JP4343505B2 - シート供給装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート供給装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特にシート供給装置本体に設けられた第1及び第2カバーの閉鎖を検知する構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプリンタや複写機等の画像形成装置においては、装置の高速化に伴い画像を形成するためのシートを大量に収納することが求められているが、画像形成装置本体内でのシート収納容量を増やすようにすると、画像形成装置本体の大型化を招くことから大容量化には限度がある。このため、画像形成装置本体内に装着されるシートカセットの他に、装置本体の側面にシート供給装置を設けることにより、シートの大容量化を図るようにしたものがある。
【0003】
図12は、このようなシート供給装置を設けた画像形成装置の一部断面正面図であり、同図において、1は例えば電子写真方式によりシートに画像を形成する画像形成装置本体、1a、1bは画像形成装置本体1に着脱自在に取り付けられているシートカセットである。
【0004】
50は、画像形成装置本体1の側面に配置されたシート供給装置であり、このシート供給装置50は、シート供給装置本体(以下、装置本体という)50Aの内部にシートSを積載収納する不図示のリフタと、リフタに積載されたシートSを画像形成装置本体1に送り出す不図示の給紙ローラとを備えている。
【0005】
また、このシート供給装置50の装置本体50Aには、シートSを補給する際、或はジャム処理等を行う際に開放される、上カバー51及び右カバー53を備えている。ここで、第1カバーである上カバー51は、例えばシートSを補給する際、図13に示すように回動支持軸52を支点として上方に回動させることにより開放され、第2カバーである右カバー53は回動支持軸54を支点として下方に回動させることにより開放されるようになっている。
【0006】
ところで、この上カバー51及び右カバー53には、図14に示すように各カバー51,53の開閉を検知するためのセンサフラグ部55,56がそれぞれ設けられている。また、装置本体50Aには上カバー51に設けられたセンサフラグ部55により上カバー51の開閉を検知する検知手段である上カバー開閉センサ101と、右カバー53に設けられたセンサフラグ部56により右カバー53の開閉を検知する右カバー開閉センサ102が設けられている。
【0007】
なお、この各カバー開閉センサ101,102は、フォトインタラプタであり、各カバー51,53を閉鎖する際、不図示のフォトインタラプタのスリット部にセンサフラグ部55,56が挿入されると、このセンサフラグ部55,56の遮光動作により、各カバー51,53の閉鎖を検知するようになっている。
【0008】
ここで、この各カバー開閉センサ101,102は不図示のコントローラに接続されており、このコントローラは各カバー開閉センサ101,102からの信号に基づき、各カバー51,53が閉じられていると判定するとシート供給装置50によるシート給送動作を可能とし、各カバー51,53の少なくとも1方が開放されていると判定するとシート供給装置50を停止状態とするようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来のシート供給装置において、各カバー51,53に対応してそれぞれカバー開閉センサ101,102を設けた場合、演算するコントローラ部を含め装置コストが上昇する。また、カバー51,53の開閉状態を複数のセンサ101,102により判断するようにした場合、装置の信頼性が低下する。
【0010】
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、一つのセンサ(検知手段)により第1及び第2カバーの閉鎖を検知することができるシート供給装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、内部にシートを収納する装置本体に第1カバー及び第2カバーを設けたシート供給装置であって、前記第1カバーが閉鎖されたことを検知する検知手段を備え、前記検知手段は、前記装置本体に回動可能に支持された検知レバーと、前記装置本体に固定して設けられ、前記検知レバーの回動に応じてON/OFFする検知センサと、を有し、前記検知レバーは、前記第2カバーが閉鎖した状態において前記第1カバーが閉鎖したときに前記検知センサに前記第1カバーの閉鎖を検知させるための第1位置と、前記第2カバーが閉鎖した状態において前記第1カバーが開放されたときに前記検知センサに前記第1カバーの閉鎖を検知させないための第2位置と、前記第2カバーが開放された状態において前記第1カバーが閉鎖されたときには前記検知センサに前記第1カバーの閉鎖を検知させない第3位置との間で回動可能であり、前記第2カバーを開放した状態から閉鎖した状態にしたときに前記第1カバーが開放されているときには前記検知レバーを前記第3位置から前記第2位置に移動させる第2カバー突起部を前記第2カバーに設け、前記第2カバー突起部により前記検知レバーが前記第2位置に停止しているときに前記第1カバーを閉鎖すると、前記検知レバーを前記第2位置から前記第1位置に移動させ、前記第2カバーが開放した状態において前記第1カバーを閉鎖したときには、前記検知レバーが前記第3位置から前記第1位置に移動しないように前記検知レバーの回動を規制する第1カバー突起部を前記第1カバーに設けたことを特徴とするものである。
【0017】
また本発明は、前記第1カバーに移動自在に設けられ、該第1カバーが前記第2カバーの前に閉鎖されたことを表示する表示部材を備え、前記第2カバーが閉鎖されていない状態で前記第1カバーが閉鎖されると、前記表示部材は前記第1カバーが前記第2カバーよりも前に閉鎖されたことを表示する位置に移動することを特徴とするものである。
【0018】
また本発明は、画像形成装置において、シートに画像を形成する画像形成部と、前記シートを供給する上記のいずれかに記載のシート供給装置とを備えたことを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0020】
図11は、本発明の参考例に係るシート供給装置50を設けた画像形成装置1の一部断面正面図である。なお、同図において、図12と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0021】
シート給送装置50の装置本体50Aに積載されたシートSは、シート給送手段Fにより給送され画像形成装置1に搬送される。シート給送手段Fにおいてジャムが発生した場合には、上カバー51を開放してジャム処理を行う。また、シートSを補給する際には、上カバー51と右カバー53の両方を開放する必要があるために、上カバー51開放後に右カバー53を開放してシートSを補給する。このようにジャム処理の際には必要なカバーのみを開放するために作業者の作業性が向上する。
【0022】
図1は、本発明の参考例に係るシート供給装置のカバー部の構成を示す斜視図である。なお、同図において、図14と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0023】
同図において、62は検知手段であるカバー検知センサ、61はカバー検知センサ62を保持する保持部材であるセンサ取付台であり、このセンサ取付台61は回動支持軸63を支点として不図示のシート供給装置本体に回動(移動)可能に、かつ不図示の付勢手段により右カバー側に付勢された状態で取り付けられている。
【0024】
ここで、このカバー検知センサ62は、スリット部を有するフォトインタラプタであり、後述するように上カバー51が閉じられると、このスリット部に上カバー51に設けられたフラグ55が挿入されて遮光状態となるようになっている。また、このカバー検知センサ62は不図示のコントローラに接続されており、このコントローラはカバー検知センサ62が遮光状態となると、上カバー51及び右カバー53が閉鎖されたと判断するようになっている。
【0025】
57は右カバー53に一体的に設けられた右カバー突起部、64はセンサ取付台61の右カバー側端に設けられた突き当て部であり、この突き当て部64は、右カバー53を閉鎖した状態で右カバー突起部57と当接する位置に設けられている。なお、80は不図示のシート供給装置本体に設けられた係止部に係止して右カバー53を閉鎖状態に保持するための係止突起である。
【0026】
次に、このように構成されたカバー部における上カバー51及び右カバー53の開閉検知について説明する。なお、本参考例において、シートSの補給等のため上カバー51及び右カバー53を開放する場合は、上カバー51を開放した後、右カバー53を開放し、上カバー51及び右カバー53を閉鎖する場合は、右カバー53を閉鎖した後、上カバー51を閉鎖するようにしている。
【0027】
図1に示す状態は、上カバー51及び右カバー53が閉鎖された状態であり、このとき、センサ取付台61上の突き当て部64が右カバー突起部57に当接している。また、カバー検知センサ62の不図示のスリット部には上カバー51のフラグ(以下、上カバーフラグという)55が挿入されてカバー検知センサ62は遮光状態となり、これによりコントローラは上カバー51及び右カバー53が閉鎖状態であると判断する。このように、カバー検知センサ62は、上カバーフラグ55の挿入、非挿入によりON/OFFされて上カバー51の開閉が検知される。
【0028】
ここで、例えばシートを補給する際、図2に示すように、まず上カバー51を開くと、上カバーフラグ55がカバー検知センサ62のスリット部から移動する。これにより、カバー検知センサ62の遮光状態が解除され、コントローラは少なくとも上カバー51が開放状態となったと判断する。
【0029】
次に、この後、右カバー53を開くと、これに伴い図3に示すようにセンサ取付台61は付勢手段の付勢力により、回動支持軸63を支点として時計回りに回動し、この後、不図示の係止手段に係止されることにより所定の位置に停止する。なお、このときカバー検知センサ62のスリット部は透光状態であり、これによりコントローラはカバーが開放状態にあると判断する。
【0030】
次に、シートの補給が終わって上カバー51を開いた状態で、右カバー53を閉じると、この右カバー53の閉鎖動作に応じ、右カバー突起部57がセンサ取付台61の突き当て部64に当接し、これによりセンサ取付台61は、停止していた所定の位置から回動して図2に示す状態に戻る。
【0031】
そして、この後、上カバー51を閉じると、上カバーフラグ55がカバー検知センサ62のスリット部に挿入されて、カバー検知センサ62が透光状態から遮光状態になり、これによりコントローラは上カバー51及び右カバー53が閉鎖状態になったと判断する。
【0032】
ところで、ユーザが右カバー53を開いた状態で上カバー51を閉じると、図4に示すように、右カバー53が開いている状態のときセンサ取付台61は所定の位置で停止しているため、カバー検知センサ62のスリット部に上カバーセンサフラグ55が挿入されず、カバー検知センサ62は透光状態のままとなる。つまり、カバー検知センサ62は上カバー51の閉鎖を検知せず、コントローラはカバーが開放状態のままであると判断する。
【0033】
このように、カバー検知センサ62が、右カバー53が閉鎖される前、即ち右カバー53が開放された状態で上カバー51が閉鎖されたときには上カバー51の閉鎖を検知せず、右カバー53が閉鎖された状態で上カバー51が閉鎖されたときに上カバー51の閉鎖を検知するようにすることにより、一つのカバー検知センサ62により上カバー51及び右カバー53の閉鎖を検知することができる。
【0034】
これにより、コントローラの構成が簡易になり、またセンサ及びコントローラ等電気部品のコストを抑えることができる。さらに、上カバー51及び右カバー53の閉鎖の検知を1つのセンサで行うことにより、センサの故障率、コントローラの演算等、信頼性も向上する。
【0035】
次に、本発明の第1の実施の形態について説明する。
【0036】
図5は、本実施の形態に係るシート供給装置のカバー部の構成を示す斜視図である。なお、同図において、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0037】
同図において、73は検知手段であるカバー検知センサ、71は移動部材であるカバー検知レバーであり、このカバー検知レバー71は回動支持軸74を支点として不図示のシート供給装置本体に回動可能に保持されると共に、カバー検知レバー71の回動に伴い、カバー検知センサ73の不図示のスリット部に対して挿抜されるカバー検知センサフラグ72を有する。
【0038】
ここで、このカバー検知センサ73は、スリット部を有するフォトインタラプタであり、後述するように上カバー51が閉じられると、このスリット部からカバー検知センサフラグ72が抜き出されて透光状態となるようになっている。また、このカバー検知センサ73は不図示のコントローラに接続されており、このコントローラはカバー検知センサ73が透光状態となると、上カバー51及び右カバー53が閉鎖されたと判断するようになっている。このように、カバー検知センサ73は、カバー検知センサフラグ72の挿入、非挿入によりON/OFFされて上カバー51の開閉が検知される。
【0039】
75はカバー検知レバー71の右カバー側端に設けられたカバー検知レバー突き当て部であり、このカバー検知レバー突き当て部75は、上カバー51が開放され右カバー53が閉鎖された状態で右カバー突起部57に当接する位置に設けられている。
【0040】
58、59は、上カバー51に一体的に設けられた第1及び第2突起部、76はカバー検知レバー71の上端に設けられたカバー検知レバー突起部であり、このカバー検知レバー突起部76は、上カバー51が閉じた状態で、上カバー51の第1及び第2突起部58、59間に位置するように設けられている。
【0041】
次に、このように構成されたカバー部における上カバー51及び右カバー53の開閉検知について説明する。なお、本実施の形態においても、シートSの補給等のため上カバー51及び右カバー53を開放する場合は、上カバー51を開放した後、右カバー53を開放し、上カバー51及び右カバー53を閉鎖する場合は、右カバー53を閉鎖した後、上カバー51を閉鎖するようにしている。
【0042】
図5に示す状態は、上カバー51及び右カバー53が閉鎖された状態であり、このとき、カバー検知レバー71のカバー検知レバー突起部76は、上カバー51の第1及び第2突起部58,59間に位置しており、これによりカバー検知レバー71の位置は規制されている。
【0043】
なお、このような状態のとき、カバー検知センサフラグ72はカバー検知センサ73のスリット部に挿入されていないことから、カバー検知センサ73は透光状態となり、これによりコントローラは上カバー51及び右カバー53が閉鎖状態であると判断する。
【0044】
ここで、例えばシートを補給する際、図6に示すように、まず上カバー51を開くと、この上カバー51の開放動作に応じ上カバー51の第1突起部58がカバー検知レバー71上のカバー検知突起部76を押し上げる。これにより、カバー検知レバー71は回動支持軸74を中心として回動し、これに伴ってカバー検知センサフラグ72がカバー検知センサ73のスリット部へ移動する。
【0045】
つまり、上カバー51の開放に伴ってカバー検知レバー71が、カバー検知センサ73が上カバー51の閉鎖を検知する第1位置から、カバー検知センサ73が上カバー51の閉鎖を検知しない第2位置に移動する。
【0046】
この結果、カバー検知センサ73は、透光状態から遮光状態となり、コントローラは少なくとも上カバー51が開放状態となったと判断する。なお、この後、カバー検知レバー71は、不図示の付勢手段の付勢力により、上カバー51の開放動作に応じ、カバー検知レバー71上に設けられたカバー検知レバー突き当て部75が右カバー突起部57に当接するまで回動して停止する。
【0047】
次に、この後、右カバー53を開くと、これに伴い図7に示すように右カバー突起部57に当接することにより停止していたカバー検知レバー71は、右カバー53の開放動作に応じてさらに回動し、図示せぬ係止手段により、カバー検知センサ73が上カバー51の閉鎖を検知しない他の位置である所定位置で停止する。なお、この所定位置においてもカバー検知センサフラグ72は、カバー検知センサ73のスリット部を遮光しており、これによりコントローラは少なくとも上カバー51が開放状態にあると判断する。
【0048】
次に、シートの補給が終わって上カバー51を開いた状態で、右カバー53を閉じると、右カバー53の閉鎖動作に応じ、右カバー突起部57がカバー検知レバー突き当て部75に当接し、これによりカバー検知レバー71は、停止していた所定位置から回動して図6に示す状態(第2位置)に戻る。
【0049】
そして、この後、上カバー51を閉じると上カバー51の第1突起部58が通過した後、第2突起部59に設けられた当接部59Aがカバー検知レバー突起部76の上部に当接し、これによりカバー検知レバー71は、カバー検知レバー突起部76を第1及び第2突起部58,59間に入り込ませながら下方回動する。この結果、カバー検知センサフラグ72がカバー検知センサ73のスリット部から移動し、カバー検知センサ73が遮光状態から透光状態になる。これにより、コントローラは上カバー51及び右カバー53が閉鎖状態になったと判断する。
【0050】
ところで、ユーザが右カバー53を開いた状態で上カバー51を閉じると、このとき図8に示すようにカバー検知レバー71は所定の位置で停止しているため、上カバー51を閉じても、上カバー51の第2突起部59は、カバー検知レバー突起部76を当接せず、カバー検知レバー71は回動しない。
【0051】
そして、このようにカバー検知レバー71が回動しない場合には、カバー検知センサフラグ72がカバー検知センサ73のスリット部から移動せず、カバー検知センサ73は遮光状態のままとなる。つまり、カバー検知センサ73は上カバー51の閉鎖を検知せず、コントローラはカバーが開放状態のままであると判断する。
【0052】
このように、本実施の形態によっても、カバー検知センサ73が、右カバー53が閉鎖される前に上カバー51が閉鎖されたときには上カバー51の閉鎖を検知せず、右カバー53が閉鎖された状態で上カバー51が閉鎖されたときに上カバー51の閉鎖を検知するようにすることにより、一つのカバー検知センサ73により上カバー51及び右カバー53の閉鎖を検知することができる。さらに、本実施の形態においては、カバー検知センサ73を固定させて配置することができ、配線が容易になる。
【0053】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0054】
図9は、本実施の形態に係るシート供給装置のカバー部の構成を示す要部拡大図である。なお、同図において、図5と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0055】
同図において、81は上カバー51に上下方向に移動自在に設けられた表示部材である上カバーフラグであり、この上カバーフラグ81は右カバー53よりも前に上カバー51が閉鎖されたとき上カバー51から突出するようになっている。
【0056】
なお、82は上カバー51が閉鎖されたとき、上カバーフラグ81を同図に示す上カバー51の表面よりも下方位置に係止するためのストッパ、83は上カバーフラグ81を案内する上カバーフラグガイドである。なお、本実施の形態において、上カバーフラグ81は、ストッパ82が上カバーフラグガイド83の底部に当接する位置から上カバーフラグガイド83に案内されて上方向へ移動するようになっている。
【0057】
次に、この上カバーフラグ81の動作について説明する。
【0058】
上カバー51及び右カバー53が閉鎖されたとき、上カバーフラグ81の下部は、同図に示すようにカバー検知レバー71上のカバー検知レバー突起部76に触れておらず、上カバーフラグ81は下がった状態となっている。
【0059】
一方、右カバー53を開いたまま、上カバー51を閉じた場合には、つまり上カバー51が正常に閉鎖されない場合には、右カバー53が開いている状態のとき、カバー検知レバー71は図10に示すように所定の位置で停止しているので、上カバー51を閉じると、上カバーフラグ81の下部がカバー検知レバー76に当接する。
【0060】
そして、このようにカバー検知レバー76に当接すると、上カバーフラグ81は上カバーフラグガイド82に沿って上昇し、上カバー51より、上カバー51が正常に閉鎖されていない、即ち右カバー53よりも前に上カバー51が閉鎖されたことを表示する位置に突出する。
【0061】
このように、右カバー53が開いた状態で上カバー51を閉じようとすると、上カバーフラグ81が上カバー51が正常に閉鎖されていないことを表示する位置まで突出するようにすることにより、簡易な構成でユーザーに所定の動作を行うように注意を促すことが可能となる。
【0062】
なお、本実施の形態においては、上カバーフラグ81は、右カバー53よりも前に上カバー51が閉鎖された場合に上カバー51から突出し、ユーザに注意を促す構成としたが、このような場合には、カバー内部をスライド若しくは回転する表示部材を移動させて表示を切り替えるように構成して良い。
【0063】
なお、本実施の形態においては、第1の実施の形態の構成をもとに、上カバー51に表示部材である上カバーフラグ81を設けたが、参考例の構成をもとに、図3に示す上カバー51と右カバー53とが開放した状態から上カバー51を閉鎖する際にセンサ取付台61と係合する表示部材を上カバー51に設け、右カバー53よりも前に上カバー51が閉鎖されたとき上カバー51から表示部材が突出するようにしてもよい。
【0064】
さらに、これまで説明した第1及び第2の実施の形態においては、カバー検知センサとして遮光フラグと組み合わされるフォトインタラプタを用いた場合について述べてきたが、本発明はこれに限らず、カバー検知センサとして例えばタクトスイッチを用いても良い。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のように、第1カバーが閉鎖されたことを検知する検知手段を、第2カバーが開放された状態で第1カバーが閉鎖されたときには第1カバーの閉鎖を検知せず、第2カバーが閉鎖された状態で第1カバーが閉鎖されたときに第1カバーの閉鎖を検知するようにすることにより、一つの検知手段により第1及び第2カバーの閉鎖を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例に係るシート供給装置のカバー部の構成を示す斜視図。
【図2】 上記シート供給装置のカバー部の上カバーを開放した時の状態を示す斜視図。
【図3】 上記シート供給装置のカバー部の右カバーを開放した時の状態を示す斜視図。
【図4】 上記シート供給装置のカバー部の右カバーを開放した状態で上カバーを閉鎖し
た時の状態を示す斜視図。
【図5】 本発明の第1の実施の形態に係るシート供給装置のカバー部の構成を示す斜視図。
【図6】 上記シート供給装置のカバー部の上カバーを開放した時の状態を示す斜視図。
【図7】 上記シート供給装置のカバー部の右カバーを開放した時の状態を示す斜視図。
【図8】 上記シート供給装置のカバー部の右カバーを開放した状態で上カバーを閉鎖し
た時の状態を示す斜視図。
【図9】 本発明の第2の実施の形態に係るシート供給装置のカバー部の要部拡大図。
【図10】 上記シート供給装置のカバー部の右カバーを開放した状態で上カバーを閉鎖した時の状態を示す図。
【図11】 本発明の参考例に係るシート供給装置を設けた画像形成装置の一部断面正面図。
【図12】 従来のシート供給装置を設けた画像形成装置の一部断面正面図。
【図13】 従来のシート供給装置の上及び右カバーを開放したときの状態を示す図。
【図14】 従来のシート供給装置のカバー部の構成を示す斜視図。
【図15】 従来のシート供給装置の上及び右カバーを開放したときの状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体
50 シート供給装置
50A シート供給装置本体
51 上カバー
53 右カバー
55 上カバーセンサフラグ
57 右カバー突起部
61 センサ取付台
62 カバー検知センサ
71 カバー検知レバー
72 カバー検知センサフラグ
73 カバー検知センサ
76 カバー検知レバー突起部
81 上カバーフラグ
S シート
Claims (3)
- 内部にシートを収納する装置本体に第1カバー及び第2カバーを設けたシート供給装置であって、
前記第1カバーが閉鎖されたことを検知する検知手段を備え、
前記検知手段は、前記装置本体に回動可能に支持された検知レバーと、前記装置本体に固定して設けられ、前記検知レバーの回動に応じてON/OFFする検知センサと、を有し、
前記検知レバーは、前記第2カバーが閉鎖した状態において前記第1カバーが閉鎖したときに前記検知センサに前記第1カバーの閉鎖を検知させるための第1位置と、前記第2カバーが閉鎖した状態において前記第1カバーが開放されたときに前記検知センサに前記第1カバーの閉鎖を検知させないための第2位置と、前記第2カバーが開放された状態において前記第1カバーが閉鎖されたときには前記検知センサに前記第1カバーの閉鎖を検知させない第3位置との間で回動可能であり、
前記第2カバーを開放した状態から閉鎖した状態にしたときに前記第1カバーが開放されているときには前記検知レバーを前記第3位置から前記第2位置に移動させる第2カバー突起部を前記第2カバーに設け、前記第2カバー突起部により前記検知レバーが前記第2位置に停止しているときに前記第1カバーを閉鎖すると、前記検知レバーを前記第2位置から前記第1位置に移動させ、前記第2カバーが開放した状態において前記第1カバーを閉鎖したときには、前記検知レバーが前記第3位置から前記第1位置に移動しないように前記検知レバーの回動を規制する第1カバー突起部を前記第1カバーに設けたことを特徴とするシート供給装置。 - 前記第1カバーに移動自在に設けられ、該第1カバーが前記第2カバーの前に閉鎖されたことを表示する表示部材を備え、
前記第2カバーが閉鎖されていない状態で前記第1カバーが閉鎖されると、前記表示部材は前記第1カバーが前記第2カバーよりも前に閉鎖されたことを表示する位置に移動することを特徴とする請求項1に記載のシート供給装置。 - シートに画像を形成する画像形成部と、前記シートを供給する前記請求項1又は2に記載のシート供給装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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