JP2004218318A - スライドドアの支持構造 - Google Patents

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Sei Gennai
聖 源内
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Abstract

【課題】スライドドアの支持剛性を格段と向上できるとともに、走行中の騒音発生を防止し得るスライドドアの支持構造を提供する。
【解決手段】車体1に設けられたレール4と、当該レール4に沿って移動するローラ部13と、当該ローラ部13を回転自在に支持するアーム14とを有し、レール4にローラ部13およびアーム14を介してスライド自在に支持されたスライドドア3の支持構造において、車体1のスライドドア開口部2前方に、スライドドア3を閉じた際にアーム14を挟持するアーム固定部15を設けるようにした。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体に設けられるレールにスライド自在に支持されるスライドドアの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両には、車体に設けられるレールにスライド自在に支持され、車体の乗降用などに用いられるスライドドア開口部を開閉するスライドドアを備えたものがある。
【0003】
例えば特許文献1には、車体側部のスライドドア開口部の車体前後方向にレールが設けられるとともに、スライドドアに車体に向かって突出したアームが固定され、このアームに回転自在に設けられた移動手段としてのローラを介して、スライドドアをレールにスライド自在に支持したスライドドアの支持構造が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−317269号公報(第8図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、かかる特許文献1のスライドドアの支持構造の場合、スライドドアは、その開閉時に前記スライドドア開口部の後方の車体との干渉を回避するため、車体外側方向に引き出しながら車体後方へと移動させる必要がある。
【0006】
しかしながら、このような車体外側方向に引き出すスライドドアに固定されるアームは、必然的に車体に向かって長く突出したものとなる上、前記レールとアームとの間に介在されるローラは、スライドドアが全閉状態であっても完全に固定されていないため、例えばスライドドアの全閉時に車体側方方向から荷重が加わるような場合、スライドドアの車体に対する固定状態が低下し、この車体におけるスライドドアの支持剛性が不十分となるおそれがある。
【0007】
また、このようなスライドドアでは、車両の走行中にローラが振動する場合があり、この振動に伴ってガタツキ音などの騒音が生じるおそれがある。
【0008】
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、スライドドアの支持剛性を格段と向上できるとともに、走行中の騒音発生を防止し得るスライドドアの支持構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明にあっては、車体に設けられたレールと、当該レールに沿って移動する移動手段と、当該移動手段を回転自在に支持するアームとを有し、レールに移動手段およびアームを介してスライド自在に支持されたスライドドアの支持構造において、車体のスライドドア開口部前方に、スライドドアを閉じた際にアームを挟持するアーム固定部を設けるようにした。
【0010】
【発明の効果】
本発明によれば、車体のスライドドア開口部前方にアーム固定部を設け、スライドドアを閉じた際に、このアーム固定部によってアームを車体との間で挟持するようにしたことにより、スライドドアの車体に対する固定状態を強化することができるとともに、走行中にローラ部が振動するのを抑制することができ、かくしてスライドドアの支持剛性を格段と向上できるとともに、走行中の騒音発生を防止し得るスライドドアの支持構造を提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面と共に詳述する。
【0012】
図1〜図8は、本発明にかかるスライドドアの支持構造の一実施形態を示し、図1は本発明によるスライドドアの支持構造を適用した車両を示す斜視図、図2は本発明によるスライドドアの支持構造を上方から見て示す概略構成図、図3は図2におけるA−A断面を示す断面図、図4は図2におけるスライドドアの支持構造を拡大して示す斜視図、図5〜図7はスライドドアの閉動作の説明に供する概略構成図、図8は図7におけるB−B断面を示す断面図である。
【0013】
図1は全体として、本発明を適用した車両を示し、車体1の側部1aに乗降用などに用いられるスライドドア開口部2が形成されているとともに、このスライドドア開口部2を開閉するスライドドア3が車体1に支持されている。
【0014】
スライドドア3は、車体1前方側における上部が、スライドドア開口部2の上縁2aに沿って車体1に設けられた図外のアッパーレールに支持されており、下部がスライドドア開口部2の下縁2bに沿って車体1に設けられたロアレール4に支持されている。また、スライドドア3は車体後方側の中央部が、スライドドア開口部2後側の後部パネル1bに前後方向に延在して設けられたリアレール5に支持されている。これにより、スライドドア3は、前記アッパーレール、ロアレール4およびリアレール5等のレールに沿ってスライドするように構成されている。
【0015】
本実施形態の場合、スライドドア3はアウターパネル31とインナーパネル32とからなり、その下部の支持構造が図2および図3に示すように、車体1に設けられた直線状のロアレール4と、このロアレール4に沿って移動する移動手段としての第1のローラ13a、第2のローラ13bおよびこれら第1、第2のローラ13a、13bを回転自在に保持するローラ保持部13cを有するローラ部13と、スライドドア3に一端側が固定されたドア固定部11および一端側がローラ部13を回動自在に保持する保持部12を有するアーム14とにより構成されている。
【0016】
また、スライドドア開口部2前方、すなわち車体1におけるピラー1c近傍には、スライドドア3を閉じた際にアーム14の保持部12を挟持するアーム固定部としてのガイド部15が設けられているとともに、スライドドア3のインナーパネル32の前側下方には、スライドドア3が閉じた際に前記ガイド部15を収容するためのガイド収容部3aが設けられている。
【0017】
因みに、ロアレール4は下方に開口したコ字状であって、その内側にローラ部13の第1のローラ13aを移動自在に保持しており、このロアレール4の下方に位置し、車体1のフロアパネル1dの側方で車体1側部の前後方向に設けられるシル部1eとの間に介在されるロアパネル1f上を前記ローラ部13の第2のローラ13bが移動するようになっている。
【0018】
具体的に、アーム14は図4に示すように、ドア固定部11の一端側に上方に屈曲した屈曲部11aが設けられ、この屈曲部11aに穿設されるボルト用孔11cを介してスライドドア3のインナーパネル32にボルト16、ナット17により固定されている。なお、この実施形態の場合、スライドドア3のインナーパネル32内側には、ナット17との間にブラケット33が介在されており、ドア固定部11との固定剛性を高めるようになっている。
【0019】
また、このドア固定部11の他端側には、ストッパ11bが突設されており、この他端側に接続する保持部12の回動制限の役割を果たすようになっている。
【0020】
この保持部12は、上下一対の上側保持部12aと下側保持部12bとからなり、それぞれの他端側間にドア固定部11を介在するとともに、それぞれの一端側間にローラ部13のローラ保持部13cを介在し、各々穿設される接続用孔12c、11dおよび12c、13dを接続ピン18によって回動自在に接続するようになっている。
【0021】
このとき、保持部12とドア固定部11との接続点が、各々の他端よりも一端側(すなわち内側)となるようにすることにより、それぞれが重なり合う部分を多く取ることができるため、スライドドア3の開時には、スライドドア3の自重によるたわみを抑えることができるとともに、スライドドア3の閉時には、後述する車体1に設定されたガイド部15によりドア固定部11が支持されるため、保持部12が回動することによってローラ部13とアーム14とのスライドドア3の支持点がオフセットするので、ローラ部13に掛かるモーメントを抑えることができ、ドア下がりに対して有利になる。
【0022】
また、ドア固定部11の屈曲部11aと保持部12の他端側には、それぞればね保持部11e、12dが突設されるとともに、このばね保持部11e、12d間には、ばね19等の弾性部材でなる付勢手段が設けられており、スライドドア3の開時において、これらドア固定部11と保持部12とが、スライドドア3に対して略垂直となるように(すなわち、ドア固定部11と保持部12とが略直線状となるように)、保持部12をドア固定部11との接続ピン18を回転中心として上面視時計回り方向に付勢している。
【0023】
このとき、このドア固定部11の他端側には、上述したようにストッパ11bが突設されているため、保持部12がばね19によってドア固定部11と略直線状となる位置よりも先に回動しないように、回動制限することができる。
【0024】
一方、前記ガイド部15は、上下一対となるように、上側ガイド部15aと下側ガイド部15bとが一端側を基点に折り曲がった形状で形成され、これら上側ガイド部15aと下側ガイド部15b間にはスリット15cが設けられているとともに、この一端側にはボルト用孔15dが穿設され、このボルト用孔15dにボルト20を通して、スライドドア開口部2前方のピラー1c近傍の車体1に設けられた後述する図8に示す固定用ブラケット40に固定されている。
【0025】
かかる構成において、スライドドア3が開状態にある開時には、図2に示すように、アーム14のドア固定部11と保持部12とは、ばね19により車幅方向にほぼ直線状態で延在している。
【0026】
そして、このスライドドア3が閉じる際には図5および図6に示すように、アーム14の保持部12がガイド部15によって、ドア固定部11との接続側である他端側からガイド部15の前記一端側方向へガイドされることにより、このドア固定部11との接続ピン18を回転中心として車体前方方向、つまり図中矢印X方向へと回動する。このとき、この保持部12の一端側は、ローラ部13との接続ピン18を回転中心として図中矢印Y方向に回動するとともに、ローラ部13は、ロアレール4に沿って車体前方方向へとスライド移動する。また、ドア固定部11は、ガイド部15によって支持されるようになる。
【0027】
この後、スライドドア3が閉状態となる閉時には、図7および図8に示すように、ローラ部13がロアレール4の車体前方端部へ到達し、保持部12がガイド部15のガイドによって、ドア固体部11に対して略直角となる位置まで車体前方側へと回動するとともに、このガイド部15によって車体1との間で挟持される。また、ドア固定部11は、ガイド部15によって支持され、このとき、ガイド部15は、スライドドア3のインナーパネル32に設けられたガイド収容部3a内へと収容される。
【0028】
従って、このスライドドア3の支持構造によれば、スライドドア3の閉時、当該スライドドア3を支持するアーム14を車体1に設定されたガイド部15が直接支持するため、車体側方方向から荷重が加わるような場合においても、スライドドア3の車体1に対する固定状態を強化することができるとともに、走行中にローラ部13が振動するのを抑制することができる。
【0029】
また、このスライドドア3の支持構造によれば、車体1に設定されたロアレール4を湾曲させることなくスライドドア3を開閉することができ、ロアレール4を直線化することができるため、スライドドア3の開閉操作性を向上することができるとともに、車室内の寸法を車幅方向に拡大して車室空間を最大限に有効活用することができる。
【0030】
しかも、ドア固定部11と保持部12との間にばね19が設けられており、保持部12が当該ばね19によって上面視時計回り方向へと付勢されているため、ローラ部13は、常にロアレール4に押し付けられている状態となるので、第1のローラ13aとロアレール4との間に生じるガタツキ音を抑えることができる。
【0031】
さらに、このスライドドア3の支持構造によれば、保持部12とドア固定部11との接続点を各々の他端よりも一端側となる内側にすることにより、それぞれが重なり合う部分を多く取ることができるため、スライドドア3の開時には、スライドドア3の自重によるたわみを抑えることができるとともに、スライドドア3の閉時には、ガイド部15によりドア固定部11が支持されるため、保持部12が回動することによってローラ部13とアーム14とのスライドドア3の支持点がオフセットするので、ローラ部13に掛かるモーメントを抑えることができ、ドア下がりに対して有利にすることができる。
【0032】
なお、本発明におけるスライドドアの支持構造を、上述した実施形態を例に取って説明したが、本発明はこれに限ることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種実施形態を採用することができる。例えば、上述の実施形態においては、アーム14の保持部12がガイド部15のガイドにより、ドア固定部11との接続ピン18を回転中心として車体前方方向へ回動するようにした場合について述べたが、この保持部12がガイド部15のガイドにより、ドア固定部11との接続ピン18を回転中心として車体後方方向へ回動するようにしても良い。
【0033】
また、上述した実施形態においては、アーム14におけるドア固定部11と保持部12との間に付勢手段としてばね19を設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限ることなく、付勢手段としては、ばね以外の弾性部材や、この他種々のものを広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスライドドアの支持構造を適用した車両を示す斜視図である。
【図2】本発明によるスライドドアの支持構造を上方から見て示す概略構成図である。
【図3】図2におけるA−A線に沿う断面図である。
【図4】図2におけるスライドドアの支持構造を拡大して示す斜視図である。
【図5】スライドドアの閉動作の説明に供する概略構成図である。
【図6】スライドドアの閉動作の説明に供する概略構成図である。
【図7】スライドドアの閉動作の説明に供する概略構成図である。
【図8】図7におけるB−B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1・・・車体
2・・・スライドドア開口部
3・・・スライドドア
4・・・ロアレール(レール)
11・・・ドア固定部
12・・・保持部
13・・・ローラ部
14・・・アーム
15・・・ガイド部(アーム固定部)

Claims (3)

  1. 車体に設けられたレールと、当該レールに沿って移動する移動手段と、当該移動手段を保持するアームとを有し、上記レールに上記移動手段およびアームを介してスライド自在に支持されたスライドドアの支持構造において、
    上記車体のスライドドア開口部前方に、上記スライドドアを閉じた際に上記アームを挟持するアーム固定部を具える
    ことを特徴とするスライドドアの支持構造。
  2. 上記アームは、
    一端側が上記スライドドアに固定されるドア固定部と、
    一端側が上記移動手段を回動自在に保持する保持部と
    を有し、
    上記ドア固定部と上記保持部とが、それぞれ他端側で回動自在に接続され、上記スライドドアを閉じる際、上記保持部が上記アーム固定部によってガイドされることにより回動する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスライドドアの支持構造。
  3. 上記ドア固定部と上記保持部とは、それぞれ上記他端より一端側で接続される
    ことを特徴とする請求項2に記載のスライドドアの支持構造。
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