JP2004213140A - 車両位置送信方法、車両位置送信装置、車両回収方法および車両回収システム - Google Patents
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Abstract
【課題】車両のバッテリーに対する負担を軽減して、車両の位置情報を送信する車両位置送信方法、装置および車両回収システムを提供すること。
【解決手段】レンタカーRは、ナビゲーション装置10、セキュリティー装置20、通信装置30およびイグニッションスイッチ40を搭載している。レンタカーRのユーザは、同レンタカーRを返却する際に、ナビゲーション装置10に設けられた返却通知ボタン19を押下操作する。ナビゲーション装置10のマイクロコンピュータ14は、前記押下操作に基づいて、現在の車両の状態が予め定められた所定の状態であるか否かを判定する。すなわち、マイクロコンピュータ14は、レンタカーRの状態がイグニッションスイッチ40「OFF」の状態でありセキュリティー装置20の作動状態であれば、現在位置情報を通信装置30を介して、監視センターCに送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】レンタカーRは、ナビゲーション装置10、セキュリティー装置20、通信装置30およびイグニッションスイッチ40を搭載している。レンタカーRのユーザは、同レンタカーRを返却する際に、ナビゲーション装置10に設けられた返却通知ボタン19を押下操作する。ナビゲーション装置10のマイクロコンピュータ14は、前記押下操作に基づいて、現在の車両の状態が予め定められた所定の状態であるか否かを判定する。すなわち、マイクロコンピュータ14は、レンタカーRの状態がイグニッションスイッチ40「OFF」の状態でありセキュリティー装置20の作動状態であれば、現在位置情報を通信装置30を介して、監視センターCに送信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のユーザによる所定の操作に基づく車両の状態に応じて、車両からセンターに現在位置情報を送信する車両位置送信方法、車両位置送信装置および車両位置送信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば、下記特許文献1に示すような、レンタカー回収システムは知られている。このレンタカー回収システムにおいては、ユーザが借りたレンタカーのレンタル期間が終了すると、ユーザは、レンタカーを所定の場所、例えば、駐車場や駅に駐車しておく。また、管理センターは、前記レンタカーのレンタル期間が終了すると、同レンタカーに対して、現在の位置情報を送信するように指示する。レンタカーは、搭載されている通信機を介して、前記管理センターからの指示を受信するとともに、位置検出装置によって検出された位置を表す位置情報を管理センターに送信する。管理センターは、前記レンタカーから送信された位置情報を受信し、予め記憶されている地図情報を利用して、前記位置情報によって表される位置周辺の地図情報を検索する。そして、管理センターは、前記レンタカーを貸し出したレンタカー会社に対して、前記位置情報および地図情報を送信するようになっている。これにより、レンタカー会社は、貸し出したレンタカーの現在位置を容易に確認することができて、同レンタカーを好適に回収することができる。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−344695号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のレンタカー回収システムにおいては、レンタカーのレンタル期間が終了した後、管理センターから位置情報の送信指示を受信するために、送信機の電源を常に「オン」状態としておかなければならない。このため、レンタカーに搭載されたバッテリーは、放電し続けなければならず、バッテリーに過度の負担をかけることになる。
【0005】
【発明の概略】
本発明は、上記した問題に対処するためになされたものであり、その目的は、車両に搭載されたバッテリーに負担をかけることなく、車両の位置情報を送信する車両位置送信方法、車両位置送信装置、車両回収方法および車両回収システムを提供することにある。
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の特徴は、車両とセンターとが互いに交信して、前記車両から同車両の位置を表す位置情報を前記センターに送信する車両位置送信方法において、車両は、同車両の停車した後の状態を検出するとともに、同検出した状態が予め定められた所定の状態であるか否かを判定し、同判定によって前記車両が所定の状態であると判定すると、現在前記車両が停車している位置を検出するとともに、同検出した位置を表す位置情報をセンターに送信し、前記センターは、前記車両から送信された位置情報を受信するようにしたことにある。この場合、前記予め定められた所定の状態は、前記車両のエンジンの作動が停止している状態または前記車両に搭載されて同車両の盗難を防止するセキュリティー装置が作動している状態のうちの少なくとも一方の状態であるとよい。さらに、前記予め定められた所定の状態は、前記車両のユーザによって指定された目的地に前記車両が到達し、かつ、前記目的地にて前記車両のエンジンの作動が停止している状態または前記車両に搭載されて同車両の盗難を防止するセキュリティー装置が作動している状態のうちの少なくとも一方の状態であるとよい。
【0007】
また、本発明の他の特徴は、車両の位置を表す位置情報を外部に送信する車両位置送信装置において、車両の位置を検出する車両位置検出手段と、前記車両の停車後の状態を検出する車両状態検出手段と、前記車両状態検出手段によって検出された前記車両の状態に基づいて、前記車両の状態が予め定められた所定の状態であるか否かを判定する車両状態判定手段と、前記車両状態判定手段によって前記車両が所定の状態にあると判定されると、前記車両位置検出手段によって検出された位置を表す位置情報を外部に送信する位置情報送信手段とを備えたことにある。この場合、前記車両は、同車両の盗難を防止するセキュリティー装置を備えていて、前記所定の状態が、前記車両のエンジンの停止状態または前記セキュリティー装置の作動状態のうちの少なくとも一方の状態であるとよい。また、前記車両は、同車両のユーザに対して経路案内するナビゲーション装置を備えていて、前記所定の状態が、前記車両のユーザによって前記ナビゲーション装置に対して入力された目的地に前記車両が到達し、かつ、前記目的地にて前記車両のエンジンの停止状態または前記車両に搭載されて同車両の盗難を防止するセキュリティー装置の作動状態のうちの少なくとも一方の状態であるとよい。また、上記特徴においては、前記車両は、レンタカーであるとよい。
【0008】
これらの特徴によれば、車両は、同車両の状態を判定し、所定の状態であれば、位置情報を外部(センター)に送信することができる。また、所定の状態に車両が目的地に到着した状態を加えることができる。これにより、車両は、例えば、外部から位置情報の送信要求を受信するために、通信装置の電源を長時間「ON」状態としておく必要がない。このため、車両に搭載されているバッテリーに過剰な負担をかけることがなくて、バッテリー上がりを防止することができる。また、車両の所定の状態に、目的地に到着した状態を加えることにより、ユーザの位置情報送信に関する操作を低減することができる。また、車両がレンタカーであれば、レンタル期間の終了に伴って、レンタカーを返却する必要がある。このとき、レンタカーのユーザが、同レンタカーを適当な位置に駐車して返却した場合、レンタカーの現在位置を外部(センター)に送信する必要がある。この場合であっても、レンタカーは、外部から位置情報の送信要求を受信するために、通信装置の電源を長時間「ON」状態としておく必要がない。このため、例えば、レンタカーの回収に時間がかかっても、レンタカーに搭載されているバッテリーに過剰な負担をかけることがなくて、バッテリー上がりを防止することができる。
【0009】
また、本発明の他の特徴は、車両から送信された位置情報をセンターが受信して、前記車両の位置情報を管理するとともに、同位置情報を外部に通知する車両回収方法において、車両は、同車両の停車後の状態を検出するとともに、同検出した状態が予め定められた所定の状態であるか否かを判定し、同判定によって前記車両が所定の状態であると判定すると、前記車両の停車している位置を検出するとともに、同検出した位置を表す位置情報をセンターに送信し、前記センターは、前記車両から送信された位置情報を受信し、同受信した位置情報によって表される位置の周辺の地図情報を検索し、前記受信した位置情報および前記検索した地図情報を外部に送信するようにしたことにある。この場合、前記予め定められた所定の状態は、前記車両のエンジンの作動が停止している状態または前記車両に搭載されて同車両の盗難を防止するセキュリティー装置が作動している状態のうちの少なくとも一方の状態であるとよい。また、前記予め定められた所定の状態は、前記車両のユーザによって指定された目的地に前記車両が到達し、かつ、前記目的地にて前記車両のエンジンの作動が停止している状態または前記車両に搭載されて同車両の盗難を防止するセキュリティー装置が作動している状態のうちの少なくとも一方の状態であるとよい。また、前記センターから前記外部に送信される地図情報は、道路の詳細な形状を表す道路情報と、市街地の詳細を表す市街地情報とを含むとよい。
【0010】
さらに、本発明の他の特徴は、車両から送信された位置情報をセンターが受信して、前記車両の位置情報を管理するとともに、同位置情報を外部に通知する車両回収システムにおいて、車両は、前記車両の位置を検出する車両位置検出手段と、前記車両の停車後の状態を検出する車両状態検出手段と、前記車両状態検出手段によって検出された前記車両の状態に基づいて、前記車両の状態が予め定められた所定の状態であるか否かを判定する車両状態判定手段と、前記車両状態判定手段によって前記車両が所定の状態にあると判定されると、前記車両位置検出手段によって検出された位置を表す位置情報をセンターに送信する位置情報送信手段とを備え、前記センターは、前記車両から送信された位置情報を受信する受信手段と、詳細な地図情報を更新して予め記憶する地図情報データベースと、前記受信手段によって受信した前記位置情報により表される位置の周辺の地図情報を前記地図情報データベースを利用して検索する検索手段と、前記検索手段によって検索した地図情報と、前記受信手段によって受信した位置情報とを外部に送信する送信手段とを備えたことにもある。
【0011】
この場合、前記車両は、同車両の盗難を防止するセキュリティー装置を備えていて、前記所定の状態が、前記車両のエンジンの停止状態または前記セキュリティー装置の作動状態のうちの少なくとも一方の状態であるとよい。また、前記車両は、同車両のユーザに対して経路案内するナビゲーション装置を備えていて、前記所定の状態が、前記車両のユーザによって前記ナビゲーション装置に対して入力された目的地に前記車両が到達し、かつ、前記目的地にて前記車両のエンジンの停止状態または前記車両に搭載されて同車両の盗難を防止するセキュリティー装置の作動状態のうちの少なくとも一方の状態であるとよい。さらに、前記センターから前記外部に送信される地図情報は、道路の詳細な形状を表す道路情報と、市街地の詳細を表す市街地情報とを含むとよい。また、上記特徴においては、前記車両は、レンタカーであるとよい。この場合、前記外部は、前記レンタカーを次回レンタルするユーザが所有する端末装置であるとよい。
【0012】
これらに特徴においては、車両(レンタカー)は、同車両の状態を判定し、所定の状態であれば、位置情報をセンターに送信することができる。また、センターは、車両(レンタカー)から送信された位置情報を受信するとともに、受信した位置情報によって表される位置の周辺の地図情報を検索することができる。そして、センターは、受信した位置情報と検索した地図情報とを外部に送信することができる。ここで、外部は、例えば、レンタカー回収業者やレンタカーを次回レンタルするユーザとすることができる。
【0013】
これによれば、車両(レンタカー)は、センターから位置情報の送信要求を受信するために、通信装置の電源を長時間「ON」状態としておく必要がない。このため、車両(レンタカー)に搭載されているバッテリーに過剰な負担をかけることがなくて、バッテリー上がりを防止することができる。また、センターは、車両(レンタカー)の位置情報および市街地情報を含む地図情報を外部に送信することができるため、例えば、レンタカー回収業者は、的確に車両(レンタカー)が駐車されている地点を把握することができて、迅速かつ極めて容易に車両(レンタカー)を回収することができる。また、車両がレンタカーである場合において、センターが次回前記レンタカーをレンタルするユーザに対して位置情報および周辺の地図情報を送信するようにすることができる。このため、例えば、前記ユーザが位置情報により表されるレンタカーの位置の近傍にいる場合には、前記ユーザがレンタカーを受け取るまでの時間を大幅に短縮することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1は、同実施形態に係る車両回収システムを概略的に示した概略ブロック図である。この車両回収システムは、ユーザがレンタルしたレンタカーRと、同レンタカーRと交信可能な監視センターCと、レンタカーRを回収する回収業者が有するコンピュータPとから構成されている。
【0015】
レンタカーRは、図2に示すように、ナビゲーション装置10、セキュリティー装置20、通信装置30およびイグニッションスイッチ40を備えている。ナビゲーション装置10は、位置検出器11、地図データ読取り器12および表示装置13を有するとともに、これらに接続されたマイクロコンピュータ14を有している。
【0016】
位置検出器11は、GPS(Global Positioning System)受信機15、ジャイロスコープ16および車速センサ17から構成されており、レンタカーRの現在位置を検出するために利用される。GPS受信機15は、衛星から位置検出用の電波を受信する。ジャイロスコープ16は、車両の進行方向を検出するために、車両の旋回速度を検出する。車速センサ17は、車両の走行速度を検出する。そして、レンタカーRの現在位置は、これらのGPS受信機15、ジャイロスコープ16および車速センサ17からの各検出値を互いに補正しながら、マイクロコンピュータ14により検出される。地図データ読取り器12は、記録媒体(例えば、DVD、CD−ROMなど)に記録されている地図データを読取り、マイクロコンピュータ14に供給する。表示装置13は、液晶表示器などによって構成されていて、表示画面上に案内経路などを表示する。
【0017】
マイクロコンピュータ14は、CPU、ROM、RAM、タイマなどを主要構成部品とするものである。そして、マイクロコンピュータ14は、図4に示すプログラムを含む各種プログラムの実行により、表示装置13による各種情報の表示、車両の現在位置の検出、目的地までの経路設定、目的地までの経路の探索、探索経路に従った案内、監視センターCに対して検出した現在位置を表す現在位置情報の送信などの処理を実行する。また、マイクロコンピュータ14は、ハードディスク、不揮発性RAMなどの書き込み可能な不揮発性メモリで構成された外部メモリ18を付属させている。外部メモリ18は、マイクロコンピュータ14で実行される前記プログラム、マイクロコンピュータ14で検出されたレンタカーRの現在位置情報などを記憶する。なお、この外部メモリ18に前記地図データを記憶させておいたり、外部メモリ18に記憶されているプログラムおよびデータの一部または全部を地図データ用の記録媒体に記録させておいてもよい。
【0018】
また、ナビゲーション装置10は、監視センターCに対して、レンタカーRの返却を通知するための返却通知ボタン19を備えている。返却通知ボタン19は、ユーザによって押下操作可能に設けられており、押下操作されるとマイクロコンピュータ14にレンタカーRを返却することを表す信号を供給する。この信号を取得したマイクロコンピュータ14は、通信装置30を介して、監視センターCにレンタカーRを返却することを表す返却通知を送信するようになっている。
【0019】
セキュリティー装置20は、CPU、ROM、RAMなどを主要構成部品とするものである。セキュリティー装置20は、レンタカーRに組み付けられた図示しない各種センサ、例えば、ドアロックポジションセンサやイグニッションスイッチ40の操作位置検出センサなどから供給される信号を取得する。そして、セキュリティー装置20は、取得した信号に基づいて、ドアが施錠されている状態やエンジンが停止されている状態と判定すると、レンタカーRの盗難を防止するためにレンタカーRの監視を自動的に開始する。そして、セキュリティー装置20は、同装置20の作動を開始すると、作動開始を表す作動開始信号をマイクロコンピュータ14に対して供給するようになっている。
【0020】
ここで、セキュリティー装置20の動作について簡単に説明しておく。セキュリティー装置20は、作動状態において、例えば、ドアロックがされているドアを所定のキーを用いずに開けようとすると、セキュリティー装置20のCPUは、レンタカーRに異常が発生したと検出する。そして、セキュリティー装置20のCPUは、例えば、レンタカーRに組み付けられている図示しないクラクションの吹鳴動作やハザードランプの点滅動作などを制御して、車両盗難を防止するとともに、ユーザに対して異常が発生したことを知らせるように動作する。なお、セキュリティー装置20の詳細な動作については、本発明に直接関連するものではないため、その詳細な説明については省略する。
【0021】
通信装置30は、監視センターCに対して、位置検出器11およびマイクロコンピュータ14によって検出されたレンタカーRの現在位置情報を送信する。また、通信装置30は、監視センターCと無線通信可能とするためのアンテナ30aを備えている。イグニッションスイッチ40は、所定のキーを利用して、レンタカーRの図示しないエンジンの始動および停止を操作するものである。
【0022】
監視センターCは、図2に示すように、制御装置51、記憶装置52および通信装置53を備えている。制御装置51は、CPU、ROM、RAMなどから構成されており、監視センターCの動作を統括的に制御する。記憶装置52は、ハードディスク、ROM、RAMなどを主要構成部品として構成されており、各種プログラムおよび各種データを記憶している。また、記憶装置52のハードディスクには、全国の詳細な地図情報を更新して記憶した地図情報データベース52aが構築されている。ここで、地図情報データベース52aに記憶されている地図情報には、道路の形状を表す道路情報に加えて、住所情報や建物の形状情報などからなる市街地情報が含まれている。通信装置53は、レンタカーRの通信装置30と互いに通信して、レンタカーRの現在位置情報を受信する。このため、通信装置53は、レンタカーRと無線通信するためのアンテナ53aを備えている。
【0023】
コンピュータPは、CPU、ROM、RAMなどを主要構成部品として構成されており、監視センターCと、例えば、インターネットを介して、互いに交信するための通信装置(モデム)を備えている。そして、コンピュータPは、通信装置を介して監視センターCから受信した各種情報を図示しない表示装置を利用して表示するようになっている。
【0024】
次に上記のように構成した実施形態の動作について説明する。ユーザは、レンタル期間終了などによりレンタカーRを返却する際には、ナビゲーション装置10の返却通知ボタン19を押下操作する。この押下操作によって、ナビゲーション装置10のマイクロコンピュータ14は、通信装置30を介して、監視センターCに返却通知を送信する。また、マイクロコンピュータ14は、前記ユーザの押下操作によって、レンタカーRを返却することを表す信号を取得するとともに、図4の位置情報送信プログラムの実行をステップS10にて開始する。続くステップS11にて、マイクロコンピュータ14は、レンタカーRのイグニッションスイッチ40が「OFF」状態であるかすなわちエンジンが停止状態であるか否かを判定する。イグニッションスイッチ40が「ON」であれば、「No」と判定し、イグニッションスイッチ40が「OFF」とされるまで繰り返しステップS11の処理を実行する。また、ユーザによって、イグニッションスイッチ40が「OFF」とされていれば、「Yes」と判定してステップS12に進む。
【0025】
ステップS12においては、マイクロコンピュータ14は、セキュリティー装置20が作動している状態であるか否かを判定する。セキュリティー装置20は、イグニッションスイッチ40が「OFF」であり、ドアロックがロック位置とされてドアが施錠されていれば、自動的に作動を開始する。そして、セキュリティー装置20は、作動を開始すると、作動開始信号をマイクロコンピュータ14に対して供給する。この供給された作動開始信号を取得することにより、マイクロコンピュータ14は、セキュリティー装置20が作動しているか否かを判定することができる。
【0026】
すなわち、イグニッションスイッチ40を「OFF」であって、ドアを施錠されていなければ、セキュリティー装置20は、作動開始信号を供給しない。このため、マイクロコンピュータ14は、「No」と判定して、繰り返しステップS12の処理を実行する。また、イグニッションスイッチ40が「OFF」であって、ドアが施錠されていれば、セキュリティー装置20は、作動開始信号を供給する。これにより、マイクロコンピュータ14は、「Yes」と判定して、ステップS13に進む。ここで、マイクロコンピュータ14がステップS12まで実行した時点においては、レンタカーRのナビゲーション装置10、セキュリティー装置20および通信装置30以外の装置の電源は遮断された状態とされている。
【0027】
ステップS13においては、マイクロコンピュータ14は、位置検出器11からの各検出信号に基づいてレンタカーRの現在位置を検出する。次に、ステップS14にて、検出した現在位置を表す現在位置情報を監視センターCに送信する。すなわち、マイクロコンピュータ14は、現在位置情報を通信装置30に供給するとともに、同現在位置情報を監視センターCに送信するように指示する。通信装置30は、同指示に従い、供給された現在位置情報を監視センターCに送信する。また、マイクロコンピュータ14は、ステップS14の処理後、ステップS15に進み、ナビゲーション装置10および通信装置30の電源を遮断し、続くステップS16にて、位置情報送信プログラムのうち、レンタカーR側のステップの実行を終了する。
【0028】
監視センターCにおいては、制御装置51が、ステップC10において、前記ステップS14にてレンタカーRの通信装置30から送信された現在位置情報を通信装置53を介して受信する。次に、制御装置51は、ステップC11にて、前記ステップC10にて受信したレンタカーRの現在位置周辺の地図情報を取得する。具体的に説明すると、制御装置51は、記憶装置52に構築された地図情報データベース52aを利用して、受信した現在位置情報により表されるレンタカーRの現在位置の周辺(例えば、市街地では半径500m、郊外では半径5Km)の地図情報を検索する。この検索により、制御装置51は、レンタカーRの現在位置周辺の地図情報を取得するとともに、同取得した地図情報を図示しないRAMに一時的に記憶する。このように、制御装置51が取得して記憶した地図情報には、道路情報に加えて市街地情報も含まれている。このため、周辺地図は、例えば、道路の形状、住所情報家屋の形状情報などからなる詳細な地図情報とされている。
【0029】
次に、制御装置51は、ステップC12において、前記ステップC10にて受信した現在位置情報および前記ステップC11にて一時的に記憶した地図情報を回収業者が有するコンピュータPに送信する。具体的には、制御装置51は、現在位置情報と地図情報とを通信装置53に供給するとともに、同供給した現在位置情報と地図情報とをコンピュータPに送信するように指示する。通信装置53は、同指示に従い、供給された現在位置情報と地図情報とを、例えば、インターネットを介して、コンピュータPに対して送信する。そして、制御装置51は、前記ステップC12の処理後、ステップC13にて、位置送信プログラムのうち、センター側のステップの実行を終了する。
【0030】
コンピュータPにおいては、前記ステップC12にて監視センターCから送信された現在位置情報および地図情報を、ステップR10にて通信装置を介して受信するとともに、同受信した各情報を図示しないRAMに一時的に記憶する。次に、コンピュータPは、ステップR11にて、前記RAMに一時的に記憶した現在位置情報および地図情報に基づいて、図示しない表示装置の表示画面上にレンタカーRの現在位置およびその周辺の地図を表示する。具体的に説明すると、コンピュータPは、現在位置情報および地図情報を表示装置に供給する。表示装置は、供給された現在位置情報および地図情報に基づいて、レンタカーRの現在位置および周辺の地図を表示する。このとき、地図情報には、道路情報に加えて市街地情報が含まれているため、表示装置に表示された周辺地図には、番地や家屋の形状まで詳細に表示される。前記ステップR11の処理後、コンピュータPは、ステップR12に進み、位置送信プログラムの回収業者コンピュータ側のステップの実行を終了する。そして、位置送信プログラムの実行を終了する。
【0031】
以上の説明からも理解できるように、上記実施形態によれば、レンタカーRに搭載されたナビゲーション装置10のマイクロコンピュータ14は、レンタカーR(車両)の状態すなわちイグニッションスイッチが「OFF」すなわちエンジンの停止状態およびセキュリティー装置20が作動状態であると判定すると、自動的に監視センターCに対して、現在位置情報を送信し、その後自動的にナビゲーション装置10および通信装置30の電源を「OFF」状態とする。このように、ナビゲーション装置10のマイクロコンピュータ14は、レンタカーRの停車後の状態を判定して、監視センターCに現在位置情報を送信することができるため、監視センターCからの現在位置送信指示を受信するために待機しておく必要がなく、バッテリーに過度の負担をかけることがない。さらに、監視センターCから回収業者が有するコンピュータPに送信される地図情報には市街地情報が含まれるため、回収業者は、確実にかつ容易にレンタカーRが駐車された場所を特定することができる。このため、回収業者は、迅速にレンタカーRを回収することができる。
【0032】
なお、上記実施形態においては、図4のステップS11およびステップS12にて、停車後のレンタカーRの状態すなわちイグニッションスイッチ40が「OFF」状態であり、かつ、セキュリティー装置20が作動状態であると判定すると、ナビゲーション装置10のマイクロコンピュータ14が現在位置情報を監視センターCに送信するように実施した。しかしながら、レンタカーRの状態がイグニッションスイッチ40の「OFF」状態またはセキュリティー装置20の作動状態のいずれか一方の状態であると判定されたときに、監視センターCに対して、現在位置情報を送信するように実施することも可能である。
【0033】
これによれば、例えば、セキュリティー装置20が搭載されていないレンタカーRであっても、イグニッションスイッチ40が「OFF」状態とされると、監視センターCに対して、現在位置情報を送信することができる。また、例えば、ユーザがイグニッションスイッチ40を「ON」状態すなわちエンジンを作動させた状態であって、セキュリティー装置20を作動状態として降車した場合であっても、現在位置情報を監視センターCに送信することができる。このため、セキュリティー装置20を備えていないレンタカーであっても、車両回収システムを利用することができて、容易にレンタカーRを回収することができる。また、レンタカーRが盗難された場合であっても、セキュリティー装置20が作動状態であれば、容易にレンタカーRの現在位置を確認することができて、迅速に盗難されたレンタカーを確保することができる。
【0034】
上記実施形態においては、レンタカーRの状態が所定の状態となると、ナビゲーション装置10のマイクロコンピュータ14が現在位置情報を監視センターCに送信するように実施した。これに代えて、レンタカーRのユーザがナビゲーション装置10に入力した目的地例えばレンタカーRを貸し出したレンタカー会社が契約している契約駐車場にレンタカーRが到着すると、自動的に現在位置送信プログラムを実行するように実施することも可能である。以下に、この第2実施形態について、詳細に説明する。
【0035】
この第2実施形態においては、図5に示すように、図3に示したナビゲーション装置10の返却通知ボタン19が省略されている。これは、ユーザがレンタカーRの返却を監視センターCに通知する必要がないからである。また、図6に示すフローチャートのように、図4に示した位置送信プログラムにステップS17が追加されて変更されている。なお、この第2実施形態を説明するにあたり、上記第1実施形態と同一部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0036】
第2実施形態においては、レンタカーRのユーザがイグニッションスイッチ40を「ON」にしてレンタカーRのエンジンを始動させると、図6のレンタカー側の位置送信プログラムを所定の短い間隔にて繰り返し実行する。すなわち、プログラムの実行によって、マイクロコンピュータ14は、ステップS17にて、レンタカーRが契約駐車場にあるか否かを判定する。レンタカーRが契約駐車場になければ、「No」と判定し、レンタカーRが契約駐車場に到着するまで「No」と判定し続けている。
【0037】
そして、ユーザは、レンタカーRのレンタル期間終了に伴って図示しない入力装置を利用して、ナビゲーション装置10に対して、予め指定されている契約駐車場を目的地として入力する。これにより、ナビゲーション装置10のマイクロコンピュータ14は、地図データ読取り器12を利用して入力された契約駐車場までの案内経路を探索するとともに、同探索した案内経路をユーザに対して案内する。この経路案内によって、契約駐車場にレンタカーRが到着すると、ナビゲーション装置10のマイクロコンピュータ14は、ステップS17にて、「Yes」と判定し、上記第1実施形態と同様に、ステップS11以降の処理を実行する。
【0038】
なお、この第2実施形態においては、ユーザがナビゲーション装置10に契約駐車場を目的地として入力して、経路案内するように実施した。しかしながら、例えば、ユーザが契約駐車場の位置を知っていて、ナビゲーション装置10による経路案内を必要としない場合であっても、位置検出器11は、レンタカーRの移動に伴って、検出値をマイクロコンピュータ14に供給し続けている。このため、マイクロコンピュータ14は、レンタカーRの現在位置を検出することができて、マイクロコンピュータ14は、ステップS17にて、契約駐車場に到着したか否かを判定することができる。
【0039】
このように、第2実施形態によれば、ユーザは、監視センターCに対して、レンタカーRの返却を通知する必要がなく、自動的に現在位置情報を送信することができる。これにより、ユーザは、監視センターCに現在位置情報を送信するための操作回数を少なくして、現在位置情報を監視センターCに送信することができる。また、ナビゲーション装置10のマイクロコンピュータ14が自動的に現在位置情報を送信するため、ユーザは、監視センターCに返却通知を送信することを覚えておく必要がなくなるとともに、確実に監視センターCがレンタカーRの現在位置情報を取得することができる。したがって、レンタカーRを確実にかつ迅速に回収することができる。
【0040】
さらに、上記第1実施形態または上記第2実施形態においては、監視センターCは、現在位置情報および地図情報を回収業者が有するコンピュータPに送信するようにして実施した。しかしながら、これらの情報を、次回レンタカーRをレンタルするユーザ(以下、次回ユーザという)に送信するように実施することも可能である。すなわち、監視センターCは、次回ユーザが所有するパーソナルコンピュータや携帯電話などの端末装置に対して、例えば、インターネットを介して、レンタカーRの現在位置情報および地図情報を送信する。次回ユーザは、送信された各情報を受信する。このように、次回ユーザが各情報を受信することにより、監視センターCから送信されるレンタカーRの現在位置情報および地図情報は詳細であるため、例えば、次回レンタカーRをレンタルするユーザの自宅から近い位置にレンタカーRが駐車されている場合には、前記ユーザが直接レンタカーRを受け取ることができる。このため、次回ユーザがレンタカーRを借り受けるまでの時間を大幅に短縮することができて、便利である。
【0041】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施にあたっては、上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、上記変形例では、ユーザは、目的地を入力装置を介して入力するようにしたが、例えば、音声で目的地を入力するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両回収システムの概略を示すブロック図である。
【図2】図1のレンタカーおよび監視センターの構成を示す概略ブロック図である。
【図3】図2のナビゲーション装置の構成を示す概略ブロック図である。
【図4】図3のマイクロコンピュータにて実行される位置情報送信プログラムのフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示す概略ブロック図である。
【図6】図5のマイクロコンピュータにて実行される位置情報送信プログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
10…ナビゲーション装置、11…位置検出器、14…マイクロコンピュータ、19…返却通知ボタン、20…セキュリティー装置、30…通信装置、40…イグニッションスイッチ、51…制御装置、52…記憶装置、53…通信装置、R…レンタカー、C…監視センター、P…コンピュータ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のユーザによる所定の操作に基づく車両の状態に応じて、車両からセンターに現在位置情報を送信する車両位置送信方法、車両位置送信装置および車両位置送信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば、下記特許文献1に示すような、レンタカー回収システムは知られている。このレンタカー回収システムにおいては、ユーザが借りたレンタカーのレンタル期間が終了すると、ユーザは、レンタカーを所定の場所、例えば、駐車場や駅に駐車しておく。また、管理センターは、前記レンタカーのレンタル期間が終了すると、同レンタカーに対して、現在の位置情報を送信するように指示する。レンタカーは、搭載されている通信機を介して、前記管理センターからの指示を受信するとともに、位置検出装置によって検出された位置を表す位置情報を管理センターに送信する。管理センターは、前記レンタカーから送信された位置情報を受信し、予め記憶されている地図情報を利用して、前記位置情報によって表される位置周辺の地図情報を検索する。そして、管理センターは、前記レンタカーを貸し出したレンタカー会社に対して、前記位置情報および地図情報を送信するようになっている。これにより、レンタカー会社は、貸し出したレンタカーの現在位置を容易に確認することができて、同レンタカーを好適に回収することができる。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−344695号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のレンタカー回収システムにおいては、レンタカーのレンタル期間が終了した後、管理センターから位置情報の送信指示を受信するために、送信機の電源を常に「オン」状態としておかなければならない。このため、レンタカーに搭載されたバッテリーは、放電し続けなければならず、バッテリーに過度の負担をかけることになる。
【0005】
【発明の概略】
本発明は、上記した問題に対処するためになされたものであり、その目的は、車両に搭載されたバッテリーに負担をかけることなく、車両の位置情報を送信する車両位置送信方法、車両位置送信装置、車両回収方法および車両回収システムを提供することにある。
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の特徴は、車両とセンターとが互いに交信して、前記車両から同車両の位置を表す位置情報を前記センターに送信する車両位置送信方法において、車両は、同車両の停車した後の状態を検出するとともに、同検出した状態が予め定められた所定の状態であるか否かを判定し、同判定によって前記車両が所定の状態であると判定すると、現在前記車両が停車している位置を検出するとともに、同検出した位置を表す位置情報をセンターに送信し、前記センターは、前記車両から送信された位置情報を受信するようにしたことにある。この場合、前記予め定められた所定の状態は、前記車両のエンジンの作動が停止している状態または前記車両に搭載されて同車両の盗難を防止するセキュリティー装置が作動している状態のうちの少なくとも一方の状態であるとよい。さらに、前記予め定められた所定の状態は、前記車両のユーザによって指定された目的地に前記車両が到達し、かつ、前記目的地にて前記車両のエンジンの作動が停止している状態または前記車両に搭載されて同車両の盗難を防止するセキュリティー装置が作動している状態のうちの少なくとも一方の状態であるとよい。
【0007】
また、本発明の他の特徴は、車両の位置を表す位置情報を外部に送信する車両位置送信装置において、車両の位置を検出する車両位置検出手段と、前記車両の停車後の状態を検出する車両状態検出手段と、前記車両状態検出手段によって検出された前記車両の状態に基づいて、前記車両の状態が予め定められた所定の状態であるか否かを判定する車両状態判定手段と、前記車両状態判定手段によって前記車両が所定の状態にあると判定されると、前記車両位置検出手段によって検出された位置を表す位置情報を外部に送信する位置情報送信手段とを備えたことにある。この場合、前記車両は、同車両の盗難を防止するセキュリティー装置を備えていて、前記所定の状態が、前記車両のエンジンの停止状態または前記セキュリティー装置の作動状態のうちの少なくとも一方の状態であるとよい。また、前記車両は、同車両のユーザに対して経路案内するナビゲーション装置を備えていて、前記所定の状態が、前記車両のユーザによって前記ナビゲーション装置に対して入力された目的地に前記車両が到達し、かつ、前記目的地にて前記車両のエンジンの停止状態または前記車両に搭載されて同車両の盗難を防止するセキュリティー装置の作動状態のうちの少なくとも一方の状態であるとよい。また、上記特徴においては、前記車両は、レンタカーであるとよい。
【0008】
これらの特徴によれば、車両は、同車両の状態を判定し、所定の状態であれば、位置情報を外部(センター)に送信することができる。また、所定の状態に車両が目的地に到着した状態を加えることができる。これにより、車両は、例えば、外部から位置情報の送信要求を受信するために、通信装置の電源を長時間「ON」状態としておく必要がない。このため、車両に搭載されているバッテリーに過剰な負担をかけることがなくて、バッテリー上がりを防止することができる。また、車両の所定の状態に、目的地に到着した状態を加えることにより、ユーザの位置情報送信に関する操作を低減することができる。また、車両がレンタカーであれば、レンタル期間の終了に伴って、レンタカーを返却する必要がある。このとき、レンタカーのユーザが、同レンタカーを適当な位置に駐車して返却した場合、レンタカーの現在位置を外部(センター)に送信する必要がある。この場合であっても、レンタカーは、外部から位置情報の送信要求を受信するために、通信装置の電源を長時間「ON」状態としておく必要がない。このため、例えば、レンタカーの回収に時間がかかっても、レンタカーに搭載されているバッテリーに過剰な負担をかけることがなくて、バッテリー上がりを防止することができる。
【0009】
また、本発明の他の特徴は、車両から送信された位置情報をセンターが受信して、前記車両の位置情報を管理するとともに、同位置情報を外部に通知する車両回収方法において、車両は、同車両の停車後の状態を検出するとともに、同検出した状態が予め定められた所定の状態であるか否かを判定し、同判定によって前記車両が所定の状態であると判定すると、前記車両の停車している位置を検出するとともに、同検出した位置を表す位置情報をセンターに送信し、前記センターは、前記車両から送信された位置情報を受信し、同受信した位置情報によって表される位置の周辺の地図情報を検索し、前記受信した位置情報および前記検索した地図情報を外部に送信するようにしたことにある。この場合、前記予め定められた所定の状態は、前記車両のエンジンの作動が停止している状態または前記車両に搭載されて同車両の盗難を防止するセキュリティー装置が作動している状態のうちの少なくとも一方の状態であるとよい。また、前記予め定められた所定の状態は、前記車両のユーザによって指定された目的地に前記車両が到達し、かつ、前記目的地にて前記車両のエンジンの作動が停止している状態または前記車両に搭載されて同車両の盗難を防止するセキュリティー装置が作動している状態のうちの少なくとも一方の状態であるとよい。また、前記センターから前記外部に送信される地図情報は、道路の詳細な形状を表す道路情報と、市街地の詳細を表す市街地情報とを含むとよい。
【0010】
さらに、本発明の他の特徴は、車両から送信された位置情報をセンターが受信して、前記車両の位置情報を管理するとともに、同位置情報を外部に通知する車両回収システムにおいて、車両は、前記車両の位置を検出する車両位置検出手段と、前記車両の停車後の状態を検出する車両状態検出手段と、前記車両状態検出手段によって検出された前記車両の状態に基づいて、前記車両の状態が予め定められた所定の状態であるか否かを判定する車両状態判定手段と、前記車両状態判定手段によって前記車両が所定の状態にあると判定されると、前記車両位置検出手段によって検出された位置を表す位置情報をセンターに送信する位置情報送信手段とを備え、前記センターは、前記車両から送信された位置情報を受信する受信手段と、詳細な地図情報を更新して予め記憶する地図情報データベースと、前記受信手段によって受信した前記位置情報により表される位置の周辺の地図情報を前記地図情報データベースを利用して検索する検索手段と、前記検索手段によって検索した地図情報と、前記受信手段によって受信した位置情報とを外部に送信する送信手段とを備えたことにもある。
【0011】
この場合、前記車両は、同車両の盗難を防止するセキュリティー装置を備えていて、前記所定の状態が、前記車両のエンジンの停止状態または前記セキュリティー装置の作動状態のうちの少なくとも一方の状態であるとよい。また、前記車両は、同車両のユーザに対して経路案内するナビゲーション装置を備えていて、前記所定の状態が、前記車両のユーザによって前記ナビゲーション装置に対して入力された目的地に前記車両が到達し、かつ、前記目的地にて前記車両のエンジンの停止状態または前記車両に搭載されて同車両の盗難を防止するセキュリティー装置の作動状態のうちの少なくとも一方の状態であるとよい。さらに、前記センターから前記外部に送信される地図情報は、道路の詳細な形状を表す道路情報と、市街地の詳細を表す市街地情報とを含むとよい。また、上記特徴においては、前記車両は、レンタカーであるとよい。この場合、前記外部は、前記レンタカーを次回レンタルするユーザが所有する端末装置であるとよい。
【0012】
これらに特徴においては、車両(レンタカー)は、同車両の状態を判定し、所定の状態であれば、位置情報をセンターに送信することができる。また、センターは、車両(レンタカー)から送信された位置情報を受信するとともに、受信した位置情報によって表される位置の周辺の地図情報を検索することができる。そして、センターは、受信した位置情報と検索した地図情報とを外部に送信することができる。ここで、外部は、例えば、レンタカー回収業者やレンタカーを次回レンタルするユーザとすることができる。
【0013】
これによれば、車両(レンタカー)は、センターから位置情報の送信要求を受信するために、通信装置の電源を長時間「ON」状態としておく必要がない。このため、車両(レンタカー)に搭載されているバッテリーに過剰な負担をかけることがなくて、バッテリー上がりを防止することができる。また、センターは、車両(レンタカー)の位置情報および市街地情報を含む地図情報を外部に送信することができるため、例えば、レンタカー回収業者は、的確に車両(レンタカー)が駐車されている地点を把握することができて、迅速かつ極めて容易に車両(レンタカー)を回収することができる。また、車両がレンタカーである場合において、センターが次回前記レンタカーをレンタルするユーザに対して位置情報および周辺の地図情報を送信するようにすることができる。このため、例えば、前記ユーザが位置情報により表されるレンタカーの位置の近傍にいる場合には、前記ユーザがレンタカーを受け取るまでの時間を大幅に短縮することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1は、同実施形態に係る車両回収システムを概略的に示した概略ブロック図である。この車両回収システムは、ユーザがレンタルしたレンタカーRと、同レンタカーRと交信可能な監視センターCと、レンタカーRを回収する回収業者が有するコンピュータPとから構成されている。
【0015】
レンタカーRは、図2に示すように、ナビゲーション装置10、セキュリティー装置20、通信装置30およびイグニッションスイッチ40を備えている。ナビゲーション装置10は、位置検出器11、地図データ読取り器12および表示装置13を有するとともに、これらに接続されたマイクロコンピュータ14を有している。
【0016】
位置検出器11は、GPS(Global Positioning System)受信機15、ジャイロスコープ16および車速センサ17から構成されており、レンタカーRの現在位置を検出するために利用される。GPS受信機15は、衛星から位置検出用の電波を受信する。ジャイロスコープ16は、車両の進行方向を検出するために、車両の旋回速度を検出する。車速センサ17は、車両の走行速度を検出する。そして、レンタカーRの現在位置は、これらのGPS受信機15、ジャイロスコープ16および車速センサ17からの各検出値を互いに補正しながら、マイクロコンピュータ14により検出される。地図データ読取り器12は、記録媒体(例えば、DVD、CD−ROMなど)に記録されている地図データを読取り、マイクロコンピュータ14に供給する。表示装置13は、液晶表示器などによって構成されていて、表示画面上に案内経路などを表示する。
【0017】
マイクロコンピュータ14は、CPU、ROM、RAM、タイマなどを主要構成部品とするものである。そして、マイクロコンピュータ14は、図4に示すプログラムを含む各種プログラムの実行により、表示装置13による各種情報の表示、車両の現在位置の検出、目的地までの経路設定、目的地までの経路の探索、探索経路に従った案内、監視センターCに対して検出した現在位置を表す現在位置情報の送信などの処理を実行する。また、マイクロコンピュータ14は、ハードディスク、不揮発性RAMなどの書き込み可能な不揮発性メモリで構成された外部メモリ18を付属させている。外部メモリ18は、マイクロコンピュータ14で実行される前記プログラム、マイクロコンピュータ14で検出されたレンタカーRの現在位置情報などを記憶する。なお、この外部メモリ18に前記地図データを記憶させておいたり、外部メモリ18に記憶されているプログラムおよびデータの一部または全部を地図データ用の記録媒体に記録させておいてもよい。
【0018】
また、ナビゲーション装置10は、監視センターCに対して、レンタカーRの返却を通知するための返却通知ボタン19を備えている。返却通知ボタン19は、ユーザによって押下操作可能に設けられており、押下操作されるとマイクロコンピュータ14にレンタカーRを返却することを表す信号を供給する。この信号を取得したマイクロコンピュータ14は、通信装置30を介して、監視センターCにレンタカーRを返却することを表す返却通知を送信するようになっている。
【0019】
セキュリティー装置20は、CPU、ROM、RAMなどを主要構成部品とするものである。セキュリティー装置20は、レンタカーRに組み付けられた図示しない各種センサ、例えば、ドアロックポジションセンサやイグニッションスイッチ40の操作位置検出センサなどから供給される信号を取得する。そして、セキュリティー装置20は、取得した信号に基づいて、ドアが施錠されている状態やエンジンが停止されている状態と判定すると、レンタカーRの盗難を防止するためにレンタカーRの監視を自動的に開始する。そして、セキュリティー装置20は、同装置20の作動を開始すると、作動開始を表す作動開始信号をマイクロコンピュータ14に対して供給するようになっている。
【0020】
ここで、セキュリティー装置20の動作について簡単に説明しておく。セキュリティー装置20は、作動状態において、例えば、ドアロックがされているドアを所定のキーを用いずに開けようとすると、セキュリティー装置20のCPUは、レンタカーRに異常が発生したと検出する。そして、セキュリティー装置20のCPUは、例えば、レンタカーRに組み付けられている図示しないクラクションの吹鳴動作やハザードランプの点滅動作などを制御して、車両盗難を防止するとともに、ユーザに対して異常が発生したことを知らせるように動作する。なお、セキュリティー装置20の詳細な動作については、本発明に直接関連するものではないため、その詳細な説明については省略する。
【0021】
通信装置30は、監視センターCに対して、位置検出器11およびマイクロコンピュータ14によって検出されたレンタカーRの現在位置情報を送信する。また、通信装置30は、監視センターCと無線通信可能とするためのアンテナ30aを備えている。イグニッションスイッチ40は、所定のキーを利用して、レンタカーRの図示しないエンジンの始動および停止を操作するものである。
【0022】
監視センターCは、図2に示すように、制御装置51、記憶装置52および通信装置53を備えている。制御装置51は、CPU、ROM、RAMなどから構成されており、監視センターCの動作を統括的に制御する。記憶装置52は、ハードディスク、ROM、RAMなどを主要構成部品として構成されており、各種プログラムおよび各種データを記憶している。また、記憶装置52のハードディスクには、全国の詳細な地図情報を更新して記憶した地図情報データベース52aが構築されている。ここで、地図情報データベース52aに記憶されている地図情報には、道路の形状を表す道路情報に加えて、住所情報や建物の形状情報などからなる市街地情報が含まれている。通信装置53は、レンタカーRの通信装置30と互いに通信して、レンタカーRの現在位置情報を受信する。このため、通信装置53は、レンタカーRと無線通信するためのアンテナ53aを備えている。
【0023】
コンピュータPは、CPU、ROM、RAMなどを主要構成部品として構成されており、監視センターCと、例えば、インターネットを介して、互いに交信するための通信装置(モデム)を備えている。そして、コンピュータPは、通信装置を介して監視センターCから受信した各種情報を図示しない表示装置を利用して表示するようになっている。
【0024】
次に上記のように構成した実施形態の動作について説明する。ユーザは、レンタル期間終了などによりレンタカーRを返却する際には、ナビゲーション装置10の返却通知ボタン19を押下操作する。この押下操作によって、ナビゲーション装置10のマイクロコンピュータ14は、通信装置30を介して、監視センターCに返却通知を送信する。また、マイクロコンピュータ14は、前記ユーザの押下操作によって、レンタカーRを返却することを表す信号を取得するとともに、図4の位置情報送信プログラムの実行をステップS10にて開始する。続くステップS11にて、マイクロコンピュータ14は、レンタカーRのイグニッションスイッチ40が「OFF」状態であるかすなわちエンジンが停止状態であるか否かを判定する。イグニッションスイッチ40が「ON」であれば、「No」と判定し、イグニッションスイッチ40が「OFF」とされるまで繰り返しステップS11の処理を実行する。また、ユーザによって、イグニッションスイッチ40が「OFF」とされていれば、「Yes」と判定してステップS12に進む。
【0025】
ステップS12においては、マイクロコンピュータ14は、セキュリティー装置20が作動している状態であるか否かを判定する。セキュリティー装置20は、イグニッションスイッチ40が「OFF」であり、ドアロックがロック位置とされてドアが施錠されていれば、自動的に作動を開始する。そして、セキュリティー装置20は、作動を開始すると、作動開始信号をマイクロコンピュータ14に対して供給する。この供給された作動開始信号を取得することにより、マイクロコンピュータ14は、セキュリティー装置20が作動しているか否かを判定することができる。
【0026】
すなわち、イグニッションスイッチ40を「OFF」であって、ドアを施錠されていなければ、セキュリティー装置20は、作動開始信号を供給しない。このため、マイクロコンピュータ14は、「No」と判定して、繰り返しステップS12の処理を実行する。また、イグニッションスイッチ40が「OFF」であって、ドアが施錠されていれば、セキュリティー装置20は、作動開始信号を供給する。これにより、マイクロコンピュータ14は、「Yes」と判定して、ステップS13に進む。ここで、マイクロコンピュータ14がステップS12まで実行した時点においては、レンタカーRのナビゲーション装置10、セキュリティー装置20および通信装置30以外の装置の電源は遮断された状態とされている。
【0027】
ステップS13においては、マイクロコンピュータ14は、位置検出器11からの各検出信号に基づいてレンタカーRの現在位置を検出する。次に、ステップS14にて、検出した現在位置を表す現在位置情報を監視センターCに送信する。すなわち、マイクロコンピュータ14は、現在位置情報を通信装置30に供給するとともに、同現在位置情報を監視センターCに送信するように指示する。通信装置30は、同指示に従い、供給された現在位置情報を監視センターCに送信する。また、マイクロコンピュータ14は、ステップS14の処理後、ステップS15に進み、ナビゲーション装置10および通信装置30の電源を遮断し、続くステップS16にて、位置情報送信プログラムのうち、レンタカーR側のステップの実行を終了する。
【0028】
監視センターCにおいては、制御装置51が、ステップC10において、前記ステップS14にてレンタカーRの通信装置30から送信された現在位置情報を通信装置53を介して受信する。次に、制御装置51は、ステップC11にて、前記ステップC10にて受信したレンタカーRの現在位置周辺の地図情報を取得する。具体的に説明すると、制御装置51は、記憶装置52に構築された地図情報データベース52aを利用して、受信した現在位置情報により表されるレンタカーRの現在位置の周辺(例えば、市街地では半径500m、郊外では半径5Km)の地図情報を検索する。この検索により、制御装置51は、レンタカーRの現在位置周辺の地図情報を取得するとともに、同取得した地図情報を図示しないRAMに一時的に記憶する。このように、制御装置51が取得して記憶した地図情報には、道路情報に加えて市街地情報も含まれている。このため、周辺地図は、例えば、道路の形状、住所情報家屋の形状情報などからなる詳細な地図情報とされている。
【0029】
次に、制御装置51は、ステップC12において、前記ステップC10にて受信した現在位置情報および前記ステップC11にて一時的に記憶した地図情報を回収業者が有するコンピュータPに送信する。具体的には、制御装置51は、現在位置情報と地図情報とを通信装置53に供給するとともに、同供給した現在位置情報と地図情報とをコンピュータPに送信するように指示する。通信装置53は、同指示に従い、供給された現在位置情報と地図情報とを、例えば、インターネットを介して、コンピュータPに対して送信する。そして、制御装置51は、前記ステップC12の処理後、ステップC13にて、位置送信プログラムのうち、センター側のステップの実行を終了する。
【0030】
コンピュータPにおいては、前記ステップC12にて監視センターCから送信された現在位置情報および地図情報を、ステップR10にて通信装置を介して受信するとともに、同受信した各情報を図示しないRAMに一時的に記憶する。次に、コンピュータPは、ステップR11にて、前記RAMに一時的に記憶した現在位置情報および地図情報に基づいて、図示しない表示装置の表示画面上にレンタカーRの現在位置およびその周辺の地図を表示する。具体的に説明すると、コンピュータPは、現在位置情報および地図情報を表示装置に供給する。表示装置は、供給された現在位置情報および地図情報に基づいて、レンタカーRの現在位置および周辺の地図を表示する。このとき、地図情報には、道路情報に加えて市街地情報が含まれているため、表示装置に表示された周辺地図には、番地や家屋の形状まで詳細に表示される。前記ステップR11の処理後、コンピュータPは、ステップR12に進み、位置送信プログラムの回収業者コンピュータ側のステップの実行を終了する。そして、位置送信プログラムの実行を終了する。
【0031】
以上の説明からも理解できるように、上記実施形態によれば、レンタカーRに搭載されたナビゲーション装置10のマイクロコンピュータ14は、レンタカーR(車両)の状態すなわちイグニッションスイッチが「OFF」すなわちエンジンの停止状態およびセキュリティー装置20が作動状態であると判定すると、自動的に監視センターCに対して、現在位置情報を送信し、その後自動的にナビゲーション装置10および通信装置30の電源を「OFF」状態とする。このように、ナビゲーション装置10のマイクロコンピュータ14は、レンタカーRの停車後の状態を判定して、監視センターCに現在位置情報を送信することができるため、監視センターCからの現在位置送信指示を受信するために待機しておく必要がなく、バッテリーに過度の負担をかけることがない。さらに、監視センターCから回収業者が有するコンピュータPに送信される地図情報には市街地情報が含まれるため、回収業者は、確実にかつ容易にレンタカーRが駐車された場所を特定することができる。このため、回収業者は、迅速にレンタカーRを回収することができる。
【0032】
なお、上記実施形態においては、図4のステップS11およびステップS12にて、停車後のレンタカーRの状態すなわちイグニッションスイッチ40が「OFF」状態であり、かつ、セキュリティー装置20が作動状態であると判定すると、ナビゲーション装置10のマイクロコンピュータ14が現在位置情報を監視センターCに送信するように実施した。しかしながら、レンタカーRの状態がイグニッションスイッチ40の「OFF」状態またはセキュリティー装置20の作動状態のいずれか一方の状態であると判定されたときに、監視センターCに対して、現在位置情報を送信するように実施することも可能である。
【0033】
これによれば、例えば、セキュリティー装置20が搭載されていないレンタカーRであっても、イグニッションスイッチ40が「OFF」状態とされると、監視センターCに対して、現在位置情報を送信することができる。また、例えば、ユーザがイグニッションスイッチ40を「ON」状態すなわちエンジンを作動させた状態であって、セキュリティー装置20を作動状態として降車した場合であっても、現在位置情報を監視センターCに送信することができる。このため、セキュリティー装置20を備えていないレンタカーであっても、車両回収システムを利用することができて、容易にレンタカーRを回収することができる。また、レンタカーRが盗難された場合であっても、セキュリティー装置20が作動状態であれば、容易にレンタカーRの現在位置を確認することができて、迅速に盗難されたレンタカーを確保することができる。
【0034】
上記実施形態においては、レンタカーRの状態が所定の状態となると、ナビゲーション装置10のマイクロコンピュータ14が現在位置情報を監視センターCに送信するように実施した。これに代えて、レンタカーRのユーザがナビゲーション装置10に入力した目的地例えばレンタカーRを貸し出したレンタカー会社が契約している契約駐車場にレンタカーRが到着すると、自動的に現在位置送信プログラムを実行するように実施することも可能である。以下に、この第2実施形態について、詳細に説明する。
【0035】
この第2実施形態においては、図5に示すように、図3に示したナビゲーション装置10の返却通知ボタン19が省略されている。これは、ユーザがレンタカーRの返却を監視センターCに通知する必要がないからである。また、図6に示すフローチャートのように、図4に示した位置送信プログラムにステップS17が追加されて変更されている。なお、この第2実施形態を説明するにあたり、上記第1実施形態と同一部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0036】
第2実施形態においては、レンタカーRのユーザがイグニッションスイッチ40を「ON」にしてレンタカーRのエンジンを始動させると、図6のレンタカー側の位置送信プログラムを所定の短い間隔にて繰り返し実行する。すなわち、プログラムの実行によって、マイクロコンピュータ14は、ステップS17にて、レンタカーRが契約駐車場にあるか否かを判定する。レンタカーRが契約駐車場になければ、「No」と判定し、レンタカーRが契約駐車場に到着するまで「No」と判定し続けている。
【0037】
そして、ユーザは、レンタカーRのレンタル期間終了に伴って図示しない入力装置を利用して、ナビゲーション装置10に対して、予め指定されている契約駐車場を目的地として入力する。これにより、ナビゲーション装置10のマイクロコンピュータ14は、地図データ読取り器12を利用して入力された契約駐車場までの案内経路を探索するとともに、同探索した案内経路をユーザに対して案内する。この経路案内によって、契約駐車場にレンタカーRが到着すると、ナビゲーション装置10のマイクロコンピュータ14は、ステップS17にて、「Yes」と判定し、上記第1実施形態と同様に、ステップS11以降の処理を実行する。
【0038】
なお、この第2実施形態においては、ユーザがナビゲーション装置10に契約駐車場を目的地として入力して、経路案内するように実施した。しかしながら、例えば、ユーザが契約駐車場の位置を知っていて、ナビゲーション装置10による経路案内を必要としない場合であっても、位置検出器11は、レンタカーRの移動に伴って、検出値をマイクロコンピュータ14に供給し続けている。このため、マイクロコンピュータ14は、レンタカーRの現在位置を検出することができて、マイクロコンピュータ14は、ステップS17にて、契約駐車場に到着したか否かを判定することができる。
【0039】
このように、第2実施形態によれば、ユーザは、監視センターCに対して、レンタカーRの返却を通知する必要がなく、自動的に現在位置情報を送信することができる。これにより、ユーザは、監視センターCに現在位置情報を送信するための操作回数を少なくして、現在位置情報を監視センターCに送信することができる。また、ナビゲーション装置10のマイクロコンピュータ14が自動的に現在位置情報を送信するため、ユーザは、監視センターCに返却通知を送信することを覚えておく必要がなくなるとともに、確実に監視センターCがレンタカーRの現在位置情報を取得することができる。したがって、レンタカーRを確実にかつ迅速に回収することができる。
【0040】
さらに、上記第1実施形態または上記第2実施形態においては、監視センターCは、現在位置情報および地図情報を回収業者が有するコンピュータPに送信するようにして実施した。しかしながら、これらの情報を、次回レンタカーRをレンタルするユーザ(以下、次回ユーザという)に送信するように実施することも可能である。すなわち、監視センターCは、次回ユーザが所有するパーソナルコンピュータや携帯電話などの端末装置に対して、例えば、インターネットを介して、レンタカーRの現在位置情報および地図情報を送信する。次回ユーザは、送信された各情報を受信する。このように、次回ユーザが各情報を受信することにより、監視センターCから送信されるレンタカーRの現在位置情報および地図情報は詳細であるため、例えば、次回レンタカーRをレンタルするユーザの自宅から近い位置にレンタカーRが駐車されている場合には、前記ユーザが直接レンタカーRを受け取ることができる。このため、次回ユーザがレンタカーRを借り受けるまでの時間を大幅に短縮することができて、便利である。
【0041】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施にあたっては、上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、上記変形例では、ユーザは、目的地を入力装置を介して入力するようにしたが、例えば、音声で目的地を入力するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両回収システムの概略を示すブロック図である。
【図2】図1のレンタカーおよび監視センターの構成を示す概略ブロック図である。
【図3】図2のナビゲーション装置の構成を示す概略ブロック図である。
【図4】図3のマイクロコンピュータにて実行される位置情報送信プログラムのフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示す概略ブロック図である。
【図6】図5のマイクロコンピュータにて実行される位置情報送信プログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
10…ナビゲーション装置、11…位置検出器、14…マイクロコンピュータ、19…返却通知ボタン、20…セキュリティー装置、30…通信装置、40…イグニッションスイッチ、51…制御装置、52…記憶装置、53…通信装置、R…レンタカー、C…監視センター、P…コンピュータ。
Claims (20)
- 車両とセンターとが互いに交信して、前記車両から同車両の位置を表す位置情報を前記センターに送信する車両位置送信方法において、
車両は、同車両の停車した後の状態を検出するとともに、同検出した状態が予め定められた所定の状態であるか否かを判定し、
同判定によって前記車両が所定の状態であると判定すると、現在前記車両が停車している位置を検出するとともに、同検出した位置を表す位置情報をセンターに送信し、
前記センターは、前記車両から送信された位置情報を受信するようにしたことを特徴とする車両位置送信方法。 - 前記予め定められた所定の状態は、前記車両のエンジンの作動が停止している状態または前記車両に搭載されて同車両の盗難を防止するセキュリティー装置が作動している状態のうちの少なくとも一方の状態である前記請求項1に記載した車両位置送信方法。
- 前記予め定められた所定の状態は、前記車両のユーザによって指定された目的地に前記車両が到達し、かつ、前記目的地にて前記車両のエンジンの作動が停止している状態または前記車両に搭載されて同車両の盗難を防止するセキュリティー装置が作動している状態のうちの少なくとも一方の状態である前記請求項1に記載した車両位置送信方法。
- 前記車両は、レンタカーである前記請求項1ないし前記請求項3のうちのいずれか一つに記載した車両位置送信方法。
- 車両の位置を表す位置情報を外部に送信する車両位置送信装置において、
車両の位置を検出する車両位置検出手段と、
前記車両の停車後の状態を検出する車両状態検出手段と、
前記車両状態検出手段によって検出された前記車両の状態に基づいて、前記車両の状態が予め定められた所定の状態であるか否かを判定する車両状態判定手段と、
前記車両状態判定手段によって前記車両が所定の状態にあると判定されると、前記車両位置検出手段によって検出された位置を表す位置情報を外部に送信する位置情報送信手段とを備えたことを特徴とする車両位置送信装置。 - 前記車両は、同車両の盗難を防止するセキュリティー装置を備えていて、前記所定の状態が、前記車両のエンジンの停止状態または前記セキュリティー装置の作動状態のうちの少なくとも一方の状態である前記請求項5に記載した車両位置送信装置。
- 前記車両は、同車両のユーザに対して経路案内するナビゲーション装置を備えていて、前記所定の状態が、前記車両のユーザによって前記ナビゲーション装置に対して入力された目的地に前記車両が到達し、かつ、前記目的地にて前記車両のエンジンの停止状態または前記車両に搭載されて同車両の盗難を防止するセキュリティー装置の作動状態のうちの少なくとも一方の状態である前記請求項5に記載した車両位置送信装置。
- 前記車両は、レンタカーである前記請求項5ないし前記請求項7のうちのいずれか一つに記載した車両位置送信装置。
- 車両から送信された位置情報をセンターが受信して、前記車両の位置情報を管理するとともに、同位置情報を外部に通知する車両回収方法において、
車両は、
同車両の停車後の状態を検出するとともに、同検出した状態が予め定められた所定の状態であるか否かを判定し、
同判定によって前記車両が所定の状態であると判定すると、前記車両の停車している位置を検出するとともに、同検出した位置を表す位置情報をセンターに送信し、
前記センターは、
前記車両から送信された位置情報を受信し、同受信した位置情報によって表される位置の周辺の地図情報を検索し、
前記受信した位置情報および前記検索した地図情報を外部に送信するようにしたことを特徴とする車両回収方法。 - 前記予め定められた所定の状態は、前記車両のエンジンの作動が停止している状態または前記車両に搭載されて同車両の盗難を防止するセキュリティー装置が作動している状態のうちの少なくとも一方の状態である前記請求項9に記載した車両回収方法。
- 前記予め定められた所定の状態は、前記車両のユーザによって指定された目的地に前記車両が到達し、かつ、前記目的地にて前記車両のエンジンの作動が停止している状態または前記車両に搭載されて同車両の盗難を防止するセキュリティー装置が作動している状態のうちの少なくとも一方の状態である前記請求項9に記載した車両回収方法。
- 前記センターから前記外部に送信される地図情報は、道路の詳細な形状を表す道路情報と、市街地の詳細を表す市街地情報とを含むものである前記請求項9に記載した車両回収方法。
- 前記車両は、レンタカーである前記請求項9ないし前記請求項12のうちのいずれか一つに記載した車両回収方法。
- 前記外部は、前記レンタカーを次回レンタルするユーザが所有する端末装置である前記請求項13に記載した車両回収方法。
- 車両から送信された位置情報をセンターが受信して、前記車両の位置情報を管理するとともに、同位置情報を外部に通知する車両回収システムにおいて、
車両は、
前記車両の位置を検出する車両位置検出手段と、
前記車両の停車後の状態を検出する車両状態検出手段と、
前記車両状態検出手段によって検出された前記車両の状態に基づいて、前記車両の状態が予め定められた所定の状態であるか否かを判定する車両状態判定手段と、
前記車両状態判定手段によって前記車両が所定の状態にあると判定されると、前記車両位置検出手段によって検出された位置を表す位置情報をセンターに送信する位置情報送信手段とを備え、
前記センターは、
前記車両から送信された位置情報を受信する受信手段と、
詳細な地図情報を更新して予め記憶する地図情報データベースと、
前記受信手段によって受信した前記位置情報により表される位置の周辺の地図情報を前記地図情報データベースを利用して検索する検索手段と、
前記検索手段によって検索した地図情報と、前記受信手段によって受信した位置情報とを外部に送信する送信手段とを備えたことを特徴とする車両回収システム。 - 前記車両は、同車両の盗難を防止するセキュリティー装置を備えていて、前記所定の状態が、前記車両のエンジンの停止状態または前記セキュリティー装置の作動状態のうちの少なくとも一方の状態である前記請求項15に記載した車両回収システム。
- 前記車両は、同車両のユーザに対して経路案内するナビゲーション装置を備えていて、前記所定の状態が、前記車両のユーザによって前記ナビゲーション装置に対して入力された目的地に前記車両が到達し、かつ、前記目的地にて前記車両のエンジンの停止状態または前記車両に搭載されて同車両の盗難を防止するセキュリティー装置の作動状態のうちの少なくとも一方の状態である前記請求項15に記載した車両回収システム。
- 前記センターから前記外部に送信される地図情報は、
道路の詳細な形状を表す道路情報と、市街地の詳細を表す市街地情報とを含むものである前記請求項15に記載した車両回収システム。 - 前記車両は、レンタカーである前記請求項15ないし前記請求項18のうちのいずれか一つに記載した車両回収システム。
- 前記外部は、前記レンタカーを次回レンタルするユーザが所有する端末装置である前記請求項19に記載した車両回収システム。
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