JP2004227120A - 乗務員支援システム - Google Patents
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Abstract
【課題】乗務員による携帯無線端末を用いての検札業務の効率化をはかり、合わせて空席案内等のサービス向上をはかる。
【解決手段】乗務員室等に設けられたサーバ511は、始発駅又は途中停車駅出発の情報を列車運行管理センタ504からの情報により検出すると、その時点の当該列車内の指定券発行状況を座席予約システムセンタ503から取込みデータベース516へ格納すると同時に無線LAN中継器経由で携帯無線端末522へ切換コマンドを送信する。携帯無線端末522では、検札業務開始の操作もしくは前記切換コマンド受信をトリガとして自機がどの車両にいるかを交信している無線LAN中継器の識別により判定し、その判定した車両内の指定席の指定券発行状況をデータベース516から取り込んで表示する。そして検札が行われるとその結果を自機の表示とデータベースに反映させる。またサーバ511は車両内の表示装置515、523等に当該列車内の空席情報をデータベース516から取り出して表示し、乗客の利用を促す。
【選択図】 図5
【解決手段】乗務員室等に設けられたサーバ511は、始発駅又は途中停車駅出発の情報を列車運行管理センタ504からの情報により検出すると、その時点の当該列車内の指定券発行状況を座席予約システムセンタ503から取込みデータベース516へ格納すると同時に無線LAN中継器経由で携帯無線端末522へ切換コマンドを送信する。携帯無線端末522では、検札業務開始の操作もしくは前記切換コマンド受信をトリガとして自機がどの車両にいるかを交信している無線LAN中継器の識別により判定し、その判定した車両内の指定席の指定券発行状況をデータベース516から取り込んで表示する。そして検札が行われるとその結果を自機の表示とデータベースに反映させる。またサーバ511は車両内の表示装置515、523等に当該列車内の空席情報をデータベース516から取り出して表示し、乗客の利用を促す。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は乗務員支援システムに係り、とくに走行中の列車内における指定席の検察や指定席券の発行業務に適した乗務員支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
走行中の列車内では、車掌(以下乗務員という)が車内を巡回し、検札や乗客に対応してのサービスを行っている。このサービスは、指定席の空状況や列車運行状況、乗り換えの場合の接続列車などに関する情報提供、乗客の求めに応じての指定券の発行などがある。
【0003】
このうち指定席についての空席状況問い合わせや指定券の発行要望に対応するには、どの席が指定券発行済みでどの席が指定券発行済みでないかの情報を乗務員が知っている必要があるが、このような情報は乗務員室に固定設置された端末装置に停車駅で取り込まれ、それを乗務員が携帯する端末に取り込むことでその情報を得ている。
【0004】
このような乗務員の業務を支援するシステムとして、座席に設けた座席端末及び乗務員の携帯する端末装置と列車内の車掌室などに設けた列車内基地局とを無線回線で接続し、さらに駅等に設置された車両運行管理装置と上記列車内基地局とを無線回線で接続した座席状況管理システムが提案されている(特許文献1参照)。このシステムでは、車両運行管理装置がその管理下にある各列車の指定席に対する指定券発行状況を一元的に管理しており、乗客は座席端末を、あるいは乗務員は携帯端末を操作して今乗車している列車の空席の有無や他の列車の空席の有無を上記車両運行管理装置へ問い合わせ、又希望する座席の指定券の予約もしくは乗客による購入を行えるようにしている。従って乗務員及び駅員は指定券発行や空席状況問い合わせへ対応する業務が軽減され、乗客にとっても乗務員がくるのを待たなくても情報が得られるという利点がある。しかも指定券の二重発行も車両運行管理装置へ問い合わせを行っているので確実に防止される。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−319981号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
乗務員が乗務員室で指定席の情報を取得する従来のシステムでは、その情報取得後の車内巡回中に新たに指定券が駅等で発行されていてもそのことは乗務員にはわからない。従って車内での指定券の発行が即座にはできない。また検札や指定席の問い合わせ対応は、いま乗務員がいる車両の指定席情報を必要とするが、そのためには車両の移動に伴って所持している端末装置を操作して車両番号の指定を行う必要がある。前記特許文献1に開示されたシステムによれば、走行中車両内での指定券の発行が可能となるが、検札のための情報は扱われておらず、検札のためには従来同様に端末装置を用いての操作が必要である。また、特許文献1のシステムによれば乗客又は乗務員の端末装置によって空席の指定券発行が走行中でも可能となるが、その情報を積極的に乗客に開示して指定席の有効利用をはかりサービス向上を行うことが求められていた。
【0007】
本発明の目的は、走行中の車両内での指定券発行を可能とすると共に、その発行業務をより効率的に行ってサービス向上をはかり、さらに検札業務の支援も行えるようにした乗務員支援システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、無線もしくは有線伝送路で互いに接続されて車両間の通信路を形成するための各車両に設置された中継器と、列車内の1つの車両に設置されて当該車両に設置された中継器と交信可能でかつ座席予約システムセンタ及び列車運行管理センタと地上基地局及びネットワークを介して交信可能に構成されたサーバと、前記中継器を介して前記サーバと交信可能な1又は複数の携帯無線端末とを備えた乗務員支援システムであって、
前記サーバは、データベースと、当該サーバを搭載した列車が始発駅もしくは途中停車駅を出発するごとに当該列車内の指定券のその時点の発行状況を示す座席情報を前記座席予約システムセンタと交信して前記データベースへ取り込む第1の手段と、この第1の手段により前記座席情報を取り込んだときに前記中継器を介していずれかの車両内にある前記携帯無線端末へ切換コマンドを送出する第2の手段と、いずれかの携帯無線端末から前記中継器を介して検札済情報が送信されてくると検札が行われた座席に対応する前記データベース上の情報に検札済の情報を加える第3の手段とを有し、
前記携帯無線端末の各々は、その携帯無線端末が存在している車両の中継器から当該中継器のもつ固有の情報を取得することによって前記存在している車両を識別する第4の手段と、検札作業の開始操作を行ったときもしくは前記サーバからの切換コマンドを受信したときに前記第4の手段により識別した車両内の座席情報を前記データベースから取り込んで自機の表示手段に表示する第5の手段と、検札済の情報が入力手段から入力されたときにその情報をサーバへ送信するとともに前記表示手段に当該座席が検札済であることを示す情報を表示する第6の手段と、
を有したことを特徴とする乗務員支援システムを開示する。
【0009】
更に本発明は、上記の乗務員支援システムにおいて、
前記サーバは、いずれかの携帯無線端末からいずれかの列車の座席情報要求を受信したときにその列車が自列車であれば前記データベースから座席情報を取り出し、要求された列車が他列車であれば前記座席予約システムセンタと交信して当該列車の座席情報を取込み、こうして得た座席情報を座席情報要求を発行した携帯無線端末へ送信する第7の手段を有し、
前記携帯無線端末の各々は、座席情報が求められている列車を指定する入力が与えられるとその情報を座席情報要求として前記サーバへ送信する第8の手段と、この手段により送信された座席情報要求の応答が前記第7の手段により送信されてくるとこの応答を自機の表示手段に表示する第9の手段とを有したことを特徴とする乗務員支援システムを開示する。
【0010】
更に本発明は、上記に記載の乗務員支援システムにおいて、
前記サーバは、いずれかの携帯無線端末から列車及びその列車内の座席を指定した問い合わせ情報を受信したときにその座席の指定券が発行可か否かを前記座席予約システムセンタに問い合わせてその結果を問い合わせてきた携帯無線端末へ送信する第10の手段と、問い合わせ列車が自列車であるときに当該座席が指定券発行済かつ検札済である旨を前記データベースに入力する第11の手段とを有し、
前記携帯無線端末の各々は、入力手段により列車と座席を指定した問い合わせ情報が入力されたときにその情報を前記サーバへ送信する第12の手段と、この手段からの問い合わせ情報に対して前記第10の手段から指定券発行可の情報が送信されてきたときに当該座席の指定券を発行する第13の手段とを有したことを特徴とする乗務員支援システムを開示する。
【0011】
更に本発明は、上記の乗務員支援システムにおいて、1又は複数の車両内に乗客が見るための車内表示装置を設置するとともに、前記サーバは、前記データベースを参照して自列車内の空席情報を前記車内表示装置に表示する第14の手段を有したことを特徴とする乗務員支援システムを開示する。
【0012】
更に本発明は、上記の乗務員支援システムにおいて、1又は複数の車両に乗客が見るための車内表示装置を設置するとともに、前記サーバは、前記携帯無線端末の各々がどの中継器と交信しているかを検出することによって、各携帯無線端末を携帯した乗務員の所在している車両を前記車内表示装置に表示する第15の手段を有したことを特徴とする乗務員支援システムを開示する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図5は、本発明の乗務員支援システム全体のハードウェア構成例を示すシステム系統図で、ネットワーク500(鉄道会社のネットワーク、公衆回線網、あるいはそれらを併用したネットワーク)に駅事務室501、乗車券・指定券販売所502、座席予約システムセンタ503、列車運行管理センタ504、銀行・信販会社505、無線基地局506等が接続されている。一方、乗務員室を備えた車両510にはサーバ511、無線LAN中継器512、社内放送設備513、無線通信機514、車内表示装置515、及び座席情報を格納するためのデータベース516が搭載されており、一般車両520には無線LAN中継器521及び車内表示装置523が搭載されている。
【0014】
サーバ511は、無線通信機514、無線基地局506、ネットワーク500を介して座席予約システムセンタ503、銀行・信販会社505等と交信可能であり、また無線LAN中継器512、521を介して車両内の乗務員が所持する携帯無線端末522と交信できる。座席予約システムセンタ503は、各列車の指定席の発売状況を示す座席情報を一元的に管理している。なお、車両間の通信路は有線伝送路でもよいが、無線伝送路とすることで車両の切り離しや連結が容易になる。このような無線伝送路を用いて車両間の通信路を形成するには、例えば特願2002−126973号に示された技術を用いることができる。
【0015】
図6は携帯無線端末の構成例を示す回路ブロック図で、表示器603、キーボード604、タッチパネル605、記憶装置606、磁気カードリーダ607、ICカードリーダ608、音声インタフェース609、発券用プリンタ610、表示用メモリ611、等が制御装置601に接続され、また無線通信ユニット602も制御装置601に接続されている。ここで記憶装置606はコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等の読み取り機を備えていて、乗務員の識別番号などの情報を格納しておいて認証に用いる。磁気カードリーダ607は切符、定期券、オレンジカード等の磁気カードやクレジットカード、キャッシュカード等の磁気カードのリード/ライト機能を持つ。ICカードリーダは“Suica”等のICカードのリード/ライト機能を持つ。音声インタフェース609はマイク/スピーカで、電話連絡や車内放送に利用する。表示用メモリ611は表示器603へ表示する情報を格納するメモリである。無線通信ユニット602は、車両内の無線LAN中継器との伝送路を形成し、サーバ、無線基地局、ネットワークを介して座席予約システムセンタ503や銀行・信販会社505等と携帯無線端末522との間で情報の伝達を行えるようにしている。
【0016】
以上に説明した図5、図6の構成を用いた乗務員の業務支援動作を以下で説明する。図1は、乗務員室等に備えられたサーバ511の動作例を示すフローチャートである。列車は列車運行管理センタ504と交信しているので、今どの駅区間を走行中か、またどの停車駅を通過(停車して発車したこと)したかの情報が運行管理情報としてサーバには与えられているとする。そこで、まず始発駅出発あるいは途中の停車駅を通過したことをそれらの情報から検出し、通過が認められたときには(ステップ101でYes)、該当列車内の各乗務員が携帯している携帯無線端末へ一斉に切換コマンドを送信し(ステップ102)、座席予約システムセンタ503と交信して自サーバに接続されたデータベース516上の座席情報を更新する(ステップ103)。さらにその更新情報に基づいて車内表示装置515、523等の表示を更新する。ここで携帯無線端末への切換コマンドは携帯無線端末の動作モードをリセットして新しい座席情報を携帯無線端末がロードして処理を行うようにするものである。データベース516に格納される座席情報は自列車内の各車両のうち指定席(グリーン、寝台等を含む)の発券状況を示すデータである。ステップ103で車内表示装置に表示される情報は、指定席の空席の有無やその所在する車両番号等で、指定券を所持していない乗客はこれを見て乗務員から指定券を求めるのが容易になり、空席の利用向上、収益向上につながる。
【0017】
次に、いずれかの携帯無線端末から座席情報の送信要求があったとき(ステップ105でYes)、それが自列車内の座席情報であればデータベース516からその情報を取り出して要求してきた携帯無線端末へ送信する。また他列車に対する要求であれば座席予約システムセンタ503へ問い合わせ、必要な情報を取り込んでこれを要求してきた携帯無線端末へ送信する(ステップ106)。
【0018】
次に、いずれかの携帯無線端末から指定券発行要求があったときは(ステップ107でYes)、その要求を座席予約システムセンタに伝え、座席予約システムセンタから応答を得たらそれを携帯無線端末へ返送し(ステップ108)、自列車内の指定席が発行可の場合はデータベースの座席情報を更新する(ステップ109)。発行不可の場合はこの更新は行わない。
【0019】
次に、いずれかの携帯無線端末から検札を行ってその結果を示す情報が送られてきたときは(ステップ110でYes)、それに対応した座席を検札済みの状態に更新する(ステップ111)。その後、後述のように乗務員がいる車両番号を検出してそれを車内表示装置へ表示することで、乗客に乗務員位置を知らせる(ステップ112)。
【0020】
図2は、携帯無線端末の動作例を示すフローチャートで、これは携帯無線端末の制御装置601により実行されるもので、周期的に起動されて動作モードの選択処理を行う。まず携帯無線端末の受信処理を監視していて、サーバより前述の切換コマンドが送信されているかを調べる(ステップ201)。もし切換コマンドが受信されているとモードフラグFを「0」にセットする(ステップ206)。切換コマンドが受信されていないときは携帯無線端末のキーボード604もしくはタッチパネル605からの操作入力の有無を調べ(ステップ202)、入力ありのときはその入力が「0:処理終了」であれば(ステップ203でYes)、やはりフラグFを「0」とする(ステップ206)。また入力が「1:検札」のときは(ステップ204でYes)、フラグFを「1」とし(ステップ207)、入力が「2:座席案内」のときは(ステップ205でYes)、フラグFを「2」とする(ステップ209)。そしてフラグFを「1」としたときは検札処理208を起動し(ステップ208)、フラグFを「2」としたときは座席案内処理を起動する(ステップ210)。又検札や座席案内以外にもメニューがあればフラグのセットと対応処理の起動を行う。ここで後述するように、検札処理はフラグF=「1」のときだけ処理を継続し、「1」以外では処理を終了する。座席案内処理もF=「2」のときだけ処理を継続し、「2」以外では処理を終了するように作成されている。
【0021】
図7は携帯無線端末の表示器603の表示例で、画面上部に常時モードメニューが表示されており、このメニュー上でタッチ操作を行うか、あるいはキーボード604からの入力によりモード選択を行うと、それが図2のステップ202〜205等で検出されるようにしておく。そして現在選択中のモードを示す文字列、例えば「検札」を反転表示するようにしておけば、乗務員は携帯無線端末の現在のモードを容易に認識でき、誤操作防止にも役立つ。
【0022】
図3は、図2の検札処理208の詳細を示すフローチャートである。この処理は図2のモード選択により「検札」モードが選択されたときにフラグF=「1」として起動される。まず制御用の車両変数aをa0に初期化する(ステップ301)。このa0は車両番号(通常1号車、2号車…)にはない値、例えば「0」とする。次いで乗務員がいまいる車両の車両番号bをその車両に設置された無線LAN中継器との更新により取得する(ステップ302)。この車両番号の取得は、無線LAN中継器と携帯無線端末の交信が例えばIEEE802.11.aやIEEE802.11.bにより行われているときには、互いに1対1でコールサインを授受しているから、携帯無線端末はどの無線LAN中継器と交信しているかを識別でき、従って各無線LAN中継器のコールサインと車両番号との対応テーブルを用意しておけば、このテーブルを利用してその無線LAN中継器が設置されている車両を識別できる。同時に無線LAN中継器の方もいま携帯無線端末と交信していることがわかるので、乗務員の所在位置情報を生成してサーバに送る。この情報はサーバで検出され、車内表示装置に表示される。車内販売員にも同様の携帯無線端末を所持させておけば、車内販売者の所在位置も表示でき、乗客への有用な情報呈示を行える(図1のステップ112)。
【0023】
さて、携帯無線端末で車両番号bを取得するとこれを車両変数aと比べ(ステップ303)、異なっていれば車両変数aに車両番号bを代入し(ステップ304)、その車両b(車両番号bの車両)の座席情報をサーバに要求する(ステップ305)。そして座席情報が送られてくるとそれを表示用のメモリ611へ格納(更新)し(ステップ306)、そのメモリ内容を表示する(ステップ307)。ここで表示される座席情報は、車両bの各座席に対して、指定券が既発行か否か、既発行の場合に検札済か否かが判定できる情報であって、その具体例は後述する。次に検札モードではフラグF=「1」にセットされているので、ステップ308ではYesとなり、検札情報入力待ちとなる(ステップ309)。未検札座席についてたとえば磁気カードリーダ607に乗客の切符をリードさせることで検札情報が入力されると、当該座席の座席情報が検札済に更新されるように携帯無線端末内の表示用メモリ611を書き換え(ステップ310)、さらにその検札情報をサーバへ送信して、サーバのデータベース上でも同様の更新を行う(ステップ311)。但しモード選択処理でフラグFが「1」以外に切換えられたとき、あるいは検札情報入力のステップ309で「中止」の入力が行われたときは検札処理を終了する。
【0024】
図3の検札処理によれば、車両番号bの取得と変数aとの比較により、乗務員がある車両へ移動すれば自動的にその車両の座席情報がサーバより取り込まれて表示器に表示され、かつ続けて検札を行うときにはサーバと交信することなく表示用メモリ上の座席情報が表示器に表示されるから、乗務員はその表示を見ながらすぐに検札業務を行える。また、停車駅の前後では指定券の発行状況等が変化するが、このときは図2で説明したようにサーバからの切換コマンド受信によりモードフラグFが「0」にセットされるので、検札処理は強制的に終了される(ステップ308でNo)。そこで再び乗務員が検札処理を選択すれば、今度は駅通過に伴う更新処理(図1のステップ103)が終わった後のデータベース516上の座席情報が携帯無線端末に取り込まれて表示されるから、乗務員は駅通過後も正しい座席情報を参照して検札業務を行うことができる。なお、図1のステップ103ではデータベース上の座席情報が座席予約システムセンタのデータにより更新されるとしているが、検札済か否かの情報は座席予約システムセンタには反映されない情報としているので、サーバのデータベース更新時には検札情報は更新前のものを取り込んでおくものとする。
【0025】
図4は、図2の座席案内処理210の詳細を示すフローチャートである。この処理は図2のモード選択により「座席案内」モードが選択されたときにフラグF=「2」として起動され、列車指定の入力待ちとなる(ステップ401)。ここで座席案内の対象となるのは、乗客が走行中の列車内の空席を探しているときはサーバのデータベースにある当該列車の座席情報であり、また旅先や帰途等での別列車の利用に関する問い合わせのときは座席予約システムセンタにある情報である。従って乗客の問い合わせに応じて乗務員が列車情報(列車名と日付等)を入力するとその列車の座席情報をサーバもしくは座席予約システムセンタへ問い合わせる(ステップ402)。この問い合わせへの回答がサーバより返送されてくると、それを表示用メモリ611に格納・更新し(ステップ403)、その内容を表示器603へ表示する(ステップ404)。また直前に指定された列車と同一列車がステップ401で指定されたときはサーバ等に問い合わせることなく、メモリ611の内容をすぐに表示する。
【0026】
問い合わせ列車に関する空席等の情報が表示されると、乗務員は乗客にその状況を説明する。これに対して指定券の発行が乗客から求められると乗務員がその旨の操作を行い、座席を指定する操作を行うと(ステップ405、406)、その指定された座席について指定券を発行できるかをサーバ経由で座席予約システムセンタ503へ問い合わせが行われる(ステップ407)。その結果、 発行不可のときは(ステップ408でNo)、再び座席指定入力が求められるが、これはステップ402の問い合わせ時以降に座席予約システムセンタ503の情報が駅窓口等での券発行により更新された場合、指定券の二重発行を防止するプロセスである。券発行を中止するときはステップ406で中止操作をする。指定した座席に対して発行が許可されたときは(ステップ408でYes)、発券用プリンタ610により指定券を発行して料金の決済を行う(ステップ409)。この決済は現金でも良いし、ICカードリーダ等を用いて銀行等の口座による決済でもよい。なお座席予約システムセンタから発行可の回答があったときは座席予約システムセンタ自体はむろん、それが自列車の座席の場合はサーバのデータベース上でも座席情報が更新されている(図1のステップ109)。
【0027】
指定券発行をしないとき(ステップ405でNo)、指定券発行を中止したとき、あるいは、料金決済を終わったときは、次にモードフラグFが「2」かを調べる(ステップ410)。もし「2」でなければ、座席案内モードが終了されたかあるいは駅通過によるサーバからの切換コマンドで強制終了されたものであり、座席案内処理は終了される。
【0028】
図4の座席案内処理によれば、自列車内の座席情報は駅通過に伴って変化する可能性があるが、このときはサーバからの切換コマンドで座席案内処理が強制的に中断され、乗務員が再度座席案内モードを選択することで駅通過に伴い更新された自列車内座席情報が携帯無線端末に取り込まれて表示される。従って乗務員は駅通過の有無を意識することなく正確な情報にもとづいて座席案内や指定券発行を行うことができる。また、この処理により、たとえば終着駅より1つ手前の駅前後を走行中に、終着駅までの間が空席となっている席があれば、それを車内表示装置などに表示し、乗客に割引販売することも容易で、収益性の向上に役立つ。
【0029】
次に、検札を行うときに携帯無線端末に表示される座席情報の例を説明する。図8は、1つの座席について表示されうる座席情報が4つある例である。この表示は現在の走行区間でどうなっているかがベースとなっており、(a)の場合(空白、白色)は現走行区間も含めて終着駅まで指定券は未発行を示し、(b)の区間表示があるときは現走行区間を含めて表示された区間の指定券が発行されており、未検札を示す。(c)は区間表示はないが(a)とは異なった色(図ではハッチ)が表示されているもので、現走行区間では指定券は未発行だが後続のどこかの区間での発行済を示し、(d)は区間表示があってかつ(b)の場合とは違うバックの色(もしくは文字色、ブリンク等、図ではハッチ)が表示されているもので、現走行区間を含む区間で指定券が発行済でかつ検札済を示す。
【0030】
図8の表示のうち、(b)の場合はその座席に乗客がいれば図3の検札処理により検札を行う。この検札が終われば表示は(d)となる。また(a)もしくは(c)の場合、もし乗客がその座席にいれば図4の座席案内処理により指定券を発行する。その結果はやはり(d)のような既発行かつ検札済の表示となる。但し(c)の場合、後続区間で既発行されている区間に対しては指定券を発行できないことはいうまでもない。
【0031】
図9はある列車の8号車(グリーン車)の座席の列番号1〜10の4つの座席A〜Dの表示例で、(A)が停車駅「熱海」と「静岡」の間の区間を走行中、(B)が静岡発車後の表示である。「静岡」通過前後で変化している座席のうち、座席2A、2B、5C、5D、7C、7Dは「静岡」までの指定券が区間終了となって空きになった場合であり、座席6C、6Dは新たに「静岡〜新大阪」の指定券が発行された状態(未検札)であり、さらに座席9C、9Dは「名古屋」以降では既発行となっていたが、「名古屋」までは空きだったために新たに「静岡〜名古屋」の指定券が車内で発行され、検札済であることを示している。他の座席は変更なしである。
【0032】
図8、図9のような表示法を用いれば、乗務員は検札が必要な座席や指定券発行可の可能性の有無を容易、確実に判断できる。なお、表示色やブリンク、反転表示などを組み合わせればさらに多くの座席情報を表示できるが、その具体的な方法は必要に応じて定めればよい。
【0033】
また、図2〜図4では検札処理と座席案内処理とを別のフローチャートで示し、これらはモード選択で切換えて動作させるものとしたが、これらは一体の処理フローチャートとすることもできる。また座席案内処理みに発券処理を含めているが、この発券処理を別モードとして構成するようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、乗務員が車両間を移動したときや列車の停車駅前後で変化する座席情報を自動的に携帯無線端末に表示できるので、乗務員がどの車両にいるか、どの駅を停・発車したかを意識しなくても検札や座席案内、指定券の発行等を行え、乗務員の作業負担の軽減、作業効率の向上や乗客へのサービス向上がはかれる。また、乗務員の携帯無線端末を用いた発券処理機能や車内表示装置への空席表示などにより空席の指定券発売が促進され、収益の向上がはかれる。さらに乗務員や販売車の位置を表示して乗客へ情報提供することでサービス向上に役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】列車内に搭載されたサーバでの処理例を示すフローチャートである。
【図2】乗務員が携帯する携帯無線端末での処理例を示すフローチャートである。
【図3】図2の検札処理の例を示すフローチャートである。
【図4】図2の座席案内処理のフローチャートである。
【図5】本発明の乗務員支援システムの全体構成例である。
【図6】携帯無線端末のハード構成の説明図である。
【図7】携帯無線端末の表示画面例である。
【図8】座席情報の表示例説明図である。
【図9】座席情報の表示例である。
【符号の説明】
503 座席予約システムセンタ
510、520 車両
511 サーバ
512、521 無線LAN中継器
515、523表示装置
516 データベース
522 携帯無線端末
【発明の属する技術分野】
本発明は乗務員支援システムに係り、とくに走行中の列車内における指定席の検察や指定席券の発行業務に適した乗務員支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
走行中の列車内では、車掌(以下乗務員という)が車内を巡回し、検札や乗客に対応してのサービスを行っている。このサービスは、指定席の空状況や列車運行状況、乗り換えの場合の接続列車などに関する情報提供、乗客の求めに応じての指定券の発行などがある。
【0003】
このうち指定席についての空席状況問い合わせや指定券の発行要望に対応するには、どの席が指定券発行済みでどの席が指定券発行済みでないかの情報を乗務員が知っている必要があるが、このような情報は乗務員室に固定設置された端末装置に停車駅で取り込まれ、それを乗務員が携帯する端末に取り込むことでその情報を得ている。
【0004】
このような乗務員の業務を支援するシステムとして、座席に設けた座席端末及び乗務員の携帯する端末装置と列車内の車掌室などに設けた列車内基地局とを無線回線で接続し、さらに駅等に設置された車両運行管理装置と上記列車内基地局とを無線回線で接続した座席状況管理システムが提案されている(特許文献1参照)。このシステムでは、車両運行管理装置がその管理下にある各列車の指定席に対する指定券発行状況を一元的に管理しており、乗客は座席端末を、あるいは乗務員は携帯端末を操作して今乗車している列車の空席の有無や他の列車の空席の有無を上記車両運行管理装置へ問い合わせ、又希望する座席の指定券の予約もしくは乗客による購入を行えるようにしている。従って乗務員及び駅員は指定券発行や空席状況問い合わせへ対応する業務が軽減され、乗客にとっても乗務員がくるのを待たなくても情報が得られるという利点がある。しかも指定券の二重発行も車両運行管理装置へ問い合わせを行っているので確実に防止される。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−319981号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
乗務員が乗務員室で指定席の情報を取得する従来のシステムでは、その情報取得後の車内巡回中に新たに指定券が駅等で発行されていてもそのことは乗務員にはわからない。従って車内での指定券の発行が即座にはできない。また検札や指定席の問い合わせ対応は、いま乗務員がいる車両の指定席情報を必要とするが、そのためには車両の移動に伴って所持している端末装置を操作して車両番号の指定を行う必要がある。前記特許文献1に開示されたシステムによれば、走行中車両内での指定券の発行が可能となるが、検札のための情報は扱われておらず、検札のためには従来同様に端末装置を用いての操作が必要である。また、特許文献1のシステムによれば乗客又は乗務員の端末装置によって空席の指定券発行が走行中でも可能となるが、その情報を積極的に乗客に開示して指定席の有効利用をはかりサービス向上を行うことが求められていた。
【0007】
本発明の目的は、走行中の車両内での指定券発行を可能とすると共に、その発行業務をより効率的に行ってサービス向上をはかり、さらに検札業務の支援も行えるようにした乗務員支援システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、無線もしくは有線伝送路で互いに接続されて車両間の通信路を形成するための各車両に設置された中継器と、列車内の1つの車両に設置されて当該車両に設置された中継器と交信可能でかつ座席予約システムセンタ及び列車運行管理センタと地上基地局及びネットワークを介して交信可能に構成されたサーバと、前記中継器を介して前記サーバと交信可能な1又は複数の携帯無線端末とを備えた乗務員支援システムであって、
前記サーバは、データベースと、当該サーバを搭載した列車が始発駅もしくは途中停車駅を出発するごとに当該列車内の指定券のその時点の発行状況を示す座席情報を前記座席予約システムセンタと交信して前記データベースへ取り込む第1の手段と、この第1の手段により前記座席情報を取り込んだときに前記中継器を介していずれかの車両内にある前記携帯無線端末へ切換コマンドを送出する第2の手段と、いずれかの携帯無線端末から前記中継器を介して検札済情報が送信されてくると検札が行われた座席に対応する前記データベース上の情報に検札済の情報を加える第3の手段とを有し、
前記携帯無線端末の各々は、その携帯無線端末が存在している車両の中継器から当該中継器のもつ固有の情報を取得することによって前記存在している車両を識別する第4の手段と、検札作業の開始操作を行ったときもしくは前記サーバからの切換コマンドを受信したときに前記第4の手段により識別した車両内の座席情報を前記データベースから取り込んで自機の表示手段に表示する第5の手段と、検札済の情報が入力手段から入力されたときにその情報をサーバへ送信するとともに前記表示手段に当該座席が検札済であることを示す情報を表示する第6の手段と、
を有したことを特徴とする乗務員支援システムを開示する。
【0009】
更に本発明は、上記の乗務員支援システムにおいて、
前記サーバは、いずれかの携帯無線端末からいずれかの列車の座席情報要求を受信したときにその列車が自列車であれば前記データベースから座席情報を取り出し、要求された列車が他列車であれば前記座席予約システムセンタと交信して当該列車の座席情報を取込み、こうして得た座席情報を座席情報要求を発行した携帯無線端末へ送信する第7の手段を有し、
前記携帯無線端末の各々は、座席情報が求められている列車を指定する入力が与えられるとその情報を座席情報要求として前記サーバへ送信する第8の手段と、この手段により送信された座席情報要求の応答が前記第7の手段により送信されてくるとこの応答を自機の表示手段に表示する第9の手段とを有したことを特徴とする乗務員支援システムを開示する。
【0010】
更に本発明は、上記に記載の乗務員支援システムにおいて、
前記サーバは、いずれかの携帯無線端末から列車及びその列車内の座席を指定した問い合わせ情報を受信したときにその座席の指定券が発行可か否かを前記座席予約システムセンタに問い合わせてその結果を問い合わせてきた携帯無線端末へ送信する第10の手段と、問い合わせ列車が自列車であるときに当該座席が指定券発行済かつ検札済である旨を前記データベースに入力する第11の手段とを有し、
前記携帯無線端末の各々は、入力手段により列車と座席を指定した問い合わせ情報が入力されたときにその情報を前記サーバへ送信する第12の手段と、この手段からの問い合わせ情報に対して前記第10の手段から指定券発行可の情報が送信されてきたときに当該座席の指定券を発行する第13の手段とを有したことを特徴とする乗務員支援システムを開示する。
【0011】
更に本発明は、上記の乗務員支援システムにおいて、1又は複数の車両内に乗客が見るための車内表示装置を設置するとともに、前記サーバは、前記データベースを参照して自列車内の空席情報を前記車内表示装置に表示する第14の手段を有したことを特徴とする乗務員支援システムを開示する。
【0012】
更に本発明は、上記の乗務員支援システムにおいて、1又は複数の車両に乗客が見るための車内表示装置を設置するとともに、前記サーバは、前記携帯無線端末の各々がどの中継器と交信しているかを検出することによって、各携帯無線端末を携帯した乗務員の所在している車両を前記車内表示装置に表示する第15の手段を有したことを特徴とする乗務員支援システムを開示する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図5は、本発明の乗務員支援システム全体のハードウェア構成例を示すシステム系統図で、ネットワーク500(鉄道会社のネットワーク、公衆回線網、あるいはそれらを併用したネットワーク)に駅事務室501、乗車券・指定券販売所502、座席予約システムセンタ503、列車運行管理センタ504、銀行・信販会社505、無線基地局506等が接続されている。一方、乗務員室を備えた車両510にはサーバ511、無線LAN中継器512、社内放送設備513、無線通信機514、車内表示装置515、及び座席情報を格納するためのデータベース516が搭載されており、一般車両520には無線LAN中継器521及び車内表示装置523が搭載されている。
【0014】
サーバ511は、無線通信機514、無線基地局506、ネットワーク500を介して座席予約システムセンタ503、銀行・信販会社505等と交信可能であり、また無線LAN中継器512、521を介して車両内の乗務員が所持する携帯無線端末522と交信できる。座席予約システムセンタ503は、各列車の指定席の発売状況を示す座席情報を一元的に管理している。なお、車両間の通信路は有線伝送路でもよいが、無線伝送路とすることで車両の切り離しや連結が容易になる。このような無線伝送路を用いて車両間の通信路を形成するには、例えば特願2002−126973号に示された技術を用いることができる。
【0015】
図6は携帯無線端末の構成例を示す回路ブロック図で、表示器603、キーボード604、タッチパネル605、記憶装置606、磁気カードリーダ607、ICカードリーダ608、音声インタフェース609、発券用プリンタ610、表示用メモリ611、等が制御装置601に接続され、また無線通信ユニット602も制御装置601に接続されている。ここで記憶装置606はコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等の読み取り機を備えていて、乗務員の識別番号などの情報を格納しておいて認証に用いる。磁気カードリーダ607は切符、定期券、オレンジカード等の磁気カードやクレジットカード、キャッシュカード等の磁気カードのリード/ライト機能を持つ。ICカードリーダは“Suica”等のICカードのリード/ライト機能を持つ。音声インタフェース609はマイク/スピーカで、電話連絡や車内放送に利用する。表示用メモリ611は表示器603へ表示する情報を格納するメモリである。無線通信ユニット602は、車両内の無線LAN中継器との伝送路を形成し、サーバ、無線基地局、ネットワークを介して座席予約システムセンタ503や銀行・信販会社505等と携帯無線端末522との間で情報の伝達を行えるようにしている。
【0016】
以上に説明した図5、図6の構成を用いた乗務員の業務支援動作を以下で説明する。図1は、乗務員室等に備えられたサーバ511の動作例を示すフローチャートである。列車は列車運行管理センタ504と交信しているので、今どの駅区間を走行中か、またどの停車駅を通過(停車して発車したこと)したかの情報が運行管理情報としてサーバには与えられているとする。そこで、まず始発駅出発あるいは途中の停車駅を通過したことをそれらの情報から検出し、通過が認められたときには(ステップ101でYes)、該当列車内の各乗務員が携帯している携帯無線端末へ一斉に切換コマンドを送信し(ステップ102)、座席予約システムセンタ503と交信して自サーバに接続されたデータベース516上の座席情報を更新する(ステップ103)。さらにその更新情報に基づいて車内表示装置515、523等の表示を更新する。ここで携帯無線端末への切換コマンドは携帯無線端末の動作モードをリセットして新しい座席情報を携帯無線端末がロードして処理を行うようにするものである。データベース516に格納される座席情報は自列車内の各車両のうち指定席(グリーン、寝台等を含む)の発券状況を示すデータである。ステップ103で車内表示装置に表示される情報は、指定席の空席の有無やその所在する車両番号等で、指定券を所持していない乗客はこれを見て乗務員から指定券を求めるのが容易になり、空席の利用向上、収益向上につながる。
【0017】
次に、いずれかの携帯無線端末から座席情報の送信要求があったとき(ステップ105でYes)、それが自列車内の座席情報であればデータベース516からその情報を取り出して要求してきた携帯無線端末へ送信する。また他列車に対する要求であれば座席予約システムセンタ503へ問い合わせ、必要な情報を取り込んでこれを要求してきた携帯無線端末へ送信する(ステップ106)。
【0018】
次に、いずれかの携帯無線端末から指定券発行要求があったときは(ステップ107でYes)、その要求を座席予約システムセンタに伝え、座席予約システムセンタから応答を得たらそれを携帯無線端末へ返送し(ステップ108)、自列車内の指定席が発行可の場合はデータベースの座席情報を更新する(ステップ109)。発行不可の場合はこの更新は行わない。
【0019】
次に、いずれかの携帯無線端末から検札を行ってその結果を示す情報が送られてきたときは(ステップ110でYes)、それに対応した座席を検札済みの状態に更新する(ステップ111)。その後、後述のように乗務員がいる車両番号を検出してそれを車内表示装置へ表示することで、乗客に乗務員位置を知らせる(ステップ112)。
【0020】
図2は、携帯無線端末の動作例を示すフローチャートで、これは携帯無線端末の制御装置601により実行されるもので、周期的に起動されて動作モードの選択処理を行う。まず携帯無線端末の受信処理を監視していて、サーバより前述の切換コマンドが送信されているかを調べる(ステップ201)。もし切換コマンドが受信されているとモードフラグFを「0」にセットする(ステップ206)。切換コマンドが受信されていないときは携帯無線端末のキーボード604もしくはタッチパネル605からの操作入力の有無を調べ(ステップ202)、入力ありのときはその入力が「0:処理終了」であれば(ステップ203でYes)、やはりフラグFを「0」とする(ステップ206)。また入力が「1:検札」のときは(ステップ204でYes)、フラグFを「1」とし(ステップ207)、入力が「2:座席案内」のときは(ステップ205でYes)、フラグFを「2」とする(ステップ209)。そしてフラグFを「1」としたときは検札処理208を起動し(ステップ208)、フラグFを「2」としたときは座席案内処理を起動する(ステップ210)。又検札や座席案内以外にもメニューがあればフラグのセットと対応処理の起動を行う。ここで後述するように、検札処理はフラグF=「1」のときだけ処理を継続し、「1」以外では処理を終了する。座席案内処理もF=「2」のときだけ処理を継続し、「2」以外では処理を終了するように作成されている。
【0021】
図7は携帯無線端末の表示器603の表示例で、画面上部に常時モードメニューが表示されており、このメニュー上でタッチ操作を行うか、あるいはキーボード604からの入力によりモード選択を行うと、それが図2のステップ202〜205等で検出されるようにしておく。そして現在選択中のモードを示す文字列、例えば「検札」を反転表示するようにしておけば、乗務員は携帯無線端末の現在のモードを容易に認識でき、誤操作防止にも役立つ。
【0022】
図3は、図2の検札処理208の詳細を示すフローチャートである。この処理は図2のモード選択により「検札」モードが選択されたときにフラグF=「1」として起動される。まず制御用の車両変数aをa0に初期化する(ステップ301)。このa0は車両番号(通常1号車、2号車…)にはない値、例えば「0」とする。次いで乗務員がいまいる車両の車両番号bをその車両に設置された無線LAN中継器との更新により取得する(ステップ302)。この車両番号の取得は、無線LAN中継器と携帯無線端末の交信が例えばIEEE802.11.aやIEEE802.11.bにより行われているときには、互いに1対1でコールサインを授受しているから、携帯無線端末はどの無線LAN中継器と交信しているかを識別でき、従って各無線LAN中継器のコールサインと車両番号との対応テーブルを用意しておけば、このテーブルを利用してその無線LAN中継器が設置されている車両を識別できる。同時に無線LAN中継器の方もいま携帯無線端末と交信していることがわかるので、乗務員の所在位置情報を生成してサーバに送る。この情報はサーバで検出され、車内表示装置に表示される。車内販売員にも同様の携帯無線端末を所持させておけば、車内販売者の所在位置も表示でき、乗客への有用な情報呈示を行える(図1のステップ112)。
【0023】
さて、携帯無線端末で車両番号bを取得するとこれを車両変数aと比べ(ステップ303)、異なっていれば車両変数aに車両番号bを代入し(ステップ304)、その車両b(車両番号bの車両)の座席情報をサーバに要求する(ステップ305)。そして座席情報が送られてくるとそれを表示用のメモリ611へ格納(更新)し(ステップ306)、そのメモリ内容を表示する(ステップ307)。ここで表示される座席情報は、車両bの各座席に対して、指定券が既発行か否か、既発行の場合に検札済か否かが判定できる情報であって、その具体例は後述する。次に検札モードではフラグF=「1」にセットされているので、ステップ308ではYesとなり、検札情報入力待ちとなる(ステップ309)。未検札座席についてたとえば磁気カードリーダ607に乗客の切符をリードさせることで検札情報が入力されると、当該座席の座席情報が検札済に更新されるように携帯無線端末内の表示用メモリ611を書き換え(ステップ310)、さらにその検札情報をサーバへ送信して、サーバのデータベース上でも同様の更新を行う(ステップ311)。但しモード選択処理でフラグFが「1」以外に切換えられたとき、あるいは検札情報入力のステップ309で「中止」の入力が行われたときは検札処理を終了する。
【0024】
図3の検札処理によれば、車両番号bの取得と変数aとの比較により、乗務員がある車両へ移動すれば自動的にその車両の座席情報がサーバより取り込まれて表示器に表示され、かつ続けて検札を行うときにはサーバと交信することなく表示用メモリ上の座席情報が表示器に表示されるから、乗務員はその表示を見ながらすぐに検札業務を行える。また、停車駅の前後では指定券の発行状況等が変化するが、このときは図2で説明したようにサーバからの切換コマンド受信によりモードフラグFが「0」にセットされるので、検札処理は強制的に終了される(ステップ308でNo)。そこで再び乗務員が検札処理を選択すれば、今度は駅通過に伴う更新処理(図1のステップ103)が終わった後のデータベース516上の座席情報が携帯無線端末に取り込まれて表示されるから、乗務員は駅通過後も正しい座席情報を参照して検札業務を行うことができる。なお、図1のステップ103ではデータベース上の座席情報が座席予約システムセンタのデータにより更新されるとしているが、検札済か否かの情報は座席予約システムセンタには反映されない情報としているので、サーバのデータベース更新時には検札情報は更新前のものを取り込んでおくものとする。
【0025】
図4は、図2の座席案内処理210の詳細を示すフローチャートである。この処理は図2のモード選択により「座席案内」モードが選択されたときにフラグF=「2」として起動され、列車指定の入力待ちとなる(ステップ401)。ここで座席案内の対象となるのは、乗客が走行中の列車内の空席を探しているときはサーバのデータベースにある当該列車の座席情報であり、また旅先や帰途等での別列車の利用に関する問い合わせのときは座席予約システムセンタにある情報である。従って乗客の問い合わせに応じて乗務員が列車情報(列車名と日付等)を入力するとその列車の座席情報をサーバもしくは座席予約システムセンタへ問い合わせる(ステップ402)。この問い合わせへの回答がサーバより返送されてくると、それを表示用メモリ611に格納・更新し(ステップ403)、その内容を表示器603へ表示する(ステップ404)。また直前に指定された列車と同一列車がステップ401で指定されたときはサーバ等に問い合わせることなく、メモリ611の内容をすぐに表示する。
【0026】
問い合わせ列車に関する空席等の情報が表示されると、乗務員は乗客にその状況を説明する。これに対して指定券の発行が乗客から求められると乗務員がその旨の操作を行い、座席を指定する操作を行うと(ステップ405、406)、その指定された座席について指定券を発行できるかをサーバ経由で座席予約システムセンタ503へ問い合わせが行われる(ステップ407)。その結果、 発行不可のときは(ステップ408でNo)、再び座席指定入力が求められるが、これはステップ402の問い合わせ時以降に座席予約システムセンタ503の情報が駅窓口等での券発行により更新された場合、指定券の二重発行を防止するプロセスである。券発行を中止するときはステップ406で中止操作をする。指定した座席に対して発行が許可されたときは(ステップ408でYes)、発券用プリンタ610により指定券を発行して料金の決済を行う(ステップ409)。この決済は現金でも良いし、ICカードリーダ等を用いて銀行等の口座による決済でもよい。なお座席予約システムセンタから発行可の回答があったときは座席予約システムセンタ自体はむろん、それが自列車の座席の場合はサーバのデータベース上でも座席情報が更新されている(図1のステップ109)。
【0027】
指定券発行をしないとき(ステップ405でNo)、指定券発行を中止したとき、あるいは、料金決済を終わったときは、次にモードフラグFが「2」かを調べる(ステップ410)。もし「2」でなければ、座席案内モードが終了されたかあるいは駅通過によるサーバからの切換コマンドで強制終了されたものであり、座席案内処理は終了される。
【0028】
図4の座席案内処理によれば、自列車内の座席情報は駅通過に伴って変化する可能性があるが、このときはサーバからの切換コマンドで座席案内処理が強制的に中断され、乗務員が再度座席案内モードを選択することで駅通過に伴い更新された自列車内座席情報が携帯無線端末に取り込まれて表示される。従って乗務員は駅通過の有無を意識することなく正確な情報にもとづいて座席案内や指定券発行を行うことができる。また、この処理により、たとえば終着駅より1つ手前の駅前後を走行中に、終着駅までの間が空席となっている席があれば、それを車内表示装置などに表示し、乗客に割引販売することも容易で、収益性の向上に役立つ。
【0029】
次に、検札を行うときに携帯無線端末に表示される座席情報の例を説明する。図8は、1つの座席について表示されうる座席情報が4つある例である。この表示は現在の走行区間でどうなっているかがベースとなっており、(a)の場合(空白、白色)は現走行区間も含めて終着駅まで指定券は未発行を示し、(b)の区間表示があるときは現走行区間を含めて表示された区間の指定券が発行されており、未検札を示す。(c)は区間表示はないが(a)とは異なった色(図ではハッチ)が表示されているもので、現走行区間では指定券は未発行だが後続のどこかの区間での発行済を示し、(d)は区間表示があってかつ(b)の場合とは違うバックの色(もしくは文字色、ブリンク等、図ではハッチ)が表示されているもので、現走行区間を含む区間で指定券が発行済でかつ検札済を示す。
【0030】
図8の表示のうち、(b)の場合はその座席に乗客がいれば図3の検札処理により検札を行う。この検札が終われば表示は(d)となる。また(a)もしくは(c)の場合、もし乗客がその座席にいれば図4の座席案内処理により指定券を発行する。その結果はやはり(d)のような既発行かつ検札済の表示となる。但し(c)の場合、後続区間で既発行されている区間に対しては指定券を発行できないことはいうまでもない。
【0031】
図9はある列車の8号車(グリーン車)の座席の列番号1〜10の4つの座席A〜Dの表示例で、(A)が停車駅「熱海」と「静岡」の間の区間を走行中、(B)が静岡発車後の表示である。「静岡」通過前後で変化している座席のうち、座席2A、2B、5C、5D、7C、7Dは「静岡」までの指定券が区間終了となって空きになった場合であり、座席6C、6Dは新たに「静岡〜新大阪」の指定券が発行された状態(未検札)であり、さらに座席9C、9Dは「名古屋」以降では既発行となっていたが、「名古屋」までは空きだったために新たに「静岡〜名古屋」の指定券が車内で発行され、検札済であることを示している。他の座席は変更なしである。
【0032】
図8、図9のような表示法を用いれば、乗務員は検札が必要な座席や指定券発行可の可能性の有無を容易、確実に判断できる。なお、表示色やブリンク、反転表示などを組み合わせればさらに多くの座席情報を表示できるが、その具体的な方法は必要に応じて定めればよい。
【0033】
また、図2〜図4では検札処理と座席案内処理とを別のフローチャートで示し、これらはモード選択で切換えて動作させるものとしたが、これらは一体の処理フローチャートとすることもできる。また座席案内処理みに発券処理を含めているが、この発券処理を別モードとして構成するようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、乗務員が車両間を移動したときや列車の停車駅前後で変化する座席情報を自動的に携帯無線端末に表示できるので、乗務員がどの車両にいるか、どの駅を停・発車したかを意識しなくても検札や座席案内、指定券の発行等を行え、乗務員の作業負担の軽減、作業効率の向上や乗客へのサービス向上がはかれる。また、乗務員の携帯無線端末を用いた発券処理機能や車内表示装置への空席表示などにより空席の指定券発売が促進され、収益の向上がはかれる。さらに乗務員や販売車の位置を表示して乗客へ情報提供することでサービス向上に役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】列車内に搭載されたサーバでの処理例を示すフローチャートである。
【図2】乗務員が携帯する携帯無線端末での処理例を示すフローチャートである。
【図3】図2の検札処理の例を示すフローチャートである。
【図4】図2の座席案内処理のフローチャートである。
【図5】本発明の乗務員支援システムの全体構成例である。
【図6】携帯無線端末のハード構成の説明図である。
【図7】携帯無線端末の表示画面例である。
【図8】座席情報の表示例説明図である。
【図9】座席情報の表示例である。
【符号の説明】
503 座席予約システムセンタ
510、520 車両
511 サーバ
512、521 無線LAN中継器
515、523表示装置
516 データベース
522 携帯無線端末
Claims (5)
- 無線もしくは有線伝送路で互いに接続されて車両間の通信路を形成するための各車両に設置された中継器と、列車内の1つの車両に設置されて当該車両に設置された中継器と交信可能でかつ座席予約システムセンタ及び列車運行管理センタと地上基地局及びネットワークを介して交信可能に構成されたサーバと、前記中継器を介して前記サーバと交信可能な1又は複数の携帯無線端末とを備えた乗務員支援システムであって、
前記サーバは、データベースと、当該サーバを搭載した列車が始発駅もしくは途中停車駅を出発するごとに当該列車内の指定券のその時点の発行状況を示す座席情報を前記座席予約システムセンタと交信して前記データベースへ取り込む第1の手段と、この第1の手段により前記座席情報を取り込んだときに前記中継器を介していずれかの車両内にある前記携帯無線端末へ切換コマンドを送出する第2の手段と、いずれかの携帯無線端末から前記中継器を介して検札済情報が送信されてくると検札が行われた座席に対応する前記データベース上の情報に検札済の情報を加える第3の手段とを有し、
前記携帯無線端末の各々は、その携帯無線端末が存在している車両の中継器から当該中継器のもつ固有の情報を取得することによって前記存在している車両を識別する第4の手段と、検札作業の開始操作を行ったときもしくは前記サーバからの切換コマンドを受信したときに前記第4の手段により識別した車両内の座席情報を前記データベースから取り込んで自機の表示手段に表示する第5の手段と、検札済の情報が入力手段から入力されたときにその情報をサーバへ送信するとともに前記表示手段に当該座席が検札済であることを示す情報を表示する第6の手段と、
を有したことを特徴とする乗務員支援システム。 - 請求項1に記載の乗務員支援システムにおいて、
前記サーバは、いずれかの携帯無線端末からいずれかの列車の座席情報要求を受信したときにその列車が自列車であれば前記データベースから座席情報を取り出し、要求された列車が他列車であれば前記座席予約システムセンタと交信して当該列車の座席情報を取込み、こうして得た座席情報を座席情報要求を発行した携帯無線端末へ送信する第7の手段を有し、
前記携帯無線端末の各々は、座席情報が求められている列車を指定する入力が与えられるとその情報を座席情報要求として前記サーバへ送信する第8の手段と、この手段により送信された座席情報要求の応答が前記第7の手段により送信されてくるとこの応答を自機の表示手段に表示する第9の手段とを有したことを特徴とする乗務員支援システム。 - 請求項2に記載の乗務員支援システムにおいて、
前記サーバは、いずれかの携帯無線端末から列車及びその列車内の座席を指定した問い合わせ情報を受信したときにその座席の指定券が発行可か否かを前記座席予約システムセンタに問い合わせてその結果を問い合わせてきた携帯無線端末へ送信する第10の手段と、問い合わせ列車が自列車でかつ問い合わせ座席の指定券が発行可であるときに当該座席が指定券発行済かつ検札済である旨を前記データベースに入力する第11の手段とを有し、
前記携帯無線端末の各々は、入力手段により列車と座席を指定した問い合わせ情報が入力されたときにその情報を前記サーバへ送信する第12の手段と、この手段からの問い合わせ情報に対して前記第10の手段から指定券発行可の情報が送信されてきたときに当該座席の指定券を発行する第13の手段とを有したことを特徴とする乗務員支援システム。 - 請求項1に記載の乗務員支援システムにおいて、1又は複数の車両内に乗客が見るための車内表示装置を設置するとともに、前記サーバは、前記データベースを参照して自列車内の空席情報を前記車内表示装置に表示する第14の手段を有したことを特徴とする乗務員支援システム。
- 請求項1に記載の乗務員支援システムにおいて、1又は複数の車両に乗客が見るための車内表示装置を設置するとともに、前記サーバは、前記携帯無線端末の各々がどの中継器と交信しているかを検出することによって、各携帯無線端末を携帯した乗務員の所在している車両を前記車内表示装置に表示する第15の手段を有したことを特徴とする乗務員支援システム。
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