JP2004231305A - 低層集合住宅における自走式台車装置 - Google Patents

低層集合住宅における自走式台車装置 Download PDF

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Abstract

【課題】購入した米や灯油等の重い品物を上層階に搬送するために、既存の低層住宅の階段壁面に沿って設けた走行レール上を走行する自走式台車に搬送篭を設けると共に、この搬送篭の中に収容した重い品物を階段の踊り場に自走式台車から繰り出し式に搬入するようにした自走式台車装置の提供。
【解決手段】既存の低層住宅1の階段壁の外壁面に沿って走行レール6を設け、この走行レール6を走行ローラ18と押えローラ26とで挟持して昇降自在に走行する自走式台車7に設けたL字状の繰り出しアーム10により繰り出し式に搬送篭8を支承するとともに、該自走式台車7に設けた停止位置検出手段により所要の階を検出して自走式台車を停止させる自走式台車装置を設置する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に、エレベータ装置の昇降機設備の設置されていない既設の5階建ての低層集合住宅において、購入した米等の日用品、灯油や飲料水等のポリタンク等の比較的重量のある品物を上階に搬送するため、該低層集合住宅の地上階から最上階までの階段壁の外壁面に沿って設けた走行レール上を走行する自走式台車から繰り出し式に搬送篭を階段の踊り場に搬入するようにした自走式台車装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特願2002−6920号
都市部やその周辺部において、住宅不足問題の解消策として公団型と云われる比較的低層の5階建て以下の集合住宅が多数点在する団地が数多く建設されており、いわゆる団地生活と云われる生活様式が広く定着している。このような5階までの低層の集合住宅ではエレベータなどの昇降機の設置は義務化されていないため、2階以上の上層階に住む高齢者や身障者にとって階段の上り下りも大変な労働であり、まして、米や灯油等の購入した重い荷物を持って階段を上ることは大変厳しい労働となっている。このような高齢者や身障者にとってこの大きい負担を軽減するための搬送装置として、出願人は、上記「特許文献1:特願2002−6920号」に記載の低層集合住宅における自走式台車装置を提案した。
【0003】
この本件出願人が提案した低層集合住宅における自走式台車装置を図5及び6によって概説すると、低層住宅の外壁面50の一側に適宜数のレール支持部材51で支持沿設された走行レール52を走行駆動ローラと押えローラとで挟持して走行する自走式台車53が走行可能に装置され、該自走式台車53の吊下げアーム54には搬送篭55が支承されている。重い荷物を上階の自室に搬入しようとする利用者は、階段下の階段上り口近傍の地上載置ステーション56で待機している自走式台車53の空の搬送篭55の扉部材60を開けて重量のある品物61を入れ、そして、扉部材60を閉めて品物61を下ろす指定の階である停止ステーション57を指定する。
【0004】
すると、搬送篭55に品物61を収容した自走式台車53は、走行レール52を上昇して品物61を下ろす指定の階である停止ステーション57で自動的に停止する。品物61を下ろす指定の階である停止ステーション57では、自走式台車53に付設の搬送篭55の下部に軸支された扉部材60は、利用者によって開けられて階段の踊り場の開口部腰壁の開口端上に載せられる。一方、品物61を下ろす指定階の階段壁50の内壁面には、内壁面に折畳み自在に取付けられた梯子状のローラ台58が倒されて水平状態で支持されており、ローラ台58の一端部は、階段の踊り場の開口部腰壁の開口部に載せられる。
【0005】
このとき、ローラ台58の他方の端部は、階段の踊り場の開口部腰壁の開口端と略同じ高さとなるように載せられている。この開口部腰壁の開口端上に載せられたローラ台58の一端部と、開けられた搬送篭55の扉部材60の端部とは面一状で連接している。そして、搬送篭55に収容された重量のある品物61は、利用者によって搬送篭55から引き出され、梯子状のローラ台58に設けられた複数個のローラ59上を利用者の戸口前まで搬送されて自室に持ち込まれる。品物61を下ろした後、空となった搬送篭55の自走式台車53は、自動的に階段下の階段上り口近傍の地上載置ステーション56に戻って次の搬送を待ち、梯子状のローラ台58は、畳まれて階段壁50の内壁面側に折畳まれて階段昇降の邪魔とならないように収容される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本件出願人が提案した上述の低層集合住宅における自走式台車装置では、指定の階である各停止ステーション57で階段壁50の内壁面に搬送用の複数個のローラ59を設けた梯子状のローラ台58を折畳み自在に取付ける必要があり、この梯子状のローラ台58の取付け費用が嵩み、この取付け費用の費用負担は、取付け希望者にとって大きな負担となる。
【0007】
そこで、本発明は上述した課題によりなされたもので、購入した米等の日用品、灯油や飲料水のポリタンク等の重い品物を上層階に搬送するために、設置費用を比較的安い費用で設置できると共に簡単な構成で、既存の低層住宅の階段壁面を地上階から最上階まで沿って設けた走行レール上を走行する自走式台車に搬送篭を設けると共に、この搬送篭の中に収容した重い品物を階段の踊り場に自走式台車から繰り出し式に搬入するようにした自走式台車装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の発明は、低層集合住宅の地上階から最上階までの階段壁の外壁面に沿って設けた走行レールと、該走行レールを挟持して走行する自走式台車と、自走式台車の停止位置検出手段と、該自走式台車に繰り出し式に支承された搬送篭とからなることを特徴とするものである。また、上記の目的を達成するため、本発明の請求項2に記載の発明は、自走式台車は、走行ローラと押えローラとで走行レールを挟持し走行することを特徴とするものである。
【0009】
また、上記の目的を達成するため、本発明の請求項3に記載の発明は、走行レールの一側面にはラックが形成され、前記走行ローラに形成されたピニオンが該ラックと噛合していることを特徴とし、本発明の請求項4に記載の発明は、走行レールの一側面にはチェーン部材が付設され、前記走行ローラに形成されたピニオンが該チェーン部材と噛合していることを特徴とし、本発明の請求項5に記載の発明は、走行レールの側面には滑止め凸部が多数形成されていると共に、前記走行ローラは軟質材で形成されていることを特徴とし、本発明の請求項6に記載の発明は、自走式台車は、下部に障害物検出センサーを設けていることを特徴するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の自走式台車装置の構成の実施の態様を図1〜5によって説明する。図1は、低層住宅の階段部の正面図で、図中の符号1は、いわゆる公団住宅と云われている既存の5階建ての鉄骨又は鉄筋コンクリート構造の低層住宅であり、この低層住宅1は階段の両側に玄関のある振分けタイプ又は横廊下タイプの低層住宅である。符号2は階段で、符号3は階段の踊り場の開口部の腰壁で、符号4は屋上部である。符号6は階段下の地上載置ステーション9から5階の停止ステーションまでの階段壁の側壁27の外壁面の一側に走行レール支持部材5により支持沿設された走行レールで、この走行レール6を走行ローラ18と押えローラ26とで挟持して昇降走行する一台の自走式台車7が走行可能に装置されている。この自走式台車7の自走式台車7のフレーム部材13に枢止部28で枢止されて繰り出されるL字状の繰り出しアーム10、10の先端には吊下げ部材16によって搬送篭8が支承されている。
【0011】
図2は、本発明の自走式台車装置の概略側面図で、図3は、本発明の自走式台車装置の概略平断面図で、図4は、本発明の自走式台車装置を使用して所要階での荷下ろしの概略側面図である。地上載置ステーション9には、階段壁の側壁27の外壁面の一側に支持沿設された走行レール6を昇降走行する自走式台車7に電力を供給するための給電線20を巻取るための巻取りリール19を備えた給電装置が設置されている。
【0012】
低層住宅1の階段壁の外壁面の上下方向には適宜間隔で取付けられた複数の走行レール支持部材5、5、・によってH型鋼又はI型鋼を用いた走行レール6が取付けられている。この走行レール6の低層住宅1の各階の階段の踊り場の開口部の腰壁3の位置に対応した位置には、自走式台車7に設けられた各階毎のリミットスイッチ又は磁気センサー(図示されていないが)と当接又は近接する突起片又は磁気片が設けられている。この走行レール6を上下走行する自走式台車7は、略四角体状のフレーム部材13で構成されており、該略四角体状のフレーム部材13は、走行挟持区画部Aと搬送篭収容区画部Bとに分かれている。走行挟持区画部Aは、走行モータ17と回転駆動機構を介した走行ローラ18と押えローラ26及び走行レール6の挟持部と走行モータ17及び繰り出し用モータ14の操作制御用の受信(光)制御部34とを有している。搬送篭収容区画部Bは、搬送篭8と搬送篭8のL字状の繰り出しアーム10及びワイヤー23を巻いた繰出しリール15と繰り出し用モータ14とを有している。なお、符号33は受信(光)窓である。
【0013】
走行挟持区画部Aの走行モータ17は、地上載置ステーション9から給電線20の巻取りリール19によって給電線20を巻取り又は巻戻しながら電力の供給を受けて回転駆動され、この走行モータ17から回転駆動機構を介して走行ローラ18は回転される。該走行ローラ18は、外周にピニオンが形成されているか若しくはローラ自体が軟質材で形成され、低層住宅1の階段壁の外壁面に取付けられた走行レール6を挟んで設けられた複数個の押えローラ26、26、・と走行レール6を挟持しながら走行する。該走行モータ17は、利用者の携帯するリモコン装置の操作により正逆回転信号を操作制御用の受信(光)制御部34で受信(光)することにより、正逆回転するようになっている。また、自走式台車7には、走行レール6の各所定の階毎に設けられた突起片又は磁気片と当接又は近接して自走式台車7を所定の階で停止させるための、各階毎のリミットスイッチ又は磁気センサー(図示されていない)が設けられており、上記操作制御用の受信(光)制御部34により、該リミットスイッチ又は磁気センサーは作動又は停止され、前記走行モータ17への給電又は給電停止をして回転駆動又は停止させる。
【0014】
搬送篭収容区画部Bの左右一対のL字状の繰り出しアーム10、10は、下端部が自走式台車7のフレーム部材13の底部に枢止部28、28で枢止された長尺部と、この長尺部の上端に折曲してL字状に前方に突出するようにして設けられた短尺部とで構成される。そして、搬送篭8は、該左右一対のL字状の繰り出しアーム10、10の上端にL字状に前方に突出するようにして設けられた短尺部の先端部間に設けられた吊り部材25に吊下げ部材16、16によって常に垂直状態となるように吊り下げられる。搬送篭8は、前方が開口された格子部材又は板部材で箱状に構成されており、この前方の開口部には下端部が枢止部30で枢止された扉部材11が設けられており、扉部材11の閉鎖時、該扉部材11の上部には図示されていない係止部材によって搬送篭8の上部前端部に係止されるようなっている。
【0015】
両L字状の繰り出しアーム10、10の長尺部と短尺部との折曲部間には、連結部材31が設けられ、該連結部材31には、ワイヤー23の一端が取付けられている。該ワイヤー23の他方は、自走式台車7のフレーム部材13に設けられたプーリー32、32を経て、搬送篭収容区画部Bに設けられた繰出しリール15に巻かれている。そして、この繰出しリール15は、繰り出し用モータ14の正逆回転によってワイヤー23を繰り出し又は巻取りするようになっている。繰り出し用モータ14は、所要の階で品物12を荷下ろす際に、利用者の携帯するリモコン装置の操作により正逆回転信号を走行挟持区画部Aに設けた操作制御用の受信(光)制御部34で受信(光)することにより正逆回転され、L字状の繰り出しアーム10の繰り出し又は収納が行われる。
【0016】
図4に図示するように、搬送篭8を吊り下げたL字状の繰り出しアーム10は、イ位置の繰り出しアーム10の収容位置からロ位置の繰り出しアーム10の繰り出し位置、又はロ位置からイ位置へと繰り出し又は収容され、L字状の繰り出しアーム10に吊り下げられた搬送篭8を搬送篭収容区画部B又は所要の階段内に収容される。自走式台車7のフレーム部材13の下部には障害物検出センサー29が設けられ、自走式台車7が、走行レール6を住宅の階段下の階段上り口近傍の地上載置ステーション9まで降下する際、自走式台車7の降下下方範囲内に人や物の存否を検出し、自走式台車7の降下範囲内に人や物の存在を検出した場合には、自走式台車7の走行モータ17への給電を止めて自走式台車7の降下を中止する安全装置である。
【0017】
次に、本発明の自走式台車装置を利用して低層住宅1の階段下の階段近傍に下ろされた米等の日用品、灯油や飲料水等のポリタンク等の比較的重量のある品物を上階に搬送する場合について説明する。まず、本発明の自走式台車装置を利用する重量のある品物12を上階の自室に搬入しようとする利用者は、住宅の階段下の階段上り口近傍の地上載置ステーション9に常時待機している自走式台車7に吊り下げられた空の搬送篭8の扉部材11を開き、搬送篭8の中に重量のある品物12を容れて扉部材11を閉めて、搬送篭8の開口部の上端に係止部材で係止して品物12が搬送篭8から落下を防止する。
【0018】
次に、利用者は携帯するリモコン装置によって荷下ろしをする所要階を指定すると共に自走式台車7の上昇走行操作すると、自走式台車7は指定位置信号と上昇走行信号を受信(光)制御部34で受信(光)し、走行モータ17は駆動されて、自走式台車7は、走行レール6を走行ローラ18と複数個の押えローラ26、26、・とで挟持しながら上昇走行する。一方、自走式台車7は指定位置信号を受信(光)すると、図示されていない各階毎に設けられている指定階のリミットスイッチ又は磁気センサーと走行モータ17との給電回路を形成する。そして、荷下ろしをする所要階に自走式台車7が走行レール6を走行すると、走行レール6に設けられた指定階の突起片又は磁気片と当接又は近接して自走式台車7の走行モータ17への給電を停止し、自走式台車7を走行ローラ18と複数個の押えローラ26とで走行レール6を挟持して停止して自走式台車7を所要階に止める。
【0019】
一方、利用者は階段を歩いて所要の階の階段の踊り場まで上がると、階段の踊り場の開口部前には自走式台車7が停止しているので、携帯するリモコンにより自走式台車7の操作制御用の受信(光)制御部34に向けて送ることにより、繰り出し用モータ14は駆動して繰出しリール15を回転させ、該繰出しリール15に巻き込まれていたワイヤー23を繰り出す。すると、ワイヤー23を繰り出しにより繰り出しアーム10、10は枢止部24を枢止点とし、繰り出しアーム10、10の先端部は、図4のイ位置から階段の踊り場の開口部の腰壁3から階段の踊り場の図4のロ位置まで移動し、先端部に吊り下げた搬送篭8を階段の踊り場に搬送する。
【0020】
そして、利用者は、階段の踊り場に搬送された搬送篭8の扉部材11を係止部材を外して扉部材11を開いて倒し、内部に収容された品物12を取り出して自室内に搬入する。この自室への搬入は、階段の踊り場から自室まで階段数で6乃至7段で済むので、低層住宅1の地上階からから運び上げるのに比して、搬入負担を大きく軽減することができる。搬送篭8から品物12を取り出した後、利用者は、搬送篭8の扉部材11を搬送篭8の開口部の上端に係止部材で係止して閉じ、携帯するリモコンにより自走式台車7の操作制御用の受信(光)制御部34にL字状の繰り出しアーム10収納信号を送ることにより、L字状の繰り出しアーム10を自走式台車7内に収納するためにワイヤー23の巻取る方向に入れると、繰り出し用モータ14は逆転駆動して繰出しリール15をワイヤー23の巻取り方向に回転し、繰り出しアーム10、10は図4のイ位置に戻る。更に、利用者が、携帯するリモコンにより自走式台車7の操作制御用の受信(光)制御部34に自走式台車7下降信号を送ると、自走式台車7の走行モータ17への給電が行われ、所要階で停止していた自走式台車7は、地上載置ステーション9まで下降走行して停止し、次の搬送指示を待つ。
【0021】
このように、本発明の自走式台車装置は、エレベータ等の搬送設備が設けられていない既存の低層住宅であっても、既存の低層住宅の階段の外壁面に沿って地上階から最上階まで設けた走行レールと、この走行レールを昇降自在に走行する搬送篭を付設した自走式台車を停止位置検出装置により検出した所要の階で停止させると共に、停止した自走式台車から階段の踊り場に搬送篭を搬入する搬送篭繰り出し式搬送装置を設置することにより、上階に居住する利用者、特に、高齢者や身障者は、購入した日用品、灯油や飲料水のポリタンク等の重い荷物を持たずに手ぶらで自室に最も近い階段の踊り場まで階段を上がり、その階段の踊り場に自走式台車で搬送される重い荷物を搬入するだけで良い。従って、上層階に居住する高齢者や身障者は自ら重い荷物を持って階段を上る必要がなく、大変厳しい労働となっていた従来の辛い労働・苦労が軽減される。
【0022】
また、走行レールの一側面にはラック又はチェーン部材が形成されており、自走式台車の走行駆動ローラに形成されたピニオンと噛合することで自走式台車の走行が確実となる。また、ゴムなどの軟質材で形成された自走式台車の走行駆動ローラと押えローラと走行レールの一側面に多数形成された滑止めの凸部とにより自走式台車の走行が確実となる。更に、自走式台車の下部に安全装置としての障害物検出センサーが設けられているので、自走式台車の降下時に、その下降範囲内に人や物が入り込んでいる場合、該センサーで検出することにより自走式台車の下降走行を直ちに停止させるのでより安全性が確保できる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の自走式台車装置は、既存の低層住宅の階段の外壁面に走行レールを設け、この走行レールを昇降自在に走行する搬送篭を付設した自走式台車を停止位置検出装置により検出した所要の階で停止させ、停止した自走式台車から階段の踊り場に搬送篭を搬入する搬送篭繰り出し式搬送装置を設置することにより、上階に居住する利用者は、購入した日用品、灯油や飲料水のポリタンク等の重い荷物を持たずに手ぶらで自室に最も近い階段の踊り場まで階段を上がり、その階段の踊り場に自走式台車で搬送される重い荷物を搬入するだけで、特に、上層階に居住する高齢者や身障者は自ら重い荷物を持って階段を上る必要がなく、大変厳しい労働となっていた従来の辛い労働・苦労が軽減される、と云う効果を奏する。
【0024】
また、走行レールの一側面にはラック又はチェーン部材を形成し、自走式台車の走行駆動ローラに形成されたピニオンと噛合することで自走式台車の走行が確実となる。また、ゴムなどの軟質材で形成された自走式台車の走行ローラと押えローラとで走行レールを挟持するとともに、走行レールの一側面に多数形成された滑止めの凸部とにより自走式台車の走行が確実となる。更に、自走式台車の下部に安全装置としての障害物検出センサーが設けられているので、自走式台車の降下時に、その下降範囲内に人や物が入り込んでいる場合、該センサーで検出することにより自走式台車の下降走行を直ちに停止させるのでより安全性が確保できる、と云う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】低層住宅の階段部の正面図、
【図2】本発明の自走式台車装置の概略側面図、
【図3】本発明の自走式台車装置の概略平断面図、
【図4】本発明の自走式台車装置を使用して所要階での荷下ろしの概略側面図、
【図5】従来の低層住宅の階段部の正面図、
【図6】従来の自走式台車装置の使用による荷下ろし概略平面図である。
【符号の説明】
1 低層住宅、 2 階段、 3 階段の踊り場の開口部の腰壁、
4 屋上部、 5 走行レール支持部材、 6 走行レール、
7 自走式台車、 8 搬送篭、 9 地上載置ステーション、
10 繰り出しアーム、 11 扉部材、 12 品物、
13 フレーム部材、 14 繰り出し用モータ、 15 繰出しリール、
16 吊下げ部材、 17 走行モータ、 18 走行ローラ、
19 巻取りリール、 20 給電線、 21 ラック、 22 取付部、
23 ワイヤー、 24 枢止部、 25 吊り部材、 26 押えローラ、
27 階段壁の側壁、 28 枢止部、 29 障害物検出センサー、
30 枢止部、 31 連結部材、 32 プーリー、 33 受信(光)窓、
34 受信(光)制御部、 A 走行挟持区画部、 B 搬送篭収容区画部。

Claims (6)

  1. 低層集合住宅の地上階から最上階までの階段壁の外壁面に沿って設けた走行レールと、該走行レールを挟持して走行する自走式台車と、自走式台車の停止位置検出手段と、該自走式台車に繰り出し式に支承された搬送篭とからなることを特徴とする低層集合住宅における自走式台車装置。
  2. 前記自走式台車は、走行ローラと押えローラとで走行レールを挟持し走行することを特徴とする請求項1に記載の低層集合住宅における自走式台車装置。
  3. 前記走行レールの一側面にはラックが形成され、前記走行ローラに形成されたピニオンが該ラックと噛合していることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の低層集合住宅における自走式台車装置。
  4. 前記走行レールの一側面にはチェーン部材が付設され、前記走行ローラに形成されたピニオンが該チェーン部材と噛合していることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の低層集合住宅における自走式台車装置。
  5. 前記走行レールの側面には滑止め凸部が多数形成されていると共に、前記走行ローラは軟質材で形成されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の低層集合住宅における自走式台車装置。
  6. 前記自走式台車は、下部に障害物検出センサーを設けていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の低層集合住宅における自走式台車装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010070333A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 鉄塔の昇降装置
CN102502376A (zh) * 2011-11-04 2012-06-20 陶红明 势能梯
CN102502377A (zh) * 2011-11-07 2012-06-20 陶红明 无卷扬机的升降梯

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