JP2004244080A - 冷凍ころも付きえび用収納トレー - Google Patents

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教雄 柳澤
Masayuki Kanamori
正幸 金森
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Hitoaki Yokota
仁朗 横田
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Abstract

【課題】フライ又は天ぷら用の冷凍えびが搬送中の衝撃等によって尾が取れたり傷付いたりすることがない冷凍ころも付きえび用収納トレーを提供する。
【解決手段】収納されるえびの長手方向に平行な2つの端部内壁1と収納されるえびの長手方向に直角な第一内壁2及び第二内壁3とを周囲に設けその各内壁1,1,2,3の上端部に外側に向けて水平方向にフランジ部4を設け、第一内壁2から直角に設けられた仕切り壁5により前記2つの端部内壁1,1間を等分してえびのころもを付けた部分を収納する凹状の第一載置部6を設け、第一載置部6の底部6aに連続して第二内壁3側に上方へ向けて傾斜している先細り凹状でえびの第6腹節が略収納される第二載置部7を設け、えびの尾が載置される第三載置部8を第二載置部7の終端から前記第二内壁3まで水平に設けて冷凍ころも付きえび用収納トレーとする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フライ又は天ぷら用のころも付き冷凍えび(以下、単に「えび」ということがある)が搬送中の衝撃等によって尾が取れたり傷付いたりすることがない冷凍ころも付きえび用収納トレー(以下、単に「トレー」ということがある)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
消費者がフライ又は天ぷら用のころも付きえびを購入する際には、えびの大部分がころもに覆われているため、尾の見栄えが消費者にとって特に重要であり、搬送中に尾が取れたり傷付いたりすると商品価値が著しく低下してしまう。
【0003】
えびはえびのころもを付けた部分が収納される幅に仕切り壁で仕切られた部分に並列された状態で冷凍ころも付きえび用収納トレーに収納された状態で上市されるが、尾が取れたり傷付いたりする主な原因は、搬送中にえびがえびの長手方向にトレー内で動くことによって尾がトレーのえびの長手方向に直角な内壁に当たり、これにより最も強度の低い身と尾との境界付近が破損するからである。また、尾が取れたり傷付いたりしない場合であっても、搬送中に扇状に開かれていた尾が閉じたり尾が所定位置からずれたりして見栄えが悪くなることも多い。
【0004】
このような問題に対して、尾がトレーのえびの長手方向に直角な内壁に当たらないようにしたトレーとしては、えびが収納される部分の両側からえびの身と尾との境界付近に略当接する膨出部を設けてえびの長手方向の移動を拘束するえびの天ぷら用トレーがある(例えば、特許文献1参照。)。えびの長手方向の移動を拘束して尾がトレーのえびの長手方向に直角な内壁に当たらないようにするために、このえびの天ぷら用トレーのように身と尾との境界付近を拘束することは一見有効な手段ではあるように思えるが、拘束された身と尾との境界付近はえびの最も弱い部分であるから、えびがその長手方向や幅方向に衝撃を受けた場合には、この膨出部によって身と尾との境界付近が破損することになるのである。
【0005】
また、トレーの底部を、身が載置される部分はえびの長手方向に対して上方に凸又は凹な円弧状に形成し且つ尾が載置される部分は尾を広げた状態で支持することが可能な状態に設けられているえびフライ用トレーがある(例えば、特許文献2参照。)。しかしながら、このえびフライ用トレーではえびをえびの長手方向に対して上方に凸又は凹な円弧状に形成したトレーの底に腹這いに当接させ尾を開いた状態にして載置した後にそのまま冷凍することによって尾の形状を維持させるだけであり、これは従来からよく行われてる作業工程であるから、搬送中に尾の形状を充分に維持させることができないのである。
【0006】
【特許文献1】
登録実用新案第3060962号公報
【特許文献2】
登録実用新案第3042404号公報
【0007】
また、えびが収納されたトレーは搬送の際に積み重ねられるので、上段のトレーの底部で下段のトレー内のえびが圧迫されると、ころもが剥げ落ちたりつぶれたりすることが多く、特にフライ用のえびの場合にはころもにサクサクとした食感が求められているにも拘わらず、ころものパン粉を立たせた状態に維持させることが難しいのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記の問題に鑑み、フライ又は天ぷら用のころも付き冷凍えびが搬送中の衝撃等によって尾が取れたり傷付いたりすることがない冷凍ころも付きえび用収納トレーを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、収納されるえびの長手方向に平行な2つの端部内壁と収納されるえびの長手方向に直角な第一内壁及び第二内壁とが周囲に設けられた冷凍ころも付きえび用収納トレー内に、第一内壁から直角に設けられた仕切り壁により前記2つの端部内壁間を等分してえびのころもを付けた部分を収納する凹状の第一載置部と、第一載置部の底部に連続して第二内壁側に上方へ向けて傾斜している先細り凹状のえびの第6腹節が略収納される第二載置部と、えびの尾が載置される第三載置部とを設ければ、搬送中の衝撃や振動によってえびがその長手方向の尾側に移動しようとすると、えびの尾側(第二内壁側)に向けて上方に傾斜していて先細り凹状に設けられている第二載置部にえびの第6腹節が当接してえびが尾側に移動することが阻止されるので、尾がトレーの側壁に当たって取れたり傷付いたりすることがないことを究明して本発明を完成したのである。
【0010】
即ち本発明は、尾を残した状態で第1〜5腹節の殻と脚とが除かれ、ころもが付けられているか又はそれをプリフライされたえびが同じ向きに並列に冷凍された状態で多数尾収納される冷凍ころも付きえび用収納トレーであって、収納されるえびの長手方向に平行な2つの端部内壁と収納されるえびの長手方向に直角な第一内壁及び第二内壁とが周囲に設けられていてその各内壁の上端部に外側に向けて水平方向にフランジ部が設けられており、第一内壁から直角に設けられた仕切り壁により前記2つの端部内壁間を等分してえびのころもを付けた部分を収納する凹状の第一載置部が設けられており、この第一載置部の底部に連続して第二内壁側に上方へ向けて傾斜している先細り凹状のえびの第6腹節が略収納される第二載置部が設けられており、えびの尾が載置される第三載置部が第二載置部の終端から前記第二内壁まで水平に設けられていることを特徴とする冷凍ころも付きえび用収納トレーに関するものである。
【0011】
また、収納されるえびの第6腹節の略中央部に略当接するストッパー部が仕切り壁の端部及び端部内壁の第二載置部の側方に位置する部位にそれぞれ設ければ、搬送中の衝撃や振動によってえびがその長手方向の尾側に移動しようとしても前記第二載置部にえびの第6腹節が当接してえびが尾側に移動することが阻止されるだけでなく、えびの最も弱い部分である身と尾との境界付近ではなく殻の付いた第6腹節の略中央部をストッパー部によって挟持させるからえびを確実に拘束することができるので尾がトレーの側壁に当たって取れたり傷付いたりすることがなく、尾の先端を開いた形状に維持させるための突起部が第二内壁の第三載置部側に突設されていると、この突起部を跨ぐようにして尾を載置させることによって尾を扇状に開いた状態に維持させることが容易にできると共に尾を或る程度拘束することもできるから搬送中に尾が所定位置からずれることもなく、またフランジ部の終端から略垂直に第一載置部の底部までの高さを有するスカート部が更に設けられていると、フランジ部がスカート部の剛性によって変形し難くなるためトレーを積み重ねてもトレーが変形してトレー内のえびに直接大きな荷重がかかることがないのでえびの身に付けられたころもがつぶれることがなく、更に第一載置部の深さが収納されるえびのころもを付けた部分の直径と略同一であると、えびがトレーの表面から突出した状態にならないからトレーを積み重ねてもころもが剥げ落ちたりつぶれたりすることがなく、更にえびが偶数尾収納されるトレーであって偶数番目の仕切り壁の上端全長及び奇数番目の仕切り壁の両端部の上端がフランジ部と同一平面上に位置しており奇数番目の該仕切り壁の中央部が収納されるえびのころもを付けた部分の直径より低く形成されていると、奇数番目の仕切り壁の中央部が低くなっているからえびの収納や取り出しが容易となり好ましいことも究明したのである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明に係る冷凍ころも付きえび用収納トレーについて詳細に説明する。
図1は本発明に係る冷凍ころも付きえび用収納トレーの1実施例の斜視説明図、図2は本発明に係る冷凍ころも付きえび用収納トレーの他の実施例の斜視説明図、図3は図2の冷凍ころも付きえび用収納トレーの平面説明図である。
【0013】
図面中、1は尾を残した状態で第1〜5腹節の殻と脚とが除かれ、ころもが付けられているか又はそれをプリフライされたえびが同じ向きに並列に冷凍された状態で多数尾収納されるえびの長手方向に平行な周囲に設けられている2つの端部内壁である。また2及び3はそれぞれ収納されるえびの長手方向に直角な周囲に設けられている第一内壁と第二内壁であり、えびは第一内壁2側に身が第二内壁3側に尾がそれぞれ位置するように収納される。
【0014】
4は前記各内壁1,1,2,3の上端部に外側に向けて水平方向に設けられているフランジ部である。このフランジ部4は、図1〜3の如くトレーの周囲全体に同一平面をなすように設けられている。
【0015】
5は第一内壁2から直角に設けられていて前記2つの端部内壁1,1間を等分する仕切り壁であり、図1に示すように各仕切り壁5は同一形状をなしていてもよいが、特に図2に示すようにえびが偶数尾収納されるトレーの場合には、偶数番目の仕切り壁5の上端全長及び奇数番目の仕切り壁5の両端部の上端がフランジ部4と同一平面上に位置していて、奇数番目の仕切り壁5の中央部が収納されるえびのころもを付けた部分の直径より低く形成されていると、奇数番目の仕切り壁5の中央部が低くなっている部分からえびの収納や取り出しが容易となり好ましいのである。また一般にトレーは薄い熱可塑性樹脂シートを熱成型して得られるから、図1〜3に示すように仕切り壁5の上端部に平面状部を成形すれば、トレーをラップフィルム等で覆ってから積み重ねる場合には上方に載置されたトレーの荷重を仕切り壁5の前記平面状部で安定して支えることができる。
【0016】
6は仕切り壁5により前記2つの端部内壁1,1間を等分してえびのころもを付けた部分を収納する凹状の第一載置部であり、各第一載置部6は隣接する仕切り壁5,5とその間に設けられた底部6aとから成る。この底部6aには冷凍したころも付えびが貼り付いて取れなくなることがないように図1に示すように凹凸が設けられていることが好ましい。また図2に示すようにこの第一載置部6の深さが、収納されるえびのころもを付けた部分の直径と略同一であると、えびがトレーの表面から突出した状態にならないから、トレーを積み重ねてもころもがすれて剥げ落ちたりつぶれたりすることがなく、またころものパン粉を立たせた状態を維持し易くて好ましい。
【0017】
7は第一載置部6の底部6aに連続して第二内壁3側に上方へ向けて傾斜している先細り凹状のえびの殻の付いた第6腹節が略収納される第二載置部である。この第二載置部7は、えびの尾側(第二内壁3側)に向けて上方に傾斜していて先細りになっているから、搬送中の衝撃や振動によってえびがその長手方向の尾側に移動しようとすると、えびの第6腹節は第二載置部7の先細り部分を通過しなければならないためえびが尾側に移動することが阻止されるのである。
【0018】
8はえびの尾が載置される第三載置部であり、第二載置部7の終端から第二内壁3まで水平に設けられている。えびの身の部分と第6腹節とが第一載置部6と第二載置部7とにそれぞれ載置されると、これらに続く尾を無理なく第三載置部8に載置させることができ、その結果尾が傾いたりすることなく見栄え良く配置することができるのである。
【0019】
9は収納されるえびの殻の付いた第6腹節の略中央部に略当接するストッパー部であり、仕切り壁5の端部及び端部内壁1の第二載置部7の側方に位置する部位にそれぞれ設けられている。えびがその長手方向に移動しようとすると、第二載置部7内に留められたえびの第6腹節の略中央部がストッパー部9によって挟持されるから、えびが尾側に移動することが阻止され、尾が第二内壁3に当たって取れたり傷付いたりすることがないのである。また、えびの最も弱い部分である身と尾との境界付近ではなく殻の付いた第6腹節の略中央部がストッパー部9によって挟持されるからえびを確実に拘束することができるのである。なおストッパー部9はえびの第6腹節を確実に挟持するため、図2及び図3に示すような爪状のものや、えびの第6腹節を傷付けないように図1に示すような円柱状のものが利用できるが必ずしもこの限りでない。
【0020】
10は尾の先端を開いた形状に維持させるために第二内壁3の第三載置部8側に突設されている突起部である。この突起部10は尾を押し広げるためのものではないから、えびの尾はこの突起部10に常に当接している必要はなく、えびがトレー内を動いた際に当接すればよいのである。
【0021】
11は前記フランジ部4の終端から略垂直に第一載置部6の底部6aまでの高さを有するスカート部であり、このスカート部11が設けられていると、図2の如くトレーの周囲全体がこのスカート部11によって支えられるからトレーを積み重ねてもこのスカート部11の剛性によってフランジ部4が変形することが防止されるため、トレーが変形してトレー内のえびに大きな荷重がかかることがないので、ころもがつぶれることがなく、またトレーを安定した状態で載置することができて好ましいのである。
【0022】
本発明に係る冷凍ころも付きえび用収納トレーにおいて、図1に示す形態の場合には、突起部10が第二内壁3の第三載置部8側に半円柱状に突設されていると共に、ストッパー部9が仕切り壁5の端部に略円柱状に設けられており、えびを載置するには、えびの身の部分を掴み、身の部分を第一載置部6に押し込むように収納すればえびの第6腹節も同時に第二載置部7に収納されるので、最後に尾の部分を半円柱状の突起部10に乗せて軽く押さえれば尾は半円柱状の突起部10の左右に自然に分かれて扇状に開いた状態となって載置されるのである。またえびを取り出すには、えびの身の部分を掴んで取り出すか、又は尾が載置された第三載置部8は身が収納された第一載置部6や第6腹節が収納された第二載置部7に比べて浅い位置に設けられていて尾が掴み易いから、単に尾を掴んで持ち上げればえびを簡単に取り出すことができるのである。またこの形態ではストッパー部9が略円柱状に設けられているから、えびの第6腹節を傷付けることなく挟持させることができるのである。
【0023】
また図2及び図3に示す形態の場合には、第一載置部6が収納されるえびのころもを付けた部分の直径と略同一の深さとなるように設けられていてえびがトレーの表面から突出した状態にならないから、トレーを積み重ねてもころもが剥げ落ちたりつぶれたりすることがない。その一方で、第一載置部6の深さが深いためえびの身の部分が略完全に第一載置部6内に収納されてしまうため、えびの身を掴んで取り出すことが困難となるが、奇数番目の仕切り壁5の中央部が収納されるえびのころもを付けた部分の直径より低く形成されているから、その低く形成された部分から身の部分を掴んで取り出すことによって全てのえびが容易に取り出せるのである。即ち、図2に示すように最も左側に位置するえびはその右側に位置する奇数番目(左から第1番目)の仕切り壁5の中央部が低く設けられているから、この低くなった部分から身の部分を掴み出すことができ、また左側から2番目のえびの場合はその左側に位置する上記仕切り壁5の中央部から同様に掴み出すことができるから、トレーに収納された全てのえびが容易に取り出せるのである。なお、トレーの剛性や強度を確保するため偶数番目の仕切り壁5はその中央部を低くしていないが、剛性や強度が確保できる場合は偶数番目の仕切り壁5の中央部も低くして更に取り出し易くすることも可能である。
【0024】
また図2に示す形態の場合にえびを収納するには、図1に示す形態の場合と同様な手順で簡単に収納させることができるから、えびの尾を扇状に開くなどの手間がかからないためえびを収納する時間が大幅に短縮できるのである。更にストッパー部9が爪状に設けられているから、えびの第6腹節を確実に挟持することができるのである。
【0025】
更に、消費者のニーズとしてえび全体が完全に直線状となったものより、僅かに曲がっていた方がより好まれる傾向があるが、本発明においては下方に位置する第一載置部6と上方に位置する第三載置部8とこれらの間に傾斜した状態で設けられている第二載置部7とによって収納されるえびが僅かに曲がった状態となるから、消費者により好まれる形状とすることができるのである。
【0026】
【発明の効果】
以上に詳述したように本発明に係る冷凍ころも付きえび用収納トレーは、えびの長手方向に平行な2つの端部内壁と収納されるえびの長手方向に直角な第一内壁及び第二内壁とが周囲に設けられており、第一内壁から直角に設けられた仕切り壁により前記2つの端部内壁間を等分してえびのころもを付けた部分を収納する凹状の第一載置部と、第一載置部の底部に連続して第二内壁側に上方へ向けて傾斜している先細り凹状のえびの第6腹節が略収納される第二載置部と、えびの尾が載置される第三載置部とが設けられているから、搬送中の衝撃や振動によってえびがその長手方向の尾側に移動しようとすると、えびの尾側(第二内壁側)に向けて上方に傾斜していて先細り凹状に設けられている第二載置部にえびの第6腹節が当接してえびが尾側に移動することが阻止されるので、尾がトレーの側壁に当たって取れたり傷付いたりすることがないのである。
【0027】
また、収納されるえびの第6腹節の略中央部に略当接するストッパー部が仕切り壁の端部及び端部内壁の第二載置部の側方に位置する部位にそれぞれ設けらていれば、搬送中の衝撃や振動によってえびがその長手方向の尾側に移動しようとしても前記第二載置部にえびの第6腹節が当接してえびが尾側に移動することが阻止されるだけでなく、えびの最も弱い部分である身と尾との境界付近ではなく殻の付いた第6腹節の略中央部をストッパー部によって挟持させるからえびを確実に拘束することができるので、尾がトレーの側壁に当たって取れたり傷付いたりすることがなく、また尾の先端を開いた形状に維持させるための突起部が第二内壁の第三載置部側に突設されていれば、この突起部を跨ぐようにして尾を載置させることによって尾を扇状に開いた状態に維持させることが容易にできると共に、尾を或る程度拘束することができるから搬送中に尾が所定位置からずれることもなく、またフランジ部の終端から略垂直に第一載置部の底部までの高さを有するスカート部が更に設けられていれば、フランジ部がスカート部の剛性によって変形し難くなるためトレーを積み重ねてもトレーが変形してトレー内のえびに直接大きな荷重がかかることがないのでえびの身に付けられたころもがつぶれることがなく、更に第一載置部の深さが収納されるえびのころもを付けた部分の直径と略同一であると、えびがトレーの表面から突出した状態にならないからトレーを積み重ねてもころもが剥げ落ちたりつぶれたりすることがなく、またえびが偶数尾収納されるトレーであって偶数番目の仕切り壁の上端及び奇数番目の仕切り壁の両端部の上端がフランジ部と同一平面上に位置しており、奇数番目の仕切り壁の中央部が収納されるえびのころもを付けた部分の直径より低く形成されていれば、奇数番目の仕切り壁の中央部が低くなっているからえびの収納や取り出しが容易にできるのである。
【0028】
このような種々の効果を奏する本発明に係る冷凍ころも付きえび用収納トレーの工業的価値は非常に大きなものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷凍ころも付きえび用収納トレーの1実施例の斜視説明図である。
【図2】本発明に係る冷凍ころも付きえび用収納トレーの他の実施例の斜視説明図である。
【図3】図2の冷凍ころも付きえび用収納トレーの平面説明図である。
【符号の説明】
1 端部内壁
2 第一内壁
3 第二内壁
4 フランジ部
5 仕切り壁
6 第一載置部
6a 底部
7 第二載置部
8 第三載置部
9 ストッパー部
10 突起部
11 スカート部

Claims (6)

  1. 尾を残した状態で第1〜5腹節の殻と脚とが除かれ、ころもが付けられているか又はそれをプリフライされたえびが同じ向きに並列に冷凍された状態で多数尾収納される冷凍ころも付きえび用収納トレーであって、収納されるえびの長手方向に平行な2つの端部内壁(1)と収納されるえびの長手方向に直角な第一内壁(2)及び第二内壁(3)とが周囲に設けられていてその各内壁(1,1,2,3)の上端部に外側に向けて水平方向にフランジ部(4)が設けられており、該第一内壁(2)から直角に設けられた仕切り壁(5)により前記2つの端部内壁(1,1)間を等分してえびのころもを付けた部分を収納する凹状の第一載置部(6)が設けられており、該第一載置部(6)の底部(6a)に連続して該第二内壁(3)側に上方へ向けて傾斜している先細り凹状でえびの第6腹節が略収納される第二載置部(7)が設けられており、えびの尾が載置される第三載置部(8)が該第二載置部(7)の終端から前記第二内壁(3)まで水平に設けられていることを特徴とする冷凍ころも付きえび用収納トレー。
  2. 収納されるえびの第6腹節の略中央部に略当接するストッパー部(9)が仕切り壁(5)の端部及び端部内壁(1)の第二載置部(7)の側方に位置する部位にそれぞれ設けられている請求項1に記載の冷凍ころも付きえび用収納トレー。
  3. 尾の先端を開いた形状に維持させるための突起部(10)が第二内壁(3)の第三載置部(8)側に突設されている請求項1又は2に記載の冷凍ころも付きえび用収納トレー。
  4. フランジ部(4)の終端から略垂直に第一載置部(6)の底部(6a)までの高さを有するスカート部(11)が更に設けられている請求項1から3までのいずれか1項に記載の冷凍ころも付きえび用収納トレー。
  5. 第一載置部(6)の深さが、収納されるえびのころもを付けた部分の直径と略同一である請求項1から4までのいずれか1項に記載の冷凍ころも付きえび用収納トレー。
  6. えびが偶数尾収納されるトレーであって、偶数番目の仕切り壁(5)の上端全長及び奇数番目の仕切り壁(5)の両端部の上端がフランジ部(4)と同一平面上に位置しており、奇数番目の該仕切り壁(5)の中央部が収納されるえびのころもを付けた部分の直径より低く形成されている請求項1から5までのいずれか1項に記載の冷凍ころも付きえび用収納トレー。
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