JP4293527B2 - スイッチ操作構造およびこの構造を備えた画像形成装置 - Google Patents

スイッチ操作構造およびこの構造を備えた画像形成装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置等の機器本体に設けられたカバー体の開閉を検出するために設けられる検出スイッチの操作構造およびこの構造を備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、画像形成装置等の機器本体には、開閉自在に付設された内部点検用や消耗品交換用さらには用紙を手差しで機器本体内に供給するために用いられる手差しトレー等のいわゆるカバー体が複数設けられている。点検用や部品交換用のカバー体が開放されると内部の高圧環境が外部に露出した状態になるので電源を切る必要があるため、また、手差しトレーの場合は開放されたことでつぎの機器の動作に繋げる必要があるため、これらのカバー体の開放を検出する検出スイッチが設けられている。
【0003】
従来、前記複数のカバー体をそれぞれ対象として複数の検出スイッチが設けられていたが、各カバー体を対象としてそれぞれに検出スイッチを設けると、その分、部品点数が多くなって部品コストが嵩むという不都合が生じる。かかる不都合を解消するものとして、例えば、特許文献1には、同時に開放される内部点検用のカバー体について、いずれか一方側の開放のみを検出する検出スイッチを1つだけ設けるようにし、これによって部品点数の増加を抑えるようにしたものが記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−220951号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数存在するカバー体の内の1つだけを対象としてその開放を検出する検出スイッチを設けた場合には、検出スイッチによって開放状態が検出されないカバー体が開放された場合、その開放が検出されないため、電源を切るなどのアクションが行われず、不具合が生じることになる。
【0006】
因みに、前記特許文献1に記載のものは、かかる不具合を回避するために、検出スイッチによって開放状態が検出される側のカバー体が開放されない限り他方のカバー体が開放されないようにロックされているが、これでは、他方側のカバー体のみを開放したいときに、不必要な一方側のカバー体を同時に開放しなければならず、操作性が劣るという問題点を有している。
【0007】
本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたものであり、機器本体に設けられた2つのカバー体のいずれか一方が開放されたことを1つの検出スイッチで検出し得るようにしたスイッチ操作構造およびこの構造を備えた画像形成装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、機器本体の隣接する2表面をそれぞれ覆う第1および第2カバー体であって閉塞状態でそれぞれの先端部が実質的に当接するべくそれぞれの基端部が回動中心とされてなる第1および第2カバー体の各回動操作による開閉を検出するべく設けられた1個の検出スイッチを、前記第1および第2カバー体の回動操作に連動して操作するスイッチ操作構造であって、前記第1カバー体が設けられる表面に略直交する方向に所定長さを有して配置され、適所に長手方向の長孔を有し、この長孔が前記2表面の稜線と平行な支持軸に外嵌されてなる操作桿と、この操作桿に第1カバー体の方向及び前記支持軸回りで第2カバー体の方向への付勢力を付与する付勢手段とが設けられ、前記操作桿は、前記第1カバー体の閉止時に一方端部がこの第1カバー体に押圧されて長手方向に移動された状態で、他方端部が前記検出スイッチの検出域内に進入する長さ寸法を有し、かつ前記第2カバー体の閉塞時に側部適所がこの第2カバー体に押圧されて回動された状態で、前記他方端部が前記検出スイッチの検出域内に進入する形状を有するものであり、前記第1カバー体の開閉動作を前記操作桿の上下動に連動させるとともに、前記第2カバー体の開閉動作を前記操作桿の前記支持軸回りの回動に連動させることによって前記検出スイッチに第1および第2カバー体の開閉状態を検出させることを特徴とするスイッチ操作構造である。
【0009】
この発明によれば、第1および第2カバー体の双方が閉止されているときは、第1カバー体が操作杆の一方の端部を押圧するとともに、第2カバー体が操作杆の中間位置を押圧した状態で操作杆の他方の端部(先端部)が検出スイッチの検出域に位置した状態になるため、両カバー体が閉止されていることが検出スイッチによって検出される。
【0010】
第1および第2カバー体の双方が閉止された状態で、第1カバー体が開放されると、第1カバー体による操作杆の押圧が解除されるため、操作杆は、支持軸が貫通している操作杆の長孔の範囲内で付勢手段の付勢力により検出スイッチの検出域から離間し、これによって検出スイッチのスイッチオフでカバー体の開放が検出される。
【0011】
第1および第2カバー体の双方が閉止された状態で、第2カバー体が開放されると、第2カバー体による操作杆の押圧が解除されるため、操作杆は、付勢手段の付勢力によって支持軸回りに回動し、これによって操作杆の先端部が検出スイッチの検出域から離間し、これによって検出スイッチのスイッチオフでカバー体の開放が検出される。
【0012】
そして、第1および第2カバー体の双方が開放された状態で、いずれか一方のカバー体を閉止しても、操作杆は、第1カバー体の押圧による一方に向かうベクトルと第2カバー体の押圧による他方向に向かうベクトルとの加算ベクトルの方向に移動したときのみ先端部が検出スイッチの検出域に向かい、それ以外のときには向かうことがないため、検出スイッチがカバー体の閉止を検出することはなく、両カバー体が閉止されたときのみカバー体の閉止を検出することになる。
【0013】
このように、1つの検出スイッチで2つのカバー体の双方が閉止されたことを検出することが可能になるとともに、少なくともいずれか一方のカバー体が開放状態のときにはそのことが検出され、検出スイッチを1つにして部品点数を削減した上で2つのカバー体の開閉状態の確実な検出が実現する。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記検出スイッチは、前記操作杆の他方の端部によって押圧されることによりスイッチオンするリミットスイッチであり、前記第2カバー体は、開放状態から閉止状態への移行に際し、閉止状態の第1カバー体との干渉で一旦第1カバー体を開放方向に移行させたのち閉止状態に復帰させる干渉部を先端に有していることを特徴とするスイッチ操作構造である。
【0015】
この発明によれば、操作杆の先端部がリミットスイッチ(検出スイッチ)の検出域に入り込むことにより、同先端部がリミットスイッチのストライカを押圧し、これによってリミットスイッチはオンされる一方、操作杆の先端部が検出域から外れることにより、リミットスイッチはオフされる。
【0016】
そして、第1カバー体が閉止され、且つ第2カバー体が開放された状態(この状態では操作杆の先端部はリミットスイッチの検出域から外れている)で、第2カバー体を閉止すると、第2カバー体の干渉部は、第2カバー体を一旦持ち上げ、これによって操作杆は、付勢手段の付勢力で長手方向に移動してリミットスイッチのストライカに対し横から干渉しなくなるため、第2カバー体を完全に閉止することによる操作杆の押圧で操作杆の先端部を、ストライカの直上に位置させることができる。ついで一旦浮き上がった第1カバー体を元に戻す(完全に閉止する)ことで、操作杆は、第1カバー体に押圧されて先端部がストライカを押圧するため、リミットスイッチはオンされる。
【0017】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記検出スイッチは、前記操作杆の他方の端部をその近接で検出する近接スイッチであることを特徴とするスイッチ操作構造である。
【0018】
この発明によれば、操作杆の先端部が近接スイッチ(検出スイッチ)の検出域に入り込むことにより近接スイッチはオンされる一方、操作杆の先端部が検出域から外れることにより、近接スイッチはオフされる。このように、操作杆の先端部の検出域に対する接離だけで近接スイッチはオン・オフするため、検出スイッチがリミットスイッチの場合には、第2カバー体に干渉部を設けてこの干渉部の干渉で第1カバー体を動かすようにしなければならないが、かかる構成は不用になり、その分、スイッチ操作構造の簡素化が実現する。
【0019】
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載のスイッチ操作構造を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
【0020】
この発明によれば、1つの検出スイッチで2つのカバー体の開閉動作の検出に対応することが可能になり、画像形成装置の部品点数の削減に貢献する。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係るスイッチ操作構造が適用された画像形成装置の一実施形態を示す斜視図であり、図2は、その側面視の断面図である。なお、図1において、X−X方向を幅方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後方という。因みに、図1においては、画像形成部の装置本体の側板が外され、且つ装置本体の前カバーおよび上カバーが開放された状態を示している。
【0022】
これらの図に示すように、画像形成装置10は、原稿読取部20と、この原稿読取部20の下方に設けられた画像形成部30と、前記原稿読取部20の前方位置から前方に向かって突設された操作部40とを備えて構成されている。原稿読取部20と、画像形成部30とは、幅方向一対の連結フレーム11を介して互いに上下に離間状態で連結されている。
【0023】
前記原稿読取部20は、上下方向に扁平な平面視で矩形状を呈する読取部筐体12に原稿読み取り用の各種の機器が装着されることによって形成されている。具体的には、読取部筐体12の上面に原稿を載置するコンタクトガラス21が設けられているとともに、このコンタクトガラス21の後端部のさらに若干後方の適所を支点として開閉可能に読取部筐体12に装着された原稿押えカバー22とが設けられている。
【0024】
一方、読取部筐体12内には、コンタクトガラス21の上面に載置された原稿の原稿画像を読み取るための光学系部材23が設けられている。この光学系部材23は、所定のガイドレールに案内されつつ幅方向(図2の紙面に直交する方向)に向けて正逆移動する光学系枠体と、この光学系枠体に装着された光源と、この光源からの照射光のコンタクトガラス21を介した原稿面の反射光を反射し、レンズ部材を介してCCDからなるスペースセンサへ導く複数のミラーとを備えて構成されている。そして、光学系枠体の移動により光源の反射光によって走査された画像情報は、スペースセンサによって読み取られた後、所定の記憶装置に記憶されるようになっている。
【0025】
前記画像形成部30は、原稿読取部20で読み取られた原稿画像を用紙にトナー画像として転写する転写部31と、この転写部31で転写された用紙のトナー画像を定着する定着部32と、前記転写部31に向けて給紙する用紙を貯留する用紙貯留部33とが箱形を呈した画像形成部用筐体(機器本体)13に装着されることによって形成されている。
【0026】
前記転写部31は、周面に静電画像およびトナー画像が順次形成される感光体ドラム311と、この感光体ドラム311の周面に用紙を送り込む搬送ローラ対312と、感光体ドラム311の周面にトナーを供給する現像器313とを備えて構成されている。軸心回りに回転している感光体ドラム311の周面には、光学系部材23の走査によって読み取られ、記憶装置に記憶されている原稿画像の情報に基づくレーザー光がレーザー光照射器314から照射され、これによって感光体ドラム311の周面に静電画像が順次形成されるとともに、走査光照射位置の下流側で静電画像に現像器313からトナーが供給されることにより感光体ドラム311の周面にトナー画像が形成され、このトナー画像が搬送ローラ対312によって給紙された用紙に転写されるようになっている。
【0027】
前記定着部32は、転写部31で感光体ドラム311により画像の転写された用紙の転写画像に対し定着処理を施すものであり、内部に通電発熱体等の発熱部材が装着された定着ローラ321と、下部でこの定着ローラ321に対向配置された加圧ローラ322とを有している。そして、前記転写部31から搬送ローラ対312の回転駆動に伴って導出された用紙は、定着ローラ321および加圧ローラ322間に給紙され、ここで定着ローラ321により加熱されることによってトナー画像が用紙に定着されるようになっている。定着部32を通過した用紙は、最下流端に設けられた搬出路34を通り、排紙口35から排紙トレイ50へ向けて排紙されることになる。
【0028】
前記用紙貯留部33は、画像形成部用筐体13に対して挿脱自在に内装された用紙カセット331と、用紙カセット331の一方の端部(図1に示す例では右端部)に対応して設けられたピックアップローラ332とを備えている。そして、ピックアップローラ332の駆動回転で用紙カセット331に装填されている用紙の束の最上位のものが順次繰り出され、転写部31に向けて給紙されるようになっている。
【0029】
そして、ピックアップローラ332を介して用紙カセット331から導出された用紙は、搬送ローラ対312によって搬送されつつ、感光体ドラム311の周面のトナー画像が転写され、引き続き定着部32で定着ローラ321による熱定着処理が施された後、搬出路34を通って排紙口35から排紙トレイ50に排紙される。
【0030】
また、画像形成部用筐体13の前面位置(図2の右方)には用紙手差し部60が設けられている。この用紙手差し部60は、開閉可能な手差しトレーを兼用する下部カバー体(第2カバー体)61と、開放状態の下部カバー体61に載置された用紙を取り込んで転写部31へ向けて給紙するピックアップローラ62とを有している。
【0031】
前記操作部40は、原稿読取部20の前面位置から前方に向かって突設された操作部用筐体41と、この操作部用筐体41の上面に形成された操作パネル42とを備えて構成されている。操作パネル42には、スタートボタン43や、各種の操作ボタン44さらには各種の画像形成用の情報を画面表示するディスプレー45等の操作用の部材が設けられ、これらの操作用部材を操作したり視認することによって具体的に画像形成処理が実行されるようになっている。
【0032】
そして、本発明に係るスイッチ操作構造70は、上面が排紙トレイ50の上面と面一に設定された開閉自在の上部カバー体(第1カバー体)51と、前記用紙手差し部60の下部カバー体61との2つのカバー体51,61の開閉状態を1つのリミットスイッチ(検出スイッチ)80に対して動作させることにより検出可能とするものである。因みに、リミットスイッチ80は、図5に示すように、画像形成部用筐体13(図1)内の前方位置左方であって、後述するオペレーションレバー(操作杆)71の被押圧片75に対応する位置に設けられている。
【0033】
かかるスイッチ操作構造70は、図1に示すように、画像形成部用筐体13の前端の一側部(図1に示す例では左側部)に所定の軸回りに回動自在に軸支されたオペレーションレバー71を備えて構成されている。以下、図3を基にスイッチ操作構造70について詳細に説明する。
【0034】
図3は、本発明に係るスイッチ操作構造70の一実施形態を示す一部切欠き斜視図であり、(イ)は、オペレーションレバー71が解除姿勢に姿勢設定された状態、(ロ)は、オペレーションレバー71が操作姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。なお、図3におけるXおよびYによる方向表示は図1の場合と同様である。図3に示すように、スイッチ操作構造70は、画像形成部用筐体13の前方左側の角部で上下方向に延びる支柱フレーム14(図1)に付設されたオペレーションレバー71と、この操作杆に付勢力を付与するコイルスプリング(操作杆)79とを備えて構成されている。
【0035】
前記オペレーションレバー71は、上下方向に長尺で且つ所定形状に形状設定された平板状のレバー本体711と、このレバー本体711の周縁部から右方に向かって折り返されることによって形成した周縁壁712とを備えている。かかるオペレーションレバー71は、側面視で横に寝た異形のY字状を呈しており、上端部および下端部に後方へ向かってそれぞれ膨出した上部膨出部(一方の端部)72および下部膨出部73を有しているとともに、上下方向の中央部より若干下方位置に、前方に向かって突出した前方突出部74が設けられている。この前方突出部74には、下方に位置した周縁壁712から若干前方に向けて延設された状態で先端からさらに上方に向けて延設されたばね材からなる被押圧片75が設けられている。
【0036】
被押圧片75がばね材で形成されることにより、当該被押圧片75が下部カバー体61に設けられた後述の下部押圧突起611によって過度に押圧されても、当該被押圧片75が弾性変形することによってこの過度の押圧を吸収し得るようになっている。
【0037】
また、前記レバー本体711には、上下方向の中央部より若干上方位置に、上下方向に延びる本体側長孔713が穿設されているとともに、前記周縁壁712には、本体側長孔713に対応した位置の前後で対向した部分に前後方向一対の周縁壁側長孔714が穿設されている。
【0038】
一方、前記支柱フレーム14には、その上方位置に左方に向かって突設された支持軸15(具体的には,閉止状態の上部カバー体51および下部カバー体61が位置する画像形成部用筐体(機器本体)13の各面(2表面)の稜線と平行な支持軸15)が設けられ、オペレーションレバー71は、前記周縁壁側長孔714がこの支持軸15に外嵌される本体側長孔713の範囲内で上下動しつつ支持軸15回りに回動しえるようになっている。そして、本体側長孔713が支持軸15に外嵌された状態で、支持軸15の頭部に座金付きビス16を同心で螺着することにより、オペレーションレバー71は、抜け止め状態で支持軸15に装着されるようになっている。
【0039】
かかる支持軸15は、本体側長孔713の下縁部が支持軸15に当止した状態で、上部膨出部72の上面が支柱フレーム14の頂面より僅かに下方に位置するように設置位置が設定されている。支柱フレーム14の頂部には、前後方向に延びる帯状の縁取り部材17が当接され、この縁取り部材17における上部膨出部72と対向した部分には、当該上部膨出部72を上方に向かって露出させるための切欠き溝171が設けられている。この切欠き溝171を介して上方から上部膨出部72を押圧操作し得るようになっている。
【0040】
前記縁取り部材17の前端部分は下方に向けて折り曲げられ、前記コイルスプリング79は、この折り曲げられた部分とオペレーションレバー71の前方突出部74との間に前上りに斜めに張設され、これによってオペレーションレバー71は、上方へ向かい且つ支持軸15回りに反時計方向へ向かうように付勢されている。このように付勢されたオペレーションレバー71は、画像形成部用筐体13に設けられた上部カバー体51が閉止されると前記上部膨出部72が押圧され、これによって下方に移動するとともに、同下部カバー体61が閉止されると前記被押圧片75が押圧され、これによって支持軸15回りに時計方向に回動するようになっている。
【0041】
そして、上部カバー体51には、裏面側の前記上部膨出部72に対応した部分に当該上部膨出部72を押圧するための上部押圧突起511が下方に向けて突設されているとともに、下部カバー体61には、裏面側の前記被押圧片75に対応した部分に当該被押圧片75を押圧するための下部押圧突起611が突設されている。
【0042】
したがって、図3の(イ)に示す状態(すなわち、上部カバー体51および下部カバー体61の双方が開放された状態)の解除姿勢に姿勢設定されたオペレーションレバー71は、上部カバー体51および下部カバー体61の双方が閉止されることにより、上部膨出部72が上部押圧突起511によって下方に押圧されるとともに、被押圧片75が下部押圧突起611によって後方に押圧され、これによって図3の(ロ)に示すような操作姿勢に姿勢変更されることになる。
【0043】
オペレーションレバー71における前記下部膨出部73より若干上方位置には、後方に向けて突設された押圧片(他方の端部)76が設けられている。この押圧片76は、本実施形態においては、被押圧片75と同様に板ばね材によって形成され、この板ばねの弾性変形によってリミットスイッチ80を押圧するときの移動誤差が吸収されるようになっている(具体的には押圧片76がリミットスイッチ80を押し過ぎても、押圧片76が弾性変形することによってリミットスイッチ80にダメージを与えないようになっている)。
【0044】
一方、前記リミットスイッチ80は、解除姿勢に姿勢設定された押圧片76(図3の(イ))の後方下部位置に押圧片76と干渉しない状態で設けられている。かかるリミットスイッチ80は、箱形のスイッチ本体81と、このスイッチ本体81の上面に揺動可能に設けられたストライカー82とを備えて構成されている。ストライカー82は、前後方向に延びて後端部821回りに上下方向に揺動可能とされ、普段は図略の付勢手段の付勢力で先端が斜め上方に向いたオフ位置に位置設定されている一方、上方から押圧されることによってスイッチ本体81の上面と略平行なオン位置に位置変更されるようになっている。
【0045】
そして、本発明においては、オペレーションレバー71は、解除姿勢に姿勢設定された状態で、図3の(イ)に示すように、押圧片76の先端がリミットスイッチ80のストライカー82の先端よりも若干上方で且つ若干前方に位置する一方、被押圧片75が下部押圧突起611によって後方に向けて押圧されるとともに、上部膨出部72が上部押圧突起511に押圧されることにより操作姿勢に姿勢設定された状態で、図3の(ロ)に示すように、押圧片76がストライカー82を押圧し、これによってリミットスイッチ80がオン状態になるように全体的な形状設定および設置位置の設定がなされている。
【0046】
図4は、上部カバー体持上げ突起を説明するための上部カバー体51および下部カバー体61の一部切欠き斜視図であり、(イ)は、閉止された上部カバー体51に向けて下部カバー体61が閉止されようとしている状態、(ロ)は、下部カバー体61が閉止された状態をそれぞれ示している。
【0047】
図4に示すように、下部カバー体61の上縁部612には、上部カバー体51の前縁部512と干渉して閉止状態の上部カバー体51を若干上方に向けて持ち上げる持上げ突起(干渉部)63が設けられている。この持上げ突起63は、上縁部612の両端位置に設けられており、後方に向かって先下がりに傾斜した傾斜面631と、この傾斜面631の最上位から前方に向けて上縁部612と平行に延びた平坦面632とを備えた複数のリブ状体である。
【0048】
かかる持上げ突起63の厚み寸法(すなわち前記平坦面632と下部カバー体61の上縁部612との間の距離)は、オペレーションレバー71が下部押圧突起611によって押圧されない状態で上部押圧突起511によって押圧されたときの前記押圧片76の高さレベルと、前記リミットスイッチ80のストライカー82先端の高さレベルとの間の距離より若干厚めに寸法設定されている。
【0049】
したがって、図4の(イ)に示す状態で下部カバー体61を上部カバー体51の方向に押圧すると、持上げ突起63の傾斜面631が上部カバー体51の前縁部512の下部に潜り込み、これによって上部カバー体51は、図4の(イ)に二点鎖線で示すように、一旦持ち上げられ、これによって上部押圧突起511によるオペレーションレバー71の上部膨出部72の押圧を一時的に解消した後、図4の(ロ)に示すように、元の位置に戻って閉止状態になる。
【0050】
因みに、上部カバー体51および下部カバー体61の双方が閉止されている状態(図4の(ロ))では、持上げ突起63が上部カバー体51の前縁部512と干渉していることにより、下部カバー体61を開放することができないが、上部カバー体51を先に開放することによって開放し得るようになる。
【0051】
以下、図5〜図8に基づいて本発明の作用について説明する。図5〜図8は、本発明の作用を説明するための画像形成部30の側板が外された状態の側面視の説明図であり、図5は、上部カバー体51および下部カバー体61の双方が閉止された状態、図6は、上部カバー体51および下部カバー体61の双方が開放された状態、図7は、上部カバー体51のみが開放された状態、図8は、下部カバー体61のみが開放された状態をそれぞれ示している。
【0052】
まず、上部カバー体51および下部カバー体61の双方が閉止された図5に示す状態では、オペレーションレバー71は、その被押圧片75が下部カバー体61の下部押圧突起611に押圧された状態で、その上部膨出部72が上部カバー体51の上部押圧突起511に押圧されているため、下部膨出部73がリミットスイッチ80の前面に当接した状態で、押圧片76がストライカー82を下方に向けて押圧し、これによってリミットスイッチ80はスイッチオン状態になっている。
【0053】
また、上部カバー体51および下部カバー体61の双方が開放された図6に示す状態では、オペレーションレバー71の被押圧片75は、下部カバー体61の下部押圧突起611による押圧が解消されるとともに、同上部膨出部72も上部カバー体51の上部押圧突起511による押圧が解消された状態になるため、オペレーションレバー71は、コイルスプリング79の付勢力によって支持軸15回りに反時計方向に回動しながら本体側長孔713の範囲内で上方に移動し、これによる押圧片76の前方に向かった斜め上方への移動によってリミットスイッチ80のスイッチ本体81はオフ状態になっている。
【0054】
これに対し、下部カバー体61が閉止された状態で上部カバー体51のみが開放された場合には、図7に示すように、オペレーションレバー71は、被押圧片75が下部カバー体61の下部押圧突起611によって押圧されたままになっているため、立直姿勢を維持したままコイルスプリング79の付勢力によって本体側長孔713の範囲内で上方へ移動し、これによる押圧片76のストライカー82からの離間でリミットスイッチ80はオフ状態になる。
【0055】
また、これとは逆に、上部カバー体51が閉止された状態で下部カバー体61のみが開放された場合には、図8に示すように、オペレーションレバー71は、上部膨出部72が上部押圧突起511によって押圧されたままの状態で、被押圧片75の下部押圧突起611による押圧が解除されるため、コイルスプリング79の付勢力によって支持軸15回りに反時計方向に向けて回動し、これによる押圧片76のストライカー82からの離間でリミットスイッチ80はオフ状態になる。
【0056】
そして、図8に示す状態において、下部カバー体61を、二点鎖線で示すように、下端部回りに時計方向に回動させて閉止する場合には、持上げ突起63の傾斜面631が上部カバー体51の前縁部512の下面に摺接し、下部カバー体61の回動の進行に応じて前縁部512を持上げるので、上部カバー体51は所定の支点回りに反時計方向に向けて回動し、これによってオペレーションレバー71は、上部押圧突起511による押圧が解除される。
【0057】
この解除によってオペレーションレバー71は、コイルスプリング79の付勢力で上方へ移動し、押圧片76の先端がリミットスイッチ80のストライカー82より上方に位置した状態になる。そして、下部カバー体61の閉止操作が継続されて完全に閉止されることにより、一旦持上げ突起63によって持ち上げられていた上部カバー体51が元の閉止状態に戻り、下部押圧突起611が被押圧片75を押圧した状態で上部押圧突起511が上部膨出部72を押圧するため、ストライカー82が押圧片76に押圧され、図5に示すように、リミットスイッチ80がオン状態になる。
【0058】
本発明のスイッチ操作構造70は、以上詳述したように、互いに先端側が当接した状態で閉止状態とされる上部カバー体51と、閉止状態でこの上部カバー体51と略直交する下部カバー体61とが画像形成部用筐体13の角部にそれぞれ基端側を支点として開閉可能に設けられているとともに、画像形成部用筐体13内に上部および下部カバー体51,61の開閉状態を検出するリミットスイッチ80が設けられ、このリミットスイッチ80のオン・オフ操作を行うためのものである。
【0059】
そして、かかるスイッチ操作構造70は、上部および下部カバー体51,61の開閉動作に連動するオペレーションレバー71と、このオペレーションレバー71に付勢力を付与するコイルスプリング79とを備えて構成され、オペレーションレバー71は、画像形成部用筐体13に設けられた支持軸15に回動自在に外嵌される長手方向に長尺の本体側長孔713を有しているとともに、上部カバー体51が閉止された状態で上部膨出部72がコイルスプリング79の付勢力に抗して上部カバー体51の上部押圧突起511に押圧され、且つ下部カバー体61の閉止により被押圧片75が下部カバー体61の下部押圧突起611に押圧されて押圧片76がリミットスイッチ80の検出域に位置するように形状設定されている。
【0060】
したがって、上部および下部カバー体51,61の双方が閉止されているときは、上部カバー体51がオペレーションレバー71の上部膨出部72を押圧するとともに、下部カバー体61がオペレーションレバー71の被押圧片75を押圧した状態でオペレーションレバー71の押圧片76がリミットスイッチ80のストライカー82を押圧した状態になるため、上部および下部カバー体51,61の双方が閉止されていることがリミットスイッチ80によって検出される。
【0061】
上部および下部カバー体51,61の双方が閉止された状態で、上部カバー体51が開放されると、上部カバー体51によるオペレーションレバー71の押圧が解除されるため、オペレーションレバー71は、支持軸15が貫通しているオペレーションレバー71の本体側長孔713の範囲内でコイルスプリング79の付勢力によりリミットスイッチ80の検出域から離間するため、これによってリミットスイッチ80のスイッチオフでカバー体の開放が検出される。
【0062】
上部および下部カバー体51,61の双方が閉止された状態で、今後は下部カバー体61が開放されると、下部カバー体61によるオペレーションレバー71のストライカー82に対する押圧が解除されるため、オペレーションレバー71は、コイルスプリング79の付勢力によって支持軸15回りに回動してオペレーションレバー71の押圧片76がリミットスイッチ80の検出域から離間し、これによってリミットスイッチ80のスイッチオフで下部カバー体61の開放が検出される。
【0063】
そして、上部および下部カバー体51,61の双方が開放された状態で、いずれか一方のカバー体を閉止しても、オペレーションレバー71は、上部カバー体51の押圧による一方に向かうベクトルと下部カバー体61の押圧による他方向に向かうベクトルとの加算ベクトルの方向に移動したときのみ押圧片76がリミットスイッチ80の検出域に向かい、それ以外は向かうことがないため、リミットスイッチ80がカバー体の閉止を検出することはなく、上部および下部カバー体51,61の双方が閉止されたときのみ双方の閉止を検出することになる。
【0064】
このように、1つのリミットスイッチ80で上部および下部カバー体51,61の双方が閉止されたことを検出することが可能になるとともに、少なくとも上部および下部カバー体51,61のいずれか一方が開放状態のときにはそのことが検出され、リミットスイッチ80を2つ設ける場合に比較して部品点数の削減が実現する。
【0065】
また、本実施形態においては、上部および下部カバー体51,61の開閉を検出する検出スイッチとしてオペレーションレバー71の押圧片76によってストライカー82が押圧されることによりスイッチオンするリミットスイッチ80を採用しているため、リミットスイッチ80は安価であり、部品コストの低減化に貢献する。
【0066】
そして、下部カバー体61は、開放状態から閉止状態への移行に際し、閉止状態の上部カバー体51との干渉で一旦上部カバー体51を開放方向に移行させたのち閉止状態に復帰させる持上げ突起63を先端に有しているため、オペレーションレバー71の押圧片76がリミットスイッチ80の検出域に入り込むことにより、同押圧片76がリミットスイッチ80のストライカー82を押圧し、これによってリミットスイッチ80はオンされる一方、オペレーションレバー71の押圧片76が検出域から外れることにより、リミットスイッチ80はオフ状態になる。
【0067】
そして、上部カバー体51が閉止され、且つ下部カバー体61が開放された状態(この状態ではオペレーションレバー71の押圧片76はリミットスイッチ80の検出域から外れている)で、下部カバー体61を閉止すると、下部カバー体61の持上げ突起63は、下部カバー体61を一旦持ち上げ、これによってオペレーションレバー71は、コイルスプリング79の付勢力で上方に移動してリミットスイッチ80のストライカー82に対し干渉しなくなるため、下部カバー体61を完全に閉止することによるオペレーションレバー71の押圧でオペレーションレバー71の押圧片76を、ストライカー82の直上に位置させることができる。
【0068】
ついで一旦浮き上がった上部カバー体51を元に戻す(完全に閉止する)ことで、オペレーションレバー71は、その上部膨出部72が上部カバー体51の上部押圧突起511に押圧されて下降し、これによって押圧片76がストライカー82を押圧するため、リミットスイッチ80はオン状態になる。
【0069】
かかるスイッチ操作構造70を画像形成装置10に適用することにより、画像形成装置10は、上部および下部カバー体51,61の開閉状態の検出に対し、検出スイッチとして1つのリミットスイッチ80で済ませることが可能になり、画像形成装置10の部品コストの低減化に貢献することができる。
【0070】
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0071】
(1)上記の実施形態においては、上部および下部カバー体51,61の開閉状態の検出にリミットスイッチ80が採用されているが、本発明は、検出スイッチがリミットスイッチ80であることに限定されるものではなく、各種の近接スイッチを採用することができる。近接スイッチとしては、高周波を照射することにより物体の存否を検出する高周波タイプの近接スイッチ、被検出環境の静電容量の変化によって物体の存否を検出する静電容量タイプの近接スイッチ、磁気の変化で物体の存否を検出する磁気タイプの近接スイッチ、さらには、発光素子と、この発光素子と対向配置された受光素子とでなる光センサ等を挙げることができる。
【0072】
そして、このような近接スイッチを採用した場合には、オペレーションレバー71の押圧片76が近接スイッチの検出域に対して接離するだけで当該近接スイッチがオン・オフするため、リミットスイッチ80の場合には、下部カバー体61に持上げ突起63を設けてこの持上げ突起63との干渉で上部カバー体51を動かするような構成は不用になり、その分、スイッチ操作構造を簡素化することが可能になる。
【0073】
(2)上記の実施形態においては、被押圧片75および押圧片76は、レバー本体711と別体のばね材によって形成されているが、本発明は、被押圧片75および押圧片76をレバー本体711と別体で形成することに限定されるものではなく、例えば、オペレーションレバー71が合成樹脂材料を原料とした射出成形品である場合など、被押圧片75および押圧片76に対応した部分を備えたキャビテーを有する金型を用いた成形処理でレバー本体711と一体的に被押圧片75および押圧片76を形成させてもよい。
【0074】
【発明の効果】
本発明のスイッチ操作構造によれば、第1および第2カバー体の開閉動作に連動する操作杆と、この操作杆に付勢力を付与する付勢手段とが設けられ、操作杆は、機器本体に設けられた支持軸に回動自在に外嵌される長手方向に長尺の長孔を有しているとともに、第1カバー体が閉止された状態で一方の端部が付勢手段の付勢力に抗して第1カバー体に押圧され他方の端部が検出スイッチの検出域に位置し得る長さに設定され、且つ第2カバー体の閉止により中間位置が押圧されて他方の端部が検出スイッチの検出域に位置するように形状設定されているため、第1および第2カバー体の双方が閉止されているときは、第1カバー体が操作杆の一方の端部を押圧するとともに、第2カバー体が操作杆の中間位置を押圧した状態で操作杆の他方の端部(先端部)が検出スイッチの検出域に位置した状態になり、これによって両カバー体が閉止されていることを検出スイッチによって検出することができる。
【0075】
そして、第1および第2カバー体の双方が閉止された状態で、第1カバー体が開放されると、第1カバー体による操作杆の押圧が解除されるため、操作杆は、支持軸が貫通している操作杆の長孔の範囲内で付勢手段の付勢力により検出スイッチの検出域から離間し、これによって検出スイッチのスイッチオフでカバー体の開放を検出することができる。
【0076】
また、第1および第2カバー体の双方が閉止された状態で、第2カバー体が開放されると、第2カバー体による操作杆の押圧が解除されるため、操作杆は、付勢手段の付勢力によって支持軸回りに回動し、これによって操作杆の先端部が検出スイッチの検出域から離間し、これによって検出スイッチのスイッチオフでカバー体の開放を検出することができる。
【0077】
そして、第1および第2カバー体の双方が開放された状態で、いずれか一方のカバー体を閉止しても、操作杆は、第1カバー体の押圧による一方に向かうベクトルと第2カバー体の押圧による他方向に向かうベクトルとの加算ベクトルの方向に移動したときのみ先端部が検出スイッチの検出域に向かい、それ以外のときには先端部が検出域に向かうことがないため、検出スイッチがカバー体の閉止を検出することはなく、両カバー体が閉止されたとき(すなわち、両カバー体によって機器本体の開口が塞がれたとき)のみカバー体の閉止を検出することができる。
【0078】
このように、1つの検出スイッチで2つのカバー体の双方が閉止されたことを検出することが可能になるとともに、少なくともいずれか一方のカバー体が開放状態のときにはそのことが検出され、検出スイッチを1つにして部品点数を削減した上で2つのカバー体の開閉状態の確実な検出を実現することができ、部品コストの低減化に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るスイッチ操作構造が適用された画像形成装置の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】 図1に示す画像形成装置の側面視の断面図である。
【図3】 本発明に係るスイッチ操作構造の一実施形態を示す一部切欠き斜視図であり、(イ)は、オペレーションレバーが解除姿勢に姿勢設定された状態、(ロ)は、オペレーションレバーが操作姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。
【図4】 上部カバー体持上げ突起を説明するための上部カバー体および下部カバー体の一部切欠き斜視図であり、(イ)は、閉止された上部カバー体に向けて下部カバー体が閉止されようとしている状態、(ロ)は、下部カバー体が閉止された状態をそれぞれ示している。
【図5】 本発明の作用を説明するための画像形成部の側板が外された状態の側面視の説明図であり、上部カバー体および下部カバー体の双方が閉止された状態を示している。
【図6】 本発明の作用を説明するための画像形成部の側板が外された状態の側面視の説明図であり、上部カバー体および下部カバー体61の双方が開放された状態を示している。
【図7】 本発明の作用を説明するための画像形成部の側板が外された状態の側面視の説明図であり、上部カバー体のみが開放された状態を示している。
【図8】 本発明の作用を説明するための画像形成部の側板が外された状態の側面視の説明図であり、下部カバー体のみが開放された状態を示している。
【符号の説明】
10 画像形成装置 11 連結フレーム
12 読取部筐体 13 画像形成部用筐体(機器本体)
14 支柱フレーム 15 支持軸
16 抜止めピン 17 縁取り部材
171 切欠き溝 20 原稿読取部
21 コンタクトガラス 22 原稿押えカバー
23 光学系部材 30 画像形成部
31 転写部 311 感光体ドラム
312 搬送ローラ対 313 現像器
314 レーザー光照射器 32 定着部
321 定着ローラ 322 加圧ローラ
33 用紙貯留部 331 用紙カセット
332 ピックアップローラ 40 操作部
41 操作部用筐体 42 操作パネル
43 スタートボタン 44 操作ボタン
45 ディスプレー 50 排紙トレイ
51 上部カバー体(第1カバー体)
511 上部押圧突起 512 前縁部
60 用紙手差し部 61 下部カバー体(第2カバー体)
611 下部押圧突起 612 上縁部
62 ピックアップローラ 63 持上げ突起(干渉部)
631 傾斜面 632 平坦面
70 スイッチ操作構造 71 オペレーションレバー(操作杆)
711 レバー本体 712 周縁壁
713 本体側長孔 714 周縁壁側長孔
72 上部膨出部 73 下部膨出部
74 前方突出部 75 被押圧片
76 押圧片 80 リミットスイッチ(検出スイッチ)
81 スイッチ本体 82 ストライカー

Claims (4)

  1. 機器本体の隣接する2表面をそれぞれ覆う第1および第2カバー体であって閉塞状態でそれぞれの先端部が実質的に当接するべくそれぞれの基端部が回動中心とされてなる第1および第2カバー体の各回動操作による開閉を検出するべく設けられた1個の検出スイッチを、前記第1および第2カバー体の回動操作に連動して操作するスイッチ操作構造であって、
    前記第1カバー体が設けられる表面に略直交する方向に所定長さを有して配置され、適所に長手方向の長孔を有し、この長孔が前記2表面の稜線と平行な支持軸に外嵌されてなる操作桿と、この操作桿に第1カバー体の方向及び前記支持軸回りで第2カバー体の方向への付勢力を付与する付勢手段とが設けられ、
    前記操作桿は、前記第1カバー体の閉止時に一方端部がこの第1カバー体に押圧されて長手方向に移動された状態で、他方端部が前記検出スイッチの検出域内に進入する長さ寸法を有し、
    かつ前記第2カバー体の閉塞時に側部適所がこの第2カバー体に押圧されて回動された状態で、前記他方端部が前記検出スイッチの検出域内に進入する形状を有するものであり、
    前記第1カバー体の開閉動作を前記操作桿の上下動に連動させるとともに、前記第2カバー体の開閉動作を前記操作桿の前記支持軸回りの回動に連動させることによって前記検出スイッチに第1および第2カバー体の開閉状態を検出させることを特徴とするスイッチ操作構造。
  2. 前記検出スイッチは、前記操作杆の他方の端部によって押圧されることによりスイッチオンするリミットスイッチであり、前記第2カバー体は、開放状態から閉止状態への移行に際し、閉止状態の第1カバー体との干渉で一旦第1カバー体を開放方向に移行させたのち閉止状態に復帰させる干渉部を先端に有していることを特徴とする請求項1記載のスイッチ操作構造。
  3. 前記検出スイッチは、前記操作杆の他方の端部をその近接で検出する近接スイッチであることを特徴とする請求項1記載のスイッチ操作構造。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のスイッチ操作構造を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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