JP2004222676A - 納豆菌の培養方法及び粘性物質の製造方法 - Google Patents
納豆菌の培養方法及び粘性物質の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004222676A JP2004222676A JP2003017742A JP2003017742A JP2004222676A JP 2004222676 A JP2004222676 A JP 2004222676A JP 2003017742 A JP2003017742 A JP 2003017742A JP 2003017742 A JP2003017742 A JP 2003017742A JP 2004222676 A JP2004222676 A JP 2004222676A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bacillus natto
- viscous substance
- natto
- iwasaki
- producing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Beans For Foods Or Fodder (AREA)
Abstract
【課題】従来の納豆菌を使用する粘性物質の製造では十分に高い効率で粘性物質が得られず、効果的な製法が存在しなかった。本発明は、従来存在しない納豆菌を利用して、高い効率で納豆菌に由来する粘性物質を製造する方法を提供することを目的とする。
【解決手段】シュクロースを炭素源とし、大豆ペプトンまたは大豆粉砕物を窒素源としてPH6〜8の緩衝液を添加した液体培地に、岩崎納豆菌を接種し、培養し、この培養した納豆菌を利用して粘性物質を製造する。
【解決手段】シュクロースを炭素源とし、大豆ペプトンまたは大豆粉砕物を窒素源としてPH6〜8の緩衝液を添加した液体培地に、岩崎納豆菌を接種し、培養し、この培養した納豆菌を利用して粘性物質を製造する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、納豆菌の培養方法、および食品として用いられる納豆菌産生の粘性物質の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
1000年以上も日本国民に食されてきた納豆の原点は納豆本来の数十種類のミネラル・酵素・ビタミン等の栄養分にある。
一般に、食用納豆は、大豆を水に浸漬して吸水させ蒸煮するか水煮にするかした後、稲わらに包み、40〜43℃の温度で12〜16時間放置して、豆粒の表面が灰白色の菌膜で覆われた状態で得られるものである。
【0003】
また、純粋培養の納豆菌(Bacillus Natto)を使用し、キョウギ(経木)に包装して作られたものもある。このようにして作られる納豆から生産される粘性物質は、非常に栄養価が高く健康にも良い食品であるといわれている。
【0004】
しかしながら、これら納豆より生産される粘性物質を効率よく得る培養方法は全く研究されておらず、また納豆より生産される粘性物質は、糸引感や臭いの問題があるので、汎用されるには至っていない。
【0005】
最近ではこのような問題点を改善するために粘性物質だけを得る手段が考えられてきている、たとえば特許文献1には、蒸煮した大豆に納豆菌を繁殖させ、熟成して得られる食用納豆から粘性物質を選択的に抽出する方法が開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特公昭61−30541号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来技術は、蒸煮大豆に納豆菌を繁殖させて熟成させた一般の食用納豆を出発原料として用いたものであるから、糸引感や臭いの問題のない粘性物質のみを選択的に効率よく培養することができないという問題点がある。
【0008】
また、上記した従来技術は、納豆菌の培養生成物中の栄養価が高く、特にプロテアーゼ活性の高い粘性物質を効率よく抽出するための技術を充分に開示するものではない。
【0009】
そこで、この発明は、上記した問題点を解決し、粘性物質のみを選択的に効率よく培養する納豆菌の培養方法、及びプロテアーゼ活性の高い粘性物質を効率よく抽出できる粘性物質の製造方法を提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、第1に、シュクロースを炭素源とし、大豆ペプトンまたは大豆粉砕物を窒素源としてPH6〜8の緩衝液を添加した液体培地に、岩崎納豆菌(Bacillus Natto Iwasaki)を接種し、培養することを含んで成ることを特徴とする納豆菌の培養方法であり、第2に、シュクロースを炭素源とし、大豆ペプトン又は大豆粉砕物を窒素源とし、PH値6〜8の緩衝液を添加した液体培地に、岩崎納豆菌(Bacillus Natto Iwasaki)を接種し、培養した後、これを遠心分離して液相部分を分取し、この液体をアセトン中に混合して粘性物質を分離沈澱させ、これに緩衝液と水を加えた粘性物質水溶液をエチルアルコールに混合し、これを粉砕し冷暗所に静置した後、沈殿した粘性物質を分取することを含んで成ることを特徴とする粘性物質の製造方法である。
【0011】
本発明では、納豆菌の培養やこの培養納豆菌を使用する粘性物質の製造に際して、従来の納豆菌(Bacillus Natto)に代えて岩崎納豆菌(Bacillus Natto Iwasaki)を使用することを特徴とする。この岩崎納豆菌は、従来の納豆菌と比較して粘性物質のみを選択的により効率良く培養できるという特質を有している。
【0012】
【実施例】
液体培地の炭素源としてのシュクロースの最適性、およびその好適な配合量を調べるため、「炭素源としての糖質の比較試験」、「シュクロースの使用量比較試験」を行った。
その結果、この発明における液体培地の炭素源は、二糖類であるシュクロースが適当であることが分かった。単糖類のグルコースやフルクトースを炭素源として用いた培地では、粘性物質を所期した程度には効率良く生産させることができなかった。
【0013】
液体培地におけるシュクロースの配合量は、培地に添加する水1000重量部に対して20〜40重量部とすることが好ましく、30〜40重量部であることがより好ましい。即ち、20重量部未満の割合でシュクロースを添加した液体培地では、粘性物質を所期した程度まで効率良く生産させることができず、又40重量部を越えて多量に添加した液体培地では、経済的効率性から見ても実用性がないと考えられるからである。
大豆ペプトンの配合量を40重量部とした実験において粘性物質生産量は最も高率であった。大豆ペプトンの好適な配合量は、培地に添加する水1000重量部に対して40重量部前後とすることが好ましいことが分かる。
【0014】
本発明に用いる大豆ペプトンは、大豆、即ちGlycine max Merrillの種実のアルカリ、酸、酵素による部分分解物であり、プロテオースより分解度が進んでいる。又本発明で用いる大豆粉砕物は、国産大豆を機械的に粉粒状に細かく砕いて大豆タンパクを水に浸出し易くしたものである。
窒素源として純粋なアミノ酸又はその塩を用いた培地組成では、粘性物質生産量は低率であり、大豆ペプトンを用いた培地組成とすることが粘性物質生産量を高率に維持するために好ましい。
【0015】
液体培地の好適な培養温度を調べるため、「培養温度による粘性物質生産量の比較試験」を行った結果、培養温度は35℃であることが最適であり、粘性物質を高率に生産するためには、30〜40℃に設定することが好ましいことが分かった。
ここまでの試験結果を纏めると、納豆菌粘性物質を多量に生産させる培地に関して、炭素源として糖質であるシュクロースを用い、窒素源として大豆ペプトンを用い、殺菌した培地に納豆菌を接種し、30〜40℃で静置培養を行うことが好ましいといえる。
【0016】
次に下記組成の培地を2000ml容のフラスコ中で殺菌後、岩崎納豆菌(実施例1)又は市販の納豆菌(比較例1)を接種し、35℃の恒温器にて20日間の静置培養を行った。
【0017】
【0018】
次に培養した液状培地を、3500rpm、20分の遠心分離条件で固形分を分離し、固形分を除いた培養液1000mlに対して次の操作1を行った。
操作1:培養液を、1.5倍量の冷アセトン中に攪拌しながら緩やかに加え、粘性物質を沈殿させた。この粘性物質にpH7.0マックルベン緩衝液50ml水350mlを加え、適宜攪拌しながら12時間冷暗所に静置して、約400mlの粘性物質水溶液とした。
【0019】
この粘性物質水溶液に対して再度操作1を繰り返した。その後、得られた粘性物質水溶液を3倍量の冷エチルアルコール中に攪拌しながら緩やかに加え、粘性物質を沈殿させた。沈殿した粘性物質に冷エチルアルコールを加えた後、ミキサーで粉砕した。この冷エチルアルコール混合粘性物質液を約4時間冷暗所に静置し、粘性物質含有沈殿物層(A層)と上澄層(B層)に分離し、B層を除去して沈殿物を取り出した。この沈殿物を60℃で3時間乾燥後、更に常温で24時間乾燥し、細粒の粘性物質を乳鉢で粉砕し、納豆菌の生産したナットウキナーゼ及び天然ビタミンK2(メラキノン7)を含む粘性物質の粉末を得た。
岩崎納豆菌を使用した実施例1と市販の納豆菌を使用した比較例1を比較すると、実施例で得られた粘性物質の含有量の方が高く、岩崎納豆菌の優秀性が確認された(実施例1では約1.9重量%、比較例1では約1.7重量%)。
【0020】
pH6のマックルベン緩衝液を添加した実施例1の培養液を三角フラスコに入れ、これに岩崎納豆菌(実施例2)又は市販の納豆菌(比較例2)を接種し、30℃で14日間静置培養を行った。次いで実施例1で述べた遠心分離を用いる方法で粘性物質量を測定した。pH6でも岩崎納豆菌を使用した方が得られる粘性物質量が多くなった。
同様にpH5のマックルベン緩衝液を使用したこと以外は実施例2及び比較例2と同じ条件で粘性物質の製造を行ったが、pH5の場合には岩崎納豆菌を使用しても満足できる量の粘性物質量が得られなかった。
【0021】
【発明の効果】
この発明は、シュクロースを炭素源とし、大豆ペプトンまたは大豆粉砕物を窒素源としてPH6〜8の緩衝液を添加した液体培地に、岩崎納豆菌を接種し、培養することを含んで成ることを特徴とする納豆菌の培養方法、及びこの納豆菌を利用する粘性物質の製造方法である。岩崎納豆菌を利用すると、粘性物質のみを選択的に従来より効率よく培養することができる。
【発明の属する技術分野】
この発明は、納豆菌の培養方法、および食品として用いられる納豆菌産生の粘性物質の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
1000年以上も日本国民に食されてきた納豆の原点は納豆本来の数十種類のミネラル・酵素・ビタミン等の栄養分にある。
一般に、食用納豆は、大豆を水に浸漬して吸水させ蒸煮するか水煮にするかした後、稲わらに包み、40〜43℃の温度で12〜16時間放置して、豆粒の表面が灰白色の菌膜で覆われた状態で得られるものである。
【0003】
また、純粋培養の納豆菌(Bacillus Natto)を使用し、キョウギ(経木)に包装して作られたものもある。このようにして作られる納豆から生産される粘性物質は、非常に栄養価が高く健康にも良い食品であるといわれている。
【0004】
しかしながら、これら納豆より生産される粘性物質を効率よく得る培養方法は全く研究されておらず、また納豆より生産される粘性物質は、糸引感や臭いの問題があるので、汎用されるには至っていない。
【0005】
最近ではこのような問題点を改善するために粘性物質だけを得る手段が考えられてきている、たとえば特許文献1には、蒸煮した大豆に納豆菌を繁殖させ、熟成して得られる食用納豆から粘性物質を選択的に抽出する方法が開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特公昭61−30541号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来技術は、蒸煮大豆に納豆菌を繁殖させて熟成させた一般の食用納豆を出発原料として用いたものであるから、糸引感や臭いの問題のない粘性物質のみを選択的に効率よく培養することができないという問題点がある。
【0008】
また、上記した従来技術は、納豆菌の培養生成物中の栄養価が高く、特にプロテアーゼ活性の高い粘性物質を効率よく抽出するための技術を充分に開示するものではない。
【0009】
そこで、この発明は、上記した問題点を解決し、粘性物質のみを選択的に効率よく培養する納豆菌の培養方法、及びプロテアーゼ活性の高い粘性物質を効率よく抽出できる粘性物質の製造方法を提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、第1に、シュクロースを炭素源とし、大豆ペプトンまたは大豆粉砕物を窒素源としてPH6〜8の緩衝液を添加した液体培地に、岩崎納豆菌(Bacillus Natto Iwasaki)を接種し、培養することを含んで成ることを特徴とする納豆菌の培養方法であり、第2に、シュクロースを炭素源とし、大豆ペプトン又は大豆粉砕物を窒素源とし、PH値6〜8の緩衝液を添加した液体培地に、岩崎納豆菌(Bacillus Natto Iwasaki)を接種し、培養した後、これを遠心分離して液相部分を分取し、この液体をアセトン中に混合して粘性物質を分離沈澱させ、これに緩衝液と水を加えた粘性物質水溶液をエチルアルコールに混合し、これを粉砕し冷暗所に静置した後、沈殿した粘性物質を分取することを含んで成ることを特徴とする粘性物質の製造方法である。
【0011】
本発明では、納豆菌の培養やこの培養納豆菌を使用する粘性物質の製造に際して、従来の納豆菌(Bacillus Natto)に代えて岩崎納豆菌(Bacillus Natto Iwasaki)を使用することを特徴とする。この岩崎納豆菌は、従来の納豆菌と比較して粘性物質のみを選択的により効率良く培養できるという特質を有している。
【0012】
【実施例】
液体培地の炭素源としてのシュクロースの最適性、およびその好適な配合量を調べるため、「炭素源としての糖質の比較試験」、「シュクロースの使用量比較試験」を行った。
その結果、この発明における液体培地の炭素源は、二糖類であるシュクロースが適当であることが分かった。単糖類のグルコースやフルクトースを炭素源として用いた培地では、粘性物質を所期した程度には効率良く生産させることができなかった。
【0013】
液体培地におけるシュクロースの配合量は、培地に添加する水1000重量部に対して20〜40重量部とすることが好ましく、30〜40重量部であることがより好ましい。即ち、20重量部未満の割合でシュクロースを添加した液体培地では、粘性物質を所期した程度まで効率良く生産させることができず、又40重量部を越えて多量に添加した液体培地では、経済的効率性から見ても実用性がないと考えられるからである。
大豆ペプトンの配合量を40重量部とした実験において粘性物質生産量は最も高率であった。大豆ペプトンの好適な配合量は、培地に添加する水1000重量部に対して40重量部前後とすることが好ましいことが分かる。
【0014】
本発明に用いる大豆ペプトンは、大豆、即ちGlycine max Merrillの種実のアルカリ、酸、酵素による部分分解物であり、プロテオースより分解度が進んでいる。又本発明で用いる大豆粉砕物は、国産大豆を機械的に粉粒状に細かく砕いて大豆タンパクを水に浸出し易くしたものである。
窒素源として純粋なアミノ酸又はその塩を用いた培地組成では、粘性物質生産量は低率であり、大豆ペプトンを用いた培地組成とすることが粘性物質生産量を高率に維持するために好ましい。
【0015】
液体培地の好適な培養温度を調べるため、「培養温度による粘性物質生産量の比較試験」を行った結果、培養温度は35℃であることが最適であり、粘性物質を高率に生産するためには、30〜40℃に設定することが好ましいことが分かった。
ここまでの試験結果を纏めると、納豆菌粘性物質を多量に生産させる培地に関して、炭素源として糖質であるシュクロースを用い、窒素源として大豆ペプトンを用い、殺菌した培地に納豆菌を接種し、30〜40℃で静置培養を行うことが好ましいといえる。
【0016】
次に下記組成の培地を2000ml容のフラスコ中で殺菌後、岩崎納豆菌(実施例1)又は市販の納豆菌(比較例1)を接種し、35℃の恒温器にて20日間の静置培養を行った。
【0017】
【0018】
次に培養した液状培地を、3500rpm、20分の遠心分離条件で固形分を分離し、固形分を除いた培養液1000mlに対して次の操作1を行った。
操作1:培養液を、1.5倍量の冷アセトン中に攪拌しながら緩やかに加え、粘性物質を沈殿させた。この粘性物質にpH7.0マックルベン緩衝液50ml水350mlを加え、適宜攪拌しながら12時間冷暗所に静置して、約400mlの粘性物質水溶液とした。
【0019】
この粘性物質水溶液に対して再度操作1を繰り返した。その後、得られた粘性物質水溶液を3倍量の冷エチルアルコール中に攪拌しながら緩やかに加え、粘性物質を沈殿させた。沈殿した粘性物質に冷エチルアルコールを加えた後、ミキサーで粉砕した。この冷エチルアルコール混合粘性物質液を約4時間冷暗所に静置し、粘性物質含有沈殿物層(A層)と上澄層(B層)に分離し、B層を除去して沈殿物を取り出した。この沈殿物を60℃で3時間乾燥後、更に常温で24時間乾燥し、細粒の粘性物質を乳鉢で粉砕し、納豆菌の生産したナットウキナーゼ及び天然ビタミンK2(メラキノン7)を含む粘性物質の粉末を得た。
岩崎納豆菌を使用した実施例1と市販の納豆菌を使用した比較例1を比較すると、実施例で得られた粘性物質の含有量の方が高く、岩崎納豆菌の優秀性が確認された(実施例1では約1.9重量%、比較例1では約1.7重量%)。
【0020】
pH6のマックルベン緩衝液を添加した実施例1の培養液を三角フラスコに入れ、これに岩崎納豆菌(実施例2)又は市販の納豆菌(比較例2)を接種し、30℃で14日間静置培養を行った。次いで実施例1で述べた遠心分離を用いる方法で粘性物質量を測定した。pH6でも岩崎納豆菌を使用した方が得られる粘性物質量が多くなった。
同様にpH5のマックルベン緩衝液を使用したこと以外は実施例2及び比較例2と同じ条件で粘性物質の製造を行ったが、pH5の場合には岩崎納豆菌を使用しても満足できる量の粘性物質量が得られなかった。
【0021】
【発明の効果】
この発明は、シュクロースを炭素源とし、大豆ペプトンまたは大豆粉砕物を窒素源としてPH6〜8の緩衝液を添加した液体培地に、岩崎納豆菌を接種し、培養することを含んで成ることを特徴とする納豆菌の培養方法、及びこの納豆菌を利用する粘性物質の製造方法である。岩崎納豆菌を利用すると、粘性物質のみを選択的に従来より効率よく培養することができる。
Claims (4)
- シュクロースを炭素源とし、大豆ペプトンまたは大豆粉砕物を窒素源としてPH6〜8の緩衝液を添加した液体培地に、岩崎納豆菌(Bacillus Natto Iwasaki)を接種し、培養することを含んで成ることを特徴とする納豆菌の培養方法。
- 培養を30〜40℃の静置培養とする請求項1に記載の納豆菌の培養方法。
- シュクロースを炭素源とし、大豆ペプトン又は大豆粉砕物を窒素源とし、PH値6〜8の緩衝液を添加した液体培地に、岩崎納豆菌(Bacillus Natto Iwasaki)を接種し、培養した後、これを遠心分離して液相部分を分取し、この液体をアセトン中に混合して粘性物質を分離沈澱させ、これに緩衝液と水を加えた粘性物質水溶液をエチルアルコールに混合し、これを粉砕し冷暗所に静置した後、沈殿した粘性物質を分取することを含んで成ることを特徴とする粘性物質の製造方法。
- 培養を30〜40℃の静置培養とする請求項3に記載の粘性物質の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003017742A JP2004222676A (ja) | 2003-01-27 | 2003-01-27 | 納豆菌の培養方法及び粘性物質の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003017742A JP2004222676A (ja) | 2003-01-27 | 2003-01-27 | 納豆菌の培養方法及び粘性物質の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004222676A true JP2004222676A (ja) | 2004-08-12 |
Family
ID=32904822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003017742A Pending JP2004222676A (ja) | 2003-01-27 | 2003-01-27 | 納豆菌の培養方法及び粘性物質の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004222676A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100448980C (zh) * | 2006-11-16 | 2009-01-07 | 任宪君 | 纳豆粘菌丝及其制备方法和应用 |
JPWO2016027300A1 (ja) * | 2014-08-19 | 2017-06-01 | 不二製油株式会社 | メナキノン−7含有培養物及びメナキノン−7の製造法 |
CN109770232A (zh) * | 2019-03-19 | 2019-05-21 | 张涛 | 一种华蒜豆食品及其制备方法 |
CN109965218A (zh) * | 2019-03-24 | 2019-07-05 | 张学海 | 一种果蔬纳豆的发酵工艺 |
CN113308500A (zh) * | 2021-06-22 | 2021-08-27 | 山东润德生物科技有限公司 | 一种从发酵液中提取维生素k2的方法 |
-
2003
- 2003-01-27 JP JP2003017742A patent/JP2004222676A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100448980C (zh) * | 2006-11-16 | 2009-01-07 | 任宪君 | 纳豆粘菌丝及其制备方法和应用 |
JPWO2016027300A1 (ja) * | 2014-08-19 | 2017-06-01 | 不二製油株式会社 | メナキノン−7含有培養物及びメナキノン−7の製造法 |
CN109770232A (zh) * | 2019-03-19 | 2019-05-21 | 张涛 | 一种华蒜豆食品及其制备方法 |
CN109770232B (zh) * | 2019-03-19 | 2022-07-29 | 张涛 | 一种华蒜豆食品及其制备方法 |
CN109965218A (zh) * | 2019-03-24 | 2019-07-05 | 张学海 | 一种果蔬纳豆的发酵工艺 |
CN113308500A (zh) * | 2021-06-22 | 2021-08-27 | 山东润德生物科技有限公司 | 一种从发酵液中提取维生素k2的方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Seo et al. | Production of fibrinolytic enzyme from soybean grits fermented by Bacillus firmus NA-1 | |
KR20200091788A (ko) | 발효된 곡물 분말 및 버섯 배지를 이용하여 균사체 분말을 제조하는 방법 | |
TW201915165A (zh) | 製備醱酵羽毛粉的枯草桿菌菌株及其用途 | |
CN111493292B (zh) | 一种以海洋生物和/或海产品加工废弃物为原料制备精膏的方法 | |
JP2021516701A (ja) | 脱毛治療用組成物の調製方法 | |
KR20150105700A (ko) | 버섯을 이용한 식품첨가물의 제조방법 및 식품첨가물을 포함한 밀가루 반죽 | |
CN102613578A (zh) | 一种制备含高浓度γ-氨基丁酸的食品功能性产品的方法 | |
JP2004222676A (ja) | 納豆菌の培養方法及び粘性物質の製造方法 | |
KR20070118721A (ko) | 대두액을 이용한 발효조성물 및 이를 이용한 기능성 식품 | |
WO2012040980A1 (zh) | 一种海洋来源BacillusubarbaricusSCSIO02429以及用它制备鱿鱼小肽的方法 | |
CN103202451B (zh) | 一种添加纳米钙粉的香菇调味汁制作方法 | |
JP2004350621A (ja) | ハナビラタケ乳酸発酵食品 | |
CN106795541B (zh) | 含有甲萘醌-7的培养物以及甲萘醌-7的制造法 | |
JPS60186260A (ja) | 粉末キノコ類エキス組成物 | |
JP3227430B2 (ja) | エリンギ菌糸体エキスの製造方法 | |
JPH07102105B2 (ja) | エノキ茸菌糸体およびバカス培地からの有用成分の抽出方法 | |
JPH07144A (ja) | 霊芝菌糸体エキスパウダーの製造方法 | |
JP2004267178A (ja) | 米糠を基質とした麹培養方法と玄米麹 | |
JP2005080502A (ja) | ピロロキノリンキノンを高含量で含有する食品及びその製造方法 | |
JP2908357B2 (ja) | 菌糸体含有培地からの有用成分の抽出方法 | |
WO2007066458A1 (ja) | 脂溶性成分抽出用酵母、その生産方法及びそれを用いた色調改善剤、並びに脂溶性成分の製造方法 | |
JP2020036586A (ja) | Bacillus属細菌及びその近縁種による発酵産物の利用 | |
JPH0435149B2 (ja) | ||
KR20170114603A (ko) | 세리포리아 락세라타 마스크 팩 시트 및 이의 제조방법 | |
JP2005089423A (ja) | 抗酸化性免疫賦活組成物、これを加工してなる機能性食品および抗酸化性免疫賦活作用の増強方法 |