側には、ダクトチャンバ6の陽圧部61a、62b及びメインフィルタ4の配置領域の左右側壁を構成する上部側壁構成板状部22(図2〜図4)がそれぞれ設けられている。これら上部側壁構成板状部22の前側端部における下部には、該上部側壁構成板状部22間の前側開口を塞ぐように上記奥側板状部材9が配されている。また、これら上部側壁構成板状部22の前側端部における上部は上記天井ケース80に連なっている。
なお、天井ケース80の前側端部における左右両端部は、作業台2上に垂下するように側部板状部材7の前縁部に沿って設けられた補強柱27により支持されている。
また、上部側壁構成板状部22間の上側開口には、該開口を塞ぐように天板23(図2〜図4)が設けられている。なお、天板23は、このように天井ケース80の上面部とは別体の部材であっても良いし、該上面部と一体であっても良い。
また、支持側板部21間の後部における下側の開口には、該開口を塞ぐように底板24(図2〜図4)が設けられている。
さらに、作業台2の下側領域における奥には、底板24の前側端部より垂直に起立するとともに左右の支持側板部21間に亘って延在する下部奥側板状部25(図1、図2)が設けられている。なお、この下部奥側板状部25は、上記開口部64が形成されているとともにプレフィルタ65を保持している。
加えて、底板24、天板23、上部側壁構成板状部22及び支持側板部21の後側端部間の開口には、当該クリーンベンチの背面部を構成する背面構成板状部26(図2〜図4)が設けられている。
【0023】
なお、図3に示すように、背面構成板状部材26の上部における正面視右側半部には、第1フィルタ41のメンテナンス(交換作業)を行うための開口部261が形成されているとともに、常時は該開口部261を閉塞するための閉塞用板状部261aが例えば止着部材により取付けられている。同様に、背面構成板状部材26の上部における正面視左側半部には、第2フィルタ42のメンテナンスを行うための開口部262が形成されているとともに、常時は該開口部262を閉塞するための閉塞用板状部262aが取付けられている。
さらに、背面構成板状部材26の下部において、正面視右側半部には、第1送気装置51のメンテナンスを行うための開口部263及び常時は該該開口部263を閉塞するための閉塞用板状部263aが設けられ、正面視左側半部には、第2送気装置52のメンテナンスを行うための開口部264及び常時は該開口部264を閉塞するための閉塞用板状部264aが設けられている。
【0024】
なお、以上において、第1及び第2陽圧部61a、62aは、それぞれ、仕切壁部28、上部側壁構成板状部22、仕切壁部63、64、背面構成板状部26及び天板23により囲まれて形成されている。
同様に、第1及び第2陰圧部61b、62bは、それぞれ、下部奥側板状部25、支持側板部21、仕切壁部63、64、背面構成板状部26及び天板23により囲まれて形成されている。
【0025】
また、作業台2の下側領域、すなわち、下部奥側板状部25の手前側で支持側板部21間の領域は、作業者のフットスペースを構成している。
クリーンベンチ1は、他に、支持側板部21の下側に設けられた移動用のキャスター11及び位置固定用のジャッキ12(図2)等を備えている。
【0026】
本実施形態のクリーンベンチは以上のように構成されている。
そして、クリーンベンチは、送気装置5の稼働状態で、以下のように作業領域3に清浄空気を送ることができる。
【0027】
すなわち、第1送気装置51により減圧されている第1陰圧部61b内にプレフィルタ65を介して外部より吸入された空気は、該第1送気装置51により第1陽圧部61a内に送気される。すると、第1陽圧部61a内が加圧され、第1フィルタ41にも圧が加わる。
よって、第1陽圧部61a内の空気は、第1フィルタ41を通過することにより濾過されて清浄化され、該第1フィルタ41の手前側に位置する奥側板状部材9における右側半部の孔部を介して、第1作業領域31内に吹き出される。
従って、第1作業領域31内には、該第1作業領域31の奥側から手前側に向かった後に開口部3aを介して外部に吹き出される清浄な気流が略水平に形成される。
【0028】
同様に、第2送気装置52によりプレフィルタ65を介して第2陰圧部61b内に吸入された空気は、該第2送気装置52により第2陽圧部62a内に送気され、第1陽圧部62a内の空気は、第2フィルタ42により濾過されて清浄化され、奥側板状部材9における左側半部の孔部を介して第2作業領域32内に吹き出される。
従って、第2作業領域32内には、該第2作業領域32の奥側から手前側に向かった後に開口部3aを介して外部に吹き出される清浄な気流が略水平に形成される。
【0029】
つまり、作業領域3は、第1フィルタにより濾過された比較的清浄度の高い空気が送られるためクリーン度が比較的高く維持される第1作業領域31と、第2フィルタにより濾過された比較的清浄度の低い空気(ただし、こちらもHEPAフィルタにより濾過された空気であるだけに清浄度が高められているのは勿論である)が送られるためクリーン度が比較的低い第2作業領域32とを左右方向に並んで備える。
【0030】
また、第1フィルタ41を介して第1作業領域31に送られる清浄空気と、第2フィルタ42を介して第2作業領域32に送られる清浄空気と、の流量が互いに略等しくなるように、第1及び第2送気装置51,52の送気力が設定されているので、相互の領域が互いに侵されてしまうことを抑制できる。
【0031】
以上のような実施の形態によれば、作業台2上には、クリーン度の比較的高い第1作業領域31と、比較的低い第2作業領域32とが形成されているので、作業の種類に応じて第1作業領域31と第2作業領域32とを適宜に使い分けることができる。すなわち、比較的高い清浄度を要求される作業は第1作業領域31で行う一方で、比較的低い清浄度で構わない作業は第2作業領域32で行うことができる。さらに、第2フィルタ42は第1フィルタ41よりも安価であるため、維持費(フィルタの交換費用)を低減することができる。
【0032】
なお、上記の実施の形態では、第1及び第2フィルタ41、42を作業領域3の後側に設け、清浄空気が作業空間内を略水平に流れるようにした水平気流形のクリーンベンチ1に本発明を適用した例を示したが、これに限らず、例えば、第1及び第2フィルタ41、42を作業領域3の天井部(天井ケース80内)に設け、作業台2に向けて清浄空気を吹き下ろすようにした垂直気流形に本発明を適用しても良い。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、作業の種類に応じて第1作業領域と第2作業領域とを適宜に使い分けることができる。すなわち、比較的高い清浄度を要求される作業は第1作業領域で行う一方で、比較的低い清浄度で構わない作業は第2作業領域で行うことができる。さらに、第2フィルタは第1フィルタよりも安価であるため、維持費を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態のクリーンベンチを示す正面図である。
【図2】本発明に係る実施の形態のクリーンベンチを示す側面図である。
【図3】本発明に係る実施の形態のクリーンベンチを示す背面図である。
【図4】本発明に係る実施の形態のクリーンベンチを背面側から見た概略斜視図である。
【図5】本発明に係る実施の形態のクリーンベンチの作業台を示す図である。
【符号の説明】
1 クリーンベンチ
2 作業台
41 第1フィルタ
42 第2フィルタ
31 第1作業領域
32 第2作業領域
51 第1送気装置
52 第2送気装置
Claims (2)
- 清浄な空気が送られる作業台を備えるクリーンベンチにおいて、濾過により比較的清浄度の高い空気を生成するための第1フィルタと、濾過により比較的清浄度の低い空気を生成するための第2フィルタとを備え、前記作業台上には、前記第1フィルタにより濾過された空気が送られる第1作業領域と、前記第2フィルタにより濾過された空気が送られる第2作業領域とが形成されていることを特徴とするクリーンベンチ。
- 前記第1フィルタを介して前記第1作業領域に送気するための第1送気装置と、前記第2フィルタを介して前記第2作業領域に送気するための第2送気装置とを更に備え、前記第2送気装置よりも前記第1送気装置の方が大きい送気力に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のクリーンベンチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003033893A JP2004245458A (ja) | 2003-02-12 | 2003-02-12 | クリーンベンチ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003033893A JP2004245458A (ja) | 2003-02-12 | 2003-02-12 | クリーンベンチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004245458A true JP2004245458A (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=33019740
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003033893A Pending JP2004245458A (ja) | 2003-02-12 | 2003-02-12 | クリーンベンチ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004245458A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007185646A (ja) * | 2005-12-13 | 2007-07-26 | Hokkaido Univ | クリーンユニットの運転方法 |
JP2007263449A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Natl Inst Of Radiological Sciences | 放射性薬剤取り扱い用のクリーンベンチ |
JP2010500021A (ja) * | 2006-08-11 | 2010-01-07 | セウォン セロンテック カンパニー リミテッド | 細胞治療剤を生産するための細胞の操作及び培養装置 |
-
2003
- 2003-02-12 JP JP2003033893A patent/JP2004245458A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4701458B2 (ja) * | 2006-03-28 | 2011-06-15 | 独立行政法人放射線医学総合研究所 | 放射性薬剤取り扱い用のクリーンベンチ |
JP2010500021A (ja) * | 2006-08-11 | 2010-01-07 | セウォン セロンテック カンパニー リミテッド | 細胞治療剤を生産するための細胞の操作及び培養装置 |
JP4848456B2 (ja) * | 2006-08-11 | 2011-12-28 | セウォン セロンテック カンパニー リミテッド | 細胞治療剤を生産するための細胞の操作及び培養装置 |
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