JP2004227814A - 有機発光装置及びその製造方法 - Google Patents

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明徳 林
Hojo So
豐如 莊
Takuki Shu
卓▲き▼ 周
Genshi Ko
彦士 黄
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Abstract

【課題】三波長発光特性を具備する有機発光装置及びその製造方法の提供。
【解決手段】アノードとカソードの間に順に正孔輸送層、電子ブロック層、第1主体材料層、第2主体材料層、正孔ブロック層及び電子輸送層を具え、第1主体材料層内に第1ゲスト発光物質がドープされ、印加バイアス作用下で第1色光(B)を発射し、第2主体材料層内に第2色光(G)を発生する第2ゲスト発光体物質と第3色光(R)を発生する第3ゲスト発光体物質がドープされ、且つ第2ゲスト発光体物質或いは第3ゲスト発光体物質がりん光物質とされることにより、赤青緑の三原色の組合せによるだけでなく、直接三波長特性を具えた連続フルウエーブフルカラー光源を獲得でき、有効にりん光物質を利用し大幅に発光効率を高めることができる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一種の発光装置に係り、特に三波長白光発光特性を具えた有機発光装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
有機発光装置(Organic Light Emitting Device;OLED)は1987年にコダック社のC.W.Tang 及びS.A.VanSlyke)が真空蒸着方式を利用し、正孔輸送材料と電子輸送材料、例えばAlq を、透明なITOガラス上に形成し、その後、さらに金属電極を蒸着してセルフ発光性、高い応答速度、軽い重量、薄い厚さ、低い消費電力、広い視角、高輝度及びフルカラー化可能な有機発光装置を提供したことに始まる。この後、有機発光装置はディスプレイ産業のスター製品とされ、フルカラーディスプレイ或いは白色光源の投射に運用し、これにより真に環境保護と節電機能を具えた照明の理想を達成することが期待されている。
【0003】
図1は、周知のOLEDの構造断面図である(特許文献1参照。)。この構造によると、この有機発光装置(OLED)は10は、透明基板11の上に透光性と導電性を具備するアノード(ITO)13が蒸着形成され、並びに該ITOアノード13の上にさらに順に、正孔輸送層(HTL)15、発光層(EML)17及び金属カソード19が形成され、このほか、発光層17内に蛍光物質(図示せず)がドープされ、アノード13及びカソード19が外からのバイアス作用を受ける時、ホールがITOアノード13より正孔輸送層15を通り発光層17に至り、電子もこれに対応しカソード19より発光層17に伝送される。発光層17内の電子と正孔の再結合により励起状態分子(exciton)を発生し、励起状態分子がエネルギーを釈放してベース状態に戻る時、発光層17内でセルフ発光するか、或いはドープされた蛍光物質を励起して励起状態となし並びに設定された特定範囲波長の光を発射させる。
【0004】
上述の第1種のOLED構造及び技術は光投射の効果を達成する。しかし、それは単色光を投射できるだけで白色光の投射或いはフルカラーの最終目標を達成することはできない。
【0005】
このほか、有機発光装置中、光の現出方式にはシングレット(Singlet)の蛍光及びトリプレット(Triplet)のりん光の二種類のタイプがあり、トリプレットのりん光はその励起状態分子が輻射性の釈放不能で、発光が緩慢で不足し、導電主体材料層からゲスト発光体物質のトリプレットエネルギー転移はシングレットより遅く、また、発光効率が高密度電流下で急速に下がる物理特性があり、これにより周知の有機発光装置のゲスト発光物質のほとんどの部分にはシングレットの蛍光染料物質が採用され、トリプレットのりん光部分は省略され使用されない。しかし、全ての励起状態の分子中、トリプレットエネルギーは75%を占め、その全体の発光効率に対する厳重な影響はあきらかである。
【0006】
有効にトリプレットのりん光物質を利用するため、第2種の周知の有機発光装置が提供されている(例えば特許文献2参照。)。特許文献2は米国プリンストン大学と南カリフォルニア大学によるものである。図2に示されるように、その主要な構造は、ガラス基板21の上に順にITOアノード23、TPD正孔輸送層25(HTL)、CBP発射層26(EMP)、BCP励起子ブロック層28、Alq3電子輸送層27(ETL)、カソード29及び保護層295が順に成長させられている。そのうち、発射層26はさらにDCM2 (蛍光材料)をドープした第1発射層261とIr(PPy)3 (りん光材料)をドープした第2発射層262に分けられ、且つ連続して重畳されて交錯混合層を形成している。アノード23及びカソード29の間に印加バイアスが存在する時、Ir(PPy)3 がシステム間跨接剤とされてシングレットとトリプレット間の跨接を行い、これにより数量が膨大なトリプレット励起状態分子エネルギーがシングレット励起状態分子に転移され、これによりトリプレットを浪費しない目的を達成し、有効に全体の発光効率を高める。
【0007】
上述の従来の技術は、有効にトリプレット励起状態分子を利用し発光効率を高める機能を達成する。しかし、その投射光は二段波長が組み合わされてなり、図3に示されるようであり、それはIr(PPy)3 により形成される緑光とDCM2 no形成する赤光である。言い換えると、二つの波長の形成するスペクトルであり、もし、白色光源或いはフルカラー化製品の要求に対しては、それが不連続光であり、且つ光色の不均一や偏色現象(緑或いは赤に偏る)を発生しやすいため、白色光或いはフルカラー製品のための選択には不適合である。
【0008】
このほか、OLEDを白色光源或いはフルカラー化に使用できるようにする最終目標を達成するため、現在業界では三種類の方式が採用されている。すなわち光色変換法(Color Conversiohn)、カラーフィルタ法、及び赤青緑三色独立発光法である。しかし上述の方法はそれぞれ光色不均一と偏色の現象を有し、いかに白色光源を取得し発光効率を高めようとしても、赤色光源に純色を達成させるのは難しく、また使用寿命が比較的短い欠点があり、最も重要であることは、いずれも二波長発光方式であり、白色光源及びフルカラー化製品要求に不適用であることである。
【0009】
【特許文献1】
米国特許第4,769,292号明細書
【特許文献2】
米国特許第6,310,360号明細書
【特許文献3】
米国特許第5,294,870号明細書
【特許文献4】
米国特許第5,061,569号明細書
【特許文献5】
米国特許第5,256,945号明細書
【特許文献6】
米国特許第4,539,507号明細書
【特許文献7】
米国特許第5,886,464号明細書
【特許文献8】
米国特許第3,935,031号明細書
【特許文献9】
米国特許第4,356,429号明細書
【特許文献10】
米国特許第5,773,929号明細書
【特許文献11】
米国特許第4,539,507号明細書
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の主要な目的は、一種の有機発光装置を提供することにあり、それは、三波長の光源投射方式で最良の光の均一分布を取得し、簡単に白光及びフルカラーの終極製品要求を達成するものとする。
【0011】
本発明の次の目的は、一種の有機発光装置を提供することにあり、それは、長きにわたる白色光源或いはフルカラー製品製造の欠点を有効に解決するものとする。
【0012】
本発明の別の目的は、一種の有機発光装置を提供することにあり、それは、主体材料層とゲスト発光体物質の組合せ使用により、発光効率と使用寿命を有効に増加するものとする。
【0013】
本発明のまた別の目的は、一種の有機発光装置を提供することにあり、それは、数量比率の大きいトリプレット励起状態分子を有効に利用し、トリプレット励起状態分子を浪費せず、且つ有効に発光効率を高めるものとする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、有機発光装置において、少なくとも、
第1型導電性を具えた第1導電層と、
該第1導電層の上に設けられると共に第1ゲスト発光体物質が混合されて印加バイアス作用下で第1色光を発射できる第1主体材料層と、
該第1主体材料層の上に形成されると共に第2ゲスト発光体物質と第3ゲスト発光体物質が混合されて、該印加バイアス作用下で第2色光と第3色光を発射する第2主体材料層と、
第2型導電性を具え第2主体材料層の上に形成された第2導電層と、
を具えたことを特徴とする、有機発光装置としている。
請求項2の発明は、有機発光装置において、少なくとも、
第1型導電性を具えた第1導電層と、
該第1導電層の上に設けられた第2キャリアブロック層と、
第2キャリアブロック層の上に形成されると共に第1ゲスト発光体物質が混合されて印加バイアス作用下で第1色光を発射する第1主体材料層と、
第1主体材料層の上に形成されると共に第2ゲスト発光体物質と第3ゲスト発光体物質が混合されて、該印加バイアス作用下で第2色光と第3色光を発射する第2主体材料層と、
第2型導電性を具え第2主体材料層の上に形成された第2導電層と、
を具えたことを特徴とする、有機発光装置としている。
請求項3の発明は、有機発光装置において、少なくとも、
第1型導電性を具えた第1導電層と、
該第1導電層の上に設けられると共に第1ゲスト発光体物質が混合されて印加バイアス作用下で第1色光を発射する第1主体材料層と、
該第1主体材料層の上に形成されると共に第2ゲスト発光体物質と第3ゲスト発光体物質が混合されて、該印加バイアス作用下で第2色光と第3色光を発射する第2主体材料層と、
該第2主体材料層の上に設けられた第1キャリアブロック層と、
第2型導電性を具え第1キャリアブロック層の上に形成された第2型導電性を具えた第2導電層と、
を具えたことを特徴とする、有機発光装置としている。
請求項4の発明は、請求項3に記載の有機発光装置において、第1主体材料層がDPVBi層とされ、第2主体材料層がCBP層とされたことを特徴とする、有機発光装置としている。
請求項5の発明は、請求項3に記載の有機発光装置において、第1主体材料層がDPVBi層とされ、第1ゲスト発光体物質がDSAとされたことを特徴とする、有機発光装置としている。
請求項6の発明は、請求項3に記載の有機発光装置において、第2主体材料層がCBP層とされ、第2ゲスト発光体物質がIr(PPy) 3、第3ゲスト発光体物質がDCM2 とされたことを特徴とする、有機発光装置としている。
請求項7の発明は、請求項3に記載の有機発光装置において、第1ゲスト発光体物質が蛍光物質、りん光物質及びその組合せのいずれかとされたことを特徴とする、有機発光装置としている。
請求項8の発明は、請求項3に記載の有機発光装置において、第2ゲスト発光体物質が蛍光物質、りん光物質及びその組合せのいずれかとされたことを特徴とする、有機発光装置としている。
請求項9の発明は、請求項3に記載の有機発光装置において、第3ゲスト発光体物質が蛍光物質、りん光物質及びその組合せのいずれかとされたことを特徴とする、有機発光装置としている。
請求項10の発明は、有機発光装置において、少なくとも、
第1型導電性を具えた第1導電層と、
該第1導電層の上に設けられた第2キャリアブロック層と、
第2キャリアブロック層の上に形成されると共に第1ゲスト発光体物質が混合されて印加バイアス作用下で第1色光を発射する第1主体材料層と、
第1主体材料層の上に形成されると共に第2ゲスト発光体物質と第3ゲスト発光体物質が混合されて、該印加バイアス作用下で第2色光と第3色光を発射する第2主体材料層と、
第2主体材料層の上に形成された第1キャリアブロック層と、
第2型導電性を具えると共に第1キャリアブロック層の上に形成された第2導電層と、
を具えたことを特徴とする、有機発光装置としている。
請求項11の発明は、有機発光装置において、少なくとも、
第1型導電性を具えた第1導電層と、
該第1導電層の上に設けられると共に第2ゲスト発光体物質と第3ゲスト発光体物質が混合されて、印加バイアス作用下で第2色光と第3色光を発射する第2主体材料層と、
第2主体材料層の上に形成されると共に第1ゲスト発光体物質が混合されて印加バイアス作用下で第1色光を発射する第1主体材料層と、
第2型導電性を具えると共に第1主体材料層の上に形成された第2導電層と、
を具えたことを特徴とする、有機発光装置としている。
請求項12の発明は、有機発光装置において、少なくとも、
第1型導電性を具えた第1導電層と、
該第1導電層の上に形成された第1キャリア輸送層と、
該第1キャリア輸送層の上に形成された第2キャリアブロック層と、
該第2キャリアブロック層の上に形成されると共に第2ゲスト発光体物質と第3ゲスト発光体物質が混合されて、印加バイアス作用下で第2色光と第3色光を発射する第2主体材料層と、
第2主体材料層の上に形成されると共に第1ゲスト発光体物質が混合されて印加バイアス作用下で第1色光を発射する第1主体材料層と、
該第1主体材料層の上に形成された第1キャリアブロック層と、
第2型導電性を具えると共に該第1キャリアブロック層の上に形成された第2導電層と、
を具えたことを特徴とする、有機発光装置としている。
請求項13の発明は、有機発光装置において、少なくとも、
アノードと、
該アノードの上に形成された正孔輸送層と、
該正孔輸送層の上に形成された電子ブロック層と、
該電子ブロック層の上に形成されると共に第1ゲスト発光体物質が混合されて印加バイアス作用下で第1色光を発射する第1主体材料層と、
該第1主体材料層の上に形成されると共に第2ゲスト発光体物質と第3ゲスト発光体物質が混合されて、印加バイアス作用下で第2色光と第3色光を発射する第2主体材料層と、
第2主体材料層の上に形成された正孔ブロック層と、
該正孔ブロック層の上に形成された電子輸送層と、
該電子輸送層の上に形成されたカソードと、
を具えたことを特徴とする、有機発光装置としている。
請求項14の発明は、請求項13に記載の有機発光装置において、アノードの下に更に透光基板が設けられたことを特徴とする、有機発光装置としている。
請求項15の発明は、請求項13に記載の有機発光装置において、第1色光が青光とされ、第2色光が緑光とされ、第3色光が赤光とされたことを特徴とする、有機発光装置としている。
請求項16の発明は、請求項13に記載の有機発光装置において、第1ゲスト発光体物質、第2ゲスト発光体物質及び第3ゲスト発光体物質が蛍光物質、りん光物質及びその組合せのいずれかとされたことを特徴とする、有機発光装置としている。
請求項17の発明は、請求項13に記載の有機発光装置において、正孔ブロック層がBCP層とされたことを特徴とする、有機発光装置としている。
請求項18の発明は、請求項13に記載の有機発光装置において、電子ブロック層がLiF層とされたことを特徴とする、有機発光装置としている。
請求項19の発明は、有機発光装置において、少なくとも、
透光基板と、
該透光基板の上に形成されたアノードと、
該アノードの上に形成された正孔注入層と、
該正孔注入層の上に形成された正孔輸送層と、
該正孔輸送層の上に形成されると共にDSA物質が混合されて印加バイアス作用下で青色光を発射するDPVBi層と、
該DPVBi層の上に形成されると共にIr(PPy)3 物質及びDCM2 物質が混合されて、印加バイアス作用下で緑色光と赤色光を発射するCBP層と、
該CBP層の上に形成された電子輸送層と、
該電子輸送層の上に形成された電子注入層と、
該電子注入層の上に形成されたカソードと、
を具えたことを特徴とする、有機発光装置としている。
請求項20の発明は、請求項19に記載の有機発光装置において、正孔注入層がCuPc層とされたことを特徴とする、有機発光装置としている。
請求項21の発明は、請求項19に記載の有機発光装置において、電子注入層がAlq層とされたことを特徴とする、有機発光装置としている。
請求項22の発明は、有機発光装置の製造方法において、少なくとも、
第1導電層の上に第1主体材料層を形成し、該第1主体材料層内に第1ゲスト発光体物質を混合する工程と、
該第1主体材料層の上に第2主体材料層を形成し、該第2主体材料層に第2ゲスト発光体物質と第3ゲスト発光体物質を混合する工程と、
第2導電層を第2主体材料層の上に形成する工程と、
を具え、第1導電層と第2導電層の間が印加バイアス作用を受ける時に、該第1ゲスト発光体物質に第1色光を発射させ、第2ゲスト発光体物質に第2色光を発射させ、第3ゲスト発光体物質に第3色光を発射させることを特徴とする、有機発光装置の製造方法としている。
請求項23の発明は、請求項22に記載の有機発光装置の製造方法において、電子ブロック層を第1導電層の上に形成し、さらに電子ブロック層の上に第1主体材料層と第2主体材料層を順に形成する工程を更に含むことを特徴とする、有機発光装置の製造方法としている。
請求項24の発明は、請求項22に記載の有機発光装置の製造方法において、正孔ブロック層を第2主体材料層の上に形成し、さらに該電子ブロック層の上に前記第2導電層を形成する工程を更に含むことを特徴とする、有機発光装置の製造方法としている。
請求項25の発明は、請求項22に記載の有機発光装置の製造方法において、正孔輸送層を第1導電層の上に形成し、該正孔輸送層の上に順に第1主体材料層、第2主体材料層及び第2導電層を形成する工程を更に含むことを特徴とする、有機発光装置の製造方法としている。
請求項26の発明は、請求項22に記載の有機発光装置の製造方法において、電子輸送層を第2主体材料層の上に形成し、該電子輸送層の上に第2導電層を形成する工程を更に含むことを特徴とする、有機発光装置の製造方法としている。
請求項27の発明は、請求項22に記載の有機発光装置の製造方法において、第1ゲスト発光体物質、第2ゲスト発光体物質及び第3ゲスト発光体物質が蛍光物質、りん光物質、及びその組合せのいずれかとされることを特徴とする、有機発光装置の製造方法としている。
請求項28の発明は、請求項22に記載の有機発光装置の製造方法において、第1主体材料層がDPVBi層とされ、第1ゲスト発光体物質がDSAとされ、第2主体材料層がCBP層とされ、第2ゲスト発光体物質がIr(PPy)3 とされ、第3ゲスト発光体物質がDCM2 とされたことを特徴とする、有機発光装置の製造方法としている。
請求項29の発明は、有機発光装置の製造方法において、少なくとも、
第2主体材料層をアノードの上に形成し、該第2主体材料層に第2ゲスト発光体物質と第3ゲスト発光体物質を混合する工程と、
第1主体材料層を第2主体材料層の上に形成し、該第1主体材料層に第1ゲスト発光体物質を混合する工程と、
カソードを該第1主体材料層の上に形成する工程と、
を具え、該アノードとカソードの間が印加バイアス作用を受ける時、第1ゲスト発光体物質に第1色光を発射させ、第2ゲスト発光体物質に第2色光を発射させ、第3ゲスト発光体物質に第3色光を発射させることを特徴とする、有機発光装置の製造方法としている。
請求項30の発明は、有機発光装置において、少なくとも、
第1型導電性を具えた第1導電層と、
該第1導電層の上に設けられると共に赤光を発射できる第1りん光物質が混合された第1主体材料層と、
該第1主体材料層の上に形成されると共に青光を発射できる第2蛍光物質と緑光を発射できる第3蛍光物質が混合された第2主体材料層と、
第2型導電性を具え第2主体材料層の上に形成された第2導電層と、
を具えたことを特徴とする、有機発光装置としている。
請求項31の発明は、有機発光装置において、少なくとも、
第1型導電性を具えた第1導電層と、
該第1導電層の上に設けられると共に緑光を発射できる第1りん光物質が混合された第1主体材料層と、
該第1主体材料層の上に形成されると共に青光を発射できる第2蛍光物質と赤光を発射できる第3りん光物質が混合された第2主体材料層と、
第2型導電性を具え第2主体材料層の上に形成された第2導電層と、
を具えたことを特徴とする、有機発光装置としている。
請求項32の発明は、有機発光装置において、少なくとも、
第1型導電性を具えた第1導電層と、
該第1導電層の上に設けられると共に青光を発射できる第1蛍光物質が混合された第1主体材料層と、
該第1主体材料層の上に形成されると共に緑光を発射できる第2りん光物質と赤光を発射できる第3りん光物質が混合された第2主体材料層と、
第2型導電性を具え第2主体材料層の上に形成された第2導電層と、
を具えたことを特徴とする、有機発光装置としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
図4は本発明の好ましい実施例の構造断面図である。図示されるように、本発明の有機発光装置30は、透光基板31の上側に蒸着或いはスパッタ等の方式で第1導電層とされるアノード33を形成し、該アノード33の上側に正孔注入層53(HIL;第1キャリア注入層)、正孔輸送層35(HTL;第1キャリア輸送層)、及び第2キャリア(電子)の前進をブロックする電子ブロック層47(electron blocking layer)が順に形成され、電子ブロック層47の上側にさらに第1主体材料層41(Host1)及び第2主体材料層43(Host2)が順に形成され、且つ第2主体材料層43の上側に、正孔(第1キャリア)の前進をブロックする正孔ブロック層45(holo blocking layer)、電子輸送層37(ETL;第2キャリア輸送層)、電子注入層57(EIL;第2キャリア注入層)及びカソード39が順に形成されている。
【0016】
電子ブロック層47により、カソード39から来た電子は正孔輸送層35の上側でブロックされる。言い換えると、電子が第2主体材料層43(Host2)と第1主体材料層41(Host1)内に制限される。このほか、正孔ブロック層45により、アノード33から来た正孔が電子輸送層37の底側においてブロックされる。言い換えると、正孔も同様に第1主体材料層41(Host1)と第2主体材料層43(Host2)内に制限される。大部分の電子正孔対はここにあって対応し比較的大きな確率で各主体材料層内で再結合動作を行い、これにより、有効に各主体材料層の発光効率を高めることができる。
【0017】
第1主体材料層41(Host1)内に第1ゲスト発光体物質(Guest1)が混合(mixing)され、第2主体材料層43(Host2)内には対応する第2ゲスト発光体物質(Guest2)及び第3ゲスト発光体物質(Guest3)が混合されている。これらのゲスト発光物質は相互に対応し組合せ可能な蛍光物質、りん光物質、或いは両者の混合物とされ得て、それは電子正孔再結合時に、励起状態分子のエネルギー釈放を受けて対応する異なる色の光を投射し、例えばこの実施例では、Guest1は青光(B)を、Guest2は緑光(G)をGuest3は赤光(R)を投射し、これによりRGB三波長の三原色を発生し、並びにそれが組み合わされて全波長連続スペクトルの白色光源或いはフルカラー化製品を形成し、製造工程が簡単であり、且つ有効にその発光効率を高められる。
【0018】
当然、正孔輸送層35の上側にさきにGuest2とGuest3を混合した第2主体材料層43を形成し、その後に、さらに第2主体材料層43の上側にGuest1を混合した第1主体材料層41を形成することも可能で、同様に印加バイアス作用を受ける時、順調に第2色光、第3色光及び第1色光を発生し、三波長の投射を組み合わせた光源を完成する。これにより、Host1或いはHost2の上下の順序は絶対的なものではなく、ただそのエネルギーレベルの組合せが実施可能であればよい。
【0019】
また、本発明の実施例によると、ガラス、石英或いはプラスチック製の透光基板31の上に蒸着或いはスパッタ等の方式でITO等透光導電性を具備する材料で形成したアノード33を形成し、続いて、ITO33の上表面にCuPcで形成した正孔注入層(HIL)53、NPBで形成した正孔輸送層(HTL)35、LiFで形成した電子ブロック層47、DPVBiで形成した第1主体材料層41、CBPで形成した第2主体材料層43、BCPで形成した正孔ブロック層45、Alq3 で形成した電子輸送層(ETL)37、LiFで形成した電子注入層(EIL)57、及び導電性材料で形成したカソード59を設けている。
【0020】
そのうち、第1主体材料層41(Host1)のDPVBi中に少なくとも一種類の、青光を発射できるDSA物質が混合され、第2主体材料層43(Host2)のCBP中に少なくとも一種類の、緑光を発射できるIr(PPy)3 物質及び赤光を発射できるDCM2 物質が混合され、上述の各主体材料層(Host)のエネルギーレベル位置の配置により、正孔ブロック層45と電子ブロック層47のブロック作用がDPVBiの第1主体材料層41及び第2主体材料層43のCBPの範囲内の電子正孔対に制限されて第1主体材料層41と第2主体材料層43中に普遍的に分布する。印加バイアス作用を受ける時、赤、青、緑の三原色光を投射し、完全な三波長光源体系を形成し、全波段の白色光源或いはフルカラー化製品を達成でき、これは図5に示されるとおりである。
【0021】
このほか、この実施例中にあって、第2ゲスト発光体物質(Guest2)にはりん光物質であるIr(PPy)3 が採用され、並びにこれにより三原色体系の緑色を投射し、数量比率が膨大なトリプレット励起状態分子を有効に使用するほか、大幅に全体の発光効率を高めることができる。
【0022】
また、材料の選択について、第1ゲスト発光体物質(Guest1)にはトリプレット中の赤色光を発射できる第1りん光物質、例えばPtOEPを選択でき、第2ゲスト発光体物質(Guest2)にはシングレット中より青光を発射できる第2蛍光物質、例えばDSA、第3ゲスト発光体物質にはシングレット中より緑光を発射できる第3蛍光物質、例えばC6 を選択できる。或いは、第1ゲスト発光体物質にはトリプレット中より緑光を発射できる第1りん光物質、例えばIr(PPy)3 を選択し、第2ゲスト発光体物質にはシングレット中より青光を発射できる第2蛍光物質、例えばDSAを選択し、第3ゲスト発光体物質にはトリプレット中より赤光を発射できる第3りん光物質、例えばPtOEPを選択することができる。或いは第1ゲスト発光体物質にはシングレット中より青光を発射できる第1蛍光物質、例えばDSAを選択し、第2ゲスト発光体物質にはトリプレット中より緑光を発射できる第2りん光物質、例えばIr(PPy)3 を選択し、第3ゲスト発光体物質にはトリプレット中より赤光を投射できる第3りん光物質、例えばPtOEPを選択することができ、同様に、印加バイアス作用下でそれぞれ赤光、青光、緑光の三原色三波長を発射する目的を達成する。
【0023】
当然、本発明の上述の実施例中、各層部分に選択する材料には多種類の変化が可能であり、上記従来の技術の欄に記載した各特許中に記載の材料物質も適用できるため、参考までに提示する。例えば、電子輸送層(ETL)或いは正孔輸送層(HTL)の材料については特許文献3を、正孔輸送層(HTL)の材料については特許文献4及び5を、電子輸送層(ETL)の材料については、特許文献6、7を、正孔注入層(HIL)の材料については、特許文献8、9を、アノードについては特許文献10を、電子注入層(EIL)の材料については特許文献11を参照されたい。
【0024】
【発明の効果】
総合すると、本発明は一種の発光装置に係り、特に一種の三波長発光特性を有する有機発光装置及びその製造方法を提供し、それは、直接三波長特性の連続全波段フルカラー光源を獲得できるほか、有効にりん光物質を利用し大幅に発光効率を高めることができる。ゆえに本発明は新規性、進歩性及び産業上の利用価値を有している。なお、以上の実施例は本発明の実施範囲を限定するものではなく、本発明に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも本発明の請求範囲に属するものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】周知の有機発光装置の構造断面図である。
【図2】もう一種類の周知の有機発光装置の構造断面図である。
【図3】図2の周知の有機発光装置のスペクトルグラフである。
【図4】本発明の有機発光装置の好ましい実施例の構造断面図である。
【図5】図4の実施例のスペクトルグラフである。
【符号の説明】
1 有機発光装置(OLED) 11 透光基板
13 アノード 15 正孔輸送層
17 発光層 19 カソード
21 基板 23 アノード
25 正孔輸送層 26 発射層
261 第1発射層 262 第2発射層
27 電子輸送層 28 励起子ブロック層
29 カソード 295 保護層
30 有機発光装置(OLED) 31 基板
33 第1導電層 35 第1キャリアブロック層
37 第2キャリア輸送層 39 第2導電層
41 第1主体材料層 43 第2主体材料層
45 第1キャリアブロック層 47 第2キャリアブロック層
53 第1キャリア注入層 57 第2キャリア注入層

Claims (32)

  1. 有機発光装置において、少なくとも、
    第1型導電性を具えた第1導電層と、
    該第1導電層の上に設けられると共に第1ゲスト発光体物質が混合されて印加バイアス作用下で第1色光を発射できる第1主体材料層と、
    該第1主体材料層の上に形成されると共に第2ゲスト発光体物質と第3ゲスト発光体物質が混合されて、該印加バイアス作用下で第2色光と第3色光を発射する第2主体材料層と、
    第2型導電性を具え第2主体材料層の上に形成された第2導電層と、
    を具えたことを特徴とする、有機発光装置。
  2. 有機発光装置において、少なくとも、
    第1型導電性を具えた第1導電層と、
    該第1導電層の上に設けられた第2キャリアブロック層と、
    第2キャリアブロック層の上に形成されると共に第1ゲスト発光体物質が混合されて印加バイアス作用下で第1色光を発射する第1主体材料層と、
    第1主体材料層の上に形成されると共に第2ゲスト発光体物質と第3ゲスト発光体物質が混合されて、該印加バイアス作用下で第2色光と第3色光を発射する第2主体材料層と、
    第2型導電性を具え第2主体材料層の上に形成された第2導電層と、
    を具えたことを特徴とする、有機発光装置。
  3. 有機発光装置において、少なくとも、
    第1型導電性を具えた第1導電層と、
    該第1導電層の上に設けられると共に第1ゲスト発光体物質が混合されて印加バイアス作用下で第1色光を発射する第1主体材料層と、
    該第1主体材料層の上に形成されると共に第2ゲスト発光体物質と第3ゲスト発光体物質が混合されて、該印加バイアス作用下で第2色光と第3色光を発射する第2主体材料層と、
    該第2主体材料層の上に設けられた第1キャリアブロック層と、
    第2型導電性を具え第1キャリアブロック層の上に形成された第2型導電性を具えた第2導電層と、
    を具えたことを特徴とする、有機発光装置。
  4. 請求項3に記載の有機発光装置において、第1主体材料層がDPVBi層とされ、第2主体材料層がCBP層とされたことを特徴とする、有機発光装置。
  5. 請求項3に記載の有機発光装置において、第1主体材料層がDPVBi層とされ、第1ゲスト発光体物質がDSAとされたことを特徴とする、有機発光装置。
  6. 請求項3に記載の有機発光装置において、第2主体材料層がCBP層とされ、第2ゲスト発光体物質がIr(PPy) 3、第3ゲスト発光体物質がDCM2 とされたことを特徴とする、有機発光装置。
  7. 請求項3に記載の有機発光装置において、第1ゲスト発光体物質が蛍光物質、りん光物質及びその組合せのいずれかとされたことを特徴とする、有機発光装置。
  8. 請求項3に記載の有機発光装置において、第2ゲスト発光体物質が蛍光物質、りん光物質及びその組合せのいずれかとされたことを特徴とする、有機発光装置。
  9. 請求項3に記載の有機発光装置において、第3ゲスト発光体物質が蛍光物質、りん光物質及びその組合せのいずれかとされたことを特徴とする、有機発光装置。
  10. 有機発光装置において、少なくとも、
    第1型導電性を具えた第1導電層と、
    該第1導電層の上に設けられた第2キャリアブロック層と、
    第2キャリアブロック層の上に形成されると共に第1ゲスト発光体物質が混合されて印加バイアス作用下で第1色光を発射する第1主体材料層と、
    第1主体材料層の上に形成されると共に第2ゲスト発光体物質と第3ゲスト発光体物質が混合されて、該印加バイアス作用下で第2色光と第3色光を発射する第2主体材料層と、
    第2主体材料層の上に形成された第1キャリアブロック層と、
    第2型導電性を具えると共に第1キャリアブロック層の上に形成された第2導電層と、
    を具えたことを特徴とする、有機発光装置。
  11. 有機発光装置において、少なくとも、
    第1型導電性を具えた第1導電層と、
    該第1導電層の上に設けられると共に第2ゲスト発光体物質と第3ゲスト発光体物質が混合されて、印加バイアス作用下で第2色光と第3色光を発射する第2主体材料層と、
    第2主体材料層の上に形成されると共に第1ゲスト発光体物質が混合されて印加バイアス作用下で第1色光を発射する第1主体材料層と、
    第2型導電性を具えると共に第1主体材料層の上に形成された第2導電層と、
    を具えたことを特徴とする、有機発光装置。
  12. 有機発光装置において、少なくとも、
    第1型導電性を具えた第1導電層と、
    該第1導電層の上に形成された第1キャリア輸送層と、
    該第1キャリア輸送層の上に形成された第2キャリアブロック層と、
    該第2キャリアブロック層の上に形成されると共に第2ゲスト発光体物質と第3ゲスト発光体物質が混合されて、印加バイアス作用下で第2色光と第3色光を発射する第2主体材料層と、
    第2主体材料層の上に形成されると共に第1ゲスト発光体物質が混合されて印加バイアス作用下で第1色光を発射する第1主体材料層と、
    該第1主体材料層の上に形成された第1キャリアブロック層と、
    第2型導電性を具えると共に該第1キャリアブロック層の上に形成された第2導電層と、
    を具えたことを特徴とする、有機発光装置。
  13. 有機発光装置において、少なくとも、
    アノードと、
    該アノードの上に形成された正孔輸送層と、
    該正孔輸送層の上に形成された電子ブロック層と、
    該電子ブロック層の上に形成されると共に第1ゲスト発光体物質が混合されて印加バイアス作用下で第1色光を発射する第1主体材料層と、
    該第1主体材料層の上に形成されると共に第2ゲスト発光体物質と第3ゲスト発光体物質が混合されて、印加バイアス作用下で第2色光と第3色光を発射する第2主体材料層と、
    第2主体材料層の上に形成された正孔ブロック層と、
    該正孔ブロック層の上に形成された電子輸送層と、
    該電子輸送層の上に形成されたカソードと、
    を具えたことを特徴とする、有機発光装置。
  14. 請求項13に記載の有機発光装置において、アノードの下に更に透光基板が設けられたことを特徴とする、有機発光装置。
  15. 請求項13に記載の有機発光装置において、第1色光が青光とされ、第2色光が緑光とされ、第3色光が赤光とされたことを特徴とする、有機発光装置。
  16. 請求項13に記載の有機発光装置において、第1ゲスト発光体物質、第2ゲスト発光体物質及び第3ゲスト発光体物質が蛍光物質、りん光物質及びその組合せのいずれかとされたことを特徴とする、有機発光装置。
  17. 請求項13に記載の有機発光装置において、正孔ブロック層がBCP層とされたことを特徴とする、有機発光装置。
  18. 請求項13に記載の有機発光装置において、電子ブロック層がLiF層とされたことを特徴とする、有機発光装置。
  19. 有機発光装置において、少なくとも、
    透光基板と、
    該透光基板の上に形成されたアノードと、
    該アノードの上に形成された正孔注入層と、
    該正孔注入層の上に形成された正孔輸送層と、
    該正孔輸送層の上に形成されると共にDSA物質が混合されて印加バイアス作用下で青色光を発射するDPVBi層と、
    該DPVBi層の上に形成されると共にIr(PPy)3 物質及びDCM2 物質が混合されて、印加バイアス作用下で緑色光と赤色光を発射するCBP層と、
    該CBP層の上に形成された電子輸送層と、
    該電子輸送層の上に形成された電子注入層と、
    該電子注入層の上に形成されたカソードと、
    を具えたことを特徴とする、有機発光装置。
  20. 請求項19に記載の有機発光装置において、正孔注入層がCuPc層とされたことを特徴とする、有機発光装置。
  21. 請求項19に記載の有機発光装置において、電子注入層がAlq層とされたことを特徴とする、有機発光装置。
  22. 有機発光装置の製造方法において、少なくとも、
    第1導電層の上に第1主体材料層を形成し、該第1主体材料層内に第1ゲスト発光体物質を混合する工程と、
    該第1主体材料層の上に第2主体材料層を形成し、該第2主体材料層に第2ゲスト発光体物質と第3ゲスト発光体物質を混合する工程と、
    第2導電層を第2主体材料層の上に形成する工程と、
    を具え、第1導電層と第2導電層の間が印加バイアス作用を受ける時に、該第1ゲスト発光体物質に第1色光を発射させ、第2ゲスト発光体物質に第2色光を発射させ、第3ゲスト発光体物質に第3色光を発射させることを特徴とする、有機発光装置の製造方法。
  23. 請求項22に記載の有機発光装置の製造方法において、電子ブロック層を第1導電層の上に形成し、さらに電子ブロック層の上に第1主体材料層と第2主体材料層を順に形成する工程を更に含むことを特徴とする、有機発光装置の製造方法。
  24. 請求項22に記載の有機発光装置の製造方法において、正孔ブロック層を第2主体材料層の上に形成し、さらに該電子ブロック層の上に前記第2導電層を形成する工程を更に含むことを特徴とする、有機発光装置の製造方法。
  25. 請求項22に記載の有機発光装置の製造方法において、正孔輸送層を第1導電層の上に形成し、該正孔輸送層の上に順に第1主体材料層、第2主体材料層及び第2導電層を形成する工程を更に含むことを特徴とする、有機発光装置の製造方法。
  26. 請求項22に記載の有機発光装置の製造方法において、電子輸送層を第2主体材料層の上に形成し、該電子輸送層の上に第2導電層を形成する工程を更に含むことを特徴とする、有機発光装置の製造方法。
  27. 請求項22に記載の有機発光装置の製造方法において、第1ゲスト発光体物質、第2ゲスト発光体物質及び第3ゲスト発光体物質が蛍光物質、りん光物質、及びその組合せのいずれかとされることを特徴とする、有機発光装置の製造方法。
  28. 請求項22に記載の有機発光装置の製造方法において、第1主体材料層がDPVBi層とされ、第1ゲスト発光体物質がDSAとされ、第2主体材料層がCBP層とされ、第2ゲスト発光体物質がIr(PPy)3 とされ、第3ゲスト発光体物質がDCM2 とされたことを特徴とする、有機発光装置の製造方法。
  29. 有機発光装置の製造方法において、少なくとも、
    第2主体材料層をアノードの上に形成し、該第2主体材料層に第2ゲスト発光体物質と第3ゲスト発光体物質を混合する工程と、
    第1主体材料層を第2主体材料層の上に形成し、該第1主体材料層に第1ゲスト発光体物質を混合する工程と、
    カソードを該第1主体材料層の上に形成する工程と、
    を具え、該アノードとカソードの間が印加バイアス作用を受ける時、第1ゲスト発光体物質に第1色光を発射させ、第2ゲスト発光体物質に第2色光を発射させ、第3ゲスト発光体物質に第3色光を発射させることを特徴とする、有機発光装置の製造方法。
  30. 有機発光装置において、少なくとも、
    第1型導電性を具えた第1導電層と、
    該第1導電層の上に設けられると共に赤光を発射できる第1りん光物質が混合された第1主体材料層と、
    該第1主体材料層の上に形成されると共に青光を発射できる第2蛍光物質と緑光を発射できる第3蛍光物質が混合された第2主体材料層と、
    第2型導電性を具え第2主体材料層の上に形成された第2導電層と、
    を具えたことを特徴とする、有機発光装置。
  31. 有機発光装置において、少なくとも、
    第1型導電性を具えた第1導電層と、
    該第1導電層の上に設けられると共に緑光を発射できる第1りん光物質が混合された第1主体材料層と、
    該第1主体材料層の上に形成されると共に青光を発射できる第2蛍光物質と赤光を発射できる第3りん光物質が混合された第2主体材料層と、
    第2型導電性を具え第2主体材料層の上に形成された第2導電層と、
    を具えたことを特徴とする、有機発光装置。
  32. 有機発光装置において、少なくとも、
    第1型導電性を具えた第1導電層と、
    該第1導電層の上に設けられると共に青光を発射できる第1蛍光物質が混合された第1主体材料層と、
    該第1主体材料層の上に形成されると共に緑光を発射できる第2りん光物質と赤光を発射できる第3りん光物質が混合された第2主体材料層と、
    第2型導電性を具え第2主体材料層の上に形成された第2導電層と、
    を具えたことを特徴とする、有機発光装置。
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