JP2000275922A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000275922A
JP2000275922A JP11085904A JP8590499A JP2000275922A JP 2000275922 A JP2000275922 A JP 2000275922A JP 11085904 A JP11085904 A JP 11085904A JP 8590499 A JP8590499 A JP 8590499A JP 2000275922 A JP2000275922 A JP 2000275922A
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cover
main body
apparatus main
side lock
opening
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JP11085904A
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English (en)
Inventor
Hideaki Sugiyama
秀昭 椙山
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はカバーが装置本体を正常に閉塞してい
ない場合には検出スイッチが検出を行なわないようにし
た画像形成装置を得ることを課題とする。 【解決手段】本発明の画像形成装置は、装置本体と、装
置本体の開放部を開閉するカバーと、装置本体の両側部
に設けられた本体側ロック体およびカバーの両側部に設
けられたカバー側ロック体と、装置本体に設けられカバ
ーが閉塞位置にあることを検出する検出スイッチと、各
カバー側ロック体が各本体側ロック体に夫々ロックした
時にのみ検出スイッチを動作させる動作手段とを具備
し、この動作手段は、装置本体の両側部にわたって配置
された動作部材と、この動作部材に対して検出スイッチ
から離間する向きへ力を加える弾性部材とを備え、動作
部材が本体側ロック体とロックしたカバー側ロック体に
同時に押されて検出スイッチへ向けて移動した時のみに
検出スイッチを動作させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は装置本体およびこの
装置本体の開放部を開閉するカバーからなる筐体を備え
た画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置、例えばファクシミリ装置
には、上面部を開放し装置本体と、この装置本体の開放
部を開閉するカバーとからなる筐体を備え、この筐体に
機構部品を装備した構成が多く採用されている。カバー
は、その一端部が装置本体に枢着されて装置本体の開放
部を閉じる閉塞位置と装置本体の開放部から離れてこの
開放部を開放する開放位置との間を上下方向に回動変位
可能に支持されている。そして、通常時はカバーを閉塞
位置に位置させて装置本体の開放部を閉塞し、原稿ジャ
ムが発生した場合やトナーを補給する必要がある場合な
ど装置本体の内部の作業を行う必要がある場合には、カ
バーを閉塞位置から開放位置までへ回動して装置本体の
開放部を開放し、開放した開放部を通して装置本体内部
で作業を行うようになっている。
【0003】ところで、この構成の筐体では、カバーが
閉塞位置にあって装置本体の開放部を閉塞した状態で、
各機構の動作を支障なく行うためにロック手段によりカ
バーを閉塞位置にロックしている。また、カバーを開放
位置へ回動して装置本体の開放部を開放し作業者が開放
部から装置本体の内部に手を挿入して作業を行っている
時に、ファクシミリ装置の機構が駆動されていると、装
置本体の内部に設けた機構が駆動して作業者の手が駆動
している機構に触れて怪我をするなどに不測の事態が発
生することがある。このため、ロック手段によるロック
を解除して閉塞位置にあるカバーを開放位置へ回動して
装置本体の開放部を開放した時にはファクシミリ装置の
機構の駆動を停止しし、カバーを閉塞位置へ回動して装
置本体の開放部を閉塞しロック手段によりロックした時
には機構を駆動するようにしている。
【0004】従来、画像形成装置、例えばファクシミリ
装置において、カバーが閉塞位置にある時に電源を投入
し、カバーが開放位置にある時に電源を開放する機構に
ついて図5および図6を参照して説明する。図5(a)
はファクシミリ装置の正面側から見た断面図、図5
(b)は側面側から見た断面図、図6は正面側から見た
断面図である。
【0005】図中1は上面部が開放された装置本体、2
はこの装置本体1に一端が枢着され装置本体1の開放部
を閉塞位置と開放する開放位置との間を上下方向回動さ
れるカバーである。3は装置本体1におけるカバー回動
方向に交叉する方向の両側部に夫々設けられたロックピ
ン、4はカバー2におけるカバー回動方向に交叉する方
向の両側部に夫々設けられロックピン3に対して係脱す
るロックフックである。5はカバー2が閉塞位置にある
ことを検出する検出スイッチの一例であるマイクロスイ
ッチであり、このマイクロスイッチ5はファクシミリ装
置の電源を開閉する回路に接続されて信号を送るように
なっている。このマイクロスイッチ5は装置本体1内部
のカバーか移動方向に対して一方の側部においてロック
ピン3の下側に位置して設けられ、マイクロスイッチ5
自身が備えたレバー5aの上側に位置するようになって
いる。なお、検出スイッチの一例として1個のマイクロ
スイッチ5を装置本体1の一方の側部に設ける設けるこ
とは、第1に検出スイッチの数およびこの検出スイッチ
を取付ける部品の数を抑えるためであり、第2にペーパ
パス、本体サイズなどの装置本体1内部におけるスペー
ス的制約によるものである。すなわち、経済性およびス
ペースの面から2個のマイクロスイッチを装置本体の両
側部に設けることは採用されていない、そして、この構
成においてカバー2が閉塞位置にあって装置本体1の開
放部を閉塞している場合には、カバー2の両側部に夫々
設けたロックフック4が装置本体1の両側部に夫々設け
たロックピン3に夫々ロックする。この場合、カバー2
の一方の側部に設けたロックフック4は、装置本体1の
一方の側部に設けたマイクロスイッチ5のレバー5aを
押圧して動作させる。マイクロスイッチ5はレバー5a
の動作により接点を閉成または開放してカバー2が閉塞
位置にあることを検出して制御回路に信号を送る。制御
回路はこの信号を受けて表示体に対してカバー2が閉塞
していることを表示する動作を行なわせ、あるいはファ
クシミリ装置の所定の機構を駆動する。
【0006】また、カバー2が閉塞位置にあって装置本
体1の開放部を開放する場合には、カバー2の両側部に
夫々設けたロックフック4を装置本体1の両側部に夫々
設けたロックピン3から外してカバー2のロックを解除
する。カバー2を開放位置まで回動し各ロックフック4
も移動させる。この場合、カバー2の一方の側部に設け
たロックフック4は、装置本体1の一方の側部に設けた
マイクロスイッチ5のレバー5aから離れる。このた
め、マイクロスイッチ5はレバー5aの動作により接点
を閉成または開放してカバー2が開放位置にあることを
検出して制御回路に信号を送る。制御回路はこの信号を
受けて表示体に対してカバー2が開放していることを表
示する動作を行なわせ、あるいはファクシミリ装置の所
定の機構の駆動を停止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の機構には次に述べる問題がある。従来の機構では検
出スイッチであるマイクロスイッチ5を部品点数やスペ
ース上の制限から装置本体1の一方の側部のみに設けて
いる。このため、図1に示すようにカバー2の両側部が
平行に移動してカバー2全体が装置本体1の開放部に当
接した場合に、カバー2の一方側部に設けたロックフッ
ク4により動作されたマイクロスイッチ5が出力する検
出信号は、カバー2全体で装置本体1の開放部を閉塞し
ていることを意味する。すなわち、検出スイッチはカバ
ー2が装置本体1の開放部を正常な状態で閉塞している
ものとして検出する。この場合には、ファクシミリ装置
が所定の動作を行なっても異常な事態は発生しない。
【0008】これに対して例えば図3に示すようにカバ
ー2が何らかの事情により一方の側が低くなるように傾
いて状態で装置本体1の開放部に位置した場合には、カ
バー2の一方の側部のみが装置本体1の開放部に当接し
て、カバー2の他方の側部は開放部に当接せず、カバー
2が正常に開放部を閉塞しないことになる。この場合も
マイクロスイッチ5はカバー2の一方の側部に設けたロ
ックフック4により動作されて検出信号を出力する。し
かし、この場合のマイクロスイッチ5が出力する検出信
号はカバー2全体で装置本体1の開放部を正常に閉塞し
ていることを意味しない。すなわち、検出スイッチはカ
バー2が装置本体1の開放部を閉塞してない異常な状態
であるにもかかわらず、カバー2が正常に閉塞している
ものとして検出信号を出力する。そうすると、制御回路
はカバー2が正常に閉塞している場合と同様にファクシ
ミリ装置の機構を動作させる。これにより、原稿を搬送
する時や記録紙を搬送する時にスキューや紙ジャムが発
生するなどの不具合が発生する。また、画像形成装置と
してレーザを用いている場合には、レーザビームが装置
本体の外部へ漏れ出るという不具合を生じる。
【0009】従って、画像形成装置においてカバーが閉
塞位置にある時にこれを検出して画像形成にかかわる機
構を駆動し、カバーが開放位置にある時にこれを検出し
て画像形成にかかわる機構の駆動を停止する装置に対し
ては、カバーが装置本体を正常に閉塞していない場合に
は検出スイッチが検出を行なわないようにして信頼性を
高めることが要望されている。
【0010】本発明は前記事情に基づいてなされたもの
で、カバーが装置本体を正常に閉塞していない場合には
検出スイッチが検出を行なわないようにして信頼性およ
び安全性を高め、従来から要望されている課題を解決し
た画像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の画像形
成装置は、開放部を有する装置本体と、この装置本体の
開放部を閉じる閉塞位置と前記装置本体の開放部を開放
する開放位置との間を変位可能に前記装置本体に支持さ
れたカバーと、前記装置本体におけるカバー変位方向に
交叉する方向の両側部に夫々設けられた本体側ロック体
および前記カバーにおけるカバー変位方向に交叉する方
向の両側部に夫々設けられ前記カバーが前記閉塞位置に
ある時に前記本体側ロック体とロックして前記カバーを
前記閉塞位置にロックし前記カバーが開放位置にある時
に前記本体側ロック体から離脱するカバー側ロック体
と、前記装置本体に設けられ前記カバーが前記閉塞位置
にあることを検出する検出スイッチと、前記カバーにお
けるカバー変位方向に交叉する方向の両側部に設けられ
た各カバー側ロック体がそれらに対応する前記各本体側
ロック体に夫々ロックした時にのみ前記検出スイッチを
動作させるスイッチ動作手段とを具備することを特徴と
する。
【0012】この発明の構成によれば、カバーに設けた
ロック体がそれらに対応する各本体側ロック体に同時に
ロックした時にのみスイッチ動作手段が検出スイッチを
動作させるために、カバーが装置本体を正常に閉塞して
いない場合には検出スイッチが検出を行なわないように
することができる。
【0013】請求項2の発明は、請求項1に記載の画像
形成装置において、前記検出スイッチは前記装置本体に
おけるカバー変位方向に交叉する方向の中央に設けら
れ、且つ前記スイッチ動作手段は、前記装置本体におけ
るカバー変位方向に交叉する方向の両側部にわたって配
置されるとともに前記検出スイッチに対して接近離間す
る向きに移動可能に設けられた動作部材と、この動作部
材に対して前記検出スイッチから離間する向きへ力を加
える弾性部材とを備え、前記動作部材は、対応する前記
本体側ロック体と夫々ロックした前記各カバー側ロック
体に同時に押されて前記検出スイッチへ向けて移動した
時のみに前記検出スイッチを動作させるものであること
を特徴とする。
【0014】この発明の構成によれば、カバー全体で装
置本体の開放部を閉塞すると、カバーの両方の側部に設
けた各カバー側ロック体が同時に動作部材を押すことに
より、スイッチ動作部材が検出スイッチを動作させるの
で、簡素な構成で、カバーが装置本体を正常に閉塞して
いる場合のみに検出スイッチが検出する動作を確実に行
なうことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
1ないし図4を参照して説明する。この実施の形態はフ
ァクシミリ装置に適用したものである。図1はカバーを
閉塞した状態のファクシミリ装置を示す斜視図、図2は
カバーを開放した状態のファクシミリ装置を示す斜視図
である。図3は(a)はカバー全体で装置本体を閉塞し
た状態を示す正面側から見たファクシミリ装置の断面
図、図3(b)は同じく側面側から見た断面図、図4は
カバーが傾いて装置本体を閉塞した状態を示す正面側か
ら見たファクシミリ装置の断面図である。
【0016】図11は装置本体で、この装置本体11の
上面部は開放されている。12はカバーで、このカバー
12は装置本体11の開放部11aの上側に配置されて
後側縁部が水平な枢軸13により枢支されて、装置本体
11の開放部11aを閉じる水平な閉塞位置Aと開放部
11aから離間して開放する開放位置Bとの間を上下方
向に沿って変位可能、すなわち回動可能に設けられてい
る。装置本体11の内部には受信した画像信号に基づい
て記録紙に画像を記録する画像記録機構、送信する原稿
を搬送しつつ情報を読み取る原稿搬送機構、回路路など
が装備され、またカバー12には操作パネルや原稿搬送
機構などが搭載されている。そして、この構成により通
常時はカバー12を閉塞位置Aに位置させて装置本体1
1の開放部11aを閉塞し、原稿ジャムが発生した場合
やトナーを補給する場合などの装置本体11の内部の作
業を行う必要がある場合には、カバー12を閉塞位置A
から開放位置Bまでへ回動して装置本体11の開放部1
1aを開放し、開放した開放部11aを通して装置本体
11内部で作業を行うようになっている。
【0017】次に、カバー12が閉塞位置Aにある時に
ロックする手段と、カバー12が閉塞位置Aおよび開放
位置Bにあることを検出する手段について説明する。装
置本体11の開放部11aにおいて、カバー枢支側縁部
とは反対側の縁部であってカバー回動方向に対して直交
する方向の両方の側部には夫々本体側ロック体のの一例
であるロックピン21が夫々形成されている。これら一
対のロックピン21はカバー回動方向に対して直交する
方向に沿う水平に位置するもので、装置本体21の内部
の両側部に夫々形成された壁部11bに一体に形成され
ている。カバー12における枢支側縁部とは反対側の縁
部の内部には、軸22がカバー回動方向に対して直交す
る方向に沿って配置され、この軸22はカバー12に形
成した図示しない軸受部に回転自在に支持されている。
この軸22はカバー12におけるカバー回動方向に対し
て直交する方向の両側部にわたって達する長さを有し、
カバー12の両方の側部には夫々カバー側ロック体の一
例であるロックフック23が装置本体11に設けた各ロ
ックピン21と対応して下向きに取り付けられている。
これらロックフック23はカバー12を閉塞位置Aへ回
動した時に対応するロックピン21と係合するもので、
ロックピン21との係合を維持するように図示しないば
ねにより力が加えれている。なお、カバー12には手動
操作によりロックフック23をロックピン21との係合
を解除させる図示しないロック解除部材が設けられてい
る。これらロックフック23とロックピン21でロック
手段が構成される。
【0018】また、装置本体11の内部においてカバー
枢支側縁部とは反対側の縁部には、スイッチ動作部材の
一例である動作棒24がロックピン21より下側の箇所
にカバー回動方向に対して直交する方向に沿って配置さ
れている。この動作棒24は装置本体11においてカバ
ー回動方向に対して直交する方向の両側部にわたって達
する長さを有し、装置本体11の両方の側部における各
壁部11bに夫々上下方向に沿って形成された長孔25
に挿入されて上下移動自在に支持されており、長さ方向
の両端部は後述するようにカバー12が閉塞位置にある
時にロックフック23の下端に押されるようになってい
る。これにより動作棒25は長孔25の上端と下端によ
って上下移動位置と距離が規定される。動作棒25は装
置本体11に設けた弾性部材の一例である引張りコイル
ばね26によって上向きに弾性力が加えられている。
【0019】装置本体11の内部におけるカバー枢支側
縁部とは反対側の縁部には、検出スイッチの一例である
マイクロスイッチ27が動作棒24の真下であって且つ
カバー回動方向に対して直交する方向の中央の箇所に配
置されている。このマイクロスイッチ27は一般的に使
用されているもので、例えば本体ケースの内部に常開ま
たは常閉型の接点を設け、本体ケースの外部にこの接点
を開閉動作させるレバー27aを設けている。マイクロ
スイッチ27は後述するように動作棒24により動作さ
れるようにレバー27aが上側に位置するように向きを
設定して図示しない取付け部材により取付けられてい
る。
【0020】ここで、ロックフック23、動作棒24、
長孔25およびマイクロスイッチ27の関係について説
明する。カバー12全体が装置本体11の開放部11a
を閉塞する位置Aにある時に、カバー12の両方の側部
に設けた各ロックフック23は、装置本体11の両方の
側部に位置する各ロックピン21に夫々係合するととも
に、装置本体11に設けた動作棒24に両方の端部に接
触して押し下げる。動作棒24は2個のロックフック2
3により同時に押されて検出スイッチ側へ向け下方移動
した時に、マイクロスイッチ27のレバー27aを接点
を閉成または開放するに必要な距離を押し下げる。マイ
クロスイッチ27はこの動作棒24の移動によって動作
されて接点を閉成または開放して検出信号を出力する。
カバー12の一方の側部のみが装置本体11の開放部1
1aに当接して、一方の側部に設けたロックフック23
のみがロックピン21に係合して動作棒24aの一方の
端部のみを押し下げた場合には、動作棒24は一方の端
部がスイッチ側へ移動して傾くが、この動作棒24の変
位では動作棒24がマイクロスイッチ27のレバー27
aを接点を開閉させるために必要な距離をすることがで
きない。そして、このような動作を行なう上で動作棒2
4を所定距離上下移動させるために壁部11bの長孔2
5の長さを設定する。また、同様な目的のためにロック
フック23およびロックピン21の寸法および位置を設
定する。引張りコイルばね26は動作棒24をマイクロ
スイッチ27から離れる向きに力を加える。
【0021】これら動作棒25、動作棒25を支持する
壁部11bおよび引張りコイルばね26をもって、カバ
ー12におけるカバー回動方向に交叉する方向の両側部
に設けられた各カバー側ロック体がそれらに対応する各
本体側ロック体に夫々ロックした時にのみ検出スイッチ
を動作させるスイッチ動作手段を構成する。
【0022】このように構成したファクシミリ装置にお
いて、カバー12を開閉する動作およびこのカバー12
に開閉を検出する動作について説明する。装置本体11
の開放部11aを開放する場合には、解除部材を手動操
作して各ロックフック23と各ロックピン21との係合
を外して閉塞位置Aにおけるカバー12のロックを解除
する。カバー12を図1および図3(b)に示す閉塞位
置Aから図2および図3(b)に示す開放位置Bまで上
向きに回動する。各ロックフック23はカバー12と一
緒に上側へ移動して動作棒24から離れる。動作棒24
はコイルばね26に引張られてマイクロスイッチ27の
レバー27aから離れて上昇移動して図3(a)の仮想
線に示すように壁部11bの長孔25の上端に当接して
水平な状態で停止する。これによりマイクロスイッチ2
7は接点が開放または閉成して装置本体11の開放部1
1aが開放したことを検出して装置本体11に設けた制
御回路に信号を送る。制御回路はこの信号を受けて表示
体に対してカバー12が開放していることを表示する動
作を行なわせ、あるいはファクシミリ装置における所定
の機構の駆動を停止する。
【0023】次いで、装置本体11の開放部11aを閉
塞する場合には、カバー12を開放位置Bから閉塞位置
Aまで下向きに回動する。カバー12と一緒に各ロック
フック23が装置本体11のロックピン21へ向けて下
降移動する。図3(a)に示すようにカバー12全体が
傾くことなく平行に回動すると、カバー12全体が装置
本体11の開放部11aに均等に当接する。カバー12
の両方の側部に設けたロックフック23はカバー12と
ともに平行に下降移動して装置本体1の両方の側部に設
けたロックピン21に夫々係合する。各ロックフック2
3はカバー12と一緒に下降移動する過程で下端が、引
張りコイルばね27により引上げられている動作棒24
の対応する両端部に当接する。そして、動作棒24は引
張りコイルばね26のばね力に抗して各ロックフック2
3に押されて両端部が平行に移動して水平な状態で下降
移動する。カバー12全体が均等に開放部11aに当接
して各ロックフック23が各ロックピン21に夫々係合
すると動作棒24も最大距離まで下降移動して停止す
る。
【0024】動作棒24は両端部が平行に移動する状態
で下降移動することにより、マイクロスイッチ27にレ
バー27aをマイクロスイッチ27の接点を開閉動作せ
るストロークで押し下げるために必要な距離をもって下
降移動する。このため、動作棒24はロックフック23
に押されて下降移動する途中でレバー27aに、動作棒
長さ方向に沿う部分全体にわたり均一な状態で接触し
て、レバー27a押し下げる。動作棒24は各壁部11
bの長孔25の下端まで下降した時点で、レバー27a
をマイクロスイッチ27の接点を開閉動作せるに必要な
ストロークで押し下げる。このため、マイクロスイッチ
27はレバー27の動作により接点を閉成または開放し
てカバー12が閉塞位置にあることを検出して制御回路
に信号を送る。制御回路はこの信号を受けて表示体に対
してカバー12が閉塞していることを表示する動作を行
なわせ、あるいはファクシミリ装置における所定の機構
を駆動する。
【0025】ところで、装置本体11の開放部11aを
閉塞するためにカバー12を開放位置Bから閉塞位置A
まで下向きに回動する場合に、何らかの理由により図4
に示すようにカバー12が、カバー回動方向に対して直
交する方向の一方の側部が他方の側部に対して低くなる
ように傾斜した状態で回動することがある。この場合、
カバー12の低くなった一方の側部に位置するロックフ
ック23は下側に位置して下降し、カバー12の高くな
った他方の側部に位置するロックフック23は上側に位
置して下降する。
【0026】カバー12が回動して低くなった一方の側
部が装置本体11の一方の側部に当接するが、高くなっ
た他方の側部は装置本体11の他方の側部に当接しな
い。そして、カバー12の一方の側部に位置するロック
フック23は装置本体11の一方の側部に位置するロッ
クピン21に係合する。また、カバー12の一方の側部
に位置するロックフック23は下降しながら動作棒24
の一方の端部に当接して、この端部を一方の壁部11b
の長孔25の下端まで押し下げる。ところが、装置本体
11の他方の側部に当接していないカバー12の他方の
側部に位置するロックフック23は、装置本体11の他
方の側部と同様に高い位置にあって装置本体11の他方
の側部に位置するロックピン21とは係合していない。
これに伴いカバー12の他方の側部に位置するロックフ
ック23は、動作棒24の他方の端部に当接しても壁部
11bの長孔25の下端まで押し下げることがない。
【0027】このため、動作棒24は一方の端部のみが
マイクロスイッチ27を動作させる上で必要な距離で下
降移動するだけで、他方の端部が浮き上がった位置にあ
って全体が傾斜した状態となる。動作棒24は全体とし
てマイクロスイッチ27のレバー27aを接点を開閉動
作させるように変位させるために必要な距離をもって下
降移動することができず、傾斜した状態でマイクロスイ
ッチ27のレバー27aの一部を押すことになる。従っ
て、マイクロスイッチ27ではレバー27aが接点を開
閉動作させるに必要なストロークで変位できず接点が開
閉動作しないために、カバー12が閉塞位置にあること
を検出する信号を出力しない。
【0028】このようにしてカバー12全体が装置本体
11の開放部11aに当接せず正常に閉塞していない異
常な場合には、マイクロスイッチ27がカバー12が正
常に閉塞しているという誤った検出をしない。このた
め、制御回路がカバー2が正常に閉塞している場合と同
様にファクシミリ装置の機構を動作させることなく、原
稿を搬送する時や記録紙を搬送する時にスキューや紙ジ
ャムが発生するなどの不具合の発生を防止できる。画像
形成装置としてレーザを用いている場合には、レーザビ
ームが装置本体の外部へ漏れ出るいう不具合の発生を防
止できる。
【0029】なお、本発明は前述した実施の形態に限定
されず、種々変形して実施することができる。カバー1
2は回動変位する構成が適切であるが、これに限定され
ず例えばスライドする構成も挙げられる。検出スイッチ
は、動作棒を利用して動作させ且つ誤検出を防止する上
で適切であるが、これに限定されることなく、動作棒を
利用して光学的、あるいは電気的、磁気的に検出を行な
うものも用いることができる。本発明はファクシミリシ
ミリ装置に限定されず、レーザプリンタなどの各種の画
像形成装置に広く適用できる。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明の画像形成装置によれ
ば、カバーに設けたロック体がそれらに対応する各本体
側ロック体に同時にロックした時にのみスイッチ動作手
段が、検出スイッチを動作させるために、カバーが装置
本体を正常に閉塞していない場合には検出スイッチが検
出を行なわないようにすることができる。従って、カバ
ーが装置本体を正常に閉塞していない場合には検出スイ
ッチが検出を行なわないようにして信頼性および安全性
を高めることができる。
【0031】請求項2の発明によれば、カバー全体で装
置本体の開放部を閉塞すると、カバーの両側部に設けた
各カバー側ロック体が同時にスイッチ動作部材を押すこ
とにより、スイッチ動作部材が検出スイッチを動作させ
るので、簡素な構成で、カバーが装置本体を正常に閉塞
している場合のみに検出スイッチが検出する動作を確実
に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるファクシミ
リ装置を示す斜視図。
【図2】同実施の形態におけるファクシミリ装置を示す
斜視図。
【図3】同実施の形態におけるファクシミリ装置を示す
断面図。
【図4】同実施の形態におけるファクシミリ装置を示す
断面図。
【図5】従来の一形態におけるファクシミリ装置を示す
断面図。
【図6】従来の一形態におけるファクシミリ装置を示す
断面図。
【符号の説明】
11…装置本体、 12…カバー、 21…ロックピン、 22…軸、 23…ロックフック、 24…動作棒、 25…長孔、 26…ばね、 27…マイクロスイッチ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開放部を有する装置本体と、この装置本
    体の開放部を閉じる閉塞位置と前記装置本体の開放部を
    開放する開放位置との間を変位可能に前記装置本体に支
    持されたカバーと、前記装置本体におけるカバー変位方
    向に交叉する方向の両側部に夫々設けられた本体側ロッ
    ク体および前記カバーにおけるカバー変位方向に交叉す
    る方向の両側部に夫々設けられ前記カバーが前記閉塞位
    置にある時に前記本体側ロック体とロックして前記カバ
    ーを前記閉塞位置にロックし前記カバーが開放位置にあ
    る時に前記本体側ロック体から離脱するカバー側ロック
    体と、前記装置本体に設けられ前記カバーが前記閉塞位
    置にあることを検出する検出スイッチと、前記カバーに
    おけるカバー変位方向に交叉する方向の両側部に設けら
    れた各カバー側ロック体がそれらに対応する前記各本体
    側ロック体に夫々ロックした時にのみ前記検出スイッチ
    を動作させるスイッチ動作手段とを具備することを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記検出スイッチは前記装置本体におけ
    るカバー変位方向に交叉する方向の中央に設けられ、且
    つ前記スイッチ動作手段は、前記装置本体におけるカバ
    ー変位方向に交叉する方向の両側部にわたって配置され
    るとともに前記検出スイッチに対して接近離間する方向
    に沿って移動可能に設けられた動作部材と、この動作部
    材に対して前記検出スイッチから離間する向きへ力を加
    える弾性部材とを備え、前記動作部材は、対応する前記
    本体側ロック体と夫々ロックした前記各カバー側ロック
    体に同時に押されて前記検出スイッチへ向けて移動した
    時のみに前記検出スイッチを動作させるものであること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
JP11085904A 1999-03-29 1999-03-29 画像形成装置 Pending JP2000275922A (ja)

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