JP2004208031A - 車載用ハンズフリー通話装置及び車内ハンズフリー通話方法 - Google Patents

車載用ハンズフリー通話装置及び車内ハンズフリー通話方法 Download PDF

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周平 滝本
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Abstract

【課題】運転中の電話による直接通話を可及的に避け得、かつ、音声メッセージにより運転にほとんど支障をきたすことなく、安全に用件のやりとりする。
【解決手段】携帯電話11を通じて着信があったか否かを当該携帯電話11から与えられた信号に基づいて判断し、携帯電話での着信があったと判断した場合に、保存手段23内に予め格納された固定応答メッセージを通話相手に送信し、固定応答メッセージに応じて着信相手から与えられた着信メッセージを保存手段19内に録音し、入力手段31の操作に応じて、記憶手段19内に録音された着信メッセージを、自動車内に設置されたスピーカ27で再生する。着信メッセージの再生は、自動車の駐停車時に自動的に実行してもよい。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車載用ハンズフリー通話装置及び車内ハンズフリー通話方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在の道路交通法では、携帯電話用装置、自動車電話用装置その他の無線通話装置(その全部又は一部を手で保持しなければ送信及び受信のいずれをも行うことができないものに限る。)を通話(傷病者の救護又は公共の安全の維持のため当該自動車等の走行中に緊急やむを得ずに行うものを除く。)のために車輌運転中に使用することが禁止されている。
【0003】
このため、例えば特開平11−27723号公報の如く、自動車の運転中に手で受話器を持つことなく通話できる車載用ハンズフリー通話装置が従来より利用されている。
【0004】
この車載用ハンズフリー通話装置は、図9の如く、通話時に運転手が片手で通話する必要性をなくすことで、運転者のより一層の走行安全性を図るためのものであり、ハンズフリー機能を有する携帯電話1と、この携帯電話1を自動車内の定位置で保持するとともにコネクタ2を通じて着脱自在に接続するクレードル3と、クレードル3に接続された携帯電話1に送話信号を入力するマイクロフォン装置4と、クレードル3に接続された携帯電話1からの受話信号を出力するスピーカ装置5と、着信時に車載用ハンズフリー通話装置での通話を開始しようとする際に押動する着信用スイッチ6と、通話発信時に発信先を指定する際に押動する発信先指定用スイッチ7とを備えており、これらの相互の通信をハンズフリー制御回路8で司るようにしていた。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−27723号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来、自動車の運転中に運転者本人の携帯電話に着信があった場合、自動的に通話を開始してしまうものが多い。この場合、運転に専念したい場合にも相手との通話が開始されてしまい、通話相手を無視することを余儀なくされることがあった。
【0007】
逆に、自動的な着信をオフに設定しておくと、オフにしたまま放置した場合には、実質的にハンズフリーでの着信ができない事態を招いてしまう。
【0008】
そこで、この発明の課題は、運転中の電話による直接通話を可及的に避け得、かつ、音声メッセージにより運転にほとんど支障をきたすことなく、安全に用件のやりとりができる車載用ハンズフリー通話装置及び車内ハンズフリー通話方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、携帯電話との間で通信を実現する通信手段と、運転者の操作を受け付ける入力手段と、着信相手が発声する着信メッセージを録音するための着信メッセージ保存手段と、予め定められた案内音声の固定応答メッセージを格納する固定応答メッセージ保存手段と、音声の送受信を管理する音声制御手段と、前記音声制御手段に音声を入力する音声入力手段と、前記音声制御手段から音声を出力する音声出力手段と、前記通信手段及び前記音声制御手段の動作を制御するための中央制御手段とを有する車載用ハンズフリー通話装置において、前記中央制御手段が、前記携帯電話を通じて着信があったか否かを前記通信手段からの信号に基づいて判断し、前記携帯電話での着信があったと判断したときに、前記固定応答メッセージ保存手段内に予め格納された所定の前記固定応答メッセージを通話相手に送信する機能と、前記着信相手からの前記着信メッセージを前記着信メッセージ保存手段内に録音する機能と、前記入力手段の操作に応じて、前記着信メッセージ保存手段内に録音された前記着信メッセージを、前記音声出力手段を通じて前記着信メッセージを再生するよう、前記音声制御手段に対して指示する機能とを備えるものである。
【0010】
請求項2及び請求項3に記載の発明は、前記中央制御手段が、自動車から与えられた車速信号に基づいて当該自動車が停止したか否かを判断し、自動車が停止したと判断したときに、前記音声制御手段に対して、前記着信メッセージ保存手段内に録音された前記着信メッセージを前記音声出力手段で再生するよう指示する機能をさらに備えるものである。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の車載用ハンズフリー通話装置であって、前記着信相手の電話番号を保存するための着信相手番号保存手段と、前記着信相手に送信するために前記音声入力手段で入力されて前記音声制御手段を通じて与えられた返信メッセージを前記中央制御手段での制御に基づいて格納する返信メッセージ保存手段とをさらに有し、前記中央制御手段が、前記返信メッセージ保存手段内の前記返信メッセージを、前記着信相手番号保存手段内の前記着信相手の電話番号に対して、前記入力手段での操作に応じて返信するよう、前記音声制御手段及び前記通信手段に指示する機能をさらに備えるものである。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の車載用ハンズフリー通話装置であって、前記中央制御手段が、前記着信相手から前記携帯電話を通じて直接通話を希望する旨の所定の信号を受信した場合に、その旨を所定の報知手段を用いて報知する機能をさらに備えるものである。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の車載用ハンズフリー通話装置であって、前記中央制御手段が、直接通話を希望する旨の前記所定の信号を受信した場合に、前記入力手段での所定の操作に応じて、前記固定応答メッセージ保存手段内に予め格納されて直接通話を拒否する旨を示す所定の固定応答メッセージを前記着信相手に返信するよう、前記音声制御手段及び前記通信手段に指示する機能と、直接通話を希望する旨の前記所定の信号を受信した場合に、前記入力手段での他の所定の操作に応じて、前記携帯電話を通じ且つ前記音声入力手段及び前記音声出力手段を用いてハンズフリー通話を行うよう前記音声制御手段及び前記通信手段に指示する機能とをさらに備えるものである。
【0014】
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の車載用ハンズフリー通話装置であって、前記通信手段が、前記携帯電話との間で近距離無線通信を行うものである。
【0015】
請求項8に記載の発明は、携帯電話を通じて着信があったか否かを当該携帯電話から与えられた信号に基づいて判断する第1の工程と、前記第1の工程において、前記携帯電話での着信があったと判断した場合に、所定の記憶手段内に予め格納された所定の固定応答メッセージを通話相手に送信する第2の工程と、前記固定応答メッセージに応じて前記着信相手から与えられた着信メッセージを所定の記憶手段内に録音する第3の工程と、所定の入力手段の操作に応じて、前記記憶手段内に録音された前記着信メッセージを、自動車内に設置された所定の音声出力手段を通じて再生する第4の工程とを備えるものである。
【0016】
請求項9に記載の発明は、携帯電話を通じて着信があったか否かを当該携帯電話から与えられた信号に基づいて判断する第1の工程と、前記第1の工程において、前記携帯電話での着信があったと判断した場合に、所定の記憶手段内に予め格納された所定の固定応答メッセージを通話相手に送信する第2の工程と、前記固定応答メッセージに応じて前記着信相手から与えられた着信メッセージを所定の記憶手段内に録音する第3の工程と、自動車から与えられた車速信号に基づいて当該自動車が停止したか否かを判断し、自動車が停止したと判断した場合に、自動車内に設置された所定の音声出力手段を通じて前記着信メッセージを再生する第4の工程とを備えるものである。
【0017】
請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の車内ハンズフリー通話方法であって、前記第3の工程の後に、自動車から与えられた車速信号に基づいて当該自動車が停止したか否かを判断し、自動車が停止したと判断した場合に、自動車内に設置された所定の音声出力手段を通じて前記着信メッセージを再生する工程をさらに備えるものである。
【0018】
請求項11に記載の発明は、請求項8ないし請求項9のいずれかに記載の車内ハンズフリー通話方法であって、前記第1ないし第3の工程のいずれかにおいて、所定の記憶手段内に前記着信相手の電話番号を保存し、前記第4の工程の後に、前記着信相手に送信するために自動車内に設置された所定の音声入力手段で入力された返信メッセージを所定の記憶手段内に格納する第5の工程と、前記返信メッセージを、前記記憶手段内に保存された前記着信相手の電話番号に対して、所定の入力手段での操作に応じて返信する第6の工程とを更に備えるものである。
【0019】
請求項12に記載の発明は、請求項8ないし請求項11のいずれかに記載の車内ハンズフリー通話方法であって、前記着信相手から前記携帯電話を通じて直接通話を希望する旨の所定の信号を受信したか否かを判断し、直接通話を希望する旨の前記所定の信号を受信したと判断した場合に、その旨を所定の報知手段を用いて報知する工程をさらに備えるものである。
【0020】
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の車内ハンズフリー通話方法であって、直接通話を希望する旨の前記所定の信号を受信した場合に、所定の入力手段での所定の操作に応じて、前記記憶手段内に予め格納されて直接通話を拒否する旨を示す所定の固定応答メッセージを前記着信相手に返信する一方、前記入力手段での他の所定の操作に応じて、前記携帯電話を通じてハンズフリー通話を行う工程をさらに備えるものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
{第1の実施の形態}
図1はこの発明の第1の実施の形態に係る車載用ハンズフリー通話装置を示すブロック図である。この車載用ハンズフリー通話装置は、携帯電話との間で有線または無線通信可能とされるもので、運転中に着信があった場合に、この車載用ハンズフリー通話装置が応答メッセージを着信相手に送信し、着信相手は音声メッセージを運転者に残す機能を有しており、また、残された音声メッセージを所定の操作で再生した後、運転に支障のない程度の簡単な操作で、着信相手に対して音声メッセージを送信する機能を有することにより、運転中の注意力低下を未然に防止するようにしたものである。
【0022】
具体的に、この車載用ハンズフリー通話装置は、図1の如く、携帯電話11と有線接続され、この携帯電話11を制御するためのデータ及び音声信号を送受信するようになっている。この車載用ハンズフリー通話装置は、システム状態の管理を行う中央制御手段13と、携帯電話11との通信処理を行う通信手段15と、音声メッセージの保存や再生を行う音声制御手段17と、着信相手が残す音声メッセージ(着信メッセージ)を保存する着信メッセージ保存手段19と、運転者が着信相手に返信するための音声メッセージ(返信メッセージ)を保存する返信メッセージ保存手段21と、着信時の自動応答のための固定応答メッセージを保存する固定応答メッセージ保存手段23と、着信相手の電話番号を保存する着信相手番号保存手段25を備える。
【0023】
通信手段15は、着信通知、着信許可通知、固定応答メッセージ、着信相手の音声メッセージ(着信メッセージ)(音声信号)、着信相手の電話番号、発信要求、案内メッセージ(音声信号)、返信メッセージ(音声信号)及びDTMF(Dual Tone Multiple Frequency)信号といった携帯電話11との間の全ての通信信号についてプロトコル調整を行って通信制御を行う。
【0024】
音声制御手段17は、一般的なコーデック装置が使用され、着信メッセージ保存手段19、返信メッセージ保存手段21及び固定応答メッセージ保存手段23との間で音声信号を符号化及び復号化して読み出し及び保存を行うとともに、これらの音声信号を通信手段15を介して携帯電話11に送受信し、さらに、スピーカ27及びマイク29への音声信号の入出力を行う。
【0025】
着信メッセージ保存手段19は、例えば磁気記録装置(ハードディスクドライブを含む)またはフラッシュROM等の書込み可能な記憶装置等(記憶手段)が使用され、着信相手が発声して音声制御手段17で符合化された音声データが記録される。
【0026】
返信メッセージ保存手段21は、着信相手に返信するための音声メッセージ(返信メッセージ)を一時的に保存しておくものであり、例えば磁気記録装置(ハードディスクドライブを含む)またはフラッシュROM等の書込み可能な記憶装置等(記憶手段)が使用される。
【0027】
固定応答メッセージ保存手段23は、着信相手に自動的に送信される応答メッセージを予め録音しておくものであり、例えば磁気記録装置(ハードディスクドライブを含む)またはフラッシュROM等の書込み可能な記憶装置等が使用される。
【0028】
着信相手番号保存手段25は、着信時に携帯電話11から与えられた着信相手の電話番号が保存されるものであり、例えば磁気記録装置(ハードディスクドライブを含む)またはフラッシュROM等の書込み可能な記憶装置等(記憶手段)が使用される。
【0029】
中央制御手段13は、ROM、RAM及びCPUを備えた回路が使用され、ROM内に予め格納されたソフトウェアプログラムによって動作する機能要素である。この中央制御手段13は、通信手段15、音声制御手段17及び着信相手番号保存手段25に接続されるとともに、外部のスイッチ類等の入力手段31及び液晶表示パネル等の所定の表示手段33に接続されている。この中央制御手段13の処理機能は、以下の動作で説明する通りであるため、その説明を省略する。
【0030】
尚、車載用ハンズフリー通話装置と携帯電話11との接続方式としては、車載用ハンズフリー通話装置側に、携帯電話11との接続コネクタ、あるいは、接続コネクタ付きの置き台を搭載し、運転者自らが乗車時に携帯電話11を設置する方式を採用する。このようにすることで、従来の単なるハンズフリー電話機能と異なり、運転者からみれば携帯電話11を置き台に載置するだけで、自動車が自分の携帯電話11への着信とその返答を代行してくれるような付加価値が感じられるものである。
【0031】
上記した車載用ハンズフリー通話装置の動作を説明する。
【0032】
まず携帯電話11に着信があったときには(図2中のステップS01)、携帯電話11から通信手段15を経由して中央制御手段13に着信が通知される。この際、中央制御手段13は、着信許可通知を通信手段15を経由して携帯電話11に送信し(ステップS02)、通話可能な状態にする(ステップS03)。
【0033】
次に、中央制御手段13は、着信相手に対して運転中である旨の応答メッセージを送信することを、音声制御手段17に要求する。この際、音声制御手段17は、固定応答メッセージ保存手段23に予め格納された固定応答メッセージを通信手段15を経由して携帯電話11に送信する(ステップS04)。着信相手は、固定応答メッセージを聞くことで、運転者が運転中のため電話に出られないこと、また、運転者に対する音声メッセージ(着信メッセージ)を残せることが分かる。
【0034】
着信相手が着信メッセージを送ってきた場合(ステップS05)、その受信された着信相手の音声メッセージ(着信メッセージ)は、音声信号として携帯電話11から通信手段15を経由して音声制御手段17に送られ、着信メッセージ保存手段19に保存されたあと(ステップS06)、電話回線は中央制御手段13により、あるいは、着信相手によって切断される(ステップS07)。
【0035】
ここで、着信相手の電話番号は、着信時に携帯電話11から通信手段15を経由して中央制御手段13に送信される。この電話番号は、中央制御手段13によって着信相手番号保存手段25に保存される(ステップS08)。
【0036】
その後、着信があり着信メッセージが保存されたことが表示手段33に表示され、その旨が運転者に報知される(ステップS09)。
【0037】
運転者は、その用件の再生を、停車時等の任意のタイミングで入力手段31を用いて要求することで、中央制御手段13は音声制御手段17に対して、保存されている着信メッセージをスピーカ27から再生するように要求し、音声制御手段17は、着信メッセージ保存手段19に保存されている着信メッセージをスピーカ27から再生する(図3中のステップS11)。
【0038】
さらに、着信相手が残したメッセージに対して運転者が返答したい場合は(ステップS12)、運転者は着信相手に対する返信メッセージを録音し(ステップS13)、自動的に車載用ハンズフリー通話装置が相手に電話をかけ、運転者が録音したメッセージを送信する(ステップS14)。
【0039】
具体的には、まず運転者が入力手段31を介して中央制御手段13に返信メッセージを録音することを要求し、マイク29を通して運転者が返信メッセージを発話する。この返信メッセージは、中央制御手段13の制御に従って、音声制御手段17が返信メッセージ保存手段21に一時保存(録音)する(ステップS13)。
【0040】
録音終了後は、中央制御手段13が、着信相手番号保存手段25から電話番号を取り出し、通信手段15を経由して携帯電話11に発信要求を送信する。
【0041】
着信相手が受話し、電話回線が接続されると、まず、音声制御手段17が、これから運転者からのメッセージを送信する旨の案内メッセージ(固定応答メッセージ)を、固定応答メッセージ保存手段23から取得して音声信号に復号し、通信手段15を経由して携帯電話11に送信する。携帯電話11から着信相手に案内メッセージが送信されると、着信相手は、固定応答メッセージを聞くことができる。これに続き、音声制御手段17が、予め運転者が録音した返信メッセージを返信メッセージ保存手段21から取得して音声信号に復号化し、通信手段15を経由して携帯電話11に送信する。しかる後、携帯電話11から着信相手に返信メッセージが送信され、着信相手は、運転者が話した返信メッセージを聞くことができる(ステップS14)。
【0042】
このようにすることで、運転者は、着信相手と会話をせず、手の空いた任意の時間帯に用件を録音するだけであるため、走行中でも比較的安全に発信者とコミュニケーションをとることが可能である。
【0043】
また、一連の動作において、着信相手にとっては、相手が運転中であることがわかること、用件を着信メッセージとして残すことができること、相手からの返答メッセージが通常の電話と同じようにかかってくること、等、電話をする動機となった用件について、通常時と遜色なく運転者とコミュニケーションできる。
【0044】
さらに、携帯電話11に特別な機能を持たせることなく、ボイスメールのような感覚で使えることも、運転者及び着信相手にとっては新鮮な感覚を味わうことができる。
【0045】
ところで、着信相手が携帯電話11に対して電話をかける場合、緊急性が高いことがよくある。その場合、直接運転中の相手と話できないこと(即ち、ステップS04〜S07の処理)は、着信相手にとっては不便である。このことを考慮し、この車載用ハンズフリー通話装置は、ステップS04において着信相手に対する応答メッセージ中に、運転中であることを伝えるほかに、「急用の場合は“1”を押してください」といったような内容を追加し、緊急時等において着信相手が直接会話することを要求できるようになっている。
【0046】
具体的には、着信相手が電話の所定のプッシュトーンを押下した場合、DTMF(Dual Tone Multiple Frequency)信号が通信手段15を経由して中央制御手段13に送信される。中央制御手段13は、上述したステップS05において着信メッセージを受信しなかった場合に、直接会話を希望する旨の信号が受信されたか否かを判断し(図4中のステップS21)、肯定的な判断がなされたて場合には、運転者に着信相手がメッセージを残すのではなく、直接会話することを望んでいる旨を表示手段33を使って報知するか、あるいは、音声制御手段17から、固定応答メッセージ保存手段23に予め保存されている案内をスピーカ27から出力することにより、運転者に報知する(ステップS22)。
【0047】
着信相手が、直接会話することを要求してきた場合であっても、運転者には通話に応じるか、拒否するかを選択(ステップS23)する余地を残し、運転の安全確保を重視する。具体的には、運転者が入力手段31を使って、通話するか拒否するかの選択をすることが可能となっている。
【0048】
ここで、運転者が入力手段31を使って通話を拒否する場合はステップS04に戻り、着信相手に対して、「現在運転中のため通話できません」というような通話拒否メッセージを固定応答メッセージ保存手段23内に予め保有しておき、この通話拒否メッセージを呼び出して着信相手に聞かせる、という処理を実行すればよい。
【0049】
一方、運転者が入力手段31を使って通話を容認する場合は、ステップS24に進んで通話を行う。
【0050】
以上のように、この車載用ハンズフリー通話装置によると、運転中は、常に自動的にかけてきた相手のメッセージを残すように動作するため、運転中の突然の着信に慌てることがなく非常に安全である。また、着信メッセージが残されている場合は、いつでも簡単な操作でそれを再生することができる。さらに、着信メッセージを録音する機能は、車載用ハンズフリー通話装置に内蔵されているため、携帯電話11に留守番電話機能が搭載されていない場合や、電話網が提供する留守番電話サービスに登録していない場合でも使うことができる。
【0051】
また、簡単な操作で、着信メッセージを残した着信相手に対して、返信メッセージまたは固定応答メッセージを送ることができる。運転者にとっては、伝えたい用件を話すだけであり、相手と会話するわけではないため、運転中でも安全性を損なわない。また、着信相手に対しては、自分が残した着信メッセージを運転者が開いたことが確認でき、また、残したメッセージに対する返事を聞くことができる。
【0052】
さらに、着信相手が、運転者との通話を行う緊急度が高い場合は、着信メッセージを残すのではなく、運転者と直接通話することを要求できる。この場合、運転者が状況に応じ、要求に応じるか、拒否するかを選択することができるので便利である。
【0053】
さらにまた、従来においては、留守番電話機能やドライブモードをもつ携帯電話端末や、電話網が提供する留守番電話サービスが実現されているが、この実施の形態によると、それらの機能を有さない携帯電話や、留守番電話サービスに未登録の場合においても、同等の機能を実現することができる。
【0054】
また、通常の使用から、運転モードに切り替える手間も不要である。
【0055】
{第2の実施の形態}
図5はこの発明の第2の実施の形態に係る車載用ハンズフリー通話装置を示すブロック図である。なお、図5では第1の実施の形態と同様の機能を有する要素については同一符号を付している。
【0056】
この実施の形態の車載用ハンズフリー通話装置は、図5の如く、中央制御手段13が車速信号35を受信するようにし、この車速信号35に基づいて自動車が停車したことがわかったときに、自動的に着信メッセージを再生するようになっている。
【0057】
自動車の車速信号35は、トランスミッション等に配置された既存の電気式の車速センサから収集される。
【0058】
中央制御手段13においては、図6のステップS31の如く、与えられた車速信号35に基づいて自動車の車速がゼロ値であるか否かを判断し、車速がゼロ値であった場合には、中央制御手段13が自動的に音声制御手段17に対して、保存されている着信メッセージをスピーカ27から再生するように要求し、音声制御手段17は、着信メッセージ保存手段19に保存されている着信メッセージをスピーカ27から再生する(ステップS32)。
【0059】
さらに、着信相手が残したメッセージに対して運転者が返答したい場合は(ステップS33)、運転者は着信相手に対する返信メッセージを録音し(ステップS34)、自動的に車載用ハンズフリー通話装置が相手に電話をかけ、運転者が録音したメッセージを送信する(ステップS35)。
【0060】
このように、与えられた車速信号35に基づいて、自動車の車速がゼロ値である場合に、自動的に着信メッセージを再生するので、運転中の突然の着信に対しても安全性を損ねることなく対応し、且つ効率よく着信メッセージを確認することができる。
【0061】
その他の構成及び動作は、第1の実施の形態と同様である。
【0062】
{第3の実施の形態}
図7はこの発明の第3の実施の形態に係る車載用ハンズフリー通話装置を示すブロック図である。なお、図7では第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様の機能を有する要素については同一符号を付している。
【0063】
第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、携帯電話11を置き台に載置するだけで車載用ハンズフリー通話装置と携帯電話11を接続できるようにしていたが、それでもこの手間は煩わしく感じることがあり得る。また、乗車時に携帯電話11を接続するのを忘れた場合には、運転中でも通常の携帯電話11の使い方を強いられることになる。
【0064】
そこで、図7の如く、車載用ハンズフリー通話装置と携帯電話11aとの接続に、無線通信を使用する。かかる無線方式としては、接続相手となる装置を認証する仕組みをもち、音声及び制御データの通信が可能な近距離無線通信方式が使用され、例えばブルートゥースを採用することが望ましい。
【0065】
この車載用ハンズフリー通話装置の動作は第1の実施の形態と同様であるが、携帯電話11aとの間の通信を無線で実行する点のみが異なる。
【0066】
これにより、携帯電話11aと車載用ハンズフリー通話装置とを、乗車時に接続したり、降車時に取り外したりする手間が不要になる。
【0067】
また、自動車側で接続用のコネクタを準備する必要がなくなり、車室内の意匠性を損なわない。
【0068】
さらに、乗車時に接続し忘れることにより、運転中に通常時と同じように携帯電話11aの使用が要請される不便性を回避することができる。
【0069】
{第4の実施の形態}
図8はこの発明の第4の実施の形態に係る車載用ハンズフリー通話装置を示す図である。なお、図8では第1の実施の形態〜第3の実施の形態と同様の機能を有する要素については同一符号を付している。
【0070】
この実施の形態の車載用ハンズフリー通話装置は、第2の実施の形態と同様に、中央制御手段13が車速信号35を受信するようにし、この車速信号35に基づいて自動車が停車したことが検知されたときに、自動的に着信メッセージを再生するようになっている。
【0071】
ただし、車載用ハンズフリー通話装置と携帯電話11aとの接続については、第3の実施の形態と同様に、無線通信を使用する。
【0072】
この車載用ハンズフリー通話装置の動作は第2の実施の形態と同様であるが、携帯電話11aとの間の通信を無線で実行する点のみが異なる。
【0073】
かかる構成による効果は、第1の実施の形態〜第3の実施の形態の各効果が重畳したものとなる。
【0074】
【発明の効果】
請求項1及び請求項8に記載の発明によれば、携帯電話を通じて着信があったか否かを当該携帯電話から与えられた信号に基づいて判断し、携帯電話での着信があったと判断した場合に、所定の記憶手段内に予め格納された所定の固定応答メッセージを通話相手に送信し、固定応答メッセージに応じて着信相手から与えられた着信メッセージを所定の記憶手段内に録音し、所定の入力手段の操作に応じて、記憶手段内に録音された着信メッセージを、自動車内に設置された所定の音声出力手段を通じて再生するようにしているので、運転中は、常に自動的にかけてきた相手のメッセージを残すように動作し、運転中の突然の着信に慌てることがなく運転者のより一層の走行安全性を図ることができる。
【0075】
また、着信メッセージが残されている場合は、いつでも簡単な操作でそれを再生することができる。
【0076】
さらに、着信メッセージを録音する機能が内蔵されているため、留守番電話機能やドライブモードの機能を有さない携帯電話や、留守番電話サービスに未登録の場合においても、同等の機能を実現することができる。
【0077】
請求項2、請求項3、請求項9及び請求項10に記載の発明によれば、自動車から与えられた車速信号に基づいて当該自動車が停止したか否かを判断し、自動車が停止したと判断した場合に、自動車内に設置された所定の音声出力手段を通じて着信メッセージを再生するようにしているので、運転中の突然の着信に対しても十分な安全性を確保して対応し、且つ効率よく着信メッセージを確認することができる。
【0078】
請求項4及び請求項11に記載の発明によれば、記憶手段内に着信相手の電話番号を保存しておき、音声入力手段を用いて返信メッセージを記憶手段内に格納した後、その返信メッセージを、着信相手の電話番号に対して、所定の入力手段での操作に応じて返信するようにしているので、簡単な操作で、着信メッセージを残した着信相手に対して、返信メッセージを送ることができる。特に、運転者にとっては伝えたい用件を話すだけであり、相手と会話するわけではないため、運転中でも十分な安全性を確保できる。また、着信相手に対しては、自分が残した着信メッセージを運転者が聞いたことが確認でき、また、残したメッセージに対する返事を聞くことができる。
【0079】
請求項5及び請求項12に記載の発明によれば、着信相手から携帯電話を通じて直接通話を希望する旨の所定の信号を受信したか否かを判断し、直接通話を希望する旨の所定の信号を受信したと判断した場合に、その旨を所定の報知手段を用いて報知するようにしているので、着信相手が緊急の通話を必要としている場合等、その旨を運転者等に報知することができる。
【0080】
請求項6及び請求項13に記載の発明によれば、直接通話を希望する旨の所定の信号を受信した場合に、所定の入力手段での所定の操作に応じて、記憶手段内に予め格納されて直接通話を拒否する旨を示す所定の固定応答メッセージを着信相手に返信する一方、入力手段での他の所定の操作に応じて、携帯電話を通じてハンズフリー通話を行うようにしているので、着信相手が緊急の通話を必要としている場合等において、その旨が運転者等に報知された際に、運転者等が状況に応じて通話を開始するか音声メッセージを残させるかを選択できる余地を残すことができる。
【0081】
請求項7に記載の発明によれば、通信手段が、携帯電話との間で近距離無線通信を行うようにしているので、携帯電話と車載用ハンズフリー通話装置とを、乗車時に接続したり、降車時に取り外したりする手間が不要になる。
【0082】
また、自動車側で接続用のコネクタを準備する必要がなくなり、車室内の意匠性を損なわない。
【0083】
さらに、乗車時に接続し忘れることにより、運転中に通常時と同じように携帯電話を使用しなければいけなくなる不便性を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る車載用ハンズフリー通話装置を示すブロック図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態に係る車載用ハンズフリー通話装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】この発明の第1の実施の形態に係る車載用ハンズフリー通話装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】この発明の第1の実施の形態に係る車載用ハンズフリー通話装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】この発明の第2の実施の形態に係る車載用ハンズフリー通話装置を示すブロック図である。
【図6】この発明の第2の実施の形態に係る車載用ハンズフリー通話装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】この発明の第3の実施の形態に係る車載用ハンズフリー通話装置を示すブロック図である。
【図8】この発明の第4の実施の形態に係る車載用ハンズフリー通話装置を示すブロック図である。
【図9】従来の車載用ハンズフリー通話装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
11,11a 携帯電話
13 中央制御手段
15,15a 通信手段
17 音声制御手段
19 着信メッセージ保存手段
21 返信メッセージ保存手段
23 固定応答メッセージ保存手段
25 着信相手番号保存手段
27 スピーカ
29 マイク
31 入力手段
33 表示手段
35 車速信号

Claims (13)

  1. 携帯電話との間で通信を実現する通信手段と、
    運転者の操作を受け付ける入力手段と、
    着信相手が発声する着信メッセージを録音するための着信メッセージ保存手段と、
    予め定められた案内音声の固定応答メッセージを格納する固定応答メッセージ保存手段と、
    音声の送受信を管理する音声制御手段と、
    前記音声制御手段に音声を入力する音声入力手段と、
    前記音声制御手段から音声を出力する音声出力手段と、
    前記通信手段及び前記音声制御手段の動作を制御するための中央制御手段と
    を有する車載用ハンズフリー通話装置において、
    前記中央制御手段が、
    前記携帯電話を通じて着信があったか否かを前記通信手段からの信号に基づいて判断し、前記携帯電話での着信があったと判断したときに、前記固定応答メッセージ保存手段内に予め格納された所定の前記固定応答メッセージを通話相手に送信する機能と、
    前記着信相手からの前記着信メッセージを前記着信メッセージ保存手段内に録音する機能と、
    前記入力手段の操作に応じて、前記着信メッセージ保存手段内に録音された前記着信メッセージを、前記音声出力手段を通じて前記着信メッセージを再生するよう、前記音声制御手段に対して指示する機能と
    を備える車載用ハンズフリー通話装置。
  2. 携帯電話との間で通信を実現する通信手段と、
    運転者の操作を受け付ける入力手段と、
    着信相手が発声する着信メッセージを録音するための着信メッセージ保存手段と、
    予め定められた案内音声の固定応答メッセージを格納する固定応答メッセージ保存手段と、
    音声の送受信を管理する音声制御手段と、
    前記音声制御手段に音声を入力する音声入力手段と、
    前記音声制御手段から音声を出力する音声出力手段と、
    前記通信手段及び前記音声制御手段の動作を制御するための中央制御手段と
    を有する車載用ハンズフリー通話装置において、
    前記中央制御手段が、
    前記携帯電話を通じて着信があったか否かを前記通信手段からの信号に基づいて判断し、前記携帯電話での着信があったと判断したときに、前記固定応答メッセージ保存手段内に予め格納された所定の前記固定応答メッセージを通話相手に送信する機能と、
    前記着信相手からの前記着信メッセージを前記着信メッセージ保存手段内に録音する機能と、
    自動車から与えられた車速信号に基づいて当該自動車が停止したか否かを判断し、自動車が停止したと判断したときに、前記音声制御手段に対して、前記着信メッセージ保存手段内に録音された前記着信メッセージを前記音声出力手段を通じて再生するよう指示する機能と
    を備える車載用ハンズフリー通話装置。
  3. 請求項1に記載の車載用ハンズフリー通話装置であって、
    前記中央制御手段が、
    自動車から与えられた車速信号に基づいて当該自動車が停止したか否かを判断し、自動車が停止したと判断したときに、前記音声制御手段に対して、前記着信メッセージ保存手段内に録音された前記着信メッセージを前記音声出力手段で再生するよう指示する機能をさらに備える車載用ハンズフリー通話装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の車載用ハンズフリー通話装置であって、
    前記着信相手の電話番号を保存するための着信相手番号保存手段と、
    前記着信相手に送信するために前記音声入力手段で入力されて前記音声制御手段を通じて与えられた返信メッセージを前記中央制御手段での制御に基づいて格納する返信メッセージ保存手段と
    をさらに有し、
    前記中央制御手段が、
    前記返信メッセージ保存手段内の前記返信メッセージを、前記着信相手番号保存手段内の前記着信相手の電話番号に対して、前記入力手段での操作に応じて返信するよう、前記音声制御手段及び前記通信手段に指示する機能をさらに備える車載用ハンズフリー通話装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の車載用ハンズフリー通話装置であって、
    前記中央制御手段が、
    前記着信相手から前記携帯電話を通じて直接通話を希望する旨の所定の信号を受信した場合に、その旨を所定の報知手段を用いて報知する機能をさらに備える車載用ハンズフリー通話装置。
  6. 請求項5に記載の車載用ハンズフリー通話装置であって、
    前記中央制御手段が、
    直接通話を希望する旨の前記所定の信号を受信した場合に、前記入力手段での所定の操作に応じて、前記固定応答メッセージ保存手段内に予め格納されて直接通話を拒否する旨を示す所定の固定応答メッセージを前記着信相手に返信するよう、前記音声制御手段及び前記通信手段に指示する機能と、
    直接通話を希望する旨の前記所定の信号を受信した場合に、前記入力手段での他の所定の操作に応じて、前記携帯電話を通じ且つ前記音声入力手段及び前記音声出力手段を用いてハンズフリー通話を行うよう前記音声制御手段及び前記通信手段に指示する機能と
    をさらに備える車載用ハンズフリー通話装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の車載用ハンズフリー通話装置であって、
    前記通信手段が、前記携帯電話との間で近距離無線通信を行うことを特徴とする車載用ハンズフリー通話装置。
  8. 携帯電話を通じて着信があったか否かを当該携帯電話から与えられた信号に基づいて判断する第1の工程と、
    前記第1の工程において、前記携帯電話での着信があったと判断した場合に、所定の記憶手段内に予め格納された所定の固定応答メッセージを通話相手に送信する第2の工程と、
    前記固定応答メッセージに応じて前記着信相手から与えられた着信メッセージを所定の記憶手段内に録音する第3の工程と、
    所定の入力手段の操作に応じて、前記記憶手段内に録音された前記着信メッセージを、自動車内に設置された所定の音声出力手段を通じて再生する第4の工程と
    を備える車内ハンズフリー通話方法。
  9. 携帯電話を通じて着信があったか否かを当該携帯電話から与えられた信号に基づいて判断する第1の工程と、
    前記第1の工程において、前記携帯電話での着信があったと判断した場合に、所定の記憶手段内に予め格納された所定の固定応答メッセージを通話相手に送信する第2の工程と、
    前記固定応答メッセージに応じて前記着信相手から与えられた着信メッセージを所定の記憶手段内に録音する第3の工程と、
    自動車から与えられた車速信号に基づいて当該自動車が停止したか否かを判断し、自動車が停止したと判断した場合に、自動車内に設置された所定の音声出力手段を通じて前記着信メッセージを再生する第4の工程と
    を備える車内ハンズフリー通話方法。
  10. 請求項8に記載の車内ハンズフリー通話方法であって、
    前記第3の工程の後に、自動車から与えられた車速信号に基づいて当該自動車が停止したか否かを判断し、自動車が停止したと判断した場合に、自動車内に設置された所定の音声出力手段を通じて前記着信メッセージを再生する工程をさらに備える車内ハンズフリー通話方法。
  11. 請求項8ないし請求項9のいずれかに記載の車内ハンズフリー通話方法であって、
    前記第1ないし第3の工程のいずれかにおいて、所定の記憶手段内に前記着信相手の電話番号を保存し、
    前記第4の工程の後に、前記着信相手に送信するために自動車内に設置された所定の音声入力手段で入力された返信メッセージを所定の記憶手段内に格納する第5の工程と、
    前記返信メッセージを、前記記憶手段内に保存された前記着信相手の電話番号に対して、所定の入力手段での操作に応じて返信する第6の工程と
    を更に備える車内ハンズフリー通話方法。
  12. 請求項8ないし請求項11のいずれかに記載の車内ハンズフリー通話方法であって、
    前記着信相手から前記携帯電話を通じて直接通話を希望する旨の所定の信号を受信したか否かを判断し、直接通話を希望する旨の前記所定の信号を受信したと判断した場合に、その旨を所定の報知手段を用いて報知する工程をさらに備える車内ハンズフリー通話方法。
  13. 請求項12に記載の車内ハンズフリー通話方法であって、
    直接通話を希望する旨の前記所定の信号を受信した場合に、所定の入力手段での所定の操作に応じて、前記記憶手段内に予め格納されて直接通話を拒否する旨を示す所定の固定応答メッセージを前記着信相手に返信する一方、前記入力手段での他の所定の操作に応じて、前記携帯電話を通じてハンズフリー通話を行う工程をさらに備える車内ハンズフリー通話方法。
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