JP2004234969A - 固体電解質型燃料電池セル及び燃料電池 - Google Patents

固体電解質型燃料電池セル及び燃料電池 Download PDF

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Abstract

【課題】信頼性を向上させるとともに起動時間を大幅に短縮できる燃料電池セル及び燃料電池を提供する。
【解決手段】一方側が供給口とされ、他方側が排出口とされたガス流路83が軸長方向に形成されるとともに、前記排出口の近傍が燃焼部として機能する柱状の固体電解質型燃料電池セル33であって、前記排出口側の端面の角部Aが面取りされていることを特徴とする
【選択図】図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は固体電解質型燃料電池セル及び燃料電池に関し、特に、固体電解質型燃料電池セルの信頼性が向上し、起動を迅速に行うことができる固体電解質型燃料電池セル及び燃料電池に関するものである。
【0002】
【従来技術】
近年、次世代エネルギーとして、燃料電池セルのスタックを収納容器内に収容した燃料電池が種々提案されている。
【0003】
固体電解質型燃料電池は、複数の固体電解質型燃料電池セルからなるセルスタックを収納容器内に収容して構成されており、固体電解質を用いた燃料電池は作動温度が600〜1000℃と高いため、この温度まで固体電解質型燃料電池セルを加熱する必要がある。
【0004】
従来、円筒型の固体電解質型燃料電池セルが知られているが、この円筒型の固体電解質型燃料電池セルでは、その端部に非発電部が形成されているため、燃料電池セルが長くなるほど非発電部の割合が小さくなり、発電量が増大することや発電効率が高くなることなどから、固体電解質型燃料電池セルの長さは長い方がよいとされており、文献等では500mmを越える燃料電池セルや1000mm程度の固体電解質型燃料電池セルが紹介されている。
【0005】
このような長尺の円筒型固体電解質型燃料電池セルを用いた燃料電池においては、発電に関与しない余剰燃料(空気及び水素)を燃焼させる燃焼空間を設け、この燃焼空間内の燃焼ガスにより、燃料電池セルに導入される導入ガスを加熱するとともに、燃焼熱により燃料電池セルを加熱し、熱効率を高めることが行われている。
【0006】
また、この手法では固体電解質型燃料電池セル自体が熱伝導体となり、燃焼空間で発生する燃焼熱を、固体電解質型燃料電池セルの排出口側端部から他端部に熱伝導させ、固体電解質型燃料電池セル全体が加熱されている(特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平4−237963号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような燃料電池では、実際に発電するまでの起動時間を短くしようとすると、余剰燃料の燃焼熱により燃料電池セルの一端から急激に加熱する必要があるが、この場合には、固体電解質型燃料電池セル内部での温度差が大きくなり、固体電解質型燃料電池セルが破壊しやすくなるという問題があった。逆に、破壊を防止しようとすると、徐々に昇温する必要があるが、この場合には、起動時間が非常に長くなり、加熱を開始してから燃料電池が発電を開始するまでに長時間を要するという問題があった。
【0009】
特に、頻繁に起動停止を行うような運転の形態では、発電時間に対して、起動時間の割合が自ずと増えるため、発電が行えない昇温時間が長くなり、これにより格段に発電効率を低下させることになる。
【0010】
本発明は、固体電解質型燃料電池セルの加熱による破壊を防止し、起動時間を大幅に短縮できる固体電解質型燃料電池セル及び燃料電池を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の固体電解質型燃料電池セルは、一方側が供給口とされ、他方側が排出口とされたガス流路が軸長方向に形成されるとともに、前記排出口の近傍が燃焼部として機能する柱状の固体電解質型燃料電池セルであって、前記排出口側の端面の角部が面取りされていることを特徴とする。
【0012】
このような固体電解質型燃料電池セルでは、固体電解質型燃料電池セルの排出口の近傍で燃料ガスと酸素含有ガスとを混合させ、燃焼させることで、燃焼熱を発生させることができる。
【0013】
この燃焼熱を、固体電解質型燃料電池セル自身を熱伝導体として、固体電解質型燃料電池セルの排出口側の端面と逆の端面にまで伝導する場合、固体電解質型燃料電池セルの排出口側の端面が最初に加熱されるため、固体電解質型燃料電池セルの排出口側の端面とその他の部分とでは温度差が生じ、固体電解質型燃料電池セルの排出口側の端面に熱応力が発生する。この熱応力が大きすぎる場合には、固体電解質型燃料電池セルの排出口側の端面の角部にクラックが発生し、固体電解質型燃料電池セルが破壊される。そのため、一般には固体電解質型燃料電池セルが破壊されないよう徐々に加熱されている。しかしながら、このような手法では起動時間が長くなるという問題がある。
【0014】
本発明の固体電解質型燃料電池セルでは、加熱に伴う熱応力が特に集中する燃料電池セルの排出口側の端面の角部を面取りすることで、排出口側の端面の角部への熱応力集中を緩和することができ、急速な加熱が可能となるため、固体電解質型燃料電池セルの破壊の防止と起動時間の短縮とを同時に達成できる。
【0015】
また、本発明の固体電解質型燃料電池セルは、一方側が供給口とされ、他方側が排出口とされたガス流路が軸長方向に形成されるとともに、前記排出口の近傍が燃焼部として機能する柱状の固体電解質型燃料電池セルであって、前記排出口の角部が面取りされていることを特徴とする。
【0016】
本発明の固体電解質型燃料電池セルでは、加熱に伴う熱応力が発生する固体電解質型燃料電池セルの排出口の角部を面取りすることで、排出口の角部の熱応力による破壊を防止でき、急速な加熱が可能となるため、固体電解質型燃料電池セルの破壊の防止と起動時間の短縮とを同時に達成できる。
【0017】
また、本発明の固体電解質型燃料電池セルは、前記面取りされた形状がC面又はR面であることを特徴とする。これらの形状は、面取りされていれば、いずれでもよい。
【0018】
また、本発明の固体電解質型燃料電池セルの前記面取りは、C0.05mm以上のC面であることを特徴とする。本発明の固体電解質型燃料電池セルでは、C面をC0.05mm以上とすることで、固体電解質型燃料電池セルの破壊を確実に防止することができる。
【0019】
また、本発明の固体電解質型燃料電池セルの前記面取りは、R0.05mm以上のR面であることを特徴とする。本発明の固体電解質型燃料電池セルでは、R面をR0.05mm以上とすることで、固体電解質型燃料電池セルの破壊を確実に防止することができる。
【0020】
また、本発明の固体電解質型燃料電池セルは、固体電解質型燃料電池セルの断面形状が扁平柱状であることを特徴とする。このような形状の固体電解質型燃料電池セルでは、固体電解質型燃料電池セルの断面形状が扁平状になることにより、固体電解質型燃料電池セル1本当たりの発電面積を増加させることができるが、例えば、狭面積側の側部が弧状になっている場合には、曲率の大きい固体電解質型燃料電池セルの狭面積側の側部に熱応力が集中しやすく、急速な加熱により、特に固体電解質型燃料電池セルの破壊が起きやすい。この扁平柱状の固体電解質型燃料電池セルの排出口側の端面の角部や排出口側の排出口の角部を面取りすることで、固体電解質型燃料電池セルの破壊を防止することができる。
【0021】
また、本発明の燃料電池は、上記した固体電解質型燃料電池セルを収納容器内に複数収容してなることを特徴とする。このような燃料電池では固体電解質型燃料電池セルの急速な加熱による破壊を防止できるとともに、起動時間を格段に短縮することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の燃料電池の一形態を示すもので、符号31は断熱構造を有する収納容器を示している。この収納容器31の内部には、複数の固体電解質型燃料電池セル33が集合したセルスタック35と、セルスタック35の上方に形成された燃焼空間37と、この燃焼空間37を挿通する酸素含有ガス供給管39と、燃焼空間37の上方に設けられた熱交換部41とが設けられている。
【0023】
収納容器31は、耐熱性金属からなる枠体31aと、この枠体31aの内面に設けられた断熱材31bとから構成されている。セルスタック35の下方には、燃料ガスを燃料電池セル33に供給するための燃料ガスタンク45が設けられ、この燃料ガスタンク45には、外部から燃料ガスを燃料ガスタンク45に供給するための燃料ガス供給管51が接続されている。
【0024】
燃料ガスタンク45には、燃料電池セル33の下端部に取り付けられた取付治具53が螺着しており、これにより、燃料電池セル33が燃料ガスタンク45にそれぞれ立設している。即ち、取付治具53は、燃料電池セル33の端部に取り付けられたセル端部側取付治具53aと、両端部がセル端部側取付治具53a及び燃料ガスタンク45にそれぞれ螺着する連結部材53bとから構成されており、連結部材53bの両端部には向きが逆のねじ部が形成され、連結部材53bを一方側に回転させると、両端部がセル端部側取付治具53a及び燃料ガスタンク45にそれぞれ螺着するように形成されている。
【0025】
セル端部側取付治具53a、連結部材53bには、燃料ガスタンク45と燃料電池セル33のガス流路に連通するように貫通孔が形成されている。
【0026】
また、燃焼空間37を挿通する酸素含有ガス供給管39は、その先端部が燃料電池セル33間に位置している。この酸素含有ガス供給管39から供給される酸素含有ガスは、燃料ガスタンク45側に向けて噴出した後、熱交換部41側に流れることになる。従って、発電で用いられなかった余剰の酸素含有ガスは、燃料電池セル33間を通って燃料電池セル33の上方に流れ、発電で用いられなかった余剰の燃料ガスは、燃料電池セル33のガス流路を通って燃料電池セル33の上方から吹き出し、燃料電池セル33の上端近傍、即ち、燃料電池セル33の排出口側の端面近傍において、燃料ガスと酸素含有ガスが反応して燃焼するように構成されている。
【0027】
熱交換部41は、熱交換器41aと、燃焼空間37を介してセルスタック35に対向して設けられた酸素含有ガス収容室41bとから構成されている。
【0028】
熱交換器41aは、例えば、プレートフィン型構造とされている。燃焼ガスは、一点鎖線で示したように熱交換器41aの下部側面から導入され、熱交換器41aの上方へ排出され、一方、酸素含有ガスは、図1に破線で示したように熱交換器41aの上部側面から導入され、熱交換器41aの下方へ導かれ、酸素含有ガス収容室41b内に導入される。
【0029】
酸素含有ガス収容室41bは、熱交換器41aのセルスタック35側端面に設けられており、熱交換器41aを通過した酸素含有ガスが一旦収容されるようになっている。また、酸素含有ガス収容室41bには、複数の酸素含有ガス供給管39の一端が開口し、連通している。
【0030】
また、酸素含有ガス収容室41bの側面と断熱材31bとの間、即ち酸素含有ガス収容室41bの周囲は、燃焼空間37中の燃焼ガスを熱交換器41aに導入する燃焼ガス導入口71とされている。この燃焼ガス導入口71を介して燃焼ガスが熱交換器41aへ導出される。
【0031】
収納容器31内のセルスタック35は、図2に示すように、燃料電池セル33を3列に整列して構成されており、隣設した2列の最外部の燃料電池セル33の電極同士が導電部材81で接続され、これにより3列に整列した複数の燃料電池セル33が電気的に直列に接続している。なお、図1では4列として記載している。
【0032】
燃料電池セル33は、図2に示すように断面が扁平状で、全体的に見て楕円柱状であり、その内部には複数のガス流路83が形成されている。
【0033】
この燃料電池セル33は、断面が扁平状で、全体的に見て楕円柱状の多孔質な支持体33aの外面に、多孔質な燃料側電極33b、緻密質な固体電解質33c、多孔質な導電性セラミックスからなる酸素側電極33dを順次積層し、酸素側電極33dと反対側の支持体33aの外面にインターコネクタ33eを形成して構成されている。
【0034】
即ち、燃料電池セル33は、断面形状が、幅方向両端に設けられた弧状部mと、これらの弧状部を連結する一対の平坦部nとから構成されており、一対の平坦部nは平坦であり、ほぼ平行に形成されている。これらの一対の平坦部nのうち一方には、インターコネクタ33eが形成され、他方の平坦部nには、燃料側電極33b、固体電解質33c、酸素側電極33dが形成されて構成されている。
【0035】
この弧状部m−m間の距離と、平坦部n−n間の距離の比が大きくなるほど、弧状部mに発生する応力は大きくなり、また、弧状部mの曲率が大きくなるほど、
弧状部mに発生する応力は大きくなる傾向にある。
【0036】
一方で、燃料電池セル33あたりの発電量を増大させるためには、弧状部m−m間の距離と、平坦部n−n間の距離の比は大きくなる方が望ましい。これらの理由から、弧状部m−m間の距離は10mm〜80mmの範囲が望ましく、さらに、15mm〜40mmの範囲が望ましい。また、平坦部n−n間の距離は2mm〜10mmの範囲とすることが望ましく、さらに、3mm〜5mmの範囲が望ましい。
【0037】
一方の燃料電池セル33と他方の燃料電池セル33との間には集電部材85が介在され、一方の燃料電池セル33の燃料側電極33bは、支持体33aに設けられたインターコネクタ33e、集電部材85を介して他方の燃料電池セル33の酸素側電極33dに電気的に接続されている。
【0038】
図3に本発明の燃料電池セル33の縦断面図を示す。この燃料電池セル33に形成されたガス流路83の下部が供給口であり、ガス流路83の上部が排出口である。このガス流路83に燃料ガスを流通させ、燃料電池セル33の外側に酸素含有ガスを流通させ、発電を行う。このとき、余剰ガスは燃料電池セル33の排出口の近傍で燃焼し、燃料電池セル33を加熱する。
【0039】
そして、燃料電池セル33は、図3(a)に示すように、燃料電池セル33の排出口側の端面の角部AにはC面が形成されている。なお、図3(b)に示すように、燃料電池セル33の排出口側の端面の角部AにR面を形成してもよい。いずれの燃料電池セル33も、余剰ガスの燃焼により、燃料電池セル33が急速に加熱されても、最も熱応力が高くなる排出口側の端面の角部Aに面取りを施しているため、燃料電池セル33の排出口側の端面の角部Aからの破壊が発生せず、急速な起動が可能となる。
【0040】
なお、発生する応力を、より減少させる点から、R面を形成する方が、より好ましい。また、発生する応力が、より大きい弧状部mに形成された排出口側の端面の角部AのみをR面とし、その他の部分をC面としてもよい。あるいは、弧状部mに形成された排出口側の端面の角部AのみにC面あるいはR面を形成してもよい。
【0041】
図4に本発明の燃料電池セル33の他の形態の縦断面図を示す。図4(a)は、燃料電池セル33の排出口側の端面の角部Aと、排出口の角部BにC面を形成したもので、図4(b)は、燃料電池セル33の排出口側の端面の角部Aと、排出口の角部BにR面を形成したものである。いずれの燃料電池セル33も、余剰ガスの燃焼により、燃料電池セル33が急速に加熱されても、熱応力が高くなる排出口の角部Bに面取りを施しているため、燃料電池セル33の排出口側の角部Bからの破壊が発生せず、急速な起動が可能となる。
【0042】
排出口側の角部Bに面取りを施す場合も、応力を減少させるという面では、R面を形成する方が望ましい。
【0043】
なお、これらの面取りは成形体に施しても、焼結体に施してもよいが、切削性や余分な残留応力を発生させないという点から、成形体、あるいは仮焼体に施す方が望ましい。また、作業性という点では強度の高い焼結体に施す方が望ましい。
【0044】
なお、これらの面取りはリューターや、サンドペーパー、あるいは治具や、平面研削機などを用いて施されるが、その手法は特に限定するものではない。
【0045】
以上、説明した本発明の燃料電池セル33では、熱応力により破壊が発生しやすい扁平状の燃料電池セル33を急速に加熱した場合でも燃料電池セル33の排出口側の端面からの破壊が防止され、燃料電池の急速な起動が可能となる。
【0046】
なお、本発明は上記形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記形態では、図2に示したような扁平状で複数のガス流路83を有する燃料電池セル33を用いて説明したが、燃料電池セル33はガス流路83が一つであっても良く、燃料電池セル33の形状は特に限定されるものではない。
【0047】
以上のように構成された燃料電池では、外部からの酸素含有ガス(例えば空気)を、酸素含有ガス管73を介して熱交換器41aに導入し、酸素含有ガス収容室41bに導入し、酸素含有ガス供給管39を介して燃料電池セル33間に噴出させるとともに、燃料ガス(例えば水素)を燃料ガス供給管51を介して燃料電池セル33のガス流路に供給し発電させる。
【0048】
発電に用いられなかった余剰の燃料ガスは、燃料電池セル33のガス流路の上端から燃焼空間37内に噴出し、発電に用いれらなかった余剰の酸素含有ガスは燃焼空間37内に流れ、余剰の燃料ガスと余剰の酸素含有ガスを反応させて燃焼させ、燃焼ガスを発生させ、この燃焼ガスが燃焼ガス導入口71を介して熱交換器41aに導出され、熱交換器41aの上端から排出される。
【0049】
また、発電に寄与しなかった余剰の燃料ガスと酸素含有ガスが燃焼空間37内に導入され、この燃焼空間37中で反応して燃焼し、この燃焼ガス及び外部の酸素含有ガスを熱交換器41aに導入し、この熱交換器41aで燃焼ガスと酸素含有ガスとの間で熱交換させ、起動時に酸素含有ガスを予熱することができ、また、酸素含有ガス供給管39が燃焼空間37を挿通することにより、燃焼ガスにより酸素含有ガス供給管39内の酸素含有ガスをさらに加熱することができるため、加熱した酸素含有ガスにより燃料電池セル33を間接的に加熱して実質的に発電するまでの起動時間を短縮できる。
【0050】
さらに、セルスタック35の上部に燃焼空間37、酸素含有ガス収容室41b、熱交換器41aが隣接して形成されているため、燃焼空間37で燃焼した高温の燃焼ガスを、配管等を用いることなく熱交換器41aに直接導入でき、簡単な構造で酸素含有ガスの予熱効率を大きくできる。
【0051】
また、収納容器31内で、燃焼ガスと酸素含有ガスとを熱交換できるため、酸素含有ガスの予熱を行うためのバーナーを収納容器31内に別途設ける必要がなく、小型にでき、しかも燃焼ガスを有効利用できる。
【0052】
さらに、熱交換器41aに酸素含有ガス収容室41bを設けたので、熱交換器41aと酸素含有ガス供給管39との接続を酸素含有ガス収容室41bを介して行うことができ、熱交換器41aからの酸素含有ガスを発電空間75内に確実に供給できる。
【0053】
また、本発明で形成した燃料電池セル33の端面への面取りは、熱応力や、その他の応力による破壊を防止できるため、例えば供給口側の端面の角部や、供給口側の端面のガス流路83の角部に施してもよい。
【0054】
また、さらに、上記例では、燃料電池セル33を直列に接続した例について説明したが、並列に接続してもよいことは勿論である。
【0055】
また、燃料側電極33bを内側電極としたが、酸素側電極33dを内側電極としても良い。
【0056】
さらに、一つの燃料ガスタンク45を用いて燃料電池セル33に燃料ガスを供給する場合について説明したが、本発明では、燃料電池セル33列毎に燃料ガスタンク45を設け、これらの間に、燃料電池セル33を直接加熱するバーナを設けることもできる。この場合には、起動時にバーナにより燃料電池セル33を直接加熱し、さらに起動を迅速に行うことができる。
【0057】
【実施例】
先ず、NiO粉末とY粉末とを混合し、この混合物に、ポアー剤と、PVAからなる有機バインダーと、水からなる溶媒とを加え、混合した支持体材料を押出成形して、内部にガス流路83を有する扁平状の支持体成形体を作製し、これを乾燥した。
【0058】
この支持体成形体を用いて、焼成後に長さが180mmとなるように支持体成形体を加工し、乾燥後、1000℃で仮焼した。
【0059】
次に、NiO粉末、8YSZ粉末(Yを8モル含有するZrO)を、NiOの金属Ni換算量とY粉末との比が体積比で48:52となるように混合し、アクリル系バインダーとトルエンを加えて、燃料側電極材料スラリーを作製し、仮焼した支持体成形体表面に厚さが20μmになるよう印刷し、燃料側電極成形体を形成した。
【0060】
また、8YSZ粉末(Yを8モル含有するZrO)にアクリル系バインダーとトルエンを加えて得たスラリーからドクターブレード法にて厚み40〜60μmの固体電解質シート状成形体を作製した。
【0061】
次に、支持体成形体の仮焼体上に燃料側電極成形体を形成した表面に、上記固体電解質シート状成形体を、その両端間が平坦部で所定間隔をおいて離間するように巻き付け、乾燥し、1050℃で仮焼した。
【0062】
この後、LaCrO系材料と、アクリル樹脂からなる有機バインダーと、トルエンからなる溶媒とを混合したインターコネクタ材料を用いてインターコネクタシート状成形体を作製し、先に作製した仮焼体の、露出した支持体成形体の仮焼体の平坦部外面に積層し、支持体成形体、燃料側電極成形体、固体電解質シート状成形体の仮焼体に、インターコネクタシート状成形体を積層した。次に、この積層体を脱バインダ処理し、大気中にて1500℃で同時焼成した。
【0063】
次に、La0.6Sr0.4Co0.2Fe0.8粉末と、ノルマルパラフィンからなる溶媒とから、酸素側電極スラリーを作製し、このスラリーを仮焼した固体電解質シート状成形体の表面に吹き付け、酸素側電極成形体を形成し、また、上記スラリーを焼成したインターコネクタ33eの外面に塗布し、1150℃で焼き付け、酸素側電極33dを形成するとともに、インターコネクタ33eの外面にP型半導体(図示せず)を形成し、図2に示すような本発明の燃料電池セル33を作製した。
【0064】
なお、支持体33aの長径(m−m間距離)は26mm、短径は3.5mm(n−n間距離)、燃料側電極33bと酸素側電極33dの間に形成された固体電解質33cの厚みは40μm、酸素側電極33dの厚みは50μm、燃料側電極33bの厚みは10μm、インターコネクタ33eの厚みは50μm、P型半導体の厚みは50μmであった。また、それぞれの燃料電池セル33の両端部にはそれぞれ15mmの非発電部を形成した。
【0065】
これらの燃料電池セル33の排出口側となる端部の角部Aと排出口の角部Bに、C面、R面を施した。なお、C面、R面の形成は成形体の状態で行っても、焼結体の状態で行ってもよい。
【0066】
これらの燃料電池セル33をそれぞれ10試料用いて、起動試験を行った。燃料電池セル33のガス流路83に燃料ガスを流し、燃料電池セル33の排出口の近傍で燃料ガスを燃焼させ、燃料電池セル33の中央部の温度が850℃となるまで40℃/分の昇温速度で加熱し、850℃で1時間保持した後、冷却し、それぞれの燃料電池セル33について破壊やクラックの有無を確認した。
【0067】
表1に燃料電池セル33の各部のC面、R面の有無と、燃料電池セル33の破壊、クラックの発生の有無を示す。
【0068】
【表1】
Figure 2004234969
【0069】
表1から燃料電池セル33の排出口側の端面の角部A、排出口の角部BにC面、R面を施していない本発明の範囲外の試料No.1は10試料のうち、2つにクラックが発生した。
【0070】
一方、燃料電池セル33の排出口側の端面の角部Aと排出口の角部Bのいずれかに、C0.05mm以上のC面あるいは、R0.05mm以上のR面を施した本発明の試料No.2〜13はいずれも、燃料電池セル33の破壊もクラックの発生もなかった。
【0071】
【発明の効果】
本発明の固体電解質型燃料電池セルでは、固体電解質型燃料電池セルの燃料ガス排出口の近傍にガスの燃焼部を設けた燃料電池セルの排出口側の角部を面取りすることで、急速な加熱による固体電解質型燃料電池セルの破壊を防止できるとともに、起動時間を格段に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料電池を示す縦断面図である。
【図2】図1のセルスタックを示す横断面図である。
【図3】本発明の燃料電池セルを示す縦断面図である。
【図4】本発明の燃料電池セルの他の形態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
31・・・収納容器
33・・・固体電解質型燃料電池セル
83・・・ガス流路
A・・・排出口側の端面の角部
B・・・排出口の角部

Claims (7)

  1. 一方側が供給口とされ、他方側が排出口とされたガス流路が軸長方向に形成されるとともに、前記排出口の近傍が燃焼部として機能する柱状の固体電解質型燃料電池セルであって、前記排出口側の端面の角部が面取りされていることを特徴とする固体電解質型燃料電池セル。
  2. 一方側が供給口とされ、他方側が排出口とされたガス流路が軸長方向に形成されるとともに、前記排出口の近傍が燃焼部として機能する柱状の固体電解質型燃料電池セルであって、前記排出口の角部が面取りされていることを特徴とする固体電解質型燃料電池セル。
  3. 前記面取りされた形状がC面又はR面であることを特徴とする請求項1又は2記載の固体電解質型燃料電池セル。
  4. 前記面取りはC0.05mm以上のC面であることを特徴とする請求項3記載の固体電解質型燃料電池セル。
  5. 前記面取りはR0.05mm以上のR面であることを特徴とする請求項3記載の固体電解質型燃料電池セル。
  6. 固体電解質型燃料電池セルの断面形状が扁平柱状であることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれかに記載の固体電解質型燃料電池セル。
  7. 収納容器内に請求項1乃至6のうちいずれかに記載の固体電解質型燃料電池セルを複数収納してなることを特徴とする燃料電池。
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