JP2004228632A - 回線端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回線電圧の復旧遅延するTAのアナログポートに接続しても、リンギング通信可能にすることを目的とする。
【解決手段】NCU選択信号検出部19から自端末の選択信号を検出すると、回線制御部33は網制御部13を即座に閉結させ、電話機8を公衆回線30から切り離すように電話機接続部9を制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信回線を利用したリンギング通信により、ホームセキュリティ盤やガス遮断装置等のデータ端末装置の情報を収集する回線端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2に示すように、従来この種の回線端末装置1は、データ端末装置2の情報を公衆回線3と交換局4を介して中央監視装置5で収集する装置である。
【0003】
ここでデータ端末装置2はマイクロコンピュータ内蔵の通信機能付き装置で、例えば、ガス需要家宅に取り付けられたガスメータに内蔵され、ガスの使用状態を通信で読み出せるようになっている。
【0004】
6は端末インターフェース部で、データ端末装置2との間で電文の送受信を行う。
【0005】
7は中央制御部で、回線端末装置1の受信した電文の解析や全体の制御を行う。
【0006】
またガス需要家宅の電話機8は、通常、電話機接続部9により公衆回線3に接続されいる。
【0007】
また電話機接続部9は中央制御部7からの制御により電話機8を公衆回線3に接続したり切り離したりできるようになっている。
【0008】
また電話機状態検出部10では公衆回線3の回線電圧を監視して、数Vなら電話機8がオフフックしている状態、48V付近ならオンフックされている状態として判定するようになっている。
【0009】
次に回線端末装置1のリンギング通信について説明する。
【0010】
リンギング通信をする場合、回線端末装置1のリンギング着信判定部11に対してはあらかじめリンギング着信応答する条件として、交換局4から送出されるリンギング呼出信号の16HZ電話機鳴動信号の検出回数を設定をしておく。
【0011】
リンギング通信は中央監視装置7からの発信よって開始され、発信を受けた交換局4では回線端末装置1が接続されている回線に対して極性反転に続いて3秒周期で1秒間16HZの電話機鳴動信号を重畳させたリンギング呼出信号を送出する。この16HZの電話機鳴動信号により電話機8が鳴動する。
【0012】
また交換局4からは3秒周期で16HZの電話機鳴動信号が発生する間は、回線端末装置1のリンギング検出部12は交換局4から公衆回線3上に送出される16HZの電話機鳴動信号の有無状態を出力する。
【0013】
リンギング検出部12で16HZの電話機鳴動信号を検出するとリンギング着信判定部11は16HZ電話機鳴動信号をカウントアップして、設定された着信応答条件に達したかどうかを判定する。
【0014】
交換局4からのリンギング呼出信号が継続すると、リンギング着信判定部11で設定条件に達する。
【0015】
すると中央制御部7は網制御部13を閉結状態(オフフック)にして公衆回線3及び交換局4と直流ループを形成して回線を捕捉する。
【0016】
回線が捕捉されると交換局4ではリンギング呼出信号の送出を止め、中央監視装置5に対して回線が接続されたことを知らせる。
【0017】
また中央制御部7は、回線端末装置1が回線を捕捉したことを発信者(この場合は中央監視装置5)へ知らせるため、リンギング着信応答部14から公衆回線3及び交換局4経由で中央監視装置5へ着信応答信号を送信する。
【0018】
着信の確認ができた中央監視装置5は、公衆回線3及び交換局4経由で回線端末装置1あるいはデータ端末装置2に対してモデム信号形式の電文を送信する。
【0019】
このモデム信号形式の電文は回線端末装置1の送受信部15で復調され中央制御部7に受信される。
【0020】
中央制御部7は受信した電文が回線端末装置1自身への電文の場合、応答電文を作成し、送受信部15で変調してモデム信号形式で中央監視装置5へ応答する。
【0021】
また受信した電文がデータ端末装置2への電文の場合、中央制御部7はデータ端末装置2に適した形式に電文を変換して端末インターフェース部6を介して送信を行う。
【0022】
そしてデータ端末装置2からの応答電文を端末インターフェース部6を介して中央制御部7が受信すると、中央監視装置5に適したモデム信号形式の電文に変換して送受信部15で変調して中央監視装置5へ送信する。
【0023】
以降、中央監視装置5と回線端末装置1及びデータ端末装置2の間で電文の送受信を繰り返す。
【0024】
通信を終了する場合は、中央監視装置5は通信終了電文を回線端末装置1へ送信する。
【0025】
この通信終了電文を受信した中央制御部7では通信終了応答電文を中央監視装置5へ送信した後、網制御部13により直流ループを開放(オンフック)し回線を切断して通信を終了する。
【0026】
ところが、図2のような構成では、在宅者がいる時に中央監視装置5からリンギング通信を行った場合、リンギング着信応答条件として設定された16HZの電話機鳴動信号の回数に到達する前に、在宅者が電話機8をオフフックすると交換局4は16HZの電話機鳴動信号の送出を停止するので、リンギング着信判定部11では着信応答条件が成立せず、リンギング着信ができないという課題を有していたため、図3のような構成の回線端末装置が考案された。
【0027】
なお、図2と同一番号のものは同じ名称と同じ機能を有する構成要素であり、その説明を省略する。
【0028】
16は公衆回線で、ISDN回線になっており、17はDSU内蔵のTAである。そして回線端末装置18はTA17のアナログポート経由で公衆回線16に接続されている。
【0029】
19はNCU選択信号検出部で、中央監視装置5から送信されるあらかじめ決められた形式のアナログ信号を検出する。
【0030】
20はNCU応答信号出力部で、NCU選択信号検出部19で検出した信号が自端末の選択信号と中央制御部21が判定した場合は着信応答信号を返す。
【0031】
またこのNCU応答信号出力部20は複数種類の応答信号を持ち、接続されている電話機8が公衆回線16をオフフックしてない場合に応答する信号(NCU応答信号A)と接続されている電話機8が公衆回線16をオフフックしている場合に応答する信号(NCU応答信号B)とを区別して送出する。
【0032】
22はNCU第2選択信号検出部で、NCU選択信号検出部19で自端末の選択信号を検出した後、所定時間内(中央監視装置5で在宅者に対する対応処理を行える時間で数分位)に同じこの選択信号が送信されてくるのを再度待つ。
【0033】
23は回線維持判定部で、NCU選択信号検出部19で自端末の選択信号を検出した後、所定時間内(NCU第2選択信号検出部22の所定時間と同じ時間)に電話機8がオンフックされるのを電話機状態検出部10からの出力で監視する。
【0034】
所定時間を経過しても、NCU第2選択信号検出部22で再度、予め決められた形式のアナログ信号が検出されなかったり、回線維持判定部23で電話機8のオンフックを検出できなければ、リンギング着信の判定を終了して待機状態に戻る。
【0035】
中央制御部21ha回線端末装置18全体の制御を行う。
【0036】
続いて回線端末装置18について、動作を説明する。
【0037】
リンギング着信判定部11はあらかじめリンギング着信応答条件として16HZ電話機鳴動信号の検出回数が着信応答回数として設定されている。
【0038】
リンギング通信は中央監視装置5からの発信よって開始され、発信を受けた交換局4では回線端末装置18を呼び出すと、TA17のアナログポートからは極性反転に続いて3秒周期で1秒間16HZの電話機鳴動信号を重畳させたリンギング呼出信号が送出される。この16HZ電話機鳴動信号により電話機8が鳴動する。
【0039】
次に交換局4からは3秒周期で16HZの電話機鳴動信号が発生する間は、回線端末装置18のリンギング検出部12は16HZの電話機鳴動信号の有無状態を出力する。
【0040】
リンギング検出部12で16HZの電話機鳴動信号を検出するとリンギング着信判定部11は16HZの電話機鳴動信号をカウントをアップして、設定された着信応答条件に達したかどうかを判定する。
【0041】
交換局4からの呼び出しが続くとTA17からは電話機鳴動信号送出が継続する。ここでリンギング着信判定部11で設定条件に達する前に在宅者により電話機8がオフフックされると、電話機8はTA17と直流ループを形成して回線が捕捉される。
【0042】
回線が捕捉されると交換局4は中央監視装置5に対して回線が捕捉されたことを知らせるとともに、呼び出しを止めるのでTA17も電話機鳴動信号の送出を止める。
【0043】
中央監視装置5では通信したい回線端末装置18に対して公衆回線16を介してあらかじめ決められた形式のアナログ信号を送信する。
【0044】
一方、中央制御部21は、リンギング着信判定部11で判定中に、電話機状態検出部10により電話機6のオフフックを検出するので、網制御部13をハイインピーダンスにして、NCU選択信号検出部19でこの予め決められた形式のアナログ信号が検出されるのを監視する。
【0045】
このアナログ信号がNCU選択信号検出部19で検出されると、中央制御部21はNCU応答信号出力部20からNCU応答信号Bを送信させる。
【0046】
NCU応答信号Bを受信した中央監視装置5では、回線端末装置18がリンギング着信応答条件成立でオフフックしたのではなく、接続されている電話機8がオフフックしたことを認識できる。
【0047】
また、このあらかじめ決められた形式のアナログ信号がNCU選択信号検出部19で検出されると、回線維持判定部23は中央監視装置5からの発信で回線端末装置18に対する通信であることを判断できるので、これから所定時間は電話機状態検出部10で電話機8がオンフックされないかを監視する。
【0048】
この時に、電話機8をオフフックした在宅者は中央監視装置5から送信されたアナログ信号を聞くことになり、通常の電話ではないと判断した後は、すぐに電話機8をオンフックすることがある。
【0049】
この場合、電話機状態検出部10で電話機8がオンフックされたことをTA17のアナログポート回線電圧が数Vから48Vへ復旧したことにより検出できるので、回線維持継続部23は、回線が切断されないように網制御部13で0.1秒以内ですぐさまオフフックする。
【0050】
その後、電話機接続部9により電話機8を公衆回線16から切り離し、NCU応答信号出力部20からNCU応答信号Aを送信して通信可能状態になる。
【0051】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような構成では、以下の課題がある。
【0052】
一般のアナログ公衆回線に回線端末装置が接続された場合は、NTTの交換機と公衆回線を介して接続されているので、電話機8のオフフックで直流ループが形成されている状態では、電話機8をオフフックからオンフックすると、回線電圧がすぐに数Vから48Vに復旧する。
【0053】
従って、電話機状態検出部10で回線の電圧を監視していれば、電話機8のオンフック検出ができるので、回線端末装置は直流ループが開放されないように0.1秒以内すぐに閉結することで、回線を捕捉したままにすることが可能である。
【0054】
一方、回線端末装置側の公衆回線がISDN回線の場合は、回線端末装置はアナログ信号が送受信可能なTAのアナログポートに接続されることになる。
【0055】
TAによっては、電話機8のオフフックで直流ループが形成されている状態で、電話機8をオフフックからオンフックすると、公衆回線側との回線切断処理後にアナログポートの回線電圧を数Vから48Vへ復旧する機種がある。
【0056】
従って、このTAに接続されている場合、回線端末装置は公衆回線が切断された後に、オンフック検出をして直流ループを閉結することになる。
【0057】
そのため回線端末装置が閉結した時には、すでに回線が切断処理されており、回線を捕捉したままにすることができない。
【0058】
このようにISDN回線経由で中央監視装置と通信を行う場合、アナログポートの回線電圧復旧が遅延するTAに接続されると、回線端末装置は中央監視装置と通信ができなくなるという課題を有していた。
【0059】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、電話機を回線に接続したり切り離したりする電話機接続部と、回線に対してインピーダンス制御を行う網制御部と、公衆回線から呼び出しがあった時に送出されてくるリンギング呼出信号の電話機鳴動信号を検出するリンギング検出部と、電話機のオフフックやオンフックを検出する電話機状態検出部と、リンギング検出部が電話機鳴動信号を検出中に電話機状態検出部が電話機のオフフックを検出すると網制御部をハイインピーダンスにした状態で回線を介して送出されてくるあらかじめ決められた形式のアナログ信号を検出するNCU選択信号検出部と、NCU選択信号検出部で自端末の選択信号を検出すると網制御部を即座に閉結させ、電話機を回線から切り離すように電話機接続部を制御する回線制御部とを有するものである。
【0060】
上記発明によれば、リンギング通信開始時に回線側から呼出が行われると、リンギング検出部で電話機鳴動信号が検出される。この後、リンギング着信判定部で着信応答条件の判定が成立する前に、回線端末装置に接続されている電話機がオフフックされると、電話機状態検出部で電話機のオフフックが検出される。網制御部はハイインピーダンスの状態で、あらかじめ決められた形式のアナログ信号をNCU選択信号検出部で検出する。
【0061】
検出した信号が自端末の選択信号と判定すると、回線制御部は即座に網制御部の直流ループを閉じて、電話機を回線から切り離すように電話機接続部を制御する。
【0062】
従って、オフフックされた電話機がオンフックされたことを検出する必要がなく、回線電圧の復旧に遅延があっても、回線を捕捉したままにでき、中央監視装置との通信を行うことができる。
【0063】
【発明の実施形態】
本発明の回線端末装置は、電話機を回線に接続したり切り離したりする電話機接続部と、公衆回線に対してインピーダンス制御を行う網制御部と、回線から呼び出しがあった時に送出されてくるリンギング呼出信号の電話機鳴動信号を検出するリンギング検出部と、電話機のオフフックやオンフックを検出する電話機状態検出部と、リンギング検出部が電話機鳴動信号を検出中に電話機状態検出部が電話機のオフフックを検出すると網制御部をハイインピーダンスにした状態で回線を介して送出されてくるあらかじめ決められた形式のアナログ信号を検出するNCU選択信号検出部と、NCU選択信号検出部で自端末の選択信号を検出すると網制御部を即座に閉結させ、電話機を回線から切り離すように電話機接続部を制御する回線制御部とを有するものである。
【0064】
そして、リンギング通信開始時に回線側から呼出が行われると、リンギング検出部で電話機鳴動信号が検出される。この後、リンギング着信判定部で着信応答条件の判定が成立する前に、回線端末装置に接続されている電話機がオフフックされると、電話機状態検出部で電話機のオフフックが検出される。
【0065】
網制御部はハイインピーダンスの状態で、あらかじめ決められた形式のアナログ信号をNCU選択信号検出部で検出する。検出した信号が自端末の選択信号と判定すると、回線制御部は即座に網制御部の直流ループを閉じて、電話機を回線から切り離すように電話機接続部を制御する。
【0066】
従って、オフフックされた電話機がオンフックされたことを検出する必要がなく、回線電圧の復旧に遅延があっても、回線を捕捉したままにでき、中央監視装置との通信を行うことができる。
【0067】
また回線制御部により電話機が回線から切り離されると回線へ着信応答信号を返し通信可能状態となるNCU応答信号出力部を有するものである。
【0068】
そして回線制御部が網制御部の直流ループを閉じて、電話機を回線から切り離すように電話機接続部を制御した後に、NCU応答信号出力部から着信応答信号を回線経由で中央監視装置に返すことで、中央監視装置では回線端末装置との通信が可能になったことを判別できる。
【0069】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図1を用いて説明する。
【0070】
(実施例1)
なお、図1において、図2、図3と同一番号のものは同じ名称と同じ機能を有する構成要素であり、その説明を省略する。
【0071】
30は公衆回線で、ISDN回線になっており、31はDSU内蔵のTAである。
【0072】
このTA31はアナログポートの回線電圧が復旧するタイミングが回線切断処理後になる機種である。
【0073】
そして回線端末装置32はTA31のアナログポート経由で公衆回線30に接続されている。
【0074】
33は回線制御部で、NCU選択信号検出部19で自端末の選択信号を検出すると網制御部13を即座に閉結させ、電話機8を公衆回線30から切り離すように電話機接続部9を制御する。
【0075】
そして電話機8が公衆回線30から切り離されると、回線制御部33によりNCU応答信号出力部20から公衆回線30へ着信応答信号を返す。
【0076】
中央制御部21は回線端末装置32全体の制御を行う。
【0077】
ここでリンギング着信判定部11予めリンギング着信応答条件として16HZ電話機鳴動信号の検出回数が着信応答回数として設定されているとする。
【0078】
そしてリンギング通信は中央監視装置5からの発信よって開始され、発信を受けた交換局4では回線端末装置32が接続されている公衆回線30に対して呼出を行う。
【0079】
公衆回線30はISDN回線になっており、この回線にTA31が接続されているので、回線端末装置32の呼出はTA31のアナログポートから行われる。
【0080】
呼び出し時にTA31のアナログポートは、極性反転に続いて3秒周期で1秒間16HZの電話機鳴動信号を重畳させたリンギング呼出信号を送出する。この16HZ電話機鳴動信号により電話機8が鳴動する。
【0081】
この16HZの電話機鳴動信号が発生すると、回線端末装置32のリンギング検出部12の出力は16HZ電話機鳴動信号の有無状態を出力する。
【0082】
リンギング検出部12で16HZの電話機鳴動信号を検出するとリンギング着信判定部11は着信発生回数をカウントをアップして、設定された着信応答条件に達したかどうかを判定する。
【0083】
交換局4からの呼出が続くと、TA31のアナログポートから3秒周期で電話機鳴動信号が送出され続ける。
【0084】
リンギング着信判定部11で設定条件に達する前に在宅者により電話機8がオフフックされると、TA31と直流ループを形成して回線が捕捉される。
【0085】
回線が捕捉されるとTA31は電話機鳴動信号の送出を止める。また公衆回線30と交換機4を介して中央監視装置5には回線が捕捉されたことが知らされる。
【0086】
中央監視装置5では、回線端末装置32に対して公衆回線30を介して予め決められた形式のアナログ信号を送信する。
【0087】
このアナログ信号はISDN回線を経由してデジタル信号に変調された後、TA31で復調されアナログポートから出力される。
【0088】
一方、中央制御部21は、リンギング着信判定部11で判定中に、電話機状態検出部10により電話機8のオフフックを検出することになるので、網制御部13をハイインピーダンスにしておき、NCU選択信号検出部19でこのアナログ信号が検出されるのを監視する。
【0089】
このアナログ信号がNCU選択信号検出部19で検出されると、すぐに回線制御部33は網制御部13を閉結状態にした後、電話機接続部9により電話機8を公衆回線30から切り離し、NCU応答信号出力部20からNCU応答信号Aを送信する。
【0090】
従って、在宅者が中央監視装置5から送信されてくるアナログ信号を聞いて電話機8をオンフックしても、網制御部13が閉結状態になっているため直流ループを保持したままにでき、回線も接続されたままになる。
【0091】
そしてこのNCU応答信号AはTA31、公衆回線30、交換局4を介して中央監視装置5で受信される。
【0092】
中央監視装置5では回線端末装置32が通信可能状態になったことを判断できるので、交換局4、公衆回線30、TA31経由で回線端末装置32に対してモデム信号形式の電文を送信して通信を開始する。
【0093】
このモデム信号形式の電文は回線端末装置32の送受信部15で受信され、中央制御部21で解析され、受信した電文に応じて通信が行われる。
【0094】
従って、この回線端末装置32では在宅者によってオフフックされた電話機8がオンフックされたことをTA31のアナログポートの回線電圧で監視する必要がない。
【0095】
従って、オフフックからオンフックになっても、すぐに回線電圧を復旧しないTA31に接続されても通信を行うことができる。
【0096】
また図3の従来例の構成に必要だったNCU第2選択信号検出部も不要になるので、構成としても簡単で実現もしやすくなる。
【0097】
また、予め決められた形式のアナログ信号を数種類準備して回線端末装置別に割り当てれば、電話機8の位置に本発明により実施された別の回線端末装置を接続していくことで、同じ一本の回線に対して回線端末装置を複数台接続することができる。
【0098】
従って、1本の回線で多数のデータ端末装置との通信が可能である。
【0099】
なお、ここでは需要家の公衆回線30がISDN回線として実施例を説明したが、需要家の公衆回線30が一般のアナログ公衆回線としても実施例の本発明の回線端末装置を接続することが可能である。
【0100】
また電話機状態検出部10のオンフック・オフフックの判定レベルを変更することで、24V系PBXの内線等にも接続可能になり、電話機がオフフックからオンフックになっても回線電圧がすぐに復旧しないPBXに対しても同様の効果をあげることができる。
【0101】
また電話機8を在宅者がオフフックするのではなく、留守番電話対応やFAX付きの機種では、電話機自身の自動応答によるオフフックがされても、本実施例の装置を接続していると、留守番電話機やFAXが一定時間経過後にオンフック状態になるまで待たなくて良く、中央監視装置5との間で、即通信が可能となり効率的な通信ができる。
【0102】
【発明の効果】
以上のように本発明の回線端末装置によれば、リンギング着信時、リンギング着信判定部で着信応答条件の判定が成立する前に、回線端末装置に接続されている電話機がオフフックされた後、予め決められた形式のアナログ信号をNCU選択信号検出部で検出すると、回線制御部は即座に網制御部の直流ループを閉じて、電話機を公衆回線から切り離すように電話機接続部を制御するので、電話機オンフックによる回線電圧の復旧遅延があっても、回線を捕捉したままにでき、中央監視装置との間で通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における回線端末装置のブロック構成図
【図2】従来の回線端末装置のブロック構成図
【図3】別の従来の回線端末装置ブロック構成図
【符号の説明】
2 データ端末装置
4 交換局
5 中央監視装置
6 端末インターフェース部
8 電話機
9 電話機接続部
10 電話機状態検出部
11 リンギング着信判定部
12 リンギング検出部
13 網制御部
14 リンギング着信応答部
15 送受信部
19 NCU選択信号検出部
20 NCU応答信号出力部
21 中央制御部
30 公衆回線
31 TA
32 回線端末装置
33 回線制御部

Claims (2)

  1. 電話機を回線に接続したり切り離したりする電話機接続部と、回線に対してインピーダンス制御を行う網制御部と、回線から呼び出しがあった時に送出されてくるリンギング呼出信号の電話機鳴動信号を検出するリンギング検出部と、前記電話機のオフフックやオンフックを検出する電話機状態検出部と、前記リンギング検出部が電話機鳴動信号を検出中に前記電話機状態検出部が電話機のオフフックを検出すると前記網制御部をハイインピーダンスにした状態で回線を介して送出されてくる予め決められた形式のアナログ信号を検出するNCU選択信号検出部と、前記NCU選択信号検出部で自端末の選択信号を検出すると網制御部を即座に閉結させ、電話機を回線から切り離すように電話機接続部を制御する回線制御部とを具備した回線端末装置。
  2. 回線制御部により電話機が回線から切り離されると回線へ着信応答信号を返し通信可能状態となるNCU応答信号出力部を有する請求項1記載の回線端末装置。
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