JP2004236212A - 画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】外部の機器が有するアドレス情報等を画像形成装置用に編集する2度手間を回避でき、画像形成装置におけるメモリ使用量、情報取得時間を削減でき、情報をユーザが適宜に検索、閲覧・修正・変更・削除・生成でき、かつ、汎用性・互換性の高い環境を構築できる画像形成システムを提供するを提供する。
【解決手段】ユーザの要求に応じて、MFP100が外部機器1、2、3から、ネットワーク60を介して、アドレス情報等を取得する。取得された情報は、メモリ29に保存され、表示部40に表示される。ユーザは、その情報を操作部30等により変更、削除、追加でき、その結果は外部機器1、2、3に自動的に反映される。MFP100は、ディレクトリサーバを格納した外部機器3のクライアントになる。外部機器2からの要求にMFP100内の情報で不足が生じた場合、外部機器3から当該情報を取得し、これを外部機器2に渡す。
【選択図】 図1
【解決手段】ユーザの要求に応じて、MFP100が外部機器1、2、3から、ネットワーク60を介して、アドレス情報等を取得する。取得された情報は、メモリ29に保存され、表示部40に表示される。ユーザは、その情報を操作部30等により変更、削除、追加でき、その結果は外部機器1、2、3に自動的に反映される。MFP100は、ディレクトリサーバを格納した外部機器3のクライアントになる。外部機器2からの要求にMFP100内の情報で不足が生じた場合、外部機器3から当該情報を取得し、これを外部機器2に渡す。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成システムに関し、特に、通信機能を有する画像形成装置をを構成要素とする画像形成システム関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、通信機能を有する画像形成装置、例えば、ファクシミリ(以下、FAXという)や、スキャナ、プリンタ、ファックス機能を有するマルチファンクションプリンタ(以下、MFPという)には、アドレス帳機能があった。ここにいうアドレス帳機能とは、例えば、送信先の電話番号等のアドレス情報をメモリに記憶して、ユーザが送信先のキーワードを入力すると、当該送信先の電話番号が選択されて、ファクシミリ送信が行われるといった機能である。
【0003】
また、上記のようなアドレス帳機能を有しないFAX等においても、これとネットワークで接続されたアドレス帳機能を有するFAX等の同機能を利用して送信等を行う技術も、従来より存在した(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
しかし、このような技術によっても、FAXやMFP等に送信先の電話番号等のアドレス情報を登録する作業には、当該FAXやMFP等がパーソナルコンピュータ(以下、PCという)と接続されていない限りは、個人がPC上で管理しているアドレス帳とは別に登録する必要があるという問題があった。
【0005】
すなわち、メールアドレスやFAX番号といったシステムに必要なユーザ情報は、FAX・MFP等での機器内に保持されているが、それらは当該FAX・MFP等用に管理者が保存したものである。しかし、他方で、FAX・MFP等以外に、ユーザ情報等を格納しているPC等の外部機器もあるため、そのユーザ情報等をFAX・MFP等用に編集するのは2度手間となる場合がある。
【0006】
他方で、FAX・MFP等のメモリ容量には限界があるので、複数のユーザがそれぞれのPC等に個人のアドレス帳データを大量に保有している場合などに、それらのデータをすべてFAX・MFP等に保存しようとすると、メモリオーバーになるおそれがある。すなわち、システムに必要な情報を外部機器から取得する場合に、情報の全てをシステムに取得することは、メモリの制約を受ける可能性がある。
【0007】
そこで、ネットワーク上のPCの個人アドレス帳をMFPやFAXが容易に取得できる個人アドレス帳共有システムが登場した(例えば、特許文献2参照)。このシステムは、例えば、PCが、MFP・FAX等からの個人アドレス帳の送信要求に応じて、データベースが管理する個人アドレス帳をネットワークを介してMFP・FAX等に送信する。MFP・FAX等は、PCから受信した個人アドレス帳を保存し、これを利用してFAX送信を行うといったものである。
【0008】
【特許文献1】
特開平4−220872号公報
【特許文献2】
特開2002−041250号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のシステムにおいても、画像形成装置に必要な情報を外部機器から取得する場合に、情報の全てを画像形成装置に取得していたのでは、取得時間が長くなり、検索性が悪いという問題が残っていた。また、外部機器から取得された情報をユーザが閲覧・修正・変更・削除する手段や、外部機器が保有する情報が不足している場合にユーザが情報を生成して追加する手段を備えていないと、利便性が乏しく、操作性も劣る。さらには、多数のユーザがシステムを利用するのであれば、システム内の情報を外部に公開する汎用的な環境を構築し、また、システム内の情報に互換性を持たせることが望ましい。
【0010】
そこで、本発明は、外部機器に格納されているユーザ情報等をFAX・MFP等用に編集する2度手間を回避でき、メモリ使用量を削減できるだけでなく、情報取得時間の削減、検索性の向上や、情報をユーザが適宜に閲覧・修正・変更・削除・追加できることによる利便性の向上を図れ、さらに、汎用性・互換性の高いシステム環境を構築できる画像形成システムを提供することを目的とする。
【0011】
すなわち、請求項1、13記載の発明は、画像形成装置の外部から元々あるユーザ情報を取得することで、PC等の外部機器に格納されているユーザ情報等をFAX・MFP等用に編集する2度手間を回避し、また、画像形成装置内に保持したいユーザ情報が画像形成装置のメモリ許容量以上に多かった場合の解決を目的とする。
【0012】
画像形成装置に必要な情報を外部機器から取得する場合に、情報の全てをシステムに取得することは、取得時間が長く、メモリの制約を受ける可能性がある。また、全てを取得したのでは、検索性が悪いという問題がある。そこで、請求項2、13記載の発明は、取得時間の削減、メモリ使用量の削減、ユーザの必要な情報だけを絞り込む検索機能を提供することでの操作性向上を目的とする。
【0013】
請求項3、13記載の発明は、請求項1もしくは請求項2記載の発明により取得した情報をユーザが閲覧可能にすることを目的とする。
【0014】
画像形成装置で頻繁に利用する情報であった場合に、請求項1記載の発明において、ネットワークを介した外部機器に情報を取得しに行くのは、そのたびに取得の手続きが必要なうえ、取得時間がかかる。また、ネットワークの状態によって、情報を取得できない場合がある。そこで、請求項4、13記載の発明は、これらを回避することでの操作性向上を目的とする。
【0015】
請求項5、13記載の発明は、取得した情報が、最新でない場合もしくは画像形成装置で再利用できない場合に、その情報をユーザもしくは画像形成装置が修正し、利用できる形にすることを目的とする。また、取得した情報が不要な場合に削除できるようにすることを目的とする。
【0016】
請求項6、13記載の発明は、請求項5記載の発明において、画像形成装置の利用できる状態に変更した情報を、その後利用する場合、外部機器から再度情報を取得すると、取得するたびに変更が必要であるので、その手間を回避することを目的とする。
【0017】
請求項7、13記載の発明は、請求項5記載の発明において、画像形成装置の利用できる状態に変更した情報を、外部機器にも自動的に反映させることで、画像形成装置での情報の再取得時もしくは外部機器での再修正を行う手間を省くことを目的とする。また、取得した情報を必要に応じて削除した場合、外部機器の情報は最新ではないため、外部機器にも自動的に反映させることで、画像形成装置での情報の再取得時の、もしくは外部機器での再修正を行う手間を省くことを目的とする。
【0018】
請求項8、9、13記載の発明は、外部機器が保持する情報が不足している場合、画像形成装置上で臨時に情報を生成して、画像形成装置を利用した後、この臨時生成したデータを外部機器に保存し、次回利用できるようにすることができるようにして利便性の向上を図ることを目的とする。
【0019】
請求項10、11、13記載の発明は、システム内の情報を外部に公開する汎用的な環境を構築すること、また、システム内の情報に互換性を持たせることを目的とする。
【0020】
請求項12、13記載の発明は、例えば、ユーザ情報が必要な外部機器は、本画像形成装置のみに問い合わせればよく、ユーザ情報が分散している場合でも、その分散情報全てを網羅した検索結果を返すことを可能とすることにより、利便性を向上させることを目的とする。
【0021】
請求項14、13記載の発明は、例えば、画像形成装置外部が管理しているユーザアカウントごとに、本画像形成装置の利用制限を設けることを可能として、拡張性を向上させることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、画像形成システムは、画像を形成するための画像形成手段と通信機能とを有する画像形成装置と、通信機能を有する装置と、がネットワークを介して接続された画像形成システムであって、画像形成装置は、装置が保有する情報の一部または全部を恒久的または一時的に取得する情報取得機能、を有することを特徴とするものである。
【0023】
請求項2記載の発明によれば、画像形成システムは、情報取得機能は、ユーザの要求に応じた情報のみを取得する機能である請求項1記載の画像形成システムであることを特徴とするものである。
【0024】
請求項3記載の発明によれば、画像形成システムは、情報取得機能により取得された情報を表示するための表示手段をさらにを有する請求項1または2記載の画像形成システムであることを特徴とするものである。
【0025】
請求項4記載の発明によれば、画像形成システムは、情報取得機能により取得された情報の一部または全部を保存する記憶手段をさらに有する請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成システムであることを特徴とするものである。
【0026】
請求項5記載の発明によれば、画像形成システムは、取得された情報を変更及び/または削除するための操作手段をさらにを有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成システム。特徴とするものである。
【0027】
請求項6記載の発明によれば、画像形成システムは、操作手段により変更された情報を保存する記憶手段をさらに有することを特徴とする請求項5記載の画像形成システムであることを特徴とするものである。
【0028】
請求項7記載の発明によれば、画像形成システムは、変更及び/または削除の結果を装置に自動的に反映する機能を有する請求項5または6記載の画像形成システムであることを特徴とするものである。
【0029】
請求項8記載の発明によれば、画像形成システムは、操作手段は、画像形成装置に必要な情報を追加する機能をさらに有する請求項5から7のいずれか1項に記載の画像形成システムであることを特徴とするものである。
【0030】
請求項9記載の発明によれば、画像形成システムは、追加された情報の一部または全部をネットワークを介して、装置に恒久的または一時的に追加する機能をさらに有する請求項8記載の画像形成システムであることを特徴とするものである。
【0031】
請求項10記載記載の発明によれば、画像形成システムは、画像形成装置内の情報の一部または全部をディレクトリサーバ機能により管理する請求項1から9のいずれか1項に記載の画像形成システムであることを特徴とするものである。
【0032】
請求項11記載の発明によれば、画像形成システムは、装置の1つがディレクトリサーバを有し、画像形成装置はディレクトリサーバに対するクライアントであり、装置と画像形成装置とが情報を共有する請求項1から10のいずれか1項に記載の画像形成システムであることを特徴とするものである。
【0033】
請求項12記載の発明によれば、画像形成システムは、装置からの情報要求に対して、画像形成装置の情報に不足がある場合に、画像形成装置とネットワークを介して接続された他の装置から不足している情報を取得し、情報を要求をした装置に渡す請求項1から10のいずれか1項に記載の画像形成システムであることを特徴とするものである。
【0034】
請求項13記載の発明によれば、画像形成システムは、情報は、電子メールアドレス及び/ファックス番号を含む請求項1から12のいずれか1項に記載の画像形成システムであることを特徴とするものである。
【0035】
請求項14記載の発明によれば、画像形成システムは、画像形成装置の利用権限を前記通信機能を有する装置で管理するユーザごとに制限する機能をさらに有する請求項1から13のいずれか1項に記載の画像形成システムであることを特徴とするものである。
【0036】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面のを参照して、本発明による画像形成システムの実施の形態を詳細に説明する。
【0037】
まず、本発明による画像形成システムの一実施形態における第1の実施例について説明する。
【0038】
図1には、本発明による画像形成システムの一実施形態におけるシステム構成図が示されている。
【0039】
図において、画像形成システム200は、画像形成装置100と、Ethernet(R)60と、外部機器1、外部機器2、外部機器3とを含んで構成される。画像形成装置100は、CPU10と、メモリ20と、操作部30と、表示部40と、外部I/F50と、を含んで構成される。
【0040】
画像形成装置100は、ファクシミリやMFPを典型例とするが、本発明における画像形成装置は、画像データに基づいて画像を形成するための画像形成手段と、後述の外部機器1、外部機器2、外部機器3等と通信する機能を有すれば足りるので、PC等の装置や、PDA、携帯電話、PHS等の携帯通信端末も含む。
なお、画像形成手段については図1においては省略されている。
【0041】
メモリ20は、画像形成装置100が外部機器1、外部機器2、外部機器3等から取得した情報等を保存するための記憶手段である。メモリ20は、後述のように操作部30等により変更または新規追加された情報を保存する記憶手段ともなる。
【0042】
操作部30は、ユーザが必要な情報を指定し、外部機器1、外部機器2、外部機器3等に対し検索要求を出すための操作手段である。また、操作部30は、画像形成装置100が外部機器1、外部機器2、外部機器3等から取得した情報を変更・削除したり、画像形成装置100ひいては画像形成システム200内の情報を新規追加するためにも用いられる。形式ないし外観上はキーボード、タッチパネル等を例としてあげることができるが、本発明における操作手段はそのような形式・外観に限定されるものではない。
【0043】
表示部40は、画像形成装置100が外部機器1、外部機器2、外部機器3等から取得した情報を表示する手段である。形式ないし外観上はCRTディスプレイや液晶ディスプレイ等を例としてあげることができるが、本発明における表示手段はそのような形式・外観に限定されるものではない。
【0044】
外部I/F50は、画像形成装置100と外部機器1、外部機器2、外部機器3等とを接続するためのインターフェースである。
【0045】
CPU10は、以上のようなメモリ20と、操作部30と、表示部40と、外部I/F50と、が行うの動作を制御する。
【0046】
Ethernet(R)60は、ネットワークの手段としてのバス構造のLANである。ただし、本発明におけるネットワークの手段は、これに限定されるものではない。本発明におけるネットワークは、データなどを伝送する通信網であれ場足りるので、加入者の端末を結ぶ電気通信回路網を広くむ。よって、本発明におけるネットワークは、LAN、WAN、インターネットのすべてを含む。
【0047】
外部機器1、外部機器2は、通信機能を有するPCであり、外部機器3は、MFPであるが、本発明における外部機器は、それらに限定されるものではなく、通信機能を有する装置であれば足りる。よって、本発明における外部機器は、ファクシミリや、PDA、携帯電話、PHS等の携帯通信端末等であってもよい。また、通信されるデータは、テキストデータ、画像データを問わず、文字、図形、静止画、動画も問わない。よって、本発明における通信機能は、映像の送受信(例えば、デジタル写真やデジタル動画の送受信)を行う機能も含む。
【0048】
図1において、外部機器1がディレクトリサーバ(例えば、Lightweight Directory Access Protocol、以下、LDAPという)で情報を管理しているとする。画像形成装置100は、ディレクトリサーバに対して読み取り権限を持つクライアントとして認証要求を出す。
【0049】
画像形成装置100は、システムに必要な情報(例えば、メールアドレスやFAX番号)を選定し、それらを取得条件として外部機器1に検索要求を出すことで外部機器1が持つ、システムに必要な情報を取得する。
【0050】
図2には、本発明による画像形成システムの一実施形態における情報の内容が示されている。
【0051】
図において、画像形成装置100が取得した情報は、ユーザ1については、識別子(Domain Name、以下DNという)、名前、メールアドレス、FAX番号 であり、ユーザ2については、識別子(DN)、名前、FAX番号である。さらにユーザ3以下についても同様な情報が取得される。
【0052】
これに対して、外部機器1が保持する情報は、ユーザ1については識別子(DN)、名前、メールアドレス、FAX番号、会社名、部署名等であり、ユーザ2については識別子(DN)、名前、FAX番号、部署名等である。さらにユーザ3以下についても同様な情報が保持される。
【0053】
図3には、第1実施例のフローチャートが示されている。
【0054】
ステップS1において、接続に必要な情報の設定が行われる。ステップS2において、LDAPサーバへの接続が行われる。ステップS3において、システムに必要な情報の設定が行われる。ステップS4において、検索要求に必要な情報の設定が行われる。ステップS5において、LDAPサーバへの検索要求が行われる。ステップS6において、結果取得が行われる。
【0055】
なお、ここで取得される情報は、外部機器の保有する情報の全部であっても、一部であってもよい。また、取得された情報は画像形成装置100内に恒久的に保有されても、一時的に保有されてもよい。
【0056】
以上のような第1実施例によれば、様々な外部機器から情報取得が可能であるため、他の機器と、情報を共有することができる。また、画像形成装置に必要な情報を、外部機器より取得することで、画像形成装置内に必要な全ての情報を保持する必要がないため、画像形成装置のメモリ使用量の削減につながる。
【0057】
以下、本発明による画像形成システムの一実施形態たる第2実施例について説明する。
【0058】
図1の操作部30でユーザが必要な情報(例えば、名前に“あいう”がつく)を指定し、外部機器1に対し検索要求を出すことで、ユーザに必要な情報のみを取得する点が本実施例の特徴である。
【0059】
図4には、第2実施例のフローチャートが示されている。
【0060】
ステップS11において、接続に必要な情報の設定が行われる。ステップS12において、LDAPサーバへの接続が行われる。ステップS13において、システムに必要な情報の設定が行われる。ステップS14において、検索条件設定が行われる。ステップS15において、検索要求に必要な情報の設定が行われる。ステップS16において、LDAPサーバへの検索要求が行われる。ステップS17において、結果取得が行われる。
【0061】
以上のような第2実施例によれば、ユーザに必要な情報のみを取得することができ、画像形成装置の操作性が向上する。また、取得する情報を絞り込むことができるため、取得時間の削減とメモリ使用量の削減につながる。
【0062】
以下、本発明による画像形成システムの一実施形態たる第3実施例について説明する。
【0063】
画像形成装置100が外部機器1等から取得した情報が、表示部40へ渡されることにより、その情報を表示部40に表示する点が本実施例の特徴である。
【0064】
図5には、第3実施例のフローチャートが示されている。
ステップS21において取得された情報が、ステップS22において表示部40へ渡される。そして、ステップS23において表示される。
【0065】
以上のような第3実施例によれば、画像形成装置100が外部機器1等から取得した情報が表示部に表示されるのでで、ユーザは取得情報を目で確認することができる。
【0066】
以下、本発明による画像形成システムの一実施形態たる第4実施例について説明する。
【0067】
画像形成装置100が外部機器1等から取得した情報が、メモリ20の不揮発メモリへ渡されることにより保存される点が本実施例の特徴である。
なお、ここで保存される情報は、画像形成装置100が外部機器1等から取得した情報の一部であっても、全部であってもよい。
【0068】
図6には、第4実施例のフローチャートが示されている。
ステップS31において取得された情報が、ステップS32において不揮発メモリに渡される。そして、ステップS32において保存される。
【0069】
以上のような第4実施例によれば、外部機器が持つ情報を自機内の情報として保持することで、外部機器の情報を頻繁に取得する必要がなくなり、作業時間を削減できる。また、ネットワークの状態に影響されることなく情報を使用できるため、画像形成装置の操作性が向上する。
【0070】
以下、本発明による画像形成システムの一実施形態たる第5実施例について説明する。
【0071】
画像形成装置100が外部機器1等から取得した情報が、一時的に画像形成装置100内の揮発メモリもしくは不揮発メモリへ渡されることで、画像形成装置100が保持する情報と同じように、CPU10や操作部30によりその情報に修正・変更を加えられる点が本実施例の特徴である。
【0072】
図7には、第5実施例のフローチャートが示されている。
ステップS41において取得された情報が、ステップS42においてメモリへ渡される。そして、ステップS43において編集処理(修正・変更)が行われる。
【0073】
以上のような第5実施例によれば、外部機器1等が持つ情報が画像形成装置100で利用するに適しない場合でも、画像形成装置100に必要な形に修正・変更することができるので、情報を有効活用することができる。
【0074】
以下、本発明による画像形成システムの一実施形態たる第6実施例について説明する。
【0075】
第5実施例で変更を加えた情報を、システムが持つメモリ20の不揮発メモリへ渡すことで保存する点が本実施例の特徴である。
【0076】
図8には、第6実施例のフローチャートが示されている。
ステップS51において編集(修正・変更)された情報が、ステップS52において不揮発メモリへ渡される。そして、ステップS53において保存される。
【0077】
以上のような第6実施例によれば、外部機器1等が持つ情報が画像形成装置100の利用に適しないことからこれを画像形成装置100に利用できる状態に変更した場合に、変更後の情報を保存すれば、外部機器1等から情報を取得するたびに変更する必要がなくなるので、作業時間の削減につながる。
【0078】
以下、本発明による画像形成システムの一実施形態たる第7実施例について説明する。
【0079】
図1において、外部機器1がディレクトリサーバ(例えば、LDAP)で情報を管理しているとする。画像形成装置100はディレクトリサーバに対して書き込み権限を持つクライアントとして認証要求を出す。
【0080】
ディレクトリサーバでは、エントリ(図2中、(ユーザ1)、(ユーザ2)、…)ごとに固有の識別子(DN)を持つ。
【0081】
画像形成装置100では、取得した情報のうち、識別子以外を修正・変更する。そして、修正・変更が終了した時点で、画像形成装置100はその外部機器1に対して、識別情報にて変更するエントリを指定し、変更事項を反映させる要求を出すことで、変更結果を外部機器1に自動的に反映させる。
【0082】
図9には、第7実施例のフローチャートが示されている。
【0083】
ステップS61において、接続に必要な情報の設定が行われる。ステップS62において、LDAPサーバへの接続が行われる。ステップS63において、変更要求に必要な情報の設定が行われる。ステップS64において、LDAPサーバへの変更要求が行われる。
【0084】
以上のような第7実施例によれば、外部機器1等が持つ情報が画像形成装置100の利用に適しないことからこれを画像形成装置100に必要な形に変更した場合に、その変更が自動的に外部機器1等に反映され、次回に同じ情報を取得する際に、再変更する必要がなくなり、また、外部機器1等の側でも、当該情報を変更することが不要となるため、作業時間の削減につながる。
【0085】
以下、本発明による画像形成システムの一実施形態たる第8実施例について説明する。
【0086】
図1において、外部機器1がディレクトリサーバ(例えばLDAP)で情報を管理しているとする。画像形成装置100はディレクトリサーバに対して書き込み権限を持つクライアントとして認証要求を出す。
【0087】
図2において、外部機器1から取得した情報の中に、画像形成装置100において使いたい情報(ここでは、例えば、ユーザ2のメールアドレスとする)が不足している場合、画像形成装置100は、図1のCPU10や操作部30を使い、ユーザ2のメールアドレスを臨時で作成する。そして、画像形成装置100は外部機器1に対して、識別子にて追加の対象となるユーザ2を指定し、追加内容であるメールアドレスを反映させる要求を出すことで、外部機器1に恒久的または一時的に当該メールアドレス新規追加する動作を実現する。
【0088】
さらに、ここでは、ユーザそのものが存在しない場合には、識別子から作成し、追加要求をだすことで、新規ユーザ追加が可能となる。
【0089】
図10には、第8実施例のフローチャートが示されている。
【0090】
ステップS71において取得された情報に、画像形成装置100で利用したい情報がなければ(ステップS72においてNO)、ステップS73において、利用する情報の作成が行われる。
【0091】
LDAPサーバの接続中でなければ(ステップS74においてNO)、ステップS75において、接続に必要な情報の設定が行われ、ステップS76において、LDAPサーバへの接続が行われる。
【0092】
LDAPサーバへ接続されれば(ステップS74でYESまたはステップS76で接続)、ステップS77において、追加要求に必要な情報の設定が行われる。次いで、ステップS78において、LDAPサーバへの追加要求が行われる。
【0093】
以上のような第8実施例によれば、画像形成装置100が利用する情報で、外部機器1等が保持していない情報であった場合に、画像形成装置100が利用した情報を、画像形成装置100から外部機器1等に新規保存することが可能となる。よって、利便性が向上し、また、作業時間の削減につながる。
【0094】
以下、本発明による画像形成システムの一実施形態たる第9実施例について説明する。
【0095】
図1において、外部機器1がディレクトリサーバ(例えばLDAP)で情報を管理しているとする。画像形成装置100はディレクトリサーバに対して書き込み権限を持つクライアントとして認証要求を出す。
【0096】
図2において、外部機器1から取得した情報のうち、画像形成装置100上で、識別子で削除の対象となるユーザを指定し、外部機器1に削除要求を出すことで、情報の削除を自動的に外部機器1に反映させる動作を実現する。
【0097】
図11には、第9実施例のフローチャートが示されている。
【0098】
ステップS81において取得された情報のうち、ステップS82において、ある情報を削除の対象とする。
【0099】
LDAPサーバの接続中でなければ(ステップS83においてNO)、ステップS84において、接続に必要な情報の設定が行われ、ステップS85において、LDAPサーバへの接続が行われる。
【0100】
LDAPサーバへ接続されれば(ステップS83でYESまたはステップS85で接続)、ステップS86において、削除に必要な情報の設定が行われる。次いで、ステップS87において、LDAPサーバへの削除要求が行われる。
【0101】
以上のような第9実施例によれば、画像形成装置100が使用する情報を、変更したり(第7実施例)、新規に作成して外部機器1に保存したりすること(第8実施例)が可能となるのに加えて、画像形成装置100ひいてはシステム200にとって不要な情報を削除することも可能となり、さらには自動的に外部機器に対して更新を行える。よって、外部機器に情報を持つ際の、利便性が向上する。
【0102】
以下、本発明による画像形成システムの一実施形態たる第10実施例について説明する。
【0103】
システム200内にディレクトリサーバ(例えば、LDAP)環境を構築し、システム200内の情報をそのディレクトリサーバに格納する。ディレクトリサーバを格納したMFPが図1の外部機器3とすると、画像形成装置100は外部機器3のクライアントになることで、外部機器3等と情報を共有する。
【0104】
図12には、第10実施例のフローチャートが示されている。
ステップS91において、ディレクトリサーバの構築が行われ、ステップS92において、情報の格納が行われる。
【0105】
以上のような第10実施例によれば、システム200内の情報を、ネットワーク60を介して共有することができ、情報の互換性を持たせることができる。また、汎用的なプロトコルであるため、外部機器1、2、3は、ディレクトリサーバに対応した検索機能付きのアドレス帳があれば、システムに問い合わせることができる。取得した情報と、使用する機能と、機能に必要な付加情報をシステムに返すことで、システムが持つ機能を遠隔使用することができる。
【0106】
以下、本発明による画像形成システムの一実施形態たる第11実施例について説明する。
【0107】
例えば、図1において、外部機器2が画像形成装置100に対して、ユーザAのメールアドレスとFAX番号と会社名の検索要求を出したとする。しかし、画像形成装置100には、ユーザAのメールアドレスは保持されているが、FAX番号と会社名は保持されておらず、FAX番号は外部機器1に、会社名は外部機器3のディレクトリサーバに保持されているとする。
【0108】
画像形成装置100は、外部機器1と外部機器3に対し、読み取り権限を持つクライアントとして、ユーザAのFAX番号と会社名を検索する。その検索結果を取得すると、画像形成装置100は外部機器2に対し、要求されたユーザAの情報を返すことができる。
【0109】
図13には、第11実施例のフローチャートが示されている。
【0110】
ステップS101において、外部機器2からの検索要求の受付が行われる。画像形成装置100内の情報で不足している情報があれば(ステップS102でYES)、ステップS103において、接続する外部機器の選定が行われる。
【0111】
次いで、ステップS104において、接続に必要な情報の設定が行われる。ステップS105において、LDAPサーバへの接続が行われる。ステップS106において、検索条件設定が行われる。ステップS107において、検索要求に必要な情報の設定が行われる。ステップS108において、LDAPサーバへの検索要求が行われる。ステップS109において、検索結果取得が行われる。
【0112】
さらに、取得後の情報で不足している情報があれば(ステップS110でYES)、ステップS102の後ステップS103の前に戻り、ステップS103から同様のステップを繰り返す。
【0113】
これに対して、取得後の情報で不足している情報がなければ(ステップS110でNO)、ステップS111において、検索要求への返答が行われる。
【0114】
以上のような第11実施例によれば、第10実施例の作用に加え、外部機器2からの問い合わせに対し、画像形成装置100内に保存されている情報で不足が生じた場合には、画像形成装置100がネットワーク60を介して、不足分の情報を取得し、外部機器2に返すことができる。また、外部機器使用者は、情報取得の対象・相手を意識することなく、必要な情報を画像形成装置100に問い合わせればよいことになる。よって、システム200の利便性及び操作性が向上する。
【0115】
以下、本発明による画像形成システムの一実施形態たる第12実施例について説明する。
【0116】
例えば、図1において、外部機器1はディレクトリサーバ(例えばLDAP)を持ち、画像形成装置100を利用するユーザのユーザ情報を格納しているとする。
【0117】
画像形成装置100は、外部機器1が持つ情報のユーザ情報に対して、識別情報(DNやシステム固有IDなど)とともに、画像形成装置100の機能に対する使用権限を保存する。
【0118】
実際に画像形成装置100の機能を利用する際には、ユーザは画像形成装置100に外部機器1のディレクトリサーバの認証情報を渡す。画像形成装置100は、外部機器1に、ユーザの認証を要求し、認証が通れば、画像形成装置100内で設定した権限によりシステムの機能を解放する。
【0119】
このようにして、画像形成装置100は、外部機器に格納された各ユーザ、または、各外部機器に利用権限を設ける。すなわち、画像形成装置100の機能の利用をネットワークでつながる外部機器で管理するユーザごとに制限する。
【0120】
図14、図15には、第12実施例のフローチャートが示されている。
【0121】
図14のステップS121で取得された情報(ユーザ情報)に対して、ステップS122において、ユーザごとに、DNと、画像形成装置100の機能の利用権限情報を保存する。
【0122】
図15のステップS131において、画像形成装置100の機能の利用要求の受付が行われる。ステップS132において、ユーザ情報を格納している外部機器への接続に必要な情報の設定が行われる。ステップS133において、LDAPサーバへの接続が行われる。ステップS134において、が認証要求に必要な情報の設定(機能の利用要求時渡される認証情報を含む)が行われる。ステップS135において、LDAPサーバへの認証要求が行われる。
【0123】
認証が通れば(ステップS136でYES)、ステップS137において、ユーザのDNをもとに、機能の利用要求を出したユーザの権限情報(図14にで格納した情報)を参照する。
【0124】
要求された機能の利用権限があれば(ステップS138でYES)、ステップS139において、要求された機能の解放が行われる。
【0125】
ステップS136において、認証が通らないか(NO)、または、ステップS138において、要求された機能の利用権限がない場合は(NO)、要求された機能の解放は行われずに処理が終了する。
【0126】
以上のような第12実施例によれば、外部機器が持つ情報を、画像形成装置100でそのまま使用できることから、情報の拡張性が向上する。また、ユーザアカウントごとに、本画像形成装置100の利用制限を設けることが可能となるので、情報の拡張性が向上する。
【0127】
【発明の効果】
本発明によれば、様々な外部機器から情報取得が可能であるため、他のシステムと、情報を共有することができる。また、システムに必要な情報を、外部機器より取得することで、システム内に必要な全ての情報を保持する必要がないため、メモリ使用量の削減につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成システムの一実施形態の構成図である。
【図2】本発明による画像形成システムの一実施形態における情報の内容の説明図である。
【図3】本発明による画像形成システムの一実施形態のフローチャートである。
【図4】本発明による画像形成システムの他の実施形態のフローチャートである。
【図5】本発明による画像形成システムの他の実施形態のフローチャートである。
【図6】本発明による画像形成システムの他の実施形態のフローチャートである。
【図7】本発明による画像形成システムの他の実施形態のフローチャートである。
【図8】本発明による画像形成システムの他の実施形態のフローチャートである。
【図9】本発明による画像形成システムの他の実施形態のフローチャートである。
【図10】本発明による画像形成システムの他の実施形態のフローチャートである。
【図11】本発明による画像形成システムの他の実施形態のフローチャートである。
【図12】本発明による画像形成システムの他の実施形態のフローチャートである。
【図13】本発明による画像形成システムの他の実施形態のフローチャートである。
【図14】本発明による画像形成システムの他の実施形態のフローチャートである。
【図15】本発明による画像形成システムの他の実施形態のフローチャートである。
【符合の説明】
1、2、3 外部機器
10 CPU
20 メモリ
30 操作部
40 表示部
50 外部I/F
60 Ethernet(R)(ネットワーク)
100 画像形成装置(MFP)
200 画像形成システム
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成システムに関し、特に、通信機能を有する画像形成装置をを構成要素とする画像形成システム関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、通信機能を有する画像形成装置、例えば、ファクシミリ(以下、FAXという)や、スキャナ、プリンタ、ファックス機能を有するマルチファンクションプリンタ(以下、MFPという)には、アドレス帳機能があった。ここにいうアドレス帳機能とは、例えば、送信先の電話番号等のアドレス情報をメモリに記憶して、ユーザが送信先のキーワードを入力すると、当該送信先の電話番号が選択されて、ファクシミリ送信が行われるといった機能である。
【0003】
また、上記のようなアドレス帳機能を有しないFAX等においても、これとネットワークで接続されたアドレス帳機能を有するFAX等の同機能を利用して送信等を行う技術も、従来より存在した(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
しかし、このような技術によっても、FAXやMFP等に送信先の電話番号等のアドレス情報を登録する作業には、当該FAXやMFP等がパーソナルコンピュータ(以下、PCという)と接続されていない限りは、個人がPC上で管理しているアドレス帳とは別に登録する必要があるという問題があった。
【0005】
すなわち、メールアドレスやFAX番号といったシステムに必要なユーザ情報は、FAX・MFP等での機器内に保持されているが、それらは当該FAX・MFP等用に管理者が保存したものである。しかし、他方で、FAX・MFP等以外に、ユーザ情報等を格納しているPC等の外部機器もあるため、そのユーザ情報等をFAX・MFP等用に編集するのは2度手間となる場合がある。
【0006】
他方で、FAX・MFP等のメモリ容量には限界があるので、複数のユーザがそれぞれのPC等に個人のアドレス帳データを大量に保有している場合などに、それらのデータをすべてFAX・MFP等に保存しようとすると、メモリオーバーになるおそれがある。すなわち、システムに必要な情報を外部機器から取得する場合に、情報の全てをシステムに取得することは、メモリの制約を受ける可能性がある。
【0007】
そこで、ネットワーク上のPCの個人アドレス帳をMFPやFAXが容易に取得できる個人アドレス帳共有システムが登場した(例えば、特許文献2参照)。このシステムは、例えば、PCが、MFP・FAX等からの個人アドレス帳の送信要求に応じて、データベースが管理する個人アドレス帳をネットワークを介してMFP・FAX等に送信する。MFP・FAX等は、PCから受信した個人アドレス帳を保存し、これを利用してFAX送信を行うといったものである。
【0008】
【特許文献1】
特開平4−220872号公報
【特許文献2】
特開2002−041250号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のシステムにおいても、画像形成装置に必要な情報を外部機器から取得する場合に、情報の全てを画像形成装置に取得していたのでは、取得時間が長くなり、検索性が悪いという問題が残っていた。また、外部機器から取得された情報をユーザが閲覧・修正・変更・削除する手段や、外部機器が保有する情報が不足している場合にユーザが情報を生成して追加する手段を備えていないと、利便性が乏しく、操作性も劣る。さらには、多数のユーザがシステムを利用するのであれば、システム内の情報を外部に公開する汎用的な環境を構築し、また、システム内の情報に互換性を持たせることが望ましい。
【0010】
そこで、本発明は、外部機器に格納されているユーザ情報等をFAX・MFP等用に編集する2度手間を回避でき、メモリ使用量を削減できるだけでなく、情報取得時間の削減、検索性の向上や、情報をユーザが適宜に閲覧・修正・変更・削除・追加できることによる利便性の向上を図れ、さらに、汎用性・互換性の高いシステム環境を構築できる画像形成システムを提供することを目的とする。
【0011】
すなわち、請求項1、13記載の発明は、画像形成装置の外部から元々あるユーザ情報を取得することで、PC等の外部機器に格納されているユーザ情報等をFAX・MFP等用に編集する2度手間を回避し、また、画像形成装置内に保持したいユーザ情報が画像形成装置のメモリ許容量以上に多かった場合の解決を目的とする。
【0012】
画像形成装置に必要な情報を外部機器から取得する場合に、情報の全てをシステムに取得することは、取得時間が長く、メモリの制約を受ける可能性がある。また、全てを取得したのでは、検索性が悪いという問題がある。そこで、請求項2、13記載の発明は、取得時間の削減、メモリ使用量の削減、ユーザの必要な情報だけを絞り込む検索機能を提供することでの操作性向上を目的とする。
【0013】
請求項3、13記載の発明は、請求項1もしくは請求項2記載の発明により取得した情報をユーザが閲覧可能にすることを目的とする。
【0014】
画像形成装置で頻繁に利用する情報であった場合に、請求項1記載の発明において、ネットワークを介した外部機器に情報を取得しに行くのは、そのたびに取得の手続きが必要なうえ、取得時間がかかる。また、ネットワークの状態によって、情報を取得できない場合がある。そこで、請求項4、13記載の発明は、これらを回避することでの操作性向上を目的とする。
【0015】
請求項5、13記載の発明は、取得した情報が、最新でない場合もしくは画像形成装置で再利用できない場合に、その情報をユーザもしくは画像形成装置が修正し、利用できる形にすることを目的とする。また、取得した情報が不要な場合に削除できるようにすることを目的とする。
【0016】
請求項6、13記載の発明は、請求項5記載の発明において、画像形成装置の利用できる状態に変更した情報を、その後利用する場合、外部機器から再度情報を取得すると、取得するたびに変更が必要であるので、その手間を回避することを目的とする。
【0017】
請求項7、13記載の発明は、請求項5記載の発明において、画像形成装置の利用できる状態に変更した情報を、外部機器にも自動的に反映させることで、画像形成装置での情報の再取得時もしくは外部機器での再修正を行う手間を省くことを目的とする。また、取得した情報を必要に応じて削除した場合、外部機器の情報は最新ではないため、外部機器にも自動的に反映させることで、画像形成装置での情報の再取得時の、もしくは外部機器での再修正を行う手間を省くことを目的とする。
【0018】
請求項8、9、13記載の発明は、外部機器が保持する情報が不足している場合、画像形成装置上で臨時に情報を生成して、画像形成装置を利用した後、この臨時生成したデータを外部機器に保存し、次回利用できるようにすることができるようにして利便性の向上を図ることを目的とする。
【0019】
請求項10、11、13記載の発明は、システム内の情報を外部に公開する汎用的な環境を構築すること、また、システム内の情報に互換性を持たせることを目的とする。
【0020】
請求項12、13記載の発明は、例えば、ユーザ情報が必要な外部機器は、本画像形成装置のみに問い合わせればよく、ユーザ情報が分散している場合でも、その分散情報全てを網羅した検索結果を返すことを可能とすることにより、利便性を向上させることを目的とする。
【0021】
請求項14、13記載の発明は、例えば、画像形成装置外部が管理しているユーザアカウントごとに、本画像形成装置の利用制限を設けることを可能として、拡張性を向上させることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、画像形成システムは、画像を形成するための画像形成手段と通信機能とを有する画像形成装置と、通信機能を有する装置と、がネットワークを介して接続された画像形成システムであって、画像形成装置は、装置が保有する情報の一部または全部を恒久的または一時的に取得する情報取得機能、を有することを特徴とするものである。
【0023】
請求項2記載の発明によれば、画像形成システムは、情報取得機能は、ユーザの要求に応じた情報のみを取得する機能である請求項1記載の画像形成システムであることを特徴とするものである。
【0024】
請求項3記載の発明によれば、画像形成システムは、情報取得機能により取得された情報を表示するための表示手段をさらにを有する請求項1または2記載の画像形成システムであることを特徴とするものである。
【0025】
請求項4記載の発明によれば、画像形成システムは、情報取得機能により取得された情報の一部または全部を保存する記憶手段をさらに有する請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成システムであることを特徴とするものである。
【0026】
請求項5記載の発明によれば、画像形成システムは、取得された情報を変更及び/または削除するための操作手段をさらにを有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成システム。特徴とするものである。
【0027】
請求項6記載の発明によれば、画像形成システムは、操作手段により変更された情報を保存する記憶手段をさらに有することを特徴とする請求項5記載の画像形成システムであることを特徴とするものである。
【0028】
請求項7記載の発明によれば、画像形成システムは、変更及び/または削除の結果を装置に自動的に反映する機能を有する請求項5または6記載の画像形成システムであることを特徴とするものである。
【0029】
請求項8記載の発明によれば、画像形成システムは、操作手段は、画像形成装置に必要な情報を追加する機能をさらに有する請求項5から7のいずれか1項に記載の画像形成システムであることを特徴とするものである。
【0030】
請求項9記載の発明によれば、画像形成システムは、追加された情報の一部または全部をネットワークを介して、装置に恒久的または一時的に追加する機能をさらに有する請求項8記載の画像形成システムであることを特徴とするものである。
【0031】
請求項10記載記載の発明によれば、画像形成システムは、画像形成装置内の情報の一部または全部をディレクトリサーバ機能により管理する請求項1から9のいずれか1項に記載の画像形成システムであることを特徴とするものである。
【0032】
請求項11記載の発明によれば、画像形成システムは、装置の1つがディレクトリサーバを有し、画像形成装置はディレクトリサーバに対するクライアントであり、装置と画像形成装置とが情報を共有する請求項1から10のいずれか1項に記載の画像形成システムであることを特徴とするものである。
【0033】
請求項12記載の発明によれば、画像形成システムは、装置からの情報要求に対して、画像形成装置の情報に不足がある場合に、画像形成装置とネットワークを介して接続された他の装置から不足している情報を取得し、情報を要求をした装置に渡す請求項1から10のいずれか1項に記載の画像形成システムであることを特徴とするものである。
【0034】
請求項13記載の発明によれば、画像形成システムは、情報は、電子メールアドレス及び/ファックス番号を含む請求項1から12のいずれか1項に記載の画像形成システムであることを特徴とするものである。
【0035】
請求項14記載の発明によれば、画像形成システムは、画像形成装置の利用権限を前記通信機能を有する装置で管理するユーザごとに制限する機能をさらに有する請求項1から13のいずれか1項に記載の画像形成システムであることを特徴とするものである。
【0036】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面のを参照して、本発明による画像形成システムの実施の形態を詳細に説明する。
【0037】
まず、本発明による画像形成システムの一実施形態における第1の実施例について説明する。
【0038】
図1には、本発明による画像形成システムの一実施形態におけるシステム構成図が示されている。
【0039】
図において、画像形成システム200は、画像形成装置100と、Ethernet(R)60と、外部機器1、外部機器2、外部機器3とを含んで構成される。画像形成装置100は、CPU10と、メモリ20と、操作部30と、表示部40と、外部I/F50と、を含んで構成される。
【0040】
画像形成装置100は、ファクシミリやMFPを典型例とするが、本発明における画像形成装置は、画像データに基づいて画像を形成するための画像形成手段と、後述の外部機器1、外部機器2、外部機器3等と通信する機能を有すれば足りるので、PC等の装置や、PDA、携帯電話、PHS等の携帯通信端末も含む。
なお、画像形成手段については図1においては省略されている。
【0041】
メモリ20は、画像形成装置100が外部機器1、外部機器2、外部機器3等から取得した情報等を保存するための記憶手段である。メモリ20は、後述のように操作部30等により変更または新規追加された情報を保存する記憶手段ともなる。
【0042】
操作部30は、ユーザが必要な情報を指定し、外部機器1、外部機器2、外部機器3等に対し検索要求を出すための操作手段である。また、操作部30は、画像形成装置100が外部機器1、外部機器2、外部機器3等から取得した情報を変更・削除したり、画像形成装置100ひいては画像形成システム200内の情報を新規追加するためにも用いられる。形式ないし外観上はキーボード、タッチパネル等を例としてあげることができるが、本発明における操作手段はそのような形式・外観に限定されるものではない。
【0043】
表示部40は、画像形成装置100が外部機器1、外部機器2、外部機器3等から取得した情報を表示する手段である。形式ないし外観上はCRTディスプレイや液晶ディスプレイ等を例としてあげることができるが、本発明における表示手段はそのような形式・外観に限定されるものではない。
【0044】
外部I/F50は、画像形成装置100と外部機器1、外部機器2、外部機器3等とを接続するためのインターフェースである。
【0045】
CPU10は、以上のようなメモリ20と、操作部30と、表示部40と、外部I/F50と、が行うの動作を制御する。
【0046】
Ethernet(R)60は、ネットワークの手段としてのバス構造のLANである。ただし、本発明におけるネットワークの手段は、これに限定されるものではない。本発明におけるネットワークは、データなどを伝送する通信網であれ場足りるので、加入者の端末を結ぶ電気通信回路網を広くむ。よって、本発明におけるネットワークは、LAN、WAN、インターネットのすべてを含む。
【0047】
外部機器1、外部機器2は、通信機能を有するPCであり、外部機器3は、MFPであるが、本発明における外部機器は、それらに限定されるものではなく、通信機能を有する装置であれば足りる。よって、本発明における外部機器は、ファクシミリや、PDA、携帯電話、PHS等の携帯通信端末等であってもよい。また、通信されるデータは、テキストデータ、画像データを問わず、文字、図形、静止画、動画も問わない。よって、本発明における通信機能は、映像の送受信(例えば、デジタル写真やデジタル動画の送受信)を行う機能も含む。
【0048】
図1において、外部機器1がディレクトリサーバ(例えば、Lightweight Directory Access Protocol、以下、LDAPという)で情報を管理しているとする。画像形成装置100は、ディレクトリサーバに対して読み取り権限を持つクライアントとして認証要求を出す。
【0049】
画像形成装置100は、システムに必要な情報(例えば、メールアドレスやFAX番号)を選定し、それらを取得条件として外部機器1に検索要求を出すことで外部機器1が持つ、システムに必要な情報を取得する。
【0050】
図2には、本発明による画像形成システムの一実施形態における情報の内容が示されている。
【0051】
図において、画像形成装置100が取得した情報は、ユーザ1については、識別子(Domain Name、以下DNという)、名前、メールアドレス、FAX番号 であり、ユーザ2については、識別子(DN)、名前、FAX番号である。さらにユーザ3以下についても同様な情報が取得される。
【0052】
これに対して、外部機器1が保持する情報は、ユーザ1については識別子(DN)、名前、メールアドレス、FAX番号、会社名、部署名等であり、ユーザ2については識別子(DN)、名前、FAX番号、部署名等である。さらにユーザ3以下についても同様な情報が保持される。
【0053】
図3には、第1実施例のフローチャートが示されている。
【0054】
ステップS1において、接続に必要な情報の設定が行われる。ステップS2において、LDAPサーバへの接続が行われる。ステップS3において、システムに必要な情報の設定が行われる。ステップS4において、検索要求に必要な情報の設定が行われる。ステップS5において、LDAPサーバへの検索要求が行われる。ステップS6において、結果取得が行われる。
【0055】
なお、ここで取得される情報は、外部機器の保有する情報の全部であっても、一部であってもよい。また、取得された情報は画像形成装置100内に恒久的に保有されても、一時的に保有されてもよい。
【0056】
以上のような第1実施例によれば、様々な外部機器から情報取得が可能であるため、他の機器と、情報を共有することができる。また、画像形成装置に必要な情報を、外部機器より取得することで、画像形成装置内に必要な全ての情報を保持する必要がないため、画像形成装置のメモリ使用量の削減につながる。
【0057】
以下、本発明による画像形成システムの一実施形態たる第2実施例について説明する。
【0058】
図1の操作部30でユーザが必要な情報(例えば、名前に“あいう”がつく)を指定し、外部機器1に対し検索要求を出すことで、ユーザに必要な情報のみを取得する点が本実施例の特徴である。
【0059】
図4には、第2実施例のフローチャートが示されている。
【0060】
ステップS11において、接続に必要な情報の設定が行われる。ステップS12において、LDAPサーバへの接続が行われる。ステップS13において、システムに必要な情報の設定が行われる。ステップS14において、検索条件設定が行われる。ステップS15において、検索要求に必要な情報の設定が行われる。ステップS16において、LDAPサーバへの検索要求が行われる。ステップS17において、結果取得が行われる。
【0061】
以上のような第2実施例によれば、ユーザに必要な情報のみを取得することができ、画像形成装置の操作性が向上する。また、取得する情報を絞り込むことができるため、取得時間の削減とメモリ使用量の削減につながる。
【0062】
以下、本発明による画像形成システムの一実施形態たる第3実施例について説明する。
【0063】
画像形成装置100が外部機器1等から取得した情報が、表示部40へ渡されることにより、その情報を表示部40に表示する点が本実施例の特徴である。
【0064】
図5には、第3実施例のフローチャートが示されている。
ステップS21において取得された情報が、ステップS22において表示部40へ渡される。そして、ステップS23において表示される。
【0065】
以上のような第3実施例によれば、画像形成装置100が外部機器1等から取得した情報が表示部に表示されるのでで、ユーザは取得情報を目で確認することができる。
【0066】
以下、本発明による画像形成システムの一実施形態たる第4実施例について説明する。
【0067】
画像形成装置100が外部機器1等から取得した情報が、メモリ20の不揮発メモリへ渡されることにより保存される点が本実施例の特徴である。
なお、ここで保存される情報は、画像形成装置100が外部機器1等から取得した情報の一部であっても、全部であってもよい。
【0068】
図6には、第4実施例のフローチャートが示されている。
ステップS31において取得された情報が、ステップS32において不揮発メモリに渡される。そして、ステップS32において保存される。
【0069】
以上のような第4実施例によれば、外部機器が持つ情報を自機内の情報として保持することで、外部機器の情報を頻繁に取得する必要がなくなり、作業時間を削減できる。また、ネットワークの状態に影響されることなく情報を使用できるため、画像形成装置の操作性が向上する。
【0070】
以下、本発明による画像形成システムの一実施形態たる第5実施例について説明する。
【0071】
画像形成装置100が外部機器1等から取得した情報が、一時的に画像形成装置100内の揮発メモリもしくは不揮発メモリへ渡されることで、画像形成装置100が保持する情報と同じように、CPU10や操作部30によりその情報に修正・変更を加えられる点が本実施例の特徴である。
【0072】
図7には、第5実施例のフローチャートが示されている。
ステップS41において取得された情報が、ステップS42においてメモリへ渡される。そして、ステップS43において編集処理(修正・変更)が行われる。
【0073】
以上のような第5実施例によれば、外部機器1等が持つ情報が画像形成装置100で利用するに適しない場合でも、画像形成装置100に必要な形に修正・変更することができるので、情報を有効活用することができる。
【0074】
以下、本発明による画像形成システムの一実施形態たる第6実施例について説明する。
【0075】
第5実施例で変更を加えた情報を、システムが持つメモリ20の不揮発メモリへ渡すことで保存する点が本実施例の特徴である。
【0076】
図8には、第6実施例のフローチャートが示されている。
ステップS51において編集(修正・変更)された情報が、ステップS52において不揮発メモリへ渡される。そして、ステップS53において保存される。
【0077】
以上のような第6実施例によれば、外部機器1等が持つ情報が画像形成装置100の利用に適しないことからこれを画像形成装置100に利用できる状態に変更した場合に、変更後の情報を保存すれば、外部機器1等から情報を取得するたびに変更する必要がなくなるので、作業時間の削減につながる。
【0078】
以下、本発明による画像形成システムの一実施形態たる第7実施例について説明する。
【0079】
図1において、外部機器1がディレクトリサーバ(例えば、LDAP)で情報を管理しているとする。画像形成装置100はディレクトリサーバに対して書き込み権限を持つクライアントとして認証要求を出す。
【0080】
ディレクトリサーバでは、エントリ(図2中、(ユーザ1)、(ユーザ2)、…)ごとに固有の識別子(DN)を持つ。
【0081】
画像形成装置100では、取得した情報のうち、識別子以外を修正・変更する。そして、修正・変更が終了した時点で、画像形成装置100はその外部機器1に対して、識別情報にて変更するエントリを指定し、変更事項を反映させる要求を出すことで、変更結果を外部機器1に自動的に反映させる。
【0082】
図9には、第7実施例のフローチャートが示されている。
【0083】
ステップS61において、接続に必要な情報の設定が行われる。ステップS62において、LDAPサーバへの接続が行われる。ステップS63において、変更要求に必要な情報の設定が行われる。ステップS64において、LDAPサーバへの変更要求が行われる。
【0084】
以上のような第7実施例によれば、外部機器1等が持つ情報が画像形成装置100の利用に適しないことからこれを画像形成装置100に必要な形に変更した場合に、その変更が自動的に外部機器1等に反映され、次回に同じ情報を取得する際に、再変更する必要がなくなり、また、外部機器1等の側でも、当該情報を変更することが不要となるため、作業時間の削減につながる。
【0085】
以下、本発明による画像形成システムの一実施形態たる第8実施例について説明する。
【0086】
図1において、外部機器1がディレクトリサーバ(例えばLDAP)で情報を管理しているとする。画像形成装置100はディレクトリサーバに対して書き込み権限を持つクライアントとして認証要求を出す。
【0087】
図2において、外部機器1から取得した情報の中に、画像形成装置100において使いたい情報(ここでは、例えば、ユーザ2のメールアドレスとする)が不足している場合、画像形成装置100は、図1のCPU10や操作部30を使い、ユーザ2のメールアドレスを臨時で作成する。そして、画像形成装置100は外部機器1に対して、識別子にて追加の対象となるユーザ2を指定し、追加内容であるメールアドレスを反映させる要求を出すことで、外部機器1に恒久的または一時的に当該メールアドレス新規追加する動作を実現する。
【0088】
さらに、ここでは、ユーザそのものが存在しない場合には、識別子から作成し、追加要求をだすことで、新規ユーザ追加が可能となる。
【0089】
図10には、第8実施例のフローチャートが示されている。
【0090】
ステップS71において取得された情報に、画像形成装置100で利用したい情報がなければ(ステップS72においてNO)、ステップS73において、利用する情報の作成が行われる。
【0091】
LDAPサーバの接続中でなければ(ステップS74においてNO)、ステップS75において、接続に必要な情報の設定が行われ、ステップS76において、LDAPサーバへの接続が行われる。
【0092】
LDAPサーバへ接続されれば(ステップS74でYESまたはステップS76で接続)、ステップS77において、追加要求に必要な情報の設定が行われる。次いで、ステップS78において、LDAPサーバへの追加要求が行われる。
【0093】
以上のような第8実施例によれば、画像形成装置100が利用する情報で、外部機器1等が保持していない情報であった場合に、画像形成装置100が利用した情報を、画像形成装置100から外部機器1等に新規保存することが可能となる。よって、利便性が向上し、また、作業時間の削減につながる。
【0094】
以下、本発明による画像形成システムの一実施形態たる第9実施例について説明する。
【0095】
図1において、外部機器1がディレクトリサーバ(例えばLDAP)で情報を管理しているとする。画像形成装置100はディレクトリサーバに対して書き込み権限を持つクライアントとして認証要求を出す。
【0096】
図2において、外部機器1から取得した情報のうち、画像形成装置100上で、識別子で削除の対象となるユーザを指定し、外部機器1に削除要求を出すことで、情報の削除を自動的に外部機器1に反映させる動作を実現する。
【0097】
図11には、第9実施例のフローチャートが示されている。
【0098】
ステップS81において取得された情報のうち、ステップS82において、ある情報を削除の対象とする。
【0099】
LDAPサーバの接続中でなければ(ステップS83においてNO)、ステップS84において、接続に必要な情報の設定が行われ、ステップS85において、LDAPサーバへの接続が行われる。
【0100】
LDAPサーバへ接続されれば(ステップS83でYESまたはステップS85で接続)、ステップS86において、削除に必要な情報の設定が行われる。次いで、ステップS87において、LDAPサーバへの削除要求が行われる。
【0101】
以上のような第9実施例によれば、画像形成装置100が使用する情報を、変更したり(第7実施例)、新規に作成して外部機器1に保存したりすること(第8実施例)が可能となるのに加えて、画像形成装置100ひいてはシステム200にとって不要な情報を削除することも可能となり、さらには自動的に外部機器に対して更新を行える。よって、外部機器に情報を持つ際の、利便性が向上する。
【0102】
以下、本発明による画像形成システムの一実施形態たる第10実施例について説明する。
【0103】
システム200内にディレクトリサーバ(例えば、LDAP)環境を構築し、システム200内の情報をそのディレクトリサーバに格納する。ディレクトリサーバを格納したMFPが図1の外部機器3とすると、画像形成装置100は外部機器3のクライアントになることで、外部機器3等と情報を共有する。
【0104】
図12には、第10実施例のフローチャートが示されている。
ステップS91において、ディレクトリサーバの構築が行われ、ステップS92において、情報の格納が行われる。
【0105】
以上のような第10実施例によれば、システム200内の情報を、ネットワーク60を介して共有することができ、情報の互換性を持たせることができる。また、汎用的なプロトコルであるため、外部機器1、2、3は、ディレクトリサーバに対応した検索機能付きのアドレス帳があれば、システムに問い合わせることができる。取得した情報と、使用する機能と、機能に必要な付加情報をシステムに返すことで、システムが持つ機能を遠隔使用することができる。
【0106】
以下、本発明による画像形成システムの一実施形態たる第11実施例について説明する。
【0107】
例えば、図1において、外部機器2が画像形成装置100に対して、ユーザAのメールアドレスとFAX番号と会社名の検索要求を出したとする。しかし、画像形成装置100には、ユーザAのメールアドレスは保持されているが、FAX番号と会社名は保持されておらず、FAX番号は外部機器1に、会社名は外部機器3のディレクトリサーバに保持されているとする。
【0108】
画像形成装置100は、外部機器1と外部機器3に対し、読み取り権限を持つクライアントとして、ユーザAのFAX番号と会社名を検索する。その検索結果を取得すると、画像形成装置100は外部機器2に対し、要求されたユーザAの情報を返すことができる。
【0109】
図13には、第11実施例のフローチャートが示されている。
【0110】
ステップS101において、外部機器2からの検索要求の受付が行われる。画像形成装置100内の情報で不足している情報があれば(ステップS102でYES)、ステップS103において、接続する外部機器の選定が行われる。
【0111】
次いで、ステップS104において、接続に必要な情報の設定が行われる。ステップS105において、LDAPサーバへの接続が行われる。ステップS106において、検索条件設定が行われる。ステップS107において、検索要求に必要な情報の設定が行われる。ステップS108において、LDAPサーバへの検索要求が行われる。ステップS109において、検索結果取得が行われる。
【0112】
さらに、取得後の情報で不足している情報があれば(ステップS110でYES)、ステップS102の後ステップS103の前に戻り、ステップS103から同様のステップを繰り返す。
【0113】
これに対して、取得後の情報で不足している情報がなければ(ステップS110でNO)、ステップS111において、検索要求への返答が行われる。
【0114】
以上のような第11実施例によれば、第10実施例の作用に加え、外部機器2からの問い合わせに対し、画像形成装置100内に保存されている情報で不足が生じた場合には、画像形成装置100がネットワーク60を介して、不足分の情報を取得し、外部機器2に返すことができる。また、外部機器使用者は、情報取得の対象・相手を意識することなく、必要な情報を画像形成装置100に問い合わせればよいことになる。よって、システム200の利便性及び操作性が向上する。
【0115】
以下、本発明による画像形成システムの一実施形態たる第12実施例について説明する。
【0116】
例えば、図1において、外部機器1はディレクトリサーバ(例えばLDAP)を持ち、画像形成装置100を利用するユーザのユーザ情報を格納しているとする。
【0117】
画像形成装置100は、外部機器1が持つ情報のユーザ情報に対して、識別情報(DNやシステム固有IDなど)とともに、画像形成装置100の機能に対する使用権限を保存する。
【0118】
実際に画像形成装置100の機能を利用する際には、ユーザは画像形成装置100に外部機器1のディレクトリサーバの認証情報を渡す。画像形成装置100は、外部機器1に、ユーザの認証を要求し、認証が通れば、画像形成装置100内で設定した権限によりシステムの機能を解放する。
【0119】
このようにして、画像形成装置100は、外部機器に格納された各ユーザ、または、各外部機器に利用権限を設ける。すなわち、画像形成装置100の機能の利用をネットワークでつながる外部機器で管理するユーザごとに制限する。
【0120】
図14、図15には、第12実施例のフローチャートが示されている。
【0121】
図14のステップS121で取得された情報(ユーザ情報)に対して、ステップS122において、ユーザごとに、DNと、画像形成装置100の機能の利用権限情報を保存する。
【0122】
図15のステップS131において、画像形成装置100の機能の利用要求の受付が行われる。ステップS132において、ユーザ情報を格納している外部機器への接続に必要な情報の設定が行われる。ステップS133において、LDAPサーバへの接続が行われる。ステップS134において、が認証要求に必要な情報の設定(機能の利用要求時渡される認証情報を含む)が行われる。ステップS135において、LDAPサーバへの認証要求が行われる。
【0123】
認証が通れば(ステップS136でYES)、ステップS137において、ユーザのDNをもとに、機能の利用要求を出したユーザの権限情報(図14にで格納した情報)を参照する。
【0124】
要求された機能の利用権限があれば(ステップS138でYES)、ステップS139において、要求された機能の解放が行われる。
【0125】
ステップS136において、認証が通らないか(NO)、または、ステップS138において、要求された機能の利用権限がない場合は(NO)、要求された機能の解放は行われずに処理が終了する。
【0126】
以上のような第12実施例によれば、外部機器が持つ情報を、画像形成装置100でそのまま使用できることから、情報の拡張性が向上する。また、ユーザアカウントごとに、本画像形成装置100の利用制限を設けることが可能となるので、情報の拡張性が向上する。
【0127】
【発明の効果】
本発明によれば、様々な外部機器から情報取得が可能であるため、他のシステムと、情報を共有することができる。また、システムに必要な情報を、外部機器より取得することで、システム内に必要な全ての情報を保持する必要がないため、メモリ使用量の削減につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成システムの一実施形態の構成図である。
【図2】本発明による画像形成システムの一実施形態における情報の内容の説明図である。
【図3】本発明による画像形成システムの一実施形態のフローチャートである。
【図4】本発明による画像形成システムの他の実施形態のフローチャートである。
【図5】本発明による画像形成システムの他の実施形態のフローチャートである。
【図6】本発明による画像形成システムの他の実施形態のフローチャートである。
【図7】本発明による画像形成システムの他の実施形態のフローチャートである。
【図8】本発明による画像形成システムの他の実施形態のフローチャートである。
【図9】本発明による画像形成システムの他の実施形態のフローチャートである。
【図10】本発明による画像形成システムの他の実施形態のフローチャートである。
【図11】本発明による画像形成システムの他の実施形態のフローチャートである。
【図12】本発明による画像形成システムの他の実施形態のフローチャートである。
【図13】本発明による画像形成システムの他の実施形態のフローチャートである。
【図14】本発明による画像形成システムの他の実施形態のフローチャートである。
【図15】本発明による画像形成システムの他の実施形態のフローチャートである。
【符合の説明】
1、2、3 外部機器
10 CPU
20 メモリ
30 操作部
40 表示部
50 外部I/F
60 Ethernet(R)(ネットワーク)
100 画像形成装置(MFP)
200 画像形成システム
Claims (14)
- 画像を形成するための画像形成手段と通信機能とを有する画像形成装置と、通信機能を有する装置と、がネットワークを介して接続された画像形成システムであって、
前記画像形成装置は、
前記通信機能を有する装置が保有する情報の一部または全部を恒久的または一時的に取得する情報取得機能、
を有することを特徴とする画像形成システム。 - 前記情報取得機能は、
ユーザの要求に応じた情報のみを取得する機能であることを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。 - 前記情報取得機能により取得された情報を表示するための表示手段をさらにを有することを特徴とする請求項1または2記載の画像形成システム。
- 前記情報取得機能により取得された情報の一部または全部をを保存する記憶手段をさらに有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成システム。
- 前記情報取得機能により取得された情報を変更及び/または削除するための操作手段をさらにを有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成システム。
- 前記操作手段により変更された情報を保存する記憶手段をさらに有することを特徴とする請求項5記載の画像形成システム。
- 前記変更及び/または削除の結果を前記通信機能を有する装置に自動的に反映する機能を有することを特徴とする請求項5または6記載の画像形成システム。
- 前記操作手段は、
前記画像形成装置に必要な情報を追加する機能をさらに有することを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の画像形成システム。 - 前記追加された情報の一部または全部を前記ネットワークを介して、前記通信機能を有する装置に恒久的または一時的に追加する機能をさらに有することを特徴とする請求項8記載の画像形成システム。
- 前記画像形成装置内の情報の一部または全部をディレクトリサーバ機能により管理することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の画像形成システム。
- 前記通信機能を有する装置の1つがディレクトリサーバを有し、
前記画像形成装置は該ディレクトリサーバに対するクライアントであり、
前記通信機能を有する装置と前記画像形成装置とが情報を共有することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の画像形成システム。 - 前記通信機能を有する装置からの情報要求に対して、前記画像形成装置の情報に不足がある場合に、該画像形成装置と前記ネットワークを介して接続された他の前記通信機能を有する装置から該不足している情報を取得し、該情報を前記要求をした装置に渡すことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の画像形成システム。
- 前記情報は、
電子メールアドレス及び/ファックス番号を含むことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の画像形成システム。 - 前記画像形成装置の利用権限を前記通信機能を有する装置で管理するユーザごとに制限する機能をさらに有することを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の画像形成システム。
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- 2003-01-31 JP JP2003025096A patent/JP2004236212A/ja active Pending
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