JP2004212869A - 光部品、光部品の製造方法 - Google Patents

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亮吉 松本
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Abstract

【課題】本発明は、不要ポートの終端部が小さく、省スペース化が可能な光部品や、不要ポートの終端部の小型化が可能な光部品の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の光部品1は、光ファイバ2の少なくとも1つの端部にコアレスファイバ4が接続され、コアレスファイバ4と融着延伸部3とが同一の筐体7に収容され、コアレスファイバ4と光ファイバ2との接続点5と、融着延伸部3の端部との距離が0〜30mmである構成とする。コアレスファイバ4が光ファイバ2のクラッドと同一の材料からなり、またコアレスファイバ4と光ファイバ2との接続点5の周辺が樹脂6により被覆されていることが好ましい。
本発明の光部品1の製造方法は、光ファイバ2の少なくとも1つの端部にコアレスファイバ4を接続した後に、光ファイバ2を溶融延伸して融着延伸部3を形成する構成とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の光入出力ポートを有する光部品に関し、特に光入出力ポートのうち不要ポートにコアレスファイバが接続され、無反射終端部とされた光部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
光通信システムにおいて、光の分岐、結合を行うために、複数の光ファイバが溶融延伸されて形成された融着延伸部を有する光部品が用いられている。このような光部品としては、溶融延伸型光ファイバカプラなどが挙げられる。一般に複数の光ファイバが溶融延伸されて光学的に結合され、M個の入力ポートとN個の出力ポートが設けられた光部品は、M×N型光ファイバカプラと呼ばれている。
【0003】
この光ファイバカプラの入出力ポートのうち、必要数のポートに他の光部品や光導波路などを接続して使用される。
他の光部品や光導波路などを接続せず不要となったポートの終端においては、信号光が反射して戻り光となり、光通信システムに悪影響を及ぼすため、不要ポートの終端には無反射処理が施される。この不要ポートの終端に要求される反射減衰量は、光ファイバカプラの用途や接続する光部品などにより異なるが、一般に40〜60dBである。
また不要ポートの終端には、数Wの強度の光が入射する場合もあり、優れた耐光性も要求される。
【0004】
前記した不要ポートの終端の無反射処理として、光導波路となるコアをもたないコアレスファイバを不要ポートの光ファイバの終端に溶融接続する方法が提案されている。(特許文献1参照。)
図4は、不要ポート81の終端部81aにコアレスファイバ4が溶融接続された2×2型光ファイバカプラ80を示す。不要ポート81側の光ファイバ素線2の端面と、コアレスファイバ4との中心軸を一致させて溶融接続する際、この光ファイバ素線2とコアレスファイバ4とを固定するために、光ファイバ素線2と不要ポート81は、溶融接続する端面から少なくとも30〜100mm程度の長さが必要となる。
【0005】
このため、不要ポート81では、融着延伸部3から少なくとも30〜100mm離れた位置にコアレスファイバ4を溶融接続しなければならない。これにより、この不要ポート81の終端部81aも含めた光ファイバカプラ80は大きなものとなり、この光ファイバカプラ80を用いた装置の小型化の妨げとなる。
【0006】
また、不要ポートの終端部の無反射処理として、不要ポート側の光ファイバ素線の端部を斜めに切断し、切断面を樹脂で被覆する方法も提案されている。(特許文献2,3参照。)
図5は、不要ポート91側の光ファイバ素線2の端部を斜めに切断し、切断面92を透明樹脂93と不透明樹脂94で被覆した2×2型光ファイバカプラ90を示す。この光ファイバカプラ90は、不要ポート91側の光ファイバ素線2の端部を融着延伸部3近傍で切断することにより比較的小さくすることができる。
しかし、不要ポート91では、光ファイバ素線2の切断面92を透明樹脂93で被覆し、更にこの透明樹脂93を不透明樹脂94で被覆する必要があり、不要ポート91の終端部91aは3〜10mm程度の大きさとなってしまう。
このため、この不要ポート91側の光ファイバ素線2の端面を斜めに切断する場合についても、不要ポート91の終端部91aも含めた光ファイバカプラ90は大きなものとなり、この光ファイバカプラ90を用いた装置の小型化の妨げとなる。
【0007】
【特許文献1】
特開平7−225325号公報
【特許文献2】
特開平8−166517号公報
【特許文献3】
特開平9−318837号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従って本発明の目的は、上記した事情に鑑みなされたものであり、不要ポートの終端部が小さく、省スペース化が可能な光部品や、不要ポートの終端部の小型化が可能な光部品の製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、請求項1にかかる発明は、複数の光ファイバが溶融延伸されて形成された融着延伸部を有する光部品であって、
前記複数の光ファイバの少なくとも1つの端部にコアレスファイバが接続され、該コアレスファイバと前記融着延伸部とが同一の筐体に収容され、
前記コアレスファイバと光ファイバとの接続点と、前記融着延伸部の端部との距離が0〜30mmであることを特徴とする光部品である。
【0010】
請求項2にかかる発明は、前記コアレスファイバが、前記光ファイバのクラッドと同一の材料からなることを特徴とする請求項1に記載の光部品である。
【0011】
請求項3にかかる発明は、前記コアレスファイバと光ファイバとの接続点の周辺が樹脂により被覆されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光部品である。
【0012】
請求項4にかかる発明は、複数の光ファイバの少なくとも1つの端部にコアレスファイバを接続した後に、前記複数の光ファイバを溶融延伸して融着延伸部を形成することを特徴とする光部品の製造方法である。
【0013】
請求項5にかかる発明は、前記コアレスファイバと光ファイバとの接続点と、前記融着延伸部の端部との距離を0〜30mmとすることを特徴とする請求項4に記載の光部品の製造方法である。
【0014】
請求項6にかかる発明は、前記コアレスファイバと前記融着延伸部とを同一の筐体に収容することを特徴とする請求項4又は5に記載の光部品の製造方法である。
【0015】
請求項7にかかる発明は、前記コアレスファイバが、前記光ファイバのクラッドと同一の材料からなることを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の光部品の製造方法である。
【0016】
請求項8にかかる発明は、前記コアレスファイバと光ファイバとの接続点の周辺を樹脂により被覆することを特徴とする請求項3乃至7のいずれかに記載の光部品の製造方法である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。図1は、本実施形態の光部品1を示す概略模式図である。この光部品1は、2×2型光ファイバカプラであり、2本の光ファイバ素線2,2が溶融延伸されて形成された融着延伸部3を有する。
この2本の光ファイバ素線2,2の4つの端部がポート21,22,23,24となる。このうち、ポート21が不要ポートであり、残りの3つのポート22,23,24が入出力部として使用できるようになっている。
【0018】
不要ポート21の終端部21aは、不要ポート21側の光ファイバ素線2の端部とコアレスファイバ4とが溶融接続されて構成されている。光ファイバ素線2とコアレスファイバ4との融着接続点5と、前記した融着延伸部3の端部との距離は0〜30mmである。
ここで、コアレスファイバ4とは、コアが無く、屈折率分布がほぼ平坦な光ファイバである。本実施形態では、光ファイバ素線2のクラッドと同一の材料からなるものである。
このコアレスファイバ4の長さは少なくとも数mmであり、これにより不要ポート21の終端部21aに要求される反射減衰量を達成できる。
【0019】
また、融着接続点5周辺は、樹脂6により被覆されている。この融着接続点5周辺を被覆する樹脂6としては、紫外線硬化型樹脂などの光ファイバ素線2の被覆層25として使用されるものなどが用いられる。
前記した不要ポート21のコアレスファイバ4と融着延伸部3は、同一の矩形状の筐体7内に収容され、光ファイバ素線2,2とコアレスファイバ4のそれぞれの被覆層25,41と筐体7とが接着剤で接着、固定されている。
【0020】
本実施形態の光部品1は、不要ポート21以外の3つのポート22,23,24に、他の光部品や光導波路を接続することによって、1入力2出力の光分岐を行ったり、2入力1出力の光合波を行うことができる。
【0021】
次に本実施形態の光部品1の製造方法について説明する。
図2は、光ファイバ素線2とコアレスファイバ4とを溶融接続する工程を示す。光ファイバ素線2の端面2a近傍と、コアレスファイバ4の端面4a近傍の被覆層25,41を除去し、各々の光ファイバ裸線26,42を露出させる。次に、位置の調整が可能なV溝が設けられた光ファイバ融着装置(図示省略)を用意し、このV溝に、図2(a)に示されたように光ファイバ素線2とコアレスファイバ4とを各々の端面2a,4aが対向するように配置する。
なお、光ファイバ素線2とコアレスファイバ4は公知の方法で製造され、融着接続する端面2a,4aから少なくとも30〜100mm程度の長さがあるものが使用される。
【0022】
V溝の位置を調整して光ファイバ素線2とコアレスファイバ4の各々の中心軸を一致させ、この中心軸が一致した状態で、図2(b)に示されたように各々の端面2a,4aを接触させて各々の端面2a,4a周辺を加熱し、溶融接続する。
そして、図2(c)に示されたように、融着接続点5の周辺のうち被覆層25,41が除去された部分に紫外線硬化樹脂6を被覆する。通常、融着接続点5周辺の20〜60mm程度がこの樹脂6によって被覆される。
【0023】
図3は、光ファイバ素線2,2を溶融延伸して融着延伸部3を形成し、光部品1とする工程を示す。図3(a)に示されたように、前記した方法にてコアレスファイバ4が融着接続された光ファイバ素線2と、コアレスファイバ4が融着接続されていない光ファイバ素線2とを用意する。
【0024】
次に、図3(b)に示されたように、光ファイバ素線2,2のうち、融着延伸部3を形成する部分の被覆層25,25を除去し、光ファイバ裸線26,26を露出させた後、並列に並べる。
このとき、光ファイバ素線2とコアレスファイバ4との融着接続点5が露出しない程度に、この融着接続点5周辺に設けられた樹脂6の一部を除去しても構わない。また、融着接続点5が融着延伸部3の形成と影響しない範囲で、融着接続点5が露出するまで樹脂6の一部、又は全部を除去しても構わない。
【0025】
そして、前記2本の露出された光ファイバ裸線26,26の少なくとも一部同士を接触させ、その接触部を酸水素炎や放電アークなどを用いて互いに溶融すると共に延伸して、図3(c)に示されたように融着延伸部3を形成し、光ファイバ素線2,2を光学的に結合させる。
この融着延伸部3は、その端部と、光ファイバ素線2とコアレスファイバ4の融着接続点5との距離が0〜30mmとなる位置に形成する。
【0026】
次に、コアレスファイバ4の一部を切断し、終端部21aに要求される反射減衰量を達成でき、かつコアレスファイバ4が筐体7に収容できる長さとする。通常、コアレスファイバ4の長さは少なくとも数mmである。
そして、図3(d)に示されたように、前記した融着延伸部3と、その周辺の露出した光ファイバ裸線26,26全体と、コアレスファイバ4とを同一筐体7内に収容し、光ファイバ素線2,2のそれぞれの被覆層25,25と筐体7とを接着剤で固定する。以上のようにして、図1に示された本実施形態の光部品1の2×2型光ファイバカプラが製造され、融着接続された2本の光ファイバ素線2,2の4つの端部が、ポート21,22,23,24となる。
【0027】
本実施形態では、不要ポート21となる光ファイバ素線2の端部に予めコアレスファイバ4を融着接続した後に、このコアレスファイバ4が融着接続された光ファイバ素線2と、他の光ファイバ素線2を溶融延伸して融着延伸部3を形成する。
光ファイバ素線2とコアレスファイバ4を融着接続するとき、V溝などに光ファイバ素線2とコアレスファイバ4を設置して固定する必要があり、溶融接続する端面から少なくとも30〜100mm程度の長さが必要となる。本実施形態では前記したように光ファイバ素線2とコアレスファイバ4を融着接続する際、融着延伸部3が存在しないため、光ファイバ素線2を全長に渡ってV溝などに設置し、固定できる。従って、光ファイバ素線2を固定するためには、全長が少なくとも30〜100mm程度であればよい。
このため、従来の融着延伸部3を有する光ファイバ素線2にコアレスファイバ4を溶融接続する場合のように、溶融接続の際、光ファイバ素線2を固定するために、溶融接続する端面と融着延伸部3との距離を少なくとも30〜100mm程度の長さを必要とすることが無く、光部品1の小型化が可能である。
【0028】
また、光ファイバ素線2とコアレスファイバ4を融着接続した後に、このコアレスファイバ4が融着接続された光ファイバ素線2と、他の光ファイバ素線2を溶融延伸することによって、光ファイバ素線2とコアレスファイバ4の融着接続点5の近傍に溶融延伸部3を形成することができる。
従って、融着接続点5と溶融延伸部3の端部との距離を短くすることができ、これにより、不要ポート21の終端部21aとなるコアレスファイバ4周辺を省スペース化が達成でき、小型の光部品1が製造できる。
【0029】
この融着接続点5と溶融延伸部3の端部との距離は、好ましくは0〜30mmであり、更に好ましくは、5〜15mmである。
これにより、不要ポート21の終端部21aとなるコアレスファイバ4周辺の省スペース化が可能であり、小型の光部品1が製造できる。本実施形態の光部品1を用いることによって、光の分岐、合波を行う装置の小型化が可能となる。
【0030】
融着接続点5と溶融延伸部3の端部との距離が30mmよりも長いとき、不要ポート21の終端部21aとなるコアレスファイバ4周辺が大きくなってしまい、光部品1の小型化が達成できないため、好ましくない。
融着接続点5と溶融延伸部3の端部との距離が0mmよりも短いとき、すなわち、溶融延伸部3を形成することになる光ファイバ内に溶融延伸部3が存在する場合、光ファイバ素線2を溶融延伸する際、融着延伸部3における光結合状態が融着接続点5及びコアレスファイバ4の影響を受けて、通常の光ファイバ2本で光部品を構成した場合と異なってしまうため、好ましくない。
【0031】
また、前述したように、不要ポート21の終端部21aとなるコアレスファイバ4周辺の省スペース化が可能であるため、コアレスファイバ4と融着延伸部3を同一の筐体7に収容することができる。
コアレスファイバ4と融着延伸部3を同一の筐体7に収容された光部品1は、光部品を光の分岐、合波を行う装置内に収納、固定する際、図4に示された従来例のように終端部21aを収容するためのスペースを新たに設ける必要が無く、この光部品1を用いた装置の更なる小型化が可能となる。
【0032】
コアレスファイバ4と光ファイバ素線2との融着接続点5の周辺を樹脂6により被覆することによって、このコアレスファイバ4が融着接続された光ファイバ素線2の取り扱いが容易となり、作業性が改善できる。
またコアレスファイバ4と光ファイバ素線2との融着接続点5の周辺が樹脂6により被覆された光部品1は、この樹脂6によって融着接続点5が保護されていることにより、良好な機械特性が実現できる。
【0033】
更に、本実施形態の光部品1は、不要ポート21にコアレスファイバ4を融着接続しており、40〜60dBを超える高い反射減衰量が実現できる。
また、コアレスファイバ4は、光ファイバ素線2のクラッドと同一の材料からなるため、優れた耐光性を有する不要ポート21が実現でき、安定した光学特性を有する光部品1が実現できる。
【0034】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、請求項1乃至3に係る発明によれば、コアレスファイバと光ファイバとの接続点と、融着延伸部の端部との距離が0〜30mmであるため、不要ポートの終端部となるコアレスファイバ周辺の省スペース化が可能であり、小型の光部品が製造できる。このため、この光部品を用いることによって、光の分岐、合波を行う装置の小型化が可能となる。
また、コアレスファイバと融着延伸部が同一の筐体に収容されているため、光部品を光の分岐、合波を行う装置内に収納、固定する際、終端部を収容するためのスペースを新たに設ける必要が無く、この装置の更なる小型化が可能となる。更に、不要ポートにコアレスファイバを融着接続しており、40〜60dBを超える高い反射減衰量が実現できる。
【0035】
これに加えて、請求項2に係る発明によれば、光ファイバのクラッドと同一の材料からなるコアレスファイバを用いることによって、優れた耐光性を有する不要ポートが実現でき、安定した光学特性を有する光部品が実現できる。
【0036】
更に、請求項3に係る発明によれば、コアレスファイバと光ファイバ素線との融着接続点の周辺が樹脂により被覆されたことによって、融着接続点が樹脂によって保護され、優れた機械特性が実現できる。
【0037】
請求項4乃至8に係る発明によれば、光ファイバ素線の端部にコアレスファイバを融着接続した後に、このコアレスファイバが融着接続された光ファイバ素線と、他の光ファイバ素線を溶融延伸して融着延伸部を形成することによって、融着接続する際に融着延伸部が存在せず、光ファイバ素線を全長に渡ってV溝などに設置して固定できる。このため、溶融接続の際、光ファイバ素線を固定するためには、全長が少なくとも30〜100mm程度であればよく、光部品の小型化が可能である。
更に、光ファイバ素線とコアレスファイバの融着接続点の近傍に溶融延伸部を形成することができ、融着接続点と溶融延伸部の端部との距離を短くすることができる。これにより、不要ポートの終端部となるコアレスファイバ周辺の省スペース化が達成でき、小型の光部品が製造できる。
また、不要ポートにコアレスファイバを融着接続することによって、40〜60dBを超える高い反射減衰量を有する光部品が製造できる。
【0038】
これに加えて請求項6に係る発明によれば、コアレスファイバと融着延伸部を同一の筐体に収容することによって、光の分岐、合波を行う装置内に収納、固定する際、終端部を収容するためのスペースを新たに設ける必要が無く、装置の更なる小型化が可能な光部品を製造できる。
【0039】
更に、請求項7に係る発明によれば、光ファイバのクラッドと同一の材料からなるコアレスファイバを用いることによって、優れた耐光性を有する不要ポートが実現でき、安定した光学特性を有する光部品が製造できる。
【0040】
また、請求項8に係る発明によれば、コアレスファイバと光ファイバ素線との融着接続点の周辺を樹脂により被覆することによって、このコアレスファイバが融着接続された光ファイバ素線の取り扱いが容易となり、作業性が改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の光部品を示す概略図である。
【図2】光ファイバ素線とコアレスファイバとを溶融接続する工程を示す概略図である。
【図3】光ファイバ素線を溶融延伸して融着延伸部を形成し光部品とする工程を示す概略図である。
【図4】従来の光部品の一例を示す概略図である。
【図5】従来の光部品の他の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1‥‥光部品、2‥‥光ファイバ、3‥‥融着延伸部、4‥‥コアレスファイバ、5‥‥コアレスファイバと光ファイバとの接続点、6‥‥樹脂、7‥‥筐体、

Claims (8)

  1. 複数の光ファイバが溶融延伸されて形成された融着延伸部を有する光部品であって、
    前記複数の光ファイバの少なくとも1つの端部にコアレスファイバが接続され、該コアレスファイバと前記融着延伸部とが同一の筐体に収容され、
    前記コアレスファイバと光ファイバとの接続点と、前記融着延伸部の端部との距離が0〜30mmであることを特徴とする光部品。
  2. 前記コアレスファイバが、前記光ファイバのクラッドと同一の材料からなることを特徴とする請求項1に記載の光部品。
  3. 前記コアレスファイバと光ファイバとの接続点の周辺が樹脂により被覆されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光部品。
  4. 複数の光ファイバの少なくとも1つの端部にコアレスファイバを接続した後に、前記複数の光ファイバを溶融延伸して融着延伸部を形成することを特徴とする光部品の製造方法。
  5. 前記コアレスファイバと光ファイバとの接続点と、前記融着延伸部の端部との距離を0〜30mmとすることを特徴とする請求項4に記載の光部品の製造方法。
  6. 前記コアレスファイバと前記融着延伸部とを同一の筐体に収容することを特徴とする請求項4又は5に記載の光部品の製造方法。
  7. 前記コアレスファイバが、前記光ファイバのクラッドと同一の材料からなることを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の光部品の製造方法。
  8. 前記コアレスファイバと光ファイバとの接続点の周辺を樹脂により被覆することを特徴とする請求項3乃至7のいずれかに記載の光部品の製造方法。
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