JPH099827A - 釣具用栓体 - Google Patents

釣具用栓体

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JPH099827A
JPH099827A JP18625495A JP18625495A JPH099827A JP H099827 A JPH099827 A JP H099827A JP 18625495 A JP18625495 A JP 18625495A JP 18625495 A JP18625495 A JP 18625495A JP H099827 A JPH099827 A JP H099827A
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JP
Japan
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fitting member
fitting
rod
plug
deformation
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Application number
JP18625495A
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English (en)
Inventor
Masaki Ota
征記 太田
Kunio Masuyama
邦夫 増山
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Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保持部材の特別の操作をしなくても嵌合部材
が挿入し易く、挿入した嵌合部材が不用意に外れ難いこ
と。 【構成】 釣具用栓体1は保持部材2に嵌合部材3が保
持固定されて嵌合部材3が竿管4の先端の竿管内周4aに
嵌合されて取り付けられ、保持部材2は強化木や金属材
や合成樹脂材で頭部2aと保持杆2bで側断面T字形に形成
されている。嵌合部材3は天然ゴムやエラストマ−樹脂
等の合成ゴムなどの弾性材で側断面コ字形の筒部3aに形
成されて筒部3aの外周が4分割されると共に長さ方向の
中間が高い膨出形状に突出部3bが形成され、筒部3aの内
周に径方向の変形量が大きくできると共に、ソフトな変
形過程が得られる変形調整手段が構成される周方向で凹
状の中空部3eが形成されて嵌合長さ方向の一部分の突出
部3bの頂部には嵌合時の挿入抵抗を小さくする周溝から
なるエリア3fが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、挿入及び取り外しが
容易で、不用意に外れない釣具用栓体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、釣竿用栓として強化木や金属材等
の側断面T字形のツマミに、外周が平行又はテ−パ−状
で筒状のゴムなどの弾性体を嵌合固定していた。前記釣
竿用栓では竿管に嵌合した時ゴムなどの弾性のみを利用
して抜け止めしているので、竿管との嵌合許容範囲が狭
く、圧入感覚もグニュとした感じで余りよくなく、不用
意に釣竿用栓に外力が加わると離脱してしまう欠点があ
った。離脱し易い欠点を解決するために、例えば実開平
4−43966 号公報で栓の操作杆を操作することによって
係止力を調節でき、確実な固定と着脱操作がし易くなる
構成が知られている。しかし、上記係止力のアップや着
脱の操作性の向上は、操作杆を操作することにより得ら
れるものであり、操作栓の操作作業が必ず必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、栓の操作杆を操作することによって係止力を調節
でき、確実な固定と着脱操作がし易くなるとしても、操
作栓の操作作業を必ず必要とし、操作が面倒であった。
【0004】本発明の目的は前記欠点に鑑み、保持部材
の特別の操作をしなくても嵌合部材が挿入し易く、挿入
した嵌合部材が不用意に外れ難い釣具用栓体を提供する
ことである。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、請求項1に係わる発明は、嵌合部材を
径方向に変形自在に弾性材で形成すると共に、嵌合部材
の径方向を膨出形状に形成し、前記嵌合部材に径方向の
変形量を大きく、かつ、ソフトな変形過程が得られる変
形調整手段を設け、前記嵌合部材を保持部材に保持固定
すると共に該嵌合部材を嵌合相手対象物に嵌合する」こ
とを要旨とするものである。請求項2に係わる発明は、
嵌合部材を径方向に変形自在に弾性材で形成すると共
に、嵌合部材の嵌合長さ方向の一部分に嵌合時の挿入抵
抗の小さいエリアを設けたことを要旨とするものであ
る。
【0006】
【作用】請求項1に係る釣具用栓体によれば、釣具用栓
体1の嵌合部材3が竿管内周4aに嵌合される時、保持部
材2の保持杆2b外周に嵌合部材3の筒部3aが嵌合されて
保持杆2bと膨出形状の突出部3bで中空部3e内が密閉状態
になり、空気流体が密封されるので、変形スピ−ドをソ
フト(ゆっくり)な変化にし易い。又、嵌合部材3の内
部に径方向の変形量が大きくできると共に、ソフトな変
形過程が得られる変形調整手段が構成される周方向で凹
状の中空部3eが形成されているので、中空部3eによる大
きい伸縮性により、ゆっくり挿入時は膨出形状の突出部
3bが簡単に変形し容易に挿入できる。嵌合部材3が竿管
内周4aに嵌合保持されると、外径の大きい膨出形状の突
出部3bの変形量が外側方向に作用する強い圧力となって
竿管内周4aに圧接されるので、容易に抜けることがな
く、膨出形状の突出部3bが抜けを防止する。請求項2に
係る釣具用栓体によれば、嵌合部材3の挿入時、膨出形
状の突出部3bの頂部には嵌合時の挿入抵抗を小さくする
周溝からなるエリア3fが形成されていると、エリア3f位
置で所定の力で挿入している状態で急に挿入抵抗が減少
して、所定の力の勢いでパチンとスム−ズに挿入できる
と共に、挿入し易くなるので、気持ち良く、樂に挿入で
きる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
ると、図1から図5は釣具用栓体が上栓として竿管の先
端に取り付けられた第1実施例で、図1は保持部材に嵌
合部材が保持固定された釣具用栓体が竿管の中に挿入さ
れた断面側面図、図2は図1の一部拡大断面側面図、図
3は釣具用栓体が竿管の中に挿入される前の断面側面
図、図4は保持部材の一部断面側面図、図5(a)は嵌
合部材の断面側面図で、(b)は嵌合部材の背面図であ
る。
【0008】釣具用栓体1は保持部材2に嵌合部材3が
保持固定されて嵌合部材3が嵌合される相手対象物の竿
管4の先端の竿管内周4aに嵌合されて取り付けられる。
保持部材2は強化木や金属材や合成樹脂材で頭部2aと保
持杆2bで側断面T字形に形成されている。嵌合部材3は
天然ゴムやエラストマ−樹脂等の合成ゴムなどの弾性材
で側断面コ字形の筒部3aに形成されて筒部3aの内周は保
持部材2の保持杆2b外周に嵌合されて筒部3aの開口側が
接着剤5で固定されている。保持杆2b外周に周溝を形成
し、筒部3a内周に内向き鍔部を形成して嵌合固定しても
よい。
【0009】嵌合部材3は筒部3aの外周が4分割される
と共に長さ方向の中間が高い膨出形状に突出部3bが形成
されて突出部3bの長手方向の前後に周方向の傾斜面3c、
3dが形成されている。膨出形状の突出部3bの内側の筒部
3aの内周に径方向の変形量が大きくできると共に、ソフ
トな変形過程が得られる変形調整手段が構成される周方
向で凹状の中空部3eが形成されている。嵌合長さ方向の
一部分の突出部3bの頂部には嵌合時の挿入抵抗を小さく
する周溝からなるエリア3fが形成されている。挿入抵抗
を小さくするためには、周溝からなるエリア3fに代えて
摩擦抵抗の小さいフッ素樹脂コ−テング等で抵抗減少し
てもよい。竿管4は繊維強化合成樹脂で形成されてい
る。図では外周が先から元に向って緩やかなテ−パ−状
に形成されている。
【0010】竿管4の先端の竿管内周4aに釣具用栓体1
の嵌合部材3が嵌合保持される時は、竿管4と保持部材
2の頭部2aを掴んで図3のように竿管4の先端の竿管内
周4aに嵌合部材3が挿入されて押し込まれる。保持部材
2の頭部2aを掴んで嵌合部材3が押し込まれると、竿管
4の先端の縁に嵌合部材3の周方向の傾斜面3cが押し当
てられて徐々に傾斜面3cの径方向が中心方向に押圧され
て竿管4の内部に嵌合部材3が前進される。嵌合部材3
が更に前進されると、突出部3bの径方向が中空部3eで徐
々に中心方向に変形されると共に、中空部3e内の空気流
体が圧縮されて移動し、嵌合部材3が長手方向に伸び、
竿管4の先端がエリア3fに到達し、その後は挿入抵抗が
小さくなるので容易に竿管4の中に嵌合部材3が前進さ
れて図1の挿入完了状態となる。
【0011】釣具用栓体1の嵌合部材3が竿管内周4aに
嵌合される時、保持部材2の保持杆2b外周に嵌合部材3
の筒部3aが嵌合されて保持杆2bと膨出形状の突出部3bで
中空部3e内が密閉状態になり、空気流体が密封されるの
で、変形スピ−ドをソフト(ゆっくり)な変化にし易
い。又、嵌合部材3の内部に径方向の変形量が大きくで
きると共に、ソフトな変形過程が得られる変形調整手段
が構成される周方向で凹状の中空部3eが形成されている
ので、中空部3eによる大きい伸縮性により、ゆっくり挿
入時は膨出形状の突出部3bが簡単に変形し容易に挿入で
きる。更に嵌合部材3の挿入時、膨出形状の突出部3bの
頂部には嵌合時の挿入抵抗を小さくする周溝からなるエ
リア3fが形成されていると、エリア3f位置で所定の力で
挿入している状態で急に挿入抵抗が減少して、所定の力
の勢いでパチンとスム−ズに挿入できると共に、挿入し
易くなるので、気持ち良く、樂に挿入できる。
【0012】嵌合部材3は天然ゴムやエラストマ−樹脂
等の合成ゴムなどの弾性材で形成されていると、ゴムな
どの弾性と中空部3e内の空気流体の弾性により、竿管4
への圧入許容範囲が広くなり、寸法の異なる竿管に対し
て共用出来る。又、圧入感覚も向上する。釣具用栓体1
の嵌合部材3が竿管内周4aに嵌合保持されると、外径の
大きい膨出形状の突出部3bの変形量が外側方向に作用す
る強い圧力となって竿管内周4aに圧接されるので、容易
に抜けることがなく、膨出形状の突出部3bが抜けを防止
する。
【0013】竿管4から釣具用栓体1が取り外される時
は、保持部材2の頭部2aを掴んでゆっくり引き抜かれる
と、膨出形状の突出部3bと中空部3e内の空気流体は形状
変形し易く、比較的容易に抜ける。従って、保持部材2
の回動操作等特別の操作をしなくても容易に挿入及び取
り外しが出来る。しかし、中空部3e内が密閉状態にな
り、空気流体が密封されて膨出形状の突出部3bの変形ス
ピ−ドがゆっくりになっているので、急に引き抜いたり
しようとすると、伸縮スピ−ドが即応しないので抜け難
くなる。このことから不用意な取り扱いで栓体1に外れ
る方向の力がかかっても、栓体1が容易に外れることが
防止できる。
【0014】前記のように釣具用栓体1が構成される
と、中空部3e内が密閉状態になり、空気流体が密封され
て膨出形状の突出部3bの変形スピ−ドがゆっくりになっ
ているので、嵌合部材3が竿管内周4a内にゆっくりと挿
入されると、外径の大きい膨出形状の突出部3bが径方向
に変形されて嵌合され、変形量が外側方向に作用する強
い圧力となって竿管内周4aに圧接されるので、容易に抜
けることがなく、膨出形状の突出部3bが抜けを防止す
る。又、ゆっくりと引き抜かれると、嵌合部材3が容易
に引き抜かれ、保持部材2の特別の操作なしに挿入及び
取り外しが出来る。更に急に引き抜いたりしようとする
と、伸縮スピ−ドが即応しないので抜け難く、不用意な
取り扱いで栓体1が外れることが防止できる。変形量と
外径の大きい膨出形状の突出部3bで圧入許容範囲が広く
なり、寸法の異なる竿管に対して共用出来る。嵌合長さ
方向の一部分の突出部3bの頂部に嵌合時の挿入抵抗を小
さくするエリア3fがあると、エリア3f位置で所定の力で
挿入している状態で急に挿入抵抗が減少して、所定の力
の勢いでパチンとスム−ズに挿入できる。
【0015】図6、図7は第1変形例で、図6は釣具用
栓体の断面側面図、図7は釣具用栓体が竿管の中に挿入
された断面側面図である。
【0016】第1変形例では、嵌合部材3の筒部3aに小
さい空気流通孔3gが穿設されて空気流体が自由に排出で
きるようにしている。他の構成は前記第1実施例と略同
一である。
【0017】小さい空気流通孔3gが穿設されていると、
外径の大きい膨出形状の突出部3bが竿管内周4a内に挿入
されて変形される時、中空部3e内の空気流体の出入りに
時間がかかり、密封に劣らないソフト(ゆっくり)な変
化が出来る。
【0018】図8は第2変形例で、図8は釣具用栓体が
竿管の中に挿入された断面側面図である。
【0019】中空部3eは保持部材2の保持杆2b外周と接
する面に隔離壁面3hが一体に形成されて密閉状態にな
り、空気流体が密封されている。他の構成は前記第1実
施例と略同一である。
【0020】図9、図10は第2実施例で、図9は釣具用
栓体が竿管の外側に挿入された断面側面図、図10は釣具
用栓体が竿管の外側に挿入される前の断面側面図であ
る。
【0021】第2実施例では、釣具用栓体6が保持部材
7に嵌合部材8が保持固定されて嵌合部材8が竿管4の
先端の竿管外周4bに嵌合されて取り付けられる。保持部
材7は強化木や金属材や合成樹脂材で頭部7aと保持筒7b
で側断面コ字形に形成されている。嵌合部材8は天然ゴ
ムやエラストマ−樹脂等の合成ゴムなどの弾性材で筒部
8aに形成されて筒部8aの外周は保持部材7の保持筒7b内
周に嵌合されて筒部8aの外周一側が接着剤5で固定され
ている。
【0022】嵌合部材8は筒部8aの内周が4分割される
と共に長さ方向の中間が中心方向に高い膨出形状に突出
部8bが形成されて突出部8bの長手方向の前後に周方向の
傾斜面8c、8dが形成されている。膨出形状の突出部8bの
内側の筒部8aの内周に径方向の変形量が大きくできると
共に、ソフトな変形過程が得られる変形調整手段が構成
される周方向で凹状の中空部8eが形成されている。嵌合
長さ方向の一部分の突出部8bの頂部には嵌合時の挿入抵
抗を小さくする周溝からなるエリア8fが形成されてい
る。膨出形状の突出部8bに中空部8eに連接する小さい空
気流通孔を穿設してもよい。他の構成は前記第1実施例
と略同一である。
【0023】竿管4の先端の竿管外周4bに釣具用栓体6
の嵌合部材8が嵌合保持される時は、竿管4と保持部材
7の頭部7aを掴んで図10のように竿管4の先端の竿管外
周4bに嵌合部材8が挿入されて押し込まれる。保持部材
7の頭部7aを掴んで嵌合部材8が押し込まれると、竿管
4の先端の縁に嵌合部材8の周方向の傾斜面8cが押し当
てられて徐々に傾斜面8cの径方向が中心方向に押圧され
て竿管4の外部に嵌合部材8が前進される。嵌合部材8
が更に前進されると、突出部8bの径方向が中空部8eで徐
々に外側方向に変形されると共に、中空部8e内の空気流
体が圧縮され、嵌合部材8が長手方向に伸び、竿管4の
先端がエリア8fに到達し、その後は挿入抵抗が小さくな
るので容易に竿管4の中に嵌合部材8が前進されて図9
の挿入完了状態となる。
【0024】釣具用栓体6の嵌合部材8が竿管外周4bに
嵌合される時、保持部材7の保持筒7b内周に嵌合部材8
の筒部8aが嵌合されて保持筒7bと膨出形状の突出部8bで
中空部8e内が密閉状態になり、空気流体が密封されるの
で、変形スピ−ドをソフト(ゆっくり)な変化にし易
い。又、嵌合部材8の内部に径方向の変形量が大きくで
きると共に、ソフトな変形過程が得られる変形調整手段
が構成される周方向で凹状の中空部8eが形成されている
ので、中空部8eによる大きい伸縮性により、ゆっくり挿
入時は膨出形状の突出部8bが簡単に変形し容易に挿入で
きる。更に嵌合部材8の挿入時、膨出形状の突出部8bの
頂部には嵌合時の挿入抵抗を小さくする周溝からなるエ
リア8fが形成されていると、エリア8f位置で所定の力で
挿入している状態で急に挿入抵抗が減少して、所定の力
の勢いでパチンとスム−ズに挿入できると共に、挿入し
易くなるので、気持ち良く、樂に挿入できる。
【0025】嵌合部材8は天然ゴムやエラストマ−樹脂
等の合成ゴムなどの弾性材で形成されていると、ゴムな
どの弾性と中空部8e内の空気流体の弾性により、竿管4
への圧入許容範囲が広くなり、寸法の異なる竿管に対し
て共用出来る。又、圧入感覚も向上する。釣具用栓体6
の嵌合部材8が竿管外周4bに嵌合保持されると、内径の
小さい膨出形状の突出部8bの変形量が外側方向に作用す
る強い圧力となって竿管外周4bに圧接されるので、容易
に抜けることがなく、膨出形状の突出部8bが抜けを防止
する。
【0026】竿管4から釣具用栓体6が取り外される時
は、保持部材7の頭部7aを掴んでゆっくり引き抜かれる
と、膨出形状の突出部8bと中空部8e内の空気流体は形状
変形し易く、比較的容易に抜ける。従って、保持部材7
の回動操作等特別の操作をしなくても容易に挿入及び取
り外しが出来る。しかし、中空部8e内が密閉状態にな
り、空気流体が密封されて膨出形状の突出部8bの変形ス
ピ−ドがゆっくりになっているので、急に引き抜いたり
しようとすると、伸縮スピ−ドが即応しないので抜け難
くなる。このことから不用意な取り扱いで栓体6に外れ
る方向の力がかかっても、栓体6が容易に外れることが
防止できる。
【0027】図11は第2実施例の第1変形例で、図11は
釣具用栓体が竿管の中に挿入された断面側面図である。
【0028】第2実施例の第1変形例では、中空部8eは
保持部材7の保持筒7b内周と接する面に隔離壁面8hが一
体に形成されて密閉状態になり、空気流体が密封されて
いる。他の構成は前記第3実施例と略同一である。
【0029】図12、図13は第3実施例で、図12は釣具用
栓体が竿管の外側に挿入された断面側面図、図13は釣具
用栓体が竿管の外側に挿入される前の断面側面図であ
る。
【0030】第3実施例では、釣具用栓体1は保持部材
2に嵌合部材3が保持固定されて嵌合部材3が竿管4の
先端の竿管内周4aに嵌合されて取り付けられる。保持部
材2は強化木や金属材や合成樹脂材で頭部2aと保持杆2b
で側断面T字形に形成され、保持杆2bの外周に周方向の
凹部2cが形成されている。嵌合部材3は天然ゴムやエラ
ストマ−樹脂等の合成ゴムなどの弾性材で側断面コ字形
の筒部3aに形成されて筒部3aの内周は保持部材2の保持
杆2b外周に嵌合されて筒部3aの開口側が接着剤5で固定
されている。
【0031】嵌合部材3は筒部3aの外周が4分割される
と共に長さ方向の中間が高い膨出形状に突出部3bが形成
されて突出部3bの長手方向の前後に周方向の傾斜面3c、
3dが形成されている。嵌合長さ方向の一部分の突出部3b
の頂部には嵌合時の挿入抵抗を小さくする周溝からなる
エリア3fが形成されている。他の構成は前記第1実施例
と略同一である。
【0032】竿管4の先端の竿管内周4aに釣具用栓体1
の嵌合部材3が嵌合保持される時は、竿管4と保持部材
2の頭部2aを掴んで図13のように竿管4の先端の竿管内
周4aに嵌合部材3が挿入されて押し込まれる。保持部材
2の頭部2aを掴んで嵌合部材3が押し込まれると、竿管
4の先端の縁に嵌合部材3の周方向の傾斜面3cが押し当
てられて徐々に傾斜面3cの径方向が中心方向に押圧され
て竿管4の内部に嵌合部材3が前進される。嵌合部材3
が更に前進されると、突出部3bの径方向が凹部2c内に徐
々に変形されると共に、凹部2c内の空気流体が圧縮さ
れ、嵌合部材3が長手方向に伸び、竿管4の先端がエリ
ア3fに到達し、その後は挿入抵抗が小さくなるので容易
に竿管4の中に嵌合部材3が前進されて図12の挿入完了
状態となる。
【0033】釣具用栓体1の嵌合部材3が竿管内周4aに
嵌合される時、保持部材2の保持杆2b外周に嵌合部材3
の筒部3aが嵌合されて保持杆2bと膨出形状の突出部3bで
凹部2c内が密閉状態になり、空気流体が密封されるの
で、変形スピ−ドをソフト(ゆっくり)な変化にし易
い。又、嵌合部材3の径方向の変形量が大きくできると
共に、ソフトな変形過程が得られる変形調整手段が構成
される周方向の凹部2cが形成されているので、凹部2cに
よる大きい伸縮性により、ゆっくり挿入時は膨出形状の
突出部3bが簡単に変形し容易に挿入できる。更に嵌合部
材3の挿入時、膨出形状の突出部3bの頂部には嵌合時の
挿入抵抗を小さくする周溝からなるエリア3fが形成され
ていると、エリア3f位置で所定の力で挿入している状態
で急に挿入抵抗が減少して、所定の力の勢いでパチンと
スム−ズに挿入できると共に、挿入し易くなるので、気
持ち良く、樂に挿入できる。
【0034】嵌合部材3は天然ゴムやエラストマ−樹脂
等の合成ゴムなどの弾性材で形成されていると、ゴムな
どの弾性と凹部2c内の空気流体の弾性により、竿管4へ
の圧入許容範囲が広くなり、寸法の異なる竿管に対して
共用出来る。又、圧入感覚も向上する。釣具用栓体1の
嵌合部材3が竿管内周4aに嵌合保持されると、外径の大
きい膨出形状の突出部3bの変形量が外側方向に作用する
強い圧力となって竿管内周4aに圧接されるので、容易に
抜けることがなく、膨出形状の突出部3bが抜けを防止す
る。
【0035】竿管4から釣具用栓体1が取り外される時
は、保持部材2の頭部2aを掴んでゆっくり引き抜かれる
と、膨出形状の突出部3bと凹部2c内の空気流体は形状変
形し易く、比較的容易に抜ける。従って、保持部材2の
回動操作等特別の操作をしなくても容易に挿入及び取り
外しが出来る。しかし、凹部2c内が密閉状態になり、空
気流体が密封されて膨出形状の突出部3bの変形スピ−ド
がゆっくりになっているので、急に引き抜いたりしよう
とすると、伸縮スピ−ドが即応しないので抜け難くな
る。このことから不用意な取り扱いで栓体1に外れる方
向の力がかかっても、栓体1が容易に外れることが防止
できる。
【0036】前記のように釣具用栓体1が構成される
と、凹部2c内が密閉状態になり、空気流体が密封されて
膨出形状の突出部3bの変形スピ−ドがゆっくりになって
いるので、嵌合部材3が竿管内周4a内にゆっくりと挿入
されると、外径の大きい膨出形状の突出部3bが径方向に
変形されて嵌合され、変形量が外側方向に作用する強い
圧力となって竿管内周4aに圧接されるので、容易に抜け
ることがなく、膨出形状の突出部3bが抜けを防止する。
又、ゆっくりと引き抜かれると、嵌合部材3が容易に引
き抜かれ、保持部材2の特別の操作なしに挿入及び取り
外しが出来る。更に急に引き抜いたりしようとすると、
伸縮スピ−ドが即応しないので抜け難く、不用意な取り
扱いで栓体1が外れることが防止できる。変形量と内径
の小さい膨出形状の突出部3bで圧入許容範囲が広くな
り、寸法の異なる竿管に対して共用出来る。嵌合長さ方
向の一部分の突出部3bの頂部に嵌合時の挿入抵抗を小さ
くするエリア3fがあると、エリア3f位置で所定の力で挿
入している状態で急に挿入抵抗が減少して、所定の力の
勢いでパチンとスム−ズに挿入できる。
【0037】前記説明では、中空部8e内や凹部2c内に空
気流体があるように述べたが、他の流体であってもよい
し、軟質なスポンジ等が収容されておってもよい。前記
説明では、嵌合部材3、8は天然ゴムやエラストマ−樹
脂等の合成ゴムなどの弾性材で形成されているように述
べたが、弾性材の主体を金属バネ等で構成して弾性を考
慮しない合成樹脂で嵌合部材の形状に構成してもよい。
前記説明では、釣具用栓体1、6が嵌合される相手対象
物を竿管として述べたが、リ−ルやク−ラ−等の釣り用
品であってもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されたから、
請求項1に記載の発明によれば、嵌合部材を径方向に変
形自在に弾性材で膨出形状とし、径方向の変形量を大き
く、かつ、ソフトな変形過程が得られる変形調整手段を
設けたので、変形スピ−ドがゆっくりになって嵌合部材
がゆっくり操作されると、嵌合される相手対象物に容易
に挿入及び取り外しが出来て、他の特別な操作を必要と
しない。又、嵌合状態においては、径方向の変形量が大
きな嵌合部材の膨出形状部分が相手対象物に圧接される
ので、不用意な取り扱いで外れることが防止できる。変
形量と径方向に大きい膨出形状部分で圧入許容範囲が広
くなり、寸法の異なる竿管に対して共用出来る。請求項
2に記載の発明によれば、エリア位置で所定の力で挿入
している状態で急に挿入抵抗が減少して、所定の力の勢
いでパチンとスム−ズに挿入できる。等優れた効果を奏
する釣具用栓体を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】釣具用栓体が上栓として竿管の先端に取り付け
られた第1実施例で、保持部材に嵌合部材が保持固定さ
れた釣具用栓体が竿管の中に挿入された断面側面図であ
る。
【図2】同図1の一部拡大断面側面図である。
【図3】同釣具用栓体が竿管の中に挿入される前の断面
側面図である。
【図4】同保持部材の一部断面側面図である。
【図5】同(a)は嵌合部材の断面側面図で、(b)は
嵌合部材の背面図である。
【図6】第1変形例で、釣具用栓体の断面側面図であ
る。
【図7】同釣具用栓体が竿管の中に挿入された断面側面
図である。
【図8】第2変形例で、釣具用栓体が竿管の中に挿入さ
れた断面側面図である。
【図9】第2実施例で、釣具用栓体が竿管の外側に挿入
された断面側面図である。
【図10】同釣具用栓体が竿管の外側に挿入される前の断
面側面図である。
【図11】第2実施例の第1変形例で、釣具用栓体が竿管
の中に挿入された断面側面図である。
【図12】第3実施例で、釣具用栓体が竿管の外側に挿入
された断面側面図である。
【図13】同釣具用栓体が竿管の外側に挿入される前の断
面側面図である。
【符号の説明】
1、6 釣具用栓体 2、7 保持部材 2c、3e、8e ソフトな変形過程が得られる変形調整手段
構成部分 3、8 嵌合部材 3b、8b 膨出形状部分 3f、8f エリア 4 嵌合される相手対象物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 嵌合部材を径方向に変形自在に弾性材で
    形成すると共に、嵌合部材の径方向を膨出形状に形成
    し、前記嵌合部材に径方向の変形量を大きく、かつ、ソ
    フトな変形過程が得られる変形調整手段を設け、前記嵌
    合部材を保持部材に保持固定すると共に該嵌合部材を嵌
    合相手対象物に嵌合することを特徴とする釣具用栓体。
  2. 【請求項2】 嵌合部材を径方向に変形自在に弾性材で
    形成すると共に、嵌合部材の嵌合長さ方向の一部分に嵌
    合時の挿入抵抗の小さいエリアを設けたことを特徴とす
    る釣具用栓体。
JP18625495A 1995-06-29 1995-06-29 釣具用栓体 Pending JPH099827A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011030510A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Shimano Inc 釣り竿の尻栓取付構造
JP2012055291A (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 Shimano Inc 栓体

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