JP2004241774A - 薄膜トランジスタ表示板及びその製造方法とそのためのマスク - Google Patents

薄膜トランジスタ表示板及びその製造方法とそのためのマスク Download PDF

Info

Publication number
JP2004241774A
JP2004241774A JP2004025873A JP2004025873A JP2004241774A JP 2004241774 A JP2004241774 A JP 2004241774A JP 2004025873 A JP2004025873 A JP 2004025873A JP 2004025873 A JP2004025873 A JP 2004025873A JP 2004241774 A JP2004241774 A JP 2004241774A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data line
drain electrode
mask
line
gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004025873A
Other languages
English (en)
Inventor
Woon-Yong Park
雲 用 朴
Won-Hee Lee
元 熙 李
Il-Gon Kim
一 坤 金
Seung-Taek Lim
承 澤 林
Yu-Ri Song
兪 莉 宋
Shoeki Den
尚 益 田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from KR1020030006588A external-priority patent/KR100910566B1/ko
Priority claimed from KR1020030007411A external-priority patent/KR100910563B1/ko
Application filed by Samsung Electronics Co Ltd filed Critical Samsung Electronics Co Ltd
Publication of JP2004241774A publication Critical patent/JP2004241774A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/136Liquid crystal cells structurally associated with a semi-conducting layer or substrate, e.g. cells forming part of an integrated circuit
    • G02F1/1362Active matrix addressed cells
    • G02F1/136227Through-hole connection of the pixel electrode to the active element through an insulation layer
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/136Liquid crystal cells structurally associated with a semi-conducting layer or substrate, e.g. cells forming part of an integrated circuit
    • G02F1/1362Active matrix addressed cells
    • G02F1/136231Active matrix addressed cells for reducing the number of lithographic steps
    • G02F1/136236Active matrix addressed cells for reducing the number of lithographic steps using a grey or half tone lithographic process

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

【課題】接触抵抗が少ない接触部を含む薄膜トランジスタ表示板及びその製造方法とその製造するためのマスクに関する。
【解決手段】絶縁基板110の上にゲート線121を形成し、その上部にゲート絶縁膜140と半導体層150と抵抗性接触層を順次に積層し、次に、データ線とドレーン電極175を形成する際に、電極層を抵抗性接触層と一括してパターン形成する。保護膜180を積層し、その上に、第1部分、第2部分、及び第3部分を含む感光膜パターンを形成する。この感光膜パターンは、第2部分に対応する領域にスリットパターンを有するマスクを用いて形成する。まず、感光膜パターンをエッチングマスクとして保護膜と半導体層をエッチングして第3部分の下のゲート絶縁膜と第2部分の下の保護膜を露出する。次に、第1部分をエッチングマスクとして保護膜を除去してドレーン電極とデータ線の端部を露出し、露出された半導体層を除去する。次に、ドレーン電極と連結される画素電極191を形成する。
【選択図】図4

Description

本発明は薄膜トランジスタ表示板及びその製造方法とそのためのマスクに関する。
液晶表示装置は現在最も広く用いられている平板表示装置の一つであって、電極が形成されている二枚の基板とその間に挿入されている液晶層で構成され、電極に電圧を印加して液晶層の液晶分子を再配列させることによって透過する光の量を調節する表示装置である。液晶表示装置の中でも現在主に用いられているのは二つの基板に電極が各々形成されて電極に印加される電圧をスイッチングする薄膜トランジスタを有する液晶表示装置である。
一般に薄膜トランジスタが形成されている基板には薄膜トランジスタの他にも走査信号を伝達するゲート線及び画像信号を伝達するデータ線を含む配線が形成されており、ゲート線とデータ線で囲まれた画素領域には薄膜トランジスタと電気的に連結されている画素電極が形成されている。この時信号遅延を防止するために、配線は低抵抗を有する金属物質、特にアルミニウムAlまたはアルミニウム合金などのようなアルミニウム系の金属物質を用いるのが一般的である。しかし、アルミニウムまたはアルミニウム合金の配線は物理的または化学的な特性が弱いため接触部で他の導電物質と連結される際に腐蝕が発生したり接触抵抗が増加する問題がある。特に液晶表示装置のように、画素電極として用いる透明な導電物質であるITO(インジウム錫酸化物)またはIZO(インジウム亜鉛酸化物 )を使用してゲート線及びデータ線の端部を補完する場合に、ITOまたはIZOがAlまたはアルミニウム合金の配線と接する接触部で、Alまたはアルミニウム合金の配線が腐食したり接触抵抗が増加する問題が発生する。
また、このような液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板の製造方法では、絶縁膜を介して形成されている配線を互いに連結するために絶縁膜をエッチングして配線の一部を露出する工程が必要である。しかし、配線の下で絶縁膜のアンダーカットが激しく発生する場合には、接触部のステップカバレージ(段差部被覆性)が悪くなる。これにより、以後付着される駆動集積回路が実装される接触部で断線が生じて接触部の接触信頼度が低下する問題がある。
本発明が解決しようとする技術的課題は、接触抵抗が少ない接触部を含む薄膜トランジスタ表示板を提供することにある。また、本発明の他の技術的課題は接触部の接触信頼度を確保できる薄膜トランジスタ表示板の製造方法を提供することにある。また、本発明の他の技術的課題は、製造が容易で且つ均一な再現性を有し、製造コストの少ない薄膜トランジスタ表示板の製造方法及びそのための写真エッチング用マスクを提供することにある。
このような問題を解決するために本発明の実施例による薄膜トランジスタ表示板の配線は、比抵抗が低いAlまたはアルミニウム合金の第1導電膜と、IZOまたはITOとの接触抵抗が少ない導電物質からなる第2導電膜を含む。この時、接触部で外部または他の導電膜と連結されるように接触孔を通じて露出された配線の一部は第1導電膜が除去されており、接触孔から配線の境界線が露出されている。
さらに詳述すると、本発明による薄膜トランジスタ表示板では、絶縁基板の上にゲート線が形成されており、その上にはゲート線を覆うゲート絶縁膜が形成されている。ゲート絶縁膜上部には半導体が形成されており、ゲート線と交差していて一部が前記半導体と接するデータ線が形成されている。ゲート絶縁膜上部にはデータ線を覆っており、データ線またはゲート線端部の境界線の一部を露出する第1接触孔を有する保護膜が形成されており、保護膜上部には少なくとも第1接触孔を通じてゲート線またはデータ線端部の境界を覆っている接触補助部材が形成されている。
この時、ゲート線またはデータ線はクロムまたはモリブデンまたはモリブデン合金の下部膜とアルミニウムまたはアルミニウム合金の上部膜からなり、接触補助部材はゲート線及びデータ線の端部でこれらの下部膜と接触しているのが好ましい。接触補助部材は、IZOまたはITOで形成できる。
このような薄膜トランジスタ表示板はデータ線と同一層に形成されているドレーン電極と共に保護膜上部に形成されており、ドレーン電極を露出する第2接触孔を通じてドレーン電極と連結されている画素電極をさらに含む。
また、前記問題点を解決するために、本発明による薄膜トランジスタ表示板の製造工程では光の透過率を調節するためのスリットパターンが直線状であって、スリットの幅または間隔が0.8〜2.0μm範囲で配列されているマスクを使用する。この時、スリットパターンは凹んだ凹凸構造を有することができる。
このようなマスクは複数の配線が交差する画面表示部と前記配線の端部が位置する周辺部を有する薄膜トランジスタ表示板を製造するために実施する写真エッチング工程に使用され、この時、画面表示部に対応する第1領域に位置するスリットパターンと周辺部に対応する第2領域に位置するスリットパターンは互いに異なる幅及び間隔を有することができる。
また、このようなマスクは画面表示部及び周辺部に対応する第1領域に位置するスリットパターンと画面表示部及び周辺部を除いた他の部分に対応する第2領域に位置するスリットパターンが互いに異なる幅及び間隔を有することができる。
本発明の実施例による薄膜トランジスタ表示板の製造方法では、絶縁基板の上にゲート電極を含むゲート線を形成し、その上にゲート絶縁膜を形成する。次に、ゲート電極上部のゲート絶縁膜上部に半導体を形成し、その上にゲート線と交差してソース電極を含むデータ線及びゲート電極に対して前記ソース電極の対向側に位置するドレーン電極を形成する。次に、ドレーン電極及びドレーン電極の境界線に隣接したゲート絶縁膜を露出する接触孔を有する保護膜を形成し、保護膜上部に接触孔を通じてドレーン電極と連結される画素電極を形成する。この時、半導体または保護膜は直線状である0.8〜2.0μm範囲の幅及び間隔を有する複数のスリットパターンが形成されているマスクを使用した写真エッチング工程によりパターニングして形成する。
この時、マスクは光が透過できない第1領域、スリットパターンが位置して光の一部のみ透過できる第2領域、光が完全に透過できる第3領域を含む。写真エッチング工程で半導体または保護膜をパターニングするためにマスクを使用して露光及び現像した感光膜パターンは陽性のものを用いるのが好ましく、このような感光膜パターンは少なくともデータ線及びドレーン電極の一部に対応する第1部分、少なくともドレーン電極の残りの一部に対応して第1部分より厚さの薄い第2部分、ゲート線の端部に対応して第2部分より厚さの薄い第3部分を含むのが好ましい。感光膜パターンはデータ線の端部に対応して第1部分より厚さの薄い第4部分をさらに含むのが好ましい。
一実施例による製造方法では、感光膜パターンをエッチングマスクとして保護膜またはゲート絶縁膜をエッチングして、第2及び第4部分の下の保護膜と第3部分の下のゲート絶縁膜を露出する。次に、第1部分をエッチングマスクとして露出された保護膜と前記ゲート絶縁膜を除去して接触孔を形成しながらデータ線の端部及びゲート線の端部を露出する。
この時、絶縁基板はゲート線とデータ線が交差する画面表示部とゲート線の端部とデータ線の端部が配置されている周辺部を含み、マスクには第2部分に対応する領域に配置されているスリットパターンと第4部分に対応する領域に配置されているスリットパターンが互いに異なる間隔及び幅で形成されているのが好ましい。
また、他の実施例で半導体及び保護膜を形成するためには、まず、ゲート絶縁膜上部に半導体層を積層し、半導体層上部にデータ線及びドレーン電極を形成した後データ線及びドレーン電極を覆う絶縁膜を積層する。次に、絶縁膜上部に感光膜パターンを形成し、感光膜パターンをエッチングマスクとして半導体層と絶縁膜をエッチングして第3部分の下のゲート絶縁膜と第2及び第4部分の下の絶縁膜を露出する。次に、第1部分をエッチングマスクとして絶縁膜をエッチングしてゲート線の端部を露出し、ドレーン電極及びデータ線の端部を露出する保護膜を完成する。次に、露出された半導体層を除去して半導体を完成する。
半導体を完成する段階で互いに隣接するデータ線及びゲート線の上部または下部に位置する半導体は互いに分離するのが好ましい。この時、マスクに、画面表示部と周辺部に対応する領域に配置されているスリットパターンと画面表示部と周辺部を除いた他の部分に対応する領域に配置されているスリットパターンが互いに異なる間隔及び幅で形成されるのが好ましい。
ゲート線またはデータ線はクロムまたはモリブデンまたはモリブデン合金の下部導電膜とアルミニウムまたはアルミニウム合金の上部導電膜で形成するのが好ましく、画素電極形成段階前に上部導電膜を除去するのが好ましい。
写真エッチング工程でスリットパターンのうち少なくとも一つはドレーン電極の境界線と重なるように整列するのが好ましく、スリットパターンのうち二つ以上はドレーン電極の境界線の外に位置するように整列するのが好ましく、ドレーン電極の境界線と重なるスリットパターンのうち少なくとも一つは凹んだ凹凸構造を有するのが好ましい。
本発明によれば、接触部で配線の境界を露出する時に配線下部でアンダーカットが発生することを防止して、接触部の断面形状をなだらかに確保することができる。これで、接触部で断線が生じることを防止でき、駆動集積回路を安定的に実装できるので接触部の信頼性を確保することができる。また、接触抵抗が低い導電膜を露出して接触部を形成することにより接触部の接触抵抗を最少化することができる。また、低抵抗のアルミニウムまたはアルミニウム合金を含む導電膜を含む配線を形成することにより大画面高精細の製品の特性を向上させることができる。また、製造工程を単純化して液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板を製造するので製造工程を単純化し、製造費用を減らすことができる。
また、本発明の実施例によれば、接触部またはパッド部で配線の境界を露出する時に信号線下部でアンダーカットが発生することを防止したり、製造費用を最少化するために、中間の厚さを有する部分を含む感光膜パターンを形成する。そして、中間の厚さを有する感光膜パターンを形成する時に直線状で0.8〜2μm範囲のスリットパターンを有するマスクを使用して中間の厚さを有する感光膜パターンを形成する。そのため、マスクの製造が容易であり、均一な再現性で感光膜パターンを形成することができ、マスクの製造費用を最少化できる。また、マスクのスリットパターンに凹凸構造を追加することで、信号線の境界線とスリットパターンを重なるように整列して感光膜を露光して、感光膜パターンのうち中間の厚さを有する部分を均一な厚さで形成することができる。
添付した図面を参照して本発明の実施例に対して本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。しかし、本発明は多様な形態で実現することができ、ここで説明する実施例に限定されない。
図面は、各種の層及び領域を明確に表現するために厚さを拡大して示している。明細書全体を通じて類似した部分については同一図面符号を付けている。層、膜、領域、板などの部分が他の部分の“上に”あるとする時、これは他の部分の“すぐ上に”ある場合に限らず、その中間に更に他の部分がある場合も含む。逆に、ある部分が他の部分の“すぐ上に”あるとする時は、中間に他の部分がないことを意味する。
次に本発明の実施例による薄膜トランジスタ表示板の製造方法及びそのためのマスクに対して図面を参照して詳細に説明する。まず、このような本発明による薄膜トランジスタ表示板及びその製造方法について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の実施例による液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板を製造するための基板に領域を区分して示した図面であり、図2は本発明の実施例により一つの液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板に形成された素子及び配線を概略的に示した配置図である。
図1に示すように、一つの絶縁基板に同時に複数の液晶表示装置用パネル領域が設けられる。例えば、図1のように一つのガラス基板100に4個の液晶表示装置用パネル領域10、20、30、40が設けられ、作製される基板が薄膜トランジスタ表示板である場合にパネル領域10、20、30、40は複数の画素からなる画面表示部11、21、31、41と周辺部12、22、32、42を含む。画面表示部11、21、31、41には主に薄膜トランジスタ、配線及び画素電極などが行列状に反復して配置されており、周辺部12、22、32、42には外部の駆動素子等と連結される要素、つまり配線の端部とその他静電気保護回路などが配置される。
ところが、このような液晶表示装置を形成する時には、通常ステッパー露光器を使用しており、この露光器を使用する際には画面表示部11、21、31、41及び周辺部12、22、32、42を幾つかの区域に分けて区域毎に同一なマスクまたは異なる光マスクを使用して薄膜上に感光膜をコーティングする。そしてコーティングされた感光膜を露光し、その後基板全体を現像して感光膜パターンを作った後、下部の薄膜をエッチングすることによって特定の薄膜パターンを形成する。このような薄膜パターンを繰り返して形成することにより液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板が完成する。
図2は図1の一つのパネル領域に形成された液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板の配置を概略的に示した配置図である。
図2のように、線1で囲まれた画面表示部には複数の薄膜トランジスタ3と、それぞれの薄膜トランジスタ3に電気的に連結されている画素電極191と、互いに交差するゲート線121及びデータ線171を含む配線などが配置されている。画面表示部外側の周辺部にはゲート線121及びデータ線171の端部125、179が延びて配置されており、この端部125、179はゲート線121及びデータ線171に伝達される信号を外部から受けるためにゲート及びデータ駆動集積回路と連結される。また、静電気放電による素子破壊を防止するためにゲート線121及びデータ線171を各々電気的に連結して等電位にするためのゲート線短絡帯124及びデータ線短絡帯174が配置されている。このゲート線短絡帯124及びデータ線短絡帯174は短絡帯連結部194を通じて電気的に連結されている。この短絡帯124、174は後でゲート線121及びデータ線171から電気的に分離される。これらを分離するために基板を切断する場合の切断線は図面符号2の破線で示されている。図示していないが、ゲート線短絡帯124及びデータ線短絡帯171間には絶縁膜(図示せず)があり、これらと短絡帯の連結部194との間の絶縁膜には接触孔が形成されており、絶縁膜を介して薄膜トランジスタ3と画素電極191が配置されている場合には、これらの間の絶縁膜にも接触孔が形成される。
まず、図3及び図4を参照して本発明の実施例による製造工程により完成した液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板の構造について詳細に説明する。図3及び図4は図2で画面表示部の薄膜トランジスタと画素電極及び配線と周辺部で配線の端部を拡大して示したものであり、図3は平面配置図であり、図4は図3の右上から左下に至るIV-IV’線に沿った断面図である。
絶縁基板110上に他の物質と接触特性の良いクロムまたはモリブデンまたはモリブデン合金またはタンタルまたはチタニウムなどからなる下部導電膜201と、比抵抗が低いアルミニウムまたはアルミニウム合金の導電物質からなる上部導電膜202からなる複数のゲート線121が画面表示部に形成されている。ゲート線121の一端付近に連結されて周辺部に位置する部分125は、外部からのゲート信号をゲート線121に伝達する。各ゲート線121の複数の枝123は薄膜トランジスタのゲート電極123を構成する。この時、他の部分より広い幅を有するゲート線121の一部は以後に形成される画素電極191と連結されている維持蓄電器用導電体177と重なって維持蓄電器を構成しており、ここで保持容量が不十分な場合にはゲート線121から分離されている維持電極線が追加できる。また、ゲート線121と同一層には周辺部に位置して複数のゲート線121を連結するゲート線短絡帯124(図2参照)が形成されている。基板110上には、窒化ケイ素(SiNx)などからなるゲート絶縁膜140がゲート線121を覆うように形成されている。
ゲート電極125のゲート絶縁膜140上部には水素化非晶質シリコンなどからなる線形の半導体150が形成されており、半導体150上部にはシリサイドまたはn型不純物が高濃度にドーピングされているn+水素化非晶質シリコンなどで作製された複数対の抵抗性接触部材163、165が形成されている。各対の抵抗性接触部材163、165は該当ゲート線121を中心に互いに分離されている。
抵抗性接触部材163、165及びゲート絶縁膜140上の画面表示部には複数のデータ線171及び複数のドレーン電極175が形成されている。データ線171とドレーン電極175は、アルミニウムまたは銀のような低抵抗の導電物質からなる導電膜を含む。データ線171は主に縦方向に延びてゲート線121と交差する。データ線171の複数の枝173は、各対の抵抗性接触部材163、165のうち一つ163の上部まで延びて薄膜トランジスタのソース電極173を構成する。データ線171の一端付近に連結されて周辺部に位置する部分179は、外部からの画像信号をデータ線171に伝達する。薄膜トランジスタのドレーン電極175はデータ線171と分離されて、ゲート電極123に対してソース電極173の反対側抵抗性接触部材165上部に位置する。また、データ線171と同一層には以後の画素電極191と電気的に連結されて、前述したように、ゲート線121と重複する維持蓄電器用導電体177と周辺部に位置して複数のデータ線171を連結するデータ線短絡帯174(図2参照)が形成されている。
データ線171及びドレーン電極175はアルミニウムまたはアルミニウム合金の単一膜で形成するのが好ましいが、二重層以上で形成することもできる。二重層以上で形成する場合には、一つの層は抵抗が小さい物質で形成し、他の層は別の物質、特にIZOまたはITOと低い接触抵抗を有する物質で作製するのが好ましい。その例として、Al(またはAl合金)/CrまたはAl(またはAl合金)/Mo(またはMo合金)などがあり、本発明の実施例でデータ線171及びドレーン電極175はクロムの下部導電膜701とアルミニウム-ネオジム合金の上部導電膜702の二重膜からなっている。
データ線171及びドレーン電極175とこれらによって覆われない半導体150上部には窒化ケイ素または平坦化特性が優れた有機物質または4.0以下の誘電率を有し、化学気相蒸着で積層された無機物質からなる保護膜180が形成されている。
保護膜180にはドレーン電極175の一部及びデータ線171の端部179を各々露出する接触孔185、189が画面表示部と周辺部に各々形成されており、ゲート絶縁膜140と共にゲート線121の端部125を露出する接触孔182が周辺部に形成されている。ここで、接触孔182、185、189は他の導電膜とドレーン電極175、ゲート線121及びデータ線171とを連結する連結部として使用される。ここで、接触孔182、185、189は、ドレーン電極175の一部とゲート線121及びデータ線171のそれぞれの端部125、179の境界線が露出されるように形成される。そのため、接触孔182、185、189において、ドレーン電極175、ゲート線121及びデータ線171のそれぞれの端部125、179の上部膜202、702が除去されて、以後に形成されるITOまたはIZOとの接触特性が良いゲート線121及びデータ線171の下部膜201、701を広く確保することができる。この時、ドレーン電極175及びデータ線171の端部179の下部及び周囲においては、アンダーカットされずゲート絶縁膜140が残留していて接触孔189を通じて露出されている。これにより、ドレーン電極175及びデータ線171の端部179と連結される以後の他の導電膜の断面形状をなだらかに形成できる。また、図示していないが、周辺部で保護膜180はゲート線短絡帯124及びデータ線短絡帯174を露出する接触孔を有する。
保護膜180上部には接触孔185、187を通じてドレーン電極175及び維持蓄電器用導電体177と電気的に連結されて、画面表示部の画素領域に位置する画素電極191が形成されている。また、保護膜180上には接触孔182、189を通じて各々ゲート線121の端部125及びデータ線171の端部179と連結されて、周辺部に位置するゲート接触補助部材192及びデータ接触補助部材199が形成されている。ここで、透明電極191と接触補助部材192、199は透明な導電物質であるITOまたはIZOなどからなる。図示していないが、保護膜180上部の周辺部にはゲート線短絡帯124(図2参照)とデータ線短絡帯174(図2参照)を連結する短絡帯連結部194(図2参照)が形成されている。
このような構造で、画素電極191、ゲート接触補助部材192及びデータ接触補助部材199は、ドレーン電極175、ゲート線121及びデータ線171のそれぞれの端部125、179の下部膜201、701と接触している。よって、互いに異なる層の導電膜または外部の駆動回路と連結される接触部での接触抵抗を最少化できる。ドレーン電極175とゲート線121及びデータ線171のそれぞれの端部125、179下部でアンダーカットが生じない。よって、画素電極191、ゲート接触補助部材192及びデータ接触補助部材199が段差により断線することを防止でき、これらの断面形状をなだらかに確保できる。これにより以後のモジュール工程でゲート接触補助部材192及びデータ接触補助部材199に連結される駆動集積回路を安定的に実装でき、接触部の信頼度を向上させることができる。
以下、このような本発明の第1実施例による液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板の製造方法について図1乃至図4と図5a乃至図12を参照して詳細に説明する。
図5a、6a、7a及び9aは本発明の第1実施例による液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板を製造する中間過程をその工程順によって示した薄膜トランジスタ表示板の配置図であり、図5bは図5aのVB-VB’線に沿った断面図であり、図6bは図6aのVIB-VIB’線に沿った断面図で、図5bの次の段階を示しており、図7bは図7aのVIIB-VIIB’線に沿った断面図で、図6bの次の段階を示しており、図8は図7aのVIIB-VIIB’線に沿った断面図で、図7bの次の段階を示しており、図9bは図9aのIXB-IXB’線に沿った断面図で、図8の次の段階を示しており、図10は本発明の第1実施例による薄膜トランジスタ表示板の製造方法においてマスクのスリットパターンとドレーン電極間の整列関係を示す配置図であり、図11は図9aのIXB-IXB’線に沿った断面図で、図9bの次の段階を示しており、図12は図9aのIXB-IXB’線に沿った断面図で、図11の次の段階を示している。
まず、図5a及び5bに示すように、基板110上にクロムの下部導電膜201とアルミニウム合金の金属のうち2at%のNdを含むAl-Ndを含む原料標的を利用して2,500Å程度の厚さに上部導電膜202を順次にスパッタリングで積層しパターニングして、複数のゲート線121及び複数のゲート線121を連結するゲート線短絡帯124(図2参照)を20〜80°範囲の傾斜角のテーパ構造で形成する。
次に、図6a及び図6bに示すように、窒化ケイ素からなるゲート絶縁膜140、非晶質シリコンからなる半導体層、ドーピングされた非晶質シリコン層の3層膜を連続して積層する。そして、マスクを利用したパターニング工程で半導体層とドーピングされた非晶質シリコン層をパターニングして、ゲート電極125と対向するゲート絶縁膜140上部に線状半導体150とドーピングされた非晶質シリコン層160を形成する。ここで、ゲート絶縁膜140は窒化ケイ素を250〜1,500℃温度範囲、2,000〜5,000Å程度の厚さに積層して形成するのが好ましい。
次に、図7a乃至図7bに示すように、モリブデンまたはモリブデン合金またはクロムなどからなる下部導電膜701を500Å程度の厚さで積層する。また低抵抗を有するアルミニウムまたはアルミニウム合金の金属のうち、2at%のNdを含むAl-Nd合金の標的を利用して上部導電膜702を150℃程度で2,500Å程度の厚さにスパッタリングを通じて順次に積層する。その後、マスクを利用した写真工程でパターニングしてゲート線121と交差する複数のデータ線171、複数のドレーン電極175及びデータ線短絡帯174(図2参照)を形成する。各データ線171は、ドーピングされた非晶質シリコン層160上部まで延びているソース電極173を含む。ドレーン電極175はデータ線171と分離され、ゲート電極123を中心にソース電極173と対向する。ここで、上部膜702及び下部膜701は全て湿式エッチングでエッチングすることができる。また、上部膜702は湿式エッチングで、下部膜701は乾式エッチングでエッチングすることもできる。さらに、下部膜701がモリブデンまたはモリブデン合金膜の場合には上部膜702と一つのエッチング条件でパターニングすることができる。この時、維持蓄電器用導電体177も共に形成する。
次に、ドーピングされた非晶質シリコン層160の中からデータ線171及びドレーン電極175により覆われない部分を除去して、島型のドーピングされた非晶質シリコン層160各々をゲート電極123を中心に二つの抵抗性接触部材163、165に分離する一方、その下の線形半導体150部分を露出させる。次に、半導体150の露出された部分の表面を安定化するために酸素プラズマ処理を実施するのが好ましい。
次に、図8のように、窒化ケイ素のような無機絶縁膜または低い誘電率を有する有機絶縁膜を積層して保護膜180を形成し、その上に、例えばポジ型の感光膜210をスピンコーティング方法で塗布する。その後、マスク300により感光膜210に光を照射した後、現像して、図9bに示すように、感光膜パターン212、214を形成する。この時、感光膜パターン212、214の中で維持蓄電器用導電体177、ドレーン電極175及びデータ線171の端部179に対応する第2領域C1の第2部分214は、第1領域A1の第1部分212より薄い厚さを有する。また、ゲート線121の端部125に対応する第3領域B1の第3部分から感光膜を全て除去する。ここで、第2領域C1に残っている感光膜214の厚さと第1領域A1に残っている感光膜212の厚さの比は後述するエッチング工程での工程条件によって調節する。
このように、位置によって感光膜の厚さを異ならせる方法は様々な方法があり、第2領域C1の光透過量を調節するために主にスリットや格子形態のパターンを形成したり半透明膜を使用する。この時、スリットの間に位置したパターン線の幅やパターン間の間隔、つまり、スリットの幅は露光時使用する露光器の分解能より小さいのが好ましく、半透明膜を利用する場合にはマスク製作の時に透過率を調節するために異なる透過率を有する薄膜を利用したり厚さが異なる薄膜を利用することができる。
このようなマスクを通してポジ型の感光膜に光を照射すれば光に直接露出される部分では高分子が完全に分解され、スリットパターンや半透明膜が形成されている部分では光の照射量が少ないため高分子が不完全分解状態となり、遮光膜で遮られた部分では高分子がほとんど分解されない。次に、感光膜を現像すれば分子が分解されない高分子部分だけが残され、照射光が少ない中央部分には光が全く照射されない部分より厚さの薄い感光膜を残すことができる。この時、露光時間を長くすると全ての分子が分解されてしまうのでそうならないように注意する必要がある。
このような薄い厚さの感光膜214は、リフローが可能な物質からなる感光膜を用いて光が完全に透過できる部分と光が完全に透過できない部分に分けられた通常のマスクで露光した後、現像してリフローさせ、感光膜が残留しない部分に感光膜の一部を流すようにして形成することもできる。
本発明の第1実施例による薄膜トランジスタ表示板の製造方法で使用するマスク300として第2領域C1にスリットパターン310(図10参照)が形成されているマスクを使用するが、この時、スリットパターンは直線状であり、スリットパターンの幅は0.8〜2.0μm範囲が好ましい。スリットパターンの幅が2.0μm以上である場合には直接露光が行われ、完全に露光されるため中間厚さで感光膜を残すことができない。
このようにすれば、スリットパターンを有するマスクの製造が容易であり、均一な再現性を有すると同時にマスクの製造費用を最少化できる。また、本発明の第1実施例による薄膜トランジスタ表示板の製造方法で、中間の厚さを有する感光膜の第2部分214は接触部、つまり以後形成される他の導電膜が接触したり、または外部の駆動回路を実装する時にパッドとして用いる配線の端部などを含む接触部に残す。この時、第2部分214は維持蓄電器用導電体177、ドレーン電極175及びデータ線171の一部を露出する時にその下部でゲート絶縁膜140がエッチングされることを防止するためにエッチング阻止膜として使用する。勿論、ゲート線121の端部125も接触部として用いられるため、これに対応する第3領域B1にも第2部分214のように中間の厚さで感光膜を残すことができる。
この時、図10のように、感光膜を露光して感光膜パターンを形成するための写真エッチング工程において、直線状のスリットパターン310は、ドレーン電極175の一辺と平行に配置し、少なくとも二つのスリットパターン310はドレーン電極境界線の外に位置するようにマスク300を位置合わせする。このようにすることで、ドレイン電極境界線の外で感光膜パターン214の厚さを均一にし、再現性のあるものに残すことができる。また、スリットパターン310のうち一つはドレーン電極175の境界線と重畳するようにマスクを位置合わせする。位置合わせすることにより、回折現象によってドレイン電極の境界周辺に感光膜パターンを安定的に残すことにより、下部ゲート絶縁膜を安定的に残すことができる。ドレイン電極が反射性を有するので、スリットパターン310が凹凸構造であると、ドレイン電極の境界線で露光量を均一にして、均一な厚さの感光膜パターン214を形成することができ好ましい。く、さらに好ましくは、スリットパターン310がドレーン電極175の境界線と重複する部分で凹んだ凹凸を有することである。スリットパターンが凹んでいるとは、スリットパターンを部分的に湾曲または屈曲させてスリット幅に広狭をつけることを意味する。勿論、このようにスリットパターンを配線と位置合わせ配置する方法は、維持蓄電器用導電体177、データ線171の端部179及び短絡帯124、174などが位置する接触部の全ての部分に同一に適用することができる。このようにすれば、第2部分214の感光膜の厚さをより均一に現像することができるので、以後の製造工程を均一かつ再現性を維持してエッチング工程を実施することができる。
また、ドレーン電極175及び維持蓄電器用導電体177上部に中間の厚さを有する感光膜を残すための画面表示部のスリットパターンとデータ線171の端部179及び短絡帯124、174などの上部に中間の厚さを有する感光膜を残すための周辺部のスリットパターンの幅及び間隔を異ならせて設計するのが好ましい。これは、画面表示部のスリットパターンの幅及び間隔を基準として工程を進行するが、周辺部は画面表示部より多様なスリットパターン及び間隔で工程マージンを確保しながら製造工程を進行することを可能にするためである。
このように、本発明の実施例のようにマスクのスリットパターンを設計したり位置合わせするのは、マスクの設計時または薄膜トランジスタの製造工程時にマスクの位置合わせマージン、または中間の厚さを有する感光膜の厚さマージンなどの工程マージンの確保に有利なためである。
次に、感光膜パターン212、214をエッチングマスクとしてその下部の膜の保護膜180及びゲート絶縁膜140に対するエッチングを進行する。この時、第3領域B1からゲート絶縁膜140と保護膜180が除去される必要があり、第2領域C1には少なくともゲート絶縁膜140が残される必要があり、このために前述したように、第2領域C1に中間の厚さを有する感光膜214を残している。
まず、図11のように、感光膜パターン212、214をマスクとして保護膜180またはゲート絶縁膜140をエッチングするが、この時、第3領域B1から保護膜180が完全に除去されなければならない。第2領域C1には感光膜の一部が残留することもあり得る。この時、エッチングは乾式エッチング方法を適用し、保護膜180及び感光膜212、214に対して実質的に同一なエッチング比を有するエッチング条件で実施するのが良い。これは、第3領域B1に残すゲート絶縁膜140の厚さを、保護膜180より薄くしたい場合にエッチングを容易に実施するためである。また、第3領域B1に残るゲート絶縁膜140の厚さを保護膜180より薄くするのは、以後のエッチング工程で第3領域B1からゲートパッド125を露出した場合に、データ線171の端部179下部でアンダーカットが発生しないようにするためである。つまり、第3領域B1のゲートパッド125を露出するためにゲート絶縁膜140を完全に除去した場合、第2領域C1においては、保護膜180は除去されるがゲート絶縁膜140がエッチングされないようにすることで、データ線171の端部179下部でアンダーカットが発生しない。図示するように、第3領域B1ではゲート絶縁膜140の一部がエッチングされることができる。次いで、アッシング工程により第2領域C1に残留する感光膜の第2部分214を完全に除去し、第2領域C1からドレーン電極175、維持蓄電器用導電体177及びデータ線171の端部179上部に位置する保護膜180を露出する。
次に、図12のように、残った感光膜の第1部分212をエッチングマスクとして用いて露出された第2及び第3領域C1、B1から保護膜180及びゲート絶縁膜140を除去し、ドレーン電極175及び維持蓄電器用導電体177及びデータ線171及びゲート線121の端部179、125を露出する接触孔185、187、189、182を完成する。この時、エッチングは乾式エッチングを使用し、ゲート絶縁膜140と保護膜180に対して実質的に同一なエッチング比を有するエッチング条件下で実施する。次に、アルミニウムの全面エッチングを実施して接触孔182、185、187、179を通じて露出されたアルミニウム合金の上部膜202、702を除去する。これは、ドレーン電極175、維持蓄電器用導電体177またはゲート線121及びデータ線171の端部125、179と以後形成されるITO及びIZOとの接触抵抗を最少化するためである。
最後に、図3及び4に示すように、ITOまたはIZO膜を積層しマスクを利用したパターニングを実施して、接触孔185を通じてドレーン電極175と連結される画素電極191と接触孔182、189を通じてゲート線121の端部125及びデータ線171の端部179と各々連結されるゲート接触補助部材192及びデータ接触補助部材199を各々形成する。この時、画素電極191、ゲート接触補助部材192及びデータ接触補助部材199、特に画素電極191とデータ接触補助部材189の下部でアンダーカットが発生しないのでデータ接触補助部材189の断線を防止でき、接触部の断面形状をなだらかに形成することができ、IZOまたはITO膜との接触抵抗が低い下部膜701と充分に接触部で接していて接触部の接触抵抗を最少化できる。この時、ゲート線短絡帯124とデータ線短絡帯174を連結する短絡帯連結部194を形成する。
このような本発明の実施例による薄膜トランジスタ表示板の構造は、ゲート線121及びデータ線171が低い抵抗のアルミニウムまたはアルミニウム合金の導電膜を含むと同時に接触部、特にデータ線と画素電極191との接触抵抗を最少化できるので大画面高精細の液晶表示装置に適用することができる。また、ゲート駆動集積回路やデータ駆動集積回路をゲート線121及びデータ線171と連結するために実装する時、接触部の断面形状はなだらかに形成する接触部の信頼度を確保できる。
このような接触部の構造は前述したように、5枚のマスクを利用して製造する薄膜トランジスタ表示板に適用できるが、4枚のマスクを利用して製造する液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板にも同様に適用できる。4枚のマスクを利用する製造方法では、製造費用を減らすために中間の厚さを有する部分を含む感光膜パターンを利用して互いに異なる層を一つの感光膜パターンでパターニングする。これについて図面を参照して詳細に説明する。
まず、図13乃至図15を参照して本発明の実施例による4枚のマスクを利用して製造された薄膜トランジスタ表示板の単位画素構造について詳細に説明する。
図13は本発明の第2実施例による液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板の配置図であり、図14及び図15は各々図13に示した薄膜トランジスタ表示板のXIV-XIV’線及びXV-XV’線に沿った断面図である。
図13乃至図15のように、本実施例による液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板の構造は、図3及び図4に示した液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板の構造とほぼ同一である。しかし、図3及び図4に示した薄膜トランジスタ表示板と異なって、本実施例による薄膜トランジスタ表示板は絶縁基板110上に形成されている複数の維持電極線131を含み、ゲート線121には維持電極線131と重畳するためにゲート線121が拡張された拡張部が存在しない。維持電極線131はゲート線121と同一な物質で作製され、ゲート線121とほぼ平行でゲート線121から電気的に分離されている。維持電極線131は基準電圧などの電圧を印加され、複数の画素電極191と連結された複数のドレーン電極175とゲート絶縁膜140を中心に互いに対向していて複数の維持蓄電器を構成する。画素電極191とゲート線121の重畳で発生する保持容量が十分な場合には維持電極線131は省略しても良い。また、複数の線状半導体152及び複数の抵抗性接触部材163、165が備えられている。
線状半導体152は、図14及び図15に示すように薄膜トランジスタのチャンネル領域Cを除けば複数のデータ線171及び複数のドレーン電極175とほぼ同一な平面状である。つまり、図15に示すようにチャンネル領域Cでデータ線171とドレーン電極175は互いに分離されているが、線状半導体171はチャンネル領域Cで切れずに連結されて薄膜トランジスタのチャンネルを成す。抵抗性接触部材163、165は各々データ線171及びドレーン電極175と実質的に同一な模様である。
また、ドレーン電極175を露出する接触孔185はドレーン電極175より大きくてドレーン電極175の境界線を露出しており、画素電極191はドレーン電極175の下部膜701とこれと隣接するゲート絶縁膜140と接触している。この時、ドレーン電極175の周辺にはゲート絶縁膜140が残っていて画素電極191は接触部で緩やかな断面形状を有する。
ここでは、画素電極191の材料の例として透明なIZOを挙げているが、透明な導電性ポリマーなどで形成することもでき、反射型液晶表示装置の場合には不透明な導電物質を用いても構わない。
図13乃至図15ではゲート線121及びデータ線171のそれぞれの端部125、179まで図示しており、ゲート線短絡帯、データ線短絡帯及びこれらを連結する短絡帯連結部は省略している。
以下、図13乃至図15の構造を有する液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板を4枚のマスクを利用して製造する本発明の第2実施例による製造方法について図13乃至図15と図16a乃至図25cを参照して詳細に説明する。
図16aは本発明の第2実施例によって製造する最初の段階での薄膜トランジスタ表示板の配置図であり、図16b及び16cは各々図16aのXVIB-XVIB’線及びXVIC-XVIC’線に沿った断面図であり、図17a及び17bは各々図16aのXVIB-XVIB’線及びXVIC-XVIC’線に沿った断面図で、図16b及び図16cの次の段階の断面図であり、図18aは図17a及び17bの次の段階の薄膜トランジスタ表示板の配置図であり、図18b及び18cは各々図18aのXVIIIB-XVIIIB’線及びXVIIIC-XVIIIC’線に沿った断面図であり、図19a、20a、21aと図19b、20b、21bは各々図18aのXVIIIB-XVIIIB’線及びXVIIIC-XVIIIC’線に沿った断面図で、図18b及び18cの次の段階を工程順によって示したものであり、図22aは図21a及び図21bの次の段階の薄膜トランジスタ表示板の配置図であり、図22b及び22cは各々図22aのXXIIB-XXIIB’線及びXXIIC-XXIIC’線に沿った断面図であり、図23a、24a、25aと図23b、24b、25bは各々図22aのXXIIB-XXIIB’線及びXXIIC-XXIIC’線に沿った断面図で、図22b及び22cの次の段階を工程順によって示したものである。
まず、図16a乃至16cに示したように、ITOまたはIZOとの接触抵抗が低いモリブデンまたはモリブデン合金またはクロムなどからなる下部導電膜201と比抵抗が低いアルミニウムまたはアルミニウム合金のうち2at%のNdを含むAl-Nd合金の標的をスパッタリングして積層した上部導電膜202を順次に形成する。その後、写真及びエッチング工程でパターニングして複数のゲート線121と、複数の維持電極線131及び複数のゲート線121を連結するゲート線短絡帯124(図2参照)とを形成する。
次に、図17a及び17bに示すように、ゲート絶縁膜140、半導体層150、ドーピングされた非晶質シリコン層160を化学気相蒸着法を利用して各々約1,500Å乃至約5,000Å、約500Å乃至約2,000Å、約300Å乃至約600Åの厚さで連続蒸着する。次に、導電体層170をスパッタリングなどの方法で1,500Å乃至3,000Åの厚さに蒸着した後、その上に感光膜310を1μm乃至2μmの厚さで塗布する。
その後、光マスクを通して感光膜310に光を照射した後、現像して、図18b及び18cに示したように、互いに異なる厚さの第1部分312と第2部分314を含む感光膜パターン312、314を形成する。この時、薄膜トランジスタのチャンネル領域C2に位置した第2部分314はデータ領域A2に位置した第1部分312より厚さが薄くなるようにし、その他の領域B2の感光膜310部分は全て除去するか或は非常に薄い厚さにする。この時にも、第2部分314を現像するためにチャンネル領域C2に配置されているマスクのスリットパターンは第1実施例と同様に、スリットパターンの幅または間隔で設計することができ、直線状または凹凸構造で設計することができる。
次に、感光膜パターン314及びその下部の膜、つまり導電体層170、中間層160及び半導体層150に対するエッチングを進行する。この時、データ配線部A2にはデータ線及びその下部の膜がそのまま残され、チャンネル部C2には半導体層のみ残る必要があり、他の部分B2には前記の三つの層170、160、150が全て除去されてゲート絶縁膜140が露出されなければならない。
まず、図19a及び19bに示したように、その他の部分B2で露出されている導電体層170を除去してその下部の中間層160を露出させる。この過程では、乾式エッチングまたは湿式エッチング方法を両方用いることができる。この時、導電体層170はエッチングされ、感光膜パターン312、314はほとんどエッチングされない条件下で行うのが良い。しかし、乾式エッチングの場合に導電体層170のみをエッチングし、感光膜パターン312、314はエッチングされない条件を見つけ難いため感光膜パターン312、314も同時にエッチングされる条件下で行うことができる。この場合には、湿式エッチングの場合より第2部分314の厚さを厚くし、この過程で第2部分314が除去されて下部の導電体層170が露出されることが生じないようにする。
導電体層170の導電膜の中でMoまたはMoW合金、AlまたはAl合金、Taのうち一つを含む導電膜は、乾式エッチングや湿式エッチングのいずれでも可能である。しかし、Crは乾式エッチング方法ではあまり除去されないので、下部膜701がCrの場合には湿式エッチング法のみを利用するのが良い。下部膜701がCrである湿式エッチングの場合にはエッチング液としてCeNHOを使用でき、下部膜701がMoやMoWである乾式エッチングの場合のエッチング気体としてはCFとHClの混合気体やCFとOの混合気体を用いることができ、後者の場合に感光膜に対するエッチング比もほとんど同じである。
このようにすれば、図19a及び図19bに示したように、チャンネル部C2及びデータ配線部B2の導電体層、つまりソース/ドレーン用導電体パターン178のみが残され、その他の部分B2の導電体層170は全て除去されてその下部の中間層160が露出される。この時残された導電体パターン178はソース及びドレーン電極173、175が分離されず連結されていることを除けば、データ線171の形態と同一である。また、乾式エッチングを使用した場合には感光膜パターン312、314もある程度の厚さがエッチングされる。
次に、図20a及び20bに示したように、その他の部分B2の露出された中間層160及びその下部の半導体層150を感光膜の第2部分314と共に乾式エッチング方法で同時に除去する。この時のエッチングは感光膜パターン312、314と中間層160及び半導体層150(半導体層と中間層はエッチング選択性がほとんど無い)が同時にエッチングされ、ゲート絶縁膜140はエッチングされない条件下で行う必要があり、特に感光膜パターン312、314と半導体層150に対するエッチング比がほとんど実質的に同一な条件でエッチングするのが好ましい。例えば、SFとHClの混合気体やSFとOの混合気体を用いればほとんど同一な厚さで二つの膜をエッチングできる。感光膜パターン312、314と半導体層150に対するエッチング比が同一な場合、第2部分314の厚さは半導体層150と中間層160の厚さの合計と同じであるか、或はそれより小さい必要がある。
このようにすれば、図20a及び20bに示したように、チャンネル部C2の第2部分314が除去されてソース/ドレーン用導電体パターン178が露出される。また、その他の部分B2の中間層160及び半導体層150が除去されてその下部のゲート絶縁膜140が露出される。一方、データ配線部A2の第1部分312もエッチングされるので厚さが薄くなる。また、この段階で線状の半導体152が完成する。図面符号168は各々ソース/ドレーン用導電体パターン178下部の中間層パターンを示す。次に、アッシングによりチャンネル部C2のソース/ドレーン用導電体パターン178の表面に残っている感光膜を除去する。
次に、図21a及び21bに示したように、チャンネル部C2のソース/ドレーン用導電体パターン178及びその下部のソース/ドレーン用中間層パターン168をエッチングして除去する。この時、エッチングはソース/ドレーン用導電体パターン178と中間層パターン168の全てに対して乾式エッチングのみで行うこともでき、ソース/ドレーン用導電体パターン178に対しては湿式エッチングで、中間層パターン168に対しては乾式エッチングで行うこともできる。前者の場合は、ソース/ドレーン用導電体パターン178と中間層パターン168のエッチング選択比の大きい条件下でエッチングを行うことが好ましい。これはエッチング選択比が大きくなければエッチング終了点を見つけることが難しく、チャンネル部C2に残る半導体パターン152の厚さを調節するのが容易ではないためである。例えば、SFとOの混合気体を使用してソース/ドレーン用導電体パターン178をエッチングすることが挙げられる。湿式エッチングと乾式エッチングを交互に行う後者の場合には湿式エッチングされるソース/ドレーン用導電体パターン178の側面はエッチングされるが、乾式エッチングされる中間層パターン168はほとんどエッチングされないため階段状になる。中間層パターン168及び半導体パターン152をエッチングする時に使用するエッチング気体の例としては、既に言及したCFとHClの混合気体やCFとOの混合気体があり、CF4とO2を用いれば均一な厚さに半導体パターン152を残すことができる。この時、図21bに示したように、半導体152の一部が除去されて厚さが薄くなることもあり、感光膜パターンの第2部分314もこの時にある程度の厚さがエッチングされる。この時のエッチングは、ゲート絶縁膜140がエッチングされない条件で行う必要があり、第2部分314がエッチングされてその下部のデータ線171及びドレーン電極175が露出されることがないように感光膜パターンが厚いのが好ましいのは勿論である。
このようにすれば、図18a、21a及び21bのように、データ線171とドレーン電極175が分離されながらデータ線171及びドレーン電極175とその下部の抵抗性接触部材163、165が完成する。この時、複数のデータ線171を連結するデータ線短絡帯174も同時に形成される。
最後に、データ配線部A2に残っている感光膜第1部分312を除去する。しかし、第1部分312の除去はチャンネル部C2ソース/ドレーン用導電体パターン178を除去した後その下の中間層パターン168を除去する前に行われることもできる。
前述したように、湿式エッチングと乾式エッチングを交互に行ったり乾式エッチングのみを用いることができる。後者の場合には一種類のエッチングのみを使用するため工程が比較的に簡便であるが、適当なエッチング条件を見つけることが難しい。反面、前者の場合にはエッチング条件を見つけることが比較的に簡単であるが、後者に比べて工程が面倒な点がある。
このようにしてデータ線171及びドレーン電極175を形成した後、残った感光膜パターン312を除去し、窒化ケイ素をCVD方法で蒸着したり誘電率が低い有機絶縁膜を積層して保護膜180を形成する。次に、その上部に感光膜410をスピンコーティング方法で塗布した後マスクを通して感光膜410に光を照射してから現像して、図22b及び図22cのように感光膜パターン412、414を形成する。この時、感光膜パターン412、414の中で、第2領域C3、つまりドレーン電極175及びデータ線171の端部179上部に位置した第2部分414の感光膜は、第1領域A3に位置した第1部分412より厚さが薄い。ここで、第1領域A3は、ゲート線121の端部125に対応する第3領域B3を除いた領域である。また、第3領域B3の感光膜は全て除去する。ここで、第2領域C3に残っている感光膜414は保護膜180と同じであるか、厚さを薄く残すのが好ましい。
この時、感光膜パターン412、414をエッチングマスクとしてその下部膜である保護膜180及びゲート絶縁膜140に対するエッチングを進行する時、第3領域B3ではゲート絶縁膜140と保護膜180が除去される必要があり、第2領域C3では少なくともゲート絶縁膜140が残される必要がある。
まず、図23a及び図23bのように、感光膜パターン412、414をマスクとして保護膜180またはゲート絶縁膜140をエッチングするが、この時、第3領域B3では保護膜180が完全に除去される必要がある。また、第2領域C3では感光膜の一部が残留することもできる。この時、第3領域B3に残されるゲート絶縁膜140の厚さは保護膜180より薄いのが好ましい。これは前述したように、ドレーン電極175及びデータ線171の端部179下部でアンダーカットが発生しないようにするためである。図示したように、第3領域B3ではゲート絶縁膜140の一部がエッチングできる。次に、アッシング工程により第2領域C3に残留する感光膜の第2部分414を完全に除去し、第2領域C3でドレーン電極175及びデータ線171の端部179上部に位置する保護膜180を露出する。
次に、図24a及び図24bのように、残された感光膜の第1部分412をエッチングマスクとして使用して露出された第2領域C3から保護膜180を除去し、ドレーン電極175及びデータ線171の端部179を露出する接触孔185、189を完成する。この時、エッチングは乾式エッチングを使用し、ゲート絶縁膜140と保護膜180に対して実質的に同一なエッチング比を有するエッチング条件で実施する。このようにすれば、第3領域B3において、ゲート線の端部125上部のゲート絶縁膜140は、第2領域C3の保護膜180より薄い厚さを有するため、第3領域B3ではゲート絶縁膜140が完全に除去されて、接触孔182を通じてゲート線の端部125を露出しても第2領域C3にゲート絶縁膜140を残すことができる。
次に、感光膜を除去した後、図25a及び図25bのように、接触孔182、185、189を通じて露出されたアルミニウム合金の上部膜202、702を除去する。これは、ドレーン電極175またはゲート線121及びデータ線171のそれぞれの端部125、179の下部膜201、701を露出する。
最後に、図13乃至図15に示したように、第1実施例のような方法で1500Å乃至500Å厚さのIZO層をスパッタリングで蒸着し、マスクを使用する写真エッチング工程でパターニングしてドレーン電極175と連結された画素電極191、ゲート線121の端部125と連結されたゲート接触補助部材192及びデータ線171の端部179と連結されたデータ接触補助部材199を形成する。IZOをパターニングするためのエッチング液はクロム(Cr)の金属膜をエッチングする時に用いるクロムエッチング液を使用するが、これはアルミニウムを腐蝕させないのでデータ線またはゲート線が腐食することを防止でき、エッチング液として(HNO3/(NH42Ce(NO36/H2O)などが挙げられる。
このような本発明の第2実施例では、第1実施例による効果だけでなくデータ線171とその下部の抵抗性接触部材163、165及び半導体152を一つのマスクを利用して形成し、この過程でデータ線171とドレーン電極175が分離され、製造工程を単純化することができる。
一方、本発明の第2実施例による薄膜トランジスタ表示板の製造方法では、半導体パターンとデータ線を一つの感光膜パターンでパターニングして製造費用を最少化したが、半導体パターンと保護膜を同一な感光膜パターンでパターニングして製造費用を最少化することもでき、これについて図面を参照して具体的に説明する。
まず、図26乃至図27を参照して本発明の第3実施例による4枚のマスクを利用して製造された薄膜トランジスタ表示板の単位画素構造について詳細に説明する。図26は本発明の実施例による薄膜トランジスタ表示板の配置図であり、図27は各々図26に示した薄膜トランジスタ表示板のXXVII-XXVII’線に沿った断面図である。
図26及び図27から分かるように、第3実施例による製造方法により製造された薄膜トランジスタ表示板には絶縁基板110上部に図3及び図4のように、二重膜201、202からなるゲート線121が形成されており、その上にはゲート線121を覆うゲート絶縁膜140が形成されている。また、複数の線形半導体152と島型半導体157が備えられている。この時、島型半導体157と抵抗性接触部材167は維持蓄電器用導電体177の下部に位置する。この時にも抵抗性接触部材163、165とチャンネル部を除いた線状半導体152はデータ線171及びドレーン電極175と同一な構造を有する。
ここで、半導体152は周辺部(図2参照)にもゲート線121及びデータ線171に沿って延びて周辺部全体にかけて形成されているが、互いに隣接するゲート線121及びデータ線171の上部及び下部に位置する部分は互いに物理的電気的に分離されている。
データ線171及びドレーン電極175を覆う保護膜180はゲート絶縁膜140及び半導体152と共にゲート線の端部125を露出する接触孔182とゲート線121の中でデータ線171が通過する部分を除いた他の部分は覆わない。データ線171を覆う保護膜180は半導体152とほとんど同一な模様を有する。つまり、データ線の端部171とドレーン電極175の上部を除いた保護膜180は半導体152のようにデータ線171及びドレーン電極175模様に沿って形成されている。しかし、保護膜180は維持蓄電器用導電体177を覆わない。
また、画素電極191は保護膜180から露出されたドレーン電極175と維持蓄電器用導電体177を覆っており、ゲート線121及びデータ線171で囲まれた領域のゲート絶縁膜140上に形成されている。
以下、本発明の実施例による液晶表示装置用基板の製造方法について図28a乃至図32及び図26乃至図27を参照して詳細に説明する。
図28a、29a、及び30aは本発明の第3実施例による液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板を製造する中間過程をその工程順によって示した薄膜トランジスタ表示板の配置図であり、図28bは図28aのXXVIIIB-XXVIIIB’線に沿った断面図であり、図29bは図29aのXXIXB-XXIXB’線に沿った断面図で、図28bの次の段階を示したものであり、図30bは図30aのXXXB-XXXB’線に沿った断面図で、図29bの次の段階を示すものであり、図31は図30aのXXXB-XXXB’線に沿った断面図で、図30bの次の段階を示すものであり、図32は図30aのXXXB-XXXB’線に沿った断面図で、図31の次の段階を示すものである。
まず、図28a及び28bに示したように、金属などの導電体層をスパッタリング方法などで1,000Å乃至3,000Åの厚さに蒸着し、第一マスクを使用して乾式または湿式エッチングして基板110上にゲート線121を形成する。
次に、図29a及び29bに示したように、ゲート絶縁膜140、半導体層150、中間層160を化学気相蒸着法を利用して各々1,500Å乃至5,000Å、500Å乃至1,500Å、300Å乃至600Åの厚さに連続蒸着し、次いで金属などの導電体層をスパッタリングなどで1,500Å乃至3,000Åの厚さに蒸着する。次に、第2マスクを用いて導電体層及びその下の中間層をパターニングしてデータ線171、ドレーン電極175及び維持蓄電器用導電体177とこれらの下部の抵抗性接触部材163、165、167を形成する。
図30a及び図30bに示したように、窒化ケイ素をCVD方法で蒸着したり、有機絶縁物質をスピンコーティングして3,000Å以上の厚さの保護膜180を形成した後、第3マスクを使用して保護膜180と半導体層150及びゲート絶縁膜140をパターニングして接触孔182、189を含むこれらのパターンを形成する。この時、周辺部(図2参照)ではゲート線端部125上の保護膜180、半導体層150及びゲート絶縁膜140を除去するが、画面表示部(図2参照)では保護膜180と半導体層150のみを除去し、必要な部分にだけ薄膜トランジスタのチャンネルが形成されるように半導体を残さなければならない。このために、部分毎に異なる厚さの感光膜パターン512、514を形成し、これをエッチングマスクとして下部の膜をエッチングするが、この時には画面表示部から半導体層を殆ど除去する必要があるため、第1及び第2実施例と異なってゲート線121及びデータ線171で囲まれた大部分の上部にも中間の厚さを有する第2部分514として感光膜を残す。また、互いに隣接するゲート線121及びデータ線171の上部及び下部に位置する半導体を互いに分離するために、周辺部でゲート線及びデータ線のそれぞれの端部125、179周囲の上部にも中間の厚さを有する第2部分514として感光膜を残す。
この時、画面表示部と周辺部を除いた残りの外郭部にも中間の厚さを感光膜パターンを形成して半導体層を除去しなければならないが、残りの部分に対応する領域に位置するマスクのスリットパターンは画面表示部と周辺部に対応する領域に位置するマスクのスリットパターンと異なる幅及び間隔で設計する。
次に、乾式エッチング方法で感光膜パターン512、514及びその下部の膜、つまり保護膜180、半導体層150及びゲート絶縁膜140に対するエッチングを進行する。この時、既に言及したことのように、感光膜パターンのうち第1領域A4に位置する第1部分512は完全に除去しないで残す必要があり、第3領域B4に位置する保護膜180、半導体層150及びゲート絶縁膜140は除去される必要があり、第2領域C4下部に位置する第2領域514から保護膜70と半導体層40のみを除去し、ゲート絶縁膜30は残す必要がある。
まず、図31に示したように、感光膜がない第3領域B4領域で保護膜180層と第2領域C4から厚さの薄い感光膜514を除去し、露出された半導体層150を除去する。この時に、感光膜パターンの第1部分512もある程度の厚さがエッチングされる。そして、乾式エッチング条件で感光膜の消耗量を調節して、画面表示部では保護膜180が露出されないようにする。ここで、ゲートの端部125上部には図31に示すようにゲート絶縁膜140を残すことも、完全に除去することもできる。ここで、乾式エッチング気体はSF+NまたはSF+HCl等を使用する。
次に、アッシング工程を実施して感光膜の第2部分514(図30b参照)を完全に除去する。この時、感光膜が不均一な厚さに残されて感光膜が残留することもあるので、アッシング工程を十分に実施して第2部分の感光膜を完全に除去する。ここで、アッシング工程で感光膜を除去する気体としてはN+OまたはAr+Oなどを用いるのが好ましい。
次に、図32に示すように、半導体層150と保護膜180に対するエッチング選択比が良い条件を選択して感光膜パターン512をマスクとして露出された保護膜1800及びゲート絶縁膜14を除去し、維持蓄電器が形成される部分及びゲート線及びデータ線で囲まれた部分から半導体層150を露出すると同時にドレーン電極175及びゲート線の端部125を露出する。
次に、非晶質シリコン層のみをエッチングする条件を選択して露出された半導体層150をエッチングして半導体152、157を完成する。この時、非晶質シリコン層をエッチングする気体としてはCl2+O2またはSF6+HCl+O2+Arなどを用いるのが好ましい。この時、周辺部(図2参照)でも複数のゲート線121及びデータ線171上部または下部の半導体152を分離するためにトレンチTも完成する。
最後に、残された第1部分514の感光膜パターンを除去した後アルミニウムの全面エッチングを実施して露出されたゲート線121、データ線171、ドレーン電極175及び維持蓄電器用導電体177から上部膜202、702を除去し、図26及び図27に示したように、400Å乃至500Å厚さのITOまたはIZO層を蒸着し、第4マスクを使用してエッチングして画素電極191、ゲート補助部材192及びデータ補助部材199を形成する。
本発明の実施例による接触部の構造は薄膜トランジスタアレイの上に色フィルターが形成されているCOA液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板の構造にも同様に適用できる。これについて図面を参照して具体的に説明する。
図33は本発明の第4実施例による液晶表示装置用薄膜トランジスタ基板の構造を示した配置図であり、図34は図33のXXXIV-XXXIV’線に沿った断面図である。構造に関しては図1及び図2とほぼ同様である。
しかし、保護膜180下部の画素領域にはドレーン電極175と維持蓄電器用導電体パターン177を露出する開口部C1、C2を有する赤、緑、青のカラーフィルター(R、G、B)が縦方向に形成されている。ここで、赤、緑、青のカラーフィルター(R、G、B)の境界は、データ線171上部で一致して示されているが、データ線171上部で互いに重なって画素領域の間から漏れる光を遮断する機能を有することができ、ゲート線及びデータ線のそれぞれの端部125、179が配置されている接触部には形成されていない。
赤、緑、青のカラーフィルター(R、G、B)上部の保護膜180はゲート絶縁膜140と共にゲート線の端部125、データ線の端部179、ドレーン電極175及び維持蓄電器用導電体177を露出する接触孔182、189、185、187を有する。この時、ドレーン電極175及び維持蓄電器用導電体177を露出する接触孔185、187はカラーフィルター(R、G、B)の開口部C1、C2の内側に位置し、接触孔185、187及び開口部C1、C2の側壁は階段状であることができる。このようなCOA構造の液晶表示装置用薄膜トランジスタ基板の構造においても第1乃至第3実施例のような同じ効果を得ることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されず、請求の範囲で定義している本発明の基本概念を利用した当業者の多様な変形及び改良形態も本発明の権利範囲に属するものである。
本発明の実施例により液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板を製造するための基板に領域を区分して示したものである。 本発明の実施例により一つの液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板に形成された素子及び配線を概略的に示した配置図である。 本発明の第1実施例による液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板である。 図3に示した薄膜トランジスタ表示板のIV-IV’線に沿った断面図である。 本発明の第1実施例による液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板を製造する中間過程をその工程順によって示した薄膜トランジスタ表示板の配置図である。 図5aのVB-VB’線に沿った断面図である。 本発明の第1実施例による液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板を製造する中間過程をその工程順によって示した薄膜トランジスタ表示板の配置図である。 図6aのVIB-VIB’線に沿った断面図で、図5bの次の段階を示す。 本発明の第1実施例による液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板を製造する中間過程をその工程順によって示した薄膜トランジスタ表示板の配置図である。 図7aのVIIB-VIIB’線に沿った断面図で、図6bの次の段階を示す。 図7aのVIIB-VIIB’線に沿った断面図で、図7bの次の段階を示す。 本発明の第1実施例による液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板を製造する中間過程をその工程順によって示した薄膜トランジスタ表示板の配置図である。 図9aのIXB-IXB’線に沿った断面図で、図8の次の段階を示す。 本発明の第1実施例による薄膜トランジスタ表示板の製造方法で、マスクのスリットパターンとドレーン電極との間の整列関係を示した配置図である。 図9aのIXB-IXB’線に沿った断面図で、図9bの次の段階を示す。 図9aのIXB-IXB’線に沿った断面図で、図11の次の段階を示す。 本発明の第2実施例による液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板の配置図である。 図13に示した薄膜トランジスタ表示板のXIV-XIV’線に沿った断面図である。 図13に示した薄膜トランジスタ表示板のXII-XII’線に沿った断面図である。 本発明の第2実施例に基づいて製造する最初の段階での薄膜トランジスタ表示板の配置図である。 図16aのXVIB-XVIB’線に沿った断面図である。 図16aのXVIC-XVIC’線に沿った断面図である。 図16aのXVIB-XVIB’線に沿った断面図で、図16bの次の段階を示す。 図16aのXVIC-XVIC’線に沿った断面図で、図図16c次の段階を示す。 図17a及び17b次の段階での薄膜トランジスタ表示板の配置図である。 図18aのXVIIIB-XVIIIB’線に沿った断面図である。 図18aのXVIIIC-XVIIIC’線に沿った断面図である。 図18aのXVIIIB-XVIIIB’線に沿った断面図で、図18bの次の段階を工程順によって示したものである。 図18aのXVIIIC-XVIIIC’線に沿った断面図で、図18c次の段階を工程順によって示したものである。 図18aのXVIIIB-XVIIIB’線に沿った断面図で、図18bの次の段階を工程順によって示したものである。 図18aのXVIIIC-XVIIIC’線に沿った断面図で、図18c次の段階を工程順によって示したものである。 図18aのXVIIIB-XVIIIB’線に沿った断面図で、図18bの次の段階を工程順によって示したものである。 図18aのXVIIIC-XVIIIC’線に沿った断面図で、図18c次の段階を工程順によって示したものである。 図21a及び図21bの次の段階での薄膜トランジスタ表示板の配置図である。 図22aのXXIIB-XXIIB’線に沿った断面図である。 図22aのXXIIC-XXIIC’線に沿った断面図である。 図22aのXXIIB-XXIIB’線に沿った断面図で、図22b次の段階を工程順によって示したものである。 図22aのXXIIC-XXIIC’線に沿った断面図で、22cの次の段階を工程順によって示したものである。 図22aのXXIIB-XXIIB’線に沿った断面図で、図22b次の段階を工程順によって示したものである。 図22aのXXIIC-XXIIC’線に沿った断面図で、22cの次の段階を工程順によって示したものである。 図22aのXXIIB-XXIIB’線に沿った断面図で、図22b次の段階を工程順によって示したものである。 図22aのXXIIC-XXIIC’線に沿った断面図で、22cの次の段階を工程順によって示したものである。 本発明の第3実施例による液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板である。 図26に示した薄膜トランジスタ表示板のXXVII-XXVII’線に沿った断面図である。 本発明の第3実施例による液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板を製造する中間過程をその工程順によって示した薄膜トランジスタ表示板の配置図である。 図28aのXXVIIIB-XXVIIIB’線に沿った断面図である。 本発明の第3実施例による液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板を製造する中間過程をその工程順によって示した薄膜トランジスタ表示板の配置図である。 図29aのXXIXB-XXIXB’線に沿った断面図で、図28bの次の段階を示しす。 本発明の第3実施例による液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板を製造する中間過程をその工程順によって示した薄膜トランジスタ表示板の配置図である。 図30aのXXXB-XXXB’線に沿った断面図で、図29bの次の段階を示す。 図30aのXXXB-XXXB’線に沿った断面図で、図30bの次の段階を示す。 図30aのXXXB-XXXB’線に沿った断面図で、図31の次の段階を示す。 本発明の第4実施例による液晶表示装置用薄膜トランジスタ基板の構造を示した配置図である。 図33のXXXIV-XXXIV’線に沿った断面図である。
符号の説明
110 絶縁基板
121 ゲート線
123 ゲート電極
124 ゲート線短絡帯
140 ゲート絶縁膜
150 半導体層
171 データ線
173 ソース電極
174 データ線短絡帯
175 ドレーン電極
180 保護膜
191 画素電極
201、202、701、702 導電膜
212、214、312、314、412、414、512、514 感光膜パターン
300 マスク
310 スリットパターン






Claims (23)

  1. 絶縁基板の上に形成されているゲート線と、前記ゲート線を覆うゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上部に形成されている半導体層と、前記ゲート絶縁膜上部に形成されて一部は前記半導体層と接するデータ線と、前記データ線を覆っており前記データ線または前記ゲート線端部の境界線一部を露出する第1接触孔を有する保護膜と、少なくとも前記第1接触孔を通じて前記ゲート線またはデータ線端部の境界を覆っており、前記保護膜上部に形成されている接触補助部材とを含む薄膜トランジスタ表示板。
  2. 前記ゲート線または前記データ線は、クロムまたはモリブデンまたはモリブデン合金の下部膜と、アルミニウムまたはアルミニウム合金の上部膜からなる請求項1に記載の薄膜トランジスタ表示板。
  3. 前記接触補助部材は前記下部膜と接触している請求項2に記載の薄膜トランジスタ表示板。
  4. 前記接触補助部材はIZOまたはITOからなる請求項1に記載の薄膜トランジスタ表示板。
  5. 前記データ線と分離されて前記ゲート絶縁膜上部に形成されており、一部は前記半導体層と接するドレーン電極と、前記保護膜上部に形成されて前記ドレーン電極を露出する第2接触孔を通じて前記ドレーン電極と連結されている画素電極をさらに含む請求項1に記載の薄膜トランジスタ表示板。
  6. 光の透過率を調節するために複数のスリットパターンを有するマスクにおいて、
    前記スリットパターンは直線状であり、前記スリットパターンの幅及び間隔は0.8〜2.0μm範囲にあるマスク。
  7. 前記スリットパターンは凹んだ凹凸構造を有する請求項6に記載のマスク。
  8. 前記マスクは複数の配線が交差する画面表示部と前記配線の端部が位置する周辺部を有する薄膜トランジスタ表示板を製造するために用いられ、前記画面表示部に対応する第1領域に位置する前記スリットパターンと前記周辺部に対応する第2領域に位置するスリットパターンは互いに異なる幅及び間隔を有する請求項6に記載のマスク。
  9. 前記マスクは画像が表示される画面表示部と前記画面表示部周囲に位置する周辺部を有する薄膜トランジスタ表示板を製造するために用いられ、前記画面表示部及び前記周辺部に対応する第1領域に位置する前記スリットパターンと前記画面表示部及び前記周辺部を除いた残りの部分に対応する第2領域に位置するスリットパターンは互いに異なる幅及び間隔を有する請求項6に記載のマスク。
  10. 絶縁基板の上にゲート電極を含むゲート線を形成する段階と、ゲート絶縁膜を形成する段階と、半導体を形成する段階と、前記ゲート線と交差してソース電極を含むデータ線及び前記ゲート電極に対して前記ソース電極の対向側に位置するドレーン電極を形成する段階と、前記ドレーン電極及び前記ドレーン電極の境界線に隣接した前記ゲート絶縁膜を露出する接触孔を有する保護膜を形成する段階と、前記保護膜上部に前記接触孔を通じて前記ドレーン電極と連結される画素電極を形成する段階とを含み、前記半導体または前記保護膜は直線状であり、0.8〜2.0μm範囲の幅及び間隔を有する複数のスリットパターンが形成されているマスクを利用した写真エッチング工程でパターニングする薄膜トランジスタ表示板の製造方法。
  11. 前記マスクは光が透過しない第1領域、前記スリットパターンなどが位置して光の一部のみ透過する第2領域、光が完全に透過できる第3領域を含む請求項10に記載の薄膜トランジスタ表示板の製造方法。
  12. 前記写真エッチング工程で前記半導体または前記保護膜をパターニングするために前記マスクを利用して、ポジ型の感光膜を露光及び現像した感光膜パターンであり、前記感光膜パターンは少なくとも前記データ線及び前記ドレーン電極の一部に対応する第1部分と、少なくとも前記ドレーン電極の残りの一部に対応して前記第1部分より厚さの薄い第2部分と、前記ゲート線の端部に対応して第2部分より厚さの薄い第3部分とを含む請求項11に記載の薄膜トランジスタ表示板の製造方法。
  13. 前記感光膜パターンは前記データ線の端部に対応して前記第1部分より厚さの薄い第4部分をさらに含む請求項12に記載の薄膜トランジスタ表示板の製造方法。
  14. 前記感光膜パターンをエッチングマスクとして前記保護膜または前記ゲート絶縁膜をエッチングして、前記第2及び第4部分の下の前記保護膜と前記第3部分の下の前記ゲート絶縁膜を露出する段階と、前記第1部分をエッチングマスクとして露出された前記保護膜と前記ゲート絶縁膜を除去して前記接触孔を形成しながら前記データ線の端部及び前記ゲート線の端部を露出する段階をさらに含む請求項13に記載の液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板の製造方法。
  15. 前記絶縁基板は前記ゲート線と前記データ線が交差する画面表示部と前記ゲート線の端部と前記データ線の端部が配置されている周辺部を含み、前記マスクには前記第2部分に対応する領域に配置されているスリットパターンと前記第4部分に対応する領域に配置されているスリットパターンが互いに異なる間隔及び幅で形成されている請求項14に記載の薄膜トランジスタ表示板の製造方法。
  16. 前記半導体及び前記保護膜の形成段階は、前記ゲート絶縁膜上部に半導体層を積層する段階と、前記半導体層上部に前記データ線及び前記ドレーン電極を形成する段階と、前記データ線及び前記ドレーン電極を覆う絶縁膜を積層する段階と、前記絶縁膜上部に前記感光膜パターンを形成する段階と、前記感光膜パターンをエッチングマスクとして前記半導体層と前記絶縁膜をエッチングして前記第3部分の下の前記ゲート絶縁膜と前記第2及び第4部分の下の前記絶縁膜を露出する段階と、前記第1部分をエッチングマスクとして前記絶縁膜をエッチングして前記ゲート線の端部を露出し、前記ドレーン電極及び前記データ線の端部を露出する前記保護膜を完成する段階と、露出された前記半導体層を除去して前記半導体を完成する段階とを含む請求項13に記載の薄膜トランジスタ表示板の製造方法。
  17. 前記半導体を完成する段階で、互いに隣接する前記データ線及び前記ゲート線の上部または下部に位置する前記半導体が互いに分離される請求項16に記載の薄膜トランジスタ表示板の製造方法。
  18. 前記絶縁基板は前記ゲート線と前記データ線が交差する画面表示部と前記ゲート線の端部と前記データ線の端部が配置されている周辺部を含み、前記マスクには前記画面表示部と前記周辺部に対応する領域に配置されているスリットパターンと前記画面表示部と前記周辺部を除いた残りの部分に対応する領域にスリットパターンが互いに異なる間隔及び幅で形成されている請求項16に記載の薄膜トランジスタ表示板の製造方法。
  19. 前記ゲート線または前記データ線はクロムまたはモリブデンまたはモリブデン合金の下部導電膜とアルミニウムまたはアルミニウム合金の上部導電膜で形成する請求項10に記載の薄膜トランジスタ表示板の製造方法。
  20. 前記画素電極形成段階前に前記上部導電膜を除去する段階をさらに含む請求項19に記載の薄膜トランジスタ表示板の製造方法。
  21. 前記写真エッチング工程で前記スリットパターンのうち少なくとも一つは前記ドレーン電極の境界線と重なるように整列される請求項10に記載の薄膜トランジスタ表示板の製造方法。
  22. 前記写真エッチング工程で前記スリットパターンのうち二つ以上は、前記ドレーン電極の境界線の外に位置するように整列される請求項10に記載の薄膜トランジスタ表示板の製造方法。
  23. 前記写真エッチング工程で前記ドレーン電極の境界線と重なる前記スリットパターンのうち少なくとも一つは凹んだ凹凸構造を有する請求項10に記載の薄膜トランジスタ表示板の製造方法。
JP2004025873A 2003-02-03 2004-02-02 薄膜トランジスタ表示板及びその製造方法とそのためのマスク Pending JP2004241774A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020030006588A KR100910566B1 (ko) 2003-02-03 2003-02-03 박막 트랜지스터 표시판의 제조 방법 및 이를 위한 마스크
KR1020030007411A KR100910563B1 (ko) 2003-02-06 2003-02-06 박막 트랜지스터 표시판

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004241774A true JP2004241774A (ja) 2004-08-26

Family

ID=32965016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004025873A Pending JP2004241774A (ja) 2003-02-03 2004-02-02 薄膜トランジスタ表示板及びその製造方法とそのためのマスク

Country Status (4)

Country Link
US (2) US20040224241A1 (ja)
JP (1) JP2004241774A (ja)
CN (1) CN1519955B (ja)
TW (1) TW200424724A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007053380A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Samsung Electronics Co Ltd 有機薄膜トランジスタ表示板及びその製造方法
JP2007164197A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Lg Philips Lcd Co Ltd 液晶表示装置及びその製造方法
JP2007201399A (ja) * 2005-06-28 2007-08-09 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
JP2007329298A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Mitsubishi Electric Corp Tftアレイ基板、その製造方法、及び表示装置
JP2012119659A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Samsung Electronics Co Ltd 薄膜トランジスタ表示板の製造方法
JP2018159948A (ja) * 2005-12-26 2018-10-11 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP2022002344A (ja) * 2004-09-15 2022-01-06 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置、電子機器

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050199585A1 (en) * 2004-03-12 2005-09-15 Applied Materials, Inc. Method of depositing an amorphous carbon film for metal etch hardmask application
KR101026982B1 (ko) * 2004-06-03 2011-04-11 엘지디스플레이 주식회사 액정표시장치용 어레이 기판과 제조방법
CN100343749C (zh) * 2005-01-27 2007-10-17 广辉电子股份有限公司 薄膜晶体管液晶显示器的阵列基底及其制造方法
US7737442B2 (en) * 2005-06-28 2010-06-15 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
KR20070009329A (ko) * 2005-07-15 2007-01-18 삼성전자주식회사 컨택홀 형성 방법 및 이를 이용한 박막 트랜지스터 기판의제조 방법
DE102006032262A1 (de) 2005-07-15 2007-05-03 Samsung Electronics Co., Ltd., Suwon Temperatursensor für eine Anzeigevorrichtung, Dünnschichttransistorarray-Panel, das den Temperatursensor einschliesst, Flüssigkristallanzeige, Treiberschaltung für eine Flüssigkristallanzeige und Flackersteuersystem für eine Flüssigkristallanzeige
KR20080019398A (ko) * 2006-08-28 2008-03-04 삼성전자주식회사 박막 트랜지스터 표시판 및 그 제조 방법
KR20080068240A (ko) * 2007-01-18 2008-07-23 삼성전자주식회사 박막 트랜지스터 기판의 제조 방법
TWI372276B (en) * 2007-06-20 2012-09-11 Au Optronics Corp Liquid crystal display and method for making the same
CN101551536B (zh) * 2007-07-05 2010-07-07 友达光电股份有限公司 液晶显示器及其制作方法
WO2009107686A1 (en) 2008-02-27 2009-09-03 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Liquid crystal display device and manufacturing method thereof, and electronic device
TWI328788B (en) * 2008-03-11 2010-08-11 Au Optronics Corp Gate driver-on-array and method of making the same
JP4811520B2 (ja) * 2009-02-20 2011-11-09 住友金属鉱山株式会社 半導体装置用基板の製造方法、半導体装置の製造方法、半導体装置用基板及び半導体装置
CN102034749B (zh) * 2009-09-25 2013-09-04 北京京东方光电科技有限公司 阵列基板及其制造方法
CN202661759U (zh) * 2012-05-17 2013-01-09 北京京东方光电科技有限公司 一种像素结构、双栅像素结构及显示装置
KR20140010492A (ko) * 2012-07-12 2014-01-27 리쿠아비스타 비.브이. 전기 습윤 표시 장치 및 그 제조 방법
KR101656307B1 (ko) 2013-03-25 2016-09-12 삼성디스플레이 주식회사 표시장치 및 그 제조방법
CN103728827B (zh) * 2013-12-26 2016-07-06 深圳市华星光电技术有限公司 光掩膜、薄膜晶体管元件及制作薄膜晶体管元件的方法
KR102654924B1 (ko) * 2016-06-16 2024-04-05 삼성디스플레이 주식회사 표시장치
CN206479745U (zh) * 2017-01-03 2017-09-08 京东方科技集团股份有限公司 一种阵列基板及显示装置
CN107367862A (zh) * 2017-08-28 2017-11-21 武汉华星光电技术有限公司 一种具有超窄下边框的液晶显示面板及其制造方法
CN108305881B (zh) * 2018-03-23 2020-08-11 京东方科技集团股份有限公司 阵列基板及其制造方法、显示面板、显示装置
US12108633B2 (en) * 2019-01-18 2024-10-01 Samsung Display Co., Ltd. Display panel
CN113206144B (zh) * 2021-04-25 2023-04-07 北海惠科光电技术有限公司 薄膜晶体管的制备方法、薄膜晶体管及显示面板

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002089177A2 (en) * 2001-04-26 2002-11-07 Samsung Electronics Co., Ltd. A contact structure of a wiring line and method manufacturing the same, and thin film transistor array substrate including the contact structure and method manufacturing the same

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5116461A (en) * 1991-04-22 1992-05-26 Motorola, Inc. Method for fabricating an angled diffraction grating
KR100190023B1 (ko) * 1996-02-29 1999-06-01 윤종용 박막트랜지스터-액정표시장치 및 그 제조방법
US5976741A (en) * 1997-10-21 1999-11-02 Vsli Technology, Inc. Methods for determining illumination exposure dosage
JP2000267257A (ja) 1999-03-12 2000-09-29 Canon Inc マスク及びそれを用いた露光方法
KR100309925B1 (ko) 1999-07-08 2001-11-01 윤종용 액정 표시 장치용 박막 트랜지스터 기판과 그 제조 방법 및 이에 사용되는 광마스크
KR100342860B1 (ko) * 1999-09-08 2002-07-02 구본준, 론 위라하디락사 액정 표시장치 제조방법 및 그 제조방법에 따른 액정표시장치
KR100635943B1 (ko) 1999-11-04 2006-10-18 삼성전자주식회사 박막 트랜지스터 기판 및 그의 제조 방법
KR100783702B1 (ko) 2001-04-16 2007-12-07 삼성전자주식회사 박막 트랜지스터 기판 및 그 제조 방법
KR100740937B1 (ko) 2001-05-23 2007-07-19 삼성전자주식회사 박막 트랜지스터 기판 및 그 제조 방법

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002089177A2 (en) * 2001-04-26 2002-11-07 Samsung Electronics Co., Ltd. A contact structure of a wiring line and method manufacturing the same, and thin film transistor array substrate including the contact structure and method manufacturing the same

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022002344A (ja) * 2004-09-15 2022-01-06 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置、電子機器
JP7068538B2 (ja) 2004-09-15 2022-05-16 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置、電子機器
US11482624B2 (en) 2004-09-15 2022-10-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
JP2007201399A (ja) * 2005-06-28 2007-08-09 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
JP2007053380A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Samsung Electronics Co Ltd 有機薄膜トランジスタ表示板及びその製造方法
JP2007164197A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Lg Philips Lcd Co Ltd 液晶表示装置及びその製造方法
JP2018159948A (ja) * 2005-12-26 2018-10-11 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP2021103306A (ja) * 2005-12-26 2021-07-15 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP2023024460A (ja) * 2005-12-26 2023-02-16 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP7478797B2 (ja) 2005-12-26 2024-05-07 株式会社半導体エネルギー研究所 液晶表示装置
JP2007329298A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Mitsubishi Electric Corp Tftアレイ基板、その製造方法、及び表示装置
JP2012119659A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Samsung Electronics Co Ltd 薄膜トランジスタ表示板の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN1519955B (zh) 2010-06-09
CN1519955A (zh) 2004-08-11
TW200424724A (en) 2004-11-16
US20040224241A1 (en) 2004-11-11
US7709304B2 (en) 2010-05-04
US20070259289A1 (en) 2007-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004241774A (ja) 薄膜トランジスタ表示板及びその製造方法とそのためのマスク
JP4373789B2 (ja) 配線構造とこれを利用する薄膜トランジスタ基板及びその製造方法
JP4343510B2 (ja) 液晶表示装置、液晶表示装置用薄膜トランジスタ基板及びその製造方法
US6493048B1 (en) Thin film transistor array panel for a liquid crystal display and a method for manufacturing the same
US7659130B2 (en) Thin film transistor array panel for display and manufacturing method thereof
US7858452B2 (en) Manufacturing method of array substrate for liquid crystal display device with color filter layer on thin film transistor
US8563980B2 (en) Array substrate and manufacturing method
JP4801828B2 (ja) 液晶表示装置用薄膜トランジスタ基板の製造方法
JP5138633B2 (ja) 配線の接触構造の製造方法
JP4308023B2 (ja) 表示装置用薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法
US8269937B2 (en) Substrate for liquid crystal display device including peripheral lines having openings and fabricating method thereof
JP2004226975A (ja) 薄膜トランジスタ表示板及びその製造方法
US20060258059A1 (en) Contact portion and manufacturing method thereof, thin film transistor array panel and manufacturing method thereof
JP2004280110A (ja) 表示装置用表示板及びその製造方法とその表示板を含む液晶表示装置
JP2004310099A (ja) 液晶表示装置、薄膜トランジスタ表示板及びその製造方法
JP2004311931A (ja) 薄膜トランジスタアレイ基板及びその製造方法
US7439088B2 (en) Liquid crystal display device and fabricating method thereof
US8329486B2 (en) Thin film transistor array panel and method for manufacturing the same
JP2006178445A (ja) 薄膜トランジスタ表示板及びその製造方法
JP4638227B2 (ja) 薄膜トランジスタアレイ基板
US7547588B2 (en) Thin film transistor array panel
KR100531486B1 (ko) 박막트랜지스터 어레이 기판의 제조방법용 마스크
KR100910566B1 (ko) 박막 트랜지스터 표시판의 제조 방법 및 이를 위한 마스크
KR100910563B1 (ko) 박막 트랜지스터 표시판
KR100915237B1 (ko) 박막 트랜지스터 표시판의 제조 방법 및 이를 위한 마스크

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100831

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110405

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110601

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111115

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120410