JP3545207B2 - 光配線盤および光部品収納ケース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光信号を送受信する伝送装置側の光線路に対して、光ケーブル側の複数本の光ファイバを分岐接続する光配線盤および光部品収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
光信号を送受信する伝送装置に対して、光ケーブル側(端末側)の多数回線を接続する技術として、近年実用化されているいわゆるPDS(Passive Double Star)方式の光配線システムでは、伝送装置とともに局内に設置した光配線盤により、伝送装置側、光ケーブル側の光ファイバを切替可能にコネクタ接続することが一般的である。また、この光配線システムでは、伝送装置側および光ケーブル側の両光線路間に割り込ませた光スプリッタにより、伝送装置側の光線路に対して、光ケーブル側の複数本の光ファイバを分岐接続して、伝送装置の対応回線数を増大することが提案されている。
【0003】
図6、図7は、従来構成の光配線システムの一例を示す図であって、図6は、伝送装置近傍に設置される光配線盤構造を示す全体図、図7は光配線図である。
図6および図7に示した従来構成の光配線システムでは、伝送装置1とともに局内に設置した2台の光配線盤2、3を利用して、前記伝送装置1側の光ケーブル4を、光ケーブル5の多数の光ファイバに対して分岐接続している。光ケーブル5としては、局外から引き込んだ外線光ケーブルそのもの、あるいは、局内に引き込んだ外線光ケーブルに、融着架等を介して接続された光ケーブルである。
【0004】
図6に示すように、光配線盤2内には、光ケーブル5や、光配線盤2との間に引き回された局内光ケーブル6が引き込まれるケーブル収納部7と、光部品収納ケース8が多数配列収納される棚状のケース収納部9とが設けられている。一方、光配線盤3内には、伝送装置1側の光ケーブル4や、局内光ケーブル6等の光ケーブルが引き込まれるケーブル収納部10と、光部品収納ケース11が多数配列収納される棚状のケース収納部12とが設けられている。
【0005】
図6および図7に示すように、光ケーブル5は、端末に露出された多数本の光ファイバテープ心線5a先端がそれぞれ光コネクタ5bによってコネクタ接続可能に成端されてなるいわゆる成端光ケーブルであり、前記光ファイバテープ心線5aは、ケース収納部9に引き込んで、前記光コネクタ5bを光部品収納ケース8側の光コネクタ8aに接続することで、目的の光部品収納ケース8に接続される。光部品収納ケース8には、反対側から、成端光ケーブルである局内光ケーブル6端末から単心分岐された単心光コード6bが光コネクタ8bを介して切替可能に接続され、これにより、光ファイバテープ心線5aに係る光ケーブル5側の光線路が、光部品収納ケース8を介して、局内光ケーブル6側の目的の光線路と1対1に接続される。
【0006】
光配線盤3内では、ケーブル収納部12に引き込まれた局内光ケーブル6端末の8心光ファイバテープ心線6aが、ケース収納部12に引き込まれ、目的の光部品収納ケース11に対して融着部13を介して光接続されている。光部品収納ケース11の前記融着部13とは対向する反対側には、伝送装置側光ケーブル4端末から単心分岐された単心光コード4aが光コネクタ14を介して接続されており、また、光部品収納ケース11内には3入力16分岐光スプリッタ15が2個収納され、一つの光スプリッタ15によって、局内光ケーブル6側の2本、合計16心の8心光ファイバテープ心線6aが、伝送装置1側の光線路と接続される。
【0007】
光部品収納ケース11内の各光スプリッタ15には、伝送装置1内蔵の3つの光電変換装置1a、1b、1cがそれぞれ単心光コード4aを介して接続され、これら光電変換装置1a、1b、1cからの出力光信号は、いずれも、光スプリッタ15内で同じ分岐経路を以て、局内光ケーブル6側の2本、合計16心の8心光ファイバテープ心線6aへ分岐される。逆に、光ケーブル5から局内光ケーブル6を経由して伝送装置1へ伝送される光信号は、光スプリッタ15から単心光コード4aを通って3つの光電変換装置1a、1b、1cへ伝送される。ここで、光電変換装置1cのみが、映像の送受信に対応するものであり、他の光電変換装置1a、1bは、一般通信信号の送受信に対応するものであり、光ケーブル5から光電変換装置1a、1bへは、光フィルタ16を介することで、特定波長の通信光のみが伝送される。
【0008】
また、光配線盤2に収納した光部品収納ケース8内では、光コネクタ8a、8b間を接続する光ファイバ8cから、光カプラ17を介して光ファイバ18a、18bが引き出されている。この光ファイバ18a、18bには、光パルスを利用して光線路の断線等の異常を監視する光線路監視装置を構成する心線選択装置19側の光ファイバ(図示せず)がコネクタ接続され、光線路監視装置から出力された光パルスが送り込まれる。光ファイバ18aに送り込まれた光パルスは、前記光カプラ17を介して光ファイバ8cに伝送され、そこから、光ケーブル5側の光ファイバテープ心線5aの各光伝送路へ伝送される。光ファイバ18bに送り込まれた光パルスは、光カプラ17、光ファイバ8cを経由して、各単心光コード6bへ伝送される。光パルスの伝送によって、光ケーブル5側の光線路、伝送装置1側の光線路で生じた反射光は、伝送とは逆順、すなわち、光ファイバ8c、光カプラ17、光ファイバ18a、18bの順で、光線路監視装置へ戻り、光線路監視装置の光パルス試験器にて受光、観察される。これにより、光線路の断線等の監視がなされる。
光線路監視装置の心線選択装置19は、光配線盤2の棚状のケース収納部9の各段にそれぞれ収納され、各段に複数収納された光部品収納ケース8に接続された光ケーブル5側、伝送装置1側の全ての光線路について、単心単位で監視できるようになっている。
【0009】
この光配線盤2、3を用いて構成した光配線システムでは、例えば、8000心の光ケーブル5に対応するには、光配線盤2のケース収納部9に、8心対応である光部品収納ケース8を1000個収納し、光スプリッタ15を2個収納して32心対応になっている光部品収納ケース11を光配線盤3のケース収納部12に250個収納する。そして、光配線盤2内にて、局内光ケーブル6端末の単心光コード6bを、光部品収納ケース8に対して切替接続することにより、光ケーブル5側の各光線路の伝送装置1に対する接続が単心単位で切り替えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記のような光配線盤2、3は、光部品収納ケース8,11の収納数が多くなるため、大型化が避けられず、小型化による設置スペースの省スペース化や低コスト化が困難になっていた。また、2つの光配線盤2、3を必要とする上、これらの間に引き回される局内光ケーブル6をも必要であるため、局の大型化が避けられず、低コスト化も困難であった。このため、これ以上の対応心数の増大も困難であった。
また、前記の光配線システムでは、光線路監視装置により光ケーブル5側並びに伝送装置1側の全ての光線路を監視するには、片側8000心、両側で16000心分の監視を行うことになる。すなわち、光ケーブル5側の光線路の監視は、8000心必要であり、光部品収納ケース8から伝送装置1側の光線路の監視では、光部品収納ケース8の光コネクタ8bに対する単心光コード6bの接続状態や局内光ケーブル6の断線等を監視する必要があり、監視心数を省略することができない。このため、光配線盤2内では、心線選択装置19の設置数が増大し、光配線盤2の大型化、コスト上昇の原因になっていた。
【0011】
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、光配線盤の小型化、設置数の減少による省スペース化、低コスト化が可能になり、光線路を監視する光線路監視装置についても、対応心数の減少により、構成の間略化、低コスト化できる光配線盤および光部品収納ケースを提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため、以下の構成を採用した。すなわち、請求項1記載の発明では、多心の光ケーブル端末が引き込まれるケーブル収納部と、内部に光スプリッタおよび光カプラを収納してなる光部品収納ケースが複数収納されるケース収納部とを備え、前記光部品収納ケースは、光信号を送受信する伝送装置側の光ファイバを、前記光スプリッタを介して、前記光ケーブル側の多心の光ファイバに対して分岐接続するように構成され、前記光ケーブル側の光ファイバが切替可能に接続される多心の光コネクタを備え、この光コネクタと前記光スプリッタとの間を接続する複数の光伝送路のそれぞれから前記光カプラを介して分岐された監視用光伝送路に、光パルスを利用して光線路を監視する光線路監視装置の心線選択装置が接続可能になっており、前記監視用光伝送路のうち、前記伝送装置方向への光伝送に対応する監視用光伝送路は、光スプリッタの一つの素子に接続された前記光伝送路のうち1本の光伝送路から分岐されていることを特徴とする光配線盤を前記課題の解決手段とした。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の光配線盤において、前記光ケーブル側の多心の光ファイバに切替可能にコネクタ接続される多心接続部と、前記光部品収納ケースの光コネクタに対して切替可能にコネクタ接続される複数本の単心光ファイバ部と、前記多心接続部を前記単心光ファイバ部へ分岐する分岐部とを備えてなる接続用コード部品によって、前記光ケーブル側の多心の光ファイバと前記光部品収納ケースの光コネクタとの間が接続され、多心が一括して切替接続可能になっていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の光配線盤において、前記光コネクタと前記光スプリッタとの間を接続する複数の光伝送路が、多心の光ファイバから構成されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の光配線盤において、前記監視用光伝送路の前記光カプラを介して分岐された光ファイバ先端が光コネクタによってコネクタ接続可能に成端されており、かつ光部品収納ケースの側部から外側へ引き出されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4に記載の光配線盤において、前記監視用光伝送路のうち、前記伝送装置方向への光伝送に対応する監視用光伝送路は、前記光ケーブル方向への光伝送に対応する監視用光伝送路とともに、1本の光ファイバテープ心線として引き出されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明では、内部に収納した光スプリッタを介して、基幹光ファイバを、多心の分岐光ファイバに対して分岐接続するように構成され、しかも、前記分岐光ファイバが切替可能に接続される多心の光コネクタと前記光スプリッタとの間を接続する複数の光伝送路のそれぞれから前記光カプラを介して分岐された監視用光伝送路に、光パルスを利用して光線路を監視する光線路監視装置の心線選択装置が接続可能になっており、前記監視用光伝送路のうち、前記基幹光ファイバ方向への光伝送に対応する監視用光伝送路は、光スプリッタの一つの素子に接続された前記光伝送路のうち1本の光伝送路から分岐されていることを特徴とする光部品収納ケースを前記課題の解決手段とした。
各発明において、多心の光ファイバ、多心の分岐光ファイバとは、光ファイバそのものが多心光ケーブルや多心光ファイバテープ心線等の多心光ファイバである構成以外、例えば、多心の複数本の光ファイバからなる構成も含まれる。また、多心の光コネクタについても同様に、多心に対応できる光コネクタそのものである構成や、例えば複数の単心光コネクタ等からなる構成が含まれる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下本発明の一実施形態を、図1から図5を参照して説明する。
図1は、本実施形態の光配線盤20を示す正面図、図2は背面図、図3は光部品収納ケース21を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図、図4は光配線盤20近傍の光配線図である。
図1、図2に示すように、光配線盤20の内部には、光ケーブル22や、伝送装置23側の光ケーブル24が引き込まれるケーブル収納部25と、光部品収納ケース21が多段に多数配列収納(例えば、25枚一列を5段、合計125枚収納)される棚状のケース収納部26とを備え、伝送装置23とともに局内に設置される。
【0014】
図1および図4に示すように、光ケーブル22は、いわゆる成端光ケーブルであり、局外から引き込まれた外線光ケーブルそのもの、あるいは図示しない融着架にて外線光ケーブルと接続されたものである。ケーブル収納部25に引き込まれた光ケーブル22端末からは、先端に取り付けられた光コネクタ22bによって成端されてなる8心光ファイバテープ心線である光ファイバ22aが多数本引き出されている。これら光ファイバ22aは、ケーブル収納部25内にて、接続用コード部品27の8心対応の多心接続部27a先端を成端する光コネクタ27bと切替可能にコネクタ接続される。本実施形態では、光コネクタ22b、27bとして、例えば、JIS C 5981に制定されるMT形光コネクタ(Mecanically Transferable)を採用しているが、これに限定されず、各種光コネクタの採用が可能である。
【0015】
前記接続用コード部品27は、いわゆる変換心線であって、40本の前記多心接続部27aと、この多心接続部27aから分岐部27cを介して単心分岐された複数本(320本)の単心光ファイバ部27d(単心光コード等)とを備えている。各単心光ファイバ部27dの光コネクタ27eによって成端された先端は、ケーブル収納部25からケース収納部26に引き込まれ、目的の光部品収納ケース21の16心対応の多心光コネクタ21aの端子に対して切替可能に接続される。光コネクタ21aとしては、例えば、いわゆるMU形光コネクタ(Miniature−Unit Coupling optical fiber connector)であり、単心光ファイバ部27d先端の光コネクタ27eとしては、例えば、SC形光コネクタ(Single fiberCoupling optical fiber connector)等が採用される。
【0016】
ケーブル収納部25内では、複数設けられたケーブル支持部25aによって、光ケーブル22の光ファイバ22a、接続用コード部品27が、常に光特性に影響を与えない規定以上の湾曲半径を以て湾曲収納されるから、光ケーブル22の光ファイバ22aと、接続用コード部品27の多心接続部27aとの間の切替接続作業を効率良く行うことができる。すなわち、専用の切替装置により行われる切替接続作業では、光ケーブル22の光ファイバ22a、接続用コード部品27の多心接続部27aをケーブル収納部25から引き出す必要があるが、接続された光コネクタ22b、27bはケーブル収納部25の中央部に収納されるため、引き出し、再収納の際の余長処理等が容易であり、しかも、周囲に作業スペースを容易に確保できるため、作業を効率良く行うことができる。
【0017】
また、これらケーブル支持部25aによって、接続用コード部品27の分岐部27cが、ケース収納部26の中央部側部に支持されるため、光部品収納ケース21の光コネクタ21aに接続した光コネクタ27eから分岐部27cに亘って布線される各単心光ファイバ部27dの長さをほぼ均等にすることができる。
光ケーブル22の光ファイバ22aを、接続用コード部品27を介して、光部品収納ケース21の光コネクタ21aと接続することで、光ケーブル22端末に確保する光ファイバ22aの長さは従来の約半分で済む。光ケーブル22の光ファイバ22aを直接、光部品収納ケース21側の光コネクタ21aに接続した場合では、切替接続時には光ファイバ22aの全長を移動させることになるが、本実施形態の光配線盤20では、光コネクタ21aに対する切替接続時には、接続用コード部品27の単心光ファイバ部27dのみを操作すれば良いので、移動すべき部分が少なくて済み、切替接続の作業性が向上する。
【0018】
図3に示すように、光部品収納ケース21は、外観薄板状であり、光配線盤20の正面側(図3(a)左側、図1紙面手前側)に向けられる一側部(成端側)には、前記多心光コネクタ21aを4個(64心分)備えている。また、光配線盤20の背面側(図3(a)右側、図2紙面手前側)に向けられる光部品収納ケース21の他側部には、光コネクタ21b、21c、21dを備えている。
図4に示すように、光部品収納ケース21内には、6入力32出力の光スプリッタ29を2個と、各光スプリッタ29から光コネクタ21aの間を光接続する光伝送路として、合計8本の8心の多心光ファイバ30(光ファイバテープ心線等)と、2個の16ch光カプラ31とを収納している。
【0019】
各光スプリッタ29は、3入力16出力の二つの素子29aからなり、各素子29aの出力側(図4中左側)には、融着部32を介して2本の8心の多心光ファイバ30が接続され、一つの光スプリッタ29当たりでは4本の多心光ファイバ30が接続されている。各光スプリッタ29の各素子29aの入力側(図4中右側)から3本ずつ引き出された光ファイバ29bは、3つの光コネクタ21bに振り分け接続されており、一つの光コネクタ21bに接続された4本の光ファイバ29bには、伝送装置23側の光ケーブル24端末の4心の光ファイバ24aが切替可能にコネクタ接続される。
【0020】
図3および図4に示すように、光コネクタ21bは、光部品収納ケース21に3個設けられ、これら各光コネクタ21bには、光配線盤20の背面側のケーブル収納部25(図2参照)に引き込まれた伝送装置側光ケーブル24端末から引き出された4心光ファイバ24a(例えば、4心光ファイバテープ心線、4心光コード等)が切替可能にコネクタ接続される。
【0021】
図4に示すように、光ケーブル24の伝送装置23側端末にて、光ファイバ24aから分岐された2本の2心光ファイバ24bは、それぞれ、伝送装置23内に搭載された光電変換装置23a、23bに接続されている。同一の光ファイバ24aから分岐された光ファイバ24bに接続された1対の光電変換装置23a、23bは、協働して、光信号に0系、1系の伝送符号を付けることで、通信信号を形成する。また、伝送装置23に搭載された光電変換装置23c、23dは、映像系伝送信号の送受信を行うものであり、この光電変換装置23c、23dからの出力信号は、2本の光ファイバ24b、光ファイバ24a、光ファイバ29bを介して各光スプリッタ29の各素子29aに伝送され、各素子29aによって16分岐され、光ケーブル22側へ伝送される。逆に、光ケーブル5側から伝送された映像系伝送信号は、各光スプリッタ29の各素子29aから映像系伝送信号に対応する光電変換装置23c、23dへ伝送されるが、一般通信信号の送受信に対応する光電変換装置23a、23bへは、光スプリッタ29内に設けられた光フィルタ29cによって伝送が阻止される。このため、一般通信信号に対応する光電変換装置23a、23bでは、光ケーブル22側からの映像系伝送信号は伝送されず、一般通信信号のみを高精度送受信することができる。
この光部品収納ケース21は、伝送装置23の光電変換装置23a、23b、23c、23dの各対に係る4心の光ファイバ24aに対して、光ケーブル22側の64心分の光線路をそれぞれ分岐接続することができる。
【0022】
前記光コネクタ21bとしては、例えば、JIS C 5982に制定されるいわゆるMPO形光コネクタ(Multifiber Push On)等が採用され、伝送装置23側の光ファイバ24aは、先端を成端するプラグによって、光コネクタ21bに簡便に着脱される。
なお、MPO形光コネクタによって成端された光ファイバ24aは、図1、図2に示すように、光配線盤20内に設けられた端子板20a、20bに取り付けられた光コネクタ(図示せず)に接続することで、別途、光配線盤20内に引き込まれた外線光ケーブルや、別の光配線盤等と光接続することも可能である。
【0023】
前記光カプラ31は、光スプリッタ29の同一の素子29aと光コネクタ21aとの間を接続する2本の多心光ファイバ30の途中に介在配置され、これら2本、合計16心の多心光ファイバ30から、合計17心の光ファイバ31a、31bを分岐させている。この光カプラ31は、光部品収納ケース21内の8本の多心光ファイバ30に対して、合計4個が設けられる。
一つの光カプラ31により、2本の多心光ファイバ30から分岐された17本の光ファイバ31a、31bの内、16本の光ファイバ31aは、多心光ファイバ30から光ケーブル22方向への光伝送に対応するものであり、1本の光ファイバ31bは、多心光ファイバ30から伝送装置23方向への光伝送に対応するものである。4個の光カプラ31により、8本の多心光ファイバ30から分岐された64本の光ファイバ31aの内、56本は、7本の8心光ファイバ21e(光ファイバテープ心線)として引き出され、残る8本の光ファイバ31aと、4本の光ファイバ31bは、1本の12心光ファイバ21f(光ファイバテープ心線)として引き出されている。
【0024】
図3(a)に示すように、光ファイバ21e、21f先端は光コネクタ21c、21dによってコネクタ接続可能に成端されており、光部品収納ケース21の側部から外側へ引き出されている。光コネクタ21cは8心MT形光コネクタ、光コネクタ21dは12心MT形光コネクタである。
光ファイバ21e、21fには、ケース収納部26の最下段に収納された心線選択装置28(図1、図2中「fs」)から引き出された光ファイバ28a、28b(図4参照)が切替可能にコネクタ接続される。心線選択装置28側の光ファイバ28aは8心、光ファイバ28bは12心であり、MT形光コネクタ28c、28dによってコネクタ接続可能に成端されている。
光コネクタ21c、21dは、普段は、ケース収納部26の各段に設けられたコネクタ収納部26aに保護収納しておき、切替接続等の作業時のみ取り出して作業を行う。光コネクタ28c、28dと接続されている時は、光コネクタ28c、28dおよび光ファイバ21e、21f、21a、28bの接続余長とともに、コネクタ収納部26aに収納される。
【0025】
図5は、12心対応の光コネクタ21dを示す斜視図である。
図5に示すように、光コネクタ21dの長方形状の接合端面21gの長手方向両端部には、JIS C 5981に制定される位置決め用のガイドピンが挿入されるガイドピン穴21hが穿設され、接合端面21gの中央部には、合計12本の光ファイバ31a、31b(裸ファイバ)が露出されている。この光コネクタ21dの接合端面21g中央部に露出された12本の内、中央の8本が光ファイバ31aであり、両端部2本ずつ、合計4本が光ファイバ31bである。
心線選択装置28側の12心対応の光コネクタ28dは、この光コネクタ21dと同様の構成になっている。光コネクタ21dの接合端面21gの両端のガイドピン穴21hの間隔、および、接合端面21gでの光ファイバ31a、31bの露出位置は、心線選択装置28側の12心対応の光コネクタ28dと一致していることは勿論であるが、ガイドピン穴21hの形成位置および中央部の8本の光ファイバ31aの露出位置は、8心の光コネクタ21cと一致しており、心選択装置28側の8心対応の光コネクタ28cとも一致するため、光コネクタ21dは光コネクタ28cとも接続可能であり、この時には、8心光コネクタとして機能する。また、光コネクタ21c、28d間も、接続可能である。
【0026】
図4において、心線選択装置28は、光パルスを利用した光線路監視装置を構成するものであり、合計68心の光ファイバ28a、28bから選択した特定の光ファイバ(1本または複数本の裸ファイバ)に、図示しない光パルス試験器から出力した光パルスを入射する。光ファイバ28a、28b側の目的の光ファイバへ送り込まれた光パルスは、光ファイバ28a、28bに対して接続された光ファイバ21e、21fを通って光カプラ31から多心光ファイバ30へ入射される。
光ファイバ31aを通って多心光ファイバ30へ入射した光パルスは、光ケーブル22側の光線路へ伝送され、光ファイバ31bを通って多心光ファイバ30へ入射した光パルスは、伝送装置23側の光線路へ伝送される。光ケーブル22側光線路、伝送装置23側光線路にて伝送途中で生じた反射光は、光パルスの入射時とは逆順で多心光ファイバ30から光カプラ31を介して、光ファイバ21e、21f、光ファイバ28a、28b、心線選択装置28の順で光線路監視装置へ戻り、最終的に、光パルス試験器にて受光観察され、これにより、光線路の断線等の異常の有無が監視される。
なお、光ファイバ31a、31b、21e、21fは、各請求項1,6記載の監視用光伝送路を形成する。また、光コネクタ21aと光スプリッタ29との間の光伝送路や監視用光伝送路としては、光ファイバ以外に、基板形光導波路等、各種構成が採用可能である。
【0027】
光カプラ31は、関係する多心光ファイバ30の全ての光ファイバ(光ファイバ素線)について、光ケーブル22方向への光伝送可能な光ファイバ31aを分岐しているが、伝送装置23方向へ光伝送可能に分岐した光ファイバ31bは、同一の光スプリッタ29の同一の素子29aに接続された2本、16心の多心光ファイバ30内の1心の光ファイバのみになっている。すなわち、同一の光スプリッタ素子29aに接続される2本の多心光ファイバ30の合計16心の光ファイバは、同一の光スプリッタ素子29a、同一の光コネクタ21bを経由して、伝送装置23側の光線路と接続されるため、2本の多心光ファイバ30内の任意の1本の光ファイバについてのみ、光パルスを入射して光部品収納ケース21から伝送装置23方向への光線路の監視を行えば、この2本の多心光ファイバ30に係る全ての伝送装置23側光線路の線路監視を行ったことと同じになる。このため、2本の多心光ファイバ30からは、光カプラ31を介して、光ケーブル22側線路監視用の光ファイバ31aを16本と、伝送装置23側線路監視用の光ファイバ31bを1本引き出せば良く、光部品収納ケース21全体としては、光ケーブル22側監視用として64心分、伝送装置23側監視用として4心分、合計68心分の光ファイバを引き出せば良い。
【0028】
光コネクタ21dを、心線選択装置28側の12心の光コネクタ28dと接続すると、光コネクタ21dの接合端面21gの全ての光ファイバ31a、31bが、心線選択装置28側の光ファイバ28bの12心の全てと光接続され、光線路監視装置から出力した光パルスによって、光ケーブル22側の光線路、および伝送装置23側の光線路を監視できる。光コネクタ21dを心線選択装置28側の8心対応の光コネクタ28cと接続すると、光コネクタ21dの接合端面21g中央部の8心の光ファイバ31aのみが、心線選択装置28側の光ファイバ28aの8心と光接続され、前記光ファイバ31aの両側の光ファイバ31bには光ファイバ28aは接続されず、光ケーブル22側の光線路のみ監視できる。
【0029】
光配線盤20のケース収納部26には、伝送装置23側と接続されない光部品収納ケース21を収納する可能性があり、このような場合には、光ケーブル22側の光線路のみを監視することができる。この時、前記光コネクタ21dは、変更することなく、そのまま適用することができる。
また、光ケーブル22側の光線路のみを監視する場合には、光ケーブル22端末の光ファイバ22aを、光配線盤20のケース収納部26にまで引き込み、光部品収納ケース21を介さずに、心線選択装置28側の光ファイバ28a、28bと、直接接続することも可能である(いわゆる直収)。光ファイバ22aの先端の光コネクタ22b(8心MT形光コネクタ)は、光部品収納ケース21側の光ファイバ21e、21f先端の光コネクタ21c、21dと同様の構成とすることで、前述の心線選択装置28側の光ファイバ28a、28b先端の光コネクタ28c、28d(いずれもMT形光コネクタ)に対して自在に切替接続することができる。接続された光コネクタ22b、28c、28dは、コネクタ収納部26aに取り出し可能に保護収納される。
【0030】
この光配線盤20および光部品収納ケース21によって構成された光配線システムにて、光ケーブル22側の8000心の光ケーブル22に対応するには、光配線盤20のケース収納部26に、64心対応の光部品収納ケース21を合計125枚収納し、これら光部品収納ケース21や接続用コード部品27を介して、光ケーブル22側の光ファイバ22aと伝送装置23側の光ファイバ24aとの間を光接続すれば良い。これにより、光部品収納ケース21内蔵の光スプリッタ29の作用により、伝送装置23側の4心の光ファイバ24aを、光ケーブル22側の8000心の光線路と分岐接続することができる。したがって、この光配線盤20では、設置数が一台で済み、従来構成のように、二つの光配線盤2、3を使用することに比べて、設置スペースの大幅な省スペース化、大幅な低コスト化が可能になる。また、光部品収納ケース21の収納枚数が、従来構成の光配線盤に比べて大幅に減少(10分の1程度)するため、小型化、組み立ての作業性の向上、部品点数の減少による低コスト化が実現される。
組み立て作業性については、光部品収納ケース21の組み立て時に、融着部32による接続作業を行うことができることも利点の一つであり、光配線盤に収納後の光部品収納ケースに目的の光ファイバを融着接続することと比べて、作業性を大幅に向上できる。
【0031】
伝送装置23側の光ファイバ24aに対して、光ケーブル22側の光ファイバ22aの特定の1心の光線路を切替接続するには、接続用コード部品27の単心光ファイバ部27dを、光部品収納ケース21の光コネクタ21aに対して切替接続すれば良い。若しくは、接続用コード部品27の多心接続部27aの光コネクタ27bと、光ケーブル22側光ファイバ22a先端の光コネクタ22bとの間を切替接続して、8心分の光線路を一括して切替接続することも可能である。このように、伝送装置23側の光ファイバ24aに対する光ケーブル22側の光線路の切替接続は、接続用コード部品27の単心光ファイバ部27dや多心接続部27aの操作により簡便に行うことができる。
【0032】
また、光ケーブル22側および伝送装置23側の全ての光線路を監視するには、125枚の各光部品収納ケース21から引き出された光ファイバ21e、21fの全てに、心線選択装置28側の光ファイバ28a、28bを接続する。光部品収納ケース21の1枚当たり、光ケーブル22側64心、伝送装置23側4心、合計68心分の光ファイバ21e、21fが引き出されるため、125枚の全ての光部品収納ケース21から引き出される光ファイバ21e、21fの心数は、総計8500心分である。したがって、光線路監視装置の心線選択装置28の能力は、8500心対応であれば良く、従来構成の光配線盤では16000心に対応する心線選択装置をケース収納部内に複数設置することに比べて、対応心数の大幅な軽減が可能になる。このため、本実施形態の光配線盤20では、心線選択装置28は、ケース収納部26の最下段に2台のみ設置すれば良く、光配線盤20の小型化、低コスト化が可能になる。
【0033】
なお、前記実施形態に限定されるものでは無く、例えば、光ケーブル、光部品収納ケース、光部品収納ケース内に収納する光スプリッタ、光カプラ等の光部品などの対応心数や設置数、光ファイバ同士の接続に使用する光コネクタの種類、等は、適宜変更可能であることは言うまでも無い。
また、光部品収納ケースの適用対象は、前記光配線盤20に限定されず、各種光配線システムにて、光線路の分岐を必要とする箇所に適用可能である。
本実施形態記載の、伝送装置側光ファイバ24aは、請求項6記載の基幹光ファイバに相当し、光ケーブル22側の光ファイバ22a、若しくは、接続用コード部品27は、請求項6記載の分岐光ファイバに相当する。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の光配線盤によれば、
(a)ケース収納部内に複数収納した光部品収納ケースに、伝送装置側の目的の光ファイバを、光ケーブル側の多心の光ファイバに対して分岐接続するための光スプリッタと、前記光ケーブル側の光ファイバが切替可能に接続される多心の光コネクタと前記光スプリッタとの間を接続する光伝送路に、光線路監視装置から出力された光パルスを送り込むための光カプラとを備えており、一台で、伝送装置側、光ケーブル側の光線路の分岐接続用の光配線盤の機能と、光線路監視装置との接続用の光配線盤の機能とを兼ね備えるから、光配線盤の設置数を減少でき、設置スペースの省スペース化、構成部品点数の減少による低コスト化等が可能になる、
(b)前記(a)により、光配線盤間を接続する光ケーブルが不要になり、一層の省スペース化、低コスト化が可能になる、
(c)前記(a)および(b)により、光配線盤の光ケーブルが不要になったり、光部品収納ケース等の設置数が減少するため、組み立てが容易になるとともに、低コスト化が可能である、
(d)伝送装置側、光ケーブル側の両側の光線路を監視するべく、光パルスを送り込む光線路監視装置の対応心数が少なくて済み、選択した目的の光線路に光パルスを送り込むための光線路監視装置の小型化や設置台数の削減が可能になり、これにより、光配線盤全体を小型化、低コスト化することができる
といった優れた効果を奏する。
【0035】
請求項2記載の光配線盤によれば、前記光ケーブル側の多心の光ファイバに切替可能にコネクタ接続される多心接続部と、前記光部品収納ケースの光コネクタに対して切替可能にコネクタ接続される複数本の単心光ファイバ部と、前記多心接続部を前記単心光ファイバ部へ分岐する分岐部とを備えてなる接続用コード部品によって、前記光ケーブル側の多心の光ファイバと前記光部品収納ケースの光コネクタとの間が接続され、多心が一括して切替接続可能になっているので、
(e)前記光部品収納ケースの光コネクタに対して単心光ファイバ部を切替接続するだけで、光ケーブル側光ファイバを単心単位で、伝送装置側の目的の光線路に対して簡便に切替接続できる、
(f)光ケーブル側の多心の光ファイバに対して、多心接続部を切替接続することで、光ケーブル側の光線路を複数心単位で一括して、伝送装置側光線路に対して切替接続することができる
といった優れた効果を奏する。
【0036】
請求項6記載の光部品収納ケースによれば、内部に収納した光スプリッタを介して、基幹光ファイバを、多心の分岐光ファイバに対して分岐接続するように構成され、しかも、前記分岐光ファイバが切替可能に接続される多心の光コネクタと前記光スプリッタとの間を接続する複数の光伝送路のそれぞれから前記光カプラを介して分岐された監視用光伝送路に、光パルスを利用して光線路を監視する光線路監視装置の心線選択装置が接続可能になっているので、基幹光ファイバと、多心の分岐光ファイバとの間に介在配置するだけで、両光ファイバ間を切替可能に簡便に分岐接続することができ、しかも、光線路試験装置の光パルスによる、両光ファイバに係る光線路の監視も効率良く行うことができるといった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態の光配線盤を示す正面図である。
【図2】図1の光配線盤の背面図である。
【図3】本発明の1実施形態の光部品収納ケースを示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図4】光配線盤近傍および光部品収納ケース内部の光配線図である。
【図5】監視用光導波路を構成する光ファイバを成端する光コネクタを示す斜視図である。
【図6】従来例の光配線盤構造を示す正面図である。
【図7】図6の光配線盤を用いた光配線システムの構成例を示す光配線図である。
【符号の説明】
20…光配線盤、21…光部品収納ケース、21a…光コネクタ(MU形光コネクタ)、21e、21f…監視用光伝送路(光ファイバテープ心線)、22…光ケーブル、22a…光ファイバ(分岐光ファイバ、光ファイバテープ心線)、23…伝送装置、24…光ケーブル(伝送装置側光ケーブル)、24a…光ファイバ(基幹光ファイバ、光ファイバテープ心線)、25…ケーブル収納部、26…ケース収納部、27…接続用コード部品、27a…多心接続部、27c…分岐部、27d…単心光ファイバ部、28…心線選択装置、29…光スプリッタ、29a…光スプリッタ(素子)、30…光ファイバ(多心光ファイバテープ心線)、31…光カプラ、31a、31b…監視用光伝送路(光ファイバ)。

Claims (6)

  1. 多心の光ケーブル(22)端末が引き込まれるケーブル収納部(25)と、内部に光スプリッタ(29、29a)および光カプラ(31)を収納してなる光部品収納ケース(21)が複数収納されるケース収納部(26)とを備え、
    前記光部品収納ケースは、光信号を送受信する伝送装置(23)側の光ファイバ(24、24a)を、前記光スプリッタを介して、前記光ケーブル側の多心の光ファイバ(22a)に対して分岐接続するように構成され、前記光ケーブル側の光ファイバが切替可能に接続される多心の光コネクタ(21a)を備え、この光コネクタと前記光スプリッタとの間を接続する複数の光伝送路(30)のそれぞれから前記光カプラを介して分岐された監視用光伝送路(31a、31b、21e、21f)に、光パルスを利用して光線路を監視する光線路監視装置の心線選択装置(28)が接続可能になっており、
    前記監視用光伝送路のうち、前記伝送装置方向への光伝送に対応する監視用光伝送路は、光スプリッタの一つの素子に接続された前記光伝送路のうち1本の光伝送路から分岐されていることを特徴とする光配線盤(20)。
  2. 前記光ケーブル側の多心の光ファイバに切替可能にコネクタ接続される多心接続部(27a)と、前記光部品収納ケースの光コネクタに対して切替可能にコネクタ接続される複数本の単心光ファイバ部(27d)と、前記多心接続部を前記単心光ファイバ部へ分岐する分岐部(27c)とを備えてなる接続用コード部品(27)によって、前記光ケーブル側の多心の光ファイバと前記光部品収納ケースの光コネクタとの間が接続され、多心が一括して切替接続可能になっていることを特徴とする請求項1記載の光配線盤。
  3. 前記光コネクタと前記光スプリッタとの間を接続する複数の光伝送路が、多心の光ファイバから構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光配線盤。
  4. 前記監視用光伝送路の前記光カプラを介して分岐された光ファイバ先端が光コネクタ(21c、21d)によってコネクタ接続可能に成端されており、かつ光部品収納ケースの側部から外側へ引き出されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の光配線盤。
  5. 前記監視用光伝送路のうち、前記伝送装置方向への光伝送に対応する監視用光伝送路は、前記光ケーブル方向への光伝送に対応する監視用光伝送路とともに、1本の光ファイバテープ心線として引き出されていることを特徴とする請求項4に記載の光配線盤。
  6. 内部に収納した光スプリッタ(29、29a)を介して、基幹光ファイバ(24a)を、多心の分岐光ファイバ(22a)に対して分岐接続するように構成され、しかも、前記分岐光ファイバが切替可能に接続される多心の光コネクタ(21a)と前記光スプリッタとの間を接続する複数の光伝送路(30)のそれぞれから、光カプラ(31)を介して分岐された監視用光伝送路(31a、31b、21e、21f)に、光パルスを利用して光線路を監視する光線路監視装置の心線選択装置(28)が接続可能になっており、
    前記監視用光伝送路のうち、前記基幹光ファイバ方向への光伝送に対応する監視用光伝送路は、光スプリッタの一つの素子に接続された前記光伝送路のうち1本の光伝送路から分岐されていることを特徴とする光部品収納ケース(21)。
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