JP2004244867A - 水域構造物 - Google Patents

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Abstract

【課題】トップヘビ−を軽減できると共に、反射波対策を施すことにより前面水域の静穏度の確保を図った水域構造物の提供。
【解決手段】水底地盤13に配置して壁体4を形成する壁体構成部材2の頭部が構造物延長方向連結材1000で連結され、前記壁体4と所定距離を隔てた背後側の位置において後方杭17が構造物延長方向に所定間隔で水底地盤13に配置され、後方杭17の頭部が構造物延長方向連結材1200で連結され、構造物延長方向連結材1000と1200が断面方向連結材CBで連結されて上方結合部Cが形成され、構造物延長方向連結材1200と断面方向連結材CBとで上方結合部Bが形成され、構造物延長方向連結材1200の背面側と前面側に裏込材20aと20bが配置されている。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、岸壁等の荷揚用水域構造物、護岸構造物、防波構造物、堤防構造物等に用いられる水域構造物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、水域構造物として図30に示す棚式構造物(従来例)があった。この構造物は、前面に鋼矢板などからなる士留壁体21とその背後に棚杭22として直杭や斜杭が配置され、前記土留壁体21と棚杭22の頭部が鉄筋コンクリ−ト製の頂版23により一体化された構造である。土留壁体21の背後には頂版23の下端まで裏込材24が充填されている。
【0003】
各部材の断面は、裏込材24側から土留壁体21に作用する土水圧(常時、地震時),頂版の自重及び地震時慣性力、頂版に載荷される上載荷重(常時、地震時)などによって決定される。
【0004】
日本は地震国であるから、地域や地盤にもよるが、部材の断面は地震時荷重で決定される場合が多い。したがって、この地震時荷重を小さくできれば、部材の断面を節約できることになる。
【0005】
通常、トップヘビ−の構造物は、地震に対して不利であるとされている。逆にいうと、構造物の上部の重量を軽減することが、耐震上有利となる。しかし、図30のような棚式構造物は上部工が構造物延長方向に一定断面を有する鉄筋コンクリ−ト製の頂版構造であり、また土留壁体の背面の裏埋材も頂版の下端ぎりきりまで充填されたトップヘビーの構造物であり、耐震上、必ずしも合理的な構造形式とはいえない。このためトップヘビ−を軽減できる構造形式が望まれていた。
【0006】
また、図30に示す棚式構造物は、前面の鋼矢板壁が不透過構造であるため、反射波高が大きく、前面水域の静穏度確保に問題があった。このため、反射波対策機能を有する構造形式が望まれていた。
【0007】
他の従来例としては、例えば特開平3−147908号に記載の第15図がある。しかし、この先行技術も前記棚式構造形式を同様な問題があった。
【0008】
【特許文献1】
特開平3−147908号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来、トップヘビ−を軽減し、耐震性能を向上させ、かつ、反射波高を低減し、前面水域の静穏を改善できる水域構造物はなかった。本発明は、前記の問題を解決した水域構造物を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため、本発明は次のように構成する。
【0011】
第1の発明は、少なくとも水底地盤13の地盤面下の所定位置から上方に向かって延長する継手1a,1bを配備した多数の壁体構成部材2が、継手1a,1bを嵌合させて水底地盤13に打設等の手段で配置され壁体4を形成し、前記壁体構成部材2の頭部が構造物延長方向連結材1000で連結され、前記壁体4と所定距離を隔てた背後側の位置において後方杭17が構造物延長方向に所定間隔で水底地盤13に打設等の手段で配置され、前記後方杭17の頭部が構造物延長方向連結材1200で連結され、前記構造物延長方向連結材1000と前記構造物延長方向連結材1200が断面方向連結材CBで連結され、前記構造物延長方向連結材1000と前記断面方向連結材CBとの交差部を含む上方結合部Cが形成され、前記構造物延長方向連結材1200と前記断面方向連結材CBとの交差部を含む上方結合部Bが形成され、前記構造物延長方向連結材1200の背面側における裏込材20bは前記構造物延長方向連結材1200の天端近傍まで配置され、前記構造物延長方向連結材1200の前面側における裏込材20aは適宜高さまで配置されていることを特徴とする。
【0012】
第2の発明は、第1の発明において、前記断面方向連結材CBが梁部材で、前記構造物延長方向連結材1000と前記構造物延長方向連結材1200の間には床版部材500が配置されていることを特徴とする。
【0013】
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記構造物延長方向連結材1000と前記構造物延長方向連結材1200の相対応する側の少なくとも一方には床版連接装置510が設けられ、前記床版連接装置510には前記床版部材500が配置されていることを持徴とする。
【0014】
第4の発明は、第1〜第3のいずれかの発明において、前記構造物延長方向連結材1200の前面側における裏込材20aの天端が、前記構造物延長方向連結材1200の下端レベルと同レベルまたは若干高いレベルであることを特徴とする。
【0015】
第5の発明は、第1〜第4のいずれかの発明において、継手1a,1bの上端部が前記構造物延長方向連結材1000の内部まで延長していることを特徴とする。
【0016】
第6の発明は、第1〜第5のいずれかの発明おいて、前記断面方向連結材CBが防食または非防食の形鋼製または鋼管製等の鋼製部材であることを特徴とする。
【0017】
第7の発明は、第1〜第5のいずれかの発明おいて、前記断面方向連結材CBが鉄筋コンクリ−ト製または鋼骨鉄筋コンクリ−ト製の部材であることを特徴とする。
【0018】
第8の発明は、第1〜第7のいずれかの発明おいて、構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された後方杭17の近傍において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1200に連結され、その下端部は前記裏込材20bに埋設されている後方壁体520が配置されていることを特徴とする。
【0019】
第9の発明は、第1〜第7のいずれかの発明おいて、構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された後方杭17の背後において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1200に係止され、その下端部は前記裏込材20bに埋設されている後方壁体520が配置されていることを特徴とする。
【0020】
第10の発明は、第1〜第7のいずれかの発明おいて、構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された後方杭17の各杭間において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1200に連結され、その下端部は前記裏込材20bに埋設されている後方壁体520が配置されていることを特徴とする。
【0021】
第11の発明は、第8〜第10のいずれかの発明おいて、前記後方壁体520を構成する部材がコンクリ−ト製の版状部材530または鋼矢板や鋼管矢板等の嵌合継手を有する壁体構成部材540であることを特徴とする。
【0022】
第12の発明は、第8〜第10のいずれかの発明おいて、前記後方杭17に適宜長さの嵌合継手を有する外挿部材600が外挿され、前記外挿部材600の嵌合継手にコンクリ−ト製の版状部材530または前記壁体構成部材540が嵌合されて後方壁体520が形成されていることを特徴とする。
【0023】
第13の発明は、第1〜第12のいずれかの発明おいて、壁体構成部材2の上部から水底地盤13に向かって斜め下向きに延長する多数の斜材14が配置され、前記斜材14の上端部は上方結合部Cに結合され、前記斜材14の下端部には杭挿通用下部筒体15が連結され、前記下部筒体15には後方杭17が挿通され、前記下部筒体15と前記後方杭17とにより形成された空間部にはモルタル等の経時硬化性充填材料18が充填され、前記下部筒体15は前記後方杭17の中間部に結合され格点19を形成していることを特徴とする。
【0024】
第14の発明は、第1〜第13のいずれかの発明おいて、裏込材20aの天端形状が壁体構成部材2の側が後方杭17の側よりも低いことを特徴とする。
【0025】
第15の発明は、少なくとも水底地盤13の地盤面下の所定位置から上方に向かって延長する継手1a,1bを備えた多数の壁体構成部材2が、継手1a,1bを嵌合させて水底地盤13に打設等の手段で配置され壁体4を形成し、前記壁体構成部材2の頭部が構造物延長方向連結材1000で連結され、前記壁体4と所定距離を隔てた背後側の位置において、多数の中間杭8が水底地盤13に打設等の手段で配置され、前記中間杭8の頭部が構造物延長方向連結材1100で連結され、前記構造物延長方向連結材1000と前記構造物延長方向連結材1100が断面方向連結材CAで連結され、前記構造物延長方向連結材1000と前記断面方向連結材CAの交差部を含む上方結合部Cが形成され、前記構造物延長方向連結材1100と前記断面方向連結材CAの交差部を含む上方結合部Aが形成され、前記中間杭8と所定距離を隔てた背後側の位置において、後方杭17が水底地盤13に打設等の手段で配置され、前記中間杭8と前記後方杭17が連結部材2000で連結され、前記壁体4の背面側には適宜高さまで裏込材20aが配置されていることを特徴とする。
【0026】
第16の発明は、第15の発明において前記後方杭17の頭部が構造物延長方向連結材1200で連結されていることを特徴とする。
【0027】
第17の発明は、第15又は第16の発明おいて、前記構造物延長方向連結材1200の背面側における裏込材20bは前記構造物延長方向連結材1200の天端近傍まで配置されていることを特徴とする。
【0028】
第18の発明は、第15〜第17のいずれかの発明おいて、前記構造物延長方向連結材1100と断面方向連結材CA及び断面方向連結材AB(連結部材2000)の交差部を含むように上方結合部Aが形成され、構造物延長方向連結材1200と断面方向連結材AB(連結部材2000)の交差部を含むように上方結合部Bが形成されていることを特徴とする。
【0029】
第19の発明は、第15〜第18のいずれかの発明おいて、断面方向連結材CAが鉄筋コンクリ−ト製または鉄骨鉄筋コンクリ−ト製部材であることを特徴とする。
【0030】
第20の発明は、第15〜第18のいずれかの発明おいて、断面方向連結材CAが防食または非防食の形鋼または鋼管等からなる鋼製部材であることを特徴とする。
【0031】
第21の発明は、第15〜第20のいずれかの発明おいて、断面方向連結材AB(連結部材2000a)が鉄筋コンクリ−ト製または鉄骨鉄筋コンクリ−ト製部材であることを特徴とする。
【0032】
第22の発明は、第15〜第20のいずれかの発明おいて、断面方向連結材AB(連結部材2000a)が防食または非防食の形鋼または鋼管等からなる鋼製部材であることを特徴とする。
【0033】
第23の発明は、第15〜第22のいずれかの発明おいて、構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された後方杭17の近傍において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1200に連結され、その下端部は前記裏込材20bに埋設されている後方壁体520が配置されていることを特徴とする。
【0034】
第24の発明は、第15〜第22のいずれかの発明おいて、構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された後方杭17の背後において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1200に係止され、その下端部は前記裏込材20bに埋設されている後方壁体520が配置されていることを特徴とする。
【0035】
第25の発明は、第15〜第22のいずれかの発明おいて、構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された後方杭17の各杭間において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1200に連結され、その下端部は前記裏込材20bに埋設されている後方壁体520が配置されていることを特徴とする。
【0036】
第26の発明は、第23〜第25の発明おいて、前記後方壁体520を構成する部材がコンクリ−ト製の版状部材530または鋼矢板や鋼管矢板等の嵌合継手を有する壁体構成部材540であることを特徴とする。
【0037】
第27の発明は、第23〜第25いずれかの発明おいて、前記後方杭17に適宜長さの嵌合継手を有する外挿部材600が外挿され、前記外挿部材600の嵌合継手にコンクリ−ト製の版状部材530または前記壁体構成部材540が嵌合されて後方壁体520が形成されていることを特徴とする。
【0038】
第28の発明は、第15〜第27のいずれかの発明おいて、構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された中間杭8の近傍において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1100に連結され、その下端部は前記裏込材20cに埋設されている後方壁体520が配置されていることを特徴とする。
【0039】
第29の発明は、第15〜第27のいずれかの発明おいて、構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された中間杭8の背後において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1100に係止され、その下端部は前記裏込材20bに埋設されている後方壁体520が配置されていることを特徴とする。
【0040】
第30の発明は、第15〜第27のいずれかの発明おいて、構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された中間杭8の各杭間において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1100に連結され、その下端部は前記裏込材20aに埋設されている後方壁体520が配置されていることを特徴とする。
【0041】
第31の発明は、第28〜第30の発明おいて、前記後方壁体520を構成する部材がコンクリ−ト製の版状部材530または鋼管矢板や鋼管矢板等の嵌合継手を有する壁体構成部材540であることを特徴とする。
【0042】
第32の発明は、第28〜第30の発明おいて、前記中間杭8に適宜長さの嵌合継手を有する外挿部材600が外挿され、前記外挿部材600の嵌合継手にコンクリ−ト製の版状部材530または前記壁体構成部材540が嵌合されて後方壁体520が形成されていることを特徴とする。
【0043】
第33の発明は、第15〜第32のいずれかの発明おいて、中間杭8の上部から水底地盤13に向かって斜め下向きに延長する多数の斜材14(連結部材2000b)が配置され、前記斜材14の上端部は上方結合部Aに結合され、前記斜材14の下端部には杭挿通用下部筒体15が連結され、前記下部筒体15には後方杭17が挿通され、前記下部筒体15と前記後方杭17とにより形成された空間部にはモルタル等の経時硬化性充填材料18が充填され、前記下部筒体15は前記後方杭17の中間部に結合され格点19を形成していることを特徴とする。
【0044】
第34の発明は、第15〜第33のいずれかの発明おいて、壁体構成部材2の上部から水底地盤13に向かって斜め下向きに延長する多数の斜材14Bが配置され、前記斜材14Bの上端部は上方結合部Cに結合され、前記斜材14Bの下端部には杭挿通用下部筒体15Bが連結され、前記下部筒体15Bには中間杭8が挿通され、前記下部筒体15Bと前記中間杭8とにより形成された空間部にはモルタル等の経時硬化性充填材料18が充填され、前記下部筒体15Bは前記中間杭8の中間部に結合され格点19Bを形成していることを特徴とする。
【0045】
第35の発明は、第15〜第34のいずれかの発明おいて、前記後方杭17の上部から水底地盤13に向かって斜め下向きに延長する多数の斜材14C(連結部材2000C)が配置され、前記斜材14Cの上端部は上方結合部Bに結合され、前記斜材14C(連結部材2000C)の下端部には杭挿通用下部筒体15Cが連結され、前記下部筒体15Cには中間杭8が挿通され、前記下部筒体15Cと前記中間杭8とにより形成された空間部にはモルタル等の経時硬化性充填材料18が充填され、前記下部筒体15Cは前記中間杭8の中間部に結合され格点19Cを形成していることを特徴とする。
【0046】
第36の発明は、第15〜第32のいずれかの発明おいて、壁体構成部材2の上部から水底地盤13に向かって斜め下向き延長する多数の斜材14Bが配置され、前記斜材14Bの上端部は上方結合部Cに結合され、前記斜材14Bの下端部は杭挿通用下部筒体15Bの一方の側面に連結され、前記後方杭17の上部から水底地盤13に向かって斜め下向きに延長する多数の斜材14C(連結部材2000C)が配置され、前記斜材14Cの上端部は上方結合部Bに結合され、前記斜材14C(連結部材2000C)の下端部は杭挿通用下部筒体15Bの他方の側面に連結され、前記下部筒体15Bには中間杭8が挿通され、前記下部筒体15Bと前記中間杭8とにより形成された空間部にはモルタル等の経時硬化性充填材料18が充填され、前記下部筒体15Bは前記中間杭8の中間部に結合され格点19Bを形成していることを特徴とする。
【0047】
第37の発明は、第15〜第35のいずれかの発明おいて、杭挿通用下部筒体15,15B及び15Cの内面には、適宣間隔でずれ止め用の突起16aが設けられ、前記後方杭17及び前記申間杭8の少なくとも前記下部筒体15及び15Bに挿通される部分の外周面には適宜間隔でずれ止め用の突起16が設けられていることを特徴とする。
【0048】
第38の発明は、第15〜第37のいずれかの発明おいて、隣り合う構造物延長方向連結材の間には床版部材51が配置されていることを特徴とする。
【0049】
第39の発明は、第15〜第37のいずれかの発明おいて、隣り合う構造物延長方向連結材の相対応する側には床版連接装置500が設けられ、前記連接装置500には床版部材51が連接されていることを特徴とする。
【0050】
第40の発明は、第1〜第39のいずれかの発明おいて、壁体構成部材2が鋼管矢板または鋼矢板であることを特徴とする。
【0051】
【作用】
本発明の作用は以下のとおりである。
(1)前面壁体背後の裏込材の天端を低くすることができるので、前面壁体に作用する土圧が小さくなる。このことは、構造安定上、常時はもとより、地震時において特に有利となる。
【0052】
(2)壁体構成部材などの頭部は頂版ではなく梁部材により連結され、上部工の軽量化が図られている。このため、上部工に作用する地震時慣性力が軽減され、構造安定上、有利となる。
【0053】
(3)前面壁体を構成する壁体構成部材の上部の継手を省略し、かつ裏埋材の天端を前記継手の上端部以下までとすることにより、上部透過壁体を形成することができ、反射波対策機能を付与することができる。
【0054】
【発明の実施の形態】
【0055】
以下、図1〜図27に示す、本発明の第1〜第33の実施形態を図を参照して順に説明する。各図に示す構成は、請求項1〜請求項40に対応する実施形態である。
【0056】
図1は第1実施形態を示し、請求項1に対応する。すなわち、図1において、少なくとも水底地盤13の地盤面下の所定位置から上方に向かって延長する継手1a,1bを配備した多数の壁体構成部材2が、継手1a,1bを嵌合させて水底地盤13に打設等の手段で配置され壁体4を形成している。
【0057】
前記壁体構成部材2の頭部は構造物延長方向連結材1000で連結され、前記壁体4と所定距離を隔てた背後側の位置において後方杭17が構造物延長方向に所定間隔で水底地盤13に打設等の手段で配置され、前記後方杭17の頭部が構造物延長方向連結材1200で連結され、前記構造物延長方向連結材1000と前記構造物延長方向連結材1200が断面方向連結材CBで連結されている。
【0058】
また、前記構造物延長方向連結材1000と前記断面方向連結材CBとの交差部を含む上方結合部Cが形成され、前記構造物延長方向連結材1200と前記断面方向連結材CBとの交差部を含む上方結合部Bが形成され、前記構造物延長方向連結材1200の背面側における裏込材20bは前記構造物延長方向連結材1200の天端近傍まで配置され、前記構造物延長方向連結材1200の前面側における裏込材20aは適宜高さまで配置されている。
【0059】
図2(a)は第2実施形態を示し、請求項2に対応する。すなわち、同図においては、断面方向連結材CBが梁部材で、前記構造物延長方向連結材1000と前記構造物延長方向連結材1200の間には床版部材500が配置されている。他の構成は、図1の第1実施形態と同じである。
【0060】
図2(b)、図3(a)、(b)は、第3、第4、第5実施形態を示し、請求項3に対応する。すなわち、第3、第4、第5実施形態においては、構造物延長方向連結材1000と前記構造物延長方向連結材1200の相対応する側の少なくとも一方には床版連接装置510が設けられ、前記床版連接装置510には前記床版部材500が配置されている。床版連接装置510は、段状係合部その他の連接係合部で構成されている。なお、図2(b)、図3(a)、(b)における他の構成は、図1の第1実施形態と同じである。
【0061】
図4は第6実施形態を示し、請求項4、5、6に対応する。すなわち、第6実施形態においては、前記構造物延長方向連結材1200の前面側における裏込材20aの天端が、前記構造物延長方向連結材1200の下端レベルと同レベルまたは若干高いレベルである。また、継手1a,1bの上端部は、前記構造物延長方向連結材1000の内部まで延長している。さらに、前記断面方向連結材CBが防食または非防食部25の形鋼製または鋼管製等の鋼製部材で構成されている。他の構成は、図1の第1実施形態と同じである。
【0062】
図5(a)、(b)は第7実施形態を示し、請求項7に対応する。すなわち、第7実施形態においては、断面方向連結材CBが鉄筋コンクリ−ト製または鋼骨鉄筋コンクリ−ト製の部材である。
【0063】
図6は第8実施形態を示し、請求項8に対応する。すなわち、第8実施形態においては、構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された後方杭17の背後において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1200に埋め込み等の手段で連結され、その下端部は前記裏込材20bに埋設されている後方壁体520が配置されている。
【0064】
図7(a)は第9実施形態を示し、請求項9に対応する。すなわち、第9実施形態においては、構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された後方杭17の背後において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1200に任意の係止手段で係止され、その下端部は前記裏込材20bに埋設されている後方壁体520が配置されている。
【0065】
図7(b)は第10実施形態を示し、請求項10に対応する。すなわち、第10実施形態においては、構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された後方杭17の各杭間において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1200に連結され、その下端部は前記裏込材20に埋設されている後方壁体520が配置されている。
【0066】
図8(a)、(b)は第9、第10実施形態を示し、それぞれ請求項9、請求項10に対応する。すなわち、第9実施形態においては、構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された後方杭17の背後において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1200に係止され、その下端部は前記裏込材20bに埋設されている後方壁体520が配置されている。
【0067】
また、第10実施形態においては、構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された後方杭17の各杭間において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1200に連結され、その下端部は前記裏込材20aと20bの境部に埋設されている後方壁体520が配置されている。
【0068】
図8(a)、(b)は第11、第12実施形態を示し、請求項9、10に対応する。すなわち、第11実施形態においては、図7(a)と同様に構造物延長方向連結材1200の背後に後方壁体520が係止された構成において、断面方向連結材CBが防食又は非防食部25のある鋼管で構成された例を示す。同じく、第11実施形態においては、図7(b)と同様に、後方杭17の各杭間に後方壁体520(530、540)が配設された構成において、断面方向連結材CBが防食又は非防食の鋼管で構成された例を示す。
【0069】
図9は第13実施形態を示し、請求項12に対応する。すなわち、第13実施形態においては、後方杭17に適宜長さの嵌合継手を有する外挿部材600が輝され、前記外挿部材600の嵌合継手にコンクリ−ト製の版状部材530または前記壁体構成部材540が嵌合されて後方壁体520が形成されている。他の構成は、図1の第1実施形態と同じである。
【0070】
図10(a)、(b)、(c)は第14、第15、第16実施形態を示し、それぞれ請求項12、請求項11に対応する。すなわち、各実施形態においては、前記後方杭17に適宜長さの嵌合継手を有する外挿部材600が輝され、前記外挿部材600の嵌合継手26や係合継手27に鋼矢板や鋼管矢板等の壁体構成部材540が係合されて後方壁体520が形成されている。
【0071】
図11(a)、(b)、(c)は第17、第18、第19実施形態を示し、それぞれ請求項12に対応する。すなわち、各実施形態においては、前記後方杭17に嵌合継手28や係合継手29を介して鋼矢板や鋼管矢板等の壁体構成部材540が係合されて後方壁体520が形成されている。
【0072】
図12(a)、(b)は、第20、第21実施形態を示し、それぞれ請求項11、12に対応する。すなわち、各実施形態においては、後方杭17間に嵌合継手30や係合継手31を介してコンクリ−ト製の版状部材530からなる後方壁体520が構成されている。
【0073】
図13は第22実施形態を示し、請求項13、及び請求項14に対応する。すなわち、第22実施形態においては、壁体構成部材2の上部から水底地盤13に向かって斜め下向きに延長する多数の斜材14が配置され、前記斜材14の上端部は上方結合部Cに結合され、前記斜材14の下端部には杭挿通用下部筒体15が連結され、前記下部筒体15には後方杭17が挿通され、前記下部筒体15と前記後方杭17とにより形成された空間部にはモルタル等の経時硬化性充填材料18が充填され、前記下部筒体15は前記後方杭17の中間部に結合され格点19を形成している。また、裏込材20aの天端形状は、壁体構成部材2の側が後方杭17の側よりも低い構成となっている。
【0074】
図14は、第23実施形態を示し、この第23実施形態においては、裏込材20aの天端形状がフラットに設けられている。図15は前記格点19の詳細を示し、杭挿通用下部筒体15に挿通される後方杭17の外周面には適宜間隔でずれ止め用の突起16が設けられ、筒体15の内面にずれ止め用の突起16aが設けられ、下部筒体15と後方杭17の間隙にモルタル等の経時硬化性充填材料18が充填されている。
【0075】
図16は、第24実施形態を示し、請求項15、16に対応する。すなわち、第24実施形態においては、少なくとも水底地盤13の地盤面下の所定位置から上方に向かって延長する継手1a,1bを備えた多数の壁体構成部材2が、継手1a,1bを嵌合させて水底地盤13に打設等の手段で配置され壁体4を形成し、前記壁体構成部材2の頭部が構造物延長方向連結材1000で連結され、前記壁体4と所定距離を隔てた背後側の位置において、多数の中間杭8が水底地盤13に打設等の手段で配置され、前記中間杭8の頭部が構造物延長方向連結材1100で連結され、前記構造物延長方向連結材1000と前記構造物延長方向連結材1100が断面方向連結材CAで連結され、前記構造物延長方向連結材1000と前記断面方向連結材CAの交差部を含む上方結合部Cが形成され、前記構造物延長方向連結材1100と前記断面方向連結材CAの交差部を含む上方結合部Aが形成され、前記中間杭8と所定距離を隔てた背後側の位置において、後方杭17が水底地盤13に打設等の手段で配置され、前記中間杭8と前記後方杭17が連結部材2000で連結され、前記壁体4の背面側には適宜高さまで裏込材20aが配置されている。
【0076】
図17は、第25実施形態を示し、請求項35に対応する。すなわち、第25実施形態においては、構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された後方杭17の背後において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1200に連結され、その下端部は前記裏込材20bに埋設されている。また、後方杭17の上部から水底地盤13に向かって斜め下向きに延長する多数の斜材14C(連結部材2000C)が配置され、前記斜材14Cの上端部は上方結合部Bに結合され、斜材14Cの下端部は中間杭8に挿通された杭挿通用下部筒体15Cに連結され格点19Cを形成している。裏込材20aと20cの天端面は、上方結合部A、Cよりも下方に位置していて、かつ水平に設けられ、水面が裏込材20aと20cの天端面の上方にある。
【0077】
図18は、第26実施形態を示し、請求項36に対応する。すなわち、第26実施形態においては、壁体構成部材2の上部から水底地盤13に向かって斜め下向き延長する多数の斜材14Bが配置され、前記斜材14Bの上端部は上方結合部Cに結合され、前記斜材14Bの下端部は杭挿通用下部筒体15Bの一方の側面に連結され、前記後方杭17の上部から水底地盤13に向かって斜め下向きに延長する多数の斜材14C(連結部材2000C)が配置され、前記斜材14Cの上端部は上方結合部Bに結合され、前記斜材14C(連結部材2000C)の下端部は杭挿通用下部筒体15Bの他方の側面に連結され、前記下部筒体15Bには中間杭8が挿通され、前記下部筒体15Bと前記中間杭8とにより形成された空間部にはモルタル等の経時硬化性充填材料18が充填され、前記下部筒体15Bは前記中間杭8の中間部に結合され格点19Bを形成している。また、裏込材20aと20cの天端面は、壁体構成部材2の側(前方側)が下がるように傾斜して設けられていて、水面は、傾斜した裏込材20aのより上方にあり、さらに裏込材20cの上端部の近傍の高さに位置している。
【0078】
図19は第27実施形態を示し、[0076]の第25実施形態と同様に請求項35に対応する。すなわち、第27実施形態においては、後方杭17の上部から水底地盤13に向かって斜め下向きに延長する多数の斜材14C(連結部材2000C)が配置され、前記斜材14Cの上端部は上方結合部Bに結合され、前記斜材14C(連結部材2000C)の下端部には杭挿通用下部筒体15Cが連結され、前記下部筒体15Cには中間杭8が挿通され、前記下部筒体15Cと前記中間杭8とにより形成された空間部にはモルタル等の経時硬化性充填材料18が充填され、前記下部筒体15Cは前記中間杭8の中間部に結合され格点19Cを形成している。なお、この図19の第27実施形態が、図17の第25実施形態と相違する点は、図17では、裏込材20aと20bの天端面が水平に設けられ、かつ水面が裏込材20aと20bの頂面の上まで来ているのに対し、図19では、裏込材20aの天端面は、前方が斜めに傾斜していてその上端近傍に水面が位置しており、また、裏込材20cの天端面は水平で、かつ上方結合部A、Bの下端に接する高さに設けられている。
【0079】
図20は第28実施形態を示し、請求項34に対応する。すなわち、第28実施形態においては、壁体構成部材2の上部から水底地盤13に向かって斜め下向きに延長する多数の斜材14Bが配置され、前記斜材14Bの上端部は上方結合部Cに結合され、前記斜材14Bの下端部には杭挿通用下部筒体15Bが連結され、前記下部筒体15Bには中間杭8が挿通され、前記下部筒体15Bと前記中間杭8とにより形成された空間部にはモルタル等の経時硬化性充填材料18が充填され、前記下部筒体15Bは前記中間杭8の中間部に結合され格点19Bを形成している。裏込材20aの天端面は、前方が斜めに傾斜していてその上端近傍に水面が位置しており、また、裏込材20cの天端面は水平でかつ上方結合部A、Bの下端に接して設けられている。
【0080】
図21は第29実施形態を示し、請求項33に対応する。すなわち、第29実施形態においては、中間杭8の上部から水底地盤13に向かって斜め下向きに延長する多数の斜材14(連結部材2000b)が配置され、前記斜材14の上端部は上方結合部Aに結合され、前記斜材14の下端部には杭挿通用下部筒体15が連結され、前記下部筒体15には後方杭17が挿通され、前記下部筒体15と前記後方杭17とにより形成された空間部にはモルタル等の経時硬化性充填材料18が充填され、前記下部筒体15は前記後方杭17の中間部に結合され格点19を形成している。また、中間杭8の背後の裏込材20cの天端面は、上方結合部A、Cが埋るように、各上方結合部A、Cの上端面と同じ高さに配置されている。これに対し、壁体構成部材2の背後の裏込材20aの天端面は水平で、かつ上方結合部A、Cの下端よりも下方に位置し、水面がその上方にある。
【0081】
図22は、前記格点19の詳細を示し、請求項37に対応する。図22において、斜材14B、斜材14Cを取付けた杭挿通用下部筒体15に挿通される後方杭17の外周面には適宜間隔でずれ止め用の突起16が設けられ、筒体15の内面にずれ止め用の突起16aが設けられ、下部筒体15と後方杭17の間隙にモルタル等の経時硬化性充填材料18が充填されて格点19を形成している。
【0082】
図23は、請求項37に対応し、格点19の他の例を示す。すなわち、図23において、格点19は、前方から後方に向け斜め下向き延長する斜材14Bを固着した杭挿通用下部筒体15Bと、後方から前方に向け斜め下向き延長する斜材14Cを固着した杭挿通用下部筒体15Cとが2段になって後方杭17に挿通されている点が、1つの杭挿通用下部筒体15Bに前後の斜材14B、斜材14Cを固着してなる図22の格点19と相違する。
【0083】
図24は第30実施形態を示し、請求項28に対応する。すなわち、第30実施形態においては、構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された中間杭8の背後において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1100に連結され、その下端部は前記裏込材20bに埋設されている後方壁体520が配置されている。
【0084】
図25は第31実施形態を示し、請求項29に対応する。すなわち、第31実施形態においては、構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された中間杭8の背後において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1100に係止され、その下端部は前記裏込材20bに埋設されている後方壁体520が配置されている。
【0085】
図26は第32実施形態を示し、請求項23に対応する。すなわち、第32実施形態においては、構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された後方杭17の背後において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1200に連結され、その下端部は前記裏込材20bに埋設されている後方壁体520が配置されている。
【0086】
図27は第33実施形態を示し、請求項24に対応する。すなわち、第33実施形態においては、構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された後方杭17の背後において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1200に係止され、その下端部は前記裏込材20bに埋設されている後方壁体520が配置されている。
【0087】
図28は第34実施形態を示し、請求項16、請求項17に対応する。すなわち、第34実施形態においては、後方杭17の頭部が構造物延長方向連結材1200で連結されている。また、構造物延長方向連結材1200の背面側における裏込材20bは前記構造物延長方向連結材1200の天端近傍まで配置されている。また、構造物延長方向連結材1100と断面方向連結材CA及び断面方向連結材AB(連結部材2000)の交差部を含むように上方結合部Aが形成され、構造物延長方向連結材1200と断面方向連結材AB(連結部材2000)の交差部を含むように上方結合部Bが形成されている。
【0088】
図29は第35施形態を示し、請求項15に対応する。この第35実施形態においては、壁体構成部材2の上部から水底地盤13に向かって斜め下向き延長する多数の斜材14Bが配置され、前記斜材14Bの上端部は上方結合部Cに結合され、前記斜材14Bの下端部は杭挿通用下部筒体15Bの一方の側面に連結され、前記下部筒体15Bには中間杭18が挿通されている。また、前記中間杭8の上部から水底地盤13に向かって斜め下向きに延長する多数の斜材14C(連結部材2000C)が配置され、前記斜材14Cの上端部は上方結合部Aに結合され、前記斜材14C(連結部材2000C)の下端部は杭挿通用下部筒体15Cの他方の側面に連結され、前記下部筒体15Bには後方杭17が挿通されている。前記下部筒体15Bと前記中間杭8とにより形成された空間部および、前記下部筒体15Cと前記後方杭17とにより形成された空間部にはモルタル等の経時硬化性充填材料18が充填され、前記下部筒体15B、15Cは前記中間杭8と後方杭17の中間部に結合され格点19B、19Cを形成している。また、裏込材20bと20cの天端面は、上方結合部A、Bが埋る高さに配置されているのに対し、壁体構成部材2の背後の裏込材20aは、上方結合部Aよりも下方に位置していて、かつ水平に設けられ、水面が裏込材20aと20cの天端面の上方にある。
【0089】
【発明の効果】
本発明の効果は、次のとおりである。
(1)前面壁体背後の裏埋材の天端を低くすることができるので、前面壁体に作用する土圧が小さくなる。このことは、構造安定上、常時はもとより、地震時において特に有利となる。
【0090】
(2)壁体構成部材などの頭部は頂版ではなく梁部材により連結され、上部工の軽量化が図られている。このため、上部工に作用する地震時慣性力が軽減され、構造安定上、有利となる。
【0091】
(3)前面壁体を構成する壁体構成部材の上部の継手を省略し、かつ裏埋材の天端を前記継手の上端部以下までとすることにより、上部透過壁体を形成することができ、反射波対策機能を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の説明図である。
【図2】(a)は第2実施形態の説明図、(b)は第3実施形態の説明図である。
【図3】(a)は第4実施形態の説明図、(b)は第5実施形態の説明図である。
【図4】第6実施形態の説明図である。
【図5】(a)は第7実施形態で同図(b)のB−B断面図、(b)は、同図(a)のA−A断面図である。
【図6】第8実施形態の説明図の説明図である。
【図7】(a)は第9実施形態の説明図、(b)は第10実施形態の説明図である。
【図8】(a)は第11実施形態の説明図、(b)は第12実施形態の説明図である。
【図9】第13実施形態の説明図である。
【図10】(a)は第14実施形態の説明図、(b)は第15実施形態の説明図、(c)は第16実施形態の説明図である。
【図11】(a)は第17実施形態の説明図、(b)は第18実施形態の説明図、(c)は第19実施形態の説明図である。
【図12】(a)は第20実施形態の説明図、(b)は第21実施形態の説明図である。
【図13】第22実施形態の説明図である。
【図14】第23実施形態の説明図である。
【図15】格点部の詳細図である。
【図16】第24実施形態の説明図である。
【図17】第25実施形態の説明図である。
【図18】第26実施形態の説明図である。
【図19】第27実施形態の説明図である。
【図20】第28実施形態の説明図である。
【図21】第29実施形態の説明図である。
【図22】格点部の第1例の詳細図である。
【図23】格点部の第2例の詳細図である。
【図24】第30実施形態の説明図である。
【図25】第31実施形態の説明図である。
【図26】第32実施形態の説明図である。
【図27】第33実施形態の説明図である。
【図28】第34実施形態の説明図である。
【図29】第35実施形態の説明図である。
【図30】従来の棚式構造物の説明図である。
【符号の説明】
1a 継手
1b 継手
2 壁体構成部材部材
4 壁体
8 中間杭
13 水底地盤
14 斜材
14A 斜材
14B 斜材
15 下部筒体
15A 下部筒体
15B 下部筒体
15C 下部筒体
16 突起
17 後方杭
18 経時硬化性充填材
19 格点
20b 裏込材
21 土留壁体
22 斜杭
23 頂版
24 裏込材
25 防食又は非防食部
26 嵌合継手
27 係合継手
28 嵌合継手
29 係合継手
30 嵌合継手
31 係合継手
500 連接装置
510 床版部材
520 後方壁体
530 版状部材
540 壁体構成部材
600 外挿部材
1000 構造物延長方向連結材
1100 構造物延長方向連結材
1200 構造物延長方向連結材
2000 連結部材
2000a 連結部材
A 上方結合部
B 上方結合部
AB 断面方向連結材
C 上方結合部
CA 断面方向連結材
CB 断面方向連結材

Claims (40)

  1. 少なくとも水底地盤13の地盤面下の所定位置から上方に向かって延長する継手1a,1bを配備した多数の壁体構成部材2が、継手1a,1bを嵌合させて水底地盤13に打設等の手段で配置され壁体4を形成し、前記壁体構成部材2の頭部が構造物延長方向連結材1000で連結され、前記壁体4と所定距離を隔てた背後側の位置において後方杭17が構造物延長方向に所定間隔で水底地盤13に打設等の手段で配置され、前記後方杭17の頭部が構造物延長方向連結材1200で連結され、前記構造物延長方向連結材1000と前記構造物延長方向連結材1200が断面方向連結材CBで連結され、前記構造物延長方向連結材1000と前記断面方向連結材CBとの交差部を含む上方結合部Cが形成され、前記構造物延長方向連結材1200と前記断面方向連結材CBとの交差部を含む上方結合部Bが形成され、前記構造物延長方向連結材1200の背面側における裏込材20bは前記構造物延長方向連結材1200の天端近傍まで配置され、前記構造物延長方向連結材1200の前面側における裏込材20aは適宜高さまで配置されていることを特徴とする水域構造物。
  2. 前記断面方向連結材CBが梁部材で、前記構造物延長方向連結材1000と前記構造物延長方向連結材1200の間には床版部材500が配置されていることを特徴とする請求項1記載の水域構造物。
  3. 前記構造物延長方向連結材1000と前記構造物延長方向連結材1200の相対応する側の少なくとも一方には床版連接装置510が設けられ、前記床版連接装置510には前記床版部材500が配置されていることを持徴とする請求項1または2に記載の水域構造物。
  4. 前記構造物延長方向連結材1200の前面側における裏込材20aの天端が、前記構造物延長方向連結材1200の下端レベルと同レベルまたは若干高いレベルであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の水域構造物。
  5. 継手1a,1bの上端部が前記構造物延長方向連結材1000の内部まで延長していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の水域構造物。
  6. 前記断面方向連結材CBが防食または非防食の形鋼製または鋼管製等の鋼製部材であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の水域構造物。
  7. 前記断面方向連結材CBが鉄筋コンクリ−ト製または鋼骨鉄筋コンクリ−ト製の部材であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の水域構造物。
  8. 構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された後方杭17の近傍において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1200に連結され、その下端部は前記裏込材20bに埋設されている後方壁体520が配置されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の水域構造物。
  9. 構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された後方杭17の背後において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1200に係止され、その下端部は前記裏込材20bに埋設されている後方壁体520が配置されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の水域構造物。
  10. 構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された後方杭17の各杭間において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1200に連結され、その下端部は前記裏込材20bに埋設されている後方壁体520が配置されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の水域構造物。
  11. 前記後方壁体520を構成する部材がコンクリ−ト製の版状部材530または鋼矢板や鋼管矢板等の嵌合継手を有する壁体構成部材540であることを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の水域構造物。
  12. 前記後方杭17に適宜長さの嵌合継手を有する外挿部材600が外挿され、前記外挿部材600の嵌合継手にコンクリ−ト製の版状部材530または前記壁体構成部材540が嵌合されて後方壁体520が形成されていることを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の水域構造物。
  13. 前記壁体構成部材2の上部から水底地盤13に向かって斜め下向きに延長する多数の斜材14が配置され、前記斜材14の上端部は上方結合部Cに結合され、前記斜材14の下端部には杭挿通用下部筒体15が連結され、前記下部筒体15には後方杭17が挿通され、前記下部筒体15と前記後方杭17とにより形成された空間部にはモルタル等の経時硬化性充填材料18が充填され、前記下部筒体15は前記後方杭17の中間部に結合され格点19を形成していることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の水域構造物。
  14. 裏込材20aの天端形状が壁体構成部材2の側が後方杭17の側よりも低いことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の水域構造物。
  15. 少なくとも水底地盤13の地盤面下の所定位置から上方に向かって延長する継手1a,1bを備えた多数の壁体構成部材2が、継手1a,1bを嵌合させて水底地盤13に打設等の手段で配置され壁体4を形成し、前記壁体構成部材2の頭部が構造物延長方向連結材1000で連結され、前記壁体4と所定距離を隔てた背後側の位置において、多数の中間杭8が水底地盤13に打設等の手段で配置され、前記中間杭8の頭部が構造物延長方向連結材1100で連結され、前記構造物延長方向連結材1000と前記構造物延長方向連結材1100が断面方向連結材CAで連結され、前記構造物延長方向連結材1000と前記断面方向連結材CAの交差部を含む上方結合部Cが形成され、前記構造物延長方向連結材1100と前記断面方向連結材CAの交差部を含む上方結合部Aが形成され、前記中間杭8と所定距離を隔てた背後側の位置において、後方杭17が水底地盤13に打設等の手段で配置され、前記中間杭8と前記後方杭17が連結部材2000で連結され、前記壁体4の背面側には適宜高さまで裏込材20aが配置されていることを特徴とする水域構造物。
  16. 前記後方杭17の頭部が構造物延長方向連結材1200で連結されていることを特徴とする請求項15記載の水域構造物。
  17. 前記構造物延長方向連結材1200の背面側における裏込材20bは前記構造物延長方向連結材1200の天端近傍まで配置されていることを特徴とする請求項15又は16に記載の水域構造物。
  18. 前記構造物延長方向連結材1100と断面方向連結材CA及び断面方向連結材AB(連結部材2000)の交差部を含むように上方結合部Aが形成され、構造物延長方向連結材1200と断面方向連結材AB(連結部材2000)の交差部を含むように上方結合部Bが形成されていることを特徴とする請求項15〜17のいずれか1項に記載の水域構造物。
  19. 断面方向連結材CAが鉄筋コンクリ−ト製または鉄骨鉄筋コンクリ−ト製部材であることを特徴とする請求項15〜18のいずれか1項に記載の水域構造物。
  20. 断面方向連結材CAが防食または非防食の形鋼または鋼管等からなる鋼製部材であることを特徴とする請求項15〜18のいずれか1項に記載の水域構造物。
  21. 断面方向連結材AB(連結部材2000a)が鉄筋コンクリ−ト製または鉄骨鉄筋コンクリ−ト製部材であることを特徴とする請求項15〜20のいずれか1項に記載の水域構造物。
  22. 断面方向連結材AB(連結部材2000a)が防食または非防食の形鋼または鋼管等からなる鋼製部材であることを特徴とする請求項15〜20のいずれか1項に記載の水域構造物。
  23. 構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された後方杭17の近傍において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1200に連結され、その下端部は前記裏込材20bに埋設されている後方壁体520が配置されていることを特徴とする請求項15〜22のいずれか1項に記載の水域構造物。
  24. 構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された後方杭17の背後において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1200に係止され、その下端部は前記裏込材20bに埋設されている後方壁体520が配置されていることを特徴とする請求項15〜22のいずれか1項に記載の水域構造物。
  25. 構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された後方杭17の各杭間において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1200に連結され、その下端部は前記裏込材20bに埋設されている後方壁体520が配置されていることを特徴とする請求項15〜22のいずれか1項に記載の水域構造物。
  26. 前記後方壁体520を構成する部材がコンクリ−ト製の版状部材530または鋼矢板や鋼管矢板等の嵌合継手を有する壁体構成部材540であることを特徴とする請求項23〜25のいずれか1項に記載の水域構造物。
  27. 前記後方杭17に適宜長さの嵌合継手を有する外挿部材600が外挿され、前記外挿部材600の嵌合継手にコンクリ−ト製の版状部材530または前記壁体構成部材540が嵌合されて後方壁体520が形成されていることを特徴とする請求項23〜25のいずれか1項に記載の水域構造物。
  28. 構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された中間杭8の近傍において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1100に連結され、その下端部は前記裏込材20cに埋設されている後方壁体520が配置されていることを特徴とする請求項15〜27のいずれか1項に記載の水域構造物。
  29. 構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された中間杭8の近傍において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1100に係止され、その下端部は前記裏込材20cに埋設されている後方壁体520が配置されていることを特徴とする請求項15〜27のいずれか1項に記載の水域構造物。
  30. 構造物延長方向に所定間隔で打設等の手段で多数配置された中間杭8の各杭間において、その上端部が前記構造物延長方向連結材1100に連結され、その下端部は前記裏込材20aに埋設されている後方壁体520が配置されていることを特徴とする請求項15〜27のいずれか1項に記載の水域構造物。
  31. 前記後方壁体520を構成する部材がコンクリ−ト製の版状部材530または鋼管矢板や鋼管矢板等の嵌合継手を有する壁体構成部材540であることを特徴とする請求項28〜30のいずれか1項に記載の水域構造物。
  32. 前記中間杭8に適宜長さの嵌合継手を有する外挿部材600が外挿され、前記外挿部材600の嵌合継手にコンクリ−ト製の版状部材530または前記壁体構成部材540が嵌合されて後方壁体520が形成されていることを特徴とする請求項28〜30のいずれか1項に記載の水域構造物。
  33. 中間杭8の上部から水底地盤13に向かって斜め下向きに延長する多数の斜材14(連結部材2000b)が配置され、前記斜材14の上端部は上方結合部Aに結合され、前記斜材14の下端部には杭挿通用下部筒体15が連結され、前記下部筒体15には後方杭17が挿通され、前記下部筒体15と前記後方杭17とにより形成された空間部にはモルタル等の経時硬化性充填材料18が充填され、前記下部筒体15は前記後方杭17の中間部に結合され格点19を形成していることを特徴とする請求項15〜32のいずれか1項に記載の水域構造物。
  34. 壁体構成部材2の上部から水底地盤13に向かって斜め下向きに延長する多数の斜材14Bが配置され、前記斜材14Bの上端部は上方結合部Cに結合され、前記斜材14Bの下端部には杭挿通用下部筒体15Bが連結され、前記下部筒体15Bには中間杭8が挿通され、前記下部筒体15Bと前記中間杭8とにより形成された空間部にはモルタル等の経時硬化性充填材料18が充填され、前記下部筒体15Bは前記中間杭8の中間部に結合され格点19Bを形成していることを特徴とする請求項15〜33のいずれか1項に記載の水域構造物。
  35. 前記後方杭17の上部から水底地盤13に向かって斜め下向きに延長する多数の斜材14C(連結部材2000C)が配置され、前記斜材14Cの上端部は上方結合部Bに結合され、前記斜材14C(連結部材2000C)の下端部には杭挿通用下部筒体15Cが連結され、前記下部筒体15Cには中間杭8が挿通され、前記下部筒体15Cと前記中間杭8とにより形成された空間部にはモルタル等の経時硬化性充填材料18が充填され、前記下部筒体15Cは前記中間杭8の中間部に結合され格点19Cを形成していることを特徴とする請求項15〜34のいずれか1項に記載の水域構造物。
  36. 壁体構成部材2の上部から水底地盤13に向かって斜め下向き延長する多数の斜材14Bが配置され、前記斜材14Bの上端部は上方結合部Cに結合され、前記斜材14Bの下端部は杭挿通用下部筒体15Bの一方の側面に連結され、前記後方杭17の上部から水底地盤13に向かって斜め下向きに延長する多数の斜材14C(連結部材2000C)が配置され、前記斜材14Cの上端部は上方結合部Bに結合され、前記斜材14C(連結部材2000C)の下端部は杭挿通用下部筒体15Bの他方の側面に連結され、前記下部筒体15Bには中間杭8が挿通され、前記下部筒体15Bと前記中間杭8とにより形成された空間部にはモルタル等の経時硬化性充填材料18が充填され、前記下部筒体15Bは前記中間杭8の中間部に結合され格点19Bを形成していることを特徴とする請求項15〜32のいずれか1項記載に記載の水域構造物。
  37. 杭挿通用下部筒体15,15B及び15Cの内面には、適宣間隔でずれ止め用の突起16aが設けられ、前記後方杭17及び前記中間杭8の少なくとも前記下部筒体15及び15Bに挿通される部分の外周面には適宜間隔でずれ止め用の突起16が設けられていることを特徴とする請求項15〜35のいずれか1項に記載の水域構造物。
  38. 隣り合う構造物延長方向連結材の間には床版部材510が配置されていることを特徴とする請求項15〜37のいずれか1項に記載の水域構造物。
  39. 隣り合う構造物延長方向連結材の相対応する側には床版連接装置510が設けられ、前記連接装置510には床版部材510が連接されていることを特徴とする請求項15〜37のいずれか1項に記載の水域構造物。
  40. 壁体構成部材2が鋼管矢板または鋼矢板であることを特徴とする請求項1〜39のいずれか1項に記載の水域構造物。
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