JPH08171603A - 光学的情報処理装置 - Google Patents

光学的情報処理装置

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JPH08171603A
JPH08171603A JP6313477A JP31347794A JPH08171603A JP H08171603 A JPH08171603 A JP H08171603A JP 6313477 A JP6313477 A JP 6313477A JP 31347794 A JP31347794 A JP 31347794A JP H08171603 A JPH08171603 A JP H08171603A
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JP
Japan
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scanner
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JP6313477A
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Katsumi Senda
克己 仙田
Kunihiko Sasaki
佐々木  邦彦
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 商品の販売状況と共にスキャナの位置も把握
することのできる光学的情報処理装置を提供する。 【構成】 図2の光学的情報処理装置は、販売員3がワ
ゴン5と共に携帯可能な筐体を有し、商品7に印刷され
たバーコード7aを読み取るスキャナ9と、ミリメート
ル波に変調されたアンテナビーム11を徐々に方向を変
えながら照射して客室1を走査する固定局13と、固定
局13からデータが電話回線などを介して入力される販
売基地管理局15とを備えている。スキャナ9がアンテ
ナビーム11を受信すると、バーコード7aの情報を返
送する。販売基地管理局15には、このときのアンテナ
ビーム11の方向とバーコード7aの情報とを組み合わ
せたデータが入力される。アンテナビーム11の方向は
スキャナ9の位置に、バーコード7aの情報は商品7の
販売状況にそれぞれ対応する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商品毎に付与された光
学的情報を読み取って処理する光学的情報処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、ほとんどの商品にバーコードなど
の光学的情報が付与されてきており、これらの光学的情
報を読み取って、商品の清算,在庫管理などの処理に使
用する光学的情報処理装置が考えられている。また、こ
の種の装置では、特開平2−19983号公報や特開平
6−12499号公報に記載のように、光学的情報を読
み取るスキャナと、その光学的情報を処理する処理装置
とを別体に設け、両者の間で上記光学的情報に関するデ
ータを無線送信することも考えられている。このよう
に、データを無線送信する場合、スキャナの移動の自由
度が向上する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の装
置を車内販売などにおける販売状況の管理に利用した場
合、販売員の位置(スキャナの位置)までは把握するこ
とができない。このため、例えば、販売員が忙しくなり
移動速度が遅くなった場合にも、応援の販売員を送るこ
とができない。また、このような課題は、船舶,航空機
などの交通機関の客室や、野球場,体育館,ホールな
ど、他の所定領域内における販売でも同様に発生する。
【0004】そこで、本発明は、商品の販売状況と共に
スキャナの位置も把握することのできる光学的情報処理
装置を提供することを目的としてなされた。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するために
なされた請求項1記載の発明は、図9に例示するよう
に、指向性を有する所定の電磁波を徐々に方向を変えな
がら照射して所定領域内を走査する走査手段と、商品毎
に付与された光学的情報を読み取る光学的情報読取手
段、および、該光学的情報読取手段にて読み取った光学
的情報を上記所定の電磁波を受信したときに無線送信す
る送受信手段を、携帯可能な筐体に収納してなるスキャ
ナと、上記送受信手段から送信された上記光学的情報
を、上記走査手段による上記電磁波の照射方向と対応付
けて記憶する記憶手段と、を備えたことを特徴とする光
学的情報処理装置を要旨としている。
【0006】請求項2記載の発明は、上記所定の電磁波
がミリメートル波であることを特徴とする請求項1記載
の光学的情報処理装置を要旨としている。請求項3記載
の発明は、上記送受信手段が、ミリメートル波を用いて
上記光学的情報を無線送信することを特徴とする請求項
1または2記載の光学的情報処理装置を要旨としてい
る。
【0007】
【作用および発明の効果】このように構成された請求項
1記載の発明では、走査手段は、指向性を有する所定の
電磁波を徐々に方向を変えながら照射して所定領域内を
走査する。また、スキャナの光学的情報読取手段は、商
品毎に付与された光学的情報を読み取り、送受信手段
は、光学的情報読取手段が読み取った光学的情報を上記
所定の電磁波を受信したときに無線送信する。そして、
記憶手段は、送受信手段から送信された光学的情報を、
上記走査手段による電磁波の照射方向と対応付けて記憶
する。
【0008】すなわち、送受信手段から光学的情報が送
信された場合、走査手段による電磁波の照射方向にスキ
ャナの送受信手段があることが判り、延いては、その方
向に販売員がいることが判る。また、送受信手段から送
信された光学的情報は商品の販売状況に対応している。
【0009】このため、本発明では、商品の販売状況と
共に、上記所定領域内におけるスキャナの位置(販売員
の位置)も把握することができる。従って、例えば、忙
しくて移動速度が遅くなった販売員に応援の販売員を送
ることも可能となる。請求項2記載の発明は、請求項1
記載の発明の構成に加えて、上記所定の電磁波がミリメ
ートル波であることを特徴としている。ミリメートル波
はきわめて良好な指向性を有することが知られている。
このため、走査手段はきわめて良好に上記所定領域内を
走査することができ、上記記憶手段に記憶される照射方
向は送受信手段の存在する方向、すなわちスキャナの位
置ときわめて良好に対応する。
【0010】従って、本発明では、請求項1記載の発明
の効果に加えて、スキャナの位置(販売員の位置)を一
層良好に把握することができるといった効果が生じる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明の
構成に加えて、送受信手段が、ミリメートル波を用いて
光学的情報を無線送信することを特徴としている。ミリ
メートル波を用いた無線送信では、短時間にきわめて多
量の情報を送信可能なことが知られている。このため、
本発明では、光学的情報読取手段が読み取った光学的情
報をきわめて正確かつ迅速に無線送信することができ
る。
【0011】また、ミリメートル波は遮蔽が容易で、遠
くまで届かない性質がある。このため、複数のスキャナ
が近接した位置に配設された場合でも、各スキャナが送
信する光学的情報が混線するのを良好に防止することが
できる。すなわち、本発明では、請求項1または2記載
の発明の効果に加えて、光学的情報をきわめて正確かつ
迅速に無線送信し、記憶手段に記憶することができると
共に、光学的情報の混線を良好に防止することができる
といった効果が生じる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。図1は本実施例の光学的情報処理装置の構成を概略
的に表すブロック図であり、図2は、その光学的情報処
理装置の構成および使用方法を表す説明図である。な
お、本実施例の光学的情報処理装置は、列車の客室1内
で使用されるものである。
【0013】図2に示すように、本実施例の光学的情報
処理装置は、販売員3がワゴン5と共に携帯可能な筐体
を有し、商品7に印刷または貼着されたバーコード7a
を読み取るスキャナ9と、客室1の天井1aに固定さ
れ、変調されたミリメートル波のアンテナビーム11を
徐々に方向を変えながら照射して客室1を走査する固定
局13と、列車外の地上に設けられ、後述の種々のデー
タが、固定局13から電話回線などを介して入力される
販売基地管理局15とを備えている。
【0014】また、固定局13は、図3の下面図に示す
ように構成された走査手段としての送受信アンテナ17
を備えている。すなわち、送受信アンテナ17は、マイ
クロストリップにより構成された25個のパッチエレメ
ントP11〜P55を、5行5列に配設してなり、個々
パッチエレメントP11〜P55にて、ミリメートル波
を無線送信すると共にスキャナ9の送受信アンテナ19
から送信されるミリメートル波を受信するいわゆるフェ
イズドアレイ方式のアンテナである。
【0015】一方、スキャナ9の送受信手段としての送
受信アンテナ19は、単一のパッチエレメントを有し、
そのパッチエレメントから円偏波を出力する周知のもの
である。この種の送受信アンテナ19は、例えば、略円
形のパッチエレメントに、90°変位した2方向から互
いに90°の位相差をもって送信信号を入力する構成に
よって実現される。
【0016】次に、スキャナ9,固定局13,および販
売基地管理局15の構成を、図1,図4に基づいて更に
詳しく説明する。図1に示すように、スキャナ9は、電
池21から供給される電力によりバーコード7aに片側
から順次光を照射する光源23と、バーコード7aから
の反射光をレンズ25を介して受光してその受光光量に
応じた電圧を出力する光学的情報読取手段としての受光
センサ27と、その受光センサ27の出力を増幅する低
周波増幅器29と、その低周波増幅器29の出力をデジ
タル信号に整形してECU31へ入力する波形整形器3
3とを備えている。
【0017】ECU31は、受光センサ27にて読み取
ったバーコード7aに対応する商品名および金額を算出
してメモリ31aに記憶すると共に、その金額をディス
プレイ39に表示する。なお、ECU31のこれらの処
理は周知であるので、詳細な説明を省略する。
【0018】また、ECU31は、送受信アンテナ19
の送受信を切り換える切り換え器41に接続されると共
に、デジタル変調器43,アップコンバータ45を介し
て、またデジタル復調器47,ダウンコンバータ49を
介して、それぞれ切り換え器41に接続されている。更
に、アップコンバータ45,ダウンコンバータ49に
は、それぞれ局部発振器51,53が接続されている。
【0019】このため、切り換え器41を送信側に切り
換えると、ECU31が出力する信号はデジタル変調器
43にて約1GHzの信号に変調された後、アップコン
バータ45にて局部発振器51の出力信号(約29GH
z)と混合されてミリメートル波(約30GHz)に変
換され、更に、切り換え器41および送受信アンテナ1
9を介して無線送信される。また、切り換え器41を受
信側に切り換えると、送受信アンテナ19が受信したミ
リメートル波(約30GHz)は、切り換え器41を介
してダウンコンバータ49に入力され、局部発振器53
の出力信号と混合されて10Mz程度のデジタル信号に
変換され、更に、デジタル復調器47にて復調された後
ECU31に入力される。
【0020】一方、固定局13は、パッチエレメントP
11〜P55からのミリメートル波の出力タイミングを
変化させることにより、各パッチエレメントP11〜P
55からのミリメートル波が共振し合う方向を変化さ
せ、アンテナビーム11の方向を変えるECU61を備
えている。また、ECU61と送受信アンテナ17との
間には、上記ECU31,送受信アンテナ19間と同様
に、デジタル変調器63,アップコンバータ65,デジ
タル復調器67,ダウンコンバータ69,切り換え器7
1,および局部発振器73,75が設けられている。
【0021】このため、ECU61からの指示により切
り換え器71を送信側に切り換えると、ECU61が出
力する信号はデジタル変調器63にて変調された後、ア
ップコンバータ65にてミリメートル波に変換され、切
り換え器71,送受信アンテナ17を介して無線送信さ
れる。また、切り換え器71を受信側に切り換えると、
送受信アンテナ17が受信したミリメートル波は、切り
換え器71を介してダウンコンバータ69に入力され、
10Mz程度のデジタル信号に変換された後、デジタル
復調器67で復調されてECU61に入力される。
【0022】また、ECU61は、他の固定局13のE
CU61と共に、ネットワークコントローラ77に接続
されている。ネットワークコントローラ77は、各固定
局13から入力される後述の売上データを集計する処理
を行い、その集計結果を電話回線などを利用して販売基
地管理局15へ送信する周知のものである。
【0023】更に、販売基地管理局15は、図4に示す
ように、ネットワークコントローラ77から送信された
データを図示しない復調回路等を介して受信するECU
81と、上記データ等を記憶する記憶手段としてのメモ
リ83とを備えており、ECU81は、接続されたキー
ボード85の操作に応じてCRT87に上記データ等の
表示を行う。
【0024】次に、スキャナ9,固定局13,販売基地
管理局15の間で行われるデータ処理について、図5〜
7のフローチャートに基づいて説明する。先ず、図5
は、スキャナ9のデータ通信処理を表すフローチャート
である。なお、スキャナ9のECU31は、電源投入時
にこの処理を開始すると共に、バーコード7aに対応す
る商品名および金額を算出してメモリ31aに記憶する
前述の処理を、この処理への割込処理として別ルーチン
で実行する。
【0025】処理を開始すると、先ず、ステップ101
にて切り換え器41を受信側に切り換える。続くステッ
プ103では、アンテナビーム11を介して固定局13
から後述のデータ要求コマンドを受けたか否かを判断
し、データ要求コマンドが有るまで待機する。データ要
求コマンドを受けると(ステップ103:YES)、ス
テップ105へ移行して切り換え器41を送信側に切り
換える。続くステップ107では、メモリ31aに記憶
されている商品名および金額のリスト(以下、売上デー
タという)を、送受信アンテナ19を介してミリメート
ル波で無線送信する。送信が終わると、ステップ101
へ移行し、再び、切り換え器41を受信側に切り換え
る。なお、ステップ107によるデータ送信終了後、メ
モリ31aの内容は一旦クリアされる。
【0026】図6は、固定局13のデータ通信処理を表
すフローチャートである。なお、固定局13のECU6
1は電源投入時にこの処理を開始する。処理を開始する
と、先ず、ステップ201にて切り換え器71を送信側
に切り換える。続くステップ203では、パッチエレメ
ントP11〜P55からのミリメートル波の出力タイミ
ングを変化させることにより、アンテナビーム11の方
向を変更する。そして、続くステップ205で、上記変
更した方向にデータ要求コマンドをミリメートル波で無
線送信する。
【0027】続いて、ステップ207にて切り換え器7
1を受信側に切り換え、更に、続くステップ209で、
データの受信を開始したか否かを判断する。アンテナビ
ーム11の方向にスキャナ9の送受信アンテナ19があ
ると、前述のステップ107にて売上データの送信が行
われる。本ステップでは、送受信アンテナ17を介して
この売上データのスタートビットをECU61が受信し
たか否かを判断するのである。
【0028】データの受信を開始しない場合(ステップ
209:NO)は、ステップ201へ移行し、アンテナ
ビーム11の方向を変更して前述の処理を繰り返す。そ
して、アンテナビーム11の方向にスキャナ9が存在
し、上記売上データの受信開始を判断すると(ステップ
209:YES)、ステップ211にて売上データの受
信を行う。この処理は、続くステップ213でデータ受
信の終了を判断するまで(ステップ213:YES)、
繰り返し実行される。また、受信した売上データは、そ
のときのアンテナビーム11の方向、および当該固定局
13に割り当てられた固定局コードと対応付けてネット
ワークコントローラ77へ入力される。続いて、ステッ
プ213で、データ受信の終了を判断すると、すなわ
ち、ECU61が売上データのストップビットを受信す
ると、ステップ201へ移行し、前述の処理を繰り返し
実行する。
【0029】ネットワークコントローラ77は、各固定
局13から入力されるアンテナビーム11の方向,固定
局コード,商品名,金額のデータ列を集計して販売基地
管理局15へ送信する。すると、販売基地管理局15は
上記データに対する種々の処理を実行する。例えば、キ
ーボード85にて列車名,商品名,およびその商品7の
補充判定を指示すると、ECU81は図7に示す商品補
充判定処理を実行する。
【0030】処理を開始すると、先ず、ステップ301
にて、当該列車における当該商品7の初期積み込み個数
を変数Aに代入する。なお、この初期積み込み個数は、
当該列車発車時に、所定のデータ通信により入力され、
メモリ83に記憶されている。続くステップ303で
は、当該列車の固定局13に対応する固定局コードと、
当該商品7の商品名とを有する上記データ列の数に基づ
き、当該列車における当該商品7の売上個数を算出し、
変数Bに代入する。
【0031】続くステップ305では、A−Bが予め設
定された所定値K以上か否かを判断する。そして、K≦
A−Bのときはステップ303へ移行して上記処理を繰
り返し、K>A−Bのときはステップ307へ移行す
る。ステップ307では、商品7の残りが所定値Kを下
回ったとして、当該列車の次の停車駅に商品追加補充メ
ッセージを転送してステップ303へ移行する。
【0032】以後、ステップ303〜307の処理を、
キーボード85にて処理の中止が指示されるまで続行す
る。このため、この処理を実行すれば、商品7の売り切
れを未然に察知して、当該商品7を補充することが可能
となる。なお、上記初期積み込み個数は、当該商品7の
補充時に更新される。
【0033】また、キーボード85にて列車名および販
売員3の位置表示を指示すると、ECU81は、当該列
車の固定局13に対応する固定局コードを有する上記デ
ータの内、最も新しいものの固定局コードおよびアンテ
ナビーム11の方向を読み出す。するとそのアンテナビ
ーム11の照射方向近傍にスキャナ9の送受信アンテナ
19が有ることが判る。そこで、このデータに基づき、
スキャナ9の位置、延いては販売員3の位置をCRT8
7上に表示することができる。
【0034】このため、本実施例では、商品7の販売状
況と共に、列車における販売員3の位置も把握すること
ができる。従って、例えば、忙しくて移動速度が遅くな
った販売員3に応援の販売員を送ることも可能となる。
また、本実施例では、アンテナビーム11にミリメート
ル波を使用しているので、次のような効果も得られる。
すなわち、ミリメートル波はきわめて良好な指向性を有
することが知られている。このため、固定局13はきわ
めて良好に客室1内を走査することができ、上記処理に
よって、きわめて正確に販売員3の位置を把握すること
ができる。更に、列車の客室1は略直線状に細長く形成
されている。このため、送受信アンテナ17は、客室1
内を略1次元的に走査すればよく、きわめて効率よく走
査することができる。従って、販売員3の位置を一層迅
速かつ正確に把握することができる。
【0035】また、上記販売員3の位置を把握する処理
を実行する場合、スキャナ9のメモリ31aに何も記憶
されていない場合にも上記ステップ107にてなんらか
のデータを送信するように、ECU31を構成しておく
のが望ましい。こうすれば、商品7が一つも売れていな
いときにも販売員3の位置を検知することができる。ま
た、この場合、販売員3がスキャナ9を紛失した場合に
も容易にスキャナ9の位置を検知することができる。
【0036】更に、上記実施例では、スキャナ9が売上
データをミリメートル波を用いて無線送信している。ミ
リメートル波を用いた無線送信では、短時間にきわめて
多量の情報を送信可能なことが知られている。このた
め、本実施例では、上記売上データをきわめて正確かつ
迅速に無線送信することができる。また、ミリメートル
波は遮蔽が容易で、遠くまで届かない性質がある。この
ため、複数のスキャナ9が近接した位置で使用された場
合でも、各スキャナ9が送信する売上データが混線する
のを良好に防止することができる。特に、本実施例のよ
うに室内でスキャナ9が使用される場合、ミリメートル
波の遮蔽がきわめて容易で、きわめて良好に混線を防止
することができる。更に、本実施例のスキャナ9では、
円偏波を用いて売上データを送信する。このため、固定
局13とスキャナ9との角度関係が変化しても良好に売
上データを送信することができる。従って、本実施例の
スキャナ9は操作者の使用し易い角度で使用することが
できる。
【0037】なお、本発明は上記実施例になんら限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々の態様で実施することができる。例えば、上記実施例
では、光学的情報としてバーコード7aを読み取ってい
るが、アラビア数字などを読み取る装置に本発明を適用
することもできる。また、上記実施例では、固定局13
の送受信アンテナ17によって列車の客室1を走査して
いるが、同様の送受信アンテナ17によって、この他種
々の領域を走査することができる。例えば、図8に例示
するように平面状の領域101を走査することもでき
る。この場合、領域101を複数の行iと列jとで区画
し、各区画毎に順次データ要求コマンドを送信するよう
にすればよい。従って、本発明は、船舶,航空機などの
交通機関の客室や、野球場,体育館,ホールなどにおけ
る販売にも適用することができる。
【0038】更に、売上データの送信は例えば中波領域
の電磁波を使用して行ってもよい。この種の電磁波は指
向性が小さいので、売上データを列車の一箇所で受信す
ることができる。この場合も、当該時点でデータ要求コ
マンドを送信している固定局13が特定できれば、販売
員3の位置を良好に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の光学的情報処理装置の構成を概略的に
表すブロック図である。
【図2】実施例の光学的情報処理装置の構成および使用
方法を表す説明図である。
【図3】実施例の送受信アンテナの構成を表す下面図で
ある。
【図4】実施例の販売基地管理局の構成を概略的に表す
ブロック図である。
【図5】実施例のスキャナのデータ通信処理を表すフロ
ーチャートである。
【図6】実施例の固定局のデータ通信処理を表すフロー
チャートである。
【図7】実施例の販売基地管理局の商品補充判定処理を
表すフローチャートである。
【図8】他の実施例の領域を表す説明図である。
【図9】本発明の構成例示図である。
【符号の説明】
3…販売員 7…商品
7a…バーコード 9…スキャナ 11…アンテナビーム
13…固定局 15…販売基地管理局 17…送受信アンテナ
19…送受信アンテナ 27…受光センサ 31,61,81…ECU
31a,83…メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指向性を有する所定の電磁波を徐々に方
    向を変えながら照射して所定領域内を走査する走査手段
    と、 商品毎に付与された光学的情報を読み取る光学的情報読
    取手段、および、該光学的情報読取手段にて読み取った
    光学的情報を上記所定の電磁波を受信したときに無線送
    信する送受信手段を、携帯可能な筐体に収納してなるス
    キャナと、 上記送受信手段から送信された上記光学的情報を、上記
    走査手段による上記電磁波の照射方向と対応付けて記憶
    する記憶手段と、 を備えたことを特徴とする光学的情報処理装置。
  2. 【請求項2】 上記所定の電磁波がミリメートル波であ
    ることを特徴とする請求項1記載の光学的情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 上記送受信手段が、ミリメートル波を用
    いて上記光学的情報を無線送信することを特徴とする請
    求項1または2記載の光学的情報処理装置。
JP6313477A 1994-12-16 1994-12-16 光学的情報処理装置 Pending JPH08171603A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001202416A (ja) * 1999-02-03 2001-07-27 Masanobu Kujirada 場所又は行為状況を要素とする取引システム
JP2004227120A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 Hitachi Kokusai Electric Inc 乗務員支援システム

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JP2001202416A (ja) * 1999-02-03 2001-07-27 Masanobu Kujirada 場所又は行為状況を要素とする取引システム
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