JP2004214142A - 真空バルブ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ガイドのフランジへの固定構成としては、ガイドを挿入するフランジの穴部をプレス等で折り曲げた構造を備え、折り曲げられたフランジの端部にガイドの爪を引掛ける。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、この発明は、真空遮断器や真空開閉器に用いられる真空バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の真空バルブの構成断面を図4に示す。真空タンク5は絶縁筒6とその両端に気密に接合されたフランジ20,7より構成され、真空タンク5の内部には固定接触子8と可動接触子9とを対向して設けた接点が構成されている。固定接触子8と可動接触子9は、それぞれ固定ロッド10と可動ロッド4とで支持され、固定ロッド10はフランジ7に気密接合されて真空タンク5の外部に引き出されている。一方、可動ロッド4は、ベローズ3を介してフランジ20に気密接合され真空タンク5の外部に引き出されている。また、真空タンク5内にはアークシールド11とカバー12とが設けられている。さらに、固定接触子8と可動接触子9構成される接点の開閉時で、特に電流の遮断時に金属蒸気が発生するので、この蒸気が絶縁筒6の内壁に付着することをアークシールド11が防いでいる。一方、ベローズ3にも金属蒸気が付着するため、カバー12を設けている。
【0003】
可動ロッド4を貫通させる穴を備えたガイド1は、可動ロッド4が動くときにベローズ3に無理な力が加わらないように、可動ロッド4の動作を軸方向に案内する役目がある。ガイド1の固定は、接着剤を溶着部13に塗布し、フランジ20に接着されている(例えば、特許文献1、2参照)。
ガイド1の別の固定方法として、図5に示すように、ガイド1にキャップ14を被せて、キャップ14の溶着部13のみをフランジ20に溶接や接着剤等で固定する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
また、ガイド1自身に引掛け形状を持たせ、フランジ20の穴に挿入後係止固定する方法もある。例えば、ガイド1に相当する固定部品は、つば部と、つば部とは垂直方向に伸びている複数の腕部からなる構成であって先端にテーパー形状の爪部が設けられている。この固定部品は、フランジ20に相当する板の開口穴へ、爪部側から圧入することで腕部により径が徐々に縮まり容易に圧入ができ、爪部が穴を通過した後に縮められた腕部の径が拡がり板の内側壁に係止する方法である(例えば、特許文献3参照)。
【0004】
図6に、引掛構造付きガイド1の応用例を示す。ガイド1は、ガイドつば部1bとガイド管状部1cとガイド突起部1fとからなり、フランジ20の穴部の内壁に設けられたフランジ段付溝20aにガイド突起部1fが引掛かり、つば部1bとでフランジ20を挟み込みガイド1を係止している(例えば、特許文献4参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−309998号公報 (第2−4頁、第1、8図)
【特許文献2】
特開平5−6724号公報 (第3頁、第1−2図)
【特許文献3】
実開平5−55267号公報 (第5−6頁、第3図)
【特許文献4】
特開平7−272600号公報 (第3−4頁、第1−8図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来における真空バルブのガイド固定方法は、溶着による固定から、引掛け爪からなる係止構造を採用しているが、真空バルブの可動ロッド側フランジは、圧力に対する強度と引掛かり溝を設けることとから、厚さが必要であった。
このため、真空バルブの軽量化が困難であることと、材料費によるコスト削減での課題があった。
この発明の目的は、構造が簡単で安価であり、軽量化を実現できる真空バルブの構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、絶縁筒両端に接合されたフランジからなる真空容器と、前記真空容器内部に収納された接触子とロッドから構成される接点とを有する真空バルブであって、前記フランジに貫通させるガイド穴を備え、可動する前記ロッドの動きを軸方向に案内するガイド部が、側面部に少なくとも1つの可撓性のピン状ツメ部を設け、前記ガイドを前記フランジに挿入後、前記ツメ部が前記フランジに係合固定する構成の真空バルブ用ガイド固定構造において、
前記ロッドを貫通する前記フランジ穴の端部を、前記ロッドと同一軸方向で、かつ前記接触子が配置される方向に曲成し、前記フランジ穴の曲成した前記端部に、前記ガイドの前記ツメ部を係合固定することにする。
【0008】
この際に、前記ガイドの前記ツメ部は、前記フランジ穴の曲成した前記端部と係合する部分に、前記ツメ部の先端部分が前記ガイドの外周方向が削られた構成となるような段差を設け、前記段差に前記フランジ穴の曲成した前記端部が係合して固定することにする。
あるいは、前記ツメ部の先端部分の拡がりは、前記フランジ穴の曲成部外周と同等ないしわずかに大きく、前記曲成部外周に嵌合するリングを前記フランジ穴の曲成した前記端部より突出して段差をなすように設け、前記段差に前記ツメ部の先端部分が係合して固定することにする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施例に基づき説明する。
図1は、本発明の実施例に係る真空のガイド固定構造図である。図1において、ガイド1は、ガイド爪部1aとガイドつば部1bとを有し、ガイドつば部1bに対して垂直方向に円筒状にガイド管状部1cを有する構造である。また、ガイド管状部1cには、円周方向に4等分となる位置にガイド切欠部1dを設け、ガイド管状部1cの外周より拡がったガイド爪部1aが、縮んだり拡がったりする動作が可能となっている。
【0010】
ガイド1は、フランジ2の穴部に挿入されるが、この穴部はフランジ曲成部2aからなる、薄肉のフランジ2が内側に折れ曲った構成である。このフランジ曲成部2aは、例えばプレス加工で容易に形成できる。また、フランジ2にはベローズ3が気密接合されている。
ガイド1のガイド管状部1cを、フランジ2のフランジ曲成部2aからなる穴に挿入する時、ガイド爪部1aが縮みながら挿入され、挿入が完了する時にガイド爪部1aが拡がって、フランジ端部2bに引掛かり係合する。図示しない可動接触子に結合されている可動ロッド4は、ガイド1の中心に貫通した状態となり、可動ロッド4が動くときにベローズ3に無理な力が加わらないように、可動ロッド4の動作を軸方向に案内する。
【0011】
本発明の別の実施例に係る真空のガイド固定構造図を図2に示す。図1との相違点は、ガイド爪部1aのフランジ端部2bとの引掛かり係合部に、段差によるガイド爪部1aとフランジ端部2bとを嵌合するガイド段差部1eを設けたことにある。この段差は、図2においてはガイド1のガイド爪部1aに設けた。
また、図2の構造において、フランジ端部2bにガイド爪部1aの外周部と嵌合する段差を設けても良い。この場合の実施例を図3に示す。図3は、フランジ2の折れ曲ったフランジ曲成部2aの外周に嵌合するリング2cを固着して、フランジ端部2bに段差を形成する方法である。このとき、フランジ2へのガイド1挿入前のガイド爪部1aの拡がりは、フランジ曲成部2aの外周径と同等かそれ以上であることが望ましく、ガイド爪部1aの拡がりが大きいほど、ガイド1挿入後にガイド爪部1aがリング2c内径部に強い力で接触することになるので、ガイド1挿入時に支障の無い範囲でガイド爪部1aが大きく拡がっていれば、ガイド1は位置ズレの起こらない確実な固定が行なえる。
【0012】
【発明の効果】
この発明では、可動接触子に結合されている可動ロッドが、電流の遮断と接続のために動くとき、フランジに気密接合されたベローズに無理な力が加わらないように、可動ロッドの動きを軸方向に案内するためのガイドのフランジへの固定構成として、ガイドを挿入するフランジの穴部をプレス等で折り曲げた構造としたことで、折り曲げられた端部にガイドの爪を引掛けて固定するため、フランジは、0.1MPaの圧力差に対する十分な強度が得られるだけの構造と肉厚で良く、フランジは端部を折り曲げることで、強度が得られるため、薄板を用いることが可能になる。このため、真空バルブの軽量化が実現でき、材料費の削減にもつながる。
【0013】
さらに、フランジの穴部の折り曲げた端部とガイドの爪とが係合する部分に段差を設けることで、可動ロッドの動作方向と垂直の方向にガイドが移動することを防ぎ、可動ロッドの軸ブレを防止できる。また、ガイドの爪部が外形側に変形してフランジ端部の引掛かり部より脱落することが防止でき、ガイド固定の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る真空のガイド固定構造図
【図2】本発明の別の実施例に係る真空のガイド固定構造図
【図3】本発明の別の実施例に係る真空のガイド固定構造図
【図4】従来の真空バルブの構成を示す断面図
【図5】従来の別のガイド固定構造要部を示す断面図
【図6】従来の引掛構造付きガイド固定構造を示す断面図
【符号の説明】
1: ガイド
1a: ガイド爪部
1b: ガイドつば部
1c: ガイド管状部
1d: ガイド切欠部
1e: ガイド段差部
2: フランジ
2a: フランジ曲成部
2b: フランジ端部
2c: リング
Claims (3)
- 絶縁筒両端に接合されたフランジからなる真空容器と、前記真空容器内部に収納された接触子とロッドから構成される接点とを有する真空バルブであって、前記フランジに貫通させるガイド穴を備え、可動する前記ロッドの動きを軸方向に案内するガイド部が、側面部に少なくとも1つの可撓性のピン状ツメ部を設け、前記ガイドを前記フランジに挿入後、前記ツメ部が前記フランジに係合固定する構成の真空バルブにおいて、
前記ロッドを貫通する前記フランジ穴の端部を、前記ロッドと同一軸方向で、かつ前記接触子が配置される方向に曲成し、前記フランジ穴の曲成した前記端部に、前記ガイドの前記ツメ部を係合固定すること特徴とする真空バルブ。 - 前記ガイドの前記ツメ部は、前記フランジ穴の曲成した前記端部と係合する部分に、前記ツメ部の先端部分が前記ガイドの外周方向が削られた構成となるような段差を設け、前記段差に前記フランジ穴の曲成した前記端部が係合して固定すること特徴とする請求項1に記載の真空バルブ。
- 前記ツメ部の先端部分の拡がりは、前記フランジ穴の曲成部外周と同等ないしわずかに大きく、前記曲成部外周に嵌合するリングを前記フランジ穴の曲成した前記端部より突出して段差をなすように設け、前記段差に前記ツメ部の先端部分が係合して固定すること特徴とする請求項1に記載の真空バルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003002227A JP2004214142A (ja) | 2003-01-08 | 2003-01-08 | 真空バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003002227A JP2004214142A (ja) | 2003-01-08 | 2003-01-08 | 真空バルブ |
Publications (1)
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JP2004214142A true JP2004214142A (ja) | 2004-07-29 |
Family
ID=32820035
Family Applications (1)
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JP2003002227A Withdrawn JP2004214142A (ja) | 2003-01-08 | 2003-01-08 | 真空バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004214142A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011003502A (ja) * | 2009-06-22 | 2011-01-06 | Mitsubishi Electric Corp | 真空バルブ |
WO2013171928A1 (ja) * | 2012-05-14 | 2013-11-21 | 三菱電機株式会社 | 真空バルブ |
CN109676920A (zh) * | 2018-12-26 | 2019-04-26 | 张梦如 | 一种高精度智能3d打印设备 |
-
2003
- 2003-01-08 JP JP2003002227A patent/JP2004214142A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2013171928A1 (ja) * | 2012-05-14 | 2013-11-21 | 三菱電機株式会社 | 真空バルブ |
CN109676920A (zh) * | 2018-12-26 | 2019-04-26 | 张梦如 | 一种高精度智能3d打印设备 |
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