JPH06347670A - 光配線部品 - Google Patents
光配線部品Info
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- JPH06347670A JPH06347670A JP5138099A JP13809993A JPH06347670A JP H06347670 A JPH06347670 A JP H06347670A JP 5138099 A JP5138099 A JP 5138099A JP 13809993 A JP13809993 A JP 13809993A JP H06347670 A JPH06347670 A JP H06347670A
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- JP
- Japan
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- optical
- fiber
- optical fiber
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 光部品同士の接続を簡易、且つ、高密度に実
現して複数個の光部品の基板等への実装の容易化を図っ
た光配線部品を提供する。 【構成】 複数個の入力側多心一括光コネクタ２ａ，２
ｂと複数個の出力側多心一括光コネクタ３ａ，３ｂとを
有し、その入力部２ａ，２ｂと出力部３ａ，３ｂとが複
数本の光ファイバ心線１ａ，１ｂにて接続され、入力側
と出力側の各光ファイバ心線１ａの配列とが異なる順番
で配列された光配線部品において、多心一括光コネクタ
２ａ，２ｂ，３ａ，３ｂに対して一括融着可能な光ファ
イバアレイ付近の並行して配列された光ファイバ心線１
ｂ部分は一括被覆して補強される一方、入力部側より出
力部側への配列の変更によって互いに交差する部分の光
ファイバ心線１ａは１心ごとに被覆して補強する。
現して複数個の光部品の基板等への実装の容易化を図っ
た光配線部品を提供する。 【構成】 複数個の入力側多心一括光コネクタ２ａ，２
ｂと複数個の出力側多心一括光コネクタ３ａ，３ｂとを
有し、その入力部２ａ，２ｂと出力部３ａ，３ｂとが複
数本の光ファイバ心線１ａ，１ｂにて接続され、入力側
と出力側の各光ファイバ心線１ａの配列とが異なる順番
で配列された光配線部品において、多心一括光コネクタ
２ａ，２ｂ，３ａ，３ｂに対して一括融着可能な光ファ
イバアレイ付近の並行して配列された光ファイバ心線１
ｂ部分は一括被覆して補強される一方、入力部側より出
力部側への配列の変更によって互いに交差する部分の光
ファイバ心線１ａは１心ごとに被覆して補強する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光部品同士を接続する
光配線用の部品に関し、特に、入出力部が多心のリボン
ファイバで構成された光部品同士を接続する場合に適用
して好適なものである。
光配線用の部品に関し、特に、入出力部が多心のリボン
ファイバで構成された光部品同士を接続する場合に適用
して好適なものである。
【０００２】
【従来の技術】プリント基板上で複数の光部品、例え
ば、半導体レーザ光源や種々の光受動部品、受光器等を
互いに接続する場合、通常、光ファイバを融着接続ある
いはコネクタを用いて接続するのが一般的である。
ば、半導体レーザ光源や種々の光受動部品、受光器等を
互いに接続する場合、通常、光ファイバを融着接続ある
いはコネクタを用いて接続するのが一般的である。
【０００３】一方、これら光部品の中には、例えばM.Ok
uno らによる、1992年Optoelectronics Conference (OE
C'92）、17A4-2,"Improved８×８ Integrated Optic Ma
trixSwitch using Silica-Based Planar Lightwave Cir
cuit"に記載されているような石英導波路型光マトリク
ススイッチや、T.Miyaらによる、1992年Optical Fiber
Communication Conference (OFC'92) ，FA5,"Arrayed w
aveguide-type wavelength insensitive coupler for F
TTH networks" に記載されているような広波長域光カプ
ラアレイ等、光信号の入出力部分がアレイ状に構成され
ているものがある。これらの部品は、後者の報告にも記
載されているように、通常入出力部分は多心のリボンフ
ァイバによって構成されている。これらの部品同士を接
続する場合には、リボンファイバの多心一括融着接続
や、多心一括光コネクタ等により接続するのが便利であ
る。
uno らによる、1992年Optoelectronics Conference (OE
C'92）、17A4-2,"Improved８×８ Integrated Optic Ma
trixSwitch using Silica-Based Planar Lightwave Cir
cuit"に記載されているような石英導波路型光マトリク
ススイッチや、T.Miyaらによる、1992年Optical Fiber
Communication Conference (OFC'92) ，FA5,"Arrayed w
aveguide-type wavelength insensitive coupler for F
TTH networks" に記載されているような広波長域光カプ
ラアレイ等、光信号の入出力部分がアレイ状に構成され
ているものがある。これらの部品は、後者の報告にも記
載されているように、通常入出力部分は多心のリボンフ
ァイバによって構成されている。これらの部品同士を接
続する場合には、リボンファイバの多心一括融着接続
や、多心一括光コネクタ等により接続するのが便利であ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、多心リ
ボンファイバ同士を接続する場合、接続する相互のファ
イバ心線が同じ順番である場合には簡単に接続できる
が、互いに別の心線同士を接続したい場合があり、この
場合には多心一括融着接続や多心一括型の光コネクタを
使用することができない。そのため、各心線ごとに融着
接続するか、あるいは単心光コネクタを取付けて接続し
なければならなかった。
ボンファイバ同士を接続する場合、接続する相互のファ
イバ心線が同じ順番である場合には簡単に接続できる
が、互いに別の心線同士を接続したい場合があり、この
場合には多心一括融着接続や多心一括型の光コネクタを
使用することができない。そのため、各心線ごとに融着
接続するか、あるいは単心光コネクタを取付けて接続し
なければならなかった。
【０００５】図４に多心の光出力を有する光部品と多心
の光入力を有する光部品とを心線ごとに接続した状態を
示す。即ち、図４に示すように、多心の光出力を有する
光部品１０と多心の光入力を有する光部品１１とを接続
する場合、双方の光ファイバ心線１０ａ，１１ａを互い
に順番を入れ換えて接続するためには、心線１０ａ，１
１ａごとの接続が必要となる。しかし、この場合は接続
部１２において大きな実装スペースが必要となってしま
う。例えば、心線１０ａ，１１ａを融着接続した場合、
融着補強部は多心一括融着の場合とほぼ同じ大きさであ
るから、融着補強部が占める体積は多心一括の場合に対
して数倍となる。これは光コネクタを用いる場合におい
ても同様である。
の光入力を有する光部品とを心線ごとに接続した状態を
示す。即ち、図４に示すように、多心の光出力を有する
光部品１０と多心の光入力を有する光部品１１とを接続
する場合、双方の光ファイバ心線１０ａ，１１ａを互い
に順番を入れ換えて接続するためには、心線１０ａ，１
１ａごとの接続が必要となる。しかし、この場合は接続
部１２において大きな実装スペースが必要となってしま
う。例えば、心線１０ａ，１１ａを融着接続した場合、
融着補強部は多心一括融着の場合とほぼ同じ大きさであ
るから、融着補強部が占める体積は多心一括の場合に対
して数倍となる。これは光コネクタを用いる場合におい
ても同様である。
【０００６】また、リボンファイバを各心線に分割する
と、それぞれの心線の外径は０．２５mm程度であるた
め、多数本を別個に取り扱うのは大変手間がかかると共
に、心線単独では極めて切断し易いために取り扱い上も
最大限の注意が要求される。更に、複数本の心線をまと
めて補強チューブをかぶせ、補強することも考えられる
が、入力側及び出力側の光コネクタがそれぞれ１個であ
る場合は問題ないが、複数個あって互いに交差する心線
が生ずる場合には一括して補強することは不可能であっ
た。
と、それぞれの心線の外径は０．２５mm程度であるた
め、多数本を別個に取り扱うのは大変手間がかかると共
に、心線単独では極めて切断し易いために取り扱い上も
最大限の注意が要求される。更に、複数本の心線をまと
めて補強チューブをかぶせ、補強することも考えられる
が、入力側及び出力側の光コネクタがそれぞれ１個であ
る場合は問題ないが、複数個あって互いに交差する心線
が生ずる場合には一括して補強することは不可能であっ
た。
【０００７】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、光部品同士の接続を簡易、且つ、高密度に実現
して複数個の光部品の基板等への実装の容易化を図った
光配線部品を提供することを目的とする。
あって、光部品同士の接続を簡易、且つ、高密度に実現
して複数個の光部品の基板等への実装の容易化を図った
光配線部品を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明の光配線部品は、１個あるいは複数個の多心
一括光コネクタあるいは多心リボンファイバに対して一
括融着可能な光ファイバアレイによる入力部と、１個あ
るいは複数個の多心一括光コネクタあるいは多心リボン
ファイバに対して一括融着可能な光ファイバアレイによ
る出力部とを有し、該入力部と出力部とが複数本の光フ
ァイバ心線にて接続され、該入力部の各光ファイバ心線
と出力側の各光ファイバ心線の配列とが異なる順番で配
列された光配線部品において、前記多心一括光コネクタ
あるいは多心リボンファイバに対して一括融着可能な光
ファイバアレイ付近の並行して配列された光ファイバ心
線部分は一括被覆して補強される一方、入力部側より出
力部側への配列の変更によって互いに交差する部分の光
ファイバ心線は１心ごとに被覆して補強されたことを特
徴とするものである。
めの本発明の光配線部品は、１個あるいは複数個の多心
一括光コネクタあるいは多心リボンファイバに対して一
括融着可能な光ファイバアレイによる入力部と、１個あ
るいは複数個の多心一括光コネクタあるいは多心リボン
ファイバに対して一括融着可能な光ファイバアレイによ
る出力部とを有し、該入力部と出力部とが複数本の光フ
ァイバ心線にて接続され、該入力部の各光ファイバ心線
と出力側の各光ファイバ心線の配列とが異なる順番で配
列された光配線部品において、前記多心一括光コネクタ
あるいは多心リボンファイバに対して一括融着可能な光
ファイバアレイ付近の並行して配列された光ファイバ心
線部分は一括被覆して補強される一方、入力部側より出
力部側への配列の変更によって互いに交差する部分の光
ファイバ心線は１心ごとに被覆して補強されたことを特
徴とするものである。
【０００９】また、本発明の光配線部品は、１個あるい
は複数個の多心一括光コネクタあるいは多心リボンファ
イバに対して一括融着可能な光ファイバアレイによる入
力部と、１個あるいは複数個の多心一括光コネクタある
いは多心リボンファイバに対して一括融着可能な光ファ
イバアレイによる出力部とを有し、該入力部と出力部と
が複数本の光ファイバ心線にて接続され、該入力部の各
光ファイバ心線と出力側の各光ファイバ心線の配列とが
異なる順番で配列された光配線部品において、前記多心
一括光コネクタあるいは多心リボンファイバに対して一
括融着可能な光ファイバアレイ付近の並行して配列され
た光ファイバ心線部分は一括被覆して補強されると共
に、入力部側より出力部側への配列の変更によって互い
に交差する部分の光ファイバ心線は一括して補強、固定
されたことを特徴とするものである。
は複数個の多心一括光コネクタあるいは多心リボンファ
イバに対して一括融着可能な光ファイバアレイによる入
力部と、１個あるいは複数個の多心一括光コネクタある
いは多心リボンファイバに対して一括融着可能な光ファ
イバアレイによる出力部とを有し、該入力部と出力部と
が複数本の光ファイバ心線にて接続され、該入力部の各
光ファイバ心線と出力側の各光ファイバ心線の配列とが
異なる順番で配列された光配線部品において、前記多心
一括光コネクタあるいは多心リボンファイバに対して一
括融着可能な光ファイバアレイ付近の並行して配列され
た光ファイバ心線部分は一括被覆して補強されると共
に、入力部側より出力部側への配列の変更によって互い
に交差する部分の光ファイバ心線は一括して補強、固定
されたことを特徴とするものである。
【００１０】
【作用】入力部と出力部の光コネクタあるいは光ファイ
バアレイ間であらかじめ順番を入れ換えた光ファイバに
よる配線が成されていることで、多心のリボンファイバ
を入出力部にもつ光部品と多心一括で接続することがで
き、接続部分の体積を最小限に押えることが可能であ
る。また、光ファイバ心線が露出した部分を持たないた
め、光配線の引き回し時に通常の光コードやリボンファ
イバと同様に取り扱うことが可能である。
バアレイ間であらかじめ順番を入れ換えた光ファイバに
よる配線が成されていることで、多心のリボンファイバ
を入出力部にもつ光部品と多心一括で接続することがで
き、接続部分の体積を最小限に押えることが可能であ
る。また、光ファイバ心線が露出した部分を持たないた
め、光配線の引き回し時に通常の光コードやリボンファ
イバと同様に取り扱うことが可能である。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【００１２】図１に本発明の一実施例に係る光配線部品
の構造を説明する概略を示す。図１に示すように、本実
施例の光配線部品は、複数本の単心光コード（光ファイ
バ）１ａと、第１の入力側多心一括光コネクタ２ａ、第
２の入力側多心一括光コネクタ２ｂ、第１の出力側多心
一括光コネクタ３ａ、第２の出力側多心一括光コネクタ
３ｂ、及び、４個のファイバ固定部４ａ，４ｂ，４ｃ，
４ｄとから構成されている。そして、ファイバ固定部４
ａ，４ｂと４ｃ，４ｄとの間のファイバ固定部分では、
複数本の単心光コード１ａを固定する。一方、光コネク
タ２ａ，２ｂ，３ａ，３ｂとファイバ固定部４ａ，４
ｂ，４ｃ，４ｄとの間のファイバ固定部分では、各単心
光コード１ａ内のファイバ心線を束ねて取り出す。な
お、ファイバ心線の束１ｂは保護チューブ（図示せず）
により保護されており、そのファイバ心線の束１ｂは末
端で整列され、多心一括光コネクタ２ａ，２ｂ，３ａ，
３ｂが取付けられている。
の構造を説明する概略を示す。図１に示すように、本実
施例の光配線部品は、複数本の単心光コード（光ファイ
バ）１ａと、第１の入力側多心一括光コネクタ２ａ、第
２の入力側多心一括光コネクタ２ｂ、第１の出力側多心
一括光コネクタ３ａ、第２の出力側多心一括光コネクタ
３ｂ、及び、４個のファイバ固定部４ａ，４ｂ，４ｃ，
４ｄとから構成されている。そして、ファイバ固定部４
ａ，４ｂと４ｃ，４ｄとの間のファイバ固定部分では、
複数本の単心光コード１ａを固定する。一方、光コネク
タ２ａ，２ｂ，３ａ，３ｂとファイバ固定部４ａ，４
ｂ，４ｃ，４ｄとの間のファイバ固定部分では、各単心
光コード１ａ内のファイバ心線を束ねて取り出す。な
お、ファイバ心線の束１ｂは保護チューブ（図示せず）
により保護されており、そのファイバ心線の束１ｂは末
端で整列され、多心一括光コネクタ２ａ，２ｂ，３ａ，
３ｂが取付けられている。
【００１３】ここで使用する光コード１ａとしては、光
ファイバ心線が直径０．２５mmのＵＶ被覆心線であり、
その回りを高張力材と共にＰＶＣ被覆で被った構造のも
のが望ましい。その場合には、ファイバ固定部４ａ，４
ｂと４ｃ，４ｄとを結ぶ光コード部分は取り扱いにあた
って十分な強度を有していると共に、単に被覆を除去す
るだけで光ファイバ心線が露出するものである。この光
ファイバ心線は外径が０．２５mmであるため、整列する
と多心リボンファイバと同じ配列ピッチとなり、多心一
括光コネクタの取付けやリボンファイバとの多心一括融
着接続が可能である。
ファイバ心線が直径０．２５mmのＵＶ被覆心線であり、
その回りを高張力材と共にＰＶＣ被覆で被った構造のも
のが望ましい。その場合には、ファイバ固定部４ａ，４
ｂと４ｃ，４ｄとを結ぶ光コード部分は取り扱いにあた
って十分な強度を有していると共に、単に被覆を除去す
るだけで光ファイバ心線が露出するものである。この光
ファイバ心線は外径が０．２５mmであるため、整列する
と多心リボンファイバと同じ配列ピッチとなり、多心一
括光コネクタの取付けやリボンファイバとの多心一括融
着接続が可能である。
【００１４】このとき入力側光コネクタ２ａと出力側光
コネクタ３ａまたは３ｂ、あるいは入力側光コネクタ２
ｂと出力側光コネクタ３ａまたは３ｂとの間は連続した
光ファイバによって接続可能であり、途中に接続部分を
設ける必要はない。また、入力側光コネクタ２ａ，２ｂ
と出力側光コネクタ３ａ，３ｂの各ポート間の対応は任
意の組み合せが可能であり、図１に示した光配線部品の
場合には、入力側光コネクタ２ａ及び２ｂの奇数番目の
ポートが出力側光コネクタ３ａに接続され、入力側光コ
ネクタ２ａ及び２ｂの偶数番目のポートが出力側光コネ
クタ３ｂに接続されている。
コネクタ３ａまたは３ｂ、あるいは入力側光コネクタ２
ｂと出力側光コネクタ３ａまたは３ｂとの間は連続した
光ファイバによって接続可能であり、途中に接続部分を
設ける必要はない。また、入力側光コネクタ２ａ，２ｂ
と出力側光コネクタ３ａ，３ｂの各ポート間の対応は任
意の組み合せが可能であり、図１に示した光配線部品の
場合には、入力側光コネクタ２ａ及び２ｂの奇数番目の
ポートが出力側光コネクタ３ａに接続され、入力側光コ
ネクタ２ａ及び２ｂの偶数番目のポートが出力側光コネ
クタ３ｂに接続されている。
【００１５】図２に本発明の他の実施例に係る光配線部
品の構造を説明する概略を示す。図２に示すように、本
実施例の光配線部品において、入力側光コネクタ２ａ，
２ｂと出力側の光コネクタ３ａ，３ｂ間は光コードを用
いずに光ファイバ心線のみで接続され、互いに順番を入
れ換える部分は一括してファイバ固定部５により固定さ
れている。このファイバ固定部５と各光コネクタ２ａ，
２ｂ，３ａ，３ｂとの間は、前述した実施例と同様に、
ファイバ心線の束１ｂに図示しない補強チューブを被せ
た構造となっている。
品の構造を説明する概略を示す。図２に示すように、本
実施例の光配線部品において、入力側光コネクタ２ａ，
２ｂと出力側の光コネクタ３ａ，３ｂ間は光コードを用
いずに光ファイバ心線のみで接続され、互いに順番を入
れ換える部分は一括してファイバ固定部５により固定さ
れている。このファイバ固定部５と各光コネクタ２ａ，
２ｂ，３ａ，３ｂとの間は、前述した実施例と同様に、
ファイバ心線の束１ｂに図示しない補強チューブを被せ
た構造となっている。
【００１６】図３に本発明の光配線部品の使用形態の一
例を説明する概略を示す。図３に示すように、７ａ，７
ｂは導波路型光カプラを４個集積して作られた光カプラ
アレイであり、この光カプラ７ａ，７ｂは８心リボンフ
ァイバによる入力部及び出力部を持っているが、それぞ
れ２入力２出力を持つ光カプラを４個並べた順番で接続
されている。そのため、例えば、この光カプラアレイ７
ａ，７ｂを用いて光信号の分岐を行う場合、分岐すべき
光信号は入力部の奇数番目のポートに入力すると、出力
部では奇数番目のポートに信号光が、偶数番目のポート
に分岐光がそれぞれ出力される。
例を説明する概略を示す。図３に示すように、７ａ，７
ｂは導波路型光カプラを４個集積して作られた光カプラ
アレイであり、この光カプラ７ａ，７ｂは８心リボンフ
ァイバによる入力部及び出力部を持っているが、それぞ
れ２入力２出力を持つ光カプラを４個並べた順番で接続
されている。そのため、例えば、この光カプラアレイ７
ａ，７ｂを用いて光信号の分岐を行う場合、分岐すべき
光信号は入力部の奇数番目のポートに入力すると、出力
部では奇数番目のポートに信号光が、偶数番目のポート
に分岐光がそれぞれ出力される。
【００１７】従って、８心リボンファイバの各心線に信
号光が出力されているような場合には、光カプラアレイ
７ａ，７ｂをそのまま接続することができない。そこ
で、２個の光カプラアレイ７ａ，７ｂに本実施例の光配
線部品６ａ，６ｂを接続することにより、光コネクタ８
ａに接続した８心リボンファイバによる信号光は、光カ
プラアレイ７ａ，７ｂにより分岐され、信号光が光コネ
クタ９ａに、分岐光が光コネクタ９ｂに出力される。こ
のように光配線部品と光カプラアレイとの接続は８心一
括で行うことができるため、最小限の実装スペースで光
配線が可能となる。
号光が出力されているような場合には、光カプラアレイ
７ａ，７ｂをそのまま接続することができない。そこ
で、２個の光カプラアレイ７ａ，７ｂに本実施例の光配
線部品６ａ，６ｂを接続することにより、光コネクタ８
ａに接続した８心リボンファイバによる信号光は、光カ
プラアレイ７ａ，７ｂにより分岐され、信号光が光コネ
クタ９ａに、分岐光が光コネクタ９ｂに出力される。こ
のように光配線部品と光カプラアレイとの接続は８心一
括で行うことができるため、最小限の実装スペースで光
配線が可能となる。
【００１８】また、光配線部品と光カプラアレイ等他の
光部品との接続は、前述の実施例における多心一括光コ
ネクタによるものの他、多心一括融着接続によっても容
易に実現することができ、その場合には、更に実装スペ
ースを削減することが可能となる。
光部品との接続は、前述の実施例における多心一括光コ
ネクタによるものの他、多心一括融着接続によっても容
易に実現することができ、その場合には、更に実装スペ
ースを削減することが可能となる。
【００１９】そして、多心一括融着接続を行う場合に
は、光配線部品の入力部及び出力部の光ファイバ心線を
リボンファイバと同一のピッチでアレイ状に整列し、接
着剤で固定する。この固定は多心一括融着接続機にセッ
トするために必要な作業であり、一旦融着してしまえば
接続部分と共に保護チューブにより保護されるので、さ
ほど強い強度は必要ない。従って、φ０．２５mmの各光
ファイバ心線を１列に並べてシリコン系接着剤、ＵＶ接
着剤あるいはエポキシ系接着剤を塗り込む程度で容易に
実現することができる。
は、光配線部品の入力部及び出力部の光ファイバ心線を
リボンファイバと同一のピッチでアレイ状に整列し、接
着剤で固定する。この固定は多心一括融着接続機にセッ
トするために必要な作業であり、一旦融着してしまえば
接続部分と共に保護チューブにより保護されるので、さ
ほど強い強度は必要ない。従って、φ０．２５mmの各光
ファイバ心線を１列に並べてシリコン系接着剤、ＵＶ接
着剤あるいはエポキシ系接着剤を塗り込む程度で容易に
実現することができる。
【００２０】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに、本発明の光配線部品によれば、多心一括光コネク
タあるいは多心リボンファイバに対して一括融着可能な
光ファイバアレイによる入力部と同様の出力部とが配列
の異なる複数本の光ファイバ心線にて接続し、その並行
して配列された光ファイバ心線部分は一括被覆して補強
して入力部側より出力部側への配列の変更によって互い
に交差する部分の光ファイバ心線を１心ごとに被覆して
補強か、または、一括して補強、固定したので、互いに
光ファイバ心線の順番を入れ換えた多心一括光コネクタ
あるいは光ファイバアレイを入出力部に持つこととな
り、多心リボンファイバを入出力部に有して互いにポー
トの順番を入れ換えて接続する必要のある光部品同士を
接続する場合には接続作業が極めて簡便となり、強度上
通常の光コードやリボンファイバと同様に取り扱うこと
が可能であると共に最小限の実装スペースで光部品同士
の光配線を実現することができる。その結果、複数個の
光部品をプリント基板上等に高密度に実装する場合に極
めて有利となる。
うに、本発明の光配線部品によれば、多心一括光コネク
タあるいは多心リボンファイバに対して一括融着可能な
光ファイバアレイによる入力部と同様の出力部とが配列
の異なる複数本の光ファイバ心線にて接続し、その並行
して配列された光ファイバ心線部分は一括被覆して補強
して入力部側より出力部側への配列の変更によって互い
に交差する部分の光ファイバ心線を１心ごとに被覆して
補強か、または、一括して補強、固定したので、互いに
光ファイバ心線の順番を入れ換えた多心一括光コネクタ
あるいは光ファイバアレイを入出力部に持つこととな
り、多心リボンファイバを入出力部に有して互いにポー
トの順番を入れ換えて接続する必要のある光部品同士を
接続する場合には接続作業が極めて簡便となり、強度上
通常の光コードやリボンファイバと同様に取り扱うこと
が可能であると共に最小限の実装スペースで光部品同士
の光配線を実現することができる。その結果、複数個の
光部品をプリント基板上等に高密度に実装する場合に極
めて有利となる。
【図１】本発明の一実施例に係る光配線部品の構造を説
明する概略図である。
明する概略図である。
【図２】本発明の他の実施例に係る光配線部品の構造を
説明する概略図である。
説明する概略図である。
【図３】本発明による光配線部品の使用形態の一例を説
明する概略図である。
明する概略図である。
【図４】従来の光配線部品により光部品同士の接続を行
った場合の一例を説明する概略図である。
った場合の一例を説明する概略図である。
１ａ 単心光コード １ｂ 光ファイバ心線束 ２ａ，２ｂ，８ａ，８ｂ 入力側多心一括光コネクタ ３ａ，３ｂ，９ａ，９ｃ 出力側多心一括光コネクタ ４ａ，４ｂ，４ｃ，５ｄ，５ 光ファイバ固定部 ６ａ，６ｂ 光配線部品 ７ａ，７ｂ 光カプラアレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥野 将之 東京都千代田区内幸町一丁目１番６号 日 本電信電話株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 １個あるいは複数個の多心一括光コネク
タあるいは多心リボンファイバに対して一括融着可能な
光ファイバアレイによる入力部と、１個あるいは複数個
の多心一括光コネクタあるいは多心リボンファイバに対
して一括融着可能な光ファイバアレイによる出力部とを
有し、該入力部と出力部とが複数本の光ファイバ心線に
て接続され、該入力部の各光ファイバ心線と出力側の各
光ファイバ心線の配列とが異なる順番で配列された光配
線部品において、前記多心一括光コネクタあるいは多心
リボンファイバに対して一括融着可能な光ファイバアレ
イ付近の並行して配列された光ファイバ心線部分は一括
被覆して補強される一方、入力部側より出力部側への配
列の変更によって互いに交差する部分の光ファイバ心線
は１心ごとに被覆して補強されたことを特徴とする光配
線部品。 - 【請求項２】 １個あるいは複数個の多心一括光コネク
タあるいは多心リボンファイバに対して一括融着可能な
光ファイバアレイによる入力部と、１個あるいは複数個
の多心一括光コネクタあるいは多心リボンファイバに対
して一括融着可能な光ファイバアレイによる出力部とを
有し、該入力部と出力部とが複数本の光ファイバ心線に
て接続され、該入力部の各光ファイバ心線と出力側の各
光ファイバ心線の配列とが異なる順番で配列された光配
線部品において、前記多心一括光コネクタあるいは多心
リボンファイバに対して一括融着可能な光ファイバアレ
イ付近の並行して配列された光ファイバ心線部分は一括
被覆して補強されると共に、入力部側より出力部側への
配列の変更によって互いに交差する部分の光ファイバ心
線は一括して補強、固定されたことを特徴とする光配線
部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5138099A JPH06347670A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 光配線部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5138099A JPH06347670A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 光配線部品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06347670A true JPH06347670A (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=15213931
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5138099A Withdrawn JPH06347670A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 光配線部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06347670A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7184635B2 (en) | 2004-06-04 | 2007-02-27 | Commscope Solutions Properties, Llc | Optical fiber array connectivity system utilizing angle polished ferrules and aligned-key adapters and cable for same |
| US7416347B2 (en) | 2005-05-31 | 2008-08-26 | Commscope Solutions Properties, Llc | Optical fiber array connectivity system with indicia to facilitate connectivity in four orientations for dual functionality |
| US7537393B2 (en) | 2005-06-08 | 2009-05-26 | Commscope, Inc. Of North Carolina | Connectorized fiber optic cabling and methods for forming the same |
| US7742667B2 (en) | 2005-06-08 | 2010-06-22 | Commscope, Inc. Of North Carolina | Fiber optic cables and methods for forming the same |
| US8992098B2 (en) | 2005-06-08 | 2015-03-31 | Commscope, Inc. Of North Carolina | Methods for forming connectorized fiber optic cabling |
-
1993
- 1993-06-10 JP JP5138099A patent/JPH06347670A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7184635B2 (en) | 2004-06-04 | 2007-02-27 | Commscope Solutions Properties, Llc | Optical fiber array connectivity system utilizing angle polished ferrules and aligned-key adapters and cable for same |
| US7416347B2 (en) | 2005-05-31 | 2008-08-26 | Commscope Solutions Properties, Llc | Optical fiber array connectivity system with indicia to facilitate connectivity in four orientations for dual functionality |
| US7537393B2 (en) | 2005-06-08 | 2009-05-26 | Commscope, Inc. Of North Carolina | Connectorized fiber optic cabling and methods for forming the same |
| US7742667B2 (en) | 2005-06-08 | 2010-06-22 | Commscope, Inc. Of North Carolina | Fiber optic cables and methods for forming the same |
| US7758257B2 (en) | 2005-06-08 | 2010-07-20 | Commscope, Inc. Of North Carolina | Methods for forming connectorized fiber optic cabling |
| US8718427B2 (en) | 2005-06-08 | 2014-05-06 | Commscope, Inc. Of North Carolina | Fiber optic cables and methods for forming the same |
| US8992098B2 (en) | 2005-06-08 | 2015-03-31 | Commscope, Inc. Of North Carolina | Methods for forming connectorized fiber optic cabling |
| US9229174B2 (en) | 2005-06-08 | 2016-01-05 | Commscope, Inc. Of North Carolina | Methods for forming connnectorized fiber optic cabling |
| US9690057B2 (en) | 2005-06-08 | 2017-06-27 | Commscope, Inc. Of North Carolina | Methods for forming connectorized fiber optic cabling |
| US10012805B2 (en) | 2005-06-08 | 2018-07-03 | Commscope, Inc. Of North Carolina | Methods for forming connectorized fiber optic cabling |
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