JP2004206007A - 光ファイバケーブルおよびその製造法 - Google Patents

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Satoru Shiobara
悟 塩原
Takeshi Osato
健 大里
Osamu Koyasu
修 子安
Kazunaga Kobayashi
和永 小林
Masashi Hara
昌志 原
Yukiaki Tanaka
志明 田中
Takeshi Honjo
武史 本庄
Keiji Ohashi
圭二 大橋
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Abstract

【課題】複数の光ファイバ心線相互を容易に分離させ、中間引き落とし時の接続作業性を向上させると共に光ファイバ心線の耐久性の低下をなくするようにする。
【解決手段】複数の光ファイバ心線3を介在体5の周囲に集合しその周囲に設けた緩衝層7とこの緩衝層7の近傍に平行で両脇に配置された光エレメント用抗張力体9とをケーブルシース11で被覆した長尺の光エレメント部13からなると共に前記各光エレメント用抗張力体11を結んだ方向に対して直交した方向の前記緩衝層7の両側における前記ケーブルシース11の表面にノッチ部15を形成せしめた構造の光ファイバケーブル1において、前記光ファイバ心線3が前記介在体の周囲に時計方向回りと反時計方向回りの方向に一定間隔で撚り方向を交互に反転させて撚られていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、多心の引き落とし光ファイバケーブルおよびその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】
FTTH(Fiber To The Home)網において、幹線・循幹線ケーブルの分岐点から加入者宅への引き落とし点までを接続する架空布設用の多心ケーブル、及びSOHO等への引き込み用として光ファイバケーブルが利用される。
【0003】
従来の光ケーブル101は、図4に示されているように、複数の光ファイバ心線103を備えており、この光ファイバ心線103を介在体105の周囲に集合し、その周囲に設けた緩衝層107とこの緩衝層107の近傍に平行で両脇に配置された光エレメント用抗張力体109とをケーブルシース111で被覆した長尺の光エレメント部113からなると共に前記各光エレメント用抗張力体109を結んだ方向に対して直交した方向の前記緩衝層107の両側における前記ケーブルシース111の表面にノッチ部115を形成せしめ、さらに、前記光エレメント部113に、支持線117をシース119で被覆した長尺のケーブル支持線部121が互いに平行に首部123を介して一体化された構造で構成されている。そして、前記複数の光ファイバ心線103は介在体105の周囲に一方向に撚られている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−83385号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、実装されている複数の光ファイバ心線103のうち一部の光ファイバ心線103のみを中間引き落としをする場合、従来の光ケーブル101は複数の光ファイバ心線103が介在体105の周囲に一方向に撚られているため、複数の光ファイバ心線103を分離するためには光ファイバ心線103の撚りを口出し部近傍に寄せる必要があり、作業性が悪いなどの欠点がある。また、光ファイバ心線103の撚りを口出し部近傍に寄せた部分では、光ファイバ心線103の撚りピッチが非常に小さくなるために、光ファイバ心線103の耐久性の低下が懸念される。
【0006】
この発明は上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、複数の光ファイバ心線相互を容易に分離させ、中間引き落とし時の接続作業性を向上させると共に光ファイバ心線の耐久性の低下をなくするようにした光ファイバケーブルおよびその製造法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1によるこの発明の光ファイバケーブルは、複数の光ファイバ心線を介在体の周囲に集合しその周囲に設けた緩衝層とこの緩衝層の近傍に平行で両脇に配置された光エレメント用抗張力体とをケーブルシースで被覆した長尺の光エレメント部からなると共に前記各光エレメント用抗張力体を結んだ方向に対して直交した方向の前記緩衝層の両側における前記ケーブルシースの表面にノッチ部を形成せしめた構造の光ファイバケーブルにおいて、前記光ファイバ心線が前記介在体の周囲に時計方向回りと反時計方向回りの方向に一定間隔で撚り方向を交互に反転させて撚られていることを特徴とするものである。
【0008】
したがって、前記光ファイバ心線が前記介在体の周囲に時計方向回りと反時計方向回りの方向に一定間隔で撚り方向を交互に反転させて撚られているから、中間引き落とし作業において光ファイバ心線の撚りを口出し部近傍に寄せることなく、光ファイバ心線相互を容易に分離することが可能になり、中間引き落とし接続作業が向上されると共に中間引き落とし作業において光ファイバ心線の撚りを口出し部近傍に寄せる必要がないため、従来の一方向撚りの光ファイバケーブルに比べて、口出し長が短くなる。
【0009】
また、前記光ファイバ心線が前記介在体の周囲に時計方向回りと反時計方向回りの方向に一定間隔で撚り方向を交互に反転させて撚られているので、中間引き落とし作業において光ファイバ心線の撚りを口出し部近傍に寄せる必要がなく光ファイバ心線の撚りピッチを小さくすることがないので、光ファイバ心線の耐久性低下がなくなる。
【0010】
さらに、光ファイバ心線の集合工程において、光ファイバ心線の送り出しボビンを回転させる必要がないため、製造装置の簡素化及び製造の高速化が可能となり、加工に要するコストが低減される。
【0011】
請求項2によるこの発明の光ファイバケーブルは、請求項1記載の光ファイバケーブルにおいて、前記光エレメント部に、支持線をシースで被覆した長尺のケーブル支持線部が互いに平行に一体化されていることを特徴とするものである。
【0012】
したがって、前記光エレメント部に、支持線をシースで被覆した長尺のケーブル支持線部が互いに平行に一体化されていることにより、光ファイバドロップケーブルとして利用されると共に、請求項1と同様の作用を有する。
【0013】
請求項3によるこの発明の光ファイバケーブルは、請求項1又は2記載の光ファイバケーブルにおいて、前記緩衝層が発泡性樹脂であることを特徴とするものである。
【0014】
したがって、前記緩衝層が発泡性樹脂であることから、より一層の口出し性が得られる。
【0015】
請求項4によるこの発明の光ファイバケーブルの製造方法は、複数の光ファイバ心線を介在体の周囲に時計方向回りと反時計方向回りの方向に一定間隔で撚り方向を交互に反転させて撚った後、次いで、緩衝層を被覆し、この緩衝層の近傍に平行で両脇に光エレメント用抗張力体を配置せしめ、この状態で前記緩衝層と各光エレメント用抗張力体とをケーブルシースで被覆せしめると共に前記各光エレメント用抗張力体を結んだ方向に対して直交した方向の前記緩衝層の両側における前記ケーブルシースの表面にノッチ部を形成せしめて光エレメント部を製造することを特徴とするものである。
【0016】
したがって、請求項1と同様に、前記光ファイバ心線が前記介在体の周囲に時計方向回りと反時計方向回りの方向に一定間隔で撚り方向を交互に反転させて撚られているから、中間引き落とし作業において光ファイバ心線の撚りを口出し部近傍に寄せることなく、光ファイバ心線相互を容易に分離することが可能になり、中間引き落とし接続作業が向上されると共に中間引き落とし作業において光ファイバ心線の撚りを口出し部近傍に寄せる必要がないため、従来の一方向撚りの光ファイバケーブルに比べて、口出し長が短くなる。
【0017】
また、前記光ファイバ心線が前記介在体の周囲に時計方向回りと反時計方向回りの方向に一定間隔で撚り方向を交互に反転させて撚られているので、中間引き落とし作業において光ファイバ心線の撚りを口出し部近傍に寄せる必要がなく光ファイバ心線の撚りピッチを小さくすることがないので、光ファイバ心線の耐久性低下がなくなる。
【0018】
さらに、光ファイバ心線の集合工程において、光ファイバ心線の送り出しボビンを回転させる必要がないため、製造装置の簡素化及び製造の高速化が可能となり、加工に要するコストが低減される。
【0019】
請求項5によるこの発明の光ファイバケーブルの製造方法は、複数の光ファイバ心線を介在体の周囲に時計方向回りと反時計方向回りの方向に一定間隔で撚り方向を交互に反転させて撚った後、次いで、緩衝層を被覆し、この緩衝層の近傍に平行で両脇に光エレメント用抗張力体を配置せしめ、この状態で前記緩衝層と各光エレメント用抗張力体とをケーブルシースで被覆すると共に前記各光エレメント用抗張力体を結んだ方向に対して直交した方向の前記緩衝層の両側における前記ケーブルシースの表面にノッチ部を形成せしめて長尺の光エレメント部とし、この光エレメント部に、支持線をシースで被覆した長尺のケーブル支持線部が互いに平行に一体化されて光ファイバドロップケーブルを製造することを特徴とするものである。
【0020】
したがって、前記光エレメント部に、支持線をシースで被覆した長尺のケーブル支持線部が互いに平行に一体化されていることにより、光ファイバドロップケーブルとして利用されると共に、請求項4と同様の作用を有する。
【0021】
請求項6によるこの発明の光ファイバケーブルの製造方法は、請求項4又は5記載の光ファイバケーブルの製造方法において、前記緩衝層が発泡性樹脂であることを特徴とするものである。
【0022】
したがって、前記緩衝層が発泡性樹脂であることから、より一層の口出し性が得られる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0024】
図1を参照するに、この発明の実施の形態に係る光ファイバケーブル1としては、複数例えば12心の例えば0.25mmφの光ファイバ心線3を備えており、この複数の光ファイバ心線3を例えば鋼線又は強化プラスチック(FRP)やポリアミド樹脂等や、ケブラー繊維、ガラスウール、コットン糸からなるの紐状の介在体5の周囲に集合しその周囲に設けた例えば発泡エチレンなどの発泡性樹脂からなる緩衝層7とこの緩衝層7の近傍に平行で両脇に配置された例えば0.4mmφの鋼線の導電性体又はFRP、ガラスウール、ケブラー繊維の非導電性体からなる光エレメント用抗張力体9とを例えばポリエチレン、ポリ塩化ビニル、難燃性ポリオレフィンなどの樹脂からなるケーブルシース11で被覆した長尺の光エレメント部13からなると共に前記各光エレメント用抗張力体11を結んだ方向に対して直交した方向の前記緩衝層7の両側における前記ケーブルシース11の表面にノッチ部15を形成せしめた構造からなっている。そして、前記光ファイバ心線3が前記介在体5の周囲に時計方向回りと反時計方向回りの方向に例えば200mmの一定間隔で例えば6回の撚り数で撚り方向を交互に反転させて撚られている。
【0025】
上記構成により、前記光ファイバ心線3が前記介在体5の周囲に時計方向回りと反時計方向回りの方向に一定間隔で撚り方向を交互に反転させて撚られていることにより、中間引き落とし作業において光ファイバ心線3の撚りを口出し部近傍に寄せることなく、光ファイバ心線3相互を容易に分離することが可能になり、中間引き落とし接続作業を向上せしめることができると共に中間引き落とし作業において光ファイバ心線3の撚りを口出し部近傍に寄せる必要がないため、従来の一方向撚りの光ファイバケーブルに比べて、口出し長を短くすることができる。
【0026】
また、前記光ファイバ心線3が前記介在体5の周囲に時計方向回りと反時計方向回りの方向に一定間隔で撚り方向を交互に反転させて撚られているので、中間引き落とし作業において光ファイバ心線3の撚りを口出し部近傍に寄せる必要がなく光ファイバ心線3の撚りピッチを小さくすることがないので、光ファイバ心線3の耐久性低下をなくすることができる。
【0027】
さらに、光ファイバ心線3の集合工程において、光ファイバ心線3の送り出しボビンを回転させる必要がないため、製造装置の簡素化及び製造の高速化が可能となり、加工に要するコストが低減することができる。
【0028】
図2を参照するに、この発明の実施の形態に係る別の光ファイバケーブル1は、図1に示したものと同様に、複数の光ファイバ心線3を備えており、この複数の光ファイバ心線3を例えば鋼線又は強化プラスチック(FRP)やポリアミド樹脂等の紐状の介在体5の周囲に集合しその周囲に設けた例えば発泡エチレンなどの発泡性樹脂からなる緩衝層7とこの緩衝層7の近傍に平行で両脇に配置された例えば0.4mmφの鋼線の導電性体又はFRP、ガラスウール、ケブラー繊維の非導電性体からなる光エレメント用抗張力体9とを例えばポリエチレン、ポリ塩化ビニル、難燃性ポリオレフィンなどの樹脂からなるケーブルシース11で被覆した長尺の光エレメント部13からなると共に前記各光エレメント用抗張力体11を結んだ方向に対して直交した方向の前記緩衝層7の両側における前記ケーブルシース11の表面にノッチ部15を形成せしめた構造からなっている。そして、前記光ファイバ心線3が前記介在体5の周囲に時計方向回りと反時計方向回りの方向に例えば200mmの一定間隔で例えば6の撚り数で撚り方向を交互に反転させて撚られている。
【0029】
さらに、前記光エレメント部13に、例えば1.2mmφの支持線17をシース19で被覆した長尺のケーブル支持線部21が互いに平行に首部23を介して一体化されている。
【0030】
上記構成により、前記光エレメント部13に、支持線17をシース19で被覆した長尺のケーブル支持線部21が互いに平行に首部23を介して一体化されていることにより、光ファイバドロップケーブルとして利用することができると共に、図1における効果と同様の効果を有する。
【0031】
図2に示した光ファイバケーブル1の特性を調査したところ、測定波長1.55μmにおける伝送損失が0.25dB/km以下であり、従来の光ファイバケーブルと同等の性能を有することを確認した。また、光ファイバ心線3の取り出し性において、集合された光ファイバ心線3が容易に分離てせき、中間引き落とし作業が向上することを確認した。
【0032】
つぎに、光ファイバケーブルの製造方法について説明する。
【0033】
図3には光ファイバケーブル1の製造ラインが示されている。図3においてボビン25からFRPからなる介在体5が引き出されると共にボビン27から光ファイバ心線3が引き出されて走行し交互撚り装置29に送り込まれる。そして、この交互撚り装置29では光ファイバ心線3が前記介在体5の周囲に時計方向回りと反時計方向回りの方向に例えば200mmの一定間隔で例えば6の撚り数で撚り方向を交互に反転させて撚られる。
【0034】
その後、押出し機の第1押出しヘッド31に送り込まれると共に例えば発泡エチレンP1が供給されると、この押出しヘッド31で緩衝層7が前記光ファイバ心線3の周囲に被覆される。ついで、押出し機の第2押出しヘッド33に送り込まれると共にボビン35から引き出された例えば0.4mmφの鋼線からなる光エレメント用抗張力体9が並列に送り込まれると共に例えば難燃ポリエチレンP2が供給されると、この第2押出しヘッド33ではケーブルシース11が一体被覆されて光エレメント部13が得られる。この光エレメント部13の断面寸法は例えば3.6mm/2.7mmとなる。そして、光エレメント部13には第2押出しヘッド33のニップル部においてノッチ部15が形成される。
【0035】
その結果、図1に示したような光エレメント部13としての光ファイバケーブル1を得ることができる。また、別のダイス部を使用して図3において点線で示したごとく光エレメント用抗張力体9と共にボビン37から引き出された支持線17を前記第2押出しヘッド33に供給すれば、図2に示したような光ファイバドロップケーブルとしての光ファイバケーブル1をも得ることができる。この場合には、ケーブルシース11がシース19を兼用するものである。
【0036】
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。
【0037】
【発明の効果】
以上のごとき発明の実施の形態の説明から理解されるように、請求項1の発明によれば、前記光ファイバ心線が前記介在体の周囲に時計方向回りと反時計方向回りの方向に一定間隔で撚り方向を交互に反転させて撚られているから、中間引き落とし作業において光ファイバ心線の撚りを口出し部近傍に寄せることなく、光ファイバ心線相互を容易に分離することが可能になり、中間引き落とし接続作業を向上せしめることができると共に中間引き落とし作業において光ファイバ心線の撚りを口出し部近傍に寄せる必要がないため、従来の一方向撚りの光ファイバケーブルに比べて、口出し長を短くすることができる。
【0038】
また、前記光ファイバ心線が前記介在体の周囲に時計方向回りと反時計方向回りの方向に一定間隔で撚り方向を交互に反転させて撚られているので、中間引き落とし作業において光ファイバ心線の撚りを口出し部近傍に寄せる必要がなく光ファイバ心線の撚りピッチを小さくすることがないので、光ファイバ心線の耐久性低下をなくすることができる。
【0039】
さらに、光ファイバ心線の集合工程において、光ファイバ心線の送り出しボビンを回転させる必要がないため、製造装置の簡素化及び製造の高速化が可能となり、加工に要するコストが低減することができる。
【0040】
請求項2の発明によれば、前記光エレメント部に、支持線をシースで被覆した長尺のケーブル支持線部が互いに平行に一体化されていることにより、光ファイバドロップケーブルとして利用されると共に、請求項1と同様の効果を有する。
【0041】
請求項3の発明によれば、前記緩衝層が発泡性樹脂であることから、より一層の口出し性を得ることができる。
【0042】
請求項4の発明によれば、請求項1と同様に、前記光ファイバ心線が前記介在体の周囲に時計方向回りと反時計方向回りの方向に一定間隔で撚り方向を交互に反転させて撚られているから、中間引き落とし作業において光ファイバ心線の撚りを口出し部近傍に寄せることなく、光ファイバ心線相互を容易に分離することが可能になり、中間引き落とし接続作業を向上せしめることができると共に中間引き落とし作業において光ファイバ心線の撚りを口出し部近傍に寄せる必要がないため、従来の一方向撚りの光ファイバケーブルに比べて、口出し長を短くすることができる。
【0043】
また、前記光ファイバ心線が前記介在体の周囲に時計方向回りと反時計方向回りの方向に一定間隔で撚り方向を交互に反転させて撚られているので、中間引き落とし作業において光ファイバ心線の撚りを口出し部近傍に寄せる必要がなく光ファイバ心線の撚りピッチを小さくすることがないので、光ファイバ心線の耐久性低下をなくすることができる。
【0044】
さらに、光ファイバ心線の集合工程において、光ファイバ心線の送り出しボビンを回転させる必要がないため、製造装置の簡素化及び製造の高速化が可能となり、加工に要するコストが低減することができる。
【0045】
請求項5の発明によれば、前記光エレメント部に、支持線をシースで被覆した長尺のケーブル支持線部が互いに平行に一体化されていることにより、光ファイバドロップケーブルとして利用されると共に、請求項4と同様の効果を有する。
【0046】
請求項6の発明によれば、前記緩衝層が発泡性樹脂であることから、より一層の口出し性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の光ファイバケーブルの断面図である。
【図2】この発明の実施の形態の別の光ファイバケーブルの断面図である。
【図3】光ファイバケーブルを製造する製造ラインを示した図である。
【図4】従来の光ファイバケーブルの断面図である。
【符号の説明】
1 光ファイバケーブル
3 光ファイバ心線
5 介在体
7 緩衝層
9 エレメント用抗張力体
11 ケーブルシース
13 光エレメント部
15 ノッチ部
17 支持線
19 シース
21 ケーブル支持線部
23 首部
25、27、35 ボビン
29 交互撚り装置
31 第1押出しヘッド
33 第2押出しヘッド

Claims (6)

  1. 複数の光ファイバ心線を介在体の周囲に集合しその周囲に設けた緩衝層とこの緩衝層の近傍に平行で両脇に配置された光エレメント用抗張力体とをケーブルシースで被覆した長尺の光エレメント部からなると共に前記各光エレメント用抗張力体を結んだ方向に対して直交した方向の前記緩衝層の両側における前記ケーブルシースの表面にノッチ部を形成せしめた構造の光ファイバケーブルにおいて、前記光ファイバ心線が前記介在体の周囲に時計方向回りと反時計方向回りの方向に一定間隔で撚り方向を交互に反転させて撚られていることを特徴とする光ファイバケーブル。
  2. 前記光エレメント部に、支持線をシースで被覆した長尺のケーブル支持線部が互いに平行に一体化されていることを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。
  3. 前記緩衝層が発泡性樹脂であることを特徴とする請求項1又は2記載の光ファイバケーブル。
  4. 複数の光ファイバ心線を介在体の周囲に時計方向回りと反時計方向回りの方向に一定間隔で撚り方向を交互に反転させて撚った後、次いで、緩衝層を被覆し、この緩衝層の近傍に平行で両脇に光エレメント用抗張力体を配置せしめ、この状態で前記緩衝層と各光エレメント用抗張力体とをケーブルシースで被覆せしめると共に前記各光エレメント用抗張力体を結んだ方向に対して直交した方向の前記緩衝層の両側における前記ケーブルシースの表面にノッチ部を形成せしめて長尺の光エレメント部を製造することを特徴とする光ファイバケーブルの製造方法。
  5. 複数の光ファイバ心線を介在体の周囲に時計方向回りと反時計方向回りの方向に一定間隔で撚り方向を交互に反転させて撚った後、次いで、緩衝層を被覆し、この緩衝層の近傍に平行で両脇に光エレメント用抗張力体を配置せしめ、この状態で前記緩衝層と各光エレメント用抗張力体とをケーブルシースで被覆すると共に前記各光エレメント用抗張力体を結んだ方向に対して直交した方向の前記緩衝層の両側における前記ケーブルシースの表面にノッチ部を形成せしめて長尺の光エレメント部とし、この光エレメント部に、支持線をシースで被覆した長尺のケーブル支持線部が互いに平行に一体化されて光ファイバドロップケーブルを製造することを特徴とする光ファイバケーブルの製造方法。
  6. 前記緩衝層が発泡性樹脂であることを特徴とする請求項4又は5記載の光ファイバケーブルの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010128169A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバケーブル

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