JP2004234255A - 電子申請システム及びエディタ - Google Patents

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JP2004234255A JP2003021050A JP2003021050A JP2004234255A JP 2004234255 A JP2004234255 A JP 2004234255A JP 2003021050 A JP2003021050 A JP 2003021050A JP 2003021050 A JP2003021050 A JP 2003021050A JP 2004234255 A JP2004234255 A JP 2004234255A
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雅登 菅本
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Abstract

【課題】回答と原課事由との対応付けを一から作成し直す必要がなく、メンテナンスを容易かつ迅速に行い得る電子申請システムを提供すること。
【解決手段】質問に対する回答して格納された前記回答を参照し、当該回答がコンディション格納手段に格納されたコンディションを満たすか否かを判断するコンディション真偽判断手段と、コンディションを参照し、参照するコンディションがルール格納手段に格納されたルールを満たすか否かを判断するルール真偽判断手段と、真とされたルールを満たす原課事由を申請者が申請しようとする手続における原課事由として選出する原課事由選出手段とを備えている。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、市役所で住民のために各種行政事務を処理する場合など申請手続を行う場合に適用されるものであって、申請者の用件を元に申請業務を効率的に行い申請者の負担の軽減を図ることが可能な電子申請システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
市民が市役所に来た場合、市民は、各種行政事務処理の実施部門(以下、行政機関に限らず申請事務処理を担当して実施する主体を原課という。)に設けられた受付にて、転出などの事務処理をお願いする。受け付けると、受け付けを行った原課が転出処理を行う。
【0003】
例えば、ある世帯の世帯主が転出する場合、住民は転出届けを作成し、住民基本台帳に異動(住基異動)業務担当者に提出する。このとき、住基異動業務担当者は、印鑑登録済みか、国民健康保険や国民年金の被保険資格があるかどうか等を確認し、住基異動業務以外に同時に処理しなければならない業務があるかどうかを判断して、市民への案内や手続の指示を行っている。
【0004】
ここで、効率化及び申請者への負担の軽減を図るために、申請の受け付けを含め、申請業務処理を電子化して行うシステムが下記特許文献1に開示されている。
この技術では、申請者は、予め定められたシナリオに基づいて作成された質問に回答してゆけば、申請するべき原課が決定され、その原課の業務処理装置が申請手続を実行してくれるというもので、申請処理の効率化及び申請者への負担の軽減を図ることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−149903
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、申請手続の事由、目的(原課事由)は、法の規定や申請手続の各種基準等により変更し得るものである。特に、昨今の社会状況の変化が激しい時代にあっては、法の改正などはかなりの頻度で起こり得る。このように申請手続の基準となる法などが変更されると、上記のように各種質問に回答させて原課やその事由を特定するという手法において、回答から原課事由等を導き出すため回答と原課事由等との対応付けを一から作成し直さなければならず、法改正等に併せてシステムのメンテナンスを行う際の負担が大きくなるとともに、迅速にその基準に対応した状態でシステムを稼動させることができない。
【0007】
そこで、本発明は、メンテナンスを容易かつ迅速に行い得る電子申請システム及び電子申請システム用エディタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子申請システムは、申請者に申請手続に関する質問を提示する質問提示手段と、質問に対する回答を所定の領域に格納する回答格納手段と、を備え、各領域に格納された領域データについて評価条件を格納する評価条件格納手段と、評価条件格納手段に格納された評価条件を基に前記領域データを評価する評価手段とを備えた回答評価装置を複数備え、各回答評価装置は、評価手段による評価結果に応じた申請業務に関連する処理を行うことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の電子申請システム用エディタは、電子申請システムにおける各種パラメータの編成に用いられるエディタであって、申請者が行う申請手続の原課及びその事由を特定する原課事由を選出するための基準となるルールを新たに取得するルール取得手段と、取得したルールを構成する1又は複数のコンディションを追加する必要があるかどうかを判断するコンディション追加判断手段と、追加する必要があると判断した場合にコンディションを追加するコンディション追加手段と、追加する必要がないと判断した場合に既に存在するコンディションを前記新たに取得したルールを構成するコンディションとして特定するコンディション特定手段と、追加したコンディションを評価するための回答が格納される領域を追加する必要があるかどうか判断する回答格納領域追加判断手段と、追加する必要があると判断した場合に前記回答格納領域を追加する回答格納領域追加手段と、追加する必要がないと判断した場合に既に存在する回答格納領域を前記追加したコンディションを評価するための回答が格納される領域として特定する回答格納領域特定手段と、を含むことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係る実施の形態について、市役所や町役場における申請手続を申請者の家の端末にてインターネットを介して電子的に実施することを可能とする電子申請システムについて具体的に説明する。なお、本発明は、市役所や町役場における電子申請に限られず、その他の一般的な申請手続を行うシステムとしても適用可能である。
【0011】
[実施の形態1]
図1は、本実施形態における電子申請システムの全体構成図を概略的に示す。同図において、Pはユーザが使用する情報処理装置(以下、「端末」と表記する。)であり、Cは申請業務を統括するコンピュータ(統括コンピュータ)であり、Sは各原課における業務を実施するコンピュータ(原課コンピュータ)である。これらは互いにネットワークを通じて双方向通信可能に接続されている。本実施形態ではコンピュータCと端末Pとがインターネットを介して接続されているものとし、コンピュータCとコンピュータSとはLANを介して接続されているものとする。
【0012】
具体的に、端末Pは、例えば、所定のプロバイダを通じてインターネットに接続している、いわゆるパーソナルコンピュータであり、CPU、内部メモリ、ハードディスク等の外部記憶装置、キーボードやマウス等からなる入力手段、ディスプレイ等の表示手段、モデム等の通信インターフェース等を備えたものである。
【0013】
一方、統括コンピュータCは、申請者が所定の申請手続を行う場合の総合窓口としての処理及び具体的な申請手続を行わせる原課コンピュータを選出する処理を行い、WWWサーバ機能やデータベースサーバ機能等の一般的なサーバコンピュータとしての各種機能を有するものである。そして、統括コンピュータCは、前記端末Pと同様にCPU、内部メモリ、ハードディスク等の外部記憶装置、キーボードやマウス等からなる入力手段、ディスプレイ等の表示手段、通信インターフェース等を有するものである。
【0014】
統括コンピュータCは、その記憶装置等に記憶させたプログラム等に従ってCPUや周辺機器が動作し、図2に示すように、質問格納部1、質問提示部2、変数格納部3、コンディション格納部4、ルール格納部5、コンディション真偽判断部6、ルール真偽判断部7、事由確定部8と、原課事由抽出部9と、リンクテーブル記憶部10としての機能を発揮する。
【0015】
質問格納部1は、シナリオに基づいて順序付けられた複数個の質問Q1、Q2・・・からなる質問群QG1、QG2・・・を格納している。シナリオとは、下記のルールに対して適切な解を導き出すための質問の順番を規定したものをいう。質問群QG1,QG2・・・は、別々なシナリオに基づいて作成されている。一つは、イベントに包含される事由を確定するためのルールを判定するのに必要な質問群が含まれたものである。「イベント」とは、生活の中で生じる手続が必要な出来事である。「事由」とは、手続の目的である。「ルール」とは、原課事由抽出、確定の目的で使用される基準である。二つ目は、原課事由を抽出するためのルールを判定するのに必要な質問群が含まれたものである。三つ目は、原課事由を確定するためのルールを判定するに必要な質問群が含まれたものである。四つ目は、業務の遂行に必要な質問群が含まれたものである。「業務」とは、各原課における手続のことである。
【0016】
質問提示部2は、質問を申請者の端末Pの画面に表示することにより提示する。質問は、WWWサーバから端末Pに送信され、インターネットを経由して端末Pに表示される。
変数格納部3は、質問に対する回答を変数として格納する。回答は、予め定められたポインタで示される格納位置に設けられた変数に格納される。この回答は、統括コンピュータ及び各原課コンピュータによって参酌される共通的な変数となる。従って、LANに接続されたコンピュータ何れからもアクセス可能な共有化された記憶媒体に格納する。
【0017】
コンディション格納部4は、コンディションを格納している。コンディションとは、ルールを構成する要素であるとともにルール判定で使用されるフラグとなる。コンディションは、回答とリンクされている。リンクは、ポインタの指定によって行う。リンクすることで、リンク元(コンディション)にリンク先(回答)の内容が参照照合されて、リンク元の内容がリンク先の内容によって成立するものであるかどうかが判断される相手が設定されることになる(以下同様である)。
【0018】
ルール格納部5は、事由を選出する基準となるルール及び原課事由を選出するための基準となるルールを格納している。ルールは、コンディションとリンクされている。リンクは、ポインタの指定によって行う。
コンディション真偽判断部6は、リンクした変数によって評価した結果が真となるか偽となるかを判断する。真であれば、そのコンディションが成立する。真偽の論理演算は、複数の変数とリンクしている場合には、AND論理演算であり、複数の回答全てがコンディションを満たす場合にそのコンディションが成立する。成立したコンディションは真であり、成立しないコンディションは偽であり、真偽は例えば、真偽を示すフラグ値によって表される。
【0019】
ルール真偽判断部7は、リンクしたコンディションによって真となるか偽となるかを判断する。真であれば、そのルールが成立する。真偽の論理演算は、複数のコンディションとリンクしている場合には、AND論理演算であり、複数のコンディション全てが真である場合にそのルールが成立する。成立したルールは真であり、成立しないルールは偽であり、真偽は例えば、真偽を示すフラグ値によって表される。
【0020】
事由確定部8は、真となったルールを基に事由を確定する。事由は、図示しないデータベースに格納され、事由毎にその内容を示すメタ情報が記載されている。
原課事由抽出部9は、真となったルールを基に原課事由を抽出する。原課事由は、図示しないデータベースに格納され、原課事由毎にその内容を示すメタ情報が記載されている。
【0021】
ルール、コンディション、変数、質問のリンクは、リンクを示した一覧テーブルにより示される。リンクテーブルの一例を図3に示す。リンクは、リンク元のポインタとリンク先のポインタとの対応で示される。リンク先が複数の場合は複数のポインタが記載される。このようなリンクテーブルはリンクテーブル記憶部10に記憶されている。なお、リンクは、ポインタで関係付けて行う以外にも、パラメータに固有に設定したID番号等によって行うこともできる。
【0022】
原課コンピュータSは、申請者が所定の申請手続を行う場合の具体的な申請手続を行い、WWWサーバ機能やデータベースサーバ機能等各種サーバ機能などの一般的なサーバコンピュータとしての各種機能を有するものである。そして、原課コンピュータSは、前記端末Pと同様にCPU、内部メモリ、ハードディスク等の外部記憶装置、キーボードやマウス等からなる入力手段、ディスプレイ等の表示手段、通信インターフェース等を有するものである。
【0023】
原課コンピュータSは、その記憶装置等に記憶させたプログラム等に従ってCPUや周辺機器が動作し、図4に示すように、コンディション格納部11、ルール格納部12、コンディション真偽判断部13、ルール真偽判断部14、原課事由確定部15と、リンクテーブル記憶部16としての機能を発揮する。
コンディション格納部11は、コンディションを格納している。コンディションは、回答とリンクされている。リンクは、ポインタの指定によって行う。
【0024】
ルール格納部12は、統括コンピュータで選出された原課事由の中から更に詳細な基準に基づいて原課事由を確定するためのルールを格納している。ルールは、コンディションとリンクされている。リンクは、ポインタの指定によって行う。
コンディション真偽判断部13は、リンクした変数によって評価した結果が真となるか偽となるかを判断する。真であれば、そのコンディションが成立する。真偽の論理演算は、複数の変数とリンクしている場合には、AND論理演算であり、複数の回答全てがコンディションを満たす場合にそのコンディションが成立する。
【0025】
成立したコンディションは真であり、成立しないコンディションは偽であり、真偽は例えば、真偽を示すフラグ値によって表される。
ルール真偽判断部14は、リンクしたコンディションによって真となるか偽となるかを判断する。真であれば、そのルールが成立する。真偽の論理演算は、複数のコンディションとリンクしている場合には、AND論理演算であり、複数のコンディション全てが真である場合にそのルールが成立する。成立したルールは真であり、成立しないルールは偽であり、真偽は例えば、真偽を示すフラグ値によって表される。
【0026】
原課事由確定部15は、真となったルールを基に原課事由を申請者が手続を行おうとする原課事由として確定する。
ルール、コンディション、変数、質問のリンクは、リンクを示した上記したようなリンクテーブル(図3)に表される。リンクテーブルはリンクテーブル記憶部16に記憶されている。なお、リンクは、ポインタで関係付けて行う以外にも、パラメータに固有に設定したID番号等によって行うこともできる。
【0027】
図5に質問、変数、コンディション、ルールのリンク関係を示す。
所定の質問群における質問Q1、Q2・・・Qnに対応する回答を格納する変数が統括コンピュータ及び原課コンピュータ何れのコンピュータからも参照されるように共通変数として格納される(図では、統括コンピュータから参照される関係を示す)。
【0028】
そして、参照する関係にあるルール、コンディション、変数については、その格納位置のポインタによってリンクが張られてある。
リンクする相手先(ルールであればコンディション、コンディションであれば回答)がリンク元と、1対1か1対多かであるのかは、ルールの内容等に依存する。例えば、ルールが、「65歳以上の老人で、男性が行う手続」というものであれば、コンディションは、「65歳以上の老人」、「男性である」の2つとなり、ルールのリンク先は複数のコンディションとなるという具合である。
【0029】
次に、質問、変数、コンディション、ルールについて具体例と挙げておく。図6が一例である。
例では、質問が「あなたの世帯情報を入力してください」であり、入力項目が「住所」、「世帯主」・・・の項目などであり、入力値は、変数の値として用いられる。コンディションは、「65歳以上の老人がいる」などの内容で、予め定義付けされた関数(例えば、get Age Family Birthday)で表される。年齢の場合を例にとれば、変数に代入された年齢(生年月日から導出)を取得して、get Age Family Birthday≧65を満たすかどうかで、「65歳以上の老人がいる」というコンディションの真偽が判定される。ルールは、コンディションが1又は複数集まって構成されるもので、上記例で言えば、「65歳以上の老人がいる」などである。この場合に選出される原課事由は、「保険年金課―年金」である。
【0030】
統括コンピュータ及び原課コンピュータそれぞれがルール格納部及びコンディション格納部においてルール及びコンディションを有している。このように分散化しているのは、ルールやコンディションは、手続を行う部課毎に異なり、独立性を確保するためである。
次に、上記した電子申請システムにおける手続の流れの概要について図7を参照としながら説明する。
【0031】
まず、図7に示すように、申請者が端末Pから指定したイベントにおいて、基本的な質問を行い、その回答を基に事由を確定する。図では、イベントとして、「引越したら」、「出産したら」、「不動産を購入したら」、「事故にあったら」等を記載している。質問の回答として、イベント「引越したら」について、「転入」というものであれば、この回答が格納される変数とリンクが張られたコンディションがこの回答を参照して、コンディションが真、ルールも真となれば、事由を「転入」と確定する。
【0032】
次に、確定した事由「転入」において、基本的な質問を行い、その回答を基に手続を行う可能性のあるものを含めて原課事由を全て抽出する。原課事由として、図では、「住民課−転校」、「住民課−転入」、「保険年金課−国保加入」、「保険年金課−年金」という事由が示されている。
次に、抽出された原課事由それぞれにおいて、細かな質問を行い、その原課事由の成立の真偽を確定する。真偽の確定は、原課事由を抽出するルールで真とされたコンディションによって真とされたルールにより抽出された原課事由であるか否かによって行う。この図では、「保険年金課−国保加入」、「住民課−転入」と原課事由が確定される。
【0033】
このようにして原課事由が確定すれば、原課事由に対応する業務において、その業務を遂行するために必要な情報を質問によって収集する。原課事由に対応する業務は、データベース上にて予め関連付けがなされている。これにより、業務遂行が可能な状態となり、以下、各原課コンピュータにおいて申請業務が実行される。
【0034】
なお、上記例では、申請者からみれば、一つの申請手続によって、質問に答えてゆくことで、自身がイベントに応じて行わなければならない複数の申請を同時に行ういわゆるワンストップ申請が可能となることが分かる。
次に、上記処理における統括コンピュータ及び原課コンピュータにおけるルールの確定の仕方に焦点を当てて説明する。
【0035】
図8おけるように統括コンピュータでは事由確定シナリオに基づく質問群を提示する(ステップS1)。次に、申請者が端末から入力した回答を変数として格納する(ステップS2)。次に、格納した変数と予めポインタによってリンクが張られているコンディションにおいて回答によるコンディションの真偽を判定する(ステップS3)。次に、予めポインタによってリンクが張られているルールにおいてコンディションによるルールの真偽を判定する(ステップS4)。これにより真とされたルールを用いて事由を確定する(ステップS5)。
【0036】
次に、統括コンピュータでは、確定した事由において、原課事由抽出シナリオに基づく質問群を提示する(ステップS6)。次に、申請者が端末から入力した回答を変数として格納する(ステップS7)。次に、格納した変数と予めポインタによってリンクが張られているコンディションにおいて回答によるコンディションの真偽を判定する(ステップS8)。次に、予めポインタによってリンクが張られているルールにおいてコンディションによるルールの真偽を判定する(ステップS9)。これにより真とされたルールを用いて原課事由を全て抽出する(ステップS10)。
【0037】
次に、統括コンピュータでは、抽出された原課事由において、細かな質問を行う(ステップS11)。次に、申請者が端末から入力した回答を変数として格納する(ステップS12)。次に、抽出された原課事由に関連する申請業務を実行する原課コンピュータにおいて、格納した変数と予めポインタによってリンクが張られているコンディションにおいて回答によるコンディションの真偽を判定する(ステップS13)。次に、予めポインタによってリンクが張られているルールにおいてコンディションによるルールの真偽を判定する(ステップS14)。これにより真とされたルールを用いて原課事由を確定する(ステップS15)。
【0038】
以下、統括コンピュータによって、業務を遂行するための情報を収集し、収集した情報を基に各原課コンピュータにおいて申請の手続が実行される。
[実施の形態2]
次に上記実施の形態1の電子申請システムにおけるルール、コンディション、変数の編成ついて説明する。
【0039】
図9、ルール、コンディション、変数を編成するエディタの構成を示す機能ブロック図である。
この図に示すように、本実施形態のエディタは、ルール追加判断部21と、ルール追加部22、コンディション追加判断部23と、コンディション追加部24と、変数追加判断部25と、変数追加部26、質問追加部27と、リンク設定部28とから構成されている。
【0040】
ルール追加判断部21は、ルールを新たに追加するべきかどうかについて判断する。追加を指示されたルールが既に登録されているかどうかを判断することになる。ルールを新たに追加する必要があると判断した場合には、その旨をルール追加部22に知らせる。追加されるルールは、編成者により指定されたルールなどである。
【0041】
ルール追加部22は、ルール追加判断部21から、ルールを新たに追加する必要があるとの旨の通知を受けた場合には、ルールを追加する。追加されたルールは、統括コンピュータ及び原課コンピュータそれぞれのルール格納部に格納される。ルールとしては、原課事由を選び出すルールである場合に、保険年金という原課事由であるとすると、「65歳以上の老人が保険を受ける場合に行う手続」などといったルールである。
【0042】
コンディション追加判断部23は、コンディションを新たに追加する必要があるかどうかを判断する。追加することになるコンディションは、ルールを新たに追加したことにより、ルール判定のフラグとして追加の必要が生まれたコンディションである。コンディションを新たに追加する必要があると判断した場合には、その旨をコンディション追加部24に知らせる。前記例で言えばルールを判断するために必要なコンディションは、「年齢が65歳以上」、「老人である」であるので、係るコンディションの存否を判断する。
【0043】
コンディション追加部24は、コンディション追加判断部23から、コンディションを新たに追加する必要があるとの旨の通知を受けた場合には、コンディションを追加する。追加されたコンディションは、統括コンピュータ及び原課コンピュータそれぞれのコンディション格納部に格納される。追加するコンディションは、予めデータベースに編成者が登録しているものとし、追加する場合には自動的に読み出されてコンディション格納部に格納される。
【0044】
変数追加判断部25は、変数を新たに追加する必要があるかどうかを判断する。追加することになる変数は、コンディションを新たに追加したことにより、追加の必要が生まれた変数である。変数を新たに追加する必要があると判断した場合には、その旨を変数追加部に知らせる。前記例で言えばコンディションを判断するために必要な変数は、「年齢」であるので、係る変数の存否を判断する。
【0045】
変数追加部26は、変数追加判断部23から、変数を新たに追加する必要があるとの旨の通知を受けた場合には、変数を追加する。追加する変数は、予めデータベースに編成者が登録しているものとし、追加する場合には自動的に読み出されて変数格納部に格納される。
質問追加部27は、変数に対応する質問を追加する。追加された質問は、質問格納部に格納される。
【0046】
リンク設定部28は、追加されたルール、コンディション、変数、質問それぞれのリンクを設定する。リンクは、リンク先となるパラメータのポインタを設定することにより行われる。追加されたルールの真偽が複数のコンディションを基に判定される場合において、その中の幾つかは既に登録されたコンディションを用いることができ、残りが追加されたコンディションである場合には、当該ルールと既にあるコンディション及び追加したコンディションとをリンクさせることになり、既に登録されたコンディションを用いることができない場合は、追加したコンディションとリンクさせる。また、同様に、追加されたコンディションを判定するための変数に、既に登録された変数を用いることができる場合には、当該コンディションと既にある変数とをリンクさせ、既に登録された変数を用いることができない場合には、当該コンディションと新たに追加した変数とをリンクさせる。この結果、リンクテーブルにおけるリンク先を示すポインタの値が更新される。
【0047】
次に、上記エディタの動作について図10を用いて説明する。
まず、ルール追加判断部21により、ルールを新たに追加するべきかどうかについて判断する(ステップS21)。この判断の対象となるルールは、画面にて編成者から指定されたルールである。追加と判断した場合には(ステップS21でYes)、その旨をルール追加部22に通知する(ステップS22)。
【0048】
ルール追加部22は、ルール追加判断部21から、ルールを新たに追加する必要があるとの旨の通知を待ち、通知を受けた場合には、ルールを追加して、ルール格納部に格納する(ステップS23)。
コンディション追加判断部23は、コンディションを新たに追加する必要があるかどうかを判断する(ステップS24)。コンディションを新たに追加する必要があると判断した場合には(ステップS24でYes)、その旨をコンディション追加部に知らせる(ステップS25)。
【0049】
コンディション追加部24は、コンディション追加判断部23から、コンディションを新たに追加する必要があるとの旨の通知を受けた場合には、コンディションを追加して、コンディション格納部に格納する(ステップS26)。追加されたルールは、画面に表示され、編成者に知らされる。
変数追加判断部25は、変数を新たに追加する必要があるかどうかを判断する(ステップS27)。変数を新たに追加する必要があると判断した場合には、その旨を変数追加部に知らせる(ステップS28)。
【0050】
変数追加部26は、変数追加判断部23から、変数を新たに追加する必要があるとの旨の通知を受けた場合には、変数を追加し、変数格納部に格納する(ステップS29)。追加された変数は、画面に表示され、編成者に知らされる。
質問追加部27は、変数の追加処理の後に変数に対応する質問を追加する(ステップS30)。追加された質問は、画面に表示され、編成者に知らされる。
【0051】
リンク設定部28は、追加されたルール、コンディション、変数、質問それぞれのリンクを更新設定する(ステップS31)。
なお、ステップS21からステップS26までの処理は、統括コンピュータ及び原課コンピュータそれぞれのルール格納部及びコンディション格納部に対して実行される。ルールやコンディションは、手続を行う部課毎に異なるからである。一方、ステップS27からステップS30までの処理は、以降は、統括コンピュータにおいてのみ実行される。変数及び質問は、共通化しているからである。
【0052】
以上のように、本実施の形態におけるエディタによれば、格納手段において既に存在するルールや、コンディション、変数はそのまま生かしながら、追加の必要があるパラメータだけを追加して任意にリンクを設定することができるので、ルール変更に伴って生じるメンテナンス等を容易かつ迅速に実行することが可能となる。
【0053】
しかも、ルールを部課毎に独立して編成することができ、編成した結果、他の部課におけるルールの編成に全く影響を与えなることがないため、ルールを編成しなおす必要が生じた部課においてだけ新たなルールに併せたパラメータの設定を実行することが可能となる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明の電子申請システムは、申請者に申請手続に関する質問を提示する質問提示手段と、質問に対する回答を所定の領域に格納する回答格納手段と、を備え、各領域に格納された領域データについて評価条件を格納する評価条件格納手段と、評価条件格納手段に格納された評価条件を基に前記領域データを評価する評価手段とを備えた回答評価装置を複数備え、各回答評価装置は、評価手段による評価結果に応じた申請業務に関連する処理を行うことを特徴とする。
【0055】
また、本発明の電子申請システム用エディタは、電子申請システムにおける各種パラメータの編成に用いられるエディタであって、申請者が行う申請手続の原課及びその事由を特定する原課事由を選出するための基準となるルールを新たに取得するルール取得手段と、取得したルールを構成する1又は複数のコンディションを追加する必要があるかどうかを判断するコンディション追加判断手段と、追加する必要があると判断した場合にコンディションを追加するコンディション追加手段と、追加する必要がないと判断した場合に既に存在するコンディションを前記新たに取得したルールを構成するコンディションとして特定するコンディション特定手段と、追加したコンディションを評価するための回答が格納される領域を追加する必要があるかどうか判断する回答格納領域追加判断手段と、追加する必要があると判断した場合に前記回答格納領域を追加する回答格納領域追加手段と、追加する必要がないと判断した場合に既に存在する回答格納領域を前記追加したコンディションを評価するための回答が格納される領域として特定する回答格納領域特定手段と、を含むことを特徴とする。
【0056】
これにより、従来のように、回答と原課事由等との対応付けを一から作成し直するのではなく、原課事由等を選出する基準となる評価条件が追加された場合にも、この評価条件の評価対象となる回答として複数の回答評価装置から読み取れる既に設けられた格納領域に格納したものが使用できる場合には、それを使用することから、法改正等に併せてシステムのメンテナンスを行う際の負担は低減されるとともに、迅速にその基準に対応した状態でシステムを稼動させることができる。
【0057】
また、評価条件は、原課毎に異なることから、法改正等により評価条件の追加を行わなければならなくなった場合に、ある回答評価装置での評価条件の編成は、その回答評価装置に対してのみ行えばよく、他の回答評価装置においては、行う必要がない。一方、質問に対する回答を格納する領域を回答評価装置同士で共用する記憶媒体上に設けることができるので、追加する回答格納領域は最小限とすることができる。このように、各回答評価装置で共用できる手段は共用するとともに独立性も確保することで、メンテナンスが容易かつ迅速に行える。
【0058】
ここで、前記評価条件格納手段に格納された評価条件は、申請者が行う申請手続の原課及びその事由を特定する原課事由を選出するための基準となるルールと、ルールを構成する1又は複数のコンディションとからなり、前記評価手段は、前記領域データを用いてコンディションを満たすか否かを判断するコンディション真偽判断手段と、真偽判断の対象となったコンディションを用いてルールを満たすか否かを判断するルール真偽判断手段とからなり、各回答評価装置は、前記ルール真偽判断手段により真とされたルールに基づいて原課事由を選出する処理を実行することを特徴とするものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子申請システムの全体構成図。
【図2】統括コンピュータの機能ブロック図。
【図3】リンクテーブルの一例を示す図。
【図4】原課コンピュータの機能ブロック図。
【図5】質問、変数、コンディション、ルールのリンク関係を示す図。
【図6】質問、変数、コンディション、ルールの一例。
【図7】電子申請システムにおける手続の流れの概要を示す模式図。
【図8】統括コンピュータ及び原課コンピュータにおけるルールの確定の仕方に焦点を当てた動作説明図。
【図9】エディタの機能ブロック図。
【図10】エディタの動作を示す図。
【符号の説明】
1 質問格納部
2 質問提示部
3 変数格納部
4 コンディション格納部
5 ルール格納部
6 コンディション真偽判断部
7 ルール真偽判断部
8 事由確定部
9 原課事由抽出部
10 リンクテーブル記憶部
11 コンディション格納部
12 ルール格納部
13 コンディション真偽判断部
14 ルール真偽判断部
15 原課事由確定部
16 リンクテーブル記憶部
21 ルール追加判断部
22 ルール追加部
23 コンディション追加判断部
24 コンディション追加部
25 変数追加判断部
26 変数追加部
27 質問追加部
28 リンク設定部

Claims (3)

  1. 申請者に申請手続に関する質問を提示する質問提示手段と、
    質問に対する回答を所定の領域に格納する回答格納手段と、を備え
    各領域に格納された領域データについて評価条件を格納する評価条件格納手段と、評価条件格納手段に格納された評価条件を基に前記領域データを評価する評価手段とを備えた回答評価装置を複数備え、
    各回答評価装置は、評価手段による評価結果に応じた申請業務に関連する処理を行う
    ことを特徴とする電子申請システム。
  2. 前記評価条件格納手段に格納された評価条件は、申請者が行う申請手続の原課及びその事由を特定する原課事由を選出するための基準となるルールと、ルールを構成する1又は複数のコンディションとからなり、
    前記評価手段は、前記領域データを用いてコンディションを満たすか否かを判断するコンディション真偽判断手段と、
    真偽判断の対象となったコンディションを用いてルールを満たすか否かを判断するルール真偽判断手段とからなり、各回答評価装置は、前記ルール真偽判断手段により真とされたルールに基づいて原課事由を選出する処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子申請システム。
  3. 電子申請システムにおける各種パラメータの編成に用いられるエディタであって、
    申請者が行う申請手続の原課及びその事由を特定する原課事由を選出するための基準となるルールを新たに取得するルール取得手段と、
    取得したルールを構成する1又は複数のコンディションを追加する必要があるかどうかを判断するコンディション追加判断手段と、
    追加する必要があると判断した場合にコンディションを追加するコンディション追加手段と、
    追加する必要がないと判断した場合に既に存在するコンディションを前記新たに取得したルールを構成するコンディションとして特定するコンディション特定手段と、
    追加したコンディションを評価するための回答が格納される領域を追加する必要があるかどうか判断する回答格納領域追加判断手段と、
    追加する必要があると判断した場合に前記回答格納領域を追加する回答格納領域追加手段と、
    追加する必要がないと判断した場合に既に存在する回答格納領域を前記追加したコンディションを評価するための回答が格納される領域として特定する回答格納領域特定手段と、を含む
    ことを特徴とする電子申請システム用エディタ。
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