JP2002046321A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP2002046321A
JP2002046321A JP2000238878A JP2000238878A JP2002046321A JP 2002046321 A JP2002046321 A JP 2002046321A JP 2000238878 A JP2000238878 A JP 2000238878A JP 2000238878 A JP2000238878 A JP 2000238878A JP 2002046321 A JP2002046321 A JP 2002046321A
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JP2000238878A
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Masanori Komatsu
雅伯 小松
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバーの開閉を検出するための専用のセンサ
を用いることなく、他のセンサ(スイッチ)を用いてカ
バーの開閉をも検出可能にした。 【解決手段】 サーマルヘッド37aにより印字記録さ
れる用紙100を載置する用紙ガイド32を備えたプリ
ンタ本体12に、カバー16を開閉可能に設けて、用紙
ガイド32には、用紙の有無を検出する用紙検出センサ
36と、用紙ガイド32から用紙100を離間させる線
ばね34とが設けられ、カバー16を閉塞することによ
り、用紙100を挟んで線ばね34を弾圧し、用紙検出
センサ36が用紙有りと検出し、カバー16を開放する
ことにより、線ばね34への弾圧が解除され、線ばね3
4が用紙100を用紙ガイド32から離間し、用紙検出
センサ36が用紙無しと検出することにより、用紙検出
センサ36がカバー16の開閉をも検出するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタに関し、
特にライン式の印字機構をプリンタ本体に備え、このプ
リンタ本体にカバーを開閉可能にしたドロップインタイ
プのサーマルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ドロップタイプのプリンタでは、
プリンタ本体の開口部に開閉可能なカバーが設けられ、
このカバーを開けて、ロール状の感熱紙などの消耗品
や、紙詰まり等の本体内部のメンテナンスを行ってい
た。そして、このカバーを開ける際に、カバーの開放を
検知するセンサが作動することにより、プリンタの駆動
が停止するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
カバーの開閉を検出する専用のセンサを設けた場合、部
品点数が多くなり、そのための部品代がかかるととも
に、そのセンサの状態を監視する制御部が必要となり、
そのためコストアップを招く要因となっていた。
【0004】また、プリンタにカバーを閉じて上記感熱
紙に印字する際に、益々要求される小型化・軽量化に伴
なって、プリンタ本体へのカバーの取付け状態のバラツ
キが影響して、印字ヘッドに感熱紙がスムーズに搬送さ
れないおそれがあった。
【0005】本発明の目的は、カバーの開閉を検出する
ための専用のセンサを用いることなく、他のセンサ(ス
イッチ)を用いてカバーの開閉をも検出可能にしたプリ
ンタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の解決手段として、印字ヘッドにより印字記録さ
れる用紙を載置する用紙ガイドを備えたプリンタ本体
に、カバーを開閉可能に設けて、用紙ガイドには、用紙
の有無を検出する用紙検出センサと、用紙ガイドから用
紙を離間させる付勢部材とが設けられ、カバーを閉塞す
ることにより、用紙を挟んで付勢部材を弾圧し、用紙検
出センサが用紙有りと検出し、カバーを開放することに
より、付勢部材への弾圧が解除され、付勢部材が用紙を
用紙ガイドから離間し、用紙検出センサが用紙無しと検
出することにより、用紙検出センサがカバーの開閉をも
検出するようにしたものである。
【0007】また、第2の解決手段として、付勢部材は
線ばね、板ばね、モールドシートの何れか1つからな
り、プリンタ本体にカバーが閉じた際に、線ばね、板ば
ね、モールドシートの何れか1つの先端をカバーの先端
に回転可能に取付けたプラテンローラに弾接して、搬送
された用紙を印字ヘッドとプラテンローラとの間に圧接
するようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態であるライン
タイプのプリンタを図1乃至図11に基づいて、以下に
説明する。図1に示すように、プリンタは、プリンタ本
体12と、ヒンジ軸14を中心にして、プリンタ本体1
2に対して開閉可能にしたカバー16とから主に構成さ
れている。カバー16は、板金からなり、その先端にヒ
ンジ軸14の軸方向に沿う矩形状をした平板部17と、
平板部17の両端からそれぞれ略直角に下方に折り曲げ
られた側板部18、19とを備えた取付板20とを備え
ている。各側板部18、19には、その先端に鉤状をし
たロック爪18a、19aが形成されている。側板部1
8、19間には、金属製の回転軸22が回転可能に軸支
されていて、回転軸22には、黒色のゴム製のプラテン
ローラ24が取り付けられている。また、回転軸22の
先端は、側板部19の外方に延設され、小ギヤ26が一
体に取付けられている。
【0009】図1乃至図3に示すように、プリンタ本体
12には、板金製のシャーシ30が設けられ、矩形状を
した底板部30aと、底板部30aの両端から略直角に
上方に折り曲げられた側板部30b、30cと、底板部
30aの後方側縁部に沿って略直角に上方に折り曲げた
背板部30dとからなっている。一方の側板部30bに
は、底板部30aと同一面上となるように、外方に突出
したストッパ(突出片)30eと、ほぼ中央の上縁部を
U字状に切り欠いたU溝30fと、このU溝30fに隣
接して小さく切り欠き形成された切り欠き溝30gとが
形成されている。また、他方の側板部30cには、ほぼ
中央の上縁部をU字状に切欠いたU溝30jと、その下
方隅部に折り曲げ形成された突部30hとが形成されて
いる。
【0010】底板部30a上の前方側には、側板部30
b、30c間に配設された黒色をした樹脂製の用紙ガイ
ド32が取付けられている。用紙ガイド32の前方側縁
部は、滑らかに丸みを帯びて形成されていて、そのほぼ
中央には矩形状の一対の切欠溝32aが形成され、切欠
溝32a内に設けられた図示しない小突起部には、両端
をコイル状に巻回させた逆U字状をした1本の線ばね3
4が設けられている。そして、線ばね34の先端側は、
弾性付勢力により通常持ち上げられていて、用紙ガイド
32の上面から離間している。
【0011】また、用紙ガイド32上面のほぼ中央の後
方側には、切欠溝32aに隣接して、取付孔32bが形
成され、この取付孔32b内に用紙検出センサとしての
フォトインタラプタ36(図8参照)が取付けられてい
る。フォトインタラプタ36は、LEDとフォト・トラ
ンジスタとからなる一般的な光電スイッチであり、LE
Dから出射した光を用紙100(図8参照)の表面に当
て、その反射光をフォト・トランジスタで受光すること
により、その用紙100有りを検出するものである。こ
こで、用紙100を検出するには、フォトインタラプタ
36からほぼ1mm距離であり、それよりも離間した場
合には、上記フォトインタラプタ36は、OFF状態
で、用紙100無しを検出するようになっている。
【0012】用紙ガイド32の後方には板金製のヘッド
取付板37が立設されていて、このヘッド取付板37の
上面にライン状をしたサーマルヘッド(印字ヘッド)3
7aが貼付けられている。そして、ヘッド取付板37
は、側板部30b、30c間を橋絡する金属製の支軸3
8を介してその下縁側がシャーシ30の側板部30b、
30cに揺動可能に取付けられている。ヘッド取付板3
7の一端部には、L字状をした押し当て片37bが延設
されている。そして、ヘッド取付板37とシャーシ30
の背板部30dとの間には、2個のコイルばね40が圧
縮された状態で取付けられていて、コイルばね40によ
り支軸38を支点として、常にヘッド取付板37の上縁
側を用紙ガイド32の方(前方)へ付勢し、押し当て片
37bを側板部30bの切り欠き溝30gの内縁部に弾
圧させている。
【0013】次に、側板部30b、30c間には、その
両端が軸支された回転可能な金属製のレバー軸42が設
けられていて、レバー軸42が底板部30aと用紙ガイ
ド32との間に配されている。図4に示すように、レバ
ーアーム44は、くの字状をした板金からなり、その一
端が折り曲げられてイジェクト用の摘み取付部44a
を、その近傍に凹状をしたロック爪受け部44bを構成
し、その他端に係止片44cを構成している。同様に、
図3及び図5に示すように、レバーアーム46は、くの
字状をした板金からなり、その一端に凹状をしたロック
爪受け部46bを構成し、その他端に折り曲げ形成され
た係止片46cを構成している。そして、上記レバー軸
42の一端には、上記レバーアーム44が嵌着してい
て、その他端には、レバーアーム46が嵌入され、さら
にレバーばね48のコイル部分がレバーアーム46に近
接させて取付けられている。また、レバーばね48の一
端がレバーアーム46の係止片46cに、その他端が側
板部30cの突部30hに弾性付勢力をもたせて係止し
ている。したがって、上記レバーばね48により、レバ
ーアーム46は、レバー軸42を中心に、図5の時計周
り方向に常に付勢されている。
【0014】図4に示すように、略凸状した樹脂製のロ
ック検出レバー50は、その一端に短い突出部50a
と、その他端に長い突出部50bとを有している。突出
部50aには、上記レバーアーム44の係止片44cが
当接し、突出部50bには後述する検出スイッチが当接
するようになっている。そして、ロック検出レバー50
は、側板部30b側の支軸38に揺動可能に取り付けら
れ、側板部30bに摺動するようになっている。
【0015】側板部30bにネジなどで取り付け固定さ
れた検出スイッチ52は、一般的なマイクロスイッチで
あり、その操作部材52aが、上記ロック検出レバー5
0の突出部50bに当接し、ロック検出レバー50の揺
動に応じて、検出スイッチ52内に出入り自在となって
いる。
【0016】次に、図1に示すように、ヘッド取付板3
7の後方側の側板部30cには、用紙100をサーマル
ヘッド37aに搬送するための駆動源であるステッピン
グモータ54が取付けられている。モータ54の回転シ
ャフト54aには、回転駆動力を伝達する複数のギヤ群
56が取付けられている。そして、モータ54の回転駆
動力をギヤ群56に噛合う上記小ギヤ26を介してプラ
テンローラ24の回転軸22に伝達するようになってい
る。
【0017】次に、プリンタ本体12にカバー16を閉
めてロックする動作を図7に基づいて以下に説明する。
先ず、図7Aに示すように、プリンタ本体12にカバー
16を閉じる前の状態を説明すると、レバーアーム46
に取付けたレバーばね48(図5参照)の付勢力によ
り、図5の時計回り方向にレバーアーム46を回転する
力が働き、その回転駆動力によりレバー軸42を回転し
ようとする。しかし、レバー軸42と連動するレバーア
ーム44が側板部30bのストッパ(突出片)30eに
当たり、図7Aの反時計回り方向へのレバーアーム44
の回転が阻止されている。ロック検出レバー50は、突
出部50aがレバーアーム44の係止片44bに押圧さ
れると、支軸38を中心に図7Aの時計周り方向に回動
し、その結果、突出部50bが図示上方へ上昇して、検
出スイッチ52の操作部材52aをその検出スイッチ5
2内の図示しないばね部材に抗して持ち上げられる。よ
って、検出スイッチ52はON状態となる。
【0018】続いて、図7Bに示すように、プリンタ本
体12にカバー16を閉じ始めると、カバー16のロッ
ク爪18a、19aが各レバーアーム44、46の突出
した部分を押圧する。すると、レバーばね48の弾性付
勢力に抗しながら、図7Bの矢示した時計周り方向にレ
バーアーム44をレバー軸42とともに回動し、このレ
バー軸42の回転に連動するレバーアーム46(図5参
照)を同じ方向に回動させる。その結果、レバーアーム
44の係止片44cが持ち上げられ、係止片44cはス
トッパ(突出片)30eから離間する。このように、ロ
ック検出レバー50の突出部50aは、当接していた係
止片44bが上昇してストッパ(突出片)30eから離
間し、ロック検出レバー50全体が支軸38を中心に図
7Bの矢示した反時計回り方向に回動することにより、
検出スイッチ52はON状態からOFF状態となる。
【0019】さらに続けて、図7Cに示すように、プリ
ンタ本体12に対してカバー16を押圧して閉じていく
ことにより、カバー16のロック爪18a、19aが各
レバーアーム44、46の突出た部分からロック爪受け
部44b、46bに係合する。すると、レバーばね48
の付勢力により、ロック爪18a、19aがロック爪受
け部44b、46b内に嵌合され、レバーアーム46が
元(初期状態)の位置にに戻り、レバー軸42が反時計
回り方向に回転し、このレバー軸42に連動するレバー
アーム44も元の位置の状態に復帰する。したがって、
レバーアーム44の係止片44cが元の位置に下降し、
側板部30bのストッパ(突出片)30eに当接する。
そして、係止片44cがロック検出レバー50の突出部
50aを押圧することにより、突出部50bが上昇し、
検出スイッチ52の操作部材52aを検出スイッチ52
の図示しないばね部材に抗して押し上げる。よって、検
出スイッチ52は、OFF状態からON状態となる。
【0020】なお、図7Cに示すプリンタ本体12にカ
バー16が閉塞した状態から、カバー16を開放すると
きには、レバーアーム44の摘み取付部44aを押圧
し、レバーアーム44の係止片44cがカバー16の側
板部18を押し上げ、ロック爪18a、19aがロック
爪受け部44b、46bから解除されることにより、カ
バー16がプリンタ本体12から開放されて行われる。
【0021】次に、プリンタのカバー16をプリンタ本
体12に閉めて、用紙100の有無を検出する動作を図
8及び図9に基づいて以下に説明する。先ず、カバー1
6が開いた状態では、フォトインタラプタ36上に何も
遮るものがないので、フォトインタラプタ36はOFF
状態である。次に、カバー16を開けた状態で、ロール
状に巻回された用紙100をプリンタ本体12とヒンジ
軸14間の空間内に挿入した後に、続けて、巻回された
用紙100のうち、その先端縁部分をプリンタ本体12
の用紙ガイド32のフォトインタラプタ36の上まで、
それを少なくとも覆うようにやや余分に引っ張り出す。
このとき、用紙ガイド32上の用紙100は、線ばね3
4によって持ち上げられているため、フォトインタラプ
タ36はOFF状態のままである(図8A参照)。
【0022】次に、プリンタ本体12にカバー16を押
圧して完全に閉じると、プラテンローラ24は、ヘッド
取付板37に圧接し、カバー16の回転軸22が各側板
部30b、30cのU溝30f、30j内に挿通され、
ロック爪18a、19aがロック爪受け部44b、46
bに嵌着する(図4、図5参照)。このように、プリン
タ本体12にカバー16が閉塞されると、プラテンロー
ラ24の外周部分には、弾性付勢力に抗して線ばね34
が圧接される(図6参照)。このとき、カバー16がプ
リンタ本体12に閉じられ、且つ用紙ガイド32上の1
mm程の距離に用紙100が配置されていることから、
フォトインタラプタ36はON状態を検出する。
【0023】次に、ギア群56、小ギヤ26を介してプ
ラテンローラ24に伝達したモータ54の回転駆動力に
より、それを回動し、プラテンローラ24とプラテンロ
ーラ24に圧接したヘッド取付板37のサーマルヘッド
37a間に用紙100が搬送され、サーマルヘッド37
aにより用紙100に印刷記録される。なお、印字記録
に全てが使用され、用紙ガイド32上に用紙100が無
くなった場合、フォトインタラプタ36の図示しないL
EDの光が直接プラテンローラ24に当たるため、フォ
トインタラプタ36はON状態からOFF状態になる。
したがって、用紙100が用紙ガイド32上に確実に有
り、且つカバー16が閉じている状態では、フォトイン
タラプタ36はON状態であるが、それ以外の全ての場
合には、エラーが検出されたとしてOFF状態となる
(図9参照)。
【0024】次に、このプリンタの用紙100の有無の
検出、及びカバー16の開閉検出の関係を図10及び図
11に基づいて以下に説明する。図10は、その横軸を
時間軸(t)に、縦軸をそのときの用紙検出センサ(フ
ォトインタラプタ36)、及びカバー16の開閉をそれ
ぞれ示している。図11は、このプリンタの用紙100
の有無の検出、及びカバー16の開閉検出のフローを示
している。
【0025】図10に示すように、最初、カバー16が
開いているため、フォトインタラプタ36はOFF状態
である。さらに、カバー16を閉じていくと、用紙10
0がプラテンローラ24の最下端に押されながら位置
し、フォトインタラプタ36がOFFからON状態とな
り、用紙100が有ることを検出する。そして、プリン
タ本体12にカバー16が完全に閉じられると、フォト
インタラプタ36はON状態を維持する。このようにし
て、フォトインタラプタ36が用紙100の存在の他に
カバー16の閉塞をも検出する。
【0026】次に、本実施形態のプリンタにおける用紙
100の検出及びカバー16の開閉検出の仕方を図11
のフローチャートに基づいて説明する。図11に示すよ
うに、先ず、センサ処理が開始される(S101)と、
用紙検出センサであるフォトインタラプタ36が、OF
F状態からON状態に変化するかどうかが検出される
(S102)。ここで、フォトインタラプタ36がON
状態に変化するのは、プリンタ本体12の用紙ガイド3
2に用紙100が載置され、且つカバー16が閉じられ
ている場合である。また、フォトインタラプタ36がO
FF状態を維持するのは、用紙100が載置されていな
い、又は用紙100が載置されていても、カバー16が
開放された状態である等のエラーが検出される場合であ
る。したがって、用紙検出センサ(フォトインタラプタ
36)によりエラーが検出された場合には、次の操作に
進まないように即座にプリンタのモータ54などが停止
し、図示しないLEDなどの表示部にエラーを表示す
る。
【0027】以上のように構成され、動作する本実施形
態のプリンタは、以下のような効果を奏する。 1)サーマルヘッド37aによって、印字記録されるた
めの用紙100を載置する用紙ガイド32を備えたプリ
ンタ本体12に、回動可能に軸支されたプラテンローラ
24を有するカバー16を開閉可能に取付け、用紙ガイ
ド32に、用紙100の有無を検出する用紙検出センサ
(フォトインタラプタ36)と、用紙ガイド32から用
紙100を離間させる線ばね34とを取付けている。そ
して、サーマルヘッド37aに弾圧するプラテンローラ
24が用紙ガイド32に対向して配置されるとともに、
用紙検出センサ上で、線ばね34を用紙100を介在さ
せてプラテンローラ24に弾接するときには、用紙検出
センサが、用紙100の存在とプリンタ本体12へのカ
バー16の閉塞の状態にあることを検出する。また、線
ばね34が用紙100を持ち上げているときには、カバ
ー16に取付けたプラテンローラ24による弾接が解除
されて、用紙検出センサが用紙無し、またはプリンタ本
体12からカバー16が開放されている状態を検出す
る。よって、カバー16が開閉しているかを否かを検出
するための高価なセンサ(スイッチ)を特に必要とせ
ず、用紙検出センサにて兼用するため、部品点数を減ら
すことができる。
【0028】2)プリンタ本体12にカバー16を閉じ
た際に、線ばね34の先端をプラテンローラ24に弾接
して、搬送された用紙100をサーマルヘッド37aと
プラテンローラ24との間に圧接したことにより、小型
化・薄型化に対応し、簡単な構成をした線ばね24の付
勢力で、用紙100をプラテンローラ24に圧接するの
で、より確実に用紙100をサーマルヘッドとプラテン
ローラ間に搬送させることができ、印字記録をスムーズ
に行うことができる。
【0029】3)プラテン本体12からカバー16が開
いている際には、プラテンローラ24への弾接が解除さ
れた線ばね24が、その付勢力で用紙100を持ち上げ
て、用紙ガイド32から離間させるので、簡単な構成
で、用紙検出センサがより確実にOFF状態になること
を検出することができる。
【0030】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、
その主旨を逸脱しない範囲内において変更して実施する
ことができる。例えば、付勢部材は、線ばね34の他に
金属または樹脂製の板ばね、プラスチック、PETから
なるモールドシート、ブラシなどであっても良く、構造
が簡単で、しかもコストダウンを図ることができる。
【発明の効果】以上のように説明してきた本発明のプリ
ンタは、印字ヘッドにより印字記録される用紙を載置す
る用紙ガイドを備えたプリンタ本体に、カバーを開閉可
能に設けて、用紙ガイドには、用紙の有無を検出する用
紙検出センサと、用紙ガイドから用紙を離間させる付勢
部材とが設けられ、カバーを閉塞することにより、用紙
を挟んで付勢部材を弾圧し、用紙検出センサが用紙有り
と検出し、カバーを開放することにより、付勢部材への
弾圧が解除され、付勢部材が用紙を用紙ガイドから離間
し、用紙検出センサが用紙無しと検出することにより、
用紙検出センサがカバーの開閉をも検出するようにした
ことにより、カバーの開閉を検出する専用のセンサを必
要とせず、用紙検出センサにて用紙の有無を検出する他
に、カバーの開閉状態をも検出することにより、部品点
数を削減し、そのためのコストダウンを図ることができ
る。
【0031】また、付勢部材は線ばね、板ばね、モール
ドシートの何れか1つからなり、プリンタ本体にカバー
が閉じた際に、線ばね、板ばね、モールドシートの何れ
か1つの先端をカバーの先端に回転可能に取付けたプラ
テンローラに弾接して、搬送された用紙を印字ヘッドと
プラテンローラとの間に圧接するようにしたことによ
り、付勢部材を簡単に構成し、用紙をプラテンローラに
圧接させた状態で搬送させることができ、よりスムーズ
に印字記録を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるプリンタの斜視図で
ある。
【図2】本発明の一実施形態であるプリンタの左方側の
斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態であるプリンタの右方側の
斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態であるプリンタの左側面図
である。
【図5】本発明の一実施形態であるプリンタの右側面図
である。
【図6】本発明の一実施形態であるプリンタの正面図で
ある。
【図7】本発明の一実施形態であるプリンタの動作を説
明するための説明図であり、図7Aは、カバーを挿着す
る前の状態、図7Bは、カバーを挿着している最中の動
作状態、図7Cは、カバーを挿着した後の状態をそれぞ
れ示す左側面図である。
【図8】本発明の一実施形態であるプリンタのカバーの
開閉を検出する動作を説明するための概略断面図であ
る。
【図9】本発明の一実施形態であるプリンタの用紙、カ
バー、用紙検出センサの関係を示す表である。
【図10】本発明の一実施形態であるプリンタの用紙検
出センサとカバーとの関係を示す動作説明図である。
【図11】本発明の一実施形態であるプリンタの用紙検
出センサとカバーとの関係を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
12 プリンタ本体 16 カバー 24 プラテンローラ 32 用紙ガイド 34 付勢部材(線ばね) 36 用紙検出センサ(フォトインタラプタ) 37a 印字ヘッド(サーマルヘッド) 100 用紙

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドにより印字記録される用紙を
    載置する用紙ガイドを備えたプリンタ本体に、カバーを
    開閉可能に設けて、 前記用紙ガイドには、前記用紙の有無を検出する用紙検
    出センサと、該用紙ガイドから前記用紙を離間させる付
    勢部材とが設けられ、 前記カバーを閉塞することにより、前記用紙を挟んで前
    記付勢部材を弾圧し、前記用紙検出センサが前記用紙有
    りと検出し、 前記カバーを開放することにより、前記付勢部材への弾
    圧が解除され、前記付勢部材が前記用紙を前記用紙ガイ
    ドから離間し、前記用紙検出センサが前記用紙無しと検
    出することにより、前記用紙検出センサが前記カバーの
    開閉をも検出するようにしたことを特徴とするプリン
    タ。
  2. 【請求項2】 前記付勢部材は線ばね、板ばね、モール
    ドシートの何れか1つからなり、前記プリンタ本体に前
    記カバーが閉じた際に、前記線ばね、板ばね、モールド
    シートの何れか1つの先端を前記カバーの先端に回転可
    能に取付けたプラテンローラに弾接して、搬送された前
    記用紙を前記印字ヘッドと前記プラテンローラとの間に
    圧接するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    プリンタ。
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