JP2004245970A - ファンアウト光コードおよび光フィルタ構造 - Google Patents

ファンアウト光コードおよび光フィルタ構造 Download PDF

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Abstract

【課題】光フィルタ機能を持たせたファンアウト光コードを能率的に作製できるようにする。
【解決手段】テープ固定台25の凹所28に光ファイバテープ8を固定する。テープ固定台25に、光ファイバテープ8を切断して横切るようにフィルタ挿入溝25aを形成する。このフィルタ挿入溝25aに光フィルタ13を挿入し接着固定して光フィルタ構造22を構成する。1枚の光フィルタ13を取り付けるだけで複数の光ファイバに光フィルタ機能を持たせることができる。個々の光コネクタに光フィルタを設ける従来のファンアウト光コードと比較して、極めて能率的に作製することができ、コストを安くすることができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明に属する技術分野】
この発明は、光ファイバテープから分岐させた各光ファイバに光コネクタを取り付けた構造で光フィルタ機能を備えたファンアウト光コード、および、光ファイバテープに挿入する光フィルタ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
光線路監視システムは、光通信線路における光ファイバの断線や損失、光コネクタ等の接続点の接続状態・故障等を監視するシステムであるが、通常、光通信線路に光パルス試験器(OTDR:Optical Time Domain Reflectometer)を接続した構成とされる。この光パルス試験器では、試験光を光通信線路に入射し反射光や後方散乱光を検出することで、光ファイバの損失、接続点の接続状態、故障箇所の特定等を行なうことができる。そして、試験光の波長を通信光と異ならせることで、使用中の光通信線路の監視すなわち活線監視を行なうことができるが、その場合試験光がユーザ側の装置まで透過してしまうとノイズとなるので、試験光のみを遮断する光フィルタを設けることが必要となる。
【0003】
現在、光線路監視システムを用いる実例として、例えば、図11のように光通信網の架空光ケーブル1の途中に設けたクロージャ2からユーザ家屋3に光ファイバを引き込む場合、クロージャ2にて局側の1本心線をスプリッタを用いて複数の単心光ファイバに分岐し、図10にも示すようなファンアウト光コード7を用いることが行われている。このファンアウト光コード7は、光ファイバテープ8を分岐部9で個別の単心光ファイバ10に分岐させ、ユーザ側の近傍にて各単心光ファイバ10の先端に単心光コネクタ11を取り付けた構成のファンアウト光コード7が用いられている。
成であり、ファンアウト光コード7の光ファイバテープ8を、光ケーブル1から分岐させた光ファイバテープ6に融着接続して用いる。融着接続部を12で示す。
【0004】
この場合、前述の通り、光パルス試験器からの試験光がユーザ側の装置まで透過しないための光フィルタを設ける必要があるが、従来は、ファンアウト光コード7の前記単心光コネクタ11に光フィルタ13を取り付けたコネクタアセンブリ型のものが用いらていたていた。具体的には図10に示すように、例えば、光コネクタ11を構成する光フェルール14に通常、斜めの光フィルタ挿入溝14aを研磨工具により形成し、この光フィルタ挿入溝14aに光フィルタ13を挿入し接着固定していた。なお、以上の多層膜型ではなくて別タイプとしてファイバグレーティング型フィルタを用いる場合もある。ところで、
クロージャからユーザまでのように屋外の比較的長い配線ではなく、光配線盤、光配線架、光配線箱、光通信機器、光伝送装置などの筐体内などにおける比較的配線長が短かい場合の線路監視システム用に、この筐体内に導入された局側多心光ファイバテープに光コネクタ付きファンアウトコードを接続して単心分岐し、その先端に成端された光コネクタにコネクタアセンブリ型光フィルタを構成する場合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来のファンアウト光コード7を作製する場合、各光コネクタ11に個々に光フィルタを取り付ける作業工程が必要になるが、例えば、周知の誘電多層膜型光フィルタを例に挙げると、まず、光フェルールに光軸を横切る斜めの光フィルタ挿入溝14aを機械加工により形成し、その光フィルタ挿入溝14aにそれぞれ光フィルタ13を挿入し、1軸あるいは/または2軸方向の光軸に対して所定の角度になるように微調整を行った後に接着固定するという作業が必要となる。さらに仕様によっては光学特性をモニタしながら上記微調整を行う場合もありが、各光コネクタ11毎に光フィルタ13を設けるという作業がは非常に非能率的で工数を要し、コストも高くなるという問題がある。
【0006】
また、上記の光フィルタ入りの光コネクタ11は、図10では光フェルール14の部分のみを示したが、実際には光フェルール14を光コネクタハウジングに収容するので、光フィルタ13を入れたことでハウジングの形状が多少大型化、異形化し勝ちである。これを、JISに規定されている一般的なものと同形状に小さく収めるためには、光フィルタ13の占める容積を十分小さくするための工夫が必要で、必ずしも簡単ではない。一方、ファイバグレーティング型の光フィルタを用いる場合には光フィルタが光フェルール内部に収まってしまうが、このタイプの光フィルタは側圧、温度に対して特性が変化しやすいため接着条件の管理や取り扱い等が難しく、結果として、膜型フィルタと同様に作業工程が複雑となり製品コストが上昇するという問題がある。
【0007】
本発明は上記従来の欠点を解消するためになされたもので、個々の光コネクタにフィルタ機能を付することなく、光ファイバテープに簡単に光フィルタ機能を持たせることが可能なファンアウト光コードおよび光フィルタ構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1の発明のファンアウト光コードは、一本の光ファイバテープの途中において、前記光ファイバテープを構成する全ての光ファイバに光フィルタを一カ所にて直接挿入し、その前方において前記光ファイバテープを複数の光ファイバに分岐する分岐部を設け、この分岐部にて分岐した各光ファイバにそれぞれ光コネクタを取り付けたことを特徴とする光ファイバテープの途中に当該光ファイバテープを分断する態様で光フィルタを直接挿入し、その前方において光ファイバテープを複数の光ファイバに分岐させ、分岐した各光ファイバにそれぞれ光コネクタを取り付けたことを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明の光フィルタ構造は、テープ固定台に光ファイバテープを固定し、前記テープ固定台に、光ファイバテープを切断して横切るようにフィルタ挿入溝を形成し、このフィルタ挿入溝に光フィルタを挿入し接着固定したことを特徴とする。
【0010】
請求項3の発明のファンアウト光コードは、光ファイバテープを複数の光ファイバに分岐させ、各光ファイバにそれぞれ光コネクタを取り付けたファンアウト光コードにおいて、
テープ固定台に前記ファンアウト光コードの光ファイバテープ部分を固定し、前記テープ固定台に光ファイバテープを切断して横切るようにフィルタ挿入溝を形成し、このフィルタ挿入溝に光フィルタを挿入し接着固定したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の一実施形態のファンアウト光コード21を示す。図示のように、本発明のファンアウト光コード21は、1本の光ファイバテープ8の途中に当該光ファイバテープ8の全ての光ファイバを分断する態様で光フィルタ22を直接挿入し、その先端側であり光コネクタ側(以下、本件では前方という場合がある)において光ファイバテープ8を複数の単心の光ファイバ10に複数本分岐させ、分岐した各光ファイバ10にそれぞれ光コネクタ23を取り付けたいわゆるインライン型の構造である。
前記ファンアウト光コード21の詳細な実施形態を説明すると、図2(イ)は図1のファンアウト光コード21における光フィルタ構造22の部分の縦断面図、図2(ロ)は蓋を除いた平面図である。図3は図2(ロ)のA−A拡大断面図である。これらの図に示すように、このファンアウト光コード21は、例えば4心の光ファイバテープ8を分岐部9にて個々の単心光ファイバ10に分岐させ、各単心光ファイバ10にそれぞれ単心光コネクタ23を取り付けた構成であり、そして、前述の通り、光ファイバテープ8の途中に、当該光ファイバテープ8を分断する態様で光フィルタを直接挿入してなる光フィルタ構造22を備えている。図示の光ファイバテープ8は、図3に示すように、裸ファイバ8aの外周にUV樹脂被覆を施してなるUV素線8bを4本並べて被覆8cで覆った構造である。なお、前記単心光ファイバ10は、各UV素線8bに被覆を設けてコード化した単心光ファイバコードである。
なお、この実施形態は光ファイバテープ8からすべて単心光ファイバ10に分岐する場合であるが、分岐の態様としては、そのような場合に限らず、単心光ファイバと多心光ファイバとが混在する態様で分岐する場合、あるいは少ない心数の複数の多心光ファイバに分岐する場合にも適用できる。
【0012】
前記光フィルタ構造22は、光ファイバテープ8を収容するためのテープ長手方向に伸びる凹所28を形成したテープ固定台25を備えている。テープ固定台25の材質は任意であるが、例えばジルコニア等のセラミックを用いることができる。
このテープ固定台25の凹所28にファンアウト光コード21の光ファイバテープ8部分が接着剤26で固定されている。このテープ固定台25に、光ファイバテープ8を斜めに切断して横切るようにフィルタ挿入溝25aが形成され、このフィルタ挿入溝25aに光フィルタ13が挿入され接着固定されている。27は蓋である。図示例の光フィルタ13は、石英ガラス等の基板にシリカ(SiO)やチタニア(TiO)等の薄い膜を多数層に渡って形成した誘電体多層膜フィルタである。なお、図2(ロ)では蓋27および接着剤26を省略した。
【0013】
上記の光フィルタ構造22を作製する要領の一例を説明すると、ファンアウト光コード21の光ファイバテープ8の適宜部分をテープ固定台25の凹所28に収容し、例えば両端近傍のみを接着剤26で固定する(図4の状態)。次いで、テープ固定台25に、光ファイバテープ8を斜めに切断して横切るようにフィルタ挿入溝25aを研磨工具により形成する(図5の状態)。次いで、このフィルタ挿入溝25a内に接着剤を充填した後光フィルタ13を挿入するか、あるいは光フィルタ13を挿入した後フィルタ挿入溝25a内の光フィルタ13との隙間に接着剤を充填する等により、光フィルタ13をフィルタ挿入溝25aに接着固定する。次いで、テープ固定台25の凹所28の全体に接着剤26を充填して、光フィルタ13および光ファイバテープ8をテープ固定台25に固定し、蓋27を被せ接着剤で固定すると、図2に示したような光フィルタ構造22が得られる。なお、光フィルタ13をフィルタ挿入溝25aに固定する接着剤には、光ファイバのコアの屈折率に極力近い屈折率を持つものを選択する。
【0014】
上記のように光ファイバテープ8部分に光フィルタ構造22を作製し、さらに前方の光ファイバテープ8の途中から単心光ファイバ切り分けて多心から単心へ分岐したたファンアウト光コード21を製作する。単心分岐する部分は、被覆が切り分けられて弱くなっているので、通常、被覆を補強することによる大径の分岐部をなす。このファンアウト光コード8は、は、例えば、図9のように、光通信網の架空光ケーブル1の途中に設けたクロージャ2からユーザ家屋3に光ファイバを引き込む際のファンアウト光コードとして用いることができる。光配線盤、光配線架、光通信装置のようなモジュール内、架内、筐体内の比較的配線距離が短い配線形態において好適に使用でき、この場合、ファンアウト光コード21の光ファイバテープ8の後方側の端部(前方に対して)はを、光ケーブル1から分岐するさせた光ファイバテープ6とに融着接続する場合があるして用いる。融着接続部を12で示す。
【0015】
光フィルタ構造22の作製には、上述の通り、フィルタ挿入溝25aに1枚の光フィルタ13を挿入し接着固定することで、複数本(図示例では4本)の単心光ファイバ10に光フィルタ機能を持たせることができるので、従来の個々の光コネクタ11に光フィルタ13を取り付ける方法と比較して著しく能率的でありコストを安くできる。
また、図9に示す通り、光フィルタ構造22がクロージャ2内に収まり、それより下流については、光フィルタを考慮する必要がない。すなわち、ファンアウト光コード21に用いる光コネクタ23は通常の規格化された光コネクタでよく光フィルタを設ける必要がないので、従来の光フィルタ入り光コネクタと異なり、コネクタを収容するハウジングアダプタ等の形状との合致を図るために光フィルタの占める容積を十分小さくすることで苦労する問題も生じない。
【0016】
上記の実施形態では、光ファイバテープ8のまま凹所28に収容し、光ファイバテープ8に直接切り込みを入れる形でテープ固定台25に光フィルタ挿入溝25aを形成したが、図6、図7に示すように、光ファイバテープ8の被覆を除去し、露出させた4本のUV素線(0.25mm径)8bを凹所28に収容して、並んだUV素線8bに切り込みを入れる形で、テープ固定台25に光フィルタ挿入溝25aを形成してもよい。この場合、光ファイバテープ8の露出させた4本のUV素線8bを並べる浅く狭い凹所28bと、その両側の被覆8c部分を収容する深く広い凹所28aを形成するとよい。
この場合は、光ファイバテープ8の4本のUV素線8bを斜めに切断して横切るようにフィルタ挿入溝25aを研磨工具により形成し、このフィルタ挿入溝25aに光フィルタ13を挿入し接着固定する。
【0017】
また、さらに、図8に示すように、UV素線8bの被覆を除去して露出させた裸ファイバ8aをV溝25bに収容して、この4本の裸ファイバ8aの部分でテープ固定台25に凹所28を形成し、光フィルタ13を接着固定することもできる。
【0018】
本発明は、上述の実施形態のように、光ファイバテープの途中に当該光ファイバテープを分断する態様で光フィルタを直接挿入するものであるが、挿入する光フィルタとしては、図示例示した例の誘電体多層膜フィルタに限らず、種々のタイプの光フィルタを採用できる。例えば、導波路型フィルタ、ファイバグレーティング型フィルタ、光ファイバ型フィルタ等の光フィルタを用いることができる。
前記導波路型フィルタとは、光合波回路を構成した石英基板上に導波路パターンで形成したフィルタであり、方向性結合型、リング共振器型、あるいは周知のマッハツェンダ干渉計型の合波器、分波器で構成したマッハツェンダ型フィルタがある。マッハツェンダ型フィルタでは、阻止域波長のリターンロスを高めることにより光線路監視用の光フィルタを構成することができる。この光フィルタを光カプラ型のフィルタと言う場合もある。
前記ファイバグレーティング型フィルタは、周知のようにコアにUV(紫外線)を照射し屈折率に周期構造を与えることにより、特定波長域を反射させるようにした光ファイバ型のフィルタでありものであり、現在、コネクタアセンブリ型えは、このタイプの光フィルタが誘電体多層膜フィルタの代わりとして用いられていることが多い。さらに、
前記光ファイバ型フィルタとは、複数本の光ファイバを融着延伸した光ファイバカプラを用いた光ファイバ型の光フィルタもある。るものである。
以上の各種光フィルタは、例えば基板型の光フィルタの場合には、導波路のコアと前後の光ファイバを接着するか、あるいは、導波路に既にピグテールファイバが付いている素子を用いる場合には、前後の光ファイバとピグテールファイバを接続する。
また、光ファイバ型フィルタを用いる場合にも、同様の構成とすることができる。いずれの形態の光フィルタを用いるとしても、個々の光フェルールを加工して光フィルタを挿入する工程と比較し、一カ所での一括作業で済むから作業効率が向上し、光フィルタを収納保護する補強ケースも一個で済むから製品コストの低廉化と省スペース化を実現することができる。
なお、本発明のファンアウト光コードは、実施形態のように架空光ケーブルの途中に設けたクロージャから光ファイバをユーザ家屋に引き落とす場合のファンアウト光コードとして用いて好適であるが、その場合に限定されない。例えば光機器内部の光配線として、その他、ファンアウト光コードで光フィルタ機能が求められる種々の場合に適用できる。
【0019】
本発明の光フィルタ構造は、実施形態のようにファンアウト光コードとして適用する場合に好適であるが、必ずしもその場合に限定されない。
光フィルタを用いる態様には、光ファイバに光コネクタと取り付けた場合における光コネクタの内側に光フィルタを挿入するコネクタアセンブリ型と、光ファイバの途中に光フィルタを挿入するインライン型とがある。上述の実施形態はコネクタアセンブリ型であるが、このコネクタアセンブリ型の場合でも、光ファイバテープに単に多心光コネクタを取り付けた場合における多心光コネクタの内側に光フィルタを挿入する場合にも適用することができる。また、単なる光ファイバテープの途中に光フィルタを挿入する場合(すなわちインライン型の場合)にも適用することができる。要するに、光ファイバテープに光フィルタ機能を持たせることに利益がある種々の場合に適用できる。
【0020】
【発明の効果】
本発明のファンアウト光コードによれば、一本の光ファイバテープの途中に当該光ファイバテープを分断する態様で光フィルタを直接挿入し、その前方において分岐部を設け、分岐部において光ファイバテープを複数の光ファイバに分岐し、させ、この分岐した各光ファイバにそれぞれ光コネクタを取り付けた構造を有するので、従来のファンアウト光コードのように個々の光コネクタに光フィルタを設ける構造と比較して、光フィルタ機能を備えたファンアウト光コードを極めて簡単かつ能率的に作製することができ、コストを安くするできる。
また、ファンアウト光コードの光コネクタは規格化された通常の光コネクタでよく光フィルタを設ける必要がないので、従来の光フィルタ入り光コネクタと異なり、規格化されたアダプタ等光コネクタハウジングとの形状との合致を図るために光フィルタの占める容積を十分小さくすることで苦労する問題も生じない。
【0021】
請求項2の光フィルタ構造によれば、テープ固定台に光ファイバテープを固定し、前記テープ固定台に、光ファイバテープを切断して横切るようにフィルタ挿入溝を形成し、このフィルタ挿入溝に光フィルタを挿入し接着固定して光フィルタ構造を構成したので、従来のように個々に光フィルタを設ける構造と比較して、複数の光フィルタを極めて能率的に作製することができ、コストを安くするできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のファンアウト光コードを示す平面図である。
【図2】図1における光フィルタ構造部分の詳細を拡大して示すもので、(イ)は縦断面図、(ロ)は平面図である。
【図3】図2(ロ)のA−A拡大断面図である。
【図4】図1、図2の光フィルタ構造部分を作製する要領を説明する図で、(イ)は縦断面図、(ロ)は平面図である。
【図5】図1、図2の光フィルタ構造部分を作製する要領を説明する図であり、図2に続く段階の縦断面図である。
【図6】本発明の光フィルタ構造の他の実施形態を示すもので、(イ)は縦断面図、(ロ)は平面図である。
【図7】図6(ロ)のB−B拡大断面図である。
【図8】本発明の光フィルタ構造のさらに他の実施形態を示す横断面図(図7に対応する図)である。
【図9】従来のファンアウト光コードを説明する図である。
【図10】図9における光コネクタの光フィルタ入りフェルールを説明する縦断面図である。
【図11】図9のファンアウト光コードを使用する箇所の一例を説明する図である。
【符号の説明】
6 (光ケーブルから分岐する)光ファイバテープ
8 (ファンアウト光コードの)光ファイバテープ
8a 裸ファイバ
8b UV素線
8c 被覆
9 分岐部
10 単心光ファイバ(単心光ファイバコード)
12 融着接続部
13 光フィルタ
21 ファンアウト光コード
22 光フィルタ構造
23 光コネクタ
25 テープ固定台
25a フィルタ挿入溝
26 接着剤
27 蓋
28 凹所

Claims (3)

  1. 一本の光ファイバテープの途中において、当該光ファイバテープを分断する態様で前記光ファイバテープを構成する全ての光ファイバに光フィルタを一カ所にて直接挿入し、その前方において前記光ファイバテープを複数の光ファイバに分岐するさせ分岐部を設け、この分岐部にて分岐した各光ファイバにそれぞれ光コネクタを取り付けたことを特徴とするファンアウト光コード。
  2. テープ固定台に光ファイバテープを固定し、前記テープ固定台に、光ファイバテープを切断して横切るようにフィルタ挿入溝を形成し、このフィルタ挿入溝に光フィルタを挿入し接着固定したことを特徴とする光フィルタ構造。
  3. 光ファイバテープを複数の光ファイバに分岐させ、各光ファイバにそれぞれ光コネクタを取り付けたファンアウト光コードにおいて、
    テープ固定台に前記ファンアウト光コードの光ファイバテープ部分を固定し、前記テープ固定台に光ファイバテープを切断して横切るようにフィルタ挿入溝を形成し、このフィルタ挿入溝に光フィルタを挿入し接着固定したことを特徴とするファンアウト光コード。
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