JP2004230654A - 画像形成装置、露光方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents
画像形成装置、露光方法、プログラム、及び記憶媒体 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】レーザ光を用いる画像形成装置において、容易にマルチビーム化が可能な面発光レーザを用いても十分な光量が得られるようにする。
【解決手段】少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置31から発生されるレーザ光を回転多面鏡33によって主走査方向に走査することにより感光体11上に潜像を形成する画像形成装置において、主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つを異なるタイミングで点灯して、感光体11上の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する。
【選択図】 図2
【解決手段】少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置31から発生されるレーザ光を回転多面鏡33によって主走査方向に走査することにより感光体11上に潜像を形成する画像形成装置において、主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つを異なるタイミングで点灯して、感光体11上の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置、露光方法、プログラム、及び記憶媒体に関し、特に、少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置、該画像形成装置に適用される露光方法、該露光方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
上記画像形成装置は、特にレーザ光源からの光変調されたレーザ光を感光体や静電記録媒体等の像担持面上に導光して、その面上に例えば静電潜像から成る画像情報を形成するようにした、複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリ装置等に好適な画像形成装置である。
【0003】
【従来の技術】
レーザ光源からの光変調されたレーザ光を、感光体や静電記録媒体等の像担持面上に導光して、その面上に例えば静電潜像から成る画像情報を形成するようにした画像形成装置が従来から知られている。
【0004】
近年、こうしたレーザ光を使用する画像形成装置に対して高画質化や高速化の要望が高まり、この要望を実現するべく、複数のレーザ光を用いたマルチビーム方式が画像形成装置に必須となりつつある。
【0005】
しかし、半導体レーザとしては現在、2ビームまたは4ビームが実用的なものであり、こうした2ビームまたは4ビームの半導体レーザでは、画像形成装置に対する今後の更なる高画質化、高速化要求に対応し切れなくなることが懸念される。
【0006】
そうした点から新しいデバイスとして、容易に複数のレーザを配置可能な面発光レーザ(VCSEL)が注目されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この面発光レーザの最大出力は数mWが限界であり、ポリゴン走査系等の複数の光学系をレーザ光が通過する構成では、光量が不足する。これを改善するために、より高出力の面発光レーザの登場が期待されるが、現状では技術的に困難であるという問題点があった。
【0008】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、面発光レーザを用いても十分な光量が得られるようにしてマルチビーム化を図った画像形成装置、露光方法、プログラム、及び記憶媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置において、主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つを異なるタイミングで点灯して、前記感光体上の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する露光手段を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0010】
また、請求項2記載の発明によれば、少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置において、主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一主走査ライン上の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する露光手段を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0011】
また、請求項3記載の発明によれば、少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置において、主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一画素内の任意のエリアに重複露光し、階調画像を形成する露光手段を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0012】
また、請求項4記載の発明によれば、少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置において、主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一画素に重複露光し、階調画像を形成する露光手段を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0013】
また、請求項5記載の発明によれば、少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置において、主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一画素内部の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する露光手段を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0014】
さらに、請求項14記載の発明によれば、少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置に適用される露光方法において、主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つを異なるタイミングで点灯して、前記感光体上の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する露光ステップを有することを特徴とする露光方法が提供される。
【0015】
また、請求項15記載の発明によれば、少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置に適用される露光方法において、主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一主走査ライン上の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する露光ステップを有することを特徴とする露光方法が提供される。
【0016】
また、請求項16記載の発明によれば、少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置に適用される露光方法において、主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一画素内の任意のエリアに重複露光し、階調画像を形成する露光ステップを有することを特徴とする露光方法が提供される。
【0017】
また、請求項17記載の発明によれば、少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置に適用される露光方法において、主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一画素に重複露光し、階調画像を形成する露光ステップを有することを特徴とする露光方法が提供される。
【0018】
また、請求項18記載の発明によれば、少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置に適用される露光方法において、主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一画素内部の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する露光ステップを有することを特徴とする露光方法が提供される。
【0019】
さらに、上記各露光方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、及び上記各露光方法をプログラムとして記憶した、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体が提供される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0021】
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施の形態の全体構成を示す側断面図である。図1を参照して画像形成装置の基本的な動作を以下に説明する。
【0022】
原稿給紙装置1上に積載された原稿は、1枚ずつ順次原稿台ガラス2面上に搬送される。原稿が搬送されると、スキャナのランプ3が点灯し、かつスキャナユニット4が副走査方向に移動して原稿を照明する。原稿からの反射光はミラー5,6,7を介してレンズ8を通過し、その後イメージセンサ部9に入力される。
イメージセンサ部9に入力された反射光は画像信号に変換され、直接、露光制御部10に入力され、あるいは、図示しない画像メモリに一旦記憶され、再び読み出されて露光制御部10に入力される。露光制御部10では、画像信号に応じてレーザ光が発生され、感光体11に照射される。露光制御部10については図2を参照して後述する。
【0023】
露光制御部10からのレーザ光の照射によって感光体11上に潜像が形成され、この潜像は、現像器12または現像器13によって現像され、トナー像が作成される。上記潜像形成とタイミングを合わせて転写紙積載部14または転写紙積載部15より転写紙が搬送され、転写部16において、上記トナー像が転写紙に転写される。転写されたトナー像は定着部17a,17bにて転写紙に定着され、排紙部18a,18bより装置外部に排出される。
【0024】
図2は、図1に示す露光制御部10の内部構成を示す平面図である。
【0025】
図中、面発光レーザ31が、入力した画像信号に応じてレーザ光を発生し、このレーザ光がコリメータレンズ35及び絞り32によってほぼ平行光にされて、所定のビーム径で回転多面鏡(ポリゴンミラー)33に入射する。回転多面鏡33は矢印33aの方向に等角速度の回転を行っており、この回転に伴って、入射した光ビームが連続的に角度を変える偏向ビームとなって回転多面鏡33から反射される。偏向ビームとなった光はf−θレンズ34により集光作用を受ける。
また、f−θレンズ34は、走査の時間的な直線性を保証するための歪曲収差の補正を行い、これによって、光ビームは、像担持体としての感光体12上に矢印37の方向に等速で結合走査される。PDセンサ36は、偏向ビームの検出を行う検出器である。
【0026】
図3は、図2に示す面発光レーザ31の発光面を示す図である。
【0027】
面発光レーザ31の発光面には、12個のレーザL1〜L12が配置される。レーザL1,L5,L9はそれぞれ、副走査方向において同位置に配置され、同様に、レーザL2,L6,L10も、レーザL3,L7,L11も、レーザL4,L8,L12もそれぞれ、副走査方向において同位置に配置される。また、レーザL2,L6,L10は、レーザL1,L5,L9からそれぞれ1/4画素分だけ副走査方向にずれて配置され、レーザL3,L7,L11は、レーザL1,L5,L9からそれぞれ2/4画素分だけ副走査方向にずれて配置され、レーザL4,L8,L12は、レーザL1,L5,L9からそれぞれ3/4画素分だけ副走査方向にずれて配置される。
【0028】
レーザL1〜L12の各々は不図示の独立駆動回路で駆動され、画像データに応じて独立に点灯される。すなわち、画像データがレーザ駆動回路に入力され、レーザ駆動回路が、この画像データに基づいてタイミング信号を作成し、レーザL1〜L12の各々がこのタイミング信号に従って点灯する。レーザ駆動回路は情報処理装置を備える。
【0029】
特に、レーザL1〜L12による各点灯タイミングを適切に制御することによって、完全重複露光及び一部重複露光を実現する。この完全重複露光及び一部重複露光について、図4〜図7に示す露光シーケンス例を参照して以下に説明する。
【0030】
図4は、完全重複露光のシーケンスの一例を示す図である。
【0031】
すなわち、タイミングT11で面発光レーザ31のレーザL1のみを点灯させる。その結果、図4の下段に「1度打ち」で示すように、感光体11上に画素画像の電位が形成されるが、現像可能レベルの電位には達していない。
【0032】
また、タイミングT12で面発光レーザ31のレーザL1を点灯させ、続けてレーザL1の副走査方向の同位置に配置されているレーザL5をタイミングT13で点灯して、レーザL5で露光される部分がレーザL1で露光された部分に完全に重なる完全重複露光を行う。タイミングT13は、面発光レーザ31でのレーザL1とレーザL5との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL5で露光される部分がレーザL1で露光された部分に完全に重なるように設定される。その結果、図4の下段に「2度打ち」で示すように、感光体11上に低濃度階調の画素画像に相当する電位が形成される。
【0033】
さらに、タイミングT14で面発光レーザ31のレーザL1を点灯させ、続けてレーザL1の副走査方向の同位置に配置されているレーザL5をタイミングT15で点灯して、レーザL5で露光される部分がレーザL1で露光された部分に完全に重なる完全重複露光を行う。タイミングT15は、面発光レーザ31でのレーザL1とレーザL5との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL5で露光される部分がレーザL1で露光された部分に完全に重なるように設定される。次に、レーザL1の副走査方向上の同位置に配置されているレーザL9をタイミングT16で点灯して、レーザL9で露光される部分がレーザL1で露光された部分に完全に重なる完全重複露光を行う。タイミングT16は、面発光レーザ31でのレーザL1とレーザL9との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL9で露光される部分がレーザL1で露光された部分に完全に重なるように設定される。その結果、図4の下段に「3度打ち」で示すように、感光体11上に高濃度階調の画素画像に相当する電位が形成される。
【0034】
図3に示す面発光レーザ31では、副走査方向の同位置に配置されているレーザが3個であるため、「3度打ち」の濃度階調となるが、副走査方向の同位置に配置されているレーザをn個とすれば、「n度打ち」の濃度階調となる。またレーザL1〜L12の各レーザ光量は同一であっても、また異なっていてもよい。
【0035】
以上のように、この完全重複露光制御を1画素ごとに行うことにより、面発光レーザ31の光量不足を補うことができ、階調画像を感光体11上に形成することが可能となる。
【0036】
次に、一部重複露光について説明する。
【0037】
図5は、主走査方向における一部重複露光のシーケンスの一例を示す図である。
【0038】
すなわち、タイミングT21で面発光レーザ31のレーザL1を点灯させ、続けてレーザL1の副走査方向の同位置に配置されているレーザL5をタイミングT22で点灯して、レーザL5で露光される部分がレーザL1で露光された部分に主走査方向で一部重複して重なる一部重複露光を行う。タイミングT22は、面発光レーザ31でのレーザL1とレーザL5との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL5で露光される部分がレーザL1で露光された部分に主走査方向で一部重複して重なるように設定される。その結果、図5の下段に「H1」で示すように、感光体11上に「2度打ち」相当の低濃度階調の画素画像が1つ形成される。
【0039】
また、タイミングT23で面発光レーザ31のレーザL1を点灯させ、続けてレーザL1の副走査方向の同位置に配置されているレーザL5をタイミングT24で点灯して、レーザL5で露光される部分がレーザL1で露光された部分に主走査方向で一部重複して重なる一部重複露光を行う。タイミングT24は、面発光レーザ31でのレーザL1とレーザL5との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL5で露光される部分がレーザL1で露光された部分に主走査方向で一部重複して重なるように設定される。次に、レーザL1の副走査方向の同位置に配置されているレーザL9をタイミングT25で点灯して、レーザL9で露光される部分がレーザL1で露光された部分に主走査方向で一部重複して重なる一部重複露光を行う。タイミングT25は、面発光レーザ31でのレーザL1とレーザL9との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL9で露光される部分がレーザL1で露光された部分に主走査方向で一部重複して重なるように設定される。その結果、図5の下段に「H2」で示すように、感光体11上に「2度打ち」相当の低濃度階調の画素画像が2つ形成される。
【0040】
図6は、副走査方向における一部重複露光のシーケンスの一例を示す図である。
【0041】
すなわち、タイミングT31で面発光レーザ31のレーザL1を点灯させ、続けてレーザL1から副走査方向に1/4画素分ずれた位置に配置されているレーザL2をタイミングT32で点灯して、レーザL2で露光される部分がレーザL1で露光された部分に副走査方向で一部重複して重なる一部重複露光を行う。タイミングT32は、面発光レーザ31でのレーザL1とレーザL2との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL2で露光される部分がレーザL1で露光された部分に副主走査方向で一部重複して重なるように設定される。その結果、図6の下段に「H3」で示すように、感光体11上に「2度打ち」相当の低濃度階調の画素画像が1つ形成される。
【0042】
また、タイミングT33で面発光レーザ31のレーザL1を点灯させ、続けてレーザL1から副走査方向に1/4画素分ずれた位置に配置されているレーザL2をタイミングT34で点灯して、レーザL2で露光される部分がレーザL1で露光された部分に副走査方向で一部重複して重なる一部重複露光を行う。タイミングT34は、面発光レーザ31でのレーザL1とレーザL2との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL2で露光される部分がレーザL1で露光された部分に副主走査方向で一部重複して重なるように設定される。次に、レーザL2から副走査方向に1/4画素分ずれた位置に配置されているレーザL3をタイミングT35で点灯して、レーザL3で露光される部分がレーザL2で露光された部分に副走査方向で一部重複して重なる一部重複露光を行う。タイミングT35は、面発光レーザ31でのレーザL2とレーザL2との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL3で露光される部分がレーザL2で露光された部分に副主走査方向で一部重複して重なるように設定される。その結果、図6の下段に「H4」で示すように、感光体11上に「2度打ち」相当の低濃度階調の画素画像が2つ形成される。
【0043】
また、タイミングT36で面発光レーザ31のレーザL1を点灯させ、続けてレーザL1から副走査方向に1/4画素分ずれた位置に配置されているレーザL2をタイミングT37で点灯して、レーザL2で露光される部分がレーザL1で露光された部分に副走査方向で一部重複して重なる一部重複露光を行う。タイミングT37は、面発光レーザ31でのレーザL1とレーザL2との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL2で露光される部分がレーザL1で露光された部分に副主走査方向で一部重複して重なるように設定される。次に、レーザL2から副走査方向に1/4画素分ずれた位置に配置されているレーザL3をタイミングT38で点灯して、レーザL3で露光される部分がレーザL2で露光された部分に副走査方向で一部重複して重なる一部重複露光を行う。タイミングT38は、面発光レーザ31でのレーザL2とレーザL2との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL3で露光される部分がレーザL2で露光された部分に副主走査方向で一部重複して重なるように設定される。さらに、レーザL3から副走査方向に1/4画素分ずれた位置に配置されているレーザL4をタイミングT39で点灯して、レーザL4で露光される部分がレーザL3で露光された部分に副走査方向で一部重複して重なる一部重複露光を行う。タイミングT39は、面発光レーザ31でのレーザL3とレーザL4との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL4で露光される部分がレーザL3で露光された部分に副主走査方向で一部重複して重なるように設定される。その結果、図6の下段に「H5」で示すように、感光体11上に「2度打ち」相当の低濃度階調の画素画像が3つ形成される。
【0044】
図7は、主走査及び副走査方向における一部重複露光のシーケンスの一例を示す図である。
【0045】
すなわち、タイミングT41で面発光レーザ31のレーザL1を点灯させ、続けてレーザL1から副走査方向に2/4画素分ずれた位置に配置されているレーザL3をタイミングT42で点灯して、レーザL3で露光される部分がレーザL1で露光された部分に副走査方向で一部重複して重なる一部重複露光を行う。タイミングT42は、面発光レーザ31でのレーザL1とレーザL3との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL3で露光される部分がレーザL1で露光された部分に副主走査方向で一部重複して重なるように設定される。次に、レーザL1から副走査方向に1/4画素分ずれた位置に配置されているレーザL6をタイミングT43で点灯して、レーザL6で露光される部分がレーザL1,L3で一部重複露光された部分に主走査方向で一部重複して重なる一部重複露光を行う。タイミングT43は、面発光レーザ31でのレーザL3とレーザL6との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL6で露光される部分がレーザL1,L3で一部重複露光された部分に主走査方向で一部重複して重なるように設定される。その結果、図7の下段に「H6」で示すように、感光体11上に「2度打ち」相当の低高濃度階調の画素画像と、「3度打ち」相当の高濃度階調の画素画像とが形成される。
【0046】
また、タイミングT44で面発光レーザ31のレーザL1を点灯させ、続けてレーザL1から副走査方向に2/4画素分ずれた位置に配置されているレーザL3をタイミングT45で点灯して、レーザL3で露光される部分がレーザL1で露光された部分に副走査方向で一部重複して重なる一部重複露光を行う。タイミングT45は、面発光レーザ31でのレーザL1とレーザL3との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL3で露光される部分がレーザL1で露光された部分に副主走査方向で一部重複して重なるように設定される。次に、レーザL1の副走査方向の同位置に配置されているレーザL5をタイミングT46で点灯して、レーザL5で露光される部分がレーザL1,L3で一部重複露光された部分に主走査方向で一部重複して重なる一部重複露光を行う。タイミングT46は、面発光レーザ31でのレーザL3とレーザL5との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL5で露光される部分がレーザL1,L3で一部重複露光された部分に主走査方向で一部重複して重なるように設定される。その結果、図7の下段に「H7」で示すように、感光体11上に「2度打ち」相当の低高濃度階調の画素画像と、「3度打ち」相当の高濃度階調の画素画像とが形成される。
【0047】
なお、一部重複露光においても、副走査方向の同位置に配置されているレーザをn個とすれば、「n度打ち」の濃度階調となる。またレーザL1〜L12の各レーザ光量は同一であっても、また異なっていてもよい。
【0048】
以上のように、この一部重複露光制御を1画素ごとに行うことにより、面発光レーザ31の光量不足を補うことができ、階調画像を感光体11上に形成することが可能となる。
【0049】
また、この一部重複露光制御により、主走査または副走査において擬似的に解像度を上げた階調画像を感光体11上に形成することが可能となる。
【0050】
[他の実施の形態]
なお、上記実施の形態におけるレーザL1〜L12は、シングルレーザまたはマルチレーザから構成されるようにしてもよい。
【0051】
また、上記実施の形態において、重複露光回数を画像データ、感光体11のドラム電位、またはトナー濃度に応じて設定して露光するようにしてもよい。
【0052】
なおまた、本発明の目的は、前述の実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPU、MPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
【0053】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0054】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0055】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記の実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0056】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0057】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項1、請求項14、請求項19または請求項24記載の発明によれば、少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置において、主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つを異なるタイミングで点灯して、前記感光体上の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する。
【0058】
これにより、マルチビーム化が可能な面発光レーザを用いても十分な露光光量を得ることができる。更には感光体上の同一部分を完全に重複露光するのではなく、1部分のみ主走査方向または副走査方向に重複露光することにより、擬似的に解像度を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施の形態の全体構成を示す側断面図である。
【図2】図1に示す露光制御部の内部構成を示す平面図である。
【図3】図2に示す面発光レーザの発光面を示す図である。
【図4】完全重複露光のシーケンスの一例を示す図である。
【図5】主走査方向における一部重複露光のシーケンスの一例を示す図である。
【図6】副走査方向における一部重複露光のシーケンスの一例を示す図である。
【図7】主走査及び副走査方向における一部重複露光のシーケンスの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 露光制御部(レーザ露光装置、露光手段)
11 感光体
31 面発光レーザ
32 絞り
33 回転多面鏡(ポリゴンミラー)
34 f−θレンズ
35 コリメータレンズ
36 PDセンサ
37 矢印
L1〜L12 レーザ
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置、露光方法、プログラム、及び記憶媒体に関し、特に、少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置、該画像形成装置に適用される露光方法、該露光方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
上記画像形成装置は、特にレーザ光源からの光変調されたレーザ光を感光体や静電記録媒体等の像担持面上に導光して、その面上に例えば静電潜像から成る画像情報を形成するようにした、複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリ装置等に好適な画像形成装置である。
【0003】
【従来の技術】
レーザ光源からの光変調されたレーザ光を、感光体や静電記録媒体等の像担持面上に導光して、その面上に例えば静電潜像から成る画像情報を形成するようにした画像形成装置が従来から知られている。
【0004】
近年、こうしたレーザ光を使用する画像形成装置に対して高画質化や高速化の要望が高まり、この要望を実現するべく、複数のレーザ光を用いたマルチビーム方式が画像形成装置に必須となりつつある。
【0005】
しかし、半導体レーザとしては現在、2ビームまたは4ビームが実用的なものであり、こうした2ビームまたは4ビームの半導体レーザでは、画像形成装置に対する今後の更なる高画質化、高速化要求に対応し切れなくなることが懸念される。
【0006】
そうした点から新しいデバイスとして、容易に複数のレーザを配置可能な面発光レーザ(VCSEL)が注目されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この面発光レーザの最大出力は数mWが限界であり、ポリゴン走査系等の複数の光学系をレーザ光が通過する構成では、光量が不足する。これを改善するために、より高出力の面発光レーザの登場が期待されるが、現状では技術的に困難であるという問題点があった。
【0008】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、面発光レーザを用いても十分な光量が得られるようにしてマルチビーム化を図った画像形成装置、露光方法、プログラム、及び記憶媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置において、主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つを異なるタイミングで点灯して、前記感光体上の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する露光手段を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0010】
また、請求項2記載の発明によれば、少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置において、主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一主走査ライン上の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する露光手段を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0011】
また、請求項3記載の発明によれば、少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置において、主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一画素内の任意のエリアに重複露光し、階調画像を形成する露光手段を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0012】
また、請求項4記載の発明によれば、少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置において、主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一画素に重複露光し、階調画像を形成する露光手段を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0013】
また、請求項5記載の発明によれば、少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置において、主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一画素内部の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する露光手段を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0014】
さらに、請求項14記載の発明によれば、少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置に適用される露光方法において、主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つを異なるタイミングで点灯して、前記感光体上の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する露光ステップを有することを特徴とする露光方法が提供される。
【0015】
また、請求項15記載の発明によれば、少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置に適用される露光方法において、主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一主走査ライン上の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する露光ステップを有することを特徴とする露光方法が提供される。
【0016】
また、請求項16記載の発明によれば、少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置に適用される露光方法において、主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一画素内の任意のエリアに重複露光し、階調画像を形成する露光ステップを有することを特徴とする露光方法が提供される。
【0017】
また、請求項17記載の発明によれば、少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置に適用される露光方法において、主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一画素に重複露光し、階調画像を形成する露光ステップを有することを特徴とする露光方法が提供される。
【0018】
また、請求項18記載の発明によれば、少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置に適用される露光方法において、主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一画素内部の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する露光ステップを有することを特徴とする露光方法が提供される。
【0019】
さらに、上記各露光方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、及び上記各露光方法をプログラムとして記憶した、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体が提供される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0021】
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施の形態の全体構成を示す側断面図である。図1を参照して画像形成装置の基本的な動作を以下に説明する。
【0022】
原稿給紙装置1上に積載された原稿は、1枚ずつ順次原稿台ガラス2面上に搬送される。原稿が搬送されると、スキャナのランプ3が点灯し、かつスキャナユニット4が副走査方向に移動して原稿を照明する。原稿からの反射光はミラー5,6,7を介してレンズ8を通過し、その後イメージセンサ部9に入力される。
イメージセンサ部9に入力された反射光は画像信号に変換され、直接、露光制御部10に入力され、あるいは、図示しない画像メモリに一旦記憶され、再び読み出されて露光制御部10に入力される。露光制御部10では、画像信号に応じてレーザ光が発生され、感光体11に照射される。露光制御部10については図2を参照して後述する。
【0023】
露光制御部10からのレーザ光の照射によって感光体11上に潜像が形成され、この潜像は、現像器12または現像器13によって現像され、トナー像が作成される。上記潜像形成とタイミングを合わせて転写紙積載部14または転写紙積載部15より転写紙が搬送され、転写部16において、上記トナー像が転写紙に転写される。転写されたトナー像は定着部17a,17bにて転写紙に定着され、排紙部18a,18bより装置外部に排出される。
【0024】
図2は、図1に示す露光制御部10の内部構成を示す平面図である。
【0025】
図中、面発光レーザ31が、入力した画像信号に応じてレーザ光を発生し、このレーザ光がコリメータレンズ35及び絞り32によってほぼ平行光にされて、所定のビーム径で回転多面鏡(ポリゴンミラー)33に入射する。回転多面鏡33は矢印33aの方向に等角速度の回転を行っており、この回転に伴って、入射した光ビームが連続的に角度を変える偏向ビームとなって回転多面鏡33から反射される。偏向ビームとなった光はf−θレンズ34により集光作用を受ける。
また、f−θレンズ34は、走査の時間的な直線性を保証するための歪曲収差の補正を行い、これによって、光ビームは、像担持体としての感光体12上に矢印37の方向に等速で結合走査される。PDセンサ36は、偏向ビームの検出を行う検出器である。
【0026】
図3は、図2に示す面発光レーザ31の発光面を示す図である。
【0027】
面発光レーザ31の発光面には、12個のレーザL1〜L12が配置される。レーザL1,L5,L9はそれぞれ、副走査方向において同位置に配置され、同様に、レーザL2,L6,L10も、レーザL3,L7,L11も、レーザL4,L8,L12もそれぞれ、副走査方向において同位置に配置される。また、レーザL2,L6,L10は、レーザL1,L5,L9からそれぞれ1/4画素分だけ副走査方向にずれて配置され、レーザL3,L7,L11は、レーザL1,L5,L9からそれぞれ2/4画素分だけ副走査方向にずれて配置され、レーザL4,L8,L12は、レーザL1,L5,L9からそれぞれ3/4画素分だけ副走査方向にずれて配置される。
【0028】
レーザL1〜L12の各々は不図示の独立駆動回路で駆動され、画像データに応じて独立に点灯される。すなわち、画像データがレーザ駆動回路に入力され、レーザ駆動回路が、この画像データに基づいてタイミング信号を作成し、レーザL1〜L12の各々がこのタイミング信号に従って点灯する。レーザ駆動回路は情報処理装置を備える。
【0029】
特に、レーザL1〜L12による各点灯タイミングを適切に制御することによって、完全重複露光及び一部重複露光を実現する。この完全重複露光及び一部重複露光について、図4〜図7に示す露光シーケンス例を参照して以下に説明する。
【0030】
図4は、完全重複露光のシーケンスの一例を示す図である。
【0031】
すなわち、タイミングT11で面発光レーザ31のレーザL1のみを点灯させる。その結果、図4の下段に「1度打ち」で示すように、感光体11上に画素画像の電位が形成されるが、現像可能レベルの電位には達していない。
【0032】
また、タイミングT12で面発光レーザ31のレーザL1を点灯させ、続けてレーザL1の副走査方向の同位置に配置されているレーザL5をタイミングT13で点灯して、レーザL5で露光される部分がレーザL1で露光された部分に完全に重なる完全重複露光を行う。タイミングT13は、面発光レーザ31でのレーザL1とレーザL5との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL5で露光される部分がレーザL1で露光された部分に完全に重なるように設定される。その結果、図4の下段に「2度打ち」で示すように、感光体11上に低濃度階調の画素画像に相当する電位が形成される。
【0033】
さらに、タイミングT14で面発光レーザ31のレーザL1を点灯させ、続けてレーザL1の副走査方向の同位置に配置されているレーザL5をタイミングT15で点灯して、レーザL5で露光される部分がレーザL1で露光された部分に完全に重なる完全重複露光を行う。タイミングT15は、面発光レーザ31でのレーザL1とレーザL5との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL5で露光される部分がレーザL1で露光された部分に完全に重なるように設定される。次に、レーザL1の副走査方向上の同位置に配置されているレーザL9をタイミングT16で点灯して、レーザL9で露光される部分がレーザL1で露光された部分に完全に重なる完全重複露光を行う。タイミングT16は、面発光レーザ31でのレーザL1とレーザL9との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL9で露光される部分がレーザL1で露光された部分に完全に重なるように設定される。その結果、図4の下段に「3度打ち」で示すように、感光体11上に高濃度階調の画素画像に相当する電位が形成される。
【0034】
図3に示す面発光レーザ31では、副走査方向の同位置に配置されているレーザが3個であるため、「3度打ち」の濃度階調となるが、副走査方向の同位置に配置されているレーザをn個とすれば、「n度打ち」の濃度階調となる。またレーザL1〜L12の各レーザ光量は同一であっても、また異なっていてもよい。
【0035】
以上のように、この完全重複露光制御を1画素ごとに行うことにより、面発光レーザ31の光量不足を補うことができ、階調画像を感光体11上に形成することが可能となる。
【0036】
次に、一部重複露光について説明する。
【0037】
図5は、主走査方向における一部重複露光のシーケンスの一例を示す図である。
【0038】
すなわち、タイミングT21で面発光レーザ31のレーザL1を点灯させ、続けてレーザL1の副走査方向の同位置に配置されているレーザL5をタイミングT22で点灯して、レーザL5で露光される部分がレーザL1で露光された部分に主走査方向で一部重複して重なる一部重複露光を行う。タイミングT22は、面発光レーザ31でのレーザL1とレーザL5との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL5で露光される部分がレーザL1で露光された部分に主走査方向で一部重複して重なるように設定される。その結果、図5の下段に「H1」で示すように、感光体11上に「2度打ち」相当の低濃度階調の画素画像が1つ形成される。
【0039】
また、タイミングT23で面発光レーザ31のレーザL1を点灯させ、続けてレーザL1の副走査方向の同位置に配置されているレーザL5をタイミングT24で点灯して、レーザL5で露光される部分がレーザL1で露光された部分に主走査方向で一部重複して重なる一部重複露光を行う。タイミングT24は、面発光レーザ31でのレーザL1とレーザL5との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL5で露光される部分がレーザL1で露光された部分に主走査方向で一部重複して重なるように設定される。次に、レーザL1の副走査方向の同位置に配置されているレーザL9をタイミングT25で点灯して、レーザL9で露光される部分がレーザL1で露光された部分に主走査方向で一部重複して重なる一部重複露光を行う。タイミングT25は、面発光レーザ31でのレーザL1とレーザL9との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL9で露光される部分がレーザL1で露光された部分に主走査方向で一部重複して重なるように設定される。その結果、図5の下段に「H2」で示すように、感光体11上に「2度打ち」相当の低濃度階調の画素画像が2つ形成される。
【0040】
図6は、副走査方向における一部重複露光のシーケンスの一例を示す図である。
【0041】
すなわち、タイミングT31で面発光レーザ31のレーザL1を点灯させ、続けてレーザL1から副走査方向に1/4画素分ずれた位置に配置されているレーザL2をタイミングT32で点灯して、レーザL2で露光される部分がレーザL1で露光された部分に副走査方向で一部重複して重なる一部重複露光を行う。タイミングT32は、面発光レーザ31でのレーザL1とレーザL2との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL2で露光される部分がレーザL1で露光された部分に副主走査方向で一部重複して重なるように設定される。その結果、図6の下段に「H3」で示すように、感光体11上に「2度打ち」相当の低濃度階調の画素画像が1つ形成される。
【0042】
また、タイミングT33で面発光レーザ31のレーザL1を点灯させ、続けてレーザL1から副走査方向に1/4画素分ずれた位置に配置されているレーザL2をタイミングT34で点灯して、レーザL2で露光される部分がレーザL1で露光された部分に副走査方向で一部重複して重なる一部重複露光を行う。タイミングT34は、面発光レーザ31でのレーザL1とレーザL2との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL2で露光される部分がレーザL1で露光された部分に副主走査方向で一部重複して重なるように設定される。次に、レーザL2から副走査方向に1/4画素分ずれた位置に配置されているレーザL3をタイミングT35で点灯して、レーザL3で露光される部分がレーザL2で露光された部分に副走査方向で一部重複して重なる一部重複露光を行う。タイミングT35は、面発光レーザ31でのレーザL2とレーザL2との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL3で露光される部分がレーザL2で露光された部分に副主走査方向で一部重複して重なるように設定される。その結果、図6の下段に「H4」で示すように、感光体11上に「2度打ち」相当の低濃度階調の画素画像が2つ形成される。
【0043】
また、タイミングT36で面発光レーザ31のレーザL1を点灯させ、続けてレーザL1から副走査方向に1/4画素分ずれた位置に配置されているレーザL2をタイミングT37で点灯して、レーザL2で露光される部分がレーザL1で露光された部分に副走査方向で一部重複して重なる一部重複露光を行う。タイミングT37は、面発光レーザ31でのレーザL1とレーザL2との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL2で露光される部分がレーザL1で露光された部分に副主走査方向で一部重複して重なるように設定される。次に、レーザL2から副走査方向に1/4画素分ずれた位置に配置されているレーザL3をタイミングT38で点灯して、レーザL3で露光される部分がレーザL2で露光された部分に副走査方向で一部重複して重なる一部重複露光を行う。タイミングT38は、面発光レーザ31でのレーザL2とレーザL2との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL3で露光される部分がレーザL2で露光された部分に副主走査方向で一部重複して重なるように設定される。さらに、レーザL3から副走査方向に1/4画素分ずれた位置に配置されているレーザL4をタイミングT39で点灯して、レーザL4で露光される部分がレーザL3で露光された部分に副走査方向で一部重複して重なる一部重複露光を行う。タイミングT39は、面発光レーザ31でのレーザL3とレーザL4との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL4で露光される部分がレーザL3で露光された部分に副主走査方向で一部重複して重なるように設定される。その結果、図6の下段に「H5」で示すように、感光体11上に「2度打ち」相当の低濃度階調の画素画像が3つ形成される。
【0044】
図7は、主走査及び副走査方向における一部重複露光のシーケンスの一例を示す図である。
【0045】
すなわち、タイミングT41で面発光レーザ31のレーザL1を点灯させ、続けてレーザL1から副走査方向に2/4画素分ずれた位置に配置されているレーザL3をタイミングT42で点灯して、レーザL3で露光される部分がレーザL1で露光された部分に副走査方向で一部重複して重なる一部重複露光を行う。タイミングT42は、面発光レーザ31でのレーザL1とレーザL3との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL3で露光される部分がレーザL1で露光された部分に副主走査方向で一部重複して重なるように設定される。次に、レーザL1から副走査方向に1/4画素分ずれた位置に配置されているレーザL6をタイミングT43で点灯して、レーザL6で露光される部分がレーザL1,L3で一部重複露光された部分に主走査方向で一部重複して重なる一部重複露光を行う。タイミングT43は、面発光レーザ31でのレーザL3とレーザL6との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL6で露光される部分がレーザL1,L3で一部重複露光された部分に主走査方向で一部重複して重なるように設定される。その結果、図7の下段に「H6」で示すように、感光体11上に「2度打ち」相当の低高濃度階調の画素画像と、「3度打ち」相当の高濃度階調の画素画像とが形成される。
【0046】
また、タイミングT44で面発光レーザ31のレーザL1を点灯させ、続けてレーザL1から副走査方向に2/4画素分ずれた位置に配置されているレーザL3をタイミングT45で点灯して、レーザL3で露光される部分がレーザL1で露光された部分に副走査方向で一部重複して重なる一部重複露光を行う。タイミングT45は、面発光レーザ31でのレーザL1とレーザL3との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL3で露光される部分がレーザL1で露光された部分に副主走査方向で一部重複して重なるように設定される。次に、レーザL1の副走査方向の同位置に配置されているレーザL5をタイミングT46で点灯して、レーザL5で露光される部分がレーザL1,L3で一部重複露光された部分に主走査方向で一部重複して重なる一部重複露光を行う。タイミングT46は、面発光レーザ31でのレーザL3とレーザL5との距離及び回転多面鏡33の回転速度をパラメータにして、レーザL5で露光される部分がレーザL1,L3で一部重複露光された部分に主走査方向で一部重複して重なるように設定される。その結果、図7の下段に「H7」で示すように、感光体11上に「2度打ち」相当の低高濃度階調の画素画像と、「3度打ち」相当の高濃度階調の画素画像とが形成される。
【0047】
なお、一部重複露光においても、副走査方向の同位置に配置されているレーザをn個とすれば、「n度打ち」の濃度階調となる。またレーザL1〜L12の各レーザ光量は同一であっても、また異なっていてもよい。
【0048】
以上のように、この一部重複露光制御を1画素ごとに行うことにより、面発光レーザ31の光量不足を補うことができ、階調画像を感光体11上に形成することが可能となる。
【0049】
また、この一部重複露光制御により、主走査または副走査において擬似的に解像度を上げた階調画像を感光体11上に形成することが可能となる。
【0050】
[他の実施の形態]
なお、上記実施の形態におけるレーザL1〜L12は、シングルレーザまたはマルチレーザから構成されるようにしてもよい。
【0051】
また、上記実施の形態において、重複露光回数を画像データ、感光体11のドラム電位、またはトナー濃度に応じて設定して露光するようにしてもよい。
【0052】
なおまた、本発明の目的は、前述の実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPU、MPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
【0053】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0054】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0055】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記の実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0056】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0057】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項1、請求項14、請求項19または請求項24記載の発明によれば、少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置において、主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つを異なるタイミングで点灯して、前記感光体上の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する。
【0058】
これにより、マルチビーム化が可能な面発光レーザを用いても十分な露光光量を得ることができる。更には感光体上の同一部分を完全に重複露光するのではなく、1部分のみ主走査方向または副走査方向に重複露光することにより、擬似的に解像度を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施の形態の全体構成を示す側断面図である。
【図2】図1に示す露光制御部の内部構成を示す平面図である。
【図3】図2に示す面発光レーザの発光面を示す図である。
【図4】完全重複露光のシーケンスの一例を示す図である。
【図5】主走査方向における一部重複露光のシーケンスの一例を示す図である。
【図6】副走査方向における一部重複露光のシーケンスの一例を示す図である。
【図7】主走査及び副走査方向における一部重複露光のシーケンスの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 露光制御部(レーザ露光装置、露光手段)
11 感光体
31 面発光レーザ
32 絞り
33 回転多面鏡(ポリゴンミラー)
34 f−θレンズ
35 コリメータレンズ
36 PDセンサ
37 矢印
L1〜L12 レーザ
Claims (28)
- 少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置において、
主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つを異なるタイミングで点灯して、前記感光体上の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する露光手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置において、
主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一主走査ライン上の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する露光手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置において、
主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一画素内の任意のエリアに重複露光し、階調画像を形成する露光手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置において、
主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一画素に重複露光し、階調画像を形成する露光手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置において、
主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一画素内部の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する露光手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記レーザ露光装置は、副走査方向の異なる位置にも複数レーザを配置し、
前記露光手段は、該複数レーザのうち少なくとも2つによって前記重複露光を副走査方向においても行うことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記複数のレーザは、シングルレーザまたはマルチレーザから構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記複数のレーザは面発光型レーザから構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記露光手段は、画像データに応じて重複露光回数を設定して露光することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記露光手段は、前記感光体のドラム電位に応じて重複露光回数を設定して露光することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記露光手段は、トナー濃度に応じて重複露光回数を設定して露光することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記複数のレーザがそれぞれ発生する光量は互いに同一であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記複数のレーザのうち少なくとも1つが発生する光量は、残りのレーザが発生する光量と異なることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置に適用される露光方法において、
主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つを異なるタイミングで点灯して、前記感光体上の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する露光ステップを有することを特徴とする露光方法。 - 少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置に適用される露光方法において、
主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一主走査ライン上の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する露光ステップを有することを特徴とする露光方法。 - 少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置に適用される露光方法において、
主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一画素内の任意のエリアに重複露光し、階調画像を形成する露光ステップを有することを特徴とする露光方法。 - 少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置に適用される露光方法において、
主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一画素に重複露光し、階調画像を形成する露光ステップを有することを特徴とする露光方法。 - 少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置に適用される露光方法において、
主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一画素内部の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する露光ステップを有することを特徴とする露光方法。 - 少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置に適用される露光方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
前記露光方法が、
主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つを異なるタイミングで点灯して、前記感光体上の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する露光ステップを有することを特徴とするプログラム。 - 少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置に適用される露光方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
前記露光方法が、
主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一主走査ライン上の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する露光ステップを有することを特徴とするプログラム。 - 少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置に適用される露光方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
前記露光方法が、
主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一画素内の任意のエリアに重複露光し、階調画像を形成する露光ステップを有することを特徴とするプログラム。 - 少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置に適用される露光方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
前記露光方法が、
主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一画素に重複露光し、階調画像を形成する露光ステップを有することを特徴とするプログラム。 - 少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置に適用される露光方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
前記露光方法が、
主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一画素内部の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する露光ステップを有することを特徴とするプログラム。 - 少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置に適用される露光方法をプログラムとして記憶した、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体において、
前記露光方法が、
主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つを異なるタイミングで点灯して、前記感光体上の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する露光ステップを有することを特徴とする記憶媒体。 - 少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置に適用される露光方法をプログラムとして記憶した、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体において、
前記露光方法が、
主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一主走査ライン上の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する露光ステップを有することを特徴とする記憶媒体。 - 少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置に適用される露光方法をプログラムとして記憶した、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体において、
前記露光方法が、
主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一画素内の任意のエリアに重複露光し、階調画像を形成する露光ステップを有することを特徴とする記憶媒体。 - 少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置に適用される露光方法をプログラムとして記憶した、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体において、
前記露光方法が、
主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一画素に重複露光し、階調画像を形成する露光ステップを有することを特徴とする記憶媒体。 - 少なくとも主走査方向の異なる位置に複数レーザを配置したレーザ露光装置から発生されるレーザ光を主走査方向に走査することにより感光体上に潜像を形成する画像形成装置に適用される露光方法をプログラムとして記憶した、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体において、
前記露光方法が、
主走査方向の走査時に前記複数のレーザのうち少なくとも2つによって、前記感光体上の同一画素内部の同一エリアに重複露光し、階調画像を形成する露光ステップを有することを特徴とする記憶媒体。
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- 2003-01-29 JP JP2003020665A patent/JP2004230654A/ja active Pending
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