JP2004227620A - 光情報記録装置、光情報記録再生装置、光情報記録媒体、光情報記録方法、プログラム - Google Patents

光情報記録装置、光情報記録再生装置、光情報記録媒体、光情報記録方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】光情報記録媒体への情報の記録・再生の中断時等におけるピックアップの位置を、記録容量の損失を軽減できるように決定する。
【解決手段】光情報記録媒体1への情報の記録・再生を中断している間は、光情報記録媒体1に、ピックアップが自身の位置を制御するための位置制御光を照射している。位置制御光の照射領域40が書込可能領域56に含まれていると、情報の記録・再生に使用する使用光に対する書込可能領域56の感度が損なわれる。そこで、情報がこれ以上は記録できない飽和領域52a、bおよび感度損失を容認する感度損失容認領域54の内で照射領域40に最も近い領域に、位置制御光が照射されるようなピックアップの位置を決定して、ピックアップを移動させる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光情報記録媒体に情報を記録し、あるいは光情報記録媒体から情報を再生するために光情報記録媒体に光を照射するピックアップの位置制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
ホログラフィを利用して記録媒体に情報を記録するホログラフィック記録は、一般的に、イメージ情報を持った情報光と参照光とを記録媒体の内部で重ね合わせ、そのときにできる干渉縞を記録媒体に書き込むことによって行われる。記録された情報の再生時には、その記録媒体に参照光を照射することにより、干渉縞による回折によりイメージ情報が再生される。
【0003】
ここで、情報光および参照光はピックアップから記録媒体に照射される。情報光および参照光を記録媒体の所定の位置に正確に照射しなければ、情報の記録および再生が正確に行えない。そこで、ピックアップからサーボ制御用のサーボ光を記録媒体に照射し、その反射光を利用して、ピックアップの位置をサーボ制御する。このサーボ制御の後に、情報の記録および再生が行われる。
【0004】
ピックアップの位置のサーボ制御については、特許文献1に記載がある。図8は、特許文献1の図1におけるサーボ制御にかかわる部分のみを抜き出した図である。
【0005】
図8を参照して、光源装置125の出射光は、再生用の低出力に設定され、コリメータレンズ124、半反射面123aを通過する。そして、反射面115bで反射され、対物レンズ112を通過して、光情報記録媒体1に照射される。光情報記録媒体1に照射された光は、反射膜105により反射され、対物レンズ112を通過し、反射面115bで反射され、半反射面123aで反射され、凸レンズ127およびシリンドリカルレンズ128を順に通過した後、4分割フォトディテクタ129によって検出される。そして、この4分割フォトディテクタ129の出力に基づいて、ピックアップ111の位置のサーボ制御が行われる。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−311938号公報(図1、段落番号0032〜0034)
【発明が解決しようとする課題】
ここで、ピックアップの位置をサーボ制御してから、光情報記録媒体への情報の記録あるいは情報の再生を行った後、情報の記録・再生を中断し、再開することがある。この場合、情報の記録・再生を中断した時から、ピックアップの位置を動かさないようにすることが好ましいように思える。情報の記録・再生を再開する際のピックアップの位置は、情報の記録・再生を中断した時のピックアップの位置である必要があるからである。
【0007】
しかしながら、このような、情報の記録・再生を中断時におけるピックアップの位置の決定法は、以下のような問題がある。
【0008】
すなわち、情報の記録・再生を再開する前には、ピックアップの位置のサーボ制御を行う必要がある。このため、情報の記録・再生を中断している間は、ピックアップからサーボ制御用のサーボ光を光情報記録媒体に照射し続ける必要がある。このようにしなければ、情報の記録・再生を迅速に再開できない。
【0009】
しかし、光情報記録媒体にサーボ光を照射し続ければ、照射を受けている部分の情報光および参照光に対する感度が段々と損なわれていき、やがて何も情報を書きこめなくなってしまう。よって、光情報記録媒体の記録容量が無駄に損なわれてしまう。
【0010】
そこで、本発明は、光情報記録媒体への情報の記録・再生の中断時等におけるピックアップの位置を、光情報記録媒体の記録容量の損失を軽減できるように決定することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、光情報記録媒体への情報の記録を行うための使用光および自身の位置を制御するために使用する位置制御光を光情報記録媒体に照射する光照射手段と、光情報記録媒体への記録を行っている活動状態であるか否かを判定する状態判定手段と、活動状態では無いと判定された場合に、使用光に対する感度の損失を考慮しなくてよい光情報記録媒体における感度損失無視領域に位置制御光が照射されるように、光照射手段の位置を決定する光照射位置決定手段とを備えるように構成される。
【0012】
上記のように構成された発明によれば、活動状態では無い時(例えば、光照射手段の位置制御中)には、位置制御光が感度損失無視領域に照射される。よって、位置制御光の照射による、光情報記録媒体の使用光に対する感度の損失を考慮しなくてすむ。
【0013】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、感度損失無視領域は、情報が記録されており、これ以上は情報が記録できない飽和領域であるように構成される。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明であって、飽和領域は、所定回数だけ情報が記録された領域であるように構成される。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、感度損失無視領域は、使用光に対する感度の損失を容認する感度損失容認領域であるように構成される。
【0016】
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、光照射位置決定手段は、活動状態では無い時間が所定時間に到達した場合に、光照射手段の位置を決定するように構成される。
【0017】
上記のように構成された発明によれば、活動状態では無い時間が所定時間に到達しないような短い時間の場合、光照射手段の位置が特に変更されないので、活動状態にする場合に便利である。
【0018】
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、感度損失無視領域は、情報が記録されておりこれ以上は情報が記録できない飽和領域および使用光に対する感度の損失を容認する感度損失容認領域であり、光照射位置決定手段は、位置制御光が照射されている領域から最も近い飽和領域あるいは感度損失容認領域に位置制御光が照射されるように、光照射手段の位置を決定するように構成される。
【0019】
上記のように構成された発明によれば、感度損失無視領域の内で、位置制御光が照射されている領域から最も近いものに位置制御光が照射されるように光照射手段の位置が決定されるので、光照射手段の移動にかかる時間を短くできる。
【0020】
請求項7に記載の発明は、光情報記録媒体への情報の記録あるいは再生を行うための使用光および自身の位置を制御するために使用する位置制御光を光情報記録媒体に照射する光照射手段と、光情報記録媒体への記録あるいは再生を行っている活動状態であるか否かを判定する状態判定手段と、活動状態では無いと判定された場合に、使用光に対する感度の損失を考慮しなくてよい光情報記録媒体における感度損失無視領域に位置制御光が照射されるように、光照射手段の位置を決定する光照射位置決定手段とを備えるように構成される。
【0021】
請求項8に記載の発明は、情報の記録を行うために照射される使用光に対する感度の損失を容認する感度損失容認領域を備えた光情報記録媒体である。
【0022】
請求項9に記載の発明は、光情報記録媒体への情報の記録を行うための使用光および自身の位置を制御するために使用する位置制御光を光情報記録媒体に照射する光照射手段を有する光情報記録装置における光情報記録処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、光情報記録媒体への記録を行っている活動状態であるか否かを判定する状態判定処理と、活動状態では無いと判定された場合に、使用光に対する感度の損失を考慮しなくてよい光情報記録媒体における感度損失無視領域に位置制御光が照射されるように、光照射手段の位置を決定する光照射位置決定処理とをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0023】
請求項10に記載の発明は、光情報記録媒体への情報の記録を行うための使用光および自身の位置を制御するために使用する位置制御光を光情報記録媒体に照射する光照射手段を有する光情報記録装置における光情報記録処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体であって、光情報記録媒体への記録を行っている活動状態であるか否かを判定する状態判定処理と、活動状態では無いと判定された場合に、使用光に対する感度の損失を考慮しなくてよい光情報記録媒体における感度損失無視領域に位置制御光が照射されるように、光照射手段の位置を決定する光照射位置決定処理とをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体である。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0025】
図1は、本発明の実施形態に係る光情報記録再生装置におけるピックアップ装置(以下、単にピックアップと言う。)と光情報記録媒体の構成を示す説明図、図2は本発明の実施形態に係る光情報記録再生装置の全体構成を示すブロック図である。なお、光情報記録再生装置は、光情報記録装置と光情報再生装置とを含んでいる。また、本発明の実施形態では光情報記録媒体として円盤状の光ディスクを用いているが、カード状の記録媒体を用いることができる。
【0026】
光情報記録媒体の構成
始めに、図1を参照して、本発明の実施形態における光情報記録媒体の構成について説明する。この光情報記録媒体1は、ポリカーボネート等によって形成された円板状の透明基板2の一面に、ボリュームホログラフィを利用して情報が記録される情報記録層としてのホログラム記録層3と、反射膜5と、基板(保護層)8とを、この順番で積層して構成されている。
【0027】
ホログラム記録層3は、光が照射されたときに光の強度に応じて屈折率、誘電率、反射率等の光学的特性が変化するホログラム材料によって形成されている。ホログラム材料としては、例えば、デュポン(Dupont)社製フォトポリマ(photopolymers)HRF−600(製品名)等が使用される。
【0028】
反射膜5は、光(再生用参照光など)を反射する膜である。反射膜5は、例えばアルミニウムによって形成されている。
【0029】
基板(保護層)8は、例えば、インジェクションで作成されたアドレス付基板である。その基板(保護層)8には、半径方向に線状に延びる複数の位置決め領域としてのアドレス・サーボエリア6が所定の角度間隔で設けられ、隣り合うアドレス・サーボエリア6間の扇形の区間がデータエリア7になっている。アドレス・サーボエリア6には、サンプルドサーボ方式によってフォーカスサーボおよびトラッキングサーボを行うための情報とアドレス情報とが、予めエンボスピット等によって記録されている(プリフォーマット)。なお、フォーカスサーボは、反射膜5の反射面を用いて行うことができる。トラッキングサーボを行うための情報としては、例えばウォブルピットを用いることができる。
【0030】
光情報記録再生装置の構成
次に、図2を参照して、本発明の実施形態に係る光情報記録再生装置の構成について説明する。この光情報記録再生装置10は、光情報記録媒体1が取り付けられるスピンドル81と、このスピンドル81を回転させるスピンドルモータ82と、光情報記録媒体1の回転数を所定の値に保つようにスピンドルモータ82を制御するスピンドルサーボ回路83とを備えている。光情報記録再生装置10は、更に、光情報記録媒体1に対して情報光と記録用参照光とを照射して情報を記録すると共に、光情報記録媒体1に対して再生用参照光を照射し、再生光を検出して、光情報記録媒体1に記録されている情報を再生するためのピックアップ11と、このピックアップ11を光情報記録媒体1の半径方向に移動可能とする駆動装置84とを備えている。
【0031】
光情報記録再生装置10は、更に、ピックアップ11の出力信号よりフォーカスエラー信号FE,トラッキングエラー信号TEおよび再生信号RFを検出するための検出回路85と、この検出回路85によって検出されるフォーカスエラー信号FEに基づいて、ピックアップ11内のアクチュエータを駆動して対物レンズを光情報記録媒体1の厚み方向に移動させてフォーカスサーボを行うフォーカスサーボ回路86と、検出回路85によって検出されるトラッキングエラー信号TEに基づいてピックアップ11内のアクチュエータを駆動して対物レンズを光情報記録媒体1の半径方向に移動させてトラッキングサーボを行うトラッキングサーボ回路87と、トラッキングエラー信号TEおよび後述するコントローラからの指令に基づいて駆動装置84を制御してピックアップ11を光情報記録媒体1の半径方向に移動させるスライドサーボを行うスライドサーボ回路88とを備えている。
【0032】
光情報記録再生装置10は、更に、ピックアップ11内の後述するCMOS又はCCDアレイの出力データをデコードして、光情報記録媒体1のデータエリア7に記録されたデータを再生したり、検出回路85からの再生信号RFより基本クロックを再生したりアドレスを判別したりする信号処理回路89と、光情報記録再生装置10の全体を制御するコントローラ90と、このコントローラ90に対して種々の指示を与える操作部91とを備えている。コントローラ90は、信号処理回路89より出力される基本クロックやアドレス情報を入力すると共に、ピックアップ11、スピンドルサーボ回路83およびスライドサーボ回路88等を制御するようになっている。スピンドルサーボ回路83は、信号処理回路89より出力される基本クロックを入力するようになっている。コントローラ90は、CPU(中央処理装置)、ROM(リード・オンリ・メモリ)およびRAM(ランダム・アクセス・メモリ)を有し、CPUが、RAMを作業領域として、ROMに格納されたプログラムを実行することによって、コントローラ90の機能を実現するようになっている。
【0033】
次に、図1を参照して、本実施の形態におけるピックアップ(光照射手段)11の構成について説明する。ピックアップ11は、使用光および位置制御光を光情報記録媒体1に照射するためのものである。
【0034】
なお、使用光とは、光情報記録媒体1への情報の記録あるいは再生を行うために光情報記録媒体1に入射する光である。使用光には、記録したい情報を担持した情報光、情報光と干渉させホログラフィを形成するための記録用参照光およびホログラフィから情報を再生するための再生用参照光がある。ただし、使用光として情報光および記録用参照光が必要となるのは、情報を光情報記録媒体1に記録する時である。情報を光情報記録媒体1から再生する場合は、再生用参照光を入射すれば、光情報記録媒体1からの戻り光が再生対象の情報を担持したものとなる。これらの使用光は、図示省略した光学系により生成され、ダイクロイックミラー30を下方から上方に透過する。使用光には、一般的には、R(赤)のレーザを使用する。
【0035】
また、位置制御光とは、ピックアップ(光照射手段)11の位置を制御するために使用する光である。位置制御光は、サーボ用光源装置32により生成される。位置制御光には、一般的には、G(緑)のレーザを使用する。
【0036】
ただし、使用光および位置制御光として、B(青)のレーザを使用することも考えられる。
【0037】
ピックアップ11は、スピンドル81に光情報記録媒体1が固定されたときに、光情報記録媒体1の透明基板2側に対向する対物レンズ12と、この対物レンズ12を光情報記録媒体1の厚み方向および半径方向に移動可能なアクチュエータ13と、四分の一波長板14、ダイクロイックミラー30、偏光ビームスプリッタ(ハーフミラーでも良い)31、サーボ用光源装置32、凸レンズ33、シリンドリカルレンズ34、4分割フォトディテクタ35を備えている。
【0038】
四分の一波長板14は、P偏光やS偏光のように直線偏光の光が入射し、その直線偏光の方位が四分の一波長板14における結晶の光学軸に対してなす角度が45度のとき、通過光を直線偏光から円偏光の光にするものである。ダイクロイックミラー30を通過する使用光およびダイクロイックミラー30にて反射される位置制御光はP偏光であるので、四分の一波長板14を通過すると円偏光となり、光情報記録媒体1に入射される。光情報記録媒体1から入射されされた光は反射され、四分の一波長板14を通過すると円偏光からS偏光の光となる。
【0039】
位置制御光は、偏光ビームスプリッタ31を透過し、ダイクロイックミラー30により反射され、光情報記録媒体1に入射される。光情報記録媒体1からの戻り光が、対物レンズ12、四分の一波長板14、ダイクロイックミラー30、偏光ビームスプリッタ(ハーフミラーでも良い)31、凸レンズ33、シリンドリカルレンズ34を経由して4分割フォトディテクタ35に入射する用に構成されている。
【0040】
4分割フォトディテクタ35は、図3に示したように、光情報記録媒体1におけるトラック方向に対応する方向と平行な分割線36aとこれと直交する方向の分割線36bとによって分割された4つの受光部35a〜35dを有している。シリンドリカルレンズ34は、その円筒面の中心軸が4分割フォトディテクタ35の分割線36a,36bに対して45°をなすように配置されている。
【0041】
ここで、図3は、4分割フォトディテクタ35の出力に基づいて、フォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEおよび再生信号RFを検出するための検出回路85の構成を示すブロック図である。この検出回路85は、4分割フォトディテクタ35の対角の受光部35a,35dの各出力を加算する加算器37と、4分割フォトディテクタ35の対角の受光部35b,35cの各出力を加算する加算器38と、加算器37の出力と加算器38の出力との差を演算して、非点収差法によるフォーカスエラー信号FEを生成する減算器39と、4分割フォトディテクタ35のトラック方向に沿って隣り合う受光部35a,35bの各出力を加算する加算器40と、4分割フォトディテクタ35のトラック方向に沿って隣り合う受光部35c,35dの各出力を加算する加算器41と、加算器40の出力と加算器41の出力との差を演算して、プッシュプル法によるトラッキングエラー信号TEを生成する減算器42と、加算器40の出力と加算器41の出力とを加算して再生信号RFを生成する加算器43とを備えている。なお、本実施の形態では、再生信号RFは、光情報記録媒体1におけるアドレス・サーボエリア6に記録された情報を再生した信号である。
【0042】
なお、ピックアップ11内のサーボ用光源装置32は、図3におけるコントローラ90によって制御されるようになっている。
【0043】
また、ピックアップ11の位置制御が行われてから、光情報記録媒体1への情報を記録あるいは光情報記録媒体1からの情報の再生が行われることになる。ここで、情報の記録および再生が中断された場合は、ピックアップ11から位置制御光が光情報記録媒体1に照射され続ける。これにより、情報の記録および再生が中断されている間にも、ピックアップ11の位置制御が行われる。そこで、情報の記録および再生を再開する時に、迅速に再開できる。
【0044】
情報の記録および再生の中断時に、ピックアップ11から位置制御光が光情報記録媒体1に照射され続けると、照射される領域によっては、光情報記録媒体1の使用光に対する感度を損なう。そこで、ピックアップ11の位置を制御して、位置制御光により照射される領域を使用光に対する感度の損失を考慮しなくてもよい領域とするとよい。このようなピックアップ11の位置制御は、信号処理回路89およびコントローラ90により行われる。
【0045】
図4は光情報記録媒体1を光を照射する側から見た底面図、図5はピックアップ11の位置を制御する際の、信号処理回路89およびコントローラ90により果たされる機能を示した機能ブロック図である。
【0046】
図4を参照して、光情報記録媒体1のホログラム記録層3においては、飽和領域52a、b、感度損失容認領域54、書込可能領域56、欠陥領域58がある。
【0047】
飽和領域52a、bには、情報が記録されており、これ以上は情報が記録できない。飽和領域52a、bであるか否かは、情報が所定回数(例えば、5回)だけ書き込まれたか否かにより判定できる。情報が所定回数未満だけ書きこまれているのならば、飽和領域52a、bではない。情報が所定回数だけ書きこまれているのならば、飽和領域52a、bである。この所定回数が、後述する、「可能なホログラム記録多重度」である。
【0048】
感度損失容認領域54は、使用光に対する感度の損失を容認する領域である。書込可能領域56は、情報の書き込みが可能な領域である。図4においては、書込可能領域56は、飽和領域52aと52bとの間、飽和領域52bと感度損失容認領域54との間、感度損失容認領域54よりも内側の領域である。欠陥領域58は、欠陥があって情報を書き込むことのできない領域である。欠陥の有無は、光情報記録媒体1への情報の記録および再生時に判定される。飽和領域52a、bおよび感度損失容認領域54は、使用光に対する感度の損失を考慮しなくてよい感度損失無視領域である。飽和領域52a、bはすでに使用光に対する感度が無く、感度損失容認領域54は使用光に対する感度の損失を容認する領域だからである。
【0049】
なお、図4に示す例では、位置制御光により照射される照射領域40と、飽和領域52a、b、感度損失容認領域54との距離は、それぞれ、d1、d2、d3であり、d1<d2<d3である。
【0050】
また、光情報記録媒体1は、TOC(Table of Contents)情報を記録する。
【0051】
TOC情報は、TOC開始アドレス、マニュファクチュアリングデータ、光情報記録再生装置10における最適記録・再生パラメータ、欠陥アドレス、記録済アドレスを有する。
【0052】
TOC開始アドレスおよびマニュファクチュアリングデータは、光情報記録媒体1の製造時に予め記録しておくデータである。その他は、光情報記録媒体1について情報の記録・再生を行う度に更新するデータである。
【0053】
TOC開始アドレスは、光情報記録媒体1においてTOC情報を記録した領域が開始するアドレスである。
【0054】
マニュファクチュアリングデータは、光情報記録媒体1の製造者(メーカ)、フォーマットバージョン、製造番号、可能なホログラム記録多重度、最適記録・再生パラメータを有する。フォーマットバージョンは、光情報記録媒体1の構造および物理アドレス等を識別するための情報である。なお、フォーマットバージョンは、感度損失容認領域54のアドレスも含む。可能なホログラム記録多重度は、光情報記録媒体1の同一個所における書き込み可能な回数である。書込可能領域56であって、全く情報の書き込みがなされていない領域に、可能なホログラム記録多重度だけ書き込みを行えば、飽和領域52a、bとなる。最適記録・再生パラメータは、光情報記録媒体1の記録および再生に最適なレーザパワーなどのパラメータである。
【0055】
光情報記録再生装置10における最適記録・再生パラメータは、マニュファクチュアリングデータにおける最適記録・再生パラメータに基づき、光情報記録再生装置10において実測の結果求められた最適のパラメータである。
【0056】
欠陥アドレスは、欠陥領域58のアドレスである。
【0057】
記録済アドレスは、飽和領域52a、bのアドレスである。「可能なホログラム記録多重度」(マニュファクチュアリングデータ中のデータ)だけ書き込みがなされた領域を飽和領域52a、bとして、そのアドレスを記録する。
【0058】
図5を参照して、信号処理回路89およびコントローラ90は、照射領域検出部110、TOC情報記録部120、待機状態判定部131、記録可否判定部132、第一回避距離算出部134、第二回避距離算出部136、ピックアップ位置決定部138を備える。
【0059】
照射領域検出部110は、光情報記録媒体1が位置制御光により照射される照射領域40のアドレスを検出する。照射領域検出部110は、信号処理回路89により実装される。
【0060】
TOC情報記録部120、待機状態判定部131、記録可否判定部132、第一回避距離算出部134、第二回避距離算出部136、ピックアップ位置決定部138は、コントローラ90により実装される。
【0061】
TOC情報記録部120は、光情報記録媒体1のTOC(Table of Contents)情報から、欠陥アドレス、記録済アドレス、感度損失容認領域54のアドレスを抽出して記録した部分である。
【0062】
待機状態判定部131は、光情報記録再生装置10が、光情報記録媒体1への情報の記録・再生を所定の時間t秒だけ待機しているか否かを判定する。より詳細には、待機状態判定部131は、光情報記録媒体1への情報の記録あるいは再生が行われている(この状態を「活動状態」という)か否かを判定する。さらに、情報の記録・再生が行われていないならば(活動状態では無い)、所定の時間t秒だけ待機しているか否かを判定する。
【0063】
記録可否判定部132は、待機状態判定部131により、光情報記録再生装置10が、光情報記録媒体1への情報の記録・再生を所定の時間t秒だけ待機していると判定されたときに作動する。記録可否判定部132は、照射領域検出部110から照射領域40のアドレスを、TOC情報記録部120から、欠陥アドレスおよび記録済アドレスを受け、照射領域40が書込可能領域56に含まれるか否か(記録の可否)を判定する。これは、照射領域40のアドレスが、欠陥アドレスおよび記録済アドレスでなければ、照射領域40が書込可能領域56に含まれると判断するものである。
【0064】
第一回避距離算出部134および第二回避距離算出部136は、記録可否判定部132により、照射領域40が書込可能領域56に含まれると判定されたときに作動する。
【0065】
第一回避距離算出部134は、照射領域検出部110から照射領域40のアドレスを、TOC情報記録部120から感度損失容認領域54のアドレスを受け、照射領域40と感度損失容認領域54との距離を算出する。図4の例でいえば、d3ということになる。なお、感度損失容認領域54が複数あれば、照射領域40から最も近い感度損失容認領域54との距離を算出する。第一回避距離算出部134の算出結果を、第一回避距離という。
【0066】
第二回避距離算出部136は、照射領域検出部110から照射領域40のアドレスを、TOC情報記録部120から記録済アドレスを受け、照射領域40と飽和領域52との距離を算出する。なお、飽和領域52が複数あれば、照射領域40から最も近い飽和領域52との距離を算出する。図4の例でいえば、照射領域40と飽和領域52aとの距離d1、照射領域40と飽和領域52bとの距離d2であり、d1<d2なので、第二回避距離算出部136の算出結果は、d1ということになる。第二回避距離算出部136の算出結果を、第二回避距離という。
【0067】
ピックアップ位置決定部138は、第一回避距離と第二回避距離とを比較し、小さい方に対応する、飽和領域52あるいは感度損失容認領域54に位置制御光が照射されるようなピックアップ11の位置を決定する。図4の例でいえば、第一回避距離=d3、第二回避距離=d1であり、d1<d3である。よって、第二回避距離=d1に対応する飽和領域52aに位置制御光が照射されるようにピックアップ11の位置を決定する。例えば、飽和領域52aの真下にピックアップ11を位置させるようにする。決定された位置は、スライドサーボ回路88に伝えられ、スライドサーボ回路88がピックアップ11を決定された位置に移動させる。
【0068】
次に、本発明の実施形態に係る光情報記録再生装置10の動作について図6のフローチャートを参照しながら説明する。なお、光情報記録媒体1は規定の回転数を保つように制御されてスピンドルモータ82によって回転される。
【0069】
まず、光情報記録再生装置10は、光情報記録媒体1に記録されているTOC情報を利用してTOC処理を行う(S101)。すなわち、光情報記録媒体1のTOC開始アドレスから、情報の再生を行い、TOC情報を取得する。フォーマットバージョンにより光情報記録媒体1のフォーマットに適した記録・再生方法を選択する。最適記録・再生パラメータにより最適なレーザパワー等のパラメータが予測され、光情報記録再生装置10の実測により、光情報記録再生装置10における最適記録・再生パラメータが決定される。これは、光情報記録媒体1にTOC情報として記録される。なお、TOC情報の内、欠陥アドレス、記録済アドレス、感度損失容認領域54のアドレスはTOC情報記録部120に記録される。
【0070】
次に、ピックアップ11は位置制御光を光情報記録媒体1に照射する。これにより、ピックアップ11のサーボ位置制御が行われる。そのままの状態で、光情報記録媒体1の情報の記録・再生のためのアクセスがあるまで待機する(S102)。光情報記録媒体1の情報の記録・再生のためのアクセスの要求があれば(S103、Yes)、ピックアップ11からは使用光が光情報記録媒体1に照射され、光情報記録媒体1の情報の記録・再生のためのアクセスが行われる(S104)。アクセスの要求がある(S103、Yes)前の待機状態(S102)において、ピックアップ11のサーボ位置制御が行われているので、アクセスの要求があるとすぐに、ピックアップ11からの使用光の照射が行える。
【0071】
アクセス動作(S104)を終えると、TOC処理(S101)に戻る。この場合、記録・再生動作が行われた後なので、欠陥アドレス、記録済アドレス、光情報記録再生装置10における最適記録・再生パラメータを更新する。
【0072】
アクセス要求が無ければ(S103、No)、待機状態判定部131は所定の時間t秒だけ待機しているか否かを判定する(S105)。これは、活動状態では無い時間がt秒に到達するか否かを判定していることになる。待機開始後の経過時間がt秒未満ならば(S105、No)、待機し続ける(S102)。待機開始後の経過時間がt秒に到達したら(S105、Yes)、ピックアップ11の位置を決定する(S106)。
【0073】
ピックアップ11の位置決定の手順を図7のフローチャートを参照して説明する。
【0074】
まず、照射領域検出部110が照射領域40のアドレスを検出する(S201)。次に、記録可否判定部132が、照射領域40のアドレスと欠陥アドレスとを対比して、照射領域40が欠陥領域58に含まれるか否かを判定する(S202)。照射領域40が欠陥領域58に含まれていないならば(S202、No)、記録可否判定部132が、照射領域40のアドレスと記録済アドレスとを対比して、照射領域40が飽和領域52a、bに含まれるか否かを判定する(S203)。照射領域40が飽和領域52a、bに含まれていないならば(S203、No)、記録可否判定部132は、照射領域40が書込可能領域56に含まれると判定する(S204)。
【0075】
そして、第一回避距離算出部134は、照射領域40のアドレスおよび感度損失容認領域54のアドレスを受け、照射領域40と感度損失容認領域54との距離(第一回避距離)を算出する(S205)。ただし、感度損失容認領域54が複数あれば最も照射領域40に近いものと距離を第一回避距離とする。図4の例でいえば、第一回避距離=d3ということになる。
【0076】
第二回避距離算出部136は、照射領域40のアドレスおよび記録済アドレスを受け、照射領域40と飽和領域52との距離(第二回避距離)を算出する(S206)。ただし、飽和領域が複数あれば最も照射領域40に近いものと距離を第二回避距離とする。図4の例でいえば、第二回避距離=d1ということになる。
【0077】
そして、ピックアップ位置決定部138は、第一回避距離と第二回避距離とを比較する(S207)。第一回避距離≦第二回避距離(S207、Yes)ならば、第一回避距離に対応する感度損失容認領域54に位置制御光が照射されるようなピックアップ11の位置を決定する(S208)。第一回避距離>第二回避距離(S207、No)ならば、第二回避距離に対応する飽和領域52に位置制御光が照射されるようなピックアップ11の位置を決定する(S209)。これで、ピックアップ11の位置決定を終える。
【0078】
図4の例でいえば、第一回避距離d3>第二回避距離d1であり(S207、No)、第二回避距離d1に対応する飽和領域は、飽和領域52aなので、飽和領域52aに位置制御光が照射されるようなピックアップ11の位置を決定する(S209)。
【0079】
なお、照射領域40が欠陥領域58に含まれている(S202、Yes)、あるいは、照射領域40が飽和領域52a、bに含まれている(S203、Yes)ならば、照射領域40が書込可能領域56に含まれていないと判定する(S210)。そして、ピックアップ11の位置を決定せずに処理を終了する。
【0080】
図6に戻り、ピックアップ11の位置決定(S106)の後は、ピックアップ位置決定部138からスライドサーボ回路88に決定された位置が伝えられ、スライドサーボ回路88がピックアップ11を決定された位置に移動させる(S107)。ただし、照射領域40が書込可能領域56に含まれていないと判定された場合(S210)は、ピックアップ11の位置は決定されていないため、特にピックアップ11を移動させず、そのままの位置に保持する。照射領域40が書込可能領域56に含まれていないならば、特に、使用光に対する感度の損失を考慮しなくてよいからである。
【0081】
そして、ピックアップ11は位置制御光を光情報記録媒体1に照射する。これにより、ピックアップ11のサーボ位置制御が行われる。そのままの状態で、光情報記録媒体1の情報の記録・再生のためのアクセスがあるまで待機する(S102)。
【0082】
本発明の実施形態によれば、活動状態(光情報記録媒体1への記録・再生のためのアクセスが行われている状態)では無い時(例えば、ピックアップ11の位置制御中)には、位置制御光が感度損失無視領域(飽和領域52a、bあるいは感度損失容認領域54)に照射される。よって、位置制御光の照射による、光情報記録媒体1の使用光に対する感度の損失を考慮しなくてすむ。
【0083】
また、本発明の実施形態によれば、待機開始時からt秒経過してから、ピックアップ11の位置決定および移動を行う。よって、待機開始時からt秒以内に記録・再生が再開されるような場合は、ピックアップ11の移動が行われないため、再開の際に便利である。
【0084】
さらに、本発明の実施形態によれば、感度損失無視領域の内で照射領域40から最も近いものに位置制御光が照射されるようにピックアップ11が移動されるので、ピックアップ11の移動にかかる時間を短くできる。
【0085】
以上、本発明の構成および動作をその原理と実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されず、発明の本旨を逸脱しない範囲において、様々な変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る光情報記録再生装置におけるピックアップ装置と光情報記録媒体の構成を示す説明図である。
【図2】本発明の実施形態に係る光情報記録再生装置の全体構成を示すブロック図である。
【図3】検出回路85の構成を示すブロック図である。
【図4】光情報記録媒体1を光を照射する側から見た底面図である。
【図5】ピックアップ11の位置を制御する際の、信号処理回路89およびコントローラ90により果たされる機能を示した機能ブロック図である。
【図6】本発明の実施形態に係る光情報記録再生装置10の動作を示すフローチャートである。
【図7】ピックアップ11の位置決定の手順を示すフローチャートである。
【図8】従来技術にかかる光情報記録再生装置のピックアップの位置のサーボ制御にかかわる部分を抽出した図である。
【符号の説明】
1 光情報記録媒体
52a、b 飽和領域
54 感度損失容認領域
56 書込可能領域
58 欠陥領域
89 信号処理回路
90 コントローラ
110 照射領域検出部
120 TOC情報記録部
131 待機状態判定部
132 記録可否判定部
134 第一回避距離算出部
136 第二回避距離算出部
138 ピックアップ位置決定部

Claims (10)

  1. 光情報記録媒体への情報の記録を行うための使用光および自身の位置を制御するために使用する位置制御光を前記光情報記録媒体に照射する光照射手段と、
    光情報記録媒体への記録を行っている活動状態であるか否かを判定する状態判定手段と、
    前記活動状態では無いと判定された場合に、使用光に対する感度の損失を考慮しなくてよい前記光情報記録媒体における感度損失無視領域に前記位置制御光が照射されるように、前記光照射手段の位置を決定する光照射位置決定手段と、
    を備えた光情報記録装置。
  2. 請求項1に記載の光情報記録装置であって、
    前記感度損失無視領域は、情報が記録されており、これ以上は情報が記録できない飽和領域である、
    光情報記録装置。
  3. 請求項2に記載の光情報記録装置であって、
    前記飽和領域は、所定回数だけ情報が記録された領域である、
    光情報記録装置。
  4. 請求項1に記載の光情報記録装置であって、
    前記感度損失無視領域は、使用光に対する感度の損失を容認する感度損失容認領域である、
    光情報記録装置。
  5. 請求項1に記載の光情報記録装置であって、
    前記光照射位置決定手段は、前記活動状態では無い時間が所定時間に到達した場合に、前記光照射手段の位置を決定する、
    光情報記録装置。
  6. 請求項1に記載の光情報記録装置であって、
    前記感度損失無視領域は、情報が記録されておりこれ以上は情報が記録できない飽和領域および使用光に対する感度の損失を容認する感度損失容認領域であり、
    前記光照射位置決定手段は、位置制御光が照射されている領域から最も近い前記飽和領域あるいは前記感度損失容認領域に位置制御光が照射されるように、前記光照射手段の位置を決定する、
    光情報記録装置。
  7. 光情報記録媒体への情報の記録あるいは再生を行うための使用光および自身の位置を制御するために使用する位置制御光を前記光情報記録媒体に照射する光照射手段と、
    光情報記録媒体への記録あるいは再生を行っている活動状態であるか否かを判定する状態判定手段と、
    前記活動状態では無いと判定された場合に、使用光に対する感度の損失を考慮しなくてよい前記光情報記録媒体における感度損失無視領域に前記位置制御光が照射されるように、前記光照射手段の位置を決定する光照射位置決定手段と、
    を備えた光情報記録再生装置。
  8. 情報の記録を行うために照射される使用光に対する感度の損失を容認する感度損失容認領域を備えた光情報記録媒体。
  9. 光情報記録媒体への情報の記録を行うための使用光および自身の位置を制御するために使用する位置制御光を前記光情報記録媒体に照射する光照射手段を有する光情報記録装置における光情報記録処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    光情報記録媒体への記録を行っている活動状態であるか否かを判定する状態判定処理と、
    前記活動状態では無いと判定された場合に、使用光に対する感度の損失を考慮しなくてよい前記光情報記録媒体における感度損失無視領域に前記位置制御光が照射されるように、前記光照射手段の位置を決定する光照射位置決定処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 光情報記録媒体への情報の記録を行うための使用光および自身の位置を制御するために使用する位置制御光を前記光情報記録媒体に照射する光照射手段を有する光情報記録装置における光情報記録処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体であって、
    光情報記録媒体への記録を行っている活動状態であるか否かを判定する状態判定処理と、
    前記活動状態では無いと判定された場合に、使用光に対する感度の損失を考慮しなくてよい前記光情報記録媒体における感度損失無視領域に前記位置制御光が照射されるように、前記光照射手段の位置を決定する光照射位置決定処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体。
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