JP2004238026A - ヒートシールユニット及び薬剤分包装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒータ台及びヒータ受け台によるシートへの狭圧力を、両者の押圧面の全域に亘って容易に均一化できるヒートシールユニットを提供する。
【解決手段】相対移動可能とされた第1カバー10及び第2カバー20の一方及び他方にそれぞれ揺動自在に連結されたヒータ支持アーム30及びヒータ受け支持アーム40と、前記ヒータ支持アーム30及び前記ヒータ受け支持アーム40の自由端部にそれぞれ回動自在に連結されたヒータ台50及びヒータ受け台60と、前記ヒータ台及び前記ヒータ受け台が互いに離間する方向へ前記ヒータ支持アーム及び前記ヒータ受け支持60が互いに近接するように前記付勢機構71,72の付勢力に抗して両者をシートの重合面と直交する方向へ押動する押動機構81,83,86,88とを備える。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱溶着性シートに対してヒートシールを行うヒートシールユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
長尺の熱溶着性シートに対してヒートシールを行い、該長尺熱溶着性シートからそれぞれが個別に区画された包装体を形成するヒートシールユニットは、薬剤分包装置等に使用されており、従来から種々の提案がなされている。
【0003】
例えば、本件出願人の先願公知文献(特許文献1)には、熱溶着性シートの重合面を挟んで互いに対向するように配設されたヒータ台及びヒータ受け台を、同心上に配されたそれぞれの枢支軸回りに揺動自在とされたヒートシールユニットが開示されている。
【0004】
斯かる従来のヒートシールユニットは、加熱ローラを用いていない為に指づめ等の危険性を伴わないと共に、移送中の熱溶着性シートの搬送ラインを略一定に保った状態でヒートシールを行うことができるという利点を有しているが、その一方で、下記点において改良の余地がある。
【0005】
即ち、前記従来のヒートシールユニットは、前記ヒータ台及びヒータ受け台を枢支軸回りに揺動させることによって、両者の間に狭圧されるシートに対してヒートシールを行っている。
より詳しく説明すると、前記従来の構成においては、前記ヒータ台及びヒータ受け台の押圧面(対向面)が前記枢支軸回りに揺動する構成である為、両者の押圧面(対向面)の全域に亘ってシートに対する狭圧力を均等にするのは困難であった。
【0006】
又、前記ヒータ台及びヒータ受け台はヒートシールユニット本体に固定的に連結されていた為、該ヒータ台及びヒータ受け台の交換やメンテナンス作業が困難であるという問題もあった。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−31003号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来技術に鑑みなされたものであり、ヒータ台及びヒータ受け台によるシートへの狭圧力を、両者の押圧面(対向面)の全域に亘って容易に均一化できるヒートシールユニットの提供を、一の目的とする。
又、本発明は、前記ヒータ台及び/又はヒータ受け台の交換やメンテナンス作業の効率化を図り得るヒートシールユニットの提供を、他の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成する為に、重合された状態で重合面に沿った方向へ搬送される熱溶着性シートに対してヒートシールを行うヒートシールユニットであって、架台に連結される第1カバーと、前記第1カバーに対して相対移動可能に連結された第2カバーであって、該第1カバーとの共働下に前記シートの搬送経路を含む収容空間を形成する閉鎖位置と、該収容空間を開放する開放位置とをとり得る第2カバーと、基端部が前記第1カバー及び第2カバーの一方にシート搬送方向に沿った枢支軸回り揺動自在に連結され、且つ、自由端部が前記収容空間内に延びるヒータ支持アームと、基端部が前記第1カバー及び第2カバーの他方にシート搬送方向に沿った枢支軸回り揺動自在に連結され、且つ、自由端部が前記収容空間内に延びるヒータ受け支持アームと、前記シートの重合面を挟んで互いに対向するように、前記ヒータ支持アーム及び前記ヒータ受け支持アームの自由端部にそれぞれ回動自在に連結されたヒータ台及びヒータ受け台と、前記ヒータ台及び前記ヒータ受け台が互いに離間する方向へ前記ヒータ支持アーム及び前記ヒータ受け支持アームを付勢する付勢機構と、前記ヒータ台及び前記ヒータ受け台が互いに近接するように前記付勢機構の付勢力に抗して両者を前記シートの重合面と直交する方向へ押動する押動機構とを備えたヒートシールユニットを提供する。
【0010】
前記付勢機構は、例えば、前記ヒータ台及び前記ヒータ受け台が互いに離間する方向へ前記ヒータ支持アーム及び前記ヒータ受け支持アームをそれぞれ付勢する第1及び第2スプリングを有するものとされる。
【0011】
一態様において、前記押動機構は、前記ヒータ台及び前記ヒータ受け台の背面側においてそれぞれ前記シートの重合面と平行な方向に往復動可能とされた第1及び第2押動部材と、前記ヒータ台及び前記ヒータ受け台の背面にそれぞれ設けられた第1及び第2カム従動部とを備える。
前記第1及び第2押動部材には、それぞれ、第1及び第2カム従動部と係合する第1及び第2カム面が設けられる。
【0012】
好ましくは、前記ヒータ台は、前記ヒータ支持アームに対して着脱自在とされる。
より好ましくは、前記ヒータ支持アーム及び前記ヒータ台の一方には、シート搬送方向に沿った中心軸を有する第1軸受孔と、該第1軸受孔と外方とを連通する第1切り欠きであって、前記第1軸受孔よりも開口幅が狭い第1切り欠きとを有する第1軸受部が備えられ、前記ヒータ支持アーム及び前記ヒータ台の他方には、前記第1軸受部によって回転自在に支持される第1支持軸が備えられる。
前記第1支持軸は、前記第1切り欠きを挿通可能な第1小幅部と、前記第1切り欠きを挿通不能とされ且つ前記第1軸受孔によって回転自在に支持可能な第1大幅部とを有する断面非円形状とされる。
【0013】
好ましくは、前記ヒータ受け台は、前記ヒータ受け支持アームに対して着脱自在とされる。
より好ましくは、前記ヒータ受け支持アーム及び前記ヒータ受け台の一方には、前記シート搬送方向に沿った中心軸を有する第2軸受孔と、該第2軸受孔と外方とを連通する第2切り欠きであって、前記第2軸受孔よりも開口幅が狭い第2切り欠きとを有する第2軸受部が備えられ、前記ヒータ受け支持アーム及び前記ヒータ受け台の他方には、前記第2軸受部によって回転自在に支持される第2支持軸が備えられる。
前記第2支持軸は、前記第2切り欠きを挿通可能な第2小幅部と、前記第2切り欠きを挿通不能とされ且つ前記第2軸受孔によって回転自在に支持可能な第2大幅部とを有する断面非円形状とされる。
【0014】
例えば、前記シートは、長手方向に沿った長手方向中心線で二つ折りされることによって重合されており、前記ヒータ台及びヒータ受け台は、前記重合されたシートの長手方向と、該重合されたシートの幅方向とを同時にヒートシールし得るように構成される。
【0015】
好ましくは、前記第2カバーは、前記第1カバーに対して揺動自在に連結される。
例えば、前記第1カバーは前記架台に固定連結される。
【0016】
さらに、本発明は、前記何れかの態様に係るヒートシールユニットと、前記シートが巻き回されてなる紙管体から該シートを繰り出す駆動手段と、前記ヒートシールユニットよりも前記シートの搬送方向上流側に配設された薬剤供給ユニットを有する薬剤供給手段とを備えた薬剤分包装置を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るヒートシールユニットの好ましい一形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施の形態に係るヒートシールユニット1を備えた薬剤分包装置100の概略斜視図である。
【0018】
前記ヒートシールユニット1は、重合された状態で搬送されるグラシンポリエチレン又はセロハンポリエチレン等の長尺熱溶着性シート110(以下、単にシートとも言う)に対してヒートシールを行い、該シート110から個々に区画された包装体を形成する為に使用される。
なお、前記「重合された状態」には、一枚のシートを長手方向に沿った中心線で二つ折りにした状態や二枚のシートを重ね合わせた状態等、種々の態様が含まれる。
【0019】
まず、前記薬剤分包装置100の構成について概説する。
該薬剤分包装置は、前記シート110がロール状の巻き回された紙管体100から該シート110を引き出して搬送する駆動手段(図示せず)と、搬送されるシート110に対してヒートシールを行う前記ヒートシールユニット1と、薬剤供給手段200とを備えている。
【0020】
前記駆動手段は、例えば、モータによって駆動される駆動ローラとされる。
斯かる駆動手段は、前記ヒートシールユニット1に内装することもできるし、別体として備えることもできる。
前記薬剤供給手段200は、薬剤を所定量毎に分配し且つ該所定量毎の薬剤を排出する薬剤分配ユニット210と、該薬剤分配ユニット210から排出される薬剤を前記シートによって形成される個々の包装体内へ供給し得るように、前記ヒートシールユニット1よりも前記シートの搬送方向上流側に配設され薬剤供給ユニット220とを有している。
【0021】
前記薬剤分配ユニット210は、自動錠剤分配機構や手撒き錠剤分配機構、さらには、散薬分配機構等種々の分配機構を備えることができる。
前記薬剤供給ユニット220は、例えば、ホッパを備えることができる。
【0022】
なお、図1中の符号150は、前記紙管体100から繰り出されたシート110を案内する案内バーであり、符号160はヒートシールされて個々の包装体が形成された後のシート110を出口へ向けて搬送する為の搬送コンベアである。
【0023】
又、図1に示す形態においては、前記紙管体100として、前記シート110が長手方向に沿った中心線で二つ折りにされた状態で巻き回されてなる紙管体100を用いたが、当然ながら、シート搬送途中において該シートを二つ折りにしても良いし、若しくは、2組のシートを搬送途中において重合させてから前記ヒートシールユニット1へ導くことも可能である。
【0024】
図2〜図5に、図1におけるII−II線に沿った前記ヒートシールユニット1の縦断面図を示す。
前記ヒートシールユニット1は、架台に連結される第1カバー10と、前記第1カバー10に対して相対移動可能に連結された第2カバー20と、基端部が前記第1カバー10及び第2カバー20の一方に揺動自在に連結されたヒータ支持アーム30と、基端部が前記第1カバー10及び第2カバー20の他方に揺動自在に連結されたヒータ受け支持アーム40と、前記ヒータ支持アーム30及び前記ヒータ受け支持アーム40にそれぞれ支持されたヒータ台50及びヒータ受け台60とを備えている。
【0025】
本実施の形態においては、前記第1カバー10は、薬剤分包装置の架台に固定されている。
前記第2カバー20は、該第1カバー10との共働下に前記シート110の搬送経路を含む収容空間Sを形成する閉鎖位置(図2及び図3参照)と、該収容空間Sを開放する開放位置(図4及び図5参照)とをとり得るようになっている。なお、本実施の形態においては、前記第2カバー20は、シートの重合面Pに沿った方向(シート搬送方向)に延びる主枢支軸21回りに揺動自在とされている。
【0026】
前記ヒータ支持アーム30は、自由端部が前記収容空間S内に延びるように、シート搬送方向に沿った第1枢支軸35回りに揺動自在とされている。
本実施の形態においては、該ヒータ支持アーム30は、前記第1カバー10に揺動自在に連結されている。
【0027】
前記ヒータ受け支持アーム40も、自由端部が前記収容空間S内に延びるように、シート搬送方向に沿った第2枢支軸45回りに揺動自在に連結されている。本実施の形態においては、該ヒータ受け支持アーム40は、前記第2カバー20に揺動自在に連結されている。
好ましくは、第2カバー20に支持される前記第2枢支軸45は、前記主枢支軸21と同軸上に配設される。
【0028】
図2及び図3に示すように、前記ヒータ台50及びヒータ受け台60は、前記第2カバー20を閉塞位置に位置させた状態において、互いの押圧面51,61が前記シートの重合面Pを挟んで互いに対向するように、前記ヒータ支持アーム30及び前記ヒータ受け支持アーム40の自由端部にそれぞれ回動自在に支持されている。
【0029】
本実施の形態に係るヒートシールユニット1は斯かる構成を備えることにより、前記第2カバー20を閉塞位置に位置させた状態において、前記ヒータ台50及びヒータ受け台60が前記シートの重合面Pに直交する方向X(図2及び図3においては左右方向)へ移動可能となっている。
【0030】
前記ヒートシールユニット1は、さらに、前記ヒータ台50及び前記ヒータ受け台60が互いに離間するような方向へ前記ヒータ支持アーム30及び前記ヒータ受け支持アーム40を付勢する付勢機構と、前記ヒータ台50及び前記ヒータ受け台60の押圧面51,61が前記シート重合面Pを挟んで互いに当接するように、両者を前記シートの重合面Pと直交する方向Xに沿って押動する押動機構とを備えている。
【0031】
本実施の形態においては、前記付勢機構として、前記第1カバー10と前記ヒータ支持アーム30との間に連結された第1スプリングであって、前記ヒータ台50が前記シート重合面Pから離間するような方向へ該ヒータ支持アーム30を付勢する第1スプリング71と、前記第2カバー20と前記ヒータ受け支持アーム40との間に連結された第2スプリングであって、前記ヒータ受け台60が前記シート重合面Pから離間するような方向へ該ヒータ受け支持アーム40を付勢する第2スプリング72とを備えている。
【0032】
前記押動機構は、外部操作に基づき、前記付勢機構の付勢力に抗して、前記ヒータ台50及びヒータ受け台60を互いに近接する方向へ押動し、これにより、両者によって狭圧される前記シート110がヒートシールされるように構成されている。
【0033】
本実施の形態においては、前記押動機構は、前記ヒータ台50の前記押圧面51とは反対側の背面52側において、外部操作に基づき前記シート重合面Pと平行な方向Y(シート面方向)に往復動可能とされた第1押動部材81と、前記ヒータ受け台60の前記押圧面61とは反対側の背面62側において、外部操作に基づき前記Y方向に往復動可能とされた第2押動部材86と、前記ヒータ台50の前記背面52に設けられた第1カム従動部83と、前記ヒータ受け台60の前記背面62に設けられた第2カム従動部88とを備えている。
【0034】
前記第1押動部材81は前記第1カム従動部83と係合する第1カム面82を有している。即ち、該第1押動部材81が前記シート面方向Yに沿って押動されると、前記第1カム面82が第1カム従動部83を押圧し、これにより、前記ヒータ台50が前記第1スプリング71の付勢力に抗して前記シート面と略直交する方向Xに沿ってシート110へ向けて移動するようになっている(図3参照)。
【0035】
同様に、前記第2押動部材86は前記第2カム従動部88と係合する第2カム面87を有している。即ち、該第2押動部材86が前記シート面方向Yに沿って押動されると、前記第2カム面87が第2カム従動部88を押圧し、これにより、前記ヒータ受け台60が前記第2スプリング72の付勢力に抗して前記シート面と略直交する方向Xに沿ってシート110へ向けて移動するようになっている(図3参照)。
前記第1及び第2押動部材81,86は、例えば、ギヤ等の伝動機構を介して双方向モータによって移動制御される。
【0036】
このように、本実施の形態に係るヒートシールユニット1は、ヒートシール動作の際に、前記ヒータ台50及びヒータ受け台60がそれぞれの支持アーム30,40の枢支軸35,45回りに揺動するのではなく、前記シート重合面Pと略直交する方向Xに沿って押動される。
従って、前記押圧面51,61の全域に亘って略均一な狭圧力をシート110に対して付加でき、これにより、ヒートシールを制御性良く行うことができる。
【0037】
なお、好ましくは、前記第1及び第2カム従動部83,88として、前記ヒータ台50及びヒータ受け台60の背面52,62にそれぞれ回転自在に支持されたローラを用いることができ、これにより、カム面82,87との間の摩擦抵抗を削減できる。
【0038】
さらに、本実施の形態に係るヒートシールユニット1は、前記ヒータ台50及び前記ヒータ受け台60を、それぞれ、前記ヒータ支持アーム30及びヒータ受け支持アーム40に対して着脱自在としており、これにより、前記ヒータ台50及びヒータ受け台60の交換やメンテナンス作業の効率化を図っている。
【0039】
詳しくは、図4に示すように、前記ヒータ支持アーム30及び前記ヒータ台50の一方には、前記シート搬送方向(シート面方向)に沿った中心軸を有する第1軸受孔32と、該第1軸受孔32の内方と外方とを連通する第1切り欠き33とを有する第1軸受部31が備えられている。
本実施の形態においては、前記第1軸受部31は前記ヒータ支持アーム30の自由端部に設けられている。
【0040】
前記第1軸受孔32は開口幅a1とされ、且つ、第1切り欠き33は前記第1軸受孔32の開口幅a1よりも狭い開口幅a2とされている。
【0041】
他方、前記ヒータ支持アーム30及び前記ヒータ台50の他方には、前記第1軸受部31によって回転自在に支持される第1支持軸であって、断面非円形状の第1支持軸56が備えられている。
本実施の形態においては、前記第1支持軸56は前記ヒータ台50に設けられている。
【0042】
詳しくは、該第1支持軸56は、前記第1軸受孔32によって回転支持可能であり且つ前記第1切り欠き33を挿通不可能な幅b1を有する第1大幅部57と、前記第1切り欠き33を挿通可能な幅b2を有する第1小幅部58とを有するものとされる。
【0043】
斯かる構成を備えることにより、前記第1小幅部58を介して前記第1支持軸56を前記第1軸受孔32内に位置させることができつつ、該第1支持軸56が不意に第1軸受孔32から脱離することを有効に防止できる(図4参照)。
従って、前記ヒータ台50の前記ヒータ支持アーム30からの不意の脱離を防止しつつ、該ヒータ台50を前記ヒータ支持アーム30から容易に取り外すことができる。
【0044】
なお、前記ヒータ受け台60及び前記ヒータ受け支持アーム30の連結構造は、前記ヒータ台50及びヒータ支持アーム30の連結構造と同一である。従って、前記ヒータ受け台60及び前記ヒータ受け支持アーム30の連結構造についてはその説明を省略する。
又、本実施の形態においては、前記ヒータ台及びヒータ受け台の双方を着脱自在としたが、当然ながら、何れか一方のみを着脱自在とすることも可能である。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るヒートシールユニットによれば、ヒータ台及びヒータ受け台をぞれぞれの支持アームによって揺動自在に支持すると共に、該ヒータ台及びヒータ受け台をシート重合面に直交する方向へ押動するように構成したので、ヒートシール動作の際に、ヒータ台及びヒータ受け台によるシートへの狭圧力を、両者の押圧面(対向面)の全域に亘って容易に均一化できる。従って、ヒートシールを制御性良く行うことができる。
【0046】
又、前記ヒータ台及び/又はヒータ受け台をそれぞれの支持アームに対して着脱自在とすれば、該ヒータ台及び/又はヒータ受け台の交換作業及びメンテナンス作業の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態に係るヒートシールユニットを備えた薬剤分包装置の一例を示す概略斜視図である。
【図2】図2は、図1におけるII−II線に沿った断面図であり、前記ヒートシールユニットにおける第2カバーが閉塞位置にあり、且つ、ヒータ台及びヒータ受け台がヒートシール待機位置にある状態の縦断面を示している。
【図3】図3は、図1におけるII−II線に沿った断面図であり、前記ヒートシールユニットにおける第2カバーが閉塞位置にあり、且つ、ヒータ台及びヒータ受け台がヒートシール位置にある状態の縦断面を示している。
【図4】図4は、図1におけるII−II線に沿った断面図であり、前記ヒートシールユニットにおける第2カバーが開放位置にあり、且つ、ヒータ台がヒータ支持アームから取り外された状態を示している。
【図5】図5は、図1におけるII−II線に沿った断面図であり、前記ヒートシールユニットにおける第2カバーが開放位置にあり、且つ、ヒータ受け台がヒータ受け支持アームから取り外された状態を示している。
【符号の説明】
1 ヒートシールユニット
10 第1カバー
20 第2カバー
30 ヒータ支持アーム
31 第1軸受部
32 第1軸受孔
33 第1切り欠き
40 ヒータ受け支持アーム
50 ヒータ台
51 ヒータ台の押圧面
52 ヒータ台の背面
56 第1支持軸
57 第1大幅部
58 第1小幅部
60 ヒータ受け台
71 第1スプリング
72 第2スプリング
81 第1押動部材
82 第1カム面
83 第1カム従動部
86 第2押動部材
87 第2カム面
88 第2カム従動部
100 薬剤分包装置
110 熱溶着性シート
200 薬剤供給手段
220 薬剤供給ユニット

Claims (10)

  1. 重合された状態で重合面に沿った方向へ搬送される熱溶着性シートに対してヒートシールを行うヒートシールユニットであって、
    架台に連結される第1カバーと、
    前記第1カバーに対して相対移動可能に連結された第2カバーであって、該第1カバーとの共働下に前記シートの搬送経路を含む収容空間を形成する閉鎖位置と、該収容空間を開放する開放位置とをとり得る第2カバーと、
    基端部が前記第1カバー及び第2カバーの一方にシート搬送方向に沿った枢支軸回り揺動自在に連結され、且つ、自由端部が前記収容空間内に延びるヒータ支持アームと、
    基端部が前記第1カバー及び第2カバーの他方にシート搬送方向に沿った枢支軸回り揺動自在に連結され、且つ、自由端部が前記収容空間内に延びるヒータ受け支持アームと、
    前記シートの重合面を挟んで互いに対向するように、前記ヒータ支持アーム及び前記ヒータ受け支持アームの自由端部にそれぞれ回動自在に連結されたヒータ台及びヒータ受け台と、
    前記ヒータ台及び前記ヒータ受け台が互いに離間する方向へ前記ヒータ支持アーム及び前記ヒータ受け支持アームを付勢する付勢機構と、
    前記ヒータ台及び前記ヒータ受け台が互いに近接するように前記付勢機構の付勢力に抗して両者を前記シートの重合面と直交する方向へ押動する押動機構とを備えていることを特徴とするヒートシールユニット。
  2. 前記付勢機構は、前記ヒータ台及び前記ヒータ受け台が離間する方向へ前記ヒータ支持アーム及び前記ヒータ受け支持アームをそれぞれ付勢する第1及び第2スプリングを有していることを特徴とする請求項1に記載のヒートシールユニット。
  3. 前記押動機構は、前記ヒータ台及び前記ヒータ受け台の背面側においてそれぞれ前記シートの重合面と平行な方向に往復動可能とされた第1及び第2押動部材と、
    前記ヒータ台及び前記ヒータ受け台の背面にそれぞれ設けられた第1及び第2カム従動部とを備え、
    前記第1及び第2押動部材には、それぞれ、第1及び第2カム従動部と係合する第1及び第2カム面が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のヒートシールユニット。
  4. 前記ヒータ台は、前記ヒータ支持アームに対して着脱自在とされていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のヒートシールユニット。
  5. 前記ヒータ支持アーム及び前記ヒータ台の一方には、シート搬送方向に沿った中心軸を有する第1軸受孔と、該第1軸受孔と外方とを連通する第1切り欠きであって、前記第1軸受孔よりも開口幅が狭い第1切り欠きとを有する第1軸受部が備えられ、
    前記ヒータ支持アーム及び前記ヒータ台の他方には、前記第1軸受部によって回転自在に支持される第1支持軸が備えられており、
    前記第1支持軸は、前記第1切り欠きを挿通可能な第1小幅部と、前記第1切り欠きを挿通不能とされ且つ前記第1軸受孔によって回転自在に支持可能な第1大幅部とを有する断面非円形状とされていることを特徴とする請求項4に記載のヒートシールユニット。
  6. 前記ヒータ受け台は、前記ヒータ受け支持アームに対して着脱自在とされていることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載のヒートシールユニット。
  7. 前記ヒータ受け支持アーム及び前記ヒータ受け台の一方には、前記シート搬送方向に沿った中心軸を有する第2軸受孔と、該第2軸受孔と外方とを連通する第2切り欠きであって、前記第2軸受孔よりも開口幅が狭い第2切り欠きとを有する第2軸受部が備えられ、
    前記ヒータ受け支持アーム及び前記ヒータ受け台の他方には、前記第2軸受部によって回転自在に支持される第2支持軸が備えられており、
    前記第2支持軸は、前記第2切り欠きを挿通可能な第2小幅部と、前記第2切り欠きを挿通不能とされ且つ前記第2軸受孔によって回転自在に支持可能な第2大幅部とを有する断面非円形状とされていることを特徴とする請求項6に記載のヒートシールユニット。
  8. 前記シートは、長手方向に沿った長手方向中心線で二つ折りされることによって重合されており、
    前記ヒータ台及びヒータ受け台は、前記重合されたシートの長手方向と、該重合されたシートの幅方向とを同時にヒートシールし得るように構成されていることを特徴とする請求項1から7の何れかに記載のヒートシールユニット。
  9. 前記第2カバーは、前記第1カバーに対して揺動自在に連結されていることを特徴とする請求項1から8の何れかに記載のヒートシールユニット。
  10. 請求項1から9の何れかに記載のヒートシールユニットと、
    前記シートが巻き回されてなる紙管体から該シートを繰り出す駆動手段と、
    前記ヒートシールユニットよりも前記シートの搬送方向上流側に配設された薬剤供給ユニットを有する薬剤供給手段とを備えていることを特徴とする薬剤分包装置。
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