JP2004214877A - 可動ユニットのロック機構、位置センサ、可動ユニットの初期設定方法、および画像読取装置 - Google Patents
可動ユニットのロック機構、位置センサ、可動ユニットの初期設定方法、および画像読取装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】初期位置にて位置センサ41によって検知される係合突起27G、および固定位置にて固定するための係合突起27Gを有するCCDユニット27と、略円柱状であって円周方向に回転する本体部80B、係合突起27Gと係合する鍵状部80C、および位置センサ41検知される検知突起80Dを有するユニット固定装置80とを備えた装置において、位置センサ41は、CCDユニット27が初期位置に位置する際には係合突起27Gを検出し、CCDユニット27が固定位置に位置し鍵状部80Cが係合突起27Gに係合されている固定状態の際には検知突起80Dを検出するように配置する。この結果、1つの位置センサ41でCCDユニット27の初期位置と固定状態とが検出できる。
【選択図】 図11
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、可動ユニットのロック機構、可動ユニットの初期位置を検知する位置センサ、およびロック機構と位置センサとを搭載した画像読取装置、並びに位置センサを用いて可動ユニットを初期状態にする初期設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、移動可能な画像読取ユニットを備えた画像読取装置として、画像読取装置の搬送中に、画像読取ユニットの移動に伴う不具合が発生することを防止するために、この画像読取ユニットを画像読取装置の本体部に固定するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
この画像読取装置では、搬送時には画像読取ユニットを固定するが、使用時にこの固定状態を解除せずに画像読取ユニットを移動させようとすると不具合が発生する原因になるため、画像読取ユニットの固定状態を検知できるようなセンサを配置し、このセンサが画像読取ユニットの固定状態であると判定すれば、画像読取ユニットを動かさないようにしていた。
【0004】
【特許文献1】
実開昭63−198056号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記画像読取装置では、画像読取ユニットが固定状態であることを検知するために専用のセンサを設けているので、センサのために余分なスペースが必要になると共に、コストが高くなるという問題点があった。
【0006】
そこで、このような問題点を鑑み、搬送中には移動可能な可動ユニットを固定する機能を備えた装置において、本装置の小型化、および製造コストの削減をすることを本発明の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
かかる目的を達成するために成された、請求項1に記載の発明は、装置内に移動可能に配置され、固定位置に固定するための被係合部、および前記固定位置とは異なる初期位置検出用の第1被検出部を有する可動ユニットと、該可動ユニットが前記初期位置に位置する際に前記第1被検出部を検出するように配置されたセンサと、を備えた装置に搭載され、前記可動ユニットを固定するためのロック機構であって、前記可動ユニットが前記固定位置に位置する際に、非ロック位置からロック位置に変位させることにより前記被係合部と係合する係合部と、該係合部が非ロック位置からロック位置に変位した際に、該係合部と連動して変位し、前記センサにて検出可能な位置に配置される第2被検出部と、から構成されていることを特徴としている。
【0008】
本発明のように、可動ユニットを固定するためのロック機構に第2被係合部を備え、ロック機構が可動ユニットを固定している際には、第2被係合部が可動ユニットの位置を検出するセンサによって検知されるように構成すると、可動ユニットの位置を検出するセンサに対して、当該ロック機構による可動ユニットの固定状態を検出させることもできる。従って、このような装置では、可動ユニットの位置および固定状態をそれぞれ専用のセンサを用いて検出する場合と比べ、製造コストを削減することができる。
【0009】
具体的なロック機構の構成としては、請求項2に記載のように、回転可能な本体部を備え、係合部および第2被検出部は、本体部に一体的に固定配置されていてもよいし、請求項3に記載のように、直線状に移動可能な本体部と、本体部の移動に伴って回転する回転部とを備え、係合部は本体部または回転部に固定配置され、第2被検出部は、係合部が配置されていない側の本体部または回転部に固定配置されていてもよい。
【0010】
このようなロック機構によれば、可動ユニットの固定状態および非固定状態を容易に切替えることができると共に、確実に可動ユニットを固定することができる。
特に、回転可能な本体部に係合部および第2被検出部が一体的に固定配置されているものであれば、1つの部品で構成することができるので製造コストを削減することができる。
【0011】
また、請求項3に記載のロック機構において、可動ユニットの移動方向に対向する位置にロック機構を配置する場合には、請求項4に記載のように、可動ユニットが移動する方向とは垂直な方向に本体部を移動可能に構成することが好ましい。
【0012】
例えば、ロック機構と可動ユニットとが同一方向に移動するように構成した装置では、可動ユニットが移動する距離と、ロック機構が移動する距離との和の分だけの装置の長さが必要となるが、本発明(請求項4)のようにすると、ロック機構が移動する距離の分だけ、この長さを短くすることができるので、装置全体を小型化することができる。
【0013】
次に、第1被検出部と第2被検出部とは、同一方向からセンサに検出される位置に変位するように構成してもよいが、より好ましくは請求項5に記載のように、第1被検出部と第2被検出部とが異なる方向からセンサに検出される位置に変位するように構成されているとよい。
【0014】
このようにすると、第1被検出部がセンサに接近する際には、第2被検出部が退避する必要があるが、この第2被検出部が退避するために確保する領域を小さくすることができるので、装置全体を小型化することができる。
次に、請求項6に記載の発明は、装置内に移動可能に配置され、初期位置検出用の第1被検出部を有する可動ユニットと、非ロック位置からロック位置に変位することにより、前記可動ユニットを前記初期位置とは異なる固定位置で固定するためのものであって、非ロック位置からロック位置への変位に連動して変位する第2被検出部を備えたロック機構と、を備えた装置に搭載され、前記可動ユニットが前記初期位置または前記固定位置にあることを検知する位置センサであって、前記可動ユニットが前記初期位置に位置する際に前記第1検出部を検出可能で、しかも前記ロック機構が前記ユニットを前記固定位置に固定している際に前記第2被検出部を検出可能な位置に配置されたことを特徴としている。
【0015】
本発明(請求項6)の位置センサは、可動ユニットが初期位置に位置している際には、可動ユニットに形成された第1被係合部を検出し、可動ユニットが固定位置に位置し、ロック機構が可動ユニットを固定している際には、ロック機構に備えられた第2被係合部を検出する。
【0016】
従って、この位置センサによれば、可動ユニットの位置と、固定状態との両方を検知することができる。また、この位置センサを搭載した装置であれば、可動ユニットの位置および固定状態をそれぞれ専用の位置センサを配置する装置に比べ、製造コストを削減することができる。
【0017】
また、請求項6に記載の位置センサが搭載される装置において、可動ユニットには被係合部が備えられ、ロック機構には被係合部と係合する係合部が備えられている場合には、請求項7に記載の位置センサのように、可動ユニットが固定位置に位置し、係合部と被係合部とが係合される際に、第2被検出部を検出するように構成すればよい。このようにすれば、この位置センサは可動ユニットの固定状態を検出でき、この位置センサが搭載された装置は、ロック機構によって可動ユニットを確実に固定することができる。
【0018】
更に、請求項6または請求項7に記載の位置センサは、例えば機械式センサであってもよいが、請求項8に記載のように、発光素子と受光素子とを備えた光学センサであることが好ましい。
このような光学センサは、発光素子から受光素子までの光路が、前記第1被検出部または前記第2被検出部にて遮断されることにより、移動ユニットの初期位置または固定位置を検出するように構成されているので、例えば機械式センサと比べ精度がよく、更に価格が安いため、位置センサとしての性能を向上できると共に、製造コストを下げることができる。
【0019】
次に、請求項9に記載の発明は、装置内で移動可能に配置され、固定位置に固定するための被係合部、および前記固定位置とは異なる初期位置検出用の第1被検出部を有する画像読取ユニットと、該画像読取ユニットが前記初期位置に位置する際に前記第1被検出部を検出可能な位置に配置された検出手段と、前記画像読取ユニットを固定するための固定手段と、を備えた画像読取装置において、前記固定手段は、請求項1〜請求項5の何れかに記載のロック機構から成り、前記検出手段は、請求項6〜請求項8の何れかに記載の位置センサから成ることを特徴としている。
【0020】
本発明(請求項9)のように、移動可能な画像読取ユニットと、請求項1〜請求項5の何れかに記載のロック機構と、請求項6〜請求項8の何れかに記載の位置センサとを備えた画像読取装置であれば、確実に画像読取ユニットを固定できると共に、1つの位置センサによって画像読取ユニットの初期位置および固定状態を検出することができる。従って、本装置に可動ユニットの位置および固定状態を検出する専用のセンサを配置する場合と比べ、製造コストを削減できる。
【0021】
また、画像読取ユニットが画像読取動作の開始指示を待つ待機位置はどこにあってもよいが、請求項10に記載のように、待機位置は、固定手段および位置センサの近傍に位置することが好ましい。
このようにすると、固定手段により画像読取ユニットを固定する際に、画像読取ユニットの移動量が少なくてすむため、固定状態にするまでの時間を短くすることができる。
【0022】
更に、請求項10に記載の画像読取装置において、画像読取ユニットを固定状態にするまでの時間を更に短くするには、請求項11に記載のように、画像読取ユニットは、移動端近傍に位置し、固定位置と同一の位置であればよい。
このようにすれば、画像読取動作の開始指示を待つ待機状態であればいつでも画像読取ユニットを固定できるので、固定状態にするまでの時間を更に短くすることができ、使い勝手が向上する。
【0023】
また、請求項12に記載の画像読取装置は、原稿載置板と、原稿載置板を支持するカバー体と、両者の上面を覆う原稿台カバーとを備え、ロック機構を操作するためにロック機構に形成された操作部が、カバー体の上面に移動可能に配置されている。
【0024】
このように本発明(請求項12)では、カバー体の上面に配置された操作部は、原稿台カバーに覆われるように構成されているので、操作部が不意に操作されてしまうことを防止することができる。
更に、請求項12に記載の画像読取装置において、操作部が誤操作されることをより確実に防止するには、請求項13に記載のように、操作部の上面は、カバー体の上面と同一平面か、または、それ以下の高さに位置するようにすればよい。
【0025】
このようにすれば、操作部の上面は、カバー体の上面と同一平面から上方へは突出しないので、使用者の意図に反して操作部が固定状態と非固定状態との間で変位されることをより確実に防止できる。
また、請求項14に記載の発明は、請求項6〜請求項8に記載の位置センサを用いて、前記可動ユニットの固定状態を検出し、前記可動ユニットを移動可能な初期状態に設定する初期設定方法であって、前記位置センサが前記第1被検出部と前記第2被検出部との、何れかの被検出部を検出しているか否かを判定する第1工程と、該第1工程で前記位置センサが前記何れかの被検出部を検出していると判定されると、前記ロック機能による可動ユニットの固定を解除する指令をユーザに報知する第2工程と、該第2工程による報知後、前記位置センサが前記何れかの被検出部を検出しているか否かを判定する第3工程と、前記第3工程で前記位置センサが前記何れかの被検出部を検出していると判定されると、前記ユーザから前記可動ユニットを移動させる指示を得たか否かを判定する第4工程と、該第4工程で前記可動ユニットを移動させる指示が得られたと判定されると、前記可動ユニットを移動させる第5工程と、該第5工程で前記可動ユニットを移動させた後に、前記位置センサが前記何れかの被検出部を検出しているか否かを判定する第6工程と、を備え、前記第3工程で前記何れかの被検出部を検出していると判定され、且つ前記第4工程で前記可動ユニットを移動させる指示が得られなかったと判定されると、前記第3工程と前記第4工程とを繰返し行い、前記第1工程、前記第3工程、または前記第6工程において、前記位置センサが前記何れかの被検出部を検出していないと判定されると、前記ユニットを初期化することを特徴としている。
【0026】
つまり、請求項6〜請求項8に記載の位置センサを用いて、可動ユニットの位置および固定状態を検出する際には、位置センサが可動ユニットの初期位置および可動ユニットの固定状態の何れを検出しているか判定できない。そこで、本方法(請求項14)では、可動ユニットを初期状態に設定する際、第1工程で位置センサが何れかの被検出部を検出すると、その後の工程で、ユーザに固定状態の解除を促したり(第2工程)、可動ユニットを移動させたり(第5工程)することによって、何れの被検出部も検出されていないことを確認し、その後、可動ユニットを初期化するようにしているのである。よって本発明によれば、可動ユニットを移動可能な初期状態に設定することができる。
【0027】
尚、上記初期化とは、例えば、可動ユニットを所定位置に移動させたり、可動ユニットが画像読取ユニットであれば基準となる反射光量を測定したりすることである。
また、請求項14に記載の初期設定方法において、請求項15に記載のように、第6工程で位置センサが何れかの被検出部を検出していると判定されると、ユーザに異常を報知する第7工程を更に備えていることが好ましい。
【0028】
第6工程では、第5工程で可動ユニットを移動させているので、何れかの被検出部は検出されないはずであるが、第2工程で固定状態の解除を促したにもかかわらずユーザが固定状態を解除していなかったために第2被検出部が検出されたとも考えられる。このため、本発明(請求項15)のように、第6工程で位置センサが何れかの被検出部を検出した場合、可動ユニットの固定状態が判定できなかったものとして、何らかの異常があることをユーザに報知すれば、より正確に可動ユニットを移動可能な初期状態に設定することができる。
【0029】
更に、請求項15に記載の初期設定方法において、請求項16に記載のように、第7工程で異常を報知した後に、第2工程からの動作を行うことが好ましい。このようにすれば、第7工程でユーザに異常を報知した場合、再び第2工程に戻り可動ユニットの固定状態の検出を行うことができるので、より確実に可動ユニットを移動可能な初期状態に設定することができる。
【0030】
次に、請求項14〜請求項16に記載の初期設定方法において、第1工程で位置センサが何れかの被検出部を検出していないと判定された場合には、請求項17に記載のように、可動ユニットを初期位置に移動させるとよい。
第1工程で位置センサが何れかの被検出部を検出していないと判定された場合には可動ユニットは初期位置に位置していないので、本発明のように可動ユニットを初期位置の方向に移動させれば、位置センサは第1被検出部を検出し、初期位置に設定することができる。従って、このようにすれば、初期位置に基づいて可動ユニットを移動可能な状態に初期設定できる。
【0031】
また、請求項14〜請求項17に記載の初期設定方法において、第3工程で位置センサが何れかの被検出部を検出していないと判定された場合には、請求項18に記載のように、可動ユニットを初期位置に移動させるとよい。
第3工程で位置センサが何れかの被検出部を検出していないと判定された場合には可動ユニットは初期位置に位置していないので、可動ユニットを初期位置の方向に移動させれば、位置センサは第1被検出部を検出し、初期位置に設定することができる。従って、このようにすれば、初期位置に基づいて可動ユニットを移動可能な状態に初期設定できる。
【0032】
更に、請求項14〜請求項18に記載の初期設定方法において、第6工程で位置センサが何れかの被検出部を検出していないと判定された場合には、請求項19に記載のように、可動ユニットを初期位置に移動させるとよい。
第6工程で位置センサが何れかの被検出部を検出していないと判定された場合には可動ユニットは初期位置に位置していないので、可動ユニットを初期位置の方向に移動させれば、位置センサは第1被検出部を検出し、初期位置に設定することができる。従って、このようにすれば、初期位置に基づいて可動ユニットを移動可能な状態に初期設定できる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下に本発明にかかる実施の形態を図面と共に説明する。
〔実施例1〕
本実施例は、プリンタ機能、コピー機能、およびスキャナ機能を備えた多機能装置1に本発明を適用した場合の一例であり、この多機能装置1の全体構成を図1を用いて説明する。図1は多機能装置1の斜視図である。
【0034】
図1に示すように、多機能装置1は、多機能装置1の下部に位置するプリンタ2と、多機能装置1の上部に位置するスキャナ3(本発明でいう画像読取装置)と、多機能装置1の背面側に位置する給紙装置(図示省略)と、が組み込まれた構造になっている。また、多機能装置1の正面側の上部には、LCD表示部11Aと複数のボタン11Bとを備えた操作パネル11が設けられており、多機能装置1の正面側の下部には引出式の排紙トレー12が格納されている。
【0035】
給紙装置は、用紙を傾斜姿勢に保持する傾斜壁部13を備えており、複数枚の用紙を蓄積することができる。傾斜壁部13には、給紙モータ(図示省略)や給紙ローラ(図示省略)などが内蔵されており、給紙モータの駆動力により給紙ローラが回転すると、回転する給紙ローラが、用紙をプリンタ2に向けて送出する。プリンタ2によって画像が形成された用紙は、多機能装置1正面側にある排出口14から排出されるように構成されており、必要に応じて排紙トレー12を引出して、排出口14から排出される用紙を受けることができる。
【0036】
また、多機能装置1の上部には、多機能装置1の後方に配置されたヒンジ部10(図2参照。図1では図示省略。)を支点にして、上方へ回動する原稿台カバー15が備えられている。
次に、スキャナ3について図2を用いて説明する。図2は多機能装置1の原稿台カバー15を開いた状態を示す斜視図である。
【0037】
図2において、スキャナ3はフラットベッド型のものであり、ライン型CCDユニット27(本発明でいう可動ユニットまたは画像読取ユニット)によって、原稿台24に設けられたプラテンガラス26上に載置された原稿から画像を読み取るように構成されている。
【0038】
また、このCCDユニット27の一端側は、ガイド軸28に貫通されると共に、多端側は、ガイドレール32(図10参照。図2では図示省略)に乗せられることにより支持されており、駆動モータ70(図8参照。図2では図示省略。)がギヤ機構(図示省略)を介してベルト29を駆動させることによって、ベルト29と連動するCCDユニット27がプラテンガラス26に沿って移動する。
【0039】
更に、原稿台カバー15上部左端側には、複数枚の原稿から画像を順に読み取るためのADF機構16(図1参照)が設けられている。ADF機構16は、上述のCCDユニット27を移動させずに、原稿供給トレー18から1枚ずつ原稿を取り込んで、原稿台カバー15を閉じた際にCCDユニット27の上方に位置する原稿通過部30に通過させ、そこで原稿から画像を読み取って原稿排出トレー17に原稿を排出するものである。
【0040】
尚、原稿台24のプラテンガラス26の左側には、脱着自在なメンテナンスカバー31が設けられており、このメンテナンスカバー31を外すことにより、掃除や部品交換を容易にすることができる。また、このメンテナンスカバー31の裏面には、緩衝突起31B(図10参照。図2では図示省略。)と、後述する基準白板76(図10参照。図2では図示省略。)とが設けられており、メンテナンスカバー31には緩衝突起31Bを設けることで、多機能装置1の搬送中におけるCCDユニット27の図中上下方向の移動を抑制でき、更に緩衝突起31Bが後述するプラスチック材料から成る車輪27Fと衝突することにより、CCDユニット27の破損を防止することができる。
【0041】
また、原稿台24の一端部には、操作孔24Aが形成されており、この操作孔24Aから、この操作孔24A内にあるユニット固定装置42(本発明でいうロック機構。図3参照。図2では図示省略。)の操作部43A(図3参照。図2では図示省略。)を変位させることができる。
【0042】
また、CCDユニット27の位置を検出する位置センサ41(図3参照。図2では図示省略。)が、原稿台24内の所定位置に固定配置されている。
次に、CCDユニット27およびユニット固定装置42について図3〜図7を用いて説明する。図3はCCDユニット27の固定状態を示す斜視図、図4はユニット固定装置42の部品図、図5は角度を変えて固定状態のユニット固定装置を示す斜視図、図6は操作孔24Aとスライド部43に形成された操作部43Aとの位置関係を示す平面図、図7はCCDユニット27の非固定状態を示す斜視図である。
【0043】
図3に示すように、CCDユニット27は、本体部27AとCCD基板27Bとから構成されている。
本体部27Aの一端側(図3では左側)にはガイド軸28を挿通するための軸孔27Eと、他端側(図3では右側)にはガイドレール32に乗せられ、CCDユニット27を移動させるための車輪27Fとが備えられており、紙面に向かって略前後方向に滑らかに移動可能に設定されている。
【0044】
また、一般にCCDユニット27の本体部27Aには、グラスファイバー等によって強化されたエンジニアプラスチックが使用されるため、機械的強度は高いが、耐摩耗性が良くなく、カバー等と摺接すると、相手側を削ってしまうため、この車輪27Fは、例えば、POM(ポリアセタール樹脂)により構成されており、材料自体に潤滑性を有するため、輸送時に緩衝突起31Bと衝突したり、こすれたりしても磨耗による粉体(ゴミ)を発生することがなく、装置内のゴミの発生を低減している。
【0045】
更に、この車輪27Fは、CCDユニット27の本体部27AおよびCCD基板27Bを保護するために、充分大きな径を有し(図10参照)、搬送時に衝撃を受けてもCCDユニット27の本体部27AおよびCCD基板27Bを直接壁面に衝突させないようにしている。
【0046】
また、本体部27Aの内部にはCCD52(図8参照。図3では図示省略。)が組み込まれており、このCCD52は、制御装置51(図8参照。図3では図示省略。)とCCD基板27Bとに電気的に接続されている。
更に、本体部27AのCCD基板27B近傍には、CCDユニット27を固定するためのユニット固定装置42に係合される係合突起27Cと、位置センサ41によって検知される検知板27Dとを備えている。
【0047】
ユニット固定装置42は、図3〜図5に示すように、上面から見た際に略L字状を有し、図3における略左右方向に移動することによって、CCDユニット27を固定するロック位置および非ロック位置を切替え可能なスライド部43と、略円柱状の回転部44とから成り、スライド部43に形成されたラック部43C(図4参照)と、回転部44に形成されたピニオン部44C(図4参照)とを噛合させることにより(図5参照)、スライド部43の移動に伴って回転部44が回転するように構成されている。また、スライド部43は、車輪27Fと同様にPOMにより構成され、係合突起27Cと摺接しても装置内にゴミが発生しないようになっている。更に、突起43E(図4参照)により、スライド時のクリック感を与えるように構成されている。
【0048】
また、回転部44には、位置センサ41が検知可能な位置に変位可能な検知突起44Aが形成されている。
一方、スライド部43には、原稿台24に形成された操作孔24A内に位置するように配置される操作部43Aと、CCDユニット27の係合突起27Cと係合可能な係合溝43Bとが形成されている。
【0049】
そして、図6に示すように、スライド部43に形成された操作部43Aは、操作孔24A内に突出するように設定されており、ユーザがこの操作部43Aを、図6における左右方向に変位させることにより固定状態および非固定状態を切替えることができる。
【0050】
特に、図6(A)はCCDユニット27の固定状態を示し、操作部43Aは右側に寄せられている。この固定状態では、ユニット固定装置42のスライド部43の上面に設けられ、赤色等の視認性の高い色で着色された着色部43Dが、操作孔24Aから現れるように設定されており、ユーザはCCDユニット27が固定状態であることを容易に認識できるように構成されている。
【0051】
これに対して図6(B)はCCDユニット27の非固定状態を示し、操作部43Aは左側に寄せられている。この非固定状態では、上述の着色部43Dは操作部43Aの移動に伴って、操作孔24Aから確認できない位置まで変位するため、ユーザはCCDユニット27が非固定状態であることを容易に認識できる。
【0052】
尚、この操作部43Aは、原稿台カバー15に覆われるように構成されているので、操作部43Aが不意に操作されてしまうことを防止している。
また、操作部43Aの上面は、操作孔24Aの上面と同一平面か、またはそれ以下の高さに構成されている。従って、操作部43Aの上面は、操作孔24Aの上面と同一平面から上方へは突出しないので、使用者が意図することなく操作部43Aを固定状態と非固定状態との間で変位させることがない。
【0053】
次に、位置センサ41はCCDユニット27の検知板27Dおよびユニット固定装置42の回転部44の検知突起44Aの両方を択一的に検知可能な光学式センサであって、LED等からなる発光部41Aとフォトトランジスタ等からなる受光部41Bとから構成されている。この位置センサ41は上述した通り、スキャナ3の内部において、検知板27Dおよび検知突起44Aを択一的に検知可能な位置に固定配置されている。また、この位置センサ41では、発光部41Aから受光部41Bまでの光路が、遮断されることによって検知板27Dまたは検知突起44Aの有無を検出することができる。このように、この位置センサ41は、検知板27Dおよび検知突起44Aを同時に検出することはなく、検知板27Dまたは検知突起44Aのうちの一方が、位置センサ41により検出可能な検出位置から退避している(検出位置に位置しない)際に、検知板27Dまたは検知突起44Aのうちの他方を検出することができるのである。この結果、CCDユニット27が初期位置に位置していること、およびユニット固定装置42がCCDユニット27を固定する固定状態であることを検出することができる。
【0054】
ここで、図3および図5はユニット固定装置42によってCCDユニット27を固定している状態を示している。
図3において、CCDユニット27の固定位置にて、スライド部43は右側に寄せられており、係合溝43Bと係合突起27Cとが係合されている。また、この際、回転部44に形成された検知突起44Aは、位置センサ41が検知可能な位置に来るように設定されている。
【0055】
一方、図7は、ユニット固定装置42がCCDユニット27を開放している状態を示している。
図3の状態に比べ、図7に示す状態では、ユニット固定装置42のスライド部43は左方向に変位しており、係合溝43Bと係合突起27Cとは隔離され、非係合状態となり、CCDユニット27は移動自在になる。そして、回転部44に形成された検知突起44Aはスライド部43の移動と連動して変位し、図7における紙面に向かって手前方向に移動し、位置センサ41が検知突起44Aを検出できない位置まで変位する。また、図7に示す状態は、移動可能になったCCDユニット27を、図7における紙面に向かって最も手前側にまで移動させ、位置センサ41が検知板27Dを検知する初期位置まで移動させた状態である。
【0056】
次に、スキャナ3を制御する制御装置51について図8を用いて説明する。図8はスキャナ3を示すブロック図である。
図8に示すように、スキャナ3に備えられた制御装置51は、CPU61と、ROM62と、RAM63と、EEPROM64と、サンプリング制御部65と、CCD制御部66とを備えており、CCDユニット27、位置センサ41、操作パネル11、駆動モータ70を動作させるための駆動回路69、プリンタ2などが電気的に接続されていると共に、パーソナルコンピュータ68(PC68)等のホスト装置を接続可能に構成されている。また、CPU61とROM62とRAM63とEEPROM64とは、マイクロコンピュータを構成している。
【0057】
また、CCDユニット27は、制御装置51に制御され、CCD52とアナログデジタル変換器53(ADC53)とから構成されている。
このように構成されたCCDユニット27では、CCD52によって読み取られた画素信号を、ADC53に入力し、この画素信号を順次デジタル信号としての画素データに変換した後に、制御装置51内のサンプリング制御部65に入力する。
【0058】
制御装置51を構成しているサンプリング制御部65は、CCDユニット27から出力された画素データのうち、RAM63に記憶させる必要のない画素データを除去しつつ、残りの画素データをRAM63に記憶する。
CPU61は、ROM62に記憶されているプログラムに基づいて、RAM63に記憶されている画素データを読み出し、その画素データをプリンタ2またはPC68に向けて出力する。
【0059】
また、CPU61は、位置センサ41からの検知や、操作パネル11からの指示に従って、CCD制御部66に指令を送り、CPU61から指令を受けたCCD制御部66は、CCDユニット27の動作モードを切り替えたり、駆動回路69に駆動信号を送り、CCDユニット27を駆動制御するように構成されている。
【0060】
次に、このように構成されたスキャナ3を搬送する際には、搬送中にCCDユニット27が移動してしまうと使用時に不具合を起こす可能性があるため、ユニット固定装置42によってCCDユニット27を固定する必要があるが、逆に、スキャナ3を使用する際に、ユニット固定装置42によってCCDユニット27が固定されていると、これも不具合を起こす可能性がある。従って、以下に示す初期設定手順に沿ってCCDユニット27を原稿の読取りが可能な初期状態に設定するとよい。
【0061】
図9に制御装置51が実行する初期設定手順のフローチャートを示す。
図9のS101にて、多機能装置1の電源が入れられると、S102にて、位置センサ41が検知板27Dまたは検知突起44Aを検知しているか否かを判定し、検知していればS103に進み、検知していなければS109に進む。
【0062】
次に、S103では、LCD表示部11Aに、例えば「PREASE RELEASE SCAN LOCK THEN PUSH ANYKEY」と表示し、ユーザに固定状態を解除し、その後、何れかのボタン11Bを押すように報知する。
【0063】
次に、S104ではS102と同様に、位置センサ41が検知板27Dまたは検知突起44Aを検知しているか否かを判定し、検知していればS105に進み、検知していなければS109に進む。
S105ではユーザによって何れかのボタン11Bが押されたか否かを判定し、押されたと判定されればS106に進み、押されていないと判定されればS104に戻る。
【0064】
次にS106にて、CCDユニット27を一定方向(図3においては紙面に対して奥の方向)に一定距離(例えば8mm程度)移動させる。
続いてS107ではS102と同様に、位置センサ41が検知板27Dまたは検知突起44Aを検知しているか否かを判定し、検知していればS108に進み、検知していなければS109に進む。
【0065】
次にS108にて、LCD表示部に、例えば「ERROR」と表示し、ユーザに異常がある旨を報知し、S102に戻る。
S102、S104、およびS107にて、位置センサ41が検知板27Dまたは検知突起44Aを検知していなければS109進み、S109では、ユニットを初期位置の方向(図3においては紙面に対して手前方向)に移動させ、位置センサ41が検知板27Dを検知すれば停止させる。これで、CCDユニット27は初期位置に位置することになる。
【0066】
次にS110にて、基準白板76(図10参照)からの反射光量を計測し、この値を基準値としてRAM74に格納し初期設定手順を終了する。その後、図10(B)に示す待機位置まで移動させ、読取動作の開始指示を待つ状態となる。
ここで、上述の反射光量の計測は、図10(A)に示すように、CCDユニット27が初期位置に位置する際に行われ、この際、CCDユニット27の反射光量読取位置75がメンテナンスカバー31に取り付けられた基準白板76の直下に来るように設定されている。また、ユニット固定装置42がCCDユニット27を固定する位置は、図10(B)に示すように、CCDユニット27は初期位置よりもやや右に移動した位置で、待機位置と同じになっているので、待機状態であれば特別な操作を必要とせずに、CCDユニット27を固定することができる。
【0067】
尚、図10は、多機能装置1の正面側からスキャナ3の内部を見た際の透視図である。
以上のように構成され動作するスキャナ3(多機能装置1)を用いれば、ユニット固定装置42がCCDユニット27を固定している際には、検知突起44AがCCDユニット27の位置を検出する位置センサ41によって検知されるように構成しているので、位置センサ41に対して、CCDユニット27の固定状態の検知させることができる。従って、このようなスキャナ3では、それぞれ専用の位置センサ41を配置する場合と比べ、製造コストを削減することができる。
【0068】
更に、ユニット固定装置42は、直線状に移動可能なスライド部43と、スライド部43の移動に伴って回転する回転部44とを備え、係合溝43Bはスライド部43に固定配置され、検知突起44Aは、または回転部44に固定配置されているので、容易にCCDユニット27の固定状態および非固定状態を切替えることができると共に、確実にCCDユニット27を固定することができる。
【0069】
加えて、CCDユニット27の移動方向に対向する位置にユニット固定装置42を配置する場合には、CCDユニット27が移動する方向とは垂直な方向にスライド部43を移動可能に構成しているので、ユニット固定装置42が移動のために占有する領域は、ユニット固定装置42を配置するのに必要最小限の領域内に収めることができ、この結果、スキャナ3のサイズを小さくすることができる。
【0070】
また、ユニット固定装置42の検知突起44Aは、CCDユニット27に形成された検知板27Dが位置センサ41に検出される位置に変位する方向とは、反対方向から変位するように構成されている。このため検知板27Dが位置センサ41に接近する際には、検知突起44Aが退避する必要があるが、この検知突起44Aが退避するために確保する領域を小さくすることができるので、スキャナ3を小型化することができる。
【0071】
更に、位置センサ41は、発光素子と受光素子とを備えた光学センサであるので、例えば機械式センサと比べ精度がよく、価格も安いため、位置センサ41としての性能を向上できると共に、製造コストを下げることができる。
また、本実施例(実施例1)におけるスキャナ3は、CCDユニット27と、ユニット固定装置42と、位置センサ41とを備えているので、確実にCCDユニット27を固定できると共に、1つの位置センサ41によってCCDユニット27の初期位置および固定状態を検出することができる。従って、スキャナ3にそれぞれ専用の位置センサ41を配置する場合と比べ、製造コストを削減できる。
【0072】
次に、本装置(スキャナ3)では、1つの位置センサ41によってCCDユニット27の固定状態を検出する際には、CCDユニット27の固定状態およびCCDユニット27の初期位置の何れを検出しているか判定できないので、初期設定手順(図9参照)に説明したように、可動ユニットを移動可能な初期状態に設定する初期設定手順に従って可動ユニットの初期設定を行っている。この初期設定手順では、S102で位置センサが何れかの被検出部を検出した場合、その後の工程で、ユーザに固定状態の解除を促したり(S103)、可動ユニットを移動させたり(S106)することによって、係合突起27Cおよび検知突起44Aの何れかが検出されていないことを確認できれば、CCDユニット27は固定状態ではないので、CCDユニット27を初期位置に移動させ(S109)、CCDユニット27が基準となる反射光量を測定し(S110)終了する。
【0073】
このような手順を実行することによって、CCDユニット27を原稿の読取りが可能な初期状態に設定することができる。
また、図9におけるS107では、S106でCCDユニット27を移動させているので、係合突起27Cおよび検知突起44Aの何れも検出されないはずであるが、S103で固定状態の解除を促したにもかかわらずユーザが固定状態を解除していなかったために検知突起44Aが検出されたとも考えられる。このため、本装置(スキャナ3)のように、S107で位置センサ41が係合突起27Cおよび検知突起44Aの何れかを検出した場合、S108でユーザにエラー表示すれば、より正確にCCDユニット27を移動可能な初期状態に設定することができる。
【0074】
更に、S108で異常を報知した後に、S102に戻りCCDユニット27の固定状態の検出を行うので、より確実にCCDユニット27を移動可能な初期状態に設定することができる。
加えて、CCDユニット27が初期位置に無いことと、固定されていない状態であることとを、S102、S104、S107で、係合突起27Cおよび検知突起44Aの何れかを検出していないと判定することによって確認し、CCDユニット27を初期位置に移動させれば、位置センサ41は検知板27Dを検出することができ、初期位置に設定することができる。従って、この初期位置に基づいてCCDユニット27を移動可能な状態に初期設定できる。
【0075】
尚、本実施例(実施例1)において位置センサ41は、光学センサを使用したが、特に光学センサに限ったものではなく、例えば、検知板27Dおよび検知突起44Aが当接することによりON状態になるスイッチ等を用いた機械式センサであってもよい。
【0076】
また、本実施例(実施例1)におけるユニット固定装置42では、スライド部43に、CCDユニット27の係合突起27Cと係合する係合溝43Bを備え、回転部44に位置センサ41に検出される検知突起44Aを備えるように構成したが、特に、このように構成
する必要はなく、スライド部43に検知突起44Aを備え、回転部44にCCDユニット27の係合突起27Cと係合するような係合部を備えるように構成してもよい。
【0077】
このように構成しても、確実にCCDユニット27を固定できると共に、1つの位置センサ41によってCCDユニット27の初期位置および固定状態を検出することができる。
〔実施例2〕
次に、本発明が適用された第2実施例の多機能装置4について図11、および図12を用いて説明する。図11はCCDユニット27の固定状態を示す斜視図、図12はCCDユニット27の非固定状態を示す斜視図である。
【0078】
尚、本実施例の多機能装置4は、CCDユニット27の形状、および、ユニット固定装置80が、実施例1で詳述した多機能装置1と異なる他は、多機能装置1と同様の構成である。従って、多機能装置4が多機能装置1と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみについて詳述する。
【0079】
実施例1におけるCCDユニット27(図7参照)がCCD基板27B付近から軸孔27E方向に向かって伸びる係合突起27Cを有するのに対して、本実施例(実施例2)におけるCCDユニット27は、図11に示すように軸孔27E付近からCCD基板27Bの方向に向かって伸びる係合突起27Gを有する。
【0080】
また、本実施例におけるユニット固定装置80は、メンテナンスカバー31の操作孔24A内に位置するように配置される操作部80Aと、略円柱状の本体部80Bと、CCDユニット27に形成された係合突起27Gと係合可能な位置に形成されている鍵状部80Cと、位置センサ41が検知可能な位置に変位可能な検知突起80Dとから成り、本体部80Bの中心を軸として円周方向に回転可能に構成されている。
【0081】
ここで、図11はユニット固定装置80によって、CCDユニット27を固定している状態を示している。
図11において、CCDユニット27の係合突起27Gと、ユニット固定装置80の鍵状部80Cとは係合されている。また、この際、検知突起80Dは、位置センサ41が検知可能な位置に来るように構成されている。
【0082】
一方、図12には、ユニット固定装置80がCCDユニット27を開放している状態を示している。
図11の状態に比べ、図12に示す状態では、ユニット固定装置80を上面から見て右回りに60deg程度回転させており、この際、鍵状部80Cと係合突起27Gとは隔離され、非係合状態となり、CCDユニット27は移動自在になる。そして、検知突起44Aは本体部80Bと連動して回転し、図12における紙面に向かって手前方向に移動し、位置センサ41が検知突起44Aを検出できない位置まで変位する。また、図12示す状態は、移動可能になったCCDユニット27を、図12おける紙面に向かって最も手前側にまで移動させ、位置センサ41が検知板27Dを検知する初期位置まで移動させた状態である。
【0083】
以上のように構成され動作する実施例2のスキャナ3(多機能装置4)であれば、実施例1のスキャナ3と同様に、製造コストを削減することができ、初期設定手順(図9参照)に従ってスキャナ3を動作させれば、原稿の読取りが可能な初期状態に設定することができる。
【0084】
更に、本実施例(実施例2)におけるユニット固定装置80は、実施例1で説明したユニット固定装置42とは異なり、回転可能な本体部80Bのみを備え、鍵状部80Cおよび検知突起80Dは、本体部80Bに一体的に固定配置されている。ユニット固定装置80がこのように構成されていても、容易にCCDユニット27の固定状態および非固定状態を切替えることができると共に、確実にCCDユニット27を固定することができる。特に、ユニット固定装置80が搭載された実施例2のスキャナ3では、ユニット固定装置80は回転移動するので、直線的に移動するスライド部43(ユニット固定装置42)を有する実施例1のスキャナ3よりも、更に小型化することができる。また、実施例2のユニット固定装置80は、1つの部品で一体的に構成されているので、実施例1のユニット固定装置42に比べて製造コストを更に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】多機能装置の斜視図である。
【図2】多機能装置の原稿台カバーを開いた状態を示す斜視図である。
【図3】CCDユニットの固定状態を示す斜視図である。
【図4】ユニット固定装置の部品図である。
【図5】角度を変えて固定状態のユニット固定装置を示す斜視図である。
【図6】操作孔と操作部との位置関係を示す平面図である。
【図7】CCDユニットの非固定状態を示す斜視図である。
【図8】スキャナを示すブロック図である。
【図9】制御装置が実行する初期設定手順のフローチャートである。
【図10】多機能装置の正面側からスキャナの内部を見た際の透視図である。
【図11】CCDユニットの固定状態を示す斜視図である。
【図12】CCDユニットの非固定状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、4…多機能装置、2…プリンタ、3…スキャナ、10…ヒンジ部、11…操作パネル、11A…LCD表示部、11B…ボタン、12…排紙トレー、13…傾斜壁部、14…排出口、15…原稿台カバー、16…ADF機構、17…原稿排出トレー、18…原稿供給トレー、24…原稿台、24A…操作孔、26…プラテンガラス、27…CCDユニット、27A…本体部、27B…CCD基板、27C…係合突起、27D…検知板、27E…軸孔、27F…車輪、27G…係合突起、28…ガイド軸、29…ベルト、30…原稿通過部、31…メンテナンスカバー、31B…緩衝突起、32…ガイドレール、41…位置センサ、41A…発光部、41B…受光部、42…ユニット固定装置、43…スライド部、43A…操作部、43B…係合溝、43C…ラック部、43D…着色部、43E…突起、44…回転部、44A…検知突起、44C…ピニオン部、51…制御装置、52…CCD、53…アナログデジタル変換器、61…CPU、62…ROM、63…RAM、64…EEPROM、65…サンプリング制御部、66…CCD制御部、68…パーソナルコンピュータ、69…駆動回路、70…駆動モータ、75…反射光量読取位置、76…基準白板、80…ユニット固定装置、80A…操作部、80B…本体部、80C…鍵状部、80D…検知突起。
Claims (19)
- 装置内に移動可能に配置され、固定位置に固定するための被係合部、および前記固定位置とは異なる初期位置検出用の第1被検出部を有する可動ユニットと、
該可動ユニットが前記初期位置に位置する際に前記第1被検出部を検出するように配置されたセンサと、
を備えた装置に搭載され、前記可動ユニットを固定するためのロック機構であって、
前記可動ユニットが前記固定位置に位置する際に、非ロック位置からロック位置に変位させることにより前記被係合部と係合する係合部と、
該係合部が非ロック位置からロック位置に変位した際に、該係合部と連動して変位し、前記センサにて検出可能な位置に配置される第2被検出部と、
から構成されていることを特徴とするロック機構。 - 回転可能な本体部を備え、
前記係合部および第2被検出部は、前記本体部に一体的に固定配置されていることを特徴とする請求項1に記載のロック機構。 - 直線状に移動可能な本体部と、該本体部の移動に伴って回転する回転部と、を備え、
前記係合部は、前記本体部または前記回転部に固定配置され、前記第2被検出部は、前記係合部が配置されていない側の、前記本体部または前記回転部に固定配置されたことを特徴とする請求項1に記載のロック機構。 - 前記本体部は、前記可動ユニットが移動する方向とは垂直な方向に移動することを特徴とする請求項3に記載のロック機構。
- 前記第2被検出部が前記センサにより検出される位置に変位する方向は、前記可動ユニットにおける第1被検出部が前記センサによって検出される位置に変位する方向と異なることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載のロック機構。
- 装置内に移動可能に配置され、初期位置検出用の第1被検出部を有する可動ユニットと、
非ロック位置からロック位置に変位することにより、前記可動ユニットを前記初期位置とは異なる固定位置で固定するためのものであって、非ロック位置からロック位置への変位に連動して変位する第2被検出部を備えたロック機構と、
を備えた装置に搭載され、前記可動ユニットが前記初期位置または前記固定位置にあることを検知する位置センサであって、
前記移動ユニットが前記初期位置に位置する際に前記第1検出部を検出可能で、しかも前記ロック機構が前記ユニットを前記固定位置に固定している際に前記第2被検出部を検出可能な位置に配置されたことを特徴とする位置センサ。 - 前記可動ユニットは、前記固定位置に固定するために係合される被係合部を備え、
前記ロック機構は、前記可動ユニットが前記固定位置に位置する際に、非ロック位置からロック位置に変位させることにより前記被係合部と係合する係合部を更に備え、
前記可動ユニットが前記固定位置に位置し、前記係合部と前記被係合部とが係合される際に、前記第2被検出部を検出すること
を特徴とする請求項6に記載の位置センサ。 - 当該位置センサは、発光素子と受光素子とを備えた光学センサから成り、
前記発光素子から前記受光素子までの光路が、前記第1被検出部または前記第2被検出部にて遮断されることにより、前記移動ユニットの初期位置または固定位置を検出すること
を特徴とする請求項6または請求項7に記載の位置センサ。 - 装置内で移動可能に配置され、固定位置に固定するための被係合部、および前記固定位置とは異なる初期位置検出用の第1被検出部を有する画像読取ユニットと、
該画像読取ユニットが前記初期位置に位置する際に前記第1被検出部を検出可能な位置に配置された検出手段と、
前記画像読取ユニットを固定するための固定手段と、
を備えた画像読取装置において、
前記固定手段は、請求項1〜請求項5の何れかに記載のロック機構から成り、前記検出手段は、請求項6〜請求項8の何れかに記載の位置センサから成ること
を特徴とする画像読取装置。 - 前記画像読取ユニットは、画像読取動作の開始指示を待つ待機位置に移動可能であって、
該待機位置は、前記固定手段および前記位置センサの近傍に位置することを特徴とする請求項9に記載の画像読取装置。 - 前記待機位置は、前記画像読取ユニットの移動端近傍に位置し、前記固定位置と同一の位置であることを特徴とする請求項10に記載の画像読取装置。
- 原稿を載置する原稿載置板と、
該原稿載置板を支持するカバー体と、
前記原稿載置板および前記カバー体の上面を覆う原稿台カバーと
を備え、前記ロック機構を操作し、変位させるために該ロック機構に形成された操作部が、前記カバー体の上面に移動可能に配置されていること
を特徴とする請求項9〜請求項11の何れかに記載の画像読取装置。 - 前記操作部の上面は、前記カバー体の上面と同一平面か、または、それ以下の高さであることを特徴とする請求項12に記載の画像読取装置。
- 請求項6〜請求項8に記載の位置センサを用いて、前記可動ユニットの固定状態を検出し、前記可動ユニットを移動可能な初期状態に設定する初期設定方法であって、
前記位置センサが前記第1被検出部と前記第2被検出部との、何れかの被検出部を検出しているか否かを判定する第1工程と、
該第1工程で前記位置センサが前記何れかの被検出部を検出していると判定されると、前記ロック機能による可動ユニットの固定を解除する指令をユーザに報知する第2工程と、
該第2工程による報知後、前記位置センサが前記何れかの被検出部を検出しているか否かを判定する第3工程と、
前記第3工程で前記位置センサが前記何れかの被検出部を検出していると判定されると、前記ユーザから前記可動ユニットを移動させる指示を得たか否かを判定する第4工程と、
該第4工程で前記可動ユニットを移動させる指示が得られたと判定されると、前記可動ユニットを移動させる第5工程と、
該第5工程で前記可動ユニットを移動させた後に、前記位置センサが前記何れかの被検出部を検出しているか否かを判定する第6工程と、
を備え、
前記第3工程で前記何れかの被検出部を検出していると判定され、且つ前記第4工程で前記可動ユニットを移動させる指示が得られなかったと判定されると、前記第3工程と前記第4工程とを繰返し行い、
前記第1工程、前記第3工程、または前記第6工程において、前記位置センサが前記何れかの被検出部を検出していないと判定されると、前記可動ユニットを初期化すること
を特徴とする初期設定方法。 - 前記第6工程で、前記位置センサが前記何れかの被検出部を検出していると判定されると、前記ユーザに異常を報知する第7工程を更に備えていることを特徴とする請求項14に記載の初期設定方法。
- 前記第7工程で異常を報知した後に、前記第2工程からの動作を行うことを特徴とする請求項15に記載の初期設定方法。
- 前記第1工程で前記位置センサが前記何れかの被検出部を検出していないと判定された場合には、前記可動ユニットを前記初期位置に移動させることを特徴とする請求項14〜請求項16に記載の初期設定方法。
- 前記第3工程で前記位置センサが前記何れかの被検出部を検出していないと判定された場合には、前記可動ユニットを前記初期位置に移動させることを特徴とする請求項14〜請求項17に記載の初期設定方法。
- 前記第6工程で前記位置センサが前記何れかの被検出部を検出していないと判定された場合には、前記可動ユニットを前記初期位置に移動させることを特徴とする請求項14〜請求項18に記載の初期設定方法。
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