JP2004238392A - 安定化された蛋白質性製剤 - Google Patents

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Abstract

【課 題】 本発明は、品質が均質で、長期保存しても安定で、病原性または悪影響を及ぼすウィルス、蛋白質やペプチド類を含まない安全な蛋白質性製剤を提供することを目的とする。
【解決手段】 (a)組換え型細胞増殖因子と、(b)組換え型アルブミン、組換え型コラーゲンおよび組換え型コラーゲンの処理物からなる群から選ばれる1種以上とを含有する蛋白質性製剤。
【選択図】 なし

Description

本発明は、安全で安定な蛋白質性製剤およびこの蛋白質性製剤の利用に関する。
医薬品として使用される蛋白質性物質には、ヒト由来もしくはヒト以外の動物由来である天然の物質、または大腸菌、酵母等の微生物もしくは哺乳動物細胞等に発現ベクターをトランスフェクションして生産される組換え型の物質がある。通常、当該蛋白質性物質は、安定化剤、酸化防止剤、保存剤、賦形剤、緩衝剤、等張化剤、pH調整剤または吸着防止剤等が添加され、これをガラス製またはプラスチック製の容器類に分注して市場に提供される。
血清アルブミンが添加されている場合、抗原抗体反応を避ける為に牛などヒト以外の動物由来のものは使用できず、ヒト由来の血清アルブミン(HSA)が必要となる。しかし、HSAはヒト血液から精製するため価格が高く、入手も困難である。そして、近年、世界的に広がりつつある後天性免疫不全症候群(AIDS)患者由来のHSAの問題、感染患者由来のHSAからの肝炎ウィルス等の感染の問題が起こっている。特に日本では、血液製剤のほとんどを輸入に頼っている為に、これらの問題は深刻である。又、HSAにはプロテアーゼ等が含有されており、蛋白質性製剤の安定化剤として使用した場合にその影響も考えられる。
ヒト由来の血清アルブミンは、以下に示す様に、製剤の安定化剤等として使用されている。例えば、免疫グロブリン製剤(特許文献1)、改変型t−PA製剤(特許文献2)、トロンボポエチン製剤(特許文献3)などである。
さらに、ヒト由来の血清アルブミンを使用する際、この物質がウィルス感染などの危険にさらされているヒトから誘導されている場合には、この物質の添加により、添加した製剤の安全性が懸念されるという考え等から、水痘帯状疱疹、麻疹、おたふくかぜ及び風疹等のウィルスに対する生ウィルスワクチン製剤には、組換え型ヒト血清アルブミンが安定化剤として使用されている(特許文献4)。
その他、コラーゲン並びにゼラチン等も蛋白質性製剤の安定化剤として広く使用されているが、使用されているのは動物由来のものである。又、安定化剤として、動物由来の蛋白質性物質を使用しない方法(特許文献5)も開発されている。
特開昭62−20965号公報 特開平5−78259号公報 特公表10−510841号公報 特表2001−518447号公報 特許第3068033号明細書
上記に示すように、従来の蛋白質性製剤においては、人に危険な天然の動物由来の成分が安定化剤として使用されている。安全な安定化剤は非常に多くの蛋白質性製剤に求められており、さらに長期の保存にも有用な安定化剤が求められている。即ち、当該製剤が投与される患者に対して病原性または悪影響を及ぼすウィルス、蛋白質やペプチド類を含まない安全で安定な蛋白質性製剤が求められている。
上記課題を解決するために、本発明者等は、蛋白質性製剤の製造に際し、目的物質の組換え型蛋白質性物質に、異なる組換え型ヒト蛋白質を安定化剤として添加し、安全で良品質の安定化された製剤の研究を行った。その結果、目的物質の組換え型細胞増殖因子に、組換え型ヒト血清アルブミン、組換え型コラーゲンもしくは組換え型コラーゲンの処理物またはこれら2種以上の混合物を安定化剤として添加することにより、安全性と蛋白質性物質の安定性を改良した蛋白質性製剤が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1) (a)組換え型細胞増殖因子と、(b)組換え型アルブミン、組換え型コラーゲンおよび組換え型コラーゲンの処理物からなる群から選ばれる1種以上とを含有する安定化された蛋白質性製剤、
(2) 組換え型アルブミンが、組換え型血清アルブミンである前記(1)に記載の蛋白質性製剤、
(3) 組換え型アルブミンが、組換え型ヒト血清アルブミンである前記(1)記載の蛋白質性製剤、
(4) (b)成分の濃度が、1〜300mg/mLであることを特徴とする前記(1)に記載の蛋白質性製剤、
(5) (a)成分が組換え型エリスロポエチンであり、(b)成分が組換え型ヒト血清アルブミンである前記(1)に記載の蛋白質性製剤、
(6) 組換え型エリスロポエチンの濃度が500〜50000IU/mLであることを特徴とする前記(5)に記載の蛋白質性製剤、
(7) (a)成分が組換え型顆粒球コロニー刺激因子であり、(b)成分が組換え型ヒト血清アルブミンである前記(1)に記載の蛋白質性製剤、
(8) 組換え型顆粒球コロニー刺激因子の濃度が25〜500μg/mLであることを特徴とする前記(7)に記載の蛋白質性製剤、
(9) 液状または粉末状である前記(1)に記載の蛋白質性製剤、
(10) ガラス性、プラスチック性または金属性の容器に収容されている前記(1)〜(9)に記載の蛋白質性製剤、
(11) (a)組換え型細胞増殖因子と、(b)組換え型アルブミン、組換え型コラーゲンおよび組換え型コラーゲンの処理物からなる群から選ばれる1種以上とを均一に混合することを特徴とする前記(1)に記載の蛋白質性製剤の製造方法、
(12) 前記(1)〜(10)に記載の蛋白質性製剤の医薬としての使用、
(13) 前記(1)〜(10)に記載の蛋白質性製剤を用いることを特徴とする細胞増殖不全に伴う疾病の予防または治療方法、
に関する。
本発明の蛋白質性製剤は、含有されている細胞増殖因子もその安定化剤も組換え体を用いているので、病原性または悪影響を及ぼすウィルス、蛋白質やペプチド類を含まない安全な蛋白質性製剤である。そして、本発明の蛋白質性製剤は、天然の動物由来の成分を使用している従来の蛋白質性製剤よりも、品質が均一であるという利点も有する。さらに、本発明の蛋白質性製剤は、長期保存安定性も向上している。
本発明の蛋白質性製剤に含有されている組換え型細胞増殖因子における細胞増殖因子としては、直接的または間接的に細胞増殖を促進する能力を有する因子であれば特に限定されないが、例えば、インスリン、グルカゴン、卵胞刺激ホルモン、成長ホルモン、副甲状腺ホルモンもしくはステロイドホルモンなどのホルモン;B細胞増殖因子(BCGF);軟骨由来増殖因子(CDGF);細胞分裂因子(CDF);顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)、マクロファージコロニー刺激因子(M−CSF)もしくは顆粒球−マクロファージコロニー刺激因子(GM−CSF)などのコロニー刺激因子(CSF);内皮細胞増殖因子(ECGF);上皮細胞増殖因子(EGF);エリスロポエチン(EPO)(α−,β−,ω−型、糖鎖変異型、修飾型EPO);繊維芽細胞増殖因子(FGF);マクロファージ由来増殖因子(MDGF);神経成長因子(NGF);血小板由来増殖因子(PDGF);ソマトメジンA;トランスフェリン;幹細胞成長因子(SCF);腫瘍増殖因子(TGF);肝細胞増殖因子(HGF);トランスフォーミング成長因子(TGF)−α,β;またはトロンボポエチン(TPO)などが挙げられる。
なかでも、細胞増殖因子として、顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)、マクロファージコロニー刺激因子(M−CSF)もしくは顆粒球−マクロファージコロニー刺激因子(GM−CSF)などのコロニー刺激因子(CSF);エリスロポエチン(EPO)(α−,β−,ω−型、糖鎖変異型、修飾型EPO);幹細胞成長因子(SCF);またはトロンボポエチン(TPO)などの血液系細胞に作用する増殖因子を用いることが好ましく、エリスロポエチン(EPO)(α−,β−,ω−型、糖鎖変異型、修飾型EPO)を用いることがより好ましい。
本発明においては、上述のような細胞増殖因子の組換え体を用いることを特徴とする。組換え型細胞増殖因子は、例えば、大腸菌、酵母等の微生物、カイコまたは哺乳動物細胞等に発現ベクターをトランスフェクションして生産される。遺伝子組換え技術は既に充分確立されているから、Molecular Cloning(Sambrook et al.,1989)などの公知文献に記載の方法に従って、組換え型細胞増殖因子を容易に作製することができる。より具体的には、例えばエリスロポエチンをコードする組換えDNAが特公平2−17156号公報または特公平6−55144号公報などの公知文献に記載されている。
本発明の蛋白質性製剤は、組換え型アルブミン、組換え型コラーゲンおよび組換え型コラーゲンの処理物からなる群から選ばれる1種以上を含有する。これらは組換え型細胞増殖因子の安定化剤として作用することから、本明細書においてこれらを「安定化剤」と総称することもある。
本発明で用いられる組換え型アルブミンまたは組換え型コラーゲンは、遺伝子組換え技術を用いて調製されたものであって、医薬品として利用可能な程度に十分に精製されたものであれば特に限定されるものではなく、公知のものを利用することができる。
本発明で用いる組換え型アルブミンは、その由来は限定されず、例えば、卵アルブミン、血清アルブミン、乳アルブミンもしくは筋アルブミン(ミオゲン)などの動物性アルブミン由来のもの、または例えば、ロイコシン、レグメリンもしくはリシンなどの植物性アルブミン由来のものなどが挙げられる。中でも、本発明においては投与対象と同一動物の血清アルブミン由来の組換え型アルブミンを用いることが好ましく、ヒト血清アルブミン由来の組換え型アルブミンを用いることがより好ましい。
組換え型アルブミンは、遺伝子操作を経て調製された組換え型アルブミン産生宿主により産生されるアルブミンであれば特に限定されないが、好ましくは産生宿主に由来する夾雑成分(例えば、蛋白質、DNA等)を実質的に含まない、より好ましくは公知の手段で組換え型アルブミン産生宿主を培養した後、その培養濾液または菌体、細胞からそれぞれ公知の分離手段および精製手段により採取および精製されたものが用いられる。また、トランスジェニック動物、トランスジェニック植物を利用することもできる(例、特表平9−509565号公報、同10−504289号公報)。
組換え型アルブミンの生産方法として、具体的には以下の方法が挙げられる。本発明において用いられる組換え型アルブミンを得るための宿主は、遺伝子操作を経て調製されたものであれば特に限定されず、既に公知文献記載のものの他、今後開発されるものであっても適宜利用することができる。具体的には、遺伝子操作を経て組換え型アルブミン産生性とされた菌(例えば、大腸菌、酵母、枯草菌等)、動物細胞等が例示される。特に、宿主として酵母、好ましくはサッカロマイセス属[例えば、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)]、もしくはピキア属[例えば、ピキア・パストリス(Pichiapastoris)]を用いる。また、栄養要求性株や抗生物質感受性株を用いてもよい。さらに好適にはサッカロマイセス・セレビシエAH22株(a,his 4,leu 2,can 1)、ピキア・パストリスGTS115株(his 4)が用いられる。
これらの組換え型アルブミン産生宿主の調製方法、該宿主を培養することによる組換え型アルブミンの生産方法および培養物からの組換え型アルブミンの分離採取方法は、公知ならびにそれに準じた手法を採用することによって実施することができる。例えば、組換え型アルブミン産生宿主の調製方法としては、例えば通常のHSA遺伝子を用いる方法(例、特開昭58−56684号公報、同58−90515号公報、同58−150517号公報)、新規なHSA遺伝子を用いる方法(例、特開昭62−29985号公報、特開平1−98486号公報)、合成シグナル配列を用いる方法(例、特開平1−240191号公報)、血清アルブミンシグナル配列を用いる方法(例、特開平2−167095号公報)、組み換えプラスミドを染色体上に組み込む方法(例、特開平3−72889号公報)、宿主同士を融合させる方法(例、特開平3−53877号公報)、メタノール含有培地で変異を起こさせる方法、変異型AOX2プロモーターを用いる方法(例、特開平6−90768号公報、同4−299984号公報)、枯草菌によるHSAの発現(例、特開昭62−25133号公報)、酵母による組換え型アルブミンの発現(例、特開昭60−41487号公報、同63−39576号公報、同63−74493号公報)、ピキア酵母による組換え型アルブミンの発現(例、特開平2−104290号公報)などが例示される。
このうち、メタノール含有培地で変異を起こさせる方法は具体的には以下のように行う。すなわち、まず適当な宿主、好ましくはピキア酵母、具体的にはGTS115株(NRRL寄託番号Y−15851)のAOX1遺伝子領域に常法によりAOX1プロモーター支配下にHSAが発現する転写ユニットを有するプラスミドを導入して形質転換体を得る(特開平2−104290号公報参照)。この形質転換体はメタノール培地中での増殖能は弱い。そこで、この形質転換体をメタノール含有培地中で培養して変異を起こさせ、生育可能な菌株のみを回収する。この際、メタノール濃度としては0.0001〜5%程度が例示される。培地は人工培地、天然培地のいずれでもよい。培養条件としては15〜40℃程度、1〜1000時間程度が例示される。
また、組換え型アルブミン産生宿主の培養方法としては、上記の各公報に記載された方法の他に、フェッドバッチ培養(半回分培養)により、高濃度のグルコースあるいはメタノール等を適度に少量ずつ供給し、産生菌体に対する高濃度基質阻害を避けて高濃度の菌体と産生物を得る方法(例、特開平3−83595号公報)、培地中に脂肪酸を添加して組換え型アルブミンの産生を増強する方法(例、特開平4−293495号公報)等が例示される。
培養処理により産生された組換え型アルブミンを、宿主細胞に由来する成分及び培養成分等からこれらの混入を防いで、好ましくはこれらが実質的に混入することなく単離・精製する方法については各種の方法が提案されている。例えば、従来行われている方法として組換え型アルブミンを含有する酵母培養液を、圧搾→限外濾過膜処理→加熱処理→限外濾過膜処理に供した後、陽イオン交換体処理、疎水性クロマト処理、陰イオン交換体処理等の工程に供する方法(例、特開平5−317079号公報;バイオテクノロジー・オブ・ブラッド・プロテインズ、227巻、293〜298頁、1993年発行)などが挙げられる。また、上記の従来方法の後で、さらにキレート樹脂処理またはホウ酸・塩処理の工程に供する方法も報告されている(例、特開平6−56883号公報、同6−245789号公報)。また、当該酵母培養液を加熱処理後に、吸着流動床技術を用いたストリームライン法(例、特開平8−116985号公報)等を用いることもできる。このようにして調製・精製された組換え型アルブミンは公知の手法、例えば、滅菌加熱、限外濾過膜処理、安定化剤の添加、除菌濾過、分注、凍結乾燥等の処理を施すことができる。
本発明で用いる組換え型コラーゲンも、例えば、特開平8−23979号公報などの公知文献に記載の方法に従って容易に製造することができる。また、本発明で用いる組換え型コラーゲンの処理物としては、組換え型コラーゲンに何らかの処理を施したものであればよく、例えば、組換え型コラーゲンの加水分解物、側鎖に置換基(脂肪酸や糖鎖など)を結合させたものなどが挙げられる。
本発明に係る蛋白質性製剤は、(a)組換え型細胞増殖因子と、(b)組換え型アルブミン、組換え型コラーゲンおよび組換え型コラーゲンの処理物からなる群から選ばれる1種以上と、さらに所望により(c)本発明の目的を害しない範囲で他の添加剤とを均一に混合することにより製造される。
本発明で用いられる添加剤としては、例えば、デキストラン、マンニトール、ソルビトール、イノシトール、グルコース、フラクトース、ラクトース、キシロース、マンノース、マルトース、シュークロースまたはラフィノース等の糖類;塩化ナトリウム、塩化カルシウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウムまたは炭酸水素ナトリウム等の無機塩;クエン酸塩または酢酸塩等の有機塩;グルタチオン、チオクト酸、チオグリコール酸ナトリウム、チオグリセロール、α−モノチオグリセロールまたはチオ硫酸ナトリウム等の含硫還元剤;ポリエチレングリコールまたはポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル等の界面活性剤;ロイシン、フェニルアラニン、グルタミン酸ナトリウム、アルギニン塩酸塩、ヒスチジン塩酸塩またはリジン塩酸塩等のアミノ酸;EDTA−2ナトリウム等のキレート剤、レシチン、エチレンオキサイドプロピレンオキサイド共重合体、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレングリコール、エチレンジアミン、トロメタモールまたは無水マレイン酸等が挙げられる。好ましくは、エチレンジアミン、トロメタモールまたは無水マレイン酸である。上記添加剤は1または2種以上を適宜選択して用いることができる。本発明に係る蛋白質性製剤に使用する組換え型細胞増殖因子の物性または使用用途によってその組み合わせは異なり、当業者はその組み合わせを容易に選択することができる。
本発明の蛋白質性製剤中に含まれる組換え型細胞増殖因子の量は、使用する組換え型細胞増殖因子の種類、治療すべき疾患の種類、患者の年齢等に応じて決定される。例えば、組換え型エリスロポエチン製剤の場合、製剤中の組換え型エリスロポエチンの量は約250〜100,000IU/本、好ましくは約500〜50,000IU/本、組換え型G−CSF製剤の場合、製剤中の組換え型G−CSFの量は約10〜1,000μg/本、好ましくは約25〜500μg/本であり、それら1製剤あたりの容量は約0.5〜5.0mL/本、好ましくは約0.5〜2mL/本である。本発明の蛋白質性製剤中に含まれる安定化剤である組換え型アルブミン、組換え型コラーゲンおよび組換え型コラーゲンの処理物からなる群から選ばれる1種以上の量は、約1〜300mg/本、好ましくは約1〜100mg/本であり、より好ましくは約1〜50mg/本である。その1製剤あたりの容量は約0.5〜5mL/本、好ましくは約0.5〜2mL/本である。
本発明の蛋白質性製剤は、液体状、固体状または半固体状等のいかなる剤形を有していてもよく、例えば、錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、坐剤、注射剤、ペースト剤、軟膏剤、クリーム剤、ゲル剤、ゲル状クリーム剤、ローション剤、乳剤、懸濁剤、湿布剤、硬膏剤、リニメント剤、エアゾール剤、シロップ剤、口腔剤、点眼剤または点鼻剤などとして用いられる。前記錠剤は、例えば糖衣錠、ゼラチン被包錠、腸溶被錠もしくはフィルムコーティング錠などのコーティングを施した錠剤、または二重錠や多層錠であってよい。このような医薬製剤は、それ自体製剤学の分野で周知または慣用の方法に従って製造することが可能である。
本発明の蛋白質性製剤は、下記のような剤形を有することが好ましい。すなわち、(a)組換え型細胞増殖因子と安定化剤とが一の溶液中に共存するように配合されている製剤、(b)組換え型細胞増殖因子と安定化剤とがそれぞれ別の溶液となっており、用時に混合するべく両者が組み合わされてなる製剤、(c)組換え型細胞増殖因子と安定化剤とを含む凍結乾燥粉末と、用時に前記凍結乾燥粉末を溶解するための溶解用溶液とが組み合わされてなる製剤、(d)組換え型細胞増殖因子を含む凍結乾燥粉末と、安定化剤を含む凍結乾燥粉末と、用時に前記2種の凍結乾燥粉末を溶解するための溶解用溶液とが組み合わされてなる製剤、(e)組換え型細胞増殖因子を含む凍結乾燥粉末と、安定化剤を含む溶液とが組み合わされてなり、用時に前記凍結乾燥粉末を安定化剤が含まれている溶液に溶解して用いる製剤などが挙げられる。
本発明にかかる蛋白質性製剤においては、製剤化の過程で製剤用添加物が配合されてもよい。
例えば、本発明にかかる蛋白質性製剤が注射剤などの非経口液剤の剤形を有する場合は、製剤用添加物として、溶解補助剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝剤または無痛化剤等が挙げられる。溶解補助剤としては、例えばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、D−マンニトール、安息香酸ベンジル、エタノール、トリスアミノメタン、コレステロール、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムなどが挙げられる。懸濁化剤としては、例えばステアリルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシチン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン酸グリセリンなどの界面活性剤;例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどの親水性高分子などが挙げられる。等張化剤としては、例えば塩化ナトリウム、グリセリン、D−マンニトールなどが挙げられる。緩衝剤としては、例えばリン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩などの緩衝液などが挙げられる。無痛化剤としては、例えばベンジルアルコールなどが挙げられる。
また、非経口液剤の溶媒としては、例えば注射用水またはアルコール等が挙げられる。非経口液剤のうち注射剤や点滴剤などの血管内投与用製剤は、好ましくは体液と等張の水性媒体を用いて調製することができる。例えば、注射剤は、塩溶液、ブドウ糖溶液または塩溶液とブドウ糖溶液の混合物から選ばれる水性媒体を用い、常法に従って適当な助剤とともに溶液、懸濁液または分散液として調製することができる。
本発明にかかる蛋白質性製剤が凍結乾燥粉末などの固形剤である場合は、製剤用添加物として、例えば、乳糖、ブドウ糖、ショ糖、マンニットなどの賦形剤;澱粉、アルギン酸ソーダなどの崩壊剤;ステアリン酸マグネシウム、タルクなどの滑沢剤;ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルセルロース、ゼラチンなどの結合剤;脂肪酸エステルなどの界面活性剤;グリセリンなどの可塑剤等が挙げられる。
本発明にかかる蛋白質性製剤は、公知の方法に従って最終製品とすることができる。例えば、本発明にかかる蛋白質性製剤が液剤の場合は、本発明にかかる蛋白質性製剤を自体公知の方法に従って、ガラス性、プラスチック性または金属性の容器に収容し、収容を無菌状態で行うか、収容した後滅菌することにより最終製品を製造できる。
本発明にかかる蛋白質性製剤は、含まれる組換え型細胞増殖因子の種類や量などに応じて種々の用途に使用することができる。例えば、本発明にかかる蛋白質性製剤は、細胞増殖不全に伴う疾病の予防または治療に用いることができる。より具体的には、エリスロポエチンは赤血球に成熟分化させる機能を持った分子量約35,000、アミノ酸166個からなる糖タンパク質であり、エリスロポエチンは透析患者などの貧血状態に用いた場合、輸血をすることなく赤血球を増加させる機能がある。そのため、細胞増殖因子として組換え型エリスロポエチンを含む本発明にかかる蛋白質性製剤は、貧血の予防または/および治療薬として用いることができる。
CSFは骨髄中の各種血球の前駆細胞に働いて顆粒球やマクロファージなどへの分化誘導及び増殖を促し、また、産生された血球の末梢血への流出を促進し、さらに、分化誘導各種血球の機能を高める働きがある。そのため、細胞増殖因子としてCSFを含む本発明にかかる蛋白質性製剤は、制癌療法に伴う顆粒球減少症、骨髄移植、AIDSなどへ適用することができる。より具体的には、組換え型M−CSFを含む本発明にかかる蛋白質性製剤は婦人科領域の癌患者や骨髄移植患者に対して、組換え型G−CSFを含む本発明にかかる蛋白質性製剤は肺癌や悪性リンパ腫患者などの化学療法や放射線療法に伴う顆粒球減少や好中球減少に対して、また、組換え型GM−CSFを含む本発明にかかる蛋白質性製剤は、AIDSや再生不良性貧血、MDS(骨髄異形症候群)などの患者に対して、疾患の予防または治療薬として使用することができる。
本発明を更に示すために下記実施例を提示するが、本発明はこれらに限定されないことは言うまでもない。
組換え型ヒトエリスロポエチン 1500 国際単位
組換え型ヒト血清アルブミン 4.0 mg
リン酸水素ナトリウム 8.77 mg
リン酸二水素カリウム 0.75 mg
塩化ナトリウム 17.5 mg
注射用水 適量
上記組成量で総容量2mLになるように溶液を調製し、無菌的にバイアル、アンプルまたはシリンジに分注後、密封し溶液製剤を作製した。また、バイアルまたはアンプルの場合は、分注した後、常法により凍結乾燥し密封した凍結乾燥製剤も作製した。
組換え型ヒトエリスロポエチン 1500 国際単位
組換え型ヒト血清アルブミン 5.0 mg
リン酸水素ナトリウム 8.0 mg
リン酸二水素カリウム 1.0 mg
塩化ナトリウム 18.0 mg
注射用水 適量
上記組成量で総容量2mLになるように溶液を調製し、無菌的にシリンジに分注後、密封し溶液製剤を作製した。本溶剤は室温で3ヶ月保存しても溶液の着色はなく、含量変化もほとんどなく安定であった。
組換え型ヒトエリスロポエチン 1500 国際単位
組換え型ヒト血清アルブミン 2.0 mg
リン酸水素ナトリウム 8.77 mg
リン酸二水素カリウム 0.75 mg
ポリソルベート80 0.1 mg
塩化ナトリウム 17.5 mg
注射用蒸留水 適量
上記組成量で総容量2mLになるように溶液を調製し、無菌的にシリンジに分注後、密封し溶液製剤を作製した。本溶剤は室温で3ヶ月保存しても外観、力価などに殆ど変化はなく安定であった。
組換え型ヒトエリスロポエチン 3,000 国際単位
組換え型ヒト血清アルブミン 2.0 mg
エチレンジアミン 2.0 mg
注射用蒸留水 適量
2mLあたり上記組成量となるよう溶液を調製した。塩化ナトリウムを浸透圧比が0.9〜1.1の範囲になるように溶解し、クエン酸−水和物でpH6.0に調整した。得られた溶液を2mLずつ、無菌的にガラス製プレフィルドシンジに分注後、ブチルゴム製のキャップおよびガスケットで密封し、溶液製剤を作製した。
組換え型ヒト血清アルブミンを3.0、4.0または5.0mgとする以外は上記実施例4と同様に溶液製剤を作製した。
組換え型ヒトエリスロポエチン 3,000 国際単位
組換え型ヒト血清アルブミン 2.0 mg
トロメタモール 0.4 mg
注射用蒸留水 適量
2mLあたり上記組成量となるよう溶液を調製した。塩化ナトリウムを浸透圧比が0.9〜1.1の範囲になるように溶解し、10mmolリン酸緩衝液でpH6.0に調整した。得られた溶液を2mLずつ、無菌的にガラス製プレフィルドシンジに分注後、ブチルゴム製のキャップおよびガスケットで密封し、溶液製剤を作製した。
組換え型ヒト血清アルブミンを3.0、4.0または5.0mgとする以外は上記実施例4と同様に溶液製剤を作製した。
組換え型ヒトエリスロポエチン 3,000 国際単位
組換え型ヒト血清アルブミン 2.0 mg
無水マレイン酸 10.0 mg
注射用蒸留水 適量
2mLあたり上記組成量となるよう溶液を調製した。塩化ナトリウムを浸透圧比が0.9〜1.1の範囲になるように溶解し、水酸化ナトリウムでpH6.0に調整した。得られた溶液を2mLずつ、無菌的にガラス製プレフィルドシンジに分注後、ブチルゴム製のキャップおよびガスケットで密封し、溶液製剤を作製した。
組換え型ヒト血清アルブミンを3.0、4.0または5.0mgとする以外は上記実施例4と同様に溶液製剤を作製した。
本発明の蛋白質性製剤は、含有されている細胞増殖因子もその安定化剤も組換え体を用いているので、病原性または悪影響を及ぼすウィルス、蛋白質やペプチド類を含まない安全で安定な蛋白質性製剤として利用できる。

Claims (13)

  1. (a)組換え型細胞増殖因子と、(b)組換え型アルブミン、組換え型コラーゲンおよび組換え型コラーゲンの処理物からなる群から選ばれる1種以上とを含有する安定化された蛋白質性製剤。
  2. 組換え型アルブミンが、組換え型血清アルブミンである請求項1に記載の蛋白質性製剤。
  3. 組換え型アルブミンが、組換え型ヒト血清アルブミンである請求項1記載の蛋白質性製剤。
  4. (b)成分の濃度が、1〜300mg/mLであることを特徴とする請求項1に記載の蛋白質性製剤。
  5. (a)成分が組換え型エリスロポエチンであり、(b)成分が組換え型ヒト血清アルブミンである請求項1に記載の蛋白質性製剤。
  6. 組換え型エリスロポエチンの濃度が500〜50000IU/mLであることを特徴とする請求項5に記載の蛋白質性製剤。
  7. (a)成分が組換え型顆粒球コロニー刺激因子であり、(b)成分が組換え型ヒト血清アルブミンである請求項1に記載の蛋白質性製剤。
  8. 組換え型顆粒球コロニー刺激因子の濃度が25〜500μg/mLであることを特徴とする請求項7に記載の蛋白質性製剤。
  9. 液状または粉末状である請求項1に記載の蛋白質性製剤。
  10. ガラス性、プラスチック性または金属性の容器に収容されている請求項1〜9に記載の蛋白質性製剤。
  11. (a)組換え型細胞増殖因子と、(b)組換え型アルブミン、組換え型コラーゲンおよび組換え型コラーゲンの処理物からなる群から選ばれる1種以上とを均一に混合することを特徴とする請求項1に記載の蛋白質性製剤の製造方法。
  12. 請求項1〜10に記載の蛋白質性製剤の医薬としての使用。
  13. 請求項1〜10に記載の蛋白質性製剤を用いることを特徴とする細胞増殖不全に伴う疾病の予防または治療方法。

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