JP2004205421A - 流量計 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常の接続方向とは逆に接続された場合であっても、逆接続を判定し適正な使用ができる流量計を提供する。
【解決手段】流量算出手段21は、流量センサ3取得した信号からガスの流方向を判定し、ガスが順方向に流れている場合は流量の絶対値に負の符号を付けた流量を算出し、逆方向に流れている場合は流量の絶対値に負の符号を付けた流量を算出する。
逆接続判定手段22は、流量算出手段21が算出した流量を積算し、積算を行った時間を測定する。そして、所定時間内における積算流量が所定値以下となった場合に逆接続と判定する。
流量符号切替手段23は、逆接続と判定された場合には、流量算出手段21が出力した流量の正負を切替えて(つまり、流量の符号が正の場合には負に、符号が負の場合には正にする)出力する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスメータや水道メータ等、主として取引用に用いられる流量計において、本来の接続方向とは逆に接続された場合であっても、逆接続を判定し適正な使用ができる流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来取引用として用いられるガスメータにおいて、ガスメータ内のガス逆流を検知して、遮断等の保安処置を行っていた。(例えば、特許文献1参照)
従来取引用として用いられるガスメータの構成例を図6に示す。
【0003】
図6に示すように、ガスメータ1は、コントローラ2、流量センサ3、外部センサ4、遮断弁5、及び表示部6からなり、さらに通信装置7に接続される。
【0004】
コントローラ2は、流量算出手段21、保安手段24、及び使用量積算手段25とからなり、流量センサ3、外部センサ4からの信号を処理する。流量センサ3はガスの流れ方向と流量に応じた信号をコントローラ2に送る。外部センサ4としては、地震を検出する感震器や圧力値を測定する圧力センサなどがあり、これらのセンサからの信号はコントローラ2に入力される。遮断弁5は、流量センサ3の上流側又は下流側に取り付けられ、コントローラ2からの信号によりガスの供給を停止する機能を持つ。表示部6は、流量積算値等の信号をコントローラ2から受け取り表示する。通信装置7は、ガスメータ1の各種情報を読み出す機能を持つ。
【0005】
コントローラ2における流量算出手段21は、周期的に流量センサ3から取得したガスの流れ方向と流量に応じた信号からガスの流れている方向を判定し、ガスが順方向に流れている場合は流量の絶対値に負の符号を付けた流量(以降「正の流量」という)を算出し、逆方向に流れている場合は流量の絶対値に負の符号を付けた流量(以降「負の流量」という)を算出する。
【0006】
保安手段24は、流量算出手段21が算出した流量からガスの異常使用がないか監視すると共に、外部センサ4の状態により地震や圧力低下などの異常の有無を監視する。そして、ガスの異常使用、あるいは、地震や圧力低下などの異常を検出した場合には、遮断弁5を閉じてガスの供給を停止し、発生した異常の種類を示す表示を表示部6に行い、異常の発生を通信装置7に通報する。
【0007】
使用量積算手段25は、流量算出手段21が算出した流量からガス使用量を積算し、積算したガス使用量を表示部25に表示する。また、積算したガス使用量は通信装置7からを読み出すことができる。
【0008】
図7は、従来の技術の流量処理フロー図である。
【0009】
流量処理は一定周期で行われる。まず、流量センサ3からガスの流れ方向と流量に応じた流量信号を取得する(ST61)。次いで、ガスの流れ方向が順方向か否かを判断する(ST62)。そして、ガスの流れ方向が順方向であるときは正の流量を算出し(ST63)、逆方向のときは負の流量を算出し(ST64)、その値に基づいてガス使用量を積算する(ST65)。そして、ガス使用量の積算において積算量がある負の値以下になったときガスメータは逆に接続されていると判断し、保安処理として遮断弁5を閉じることによりガス遮断を行う(ST66)。
【0010】
【特許文献1】
特開2001−296161号公報(第2−5頁、第5図)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来技術においては、流量センサ3から取得した信号から、ガスの流れ方向が逆方向であり、ガスの使用量の積算値がある値以下(ある負の値以下。ガスが逆方向に流れている場合、使用量の積算値は負の値となる)になったときは、ガスメータは逆に接続されていると判定し、遮断弁5を閉じていた。このため、ガスメータが逆に接続されていると判定された場合は、その後、ガスメータを正しく接続し直さなければ正常にガスを使用することができなかった。また、正しく接続されていたガスメータが何らかの理由で逆に接続変更された場合に、接続変更された時点を特定することができなかった。
【0012】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、ガスメータや水道メータ等、主として取引用に用いられる流量計が通常の接続方向とは逆に接続された場合に、接続状況を判定し、逆接続と判定された場合は流量符号を反転させることで、逆接続状態であっても、接続変更することなく正しい流量計測を継続させ、または、逆接続に変更された時点における積算値あるいはその時点を特定する流量計の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る流量計は、被計測流体配管に接続し、一方の接続口から他方の接続口に被計測流体を通過させ、該流体の流れ方向及び流量を計測する流量計であって、前記被計測流体が前記流量計内を所定の方向に流れているときは、流量の絶対値に正の符号を付けた流量を算出し、前記被計測流体が前記流量計内を所定の方向と逆方向に流れているときは、流量の絶対値に負の符号を付けた流量を算出する流量算出手段と、前記被計測流体が前記流量計内を所定の方向とは逆方向に流れているときは、当該流量計が逆に接続されていると判定する逆接続判定手段と、前記逆接続判定手段が、前記流量計を逆接続と判定したときは、前記流量算出手段により算出された流量の符号の正負を切り換える流量符号切換手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】
このように本発明に係る流量計によれば、流量計が通常の接続方向とは逆に接続された場合には、逆接続と判定し、流量符号を反転させるので、逆接続状態であっても、接続変更することなく正しい流量計測を継続することができる。
【0015】
また、本発明に係る流量計は、被計測流体配管に接続し、一方の接続口から他方の接続口に被計測流体を通過させ、該流体の流れ方向及び流量を計測する流量計であって、前記被計測流体が前記流量計内を所定の方向に流れているときは、流量の絶対値に正の符号を付けた流量を算出し、前記被計測流体が前記流量計内を所定の方向と逆方向に流れているときは、流量の絶対値に負の符号を付けた流量を算出する流量算出手段と、前記流量算出手段により算出された流量を積算する流量積算手段と、前記被計測流体が前記流量計内を所定の方向とは逆方向に流れているときは、当該流量計が逆に接続されていると判定する逆接続判定手段と、前記逆接続判定手段が、前記流量計を逆接続と判定したときは、逆接続と判定した時点における流量積算量と判定時刻の少なくとも1つを記憶する記憶手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
このように、本発明に係る流量計によれば、流量計が通常の接続方向とは逆に接続されていると判定したときは、逆接続と判定した時点における流量積算量と判定時刻の双方あるいはどちらか一方を記憶するので、何らかの理由で流量計の接続変更が行われた場合に被計測流体の使用に対し適正な課金を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る流量計の一実施の形態について図1乃至図5を参照して詳細に説明する。なお、図6に示した従来の構成と同一構成には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0018】
図1は本発明の第1の実施の実施の形態における流量計の構成図である。
【0019】
第1の実施の形態は、被計測流体をガスとし、需要者が使用するガス使用量を取引用として計測するためのガスメータとして、本発明に係る流量計を適用したものである。
【0020】
本実施の形態において、ガスメータ1は、コントローラ2、流量センサ3、外部センサ4、遮断弁5、及び表示部6からなり、コントローラ2はさらに通信装置7に接続される。
【0021】
コントローラ2は、流量算出手段21、逆接続判定手段22、流量符号切換手段23、保安手段24、使用量積算手段25、及び記憶手段26とからなり、流量センサ3、及び外部センサ4からの信号を処理する。
【0022】
流量センサ3はガスの流れ方向と流量に応じた信号をコントローラ2に送る。外部センサ4としては、地震を検出する感震器や圧力値を測定する圧力センサなどがあり、これらのセンサからの信号はコントローラ2に入力される。
【0023】
遮断弁5は、流量センサ3の上流側又は下流側に取り付けられ、コントローラ2からの信号によりガスの供給を停止する機能を持つ。表示部6は、流量積算値等の信号をコントローラ2から受け取り表示する。通信装置7は、コントローラ2の各種情報を読み出すとともに、コントローラ2に対し各種設定や設定の解除を行う。
【0024】
図2は、本実施の形態におけるガス流れ方向を説明する図である。
【0025】
図2に示すように、ガス供給元から需要者にガスを供給するためのガス供給配管8中に、ガスメータが通常通りに接続されている場合、すなわち、ガス供給配管8をガスメータ1の接続口11Aに接続し接続口11Bから需要者にガスを供給している場合は、被計測流体であるガスは、ガスメータ内の流路11を接続口11Aから流量センサ3を経由して接続口11Bの方向に流れる。この場合のガスの流れ方向を順方向と称する。
【0026】
一方、ガスメータがガス供給配管中に通常とは逆に接続されている場合、すなわち、逆接続となっている場合は、ガス供給配管8はガスメータ1の接続口11Bに接続され、ガスは接続口11Aから需要者に供給される状態になっている。かかる場合、被計測流体であるガスは、ガスメータ内の流路11を接続口11Bから流量センサ3を経由して接続口11Aの方向に流れる。この場合のガスの流れ方向を逆方向と称する。流量センサ3はガスの流れ方向と流量に応じた信号をコントローラに送る。
【0027】
図1に示すように、コントローラ2における流量算出手段21は、流量センサ3から取得したガスの流れ方向と流量に応じた信号からガスの流れている方向を判定し、ガスが順方向に流れている場合は流量の絶対値に負の符号を付けた流量(以降「正の流量」という)を算出し、逆方向に流れている場合は流量の絶対値に負の符号を付けた流量(以降「負の流量」という)を算出する。
【0028】
逆接続判定手段22は、流量算出手段が算出した流量及びガスの流れ方向からガスメータ1が逆接続になっているかどうかを判定する。この場合、ガスメータ1がガス供給配管中に通常通りに接続されている場合であっても、ガス圧変動などによりガス流の脈動が発生したときは、ガスが逆方向に流れる(以下、逆流と称する)場合がある。従って、逆接続の判定では、脈動により逆流が発生したのか、ガスメータ1が逆に接続されているために逆流が発生したのかを区別する必要がある。
【0029】
そこで、逆接続判定手段22は、逆に接続されている状態で需要者がガスを使用した場合に発生する逆流が、脈動により発生する逆流に比べて長い時間継続することに着目し、次のようにして逆接続を判定する。すなわち、流量算出手段21が算出した流量を積算する(以下、積算流量と称する)と共に、積算を行った時間を測定する。そして、積算を行った時間が所定時間(例えば600秒)に到達するたびに積算流量と所定値(例えば−5リットル、逆流している場合は流量は負の値となる)とを比較し、積算流量が所定値以下となった場合に逆に接続されていると判定する。
【0030】
ここでは、逆接続の判定方法として、積算を行った時間が所定時間に到達するたびに積算流量と所定値とを比較することとしたが、「積算を行った時間」を「積算を行った回数」としても良い、すなわち、積算を行った回数を計数し、積算を行った回数が所定回数に到達するたびに積算流量と所定値とを比較し、積算流量が所定値以下となった場合に逆接続と判定することとしても良い。あるいは、所定時間連続して流量値が所定値以下となった場合に逆接続と判定することとしても良い。さらに、積算を行うたびに流量が所定の値以下であるという状態が所定の積算回数連続して発生した場合に、逆接続と判定することとしても良い。また、これらの所定時間、所定積算回数、積算流量の所定値、及び流量の所定値は通信装置7から設定可能となっている。
【0031】
流量符号切替手段23は、逆接続判定手段22がガスメータが通常通り接続されていると判定した場合には流量算出手段21が算出した流量を出力し、逆接続と判定した場合には、流量算出手段21が出力した流量の正負を切替えて(つまり、流量の符号が正の場合には負に、符号が負の場合には正にする)出力する。ここで、ガスメータ1は、需要者が消費するガス使用量を計測するために用いるものだから、流量符号切替手段23が出力した流量は、需要者におけるガス使用量を意味する。
【0032】
保安手段24は、流量符号切替手段23が出力した流量、すなわち需要者におけるガス使用量から、ガスの異常使用がないかを監視し、例えば、ガス使用量が過大となったとき遮断弁5を閉としガスの供給を停止し、「ガス使用量過大」を示す表示を表示部6に行い、「ガス使用量過大」の発生を通信装置7に通報する。また、外部センサの状態により地震や圧力低下などの異常の有無を監視し、ガスの異常使用、地震や圧力低下などの異常を検出した場合には、遮断弁を閉じてガスの供給を停止し、発生した異常の種類を示す表示を表示部に行い、異常の発生を通信装置7に通報する。さらに、逆接続判定手段22が逆接続であると判定した場合に、遮断弁を閉じてガスの供給を停止し、逆接続を示す表示を表示部に行い、逆接続の発生を通信装置7に通報することも可能である。このとき、通信装置7は、その後、逆接続の判定を解除することができる。また、通信装置7は逆接続判定手段22が逆接続であると判定した場合に、ガスの供給を停止させずに、逆接続を示す表示を表示部6に行い、逆接続の発生を通信装置7に通報することを選択することもできる。
【0033】
使用量積算手段25は、流量符号切替手段23が出力した流量からガス使用量を積算し、積算したガス使用量を表示部に表示する。また、積算したガス使用量は通信装置7から読み出すことができる。
【0034】
記憶手段26は、逆接続判定手段22が逆接続と判定したとき、逆接続と判定した時点におけるガス使用量の積算値及び逆接続と判定した時刻を記憶する。また、記憶手段26に記憶されたガス使用量の積算値及び時刻は通信装置7から読み出すことができる。
【0035】
図3は本実施の形態における流量処理フロー図である。
【0036】
図3に示すように、まず、流量算出手段21は、流量センサから流量信号を取得する(ST11)。次いで、ガスが順方向に流れているかどうかを判定し、ガスが順方向に流れている場合は流量の絶対値に負の符号を付けた流量(正の流量)を算出し(ST13)、逆方向に流れている場合は流量の絶対値に負の符号を付けた流量(負の流量)を算出する(ST14)。
【0037】
続いて、正の流量及び負の流量に基づき逆接続を判定し(ST15、ST16)、逆接続状態と判定された場合は、流量の正負を切替え、つまり、流量の符号が正の場合には負に、符号が負の場合には正にした上で(ST17)、ガス使用量の積算を行う(ST18)。一方、逆接続状態でないと判定された場合は、そのままの正の流量及び負の流量に基づきガス使用量の積算を行う(ST16,ST18)。なお、逆接続の判定フローについては後述する。
【0038】
次いで、上記処理を行った流量に基づきガスの異常使用がないかどうかを監視し、例えば、ガス流量が過大となったとき遮断弁5を閉としガスの供給を停止する等の保安処理を行う(ST19)。
【0039】
次に、逆接続の判定について図4を参照して説明する。
【0040】
図4は、逆接続の判定フロー図である。
【0041】
逆接続の判定処理は周期的に行う。図4に示すように、まず、算出された正の流量及び負の流量の数値を読み込みそれまでの積算流量に今回読み込んだ数値を加算することで流量の積算を行う(ST31)。次いで、積算流量をゼロクリアした後に逆接続の判定処理を開始してから現在までの積算時間を計測する(ST32)。なお、逆接続の判定における流量の積算はある周期で行われるので積算時間を計測する代わりに、積算流量をゼロクリアした後に逆接続の判定処理を開始してから現在までの積算回数を計測しても良い。
【0042】
続いて、積算流量をゼロクリアした後に逆接続の判定処理を開始してからの時間が所定時間(例えば600秒)を経過しているかどうかを判定する(ST33)。所定時間を経過していなければ、逆接続判定処理は終了する。所定時間を経過していれば、積算流量が所定値(例えば−5リットル)以下であるかどうかを判定し(ST34)、所定値以下であれば、逆接続状態とし(ST35)、逆接続と判定された時刻とその時点におけるガス使用量の積算値を記憶する(ST36)。なお、ST36において、逆接続と判定された時刻とその時点におけるガス使用量の積算値を記憶することとしたが、時刻またはガス使用量の積算値のどちらか一方を記憶することとしても良い。
【0043】
積算流量が所定値以下でない場合は、そのままの状態で積算流量をゼロクリアして(ST34,ST37)、逆接続判定処理は終了する。なお、ST32で、積算回数を計測するとした場合は、ST33において、積算回数が所定の回数(例えば600回)を越えているかどうかを判定することとなるが、その後の処理フローは同じである。
【0044】
このように第1の実施の形態によれば、ガスメータ1が通常の接続方向とは逆に接続されている場合は、逆接続と判定し、流量符号を反転させるので、逆接続状態であっても、接続変更することなく正しい流量計測を継続することができる。
【0045】
つまり、ガスメータ1が逆接続されている場合において、流量符号を反転する機能を持たない場合は、負の流量が算出されるため、実際にはガスが使用されているにもかかわらずガス使用量の積算値が増加しないため、ガス料金の課金が適正に行われなくなる。同様に、ガス使用量が過大になるなどの、ガスの異常使用があったとしてもそれを検知できないため、ガス遮断や警報が適正に行われなくなり、不安全なまま使用される恐れがある。
【0046】
本実施の形態では、ガスメータ1が逆接続された場合、流量符号を反転させるので、ガスメータ1の接続状態を変更することなく、逆接続状態のままで、ガス使用量の積算、あるいは、ガス使用量が過大となったときのガス遮断や警報が適正に行われることになる。
【0047】
また、ガスメータ1が逆接続と判定されたときは、記憶手段26は逆接続と判定された時点におけるガス使用量の積算値と判定時刻を記憶するので、例えば需要者が故意にガスメータの逆接続を行った場合であっても、ガスの使用に対し適正な課金を行ったり、逆接続を行った時刻以降のガス使用に対しペナルティーを課したりすことができる。
【0048】
さらに、ガスメータ1が逆接続と判定されたときは、保安手段24は遮断弁5を閉じてガスの供給を停止しすることも可能なので、需要者に対して強制的にガスの使用を停止させることもできる。
【0049】
また、逆接続と判定され、需要者に対して強制的にガスの供給を停止した後、通信装置7から逆接続の判定を解除することができるので、その後、ガスメータが通常の方向に接続し直されたことを確認した後、逆接続の判定を解除すれば、ガスの供給が可能となる。
【0050】
さらに、逆接続判定手段は22は所定時間または所定積算回数内に積算された流量が所定値以下となった場合に逆接続と判定するので、ガス流の脈動により逆流が発生したときでも、正しく逆接続を判定することができる。
【0051】
また、逆接続判定に必要な積算流量の所定値、流量の所定値、所定時間、及び所定積算回数を通信装置7から設定することができるので、脈動の発生状況に応じて設定値を容易に変更することができる。
【0052】
なお、第1の実施の形態において、逆接続と判定された場合は、流量符号切換手段23により流量符号を反転させるが、流量符号切換手段23を含まない実施の形態も可能である。
【0053】
以下に、第1の実施の形態から流量の正負を切り換える流量符号切換手段23を除いた第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態において、流量計1の構成及び各構成要素の機能は第1の実施の形態から、流量符号切替え手段23を除いたものとなる(図1参照)。
【0054】
図5は、第2の実施の形態における流量処理フロー図である。図5に示すように、まず、流量算出手段21は、流量センサから流量信号を取得する(ST21)。次いで、ガスが順方向に流れているかどうかを判定し(ST22)、ガスが順方向に流れている場合は流量の絶対値に負の符号を付けた流量(正の流量)を算出し(ST23)、逆方向に流れている場合は流量の絶対値に負の符号を付けた流量(負の流量)を算出する(ST24)。
【0055】
続いて、正の流量及び負の流量に基づき逆接続を判定し(ST25)、ガス使用量の積算を続ける(ST26)。
【0056】
なお、逆接続の判定フローは第1の実施の形態における場合と同様であるため、逆接続と判定された時刻とその時点におけるガス使用量の積算値が記憶される(図4参照)。
【0057】
このように第2の実施の形態によれば、ガスメータ1が逆接続と判定されたときは、記憶手段26が逆接続と判定された時点におけるガス使用量の積算値と判定時刻を記憶するので、例えば需要者が故意にガスメータの逆接続を行った場合であっても、ガスの使用に対し適正な課金を行ったり、逆接続を行った時刻以降のガス使用に対しペナルティーを課すことができる。
【0058】
以上は、本発明をガスメータに適用した場合の実施の形態について説明したものであるが、本発明の適用範囲はガスメータに留まるものでなく、水道メータ等、主として取引用に用いられる流量計すべてに適用可能であることはいうまでもない。
【0059】
【発明の効果】
ガスメータや水道メータ等、主として取引用に用いられる流量計が通常の接続方向とは逆に接続された場合に、逆接続と判定し、流量符号を反転させるので、逆接続状態であっても、接続変更することなく正しい流量計測を継続することができ、流量の積算、流量が過大となったときの遮断や警報を適正に行うことができる。
【0060】
また、逆接続に変更された時点における流量積算値あるいはその時点を特定するので、例えば需要者が故意に流量計の逆接続を行った場合であっても、その使用に対し適正な課金を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流量計の第1の実施の形態における構成図である
【図2】ガス流れ方向の説明図である
【図3】第1の実施の形態における流量処理フロー図である
【図4】逆接続判定フロー図である。
【図5】第2の実施の形態における流量処理フロー図である
【図6】従来のガスメータ構成図である。
【図7】従来の流量処理フロー図である。
【符号の説明】
1 ガスメータ
2 コントローラ
3 流量センサ
4 外部センサ
5 遮断弁
6 表示部
7 通信装置
21 流量算出手段
22 逆接続判定手段
23 流量符号切替え手段
24 保安手段
25 流量積算手段
26 記憶手段

Claims (13)

  1. 被計測流体配管に接続し、一方の接続口から他方の接続口に被計測流体を通過させ、該流体の流れ方向及び流量を計測する流量計であって、
    前記被計測流体が前記流量計内を所定の方向に流れているときは、流量の絶対値に正の符号を付けた流量を算出し、前記被計測流体が前記流量計内を所定の方向と逆方向に流れているときは、流量の絶対値に負の符号を付けた流量を算出する流量算出手段と、
    前記被計測流体が前記流量計内を所定の方向とは逆方向に流れているときは、当該流量計が逆に接続されていると判定する逆接続判定手段と、
    前記逆接続判定手段が、前記流量計を逆接続と判定したときは、前記流量算出手段により算出された流量の符号の正負を切り換える流量符号切換手段と、
    を備えることを特徴とする流量計。
  2. 前記逆接続判定手段が、前記流量計を逆接続と判定したときは、前記流量符号切換手段により流量の符号の正負を切り換えた後の流量により流量の積算を行う流量積算手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の流量計。
  3. 前記逆接続判定手段が、前記流量計を逆接続と判定したときは、逆接続と判定した時点における流量積算量と判定時刻の少なくとも1つを記憶する記憶手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の流量計。
  4. 被計測流体配管に接続し、一方の接続口から他方の接続口に被計測流体を通過させ、該流体の流れ方向及び流量を計測する流量計であって、
    前記被計測流体が前記流量計内を所定の方向に流れているときは、流量の絶対値に正の符号を付けた流量を算出し、前記被計測流体が前記流量計内を所定の方向と逆方向に流れているときは、流量の絶対値に負の符号を付けた流量を算出する流量算出手段と、
    前記流量算出手段により算出された流量を積算する流量積算手段と、
    前記被計測流体が前記流量計内を所定の方向とは逆方向に流れているときは、当該流量計が逆に接続されていると判定する逆接続判定手段と、
    前記逆接続判定手段が、前記流量計を逆接続と判定したときは、逆接続と判定した時点における流量積算量と判定時刻の少なくとも1つを記憶する記憶手段と、
    を備えることを特徴とする流量計。
  5. 前記逆接続判定手段が、前記流量計を逆接続と判定したときは、前記流量符号切換手段により流量の符号の正負を切り換えた後の流量が所定の値を超えたとき、前記被計測流体の遮断を行う保安手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の流量計。
  6. 前記逆接続判定手段が前記流量計を逆接続と判定したときに前記被計測流体を遮断する遮断手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載に記載の流量計。
  7. 前記逆接続判定手段が前記流量計を逆接続と判定したときに警報を行う警報手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載に記載の流量計。
  8. 前記逆接続判定手段が前記流量計を逆接続と判定したときに被計測流体を遮断する遮断手段と、
    前記逆接続判定手段が当該流量計を逆接続と判定したときに警報を行う警報手段と、
    外部からの信号により前記遮断手段と前記警報手段とのいずれかを選択する選択手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の流量計。
  9. 前記逆接続判定手段が行った逆接続の判定を解除する逆接続判定解除手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の流量計。
  10. 前記逆接続判定手段は、所定時間内における被計測流体の積算流量が所定値以下となった場合に当該流量計を逆接続と判定することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の流量計。
  11. 前記逆接続判定手段は、所定積算回数における被計測流体の積算流量が所定値以下となった場合に当該流量計を逆接続と判定することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の流量計。
  12. 前記逆接続判定手段は、逆方向に流れる被計測流体の流量が所定時間連続して又は所定積算回数連続して、所定値以下となった場合に当該流量計を逆接続と判定することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の流量計。
  13. 前記逆接続判定手段が、逆接続判定のための条件として用いる前記所定時間、前記所定積算回数、前記積算流量の所定値及び前記流量の所定値の少なくとも1つは外部から設定可能であることを特徴とする請求項10乃至請求項12のいずれか1項に記載の流量計。
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