JPH1084466A - 画像形成装置の位相同期制御装置 - Google Patents

画像形成装置の位相同期制御装置

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JPH1084466A
JPH1084466A JP8236193A JP23619396A JPH1084466A JP H1084466 A JPH1084466 A JP H1084466A JP 8236193 A JP8236193 A JP 8236193A JP 23619396 A JP23619396 A JP 23619396A JP H1084466 A JPH1084466 A JP H1084466A
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clock
image
signal
image signal
phase
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JP8236193A
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English (en)
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Koji Yamanobe
耕治 山野辺
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、エクスターナルモデルで適正なド
ットを再現することができないという課題を解決しよう
とするものである。 【解決手段】 光ビーム走査手段からの光ビームを所定
の位置で検知する手段29からの検知信号に同期した第
1のクロックを発生する手段33と、第1のクロックと
位相の異なった複数の第2のクロックを発生する手段3
9と、第1のクロックに基づいて生成された画像信号を
第2のクロックのうち画像信号の前縁以降に最初に有効
となる位相のクロックにより保持しこの保持した信号に
より、画像信号を取り込むためのクロックを選定する手
段40とを備えたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ビームにより感光
体を露光して画像を書き込むレーザプリンタ、デジタル
複写機、ファクシミリなどの画像形成装置の位相同期制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタ、デジタル複写機、ファ
クシミリなどの画像形成装置は、エンジンにおいて、感
光体を帯電手段により均一に帯電した後に、光書き込み
装置にて半導体レーザからなる光源からの光ビームによ
り感光体を露光して画像を書き込むことにより静電潜像
を形成し、この静電潜像を現像装置で現像して転写紙な
どの転写材に転写するものが知られている。
【0003】この画像形成装置は、エンジンにおいて、
半導体レーザから出射された光ビームをポリゴンミラー
からなる光ビーム走査手段で偏向するとともに、ポリゴ
ンミラーが所定の回転数で回転することにより光ビーム
を主走査方向に走査し、ポリゴンミラーからの光ビーム
を所定の位置で同期センサにより検知して該同期センサ
からの同期信号に同期した画像クロックにより画像信号
を取り込んで該画像信号により半導体レーザを駆動する
ことで、光ビームを画像信号により変調して感光体に画
像を書き込んでいる。
【0004】エンジンで画像信号を取り込む方式はデー
タスルー方式とラッチ方式がある。データスルー方式
は、エンジンまたはコントローラが同期センサからの同
期信号に同期して画像クロックを発生してコントローラ
がその画像クロックに同期して画像信号を生成し、この
画像信号により半導体レーザ駆動回路で半導体レーザを
オン/オフさせる。
【0005】ラッチ方式は、エンジンが同期センサから
の同期信号に同期して画像クロックを発生してコントロ
ーラがその画像クロックに同期して画像信号を生成し、
この画像信号を画像クロックによりラッチして半導体レ
ーザ駆動回路でそのラッチした画像信号により半導体レ
ーザをオン/オフさせる。また、この画像形成装置は、
コントローラがエンジンの外部に有るエクスターナルモ
デルでは、コントローラのドライバから1〜3mのケー
ブルを介してエンジンのレシーバに画像信号を伝送して
いる。
【0006】また、特公昭58ー32545号公報に
は、ビームにより記録媒体を走査して該記録媒体上に情
報を記録する手段、前記ビームを検出するビーム検出手
段、前記ビーム検出手段による前記ビームの検出に応答
して一定周波数の信号の逓降を開始する手段、前記逓降
した信号を用いて記録信号を読み出してビームを変調す
る手段、前記逓降した信号の計数値が所定の値に達した
ら記録信号によるビームの変調を禁止する手段、を有す
ることを特徴とする記録位置規定装置が記載されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記画像形成装置にあ
っては、エクスターナルモデルは、コントローラのドラ
イバから1〜3mのケーブルを介してエンジンのレシー
バに画像信号を伝送しているので、ケーブルによる画像
信号の遅延時間が大きくなる。このため、データスルー
方式では、ドライバ、レシーバ及びケーブルにおける信
号の立ち上がり時、立ち下がり時で画像信号の遅延時間
が異なってエンジンで適正な1ドットを再現することが
できない。
【0008】また、ラッチ方式では、ケーブルによる画
像信号の遅延時間が大きくなることにより、画像信号が
画像クロックのエッジ付近で変化した場合、画像信号を
ラッチできたりできなくなったり、画像信号を全くラッ
チできなないことがあり、データスルー方式、ラッチ方
式とも適正なドットを再現することができない。本発明
は、エクスターナルモデルで適正なドットを再現するこ
とが可能になる画像形成装置の位相同期制御装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、光ビームを出射する光源
と、この光源からの光ビームにより露光されて画像が書
き込まれる感光体と、前記光源から前記感光体への光ビ
ームを走査する光ビーム走査手段と、この光ビーム走査
手段からの光ビームを所定の位置で検知する検知手段と
を有する画像形成装置の位相同期制御装置において、前
記検知手段からの検知信号に同期した第1のクロックを
発生する第1のクロック発生手段と、前記第1のクロッ
クと位相の異なった複数の第2のクロックを発生する第
2のクロック発生手段と、前記第1のクロックに基づい
て生成された前記画像信号を前記第2のクロックのうち
前記画像信号の前縁以降に最初に有効となる位相のクロ
ックにより保持手段で保持しこの保持手段の出力信号に
より、前記画像信号を取り込むためのクロックを選定す
るクロック選定手段とを備えたものであり、エクスター
ナルモデルで適正なドットを再現することが可能にな
る。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1記載の画
像形成装置の位相同期制御装置において、前記クロック
選定手段は前記保持手段の出力信号により、前記画像信
号を取り込むためのクロックとして前記保持手段で保持
したクロックとは位相の異なるクロックを選定するもの
であり、エクスターナルモデルで適正なドットを再現す
ることが可能になる。
【0011】請求項3に係る発明は、請求項2記載の画
像形成装置の位相同期制御装置において、前記クロック
選定手段にて選定する、前記画像信号を取り込むための
クロックの位相を任意に変換する位相変換手段を備えた
ものであり、エクスターナルモデルで適正なドットを再
現することが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】図2は請求項1に係る発明を応用
した画像形成装置の一実施形態を示し、図3はこの実施
形態の画像形成動作を行う画像形成部としてのエンジン
とコントローラとの接続状態を示す。この実施形態は、
レーザプリンタの実施形態であり、パーソナルコンピュ
ータ、ワードプロセサなどのホストからデータがコント
ローラ11に送られると、コントローラ11はそのデー
タにより1ページ分の画像データ(ドットデータ)を展
開した後、ドライバ、インターフェースケーブル12、
コネクタ13、レシーバを介してエンジン14内のエン
ジン制御ボード15にプリント信号を出すと共に上記1
ページ分の画像データを送る。
【0013】エンジン制御ボード15は、コントローラ
11からプリント信号が送られてくると、エンジン14
内の各部を制御して画像形成動作を実行させる。すなわ
ち、エンジン制御ボード15は、モータをオンさせて感
光体としての感光体ドラム16等を回転させ、給紙ロー
ラ17を矢印の方向に回転させて給紙カセットからなる
給紙装置18に搭載された用紙19を破線に沿って給紙
させる。この給紙カセット18から給紙された用紙19
はレジストローラ20の位置で一時停止した後、エンジ
ン制御ボード15がコントローラ11からの画像データ
に同期してレジストローラ20を回転させてレジストロ
ーラ20に用紙19の搬送を開始させる。
【0014】一方、感光体ドラム16は、図示しない
が、帯電手段により均一に帯電された後に、光書き込み
装置により露光されて画像が書き込まれることにより静
電潜像が形成され、この静電潜像が現像装置21で現像
されてトナー像となる。この感光体ドラム16上のトナ
ー像は転写ローラを用いた転写手段22によりレジスト
ローラ20からの用紙19に転写され、この用紙19は
定着ローラを用いた定着装置23によりトナー像が定着
されて外部へ排出される。
【0015】上記光書き込み装置においては、図4に示
すように光源としてのレーザダイオードからなる半導体
レーザ24は、半導体レーザ駆動回路にてエンジン制御
ボード15から転送されてくる上記画像データにより駆
動され、この画像データにより強度変調された光ビーム
を出射する。ポリゴンミラーからなる光ビーム走査手段
25は、ポリゴンモータからなる駆動手段により主走査
方向へ所定の回転数で回転駆動され、半導体レーザ24
からの光ビームを偏向するとともに、主走査方向へ繰り
返して走査する。ポリゴンミラー25からの光ビーム
は、レンズ26を通ってミラー27で反射され、感光体
ドラム16に照射される。また、レンズ26からの光ビ
ームは、画像書き込み領域外でミラー28により反射さ
れ、同期センサ29に入射して検知される。
【0016】図1は本実施形態における位相同期制御装
置の構成を示し、図5はその位相同期制御装置の動作タ
イミングを示す。同期センサ29は、フォトトランジス
タ30及び抵抗31からなる検知手段を構成し、ミラー
28からの光ビームを検知して同期信号fを発生する。
レーザプリンタでは、非同期で回転するポリゴンミラー
25による光ビームの走査と用紙19の画像書き出し位
置(感光体ドラム16上の光ビームによる主走査方向書
き込み開始位置)とを合わせるために、位相同期制御が
行われる。
【0017】この位相同期制御では、ポリゴンミラー2
5の回転位相が画像書き出し位置(用紙19その左端)
の手前に相当する回転位相になったときに半導体レーザ
24が発光し、この半導体レーザ24からの光ビーム
が、矢印の方向に回転するポリゴンミラー25、レンズ
26、ミラー28を介して同期センサ29に入射するこ
とにより、同期センサ29が同期信号fを発生する。
【0018】発振器32からの源振のクロックを分周す
る分周回路33は同期センサ29からの同期信号fの後
縁(立ち上がりエッジ)後に分周を開始して画像クロッ
クaを発生する。この分周回路33は、Dフリップフロ
ップ34、35からなり、発振器32からの源振のクロ
ックを分周し、同期センサ29からの同期信号fにより
その後縁(立ち上がりエッジ)でクリアされる。したが
って、分周回路33は、同期センサ29からの検知信号
からなる同期信号fに同期した第1のクロックとしての
画像クロックaを発生する第1のクロック発生手段を構
成する。
【0019】コントローラ11は上記画像データeを画
像クロックaに同期して出力する。エンジン制御ボード
15では、第2のクロック発生手段としてのDフリップ
フロップ36〜38からなるシフトレジスタ39が分周
回路33からの画像クロックaを発振器32からの源振
のクロックによりシフトして画像クロックaと位相の異
なった複数の第2のクロックb、c、dを発生する。
【0020】ラッチクロック発生回路40内のDフリッ
プフロップ41は、コントローラ11から送られてくる
画像信号eがクロック(CK)端子に入力されることに
より出力信号が高レベル(“H”レベル)になり、同期
センサ29からの同期信号fの後縁(立ち上がりエッ
ジ)によりクリアされて出力信号が低レベル(“L”レ
ベル)になる。
【0021】ラッチクロック発生回路40内のDフリッ
プフロップ42〜45は、それぞれDフリップフロップ
41の出力信号を分周回路33からの画像クロックa及
びシフトレジスタ39からのクロックb、c、dにより
ラッチする。アンド回路46はDフリップフロップ43
〜45の反転出力信号及び同期センサ29からの同期信
号fのアンドをとり、Dフリップフロップ42がアンド
回路46の出力信号によりクリアされる。
【0022】アンド回路47はDフリップフロップ4
2、44、45の反転出力信号及び同期センサ29から
の同期信号fのアンドをとり、Dフリップフロップ43
がアンド回路47の出力信号によりクリアされる。アン
ド回路48はDフリップフロップ42、43、45の反
転出力信号及び同期センサ29からの同期信号fのアン
ドをとり、Dフリップフロップ44がアンド回路48の
出力信号によりクリアされる。
【0023】アンド回路49はDフリップフロップ4
2、43、44の反転出力信号及び同期センサ29から
の同期信号fのアンドをとり、Dフリップフロップ45
がアンド回路49の出力信号によりクリアされる。アン
ド回路50〜53はそれぞれDフリップフロップ42〜
45の非反転出力信号と分周回路33からの画像クロッ
クa及びシフトレジスタ39からのクロックb、c、d
との各アンドをとり、アンド回路54がアンド回路50
〜53の出力信号のアンドをとる。ここに、アンド回路
46〜53は正論理のアンド回路であり、アンド回路5
4は負論理のアンド回路である。
【0024】したがって、分周回路33からの画像クロ
ックa及びシフトレジスタ39からのクロックb、c、
dのうち、Dフリップフロップ41の出力信号が“H”
レベルになった時以降に最初に“L”レベルから“H”
レベルに変化するクロック(ここではクロックb)がク
ロック端子に入力されるDフリップフロップ43の非反
転出力信号が“H”レベルになり、他のDフリップフロ
ップ42、44、45はアンド回路46、48、49の
出力信号によりクリアされて非反転出力信号が“L”レ
ベルになる。
【0025】Dフリップフロップ43の非反転出力信号
は、シフトレジスタ39からのクロックbによりアンド
回路51を通り、アンド回路54を通して画像データラ
ッチ用クロックgとして出力される。よって、ラッチク
ロック発生回路40は、第1のクロックとしての画像ク
ロックaに基づいて生成された画像信号eを第2のクロ
ックb、c、dのうち画像信号eの前縁以降に最初に有
効となる位相のクロックbによりDフリップフロップ4
1〜45及びアンド回路46〜49からなる保持手段で
保持し、この保持手段41〜49の出力信号によりアン
ド回路50〜54で、画像信号eを取り込むためのクロ
ックgをクロックa〜dの中から選定するクロック選定
手段を構成する。
【0026】Dフリップフロップ55は、クロック選定
手段としてのラッチクロック発生回路40で選定した第
2のクロックgにより画像信号eを取り込む画像信号取
り込み手段を構成し、アンド回路54からの第2のクロ
ックgによりコントローラ11からの画像信号eをラッ
チする。上記半導体レーザ駆動回路はDフリップフロッ
プ55からの画像信号iにより半導体レーザ24を駆動
して発光させる。
【0027】このように、この実施形態における位相同
期制御装置は、請求項1に係る発明を応用した画像形成
装置の一実施形態における位相同期制御装置であって、
光ビームを出射する光源としての半導体レーザ24と、
この光源24からの光ビームにより露光されて画像が書
き込まれる感光体16と、前記光源24から前記感光体
16への光ビームを走査する光ビーム走査手段としての
ポリゴンミラー25と、この光ビーム走査手段25から
の光ビームを所定の位置で検知する検知手段としての同
期センサ29とを有する画像形成装置の位相同期制御装
置において、前記検知手段29からの検知信号fに同期
した第1のクロックaを発生する第1のクロック発生手
段としての分周回路33と、前記第1のクロックaと位
相の異なった複数の第2のクロックb、c、dを発生す
る第2のクロック発生手段としてのシフトレジスタ39
と、前記第1のクロックaに基づいて生成された前記画
像信号eを前記第2のクロックb、c、dのうち前記画
像信号eの前縁以降に最初に有効となる位相のクロック
bにより保持手段41〜49で保持しこの保持手段41
〜49の出力信号により、前記画像信号eを取り込むた
めのクロックgを選定するクロック選定手段としてのラ
ッチクロック発生回路40とを備えたので、画像信号に
同期した画像クロックによって画像信号を取り込むこと
ができ、エクスターナルモデルで適正なドットを再現す
ることが可能になる。
【0028】図6は請求項2に係る発明を応用した画像
形成装置の一実施形態における位相同期制御装置を示
し、図7は本実施形態の動作タイミングを示す。この実
施形態は、上記請求項1に係る発明を応用した画像形成
装置の一実施形態において、図6に示すような位相同期
制御装置を用いるようにしたものである。この位相同期
制御装置では、上記請求項1に係る発明を応用した画像
形成装置の位相同期制御装置において、ラッチクロック
発生回路40の代りにラッチクロック発生回路40aが
用いられる。
【0029】ラッチクロック発生回路40aでは、上記
ラッチクロック発生回路40において、アンド回路50
〜53の代りにアンド回路50a〜53aが用いられ
る。アンド回路50aはDフリップフロップ42の非反
転出力信号とシフトレジスタ39からのクロックcとの
アンドをとり、アンド回路51aはDフリップフロップ
43の非反転出力信号とシフトレジスタ39からのクロ
ックdとのアンドをとる。アンド回路52aはDフリッ
プフロップ44の非反転出力信号と分周回路33からの
画像クロックaとのアンドをとり、アンド回路53aは
Dフリップフロップ45の非反転出力信号とシフトレジ
スタ39からのクロックbとのアンドをとる。
【0030】したがって、Dフリップフロップ43の非
反転出力信号は、シフトレジスタ39からのクロックd
によりアンド回路51aを通り、アンド回路54を通し
て画像データラッチ用クロックgとして出力される。よ
って、ラッチクロック発生回路40aは、前記保持手段
41〜49の出力信号により、前記画像信号eを取り込
むためのクロックgとして前記保持手段41〜49で保
持したクロックbとは位相の異なるクロックdを選定す
ることになり、Dフリップフロップ55は画像信号eを
そのレベルが安定した所でラッチすることができる。
【0031】このように、この実施形態における位相同
期制御装置は、請求項2に係る発明を応用した画像形成
装置の一実施形態における位相同期制御装置であって、
請求項1記載の画像形成装置の位相同期制御装置におい
て、前記クロック選定手段としてのラッチクロック発生
回路40aは前記保持手段41〜49の出力信号によ
り、前記画像信号eを取り込むためのクロックgとして
前記保持手段41〜49で保持したクロックbとは位相
の異なるクロックdを選定するので、画像信号に同期し
た画像クロックによって画像信号を取り込むことができ
てエクスターナルモデルで適正なドットを再現すること
が可能になり、かつ、画像信号をそのレベルが安定した
所でラッチすることができる。
【0032】図8は請求項3に係る発明を応用した画像
形成装置の一実施形態における位相同期制御装置を示
す。この実施形態は、上記請求項2に係る発明を応用し
た画像形成装置の一実施形態において、図8に示すよう
な位相同期制御装置を用いるようにしたものである。こ
の位相同期制御装置では、上記請求項2に係る発明を応
用した画像形成装置の位相同期制御装置において、ラッ
チクロック発生回路40aの代りにラッチクロック発生
回路40bが用いられ、かつ、画像信号eを取り込むた
めのクロックgの位相を任意に変換する位相変換手段5
6が追加される。
【0033】ラッチクロック発生回路40bでは、上記
ラッチクロック発生回路40aにおいて、アンド回路5
0a〜53aの代りにアンド回路50b〜53bが用い
られる。アンド回路50bはDフリップフロップ42の
非反転出力信号と位相変換手段56からのクロックjと
のアンドをとり、アンド回路51bはDフリップフロッ
プ43の非反転出力信号と位相変換手段56からのクロ
ックkとのアンドをとる。アンド回路52bはDフリッ
プフロップ44の非反転出力信号と位相変換手段56か
らのクロックlとのアンドをとり、アンド回路53bは
Dフリップフロップ45の非反転出力信号と位相変換手
段56からのクロックmとのアンドをとる。
【0034】位相変換手段56は、アンド回路57〜6
8からなり、選択信号n、oが位相設定手段から入力さ
れる。アンド回路57〜64は正論理のアンド回路であ
り、アンド回路65〜68は負論理のアンド回路であ
る。上記位相設定手段は、インターフェースケーブル1
2、上記ドライバ、上記レシーバによる信号遅延状態に
応じて選択信号n、oを“H”レベルまたは“L”レベ
ルに設定する。
【0035】n=“L”レベル、o=“H”レベルの場
合には、分周回路33からの画像クロックa及びシフト
レジスタ39からのクロックb、c、dは、選択信号o
によりアンド回路57〜60を通り、アンド回路65〜
68を通してクロックj〜mとしてアンド回路50b〜
53bへ出力される。したがって、アンド回路50b〜
53bは上記請求項1に係る発明を応用した画像形成装
置の一実施形態と同様に分周回路33からの画像クロッ
クa及びシフトレジスタ39からのクロックb、c、d
が入力され、クロックbがアンド回路55から画像信号
eをラッチするためのクロックgとして出力される。
【0036】また、n=“H”レベル、o=“L”レベ
ルの場合には、分周回路33からの画像クロックa及び
シフトレジスタ39からのクロックb、c、dは、選択
信号nによりアンド回路61〜64を通り、アンド回路
65〜68を通してクロックj〜mとしてアンド回路5
0b〜53bへ出力される。したがって、アンド回路5
0b〜53bは上記請求項2に係る発明を応用した画像
形成装置の一実施形態と同様に分周回路33からの画像
クロックa及びシフトレジスタ39からのクロックb、
c、dが入力され、クロックdがアンド回路55から画
像信号eをラッチするためのクロックgとして出力され
る。
【0037】よって、位相変換手段56はインターフェ
ースケーブル12、上記ドライバ、上記レシーバによる
信号遅延状態に応じて画像信号eをラッチするための適
正なクロックを選択することができ、そのクロックで画
像信号eをラッチすることにより適正なドットを再現す
ることができる。
【0038】このように、この実施形態における位相同
期制御装置は、請求項3に係る発明を応用した画像形成
装置の一実施形態における位相同期制御装置であって、
請求項2記載の画像形成装置の位相同期制御装置におい
て、前記クロック選定手段としてのラッチクロック発生
回路40bにて選定する、前記画像信号eを取り込むた
めのクロックgの位相を任意に変換する位相変換手段5
6を備えたので、画像信号に同期した画像クロックによ
って画像信号を取り込むことができてエクスターナルモ
デルで適正なドットを再現することが可能になり、か
つ、ケーブルなどによる画像信号の遅延時間に応じて画
像信号を取り込むための適正なクロックを選択すること
ができ、そのクロックで画像信号を取り込むことにより
適正なドットを再現することができる。
【0039】なお、各請求項に係る発明は、上記実施形
態に限定されるものではなく、例えば上記実施形態以外
のデジタル複写機、ファクシミリなどの画像形成装置の
位相同期制御装置に同様に適用することができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、光ビームを出射する光源と、この光源からの光ビー
ムにより露光されて画像が書き込まれる感光体と、前記
光源から前記感光体への光ビームを走査する光ビーム走
査手段と、この光ビーム走査手段からの光ビームを所定
の位置で検知する検知手段とを有する画像形成装置の位
相同期制御装置において、前記検知手段からの検知信号
に同期した第1のクロックを発生する第1のクロック発
生手段と、前記第1のクロックと位相の異なった複数の
第2のクロックを発生する第2のクロック発生手段と、
前記第1のクロックに基づいて生成された前記画像信号
を前記第2のクロックのうち前記画像信号の前縁以降に
最初に有効となる位相のクロックにより保持手段で保持
しこの保持手段の出力信号により、前記画像信号を取り
込むためのクロックを選定するクロック選定手段とを備
えたので、画像信号に同期した画像クロックによって画
像信号を取り込むことができ、エクスターナルモデルで
適正なドットを再現することが可能になる。
【0041】請求項2に係る発明によれば、請求項1記
載の画像形成装置の位相同期制御装置において、前記ク
ロック選定手段は前記保持手段の出力信号により、前記
画像信号を取り込むためのクロックとして前記保持手段
で保持したクロックとは位相の異なるクロックを選定す
るので、画像信号に同期した画像クロックによって画像
信号を取り込むことができてエクスターナルモデルで適
正なドットを再現することが可能になり、かつ、画像信
号をそのレベルが安定した所でラッチすることができ
る。
【0042】請求項3に係る発明によれば、請求項2記
載の画像形成装置の位相同期制御装置において、前記ク
ロック選定手段にて選定する、前記画像信号を取り込む
ためのクロックの位相を任意に変換する位相変換手段を
備えたので、画像信号に同期した画像クロックによって
画像信号を取り込むことができてエクスターナルモデル
で適正なドットを再現することが可能になり、かつ、ケ
ーブルなどによる画像信号の遅延時間に応じて画像信号
を取り込むための適正なクロックを選択することがで
き、そのクロックで画像信号を取り込むことにより適正
なドットを再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る発明を応用した画像形成装置の
一実施形態における位相同期制御装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】同実施形態の概略を示す断面図である。
【図3】同実施形態のエンジンとコントローラとの接続
状態を示すブロック図である。
【図4】同実施形態の光書き込み装置を示すブロック図
である。
【図5】同実施形態の位相同期制御装置の動作タイミン
グを示すタイミング図である。
【図6】請求項2に係る発明を応用した画像形成装置の
一実施形態における位相同期制御装置を示すブロック図
である。
【図7】同実施形態の動作タイミングを示すタイミング
図である。
【図8】請求項3に係る発明を応用した画像形成装置の
一実施形態における位相同期制御装置を示すブロック図
である。
【符号の説明】
16 感光体 24 半導体レーザ 25 ポリゴンミラー 29 同期センサ 33 分周回路 39 シフトレジスタ 41〜49 保持手段 40、40a、40b ラッチクロック発生回路 56 位相変換手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ビームを出射する光源と、この光源から
    の光ビームにより露光されて画像が書き込まれる感光体
    と、前記光源から前記感光体への光ビームを走査する光
    ビーム走査手段と、この光ビーム走査手段からの光ビー
    ムを所定の位置で検知する検知手段とを有する画像形成
    装置の位相同期制御装置において、前記検知手段からの
    検知信号に同期した第1のクロックを発生する第1のク
    ロック発生手段と、前記第1のクロックと位相の異なっ
    た複数の第2のクロックを発生する第2のクロック発生
    手段と、前記第1のクロックに基づいて生成された前記
    画像信号を前記第2のクロックのうち前記画像信号の前
    縁以降に最初に有効となる位相のクロックにより保持手
    段で保持しこの保持手段の出力信号により、前記画像信
    号を取り込むためのクロックを選定するクロック選定手
    段とを備えたことを特徴とする画像形成装置の位相同期
    制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置の位相同期制
    御装置において、前記クロック選定手段は前記保持手段
    の出力信号により、前記画像信号を取り込むためのクロ
    ックとして前記保持手段で保持したクロックとは位相の
    異なるクロックを選定することを特徴とする画像形成装
    置の位相同期制御装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の画像形成装置の位相同期制
    御装置において、前記クロック選定手段にて選定する、
    前記画像信号を取り込むためのクロックの位相を任意に
    変換する位相変換手段を備えたことを特徴とする画像形
    成装置の位相同期制御装置。
JP8236193A 1996-09-06 1996-09-06 画像形成装置の位相同期制御装置 Pending JPH1084466A (ja)

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