JP2014211511A - 光ケーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】SZ撚スロット溝を有するスロットロッドに光ファイバテープ心線を収容したSZ撚TS型光ケーブルにおいて、マイクロベントロスやマクロベントロスを増加させずに良好な伝送特性を確保した状態で光ケーブルを細径化する。
【解決手段】本発明に係る光ケーブル1は、複数本の光ファイバ心線が並列に配置された複数枚の光ファイバテープ心線20と、光ファイバテープ心線20を1又は複数枚収容するためのSZ状に形成された複数条のスロット溝11aを有するスロットロッド11と、その周囲に巻き付けた上巻テープ13と、上巻テープ13で覆ったスロットロッド11の外側を被覆する外被14と、を備える。光ファイバテープ心線20は、隣り合う光ファイバ心線間の長手方向に連結部と非連結部が間欠的に形成されており、スロット溝11aの断面積に対する収容される光ファイバテープ心線20の断面積から計算される占有率は35%以上60%以下とする。
【選択図】図2A

Description

本発明は、光ケーブルに関し、より詳細には、光ファイバテープ心線をSZ撚りのスロット溝を有するスロットロッドに収容したSZ撚TS(テープスロット)型の光ケーブルに関する。
近年の映像配信、IP(Internet Protocol)電話、データ通信等のブロードバンドサービスの拡大により、光ファイバによる家庭向けのデータ通信サービス(FTTH:Fiber To The Home)の加入者が増加している。このFTTHでは、幹線光ファイバケーブルからドロップ光ケーブルを用いて加入者宅等に引き落とされる。
しかし、光ファイバを加入者宅等に引き落とすには、複数本の光ファイバ心線が並列に配置された光ファイバテープ心線(以下、テープ心線ともいう)を、最終的に単心の光ファイバ心線に分離(分岐)する必要がある。これに対応するために、例えば、特許文献1に記載の光ケーブルには、隣り合う光ファイバ心線同士を長手方向に間欠的に連結することにより光ファイバ心線の単心分離を容易にしたテープ心線(以下、間欠テープ心線という)が収容されている。
また、特許文献1に記載の光ケーブルは、その間欠テープ心線の収容のために、SZ状に形成された複数条のスロット溝(つまりSZ撚スロット溝)を持ったスロットロッド(スペーサともいう)を備えている。
SZ撚スロット溝を持ったスロットロッドを備え、テープ心線(間欠テープ心線に限らない)を収容する光ケーブルは、SZ撚TS型光ケーブルと呼ばれる。このSZ撚TS型光ケーブルは、一般的に、4心又は8心の光ファイバ心線をテープ状に一括化されたテープ心線を積層し、テープ心線が一塊のスタック状となりスロット溝内に収容されている。
特開2011−232733号公報
SZ撚TS型光ケーブルのスロット溝内のテープ心線の収容状態は、スロット溝の長手方向の軌跡がSZ方向にカーブしているため、カーブ毎にスタック状のまま左右に回転しながら収容される。
従って、SZ撚TS型光ケーブルのスロット溝寸法の設計時には、スロット溝の側壁から外圧を受けないように、スタック状のテープ心線が自由に回転できるスペースを確保しないと、マイクロベンドやマクロベンドを受けて光ファイバ心線の伝送特性が悪化することになる。すなわち、光ケーブルにおいてテープ心線を伝送特性を確保してSZ撚スロット溝に収容するためには、テープ心線の寸法に対してスロット溝が一定以上のスペースを持つように設計する必要がある。
そのため、従来の光ケーブルでは、図4を参照しながら本発明との比較例として後述するように、スロット溝の断面積に対する収容テープ心線の断面積から計算される占有率が、少なくとも35%より小さい値になるように設計していた。
一方で、スロットロッドを細径化することで光ケーブルを細径化することが求められている。
しかしながら、伝送特性確保のために従来採用されているようなスロット溝の寸法を確保したスロットロッドに対し、細径化を図ろうとすると、スロットロッドにおいてスロット溝を形成し他のスロット溝との区分を行うためのリブ(スロットリブ)の厚みが細くなり、光ケーブルの機械強度が低下してしまう。従って、伝送特性を確保してのスロットロッドの細径化には限界がある。
上述のように、従来のSZ撚TS型光ケーブルは、テープ心線をスロット溝内へ収容する際、光ファイバ心線の伝送特性を確保するために、溝内に収容するテープ心線の嵩に対して一定以上の寸法余地を持ったスロット溝寸法を確保する必要があり、一方で光ケーブルの機械強度を確保するためにスロットリブの厚みが必要であることなどを考慮すると、スロットロッド、光ケーブルの細径化や軽量化に限界がある。
本発明は、上述のような実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、SZ撚スロット溝を有するスロットロッドに光ファイバテープ心線を収容したSZ撚TS型光ケーブルにおいて、マイクロベントロスやマクロベントロスを増加させずに良好な伝送特性を確保した状態で光ケーブルを細径化することにある。
本発明に係る光ケーブルは、複数本の光ファイバ心線が並列に配置された複数枚の光ファイバテープ心線と、その光ファイバテープ心線を1又は複数枚収容するためのSZ状に形成された複数条のスロット溝を有するスロットロッドと、そのスロットロッドの周囲に巻き付けた上巻テープと、その上巻テープで覆ったスロットロッドの外側を被覆する外被と、を備えている。そして、上記光ファイバテープ心線は、隣り合う光ファイバ心線間の長手方向に連結部と非連結部が間欠的に形成されており、上記スロット溝の断面積に対する収容される上記光ファイバテープ心線の断面積から計算される占有率は、35%以上60%以下である。
本発明によれば、SZ撚スロット溝を有するスロットロッドに光ファイバテープ心線を収容したSZ撚TS型光ケーブルに対して、マイクロベントロスやマクロベントロスを増加させずに良好な伝送特性を確保した状態で細径化を図ることができる。
本発明に係る光ケーブルに用いられるスロットロッドの一例を示す図である。 本発明に係る光ケーブルの一例を示す断面図である。 本発明に係る光ケーブルの一例を示す断面図である。 本発明に係る光ケーブルの一例を示す断面図である。 本発明に係る光ケーブルの一例を示す断面図である。 図2A〜図2Dの光ケーブルのスロット溝に収容する光ファイバテープ心線の一例を示す図である。 図3Aの光ファイバテープ心線の長手方向に垂直な断面図である。 本発明に係る光ケーブルの伝送特性及び機械特性、並びに従来の光ケーブルの伝送特性及び機械特性の試験結果を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る光ケーブルについて説明する。
まず、図1及び図2A〜図2Dを参照しながら、本発明に係る光ケーブル及びその光ケーブルに用いられるスロットロッドの一例を説明する。
図1及び図2Aに示すように、本発明に係る光ケーブル1は、SZ撚TS型光ケーブルであり、複数枚の光ファイバテープ心線(以下、テープ心線という)20と、スロットロッド11と、スロットロッド11の周囲に縦添え又は横巻きで巻き付けた上巻テープ(押さえ巻きテープともいう)13と、上巻テープ13で覆ったスロットロッド11の外側を被覆する外被14と、を備える。
スロットロッド11は、鋼線、鋼撚線等からなるテンションメンバ12が中心部に埋設され、外面側にSZ状に形成された複数条のスロット溝11aを有するプラスチック等の樹脂製のロッドである。スロット溝11aは、テープ心線20を1又は複数枚収容するため溝であり、図2Aでは、5条のスロット溝11aを有する例を挙げている。
スロットロッド11は、スロット溝11aを形成して他のスロット溝11aとの区分を行うためにスロットリブ11bを有する。つまり、スロット溝11aは、隣り合うスロットリブ11b間の溝である。また、スロット溝11aの形状としては、U字型を挙げているが、これに限ったものではなく、テープ心線20が回転し易い形状であればよい。
また、所定のスロット溝11aの位置を識別するために、そのスロット溝11aを区分している所定のスロットリブ11bにV字状、矩形状、U字状など種々の断面形状の着色樹脂11c,11dを付着させておいてもよい。
テープ心線20の収容形態としては、複数枚を積層して収容するようにしてもよいし、テープ心線20を幅方向に折り曲げて1又は複数枚収容するようにしてもよい。特に、本発明ではテープ心線20として間欠テープ心線を用いるため、後者の収容方法でも十分に対応できる。
図2Aでは、テープ心線20が4心であり、3層に積層されてスロット溝11aに収容されている例を挙げて説明している。また、スロット溝11a内のテープ心線20の収容状態は、スロット溝11aの長手方向の軌跡がSZ方向にカーブしているため、図2A〜図2Dにおいて矢印で示すようにカーブ毎にスタック状のまま左右に回転しながら収容される。なお、図2A,図2B,図2C,図2Dには、それぞれ図1で示すスロットロッド11におけるA−A断面(反転部),B−B断面(S撚部),C−C断面(反転部),D−D断面(Z撚部)に対応する位置での光ケーブル1の断面を示している。
ここで、図2Aで示す反転部から図2Dで示す反転部までのピッチP、反転角度は、光ファイバ心線21の伝送特性を維持するために、それぞれ例えば350mm〜500mm程度、280〜320°の範囲としておく。上記の反転角度とは、回転ダイが反転してから次に反転するまでの間に形成されるSZ撚スロット溝11aに対応するスロットロッド断面上の中心角度を指す。なお、回転ダイはSZ撚スロット溝11aを形成するために用いられる押出成形機のヘッド部に搭載されるものである。
なお、図2A〜図2Dでは、テープ心線20の断面図において一部の光ファイバ心線21で色付けして図示しているが、これは長手方向位置による断面の遷移(3層のテープ心線20の回転状態)をより分かり易くするために過ぎず、色付けで図示したものとそうでないものとで実際に異なる成分や断面形状を持つ光ファイバ心線21を採用したものではない。
また、上巻テープ13は、一般に不織布をテープ状に形成したものが用いられるか、或いはPET等の基材と不織布とを貼り合わせたもの等が用いられる。なお、スロットロッド11の外周に図示しない粗巻き紐を巻き付けた後に上巻きテープ13を巻き付けてもよい。外被14は、ポリエチレン等の樹脂でなり、押出し成形で形成される。
次に、図3A,図3Bを参照しながらテープ心線20の具体例を説明する。図3Aは、スロット溝11aに収容するテープ心線20の一例を示す図で、4心間欠テープ心線20を幅方向に開いた状態を示す図である。また、図3Bは、図3Aの4心間欠テープ心線20の長手方向に垂直な断面図で、4心間欠テープ心線20を幅方向に閉じた状態の図3AにおけるB−B断面を示す図である。
図3Aで例示する間欠テープ心線20は、間欠構造を持つ4本の光ファイバ心線21からなる間欠テープ心線(以下、4心間欠テープ心線ともいう)である。すなわち、4心間欠テープ心線20は、4本の光ファイバ心線21が並列に配置され(つまり平行一列に配列され)、隣り合う光ファイバ心線21の間の長手方向に連結部22と非連結部23が間欠的に形成されている。
図3A,図3Bでは、4心間欠テープ心線(4心の間欠接着テープ)で例示しているが、光ファイバ心線21の心数Nは2以上であればよい。なお、テープ心線の心数Nとしては、一般的に偶数が採用されるが、奇数であってもよい。
また、光ファイバ心線21は、ガラスファイバにファイバ被覆を施した光ファイバ素線とも言われているもの、或いは、そのファイバ被覆の外面に着色層を施したものを含めた単心の光ファイバ(光ファイバ単心線)である。
光ファイバ心線21は、そのガラス径が略125μm、間欠テープ心線20におけるテープ被覆層を除く光ファイバ心線の被覆(ファイバ被覆)の外径が190μm以上220μm以下であることが好ましい。これにより、心線間のピッチを250μm程度とした間欠テープ心線20が製造でき、光ケーブルの細径化も図れる。但し、光ファイバ心線21の外径は200μm程度に限らず、他の外径サイズを採用してもよく、例えば光ファイバ心線21の被覆径が250μm前後であってもよい。また、心線の識別性を持たせるために着色層を施した光ファイバ心線の外径は、例えば、光ファイバ心線の被覆径を約200μmとすると約205μmとなる。
そして、図3Bに示したように、光ファイバ心線21の周囲には、紫外線硬化樹脂等によるテープ被覆24が形成されている。連結部22では、隣り合う光ファイバ心線21のテープ被覆24が連なっており、非連結部23では、隣り合う光ファイバ心線21のテープ被覆24が連結されておらず、分離された状態となっている。なお、図3Bでは、各光ファイバ心線21の全周をテープ被覆24で覆われた例を挙げているが、隣接する光ファイバ心線21間は直接に接し、テープ被覆で覆われていない形態のものであってもよい。
また、テープ幅方向で見ると、連結部22と非連結部23とが交互に配される部分と、非連結部23だけが配される部分とが、長手方向に所定のピッチで交互に現れるような例を挙げている。但し、連結部22と非連結部23の配置のパターンはこの例に限ったものではない。また、図3Aでは、より好ましい例として、幅方向に中央に位置する2番線と3番線との境界に対して線対称となるような間欠パターンを挙げて説明するが、これに限ったものではない。無論、連結部22の断面形状やその連結方法は問わない。
4心間欠テープ心線20のような間欠テープ心線は、既知の製造方法で製造できる。例えば、第1の方法は、連結部となる位置だけ樹脂を付与する方法である。この方法では、隣り合う光ファイバ心線間の長手方向に所定長だけ接着性樹脂又は被覆樹脂が付与された連結部と、所定長だけ接着性樹脂又は被覆樹脂が付与されていない非連結部とを交互に形成する。また、第2の方法は、複数本の光ファイバ心線の全長に紫外線硬化樹脂を塗布した後、長手方向に間欠的に紫外線(UV)照射を行い、紫外線硬化樹脂の硬化部分(連結部)と未硬化部分(非連結部)とを交互に形成する方法である。また、第3の方法は、まずテープ心線を形成し、そのテープ心線の共通被覆の長手方向にカッター刃で切り込みを形成し、連結部と非連結部とを交互に形成する方法である。
そして、本発明の主たる特徴として、光ケーブル1は、上述したようにテープ心線20に間欠構造を採用すると共に、スロット溝11aの断面積に対する収容されるテープ心線20の断面積から計算される占有率(つまり、テープ心線総断面積/スロット溝断面積)を35%以上60%以下としている。なお、テープ心線総断面積には、基本的に連結部22のテープ被覆24による断面積も含まれる。
スロット溝11aの寸法の下限が35%であること、つまり上記占有率が35%以上であることで、従来品よりも細径化及び軽量化を実現することができる。
また、狭隘化によってもスロット溝11aの寸法の上限が60%(つまり上記占有率が60%以下)であれば、リブ強度を保てると共に、光ファイバ心線21が単体でスロット溝11a内である程度自由に動く構造であるため、スロット溝11aの側壁から受ける外圧が軽減され、マイクロベントロスやマクロベントロスを増加させずに良好な伝送特性を確保することができる。
なお、ピッチP及び反転角度の値を挙げたが、これらの値は例示したものに限ったものではなく、本発明の光ケーブル1は、同じピッチP及び反転角度の値において、占有率が35%よりも低い従来の光ケーブルに比べて細径化及び軽量化が実現できる。
次に、図4を参照しながら、本発明に係る光ケーブルの伝送特性及び機械特性の試験結果について説明し、比較のために従来の光ケーブルの伝送特性及び機械特性の試験結果について説明する。
従来の非間欠構造のテープ心線として、以下の試料No.P−1〜P−4の条件で伝送特性及び機械特性を確認した。
試料No.P−1は、24心型であり、3つのスロット溝(つまり3溝)、4心テープ心線を1溝当たり2枚収容し、占有率は22%とした。試料No.P−2は、60心型であり、5溝、4心テープ心線を1溝当たり3枚収容し、占有率は32%とした。試料No.P−3は、100心型であり、5溝、4心テープ心線を1溝当たり5枚収容し、占有率は29%とした。試料No.P−4は、60心型であり、5溝、4心テープ心線を1溝当たり3枚収容し、占有率は35%とした。
確認の結果、試料No.P−1〜P−3については伝送特性及び機械特性共に良好であったが、試料No.P−4のようにスロット溝寸法を狭隘化して細径化を実施することで占有率を35%まで上げた結果、テープ心線がスロット溝より側圧を受け、伝送特性が不良となった。このように、従来の光ケーブルでは、スロット溝の断面積に対する収容テープ心線の断面積から計算される占有率が少なくとも35%より小さい値(この試験結果では32%以下)になるように設計している。
このように従来構造のテープ心線では伝送特性を確保できなかった狭隘な寸法でスロット溝を設計し、試料No.A−1〜A−8として、間欠テープ心線を収容することによる伝送特性の良否及び機械特性の良否を確認した。間欠テープ心線での各試料は、従来の光ケーブルにおいて占有率が最も高い60心型と比較するような設計とした。リブ強度が十分あり良好な機械特性が確保されるリブ寸法設計することを前提とし、スロット溝寸法を狭隘化することによるスロットの細径化を実施した。
具体的には、試料No.A−1は、24心型であり、3溝、4心テープ心線を1溝当たり2枚収容し、占有率は35%とした。試料No.A−2は、60心型であり、5溝、4心テープ心線を1溝当たり3枚収容し、占有率は35%とした。試料No.A−7は、60心型であり、5溝、4心テープ心線を1溝当たり3枚収容し、占有率は60%とした。試料No.A−8は、60心型であり、5溝、4心テープ心線を1溝当たり3枚収容し、試料No.A−7より狭隘化して、占有率は65%とした。試料No.A−3〜A−6は、試料No.A−1,A−2から試料No.A−7までの間の占有率とした。
確認の結果、試料No.A−1〜A−7については伝送特性及び機械特性(リブ強度)共に良好であった。これに対し、試料No.A−8では、テープ心線の占有率が65%であるが、伝送特性及び機械特性が共に不良となった。
以上のことから、本発明のように間欠テープ心線をSZ撚スロット溝に35%以上60%以下の占有率で格納した場合には、伝送特性及び機械特性が共に良好になることが分かる。
1…光ケーブル、11…スロットロッド、11a…スロット溝、11b…スロットリブ、11c,11d…着色樹脂、12…テンションメンバ、13…上巻テープ、14…光ケーブルの外被、20…間欠テープ心線(テープ心線)、21…光ファイバ心線、22…連結部、23…非連結部、24…テープ被覆。

Claims (1)

  1. 複数本の光ファイバ心線が並列に配置された複数枚の光ファイバテープ心線と、該光ファイバテープ心線を1又は複数枚収容するためのSZ状に形成された複数条のスロット溝を有するスロットロッドと、該スロットロッドの周囲に巻き付けた上巻テープと、該上巻テープで覆った前記スロットロッドの外側を被覆する外被と、を備えた光ケーブルであって、
    前記光ファイバテープ心線は、隣り合う前記光ファイバ心線間の長手方向に連結部と非連結部が間欠的に形成されており、
    前記スロット溝の断面積に対する収容される前記光ファイバテープ心線の断面積から計算される占有率は、35%以上60%以下である、光ケーブル。
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