JP2009064784A - 燃料電池装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池装置の水廻りに関する流路の水張り作業を簡単に行なえる燃料電池装置を提供する。
【解決手段】燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学的反応により発電を行う燃料電池装置において、流路である例えば改質用水ライン74の水張りを処理実行する手段としての水張り処理手段を、装置の制御装置55に設ける。このようにすると、制御装置55に備えた水張り処理手段が、対象となる改質用水ライン74の水張り作業を自動的に処理実行する。そのため、水廻りに関する改質用水ライン74の水張り作業を簡単に行うことが可能になる。
【選択図】図2

Description

本発明は、発電を行なう燃料電池装置に関する。
近年、新発電システムの一つとして、小容量分散発電が容易であり、NOXやSOXなどの有害物質の発生がなく、しかも低騒音というメリットを有する電解質膜と触媒とを利用した燃料電池装置が考えられている。
こうした燃料電池装置は、例えば特許文献1などに開示されているように、燃料ガスである天然ガスなどから水素ガスを生成する改質装置と、この水素ガスと酸化剤としての酸素(空気)との電気化学的反応により発電を行なう燃料電池と、この燃料電池に酸素(空気)を供給する空気供給装置(空気ブロア)と、燃料電池で発生した電気エネルギーを商用電圧・周波数に変換する電力変換装置(インバータ)と、熱交換器を具備し燃料電池や改質装置で発生する熱を回収して他の排熱利用外部機器に熱を供給する熱回収装置と、本体(パッケージ)内を換気する送風装置(換気ファン)と、排熱を利用しない場合の冷却に使用する放熱装置(クーリングモジュール)とにより基本的に構成される。
また、上記基本的な構成において、各々の構成要素を円滑に動作させるために、天然ガスを昇圧するブロアや、天然ガスの硫黄分を除去する脱硫器や、改質装置に水(蒸気)を送るポンプや、燃料電池の電解膜質を加湿するために、この燃料電池に水を送るポンプや、水中の不純物を除去する浄化装置や、水の電解質を除去するイオン交換装置や、燃料ガス,空気,水の流量を電磁弁で制御する制御部としてのコントローラなどの、様々な補助機器が配置され、配管や配線によって物理的および電気的に接続されている。
特開2002−216828号公報
さらに、燃料電池装置を正常に運転するには、事前に水廻りに関する流路に水を張る必要があるため、該当する流路に応じて電磁弁や調節弁の開け閉めを行なったり、水張り用のポンプの駆動を行なわなければならず、作業が煩雑で熟練を要するものであった。
本発明は上記問題点を解決しようとするものであり、水廻りに関する流路の水張り作業を簡単に行なうことができる燃料電池装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の燃料電池装置によれば、制御部に備えた手段が、対象となる流路の水張り作業を自動的に処理実行する。そのため、水廻りに関する流路の水張り作業を簡単に行なうことが可能になる。
本発明の請求項2記載の燃料電池装置によれば、対象となる流路に設けられた弁部やポンプ部を、自動的に適切なタイミングで制御することができるので、装置内における水張り作業の煩雑さを解消することができる。
本発明の請求項1記載の燃料電池装置によれば、水廻りに関する流路の水張り作業を簡単に行なうことが可能になる。
本発明の請求項2記載の燃料電池装置によれば、装置内における水張り作業の煩雑さを解消することができる。
以下、本発明における燃料電池装置の一実施例について、添付図面を参照しながら説明する。装置の全体構成を示す図1において、1は燃料ガスとしての都市ガスを取り入れるための燃料取入れ口で、この燃料取入れ口1は、燃料遮断弁2,活性炭などからなる脱硫器3を経由して、燃料昇圧ブロア4の入口側に接続される。燃料昇圧ブロア4は前記燃料ガスを昇圧するためのもので、その出口は一方が改質燃料遮断弁5の入口に接続され、改質燃料遮断弁5の出口は燃料ガスを予熱する機能も兼用するCO変成・除去器6の受熱側を経由して、改質器7の改質部入口7aに接続される。また、改質器7の改質部出口7bには、前記燃料予熱器6の放熱側を経由して、触媒からなる前記CO変成・除去器6の入口が接続される。そして、このCO変成・除去器6の出口は、第1の蒸気熱交燃器13を経由して燃料電池15のアノード16の入口に接続される。
一方、前記燃料昇圧ブロア4の出口は、第1のバーナー遮断弁であるスタートバーナー燃料遮断弁19を経由して、改質器7のバーナー部7cにも別に接続される。また、前記燃料電池15のアノード16の出口も、オフガス熱交換器21を通り、第2のバーナー遮断弁であるメインバーナー燃料遮断弁22を経由して、改質器7のバーナー部7cに接続される。
前記改質器7のバーナー排気ガス出口は、第2の蒸気熱交換器24を経由して排熱熱交換器25に接続される。また、第2の蒸気熱交換器24から排熱熱交換器25に繋がる途中で、燃料電池15のカソード17の出口が合流するように、第2の蒸気熱交換器24から排熱熱交換器25に至る管路の途中で、燃料電池15のカソード17出口からの管路が接続している。これにより、改質器7のバーナー部7cから第2の蒸気熱交換器24を通過した燃焼排気ガスが、燃料電池15のカソード17からのカソード排気ガスと共に、排熱熱交換器25に送り出されるようになっている。
前記燃料電池15は、触媒を担持した電極としてのアノード16とカソード17との間に、固体高分子からなる電解質膜18を挟持すると共に、アノード16およびカソード17のそれぞれに燃料ガスや空気を送り込むための流路を形成したセパレータ(図示せず)を備えて構成される。また28は、第1の空気供給装置としてのカソード空気ブロアで、これはカソード空気調節弁29を通って燃料電池15のカソード17に接続される。31は第2の空気供給装置としての選択酸化空気ブロアであり、これは酸化空気調節弁32を通ってCO選択酸化器12の入口に接続される。さらに33は、第3の空気供給装置としてのバーナー空気ブロアであり、これはバーナー空気調節弁34を通って改質器7のバーナー部7cに接続される。
37は市水入口で、この市水入口37は市水の流入量を制限する市水調圧弁38の入口に接続される。市水調圧弁38の出口は、一方が熱利用外部機器である貯湯槽39の冷水側に接続されると共に、他方が市水遮断弁40を経由して排熱熱交換器25の貯水部25aに接続される。この排熱熱交換器29の貯水部25aに貯えられる凝縮水は、水遮断弁44と、フィルターなどからなる水浄化装置45を通過し、この水浄化装置45の出口側に分岐して接続する冷却水ポンプ46と改質水ポンプ47にそれぞれ供給される。そして、冷却水ポンプ46の吐出口は、燃料電池15のアノード16に接続される一方で、改質水ポンプ47の吐出口は、第1の蒸気熱交換器13および第2の蒸気熱交換器24を順次接続してなる受熱側流路を経由して水蒸気調節弁49の入口に接続され、この水蒸気調節弁49の出口を改質燃料遮断弁5の出口側に接続している。
51は循環ポンプであり、これは前記貯湯槽39内から引き込んだ冷水を、オフガス交換器21から排熱熱交換器25の受熱側通路25bを経由して、再び貯湯槽39に温水として送り込むもので、これにより貯湯槽39の上部には温水が貯えられる。
55は、上述した装置各部の運転を制御するための制御装置で、これは各ポンプ46,47,51や、各ブロア4,28,31,33や、各遮断弁2,5,19,22,40,44や、各調節弁29,32,34,49や、図示しない各センサなどの入出力デバイスの他に、ソフトウェア上の機能として制御プログラムを組み込んで構成される。なお、本図には図示していないが、空気や水の流れおよび温度を監視する各種センサのほかに、条件設定のためのコントローラや、開閉器(電磁弁)なども、制御装置55に各々電気的に接続した状態で装置に組み込まれている。さらに、56はインバータで、これは発電された直流電力を商用電圧および周波数を有する交流電力に変換するためのものである。そして、前記市水調圧弁38,貯湯槽39,温水出口遮断弁52を除く上記各構成が、パッケージである装置本体57内に収容される。
排熱熱交換器25からイオン交換装置43,水遮断弁44,水浄化装置45,改質水ポンプ47,第1の蒸気熱交換器13,CO変成・除去器6,および水蒸気調節弁49を経て、改質燃料遮断弁5に至る改質用水ライン74に水を満たす水張りを行なう際の構成を図4に示す。
制御装置55はソフトウェア上のプログラム機能として、改質用水ライン74の水張りを処理実行する水張り処理手段75を備えている。この水張り処理手段75は、排熱熱交換器25内に設けられた水位計76を入力側ポートに接続すると共に、改質燃料遮断弁5,改質水ポンプ47,水遮断弁44,水蒸気調節弁49,市水調圧弁38,市水遮断弁40を出力側ポートに接続して構成される。
次に、上記構成についてその作用を説明する。起動スイッチ(図示せず)を投入することにより、燃料電池装置としての運転を開始すると、燃料ガスが燃料取入れ口1から開弁した燃料遮断弁2を経由して、脱硫器3に送り出される。ここで燃料ガスに含まれる硫黄分が脱硫剤の吸着作用により取り除かれる。脱硫器3により硫黄分を除去する目的は、その後の改質器7などの触媒が燃料硫黄分により劣化するのを防止することにある。
脱硫器3を通過した燃料ガスは、昇圧ブロア4により昇圧された後、開弁したスタートバーナー燃料遮断弁19を経由して、改質器7のバーナー部7cに送り出される。また、バーナー空気ブロア33から送り込まれる空気が、バーナー空気調節弁34を通って改質器7のバーナー部7cで燃料ガスと混合および燃焼され、改質器7を改質に必要な温度にまで昇温させる。一方、この改質器7のバーナー部7cから排出されるバーナー排ガス(燃焼排気ガス)は、第4の蒸気熱交換器24を通過して、燃料電池15のカソード17からの出口空気(カソード排気ガス)と共に、排熱熱交換器25に送り出され、ここで持っている熱エネルギーを放出する。
改質器7が設定した温度に上昇すると、制御装置55は改質燃料遮断弁5を開弁する。こうなると、前記燃料昇圧ブロア4から改質燃料遮断弁5を通過した燃焼ガスが、CO変成・除去器6で発生した水蒸気と混合され、この混合した燃焼ガスが、CO変成・除去器6を通って改質器7の改質部7aに送り出される。この改質部7aはバーナー部7cにより約750℃前後に加熱されており、燃料ガスはここで触媒の作用により水素ガスと炭酸ガス(二酸化炭素)とに変化する。しかし、ここで生成したガスには、一酸化炭素も若干含まれているが、後述する固体高分子型の燃料電池15は、一酸化炭素によりその性能が著しく低下するため、一酸化炭素の濃度を一定値以下にする必要がある。
改質器7を通過した燃料ガスはCO変成・除去器6に入り、ここで触媒の作用により一酸化炭素は水蒸気と反応して水素ガスと二酸化炭素とに変化し、一酸化炭素の濃度をかなり低いレベルにまで低下させることができる。CO変成・除去器6を通過する燃料ガスは、選択酸化空気ブロア31により送り込まれた空気(酸素)と混合されながら、その中に含まれる一酸化炭素が触媒の作用により二酸化炭素に変化する。この時点で初めて燃料電池15に悪影響を及ぼさない濃度まで、燃料ガス中に含まれる一酸化炭素の濃度を下げることができる。
CO変成・除去器6を通過した燃料ガスは、燃料電池15の一方の電極であるアノード16に送り込まれる。また、他方の電極であるカソード17には、カソード空気ブロア28からカソード空気調節弁29を通って空気(酸素)が送り込まれる。アノード16の水素は触媒の作用によりイオン化し、電解膜質18を通ってカソード17側の酸素と結び付く。これにより、水が生成されると同じに反応熱が発生する。またこの電気化学反応によって、アノード16にマイナス極、カソード17にプラス極の電位が生じ、燃料電池15より電力を取り出すことができる。
アノード16を通過した燃料ガスは、大部分の水素ガスが消費されているが、まだかなりの濃度の水素ガスと若干の水蒸気とを含んでおり、これをオフガス熱交換器21で水蒸気の一部を凝縮水として取り除いた後、メインバーナー燃料遮断弁22から改質器7のバーナー部7cに戻して、バーナー空気ブロア33からバーナー空気調節弁34を通過して送り込まれた空気と混合させ、バーナー部7cで燃焼させる。この状態では、制御装置55によりスタートバーナー燃料遮断弁22が閉弁され、改質器7のバーナー部7cはアノード16を通過した残留する水素ガス(オフガス)を利用して燃焼を継続する。
カソード17を通過した空気は、燃料電池15で発生した水(水蒸気)と熱を有しており、この空気は排熱熱交換器25を通過して冷却されることにより凝縮水に戻る。また、循環ポンプ51により貯湯槽39の下部より吸引された水が、オフガス熱交換器21を経て排熱熱交換器25の受熱側を通過し、暖められて貯湯槽39の上部に徐々に蓄積されて行く。
排熱熱交換器25の貯水部25aに貯えられる凝縮水は、開弁した水遮断弁44から水浄化装置45に入って不純物が除去される。水浄化装置45で浄化された水は、冷却水ポンプ46により燃料電池15のアノード16に送り込まれ、固体高分子膜(電解質膜18)の加湿および燃料電池15の冷却に使用される。同じく改質水ポンプ47により、第3の蒸気熱交換器13に送り込まれた水は、この第3の蒸気熱交燃器13から第4の蒸気熱交換器24,CO変成・除去器6を通過して加熱され、水蒸気となって開弁した水蒸気調節弁49から燃料ガスに混合される。さらに燃料電池15のアノード16およびカソード17にそれぞれ接続されたインバータ56によって、直流電力は商用電圧/周波数の交流電力に変換される。以上の動作により、燃料電池装置は発電を行うことができる。
次に、貯湯槽17を含む熱利用外部機器の動作について説明する。先ず、燃料電池装置を運転する前に市水調圧弁38と市水遮断弁40を開放し、市水入口37から取り込まれる市水を貯湯槽39に満たしておく。その後、燃料電池装置の運転を開始すると循環ポンプ51が作動し、この循環ポンプ51によって貯湯槽39の冷水がオフガス熱交換器21および排熱熱交換器25に送り込まれ、燃料電池15のカソード17や改質器7のバーナー部7cからの排気ガスの熱エネルギーを貰って温水となる。この温水は排熱熱交換器25から貯湯槽39の温水入口に送り出され、再び貯湯槽39に戻る。貯湯槽39の内部は水温の違いにより2層状態になっており、温水は貯湯槽39の上層に、冷水は貯湯槽39の下層に位置している。ここで、貯湯槽39の上層にある温水を使用することが可能になる。
改質用水ライン74の水張りを行なう場合の動作手順を説明すると、この場合は入力手段を利用して、制御装置55のシステムを水張り検査モードに設定し、水張り検査処理手段75により改質用水ライン74の途中にある水遮断弁44と水蒸気調節弁49を開弁する一方で、改質用水ライン74の終端にある改質燃料遮断弁5を閉弁する。次に水張り処理手段75は改質水ポンプ47を動作させ、排熱熱交換器25の貯水部25aに貯えられる水を水浄化装置45に通して、排熱熱交換器25から水蒸気調節弁49までの流路を水で満たす。なお、貯水部25a内の水位は、排熱熱交換器25内に設けられた水位計76により検知され、水張り処理手段75は、この水位計76の検知出力を基に市水遮断弁40の開閉、ひいては排熱熱交換器25内への市水の流入量を制御して、貯水部25a内の水位を一定に保つようにしている。
また、水蒸気調節弁49までの改質用水ライン74内に水が満たされたか否かを判断するには、第4の蒸気熱交換器24を越えて水が満たされていればよいことから、例えば改質水ポンプ47の駆動時間により判断したり、さもなければ改質用水ライン74の途中に水位検知手段を設け、この水位検知手段からの検知出力により判断してもよい。
以上のように本実施例では、燃料ガスと酸化剤ガスの電気化学反応により発電を行なう燃料電池装置において、流路である例えば改質用水ライン74の水張りを処理実行する手段としての水張り処理手段75を、装置の制御装置55に設けている。
このようにすると、制御装置55に備えた水張り処理手段75が、対象となる改質用水ライン74の水張り作業を自動的に処理実行する。そのため、水廻りに関する改質用水ライン74の水張り作業を簡単に行なうことが可能になる。
また特に本実施例の水張り処理手段75は、流路である例えば改質用水ライン74に設けられる弁部(改質燃料遮断弁5,水遮断弁44,水蒸気調節弁49など)の開閉もしくは開度や、ポンプ部(改質用水ポンプ47など)の運転を制御するように構成している。
このようにすると、対象となる改質用水ライン74に設けられた弁やポンプを、自動的に適切なタイミングで制御することができるので、装置内における水張り作業の煩雑さを解消することができる。
なお、ここでいう流路とは、改質用水ライン74のみならず、電池冷却用水ラインや熱回収水ラインなどを含む。
また、他の参考例では、ガスである燃料ガスと酸化剤ガス(空気中の酸素)との電気化学的反応により発電を行う燃料電池装置において、装置に設けられる流路(例えば、燃料改質ライン61)の検査すなわちリーク検査を処理実行する手段としてのリーク検査処理手段71を、装置の各部の動作を制御する制御部たる制御装置55に設けている。
こうすると、制御装置55に備えたリーク検査処理手段71が、検査対象となる流路のリーク検査を自動的に処理実行する。そのため、装置のリーク検査作業を簡単に行なうことが可能になる。
また本参考例では特に、検査対象となる流路に、ガス圧調整手段64や、検査ラインの開口部の開閉操作手段に相当する検査ガス遮断弁65や、圧力測定手段66や、検査ガスを注入するための検査装置68を設けると共に、この検査装置68との信号接続部55a,55bを制御装置55に設けている。
このようにすれば、制御装置55の信号接続部55a,55bを検査装置68に接続すれば、後はリーク検査処理手段71が検査装置68の動作を適切なタイミングで自動的に制御するので、検査装置68におけるリーク検査作業の煩雑さを解消することができる。
さらに本参考例では、検査対象となる流路に設けられる弁部(各遮断弁2,5,19,22,40,44や、各調節弁29,32,34,49)の開閉または開度を、リーク検査処理手段71により制御するように構成している。
このようにすれば、検査対象となる流路に設けられた弁部を、わざわざ手動ではなく自動的に適切なタイミングで制御することができるので、装置内におけるリーク検査作業の煩雑さを解消することができる。
また本参考例では、圧力測定手段66からの検査圧力を読み込み、この検査圧力が安定するように圧力調整手段64を制御して、検査圧力が安定したらガス供給ラインである配管部67に設けられた検査ガス遮断弁65を閉弁し、設定時間後における流路(例えば、燃料改質ライン61)の圧力低下値を検査規格値と比較して、その比較結果を出力手段72に音,光,表示などで出力するように構成している。
このようにすると、検査対象となる燃料改質ライン61がリークしているか否かを、音,光,表示などで確認することができる。
なお、ここでいう流路とは、燃料改質ライン61のみならず、起動用燃料ラインや、燃焼空気・排気ガスラインや、カソード空気ラインや、改質・電池冷却用水ラインや、熱回収用ラインなどを含む。
本発明は上記実施例及び参考例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、実施例及び参考例では固体高分子型の燃料電池装置について説明したが、溶融炭素型や固体酸化物型などの他の発電方式でも構わない。また、燃料電池装置の構成も本実施例及び参考例のものに限定されないことは勿論、実施例では水張りの処理手段を、参考例ではリーク検査を、制御装置55のソフトウェア上の機能として組み込んだ例を示したが、別な検査に関する処理手段を制御装置55に設け、検査装置68を流路に接続したときに、同様に処理手段が検査を自動的に処理実行するものでもよい。
本発明の一実施例における燃料電池装置のシステム構成を示す概略説明図である。 本発明の一参考例のリーク検査時における燃料電池装置のシステム構成を示す概略説明図である。 同上、燃料改質ラインのリーク検査に関わる燃料電池装置のブロック構成図である。 本発明の一実施例における水張りに関する燃料電池装置のブロック構成図である。 本発明の一参考例における燃料改質ラインのリーク検査の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
2,5,19,22,40,44 遮断弁(弁部)
29,32,34,49 調節弁(弁部)
46,47,51 ポンプ(ポンプ部)
55 制御装置(制御部)
55a,55b 信号接続部
74 改質用水ライン(流路)
75 水張り処理手段(手段)

Claims (2)

  1. ガスの化学反応により発電を行なう燃料電池装置において、流路の水張りを処理実行する手段を装置の制御部に設けたことを特徴とする燃料電池装置。
  2. 前記手段は、前記流路に設けられる弁部およびポンプ部を制御するものであることを特徴とする請求項1記載の燃料電池装置。
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