JP2004238267A - 水素発生装置、燃料電池発電システム、及び水素発生装置の運転方法 - Google Patents

水素発生装置、燃料電池発電システム、及び水素発生装置の運転方法 Download PDF

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哲也 八木
Tatsunori Okada
達典 岡田
Toshio Shinoki
俊雄 篠木
Mitsuaki Nakada
光昭 中田
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Abstract

【課題】水素発生装置又は燃料電池内の圧力上昇を防ぎ、水素発生装置又は燃料電池の損傷を防ぐことができる水素発生装置、燃料電池発電システム、及び水素発生装置の運転方法を提供すること。
【解決手段】本発明に係る水素発生装置は、常温で液体状態にある燃料又は水を供給する供給部35と、供給部35に接続され供給部35から供給される燃料又は水に基づいて水素を生成する水素生成部31と、水素生成部31に接続され水素生成部31で生成された水素を排出する排出管37aと、供給部35に接続され内部に存在する液体を放出する放出管40bと、運転停止時に放出管40bから内部に存在する液体が放出されるよう制御する制御部39とを備えている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水素を生成する水素発生装置、水素発生装置を備えた燃料電池発電システム、及び水素発生装置の運転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
燃料電池発電システムは、水素と酸素を反応させて電気を発生させるもので、主に、水素と酸素の反応により電気を発生する燃料電池、燃料電池に水素を供給する水素発生装置、燃料電池に酸素を供給する酸化剤供給装置で構成される。
【0003】
また、水素発生装置は、燃料ガスと水蒸気を反応させて水素を発生させるもので、従来の水素発生装置は、触媒を有する改質部と、天然ガス、LPG、ガソリン、ナフサ、灯油、メタノール等炭化水素系物質の原料からなる燃料ガスを改質部に供給するガス供給部と、水蒸気を改質部に供給する水蒸気供給部と、水素発生装置内に溜まった凝縮水を外部に排出する排出部とで構成されている。なお、凝縮水は、運転停止に伴う温度下降により水素発生装置内の水蒸気が凝縮することで水素発生装置内に溜まるものである。
【0004】
このような水素発生装置の運転開始時には、まず、排出部から凝縮水を外部に排出した後、改質部の触媒が所定温度になるまで加熱し、その後、改質部に燃料ガス及び水蒸気を供給することでこれらを反応させて水素を発生する。なお、水素発生装置内の改質部における燃料ガスと水蒸気との反応は触媒が低温では起こらないため、触媒はある程度熱した状態にする必要がある。
【0005】
水素発生装置に内に凝縮水が溜まったままで触媒を加熱すると、触媒のみならずこの凝縮水も合わせて加熱されることになり、触媒を所定温度にするのに時間がかかるが、先に凝縮水を排除した後加熱することで、凝縮水を加熱することなく触媒のみを加熱することができ、触媒を加熱する時間を短縮化でき、ひいては起動に要する時間を短縮できるようになっている。(特許文献1参照)
【0006】
【特許文献1】
特開2001−199702号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の水素発生装置は、上記のようになされていたので、運転開始時の触媒の加熱に対する処理は施されているものの、運転停止時には、水素発生装置へ供給した常温で液体である原料や水が水素発生装置の上流部、即ち、原料や水を供給する部位に残留することになる。
【0008】
運転停止時にはまだ水素生成部の温度は高温に維持されているので、上流部に残留した原料や水、或いはこの上流部から水素生成部側へ移動した原料や水は、水素生成部の温度によって気化、蒸発し、体積膨張を引き起こす。そのため、この体積膨張によって水素発生装置の圧力が上昇し、水素発生装置或いは水素発生装置に接続されている燃料電池を損傷させるという問題点があった。
【0009】
又、水素発生装置では一般に原料や水の供給を止めることでその運転を停止させるため、水素生成部では、原料や水の供給がなくなることで一時的に温度が運転時よりも上昇する。そのため、運転時に気化、蒸発する可能性の少ない部位であっても運転停止時には気化、蒸発することもあり、この体積膨張により水素発生装置或いは水素発生装置に接続されている燃料電池を損傷させるという問題点があった。
【0010】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、水素発生装置又は燃料電池内の圧力上昇を防ぎ、水素発生装置又は燃料電池の損傷を防ぐことができる水素発生装置、燃料電池発電システム、及び水素発生装置の運転方法を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる水素発生装置は、常温で液体状態にある燃料又は水を供給する供給部と、供給部に接続され供給部から供給される燃料又は水に基づいて水素を生成する水素生成部と、水素生成部に接続され水素生成部で生成された水素を排出する排出管と、供給部に接続され内部に存在する液体を放出する放出管と、運転停止時に放出管から内部に存在する液体が放出されるよう制御する制御部とを備えたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの実施の形態1による燃料電池発電システムの概略を示す概略構成図である。図1に示すように、燃料電池発電システム1は、主に、水素と酸素の反応により電気を発生させる燃料電池2、水素を発生し水素を燃料電池2に供給する水素発生装置3、燃料電池2に酸素を供給する酸化剤供給装置4から構成される。
【0013】
燃料電池2は、一般に使用されているものを用いれば良く、例えば、図1に示すように、交換膜21を燃料電池燃料極22と燃料電池空気極23とで挟み、さらに、水素供給用溝を有するセパレータ24と酸素供給用溝を有するセパレータ25とでこれらを挟んでセルを構成し、セルに残存したガスを排出するガス排出部を有するものを用いればよい。
【0014】
なお、図1に示すように、酸化剤供給装置4から酸化剤ガス供給管を介してセルの燃料電池空気極23に酸素が供給され、水素発生装置3の排出管に連通して配置された水素供給管を介してセルの燃料電池燃料極24に水素が供給される。又、ガス排出部における燃料極側の排出口は燃料極気水分離器26に、空気極側の排出口は空気極気水分離器27に接続されている。
【0015】
図2は図1に示した水素発生装置3の概略を示す概略図である。図2に示すように、水素発生装置3は、主に、ルテニウムやニッケル等を用いた改質触媒を充填した改質部31、銅等を用いた変成触媒を充填した変成部32、ルテニウム等を浄化触媒として充填したCO浄化部33、水素生成部(改質部31、変成部32、CO浄化部33)に天然ガス(都市ガス)やLPG等の炭化水素系物質を供給する原料供給部34、水を供給する水供給部35、水供給部35からの水を加熱して水蒸気にする水蒸気発生部36、水素生成部で生成した水素を含んだ燃料ガスを燃料電池2へ供給する燃料排出部37、浄化部33へ空気を供給する浄化空気供給部38、水素発生装置3の運転等を制御する制御器39で構成されている。
【0016】
原料供給部34は燃料が供給される配管34aとその配管34aに設けられ燃料供給を制御する開閉弁(原料供給弁)34bとからなり、水供給部35は水が供給される配管35aとその配管35aに設けられ水供給を制御する開閉弁(水供給弁)35bとからなっている。さらに、燃料排出部37は燃料を排出する排出管37aとその排出管37aに設けられ燃料電池2への燃料ガス(水素)の供給を制御する開閉弁(燃料排出弁)37bとで構成されている。
【0017】
それに加えて、水素発生装置3には運転停止時に燃料又は水を放出させるための放出部40が設けられており、この放出部40は水供給部35、詳細には、水供給部35の配管35aに接続され、燃料又は水を放出する配管40aとその配管40aに設けられ水の放出を制御する開閉弁(放出弁)40bとで構成されている。
【0018】
次に動作について説明する。
燃料電池発電システム1を運転させるには、水素発生装置3で水素を主成分とする燃料ガスを生成し、この燃料ガスを燃料電池燃料極22へ供給するともに、酸化剤供給装置4で生成される酸化剤ガス(空気)を燃料電池空気極23へ供給し、燃料電池2で水素を主成分とする燃料と酸化剤ガス(空気)とを反応させて電気を発生させる。なお、反応後の燃料ガスは燃料極気水分離器26で、酸化剤ガスは空気極気水分離器27で水を分離する。
【0019】
また、水素発生装置3で水素を主成分とする燃料ガスを生成するには、制御器39による制御により放出弁40bを閉じ、その後、改質部31で原料と水蒸気とを混合させて燃料ガスを生成する。具体的には、燃料供給部34より天然ガスなどの原料を改質部31に供給する一方、水供給部35より供給された水を水蒸気発生部36を通して水蒸気にし、この水蒸気を改質部31に供給すればよい。
【0020】
改質部31で混合された原料と水蒸気とは水素を主成分とする燃料ガスに変換され、変換された燃料ガスは、変成部32でCO濃度が約1%前後になるまで低下させられた後、さらに浄化部33でCO濃度が燃料電池の許容値である数十ppm以下になるまで低下させられる。なお、浄化部33では、浄化空気供給部38より供給される空気との反応によりCO濃度の低減がなされる。このようにしてCO濃度が低減した、水素を主成分とする燃料は燃料排出部37を通して燃料電池2の燃料極22へ供給される。
【0021】
一方、燃料電池発電システム1の運転を停止するには、制御器39の制御により、原料供給弁34b、水供給弁35b、燃料排出弁37bを閉め、水素発生装置3への原料及び水の供給並びに燃料電池2への燃料ガスの供給を止める。さらに、制御器39の制御により、放出弁40bを開け、水素発生装置3内の水分等の液体、特に、水素発生装置3の上流部に位置する水供給部35付近の液体である水、さらには水蒸気発生部36付近に残っている液体である水分を水素発生装置3外部に放出する。
【0022】
図1に示した燃料電池発電システムにおいて、例えば、容器容量が2.5リットル(L)の条件で実験を行った結果、放出部より約2gの水が放出された。水が蒸発するとその体積は数千倍になるため、放出された水2gが水素発生装置に残存していたとすると、水素発生装置の容積が数リットルの場合には、約1kgf/cmの圧力に相当する圧力上昇が生じることになる。よって、この実施の形態の燃料電池発電システムでは従来のものに比しこの圧力(約1kgf/cm)分の上昇を防止できたことになる。
【0023】
また、水素発生装置3内の液体又は水分を除去するには、上記実施の形態のように、放出弁40bを除く弁を閉じることで水素発生装置3内をほぼ密封状態にし、その内圧を利用して水等の液体の放出を行うことが好ましいが、燃料排出弁37bは特に閉じず、原料供給弁34b、水供給弁35bのみを閉じるようにしてもよい。水素発生装置3においては運転停止時にはまだ水素生成部の温度は高温に維持されているので、その内圧は高く、燃料排出弁37bが開いていても充分に内部の液体を放出部40を介して外部に放出することが可能である。
【0024】
この実施の形態1では、供給管に接続された放出管と、運転停止時に上記放出管から水等の液体が放出されるよう制御する制御部とを備えているので、運転停止後に残留する水等の液体を放出することでき、水素発生装置、燃料電池の圧力の上昇を防ぐことができる。その結果、水素発生装置、燃料電池の損傷を防ぐことができる。
【0025】
また、運転動作中の水素発生装置内は、一般に数百gf/cmの圧力になっているため、運転停止時に、水素発生装置において、放出弁を除く他の弁を閉じて水素発生装置をほぼ密封状態にし、水素発生装置内の圧力を用いて水等の液体を放出するようにすることで、短時間で確実に水等の液体を放出することができる。
【0026】
実施の形態2.
実施の形態1では、水素発生装置の燃料排出弁を閉じることによって水素発生装置をほぼ密閉状態にしているが、この実施の形態2の燃料電池発電システムでは、水素発生装置の燃料排出弁は閉じず、その代わりに燃料電池のガス排出部に設けた弁を閉じることによって水素発生装置をほぼ密封状態にするものである。なお、その他は実施の形態1と同様である。
【0027】
図3はこの実施の形態2による燃料電池発電システムの概略を示す概略構成図である。図3に示すように、ガス排出部である燃料極側の排出管に開閉弁28aを、空気極側の排出管に開閉弁28bを設けている。なお、その他は図1に示した燃料電池発電システムと同様である。
【0028】
燃料電池発電システム1の運転を停止する時には、実施の形態1の場合と同様、制御器39により、原料供給弁34b、水供給弁35b閉め、それに加えて、燃料電池2のガス排出部に設けた開閉弁28a、28bを閉める。このときには実施の形態1と同様、放出弁40bは開けるものとする。なお、開閉弁28a、28bの制御は制御器29で行っても、又、他の制御器を設けて制御させてもよい。
【0029】
ここでは、空気極側の排出管にも開閉弁28bを設けるようにしているが、一般に、燃料電池セルの交換膜を介してガスが漏れる割合は少ないので、空気極側には開閉弁を設けず、燃料極側にのみ開閉弁を設けるようにしても同様の効果が得られる。
【0030】
この実施の形態2では、水素発生装置内の圧力により放出管から水等の液体が放出されるよう、制御部が運転停止時に水素発生装置の供給管(原料供給管、水供給管)及び燃料電池のガス排出部の開閉弁を閉じ、放出管の開口弁を開けるよう制御しているので、実施の形態1と同様、運転停止時に残留する水等の液体を放出することでき、水素発生装置、燃料電池の圧力の上昇を防ぐことができる。その結果、水素発生装置、燃料電池の損傷を防ぐことができる。また、水素発生装置内の圧力を用いて、水等の液体を短時間で確実に外部に放出することができる。
【0031】
実施の形態3.
実施の形態1、2では、天然ガス(都市ガス)、LPG等の炭化水素系物質と水蒸気(水)とを反応させて水素を生成しているが、この実施の形態3は、常温では液体状態にある原料と水蒸気(水)とを反応させて水素(水素を主成分とする燃料ガス)を生成する水素発生装置に関するもので、その水素発生装置の運転停止時に、内部に液体(原料)が残留しないよう、内部の液体を放出する放出部を原料供給部に設けたものである。なお、その他は実施の形態1、2と同様である。
【0032】
図4はこの実施の形態3の水素発生装置の概略を示す概略図である。図4に示すように、この実施の形態3の水素発生装置3は、図2に示した水素発生装置に加えて放出部41を設けたもので、放出部41は、原料供給部34の配管34aに連通する配管41aと、この配管41aに設けられた開閉弁41bとから構成される。なお、開閉弁41bの開閉は制御器39で制御されるようになっている。
【0033】
この実施の形態では、原料としてメタノール、灯油、軽油、ガソリンなど常温では液体状態にあるものを用い、これらを気化したガスを原料供給部34の配管34aを介して水素生成部に供給する。
【0034】
燃料電池発電システム1の運転を停止する時には、実施の形態1での動作に加え、制御器39の制御により放出弁41bを開け、水素発生装置3内の液体、特に、水素発生装置3の上流部に位置する燃料供給部34付近の液体(燃料ガスが液化したもの)を水素発生装置3外部に放出するようにする。
【0035】
この実施の形態3では、常温で液体である燃料を水素発生装置に供給し、水素発生装置の原料供給部に開閉弁を有する放出部を設けているので、運転停止時に放出部を介して液体に戻った燃料を外部に放出することができる。そのため、運転停止時に液体状態に戻った燃料がさらに蒸発することによる水素発生装置内の圧力上昇を防止することができ、圧力上昇による損傷を防止することができる。
【0036】
また、この実施の形態では、水蒸気と反応させる水蒸気改質のものを説明しているが、水蒸気改質ばかりでなく、水素発生装置へ液体を添加する方法であれば、炭酸ガス改質のように、水を別に添加する場合においても同様に適用することができる。
【0037】
実施の形態4.
この実施の形態4は、実施の形態1〜3の水素発生装置における放出部の下流部を水封するようにしたものである。
【0038】
図5はこの実施の形態4の水素発生装置の概略を示す概略図である。図4に示すように、この実施の形態4の水素発生装置3は、図2に示した水素発生装置に加え、水等の液体を収納した水封容器50を設けたもので、放出部40における配管40aの下流側の先端をこの水封容器50の水の中につけ水封したものである。なお、その他は図2に示した水素発生装置と同様である。
【0039】
このようにすることにより、水供給部35内の水を放出した後に、水素発生装置3内の他のガスも放出され、水素発生装置3内の圧力が低下した場合に水素発生装置3内への大気の進入を防ぐことができ、水素発生装置3内に充填されている触媒の劣化を防ぐことができる。
【0040】
また、放出部40の下流を燃料電池燃料極22の出口に配置される気水分離器26内に配置すると、水、可燃性ガスの処理を合わせてすることができるため、簡素な構成にすることができる。
【0041】
なお、ここでは図2に示した水素発生装置における放出部の下流部を水封する例を示したが、図4に示した水素発生装置における放出部の下流部を水封してよいことは言うまでもない。
【0042】
実施の形態5.
この実施の形態5は、例えば、放出部にタイマ回路を設け、放出弁の開閉をタイマ回路により一定時間、開けることにより、水または液体燃料を放出させるものである。一定時間の規定は、水素発生装置の上流に残留する水量、放出部の圧力損失等より内部の液体燃料または水を全て放出する時間を基にして決めればよい。なお、その他は実施の形態1〜4と同様である。
【0043】
このようにタイマにより放出弁の開閉を制御することで、水素発生装置内の水または液体原料を確実に放出し、さらに水素発生装置内の圧力が低下しすぎるのを防止することができ、水素発生装置内への大気の進入を防ぐことができる。その結果、触媒の劣化を防ぐことができる。
【0044】
実施の形態6.
実施の形態5では放出弁の開閉をタイマ回路にて動作させているが、この実施の形態6では、水素発生装置内の圧力を計測し、放出弁を開けた後に水素発生装置内の圧力が一定値以上低下したときに放出弁を閉じるようにしたものである。なお、その他は実施の形態5と同様であり、その効果も実施の形態5と同様の効果を得ることができる。
【0045】
上記各実施の形態では、制御器を水素発生装置に設けるようにしているが、これは特に限定するものではなく、燃料電池発電システム全体を制御する制御器を設け、水素発生装置内の制御もこの制御器により制御するようにしてもよい。又、開閉弁の制御を制御器により行うのではなく、一部(全部)を人手によって行うようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】
本発明にかかる水素発生装置は、常温で液体状態にある燃料又は水を供給する供給部と、上記供給部に接続され上記供給部から供給される燃料又は水に基づいて水素を生成する水素生成部と、上記水素生成部に接続され上記水素生成部で生成された水素を排出する排出管と、上記供給部に接続され内部に存在する液体を放出する放出管と、運転停止時に上記放出管から内部に存在する液体が放出されるよう制御する制御部とを備えているので、水素発生装置内の圧力上昇を防ぐことができる。その結果、水素発生装置の損傷を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による燃料電池発電システムの概略を示す概略構成図である。
【図2】図1に示した水素発生装置3の概略を示す概略図である。
【図3】本発明の実施の形態2による燃料電池発電システムの概略を示す概略構成図である。
【図4】本発明の実施の形態3の水素発生装置の概略を示す概略図である。
【図5】本発明の実施の形態4の水素発生装置の概略を示す概略図である。
【符号の説明】
1 燃料電池発電システム 2 燃料電池
3 水素発生装置 4 酸化剤供給装置
21 交換膜 22 燃料電池燃料極
23 燃料電池空気極 24、25 セパレータ
26 燃料極気水分離器 27 空気極気水分離器
28a、28b 開閉弁 31 改質部
32 変成部 33 CO浄化部
34 原料供給部 34a 配管
34b 開閉弁(原料供給弁) 35 水供給部
35a 配管 35b 開閉弁(水供給弁)
36 水蒸気発生部 37 燃料排出部
37a 排出管 37b 開閉弁(燃料排出弁)
38 浄化空気供給部 39 制御器
40、41 放出部 40a、41a 配管
40b、41b 開閉弁(放出弁) 50 水封容器

Claims (6)

  1. 常温で液体状態にある燃料又は水を供給する供給部と、上記供給部に接続され上記供給部から供給される燃料又は水に基づいて水素を生成する水素生成部と、上記水素生成部に接続され上記水素生成部で生成された水素を排出する排出管と、上記供給部に接続され内部に存在する液体を放出する放出管と、運転停止時に上記放出管から内部に存在する液体が放出されるよう制御する制御部とを備えたことを特徴とする水素発生装置。
  2. 上記供給部、上記排出管、及び上記放出管には各々開閉弁が設けられており、上記水素生成部の圧力により上記放出管から上記液体が放出されるよう、上記制御部は運転停止時に上記供給部及び上記排出管の開閉弁を閉じ、上記放出管の開閉弁を開けるよう制御することを特徴とする請求項1記載の水素発生装置。
  3. 常温で液体状態にある燃料又は水を供給する供給部、上記供給部に接続され上記供給部から供給される燃料又は水に基づいて水素を生成する水素生成部、上記水素生成部に接続され上記水素生成部で生成された水素を排出する排出管、及び上記供給部に接続され内部に存在する液体を放出する放出管、を有する水素発生装置と、
    酸素を供給する酸素供給管、上記排出管に連通して配置され上記排出管から排出される水素を供給する水素供給管、上記酸素と上記水素とにより電気を発生するセル部、及び上記セル部からガスを排出するガス排出管、を有する燃料電池と、
    運転停止時に上記放出管から内部に存在する液体が放出されるよう制御する制御部と
    を備えたことを特徴とする燃料電池発電システム。
  4. 上記供給部、上記排出管、及び上記放出管には各々開閉弁が設けられており、上記水素生成部の圧力により上記放出管から上記液体が放出されるよう、上記制御部は運転停止時に上記供給部及び上記排出管の開閉弁を閉じ、上記放出管の開閉弁を開けるよう制御することを特徴とする請求項3記載の燃料電池発電システム。
  5. 上記供給部、上記放出管、及び上記ガス排出管には各々開閉弁が設けられており、上記水素生成部の圧力により上記放出管から上記液体が放出されるよう、上記制御部は運転停止時に上記供給部及び上記ガス排出管の開閉弁を閉じ、上記放出管の開閉弁を開けるよう制御することを特徴とする請求項3記載の燃料電池発電システム。
  6. 運転時に、供給部から供給される常温で液体状態にある燃料又は水を水素生成部に供給し、水素生成部でこの燃料又は水に基づいて水素を生成する手順と、運転停止時に、上記供給部に接続された放出管から内部に存在する液体を放出する手順とを含む水素発生装置の運転方法。
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